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特許7252962スタックゲージを有する器具ディスペンサ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-28
(45)【発行日】2023-04-05
(54)【発明の名称】スタックゲージを有する器具ディスペンサ
(51)【国際特許分類】
   A47G 21/00 20060101AFI20230329BHJP
【FI】
A47G21/00 J
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2020540525
(86)(22)【出願日】2019-01-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-05-06
(86)【国際出願番号】 US2019014165
(87)【国際公開番号】W WO2019147487
(87)【国際公開日】2019-08-01
【審査請求日】2022-01-12
(31)【優先権主張番号】62/621,518
(32)【優先日】2018-01-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/226,885
(32)【優先日】2018-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517310924
【氏名又は名称】ジーピーシーピー アイピー ホールディングス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ケネディ ジェフリー ブール
(72)【発明者】
【氏名】ウィルミンク マイケル ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ベイカー ジェームス ポール
(72)【発明者】
【氏名】キャランベラス ランディ シー
【審査官】遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第01356345(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0193157(US,A1)
【文献】特開2000-285304(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0193968(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0164377(US,A1)
【文献】実開平04-093378(JP,U)
【文献】実開昭53-129939(JP,U)
【文献】米国特許第08272533(US,B1)
【文献】特表2017-513672(JP,A)
【文献】特開2000-123234(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、
前記器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングであって、前記器具の前記スタックが、次の器具を備える、ハウジングと、
スタックゲージアームを備えるスタックゲージであって、前記スタックゲージが、前記ハウジングでの前記器具の前記スタックでの器具の量を示し、かつ前記ハウジング及び前記器具ディスペンサの外側から認識可能である、スタックゲージと、
前記次の器具に接触し、前記次の器具を押して、前方及び後方台座を一掃するように構成されており、前記次の器具が、前記器具の前記スタックから解放及び落下し、解放された器具になることを可能にする、駆動機構と、
を備え、
前記ハウジングが、第1のゲージ開口部を更に備え、前記スタックゲージアームが、第1の突起を更に備え、前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触する第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、前記スタックゲージが、前記スタックゲージアームが前記第2の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の第1の量未満である、前記ハウジングでの器具の第2の量を示し、
前記ハウジングが、第2のゲージ開口部を更に備え、前記スタックゲージアームが、第2の突起を更に備え、前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触するときの前記第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触せず、前記第2の突起が器具の前記スタックに接触するときの前記第2の位置、並びに前記第1の突起及び前記第2の突起の両方が器具の前記スタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、前記スタックゲージが、前記スタックゲージアームが前記第3の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の前記第2の量未満である、前記ハウジングでの器具の第3の量を示す、
器具ディスペンサ。
【請求項2】
前記器具の前記スタックが前記第1のゲージ開口部と同じ高さにあるか、又は前記第1のゲージ開口部よりも上にあるとき、前記スタックゲージアームが、前記第1の位置にある、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項3】
前記ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、前記スタックゲージアームが、前記第3の位置にあるように構成されており、前記スタックゲージが、前記ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項4】
前記ハウジングが、ゲージウィンドウを更に備え、前記スタックゲージが、インジケーター部分を更に備え、前記インジケーター部分が、前記ゲージウィンドウを通じて認識可能である、請求項1に記載の器具ディスペンサ。
【請求項5】
記インジケーター部分が、前記スタックゲージアームが前記第2の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の第1の量未満である、前記ハウジングでの器具の第2の量を示す、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項6】
前記第1の位置から前記第2の位置までの前記スタックゲージアームの前記移動により、前記ゲージウィンドウに対して前記インジケーター部分が移動して、前記ハウジングに前記器具の前記第1の量未満が存在することを示す、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項7】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、
前記器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングであって、前記器具の前記スタックが、次の器具に加えて少なくとも1つの器具を備える、ハウジングと、
前記次の器具に接触し、前記次の器具を押して、前方及び後方台座を一掃するように構成されており、前記次の器具が、前記器具の前記スタックから解放及び落下し、解放された器具になることを可能にする、駆動機構と、
スタックゲージアーム及び第1の突起を備えるスタックゲージと、
を備え、
前記スタックゲージが、前記ハウジングでの前記器具の前記スタックでの器具の量を示し、かつ前記ハウジング及び前記器具ディスペンサの外側から認識可能であり、前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触する第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、前記スタックゲージが、前記スタックゲージアームが前記第2の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の第1の量未満である、前記ハウジングでの器具の第2の量を示し、
前記スタックゲージが、第2の突起を更に備え、前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触するときの前記第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触せず、前記第2の突起が器具の前記スタックに接触するときの前記第2の位置、並びに前記第1の突起及び前記第2の突起の両方が器具の前記スタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、前記スタックゲージが、前記スタックゲージアームが前記第3の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の前記第2の量未満である、前記ハウジングでの器具の第3の量を示す、
器具ディスペンサ。
【請求項8】
前記第1の突起が、前記スタックゲージアームが前記第1の位置にあるとき、前記器具の前記スタックでの前記器具のうちの少なくとも1つに接触するように構成されている、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項9】
前記ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、前記スタックゲージアームが、前記第3の位置にあるように構成されており、前記スタックゲージが、前記ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項10】
前記ハウジングが、ゲージウィンドウを更に備え、前記スタックゲージが、インジケーター部分を更に備え、前記インジケーター部分が、前記ゲージウィンドウを通じて認識可能である、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項11】
前記インジケーター部分が、前記スタックゲージアームが前記第2の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の第1の量未満である前記ハウジングでの器具の第2の量を示す、請求項10に記載の器具ディスペンサ。
【請求項12】
前記第1の位置から前記第2の位置までの前記スタックゲージアームの前記移動により、前記ゲージウィンドウに対して前記インジケーター部分が移動して、前記ハウジングに前記器具の前記第1の量未満が存在することを示す、請求項11に記載の器具ディスペンサ。
【請求項13】
前記ハウジングの内側に配置されており、かつ次の器具の第1の部分に接触するように構成されている、前方台座と、
前記ハウジングの内側に配置されており、かつ前記次の器具の第2の部分に接触するように構成されている、後方台座と、
前記ハウジングに開口部を提供する、アクセスポートと、
前記アクセスポートに向かって下向きに傾斜している、重力供給傾斜路と、
前記駆動機構に動作可能に接続されており、準備位置から解放位置に前記駆動機構を移動させるように、かつ解放された器具を分配位置で停止させるように構成されている、アクチュエータであって、前記解放された器具が、前記分配位置で前記器具ディスペンサから取り出すために前記アクセスポートを介してアクセス可能である、アクチュエータと、を更に備える、請求項に記載の器具ディスペンサ。
【請求項14】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、
前記器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングであって、前記器具の前記スタックが、次の器具を備え、前記ハウジングが、ゲージウィンドウを備える、ハウジングと、
前記次の器具に接触し、前記次の器具を押して、前方及び後方台座を一掃するように構成されており、前記次の器具が、前記器具の前記スタックから解放及び落下し、解放された器具になることを可能にする、駆動機構と、
前記ハウジングでの前記器具の前記スタックでの器具の量を示し、かつ前記ハウジング及び前記器具ディスペンサの外側から認識可能である、インジケーター部分と、スタックゲージアームと、第1の突起と、を備える、スタックゲージと、
を備え、
前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触する第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、前記インジケーター部分が、前記スタックゲージアームが前記第2の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の第1の量未満である、前記ハウジングでの器具の第2の量を示し、
