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特許7253285ポンプ組立体及び内容物排出機能付き容器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-29
(45)【発行日】2023-04-06
(54)【発明の名称】ポンプ組立体及び内容物排出機能付き容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20230330BHJP
   B05B 11/00 20230101ALI20230330BHJP
   F04B 9/14 20060101ALI20230330BHJP
【FI】
B65D47/34 110
B65D47/34 BRL
B65D47/34 BSF
B05B11/00 101J
F04B9/14 B
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021540855
(86)(22)【出願日】2020-01-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-04
(86)【国際出願番号】 CN2020071433
(87)【国際公開番号】W WO2020147659
(87)【国際公開日】2020-07-23
【審査請求日】2021-09-09
(31)【優先権主張番号】201910036365.2
(32)【優先日】2019-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521309938
【氏名又は名称】▲興▼必盛塑▲業▼(南通)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118924
【弁理士】
【氏名又は名称】廣幸 正樹
(72)【発明者】
【氏名】朱▲偉▼
【審査官】佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-131275(JP,A)
【文献】特開平10-128177(JP,A)
【文献】特開2000-128216(JP,A)
【文献】特開平10-318125(JP,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-2010-0007472(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/34
B05B 11/00
F04B 9/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体(91)に装着するのに適し、ポンプ本体(1)及び押し棒(2)を備えるポンプ組立体であって、前記押し棒(2)は、棒本体(20)及びピストン部(21)を有し、前記ポンプ本体(1)は、第1チェンバー(1a)を有し、
前記棒本体(20)は、前記第1チェンバー(1a)に摺動可能に内挿されるとともに、一端が前記第1チェンバー(1a)から延出され、前記ピストン部(21)は、前記棒本体(20)に接続されて前記第1チェンバー(1a)に位置することにより、前記第1チェンバー(1a)内に第1ガスチェンバー(12a)と第2ガスチェンバー(12b)とを仕切り、前記第1ガスチェンバー(12a)及び前記第2ガスチェンバー(12b)には気体のみが充填され、
記第1ガスチェンバー(12a)内の気圧と前記第2ガスチェンバー(12b)内の気圧との合力によって、前記ピストン部(21)を跳ね返、前記棒本体(20)を跳ね返させて前記棒本体(20)を再度押圧されるのに適した状態にすることを特徴とするポンプ組立体。
【請求項2】
前記第1ガスチェンバー(12a)及び/又は前記第2ガスチェンバー(12b)は、密閉チェンバーであることを特徴とする請求項1に記載のポンプ組立体。
【請求項3】
前記第1ガスチェンバー(12a)は、密閉チェンバーであり、前記ポンプ本体(1)は、前記第2ガスチェンバー(12b)に連通する導気通路(111a)をさらに有し、前記第2ガスチェンバー(12b)は、前記導気通路(111a)を介してガスを排出又は吸入することを特徴とする請求項1に記載のポンプ組立体。
【請求項4】
前記ポンプ本体(1)は、外ケース(11)および内ケース(12)を備え、
前記外ケース(11)は、前記内ケース(12)を囲み、前記内ケース(12)の内壁は、前記第1チェンバー(1a)を限定し、前記ピストン部(21)は、前記内ケース(12)の内壁に摺動可能に係合され、前記内ケース(12)には、前記第1チェンバー(1a)に連通する第1逃げ孔(121a)が開口され、前記棒本体(20)は、前記第1逃げ孔(121a)に摺動可能に内挿され、
