(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-29
(45)【発行日】2023-04-06
(54)【発明の名称】袋収納箱
(51)【国際特許分類】
B65D 83/08 20060101AFI20230330BHJP
B65D 5/50 20060101ALI20230330BHJP
B65D 5/481 20060101ALI20230330BHJP
【FI】
B65D83/08 F
B65D5/50 D
B65D5/481 A
(21)【出願番号】P 2020026206
(22)【出願日】2020-02-19
【審査請求日】2021-11-05
(73)【特許権者】
【識別番号】507119928
【氏名又は名称】ベンダーサービス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】391057052
【氏名又は名称】株式会社サンパック
(74)【代理人】
【識別番号】110000121
【氏名又は名称】IAT弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】高田 剛志
(72)【発明者】
【氏名】榮 理奈
(72)【発明者】
【氏名】青山 総一郎
(72)【発明者】
【氏名】芦田 代志子
【審査官】植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-276874(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0280448(US,A1)
【文献】米国特許第04305503(US,A)
【文献】実開昭59-112774(JP,U)
【文献】実開平05-082877(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/08
B65D 5/00- 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
口を有する袋が、フラットの状態で複数枚束ねられて収納される、本体部と、
前記本体部に設けられていて、前記本体部を載置面上に載置する、載置部と、
前記本体部に設けられていて、前記袋を、前記載置面に対して、傾斜させて保持する、保持部と、
を備え、
前記本体部には、
前記袋の少なくとも前記口の部分が露出する、第1開口部と、
前記口が開いた状態で、前記袋が前記本体部から取り出される、第2開口部とが、
設けられていて、
かつ、
前記口の部分を撓ませて前記口を開く時に、前記口の部分を支える支え部が、
設けられてい
て、
前記本体部は、
底壁部と、
前記底壁部の辺に立てて設けられた側壁部と、
から構成されていて、
前記載置部は、少なくとも前記底壁部から、構成されていて、
前記保持部は、少なくとも前記側壁部の一部分から、構成されていて、
前記第1開口部および前記第2開口部は、前記側壁部の前記底壁部側に対して反対側に、設けられていて、
前記支え部は、前記側壁部の前記底壁部側に対して反対側の一部分に、設けられている、
ことを特徴とする袋収納箱。
【請求項2】
前記底壁部は、長方形形状をなし、
前記側壁部は、
前記底壁部の長辺に立てて設けられた第1側壁部および第2側壁部と、
前記底壁部の短辺に立てて設けられた第3側壁部および第4側壁部と、
からなり、
前記第1側壁部の高さは、前記第2側壁部の高さより高く、
前記第3側壁部の高さは、前記第4側壁部の高さより高く、
前記保持部は、少なくとも前記第1側壁部から、構成されていて、
前記支え部は、前記第1側壁部の前記底壁部側に対して反対側の一部分に、設けられている、
ことを特徴とする請求項
1に記載の袋収納箱。
【請求項3】
前記第1側壁部は、前記底壁部の長辺に、前記第2側壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、立てて設けられている、
ことを特徴とする請求項
2に記載の袋収納箱。
【請求項4】
前記保持部は、前記袋を、前記第3側壁部から前記第4側壁部にかけて前記底壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、保持する、
ことを特徴とする請求項
2または
3に記載の袋収納箱。
【請求項5】
前記保持部の一部分は、前記第1側壁部であって、
前記保持部の一部分と前記支え部とは、兼用である、
ことを特徴とする請求項
2~
4のいずれか1項に記載の袋収納箱。
【請求項6】
口を有する袋が、フラットの状態で複数枚束ねられて収納される、本体部と、
前記本体部に設けられていて、前記本体部を載置面上に載置する、載置部と、
前記本体部に設けられていて、前記袋を、前記載置面に対して、傾斜させて保持する、保持部と、
を備え、
前記本体部には、
前記袋の少なくとも前記口の部分が露出する、第1開口部と、
前記口が開いた状態で、前記袋が前記本体部から取り出される、第2開口部とが、
設けられていて、
かつ、
前記口の部分を撓ませて前記口を開く時に、前記口の部分を支える支え部が、
設けられてい
て、
前記本体部は、
対向する天壁部および底壁部と、
前記天壁部の辺および前記底壁部の辺に設けられていて、前記天壁部と前記底壁部との間に配置された側壁部と、
から構成されていて、
前記載置部は、前記底壁部に設けられていて、
前記保持部は、少なくとも前記側壁部の一部分および前記底壁部の一部分から、構成されていて、
前記第1開口部および前記第2開口部は、前記天壁部と前記底壁部との間に、設けられていて、
前記支え部は、前記底壁部に設けられていて、
前記天壁部および前記底壁部は、四角形形状をなし、
前記側壁部は、前記天壁部の3辺および前記底壁部の3辺に設けられていて、前記天壁部の前記3辺と前記底壁部の前記3辺との間に配置された、第1側壁部、第2側壁部および第3側壁部からなり、
前記第1開口部は、前記天壁部と前記底壁部との間であって、前記第1側壁部と前記第3側壁部との間に、設けられていて、
前記第2開口部は、前記天壁部と前記底壁部との間であって、前記天壁部と前記第3側壁部との間に、設けられている、
ことを特徴とする袋収納箱。
【請求項7】
前記底壁部と前記第3側壁部との間には、ガイド部が、設けられていて、
前記ガイド部は、前記袋を、前記底壁部から前記第3側壁部にかけて前記底壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、ガイドする、
ことを特徴とする請求項
6に記載の袋収納箱。
【請求項8】
前記保持部の一部分は、前記底壁部から前記天壁部側に突出して設けられていて、前記袋の前記口側の部分を保持し、
前記保持部の一部分と前記支え部とは、兼用である、
ことを特徴とする請求項
6または7に記載の袋収納箱。
【請求項9】
フラットの状態で複数枚束ねられている前記袋を、備える、
ことを特徴とする請求項1~
8のいずれか1項に記載の袋収納箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、袋収納箱に関する。すなわち、この発明は、食品の店頭販売場において使用するのに適した袋収納箱に関する。
【背景技術】
【0002】
食品の店頭販売は、コンビニエンスストアやデパートの地下街の食料品売り場などにおいて、広く行われている。ここでの食品は、主に、揚げ物、惣菜、まんじゅう、その他の食品である。
【0003】
この食品の店頭販売においては、一般に、下記の行為が行われる。すなわち、お客が食品を注文する。そして、店員が、袋収納箱から1枚の袋を取り出し、取り出した袋の口を開け、トングを使ってお客が注文した食品を袋の口から袋の中に入れ、袋を介して食品をお客に手渡す。
【0004】
この店員の行為は、お客の目の前で行われる。このため、食品の店頭販売においては、店員の行為、すなわち、袋収納箱から袋を取り出してから袋の中に食品を入れるまでの間の行為において、店員の手が袋の口付近を触れないようにすることが、重要である。
【0005】
ここで、袋収納箱として、以下の特許文献1がある。特許文献1の収納箱は、六面体の紙質箱体の平面部にシート取り出し口が形成された、ものである。特許文献1の収納箱は、シート取り出し口からシート類を取り出す、ものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の収納箱は、店員がシート取り出し口からシート類を取り出す時に、店員の手がシート類である袋の口付近を触れる、ことがある。このため、特許文献1の収納箱は、食品の店頭販売場において使用するのに適していない。
【0008】
この発明が解決しようとする課題は、食品の店頭販売場において使用するのに適した袋収納箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の袋収納箱は、口を有する袋が、フラットの状態で複数枚束ねられて収納される、本体部と、本体部に設けられていて、本体部を載置面上に載置する、載置部と、本体部に設けられていて、袋を、載置面に対して、傾斜させて保持する、保持部と、を備え、本体部には、袋の少なくとも口の部分が露出する、第1開口部と、口が開いた状態で、袋が本体部から取り出される、第2開口部とが、設けられていて、かつ、口の部分を撓ませて口を開く時に、口の部分を支える支え部が、設けられている、ことを特徴とする。
【0010】
この発明の袋収納箱において、本体部が、底壁部と、底壁部の辺に立てて設けられた側壁部と、から構成されていて、載置部が、少なくとも底壁部から、構成されていて、保持部が、少なくとも側壁部の一部分から、構成されていて、第1開口部および第2開口部が、側壁部の底壁部側に対して反対側に、設けられていて、支え部が、側壁部の底壁部側に対して反対側の一部分に、設けられている、ことが好ましい。
【0011】
この発明の袋収納箱において、底壁部が、長方形形状をなし、側壁部が、底壁部の長辺に立てて設けられた第1側壁部および第2側壁部と、底壁部の短辺に立てて設けられた第3側壁部および第4側壁部と、からなり、第1側壁部の高さが、第2側壁部の高さより高く、第3側壁部の高さが、第4側壁部の高さより高く、保持部が、少なくとも第1側壁部から、構成されていて、支え部が、第1側壁部の底壁部側に対して反対側の一部分に、設けられている、ことが好ましい。
【0012】
