(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-28
(45)【発行日】2023-04-05
(54)【発明の名称】ツインヘッド型棒材切断装置
(51)【国際特許分類】
B23D 45/04 20060101AFI20230329BHJP
B23D 45/02 20060101ALI20230329BHJP
【FI】
B23D45/04 A
B23D45/02 A
(21)【出願番号】P 2018206067
(22)【出願日】2018-10-31
【審査請求日】2021-09-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000004293
【氏名又は名称】株式会社ノリタケカンパニーリミテド
(74)【代理人】
【識別番号】100085361
【氏名又は名称】池田 治幸
(74)【代理人】
【識別番号】100147669
【氏名又は名称】池田 光治郎
(72)【発明者】
【氏名】桝家 克幸
(72)【発明者】
【氏名】白水 孝明
【審査官】増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-221299(JP,A)
【文献】実開平07-027722(JP,U)
【文献】米国特許第04208934(US,A)
【文献】実公昭47-003037(JP,Y1)
【文献】特開2006-123144(JP,A)
【文献】特開2018-144195(JP,A)
【文献】特開2011-240463(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23D 45/00-04
B23D 45/18
B26D 3/16
B26D 7/02
B23D 23/00
B27B 5/00、075
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1切断ヘッドおよび第1棒材把持装置と第2切断ヘッドおよび第2棒材把持装置とが共通の基台上に載置されたツインヘッド型棒材切断装置であって、
前記基台は、前記第1切断ヘッドを載置する第1載置面と、前記第2切断ヘッドを載置する第2載置面と、前記第1載置面と第2載置面との間に前記第1載置面および第2載置面よりも高く形成されて、前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を載置する把持装置載置面とを、備え、
前記第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドは、前記基台の幅方向の中央を通る鉛直面に対して、前記第1載置面および第2載置面からの高さ方向の位置を除いて対称に配置させられている
ことを特徴とするツインヘッド型棒材切断装置。
【請求項2】
前記第1載置面は前記第2載置面よりも低く、前記第1棒材把持装置の一部は前記第2棒材把持装置の下側となるように鉛直方向において重ねられている
ことを特徴とする請求項1のツインヘッド型棒材切断装置。
【請求項3】
第1切断ヘッドおよび第1棒材把持装置と第2切断ヘッドおよび第2棒材把持装置とが共通の基台上に載置されたツインヘッド型棒材切断装置であって、
前記基台は、前記第1切断ヘッドを載置する第1載置面と、前記第2切断ヘッドを載置する第2載置面と、前記第1載置面と第2載置面との間に前記第1載置面および第2載置面よりも高く形成されて、前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を載置する把持装置載置面とを、備え、
前記第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドは、前記基台の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられ、
前記第1載置面は前記第2載置面と同じ高さであり、前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置は、前記把持装置載置面において前記把持装置載置面の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられている
ことを特徴とするツインヘッド型棒材切断装置。
【請求項4】
前記第1切断ヘッドは、第1回転中心線まわりに回転可能に支持された円板状の第1丸鋸と、前記第1回転中心線と平行な第2回転中心線まわりに回転する出力軸を有し、第1伝動ベルトを介して前記第1丸鋸を回転駆動する第1電動機と、前記第1丸鋸および前記第1電動機を支持し、前記第1回転中心線および前記第2回転中心線と平行な第1回動中心線まわりに回動可能に設けられた第1回動フレームと、前記第1回動フレームを回動させて第1丸鋸により第1棒材を切断させる第1回動アクチュエータとを、備え、
第1棒材把持装置は、第1固定把持バイスと、前記第1固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第1可動把持バイスと、前記第1可動把持バイスを駆動する第1把持アクチュエータとを備え、前記第1回動中心線に対して前記第2回転中心線とは反対側において前記第1丸鋸により切断される第1棒材を把持するものであり、
