IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中国電力株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図1
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図2
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図3
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図4
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図5
  • 特許-パイプ母線の支持構造 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-27
(45)【発行日】2023-04-04
(54)【発明の名称】パイプ母線の支持構造
(51)【国際特許分類】
   H02G 5/02 20060101AFI20230328BHJP
   H02G 7/00 20060101ALI20230328BHJP
   H02G 15/08 20060101ALI20230328BHJP
   H02G 1/14 20060101ALI20230328BHJP
   H02B 5/00 20060101ALI20230328BHJP
   H02B 1/20 20060101ALI20230328BHJP
【FI】
H02G5/02
H02G7/00
H02G15/08
H02G1/14
H02B5/00 A
H02B1/20 E
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019123821
(22)【出願日】2019-07-02
(65)【公開番号】P2021010261
(43)【公開日】2021-01-28
【審査請求日】2022-06-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】川上 芳弘
【審査官】関 信之
(56)【参考文献】
【文献】実開昭51-091798(JP,U)
【文献】実開昭57-093035(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 5/02
H02G 7/00
H02G 15/08
H02G 1/14
H02B 5/00
H02B 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方に向かって突出した碍子支持柱の頭部を碍子支持柱と同軸上に支持するパイプ母線の支持構造であって、
前記パイプ母線の先端部の外周面を径方向外方から挟持できる一対のクランプ部材を備え、
各々の前記クランプ部材は、
前記パイプ母線の先端部の外周面に当接できる円弧状の内壁面を形成した半円筒部と、
前記半円筒部の周方向両側端部から外周面側に延出した一対の第1鍔片と、
前記半円筒部の軸方向一端部から径方向外方に延在した第2鍔片と、をそれぞれ有し、
一つ以上の締結部材を用いて、各々の前記クランプ部材における前記内壁面が、前記パイプ母線の外周面に当接するよう前記パイプ母線を挟み込み、対向する互いの前記第1鍔片を近接又は当接することで、前記パイプ母線の先端部の外周面を径方向外方から挟持でき、
一つ以上の締結部材を用いて、前記第2鍔片を前記碍子支持柱の頭部に固定できる、パイプ母線の支持構造。
【請求項2】
前記パイプ母線は、
水平状態に配置された水平パイプ部材と、
鉛直状態に配置された鉛直パイプ部材と、
前記水平パイプ部材と前記鉛直パイプ部材を接合した湾曲パイプ部材と、を有し、
前記水平パイプ部材を地上から所定の高さに維持するために、前記鉛直パイプ部材を先端部から所定の長さで切断している、請求項1記載のパイプ母線の支持構造。
【請求項3】
前記クランプ部材は、アルミ材で構成している、請求項1又は2記載のパイプ母線の支持構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプ母線の支持構造に関する。特に、コンデンサ型計器用変圧器などの碍子頭頂部に接続されるアルミパイプ母線を碍子頭頂部に支持するパイプ母線の支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、変電所などでは、交流電圧の測定範囲を拡大するために、計器用変圧器を設置している。コンデンサ形計器用変圧器(以下、PD:Potential Devuceという)は、高圧の一次電圧を二次側に必要な低電圧に変圧している。
【0003】
