(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-23
(45)【発行日】2023-03-31
(54)【発明の名称】モバイルデバイスを介して外部デバイスを構成及び試験するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20230324BHJP
【FI】
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2021542225
(86)(22)【出願日】2019-03-13
(86)【国際出願番号】 US2019022114
(87)【国際公開番号】W WO2020185225
(87)【国際公開日】2020-09-17
【審査請求日】2021-07-19
(73)【特許権者】
【識別番号】520155228
【氏名又は名称】ヒタチ ヴァンタラ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000279
【氏名又は名称】弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コリンズ,クリフォード
(72)【発明者】
【氏名】バレンズエラ, イエス
(72)【発明者】
【氏名】ハチュラ, ダイラン
(72)【発明者】
【氏名】ジュ, ジャニネ
【審査官】吉村 伊佐雄
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0199204(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0187807(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0061168(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08C13/00-25/04
H03J9/00-9/06
H04B7/24-7/26
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
H04Q9/00-9/16
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システム
を構成すべきデバイスにモバイルデバイスを接続し、第2の接続を介して、前記IoTシステムのホストサーバに前記モバイルデバイスを接続することであって、前記第1の接続と前記第2の接続とが異なることと、
前記モバイルデバイスが、前記IoTシステムへ前記構成すべきデバイスをプロビジョニングすることと、
前記第1の接続を介して、前記モバイルデバイスからのセンサデータを前記構成すべきデバイスに提供することと、
前記モバイルデバイスが前記第1の接続を介して前記構成すべきデバイスから前記構成すべきデバイスによる前記センサデータを用いた処理結果を受信することと、
インターフェースを介して、前記処理結果
が、予想される処理結果であるかを示す妥当性検査結果を提供することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の接続はBluetooth接続であり、前記第2の接続はセルラ接続であり、前記構成すべきデバイスを前記プロビジョニングすることは、
前記モバイルデバイスによって、前記セルラ接続を介して前記ホストサーバから認証トークンを取得することと、
前記Bluetooth接続を介して、前記構成すべきデバイスに前記認証トークンを提供して、前記構成すべきデバイスを前記IoTシステムに接続することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の接続を介して、前記モバイルデバイスから前記構成すべきデバイスに前記センサデータを提供することは、前記モバイルデバイスの1以上のセンサから、リアルタイムで前記センサデータを生成することを含み、前記センサデータは、加速度計データ、カメラ画像、ジャイロスコープデータ、
及び磁力計デー
タのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の接続を介して、前記ホストサーバから1つ以上の文書を取得することと、
前記第1の接続を介して、前記構成すべきデバイスに前記1つ又は複数の文書を提供することと、
前記モバイルデバイスが前記第1の接続を介して前記構成すべきデバイスから前記構成すべきデバイスによる前記1つ以上の文書を用いた処理結果を受信することと、
インターフェースを介して、前記処理結果
が、予想される処理結果であるかを示す妥当性検査結果を提供することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記インターフェースを介して、
前記処理結果が、予想される処理結果であるかを示す前記妥当性検査結果を、提供することは、
前記第1の接続を介して、前記モバイルデバイスが前記処理結果を受信すると、前記処理結果
をチャットインターフェースに提供することと、
前記妥当性検査
結果を示すインジケータを、前記チャットインターフェースの前記処理結果に提供することと
を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