前記スタックゲージアームが、第2の突起を更に備え、前記スタックゲージアームが、前記第1の突起が前記器具の前記スタックに接触するときの前記第1の位置から、前記第1の突起が器具の前記スタックに接触せず、前記第2の突起が器具の前記スタックに接触するときの前記第2の位置、並びに前記第1の突起及び前記第2の突起の両方が器具の前記スタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、前記インジケーター部分が、前記スタックゲージアームが前記第3の位置にあるとき、前記ハウジングでの器具の前記第2の量未満である、前記ハウジングでの器具の第3の量を示す、
器具ディスペンサ。
【請求項15】
前記ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、前記スタックゲージアームが、前記第3の位置にあるように構成されており、前記インジケーター部分が、前記ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、請求項14に記載の器具ディスペンサ。
【請求項16】
前記ハウジングに開口部を提供する、アクセスポートと、
前記アクセスポートに向かって傾斜している、重力供給傾斜路と、
前記ハウジングの内側の壁に対して配置された少なくとも1つの概ね垂直なガイドレールであって、前記概ね垂直なガイドレールが、前記器具の前記スタックをスタックされた配向に維持するように、各器具から外側に延在する、輪郭形成された突出部を受容するように構成されている、少なくとも1つの概ね垂直なガイドレールと、
前記ハウジングの内側に、かつ前記概ね垂直なガイドレールの下に配置された前方台座であって、前記次の器具の第1の部分に接触するように構成されている、前方台座と、
前記ハウジングの内側に配置されており、かつ前記次の器具の第2の部分に接触するように構成されている、後方台座と、
前記駆動機構に動作可能に接続されたアクチュエータと、
を更に備え、
前記アクチュエータが、準備位置から解放位置に前記駆動機構を移動させるように構成されており、前記アクチュエータがまた、前記解放された器具を分配位置で停止させるように構成されており、前記解放された器具が、前記分配位置で前記器具ディスペンサから取り出すために前記アクセスポートを介してアクセス可能である、請求項14に記載の器具ディスペンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、「UTENSIL DISPENSERS WITH STACK GAUGE」と題する2018年12月20日出願の米国非仮出願第16/226,885号、及び「UTENSIL DISPENSERS WITH STACK GAUGE」と題する2018年1月24日出願の米国仮出願第62/621,518号の優先権を主張する。
【0002】
(発明の分野)
説明される実施形態は、一般的に、器具ディスペンサ並びに器具ディスペンサを製造及び使用するための方法に関する。より具体的には、説明される実施形態は、スタックゲージを有する器具ディスペンサ並びに器具ディスペンサを製造及び使用するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
使い切りの器具は、典型的には、ファーストフード及びテークアウトレストランで見つけられ得る。このようなレストランは、消費者に、公にアクセス可能なディスペンサ又は容器から器具を取ることによって使用することを望む様々な種類の器具を選択できるようにする。従来の器具ディスペンサは、内部に収容される器具の制限及び制御された保護環境を提供するように使用されてきた。しかしながら、このような組立品は、反復可能かつ確実な方法で消費者に器具を届ける課題及び問題を有する。従来の組立品はまた、器具の装填、及び顧客への器具の確実な供給の維持に関連する困難性を有し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、確実かつ衛生的な方法で器具を顧客に供給することができるカトラリーディスペンサについての必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
器具ディスペンサ並びに器具ディスペンサを製造及び使用するための方法が提供される。いくつかの実施例では、器具ディスペンサは、器具のスタックを収容するように構成されている、ハウジングと、ハウジングでの器具のスタックでの器具の量を示す、スタックゲージと、を含み得る。スタックゲージは、ハウジングの外側から認識可能なように取り付けられて配置され得る。
【0006】
他の態様では、ハウジングが、第1のゲージ開口部を更に含み得、スタックゲージアームが、第1の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触する第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、器具スタックゲージが、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満である、ハウジングでの器具の第2の量を示す。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】1つ以上の実施形態による、例示的な器具ディスペンサの斜視図である。
図2】1つ以上の実施形態による、中に配置された1つ以上の分配シャーシを見せるように、アクセスドアが開いた状態の例示的な器具ディスペンサの別の斜視図である。
図3A】1つ以上の実施形態による、例示的な器具ディスペンサでの使用に好適な例示的な器具の斜視図である。
図3B】1つ以上の実施形態による、図3Aで示される器具の底面図である。
図3C】1つ以上の実施形態による、例示的な器具ディスペンサでの使用に好適な例示的なナイフの底面斜視図である。
図4】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの部分斜視図である。
図5】1つ以上の実施形態による、中に配置された1つ以上のサポートレールを示す、例示的な分配シャーシの断面平面図である。
図6】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの切取立面図である。
図7】1つ以上の実施形態による、分配シャーシが、器具についてハーフフルと空との間である、例示的な分配シャーシの別の例示的な切取側面図である。
図8】1つ以上の実施形態による、分配シャーシが、器具についてほぼ空である、例示的な分配シャーシの別の例示的な切取側面図である。
図9】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の部分斜視図である。
図10】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の部分切取斜視図を示し、保持する位置でのアクチュエータを有する、その内部の拡大図である。
図11】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の部分切取斜視図を示し、部分的に分配する位置でのアクチュエータを有する、その内部の拡大図である。
図12】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の部分切取斜視図を示し、分配する位置でのアクチュエータを有する、その内部の拡大図である。
図13】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の例示的な切取側面図を示して、保持する位置でのアクチュエータをより良好に示す。
図14】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の例示的な切取側面図を示して、部分的に分配する位置でのアクチュエータをより良好に示す。
図15】1つ以上の実施形態による、分配する準備ができている位置での駆動機構である。
図16】1つ以上の実施形態による、保持するか又は静止する位置での駆動機構である。
図17】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシ及び中に配置されたプライム機構の部分切取斜視図である。
図18】1つ以上の実施形態による、アクセスドアが開いており、1つの分配シャーシが装填する位置にあり、かつ2つの分配シャーシが分配する位置にある状態の例示的な器具ディスペンサの斜視図である。
図19】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の例示的な切取側面図であり、分配する位置での分配シャーシをより良好に示す。
図20】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの下方部分の例示的な切取側面図であり、装填する位置での分配シャーシをより良好に示す。
図21】1つ以上の実施形態による、例示的な分配シャーシの底面図である。
図22】1つ以上の実施形態による、分配シャーシが取り出された状態の例示的な器具ディスペンサの下方部分の部分切取斜視図であり、滑動機構をより良好に示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の開示は、本発明の異なる特徴、構造、又は機能を実施するためのいくつかの例示的な実施形態を説明することを理解されたい。構成要素、配置、及び構成の例示的な実施形態は、本開示を簡略化するように以下で説明される。しかしながら、これらの例示的な実施形態は、単に実施例として提供され、本発明の範囲を限定することを意図しない。更に、本開示は、様々な例示的な実施形態で、及び本明細書で提供される図にわたって、参照番号及び/又は文字を繰り返し得る。この繰り返しは、簡略化及び明瞭性の目的のためであり、それ自体では、図で論じられる様々な例示的な実施形態及び/又は構成の間の関係を決定しない。更に、以下の説明での第2の特徴の上での又は第2の特徴上の第1の特徴の形成は、第1及び第2の特徴が直接接触して形成される実施形態を含み得、また、第1及び第2の特徴を間に入れて追加の特徴が形成され得る実施形態を含み得、そのため、第1及び第2の特徴は、直接接触しない場合がある。最後に、以下で提示される例示的な実施形態は、任意の方法の組み合わせで組み合わされ得、すなわち、1つの例示的な実施形態からの任意の要素は、本開示の範囲から逸脱することなく、任意の他の例示的な実施形態で使用され得る。図は、必ずしも縮尺どおりではなく、図の特定の特徴及び特定の図は、明瞭性及び/又は簡潔性のために、縮尺で誇張されて示され得るか、又は概略的に示され得る。
【0009】
更に、特定の用語が、以下の説明及び特許請求の範囲を通じて使用されて、特定の構成要素を指す。当業者が理解するように、様々なエンティティは、異なる名称によって同じ構成要素を指し得、したがって、本明細書で説明される要素についての命名の慣習は、本明細書で特に具体的に定義されない限り、本発明の範囲を限定することを意図しない。更に、本明細書で使用される命名の慣習は、機能ではなく名称で異なる構成要素の間で区別することを意図しない。更に、以下の説明及び特許請求の範囲では、用語「含む」及び「備える」は、オープンエンド形式で使用され、したがって、「含むが限定されない」ことを意味すると解釈されるべきである。本開示での全ての数値は、特に具体的に示されない限り、正確な値又は近似値であり得る。したがって、本開示の様々な実施形態は、意図された範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される数、値、及び範囲から外れ得る。更に、特許請求の範囲又は明細書で使用されるように、用語「又は」は、排他的及び包括的なケースの両方を包含することを意図し、すなわち、「A又はB」は、本明細書で特に明白に指定されない限り、「A及びBのうちの少なくとも1つ」と同義であることが意図される。
【0010】
本明細書で使用されるような、用語「上(up)」及び「下(down)」、「上向き」及び「下向き」、「上方」及び「下方」、「上向きに」及び「下向きに」、「上(above)」及び「下(below)」、並びに他の同様の用語は、互いに対する相対的な位置を指し、装置及び装置の使用方法が様々な角度又は配向で同等に有効であり得るため、特定の空間的配向を示すことを意図しない。
【0011】
図1及び図2は、1つ以上の実施形態による、例示的な器具ディスペンサ10の斜視図を示す。器具ディスペンサ10は、図1で示されるように、ベース14と、器具ディスペンサ10が操作される間に閉じられ得るアクセスドア16と、を有する本体12を含み得、アクセスドア16は、図2で示されるように、本体12の内側を見せるように開かれ得る。図1及び図2を参照すると、器具ディスペンサ10は、アクセスポート22を通じて複数の器具20を分配するための1つ以上の分配シャーシ18を含み得る。ユーザー又は顧客は、器具20のハンドル24を把持し、使用のために、器具20を器具ディスペンサ10から自由に引っ張り得る。ユーザーによる器具20の取り出し又は分配に応答して、器具ディスペンサ10は、アクセスポート22を介してアクセス可能な器具ハンドル24で分配されるように別の器具20を配置し得る。器具ディスペンサ10は、プラスチックカトラリー、例えば、ポリスチレン器具を分配し得る。1つの器具20が取り出されると、別の器具20は、ハンドル24がアクセスポート22の外側にあるような位置に移動させられ得る。食品と接触し得る器具20のヘッド部分、例えば、フォーク歯、スプーンボウル、ナイフブレードなどは、器具ディスペンサ10内に残り得る。したがって、器具のこれらの部分は、環境から保護され得る。器具ディスペンサ10は、スプーン、フォーク、ナイフ、スポーク、箸などであるがこれらに限定されない様々な器具を分配するように使用され得る。