この発明の袋収納箱において、第1側壁部が、底壁部の長辺に、第2側壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、立てて設けられている、ことが好ましい。
【0013】
この発明の袋収納箱において、保持部が、袋を、第3側壁部から第4側壁部にかけて底壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、保持する、ことが好ましい。
【0014】
この発明の袋収納箱において、保持部の一部分が、第1側壁部であって、保持部の一部分と支え部とが、兼用である、ことが好ましい。
【0015】
この発明の袋収納箱において、本体部が、対向する天壁部および底壁部と、天壁部の辺および底壁部の辺に設けられていて、天壁部と底壁部との間に配置された側壁部と、から構成されていて、載置部が、底壁部に設けられていて、保持部が、少なくとも側壁部の一部分および底壁部の一部分から、構成されていて、第1開口部および第2開口部が、天壁部と底壁部との間に、設けられていて、支え部が、底壁部に設けられている、ことが好ましい。
【0016】
この発明の袋収納箱において、天壁部および底壁部が、四角形形状をなし、側壁部が、天壁部の3辺および底壁部の3辺に設けられていて、天壁部の3辺と底壁部の3辺との間に配置された、第1側壁部、第2側壁部および第3側壁部からなり、第1開口部が、天壁部と底壁部との間であって、第1側壁部と第3側壁部との間に、設けられていて、第2開口部が、天壁部と底壁部との間であって、天壁部と第3側壁部との間に、設けられている、ことが好ましい。
【0017】
この発明の袋収納箱において、底壁部と第3側壁部との間には、ガイド部が、設けられていて、ガイド部が、袋を、底壁部から第3側壁部にかけて底壁部に対して反対側に傾斜させた状態で、ガイドする、ことが好ましい。
【0018】
この発明の袋収納箱は、保持部の一部分が、底壁部から天壁部側に突出して設けられていて、袋の口側の部分を保持し、保持部の一部分と支え部とが、兼用である、ことが好ましい。
【0019】
この発明の袋収納箱は、フラットの状態で複数枚束ねられている袋を、備える、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
この発明の袋収納箱は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1は、この発明にかかる袋収納箱の実施形態1を示す斜視図であって、袋収納箱を前から見た状態を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、袋収納箱を右から見た状態を示す斜視図(
図1におけるII矢視図)である。
【
図3】
図3は、袋収納箱を後から見た状態を示す斜視図(
図2におけるIII矢視図)である。
【
図4】
図4は、袋収納箱を上から見た状態を示す斜視図(
図1におけるIV矢視図)である。
【
図5】
図5は、袋収納箱を下から見た状態を示す斜視図(
図1におけるV矢視図)である。
【
図6】
図6は、袋収納箱を斜め上右から見た状態を示す斜視図である。
【
図7】
図7は、展開状態の袋収納箱を示す説明図(展開図)である。
【
図8】
図8は、折り畳み状態の袋収納箱を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図9】
図9は、折り畳み状態の袋収納箱を示す説明図(背面図、裏面図)である。
【
図10】
図10は、側壁部を組み立てている状態の袋収納箱を示す説明図(斜め上右から見た斜視図)である。
【
図11】
図11は、底壁部を組み立てている状態の袋収納箱を示す説明図(斜め下右から見た斜視図)である。
【
図12】
図12は、保持部を組み立てている状態の袋収納箱を示す説明図(斜め下右から見た斜視図)である。
【
図13】
図13は、第2載置部を組み立てている状態の袋収納箱を示す説明図(斜め下右から見た斜視図)である。
【
図14】
図14は、本体部に袋を収納した状態を示す斜視図(前から見た斜視図)である。
【
図15】
図15は、トングの先端を袋の口の部分に当てている状態を示す斜視図(前から見た斜視図)である。
【
図16】
図16は、トングの先端を袋の口から袋の中に挿入させて袋の口を開けている状態を示す斜視図(前から見た斜視図)である。
【
図17】
図17は、トングを使って、1枚の袋を、袋の口を開けたままで取り出している状態を示す斜視図(前から見た斜視図)である。
【
図18】
図18は、本体部に袋を収納した状態を示す断面図(
図14におけるXVIII-XVIII線断面図)である。
【
図19】
図19は、トングの先端を袋の口の部分に当てている状態を示す断面図(
図15におけるXIX-XIX線断面図)である。
【
図20】
図20は、トングの先端を袋の口から袋の中に挿入させて袋の口を開けている状態を示す断面図(
図16におけるXX-XX線断面図)である。
【
図21】
図21は、トングを使って、1枚の袋を、袋の口を開けたままで取り出している状態を示す断面図(
図17におけるXXI-XXI線断面図)である。
【
図22】
図22は、この発明にかかる袋収納箱の実施形態2を示す斜視図であって、袋収納箱を斜め上から見た状態を示す斜視図である。
【
図23】
図23は、展開状態の袋収納箱を示す説明図(展開図)である。
【
図24】
図24は、折り畳み状態の袋収納箱を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図25】
図25は、折り畳み状態の袋収納箱を示す説明図(背面図、裏面図)である。
【
図26】
図26は、折り畳み状態の袋収納箱を示す斜視図であって、袋収納箱を斜め上から見た状態を示す斜視図である。
【
図27】
図27は、側壁部を組み立てている状態の袋収納箱を示す斜視図であって、袋収納箱を斜め上から見た状態を示す斜視図である。
【
図28】
図28は、組み立てた状態の袋収納箱を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図29】
図29は、本体部に袋を収納した状態を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図30】
図30は、トングの先端を袋の口の部分に当てている状態を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図31】
図31は、トングの先端を袋の口から袋の中に挿入させて袋の口を開けている状態を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図32】
図32は、トングを使って、1枚の袋を、袋の口を開けたままで取り出している状態を示す説明図(正面図、表面図)である。
【
図33】
図33は、組み立てた状態の袋収納箱を示す側面図(
図28におけるXXXIII矢視図)である。
【
図34】
図34は、本体部に袋を収納した状態を示す側面図(
図29におけるXXXIV矢視図)である。
【
図35】
図35は、トングの先端を袋の口の部分に当てている状態を示す(
図30におけるXXXV矢視図)である。
【
図36】
図36は、トングの先端を袋の口から袋の中に挿入させて袋の口を開けている状態を示す(
図31におけるXXXVI矢視図)である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明にかかる袋収納箱の実施形態(実施例)の2例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この明細書において、上、下、前、後、左、右は、この発明にかかる袋収納箱を、載置面上に載置した時の、上、下、前、後、左、右である。また、図面は、概略図である。このため、図に示された袋収納箱の形状と実際の製品の袋収納箱の形状とが異なる、場合がある。さらに、図において、袋収納箱の板厚(厚み、厚さ)を省略する場合がある。
【0023】
(実施形態1にかかる袋収納箱の構成の説明)
図1~
図21は、この発明にかかる袋収納箱の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる袋収納箱1の構成について説明する。
図1~
図6において、符号「U」は「上」、符号「D」は「下」、符号「F」は「前」、符号「B」は「後」、符号「L」は「左」、符号「R」は「右」である。すなわち、
図1の袋収納箱1の正面図(袋収納箱1を前から後を見た図)を基準とする。
【0024】
(袋収納箱1の説明)
図に示すように、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、本体部2と、載置部3と、保持部4と、支え部5と、を備える。袋収納箱1は、袋61、62を収納する。袋収納箱1は、載置面10上に載置される。載置面10は、たとえば、店頭のカウンター、テーブル、棚などの面である。
【0025】
袋収納箱1は、この例では、紙の平板からなる。なお、袋収納箱1の材質(材料)は、袋収納箱1の形状を保つものであれば、特に限定しない。
【0026】
(袋61、62の説明)
図14~
図21に示すように、袋61、62は、口63、64を有する。袋61、62は、フラットの状態で、複数枚束ねられて袋収納箱1の本体部2の中に収納される。袋61、62は、後側(裏側)が前側(表側)に対して口63、64から突出した、形状をなす。
【0027】
図14~
図21に示す袋61の幅(口63方向の幅)は、
図14、
図18に示す袋62の幅(口64方向の幅)より小さい。以下、口63方向の幅が小さい袋61を第1袋61と称する場合がある。また、口64方向の幅が大きい袋62を第2袋62と称する場合がある。なお、袋61、62は、口63、64と別個の口(図示せず)を設けても良い。たとえば、
図14~
図17において、別個の口は、右側の口63、64に対して下側に設けられる。
【0028】
袋61、62は、この例では、紙袋などの簡易包装袋、すなわち、紙製の平袋であって、耐油性を有する。袋61、62は、揚げ物などの食品(図示せず)を開けた状態の口63、64から中に入れる、ものである。この例の袋61、62は、耐油性を有するので、揚げ物などの食品を包装するのに適している。なお、袋61、62としては、耐油性の紙製の平袋以外の袋であっても良い。また、中に入れる物としては、揚げ物以外の食品であっても良い。