前記内ケース(12)の外壁は、前記外ケース(11)の内壁面に面接触して係合され、前記外ケース(11)の内壁は、前記導気通路(111a)を形成するように凹んでいることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項5】
前記内ケース(12)は、前記第1チェンバー(1a)を限定する頂壁(121)および側壁(122)を有し、
前記ピストン部(21)は、前記側壁(122)の内壁に摺動して係合され、前記側壁(122)の外壁は、前記外ケース(11)の内壁面に面接触して係合され、前記頂壁(121)は、前記第1逃げ孔(121a)を有することを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項6】
前記ポンプ本体(1)は、装着孔(13a)を有するシールリング(13)と、第2逃げ孔(14a)を有する圧蓋(14)と、をさらに備え、
前記内ケース(12)は、前記頂壁(121)の外壁に突出して設けられ前記第1逃げ孔(121a)を取り囲む環壁(123)をさらに有し、前記環壁(123)は、前記第1逃げ孔(121a)に連通する収容チェンバー(123a)を限定し、
前記シールリング(13)は、前記収容チェンバー(123a)内に設けられ、前記装着孔(13a)は、前記棒本体(20)と軸孔係合され、前記棒本体(20)は、前記第2逃げ孔(14a)に摺動可能に内挿され、
前記圧蓋(14)は、前記外ケース(11)に接続して前記シールリング(13)を前記頂壁(121)に押付けることにより、前記シールリング(13)が前記第1逃げ孔(121a)と前記棒本体(20)との間の隙間をシールすることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項7】
前記ポンプ本体(1)は、ピストン(15)をさらに備え、前記外ケース(11)は、第1ケース部(111)及び第2ケース部(112)を有し、前記第1ケース部(111)は、前記内ケース(12)を囲み、前記内ケース(12)の外壁は、前記第1ケース部(111)の内壁面に面接触して係合され、前記第1ケース部(111)の内壁は、前記導気通路(111a)を形成するように凹んでおり、前記第2ケース部(112)の内壁は、第2チェンバー(1b)を限定し、
前記ピストン(15)は、前記第2チェンバー(1b)に設けられるとともに、前記第2ケース部(112)の内壁に摺動して係合され、前記棒本体(20)の他端は、前記第2チェンバー(1b)に伸び、前記棒本体(20)は、前記ピストン(15)を前記第2チェンバー(1b)内で摺動駆動するためのものであることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項8】
前記ポンプ本体(1)は、弁体(16)をさらに備え、前記第2ケース部(112)は、前記第2チェンバー(1b)に連通する開口(112a)を有し、前記弁体(16)は、前記第2チェンバー(1b)が前記開口(112a)を介して前記容器本体(91)内の内容物(800)を一方向に吸入することを許容するように前記開口(112a)を覆って設けられることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項9】
前記ピストン(15)は、貫通孔(15a)を有し、前記棒本体(20)は、前記棒本体(20)を貫通する排出通路(20a)を有し、
前記排出通路(20a)は、前記貫通孔(15a)に連通され、前記ピストン(15)は、前記第2チェンバー(1b)内の内容物(800)を前記貫通孔(15a)に圧入し、前記排出通路(20a)を介して前記第2チェンバー(1b)から排出するためのものであることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項10】
前記ポンプ本体(1)は、前記棒本体(20)に接続される導流部(171)と、前記第2チェンバー(1b)に設けられるベース部(172)とを有するベース(17)をさらに備え、
前記導流部(171)は、一端が前記排出通路(20a)に連通し他端が前記貫通孔(15a)に連通する導流通路(171a)を有し、
前記ピストン(15)は、前記棒本体(20)に摺動可能に設けられ、前記ピストン(15)は、前記棒本体(20)上を前記ベース部(172)から離れる方向に摺動して前記ベース部(172)から離間することにより、前記貫通孔(15a)を開放でき、前記ピストン(15)は、前記棒本体(20)上を前記ベース部(172)に近づく方向に摺動して前記ベース部(172)へ当接することにより、前記貫通孔(15a)を閉塞できることを特徴とする請求項に記載のポンプ組立体。
【請求項11】