【0012】
器具ディスペンサ10は、壁取り付けブラケットアタッチメント穴(図示せず)を使用して壁上に掛けられ得る。器具ディスペンサ10は、ベース14に取り付けられ得る。ベース14は、器具ディスペンサ10にサポートを提供し得、器具ディスペンサ10が自立することを可能にする。ベース14は、器具ディスペンサ10が壁取り付けブラケットアタッチメント穴を使用して取り付けられた壁であり得るように、取り外し可能であり得る。複数の器具ディスペンサ10が、壁上に掛けられ得る。
【0013】
器具ディスペンサ10で保管される器具20は、分配シャーシ18で保管され得る。器具ディスペンサ10は開かれ得、分配シャーシ18の交換を可能にして、器具ディスペンサ10を再充填する。器具ディスペンサ10は、ヒンジを使用して開き得る。ヒンジ式アクセスドア16は、器具ディスペンサ10の内部空間へのアクセスを可能にし得る。ヒンジ位置は、器具ディスペンサ10の頂部、底部、又は側部上に配置され得る。アクセスドア16は、充填レベルウィンドウ(図示せず)を有し得る。分配シャーシ18は、各それぞれの分配シャーシ18での器具20のストックの視覚的表示を見ることができるようにする、対応する充填レベルウィンドウ(図示せず)を有し得る。分配シャーシ18は、器具ディスペンサ10に取り付けられ得るか、又は器具ディスペンサ内に挿入され得、分配され得る器具20を提供し得る。分配シャーシ18は、器具20と共に予めパッケージ化され得る。いくつかの実施態様では、分配シャーシ18は、新しい分配シャーシと交換され、再使用されない。他の実施態様では、分配シャーシ18は、器具ディスペンサ10で再充填及び再使用され得る。器具ディスペンサ10は、1つ、2つ、3つ以上の分配シャーシを受容し得る。図2の器具ディスペンサ10は、3つの分配シャーシ18と共に示され、例えば、スプーン、フォーク、及びナイフの各々について1つであるが、任意の器具の組み合わせが使用され得る。分配シャーシ18は、任意の分配するスロットに連通し得る。したがって、任意の種類の器具20の分配シャーシ18は、任意の利用可能な分配するスロットに配置され得る。
【0014】
あるいは、各分配シャーシ18及び分配するスロットは、分配されている器具20に固有であり得る。分配シャーシ18は、対応する器具20に適合するように個別に設計され得る。分配シャーシ18の設置面積及び寸法は、これらの実施態様で互いに異なり得、中の開口部の形状は、特定の種類の器具のために設計され得る。
【0015】
図3Aは、1つ以上の実施形態による、器具20の斜視図を示し、図3B及び図3Cは、1つ以上の実施形態による、器具20の底面図及び底面斜視図を示す。各器具20は、ハンドル30に隣接及び近接した機能的部分又はセクション20を有し得る。機能的セクション34は、例えば、切断、穿孔、及び/又はすくい取りなどの食品の消費を補助する機能を実行するように構成され得る。機能的セクション34は、ハンドル30に隣接した第1の端部322と、ハンドル30から末端の第2の端部324と、を有し得る。ハンドル30は、ユーザーによって、器具20を保持及び/又は操作するように利用され得る。ハンドル30は、第1の端部332と、第2の端部334と、を有し得る。参照のために、ハンドル30の第1の端部332は、機能的セクション34から最も遠い端部であり得、第2の端部334は、機能的セクション34に隣接及び近接した(すなわち、最も近い)端部であり得る。各器具20は、使い切りであり、成形可能材料から構成され得る。成形可能材料は、例えば、プラスチック、プラスチックの組み合わせ、又はプラスチック、及び使い切り若しくは再利用可能なカトラリーとして使用するのに好適な他の材料の組み合わせを含み得る。特定の実施形態では、成形可能材料は、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、並びにその配合物及び混合物であり得るか、又はそれを含み得る。器具20は、器具20の片側又は両側上のウィング又は戻り止め32であり得るか、又はそれを含み得る第1の部分28を含み得る。器具20はまた、テールサポート及び/又はハンドル24であり得るか、又はそれを含み得る第2の部分30を含み得る。第1の部分28及び第2の部分30は、スプーン、ナイフ、フォーク、スポークなどであるがこれらに限定されない他の器具に組み込まれ得る。
【0016】
各器具20は、器具20の第1の又は上方の表面312から外側に離れて延在する、軸方向に配向された隆起部又は隆起したスパイン340を含み得る。隆起したスパイン340は、ハンドル30及び/又は機能的セクション34の隆起した部分を形成し得る。隆起したスパイン340は、ハンドル30の第1の端部332からハンドル30の第2の端部334まで延在し得る。隆起したスパイン340はまた、機能的セクション34に延在し得る。隆起したスパイン340は、その第1の端部342からその第2の端部344まで連続的であり得るか、又は隆起したスパイン340は、断続的(すなわち、非連続的)であり得る。一実施形態では、隆起したスパイン340の第1の端部342は、ハンドル30に近接し得、隆起したスパイン340の第2の端部344は、機能的セクション34に近接し得る。
【0017】
隆起したスパイン340の長さは、ハンドル30又はその任意の部分の全体の長さにわたって延在し得る。例えば、隆起したスパイン340の長さは、ハンドル30の長さの約10%、約20%、約30%以上であり得る。隆起したスパイン340の長さはまた、ハンドル30の長さの約70%、約80%、約90%以上であり得る。隆起したスパイン340の長さはまた、ハンドル30の長さの約15%、約25%、又は約35%の低い値から、ハンドル30の長さの約85%、約95%、約105%、又は約155%の高い値までの範囲であり得る。その第1の端部342からその第2の端部344までで測定されるような隆起したスパイン340の長さは、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、0.5~5cm、0.5~4cm、0.5~3cm、0.5~2cm、1~5cm、1~4cm、1~3cm、1~2cm、2~5cm、2~4cm、又は2~3cmであり得る。
【0018】
隆起したスパイン340は、その第1の端部342からその第2の端部344まで変化する高さを有し得る。隆起したスパイン340の高さは、その第1の端部342からその第2の端部344へ、すなわち、機能的セクション34に向かう方向に増加又は傾斜し得る。隆起したスパイン340の高さは、その第1の端部342からその第2の端部344へ、すなわち、機能的セクション34に向かう方向に減少又は傾斜し得る。第1の端部342からその第2の端部344までの隆起したスパイン340の高さの変化が漸進的であり得るか、又は変化が、隆起したスパイン340に沿った異なる点で断続的に生じ得る。隆起したスパイン340の最も高い点又は部分は、そのクラウン346である。クラウン346は、ハンドル30の第2の端部334若しくは機能的セクション34の第1の端部322に近接若しくは隣接し得るか、又はハンドル30の第1の端部34若しくは器具に沿った任意の他の好適な位置に近接若しくは隣接し得る。スパインクラウン346は、第1の表面312からスパインクラウン346の頂部までで測定される高さを有し得、高さは、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.5cm未満か、0.4cm未満か、0.3cm未満か、0.2cm未満か、0.1cm~0.5cmか、0.1cm~0.4cmか、0.1cm~0.3cmか、0.1cm~0.2cmか、0.2cm~0.5cmか、0.2cm~0.4cmか、0.2cm~0.3cmか、又は0.3cm~0.5cmである。
【0019】
隆起したスパイン340は、その第1の端部342とその第2の端部344との間で変化する幅を有し得る。隆起したスパイン340の幅は、その第1の端部342からその第2の端部344に向かって、すなわち、ハンドル30から機能的セクション34に向かう方向に減少し得る。隆起したスパイン340の幅はまた、ハンドル30から機能的セクション34に向かう方向に増加し得る。特定の実施形態では、隆起したスパイン340の最も広い部分は、スパインクラウン346にある。隆起したスパイン340は、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.1~0.5cmか、1.5cm未満か、1.0cm未満か、0.8cm未満か、0.6cm未満か、0.1cm~1.0cmか、0.1cm~0.8cmか、0.1cm~0.6cmか、0.2cm~1.0cmか、0.2cm~0.8cmか、0.2cm~0.6cmか、又は0.3cm~1.0cmである最大幅を有し得る。隆起したスパイン340の最大幅は、隆起したスパイン340の第1の端部342に近接又は隣接し得る。その第1の端部342での隆起したスパイン340の幅は、ハンドル30の幅の約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、又は約95%よりも大きくあり得る。その第2の端部344での隆起したスパイン340の幅は、ハンドル30の幅の約55%、約65%、約75%、約85%、約95%、又は約98%よりも大きくあり得る。
【0020】
隆起したスパイン340は、0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、0.1cm未満、0.1~0.5cm、0.1~0.4cm、0.1~0.3cm、0.1~0.2cm、0.2~0.5cm、0.2~0.4cm、0.2~0.3cm、又は0.3~0.5cmである最小幅を有し得る。ハンドル30上の隆起したスパイン340の最小幅は、スパインクラウン346にあり得る。スパインクラウン346での隆起したスパイン340の幅は、隆起したスパインクラウン346でのハンドル30の幅の50%未満であり得、隆起したスパインクラウン346でのハンドル30の幅の40%未満であり得、隆起したスパインクラウン346でのハンドル30の幅の30%未満であり得、隆起したスパインクラウン346でのハンドル30の幅の20%未満であり得、隆起したスパインクラウン346でのハンドル30の幅の10%未満であり得る。
【0021】
隆起したスパイン340は、機能的セクション34の方向に増加し得る第1のセクション350に沿って変化する高さを有し得る。第1のセクション350は、隆起したスパイン第1の端部342に相対的に近い第1のセクション端部352と、隆起したスパイン第2の端部344に相対的に近い第2のセクション端部354と、を有し得る。第1のセクション端部352は、隆起したスパイン第1の端部342、又は隆起したスパインが高さを増加し始める、隆起したスパイン340の長さに沿った任意の好適な位置に隣接し得る。第2のセクション端部354は、スパインクラウン346、又は隆起したスパイン340が高さを減少し始める任意の場所に隣接し得る。第1のセクション端部352から第2のセクション端部354までで測定されるような第1のセクション350の長さは、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、少なくとも6cm、少なくとも7cm、少なくとも8cm、少なくとも9cm、少なくとも10cm、15cm未満、14cm未満、13cm未満、12cm未満、10cm未満、8cm未満、0.5~15cm、0.5~10cm、0.5~8cm、0.5~6cm、1~55cm、1~10cm、1~8cm、1~6cm、2~15cm、2~10cm、又は2~8cmであり得る。第1のセクションの長さは、隆起したスパイン340の長さの50%よりも大きくあり得、隆起したスパイン340の長さの70%よりも大きくあり得、隆起したスパイン340の長さの80%よりも大きくあり得、隆起したスパイン340の長さの90%よりも大きくあり得、隆起したスパイン340の長さの95%よりも大きくあり得る。
【0022】
器具20は、器具20の片側又は両側上に配置された少なくとも1つの成形された延長部32を含み得る。成形された延長部32は、ウィング、戻り止め、又は器具20の側部から突出する他の形状であり得る。成形された延長部32は、機能的セクション34の側部又はハンドル30の側部から横方向に延在し得る。成形された延長部32は、器具20の長さに沿った任意の好適な位置上に配置され得る。成形された延長部32は、隆起したスパイン340のクラウン346に近接して配置され得る。特定の実施形態では、成形された延長部32は、横方向に対向した2つの成形された延長部であり得る。第1の成形された延長部32は、器具20の第1の横方向側部から(例えば、ハンドル30又は機能的セクション34から)横方向に延在し得、第2の成形された延長部32は、器具20の反対から(例えば、ハンドル30又は機能的セクション34から)横方向に延在する。第1及び第2の成形された延長部32は、同一平面であり得る。各成形された延長部32は、例えば、ウィング状、三角形、矩形、正方形、六角形、五角形、又は表面を形成することができる任意の他の形状を含む、任意の形状又は断面を有し得る。2つ以上の成形された延長部32が使用される場合、各成形された延長部32の形状又は断面は、同じであるか、又は異なり得る。特定の実施形態では、器具20の片側又は器具20の両側上に複数の成形された延長部(図示せず)が存在し得る。