前記第2切断ヘッドは、第3回転中心線まわりに回転可能に支持された円板状の第2丸鋸と、前記第3回転中心線と平行な第4回転中心線まわりに回転する出力軸を有し、第2伝動ベルトを介して前記第2丸鋸を回転駆動する第2電動機と、前記第2丸鋸および前記第2電動機を支持し、前記第3回転中心線および前記第4回転中心線と平行な第2回動中心線まわりに回動可能に設けられた第2回動フレームと、前記第2回動フレームを回動させて前記第2丸鋸により第2棒材を切断させる第2回動アクチュエータとを、備え、
前記第2棒材把持装置は、第2固定把持バイスと、前記第2固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第2可動把持バイスと、前記第2可動把持バイスを駆動する第2把持アクチュエータとを備え、前記第2回動中心線に対して前記第4回転中心線とは反対側において前記第2丸鋸により切断される第2棒材を把持するものであり、
前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置は、前記基台上において、前記第1回動中心線と前記第2回動中心線との間に配置され、
前記第1棒材を切断するときの前記第1回動フレームの前記第1回動中心線まわりの回動方向は、前記第2棒材を切断するときの前記第2回動フレームの前記第2回動中心線まわりの回動方向とは逆向きである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1のツインヘッド型棒材切断装置。
【請求項5】
前記第1載置面および前記第2載置面は、互いに接近するほど高さが低くなるように傾斜した傾斜面であり、前記第1載置面および前記第2載置面の間に設けられて前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置が載置される前記把持装置載置面は、前記第1載置面および前記第2載置面の最低高さ位置よりも高く且つ水平に設けられ、前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置は、前記把持装置載置面の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられている
ことを特徴とする請求項1のツインヘッド型棒材切断装置。
【請求項6】
前記第1載置面には、前記第1切断ヘッドを、前記把持装置載置面上の前記第1棒材把持装置に把持された第1棒材を切断するように直線的に案内する第1案内レールが設けられ、
前記第2載置面には、前記第2切断ヘッドを、前記把持装置載置面上の前記第2棒材把持装置に把持された第2棒材を切断するように直線的に案内する第2案内レールが設けられている
ことを特徴とする請求項5のツインヘッド型棒材切断装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転する丸鋸を長手状の棒材を横断する方向に切り込むことにより、その棒材を所望の長さに切断する棒材切断機に関し、特に、省スペースのツインヘッド型棒材切断装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周方向に連なる複数個の外周刃を外周部に有する円板状の丸鋸を回転させつつ圧延材、引抜材などの長手状の棒材に切り込ませることにより、その棒材を所定の長さ寸法に切断するに際して、その丸鋸が切り込まれる棒材の端部付近を横方向すなわち水平方向に挟持する横バイスだけでなく、縦方向すなわち垂直方向においても挟持する縦バイスを有するクランプ装置を備えた棒材切断機が知られている。たとえば、特許文献1乃至3に記載されたものがそれである。このような棒材切断機によれば、種々の部品の素材となる切断された棒材片の端面が、棒材剪断機(ビレットシャー)と比較して、面精度や面粗度において高品質となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-240463号公報
【文献】特開2004-136398号公報
【文献】特開2004-136399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の棒材切断機では、丸鋸を用いた切断に所定の切断時間を必要とするので、棒材剪断機に比較して切断能率が低いという欠点があった。このため、棒材剪断機に匹敵する切断能率を得るためには複数台の棒材切断機を配置する必要があるので、複数台の棒材切断機を独立に並列配置すると、工場内に配置する場合に、棒材剪断機よりも大きなスペースを占有するという欠点があった。
【0005】
これに対して、設備の幅寸法Wを小さくして設置スペースを縮小するために、たとえば
図10に示すように、第1切断機300および第1棒材把持装置302を備える第1棒材切断機装置304と、および第2切断機306および第2棒材把持装置308を備える第2棒材切断装置310とを、共通の基台312上に配置したツインヘッド型の棒材切断装置314を構成することが考えられる。
【0006】