プロセスを実行するための命令を記憶するコンピュータプログラムであって、前記命令は、
第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システム
を構成すべきデバイスにモバイルデバイスを接続し、第2の接続を介して、前記モバイルデバイスを前記IoTシステムのホストサーバに接続することであって、前記第1の接続と前記第2の接続とが異なることと、
前記モバイルデバイスが、前記IoTシステムへ前記構成すべきデバイスをプロビジョニングすることと、
前記第1の接続を介して、前記構成すべきデバイスに前記モバイルデバイスからのセンサデータを提供することと、
前記モバイルデバイスが前記第1の接続を介して前記構成すべきデバイスから前記構成すべきデバイスによる前記センサデータを用いた処理結果を受信することと、
インターフェースを介して、前記処理結果
が、予想される処理結果であるかを示す妥当性検査結果を提供することと
インターフェースを介して、前記第1の接続を介しての前記構成すべきデバイスから前記モバイルデバイスへの前記センサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供することと
を含む、コンピュータプログラム。
【請求項7】
前記第1の接続は、Bluetooth接続であり、前記第2の接続は、セルラ接続であり、前記構成すべきデバイスを前記プロビジョニングすることは、
前記モバイルデバイスによって、前記セルラ接続を介して前記ホストサーバから認証トークンを取得することと、
前記Bluetooth接続を介して、前記構成すべきデバイスに前記認証トークンを提供して、前記構成すべきデバイスを前記IoTシステムに接続することと
を含む、請求項
6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記第1の接続を介して、前記モバイルデバイスから前記構成すべきデバイスに前記センサデータを提供することは、前記モバイルデバイスの1つ以上のセンサから、リアルタイムで前記センサデータを生成することを含み、前記センサデータは、加速度計データ、カメラ画像、ジャイロスコープデータ、
及び磁力計データのうち少なくとも1つを含む、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記命令はさらに、
前記第2の接続を介して、前記ホストサーバから1以上の文書を取得することと、
前記第1の接続を介して、前記構成すべきデバイスに前記1以上の文書を提供することと、
前記モバイルデバイスが前記第1の接続を介して前記構成すべきデバイスから前記構成すべきデバイスによる前記1つ以上の文書を用いた処理結果を受信することと、
インターフェースを介して、前記処理結果
が、予想される処理結果であるかを示す妥当性検査結果を提供することと
を含む、請求項
6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記インターフェースを介して、
前記処理結果が、予想される処理結果であるかを示す前記妥当性検査結果を、提供することは、
前記第1の接続を介して、前記モバイルデバイスが前記処理結果を受信すると、前記処理結果
をチャットインターフェースに提供することと、
前記妥当性検査
結果を示すインジケータを、前記チャットインターフェースの前記処理結果に提供することと
を含む、請求項
6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項11】
第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システム
を構成すべきデバイスに接続し、第2の接続を介して、前記IoTシステムのホストサーバに接続し、前記第1の接続と前記第2の接続とが異なり、
前記IoTシステムへ前記構成すべきデバイスをプロビジョニングし、
前記第1の接続を介して、前記構成すべきデバイスにセンサデータを提供し、
前記第1の接続を介して前記構成すべきデバイスから前記構成すべきデバイスによる前記センサデータを用いた処理結果を受信することと、
インターフェースを介して、前記処理結果
が、予想される処理結果であるかを示す妥当性検査結果を提供することと
ように構成されたプロセッサを備える、モバイルデバイス。
【請求項12】
1つ又は複数のセンサをさらに備え、
前記プロセッサが、前記1つ又は複数のセンサからリアルタイムで前記センサデータを生成することによって、前記センサデータを前記構成すべきデバイスに前記第1の接続を介して提供するように構成され、前記センサデータが、加速度計データ、カメラ画像、ジャイロスコープデータ、
及び磁力計デー
タのうちの少なくとも1つを含む、請求項
11に記載のモバイルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概してデバイスの試験及び構成に関し、より詳細には、モバイルデバイスを介して外部デバイスを構成及び試験するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