PDは、その箱状のフレームの上部から碍子支持柱を突出している。碍子支持柱は、その内部に導体を挿通している。この導体は、碍子支持柱の頭部に設置した外部端子と電気的に接続している。外部端子には、アルミパイプ母線の端末が着脱自在に接続されている。アルミパイプ母線には、測定電圧が印加されている。
【0004】
碍子支持柱を箱状のフレームから突出した例としては、計器用変圧器の前段に設置し、高圧の3相交流を受電した遮断器を内部に収納したスイッチギアが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1によるスイッチギアは、3本の碍子支持柱を箱状のフレームの側面から突出している。碍子支持柱は、端子板を先端部に設けている。端子板には、電力ケーブルを接続できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2008-271737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図4は、従来技術によるアルミパイプ母線の設置状態を示す斜視図である。図5は、従来技術によるアルミパイプ母線の構成を示す側面図である。図6は、従来技術の碍子支持柱に備わる頭部端子の構成を示す図であり、図6(A)は、頭部端子の平面図、図6(B)は、頭部端子の正面図である。
【0008】
図4を参照すると、発電所などでは、架台を介して、箱状のフレームで構成した三基のPDを屋外に設置している。PDは、そのフレームの上部から碍子支持柱Piを突出している。碍子支持柱Piは、その内部に図示しない導体を挿通している。
【0009】
図4を参照すると、前記導体は、碍子支持柱Piの頭部に固定した外部端子8と電気的に接続している(図6参照)。図6を参照すると、外部端子8は、円筒状の外部端子本体8aと円盤状の支持金具8bで構成している。
【0010】
図6を参照すると、支持金具8bは、直径の大きい大円板81と直径の小さい小円板82を有している。又、支持金具8bは、大円板81と小円板82を溶接で接合した支持脚83を有している。大円板81は、複数のボルト部材を用いて、碍子支持柱Piの頭部に固定されている。小円板82には、複数のボルト部材を用いて、後述するパイプ支持金具91を着脱自在に固定できる(図5参照)。
【0011】
図5を参照すると、アルミパイプ母線(以下、パイプ母線という)9は、水平パイプ部材91h、鉛直パイプ部材91v、及び、直角に湾曲した湾曲パイプ部材91cを有している。湾曲パイプ部材91cの両端部は、水平パイプ部材91hの端面及び鉛直パイプ部材91vの端面に突き合わせ溶接により接合されている。そして、図5に示すように、パイプ母線9は、全体としてL字状に形成している。
【0012】
図5を参照して、水平パイプ部材91hは、その中間部がポスト碍子を介して、門型の架台Rで支持されている(図4参照)。
【0013】
図5を参照すると、鉛直パイプ部材91vは、ハット(鍔付き帽体)状のパイプ支持金具91を溶接により先端部に接合している。そして、複数のボルト部材を用いて、パイプ支持金具91を支持金具8bに固定できる(図6参照)。これにより、外部端子8とパイプ母線9を電気的に接続できる。パイプ母線9には、微弱電流であるが高圧の測定電圧が印加されている(図4参照)。
【0014】
図4を参照して、PDを更新すると、地上から支持金具8bの上面までの高さが高くなることがある。一方、既設のパイプ母線9の水平パイプ部材91hは(図5参照)、地上からの高さが規定されているので、鉛直パイプ部材91vを先端部側から現場で切断し、外部端子8とパイプ母線9を接続している(図5参照)。つまり、水平パイプ部材91hの中心からパイプ支持金具91の底面までの長さHが短くなるように、鉛直パイプ部材91vを先端部側から切断していた(図5参照)。
【0015】
このようなPDの更新工事では、アルミ材からなるパイプ支持金具91を新たに用意し、先端部側から切断したアルミ材からなる水平パイプ部材91hにパイプ支持金具91をアルゴン溶接により、接合していた。
【0016】
不活性ガスであるアルゴンガスを用いた、アルゴン溶接は、溶接時に母材の溶融金属部分を大気から遮断して保護できるので、アルミ材同士を溶接するのは好適であるが、溶接工事に時間と費用が嵩むという課題があった。
【0017】
新たにパイプ支持金具を用意することなく、先端部側から切断したアルミパイプ母線の先端部を碍子支持柱の頭部に電気的に接続可能に支持できる、パイプ母線の支持構造が求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
