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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-29
(45)【発行日】2023-04-06
(54)【発明の名称】アンテナ取付具付バレーボール用ネット
(51)【国際特許分類】
   A63B 61/00 20060101AFI20230330BHJP
【FI】
A63B61/00 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023030580
(22)【出願日】2023-02-28
【審査請求日】2023-03-01
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515255238
【氏名又は名称】有限会社 進藤製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100166073
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 秀治
(72)【発明者】
【氏名】進藤 充啓
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-55857(JP,A)
【文献】実開昭59-44471(JP,U)
【文献】特開2000-225222(JP,A)
【文献】韓国登録実用新案第20-0461475(KR,Y1)
【文献】実開昭61-24068(JP,U)
【文献】米国特許第7097575(US,B1)
【文献】米国特許第5954308(US,A)
【文献】米国特許第3940139(US,A)
【文献】登録実用新案第3165715(JP,U)
【文献】特開2006-34938(JP,A)
【文献】米国特許第6830522(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 61/00-61/04
A63B 71/02-71/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネット本体と上端側白帯と下端側白帯とからなるバレーボール用ネットと、
該バレーボール用ネットにアンテナを取り付けるためのバレーボールアンテナ取付具とからなる、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネットであって、
前記バレーボール用ネットには、上端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられていると共に、下端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられ、
前記バレーボールアンテナ取付具が、少なくとも上部及び下部の2カ所でアンテナを保持するアンテナ保持体と、該アンテナ保持体の側面と一体化して、バレーボール用ネットに二つ折り状態で固定可能な取付帯体とからなり、
該二つ折り状態の取付帯体の内側面において、上端側白帯対応位置の両面および下端側白帯対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられると共に、上部、中間部、下部の対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【請求項2】
ネット本体と上端側白帯と下端側白帯とからなるバレーボール用ネットと、
該バレーボール用ネットにアンテナを取り付けるためのバレーボールアンテナ取付具とからなる、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネットであって、
前記バレーボール用ネットには、上端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられていると共に、下端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられ、
前記バレーボールアンテナ取付具が、上部、中間部及び下部の3カ所でアンテナを保持するアンテナ保持体と、該アンテナ保持体の側面と一体化して、バレーボール用ネットに二つ折り状態で固定可能な取付帯体とからなり、
該二つ折り状態の取付帯体の内側面において、上端側白帯対応位置の両面および下端側白帯対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられると共に、上部、中間部、下部の対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられており、
該取付帯体は、帯体本体の上端側に、折返帯が一体となって形成されたものであり、
該帯体本体の外側面の上部、中間部、下部のアンテナ保持体側の外側面には、横巻固定体が補強取付体によって取り付けられ、
該横巻固定体には、表面に一方の面ファスナーが取り付けられ、裏面に他方の面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【請求項3】
前記帯体本体の下端側には、折返帯の下部と重なる長さの固定片が、折り返し可能に接続されており、
該固定片の裏面には、折返帯の下端部の外側面に設けた面ファスナーと組み合う面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のバレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ取付具付バレーボール用ネットに関し、詳細にはバレーボールの競技を行う際に必要なバレーボール用のネットと、バレーボールアンテナの取付具が一体となった、アンテナ取付具付バレーボール用ネットに関する。
