(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-27
(45)【発行日】2023-04-04
(54)【発明の名称】フラットハーネス取付構造
(51)【国際特許分類】
H02G 3/30 20060101AFI20230328BHJP
F16B 2/12 20060101ALI20230328BHJP
【FI】
H02G3/30
F16B2/12 Z
(21)【出願番号】P 2019102139
(22)【出願日】2019-05-31
【審査請求日】2021-08-30
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【氏名又は名称】有田 貴弘
(72)【発明者】
【氏名】安田 久洋
【審査官】北嶋 賢二
(56)【参考文献】
【文献】実開昭51-072199(JP,U)
【文献】実開昭58-172327(JP,U)
【文献】特開平09-250521(JP,A)
【文献】特開平04-111394(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/30
F16B 2/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付対象面を有する取付対象部材に対するフラットハーネス取付構造であって、
前記取付対象面上に配設されるフラットハーネスと、
前記フラットハーネスのいずれか一方の側部側で前記取付対象部材に固定される固定部と、
前記フラットハーネスを前記取付対象面に押付けるように、前記固定部から前記フラットハーネス上に延在する押付部と、
を備え
、
前記固定部と前記押付部とを複数組備え、
前記複数組の前記固定部と前記押付部は、前記フラットハーネスに対して異なる側部側で、かつ、前記フラットハーネスの延在方向において異なる位置で前記取付対象部材に固定されたものを含む、フラットハーネス取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載のフラットハーネス取付構造であって、
前記押付部は平板状に形成された板状部である、フラットハーネス取付構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のフラットハーネス取付構造であって、
前記押付部は、前記固定部に一体形成されている、フラットハーネス取付構造。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のフラットハーネス取付構造であって、
前記押付部に、前記固定部が貫通する孔が形成され、
前記固定部が前記孔に貫通した状態で、前記固定部が前記取付対象部材に固定されている、フラットハーネス取付構造。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフラットハーネス取付構造であって、
前記押付部は、前記フラットハーネスに対していずれか一方の側部側から他方の側部に至る長さに設定されている、フラットハーネス取付構造。
【請求項6】
請求項1から
請求項5のいずれか1項に記載のフラットハーネス取付構造であって、
1つの前記固定部から前記押付部が複数延在している、フラットハーネス取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、フラットハーネス取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、パネルの裏面にフラット配線材を配索する構造を開示している。パネルには、配索溝が形成されている。フラット配線材は配策溝内に配策される。クリップは、一対の固定爪を有しており、パネルには一対の固定爪が挿入される孔が形成されている。クリップがフラット配線材をその幅方向に跨った状態で、一対の固定爪が一対の孔に挿入される。これにより、フラット配線材がパネルに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、様々な幅のフラットハーネスを、取付対象部分に対して取付できるようにすることが望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、様々な幅のフラットハーネスを、取付対象部分に対して取付できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のフラットハーネス取付構造は、取付対象面を有する取付対象部材に対するフラットハーネス取付構造であって、前記取付対象面上に配設されるフラットハーネスと、前記フラットハーネスのいずれか一方の側部側で前記取付対象部材に固定される固定部と、前記フラットハーネスを前記取付対象面に押付けるように、前記固定部から前記フラットハーネス上に延在する押付部と、を備えるフラットハーネス取付構造である。
【0007】
本開示のフラットハーネス取付部品は、取付対象部材に固定される固定部と、基端部が前記固定部に繋がった状態で前記固定部から延出する押付部と、を備え、前記押付部が、前記取付対象部材から離れる方向に向う隙間形成部と、前記取付対象部材の取付対象面に沿って延在する本体部とを含む、フラットハーネス取付部品である。