しかしながら、上記のように、2台の棒材切断機304および310を共通の基台上312に配置すると、共通の基台312の幅方向の中央部の高さが他の部分よりも低くなってその中央部の剛性が不足するので、搬送時や設置時において基台が不安定となるという欠点があった。
【0007】
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、2台分の棒材切断装置よりも小さい設置スペースを有し且つ基台の剛性が得られるツインヘッド型棒材切断機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明の要旨とするところは、第1切断ヘッドおよび第1棒材把持装置と第2切断ヘッドおよび第2棒材把持装置とが共通の基台上に載置されたツインヘッド型棒材切断装置であって、前記基台は、前記第1切断ヘッドを載置する第1載置面と、前記第2切断ヘッドを載置する第2載置面と、前記第1載置面と第2載置面との間に前記第1載置面および第2載置面よりも高く形成されて、前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を載置する把持装置載置面とを、備え、前記第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドは、前記基台の幅方向の中央を通る鉛直面に対して、前記第1載置面および第2載置面からの高さ方向の位置を除いて対称に配置させられていることにある。
【発明の効果】
【0009】
第1発明のツインヘッド型棒材切断装置によれば、前記基台は、前記第1切断ヘッドを載置する第1載置面と、前記第2切断ヘッドを載置する第2載置面と、前記第1載置面と第2載置面との間に前記第1載置面および第2載置面よりも高く形成されて、前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を載置する把持装置載置面とを、備え、前記第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドは、前記基台の幅方向の中央を通る鉛直面に対して、前記第1載置面および第2載置面高さ方向の位置を除いて対称に配置させられていることから、第1切断ヘッドと第2切断ヘッドとは第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を間に挟んで対称的に配置される。これにより、設置スペースが2台分の棒材切断装置よりも小さく、且つ基台の剛性が得られるツインヘッド型棒材切断機が得られる。
【0010】
ここで、好適には、前記ツインヘッド型棒材切断装置において、前記第1載置面は前記第2載置面よりも低く、前記第1棒材把持装置の一部は前記第2棒材把持装置の下側となるように鉛直方向において重ねられている。これにより、基台の幅寸法が一層小さくされるので、基台の設置スペースが一層少なくなる。
【0011】
また、第2発明の要旨とするところは、第1切断ヘッドおよび第1棒材把持装置と第2切断ヘッドおよび第2棒材把持装置とが共通の基台上に載置されたツインヘッド型棒材切断装置であって、前記基台は、前記第1切断ヘッドを載置する第1載置面と、前記第2切断ヘッドを載置する第2載置面と、前記第1載置面と第2載置面との間に前記第1載置面および第2載置面よりも高く形成されて、前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を載置する把持装置載置面とを、備え、前記第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドは、前記基台の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられ、前記第1載置面は前記第2載置面と同じ高さであり、前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置は、前記把持装置載置面において前記把持装置載置面の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられている。第2発明によれば、基台の形状が幅方向中央が高く且つ幅方向の中央の鉛直面に対して対称となるので、基台が小型且つ高剛性となる。
【0012】
また、好適には、前記ツインヘッド型棒材切断装置において、(a)前記第1切断ヘッドは、第1回転中心線まわりに回転可能に支持された円板状の第1丸鋸と、前記第1回転中心線と平行な第2回転中心線まわりに回転する出力軸を有し、第1伝動ベルトを介して前記第1丸鋸を回転駆動する第1電動機と、前記第1丸鋸および前記第1電動機を支持し、前記第1回転中心線および前記第2回転中心線と平行な第1回動中心線まわりに回動可能に設けられた第1回動フレームと、前記第1回動フレームを回動させて第1丸鋸により第1棒材を切断させる第1回動アクチュエータとを、備え、(b)第1棒材把持装置は、第1固定把持バイスと、前記第1固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第1可動把持バイスと、前記第1可動把持バイスを駆動する第1把持アクチュエータとを備え、前記第1回動中心線に対して前記第2回転中心線とは反対側において前記第1丸鋸により切断される