(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-28
(45)【発行日】2023-04-05
(54)【発明の名称】留め具受け構造を備えた取付け装置
(51)【国際特許分類】
F16B 5/02 20060101AFI20230329BHJP
F16B 5/06 20060101ALI20230329BHJP
H02G 3/02 20060101ALI20230329BHJP
H02G 3/12 20060101ALI20230329BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20230329BHJP
【FI】
F16B5/02 E
F16B5/06 A
H02G3/02
H02G3/12 010
H05K5/02 E
(21)【出願番号】P 2022199154
(22)【出願日】2022-12-14
(62)【分割の表示】P 2021532261の分割
【原出願日】2019-07-22
【審査請求日】2023-01-12
(32)【優先日】2018-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521070142
【氏名又は名称】ブリリアント ホーム テクノロジー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BRILLIANT HOME TECHNOLOGY, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100139723
【氏名又は名称】樋口 洋
(72)【発明者】
【氏名】アーロン ティー エミ
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン スタネック
【審査官】杉山 豊博
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-066986(JP,A)
【文献】特開平11-275734(JP,A)
【文献】特開2012-129268(JP,A)
【文献】米国特許第05170014(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 5/02
F16B 5/06
H02G 3/02
H02G 3/12
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネル部分;
前記パネル部分の周囲内に提供される留め具受け構造
を備える取付け装置であって、
前記留め具受け構造が、開口を画定する屈曲機構を含み、該屈曲機構が、下地表面に対して前記パネル部分を取り付ける前記開口中に留め具を挿入することにより前記留め具受け構造が屈曲することを可能とし、
前記屈曲機構が1つまたは複数の屈曲アームを含み、該屈曲アームが屈曲して、前記屈曲機構が前記留め具の挿入により屈曲することを可能とし、
前記1つまたは複数の屈曲アームが、前記パネル部分の内周インターフェースから前記開口を画定するリング構造まで伸長し、
前記屈曲機構が、前記1つまたは複数の屈曲アームの特定の屈曲アームを前記内周インターフェースに取り付ける破損リブを含み、該破損リブが、前記留め具の挿入中に前記特定の屈曲アームが所定の閾値を超えて内側に屈曲する際にスナップするよう構成され、
前記破損リブがスナップする所定の閾値が、前記パネル部分を破損する力を下回る印加力に対応する、
ことを特徴とする、取付け装置。
【請求項2】
前記屈曲機構は、前記留め具受け構造の一部が屈曲することを可能とし、前記開口中に過剰挿入される前記留め具を収容することを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項3】
前記留め具受け構造が、前記パネル部分とは別個に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項4】
前記リング構造が、前記留め具の挿入により前記1つまたは複数の屈曲アームと共に内側に移動することを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項5】
前記破損リブが、スナップする際に可聴フィードバックを提供するよう構成されることを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項6】
前記1つまたは複数の屈曲アームが、前記リング構造に結合されたU字形屈曲アームを含むことを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項7】
前記1つまたは複数の屈曲アームが、前記リング構造から横方向に伸長する直線状の屈曲アームを含むことを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項8】
前記留め具受け構造が金属で形成され、前記パネル部分が成形プラスチックで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項9】
前記破損リブが、前記特定の屈曲アームの所定の移動深さに相関するような材料で構成されることを特徴とする、請求項5に記載の取付け装置。
【請求項10】
前記留め具が前記リング構造に挿入されると、前記特定の屈曲アームが前記所定の移動深さに屈曲され、前記破損リブがスナップして可聴フィードバックを提供し、該可聴フィードバックは、設置者が前記リング構造への前記留め具の挿入を停止すべきであることを示すことを特徴とする、請求項9に記載の取付け装置。
【請求項11】
前記パネル部分の周囲内に提供される第2の留め具受け構造をさらに含み、該第2の留め具受け構造が、第2の開口を画定する第2の屈曲機構を含み、該第2の屈曲機構が、前記下地表面に対して前記パネル部分を取り付ける前記第2の開口中に第2の留め具を挿入することにより前記第2の留め具受け構造が屈曲することを可能とし、
前記第2の屈曲機構が、1つまたは複数の第2の屈曲アームを含み、該第2の屈曲アームが屈曲して、前記第2の屈曲機構が前記第2の留め具の挿入により屈曲することを可能とし、前記1つまたは複数の第2の屈曲アームが、前記パネル部分の内周インターフェースから前記第2の開口を画定する第2のリング構造まで伸長する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の取付け装置。
【請求項12】
パネル部分;および
前記パネル部分の周囲内に提供される複数の留め具受け構造
を備える取付け装置であって、
前記複数の留め具受け構造の各々の留め具受け構造が、開口を画定する屈曲機構を含み、該屈曲機構が、下地表面に対して前記パネル部分を取り付ける前記開口中に留め具を挿入することにより前記各々の留め具受け構造が屈曲することを可能とし、
前記屈曲機構が1つまたは複数の屈曲アームを含み、該屈曲アームが屈曲して、前記屈曲機構が前記留め具の挿入により屈曲することを可能とし、
前記1つまたは複数の屈曲アームが、前記パネル部分の内周インターフェースから前記開口を画定するリング構造まで伸長し、
前記屈曲機構が、前記1つまたは複数の屈曲アームの特定の屈曲アームを前記内周インターフェースに取り付ける破損リブを含み、該破損リブが、前記留め具の挿入中に前記特定の屈曲アームが所定の閾値を超えて内側に屈曲する際にスナップするよう構成され、
前記破損リブは、スナップする際に可聴フィードバックを提供するように構成され、前記特定の屈曲アームの所定の移動深さに相関するような材料で構成される、
ことを特徴とする、取付け装置。
【請求項13】
前記屈曲機構は、前記留め具受け構造の一部が屈曲することを可能とし、前記開口中に過剰挿入される前記留め具を収容することを特徴とする、請求項12に記載の取付け装置。
【請求項14】
前記留め具受け構造が、前記パネル部分とは別個に形成されることを特徴とする、請求項12に記載の取付け装置。
【請求項15】