【0008】
本開示の取付部品付フラットハーネスは、フラットハーネスと、固定部と押付部とを含む取付部品と、を含み、前記固定部は、取付対象部材に固定可能な部分であり、前記固定部は、前記フラットハーネスのいずれか一方側の側部に貫通しており、前記押付部は前記固定部から前記フラットハーネス側に延出している、取付部品付フラットハーネスである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、様々な幅のフラットハーネスが取付対象部分に対して取付けされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は実施形態に係るフラットハーネス取付構造を示す平面図である。
【
図3】変形例に係るフラットハーネス取付部品を示す断面図である。
【
図4】変形例に係るフラットハーネス取付部品を示す断面図である。
【
図5】変形例に係るフラットハーネス取付部品を示す部分平面図である。
【
図6】変形例に係るフラットハーネス取付部品を示す部分平面図である。
【
図7】変形例に係るフラットハーネス取付部品を示す断面図である。
【
図8】変形例に係る取付部品付フラットハーネスを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0012】
本開示のフラットハーネス取付構造は、次の通りである。
【0013】
(1)取付対象面を有する取付対象部材に対するフラットハーネス取付構造であって、前記取付対象面上に配設されるフラットハーネスと、前記フラットハーネスのいずれか一方の側部側で前記取付対象部材に固定される固定部と、前記フラットハーネスを前記取付対象面に押付けるように、前記固定部から前記フラットハーネス上に延在する押付部と、を備えるフラットハーネス取付構造である。フラットハーネスのいずれか一方側の側部側で固定部が取付対象部材に固定される。固定部からフラットハーネス上に延在する板状部がフラットハーネスを取付対象面に押付ける。このため、フラットハーネスの幅に拘らず、板状部はフラットハーネスを取付対象面に押付ける。これにより、様々な幅のフラットハーネスが、取付対象部材に対して取付けられる。
【0014】
(2)前記押付部は平板状に形成された板状部であってもよい。板状部によって安定してフラットハーネスを押付けることができる。
【0015】
(3)前記押付部は、前記固定部に一体形成されていてもよい。
【0016】
(4)前記押付部に、前記固定部が貫通する孔が形成され、前記固定部が前記孔に貫通した状態で、前記固定部が前記取付対象部材に固定されていてもよい。固定部が孔に貫通されつつ、取付対象部材に固定される。このため、板状部と固定部との組合作業及び固定部を取付対象部材に固定する作業とが容易に行われる。
【0017】
(5)前記押付部は、前記フラットハーネスに対していずれか一方の側部側から他方の側部に至る長さに設定されていてもよい。フラットハーネスが、幅方向全体的に押付けられる。
【0018】
(6)フラットハーネス取付構造は、前記固定部と前記押付部とを複数組備えていてもよい。フラットハーネスを複数箇所で取付対象部材に対して取付けることができる。
【0019】
(7)前記複数組の前記固定部と前記押付部は、前記フラットハーネスに対して異なる側部側で前記取付対象部材に固定されたものを含んでもよい。フラットハーネスの延在方向に沿って異なる側からフラットハーネスが押付けられる。
【0020】
(8)1つの前記固定部から前記押付部が複数延在していてもよい。1つの固定部から延出する複数の押付部によってフラットハーネスを押付けることができる。複数の押付部は、フラットハーネスの曲った部分、分岐部分等を押付けることができる。
【0021】
本開示のフラットハーネス取付部品は、次の通りである。
【0022】
(9)取付対象部材に固定される固定部と、基端部が前記固定部に繋がった状態で前記固定部から延出する押付部と、を備え、前記押付部が、前記取付対象部材から離れる方向に向う隙間形成部と、前記取付対象部材の取付対象面に沿って延在する本体部とを含む、フラットハーネス取付部品である。押付部は、隙間形成部と本体部とを含む。隙間形成部は、前記取付対象部材から離れる方向に向う。このため、本体部と取付対象面との間にフラットハーネスが配置されるのに適した隙間が形成される。このフラットハーネス固定部品によると、本体部によってフラットハーネスを取付対象面に対して適切に押付けることができる。
【0023】
本開示の取付部品付フラットハーネスは、次の通りである。
【0024】
(10)フラットハーネスと、固定部と押付部とを含む取付部品と、を含み、前記固定部は、取付対象部材に固定可能な部分であり、前記固定部は、前記フラットハーネスのいずれか一方側の側部に貫通しており、前記押付部は前記固定部から前記フラットハーネス側に延出している、取付部品付フラットハーネスである。フラットハーネスと取付部品とが一体的に取扱われ得る。このため、フラットハーネスを取付対象部材に配設する際に、取付部品を取付対象部材に容易に固定でき、フラットハーネスの取付が容易である。