第1棒材を把持するものであり、(c)前記第2切断ヘッドは、第3回転中心線まわりに回転可能に支持された円板状の第2丸鋸と、前記第3回転中心線と平行な第4回転中心線まわりに回転する出力軸を有し、第2伝動ベルトを介して前記第2丸鋸を回転駆動する第2電動機と、前記第2丸鋸および前記第2電動機を支持し、前記第3回転中心線および前記第4回転中心線と平行な第2回動中心線まわりに回動可能に設けられた第2回動フレームと、前記第2回動フレームを回動させて前記第2丸鋸により第2棒材を切断させる第2回動アクチュエータとを、備え、(d)前記第2棒材把持装置は、第2固定把持バイスと、前記第2固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第2可動把持バイスと、前記第2可動把持バイスを駆動する第2把持アクチュエータとを備え、第2回動中心線に対して前記第4回転中心線とは反対側において前記第2丸鋸により切断される第2棒材を把持するものであり、(e)前記第1棒材把持装置および第2棒材把持装置は、前記基台上において、前記第1回動中心線と前記第2回動中心線との間に配置され、(f)前記第1棒材を切断するときの前記第1回動フレームの前記第1回動中心線まわりの回動方向は、前記第2棒材を切断するときの前記第2回動フレームの前記第2回動中心線まわりの回動方向とは逆向きである。このことから、第1切断ヘッドと第2切断ヘッドとは第1棒材把持装置および第2棒材把持装置を間にして挟んで対称的に配置される。これにより、設置スペースが2台分の棒材切断装置よりも小さく、且つ基台の剛性が得られるツインヘッド型棒材切断機が得られる。
【0013】
また、好適には、前記ツインヘッド型棒材切断装置において、前記第1載置面および前記第2載置面は、互いに接近するほど高さが低くなるように傾斜した傾斜面であり、前記第1載置面および前記第2載置面の間に設けられて前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置が載置される前記把持装置載置面は、前記第1載置面および前記第2載置面の最低高さ位置よりも高く且つ水平に設けられ、前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置は、前記把持装置載置面の幅方向の中央を通る鉛直面に対して対称に配置させられている。これにより、基台の形状が幅方向中央が高く且つ幅方向の中央の鉛直面に対して対称となるので、基台が小型且つ高剛性となる。
【0014】
また、好適には、前記ツインヘッド型棒材切断装置において、前記第1載置面には、前記第1切断ヘッドを、前記把持装置載置面上の前記第1棒材把持装置に把持された第1棒材を切断するように直線的に案内する第1案内レールが設けられ、前記第2載置面には、前記第2切断ヘッドを、前記把持装置載置面上の前記第2棒材把持装置に把持された第2棒材を切断するように直線的に案内する第2案内レールが設けられている。これにより、第1切断ヘッドおよび第2切断ヘッドが、重力にしたがって、それらの丸鋸が前記第1棒材把持装置および前記第2棒材把持装置にそれぞれ把持された丸棒を切断する方向へ向かう一定の押圧力で付勢される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施例のツインヘッド型棒材切断装置の正面図である。
【
図2】
図1のツインヘッド型棒材切断装置の平面図である。
【
図3】
図1のツインヘッド型棒材切断装置の裏面図である。
【
図4】
図1のツインヘッド型棒材切断装置の側面図である。
【
図5】本発明の他の実施例のツインヘッド型棒材切断装置の正面図であって、
図1に相当する図である。
【
図6】
図5のツインヘッド型棒材切断装置の平面図であって、
図2に相当する図である。
【
図7】
図5のツインヘッド型棒材切断装置の裏面図であって、
図3に相当する図である。
【
図8】
図5のツインヘッド型棒材切断装置の側面図であって、
図4に相当する図である。
【
図9】本発明のさらに他の実施例のツインヘッド型棒材切断装置の正面図であって、
図1に相当する図である。
【
図10】比較例のツインヘッド型棒材切断装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例1】
【0017】
図1、
図2、
図3、および
図4は、本発明の一実施例のツインヘッド型棒材切断装置10を示す正面図、平面図、背面図、および
図1の左側から見た側面図である。
図1、
図2、
図3、および
図4において、ツインヘッド型棒材切断装置10は、水平な床FL上に配置される基台12と、その基台12上に載置された、第1棒材BL1を所定寸法に切断する第1切断機14および第2棒材BL2を所定寸法に切断する第2切断機16とを備えている。すなわち、ツインヘッド型棒材切断装置10では、第1切断機14と第2切断機16とが共通の基台12上に載置されている。第1棒材BL1および第2棒材BL2は、たとえば、円形、角形、L字形などの断面形状を有する、炭素鋼などの一般鋼、合金鋼、ステンレス鋼、アルミ合金、銅合金などから成り、切断前では数m程度の金属製長手状の定寸棒材である。
【0018】