モノのインターネット(IoT)のデバイス又は他の装置などのようなネットワークに接続されるデバイスにおいて、ユーザは、このようなデバイスを利用して、センサからのデータを処理し、又はこのようなデバイスをバックエンドに接続してもよい。しかし、デバイスでのネットワークの設定及び構成は複雑になることがあるので、このようなデバイスを構成することは、そのままでは困難になる場合がある。さらに、デバイスが適切に構成されている場合でも、このデバイスの目的がIoTシステムなどでのセンサデータの取得及び処理することである場合、このデバイスが適切に動作しているかどうか判定することは困難である。
【0003】
関連技術においては、このようなデバイスが適切に動作しているか、それとも障害であるか判定する唯一の方策は、デバイスをIoTシステムのセンサに接続し、このデバイスからのデータの処理及び送信をデバッグすることである。しかし、このセンサデータが所有され、このデバイスがセンサに接続し、センサデータを取得する前に、このデバイスのライセンス及び/又は特別な資格証明が必要になる場合があるので、顧客のセンサ又は所有されているセンサにこのデバイスを接続することに問題が生じることがある。さらに、このような接続が利用可能でない場所にこのデバイスがあるか、又はデバイスが接続を許可されていない安全なネットワーク内の場所にこのデバイスがあるかのいずれかの理由から、このデバイスは、ネットワーク又はインターネットへの接続を許可されない場合、又は接続することができない場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
例示的な実装は、デバイスに対してネットワークが構成されていない場合でも、モバイルデバイスでデバイスをセットアップするためのシステム及び方法を対象とする。さらに、本明細書に記載の例示的な実装により、技能者が、顧客のセンサ又は所有するセンサがデバイスに取り付けられる前に、モバイルデバイスを用いてこのデバイスを試験し、このデバイスがエンドツーエンドで適切に動作しているかどうかを判定できるようになる。
【0005】
本開示の各側面は、第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システムに構成すべきデバイスにモバイルデバイスを接続し、第2の接続を介して、IoTシステムのホストサーバにモバイルデバイスを接続することであって、この第1の接続と第2の接続とが異なることと、IoTシステムへ構成すべきデバイスをプロビジョニングすることと、第1の接続を介して、モバイルデバイスからのセンサデータを構成すべきデバイスに提供することと、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからモバイルデバイスへのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供することとを含むことのできる方法を含む。
【0006】
本開示の各側面は、プロセスを実行するための命令を有するコンピュータプログラムを含み、この命令は、第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システムへ構成すべきデバイスにモバイルデバイスを接続し、第2の接続を介して、モバイルデバイスをIoTシステムのホストサーバに接続することであって、第1の接続と第2の接続とが異なることと、IoTシステムへ構成すべきデバイスをプロビジョニングすることと、第1の接続を介して、モバイルデバイスからのセンサデータを構成すべきデバイスに提供することと、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからモバイルデバイスへのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供することと、を含む。コンピュータプログラムは、1つ又は複数のプロセッサによって実行するために、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶されてもよい。
【0007】
本開示の各側面は、第1の接続を介して、モバイルデバイスをモノのインターネット(IoT)システムへ構成すべきデバイスに接続するための手段と、第2の接続を介して、モバイルデバイスをIoTシステムのホストサーバに接続するための手段であって、この第1の接続と第2の接続とが異なる手段と、構成すべきデバイスをIoTシステムへプロビジョニングするための手段と、第1の接続を介して、モバイルデバイスからのセンサデータを構成すべきデバイスに提供するための手段と、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからモバイルデバイスへのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供するための手段とを含むことができるシステムを含む。
【0008】
本開示の各側面は、第1の接続を介して、モノのインターネット(IoT)システムへ構成すべきデバイスに接続し、第2の接続を介して、IoTシステムのホストサーバに接続し、この第1の接続と第2の接続とは異なり、IoTシステムへ構成すべきデバイスをプロビジョニングし、第1の接続を介して、構成すべきデバイスにセンサデータを提供し、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供するように構成されたプロセッサを含むことができる、モバイルデバイスをさらに含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、例示的な一実装に従う、IoTシステムのセンサデータを処理するためのデバイスを含む例示的なシステムを示す。
【0010】
【
図2】
図2は、例示的な一実装に従う、モバイルデバイスを含む例示的なシステムを示す。
【0011】
【
図3】
図3は、例示的な実装を適用してもよい例示的なモバイルデバイスを示す。
【0012】
【
図4】
図4は、例示的な一実装に従う、モバイルデバイスが、IoTシステムに接続されるデバイスを構成するための例示的な流れを示す。
【0013】
【
図5】
図5は、構成すべきデバイスに処理結果を送信し、妥当性検査を受信するための例示的なインターフェースを示す。
【0014】
【
図6】
図6は、例示的な一実装に従う、構成すべきデバイスに画像を送信するための例示的なインターフェースを示す。
【0015】
【
図7】
図7は、例示的な一実装による、構成すべきデバイスに文書を送信することができる例示的なインターフェースを示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の詳細な説明は、本出願の各図及び例示的な実装の詳細をさらに提示する。各図の間での重複する要素の参照番号及び説明は、明確にするために省略される。説明全体を通して使用される用語は、例として提示されるものであり、限定することを意図するものではない。たとえば「自動」という用語の使用は、本出願の実装を実施する当業者の所望の実装に応じて、実装のある特定の態様へのユーザ又は管理者の制御を含む全自動又は半自動の実装を含んでもよい。選択は、ユーザインターフェース若しくは他の入力手段を用いてユーザにより実行されてもよく、又は所望のアルゴリズムにより実装されてもよい。本明細書に記載の例示的な実装は、単独で又は組み合わせて利用することができ、例示的な実装の機能は、所望の実装による任意の手段により実装されてもよい。
【0017】
例示的な実装は、モバイルデバイスによって提供されるいくつかの独自の機能により、モバイルデバイスを利用して外部デバイスを構成する。一態様では、モバイルデバイスは、セルラなどの無線接続を使用することで、ホストサーバに接続することができる。したがって、ネットワーク又はインターネット接続が利用できない場所でも、モバイルデバイスは、その無線接続を利用して、構成すべきデバイス又は装置をテザリングし、その結果、構成すべきデバイスは、モバイルデバイスを介してシステムのホストサーバとの間でデータを送受信し、したがって、構成すべきデバイス又は装置を正しくプロビジョニングすることができる。
【0018】
さらに、例示的な実施形態は、Bluetooth接続機能を有するモバイルデバイスを活用し、これにより、このモバイルデバイスは、構成すべきデバイス又は装置が特定のネットワークに接続されていることを必要とせずに、又はモバイルデバイスがネットワークに接続されていることを必要とせずに、構成すべきデバイス又は装置に接続し、通信することができるようになる。或いは、モバイルデバイスはまた、有線接続を直接介して構成すべきデバイス又は装置に接続できるようにする、ユニバーサルシリアルバス(USB)などのように、利用可能な有線接続を有してもよい。
【0019】
さらに、モバイルデバイスは、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計、モーションセンサ、カメラなどいくつかのセンサを含んでおり、こうしたセンサにより、このモバイル装置は、IoTシステム内でセンサデータをシミュレートできるようになる。したがって、構成すべき装置が、IoTシステムに接続してセンサデータの分析又は処理を容易にするための構成を必要とする場合、このようなセンサから送信されるデータは、所有されているデータ及び/又は機密の顧客データを含むことがあるので、デバイスは、実際のセンサに接続することを許可されない場合がある。デバイスが適切に構成されていない場合、このようなデバイスがIoTシステムに接続することを許可すべきではない。例示的な実装では、モバイルデバイスは、そのセンサを利用して、センサデータをデバイスに提供することができ、それにより、モバイルデバイスのユーザは、このデバイスがIoTシステムに接続するために適切に構成されているかどうか判定することができるようになる。このような例示的な実装では、モバイルデバイスは、センサデータをデバイスに提供し、このデバイスは、処理を実行し、接続を介してこの処理結果をモバイルデバイスに送信し、モバイルデバイスは、その処理結果を妥当性検査し、それにより、この結果をIoTシステムへの接続を確立するためにホストサーバに中継する。
【0020】
図1は、例示的な一実装に従う、IoTシステムでのセンサデータを処理するためのデバイスを含む例示的なシステムを示す。産業用のIoTシステムでは、センサ101からセンサ読取り値を取り込み、集約されたデータに処理又は分析を実行して、ホストサーバ103に提供するデバイス102が存在する。セキュリティ上の理由として、またセンサデータの機密性にも起因して、IoTシステムは、閉じた信頼の輪の中に保持される。センサ101からのセンサデータを暗号化されてもよく、特定のプロトコルが利用されてもよい。たとえば、デバイス102は、バッチで、でデータを要求するためにセンサ101へのブロードキャストを使用してもよい。センサ101はまた、ホストサーバ103によって指定された、IoTシステム内の信頼されたデバイスにデータをブロードキャストしてもよい。ホストサーバ103は、所望の実装に従って、IoTシステムでの機能を容易にするためにクラウドの形式でもよい。