【0025】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のフラットハーネス取付構造、フラットハーネス取付部品及び取付部品付フラットハーネスの具体例が、以下に図面を参照しつつ説明される。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0026】
[実施形態]
以下、実施形態に係るフラットハーネス取付構造、フラットハーネス取付部品及び取付部品付フラットハーネスについて説明する。
図1はフラットハーネス取付構造20を示す平面図である。
図2は
図1のII-II線断面図である。
【0027】
フラットハーネス取付構造20は、取付対象面11を有する取付対象部材10に、フラットハーネス30を取付けるための構造である。
【0028】
取付対象部材10としては、例えば、車両における板状部分であることが想定される。取付対象部材10は、平たい板状部分であってもよいし、曲る板状部分であってもよい。ここでは、取付対象部材10は、板状本体部12と、弾性部14とを備える。板状本体部12は、車両における金属ボディ等である。弾性部14は、弾性を有する板状部分である。弾性部14は、例えば、発泡樹脂、不織材等であり、緩衝材或はサイレンサ等の役割を果す部材であることが考えられる。弾性部14は、板状本体部12の一方主面に重ね合されている。つまり、本実施形態において、取付対象部材10は、板状本体部12に弾性部14が積層された積層体である。フラットハーネス30は、取付対象部材10のうち弾性部14側の外向き面に配設される。このため、取付対象部材10のうち弾性部14側の外向き面が取付対象面11である。取付対象部材10には、取付孔10hが形成されているとよい。板状本体部12及び弾性部14の一方が省略されてもよい。
【0029】
フラットハーネス取付構造20は、フラットハーネス30と、固定部42と、押付部としての板状部48とを備える。
【0030】
フラットハーネス30は、複数の線状配線部材を含み、全体的に偏平な形態に形成されたものである。ここでは、フラットハーネス30は、複数の電線32と、シート34とを備える。
【0031】
電線32は、線状配線部材の一例である。電線32は、芯線と、被覆とを含む。芯線は、金属等の導電部材によって形成された線状導体である。被覆は、芯線の周囲を覆う絶縁部分である。線状配線部材は、電気又は光等を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状配線部材は、電線の他、裸導線、シールド線、ツイスト線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
【0032】
シート34は、複数の電線32を偏平な形態に保つシート状の部材である。シート34は、樹脂等によって形成される。シート34は、金属を含んでいてもよい。シート34は、不織シートを含んでもよい。シート34の一方主面に複数の電線32が並列状態で固定される。シート34に対する電線32の固定は、溶着、接着、粘着等によってなされる。溶着は、超音波溶着であってもよいし、加熱溶着であってもよい。複数の電線32がシート34の一方主面に固定されることによって、複数の電線32が平たい状態に保たれる。
【0033】
フラットハーネス30は、接続先となる各電気部品の位置に応じて分岐していてもよい。
図1においては、複数の電線32のうちの一部の電線32aが外側方に分岐している例が示されている。この場合、シート34は、電線32の経路に沿って分岐するように形成されていてもよい。フラットハーネス30のうち最も多くの電線32が設けられた部分が幹線部30aとして後の説明で参照される場合がある。また、上記電線32aが分岐した部分が枝線部30bとして後の説明で参照される場合がある。各電線32の端部は、コネクタ等を介して電気部品等に接続される。シート34上において複数の電線32が複数層積層されていてもよい。
【0034】
フラットハーネス30は、上記例に限られない。複数の電線は、平たい枠部材等によって偏平状態に保たれていてもよい。複数の電線が偏平な形態となるように並列された形態で直接接合されていてもよい。また、フラットハーネス30は、FPC(Flexible printed circuits)等のように、複数の線状導体が絶縁部材によって相互に絶縁された状態で偏平状態に保たれたものであってもよい。すなわち、フラットハーネスは、複数の線状導体が、相互に絶縁された状態で偏平な形態に保持され、全体として幅よりも厚みが小さく形成された配線部材であればよい。
【0035】
かかるフラットハーネス30は、取付対象面11上に当該取付対象面11に平行な姿勢で配設される。ここでは、電線32は、シート34に対して取付対象面11とは反対側に位置している。電線32は、シート34に対して取付対象面11側に位置していてもよい。
【0036】