前記リング構造が、前記留め具の挿入により前記1つまたは複数の屈曲アームと共に内側に移動することを特徴とする、請求項12に記載の取付け装置。
【請求項16】
前記屈曲機構が、前記1つまたは複数の屈曲アームの特定の屈曲アームを前記内周インターフェースに取り付ける破損リブを含み、該破損リブが、前記留め具の挿入中に前記特定の屈曲アームが所定の閾値を超えて内側に屈曲する際にスナップするよう構成される、ことを特徴とする、請求項12に記載の取付け装置。
【請求項17】
前記破損リブが、スナップする際に可聴フィードバックを提供するよう構成されることを特徴とする、請求項16に記載の取付け装置。
【請求項18】
前記1つまたは複数の屈曲アームが、前記リング構造に結合されたU字形屈曲アームを含むことを特徴とする、請求項12に記載の取付け装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2018年7月20日に出願された米国仮出願第62/701,418号、2018年10月11日に出願された米国仮出願第62/744,431号、および2019年7月20日に出願された米国特許出願第16/517,553号に対する優先権を主張するものであり、上述の出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものである。
【技術分野】
【0002】
実施例は、取付け装置に関し、より詳細には、留め具受け構造を備えた取付け装置に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの種類の取付け装置は、ネジ、ボルト、釘、または他の挿入留め具を用いた取付けを必要とする。例えば、小ネジなどのネジを使用して、スイッチ、例えばライトまたはファンスイッチのような装置を、電気ボックス中に設置してもよく、電気ボックスは例えば壁の中にあってもよく壁に取り付けられてもよい。そのような装置を、歪ませるかあるいは損傷を与えるほどきつく固定せずにしっかりと固定することを確保することは、現在のところ困難である。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1A】歪み低減性能を備えた留め具受け構造を有する取付け装置の例を示す図
【
図1B】歪み低減性能を備えた留め具受け構造を有する取付け装置の例を示す図
【
図1C】歪み低減性能を備えた留め具受け構造を有する取付け装置の例を示す図
【
図1D】歪み低減性能を備えた留め具受け構造を有する取付け装置の例を示す図
【
図1F】1つ以上の例にしたがった、取付け装置と共に用いるための、留め具受け構造のバリエーションを示す図
【
図2A】壁に対してベース装置を取り付けるための少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置の例を示す図
【
図2B】壁に対してベース装置を取り付けるための少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置の例を示す図
【
図3A】少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置の別の例を示す図
【
図3B】少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置の別の例を示す図
【
図4A】少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置のさらに別の例を示す図
【
図4B】少なくとも1つの留め具受け構造を有するベース装置のさらに別の例を示す図
【
図5A】1つ以上の例にしたがった、電子モジュールを受け取るためのモジュール化インターフェースを提供するように設置できるベース装置を示す図
【
図5B】1つ以上の例にしたがった、ベース装置内に保持できる電子部品のブロック図
【
図5C】1つ以上の例にしたがった、電気ボックスに取り付けられる電子アセンブリのためのベース装置を示す図
【
図5D】1つ以上の例にしたがった、壁の中に提供される電気ボックスと共に、電子モジュールおよびベース装置を有する電子アセンブリの設置を示す図
【
図5E】壁の中の電気ボックスに取り付けられる電子アセンブリを示す図
【
図5F】壁の中の電気ボックスに取り付けられる電子アセンブリを示す図
【
図5G】1つ以上の例にしたがった、ベース装置、電子モジュール、およびフェースプレートを有する電子アセンブリの例を示す図
【
図5H】1つ以上の例にしたがった、ベース装置、電子モジュール、およびフェースプレートを有する電子アセンブリの例を示す図
【
図6A】1つ以上の例にしたがった、ベース装置の代替的なバリエーションを示す図
【
図6B】1つ以上の例にしたがった、ベース装置の代替的なバリエーションを示す図
【
図7A】電子モジュールおよびベース装置の取付けを可能にするためにフックファスナーが使用される、電子アセンブリの別の例を示す図
【
図7B】電子モジュールおよびベース装置の取付けを可能にするためにフックファスナーが使用される、電子アセンブリの別の例を示す図
【
図7C】電子モジュールおよびベース装置の取付けを可能にするためにフックファスナーが使用される、電子アセンブリの別の例を示す図
【
図7D】電子モジュールおよびベース装置の取付けを可能にするためにフックファスナーが使用される、電子アセンブリの別の例を示す図
【
図8A】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図8B】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図8C】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図8D】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図8E】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図8F】ベース装置への電子モジュールの取付けを可能にするためにスライドおよび回転機構を利用する、電子アセンブリ別の例を示す図
【
図9A】ベース装置が電子モジュールのための保持レセプタクルを提供する、電子アセンブリの例を示す図
【
図9B】ベース装置が電子モジュールのための保持レセプタクルを提供する、電子アセンブリの例を示す図
【
図10A】1つ以上の例にしたがった、電子アセンブリのための拡張ベース装置を示す図
【
図10B】1つ以上の例にしたがった、電子アセンブリのための拡張ベース装置を示す図
【
図11A】本明細書に記載される様々の例にしたがった、取り付けられた電子装置に電力供給するための例示的な安全スイッチを示す図
【
図11B】本明細書に記載される様々の例にしたがった、取り付けられた電子装置に電力供給するための例示的な安全スイッチを示す図
【
図11C】本明細書に記載される様々の例にしたがった、取り付けられた電子装置に電力供給するための安全スイッチの例を示す図
【
図12A】本明細書に記載される例にしたがった、取り付けられた電子装置に電力供給するための例示的な安全スイッチの別の例を示す図
【
図12B】本明細書に記載される例にしたがった、取り付けられた電子装置に電力供給するための例示的な安全スイッチの別の例を示す図
【
図13A】様々の例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の例示的な実施形態を示す図
【
図13B】様々の例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の例示的な実施形態を示す図
【
図13C】様々の例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の例示的な実施形態を示す図
【
図13D】様々の例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の例示的な実施形態を示す図
【