第1切断機14は、第1切断ヘッドH1と、第1棒材把持装置28とを、備えている。第1ヘッドH1は、第1回転中心線C1まわりに回転可能に支持された円板状の第1丸鋸17と、第1回転中心線C1と平行な第2回転中心線C2まわりに回転する出力軸18を有し、第1丸鋸17を第1伝動ベルト20および第1減速機22を介して回転駆動する第1電動機24と、第1丸鋸17および第1電動機24を支持し、第1回転中心線C1および第2回転中心線C2と平行な第1回動中心線CR1まわりに回動可能に設けられた第1回動フレーム26と、第1回動フレーム26を回動させて第1丸鋸17により第1棒材BL1を切断させる第1回動アクチュエータ27とを、備えている。
【0019】
第1回動アクチュエータ27は、基台12から突き出すブラケット27aに回動可能に設けられ、モータ27bによって回転駆動されるネジ軸27cと、第1回動フレーム26に回動可能に設けられ、ネジ軸27cと螺合するナット部材27dとを備えている。
【0020】
第1棒材把持装置28は、第1横方向把持装置32と第1縦方向把持装置36とを備えている。第1横方向把持装置32は、第1固定横把持バイス29と、第1固定横把持バイス29に対して接近離隔可能に設けられた第1可動横把持バイス30と、第1可動横把持バイス30を駆動する油圧シリンダなどの第1横把持アクチュエータ31とを有し、第1回動中心線CR1に対して第2回転中心線C2とは反対側において第1丸鋸17により切断される第1棒材BL1を横(水平)方向に把持する。第1縦方向把持装置36は、第1固定縦把持バイス33と、第1固定縦把持バイス33に対して接近離隔可能に設けられた第1可動縦把持バイス34と、第1可動縦把持バイス34を駆動する油圧シリンダなどの第1縦把持アクチュエータ35とを有し、第1回動中心線CR1に対して第2回転中心線C2とは反対側において第1丸鋸17により切断される第1棒材BL1を縦(垂直)方向に把持する。
【0021】
第2切断機16は、第1切断ヘッドH1と同様の構成であるが、第1切断ヘッドH1に対して垂直方向に所定の高さhだけ高いが、基台12の幅W方向の中央を通る鉛直面(水平な床FLに対する垂直面)PPに対して第1切断ヘッドH1に対して線対称すなわち左右対称に構成された第2切断ヘッドH2と、第1棒材把持装置28と同様であるが第2可動横把持バイス52の把持方向が第1可動横把持バイス30とは反対向きに構成された第2棒材把持装置48とを、備えている。
【0022】
第2切断ヘッドH2は、第3回転中心線C3まわりに回転可能に支持された円板状の第2丸鋸37と、第3回転中心線C3と平行な第4回転中心線C4まわりに回転する出力軸38を有し、第2丸鋸37を第2伝動ベルト40および第2減速機42を介して回転駆動する第2電動機44と、第2丸鋸37および第2電動機44を支持し、第3回転中心線C3および第4回転中心線C4と平行な第2回動中心線CR2まわりに回動可能に設けられた第2回動フレーム46と、第2回動フレーム46を回動させて第2丸鋸37により第2棒材BL2を切断させる第2回動アクチュエータ47とを、備えている。
【0023】
第2回動アクチュエータ47は、基台12から突き出すブラケット47aに回動可能に設けられ、モータ47bによって回転駆動されるネジ軸47cと、第2回動フレーム46に回動可能に設けられ、ネジ軸47cと螺合するナット部材47dとを備えている。
【0024】
また、第2棒材把持装置48は、第2横方向把持装置49と第2縦方向把持装置58とを備えている。第2横方向把持装置49は、第2固定横把持バイス50および第2固定横把持バイス50に対して接近離隔可能に設けられた第2可動横把持バイス52と、第2可動横把持バイス52を駆動する油圧シリンダなどの第2横把持アクチュエータ54とを有し、第2回動中心線CR2に対して第4回転中心線C4とは反対側において第2丸鋸37により切断される第2棒材BL2を横(水平)方向に把持する。第2縦方向把持装置58は、第2固定縦把持バイス55および第2固定縦把持バイス55に対して接近離隔可能に設けられた第2可動縦把持バイス56と、第2可動縦把持バイス56を駆動する油圧シリンダなどの第2縦把持アクチュエータ57とを有し、第2回動中心線CR2に対して第4回転中心線C4とは反対側において第2丸鋸37により切断される第2棒材BL2を縦(垂直)方向に把持する。
【0025】
基台12は、第1切断ヘッドH1が載置される水平な第1載置面60と、第1載置面60よりも所定高さhだけ高く形成され、第2切断ヘッドH2が載置される水平な第2載置面62と、基台12の幅方向(
図1の左右方向)において第1載置面60と第2載置面62との間においてそれら第1載置面60および第2載置面62よりも高く形成され、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48が載置される水平な把持装置載置面64とを、備えている。第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48は、基台12の幅W方向において、第1回動
中心線CR1と第2回動
中心線CR2との間に配置されている。
【0026】