固定部42は、フラットハーネス30のいずれか一方の側部側で取付対象部材10に固定される部分である。板状部48は、フラットハーネス30を取付対象面11に押付けるように、固定部42からフラットハーネス30上に延在する部分である。本実施形態では、板状部48は、固定部42に一体形成されている。より具体的には、板状部48と固定部42とは、溶融樹脂が金型内に注入されることによって金型一体形成されている。このため、板状部48と固定部42とは、境界面無く一体的に繋がっている。固定部42と板状部48とが一体形成されたものは、フラットハーネス取付部品40と称されてもよい。ここでは、押付部は、帯状に延在する板状部である例が説明される。押付部は、丸棒状、四角棒状、三角棒状等であってもよい。
【0037】
より具体的には、固定部42は、取付対象部材10に形成された取付孔10hに抜け止状態に嵌込可能に構成されている。かかる固定部42は、例えば、長尺本体部42aと、引っ掛かり部42bとを含む。長尺本体部42aは、取付孔10hに挿入されて取付対象部材10の裏面側に達することが可能な長さ寸法に形成される。引っ掛かり部42bは、長尺本体部42aの先端部から外方に突出するように形成されて、取付孔10hの周縁部に取付対象部材10の裏面側から引っ掛かり可能に構成される。引っ掛かり部42bは、例えば、板ばね形状等を利用した弾性変形構造によって、取付孔10hの周縁部に引っ掛かり可能な突出状態から取付孔10hを通過可能な退避状態に弾性変形することができる。かかる固定部42の構成としては、ハーネス用クリップ、ハーネス用クランプ、プッシュリベット(push rivet)等として周知の構成のものが採用されてもよい。
【0038】
固定部42の基端部には、外側に張出す頭部43が形成されている。ここでは、頭部43は、固定部42の基端部の周方向全体に張出す円板状に形成されている。固定部42が取付孔10hに挿入された状態では、頭部43が取付孔10hの一方側(取付対象面11側)開口周縁部に引っ掛かり、引っ掛かり部42bが取付孔10hの他方側開口周縁部に引っ掛かる。この状態で、弾性部14が圧縮した状態となっていてもよい。この場合、弾性部14の弾性復元力によって頭部43が板状本体部12から遠ざかる方向に継続的に押されることになる。このため、固定部42が傾き難くなり、フラットハーネス取付部品40の姿勢が安定する。
【0039】
板状部48は、固定部42の基端部から当該固定部42の軸方向から遠ざかる外方に延出する。ここでは、板状部48の基端部が固定部42の基端部に繋がっている。板状部48は、隙間形成部48aと、本体部48bとを備える。隙間形成部48aは、固定部42の基端部に繋がった部分から取付対象部材10から離れる方向に向うように形成されている。ここでは、隙間形成部48aは、頭部43の周囲の一部から外方向に向うのに従って固定部42の先端部とは逆方向に向うように傾斜している。本体部48bは、隙間形成部48aの先端部から取付対象面11に沿って延在している。ここでは、本体部48bは、細長い板状に形成されている。本体部48bは、隙間形成部48aの先端部から固定部42の軸方向に対して直交しつつ当該固定部42から遠ざかる方向に向けて延在している。このため、頭部43の内向き面と本体部48bの内向き面との間には、固定部42の軸方向に沿った方向において、隙間形成部48aの傾き分の位置の違いが生じ得る。固定部42が取付対象部材10に固定された状態で、頭部43の内向き面は、取付対象面11に接した状態となる。この状態で、本体部48bと取付対象面11との間には、隙間形成部48a傾きに応じた隙間が形成される。この隙間に、フラットハーネス30が配設される。上記隙間は、フラットハーネス30の厚み寸法(シート34の厚みに電線32の直径が付加された寸法)よりも小さいことが好ましい。これにより、本体部48bがフラットハーネス30をより確実に押えることができる。上記隙間形成部48aは、固定部42に対して傾斜している必要は無く、クランク状に形成されていてもよい。
【0040】
ここで、取付対象となるフラットハーネス30の厚みは、電線32の径、シート34の厚み等によって変更され得る。上記隙間形成部48aは、取付対象となるフラットハーネス30の厚みに応じた構成とされてもよい。例えば、
図3に示すように、フラットハーネス30Aの厚みが比較的小さい場合、隙間形成部48a1の傾斜が小さく設定されてもよい。これにより、固定部42の軸方向に沿った方向において、頭部43の内向き面と本体部48bの内向き面との差が小さくなり、比較的厚みの小さいフラットハーネス30Aを押付けるのに適した構成が得られる。また、例えば、
図4に示すように、フラットハーネス30Bの厚みが比較的大きい場合、隙間形成部48a2の傾斜が大きく設定されてもよい。これにより、固定部42の軸方向に沿った方向において、頭部43の内向き面と本体部48bの内向き面との差を大きくすることができ、比較的厚みの大きいフラットハーネス30Aを押付けるのに適した構成とすることができる。
【0041】
板状部48の長さ寸法は、フラットハーネス30の一方の側部から他方の側部に至る長さに設定されていることが好ましい。本実施形態においては、固定部42は、フラットハーネス30の一方の側部から外方の位置で、取付対象部材10に固定される。このため、板状部48の長さ寸法は、フラットハーネス30の幅寸法以上であることが好ましい。後に説明するように、固定部42がフラットハーネス30の一方の側部の縁よりも内側で当該側部を貫通している場合がある。この場合、板状部48の長さ寸法が、フラットハーネス30の幅寸法未満であっても、板状部48の長さ寸法は、フラットハーネス30の一方の側部から他方の側部に至る長さに設定され得る。なお、板状部48の長さ寸法は、フラットハーネス30の一方の側部から他方の側部に至る手前の長さに設定されていてもよい。ここでは、板状部48がフラットハーネス30の幅方向に沿う姿勢である例が説明された。しかしながら、板状部48は、フラットハーネス30の幅方向に対して斜め姿勢であってもよい。