【0029】
(本体部2の説明)
本体部2は、口63、64を有する袋61、62を、フラットの状態で複数枚束ねて収納する、ものである。すなわち、本体部2は、大きさが異なる2種類の袋61、62を1つに集約して収納する袋収納箱1である。本体部2は、底壁部20と、側壁部21、22、23、24と、から構成されている。
【0030】
底壁部20は、上から見て長方形形状をなす。側壁部21、22、23、24は、底壁部20の4辺に立てて設けられている。すなわち、側壁部21、22、23、24は、底壁部20の4辺からほぼ直角に折り曲げられて設けられている。
【0031】
側壁部は、底壁部20の長辺に立てて設けられた第1側壁部21および第2側壁部22と、底壁部20の短辺に立てて設けられた第3側壁部23および第4側壁部24と、からなる。第1側壁部21は、後側の側壁部である。第2側壁部22は、前側の側壁部である。第3側壁部23は、左側の側壁部である。第4側壁部24は、右側の側壁部である。
【0032】
第1側壁部21の高さは、第2側壁部22の高さより高い。第3側壁部23の高さは、第4側壁部24の高さより高い。第1側壁部21の高さと第3側壁部23の高さとは、ほぼ等しい。第2側壁部22の高さと第4側壁部24の高さとは、ほぼ等しい。
【0033】
第1側壁部21は、前または後から見て左右に長いほぼ長方形形状であって、上右角の一部分が切り取られた形状をなす。第2側壁部22は、前または後から見て左右に細長いほぼ長方形形状をなす。第3側壁部23は、左または右から見て上下に長いほぼ長方形形状をなす。第4側壁部24は、右または左から見て左右に長いほぼ長方形形状をなす。
【0034】
第1側壁部21および第2側壁部22は、下側から上側に行くに従って、前側から後側に傾斜している。この結果、第1側壁部21は、底壁部20の長辺に、第2側壁部22に対して反対側に傾斜させた状態で、立てて設けられている。
【0035】
(載置部3の説明)
載置部3は、本体部2に設けられていて、本体部2を載置面10上に載置する。載置部3は、少なくとも底壁部20から、構成されている。すなわち、載置部3は、底壁部20から構成されている第1載置部31と、底壁部20と別個の第2載置部32とから、構成されている。
【0036】
第2載置部32は、第1載置部31と面一の状態で、載置面10上に載置する。第2載置部32は、第1側壁部21から後側に突出している。また、第2載置部32は、第1側壁部21から第1連結部25を介して設けられている。
【0037】
(保持部4の説明)
保持部4は、本体部2に設けられていて、袋61、62を、載置面10に対して、傾斜させて保持する。すなわち、第1袋61は、
図14~
図17に示すように、後記する第4保持部44の上面に載置されていて、前から見て、左側から右側にかけて、下側から上側に傾斜した状態に、保持される。一方、第2袋62は、
図14に示すように、本体部2の底壁部20(載置部3の第1載置部)の上面に載置されていて、前から見て、水平状態で保持される。また、袋61、62は、
図18~
図21に示すように、右から見て、下側から上側にかけて、前側から後側に傾斜した状態に、保持される。
【0038】
保持部4は、少なくとも側壁部の一部分から、構成されている。すなわち、保持部4は、第1側壁部21の第1保持部41と、第3側壁部23の第2保持部42と、第3保持部43と、第4保持部44とから、構成されている。第3保持部43および第4保持部44は、底壁部20から第2連結部26を介して設けられている。
【0039】
第1側壁部21の第1保持部41および第3保持部43は、右から見て、載置面10に対して、下側から上側にかけて、前側から後側に傾斜した状態にある。この結果、第1側壁部21の第1保持部41および第3保持部43は、第1袋61を、右から見て、載置面10に対して、下側から上側にかけて、前側から後側に傾斜した状態に、保持する。
【0040】
すなわち、第1側壁部21の第1保持部41および第3保持部43は、第1袋61を、後と前とから挟み込んで、保持する。なお、第3保持部43は、第4保持部44上に載っている第1袋61の下側の縁が後側から前側に滑り落ちる、事態を防ぐストッパである。
【0041】
第4保持部44は、前から見て、載置面10に対して、左側から右側にかけて、下側から上側に傾斜した状態にある。この結果、第4保持部44は、第1袋61を、前から見て、載置面10に対して、左側から右側にかけて、下側から上側に傾斜した状態に、保持する。
【0042】
すなわち、第4保持部44は、第1袋61を、第3側壁部23(左側)から第4側壁部24(右側)にかけて底壁部20(下側)に対して反対側(上側)に傾斜させた状態で、保持する。なお、第3側壁部23の第2保持部42は、第4保持部44上に載っている第1袋61が右側から左側に滑る、事態を防ぐストッパである。
【0043】
また、第3保持部43は、第2袋62を、右から見て、載置面10に対して、下側から上側にかけて、前側から後側に傾斜した状態に、保持する。なお、第3保持部43は、本体部2の第2側壁部22と共に、枚数が多く束が厚くなった第2袋62を、後と前とから挟み込んで、保持する場合がある。ここで、本体部2の底壁部20(載置部3の第1載置部)は、第2袋62を、前から見て、載置面10に対して、水平状態に、保持する。
【0044】
(支え部5の説明)
支え部5は、本体部2に設けられていて、袋61、62の口63、64の部分(以下、「口63、64部分」と称する)を撓ませて口63、64を開く時に、口63、64部分を支える。
【0045】
支え部5は、第1側壁部21の底壁部20側(下側)に対して反対側(上側)の一部分(この例では、右側部分)に、設けられている。一方、保持部の一部分である第1保持部分41は、第1側壁部21である。この結果、保持部の一部分である第1保持部分41(第1側壁部21)と、支え部5(第1側壁部21の一部分)とは、第1側壁部21を介して、兼用である。
【0046】
(第1開口部11および第2開口部12の説明)
本体部2には、第1開口部11および第2開口部12が設けられている。第1開口部11は、袋61、62の少なくとも口63、64部分が露出する、開口部である。第2開口部12は、口63、64が開いた状態で、袋61、62が本体部2から取り出される、開口部である。
【0047】
第1開口部11および第2開口部12は、側壁部21、22、23、24の底壁部20側(下側)に対して反対側(上側)に、設けられている。すなわち、第1開口部11および第2開口部12は、側壁部21、22、23、24の上縁に設けられている。これにより、第1開口部11および第2開口部12は、本体部2の上側の部分に、一体に連続して、設けられている。
【0048】
(実施形態1にかかる袋収納箱1の製造加工の説明)
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、以上のごとき構成からなり、以下、その製造加工について、
図7~
図9を参照して説明する。
図7は、展開状態の袋収納箱1を示す説明図(展開図)である。
図8は、折り畳み状態の袋収納箱1を示す説明図(正面図、表面図)である。
図9は、折り畳み状態の袋収納箱1を示す説明図(背面図、裏面図)である。
【0049】
以下の説明において、「表面」とは、
図7における紙面であり、「裏面」とは、
図7における紙面の反対側の面であり、「上下」とは、
図7における紙面の上下であり、「左右」とは、
図7における紙面の左右である。また、以下の説明において、「表側」とは、表面側であり、「裏側」とは、裏面側である。
【0050】
まず、
図7に示すように、原板(図示せず)をプレス機などにより打ち抜き加工して、展開状態の袋収納箱1を製造する。つぎに、
図8、
図9に示すように、展開状態の袋収納箱1を折曲線に沿って折り曲げ、それと同時に、接着部分を接着して、折り畳み状態の袋収納箱1を製造する。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1が、製造加工される。
【0051】
(展開状態の袋収納箱1の説明)
図7に示すように、展開状態の袋収納箱1には、上下の第1折曲線71、上下の第2折曲線72、上下の第3折曲線73、上下の第4折曲線74、上下の第5折曲線75(以下、「上下の折曲線71~75」と称する)が、それぞれ、直線状に設けられている。
【0052】
また、展開状態の袋収納箱1には、左右の第1折曲線81、左右の第2折曲線82、左右の第3折曲線83、左右の第4折曲線84、左右の第5折曲線85、左右の第6折曲線86、左右の第7折曲線87、左右の第8折曲線88、左右の第9折曲線89、左右の第10折曲線80(以下、「左右の折曲線81~80」と称する)が、それぞれ、直線状に設けられている。
【0053】
上下の折曲線71~75および左右の折曲線81~80は、ミシン目(
図7中の破線を参照)、凹み、スリット(
図7中の実線を参照)、その他の手段を、1つもしくは複数組み合わせてなる。
【0054】
さらに、展開状態の袋収納箱1には、左右の差込スリット90が、直線状に設けられている(
図7中の実線を参照)。
【0055】
さらにまた、展開状態の袋収納箱1には、上下の第1切り欠き91、上下の第2切り欠き92、逆凹形の第3切り欠き93、左右の第4切り欠き94が、それぞれ、設けられている。上下の第1切り欠き91、上下の第2切り欠き92および左右の第4切り欠き94は、それぞれ、直線状もしくはほぼ直線上に設けられている。
【0056】
さらにまた、展開状態の袋収納箱1には、上下の第1切線95、上下の第2切線96、左右のほぼ直線の第3切線97が、それぞれ、設けられている(
図7中の実線を参照)。
【0057】
(展開状態の袋収納箱1の各部の説明)
図7に示すように、展開状態の袋収納箱1には、前記の構成の各部が、形成されている。すなわち、底壁部20(第1載置部31)の第1部分201は、左右の第1折曲線81から下側の部分に形成されている。底壁部20(第1載置部31)の第2部分202は、左右の第2折曲線82から下側の部分に形成されている。底壁部20(第1載置部31)の第3部分203は、左右の第3折曲線83から下側の部分に形成されている。底壁部20(第1載置部31)の第4部分204は、左右の第4折曲線84から下側の部分に形成されている。
【0058】
