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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-28
(45)【発行日】2023-04-05
(54)【発明の名称】間仕切り用連結具
(51)【国際特許分類】
   E04B 2/74 20060101AFI20230329BHJP
【FI】
E04B2/74 501F
E04B2/74 521F
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020070210
(22)【出願日】2020-04-09
(65)【公開番号】P2021167501
(43)【公開日】2021-10-21
【審査請求日】2022-02-14
(73)【特許権者】
【識別番号】392016395
【氏名又は名称】生興株式會社
(74)【代理人】
【識別番号】100119725
【弁理士】
【氏名又は名称】辻本 希世士
(74)【代理人】
【識別番号】100168790
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 英之
(72)【発明者】
【氏名】田中 好弘
【審査官】沖原 有里奈
(56)【参考文献】
【文献】実開昭59-094512(JP,U)
【文献】特開2019-056428(JP,A)
【文献】特開2008-130239(JP,A)
【文献】実開昭52-069109(JP,U)
【文献】実開昭63-170998(JP,U)
【文献】特開2010-203604(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 2/74
F16B 5/06
F16B 2/00-2/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣り合う各々の間仕切りの側縁部に接するようにした基板に支持部材を突設し、この支持部材を前記間仕切りの側縁部に接するようにした挟板に形成した挿入孔に遊嵌挿させ、この支持部材の先端部に前記挟板を押圧する操作レバーを取り付け、前記基板の間仕切りの側縁部との接触面および前記挟板の間仕切りの側縁部との接触面にサンドペーパー取り付けたものとし、
前記操作レバーの回動基部を前記支持部材の先端部に回動自在に取り付け、その回動基部にカム面を形成し、操作レバーを起立状態から挟板に当接するように傾倒させたとき、前記カム面が前記挟板を押圧するようにしており、
前記サンドペーパーの番手を#40~#240にしたことを特徴とする間仕切り用連結具。
【請求項2】
隣り合う各々の間仕切りの側面に沿うように接する支柱に設けた複数の貫通孔に、前記支持部材を貫通させることにより、この支柱に装着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の間仕切り用連結具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェルト板で作製された複数枚の間仕切りを並列させ、隣り合う間仕切りを互いに連結するのに好ましい間仕切り用連結具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、隣り合う間仕切りを互いに連結するのに用いる間仕切り用連結具は、例えば図8に示したような、隣り合う各々の間仕切りを挟み込む一対のクリップ部21、22を互いに並べて連結部23により一体に連結したものが存在する(特許文献1)。
【0003】
前記連結具は、クリップ部21、22を弾性を有したものとしており、基部24と、この基部24の一端に折り返し状態に連続する挟み込み部25とからなり、この基部24と挟み込み部25の間に、隣り合う各々の間仕切りの側縁部を挟み込むようにしている。そのため、クリップ部21、22をそれぞれ間仕切りに嵌めるだけで間仕切りを連結して、間仕切りを簡単に組み立てることができるとしている。また、前記連結具は、嵌めるだけの構造であるので、簡単に取り外すこともでき、組み立てた間仕切りを組み立て直したり、解体して保管したりすることが容易にできるとしている。
【0004】
さらに、隣り合う間仕切りを互いに連結するのに用いる間仕切り用連結具としては、図9に示したような、間仕切りの側縁部に接するようにした板状基体31に、ネジ溝32を有した支軸33を突設し、この支軸33に間仕切りの側縁部に接するようにした挟板34を遊嵌挿させて、この支軸33のネジ溝32にナット35を螺合するようにしたものが存在する(特許文献2)。
【0005】
このようにした間仕切り用連結具では、間仕切りの高さに応じて数組の連結具を用いて、板状基体31と挟板34とで間仕切りの側縁部を挟み込み、ナット35を締め付けるのみで、間仕切りを簡単に挟着連結することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2009-24353号公報