【0042】
固定部と板状部とを含む組は、複数設けられていてもよい。
図1において、上記固定部42と板状部48とを含むフラットハーネス取付部品40の他に、フラットハーネス取付部品40A、40B、40C、40D、40Eが図示されている。
【0043】
フラットハーネス取付部品40Aは、フラットハーネス取付部品40と同様の固定部42と板状部48とを備える部品である。フラットハーネス取付部品40、40Aに着目すると、フラットハーネス取付部品40と、フラットハーネス取付部品40Aとは、フラットハーネス30に対して異なる側部側で取付対象部材10に固定されている。また、フラットハーネス取付部品40、40Aとは、フラットハーネス30の延在方向において異なる位置に設けられている。
【0044】
より具体的には、フラットハーネス取付部品40については、固定部42がフラットハーネス30の一方の側部側(ここでは、当該側部の外側)で取付対象部材10に固定されている。板状部48は、フラットハーネス30の一方の側部から他方の側部に向うように、当該フラットハーネス30を横切っている。
【0045】
フラットハーネス取付部品40Aは、フラットハーネス取付部品40に対してフラットハーネス30の延在方向に沿って間隔をあけて隣合う位置に設けられている。フラットハーネス取付部品40Aの姿勢は、上記フラットハーネス取付部品40に対して、フラットハーネス30の幅方向中央ラインに対して対称となっている。つまり、固定部42がフラットハーネス30の他方の側部側(ここでは、当該側部の外側)で取付対象部材10に固定されている。板状部48Aは、フラットハーネス30の他方の側部から一方の側部に向うように、当該フラットハーネス30を横切っている。
【0046】
ここでは、フラットハーネス取付部品40、40Aの板状部48、48Aが、フラットハーネス30の延在方向に沿って異なる位置で、フラットハーネス30の異なる側部から延在して当該フラットハーネス30を押付ける。フラットハーネス取付部品40、40Aは、固定部42に近い側で、フラットハーネス30を効果的に押付けることができると考えられる。このため、当該フラットハーネス30がある程度の範囲に亘り効果的に取付対象面11に押付けられる。フラットハーネス取付部品40、40Aがより多数設けられている場合には、固定部42は、フラットハーネス30の両側部に対して交互に配置されるようにしてもよい。
【0047】
フラットハーネス取付部品40Bは、固定部42と、板状部48Bとを備える。固定部42は、上記したものと同様構成である。
【0048】
板状部48Bは、上記板状部48よりも幅広に形成されている。板状部48Bが幅広に形成されることで、板状部48Bによってフラットハーネス30が保護される。例えば、フラットハーネス30の一部の近くにエッジ状の部分等が存在している場合に、本フラットハーネス取付部品40Bが設けられるとよい。板状部48Bの幅は、保護が望まれる領域に応じて適宜設定され得る。例えば、板状部48Bは、固定部42の幅より幅広に設定されるとよい。固定部42の幅とは、固定部42の軸方向及び板状部48Bの延在方向の両方に対して直交する方向の寸法である。また、例えば、板状部48Bは、フラットハーネス30の幅よりも幅広に設定されてもよい。
【0049】
フラットハーネス取付部品40Cは、固定部42と、板状部48Cとを備える。固定部42は、上記したものと同様構成である。板状部48Cは、上記板状部48よりも短い。フラットハーネス取付部品40Dは、固定部42と、板状部48Dとを備える。固定部42は、上記したものと同様構成である。板状部48Dは、上記板状部48よりも短い。
【0050】
フラットハーネス取付部品40C、40Dに着目すると、フラットハーネス取付部品40Cと、フラットハーネス取付部品40Dとは、フラットハーネス30に対して異なる側部側で取付対象部材10に固定されている。また、フラットハーネス取付部品40C、40Dとは、フラットハーネス30の延在方向において同じ位置に設けられている。
【0051】
より具体的には、フラットハーネス取付部品40Cについては、固定部42がフラットハーネス30の一方の側部側(ここでは、当該側部の外側)で取付対象部材10に固定されている。板状部48は、フラットハーネス30の一方の側部から他方の側部の手前に向うように延在している。
【0052】
フラットハーネス取付部品40Dは、フラットハーネス取付部品40Cに対してフラットハーネス30の延在方向に沿って同じ位置に設けられている。フラットハーネス取付部品40Dの姿勢は、上記フラットハーネス取付部品40Cに対して、フラットハーネス30の幅方向中央ラインに対して対称となっている。つまり、固定部42がフラットハーネス30の他方の側部側(ここでは、当該側部の外側)で取付対象部材10に固定されている。板状部48は、フラットハーネス30の他方の側部から一方の側部の手前に向うように延在している。
