(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-27
(45)【発行日】2023-04-04
(54)【発明の名称】スケルトン形コンソール時計
(51)【国際特許分類】
G04B 45/02 20060101AFI20230328BHJP
G04B 19/02 20060101ALI20230328BHJP
【FI】
G04B45/02
G04B19/02 G
(21)【出願番号】P 2022165368
(22)【出願日】2022-10-14
【審査請求日】2022-10-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522403572
【氏名又は名称】ナカソネ住設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094581
【氏名又は名称】鯨田 雅信
(72)【発明者】
【氏名】仲宗根 稔
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特表2006-515060(JP,A)
【文献】特開昭52-46847(JP,A)
【文献】実公平1-20712(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 1/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーと対向する正面側の縦方向が1~3mの長さを有するように形成された略箱状の容器と、それぞれが同一の軸を中心に回転する時針、分針及び秒針と、時刻を示す数字が表示されたリング状薄板から成る文字盤と、モーターからの回転力を歯車等を介して受けて移動することにより時針が固定された比較的大径のタイミングプーリーを回転させる時針用タイミングベルトと、前記モーターからの回転力を歯車等を介して受けて移動することにより分針が固定された比較的小径のタイミングプーリーを回転させる分針用タイミングベルトと、前記モーターからの回転力を他の歯車等を介して受けて回転することにより秒針を回転させる秒針用歯車とを備えたスケルトン形コンソール時計であって、
前記容器は、その正面側の「前記時針用タイミングベルト、前記分針用タイミングベルト及び前記文字盤と対向する部分」が透明部材により構成されており、前記文字盤は、前記数字が表示されたリング状薄板の内側が「前記時針、分針及び秒針が回転する軸を中心とする円形状の空洞部」となるように形成されており、前記時針用タイミングベルト及び前記分針用タイミングベルトは、容器の正面から1m以上離れた位置からでも十分にその動きを視認、看取することができるように構成されており、前記容器の正面から1m以上離れた位置に居る看者でも、前記容器の透明部材及び前記文字盤内側の空洞部を介して、前記時針を回す時針用タイミングベルトの動き及び前記分針を回す分針用タイミングベルトの動きを見ることができる、スケルトン形コンソール時計。
【請求項2】
前記時針、分針及び各タイミングベルトの少なくとも一つは、ジェネバ機構を介して回転又は移動されるものであり、前記ジェネバ機構は少なくともその一部が前記透明部材及び前記空洞部に対向するように配置されており、前記容器の正面側から、前記ジェネバ機構の動きを前記透明部材及び前記空洞部を介して見ることができる、請求項1に記載のスケルトン形コンソール時計。
【請求項3】
一つのモーターからの回転力が秒針用の減速歯車を介して秒針側に伝えられ、同回転力が分針用の減速歯車並びに減速用のタイミングプーリー及びタイミングベルトを介して分針側に伝えられ、さらに同回転力が時針用の減速歯車並びに減速用のタイミングプーリー及びタイミングベルトを介して時針側に伝えられる、ことを特徴とする請求項1に記載のスケルトン形コンソール時計。
【請求項4】
前記容器内において、前記秒針、分針及び時針の回転中心となる軸及びその周りをリング状に延びる文字盤は、看者から見て前記容器の透明部材の左右における中央に対向する位置に配置されており、且つ、前記秒針又は分針の動きと連動するように左右に振れるように構成された振り子は、前記軸と前記文字盤との間の中間的な位置であって前記各タイミングベルトから右又は左方向に離れた位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のスケルトン形コンソール時計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の受付やエントランスなど施設の一部に配置して使用される、比較的大型のコンソール時計に関する。
【背景技術】
【0002】