【文献】実開昭59-94512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1に記載された連結具では、クリップ部を弾性を有したものとしており、基部と、この基部の一端に折り返し状態に連続する挟み込み部とからなるものとしているため、基部と挟み込み部の間に、隣り合う各々の間仕切りを挟み込むには、その間仕切りの上下側縁部でしか挟み込むことができず、間仕切りの中間側縁部では挟み込むことができない。そのため、間仕切りの上下側縁部では連結した状態となるが、間仕切りの中間側縁部では連結した状態となっていない。特に、間仕切りの高さが高い場合には、間仕切りの中間側縁部が連結した状態となっていないため、全体としての連結状態が不充分なものとなってしまう。
【0008】
さらに、前記特許文献1に記載された連結具では、クリップ部の弾性力で間仕切り板を挟み込むだけでは、その挟み込む力は充分ではなく、近年、遮音性が良好な間仕切りとして、フェルト板で作製されたものが存在するが、このような間仕切りでは、挟むと厚さが縮み、また表面が滑り易いため、特にクリップ部の弾性力で挟むだけでは充分ではない。またそのため、クリップ部の弾性力を強くすると、クリップ部の基部と挟み込み部の間が広げにくくなり、間仕切り板に挟み込むのが困難なものになってしまう。
【0009】
また、前記特許文献2に記載された連結具では、隣り合う各々の間仕切りの上下側縁部や中間側縁部にかかわらず、挟み込むことができるが、フェルト板で作製されたような間仕切りでは、挟むと厚さが縮み、また表面が滑り易いため、挟み込む個所を増やしても、充分な連結状態を得ることができない。
【0010】
さらに、前記特許文献2に記載された連結具では、ナットを締め付ける作業が必要であり、この作業を行うのにスパナ等の工具を用いなければならず、間仕切りを連結するのに手間がかかってしまう。
【0011】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、フェルト板で作製されたような挟むと厚さが縮み、また表面が滑り易い間仕切りにおいても、充分な連結状態を確保でき、しかも連結作業に手間のかからない間仕切り用連結具を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのため、本発明の間仕切り用連結具は、隣り合う各々の間仕切り11、11の側縁部11a、11aに接するようにした基板1に支持部材2を突設し、この支持部材2を前記間仕切り11、11の側縁部11a、11aに接するようにした挟板3に形成した挿入孔Haに遊嵌挿させ、この支持部材2の先端部に前記挟板3を押圧する操作レバー4を取り付け、前記基板1の間仕切り11の側縁部11aとの接触面1aおよび前記挟板3の間仕切り11の側縁部11aとの接触面3aにサンドペーパー5を取り付けたものとし、前記操作レバー4の回動基部4aを前記支持部材2の先端部に回動自在に取り付け、その回動基部4aにカム面43を形成し、操作レバー4を起立状態から挟板3に当接するように傾倒させたとき、前記カム面43が前記挟板3を押圧するようにしており、前記サンドペーパー5の番手を#40~#240にしたものとしている。
【0013】
さらに、本発明の間仕切り用連結具は、隣り合う各々の間仕切り11、11の側面に沿うように接する支柱6に設けた複数の貫通孔Hbに、前記支持部材2を貫通させることにより、この支柱6に装着するようにしたものとしている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の間仕切り用連結具は、フェルト板で作製されたような挟むと厚さが縮み、また表面が滑り易い間仕切りにおいても、充分な連結状態を確保できるものとなる。
【0017】
さらに、本発明の間仕切り用連結具は、操作レバーの回動のみで、連結作業を行うことができ、連結作業に手間がかからないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の間仕切り用連結具の一実施形態を示す斜視図である。
図2図1に示す間仕切り用連結具の分解斜視図である。
図3】本発明の間仕切り用連結具を用いて、二枚の間仕切りを連結した状態を示す斜視図である。
図4図3中の本発明の間仕切り用連結具による間仕切り連結部の水平断面図である。
図5図1に示す間仕切り用連結具を支柱に取り付けた状態を示す斜視図である。
図6】本発明の間仕切り用連結具を支柱に取り付けて、二枚の間仕切りを連結した状態を示す斜視図である。
図7図6中の本発明の間仕切り用連結具による間仕切り連結部の水平断面図である。
図8】従来の間仕切り用連結具の一例を示す斜視図である。
図9】従来の間仕切り用連結具の他例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の間仕切り用連結具を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