【0021】
このようなシステムに新規のデバイスが統合されることになると、この新規のデバイスは、ホストサーバによって正しくプロビジョニングされ、閉じた信頼の輪のために、この新規のデバイスがIoTシステムに参加できるよう適切に構成されなければならない。しかし、特に、所有するセンサから新規のデバイスにデータを送信することができない状況では、デバイスが正しくプロビジョニングされているかどうか、又はデバイスの処理が正しく構成されているかどうかを判定するのは困難となる場合がある。
【0022】
図2は、例示的な一実装に従う、モバイルデバイスを含む例示的なシステムを示す。例示的な実装では、モバイルデバイス200は、デバイス102を構成するために使用され、デバイス102とホストサーバ103との間のテザリングとして機能する。モバイルデバイス200は、セットアップ又は構成されていないデバイスについて安全な方法で動作するアプリケーションを利用する。このモバイルデバイスアプリケーションは、このデバイスをIoTシステムの一部分としてプロビジョニングするように構成される。このアプリケーションにより、技能者は、新規のデバイスに各試験を実行して、このデバイスが完全に機能するかどうか判定できるようになる。
【0023】
図3は、例示的な実装を適用してもよい例示的なモバイルデバイスを示す。モバイルデバイス300は、プロセッサ301、メモリ302、通信インターフェース303、カメラ304、及びセンサ305を含んでもよい。メモリ302は、デバイスに接続し、デバイスを
図2に示すようなIoTシステムへプロビジョニングされるように構成されたアプリケーションなど、1つ又は複数のアプリケーション、並びに
図5~
図7に示すインターフェースを記憶するように構成されてもよい。アプリケーションは、モバイルデバイスによって実行するように、プロセッサ301にロードされてもよい。プロセッサ301は、中央処理装置(CPU)などのハードウェアプロセッサの形式とすることができ、又は例示的な実装に従うハードウェアプロセッサとソフトウェアプロセッサとの組合せとすることができる。
【0024】
カメラ304は、構成すべきデバイス又はホストサーバに画像を提供するための、本明細書に記載の画像の撮影に利用されてもよい。センサ305はまた、所望の実装に応じて、デバイスが正しく構成されているかどうか判定するために、IoTシステムへプロビジョニングされるデバイスに提供するために、モバイルデバイスからセンサデータを収集するように構成されてもよい。たとえば、センサ305は、オーディオを検出するために利用できるオーディオ検出器(たとえば、マイクロホン)を含むことができる。センサ305はまた、デバイスの動き及び/又は向きを検出するための、ジャイロスコープ又は加速度計の形式でもよい。
【0025】
通信インターフェース303は、モバイルデバイス300用の通信を実行するための、1つ又は複数の異なるプロトコルを含むことができる。たとえば、通信インターフェースは、、構成すべきデバイスと接続するためにBluetoothを採用してもよくその上で、プロセッサ301は、モバイルデバイス情報を提供するように構成され、その結果、構成すべきデバイスは、モバイルデバイスプロバイダ上のホットスポットとしてモバイルデバイスとペアを組むことができる。モバイルデバイスが、構成すべきデバイスとペアを組んだ後、構成すべきデバイスは、それにより、モバイルデバイスと同じネットワーク上にあるように構成することができる。このような構成は、構成すべきデバイスのネットワークインターフェースを設定することを含むことができる。デバイスを構成するモバイルアプリケーションについては、モバイルデバイスが、構成すべきデバイスと同じネットワーク上になければならない。セルラを使用しているか、又はローカルネットワーク用のパスワードを必要とするデバイスを構成するために、モバイルアプリケーションは、デバイスを構成するために、Bluetoothによって容易になるホットスポット接続を使用するように構成されている。ホットスポットは、モバイルデバイス300と構成すべきデバイスとの間の通信を容易にする。このような例示的な実装では、モバイルデバイスが、ホストサーバとの分離された接続を維持して、ホストサーバと構成すべきデバイスとの間の分離を維持しながら、構成すべきデバイスを、局所的且つ安全にモバイルデバイスに接続することができる。
【0026】
バックエンドでは、通信インターフェース303は、無線接続又はセルラを利用してホストサーバと接続するように構成することができる。特に、セルラ接続は、インターネット接続又は無線接続が利用できない場合でも、モバイルデバイスがホストデバイスに接続してテザリングできるようにする。
【0027】
プロセッサ301は、任意のデバイスとの対話の前に、またこのデバイスとの重要な対話において、2要素認証を利用するように構成することができる。例示的な実装では、2要素認証は、認証/許可するために、生体情報(たとえば、モバイルデバイスを用いた指紋若しくは顔のスキャン)及び/又は物理的なトークンを利用することを含んでもよい。IoTシステムによってはセキュリティが必要になる場合もあるので、、許可ユーザが、モバイルデバイスを用いて、構成すべきデバイス又はホストサーバにアクセスすることを確保するために2要素許可を利用してもよい。