第1載置面60に載置された第1切断ヘッドH1は、第1載置面60よりも高く形成された第2載置面62に載置された第2切断ヘッドH2よりも低いので、第1棒材把持装置28の一部すなわち第1縦把持アクチュエータ35は第2棒材把持装置48の一部すなわち第2横把持アクチュエータ54の下側となるように鉛直方向において重ねられている。
【0027】
ツインヘッド型棒材切断装置10においては、第1棒材BL1を切断するときの第1回動フレーム26の第1回動中心線CR1まわりの回動方向(
図1では時計まわり)は、第2棒材BL2を切断するときの第2回動フレーム46の第2回動中心線CR2まわりの回動方向(
図1では反時計まわり)とは逆向きとなる。
【0028】
ツインヘッド型棒材切断装置10の背面側には、図示しない給材装置から供給された第1棒材BL1および第2棒材BL2を第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48へ、切断毎に間欠的に予め設定された所定寸法ずつ長手方向へそれぞれ送るための、第1材料定寸送り装置70および第2材料定寸送り装置72が設けられている。また、第1切断機14および第2切断機16には、第1ヘッドH1および第2切断ヘッドH2により切断された第1棒材BL1および第2棒材BL2を図示しない収容容器へそれぞれ案内するシュート74および75が設けられている。
【0029】
上述のように、本実施例のツインヘッド型棒材切断装置10では、第1切断ヘッドH1および第1棒材把持装置28と第2切断ヘッドH2および第2棒材把持装置48とが共通の基台12上に載置されていて、基台12は、第1切断ヘッドH1を載置する第1載置面60と、第2切断ヘッドH2を載置する第2載置面62と、第1載置面60と第2載置面62との間に第1載置面60および第2載置面62よりも高く形成されて、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48を載置する把持装置載置面64とを、備え、第1切断ヘッドH1と第2切断ヘッドH2とは第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48を間に挟んで左右対称に配置される。
【0030】
これにより、設置スペースが2台分の棒材切断装置よりも小さく、且つ基台の剛性が得られるツインヘッド型棒材切断機10が得られる。第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48自体の高さは、第1丸鋸17および第2丸鋸37を含む第1切断機14および第2切断機16自体の高さよりも低く、第1切断機14および第2切断機16が載置される基台12の第1載置面60および第2載置面62に対して、それら第1載置面60と第2載置面62との間で第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48を載置する把持装置載置面64は、第1載置面60および第2載置面62よりも高く設けることができるので、基台12の幅方向の中央部の高さを高くでき、基台12の剛性が高められる。
【0031】
また、本実施例のツインヘッド型棒材切断装置10によれば、第1載置面60は第2載置面62よりも低く、第1棒材把持装置28の一部は第2棒材把持装置48の下側となるように鉛直方向において重ねられている。これにより、基台12の幅寸法が一層小さくされるので、基台12の設置スペースが一層少なくなる。
【0032】
また、本実施例のツインヘッド型棒材切断装置10によれば、(a)第1切断ヘッドH1は、第1回転中心線C1まわりに回転可能に支持された円板状の第1丸鋸17と、第1回転中心線C1と平行な第2回転中心線C2まわりに回転する出力軸18を有し、第1伝動ベルト20および第1減速機22を介して第1丸鋸17を回転駆動する第1電動機24と、第1丸鋸17および第1電動機24を支持し、第1回転中心線C1および第2回転中心線C2と平行な第1回動中心線CR1まわりに回動可能に設けられた第1回動フレーム26と、第1回動フレーム26を回動させて第1丸鋸17により第1棒材BL1を切断させる第1回動アクチュエータと27を、備え、(b)第1棒材把持装置28は、第1固定把持バイス(第1固定横把持バイス29,第1固定縦把持バイス33)と、前記第1固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第1可動把持バイス(第1可動横把持バイス30,第1可動縦把持バイス34)と、前記第1可動把持バイスを駆動する第1把持アクチュエータ(第1横把持アクチュエータ31,第1縦把持アクチュエータ35)とを備え、第1回動中心線にCR1対して第2回転中心線C2とは反対側において第1丸鋸17により切断される第1棒材BL1を把持するものであり、(c)第2切断ヘッドH2は、第3回転中心線C3まわりに回転可能に支持された円板状の第2丸鋸37と、第3回転中心線C3と平行な第4回転中心線C4まわりに回転する出力軸38を有し、第2伝動ベルト40および第2減速機42を介して第2丸鋸37を回転駆動する第2電動機44と、第2丸鋸37および第2電動機44を支持し、第3回転中心線C3および第4回転中心線C4と平行な第2回動中心線CR2まわりに回動可能に設けられた第2回動フレーム46と、第2回動フレーム46を回動させて第2丸鋸37により第2棒材BL2を切断させる第2回動アクチュエータ47とを、備え、(d)第2棒材把持装置48は、第2固定把持バイス(第2固定横把持バイス50,第2固定縦把持バイス55)と、前記第2固定把持バイスに対して接近離隔可能に設けられた第2可動把持バイス(第2可動横把持バイス52,第2可動縦把持バイス56)と、前記第2可動把持バイスを駆動する第2把持アクチュエータ(第2横把持アクチュエータ54,第2縦把持アクチュエータ57)とを備え、第2回動中心線CR2に対して第4回転中心線C4とは反対側において第2丸鋸37により切断される第2棒材BL2を把持するものであり、(e)第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48は、基台12上において、第1回動中心線CR1と第2回動中心線CR2との間に配置され、(f)第1棒材BL1を切断するときの第1回動フレーム26の第1回動中心線CR1まわりの回動方向は、第2棒材BL2を切断するときの第2回動フレーム46の第2回動中心線CR2まわりの回動方向とは逆向きである。これにより、第1切断ヘッドH1と第2切断ヘッドH2とは第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48を間に挟んで左右対称に配置される。したがって、設置スペースが2台分の棒材切断装置よりも小さく、且つ基台の剛性が得られるツインヘッド型棒材切断機10が得られる。
【実施例2】
【0033】
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において、実施例相互に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
図5、
図6、
図7、および
図8は、本発明の他の実施例のツインヘッド型棒材切断装置110を示す正面図、平面図、背面図、および
図5の左側から見た側面図である。
図5、
図6、
図7、および
図8において、ツインヘッド型棒材切断装置110は、前述の実施例のツインヘッド型棒材切断装置10に対して、基台112の構成が相違するが、他は同様に構成されている。
【0035】
ツインヘッド型棒材切断装置110の基台112は、第1ヘッドH1が載置された水平な第1載置面160と、第2切断ヘッドH2が載置され、第1載置面160と同じ高さの水平な第2載置面162と、それら第1載置面160と第2載置面162との間に設けられ、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48が対称的に載置された水平な把持装置載置面164とを備えている。把持装置載置面164には、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48が、ツインヘッド型棒材切断装置10の場合のように垂直方向に重ねられることなく、基台112の幅W方向の中央すなわち把持装置載置面164の幅方向の中央に位置する鉛直面PPに対して線対称となるように配置されている。この結果、第1切断機14および第2切断機16は、基台112上において、鉛直面PPに対して線対称となるように配置されている。
【0036】
本実施例のツインヘッド型棒材切断装置110によれば、第1載置面160は第2載置面162と同じ高さであり、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48は、把持装置載置面164において把持装置載置面164の幅方向の中央を通る鉛直面PPに対して対称に配置させられている。これにより、基台112の形状が幅方向中央が高く且つ幅方向の中央の鉛直面PPに対して対称となるので、基台112が小型且つ高剛性となる。
【実施例3】
【0037】
図9は、本発明の他の実施例のツインヘッド型棒材切断装置210を示す正面図である。本実施例のツインヘッド型棒材切断装置210は、前述のツインヘッド型棒材切断装置110と比較して、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48は、把持装置載置面264の幅方向の中央を通る鉛直面PPに対して対称に配置させられている点で共通するが、基台212の第1載置面260および第2載置面262が、互いに接近するほど高さが低くなるように傾斜した傾斜面である点、第1載置面260および第2載置面262の間に設けられて第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48が載置される把持装置載置面264は、第1載置面260および第2載置面262の最低高さ位置よりも高く且つ水平に設けられている点、および、第1載置面260および第2載置面262には、第1切断ヘッドH1および第2切断ヘッドH2を、把持装置載置面264上の第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48に把持された第1棒材BL1および第2棒材BL2が第1丸鋸17および第2丸鋸37によって切断されるように直線的に案内する第1案内レール266および第2案内レール268が設けられている点で、相違する。
【0038】