建物の受付やエントランスなど施設の一部に配置して使用される比較的大型のコンソール時計としては、例えば遊戯施設や観光施設などの建物又は敷地の一部に設置される比較的大型の「からくり時計」などが知られている(特許文献1参照)。このような従来の「からくり時計」は、透明ガラスを含む容器内に備えられ、所定の時刻毎に人形などに特殊な動きをさせて、それを透明ガラス板などを介して見せるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来の「からくり時計」は、あくまで時計それ自体の構成とは別個の人形などに特殊な動きをさせて、それを看者(ユーザー)に透明ガラス等を介して見せるようにしたものに過ぎず、看者に時計それ自体の内部構成の動き(少なくともその一部の動き)を興趣深く見させるものではなかった。またそもそも、従来の時計の容器内部の構成においてはモーター等の駆動源からの駆動力を歯車で減速等して時針、分針及び秒針に伝えているため、時計の内部構成の動きとしては、歯車が回転するだけの比較的小さな動きが中心となっているところ、そのような歯車が回転するだけの比較的小さな動きは、少なくとも1~4m離れた位置に居る看者からは十分に視認、看取することができなかった。
【0005】
本発明はこのような従来技術の課題に着目して為されたものであって、時計が収容された容器の正面側から少なくとも1~4m離れた位置に居る看者(ユーザー)でも、容器内に配置された時計の内部構成の動き(少なくともその一部の動き)を興趣深く見て又は鑑賞することができるスケルトン形コンソール時計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上のような課題を解決するための本発明によるスケルトン形コンソール時計は、ユーザーと対向する正面側の縦方向が1~3mの長さを有するように形成された略箱状の容器と、それぞれが同一の軸を中心に回転する時針、分針及び秒針と、時刻を示す数字が表示されたリング状薄板から成る文字盤と、モーターからの回転力を歯車等を介して受けて移動することにより時針が固定された比較的大径のタイミングプーリーを回転させる時針用タイミングベルトと、前記モーターからの回転力を歯車等を介して受けて移動することにより分針が固定された比較的小径のタイミングプーリーを回転させる分針用タイミングベルトと、前記モーターからの回転力を他の歯車等を介して受けて回転することにより秒針を回転させる秒針用歯車とを備えたスケルトン形コンソール時計であって、前記容器は、その正面側の「前記時針用タイミングベルト、前記分針用タイミングベルト及び前記文字盤と対向する部分」が透明部材により構成されており、前記文字盤は、前記数字が表示されたリング状薄板の内側が「前記時針、分針及び秒針が回転する軸を中心とする円形状の空洞部」となるように形成されており、前記時針用タイミングベルト及び前記分針用タイミングベルトは、容器の正面から1m以上離れた位置からでも十分にその動きを視認、看取することができるように構成されており、前記容器の正面から1m以上離れた位置に居る看者でも、前記容器の透明部材及び前記文字盤内側の空洞部を介して、前記時針を回す時針用タイミングベルトの動き及び前記分針を回す分針用タイミングベルトの動きを見ることができるスケルトン形コンソール時計である。
【0007】
また、本発明によるスケルトン形コンソール時計は、前記の時針、分針及び各タイミングベルトの少なくとも一つがジェネバ機構を介して回転又は移動されるものであり、前記ジェネバ機構は少なくともその一部が前記透明部材及び前記空洞部に対向するように配置されており、前記容器の正面側から、前記ジェネバ機構の動きを前記透明部材及び前記空洞部を介して見ることができるものであってもよい。
【0008】
また、本発明によるスケルトン形コンソール時計は、一つのモーターからの回転力が秒針用の減速歯車を介して秒針側に伝えられ、同回転力が分針用の減速歯車並びに減速用のタイミングプーリー及びタイミングベルトを介して分針側に伝えられ、同回転力が時針用の減速歯車並びに減速用のタイミングプーリー及びタイミングベルトを介して時針側に伝えられるものであってもよい。
【0009】
さらに、本発明によるスケルトン形コンソール時計においては、前記容器内において、前記秒針、分針及び時針の回転中心となる軸及びその周りをリング状に延びる文字盤は、看者(ユーザー)から見て前記容器の透明部材の左右における中央に対向する位置に配置されており、且つ、前記秒針又は分針の動きと連動するように左右に振れるように構成された振り子は、前記軸と前記文字盤との間の中間的な位置であって前記各タイミングベルトから右又は左方向に離れた位置に配置されているものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、少なくとも時針及び分針を「容器の正面から1~4m以上離れた位置からでも十分にその動きを視認、看取することができる各タイミングベルトの動き」により回転させるようにしたので、前記容器の正面から1~4m以上離れた位置に居る看者でも、時針及び分針を回転させるタイミングベルトの比較的ダイナミックな動きを、前記容器の正面側から前記透明部材及び前記文字盤中央の空洞部を介して、十分に且つ容易に視認、看取することができるようになる(これに対し、従来の時計では、その容器内部の構成の動きとしては、歯車が回転するだけの比較的小さな動きが中心となっているため、少なくとも1~4m離れた位置に居る看者からは、そのような歯車が回転するだけの比較的小さな動きは、十分に視認、看取することができなかった)。
【0011】