第1側壁部21の裏側部分210は、上下の第1折曲線71と上下の第2折曲線72との間の部分であって、左右の第1折曲線81から上側の部分に形成されている。第1側壁部21の表側部分211は、上下の第2折曲線72の上半分と上下の第4折曲線74との間の部分であって、第3切線97から上側の部分に形成されている。
【0059】
第2側壁部22は、上下の第3折曲線73と上下の第5折曲線75の下半分との間の部分であって、左右の第1折曲線81と第3切線97の中間分および右側分との間の部分に形成されている。
【0060】
第3側壁部23の裏側部分230は、上下の第5折曲線75から右側の部分であって、左右の第4折曲線84から上側の部分に形成されている。第3側壁部23の表側部分231は、上下の第4折曲線74と上下の第5折曲線75の上半分との間の部分であって、第3切線97から上側の部分に形成されている。
【0061】
第4側壁部24は、上下の第2折曲線72の下半分と上下の第3折曲線73との間の部分であって、左右の第2折曲線82と第3切線97の左側分との間の部分に形成されている。
【0062】
第1連結部25は、上下の第1切線95と上下の第2切線96との間の部分であって、左右の第5折曲線85と左右の第6折曲線86との間の部分に形成されている。
【0063】
第2載置部32は、左右の第5折曲線85から上側の部分に形成されている。この結果、第2載置部32は、第1側壁部21から第1連結部25を介して設けられている。第2載置部32の上縁の中間には、半円形状の差込凸部27が形成されている。
【0064】
第2連結部26は、上下の第1切り欠き91の下半分と上下のほぼ直線の第2切り欠き92の下半分との間の部分であって、左右の第9折曲線89と左右の第10折曲線80との間の部分に形成されている。
【0065】
第3保持部43は、第2連結部26の上縁の中間に、第3切り欠き93に囲まれて形成されている。また、第4保持部44は、上下の第1切り欠き91の上半分および上下のほぼ直線の第2切り欠き92の上半分と第3切り欠き93との間の部分であって、左右の第7折曲線87と左右の第9折曲線89との間の部分に形成されている。
【0066】
この結果、第3保持部43および第4保持部44は、底壁部20から第2連結部26を介して設けられている。なお、第4保持部44の中間の左右の第8折曲線88は、第4保持部44の中間を若干下側に凹ませるためのものである(
図6を参照)。なお、この左右の第8折曲線88を必ずしも設ける必要は、無い。
【0067】
そして、第1側壁部21の裏側部分210の左側には、接着代部28が、上下の第1折曲線71を介して形成されている。
【0068】
(折り畳み状態の袋収納箱1の説明)
図7に示す展開状態の袋収納箱1は、以下のようにして、
図8、
図9に示すように、折り畳まれる。
【0069】
まず、上下の第2折曲線72において、上下の第2折曲線72から右側の部分を、上下の第2折曲線72から左側の部分の表面の上に折り畳む。それと同時に、上下の第5折曲線75において、第3側壁部23の裏側部分230を、接着代部28の裏面の下に折り畳む。
【0070】
つぎに、接着代部28の裏面と第3側壁部23の裏側部分230の表面とを接着する。それと同時に、第1側壁部21の裏側部分210(第1連結部25および第2載置部32の下側部分を除いた部分)の表面と第1側壁部21の表側部分211の左右のほぼ直線の第3切線97から上側の部分の裏面とを接着する。
【0071】
この結果、
図7に示す展開状態の袋収納箱1は、
図8、
図9に示す折り畳み状態の袋収納箱1に、折り畳まれる。
【0072】
(実施形態1にかかる袋収納箱1の組立の説明)
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、以上のごとき構成からなり、かつ、以上のごとき製造加工を経て、
図8、
図9に示すように、折り畳まれた状態で、製造される。以下、この実施形態1にかかる袋収納箱1を使用するに際して、この実施形態1にかかる袋収納箱1を組み立てる手順(組立手順)について、
図10~
図14を参照して説明する。
【0073】
(
図10に示す組立手順の説明)
まず、上下の第1折曲線71および上下の第4折曲線74において、第3側壁部23を、実線矢印に示すように、第1側壁部21に向けて折り込む。つぎに、上下の第2折曲線72の下半分の部分および上下の第3折曲線73において、第4側壁部24を、実線矢印に示すように、第1側壁部21から折り出す。それから、上下の第3折曲線73および上下の第5折曲線75の下半分の部分において、第2側壁部22を、実線矢印に示すように、第1側壁部21から折り出す。
【0074】
(
図11に示す組立手順の説明)
まず、左右の第1折曲線81において、底壁部20の第1部分201を、実線矢印に示すように、第1側壁部21に対して、ほぼ直角に折り曲げる。それと同時に、左右の第9折曲線89において、第2連結部26および第3保持部43を、第4保持部44に対して、ほぼ直角に折り曲げる。
【0075】
つぎに、左右の第2折曲線82において、底壁部20の第2部分202を、実線矢印に示すように、第4側壁部24に対して、ほぼ直角に折り曲げる。それと同時に、左右の第4折曲線84において、底壁部20の第4部分204を、実線矢印に示すように、第3側壁部23(
図11においては、図示されていない)に対して、ほぼ直角に折り曲げる。それから、左右の第3折曲線83において、底壁部20の第3部分203を、実線矢印に示すように、第2側壁部22に対して、ほぼ直角に折り曲げる。
【0076】
ここで、底壁部20の第3部分203の左右の差込片部を、底壁部20の第1部分201と底壁部20の第2部分202および第4部分204との間の隙間に差し込む。この結果、
図12に示すように、底壁部20の第1部分201、第2部分202、第3部分203および第4部分204により、載置部3(第1載置部31)が形成される。
【0077】
(
図12に示す組立手順の説明)
まず、第2連結部26および第3保持部43を、実線矢印方向に、押し込む。なお、第2連結部26および第3保持部43に押し込み力を作用させる箇所は、左右の第9折曲線89の近傍であって、
図11および
図12中の楕円にて図示する。
【0078】
この結果、左右の第10折曲線80において、第2連結部26および第3保持部43が、底壁部20の第1部分201に対して、ほぼ直角に折り曲がる。それと同時に、左右の第7折曲線87において、第4保持部44が、第1側壁部21に対して、ほぼ直角に折り曲がる。また、左右の第9折曲線89において、第2連結部26および第3保持部43と第4保持部44とが、相互にほぼ直角に折り曲がる。
【0079】
(
図13に示す組立手順の説明)
まず、上下の第1切線95および上下の第2切線96において、第1連結部25および第2載置部32を、第1側壁部21から切り離す。それと同時に、左右の第6折曲線86において、第1連結部25および第2載置部32を、第1側壁部21に対して、折り曲げる。
【0080】
つぎに、左右の第5折曲線85において、第2載置部32を、第1連結部25に対して、折り曲げる。それと同時に、差込凸部27(
図13中の黒三角形を参照)を、左右の差込スリット90(
図13中の白三角形を参照)に、差し込む。
【0081】
この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、
図1~
図6に示すように、組み立てられる。
【0082】
(実施形態1にかかる袋収納箱1の作用の説明)
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について、
図1~
図6、
図14~
図21を参照して説明する。なお、
図14、
図18においては、2種類の袋61、62を示すが、
図15~
図17、
図19~
図21においては、1種類の袋61を示す。
【0083】
この作用において、使用されるトング65は、先端で物を挟む通常のトングである。トング65の基端(図示せず)は、2つ折りされていて、トング65の先端は、弾性力(ばね力)により適宜の寸法で開いている。そして、トング65の先端を、弾性力に抗して、閉じることにより物(図示せず。この例では、揚げ物などの食品)を挟むことができ、また、弾性力によって、開くことにより物を離すことができる。
【0084】
まず、
図1~
図6に示すように、組み立てた袋収納箱1を、載置面10上に載置させる。この時、袋収納箱1の載置部3(第1載置部31および第2載置部32)が、載置面10上に載置する。
【0085】
つぎに、
図14、
図18に示すように、袋収納箱1の本体部2中に、複種類(この例では、2種類)の袋61、62を、フラットの状態で複数枚束ねて収納させる。すなわち、袋61、62は、口63、64が袋収納箱1(本体部2)の第1開口部11および第2開口部12側に向けられた状態で、袋収納箱1中に収納されている。
【0086】
ここで、第1袋61は、保持部4の第4保持部44の上面に載置されている。第2袋62は、本体部2の底壁部20(載置部3の第1載置部)の上面に載置されている。
【0087】
この時、袋61、62の少なくとも口63、64の部分が、袋収納箱1(本体部2)の第1開口部11(第2開口部12を含む)において、露出している。また、袋61、62は、保持部4(第1保持部41、第2保持部42、第3保持部43および第4保持部44)により、載置面10に対して、傾斜した状態で保持されている。
【0088】
それから、
図15、
図19に示すように、一方の手(図示せず)でトング65を持って、トング65の先端を閉じた状態で袋61の口63の付近の部分(以下、「口63の部分」と称する)に当てる。トング65を介して、袋61の口63の部分を、束ごと、後側に撓ませて、前側の1枚の袋61の口63を若干開ける。この時、第1保持部41と兼用の支え部5(第1側壁部21の第1開口部11および第2開口部12の縁部)は、袋61の口63の部分を支える。この結果、トング65を使用して袋61の口63が、開け易くなる。
【0089】
つづけて、
図16、
図20に示すように、トング65の先端を袋61の口63から袋61の中に挿入させる。それと同時に、トング65を若干開いて袋61の口63を若干開ける。この時、袋61の若干開いた口63がフラットの状態に戻ろうとする、力の作用により、袋61はトング65に保持される。
【0090】
そして、