【0023】
ハンドル30は、その長さに沿った任意の場所で、面取りされ得るか、テーパとなり得るか、又は輪郭付けされ得る。例えば、ハンドル30の第1の端部332は、面取りされ得るか、テーパとなり得るか、又は輪郭付けされ得る。第1の端部332の面取り部は、分配するユニットが、スタックされたときの器具20間でピックするのをより容易にし得る。いくつかの実施形態では、各ハンドル30の一部が切り欠かれて、より薄いセクション又は輪郭を提供し得る。面取り部と同様に、ハンドル30でのこの切り欠きは、分配するユニット(図示せず)が器具20間でピックするのをより容易にし得る。
【0024】
更に図3a及び図3bを参照すると、器具20が分配シャーシでスタックされ得るように、1つ以上の入れ子の特徴が、器具20のスタック120を安定化させるように使用され得る。ハンドル30は、(図8で示される)バンドを受容するためにその長さに沿って配置された1つ以上の切り欠きを有して、器具20がスタックされた配向で残るのに役立ち得る。例えば、切り欠きセクションは、第1の肩部又は切り欠き336と成形された延長部32との間のハンドル30で形成され得る。別の実施例では、切り欠きセクションは、第1の切り欠き336と第2の肩部又は切り欠き38との間のハンドル30で形成され得る。第1の切り欠き336から第2の切り欠き338までで測定されるような切り欠きの長さは、1cmよりも大きいか、2cmよりも大きいか、3cmよりも大きいか、4cmよりも大きいか、10cm未満か、8cm未満か、6cm未満か、1~10cmか、1~8cmか、1~6cmか、2~10cmか、2~8cmか、又は2~6cmであり得る。バンドの幅は、切り欠きの長さとほぼ同じ長さであり得る。更に、ハンドル30の片側又は両側は、第1の切り欠き336からハンドル30の第1の端部332に向かってテーパとなり得る。テーパは、バンドが第1の切り欠き336からハンドル30の第1の端部332に向かって移動するときにバンドをきつくし得る。ハンドル30の片側又は両側は、第2の切り欠き338からハンドル30の第2の端部334に向かってテーパとなり得る。テーパは、バンドが第2の切り欠き338からハンドル30の第2の端部334に向かって移動するときにバンドをきつくし得る。ハンドル30上の任意のテーパは、連続的又は断続的であり得る。バンドは、器具20がディスペンサに装填される前又は後に取り出され得る。一実施形態では、バンドは、器具20に接触する粘着性が存在しない場合がある。別の実施形態では、バンドは、器具20に接触する粘着性を含み得る。
【0025】
図3bは、1つ以上の実施形態による、例示的なフォークの底面図を示す。これらの底面斜視図に見られるように、器具20は、上方の表面又は上面12に対向する第2の又は底面14を有し得る。1つ以上のチャネル又は陥凹された溝70、80(2つが示されている)は、第2の表面314で形成され得る。各陥凹されたチャネル70、80は、第2の表面314の一部又は全部に沿って延在し得る。示されるように、第1の陥凹されたチャネル370は、第2の表面314で形成され得、第2の陥凹されたチャネル380は、第1の陥凹されたチャネル370内で形成され得る。第1の陥凹されたチャネル370又は第2の陥凹されたチャネル380の最大深さは、隆起したスパイン340の最大高さとほぼ等しくあり得る。
【0026】
第1の陥凹されたチャネル370は、ハンドル30の第1の端部332に隣接し得る第1の陥凹されたチャネル第1の端部372を有し得る。第1の陥凹されたチャネル第1の端部372は、ハンドル30の第1の端部332から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。第1の陥凹されたチャネル370は、ハンドル30又は機能的セクション34のいずれかの上であり得る第1の陥凹されたチャネル第2の端部374を有し得る。第1の陥凹されたチャネル第2の端部374は、第1の機能的セクション端部22又はハンドル30の第2の端部334のいずれかに隣接し得る。第1の陥凹されたチャネル第2の端部374は、第1の機能的セクション端部22から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。第1の陥凹されたチャネル第2の端部374は、ハンドル30の第2の端部334から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。
【0027】
第1の陥凹されたチャネル第1の端部372から第1の陥凹されたチャネル第2の端部374までで測定されるような第1の陥凹されたチャネル370の長さは、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、少なくとも6cm、少なくとも7cm、少なくとも8cm、少なくとも9cm、少なくとも10cm、15cm未満、14cm未満、13cm未満、12cm未満、10cm未満、8cm未満、0.5~15cm、0.5~10cm、0.5~8cm、0.5~6cm、1~15cm、1~10cm、1~8cm、1~6cm、2~15cm、2~10cm、又は2~8mmであり得る。第1の陥凹されたチャネル370の長さは、隆起したスパイン340とほぼ同じ長さであり得る。第1の陥凹されたチャネル370の長さは、隆起したスパイン340の長さよりも、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、0.5~5cm、0.5~4cm、0.5~3cm、0.5~2cm、1~5cm、1~4cm、1~3cm、1~2cm、2~5cm、2~4cm、又は2~3cm長くあり得る。
【0028】
第1の陥凹されたチャネル370は、一定の深さ、又は最大深さに達するまで機能的セクション34の方向に深さを増加させ得る、変化する深さを有し得る。第1の陥凹されたチャネル370の最大深さは、ハンドル30の第2の端部334又は機能的セクション34の第1の端部322に隣接し得る。第1の陥凹されたチャネル370は、第2の表面314から第1の陥凹されたチャネル370の底部までで測定される深さを有し得、深さは、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.1~0.5cmか、0.1~0.4cmか、0.1~0.3cmか、0.1~0.2cmか、0.2~0.5cmか、0.2~0.4cmか、0.2~0.3cmか、又は0.3~0.5cmである。
【0029】
第1の陥凹されたチャネル370は、完全に一定の幅か、最小幅に達するまで機能的セクション34の方向に幅を減少させ得るか若しくは最大幅に達するまで機能的セクション34の方向に幅を増加させ得る、変化する幅か、又は他の好適な構成を有し得る。第1の陥凹されたチャネル370は、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.1~0.5cmか、0.1~0.4cmか、0.1~0.3cmか、0.1~0.2cmか、0.2~0.5cmか、0.2~0.4cmか、0.2~0.3cmか、又は0.3~0.5cmである最大幅を有し得る。第1の陥凹されたチャネル370の最大幅は、第1の陥凹されたチャネル第1の端部372にあり得る。第1の陥凹されたチャネル第1の端部372での第1の陥凹されたチャネル370の幅は、第1の陥凹されたチャネル第1の端部372でのハンドル30の幅の50%よりも大きくあり得、ハンドル30第1の陥凹されたチャネル第1の端部372の幅の70%よりも大きくあり得、第1の陥凹されたチャネル第1の端部372でのハンドル30の幅の80%よりも大きくあり得、第1の陥凹されたチャネル第1の端部372でのハンドル30の幅の90%よりも大きくあり得、第1の陥凹されたチャネル第1の端部372でのハンドル30の幅の95%よりも大きくあり得る。
【0030】
第1の陥凹されたチャネル370は、0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、0.1cm未満、0.1~0.5cm、0.1~0.4cm、0.1~0.3cm、0.1~0.2cm、0.2~0.5cm、0.2~0.4cm、0.2~0.3cm、又は0.3~0.5cmである最小幅を有し得る。第1の陥凹されたチャネル370の最小幅は、成形された延長部(複数可)60に隣接し得る。第1の陥凹されたチャネル370の最小幅は、第1の陥凹されたチャネル370の最小幅でのハンドル30の幅の50%未満であり得、第1の陥凹されたチャネル370の最小幅でのハンドル30の幅の40%未満であり得、第1の陥凹されたチャネル370の最小幅でのハンドル30の幅の30%未満であり得、第1の陥凹されたチャネル370の最小幅でのハンドル30の幅の20%未満であり得、第1の陥凹されたチャネル370の最小幅でのハンドル30の幅の10%未満であり得る。第1の陥凹されたチャネル370は、器具のスタックで隣接する器具の隆起したスパイン340を受容し得る。第2の器具の隆起したスパイン340は、第1の陥凹されたチャネル370内に入れ子にし得る。別の隣接する器具の第1の陥凹されたチャネル370内の隆起したスパイン340のこの入れ子は、器具のスタックの高さを増加させることなく、器具のスタックの安定性を増加させ得る。
【0031】
第2の陥凹されたチャネル380は、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382を有し得る。第2の陥凹されたチャネル第1の端部382は、ハンドル30の第1の端部332に隣接し得る。第2の陥凹されたチャネル第1の端部382は、ハンドル30の第1の端部332から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。第2の陥凹されたチャネル380は、ハンドル30又は機能的セクション34のいずれかの上であり得る第2の陥凹されたチャネル第2の端部384を有し得る。第2の陥凹されたチャネル第2の端部384は、機能的セクション34の第1の端部22又はハンドル30の第2の端部334のいずれかに隣接し得る。第2の陥凹されたチャネル第2の端部384は、第1の機能的セクション端部22から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。第2の陥凹されたチャネル第2の端部384は、ハンドル30の第2の端部334から0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、又は0.1cm未満であり得る。
【0032】
第2の陥凹されたチャネル第1の端部382から第2の陥凹されたチャネル第2の端部384までで測定されるような第2の陥凹されたチャネル380の長さは、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、0.5~5cm、0.5~4cm、0.5~3cm、0.5~2cm、1~5cm、1~4cm、1~3cm、1~2cm、2~5cm、2~4cm、又は2~3cmであり得る。第2の陥凹されたチャネル380の長さは、隆起したスパイン340とほぼ同じ長さであり得る。
【0033】
第2の陥凹されたチャネル380は、最大深さに達するまで機能的セクション34の方向に深さを増加させ得る、変化する深さを有し得る。第2の陥凹されたチャネル380の最大深さは、ハンドル30の第2の端部334若しくは第1の機能的セクション端部32に隣接し得るか、又はスパインクラウン346対向し得る。第2の陥凹されたチャネル380は、第2の表面314から第2の陥凹されたチャネル380の底部までで測定される深さを有し得、深さは、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.1~0.5cmか、0.1~0.4cmか、0.1~0.3cmか、0.1~0.2cmか、0.2~0.5cmか、0.2~0.4cmか、0.2~0.3cmか、又は0.3~0.5cmである。第2の陥凹されたチャネル380は、第1の陥凹されたチャネル370の底部から第2の陥凹されたチャネル380の底部までで測定される相対的な深さを有し得、相対的な深さは、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、1.5cm未満か、1.0cm未満か、0.8cm未満か、0.6cm未満か、0.1~1.5cmか、0.1~1.0cmか、0.1~0.8cmか、0.1~0.6cmか、0.2~1.5cmか、0.2~1.0cmか、0.2~0.8cmか、又は0.3~0.6cmである。
【0034】