【背景技術】
【0002】
バレーボール用のネットに取り付けるバレーボールアンテナ取付具として、特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
該特許文献1に記載のバレーボールアンテナ取付具は、図1に示すとおり、上端側が開放した袋状のアンテナ収納体(2)と、該アンテナ収納体(2)の側部に連続して形成された帯体(3)とを有し、該帯体(3)の上端側には、ネット挟持片(4)がネット(1)を挟み込み可能に接続されており、該帯体(3)の下端側には、該帯体(3)と同程度の幅で前記ネット挟持片(4)の下部と重なる長さの固定片(5)が、折り返し可能に接続されており、該帯体(3)のネット挟持片(4)との接触面である内側面には、帯体用面ファスナーのループ面(62)が取り付けられ、前記ネット挟持片(4)の帯体(3)との接触面である内側面には、帯体用面ファスナーのフック面(61)が取り付けられ、前記帯体(3)には、前記アンテナ収納体(2)を巻き込んで帯体(3)の横方向に巻き付く横巻固定体(8)が取り付けられ、該横巻固定体(8)は、一方の面に横巻固定体用面ファスナーのループ面(92)が取り付けられ、他方の面に横巻固定体用面ファスナーのフック面(91)が取り付けられたものである。
【0004】
該バレーボールアンテナ取付具を、バレーボール用ネットに設置する手順は、次のとおりである。
【0005】
アンテナ収納体にアンテナを差し込むことで収納したバレーボールアンテナ取付具を、バレーボール用ネットに近づけ、ネット挟持片を反対側に投げ込み、ネットを帯体とネット挟持片とで挟み込む。
この際、帯体がバレーボールコートのラインと直線状になるように意識することで、アンテナを垂直にすることが容易となる。
【0006】
そして、帯体固定用面ファスナーのフック面と帯体固定用面ファスナーのループ面とを合わせることで固定する。
また、固定片を折り返し、固定片用面ファスナーのフック面と固定片用面ファスナーとを合わせる。
さらに、各横巻固定体を、帯体及びアンテナ収納体の外周の横方向に巻きつけ、横巻固定体用面ファスナーのループ面に、横巻固定体用面ファスナーのフック面を合わせて固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特許登録第6908321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載のバレーボールアンテナ取付具は、バレーボール用ネットに取り付ける際に、高い位置にあるネット上部での作業が多くなるので、踏台や踏台代わりの椅子等を使用する他に、一人が他の人を肩車する等の必要があり、取り付け作業が大変であった。
また、片付けの際も、バレーボール用ネットからバレーボールアンテナ取付具を外す作業が必要なので、手間を要していた。
さらに、使用に際して、強烈なボールがネットに当たるため、横巻固定体を、帯体及びアンテナ収納体の外周の横方向に巻きつけて固定していても、まれにズレが生じる場合があった。
【0009】
したがって、本発明の解決しようとする課題は、取り付け取り外し作業が簡単で手間がかからず、使用に際して全くズレが生じることがない手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
【0011】
第1に、
ネット本体と上端側白帯と下端側白帯とからなるバレーボール用ネットと、
該バレーボール用ネットにアンテナを取り付けるためのバレーボールアンテナ取付具とからなる、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネットであって、
前記バレーボール用ネットには、上端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられていると共に、下端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられ、
前記バレーボールアンテナ取付具が、少なくとも上部及び下部の2カ所でアンテナを保持するアンテナ保持体と、該アンテナ保持体の側面と一体化して、バレーボール用ネットに二つ折り状態で固定可能な取付帯体とからなり、
該二つ折り状態の取付帯体の内側面において、上端側白帯対応位置の両面および下端側白帯対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられると共に、上部、中間部、下部の対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【0012】
第2に、
ネット本体と上端側白帯と下端側白帯とからなるバレーボール用ネットと、
該バレーボール用ネットにアンテナを取り付けるためのバレーボールアンテナ取付具とからなる、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネットであって、
前記バレーボール用ネットには、上端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられていると共に、下端側白帯のアンテナ取付位置の両面に面ファスナーが取り付けられ、
前記バレーボールアンテナ取付具が、上部、中間部及び下部の3カ所でアンテナを保持するアンテナ保持体と、該アンテナ保持体の側面と一体化して、バレーボール用ネットに二つ折り状態で固定可能な取付帯体とからなり、
該二つ折り状態の取付帯体の内側面において、上端側白帯対応位置の両面および下端側白帯対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられると共に、上部、中間部、下部の対応位置の両面に、各々面ファスナーが取り付けられており、
該取付帯体は、帯体本体の上端側に、折返帯が一体となって形成されたものであり、