【0018】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、先端部側から切断したアルミパイプ母線の先端部を碍子支持柱の頭部に電気的に接続可能に支持できる、パイプ母線の支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明者は、パイプ母線の先端部を径方向外方から挟持できる一対の半円筒状のクランプ部材を用いて、先端部側から切断したアルミパイプ母線の先端部を碍子支持柱の頭部に電気的に接続可能に支持できると考え、これに基づいて、以下のような新たなパイプ母線の支持構造を発明するに至った。
【0020】
(1)本発明によるパイプ母線の支持構造は、上方に向かって突出した碍子支持柱の頭部を碍子支持柱と同軸上に支持するパイプ母線の支持構造であって、前記パイプ母線の先端部の外周面を径方向外方から挟持できる一対のクランプ部材を備え、各々の前記クランプ部材は、前記パイプ母線の先端部の外周面に当接できる円弧状の内壁面を形成した半円筒部と、前記半円筒部の周方向両側端部から外周面側に延出した一対の第1鍔片と、前記半円筒部の軸方向一端部から径方向外方に延在した第2鍔片と、をそれぞれ有し、一つ以上の締結部材を用いて、各々の前記クランプ部材における前記内壁面が、前記パイプ母線の外周面に当接するよう前記パイプ母線を挟み込み、対向する互いの前記第1鍔片を近接又は当接することで、前記パイプ母線の先端部の外周面を径方向外方から挟持でき、一つ以上の締結部材を用いて、前記第2鍔片を前記碍子支持柱の頭部に固定できる。
【0021】
(2)前記パイプ母線は、水平状態に配置された水平パイプ部材と、鉛直状態に配置された鉛直パイプ部材と、前記水平パイプ部材と前記鉛直パイプ部材を接合した湾曲パイプ部材と、を有し、前記水平パイプ部材を地上から所定の高さに維持するために、前記鉛直パイプ部材を先端部から所定の長さで切断していることが好ましい。
【0022】
(3)前記クランプ部材は、アルミ材で構成していることが好ましい。
【発明の効果】
【0023】
本発明によるパイプ母線の支持構造は、一対の半円筒状のクランプ部材を備え、これらのクランプ部材は、パイプ母線の先端部を径方向外方から挟持できると共に、碍子支持柱の頭部に固定できる第2鍔片を有しているので、新たに製作したパイプ支持金具をパイプ母線の先端部に溶接することなく、パイプ母線の先端部を碍子支持柱の頭部に電気的に接続可能に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態によるパイプ母線の支持構造の構成を示す斜視図である。
図2】前記実施形態によるパイプ母線の支持構造に備わる一対のクランプ部材の構成を示す図であり、図2(A)は、一対のクランプ部材の平面図、図2(B)は、一対のクランプ部材の正面図、図2(C)は、一対のクランプ部材の左側面図である。
図3】前記実施形態によるパイプ母線の支持構造に備わる一対のクランプ部材が互いに近接した状態を示す図であり、図3(A)は、一対のクランプ部材の平面図、図3(B)は、一対のクランプ部材の正面図、図2(C)は、一対のクランプ部材の右側面図である。
図4】従来技術によるアルミパイプ母線の設置状態を示す斜視図である。
図5】従来技術によるアルミパイプ母線の構成を示す側面図である。
図6】従来技術の碍子支持柱に備わる頭部端子の構成を示す図であり、図6(A)は、頭部端子の平面図、図6(B)は、頭部端子の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[パイプ母線の支持構造の構成]
最初に、本発明の一実施形態によるパイプ母線の支持構造の構成を説明する。なお、従来技術で用いた符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じにするので、以下説明を省略することがある。
【0026】
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるパイプ母線の支持構造は、上方に向かって突出した碍子支持柱Piの頭部にパイプ母線9の先端部を碍子支持柱Piと同軸上に支持できる(図4参照)。
【0027】
図1から図3を参照すると、本実施形態によるパイプ母線の支持構造は、一対の半円筒状のクランプ部材1・1を備えている。一対のクランプ部材1・1は、パイプ母線9(鉛直パイプ部材91v)の先端部を径方向外方から挟持できる。
【0028】
図1から図3を参照すると、クランプ部材1は、半円筒部11、一対の帯板状の第1鍔片12・12、及び、第2鍔片13を有している。半円筒部11は、半円筒体からなり、一対の半円筒体を組み合わせることで、一つの円筒体が形成される。
また、半円筒部11の内壁面は、鉛直パイプ部材91vの先端部の外周面に当接できる円弧状の内壁11wを形成している(図2(A)参照)。このように、例えば、内壁11の内壁面は、鉛直パイプ部材91vの外周面の形状に倣った(対応する)曲面形状に形成される。これにより、内壁11wは、鉛直パイプ部材91vの先端部の外周面に当接できる。
【0029】