【0028】
プロセッサ301は、構成すべきデバイス並びにホストサーバへの分離した接続を確立するように構成されてもよい。例示的な実装では、モバイルデバイスは、それにより、構成すべきデバイスとホストサーバの間でのテザーとして動作し、その結果、認証済みモバイルデバイスを介して、構成すべきデバイスとホストサーバの間で通信を交換することができる。
【0029】
例示的な実装では、また
図4~
図7について説明するように、プロセッサ301は、第1の接続を介して、IoTシステムへ構成すべきデバイスに接続し、第2の接続を介して、IoTシステムのホストサーバに接続し、この第1の接続と第2の接続とは異なり、IoTシステムへ構成すべきデバイスをプロビジョニングし、第1の接続を介して、モバイルデバイスからのセンサデータを構成すべきデバイスに提供し、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を、提供するように構成することができる。
【0030】
所望の実装に応じて、また
図4~
図7について説明するように、第1の接続はBluetooth接続とすることができ、第2の接続をセルラ接続である。プロセッサ301は、セルラ接続を介してホストサーバから認証トークンを取得し、この認証トークンを、構成すべきデバイスをIoTシステムに接続するようにBluetooth接続を介して、構成すべきデバイスに提供するように構成することができる。2要素認証システムと組み合わせると、このような例示的な実装は、モバイルデバイスの許可ユーザのみがホストサーバに接続することができ、ホストサーバが、構成すべきデバイスをプロビジョニングするために認証トークンをモバイルデバイスに提供するときに、このホストサーバへの通信が許可されることを確保することができる。
【0031】
図4~
図7について説明するように、プロセッサ301は、モバイルデバイスの1つ又は複数のセンサ305から、リアルタイムでセンサデータを生成することによって、第1の接続を介して、モバイルデバイスから構成すべきデバイスにセンサデータを提供するように構成することができ、このセンサデータは、加速度計データ、カメラ画像、ジャイロスコープデータ、磁力計データ、及びデバイス動作データのうち少なくとも1つを含む。このようにして、技能者は、構成すべきデバイスがセンサデータを適切に受信及び処理しているかどうか、リアルタイムで妥当性検査することができる。
【0032】
図7に示す例示的な実装では、プロセッサ301は、第2の接続を介して、ホストサーバから1つ又は複数の文書を取得し、第1の接続を介して、構成すべきデバイスに1つ又は複数の文書を提供し、インターフェースを介して、第1の接続を介しての構成すべきデバイスからモバイルデバイスへの1つ又は複数の文書の処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供するように構成することができる。
【0033】
図5~
図7に示す例示的な実装では、プロセッサ301は、チャットインターフェースを介して、構成すべきデバイスから提供されるメッセージを利用すること、及び利用されるチャットインターフェースを介して、モバイルデバイスから構成すべきデバイスにセンサデータを提供することによって、第1の接続を介して、モバイルデバイスから構成すべきデバイスにセンサデータを提供することができる。
【0034】
図5~
図7に示す例示的な実装では、プロセッサ301はまた、第1の接続を介して、モバイルデバイスが処理結果を受信すると、この処理結果をチャットインターフェースに提供すること、及び処理結果の妥当性検査状態を示すインジケータを、チャットインターフェースでの処理結果に提供することにより、インターフェースを介して、第1の接続を介して構成すべきデバイスからモバイルデバイスへのセンサデータの処理結果の受信に基づく妥当性検査結果を提供することができる。
【0035】
図4は、例示的な一実装に従う、IoTシステムに接続されるデバイスをモバイルデバイスが構成するための例示的な流れを示す。401において、モバイルデバイスは、第1の接続を介して構成すべきデバイスに接続され、第2の接続を介してホストサーバに接続される。例示的な実装では、第1の接続は、構成すべきデバイスへのBluetooth接続、及び/又は構成すべきデバイスから提供される別の通信プロトコル(たとえば、クイックレスポンス(QR)コードを介する)とすることができる。例示的な実装では、第2の接続は、WiFi接続、セルラ接続、又は第1の接続とは異なる分離された他の接続を含むことができる。接続されると、モバイルデバイスは、ネットワーク用の接続情報をセットアップすること進めることができる。
【0036】