図14A】本明細書に記載される例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の別の例示的な実施形態を示す図
【
図14B】本明細書に記載される例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の別の例示的な実施形態を示す図
【
図14C】本明細書に記載される例にしたがった、電子装置のためのシャッター機構の別の例示的な実施形態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0005】
本開示を通して説明される実施例は、パネル部分、およびパネル部分の周囲または開口内にそれぞれ提供される1つ以上の留め具受け構造を備える、電子モジュールのためのベース装置または取付け装置を提供する。留め具受け構造は、挿入留め具を受けるための開口、および、下地表面に対してパネル部分を取り付ける開口中に留め具を挿入することにより開口を含む留め具受け構造の少なくとも一部を屈曲する屈曲機構を備えうる。本明細書において、取付け装置は、1つ以上の留め具(例えばネジ)を用いて、レセプタクル(例えば電気ボックス)のような別の構造に取り付けることができる任意の装置を称する。
【0006】
過剰歪み保護を備えた取付け装置
図1A~
図1Dは、歪み低減性能を備えた少なくとも1つの留め具受け構造120を有する取付け装置の実施例を示している。実施例によれば、取付け装置100は、留め具90を留め具受け構造120に挿入することによって、下地構造(例えばレセプタクル)または表面(例えば壁)に取り付けることができるパネル部分110を含む。留め具受け構造120は、留め具を受けるための開口122、並びに、開口122が内側に移動することおよび/または留め具の挿入により屈曲することを可能にする屈曲機構を含む。実施例において、取付け装置100は、下地表面または構造に取り付け可能であり、パネル部分110は平面のままである一方で、挿入留め具は下地表面または構造に対してパネルを固定する。
【0007】
いくつかの実施例では、取付け装置100は、照明スイッチの電気配線を保持するために電気ボックスに取り付けられる装置またはアセンブリに対応する。取付け装置100は、取付け装置100が設置される際に下地壁に形成された開口に挿入することができるレセプタクル部分130を含んでもよい。しかしながら、いくつかの実施例は電気ボックスに設置する取付け装置との関連で説明されるが、他のバリエーションでは、取付け装置100は、別のタイプの構造または表面に取り付けるフェースプレートのような別のタイプの構造または装置に対応してもよい。
【0008】
取付け装置100は、パネル部分110の上部領域に設けられた第1の留め具受け構造120、およびパネル部分110の下部領域に設けられた第2の留め具受け構造120を含む。バリエーションでは、より多くのまたはより少ない留め具受け構造120を使用することができる。実施例によれば、取付け装置100の設置は、1つまたは複数の留め具を利用して、パネル部分110を下地表面に取り付けることができる。従来の設計では、留め具を挿入すると、パネル部分110の表面に歪みおよび応力が発生する。歪みおよび応力により、パネル部分110は、たわみ、破損を受ける、あるいは構造的完全性を失う可能性がある。いくつかの実施例では、パネル部分110はまた、パネル部分110のたわみまたは構造破損で破損しうる繊細な構成要素を含みうる。例として、パネル部分110は、回路および/またはコネクタなどの電子部品を支持する、あるいは提供することができ、これはパネル部分110によるたわみまたは破壊の結果として破損しうる。実施例では、留め具受け構造120は、パネル部分110を受け取り下地表面または構造に固定することができる一方で、パネル部分110をたわませるまたは構造的完全性を失わせる歪みを低減または排除する。
【0009】
図1Aは、留め具受け構造120が挿入留め具を受容する前の、設置前の状態の取付け装置100を示している。留め具受け構造120は、パネル部分110の周囲内に形成することができる。実施例では、留め具受け構造120は、1つまたは複数のボイド126(例えば、
図1Aに示される湾曲スリット)、各ボイド126から伸長するまたは各ボイド126を画定する1つまたは複数の部材124、および部材124に接続するリング構造128によって形成されうる屈曲機構を含む。
【0010】
図1Bは、挿入留め具90が開口122に挿入されている、設置(または部分的に設置された)状態の取付け装置100を示している。挿入留め具90は、例えばネジに対応しうる。壁取付け用途(例えば、取付け装置100が電気ボックスに取り付けられて電気スイッチを提供する場合)では、挿入留め具90は乾式壁ネジに対応しうる。
【0011】
図1Cは、線A-Aに沿った
図1Bの側面断面図である。
図1Cでは、留め具90は、それぞれの開口122に完全に挿入されていることが示される。各留め具90の挿入された長さは、下地壁88の留め具レセプタクル94内に伸長する。取付け装置100のレセプタクル部分130はまた、壁88中に形成された対応する開口部96(例えば、粗い乾式壁穴)内に適合しうる。留め具90がそれぞれの留め具受け構造120に挿入された状態で、パネル部分110は平面のままであり、壁88の部屋に面する表面に対して同一平面に固定されうる。
【0012】
図1Dは、
図1の領域B-Bのクローズアップである。図示される実施例では、留め具90は、リング構造128によって画定される開口122に挿入される。リング構造128は、それぞれのボイド126まで伸長する部材124に接続される。1つの実装形態では、留め具90が開口122に完全に挿入されると、例えばネジ頭を部分的に挿入する場合のように、留め具90をさらに挿入することによって留め具90の挿入幅が増加する。より広い幅の挿入によって、リング構造128は拡張しうる。例えば、リング構造128は、留め具90のヘッドの内向きの力が留め具受け構造120に印可されると(例えば、留め具90が留め具レセプタクル94中に締め付けられると)屈曲しうる。追加またはバリエーションとして、留め具受け構造120の部材124は、留め具90の挿入に対応するために、内側に移動する、あるいは屈曲することができる。このようにして、留め具受け構造120は、留め具90の過剰挿入によって引き起こされる歪みおよび応力から生じうるパネル部分110のたわみおよび/または構造的完全性の喪失を防止することができる。
【0013】
いくつかの実施例では、留め具受け構造120は、パネル部分110に関して一体的に形成することができる。例えば、パネル部分110は、所定の厚さの可撓性材料から形成することができ、留め具受け構造120は、パネル部分110のセグメント(例えば、厚みが薄くなった部分)に形成されたスリットおよび/または他のボイドによって部分的に画定されうる。スリットおよび/またはボイドの形成によって、開口122を含む留め具受け構造120の一部が、屈曲および/または内側に移動して挿入された留め具90を収容することが可能となる。例えば、留め具90が過剰に挿入されると、留め具90のヘッドは開口122に部分的に入る、あるいはリング構造128に内向きの力を加えることができる。そのような場合、リング構造128および/または部材124は、パネル部分110を歪ませることなく、屈曲して開口122を増加させることができる。追加またはバリエーションとして、リング構造128および/または部材124は、留め具90の挿入とともに内側に移動して、生じる歪みを低減または排除することができる。
【0014】
図1Eは、
図1A~
図1Dによって示される実施例のような例示的な取付け装置のバリエーションを示す。
図1Eの実施例では、取付け装置150は、例えば、外線、負荷線および中性線を受け取るために住居の電気ボックスに結合できるベース構造またはモジュールに対応する。本明細書で提供されるように、「住居」は、家庭、オフィススペース、事業所、または典型的な配線および電力インフラを含む任意の内部スペースまたは外部スペースさえも含みうる。他のバリエーションでは、取付け装置150は、別の表面または構造に(例えばネジを介して)固定することができるフェースプレートまたはモノリシック装置などの別のタイプの装置として実装することができる。