よって、本発明によれば、容器の正面側に居る看者(ユーザー)が、時針及び分針を回転させるタイミングベルトの比較的ダイナミックな動きを含む前記容器内に配置された時計の内部構成の動きを、極めて興趣深く見て又は鑑賞することができるようになる。
【0012】
また、本発明において、特に前記の時針、分針及び各タイミングベルトの少なくとも一つと接続されたジェネバ機構を少なくともその一部が前記透明部材及び前記空洞部に対向するように配置したときは、容器の正面側に居る看者(ユーザー)が、時針及び分針を回転させるタイミングベルトの動きだけでなく、前記ジェネバ機構の動きをも、興趣深く見て又は鑑賞することができるようになる。
【0013】
さらに、本発明では、前記容器の内部において、前記秒針、分針及び時針の回転中心となる軸及びその周りをリング状に延びる文字盤を、看者から見て前記容器の透明部材の左右における中央に対向する位置に配置し、且つ前記秒針又は分針の動きと連動するように左右に振れるように構成された振り子を、前記軸と前記文字盤との間の中間的な位置であって前記各タイミングベルトから離れた位置に配置するようにしたときは、前記振り子の存在が「前記容器の正面側の透明部材の前方に居る看者(ユーザー)が、前記透明部材及び前記文字盤の空洞部を介して、前記容器の内部の前記各タイミングベルトの動きを興趣深く見る又は鑑賞すること」の妨げとなることを、有効に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態に係るスケルトン形コンソール時計の正面側の外観を示す図である。
【
図3】本実施形態における容器内の構成を示す斜視図である。
【
図4】本実施形態における容器内の構成を示す斜視図である。
【
図5】本実施形態における容器内の構成を示す斜視図である。
【
図6】本実施形態の内部に配置された各タイミングベルト及び各タイミングプーリーなどを正面側から示す図である。
【
図7】本実施形態の容器内に配置された各タイミングベルト及び各タイミングプーリーなどを側面側から示す図である。
【
図8】本実施形態の容器内に配置されたジェネバ機構と秒針3、分針4及び時針5などの他の部品との位置関係等を正面側から示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るスケルトン形コンソール時計の正面側の外観を示す図、
図2はその一部拡大図、
図3、
図4及び
図5は本実施形態における容器内の構成を示す斜視図、
図6及び
図7は本実施形態の容器内に配置された各タイミングベルト及び各タイミングプーリーなどを正面側及び側面側からそれぞれ示す図である。
【0016】
図1において、1は容器、1aは前記容器1の正面(前面)側に配置された透明板(ガラス製又はアクリル樹脂製の透明薄板)、2はリング状に延びる(中央側が空洞部となっている)帯状の薄板表面に例えば1から12までの数字などが表示された時計用の文字盤、3,4及び5はそれぞれ前記透明板1aと前記文字盤2との間に配置された秒針、分針及び時針、20はモーターである。本実施形態では、前記透明板1aに近い側から、秒針3、分針4及び時針5の順に、配置されている。
【0017】
このような本実施形態においては、モーター20からの動力すなわち回転力が複数の減速歯車(例えば
図2の符号11,13など参照)により減速されつつ伝えられていき、その後、駆動側の各タイミングプーリー(
図6及び
図7の符号14,12参照)に伝えられる。
【0018】
そして本実施形態においては、
図3、
図6及び
図7に示すように、前記駆動側のタイミングプーリー14によりタイミングベルト6が移動させられ、このタイミングベルト6の動きにより、対応する従動側のタイミングプーリー7が回転させられ、これに固定された時針5が回転する。
【0019】
また本実施形態においては、
図3、
図6及び
図7に示すように、前記駆動側のタイミングプーリー12によりタイミングベルト8が移動させられ、このタイミングベルト8の動きにより、対応する従動側のタイミングプーリー9が回転させられ、これに固定された分針4が回転する。
【0020】
なお、
図4及び
図5は、このような各タイミングベルト6,8の動きなどの一例を示す斜視図である。また
図3は、このような各タイミングベルト6,8、従動側のタイミングプーリー7,9、並びに前記文字盤2、分針4及び時針5との位置関係を示す斜視図である。また
図3,
図6及び
図7において、符号10は前記の従動側タイミングプーリー7,9、時針5、分針4及び秒針3が回転するときの共通の回転中心となる軸である。
【0021】
このような本実施形態では、
図2(
図1の一部拡大図)に示すように、各タイミングベルト6及び8、並びに従動側のタイミングプーリー7などが、前記容器1の正面側(前方)の少なくとも1~4m以上離れた位置に居る看者(ユーザー)にも、前記透明板1a及び前記文字盤2の中央の空洞部を介して、十分に且つ容易に看取できるようになっている。
【0022】