402において、モバイルデバイスは、構成すべきデバイスをIoTシステムにプロビジョニングする。デバイスをプロビジョニングするためのモバイルアプリケーションとして、例示的な実装が、プロビジョニングプロセス用の状態機械を提供する。プロビジョニングプロセスにおいて、モバイルデバイスは、構成すべきデバイスのネットワークを構成するためのインターフェースを提供し、これには、イーサネット及びWiFiの構成が含まれ得る。モバイルデバイスはまた、デバイス上で使用されるタイムサーバ及びネットワークタイムプロトコルサーバを構成するためにモバイルデバイスを使用することで、タイムサーバ構成用のインターフェースを提供することができる。例示的な実装では、モバイルデバイスはまた、セルラ接続を介してホストサーバからソフトウェア更新を取得し、このソフトウェアの更新及び構成を、構成すべきデバイスに提供することができ、又はこれは、所望の実装に応じて、モバイルデバイスのローカルメモリから提供することができる。例示的な別の実装では、モバイルデバイスはまた、構成すべきデバイスがIoTシステムでのワーカノードの役割を果たすことができるように、この構成すべきデバイスをKubernetesクラスタなどのクラスタに登録するためのインターフェースを提供することができる。構成すべきデバイスをIoTシステムで認証するために、モバイルデバイスは、ホストサーバからWiFi接続又はセルラ接続を介して認証トークンを取得し、次いでBluetooth接続を介して、構成すべきデバイスにこのトークンを提供する。
【0037】
403において、センサデータは、第1の接続を介して、モバイルデバイスから構成すべきデバイスに提供される。デバイスがプロビジョニングされた後、モバイルアプリケーションを利用する技能者は、次いで、設計された通りにデバイスが動作することを妥当性検査することができる。妥当性検査試験は、モバイルデバイスが構成すべきデバイス用のセンサとして動作し、センサデータを提供するように利用することを含む。このようなセンサデータは、それだけには限定されないが、3次元空間でのモバイルデバイスの瞬時の加速度を示す加速度計データと、モバイルデバイスの3つの主軸の周りの瞬時の回転を示すジャイロスコープデータと、地球の磁界に対するモバイルデバイスの向きを示す磁力計データと、モバイルデバイスのユーザ起動の加速、その姿勢、回転速度、較正された磁界に対する向き、及び重力に対する向きなど、動きに関連する主要な属性を示すデバイス動作データとを含むようにすることができる。構成すべきデバイスがこのようなデータを受信すると、この構成すべきデバイスは、処理を実行し、その結果をモバイルデバイスにフィードバックする。
【0038】
404において、構成すべきデバイスから処理結果が受信されると、モバイルデバイスは、この処理結果又はセンサ検出が適切に動作していることを妥当性検査する。たとえば、
図5に示すアプリケーションのチャットインターフェースを介して、送信を実行することができる。
【0039】
図5は、例示的な実装に従う、構成すべきデバイスに処理済みの結果を送信し、妥当性検査を受信するための例示的なインターフェースを示す。
図5の画面に示すように、チャットの左側は、モバイルデバイスによって利用されるように、構成すべきデバイスから受信されるメッセージであり、画面の右側は、モバイルデバイスによって、構成すべきデバイスにポストされるセンサデータメッセージである。データが一致する場合、又は処理済みの結果が、構成すべきデバイスから予想されるものである場合、
図5に示すように、構成すべきデバイスから受信されるメッセージにインジケータ(たとえば、チェックマーク)が現れることになる。
【0040】
構成すべきデバイスからの結果を処理するための例示的な別の実装では、モバイルデバイスは、セルラ接続を介してこの結果を妥当性検査するよう、ホストサーバに要求することができる。構成すべきデバイスがIoTシステムに接続されるように、又はこのIoTシステムと構成すべきデバイスとの間のエンドツーエンドの妥当性検査を容易にするように、ホストサーバによる妥当性検査をIoTシステム管理者が必要とする場合に、このような構成が望ましい。このような場合、モバイルデバイスは、構成すべきデバイスに送信されたセンサデータ及びサーバから受信された処理結果に関するメッセージを、セルラ接続を介してホストサーバに提供するように構成される。次いで、ホストサーバは、処理結果が確証されたかどうかに関して、セルラ上でインジケータをモバイルデバイスに提供する。
【0041】
さらに、モバイルデバイスのカメラは、センサとして利用することができる。
図6は、例示的な一実装に従う、構成すべきデバイスに画像を送信するための例示的なインターフェースが示す。例示的な実装では、モバイルデバイスは、機械学習用にIoTで使用されるカメラデバイス、又は別のセンサシステムの役割を果たすことができる。モバイルデバイスは、構成すべきデバイスに写真を送信し、構成すべきデバイスから送信されたメッセージを見るためのデバイスを利用する。例示的な実装では、利用されるメッセージリスト上でメッセージが受信されると、インジケータ(たとえば、チェックマーク)をインターフェースの「Send Photo」ボタンの隣に表示することができる。
【0042】
例示的な別の実装では、文書を構成すべきデバイスに提供して、機械処理を試験してもよい。
図7は、例示的な一実装に従う、構成すべきデバイスに文書を送信することのできる例示的なインターフェースを示す。
図7の右画面に示すように、利用されるメッセージリスト上でメッセージが受信されると、インターフェースの「Send Document」ボタンの隣にインジケータ(たとえば、チェックマーク)を表示することができる。例示的な実装では、所望の実装に応じて、モバイルアプリケーション自体が提供されるサンプル文書に加えて、文書をホストサーバから選択し、セルラを介してモバイルデバイスが受信して、構成すべきデバイスに提供することができる。