該帯体本体の外側面の上部、中間部、下部のアンテナ保持体側の外側面には、該アンテナ保持体を巻き込んで取付帯体の横方向に巻き付く横巻固定体が、補強取付体によって取り付けられ、
該横巻固定体には、表面に一方の面ファスナーが取り付けられ、裏面に他方の面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【0013】
第3に、
前記帯体本体の下端側には、帯体本体と同程度の幅で折返帯の下部と重なる長さの固定片が、折り返し可能に接続されており、
該固定片の裏面には、折返帯の下端部の外側面に設けた面ファスナーと組み合う面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする、前記第1または第2に記載のバレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネット。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0015】
本発明のアンテナ取付具付バレーボール用ネットによれば、衝撃を特に受ける上端側白帯と下端側白帯の両面を含む、上部、中間部、下部で、対応する面ファスナー同士がくっつくことで、バレーボールアンテナ取付具がバレーボール用ネットに強固に固定されているので、使用中にズレたりすることが全くない。
【0016】
特に、アンテナ保持体を巻き込んで取付帯体の横方向に巻き付く横巻固定体を、補強取付体によって取り付けたものは、より強固に固定される。
加えて、帯体本体の下端側には固定片を設けたものは、下端側において2重で面ファスナー同士がくっついた状態となるので、さらに強固に固定されることになる。
【0017】
本発明のアンテナ取付具付バレーボール用ネットは、バレーボール用ネットにバレーボールアンテナ取付具が強固に固定された状態を維持するので、使用後は、アンテナを引き抜くだけで、従来と同様のネットの取り外し手順で片付けの作業が完了する。
取り付けの際も、従来の取付手順と同様の手順でネットを設置してから、アンテナの上端側を上部アンテナ保持体に通した後に、下端側を下部アンテナ保持体に差し込むだけで、作業台等を使うことなく安全にアンテナの取付作業が完了する。
すなわち、本発明のアンテナ取付具付バレーボール用ネットは、取り付け取り外し作業が簡単で手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係るアンテナ取付具付バレーボール用ネットの一実施例の使用状態を示す説明図である。
図2】本発明に係るバレーボール用ネットの説明図である。
図3】本発明に係るバレーボールアンテナ取付具の二つ折り状態の説明図である。
図4】本発明に係るバレーボールアンテナ取付具の開いた状態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略される場合がある。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であることから、本発明は該当形態に限定されるものではない。
また、本実施例に係るアンテナ取付具付バレーボール用ネットは、あくまでも構造の一例を示すものであり、バレーボールの競技におけるルールを考慮したものではない。
【0020】
図1に示すように、本実施例に係るアンテナ取付具付バレーボール用ネットは、ネット本体11と上端側白帯12と下端側白帯13とからなるバレーボール用ネット1と、バレーボールアンテナ取付具2とを備えている。
【0021】
バレーボール用ネット1には、図2中の(A)に示すように、上端側白帯12のアンテナ取付位置に、面ファスナー12aが取り付けられ、下端側白帯13のアンテナ取付位置に、面ファスナー13aが取り付けられている。
また、図2中の(B)に示すように、反対面側において、上端側白帯12のアンテナ取付位置に面ファスナー12bが取り付けられ、下端側白帯13のアンテナ取付位置に面ファスナー13bが取り付けられている。
図2中、符号6は支柱、符号7は支柱6にバレーボール用ネット1を引っ張った状態で取り付けるための張紐である。
【0022】
図1に示すように、バレーボールアンテナ取付具2は、バレーボール用ネット1にアンテナ5を取り付けるためのものである。
該バレーボールアンテナ取付具1は、上部、中間部及び下部の3カ所において、各々、上部アンテナ保持体31、中間部アンテナ保持体32、下部アンテナ保持体33によりアンテナ5を保持するアンテナ保持体3と、該アンテナ保持体3の側面と一体化して、バレーボール用ネット1を挟み込んで、二つ折り状態で固定可能な取付帯体4とで構成されている。
【0023】
上部アンテナ保持体31及び中間部アンテナ保持体32は、アンテナ5を通すことができるように貫通している。
下部アンテナ保持体33は、下端側が閉じており、アンテナ5を差し入れた際に、該アンテナ5を保持するものである。
【0024】
二つ折り状態の取付帯体4の内側面において、上端側白帯12の対応位置の両面および下端側白帯13対応位置の両面に、各々面ファスナー(12a,12b)(13a,13b)が取り付けられると共に、上部、中間部、下部の対応位置の両面に、各々面ファスナー(41b,41c,41d)(42d,42c,42b)が取り付けられている。
【0025】
取付帯体4は、帯体本体41の上端側に、折返帯42が一体となって形成されたものである。
帯体本体41の外側面の上部、中間部、下部のアンテナ保持体3側の外側面には、該アンテナ保持体3を巻き込んで取付帯体41の横方向に巻き付く横巻固定体412が、補強片(図示は省略)と共に補強取付体411によって取り付けられている。
【0026】
横巻固定体412には、表面に一方の面ファスナー412a(図3及び図4中の(A)参照)が取り付けられ、裏面に他方の面ファスナー412b(図3及び図4中の(B)参照)が取り付けられている。