本発明の間仕切り用連結具は、隣り合う各々の間仕切り11、11の側縁部11a、11aに接するようにした基板1に支持部材2を突設し、この支持部材2を前記間仕切り11、11の側縁部11a、11aに接するようにした挟板3に形成した挿入孔Haに遊嵌挿させ、この支持部材2の先端部に前記挟板3を押圧する操作レバー4を取り付けたものとしている。
【0021】
前記基板1は、合成樹脂板や金属板などから形成され、図示したものでは、その形状を円形としているが、円形とする以外にも楕円、正方形、長方形などの各種の形状とすることができる。さらに、この基板1は、外周部から内方に向かって凹状に反り返った形状とするのが、後に述べるように基板1と挟板3に取り付けたサンドペーパー5、5の間に前記間仕切り11、11の側面部11a、11aを挟み込んだとき、前記外周部によって強く挟み込まれることになり、前記間仕切り11、11がより充分な連結状態に保たれることになる。
【0022】
前記支持部材2は、合成樹脂や金属などから形成され、図示したものでは、前記基板1の略中央部に突設している。そして、この支持部材2を前記基板1に一体として突設したものとしているが、基板1とは別体として形成し、この基板1にネジ止めしたり接着したりして突設してもよい。さらに、前記支持部材2は、前記挿入孔Haに遊嵌挿させるため、断面がこの挿入孔Haより少し小さい縦長四角形で厚さが2~5mmの薄板状としている。なお、前記支持部材2は、突設端側に段差部2aを形成し、前記挟板3の挿入孔Haに遊嵌挿させたときに、この挟板3が前記基板1側に奥深く入ってしまわないようにしている。
【0023】
前記挟板3は、合成樹脂板や金属板などから形成され、図示したものでは、その形状を前記基板1と同一の円形としているが、円形とする以外にも前記基板1と同一の楕円、正方形、長方形などの各種の形状とすることができる。
【0024】
なお、前記基板1と挟板3は、円形や楕円形などとした場合には、前記間仕切り11の上端や下端に配置するものについては、その配置状態において円形や楕円形などの上端近辺や下端近辺を間仕切り11の上端や下端に沿うように直線状に切断したものとすることができる。
【0025】
そして、前記基板1の間仕切り11の側縁部11aとの接触面1aおよび前記挟板3の間仕切り11の側縁部11aとの接触面3aには、厚さを0.1~1.2mm程度としたサンドペーパー5を取り付けたものとしている。
【0026】
前記操作レバー4は、合成樹脂や金属などから形成され、長さ方向に延びる天面部41と、この天面部41の両側端に対向して形成された一対の側面部42とからなり、この操作レバー4の回動基部4aを前記支持部材2の先端部にピンPにより軸支するなどして回動自在に取り付けたものとしている。そして、前記操作レバー4の回動基部4aには、円弧状のカム面43を形成し、このカム面43の円弧の同心円の中心から外れた位置に、前記支持部材2の先端部を回動自在に取り付けたものにすることにより、この操作レバー4を起立状態から挟板3に当接するように傾倒させたとき、前記カム面43が前記挟板3を押圧するようにしている。図示したものでは、前記操作レバー4のカム面43の円弧の同心円の中心から上方に外れた位置に、前記支持部材2の先端部を回動自在に取り付けたものにしているため、この操作レバー4を起立状態から挟板3に当接するように下方向に傾倒させたとき、前記カム面43が前記挟板3を押圧することになる。なお、前記操作レバー4のカム面43の円弧の同心円の中心から下方に外れた位置に、前記支持部材2の先端部を回動自在に取り付けたものにした場合には、この操作レバー4を起立状態から挟板3に当接するように上方向に傾倒させたとき、前記カム面43が前記挟板3を押圧することになる。
【0027】
前記サンドペーパー5は、前記基板1の間仕切り11の側縁部11aとの接触面1aおよび前記挟板3の間仕切り11の側縁部11aとの接触面3aの全面に設けてもよいが、図示したように中央部を除いた両側部に設けたものとして、後に述べるように本発明の間仕切り用連結具を支柱6に装着するようにした場合、前記サンドペーパー5は、この支柱6に接する基板1の接触面1aおよび挟板3の接触面3aには配置されず、間仕切り11の側縁部11aに接するこれらの接触面1aおよび接触面3aに配置されるようにしている。
【0028】
さらに、前記サンドペーパー5は、目の粗さ(番手)が、粗目(#40~#100)、中目(#120~#240)、細目(#280~#800)、極細目(#1000~)のいずれのものを用いてもよいが、前記間仕切り11をフェルト板とした場合には、以下に示す選定試験により、目の粗さ(番手)が、中目(#120~#240)のものを用いるのが好ましく、粗目(#40~#100)のものを用いるとさらに強度が増すことが判明した。
【0029】
なお、前記基板1や挟板3の接触面1a、3aに、前記したような目の粗さ(番手)を樹脂成形により形成することは、不可能か、不可能でないにしても非常に困難であるので、本発明においてはサンドペーパー5を取り付けたものとした。
【0030】