【0043】
所望の実装に応じて、構成すべきデバイスのIoT機能を試験するために、モバイルデバイスのアプリケーションにより、他のインターフェースを提供するようにしてもよい。たとえば、このようなダッシュボードは、構成すべきデバイスが、Kubernetesクラスタに適切に接続されているかどうか妥当性検査するためのKubernetesダッシュボード、構成すべきデバイスが、提供されたデータについて機械学習機能を適切に実行しているかどうかを示すための機械学習ダッシュボード、及び構成すべきデバイスが、適切な時点でデータを適切に受信しているかどうかを示す時系列グラフダッシュボードが含まれ得る。
【0044】
詳細な説明の一部分は、コンピュータ内の動作のアルゴリズム及び記号式表現の観点から提示されている。これらアルゴリズムの説明及び記号式表現は、データ処理技術での当業者が、その革新の本質を他の当業者に伝えるために使用される手段である。アルゴリズムとは、所望の最終状態又は最終結果に至る、一連の定義済みステップである。例示的な実装では、実行される各ステップでは、目に見える結果を実現するために、具体的な量を物理的に操作することが必要となる。
【0045】
別段の具体的な言及がない限り、この考察から明らかなように、説明全体を通して、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「判定」、「表示」などの用語を利用する考察では、コンピュータシステム又は他の情報処理装置のアクション及び処理を含むことができ、こうした装置が、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理的な(電子的な)量として表されるデータを処理し、コンピュータシステムのメモリ若しくはレジスタ又は他の情報記憶装置、伝送装置若しくは表示装置内の物理的な量として同様に表される他のデータに変換する。
【0046】
例示的な実装はまた、本明細書における各動作を実行するための装置に関してもよい。この装置は、必要とされる目的のために特別に構築されてもよく、又は1つ若しくは複数のコンピュータプログラムによって選択的に起動若しくは再構成される、1つ若しくは複数の汎用コンピュータを含んでもよい。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体又はコンピュータ読取り可能な信号媒体など、コンピュータ読取り可能な媒体に記憶されてもよい。コンピュータ読取り可能な記憶媒体は、たとえば、光ディスク、磁気ディスク、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、ソリッドステートのデバイス及びドライブ、又は電子情報を保存するのに適した他の任意のタイプの有形又は持続的な媒体を含んでもよく、それに限定されない。コンピュータ読取り可能な信号媒体は、搬送波などの媒体が含まれてもよい。本明細書において提示されるアルゴリズム及び表示装置は、特定のコンピュータ又は他の装置に本質的に関連するものではない。コンピュータプログラムは、所望の実装の動作を実行する命令を含む、純粋なソフトウェア実装を含むことができる。
【0047】
本明細書での各例によるプログラム及びモジュールとともに、様々な汎用システムを使用してもよく、又は、さらに専用の機器を構築して、所望の方法ステップを実行することが好都合となると分かる場合がある。さらに、例示的な実装は、特定のプログラミング言語を参照して説明されるものではない。様々なプログラミング言語を使用して、本明細書に記載の例示的な実装の教示を実装してもよいことが理解されよう。プログラミング言語の命令は、1つ又は複数の処理デバイス、たとえば中央処理装置(CPU)、プロセッサ、又はコントローラによって実行されてもよい。
【0048】
当技術分野で知られているように、前述の各動作は、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの何らかの組合せによって実行することができる。例示的な実装の様々な態様は、回路及び論理デバイス(ハードウェア)を使用して実装してもよく、プロセッサによって実行されると、本出願の実装を実行する方法をこのプロセッサが実行できるようにする、機械読取り可能な媒体(ソフトウェア)に記憶された各命令を使用して、他の態様を実装してもよい。さらに、本出願の例示的な実装によっては、ハードウェアのみで実行してもよいものがあるが、例示的な実装によっては、ソフトウェアのみで実行してもよいものがある。さらに、説明した様々な機能は、単一のユニットで実行することもでき、又はいくつかの方式でいくつかの構成要素にわたって分散することもできる。こうした方法は、ソフトウェアによって実行されると、コンピュータ読取り可能な媒体に記憶された命令に基づいて、汎用コンピュータなどのプロセッサによって実行されてもよい。必要なら、こうした命令は、圧縮及び/又は暗号化された形式で媒体に記憶することができる。
【0049】
さらに、本出願の教示の仕様及び実施を考察することによって、本出願の他の実装が当業者に明らかとなろう。説明した例示的な実装の様々な態様及び/又は構成要素は、単独で又は任意の組合せで使用されてもよい。本明細書及び例示的な実装は、単なる例とみなすべきものであり、本出願の真の範囲及び精神は、添付の特許請求の範囲で示してある。