第2の陥凹されたチャネル380は、最小幅に達するまで機能的セクション34の方向に幅を減少させ得る、変化する幅を有し得る。第2の陥凹されたチャネル380は、0.1cmよりも大きいか、0.2cmよりも大きいか、0.3cmよりも大きいか、0.4cmよりも大きいか、0.5cmよりも大きいか、0.1~0.5cmか、0.1~0.4cmか、0.1~0.3cmか、0.1~0.2cmか、0.2~0.5cmか、0.2~0.4cmか、0.2~0.3cmか、又は0.3~0.5cmである最大幅を有し得る。第2の陥凹されたチャネル380の最大幅は、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382又は任意の好適な位置にあり得る。第2の陥凹されたチャネル第1の端部382での第2の陥凹されたチャネル380の幅は、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382でのハンドル30の幅の50%よりも大きくあり得、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382でのハンドル30の幅の70%よりも大きくあり得、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382でのハンドル30の幅の80%よりも大きくあり得、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382でのハンドル30の幅の90%よりも大きくあり得、第2の陥凹されたチャネル第1の端部382でのハンドル30の幅の95%よりも大きくあり得る。
【0035】
第2の陥凹されたチャネル380は、0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、0.1cm未満、0.1~0.5cm、0.1~0.4cm、0.1~0.3cm、0.1~0.2cm、0.2~0.5cm、0.2~0.4cm、0.2~0.3cm、又は0.3~0.5cmである最小幅を有し得る。第2の陥凹されたチャネル380の最小幅は、成形された延長部(複数可)60に隣接し得る。第2の陥凹されたチャネル380の最小幅は、第2の陥凹されたチャネル380の最小幅でのハンドル30の幅の50%未満であり得、第2の陥凹されたチャネル380の最小幅でのハンドル30の幅の40%未満であり得、第2の陥凹されたチャネル380の最小幅でのハンドル30の幅の30%未満であり得、第2の陥凹されたチャネル380の最小幅でのハンドル30の幅の20%未満であり得、第2の陥凹されたチャネル380の最小幅でのハンドル30の幅の10%未満であり得る。第2の陥凹されたチャネル380は、器具のスタックで隣接する器具の隆起したスパイン340を受容し得る。第2の器具の隆起したスパイン340は、第2の陥凹されたチャネル380内に入れ子にし得る。別の隣接する器具の第2の陥凹されたチャネル70内の隆起したスパイン340のこの入れ子は、器具のスタックの高さを増加させることなく、器具のスタックの安定性を増加させ得る。
【0036】
第1又は第2の陥凹されたチャネル370、380は、第2の陥凹されたチャネル380の表面から突出する少なくとも1つのカウンターウエイト(図示せず)を有し得る。カウンターウエイトは、ハンドル端部332に隣接し得る。カウンターウエイト第1の端部92からカウンターウエイト第2の端部94までで測定されるようなカウンターウエイトの長さは、少なくとも0.5cm、少なくとも1cm、少なくとも2cm、少なくとも3cm、少なくとも4cm、少なくとも5cm、0.5~5cm、0.5~4cm、0.5~3cm、0.5~2cm、1~5cm、1~4cm、1~3cm、又は1~2cmであり得る。カウンターウエイトの形状は、立方体、直方体、円筒、三角柱、球体、円錐、又はカウンターウエイトの機能を果たし得る任意の他の形状であり得る。カウンターウエイトは、第1の陥凹されたチャネル370上に、第2の陥凹されたチャネル380上に、又は第1の陥凹されたチャネル370及び第2の陥凹されたチャネル380の両方の上に配置され得る。カウンターウエイトは、機能的セクション34上の物体に対するカウンターウエイトとして、又は、器具20がディスペンサにあるときのカウンターウエイトとして作用することによって、使用中に器具20に対するバランス及び安定性を提供するのに役立ち得る。このカウンターウエイトは、器具ディスペンサ(図示せず)を使用して、器具20を分離するのをより容易にし得る。
【0037】
器具20は、器具のスタックを形成するように一緒にスタックされ得る。器具のスタックは、器具20間の低減された間隙を有し得る。器具のスタックでの隣接する器具の第2の表面314に対する第1の器具の第1の表面312の距離によって測定されるようなハンドル32の第1の端部での間隙は、1mm未満、0.5mm未満、0.4mm未満、0.3mm未満、0.2mm未満、又は0.1mm未満であり得る。器具のスタックでの隣接する器具の第2の表面314に対する第1の器具の第1の表面312の距離によって測定されるような機能的セクションの第2の端部324での間隙は、1cm未満、0.5cm未満、0.4cm未満、0.3cm未満、0.2cm未満、0.1cm未満、1mm未満、0.5mm未満、0.4mm未満、0.3mm未満、0.2mm未満、0.1mm未満であり得る。器具のスタックでの全ての器具20間のハンドル30の第1の端部332での間隙は、ほぼ同じであり得る。器具のスタックでの全ての器具20間の機能的セクション20の第2の端部324での間隙は、ほぼ同じであり得る。器具のスタックでの器具20間の間隙を低減することにより、器具のスタックの高さを低減し得る。器具のスタックは、第1の表面312が下向き、又は第2の表面314が下向きの状態で、ディスペンサに装填され得る。ハンドル30の第1の端部332での器具のスタックでの頂部器具の第1の表面312からハンドル30の第1の端部332での器具のスタックでの底部器具の第2の表面314までの距離によって測定されるようなセンチメートルでの器具のスタックの高さは、器具のスタックでの器具20の数を乗じた、ハンドル30の第1の端部332での第1の表面312から第2の表面314までの距離によって測定されるようなセンチメートルでの器具20の高さの100.1%未満、100.5%未満、101%未満、102%未満、103%未満、104%未満、105%未満、100%~105%、100%~104%、100%~103%、100%~102%、100%~101%、100%~100.5%、100.5%~105%、100.5%~104%、100.5%~103%、100.5%~102%、又は100.5%~101%であり得る。
【0038】
器具20が、器具のスタックでスタックされるとき、器具のスタックでの個々の器具20は、一般的に、1つの方向に器具のスタックからスライドするだけであり得る。器具20が、器具のスタックでスタックされるとき、器具のスタックでの個々の器具20は、一般的に、ハンドル30から機能的セクション34に向かう方向、機能的セクション34からハンドル30に向かう方向、又はハンドル30から機能的セクション34に向かう方向及び機能的セクション34からハンドル30に向かう方向の両方にスライドするだけであり得る。器具のスタックが、第1の表面312が下向きの状態でディスペンサに装填されるとき、器具20は、一般的に、ハンドル30から機能的セクション34に向かう方向にスライドするだけであり得る。スパインクラウン346は、楔として作用して、器具のスタックで器具20の真下にある器具20がハンドル30の第1の端部332に向かってスライドすることを防止するか、そうでなければ制限し得る。ストップ348は、スパインクラウン346に近接して、隆起したスパイン46上に配置され得る。ストップ348は、器具のスタックで器具20の真下にある器具20がハンドル30から機能的セクション34に向かって、又は機能的セクション34からハンドル30に向かってスライドすることを防止するか、そうでなければ制限し得る。器具のスタックが、第1の表面312が下向きの状態でディスペンサに装填されるとき、ストップ348は、器具のスタックで器具20の真下にある器具20が機能的セクション34からハンドル30に向かってスライドすることを防止するか、そうでなければ制限し得る。
【0039】
図4は、ハウジング38aの一部を示す、図2で示される分配シャーシ18の部分斜視図を示す。分配シャーシ18のハウジング38bの別の部分は、分配シャーシ18の内部詳細を見せるように、図4では取り除かれている。ハウジング38は、器具20の1つ以上を収容し得、器具20の第1の部分28をサポートし、第1の部分28に接触し得る前方台座42と、器具20の第2の部分30をサポートし、第2の部分30に接触し得る後方台座44と、を含み得る。ハウジング38はまた、器具20をスタックされた配向に維持するために構成され得る少なくとも1つの概ね垂直なガイドレール46を含み得る。第1の部分28は、器具20をスタックされた配向に維持するのを補助するように、ガイドレール46内に配置され得る。スタック56の安定性を増加させ、分配シャーシ18内の空間部の使用を最大化するのに役立つように、各器具20は、少し例を挙げてみただけでも、各器具のハンドルでより薄い端点を提供するように、面取りされた端部、凹状空洞、リブ、切り欠きなどの1つ以上の入れ子の特徴を含み得る。器具20は、第2の器具20上で垂直にスタックされ得る。器具20は、同じ高さ、幅、及び長さであり得る。器具20のハンドル24での切り欠き(図示せず)は、個々の器具20を分離するように器具ディスペンサ10の分配する部分によって使用され得るより薄い端点を許容し得る。入れ子の特徴は、分配シャーシ18内にスタックされた構成で器具20を維持するのに役立つように使用され得る。
【0040】
器具20の分配は、器具自体の1つ以上の特徴に基づいて向上し得る。ハンドル24は、面取りされ得る。面取り部は、分配するユニットが、器具間でピックするのをより容易にし得る。面取り部と同様に、ハンドル24の切り欠きはまた、分配するユニットが器具20間でピックするのをより容易にし得る。器具20が分配シャーシにスタックされ得るように、入れ子の特徴が、器具スタック56を安定化させるように使用され得る。1つの器具20が別の器具20に入れ子になり得るように、凹状空洞(図示せず)が使用され得る。
【0041】
図5は、1つ以上の実施形態による、中に配置された1つ以上のサポート又はガイドレール46を示す、分配シャーシ18の断面平面図を示す。図5は、ハウジング38の2つの部分、第1の部分38a及び第2の部分38bを示す。ガイドレール46は、シャーシ18又はその任意の部分の全体の長さを延在し得る。ガイドレール46は、器具20のスタック56を封入するか、そうでなければ取り囲むようなサイズ及び形状である断面を有する。ガイドレール46は、中に形成された1つ以上の輪郭又は陥凹された部分50を含み得る。輪郭50は、器具20の側部上のウィング又は戻り止め32に相補的である断面に成形され、及び/又は断面を有し得る。使用中、各器具20のウィング又は戻り止め32は、輪郭50内で適合し、器具20の残りの部分は、ガイドレール46の残りの部分内で適合する。
【0042】
前述したように、ハウジング38は、第1の側部又は部分38aと、第2の側部又は部分38bと、を含み得る。このような実施形態では、器具レール46の第1の部分は、ハウジング38の第1の部分38aで形成され得、ガイドレール46の第2の部分は、ハウジング38の第2の部分38bで形成され得、そのため、ガイドレール46の各部分は、ハウジング38の対向する側の上に配置され、器具レール46の各部分の中に、各器具20の戻り止め32の形状を補完する輪郭50が形成されている。
【0043】
再び図4を参照すると、ガイドレール46は、前方台座42の上で垂直に整合され得、底部器具21の第1の部分28が前方台座42上に配置されるように、器具20をガイドし得る。図6で示されるように、輪郭セクション50を有するガイドレール46は、器具20のスタック56がスタックされた配向で残るように保持し、役立ち得る。ハウジングの同じ側部上で1つを超える器具レール(図示せず)が存在する場合、追加のレールに相補的な、器具20の側部上の追加のウィング又は戻り止め(図示せず)が存在し得、更に、器具20を位置にガイドし得、スタック56がスタックされた配向に残るのに役立ち得、又は十分近くに配置された場合、第1の部分28は、レール46間に配置され得る。
【0044】
図6は、中に配置された器具20の複数又はスタック56を示す分配シャーシ18の切取立面図を示す。分配シャーシ18は、ハウジング38でのスタック56での器具20の量を示し得る器具スタックゲージ58を含み得る。器具スタックゲージ58は、ピボット62でハウジング38に枢動可能に接続され得る第1のゲージアーム60と、ピボット66でハウジング38に枢動可能に接続され得る第2のゲージアーム64と、を含み得る。器具ディスペンサ10は、分配シャーシ18が分配シャーシ18での器具20の量を示し得る1つ以上のゲージウィンドウ68(図1及び図2)を含み得る。第2のゲージアーム64は、ゲージウィンドウ68を通じて器具20の異なる量を表示し得るインジケーター部分70を含み得る。第1のゲージアーム60は、ギア72を含み得、第2のゲージアーム64は、ギア74を含み得、これは、ピボット62周りの第1のゲージアーム60の移動がピボット66周りの第2のゲージアーム64の移動に変えてゲージウィンドウ68に対してインジケーター部分70を移動させ得るようにギア72と噛み合い得る。ギア72及びギア74はまた、スコッチヨークであり得る。示されていない代替の実施形態では、第1のゲージアーム及び第2のゲージアームは、一緒に固着され得、ピボット周りの第1のゲージアームの移動が第2のゲージアームの移動に変えられてゲージウィンドウに対してインジケーター部分を移動させ得るように枢動し得る。