図17、
図21に示すように、トング65を介して、前側の1枚の袋61を、袋61の束から、実線矢印方向に取り出す。この結果、口63が開いた状態で、袋61は、袋収納箱1(本体部2)の第2開口部12(第1開口部11を含む)から、取り出される。
【0091】
以上のようにして、取り出した袋61を、他方の手(図示せず)で持ち、口63が開いた状態を保ちながら、トング65を袋61から取り出す。このトング65を使って、食品を、他方の手で持っている袋61の中に、開いている口63から入れる。
【0092】
このようにして、店員は、トング65を使用して、店員の手が袋61の口63付近を触れることなく、食品を袋61の中に入れることができる。
【0093】
なお、トング65を袋61の口63に挿入させる位置、および、トング65を介して袋61の口63を開く大きさなどは、
図15~
図17、
図19~
図21に示す以外の位置および大きさであっても良い。
【0094】
(実施形態1にかかる袋収納箱1の効果の説明)
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
【0095】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0096】
すなわち、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第1開口部11により、袋61、62の口63、64の部分を、本体部2から露出させることができる。これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65の先端を、第1開口部11を通して、袋61、62の口63、64の部分に当てることができる。
【0097】
また、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、支え部5により、袋61、62の口63、64の部分を撓ませて口63、64を開く時に、口63、64の部分を支えることができる。これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65の先端を使って、袋61、62の口63、64を開けることができる。しかも、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65の先端を、開けた口63、64から袋61、62の中に挿入させることができる。
【0098】
さらに、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第2開口部12により、トング65を使って、口63、64が開いたままの状態で、袋61、62を第2開口部12を通して本体部2から取り出すことができる。
【0099】
以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋収納箱1から袋61、62を取り出してから袋61、62の中に食品を入れるまでの間の店員の行為において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れないようなことが無い。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0100】
しかも、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、保持部4により、袋61、62を、載置面10に対して、傾斜させて保持することができる。これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、袋61、62の口63、64を容易に開き、かつ、口63、64が開いたままの状態で、袋61、62を本体部2から容易に取り出すことができる。
【0101】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、フラットの状態で複数枚束ねられている袋61、62を備える、ものであるから、袋61、62を本体2中に簡単に収納させることができる。
【0102】
特に、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、本体部2が底壁部20と側壁部21、22、23、24とから構成されている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋61、62のフラット面が載置面10に対して垂直もしくはほぼ垂直に立てた状態において、袋61、62を収納することができる。
【0103】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋61、62の取り出し方向が載置面10に対して垂直もしくはほぼ垂直となる、ものである。このため、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋61、62を取り出す作業スペースが載置面10に対して垂直方向もしくはほぼ垂直方向にある、場合において適している。
【0104】
また、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、載置部3を構成する底壁部20が長方形形状をなし、側壁部21、22、23、24が底壁部20の4辺にそれぞれ設けられている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、載置面10に対する載置スペースを小さくできるので、載置面10が狭い、場合において適している。
【0105】
さらに、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第1側壁部21の高さが第2側壁部22の高さより高く、また、第3側壁部23の高さが第4側壁部24の高さより高い。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋61、62の口63、64の部分を露出させる第1開口部11と、口63、64が開いた状態で袋61、62を本体部2から取り出す第2開口部12とを、側壁21、22、23、24の底壁部20に対して反対側に、設けることができる。
【0106】
さらにまた、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第1側壁部21が底壁部20の長辺に第2側壁部22に対して反対側に傾斜させた状態で立てて設けられている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第1側壁部21の傾斜に沿って、袋61、62を傾斜させた状態で収納する、ことができる。これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、袋61、62の口63、64を開き、かつ、口63、64が開いたままの状態で、袋61、62を取り出すことができる。
【0107】
さらにまた、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、保持部4が袋61、62を第3側壁部23から第4側壁部24にかけて底壁部20に対して反対側に傾斜させた状態で保持する、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことができる。
【0108】
さらにまた、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、保持部4の一部分が第1側壁部21であって、保持部4の一部分と支え部5とが兼用であるから、構造や組み立てが簡単である、袋収納箱である。
【0109】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、本体部2、載置部3および保持部4を、備え、本体部2に、第1開口部11、第2開口部12および支え部5を、設けた、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことができる。
【0110】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売における店員の行為、すなわち、袋収納箱1から袋61、62を取り出す行為から、袋61、62の中に食品を入れる行為まで、の間において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れるようなことが無い。以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0111】
しかも、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、本体部2が底壁部20と側壁部21、22、23、24とから構成されていて、また、載置部3が少なくとも底壁部20から構成されていて、さらに、保持部4が少なくとも側壁部21、22、23、24の一部から構成されていて、さらにまた、第1開口部11および第2開口部12が側壁部21、22、23、24の底壁部20側に対して反対側に設けられていて、さらにまた、支え部5が側壁部21、22、23、24の底壁部20側に対して反対側の一部分に設けられている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことが確実にできる。
【0112】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売における店員の行為、すなわち、袋収納箱1から袋61、62を取り出す行為から、袋61、62の中に食品を入れる行為まで、の間において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れるようなことが確実に無い。以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0113】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、底壁部20が長方形形状をなし、また、側壁部が底壁部20の長辺に立てて設けられた第1側壁部21および第2側壁部22と底壁部20の短辺に立てて設けられた第3側壁部23および第4側壁部24とからなり、さらに、第1側壁部21の高さが第2側壁部22の高さより高く、かつ、第3側壁部23の高さが第4側壁部24の高さより高く、さらにまた、保持部4が少なくとも第1側壁部21から構成されていて、さらにまた、支え部5が第1側壁部21の底壁部20側に対して反対側の一部分に設けられている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことがさらに確実にできる。