【0053】
このため、フラットハーネス取付部品40Cの板状部48Cと、フラットハーネス取付部品40Dの板状部48Dとは、フラットハーネス30を横切る1つの直線上に沿っている。また、板状部48C、48Dは、フラットハーネス30の幅方向中間部で対向している。板状部48C、48Dの長さは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0054】
ここでは、フラットハーネス取付部品40C、40Dの板状部48C、48Dが、フラットハーネス30の延在方向に沿って同じ位置で、フラットハーネス30の異なる側部から延在して当該フラットハーネス30を押付ける。フラットハーネス取付部品40C、40Dは、固定部42に近い側で、フラットハーネス30を効果的に押付けることができると考えられる。このため、当該フラットハーネス30の一部の両側部が効果的に取付対象面11に押付けられる。
【0055】
フラットハーネス取付部品40Eは、固定部42と、板状部48E1と、板状部48E2とを備える。固定部42は、上記固定部42と同様構成である。
【0056】
板状部48E1と板状部48E2とは、上記板状部48と同様構成である。板状部48E1と板状部48E2との長さ寸法は、押付対象となるフラットハーネス30の幅等に応じて設定される。
【0057】
1つの固定部42から複数の板状部48E1、板状部48E2が延出している。板状部48E1は、フラットハーネス30のうち幹線部30aを押付ける部分である。この板状部48E1は、当該幹線部30aの幅寸法以上の長さ寸法に設定されている。板状部48E2は、フラットハーネス30のうち枝線部30bを押付ける部分である。この板状部48E2は、当該枝線部30bの幅寸法以上の長さ寸法に設定されている。
【0058】
固定部42は、幹線部30aの一側と枝線部30bの一側とが交わる箇所の外側位置で、取付対象部材10に固定されている。幹線部30aに対して枝線部30bは、直交姿勢で延出している。板状部48E1と板状部48E2とは互いに直交姿勢で延在している。このため、板状部48E1は、幹線部30aを横切る姿勢で当該幹線部30aを押付けている。また、板状部48E2は、枝線部30bを横切る姿勢で、当該枝線部30bを押付けている。
【0059】
板状部48E1と板状部48E2とがなす角は、幹線部30aと枝線部30bとがなす角等に応じて変更され得る。固定部42から3つ以上の板状部が延出してもよい。板状部48E1と板状部48E2とは、フラットハーネス30が分岐している部分だけでなく、フラットハーネス30が曲っている部分においてもその曲げ部分の前後部分を押付けることができる。
【0060】
上記フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eの板状部48、48A、48B、48C、48D、48E1、48E2の長さ寸法は、フラットハーネス30のうち押付対象となる部分の幅に応じた寸法に設定されるとよい。
【0061】
この場合、板状部48
、48A、48B、48C、48D、48E1、48E2として、フラットハーネス30のうち押付対象となる部分の幅に応じたものが金型成形等によって製造されてもよい。また、例えば、押付対象として想定されるフラットハーネス30の最大幅が想定され、板状部148として想定される最大幅に応じた長さのものが製造されるとよい(
図1において2点鎖線で示す板状部148参照)。この場合、フラットハーネス30の幅に応じて、板状部148の先端部が除去されて、所望の長さ寸法の板状部48が形成されるとよい。板状部148の先端部は、刃で切断すること、折ること等によって除去され得る。
【0062】
また、例えば、フラットハーネス取付部品240として、板状部248の両端部に固定部42が設けられたものが製造されてもよい(
図1において2点鎖線で示すフラットハーネス取付部品240参照)。この場合、板状部248の中間部が分離されることで、所望の長さ寸法の板状部48を有するフラットハーネス取付部品40Aが製造され得る。上記フラットハーネス取付部品240は、そのままの形態で、フラットハーネス30を押付ける部品としても使用され得る。
【0063】
本実施形態によると、フラットハーネス30のいずれか一方側の端部側で固定部42が取付対象部材10に固定される。固定部42からフラットハーネス30上に延在する板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2がフラットハーネス30を取付対象面11に押付ける。このため、フラットハーネス30の幅に拘らず、板状部48は、フラットハーネス30を取付対象面11に押付ける。これにより、様々な幅のフラットハーネス30が、取付対象部材10に対して取付けられる。
【0064】
また、板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2の一端部側のみに固定部42が設けられ、取付対象部材10には、板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2の一端部側のみに取付孔10hが形成されればよい。このため、取付作業性が向上すると共に、取付対象部材10による遮音性が向上する。