【0045】
インジケーター部分70は、ゲージウィンドウ68を通じて器具20の異なる量を表示し得る。インジケーター部分70は、インジケーター部分70の異なる部分上にプリントされた異なる量を有し得る。異なる量が、一度に1つずつゲージウィンドウ68を通じて認識可能であり得るか、又は複数の量が、レベルが表示される量の間にあることを示すように表示され得る。例えば、分配シャーシ18が、器具スタック56での器具20の特定の量を超えて、50%フルを超えて、60%フルを超えて、70%フルを超えて、80%フルを超えて、又は90%フルを超えて有するとき、インジケーター部分70は、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分70上にプリントされた「フル」及び/又は緑色を有し得、分配シャーシ18が、器具スタック56での器具20の特定の量の間、10%フル~90%フル、20%フル~80%フル、30%フル~70%フル、40%フル~60%フルを有するとき、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分上にプリントされた「ハーフフル」及び/又は黄色を有し得、分配シャーシ18が、器具スタック56での器具20の特定の量未満、5未満、4未満、3未満、2未満を有するか、又は器具20を有しないとき、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分70上にプリントされた「空」、及び/又は赤色を有し得る。あるいは、色は、分配シャーシ18に追加され得る、器具のフルスタックの数(器具のフルスタックでの器具の数が変化し得る)を示すように使用され得る。例えば、器具のフルスタックが30個の器具である場合、緑は、追加の器具20の1個未満のフルスタックが分配シャーシ18内で適合することを示し得る。黄は、追加の器具の1つを超えるフルスタックが分配シャーシ18に追加され得ることを示し得、赤は、追加の器具の2つのフルスタックが分配シャーシ18に追加され得ることを示し得る。
【0046】
第1のゲージアーム60は、1つの突起、2つの突起、3つの突起、4つの突起、5つの突起、少なくとも1つの突起、少なくとも2つの突起、少なくとも3つの突起、少なくとも4つの突起、又は少なくとも5つの突起を含み得る。第1のゲージアームは、第1の突起78と、第2の突起80と、を含み得る。ハウジング38は、第1の突起78が延在し得る第1のゲージ開口部82を含み得、第2の突起80が延在し得る第2のゲージ開口部84を含み得る。図6で示される分配シャーシ18での器具スタック56は、第1のゲージ開口部82よりも高い。器具スタック56が第1のゲージ開口部82にあるか、又は第1のゲージ開口部82よりも上にあるとき、第1の突起78は、第1のゲージ開口部82を通じて、器具スタック56での器具20に接触し、接触された器具又は器具(複数)は、第1の突起78が第1のゲージ開口部82を通じて延在することを防止する。器具20に接触する第1の突起78は、インジケーター部分70が、ゲージウィンドウ68を通じて分配シャーシ18での器具20の対応する量を示すように、第1のゲージアーム60を第1の角度で設定し、第2のゲージアーム64を配置する。この位置では、第2のゲージアーム64は、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分70が、分配シャーシが「フル」であることを示すように、インジケーター部分70を配置し得る。
【0047】
図7は、分配シャーシ18が器具20のハーフフルと空との間にある、図6で示される分配シャーシ18を示す。器具スタック56が第1のゲージ開口部82よりも低く、第2のゲージ開口部84よりも高いため、第1の突起78は、器具スタック56の上で延在し得、第2の突起80は、第2のゲージ開口部84を通じてハウジング38に延在し得ない。器具スタック56は、第2のゲージ開口部84の上にあるため、第2の突起80は、第2のゲージ開口部84を通じて器具20の1つ以上に接触し、図6で示されるような第1のゲージアーム60の位置と比較して(図7で示されるように)反時計回りに相対的に回転する第1のゲージアーム60を第2の角度で設定する。この位置では、第2のゲージアーム64は、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分70が、分配シャーシが「ハーフフル」又はハーフフル未満であることを示すように、インジケーター部分70を配置し得る。
【0048】
図8は、分配シャーシ18が器具20についてほぼ空である、図6で示される分配シャーシ18を示す。器具スタック56は、第2のゲージ開口部84よりも下方にあるため、第1の突起78は、第1のゲージ開口部82を通じてハウジング38に延在し得、第2の突起80は、第2のゲージ開口部84を通じてハウジング38に延在し得る。第2の突起80がハウジング38に延在し得るとき、第1のゲージアーム60は、図6及び図7で示される第1のゲージアーム60の位置と比較して(図8で示されるように)反時計回りに相対的に回転し得る。この位置では、第2のゲージアーム64は、ゲージウィンドウ68を通じて認識可能であるインジケーター部分70が、分配シャーシが「空」であることを示すように、インジケーター部分70を配置し得る。
【0049】
ゲージウィンドウ68は、約5mmの高さであり得、色、数、パーセンテージ、又は任意の他のインジケーターを表示して、分配シャーシ18での器具20の数を示し得る。第1のゲージアーム60は、バネ補助を伴ってか、又はバネ補助を伴うことなく、重力で揺動し得る。第1のゲージアーム60の重量及び/又は重心は、器具スタックゲージ58がいかに動作するかを変更するように調整され得る。突起の位置及び/又は数は、より正確なレベルインジケーターを提供するように調整され得る。更に、示されていない実施形態では、第1の突起78、第2の突起80、又は第1の突起78及び第2の突起80の両方が、ハウジング38での開口部を通じて通ることなく、器具スタック56に直接接触し得るように、第1のゲージアーム78は、ハウジング38の部分的に又は完全に内側であり得る。
【0050】
図9は、図2で示される分配シャーシ18の部分斜視図を示す。分配シャーシ18は、傾斜路88と、アクチュエータ90と、アクチュエータ戻しバネピン94とハウジング38bとの間に接続され得るアクチュエータ戻しバネ92と、を含み得る。アクチュエータ90は、アクチュエータレバー開口部98を含み得るアクチュエータレバー96を含み得る。アクチュエータレバー開口部98は、器具20が傾斜路88を下方に移動するとき、器具20のハンドル24の通過を許可するようなサイズであり得る。アクチュエータレバー開口部98は、器具20の第1の部分28又はヘッド34に接触し、重力の力の下で、器具20が傾斜路88を下方に更に移動することを防止するようなサイズであり得る。1つ以上の実施例では、アクチュエータレバー開口部は、概ね逆さまの「U」形状を有し得、傾斜路88の下向き方向に相対的に大きい方から相対的に小さい方までテーパとなり得る。1つ以上の実施例では、アクチュエータレバー開口部98は、器具20の片側又は両側上のウィング又は戻り止め32に接触するようなサイズであり得る。
【0051】
図10図12は、分配シャーシ18の部分切取斜視図を示す。アクチュエータ90は、保持する位置102(図10)と、分配する位置104(図12)と、保持する位置102と分配する位置104との間であり得る部分的に分配する位置106(図11)との間で移動し得る。アクチュエータ90は、ピボット108でハウジング38に枢動可能に取り付けられ得、アクチュエータ90は、保持する位置102と分配する位置104との間で、ピボット108周りで回転し得る。
【0052】
分配シャーシ18は、駆動ハンマー112と、カムフォロア114と、駆動ハンマー112とハウジング38との間に接続された偏倚したバネ116と、を有し得る駆動機構110を含み得る。駆動ハンマー112は、準備位置120(図12)と解放位置122(図10)との間で駆動機構110を配置するように駆動ハンマー112が回転し得るピボット118でハウジング38に取り付けられ得る。ピボット118は、駆動ハンマー112が枢動又は回転し得る任意の軸部、ピン、又は軸であり得る。
【0053】
アクチュエータ90は、カム表面128を含み得るカム126を含み得る。駆動機構110のカムフォロア114は、アクチュエータ90が保持する位置102と分配する位置104との間で移動するとき、カム表面128に接触し、カム表面128上に乗り得る。保持する位置102と分配する位置104との間のアクチュエータ90の移動は、カム126及びカムフォロア114を通じて駆動機構110を作動させ得る。作動されるとき、駆動機構110は、駆動ハンマー112が後退し、器具スタック56から底部器具21を駆動する準備ができている準備位置120と、駆動ハンマー112が器具スタック56から底部器具21に接触し、底部器具21を押す解放位置122との間で移動し得る。
【0054】
図13図16は、分配シャーシ18の立面部分切取図を示す。保持する位置102(図10及び図13)では、アクチュエータ90は、傾斜路88を介して駆動機構110によってスタック56から解放された後に解放された器具20aを受容し得、アクチュエータレバー96は、解放された器具20aに接触して、解放された器具20aが傾斜路88を下方に移動することを阻止し得る。アクチュエータレバー96は、解放された器具20aの戻り止め32又はヘッド34に接触し得る。保持する位置102では、ハンドル24が、解放された器具20aが分配位置にあるアクセスポート22(図1及び図13)を介してアクセス可能であるように、アクチュエータ90は、解放された器具20aを保持し得る。アクチュエータ90が保持する位置102にあるとき、駆動機構110は、解放位置122にあり得る。部分的に分配する位置106(図11及び図14)では、アクチュエータ90は回転され得、器具20aはアクセスポート22から更に外に移動し得る。部分的に分配する位置106では、ハンドル24が解放される場合、アクチュエータ90は、保持する位置102に直ちに戻ることを控え得る。分配する位置104(図12及び図15)では、ユーザーが解放された器具20aを器具ディスペンサ10から自由に引っ張るとき、アクチュエータ90は、解放された器具20aを解放し得、駆動機構110は、準備位置120に移動し得る。
【0055】
アクチュエータ90が分配する位置104から保持する位置102に戻るとき又は戻るように(図16)、駆動機構110は、準備位置120から解放位置122まで移動し得、底部器具21は、器具スタック56の底部から移動し得るか又は押され得る。底部器具21の第1の部分28が、前方台座42を一掃し、底部器具21の第2の部分30が、後方台座44を一掃するように、駆動機構110は底部器具21を押し得、これは、底部器具21が器具スタック56から落下することを可能にし得る。底部器具21が、器具スタック56(図16)の底部から移動するか又は押されるとき、底部器具21は、傾斜路88に落下し得、重力の力の下で、アクチュエータ90まで傾斜路88をスライド又は下方に移動し得る。底部器具21が器具スタック56の底部から押されるとき、器具スタック56は、下方に移動して新しい底部器具21を生成し得る。
【0056】
再び図13図16を参照すると、分配シャーシ18は、ラチェットギア組立品132を含み得る。ラチェットギア組立品132は、アクチュエータ90に接続され得るか、又はアクチュエータ90と一体であり得るラチェットギア134を含み得る。ラチェットギア組立品132は、アクチュエータ90が保持する位置102(図10及び図13)から分配する位置104(図12及び図15)に向かって、部分的に分配する位置106(図11及び図14)まで部分的に移動するとき、アクチュエータ90が反動することを防止し得る。ラチェットギア134は、ラチェットギア134がアクチュエータカム126で、ピボット108周りで回転するように、アクチュエータカム126(図10図12)に接続され得るか、又はアクチュエータカム126と一体であり得る。ラチェットギア134は、アクチュエータ90の一部として形成され得、ハウジング38内に少なくとも部分的に配置され得る。アクチュエータ戻しバネピン94は、ラチェットギア134から延在し得、戻しバネ92(図9)は、ラチェットギア134を通じて保持する位置102でアクチュエータ90を偏倚し得、アクチュエータ90を分配する位置104から保持する位置102まで戻し得る。
【0057】