また、前記間仕切り11としたフェルト板は、植物繊維、ガラス繊維または合成繊維などの短繊維を絡み合わせて構成したものであり、厚さが9~12mmのものを用いるのが好ましく、以下に示す選定試験では、厚さが9mmの市販品を用いた。
【0031】
〔間仕切りをフェルト板とした場合のサンドペーパーの選定試験〕
連結した間仕切りの連結部の引っ張り荷重が150N以上であれば、一般的な使用において、外れることなく問題なく使用できるので、この150N以上を適正範囲とした。
【0032】
試験方法:縦横10cmx10cm、厚さ9mmの2枚のフェルト板の側縁部どうしを
本発明の間仕切り用連結具で連結し、一方のフェルト板を固定し、他方のフ
ェルト板をプッュプルゲージで水平にゆっくり引っ張り、両フェルト板の連
結が外れたときの引っ張り荷重を測定する。測定結果は表1に示す。
【0033】
なお、フェルト板は、南通力偉建築設備有限会社製(中国)、商品名:PE T吸音パネルを用い、プッシュプルゲージは、アイコーエンジニアリング株 式会社製、商品名:デジタルプッシュプルゲージRXー100を用いた。
【0034】
【表1】
【0035】
表1に示した試験結果によると、サンドペーパー5の番手が、#240のものが152.0N、#120のものが228.6N、#40のものが364.1Nであり、150N以上の適正範囲を満たした。したがって、先に述べたようにサンドペーパー5の目の粗さ(番手)が、中目(#120~#240)のものを用いるのが好ましく、粗目(#40~#100)のものを用いるとさらに強度が増すことが判明した。
【0036】
さらに、本発明の間仕切り用連結具は、図5に示したように、隣り合う各々の間仕切り11、11の側面に沿うように接する支柱6に設けた複数の貫通孔Hbに、前記支持部材2を貫通させることにより、この支柱6に装着するようにしたものとしている。
【0037】
前記支柱6は、合成樹脂や金属などから形成された角パイプや角棒、丸パイプや角パイプなどとすることができ、間仕切り11、11の側面に沿うように接するものとしているこの支柱6は、図示したものでは、アルミ製の角パイプからなるものとしており、前記支持部材2の断面形状に対応した縦長略四角形の貫通孔Hbが上下部に設けられており、両側面端にフランジ6a、6aを突設している。前記フランジ6a、6aは、間仕切り11、11の側面を支柱6に沿わせるときに、これらの間にその間仕切り11、11の側縁部11a、11aを嵌め込むことにより、間仕切り11、11が厚さの薄いものであっても、反り返りなどを生じさせることなく、その支柱6に沿わせて、連結作業をし易くするためのものである。
【0038】
本発明の間仕切り用連結具は、以上に述べたように構成されているので、間仕切り11、11を連結する場合には、次のようにして使用される。
【0039】
先ず、本発明の間仕切り用連結具は、間仕切り11、11の高さに応じて上下部や中間部に複数個、用いられる。例えば、図1に示した間仕切り用連結具の操作レバー4を起立状態にして、間仕切り11、11の上下部において、基板1と挟板3の間に左右からそれぞれの間仕切り11、11の側面部11a、11aを差し込み、その状態で図3に示したように、操作レバー4を回動させて挟板3に当接するまで傾倒させる。すると、操作レバー4のカム面43が挟板3を押圧するので、基板1と挟板3の間隔が縮小し、これら基板1と挟板3に取り付けたサンドペーパー5、5の間に前記間仕切り11、11の側面部11a、11aが挟み込まれることになり、前記間仕切り11、11が充分な連結状態に保たれることになる。
【0040】
さらに、本発明の間仕切り用連結具は、間仕切り11、11の高さに応じて支柱6の上下部や中間部に複数個、装着して用いられる。例えば、図5に示したように、間仕切り用連結具を支柱6の上下部に装着し、操作レバー4を起立状態にして基板1と挟板3の間に、左右からそれぞれの間仕切り11、11の側面部11a、11aを差し込み、その状態で図6に示したように、操作レバー4を回動させて挟板3に当接するまで傾倒させる。すると、前記図3に示したものと同様に操作レバー4のカム面43が挟板3を押圧するので、基板1と挟板3の間隔が縮小し、これら基板1と挟板3に取り付けたサンドペーパー5、5の間に前記間仕切り11、11の側面部11a、11aが挟み込まれることになり、前記間仕切り11、11が充分な連結状態に保たれることになる。
【0041】
したがって、本発明の間仕切り用連結具は、フェルト板で作製されたような挟むと厚さが縮み、また表面が滑り易い間仕切り11においても、充分な連結状態を確保できるものとなる。
【0042】
さらに、本発明の間仕切り用連結具は、操作レバー4の回動のみで、連結作業を行うことができ、連結作業に手間がかからないものとなる。
【符号の説明】
【0043】
1 基板
1a 接触面
2 支持部材
3 挟板
3a 接触面
4 操作レバー
4a 回動基部
5 サンドペーパー
6 支柱
11 間仕切り
11a 側縁部
43 カム面
Ha 挿入孔
Hb 貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9