【0114】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売における店員の行為、すなわち、袋収納箱1から袋61、62を取り出す行為から、袋61、62の中に食品を入れる行為まで、の間において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れるようなことがさらに確実に無い。以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0115】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、第1側壁部21が底壁部20の長辺に第2側壁部22に対して反対側に傾斜させた状態で立てて設けられている、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことがさらに確実にできる。
【0116】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売における店員の行為、すなわち、袋収納箱1から袋61、62を取り出す行為から、袋61、62の中に食品を入れる行為まで、の間において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れるようなことがさらに確実に無い。以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0117】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、保持部4が袋61、62を第3側壁部23から第4側壁部24にかけて底壁部20に対して反対側に傾斜させた状態で保持する、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、トング65を使って、1枚の袋61、62を、袋61、62の口63、64を開けかつ開けたままの状態で、本体部2から取り出すことがさらに確実にできる。
【0118】
これにより、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売における店員の行為、すなわち、袋収納箱1から袋61、62を取り出す行為から、袋61、62の中に食品を入れる行為まで、の間において、店員の手が袋61、62の口63、64付近を触れるようなことがさらに確実に無い。以上から、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0119】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、保持部4の一部分が第1側壁部21であって、保持部4の一部分と支え部5とが兼用である、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、構造が簡単であるから、組み立てが簡単となり、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0120】
この実施形態1にかかる袋収納箱1は、フラットの状態で複数枚束ねられている袋61、62を備える、ものである。この結果、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、袋61、62として、食品を包装するのに適した材質の袋を使用することにより、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0121】
特に、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、大きさが異なる2種類の袋61、62を1つに集約して収納することができる。また、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、大きさが異なる2種類の袋61、62以外に、大きさが異なる3種類以上の袋を1つに集約して収納することができる。さらに、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、大きさが異なる2種類の袋61、62以外に、形状が異なる2種類以上の袋を1つに集約して収納することができる。さらにまた、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、大きさと形状とが異なる2種類以上の袋を1つに集約して収納することができる。すなわち、この実施形態1にかかる袋収納箱1は、収納する袋について特に限定しない。
【0122】
(実施形態2にかかる袋収納箱1Aの構成の説明)
図22~
図36は、この発明にかかる袋収納箱の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aの構成について説明する。図中、
図1~
図21と同符号は、同一の物を示す。
図22、
図28、
図33において、符号「U」は「上」、符号「D」は「下」、符号「F」は「前」、符号「B」は「後」、符号「L」は「左」、符号「R」は「右」である。すなわち、
図22の袋収納箱1Aの斜視図(袋収納箱1Aを斜め上から斜め下を見た図)、
図28の袋収納箱1Aの平面図(袋収納箱1Aを上から下を見た図)および
図33の袋収納箱1Aの側面図(袋収納箱1Aを右から左を見た図)を基準とする。
【0123】
(袋収納箱1Aの説明)
図に示すように、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、本体部2Aと、載置部3Aと、保持部4Aと、支え部5A、50Aと、ガイド部51Aと、を備える。袋収納箱1Aは、袋61を収納する。袋収納箱1Aは、載置面10上に載置される。袋収納箱1Aは、前記の実施形態1の袋収納箱1と同様に、紙の平板からなる。
【0124】
(袋61の説明)
この実施形態2の袋61は、前記の実施形態1の袋61を使用する。なお、袋は、前記の実施形態1の袋62やその他の袋を使用しても良い。
【0125】
(本体部2Aの説明)
本体部2Aは、袋収納箱1Aであって、上側の天壁部24Aおよび下側の底壁部20Aと、側壁部21A、22A、23Aと、から構成されている。
【0126】
天壁部24Aは、上から見て上下に若干長いほぼ長方形形状であって、上右角の一部分が切り取られた形状をなす。底壁部20は、上から見て上下に若干長い長方形形状をなす。側壁部21A、22A、23Aは、天壁部24Aの3辺および底壁部20Aの3辺に、ほぼ直角に折り曲げられて設けられている。側壁部21A、22A、23Aは、天壁部24Aと底壁部20Aとの間に配置されている。
【0127】
側壁部は、第1側壁部21A、第2側壁部22Aおよび第3側壁部23A、からなる。第1側壁部21Aは、天壁部24Aの左辺および底壁部20Aの左辺に、設けられている左側の側壁部である。第2側壁部22Aは、天壁部24Aの後辺および底壁部20Aの後辺に、設けられている後側の側壁部である。第3側壁部23Aは、天壁部24Aの右辺および底壁部20Aの右辺に、設けられている右側の側壁部である。
【0128】
第1側壁部21Aの高さ、第2側壁部22Aの高さおよび第3側壁部23Aの高さは、同等である。第1側壁部21Aの長さは、第3側壁部23Aの長さよりも、天壁部24Aの上右角の一部分が切り取られて分長い。
【0129】
第1側壁部21Aは、左から見て前後に長いほぼ長方形形状をなす。第2側壁部22Aは、後から見て左右に細長いほぼ長方形形状をなす。第3側壁部23Aは、右から見て前後に長いほぼ長方形形状をなす。
【0130】
第3側壁部23Aの天壁部24A側の部分には、切取部分25Aが設けられている。
【0131】
(載置部3Aの説明)
載置部3Aは、本体部2Aに設けられていて、本体部2Aを載置面10上に、後側から前側にかけて下側から上側に傾斜させた状態で、載置する。載置部3Aは、底壁部20Aに設けられている。すなわち、載置部3Aは、底壁部20Aの前側に設けられた第1載置部31Aと、底壁部20Aの後側に設けられた第2載置部32Aとから、構成されている。
【0132】
第1載置部31Aは、前側板部33Aと、後側板部34Aと、からなる。第2載置部32Aは、底壁部20Aの後側の縁と第2側壁部22Aの下側の縁とが交差する角部からなる。
【0133】
(保持部4Aの説明)
保持部4Aは、本体部2Aに設けられていて、袋61を、載置面10に対して、傾斜させて保持する。すなわち、
図34に示すように、袋61は、右から見て、後側から前側にかけて、下側から上側に傾斜した状態に、保持される。保持部4Aは、第1保持部41Aと、第2保持部42Aとから、構成されている。
【0134】
図33~
図36に示すように、第1保持部41Aは、底壁部20Aから第1載置部31Aの前側板部33Aおよび後側板部34Aを介して設けられている。第1保持部41Aは、底壁部20Aから上側に突出している。第1保持部41Aは、袋61の口63側の部分を、下側から保持する。
【0135】
図29に示すように、第2保持部42Aは、第2側壁部22Aの内面に設けられている。第2保持部42Aは、袋61の口63に対して反対側の部分を、後側から保持する。
【0136】
(支え部5A、50Aの説明)
図33~
図36に示すように、支え部5A、50Aは、本体部2Aに設けられていて、袋61の口63の部分(以下、「口63部分」と称する)を撓ませて口63を開く時に、口63部分を支える。支え部は、第1支え部51Aと、第2支え部52Aと、から構成されている。
【0137】
第1支え部5Aは、第1保持部41Aと同様に、底壁部20Aから第1載置部31Aの前側板部33Aおよび後側板部34Aを介して設けられている。この結果、第1支え部5Aと第1保持部41Aとは、兼用である。第2支え部50Aは、底壁部20Aから円弧形状に突出して設けられている。
【0138】