ラチェットギア組立品132は、ラチェット歯止め138を含み得、ラチェットギア134は、ラチェット歯140と、表面142と、ストップ144と、を含み得る。ラチェット歯止め138は、ラチェット歯止めフック146を含み得、ピボット148でハウジング38に枢動可能に接続され得る。ラチェットギア組立品132は、ラチェット歯止めフック146をラチェットギア134に接触して偏倚させ得るラチェット歯止めバネ150を含み得る。
【0058】
ラチェット歯止めフック146は、ストップ144に係着して、保持する位置102(図10及び図13)でアクチュエータ90を停止させ得、アクチュエータ90が、分配する位置104から移動するとき、保持する位置102を越えて回転することを防止し得る。ラチェット歯止めフック146は、保持する位置102から部分的に分配する位置106(図11及び図14)までのアクチュエータ90の移動の第1の部分でラチェット歯140に係着して、ユーザーが、引っ張り始めた後であるが器具20が器具ディスペンサ10から解放される前に器具ハンドル24を解放する場合に、アクチュエータレバー96が反動することを防止し得る。
【0059】
ラチェット歯止めフック146は、アクチュエータ90が分配する位置104(図12及び図15)まで移動するとき、表面142に係着してラチェット歯止めフック146をラチェット歯140から移動させ得、解放された器具20aは、器具ディスペンサ10から取り出される。解放された器具20aが取り出された後、アクチュエータ90は、戻しバネ92(図9)の力の下で保持する位置102まで戻り得、ラチェット歯止めフック146は、ストップ144を捕えて、アクチュエータ90を保持する位置102に配置し得る。
【0060】
図17は、プライム機構154を有する、図2で示される分配シャーシ18の部分切取斜視図を示す。分配シャーシ18は、アクチュエータ90が解放された器具20aをすでに保持していないとき、(図16で示されるように)器具スタック56から底部器具21を取り出して底部器具21をアクチュエータ90に届けるように駆動機構110を作動するためのプライム機構154を含み得る。プライム機構154は、アクセスポート22(図1)の少なくとも部分的に下に配置され得る。プライム機構154は、プライマーハンドル156と、プライマーアーム158と、を含み得る。プライマーアーム158は、プライマーハンドル156の一部に接続されるか、又は一部を形成し得る。プライム機構154は、駆動機構110が準備位置120(図12)まで移動する、延在された位置160(図17)と、駆動機構110が解放位置122(図10)まで移動し、器具スタック56から底部器具21を移動させて傾斜路88及びアクチュエータレバー96に落下する、静止位置162(図9及び図16)との間で移動し得る。1つ以上の実施例では、プライマーハンドル156は、引張力を使用して、静止位置162から延在された位置160まで移動し得る。
【0061】
アクチュエータレバー96は、アクチュエータピン164を含み得、プライマーアーム158は、プライマーハンドル156を引っ張って、次いでプライマーハンドル156を解放することによって、静止位置162から延在された位置160までプライム機構154を移動させることによって、アクチュエータピン164に係着して、保持する位置102から分配する位置104までアクチュエータ90を移動させ得る。1つ以上の実施例では、アクチュエータ戻しバネ92(図9)は、アクチュエータ90を保持する位置102まで戻し得、アクチュエータピン164は、プライマーアーム158及びプライマーハンドル156を押して静止位置162まで戻し得る。プライム機構154は、プライマーアーム158とハウジング38との間に接続されたプライマー戻しバネ166を含んで、延在された位置160から静止位置162までプライム機構154を戻し得る。
【0062】
プライム機構154は、静止位置162と延在された位置164との間でプライマーアーム158をガイドするための1つ以上のガイド168(図9)を含み得る。プライム機構154は、アクセスポート22から延在するハンドル24を有する器具20がすでに存在しないとき、器具スタック56がハウジング38に装填された後、アクセスポート22を通じて分配するために器具20を配置することによって、使用のために分配シャーシ18をユーザーがプライムすることを可能にする。
【0063】
図18は、アクセスドア16が開いており、分配シャーシ18aが装填する位置172にあり、かつ分配シャーシ18b及び18cが分配する位置174にある状態の器具ディスペンサ10を示す。分配シャーシ18が装填する位置172にあるとき、器具20は、装填する開口部176を通じてハウジング38に装填され得、分配シャーシ18が分配する位置174にあるとき、器具20は、器具ディスペンサ10から分配され得る。分配シャーシ18は、本体12に接続されて残りながら、分配する位置174と装填する位置172との間で移動し得る。
【0064】
図19は、分配シャーシ18が分配する位置174にある状態の、図2で示される器具ディスペンサ10の部分の部分切取立面図を示す。図20は、分配シャーシ18が装填する位置172にある状態の、図2で示される器具ディスペンサ10の部分切取立面図を示す。張力ディスペンサ10は、少なくとも1つの器具分配シャーシ18をサポートするために本体12のベース14に接続され得る、分配シャーシサポート又は滑動機構180を含み得る。分配シャーシ18は、分配シャーシ18の底部184に、又は底部184の近くに配置されて、ハウジング38に接続され得るか、又はハウジング38と一体であり得る、第1のピン182を含み得る。分配シャーシ18は、分配シャーシ18の底部184に、又は底部184の近くに配置されて、ハウジング38に接続され得るか、又はハウジング38と一体であり得、第1のピン182から離間し得る、第2のピン186を含み得る。
【0065】
滑動機構180は、各分配シャーシ18をガイドするための1つ以上のスロット又はチャネルを含み得る。例えば、滑動機構180は、分配シャーシ18を少なくとも部分的にサポートするように第1の分配シャーシピン182に係着するための第1のスロット188と、分配シャーシ18を少なくとも部分的にサポートするように第2の分配シャーシピン186に係着するための第2のスロット190と、を含み得る。第1のピン182及び/又は第2のピン186は、任意の丸い円筒形又は管状の構造であり得る。第1のピン182及び/又は第2のピン186は、第1及び第2のスロット188及び190内でスライドし得るように固定され得る。第1のピン182及び/又は第2のピン186は、第1及び第2のスロット188及び190内で回転し得るように回転し得る。第1及び第2のスロット188及び190は、第1及び第2のピン182及び184に係着するように構成され得る。滑動機構180は、分配する位置174(図19)及び装填する位置172(図20)で分配シャーシ18をサポートし得る。滑動機構180はまた、分配する位置174と装填する位置172との間で分配シャーシ18をサポート及びガイドし得る。滑動機構180はまた、装填する位置172にあるとき外側に傾斜するように分配シャーシ18をガイドし得る。
【0066】
第1のスロット188は、弓状の形状を含み得、分配シャーシ18が分配する位置174から装填する位置172まで移動するような前方及び上向きの動きで第1のピン182をガイドし得る。分配シャーシ18は、滑動機構180及び本体12から取り出され得る。第1のスロット188は、器具シャーシ18を滑動機構180から取り出すとき第1のピン182が第1のスロット188を避け得る、第1のスロット開口部192を有し得る。第2のスロット190は、弓状の形状を含み得、弓状及び前方の動きで第2のピン186をガイドし得る。第2のスロット190は、器具シャーシ18を滑動機構180から取り出すとき第2のピン186が第2のスロット190を避け得る、第2のスロット開口部194を含み得る。
【0067】
ピン182及び186並びに/又はスロット開口部192及び194は、ピン182及び186のうちの1つのみが、一度にスロット開口部192及び194を通じて取り出され得るように間隔をあけ得る。第1のスロット開口部192は、分配シャーシ18が分配する位置174と装填する位置176との間にあるとき、第1のピン182が第1のスロット188から取り出され得るように、第1のスロット188に沿って間隔をあけ得る。ピン182及び186並びにスロット開口部192及び194は、分配シャーシ18が分配する位置174及び装填する位置172にあるとき、スロット188及び190でピン182及び186を維持するように配置され得る。第2のスロット開口部194は、第1のピン182が第1のスロット188から最初に取り出されない限り、第2のピン186が第2のスロット190から取り出され得ないように、第2のスロット190に配置され得る。
【0068】
第1のスロット188は、第1の端部198と、第2の端部200と、を含み得、第1の端部198及び/又は第2の端部200よりも相対的に高くあり得るクラウン202を有し得る。第1のピン182は、分配シャーシ18が分配する位置174(図19)にあるとき、第1のスロット188の第1の端部198に配置され得、分配シャーシ18が装填する位置172(図20)にあるとき、第1のスロット188の第2の端部200に配置され得る。クラウン202は、第1のピン182がクラウン202のどちら側に配置されるかに応じて、第1の端部198又は第2の端部200に向かって第1のピン182を偏倚させ得る。
【0069】
第2のスロット190は、第1の端部204と、第2の端部206とを含み得、第1の端部204及び/又は第2の端部206よりも相対的に高くあり得るクラウン208を有し得る。第2のピン186は、分配シャーシ18が分配する位置174(図19)にあるとき、第2のスロット190の第1の端部204に配置され得、分配シャーシ18が装填する位置172(図20)にあるとき、クラウン208の第2の端部206側上に配置され得る。クラウン208は、第2のピン186がクラウン208の第1の端部側上にあるとき、第2のピン186を第1の端部204に向かって偏倚させ得、第2のピン186がクラウン208の第2の端部側上にあるとき、第2のピン186を第2の端部206に向かって偏倚させ得る。第1のスロットクラウン202及び第2のスロットクラウン208によって提供される偏倚は、分配する位置174及び装填する位置172に分配シャーシ18を保持し得る。器具スタックゲージ58は、分配シャーシ18が重力の力の下で装填する位置172にあるとき(図20)、装填された器具20の途中から外に移動し得る。
【0070】
図21は、分配シャーシ18の底面図を示す。分配シャーシ18は、1つを超える第1のピン182を含み得、1つを超える第2のピン186を含み得る。図22は、分配シャーシ18なしの、滑動機構180を有する器具ディスペンサ10の部分切取斜視図を示す。図22で示される滑動機構180は、3つの分配シャーシ18をサポートし得る。滑動機構180は、各分配シャーシ18について、1つを超える第1のスロット188及び第2のスロット190を含み得る。第1のピン182は内側に延在し得、第1のピン182間に第1のピン空間部212を有し得る。第2のピン186は内側に延在し得、第2のピン186(図21)間に第2のピン空間部214を有し得る。滑動機構180は、第1のスロット188と第2のスロット190との間で延在し得るスロットサポート216を含み得る。スロットサポート216は、分配シャーシ18が器具ディスペンサ10に取り付けられるとき、第1のピン空間部212及び第2のピン空間部214に延在し得る。
【0071】
器具ディスペンサ10は、分配シャーシインターロック220(図19図20、及び図22)を含み得る。分配シャーシインターロック220は、各々、第1の部分224及び第2の部分226を有し得る1つ以上のインターロックアーム222を含み得る。分配シャーシインターロック220は、本体12又は滑動機構180に枢動可能に取り付けられ得、インターロックアーム222は、一緒に移動するように接続され得る。分配シャーシ18のうちの1つが装填する位置172(図18)に移動するとき、分配シャーシインターロック220は、分配する位置174で他の分配シャーシ18をロックして、ベース14の前方で過度の重量を有することにより器具ディスペンサ10が前方に傾かないようにし得る。
【0072】
器具ディスペンサ10の本体12での分配シャーシ18の全てが分配する位置174にあるとき、分配シャーシインターロック220は、ロック解除位置228(図19)にあり得、分配シャーシ18のうちのいずれか1つは、装填する位置172に移動し得る。ロック解除位置228では、インターロックアーム222の第1の部分224は、相対的に上向きであり得、第2の部分226は、相対的に下向きであり得、インターロックアーム222は、分配シャーシ18の移動を妨げない。分配シャーシ18のうちの1つが装填する位置172に移動するとき、分配シャーシインターロック220はロック位置230(図20)に移動し得、他の分配シャーシ18は、分配する位置174でロックされ得る。ロック位置230では、インターロックアーム222の第1の部分224は、第1のピン182によって相対的に下向きに押され得、第2の部分226は、相対的に上向きに移動し得、残りの分配シャーシ18の第2のピン186の移動を妨げ得る。分配シャーシ18の分配する位置174に戻る移動は、分配シャーシインターロック220をロック解除位置228に戻し得る。