【0027】
図4に示すように、帯体本体41の下端側には、帯体本体41と同程度の幅で折返帯42の下部と重なる長さの固定片413が、折り返し可能に接続されている。
固定片413の裏面には、折返帯42の下端部の外側面に設けた面ファスナー42a(図4中の(A)参照)と組み合う面ファスナー413aが取り付けられている(図4中の(B)参照)。
【0028】
次に、上記のアンテナ取付具付バレーボール用ネットの使い方について説明する。
【0029】
上記のアンテナ取付具付バレーボール用ネットは、まず、ボレーボール用ネット1に、バレーボールアンテナ取付具2を初回は取り付ける。
【0030】
初回の取り付けの際は、バレーボール用コートに、まず、バレーボール用ネット1を通常の手順で張る。
バレーボール用ネット1を張り終えたら、バレーボールアンテナ取付具2をバレーボール用ネット1に取り付ける。
【0031】
取り付けの際は、バレーボールアンテナ取付具2の折返帯42を開き、バレーボール用ネット1に被せ、帯体本体41を所定の位置に合わせて、上端側白帯12の面ファスナー12abに面ファスナー41aをくっつけ、下端側白帯13の面ファスナー13aに面ファスナー41dをくっつける。
すると、帯体本体1が固定されるので、折返帯42を帯体本体1の反対面に降ろし、帯体本体1の内面側の面ファスナーと、折返帯42の内面側の面ファスナー同士をくっつける。
【0032】
すなわち、面ファスナー41bに面ファスナー42dを、面ファスナー41cに面ファスナー42cを、面ファスナー41dに面ファスナー42bをくっつける。
さらに、固定片413を折り返し、面ファスナー42aに面ファスナー413aをくっつける。
【0033】
ここで、アンテナ5の取り付けは、アンテナ5の上端側を上部アンテナ保持体31に通して貫通させた後に、アンテナ5を下から突き上げるようにして、高くあげる。
その後、アンテナ5の下端側を中間部アンテナ保持体32に通した後で、下部アンテナ保持体33に差し込む。
すると、作業台等を使うことなく、安全にアンテナ5の取付作業が完了する。
【0034】
アンテナ5の取り付けが完了したら、各横巻固定体412を用いて、上部アンテナ保持体31、中間部アンテナ保持体32、下部アンテナ保持体33と共にアンテナ5も一緒に巻き込み、最後に面ファスナー412aに面ファスナー412bをくっつけることでしっかりと固定する。
【0035】
取り外しの際は、各横巻固定体412を解いてアンテナ5を取り外すだけで、バレーボール用ネット1からバレーボールアンテナ取付具2を外す必要はない。
取り外したバレーボール用ネット1は、丸めて小さく収納するが、丸める際に、バレーボールアンテナ取付具2が目印となるので、容易に丸めることができる。
【0036】
次回に使用する際は、通常のネットを張るのと同等の作業で、バレーボールアンテナ取付具2と共に、バレーボール用ネット1の取り付けも完了する。
【0037】
使用に際して、衝撃を特に受ける上端側白帯と下端側白帯の両面を含む、上部、中間部、下部で、対応する面ファスナー同士がくっつくことで、バレーボールアンテナ取付具がバレーボール用ネットに強固に固定されているので、使用中にズレたりすることが全くない。
特に、練習中にスパイク等によりボールが上端側白帯に強く当たっても、上端側白帯部分が直接面ファスナーによって固定されているので、使用中にズレなくなる。
また、アンテナ保持体を巻き込んで取付帯体の横方向に巻き付く横巻固定体を、補強取付体によって取り付けたものは、より強固に固定される。
加えて、帯体本体の下端側には固定片を設けたものは、下端側において2重で面ファスナー同士がくっついた状態となるので、さらに強固に固定されることになる。
【0038】
練習終了後は、バレーボール用ネット1にバレーボールアンテナ取付具2が強固に固定された状態を維持するので、アンテナ5を引き抜いた後は、従来と同様のネットの取り外し手順で片付け作業が完了する。
取り付けの際も、従来の取付手順と同様の手順でネットを設置してから、アンテナの上端側を上部アンテナ保持体に通した後に、下端側を下部アンテナ保持体に差し込むだけで、作業台等を使うことなく、安全にアンテナの取付作業が完了するので、取り付け取り外し作業が簡単で手間がかからない。
【符号の説明】
【0039】
1 バレーボール用ネット
2 バレーボールアンテナ取付具
3 アンテナ保持体
4 取付帯体
5 アンテナ
6 支柱
7 張紐
11 ネット本体
12 上端側白帯
12a 面ファスナー
12b 面ファスナー
13 下端側白帯
13a 面ファスナー
13b 面ファスナー
31 上部アンテナ保持体
32 中間部アンテナ保持体
33 下部アンテナ保持体
41 帯体本体
42 折返帯
42a 面ファスナー
42b 面ファスナー
42c 面ファスナー
411 補強取付体
412 横巻固定体
412a 面ファスナー
412b 面ファスナー
413 固定片
413a 面ファスナー
【要約】
【課題】 取り付け取り外し作業が簡単で手間がかからず、使用に際して全くズレが生じることがない、バレーボールアンテナ取付具付バレーボール用ネットを提供する。
【解決手段】 ネット本体11と上端側白帯12と下端側白帯13とからなるバレーボール用ネット1と、バレーボールアンテナ取付具2とを備え、上端側白帯12のアンテナ取付位置に面ファスナー12aが取り付けられていると共に、下端側白帯13のアンテナ取付位置に面ファスナー13aが取り付けられ、該バレーボールアンテナ取付具1が、上部、中間部及び下部の3カ所でアンテナを保持するアンテナ保持体3と、該アンテナ保持体3の側面と一体化して、バレーボール用ネット1を挟み込んで、二つ折り状態で固定可能な取付帯体4とで構成されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4