図1Eの実施例において、取付け装置150は、パネル部分160および留め具受け構造170を含む。取付け装置150はまた、電子配線または構成要素を保持することができるレセプタクル部分180を含んでもよい。
図6Aおよび
図6Bに関して説明されるようなバリエーションにおいて、レセプタクル部分180は、別の装置(例えば、電子モジュール)を取付け装置150に対して取り付けることを可能にするための電子部品およびコネクタインターフェースを含みうる。
【0015】
図1Eの実施例では、留め具受け構造170は、パネル部分160とは別個に形成される。例えば、パネル部分160は成形プラスチックから形成されてもよく、留め具受け構造170は金属から形成されてもよい。留め具受け構造170は、パネル部分160のボイド内に形成することができ、ボイドの周囲は、留め具受け構造170のための内周インターフェース164を提供する。留め具受け構造170は、1つまたは複数の部材174を含んでもよく、これは、内周インターフェース164から、留め具を受容するための開口172を画定するリング構造178まで伸長する。
【0016】
バリエーションでは、部材174の形状または寸法は、設計および実装に基づいて変化しうる。他の実施例で説明したように、部材174は、開口172が挿入留め具(例えばネジ)を受け取る際に、リング構造178および開口172に屈曲および/または内向きの移動を提供するように構成される。このようにして、挿入留め具を開口172を通して内側に挿入することができ、挿入から加えられる力により、リング構造178および開口172が内側に移動する。バリエーションでは、部材174および/またはリング構造178は、挿入留め具の過剰挿入から生じる、挿入留め具の追加の幅に対応するための追加の屈曲を有することができる。
【0017】
図1Fは、取付け装置で使用するための留め具受け構造のバリエーションを示している。
図1Fの実施例では、留め具受け構造190はパネル部分186上に設けられ、部材194はパネル部分186の内周インターフェース188から伸長する。部材194は、内周インターフェース188から、挿入留め具を受容するための開口192を画定するリング構造198まで伸長ことができる。部材194は、
図1Eに示されるように、弧(例えば螺旋状)の形で形成されてもよい。他のバリエーションでは、部材194は、U字形部材(例えば、
図2Aおよび
図2Bを参照)、または脚部材(例えば、
図3Aおよび
図3Bを参照)などの代替形状を有してもよい。他の実施例で説明したように、部材194は、リング構造198および対応する開口192に屈曲および/または内向きの移動を提供するように構成される。
【0018】
図1Fの実施例では、留め具受け構造190は、パネル部分186の内周インターフェース188および1つまたは複数の部材194に取り付けられる破損リブ195を含む。挿入部材が開口192に挿入されると、部材194は内側に移動して、挿入部材が挿入されることによるパネル部分186における歪みおよび応力を防止することができる。破損リブ195は、連結部材194の所定の許容可能な移動深さに相関するように、寸法を定めおよび/または材料で構成されてもよい。連結部材194が、破損リブ195の寸法および/または材料特性を超える深さに到達または通過すると、破損リブ195がスナップし、可聴および/または物理的フィードバックを引き起こす。可聴および/または物理的フィードバックを使用して、取付け装置の設置者が留め具の挿入を停止する必要があることを示すことができる。破損リブ195の寸法および/または材料を選択して、部材194の内向きの移動が部材194またはパネル部分186を損傷させうる点まで挿入された留め具が過剰挿入される直前に、設置者にフィードバックを提供することができる。このように、破損リブ195は、取付け装置の設置中に、例えば穿孔またはネジの回転などを設置者がいつ停止すべきかについてのフィードバックを提供することによって、設置プロセスを単純化する。
【0019】
図2Aおよび
図2Bは、壁または電気ボックスに対して取付け装置200を取り付けるための少なくとも1つの留め具受け構造220を有する取付け装置200の実施例を示す。取付け装置200は、レセプタクル230を含み、レセプタクルの上下に一対の留め具受け構造220が設けられている。取付け装置200は、プラスチックなどの剛性材料から形成されたパネル部分210を含んでもよい。取り付けられると、パネル部分210は、下地壁に対して同一平面に固定される。他の実施例と同様に、パネル部分210のたわみは、パネル部分210が電子機器、回路、または他の取り付けられた構造を支持できないなどの所望でない問題を引き起こしうる。留め具受け構造220は、取付け装置200を壁に取り付けるための留め具の使用に起因するたわみまたは他の所望でない歪みを防止するのに役立つ。
【0020】
いくつかの実施例では、留め具受け構造220のそれぞれは、パネル部分210と別個に形成することができる。バリエーションでは、留め具受け構造220は、パネル部分210とは異なる材料から形成されてもよい。例えば、パネル部分210はプラスチックから形成することができる一方、留め具受け構造220は金属から形成することができる。
【0021】
留め具受け構造220はそれぞれ、パネル部分210のボイドの周囲内に提供されうる。例えば、パネル部分210は、各留め具受け構造220のための内周インターフェース212を含みうる。内周インターフェース212は、それぞれの留め具受け構造220の構造部材を支持する内縁面に対応しうる。
図2Aおよび
図2Bの実施例において、留め具受け構造220の構造部材は、U字形部材224およびリング構造228を含む。リング構造228によって画定される開口222は、留め具を受け取ることができる。1つの実装形態において、留め具(図示せず)の過剰挿入は、リング構造228および/またはU字形部材224による屈曲を引き起こす。追加またはバリエーションとして、留め具の挿入は、リング構造228および/またはU字形部材224による内側への移動を引き起こしうる。
【0022】
図3Aおよび
図3Bは、少なくとも1つの留め具受け構造320を有する取付け装置300の別の実施例を示している。他の実施例と同様に、取付け装置300は、パネル部分310のボイドによって画定される周囲内に提供される留め具受け構造320を含む。
図3Aおよび
図3Bに示されるバリエーションでは、留め具受け構造320のそれぞれは、パネル部分310の内周インターフェース312から伸長してリング構造328を形成する脚324を含む。リング構造328は、留め具を受け取るための開口322を画定する。1つの実装形態において、留め具(図示せず)の過剰挿入は、リング構造328および/または脚324による屈曲を引き起こし、屈曲は、留め具の増加した幅および/または内側への移動に対応する。追加またはバリエーションとして、留め具の挿入は、リング構造328および/または脚324による内側への移動を引き起こし、パネル部分310のたわみまたは破損を防ぐことができる。
【0023】
図4Aおよび
図4Bは、留め具受け構造を有する取付け装置400のさらに別の実施例を示している。取付け装置400は、パネル部分410の周囲内に設けられた留め具受け構造420を含む。留め具受け構造420のそれぞれは、パネル部分410の内周インターフェース412によって画定されるボイド内で対応するリング構造428を支持する弧状部材424を含む。
図4Aおよび
図4Bの実施例では、リング構造428は、留め具(図示せず)を受け取るための開口422を画定する。1つの実装形態において、留め具の過剰挿入は、リング構造428および/または弧状部材424による屈曲を引き起こす。追加またはバリエーションとして、留め具の挿入は、リング構造428および/または弧状部材424による内側への移動を引き起こし、パネル部分410のたわみまたは破損を防止することができる。