【0065】
また、板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2は、電線32、32aをシート34に対して押付けている。このため、シート34からの電線32、32aの浮きも抑制される。
【0066】
また、板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2は、固定部42に一体形成されているため、部品点数が少なくなる。また、フラットハーネス30を取付対象部材10に取付ける際に必要な部品数を削減できるため、フラットハーネス30の取付が容易である。
【0067】
また、板状部48、48B、48C、48D、48E1、48E2の一端部のみが固定部42によって固定される。このため、板状部48、48B,48C、48D、48E1、48E2がフラットハーネス30の幅に応じて除去されるか、その端部がフラットハーネス30の幅方向中間部又は外側にはみ出た状態で使用され得る。これにより、フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eの種類数を削減することが可能となり、部品の製造管理が容易となる。
【0068】
また、板状部48、48B,48E1、48E2がフラットハーネス30の幅方向全体を押付ける構成であるため、フラットハーネス30が取付対象面11から浮き難い。
【0069】
また、フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eが複数設けられているため、フラットハーネス30を複数箇所で押付けることができる。
【0070】
フラットハーネス取付部品40、40Aがフラットハーネス30に対して異なる側部側で取付対象部材10に固定される。または、フラットハーネス取付部品40C、40Dがフラットハーネス30に対して異なる側部側で取付対象部材10に固定される。フラットハーネス取付部品40、40A、フラットハーネス取付部品40C、40Dは固定部42側でフラットハーネス30をよりしっかりと押付けることができる。その固定箇所がフラットハーネス30の両側に分散することで、フラットハーネス30が両側からしっかりと押付けられる。
【0071】
上記固定箇所がフラットハーネス30の延在方向に沿って異なる位置であれば、フラットハーネス30が比較的広い範囲で両側からしっかり押付けられる。上記固定箇所がフラットハーネス30の延在方向に沿って同じ位置であれば、フラットハーネス30が局所的な位置で両側からしっかりと押付けられる。
【0072】
また、板状部48は、隙間形成部48aと本体部48bとを含む。隙間形成部48aは、取付対象部材10から離れる方向に向う。このため、本体部48bと取付対象面11との間にフラットハーネス30が配置されるのに適した隙間が形成される。特に、隙間形成部48aによって、本体部48bが取付対象面11に対して平行な姿勢に保たれる。これにより、本体部48bがフラットハーネス30の幅方向全体に亘って接触した状態で、当該フラットハーネス30が取付対象面11に対して適切に押付けられ得る。
【0073】
また、フラットハーネス取付部品40Eにおいては、1つの固定部42から複数の板状部48E1、E2が異なる方向に延出している。板状部48E1、E2は、異なる方向に沿うフラットハーネス30の部分(ここでは幹線部30a、枝線部30b)を押付けることができる。板状部48E1、E2は、異なる方向に延出しているため、フラットハーネス30の曲った部分をも押付けることができる。このため、フラットハーネス取付部品40Eは、フラットハーネス30の分岐部分、曲った部分を押付けることができ、また、これによって、分岐部分、曲った部分の経路をある程度一定に保つことができる。
【0074】
[変形例]
上記実施形態を前提として変形例が説明される。
【0075】
フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eは、固定部42を中心とする回転が規制されていることが好ましい。
【0076】
そのため、例えば、隣合うフラットハーネス取付部品40、40Aが存在する場合に、フラットハーネス取付部品40Aの板状部48
Aの長さ寸法が、隣のフラットハーネス取付部品40に接触する寸法に設定されていることが好ましい(
図1において2点鎖線で示す板状部48
Aの姿勢P参照)。板状部48
Aは、フラットハーネス取付部品40の固定部42に接触可能な寸法であることが好ましい。これにより、板状部48
Aの回転が抑制され、板状部48
Aがフラットハーネス30を押付ける状態が保たれる。
【0077】
また、
図5に示すように、固定部42に対応する固定部342の断面(軸方向に直交する断面)が非円形状(例えば、楕円、四角形、
図5では楕円である例が示される)等に形成されていてもよい。この場合、取付孔10hは、固定部342の断面形状に応じた非円形状に形成されているとよい。これにより、固定部342が取付孔10hに挿入された状態で、固定部342の回転が規制される。もって、板状部48の旋回が規制され、当該板状部48がフラットハーネス30を押付けた状態が保たれる。