第1切断ヘッドH1は、第1回転中心線C1まわりに回転可能に支持された円板状の第1丸鋸17と、第1回転中心線C1と平行な第2回転中心線C2まわりに回転する出力軸を有し、第1丸鋸17を第1伝動ベルトおよび第1減速機を介して回転駆動する第1電動機24と、第1丸鋸17および第1電動機24を支持し、第1案内レール266によって直線的に案内される第1スライドフレーム226と、第1スライドフレーム226を移動させて第1丸鋸17により第1棒材BL1を切断させる第1スライドアクチュエータ227とを、備えている。
【0039】
第2切断ヘッドH2は、同様に、第3回転中心線C3まわりに回転可能に支持された円板状の第2丸鋸37と、第3回転中心線C3と平行な第4回転中心線C4まわりに回転する出力軸を有し、第2丸鋸37を第2伝動ベルトおよび第2減速機を介して回転駆動する第2電動機44と、第2丸鋸37および第2電動機44を支持し、第2案内レール268によって直線的に案内される第2スライドフレーム246と、第2スライドフレーム246を移動させて第2丸鋸37により第2棒材BL2を切断させる第2スライドアクチュエータ247とを、備えている。
【0040】
本実施例の第1切断ヘッドH1および第2切断ヘッドH2は、前述の実施例と同様に、基台212の幅W方向の中央を通る鉛直面PPすなわち把持装置載置面264の幅方向の中央を通る鉛直面PPに対して、対称に配置させられている。
【0041】
本実施例のツインヘッド型棒材切断装置210によれば、第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48が載置される把持装置載置面264が、第1載置面260および第2載置面262の間に設けられている。これにより、基台の形状が幅方向中央が高く且つ幅方向の中央の鉛直面に対して対称となるので、基台212が小型且つ高剛性となる。
【0042】
また、第1載置面260には、第1切断ヘッドH1を、把持装置載置面264上の第1棒材把持装置28に把持された第1棒材BL1を切断するように直線的に案内する第1案内レール266が設けられ、第2載置面262には、第2切断ヘッドH2を、把持装置載置面264上の第2棒材把持装置48にそれぞれ把持された第2棒材BL2を切断するように直線的に案内する第2案内レール268が設けられている。これにより、第1切断ヘッドH1および第2切断ヘッドH2が、重力にしたがって、それらの第1丸鋸17および第2丸鋸37が第1棒材把持装置28および第2棒材把持装置48にそれぞれ把持された第1丸棒BL1および第2丸棒BL2を切断する方向へ向かう一定の押圧力で付勢される利点がある。
【0043】
以上、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、別の態様でも実施され得る。
【0044】
たとえば、前述の第1丸鋸17および第2丸鋸37には、必要に応じて、ミスト化した潤滑油を吹きつける装置が設けられる。
【0045】
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
【符号の説明】
【0046】
10、110、210:ツインヘッド型棒材切断装置
12、112、212:基台
14:第1切断機
16:第2切断機
17:第1丸鋸
18:出力軸
20:第1伝動ベルト
22:第1減速機
24:第1電動機
26:第1回動フレーム
27:第1回動アクチュエータ
27a:ブラケット
27b:モータ
27c:ネジ軸
27d:ナット部材
28:第1棒材把持装置
29:第1固定横把持バイス(第1固定把持バイス)
30:第1可動横把持バイス(第1可動把持バイス)
31:第1横把持アクチュエータ(第1把持アクチュエータ)
32:第1横把持装置
33:第1固定縦把持バイス(第1固定把持バイス)
34:第1可動縦把持バイス(第1可動把持バイス)
35:第1縦把持アクチュエータ(第1把持アクチュエータ)
36:第1縦方向把持装置
37:第2丸鋸
38:出力軸
40:第2伝動ベルト
42:第2減速機
44:第2電動機
46:第2回動フレーム
47:第2回動アクチュエータ
47a:ブラケット
47b:モータ
47c:ネジ軸
47d:ナット部材
48:第2棒材把持装置
49:第2横方向把持装置
50:第2固定横把持バイス(第2固定把持バイス)
52:第2可動横把持バイス(第2可動把持バイス)
54:第2横把持アクチュエータ(第2把持アクチュエータ)
55:第2固定縦把持バイス(第2固定把持バイス)
56:第2可動縦把持バイス(第2可動把持バイス)
57:第2縦把持アクチュエータ(第2把持アクチュエータ)
58:第2縦方向把持装置
60、160、260:第1載置面
62、162、262:第2載置面
64、164、264:把持装置載置面
70:第1材料定寸送り装置
72:第2材料定寸送り装置
74、75:シュート
226:第1スライドフレーム
227:第1スライドアクチュエータ
246:第2スライドフレーム
247:第2スライドアクチュエータ
266:第1案内レール
268:第2案内レール
C1~C4:回転中心線
CR1、CR2:回動中心線
W:基台の幅方向寸法
PP:鉛直面
FL:床
BL1:第1線材
BL2:第2線材