(第1開口部11Aおよび第2開口部12Aの説明)
図33~
図36に示すように、本体部2Aには、第1開口部11Aおよび第2開口部12Aが設けられている。第1開口部11Aは、袋61の少なくとも口63部分が露出する、開口部である。第2開口部12Aは、口63が開いた状態で、袋61が本体部2Aから取り出される、開口部である。
【0139】
第1開口部11Aは、天壁部24Aと底壁部20Aとの間であって、第1側壁部21Aと第3側壁部23Aとの間に、設けられている。第2開口部12Aは、天壁部24Aと底壁部20Aとの間であって、天壁部24Aと第3側壁部23Aとの間に、設けられている。
【0140】
(ガイド部51Aの説明)
図22、
図33に示すように、ガイド部51Aは、底壁部20Aと第3側壁部23Aとの間に設けられている。ガイド部51Aは、第2開口部12Aに臨んでいる。ガイド部51Aは、袋61を、底壁部20Aから第3側壁部23Aにかけて底壁部20Aに対して反対側に傾斜させた状態で、ガイドする。
【0141】
すなわち、ガイド部51Aは、袋61を、左側から右側の第2開口部12Aにかけて、下側から上側に傾斜させた状態で、ガイドする。この結果、ガイド部51Aのガイドにより、本体部2A中の袋61を、第2開口部12Aから、容易に取り出すことができる。
【0142】
(実施形態2にかかる袋収納箱1Aの製造加工の説明)
この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、以上のごとき構成からなり、以下、その製造加工について、
図23~
図26を参照して説明する。
図23は、展開状態の袋収納箱1Aを示す説明図(展開図)である。
図24は、折り畳み状態の袋収納箱1Aを示す説明図(正面図、表面図)である。
図25は、折り畳み状態の袋収納箱1Aを示す説明図(背面図、裏面図)である。
図26は、折り畳み状態の袋収納箱1Aを示す斜視図であって、袋収納箱1Aを斜め上から見た状態を示す斜視図である。
【0143】
以下の説明において、「表面」とは、
図23における紙面であり、「裏面」とは、
図23における紙面の反対側の面であり、「上下」とは、
図23における紙面の上下であり、「左右」とは、
図23における紙面の左右である。また、以下の説明において、「表側」とは、表面側であり、「裏側」とは、裏面側である。
【0144】
まず、
図23に示すように、原板(図示せず)をプレス機などにより打ち抜き加工して、展開状態の袋収納箱1Aを製造する。つぎに、
図24、
図25、
図26に示すように、展開状態の袋収納箱1Aを折曲線に沿って折り曲げ、それと同時に、接着部分を接着して、折り畳み状態の袋収納箱1Aを製造する。この結果、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aが、製造加工される。
【0145】
(展開状態の袋収納箱1Aの説明)
図23に示すように、展開状態の袋収納箱1には、上下の第1折曲線71A、上下の第2折曲線72A、上下の第3折曲線73A、上下の第4折曲線74A、上下の第5折曲線75A、上下の第6折曲線76A(以下、「上下の折曲線71A~76A」と称する)が、それぞれ、直線状に設けられている。
【0146】
また、展開状態の袋収納箱1Aには、2本の上下のジグザグ形状の切取線77Aが、平行に設けられている。
【0147】
さらに、展開状態の袋収納箱1Aには、左右の第1折曲線81A、左右の第2折曲線82A、左右の第3折曲線83A、左右の第4折曲線84A、左右の第5折曲線85A、左右の第6折曲線86A(以下、「左右の折曲線81A~86A」と称する)が、それぞれ、直線状に設けられている。
【0148】
さらにまた、展開状態の袋収納箱1Aには、斜めの第1折曲線87A、斜めの第2折曲線88A(以下、「斜めの折曲線87A、88A」と称する)が、それぞれ、直線状に設けられている。
【0149】
上下の折曲線71A~76A、左右の折曲線81A~86Aおよび斜めの折曲線87A、88Aは、ミシン目(
図23中の破線を参照)、凹み、スリット(
図23中の実線を参照)、その他の手段を、1つもしくは複数組み合わせてなる。
【0150】
さらに、展開状態の袋収納箱1Aには、左右の直線状の差込スリット9Aと、円弧形状の切線90Aが、それぞれ、設けられている(
図23中の実線を参照)。
【0151】
(展開状態の袋収納箱1の各部の説明)
図23に示すように、展開状態の袋収納箱1Aには、前記の構成の各部が、形成されている。すなわち、第1載置部31Aの前側板部33Aは、左右の第2折曲線82Aおよび切線90Aから上側の部分に形成されている。第1載置部31Aの後側板部34Aは、左右の第1折曲線81Aから上側の部分に形成されている。
【0152】
兼用の第1保持部41Aおよび第1支え部5Aは、第1載置部31Aの後側板部34Aの上側の縁から上側の部分に形成されている。第2支え部50Aは、切線90Aから下側の部分であって、切線90Aに囲まれている部分に形成されている。
【0153】
第2側壁部22Aの第1部分221Aは、左右の第3折曲線83Aから下側の部分に形成されている。第2側壁部22Aの第2部分222Aは、左右の第4折曲線843Aから下側の部分に形成されている。第2側壁部22Aの第3部分223Aは、左右の第5折曲線853Aから下側の部分に形成されている。第2側壁部22Aの第4部分224Aは、左右の第6折曲線86Aから下側の部分に形成されている。
【0154】
第2側壁部22Aの第1部分221Aの左側には、接着代部26Aが、斜めの第1折曲線87Aを介して形成されている。第2側壁部22Aの第3部分223Aの左側には、接着代部27Aが、斜めの第2折曲線88Aを介して形成されている。
【0155】
第1側壁部21Aは、上下の第1折曲線71Aと上下の第2折曲線72Aとの間の部分であって、左右の第4折曲線84Aから上側の部分に形成されている。底壁部20Aは、上下の第2折曲線72Aと上下の第3折曲線73Aとの間の部分であって、左右の第3折曲線83Aから上側の部分に形成されている。
【0156】
ガイド部51Aの第1部分511Aは、上下の第3折曲線73Aと上下の第4折曲線74Aとの間の部分に形成されている。ガイド部51Aの第2部分512Aは、上下の第4折曲線74Aと上下の第5折曲線75Aとの間の部分に形成されている。ガイド部51Aの第3部分513Aは、上下の第5折曲線75Aと上下の第6折曲線76Aとの間の部分に形成されている。ガイド部51Aの第4部分514Aは、上下の第6折曲線76Aから右側の部分に形成されている。
【0157】
天壁部24Aは、上下の第1折曲線71Aと右側の上下の切取線77Aとの間の部分であって、左右の第5折曲線85Aから上側の部分に形成されている。切取部分25Aは、2本の上下の切取線77Aの間の部分に形成されている。第3側壁部23Aは、左側の上下の切取線77Aから左側の部分に形成されている。なお、切取部分25Aは、第3側壁部23Aの一部分(天壁部24A側であって、右側の部分)を形成する。
【0158】
(折り畳み状態の袋収納箱1Aの説明)
図7に示す展開状態の袋収納箱1Aは、以下のようにして、
図24、
図25、
図26に示すように、折り畳まれる。
【0159】
まず、上下の第4折曲線74Aにおいて、上下の第4折曲線74Aから右側の部分(ガイド部51Aの第2部分512A、第3部分513Aおよび第4部分514A)を、上下の第4折曲線74Aから左側の部分(底壁部20Aおよびガイド部51Aの第1部分511A)の表面の上に折り畳む。ガイド部51Aの第4部分514Aの表面と底壁部20Aの表面とを接着する。
【0160】
つぎに、左右の第3折曲線83A、左右の第4折曲線84A、左右の第5折曲線85Aおよび左右の第6折曲線86A(以下、「第3折曲線83A~第6折曲線86A」と称する)において、第3折曲線83A~第6折曲線86Aから下側の部分(第2側壁部22A。すなわち、第1部分221A、第2部分222A、第3部分223Aおよび第4部分224A)を、第3折曲線83A~第6折曲線86Aから上側の部分(底壁部20A、第1側壁部21A、天壁部24A、切取部分25Aおよび第3側壁部23A)の表面の上に折り畳む。
【0161】
同様に、斜めの第1折曲線87Aにおいて、接着代部26Aを第2側壁部22Aの第1部分221Aの裏面の上に折り曲げる。また、斜めの第2折曲線88Aにおいて、接着代部27Aを第2側壁部22Aの第3部分223Aの裏面の上に折り曲げる。
【0162】
つづけて、上下の第2折曲線72Aにおいて、上下の第2折曲線72Aから左側の部分(第1側壁部21A、天壁部24A、切取部分25Aおよび第3側壁部23A)を、上下の第2折曲線72Aから右側の部分(底壁部20Aおよびガイド部51A)の表面の上に折り畳む。それと同時に、右側の上下の切取線77Aにおいて、切取部分25Aおよび第3側壁部23Aを、ガイド部51Aの第1部分511Aの裏面の下に折り畳む。
【0163】
それから、接着代部26Aの表面と第2側壁部22Aの第2部分222Aの裏面とを接着する。接着代部27Aの表面と第2側壁部22Aの第4部分224Aの裏面とを接着する。ガイド部51Aの第1部分511Aの裏面と第3側壁部23Aの表面とを接着する。
【0164】
この結果、
図23に示す展開状態の袋収納箱1Aは、
図24、
図25、
図26に示す折り畳み状態の袋収納箱1Aに、折り畳まれる。
【0165】
(実施形態2にかかる袋収納箱1Aの組立の説明)
この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、以上のごとき構成からなり、かつ、以上のごとき製造加工を経て、
図24、
図25、
図26に示すように、折り畳まれた状態で、製造される。以下、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aを使用するに際して、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aを組み立てる手順(組立手順)について、
図22、
図26、
図27、
図28、
図33を参照して説明する。
【0166】
まず、
図26に示す折り畳まれた状態の袋収納箱1Aの上下の第1折曲線71A、上下の第2折曲線72A、上下の第3折曲線73Aおよび右側の上下の切取線77Aにおいて、第1側壁部21Aと第3側壁部23Aとを、底壁部20Aと天壁部24Aに対して、それぞれ、直角に折り曲げる。