【0024】
電子アセンブリを電気ボックスに取り付けるためのベース装置
いくつかの実施例は、ベース装置および電子モジュールの組合せを含む電子アセンブリを提供する。さらに、バリエーションでは、電子アセンブリは、電気ボックス(例えば、住居用の電気ジャンクションボックス)の配線とインターフェースをとることができる構成要素を保持するためのベース装置を含むことができ、ベース装置はまた、電子モジュールおよびフェースプレートを支持し、これらと接続することができる。さらに、いくつかの実施例では、ベース装置は、電気アセンブリの他の構成要素とは別個に取り付けることができる。例えば、ベース装置は、電気ジャンクションボックス(例えば、照明スイッチ用のギャングボックス)に機械的に接続されてもよく、さらに、住居の主配線(例えば、電気配線)から電力を受け取るように接続されてもよい。ベース装置が設置されると動作アセンブリが、照明制御および/または住居の他のデバイスとの通信インターフェースを提供するなど、様々な機能のいずれかを実行できるように、電子モジュールおよびフェースプレートをベース装置に動作可能に接続できる。
【0025】
図5Aは、電子モジュールを受け取るためのモジュール化されたインターフェースを提供するために設置することができるベース装置500を示している。実施例によれば、ベース装置500は、住居の配線から電力を受け取るように設置することができる。例えば、ベース装置500は、電気ジャンクションボックスに結合され、電力を受け取るように接続され得る(例えば、照明スイッチのための外線および中性線を介して)。ベース装置500のレセプタクルは、住居の電気配線(例えば、例えば、外線、負荷線および中性線)を受け取り、それと嵌合するための電気インターフェースを含むことができる。ベース装置500はまた、電子モジュールと電気的に接続することができる回路、配線、および/または論理コンポーネント(例えば、マイクロコントローラ)などの電気部品を保持することができる。設置されると、ベース装置500は、機械的および電気的に電子モジュールと嵌合することができる。
【0026】
さらに、いくつかのバリエーションでは、ベース装置500のパネル構造516は、機能を強化するための特徴を含むことができる。例えば、パネル構造516は、ベース装置500の角またはその近くに配置された陥凹形成部515を含むことができ、ここで、ベース装置500または取り付けられた電子モジュール520(例えば、
図5Dに示されている)の無線通信機能を強化するために追加の配線が提供され得る。
【0027】
ある実施例では、ベース装置500は、設置されると、電気モジュール520のための嵌合インターフェース510を提供する(
図5D~5Fを参照)。嵌合インターフェース510は、1つまたは複数の電気コネクタ514を含み、これは、電力およびデータ接続を電子モジュール520に拡張することができる。いくつかの実施例では、ベース装置500は、電子モジュール520から独立して動作可能である。例えば、ベース装置500は、接続された電子モジュール520の有無にかかわらず、ベース装置500が実行することができるコア機能のセットを含みうる。例えば、ベース装置500は、従来の照明スイッチの代わりに電気ジャンクションボックスに設置することができる。そのような実施例では、電気ジャンクションボックスを介して提供される配線は、ベース装置500の内部構成要素に接続されてもよく、その結果、1つまたは複数の電気コネクタ514は、照明を制御するための照明スイッチとしてユーザによって操作されうる。
【0028】
ベース装置500はまた、1つまたは複数の留め具受け構造502を含みうる。各留め具受け構造502は、留め具を受容するための開口を画定する部分を含むことができる。留め具受け構造502は、屈曲するか、または挿入留め具の挿入とともに内側に移動して、留め具の挿入から生じうる歪みを低減または排除することができる。
【0029】
実施例では、ベース装置500はまた、様々な異なるタイプの結合機構の任意の1つを使用して、電子モジュール520に機械的に結合するための構造的特徴を含むことができる。例えば、ベース装置500は、電子モジュール520の背面ファサード(back facade)上の対応する開口と合わせてそれにはまる結合機構508(例えば、突起またはフック要素)を含むことができる。結合機構508は、電子モジュール520がベース装置500に動作可能に取り付けられかつ取り外されることを可能にできる。取り付けられると、ベース装置500は、コネクタ514を用いて、電力および他のリソース(例えば、データ通信)を電子モジュール520に供給しうる。
【0030】
図5Bは、ベース装置500内に保持することができる電気部品のブロック図を示している。ある実施例では、ベース装置500は、住居の本線(mains)(「メインインターフェース513」)とインターフェースをとる電気部品(例えば、コネクタ、回路、および/または他のハードウェア)、取り付けられるとベース装置500が機能および操作を実行することを可能にする電気部品516のセット、およびコネクタ514を含む。コネクタ514は、電子モジュール520の対応するコネクタと嵌合するように構成することができる。例として、電気部品516のセットは、データを格納するためのメモリ、マイクロコントローラ、および他のデバイスとの通信を可能にするための1つまたは複数の無線トランシーバを含むことができる。例として、電気部品516は、ベース装置500がWi-Fi、Zigbee(登録商標)、Z-Wave、またはブルートゥース(登録商標)を使用して通信することを可能にしうる。
【0031】
ある実施例では、コネクタ514は、電力、データ、および機能を、接続された電子モジュール520に拡張することができる。いくつかのバリエーションでは、ベース装置500はまた、電子モジュール520が取り付けられていないときにユーザがベース装置500と相互作用することを可能にする1つまたは複数のユーザインターフェース機構を含んでもよい。例えば、ベース装置500は、設置されるとベース装置500が照明スイッチとして独立して動作することを可能にする1つまたは複数の対話型機構(例えば、タッチ面、スイッチ、ボタンなど)を含むことができる。
【0032】
図5Cは、壁598内に設けられた電気ボックス595に取り付けられたベース装置500を示している。ベース装置500は、ベース装置500を壁598に機械的に固定する留め具を受容することができる。ある実施例では、電気ボックス595は、壁598内に設置することができ、ベース装置500は、留め具を介して電気ボックス595に固定することができる。いくつかのバリエーションでは、ベース装置500は、留め具受け構造502を含み、ベース装置500の設置中に留め具の挿入から生じた可能性のある歪みを低減または排除することができる。設置されると、ベース装置500は、電子モジュール520と嵌合するための嵌合インターフェース510を提供することができる。
【0033】
図5Dは、壁598内に提供される電気ボックス595と共に、電子モジュール520およびベース装置500を有する電子アセンブリ550の設置を示す。電子モジュール520は、構造的特徴508、または他の実施例で説明されるような他の保持機構および特徴を使用して、ベース装置500に機械的に接続することができる。電子モジュール520はまた、電子モジュール520の背面ファサードに設けられた適切に構成されたコネクタ要素を使用することにより、ベース装置500のコネクタ514に電子的に接続することができる。
【0034】
図5Eおよび
図5Fは、設置された電子アセンブリを示している。ある実施例では、電子アセンブリ550は、ベース装置500および電子モジュール520を含むことができる。ベース装置500は、壁598内の電気ボックス595に設置することができる。図示されるように、電子モジュール520は、ベース装置500のコネクタと位置合わせされそれに嵌合するように構成されたコネクタ要素のセットを有する背面ファサード523を含むことができる。さらに、実施例で説明したように、ベース装置500および電子モジュール520は、1つまたは複数のセットの機械的留め具を利用して、電子モジュール520の背面ファサードをベース装置500に接続することができる。例えば、背面ファサード523は、突起または他の結合特徴508を受容しつかむための開口を含み得る(
図5Aに示されるように)。
【0035】
電子アセンブリ550は、照明スイッチおよび他のデバイスの制御動作などの機能を実行することができる、壁付きデバイスとして電子モジュール520を提供することができる。他の実施例で説明したように、電子モジュール520は、例えば、タッチスクリーンディスプレイまたはタッチ感応領域、追加の処理リソース、無線通信機能、音声入力などを介して、複合アセンブリに追加の機能を提供することができる。例として、電子モジュール520は、設置されたベース装置500に接続されると、電気ボックス595、並びに所定の近傍内の他のデバイスを介して、照明または他の装置を制御する機能を提供することができる。いくつかの実施例では、ベース装置500は、設置されると、適切に構造化された電子モジュール520を受容することができる。したがって、ユーザは、複数の代替電子モジュールをベース装置500に取り付けることができる。例えば、ユーザは、電子モジュール520を部屋から部屋へと運び、住居内の異なるベース装置500と電子モジュール520を嵌合することができる。
【0036】
図5Gおよび
図5Hは、ベース装置500、電子モジュール520、およびフェースプレート530を有する電子アセンブリ550の実施例を示している。
図5Gでは、電子モジュール520は、フェースプレート530に結合可能であることが示され、ベース装置500に接続されている。電子モジュール520は、正面ファサード上にユーザインターフェースコンポーネントのセットを含み得る。例として、正面ファサードは、ディスプレイ524、タッチスクリーンまたはタッチ面、スピーカー、および/またはマイクロフォンを含む。
【0037】
いくつかの実施例では、フェースプレート530は、正面ファサードのエッジを覆い、電子モジュール520に保護および/または装飾シェルを提供する。フェースプレート530はまた、例えば、ディスプレイ524、カメラ、センサ、または電子モジュール520のタッチ面を露出させるボイド532、534を含むことができる。フェースプレート530は、例えば、電子モジュール520またはフェースプレート530のいずれかから伸長して、モジュール/フェースプレート520、530の他方により提供される開口と嵌合することができる、留め金、タングまたは突起などの機械的嵌合留め具を使用して、電子モジュール520に結合することができる。バリエーションでは、フェースプレート530は、電子モジュール520の周りに適合して保持する偏向締め具または部材を使用することができる。実施例では、電子モジュール520およびフェースプレート530の組合せは、嵌合インターフェース510を介してベース装置500に取り付けることができる。
【0038】
図6Aおよび
図6Bは、代替的なバリエーションを示し、ベース装置600、650は、電子モジュールおよび/またはフェースプレートを保持するための1つまたは複数のタイプの機械的留め具を含む。
図6Aでは、ベース装置600は、ベース装置600の上端602および下端604上に保持構造610、612を含む。保持構造610、612のそれぞれは、電子モジュールから対応する突出構造を受け取るための1つまたは複数の開口を含むことができる。
【0039】
図6Bでは、ベース装置650は、ベース装置の側面または側端から伸長する突起652(例えば、フック付き要素)を含む。突起652は、電子モジュールまたはフェースプレートからの対応する嵌合構造を受容することができる隙間だけ内側に設定されてもよい。ベース装置650はまた、上部および下部支持構造662、664を含み、ベース装置650と嵌合したときに電子モジュールを支持することができる。
【0040】
図7A~
図7Dは、電子アセンブリの別の実施例を示しており、ベース装置700の1つまたは複数のフックファスナーが、電子モジュール720を保持するために使用されている。
図7Aでは、ベース装置700は、パネル領域710から伸長する一組のフック708(例えば、4つ)を含む。
図7Bに示されるように、電子モジュール720は、電子装置720の背面ファサード724上に提供される受容構造722を含み、ベース装置700のそれぞれのフックファスナー708と嵌合する。図示される実施例では、電子モジュール720はまた、ベース装置700の電気コネクタ712と嵌合するための電気コネクタのセットを提供する凹部725を含みうる。
図7Cを参照すると、フック708および受容構造722は、ベース装置700を電子モジュール720に接続するように嵌合されうる。
図7Dは、フック動作を示し、ユーザがこれを実行することにより電子モジュール720をベース装置700に容易に結合できる。
【0041】
図8A~
図8Fは、電子アセンブリの別の実施例を示し、スライドおよび回転機構を用いて電子モジュール820をベース装置800に結合する。
図8Aは、2つの下部コーナーに配置された保持機構822および電子モジュール820の2つの上部コーナーに配置された結合はめ込み827を有する電子モジュール820の背面ファサードを示している。
図8Bは、詳細Cのクローズアップを示し、嵌合する伸長部824を受け取るための受容形状を有する陥凹形成部としての保持機構822を示している。
図8Cでは、ベース装置800は、電子モジュール820の保持機構822と嵌合するように成形されたミラー化された伸長部812(例えば、保持フック)を含む。ベース装置800はさらに、電子装置820の結合はめ込み827と嵌合するための一対の結合突起829を含む。
図8Dは、詳細Dのクローズアップであり、嵌合する伸長部824が外側および上方に伸長することを示す。
図8Eおよび
図8Fは、スライドおよび回転動作を用いて嵌合されている電子モジュール820およびベース装置800を示し、ベース装置800の伸長部824は、電子モジュール820の対応する保持機構822によって受け取られ、電子モジュール820の頂部がベース装置800の方向に旋回されて、ベース装置800の結合突起829が電子デバイス820の結合はめ込み827と嵌合する。そのような実施例では、結合突起829および結合はめ込み827は、加えられた力(例えば、スナップファスナーを介して)で自動的に固定することができる、またはロックピンまたはネジを使用して機械的に固定することができる。
【0042】
図9Aおよび
図9Bは、電子アセンブリの別の実施例を示しており、ベース装置900および電子モジュール920は、電子デバイス920をベース装置900に固定する手段として、電子モジュール920がベース装置900内にスライドできるように構成されている。
図9Aに示されるように、ベース装置900は、ベース装置900の嵌合インターフェース910から外向きに伸長する周囲構造912(例えば、リップ付き保持スライダー)を含む。そのような実施例では、電子モジュール920は、ベース装置900の周囲構造912に結合する対応する保持スライダーを含んでもよく、ユーザは、電子モジュール920を下向きにスライドさせて電子モジュール920をベース装置900と結合させることができる(
図9Aに示されるように)。
【0043】
ベース拡張
いくつかの実施例では、電子アセンブリのコンポーネントをモジュール化して、異なるサイズの電子モジュールを設置されたベース装置と嵌合させることができる。例えば、
図5A~
図5Dに示されるように、ベース装置500は、電気ジャンクションボックス595(例えば、ギャングボックス)の寸法に一致するように設置されてもよい。例えば、電子部品が配置されているベース装置500のレセプタクルは、設置されるとジャンクションボックス595の開口中まで伸長する。したがって、ベース装置500のレセプタクルの寸法は、設置点での既存のジャンクションボックス595の寸法によって制約されうる。