また本実施形態においては、前記容器1の内部において、前記秒針3、分針4及び時針5の回転中心となる軸10及びその周りをリング状に延びる文字盤2を、看者(ユーザー)から見て前記容器1の透明板1aの左右中央と対向する位置に配置すると共に、前記秒針3又は分針4の動きと連動するように左右に振れるように構成された振り子19を、前記軸10と前記文字盤2との間の中間的な位置であって前記各タイミングベルト6,8から離れた位置に配置するようにしている。
【0023】
また、本実施形態では、
図2に示すように、前記の時針5、分針4及び各タイミングベルト6又は8の少なくとも一つと直接に又は間接的に接続されたジェネバ機構を構成する従動側ジェネバホイール15が、少なくともその一部が看者(ユーザー)から前記透明板1a及び前記文字盤2の中央の空洞部を介して看取できるように、前記の時針5、分針4及び秒針3が回転する中心となる共通の軸の図示左側に、配置されている(
図2では、前記ジェネバ機構を構成する従動側ジェネバホイール15は、振り子19などにより一部が隠れているが、少なくともその一部は看者が看取可能である)。
図8は、このようなジェネバ機構と秒針3、分針4及び時針5などの他の部品との位置関係等を正面側から示す図であり、
図8において、15は従動側ジェネバホイール、15aはこの従動側ジェネバホイール15に放射状に均等に形成された6個の各スリット、16は駆動側の機構に備えられたピン、17は透明の文字盤受けベースである。前記ピン16は、前記従動側ジェネバホイール15の各スリット15aに断続的に順次挿入される。これにより、前記ピン16から伝えられる回転力は前記従動側ジェネバホイール15で6分の1に減速され、さらに他の歯車や他のタイミングプーリーなどに伝達される。
【0024】
以上説明したように、本実施形態においては、時針5及び分針4を「容器1の正面から1~4m以上離れた位置からでも十分にその動きを看取できるタイミングベルト6,8の動き」により回転させるようにしているので、前記容器1の正面から1~4m以上離れた位置に居る看者(ユーザー)でも、前記の時針5及び分針4を回転させる各タイミングベルト6,8の動きを、前記容器1の正面側から前記透明板1a及び前記文字盤2中央の空洞部を介して、十分に且つ容易に看取することができる(これに対し、従来の時計では、その容器内部の構成の動きとしては、歯車が回転するだけの比較的小さな動きが中心となっているため、少なくとも1~4m離れた位置に居る看者からは、そのような歯車が回転するだけの比較的小さな動きは、十分に視認、看取することができなかった)。
【0025】
よって、本実施形態によれば、前記容器1の正面側に居る看者(ユーザー)が、前記の時針5及び分針4を回転させる各タイミングベルト6,8の比較的ダイナミックな動きを含む前記容器1内に配置された時計の内部構成の動きを、極めて興趣深く見て又は鑑賞することができるようになる。
【0026】
また、本実施形態においては、特に前記の時針5、分針4及び各タイミングベルト6,8の少なくとも一つと接続されたジェネバ機構を少なくともその一部が前記透明板1a及び前記文字盤2中央の空洞部に対向するように配置するようにしたので、前記容器1の正面側に居る看者(ユーザー)は、時針5及び分針4を回転させる各タイミングベルト6,8の動きだけでなく、前記ジェネバ機構の動きをも、興趣深く見て又は鑑賞することができるようになる。
【0027】
さらに、本実施形態においては、前記容器1の内部において、前記秒針3、分針4及び時針5の回転中心となる軸10及びその周りをリング状に延びる文字盤2を、前記容器1の正面側の透明板1aとの関係で左右の中央の位置に配置し、且つ前記秒針3又は分針4の動きと連動するように左右に振れるように構成された振り子19を、前記軸10と前記文字盤2との間の中間的な位置であって前記各タイミングベルト6,8から離れた位置に配置するようにしたときは、前記振り子19の存在が「前記容器1の正面側の透明板1aの前方に居る看者(ユーザー)が、前記透明板1a及び前記文字盤2の空洞部を介して、前記容器1の内部の前記各タイミングベルト6,8の動きを興趣深く見ること」の妨げとなることを、有効に防止することができるようになる。
【符号の説明】
【0028】
1 容器
1a 透明板
2 文字盤
3 秒針
4 分針
5 時針
6,8 タイミングベルト
7,9 従動側のタイミングプーリー
10 軸
11,13 減速歯車
12,14 駆動側のタイミングプーリー
15 従動側ジェネバホイール
15a スリット
16 ピン
17 透明の文字盤受けベース
19 振り子
20 モーター
【要約】
【目的】容器から1~4m離れた位置に居る看者でも容器内の内部構成の動きを興趣深く見ることができるスケルトン形コンソール時計を提供する。
【構成】前方の一部が透明部材から成る容器内に収容された文字盤と、その動きが前記容器の正面側から前記の透明部材及び文字盤空洞部を介して見えるように配置され時針が固定された第1のタイミングベルトと、その動きが前記容器の正面側から前記の透明部材及び文字盤空洞部を介して見えるように配置され分針が固定された第2のタイミングベルトとを備え、前記容器の正面側から1~4m離れた位置に居る看者が前記分針を回すタイミングベルト及び前記時針を回すタイミングベルトの動きを前記の透明部材及び空洞部を介して見て鑑賞することができるスケルトン形コンソール時計である。
【選択図】
図1