【0078】
また、
図6に示すように、板状部48の一端部に複数(ここでは2つ)の固定部42が設けられてもよい。複数の固定部42は、板状部48の幅方向に並んでいてもよいし、板状部48の延在方向に並んでいてもよい。
図6では前者の例が示される。この場合であっても、複数の固定部42が取付対象部材10に対して一定位置に固定されるため、板状部48の旋回が規制される。もって、板状部48がフラットハーネス30を押付けた状態が保たれる。
【0079】
図7に示すように、フラットハーネス取付部品440において、板状部48に対応する板状部448と、固定部42に対応する固定部442とが別体とされていてもよい。
【0080】
この場合、板状部448は、上記板状部48に対応する部分の基端部に、孔448hが形成される。固定部442は、孔448hを貫通した状態で、取付対象部材10の取付孔10hに挿入されて固定される。板状部448の基端部は、取付対象部材10と頭部43との間に挟み込まれた状態で、固定部442からフラットハーネス30側に延在することができる。
【0081】
上記と同様に、固定部442の回転を規制するため、固定部442の断面形状が非円形状(例えば、楕円、四角形等)に形成され、取付孔10hが当該断面形状に応じた非円形状に形成されていることが好ましい。また、固定部442に対する板状部448の旋回を規制するため、固定部442の断面形状が非円形状に形成され、孔448hが当該断面形状に応じた非円形状に形成されていることが好ましい。
【0082】
これにより、固定部442が孔448hに貫通された状態で取付対象部材10に固定されると、板状部448が固定部442に取付けられる。このため、板状部448と固定部442との組合作業及び固定部442を取付対象部材10に固定する作業とが容易に行われる。
【0083】
この場合、板状部448として、フラットハーネス30の幅に応じたものが複数準備されていてもよい。あるいは、押付対象となるフラットハーネス30の最大幅を想定して製造された長めの板状部が、押付対象となるフラットハーネス30の幅に応じて適宜除去されて板状部448が形成されてもよい。
【0084】
また、板状部448の端部に複数の孔が形成され、当該複数の孔のそれぞれに固定部442が貫通する構成であってもよい。これにより、板状部448の一端部が複数箇所で固定されることになり、板状部448の旋回が規制される。
【0085】
図8に示すように、フラットハーネス取付部品40の固定部42は、フラットハーネス30のいずれか一方側の側部を貫通していてもよい。ここでは、固定部42は、フラットハーネス30のシート34を貫通している。固定部42は、フラットハーネス30を貫通した状態で、取付対象部材10の取付孔10hに挿入されて、当該取付対象部材10に固定される。この例によると、固定部42自体がフラットハーネス30の側部を押えることができる。このため、フラットハーネス30がよりしっかりと取付対象部材10に取付けられる。
【0086】
上記フラットハーネス30の側部に固定部42が貫通された状態のものは、取付部品付フラットハーネス500と把握されてもよい。
【0087】
フラットハーネス30に対して、固定部42と板状部448とが別体とされたもの(
図7参照)が取付けられていてもよい。この場合、固定部42は、板状部448の孔448hを貫通してフラットハーネス30に貫通した状態となっていればよい。
【0088】
この取付部品付フラットハーネス500は、フラットハーネス30に対してフラットハーネス取付部品40が一体化された形態で提供され、一体化された形態でフラットハーネス30の取付作業が行われる。このため、フラットハーネス取付部品40を用いたフラットハーネス30の取付作業が容易に行われる。
【0089】
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。例えば、フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eの一部が一体化部品であり、残りが分割構成部品であってもよい。また、フラットハーネス取付部品40、40A、40B、40C、40D、40Eの一部がフラットハーネス30の側部に貫通され、残りがフラットハーネス30に貫通されずに取付対象部材10に固定されてもよい。
【符号の説明】
【0090】
10 取付対象部材
10h 取付孔
11 取付対象面
12 板状本体部
14 弾性部
20 フラットハーネス取付構造
30、30A、30B フラットハーネス
30a 幹線部
30b 枝線部
32、32a 電線
34 シート
40、40A、40B、40C、40D、40E フラットハーネス取付部品
42 固定部
42a 長尺本体部
42b 引っ掛かり部
43 頭部
48、48A、48B、48C、48D、48E1、48E2 板状部
48a、48a1、48a2 隙間形成部
48b 本体部
148 板状部
240 フラットハーネス取付部品
248 板状部
342 固定部
440 フラットハーネス取付部品
442 固定部
448 板状部
448h 孔
500 取付部品付フラットハーネス
P 姿勢