【0044】
さらに、ジャンクションボックスのサイズは、ボックスを介して提供されるスイッチ(例えば、照明を制御するため)の数などの要因に基づいて変化する。したがって、ベース装置500のサイズおよび構成(例えば、物理的レイアウト)もまた、異なるサイズのジャンクションボックスに対応するように変化しうる。同様に、電子モジュール520(およびフェースプレート530)のサイズおよび構成もまた変化しうる。例えば、より大きな電子モジュール520は、より大きなディスプレイ、または追加のセンサ領域を含みうる。ベース装置500のモジュール性を強化するために、実施例は、ベース装置が、設置されたときにそのフットプリントを増加させる1つまたは複数の拡張を受け取ることを可能にする。フットプリントが増加すると、ベース装置500は、例えば、既存のジャンクションボックスに適合するように設置することができる一方で、より大きなベース装置用に寸法が決められうる電子モジュールの取り付けをサポートする。
【0045】
図10Aおよび10Bは、拡張ベース装置の実施例を示している。
図10Aおよび
図10Bを参照すると、ベース装置拡張部1010は、ベース装置1000に隣接して配置されうるプレートを備え、より大きな電子モジュールを収容する増加した寸法(例えば、幅)を有する複合ベース構造1012をもたらす。実装に応じて、拡張部1010は、下地壁に固定されてもよく、ベース装置1000のパネルエッジ1018で終端となる。拡張部1010の寸法は、ベース装置1000および拡張部1010の組み合わされた寸法が、複合構造1012に嵌合される電子モジュールの寸法に一致するように選択されてもよい。拡張部1010はまた、例えば、保持構造(例えば、
図6Aを参照)および/または支持構造(例えば、
図6Bを参照)を含み、取り付けられた電子モジュールを支持することができる。
【0046】
より大きな電子モジュールを収容するために、いくつかの実施例は、拡張部1010が、ベース装置1000に対して横方向および垂直方向に拡張部1010を位置合わせする横方向保持構造1014を含むことを提供する。実施例では、拡張部1010の横方向保持構造1014は、外側に伸長し、ベース装置1000のパネルエッジ1018に沿ってまたはその近くで対応する凹部、開口部、または結合機構と嵌合する突起を含むことができる。
【0047】
バリエーションでは、横方向保持構造1014は、パネルエッジ1018に向かって横方向外向きに伸長してもよい。そのようなバリエーションでは、パネルエッジ1018は、横方向保持構造1014を受容するための横方向凹部を含むことができる。他のバリエーションでは、ベース装置1000は、上記のような横方向構造を含んでもよく、拡張部1010は、ベース装置1000の横方向構造を受容するための適合する凹部、開口部、または結合構造を含んでもよい。
【0048】
安全スイッチおよびプランジャ機構
図11A~
図11Cは、本明細書に記載の様々な実施例による、取り付けられた電子デバイス1150に電力を供給するための例示的な安全スイッチを示す。
図11A~11Cを参照すると、電子デバイス1150用の取付けプレート1100は、ウォールボックスまたはギャングボックス内のインサートプレート1115に取り付けることができる。取付けプレート1100は、電子モジュール1150のための電気嵌合インターフェースを備えることができ、電子デバイス1150に電力を供給する電子コネクタ1130のための凹部1105を含むことができる。様々な実施例において、取付けプレート1100は、電子デバイス1150がその上に取り付けられていない場合に、伸長位置でプランジャ1110を含むことができる。プランジャ1110が伸長位置にあるとき、安全スイッチ1120は、エアギャップ1122が存在するように解除される。解除位置では、安全スイッチ1120は、電力線1125を電子コネクタ1130から切り離す。
図11Cに示されるように、プランジャ1110が伸長位置にあるとき、安全スイッチ1120が開き、エアギャップ1122が作成され、これにより、電力線1125が取付けプレート1100から切断される。
【0049】
図12Aおよび12Bは、本明細書に記載の実施例による、取り付けられた電子デバイス1250に電力を供給するための安全スイッチの別の実施例を示している。
図12Aに示されるように、電子デバイス1250は、取付けプレート1200に取り付けられ、これによってプランジャ1210が押し下げられるかまたは押し込まれて安全スイッチ1220が閉じられ、電力線1225、閉じたスイッチ1220、および取付けプレート1200の電気コネクタを介して電子デバイス1250に電力を供給することが可能となる。したがって、電子デバイス1250を取付けプレート1200に結合することは、電気コネクタ(図示せず)を電子デバイス1250に接続し、同時にプランジャ1210を押し下げて安全スイッチ1220と係合させる。電子デバイス1250を取付けプレート1200から切り離すと、プランジャ1210は自動的に伸長することができ、これにより安全スイッチ1220解除され、それによって電気コネクタへの電力線1225が切り離される。
【0050】
シャッター機構
図13A~13Dは、様々な実施例による、電子デバイス用のシャッター機構1345の例示的な実施形態を示している。電子デバイスは、
図5Aおよび
図5Hに関して図示され説明された電子モジュール520のような、本開示全体を通して説明された実施形態を含むことができる。本明細書で説明するように、電子デバイスは、様々なセンサ(例えば、光センサ、モーションセンサなど)、およびセンサデータを受信または他の方法で捕捉するために開口を必要とする1つまたは複数のカメラを含むことができる。
図13Aおよび
図13Bを参照すると、電子デバイス用のフェースプレート1300は、1つまたは複数のセンサ(例えば動作検出センサ)のための開口を含んでもよく、これは、電子デバイス(例えば、ユーザの存在を検出するため)の最適な使用のためにカバーされる必要がないまたはカバーされない必要がある。フェースプレート1300はさらに、電子デバイスのカメラ用のカメラ開口1304を含むことができ、カメラは、電子デバイス(例えば、
図11Bおよび
図12Aに示される電子デバイス1150、1250)の正面ファサード上に配置される。
【0051】
ユーザが特定の環境でカメラをカバーしたい場合を検討する。したがって、説明された実施例によれば、
図13Cおよび13Dの後方図に示されるように、フェースプレート1300内にシャッター機構1345が含まれ、ユーザがカメラ開口1304を閉じることを可能にする。シャッター機構1345のシャッタースライダー1360は、カメラレンズをカバーするシャッター部分1308を含むことができる。シャッター部分1308は、ユーザが指で押してシャッター部分1308を開閉することができる突起またはリップ1306を含むことができる。様々な実施例において、シャッター機構1345のシャッタースライダー1360は、シャッター機構1345の直線的な開閉を確実にするためにスライダー開口部1314内でガイドされる1つまたは複数のスライダーピン1312を含む。
【0052】
特定の実装形態では、シャッター機構1345のシャッタースライダー1360はさらに、スライド蟻継ぎ(sliding dovetails)1316を含んでもよく、シャッター部分1308がフェースプレート1300に対して剛性であり、カメラ開口1304の幅に沿った直線運動のみが可能となり、これは、スライダー開口部1314およびスライド蟻継ぎ1316がそれに沿ってスライドするレールの長さに対応する。
図13Cおよび13Dに示されるように、スライダー開口部1314およびスライド蟻継ぎ1316はいずれも、カメラ開口部1304とフェースプレート1300のエッジとの間に十分なギャップ1307があるので、カメラ開口部1304に対して横方向に(例えば、フェースプレート1300に対して同じ水平軸で)配置することができる。
図1304およびフェースプレート1300の縁(