【0073】
本開示の実施形態は更に、以下の段落のいずれか1つ以上に関する。
【0074】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングと、スタックゲージアームを備えるスタックゲージであって、スタックゲージが、ハウジングでの器具のスタックでの器具の量を示し、かつハウジング及びディスペンサの外側から認識可能である、スタックゲージと、を備える、器具ディスペンサ。
【0075】
ハウジングが、第1のゲージ開口部を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触する第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、器具スタックゲージが、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満である、ハウジングでの器具の第2の量を示す、前述の段落に記載の装置。
【0076】
器具のスタックが第1のゲージ開口部にあるか、又は第1のゲージ開口部よりも上にあるとき、スタックゲージアームが、第1の位置にある、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0077】
ハウジングが、第2のゲージ開口部を更に備え、スタックゲージアームが、第2の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触するときの第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触せず、第2の突起が器具のスタックに接触するときの第2の位置、並びに第1の突起及び第2の突起の両方が器具のスタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、器具スタックゲージが、スタックゲージアームが第3の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第2の量未満である、ハウジングでの器具の第3の量を示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0078】
ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、スタックゲージアームが、第3の位置にあるように構成されており、スタックゲージが、ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0079】
ハウジングが、ゲージウィンドウを更に備え、スタックゲージが、インジケーター部分を更に備え、インジケーター部分が、ゲージウィンドウを通じて認識可能である、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0080】
ハウジングが、第1のゲージ開口部を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触する第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、インジケーター部分が、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満である、ハウジングでの器具の第2の量を示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0081】
第1の位置から第2の位置までのスタックゲージアームの移動により、ゲージウィンドウに対してインジケーター部分が移動して、ハウジングに器具の第1の量未満が存在することを示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0082】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングであって、器具のスタックが、次の器具に加えて少なくとも1つの器具を備える、ハウジングと、次の器具に接触し、次の器具を押して、前方及び後方台座を一掃するように構成されており、次の器具が、器具のスタックから解放及び落下し、解放された器具になることを可能にする、駆動機構と、スタックゲージアーム及び第1の突起を備えるスタックゲージと、を備え、スタックゲージが、ハウジングでの器具のスタックでの器具の量を示し、かつハウジング及びディスペンサの外側から認識可能であり、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触する第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、器具スタックゲージが、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満である、ハウジングでの器具の第2の量を示す、器具ディスペンサ。
【0083】
第1の突起が、スタックゲージアームが第1の位置にあるとき、器具のスタックでの器具のうちの少なくとも1つに接触するように構成されている、前述の段落に記載の装置。
【0084】
スタックゲージが、第2の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触するときの第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触せず、第2の突起が器具のスタックに接触するときの第2の位置、並びに第1の突起及び第2の突起の両方が器具のスタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、器具スタックゲージが、スタックゲージアームが第3の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第2の量未満である、ハウジングでの器具の第3の量を示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0085】
ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、スタックゲージアームが、第3の位置にあるように構成されており、スタックゲージが、ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0086】
ハウジングが、ゲージウィンドウを更に備え、スタックゲージが、インジケーター部分を更に備え、インジケーター部分が、ゲージウィンドウを通じて認識可能である、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0087】
インジケーター部分が、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満であるハウジングでの器具の第2の量を示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0088】
第1の位置から第2の位置までのスタックゲージアームの移動により、ゲージウィンドウに対してインジケーター部分が移動して、ハウジングに器具の第1の量未満が存在することを示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0089】
ハウジングの内側に配置されており、かつ次の器具の第1の部分に接触するように構成されている、前方台座と、
ハウジングの内側に配置されており、かつ次の器具の第2の部分に接触するように構成されている、後方台座と、
ハウジングに開口部を提供する、アクセスポートと、
アクセスポートに向かって下向きに傾斜している、重力供給傾斜路と、
駆動機構に動作可能に接続されており、準備位置から解放位置に駆動機構を移動させるように、かつ解放された器具を分配位置で停止させるように構成されている、アクチュエータであって、解放された器具が、分配位置でディスペンサから取り出すためにアクセスポートを介してアクセス可能である、アクチュエータと、を更に備える、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0090】
少なくとも2つの器具を分配するように構成された器具ディスペンサであって、
器具のスタックを中に収容するように構成されたハウジングであって、器具のスタックが、次の器具を備え、ハウジングが、ゲージウィンドウを備える、ハウジングと、
次の器具に接触し、次の器具を押して、前方及び後方台座を一掃するように構成されており、次の器具が、器具のスタックから解放及び落下し、解放された器具になることを可能にする、駆動機構と、
ハウジングでの器具のスタックでの器具の量を示し、かつハウジング及びディスペンサの外側から認識可能である、インジケーター部分を備える、スタックゲージと、スタックゲージアームと、第1の突起と、を備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触する第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触しないときの第2の位置まで移動するように構成されており、インジケーター部分が、スタックゲージアームが第2の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第1の量未満である、ハウジングでの器具の第2の量を示す、器具ディスペンサ。
【0091】
スタックゲージアームが、第2の突起を更に備え、スタックゲージアームが、第1の突起が器具のスタックに接触するときの第1の位置から、第1の突起が器具のスタックに接触せず、第2の突起が器具のスタックに接触するときの第2の位置、並びに第1の突起及び第2の突起の両方が器具のスタックに接触しないときの第3の位置まで移動するように構成されており、インジケーター部分が、スタックゲージアームが第3の位置にあるとき、ハウジングでの器具の第2の量未満である、ハウジングでの器具の第3の量を示す、前述の段落に記載の装置。
【0092】
ハウジングに0~15個の器具が存在するとき、スタックゲージアームが、第3の位置にあるように構成されており、インジケーター部分が、ハウジングに器具の既定の量未満が存在することを示す、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0093】
ハウジングに開口部を提供する、アクセスポートと、
アクセスポートに向かって傾斜している、重力供給傾斜路と、
ハウジングの内側の壁に対して配置された少なくとも1つの概ね垂直なサポートレールであって、概ね垂直なサポートレールが、各器具の第1の部分を受容するように構成されており、第1の部分が、器具のスタックをスタックされた配向に維持するように、各器具から外側に延在する、輪郭形成された突出部を有する、少なくとも1つの概ね垂直なサポートレールと、
ハウジングの内側に、かつ概ね垂直なサポートレールの下に配置された前方台座であって、次の器具の第1の部分に接触するように構成されている、前方台座と、
ハウジングの内側に配置されており、かつ次の器具の第2の部分に接触するように構成されている、後方台座と、
駆動機構に動作可能に接続されたアクチュエータと、を更に備え、アクチュエータが、準備位置から解放位置に駆動機構を移動させるように構成されており、アクチュエータがまた、解放された器具を分配位置で停止させるように構成されており、解放された器具が、分配位置でディスペンサから取り出すためにアクセスポートを介してアクセス可能である、前述の段落のいずれか1つ以上に記載の装置。
【0094】
特定の実施形態及び特徴が、数値上限値のセット及び数値下限値のセットを使用して説明されてきた。任意の2つの値の組み合わせを含む範囲、例えば、任意の上方の値との任意の下方の値の組み合わせ、任意の2つの下方の値の組み合わせ、及び/又は任意の2つの上方の値の組み合わせが、特に示されない限り想到されることを認識されたい。特定の下限値、上限値、及び範囲は、以下の1つ以上の特許請求の範囲で現れる。全ての数値が「約」又は「ほぼ」示された値であり、当業者によって予想されるであろう実験的誤差及び偏差を考慮に入れる。
【0095】
様々な用語が上で定義されてきた。特許請求の範囲で使用される用語が上で定義されていない範囲で、それは、少なくとも1つの印刷物又は発行された特許で反映されるように当業者がその用語に与えている最も広い定義を与えられるべきである。更に、本出願で引用される全ての特許、試験手順、及び他の文書は、このような開示が本出願と矛盾しない範囲で、及びこのような組み込みが許可される全ての権限について、参照により完全に組み込まれる。
【0096】
前述のことが本発明の実施形態の対象であるが、本発明の他の更なる実施形態が、その基本的な範囲から逸脱することなく考え出され得、その範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22