【0167】
同時に、第3折曲線83A~第6折曲線86A、斜めの第1折曲線87Aおよび第2折曲線88Aにおいて、第2側壁部22Aおよび接着代部26A、27Aを、底壁部20A、第1側壁部21A、第3側壁部23Aおよび天壁部24Aに対して、それぞれ、直角に折り曲げる。これにより、袋収納箱1Aは、
図27に示すように、組み立てられる。
【0168】
つぎに、左右の第1折曲線81A、左右の第2折曲線82Aおよび切線90Aにおいて、第1載置部31Aの前側板部33Aおよび後側板部34Aと、兼用の第1保持部41Aおよび第1支え部5Aとを、底壁部20Aおよび第2支え部50Aに対して、裏面側に折り曲げる。
【0169】
それから、兼用の第1保持部41Aおよび第1支え部5Aを、底壁部20Aの差込スリット9A中に差し込んで、底壁部20Aから天壁部24A側に突出させる。また、2本の切取線77Aの間の切取部分25Aを、
図25、
図27中の矢印方向に、切り取る。これにより、袋収納箱1Aは、
図22、
図28、
図33に示すように、組み立てられて、使用に供される。
【0170】
(実施形態2にかかる袋収納箱1Aの作用の説明)
この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について、
図22、
図28~
図36を参照して説明する。なお、載置面10は、
図33~
図36に図示し、
図22、
図28~
図32において、省略する。
【0171】
まず、
図22、
図28、
図33に示すように、組み立てた袋収納箱1Aを、載置面10上に載置させる。この時、袋収納箱1Aの載置部3A(第1載置部31Aおよび第2載置部32A)が、載置面10上に載置する。
【0172】
つぎに、
図29、
図34に示すように、袋収納箱1Aの本体部2A中に、袋61を、フラットの状態で複数枚束ねて収納させる。すなわち、袋61は、口63が袋収納箱1A(本体部2A)の第1開口部11A側に向けられた状態で、袋収納箱1A中に収納されている。
【0173】
この時、袋61の少なくとも口63の部分が、袋収納箱1A(本体部2A)の第1開口部11Aにおいて、露出している。また、袋61は、保持部4A(第1保持部41Aおよび第2保持部42)および第2支え部50Aにより、載置面10に対して、傾斜した状態で保持されている。
【0174】
それから、
図30、
図35に示すように、一方の手(図示せず)でトング65を持って、トング65の先端を閉じた状態で袋61の口63の部分に当てる。トング65を介して、袋61の口63の部分を、束ごと、下側に撓ませて、上側の1枚の袋61の口63を若干開ける。この時、第1保持部41Aと兼用の第1支え部5Aおよび第2支え部50Aは、袋61の口63の部分を支える。この結果、トング65を使用して袋61の口63が、開け易くなる。
【0175】
つづけて、
図31、
図36に示すように、トング65の先端を袋61の口63から袋61の中に挿入させる。それと同時に、トング65を若干開いて袋61の口63を若干開ける。この時、袋61の若干開いた口63がフラットの状態に戻ろうとする、力の作用により、袋61はトング65に保持される。
【0176】
そして、
図32に示すように、トング65を介して、上側の1枚の袋61を、袋61の束から、実線矢印方向に取り出す。この結果、口63が開いた状態で、袋61は、袋収納箱1A(本体部2A)の第2開口部12Aから、取り出される。
【0177】
以上のようにして、取り出した袋61を、他方の手(図示せず)で持ち、口63が開いた状態を保ちながら、トング65を袋61から取り出す。このトング65を使って、食品を、他方の手で持っている袋61の中に、開いている口63から入れる。
【0178】
このようにして、店員は、トング65を使用して、店員の手が袋61の口63付近を触れることなく、食品を袋61の中に入れることができる。
【0179】
なお、トング65を袋61の口63に挿入させる位置、および、トング65を介して袋61の口63を開く大きさなどは、
図30~
図32、
図35、
図36に示す以外の位置および大きさであっても良い。
【0180】
(実施形態2にかかる袋収納箱1Aの効果の説明)
この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
【0181】
この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、以上のごとき構成、作用からなるので、前記の実施形態1にかかる袋収納箱1と同様に、食品の店頭販売場において使用するのに適している。
【0182】
特に、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、本体部2Aが天壁部24A、底壁部20Aおよび側壁部21A、22A、23Aから構成されている、ものである。この結果、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、袋61のフラット面が載置面10に対して平行もしくはほぼ平行に横にした状態において、袋61を収納することができる。
【0183】
これにより、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、袋61の取り出し方向が載置面10に対して平行もしくはほぼ平行となる、ものである。このため、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、袋61を取り出す作業スペースが載置面10に対して平行方向もしくはほぼ平行方向にある、場合において適している。
【0184】
また、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、天壁部24Aおよび底壁部20Aが四角形形状をなし、側壁部21A、22A、23Aが天壁部24Aの3辺および底壁部20Aの3辺にそれぞれ設けられている、ものである。この結果、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、本体部2Aの上側のスペースを小さくできるので、本体部2Aの上側のスペースが狭い、場合において適している。
【0185】
さらに、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、底壁部20Aと第3側壁部23Aとの間に設けたガイド部51Aにより、袋61を傾斜させた状態でガイドすることができる。この結果、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、トング65を使って、袋61の口63を開き、かつ、口63が開いたままの状態で、袋61を取り出すことができる。
【0186】
さらにまた、この実施形態2にかかる袋収納箱1Aは、保持部4Aの一部分の第1保持部41Aと支え部5Aとが兼用であるから、構造や組み立てが簡単である、袋収納箱である。
【0187】
(実施形態1、2以外の例の説明)
以上、この発明にかかる実施形態1、2について説明したが、この発明は、上記した実施形態1、2に限定されることはなく、これ以外にも種々変形可能である。たとえば、袋収納箱1、1Aの形状は、前記の実施形態1、2の形状以外の形状であっても良い。
【0188】
前記の実施形態1においては、大きさが異なる2種類の袋61、62を1つに集約して収納させて使用する例について説明するものである。しかしながら、この発明においては、大きさや形状が異なる2種類以上の袋を1つに集約して収納させて使用しても良い。すなわち、この発明においては、使用する袋の大きさや形状は、特に限定されずに任意である。
【符号の説明】
【0189】
1 袋収納箱
10 載置面
11 第1開口部
12 第2開口部
2 本体部
20 底壁部
201 第1部分
202 第2部分
203 第3部分
204 第4部分
21 第1側壁部(側壁部)
210 裏側部分
211 表側部分
22 第2側壁部(側壁部)
23 第3側壁部(側壁部)
230 裏側部分
231 表側部分
24 第4側壁部(側壁部)
25 第1連結部
26 第2連結部
27 差込凸部
28 接着代部
3 載置部
31 第1載置部(底壁部20)
32 第2載置部
4 保持部
41 第1保持部(第1側壁部21)
42 第2保持部(第3側壁部23)
43 第3保持部
44 第4保持部
5 支え部(第1側壁部21の一部分)
61 袋(第1袋)
62 袋(第2袋)
63、64 口
65 トング
71 上下の第1折曲線
72 上下の第2折曲線
73 上下の第3折曲線
74 上下の第4折曲線
75 上下の第5折曲線
81 左右の第1折曲線
82 左右の第2折曲線
83 左右の第3折曲線
84 左右の第4折曲線
85 左右の第5折曲線
86 左右の第6折曲線
87 左右の第7折曲線
88 左右の第8折曲線
89 左右の第9折曲線
80 左右の第10折曲線
90 左右の差込スリット
91 上下の第1切り欠き
92 上下の第2切り欠き
93 逆凹形の第3切り欠き
94 左右の第4切り欠き
95 上下の第1切線
96 上下の第2切線
97 左右の第3切線
1A 袋収納箱
11A 第1開口部
12A 第2開口部
2A 本体部
20A 底壁部
21A 第1側壁部(側壁部)
22A 第2側壁部(側壁部)
221A 第1部分
222A 第2部分
233A 第3部分
224A 第4部分
23A 第3側壁部(側壁部)
24A 天壁部
25A 切取部分
26A 接着代部
27A 接着代部
3A 載置部
31A 第1載置部
32A 第2載置部
33A 前側部分
34A 後側部分
4A 保持部
41A 第1保持部
42A 第2保持部
5A 第1支え部
50A 第2支え部
51A ガイド部
511A 第1部分
512A 第2部分
513A 第3部分
514A 第4部分
71A 上下の第1折曲線
72A 上下の第2折曲線
73A 上下の第3折曲線
74A 上下の第4折曲線
75A 上下の第5折曲線
76A 上下の第6折曲線
77A 切取線
81A 左右の第1折曲線
82A 左右の第2折曲線
83A 左右の第3折曲線
84A 左右の第4折曲線
85A 左右の第5折曲線
86A 左右の第6折曲線
87A 斜めの第1折曲線
88A 斜めの第2折曲線
9A 左右の差込スリット
90A 切線
B 後
D 下
F 前
L 左
R 右
U 上