図13Bに示されるように)。このギャップ1307は、シャッター部分1308およびシャッター機構1345が、ギャップ1307の長さに沿ってかつカメラ開口1304の横方向に、フェースプレート1300の後方に配置されることを可能にする。
図13A~13Dのシャッタースライダー1360のさらなる説明が、
図15Aおよび15Bに関して以下に提供される。
【0053】
図13Dを参照すると、電子デバイスのシャーシまたはフェースプレート1300は、シャッター機構1345のタック部分(tacking portion)1319の一対の対応するロック孔1317にソフトロックするロックピンを含むレバーアーム1321を備えうる(
図15Bに示される)。例えば、ロックピンは、レバーアーム1321の遠位端に配置されてもよく、ガイド溝1323(
図15Bに示される)内でスライドして、ロックピンが第1のロック孔1317にロックする開位置およびロックピンが他のロック孔1317にロックする閉位置でソフトロックすることができる。このソフトロック特徴のさらなる詳細は、
図15Bに関して以下に提供される。
【0054】
図14A~14Cは、本明細書に記載の実施例による、電子デバイス用のシャッター機構1445の別の例示的な実施形態を示す。
図14Aに示されるように、カメラ開口1404をカバーするシャッター部分1408もまた突起またはリップ1406を含み、センサ開口1402は開いたままである。
図14A~14Cに関して図示され説明されるシャッター機構1445は、電子デバイスおよび対応するフェースプレート1400に必要な代替的な実施形態であり、ここで、カメラ開口1404とフェースプレートのエッジとの間のギャップ1407は、
図13A~13Dのシャッター機構1345の単純な設置および構成には不十分である。したがって、
図14Bを参照すると、シャッター機構1445のスライド蟻継ぎ1416のためのレールは、カメラ開口1404に対して横方向に配置されるのではなく、カメラ開口1404の上下に配置される。したがって、スライド蟻継ぎ1416、スライダー開口部1414、およびスライダーピン1412は、それぞれ、カメラ開口1404および開口1402の水平軸の上下にある水平軸上に配置される。さらに、いくつかの態様では、ギャップ1407は、シャッタースライダー1460のシャッター部分1408の幅と実質的に同等である幅を含むことができる。
【0055】
図14Bを参照すると、電子デバイスまたはフェースプレート1400のシャーシは、一対のレバーアーム1421を含んでもよく、これはそれぞれ、シャッター機構1445のタック部分1419の2つのロック孔1417の間のガイド溝1423内をスライドするように構成されたロックピンを含む(
図16Bに示される)。例えば、各レバーアーム1421について、ロックピンは、レバーアーム1421の遠位端に配置することができ、ガイド溝1423内でスライドして(
図16Bに示される)、ロックピンが第1のロック孔1417にロックする開位置およびロックピンが他のロック孔1417にロックする閉位置でソフトロックできる。このソフトロック機能のさらなる詳細は、
図16Bに関して以下に提供される。
【0056】
シャッタースライダー1460は、閉じたときにカメラ開口1404をカバーするためのシャッター部分1408、および、シャッタースライダー1460を安定させる1つまたは複数のスライダー付属物1418を備えることができる。
図14Cに示される実施例では、シャッタースライダー1460は、一対のスライダー付属物1418を備える。スライダーピン1412およびスライド蟻継ぎ1416はそれぞれ、各スライダー付属物1418に結合することができ、その後、スライダー開口部1414およびレールにそれぞれ結合することができる。
図14A~14Cのシャッタースライダー1460のさらなる説明が、
図16Aおよび16Bに関して以下に提供される。
【0057】
図15Aおよび
図15Bは、
図13A~
図13Dに関して図示され説明されているように、シャッター機構1345に実装されたシャッタースライダー1360を示している。
図15Aに示されるように、シャッタースライダー1360は、シャッター部分1308および突起またはリップ1306を含む。
図15Bを参照すると、シャッタースライダー1360の裏面は、シャッタースライダー1360を一定の水平位置に保持し単一の直線軸に沿った移動を可能にする、複数のスライダーピン1312および複数のスライド蟻継ぎ1316を含むことができる。シャッター機構の特定の用途は、カメラレンズを引っ掻いたり損傷を与えたりする可能性があると考えられる。このような損傷を防ぐために、シャッター部分1308の背面は、シャッター部分1308の背面が電子デバイスのカメラレンズと接触しないように、凹部1340を含むことができる。
【0058】
図15Bに示されるように、シャッタースライダー1360は、一対のロック孔1317を含むタック部分1319を備えることができ、一方はシャッター機構1345の開位置用であり、他方はシャッター機構1345の閉位置用である。ガイド溝1323をロック孔1317の間に配置して、シャーシのレバーアーム1321のロックピンを開位置と閉位置との間でガイドすることができる。実際には、シャッター機構1345を開閉するユーザは、一方のロック孔1317から解除されるロックピンに対応する最初のクリック、および他方のロック孔1317に係合するロックピンに対応する次のクリックを感じる。
【0059】
図16Aおよび
図16Bは、
図14A~
図14Cに関して図示され説明されているように、シャッター機構1445に実装されたシャッタースライダー1460を示している。
図16Aに示されるように、シャッタースライダー1460は、本明細書に記載されるように、突起またはリップ1406を有するシャッター部分1408、および一対の付属物1418を含むことができる。
図16Bを参照すると、シャッタースライダー1460はさらに、単一の直線軸に沿った移動のみを可能にする、複数のスライダーピン1412および複数のスライド蟻継ぎ1416を含むことができる。
図16Bに示されるシャッタースライダー1460はまた、シャッター部分1408とカメラレンズとの間の接触を防止するために、シャッター部分1408の裏面に凹部1440を含む。
【0060】
図16Bに示されるように、シャッタースライダー1460は、一対のタック部分1419(例えば、上側タック部分および下側タック部分)を含み、それぞれが、一対のロック孔1417およびそれらの間に配置されたガイド溝1423を含む。各タック部分1419について対応するレバーアーム1421上の対応するロックピンは、シャッター機構1445が閉位置にあるか開位置にあるかに応じて、各ロック孔1417に係合し解除することができる。
図15Bに記載されたシャッタースライダー1360と同様に、
図16Bのシャッタースライダー1460は、シャッター機構1445を開閉するためにユーザが利用することができ、ユーザは、一方のロック孔1417から解除されるロックピンに対応する最初のクリック、および他方のロック孔1417に係合するロックピンに対応する次のクリックを感じる。先述の実施形態は、理解を明確にするためにいくらか詳細に説明されているが、本発明は、提供された詳細に限定されない。本発明を実施する多くの代替の方法が存在する。開示された実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。
【要約】
【課題】パネル部分、およびパネル部分の周囲または開口内にそれぞれ提供される1つ以上の留め具受け構造を備える、電子モジュールのためのベース装置または取付け装置を提供する。
【解決手段】取付け装置は、パネル部分、およびパネル部分の周囲内に提供される留め具受け構造を備える。留め具受け構造は、挿入留め具を受けるための開口、および、下地表面に対してパネル部分を取り付ける開口中に留め具を挿入することにより開口を含む留め具受け構造の少なくとも一部を屈曲する屈曲機構を備えうる。
【選択図】
図1A