図1から図3を参照すると、一対の第1鍔片12・12は、半円筒部11の周方向両側端部から外周面側に延出している。本実施形態においては、第1鍔片12を半円筒部11の外周に隅肉溶接により接合しているが(図1参照)、一対の第1鍔片12・12と半円筒部11を一体に成形することもできる。
【0030】
図2又は図3を参照すると、第2鍔片13は、半円筒部11の高さ方向である軸方向一端部から径方向外方に半円状に延在している。本実施形態においては、半円筒部11と第2鍔片13は、一体に形成しているが、半円筒部11の軸方向一端部に第2鍔片13を溶接により接合してもよい。
【0031】
図2又は図3を参照すると、第1鍔片12は、複数の穴12hを半円筒部11の軸方向に対応する方向に一列に開口している。図1を参照して、締結部材となるボルト部材Bを用いて、ボルト部材Bを穴12hに挿通し、ボルト部材Bにナット部材を締結することで、互いの第1鍔片12・12を近接することで、パイプ母線9(鉛直パイプ部材91v)の先端部を径方向外方から挟持できる。
【0032】
図2又は図3を参照すると、一対のクランプ部材1・1における第2鍔片13・13は、一対のクランプ部材1を組み合わせた際に互いに当接して1つの円板を形成する。また、第2鍔片13は、上記形成された円板と同心である仮想円の円周上に配列された、複数の穴13hを開口している。複数の穴13hの位置は、小円板82に開口した穴の位置に対応している(図6参照)。一対のクランプ部材1・1でパイプ母線9の先端部を挟持し、一対の第2鍔片13・13を小円板82に載置し、複数の穴13hの位置と小円板82に開口した穴の位置とを合わせる。そして、ボルト部材を穴13h及び小円板82に開口した穴に挿通し、小円板82に開口した穴から第二鍔片13とは反対側へ突出するボルト部材に対し、第二鍔片13とは反対側からナット部材を締結する。これにより、一対のクランプ部材1・1を小円板82に固定できる。一対の第2鍔片13・13を碍子支持柱Piの頭部に固定できる。
【0033】
なお、複数の穴13hの各々は、小円板82に開口した穴の各々よりも内径が大きくなるように形成されていることが望ましい。この場合、クランプ部材1は、第2鍔片13に形成された穴13hと小円板82に開口した穴の位置とにずれが生じた場合であっても、ボルト部材を穴13h及び小円板82に開口した穴の双方に挿通させることができる。つまり、クランプ部材1は、小円板82に対するクランプ部材1の位置に調整代を持たせることができるので、一対の半円筒部11によって鉛直パイプ部材91vを強固に挟持することができる。またその結果、クランプ部材1は、穴13hを形成する位置に関する寸法精度を緩和することができるので、クランプ部材1の製造コストを抑制できる。
【0034】
図1から図3を参照して、クランプ部材1は、アルミ材で構成することが好ましい。クランプ部材1がパイプ母線9に接触すると共に、小円板82に接触することで、パイプ母線9と外部端子8を電気的に接続できる。パイプ母線9には、測定電圧が印加され、負荷電流が流れないので、接触による電気的導通だけで十分である。
【0035】
[パイプ母線の支持構造の作用]
次に、実施形態によるパイプ母線の支持構造の作用及び効果を説明する。
【0036】
図1から図3を参照すると、実施形態によるパイプ母線の支持構造は、一対の半円筒状のクランプ部材1・1を備え、これらのクランプ部材1・1は、パイプ母線9の先端部を径方向外方から挟持できると共に、碍子支持柱Piの頭部に固定できる第2鍔片13を有しているので、新たに製作したパイプ支持金具をパイプ母線9の先端部に溶接することなく、パイプ母線9の先端部を碍子支持柱Piの頭部に電気的に接続可能に支持できる。
【0037】
図5を参照すると、パイプ母線9は、水平状態に配置された水平パイプ部材91hと、鉛直状態に配置された鉛直パイプ部材91vと、水平パイプ部材91hと鉛直パイプ部材91vを接合した湾曲パイプ部材91cと、を有している。水平パイプ部材91hを地上から所定の高さに維持するために、鉛直パイプ部材91vを先端部から所定の長さで切断することが好ましい。
【0038】
図1から図3を参照して、クランプ部材1は、アルミ材で構成することが好ましい。クランプ部材1がパイプ母線9に接触すると共に、小円板82に接触することで、パイプ母線9と外部端子8を電気的に接続できる。
【0039】
本発明によるパイプ母線の支持構造は、次の効果を期待できる。
(1)現地施工が容易であり、工期の短縮が可能である。高所作業車などでの施工も可能である。
(2)現地でのアルミ溶接による特殊作業が無くなり、工事費用を大幅に削減できる。
(3)現地でのアルミ溶接のための足場設置、機器の養生などの対策が不要となる。
【符号の説明】
【0040】
1 クランプ部材1
9 パイプ母線
11 半円筒部
11w 内壁
12・12 一対の第1鍔片
13 第2鍔片
Pi 碍子支持柱
図1
図2
図3
図4
図5
図6