容器本体(91)を備える容器であって、前記容器は、請求項1~10の何れか1項に記載のポンプ組立体(90)をさらに備え、前記ポンプ組立体(90)は、前記容器本体(91)に取付けられ、前記容器本体内の内容物(800)を排出するためのものであることを特徴とする内容物排出機能付き容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ組立体及び内容物排出機能付き容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
内容物排出機能付き容器は、化粧品、シャンプー、洗剤又は薬品等の内容物を入れた瓶のように、日常生活においてよく使用されている。このような内容物排出機能付き容器は、容器本体と、ポンプ組立体と、ヘッドキャップと、延伸管とを備える。
【0003】
容器本体は、内容物を追加するための液体追加口を有し、ポンプ組立体は、この液体追加口に着脱可能に内挿されるポンプ本体と、ポンプ本体に取付けられ、上端がこのポンプ本体から突出する押し棒と、を備え、ヘッドキャップは、押し棒の上端に取付けられる。延伸管は、一端がポンプ本体に接続され、他端が内容物の液面の下方に延伸されている。
【0004】
ヘッドキャップは、利用者によって押圧されて押し棒をポンプ本体に対して押し下げるように作動させることにより、ポンプ本体に残された内容物を押し棒及びヘッドキャップ内部の通路を介してこのポンプ本体から排出することができるようにするためのものである。押し棒を所定の位置まで押し下げた後には、押し棒が再度押圧されるのに適するように押し棒を跳ね返させる必要があり、押し棒は、その跳ね返し過程で、ポンプ本体を駆動して延伸管により容器本体内の内容物を吸入することができる。従来技術では、ポンプ本体内にバネが設けられており、押し棒が押し下げ過程でバネを押圧し、外力が撤去された後、バネが押し棒を跳ね返させることができる。上述のようなバネを有するポンプ組立体の作動原理については、中国特許文献CN105517914Aにおける記載を参照することができる。
【0005】
従来技術では、バネは金属製であり、ポンプ組立体においてバネを除く他の部分はいずれもプラスチック製であるため、ポンプ組立体をゴミとして回収利用することが困難になる。殆どの国のゴミ回収基準では、プラスチックと金属とを分離して回収することが要求されているが、上記ポンプ組立体をゴミとして回収する場合、バネがポンプ本体の内部に密着して取付けられて取出しにくいため、従来技術のポンプ組立体が回収利用しにくく、廃棄物として廃棄されるしかない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】中国特許出願公開CN105517914A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、回収利用しやすい利点を有するポンプ組立体を提供する目的とする。
本発明は、さらに、上記ポンプ組立体を備える内容物排出機能付き容器を提供する目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するためのポンプ組立体は、容器本体に装着するのに適し、ポンプ本体及び押し棒を備えるポンプ組立体であって、前記押し棒は、棒本体及びピストン部を有し、前記ポンプ本体は、第1チェンバーを有し、
前記棒本体は、前記第1チェンバーに摺動可能に内挿されるとともに、一端が前記第1チェンバーから延出され、前記ピストン部は、前記棒本体に接続されて前記第1チェンバーに位置することにより、前記第1チェンバー内に第1ガスチェンバーと第2ガスチェンバーとを仕切り、前記第1ガスチェンバー及び前記第2ガスチェンバーには気体のみが充填され、
記第1ガスチェンバー内の気圧と前記第2ガスチェンバー内の気圧との合力によって、前記ピストン部を跳ね返、前記棒本体を跳ね返させて前記棒本体を再度押圧されるのに適した状態にする。
一実施例において、前記第1ガスチェンバー及び/又は前記第2ガスチェンバーは、密閉チェンバーである。
【0009】
一実施例において、前記第1ガスチェンバーは、密閉チェンバーであり、前記ポンプ本体は、前記第2ガスチェンバーに連通する導気通路をさらに有し、前記第2ガスチェンバーは、前記導気通路を介してガスを排出又は吸入する。
【0010】
一実施例において、前記ポンプ本体は、外ケースおよび内ケースを備え、
前記外ケースは、前記内ケースを囲み、前記内ケースの内壁は、前記第1チェンバーを限定し、前記ピストン部は、前記内ケースの内壁に摺動可能に係合され、前記内ケースには、前記第1チェンバーに連通する第1逃げ孔が開口され、前記棒本体は、前記第1逃げ孔に摺動可能に内挿され、
前記内ケースの外壁は、前記外ケースの内壁面に面接触して係合され、前記外ケースの内壁は、前記導気通路を形成するように凹んでいる。
【0011】
一実施例において、前記内ケースは、前記第1チェンバーを限定する頂壁および側壁を有し、
前記ピストン部は、前記側壁の内壁に摺動して係合され、前記側壁の外壁は、前記外ケースの内壁面に面接触して係合され、前記頂壁は、前記第1逃げ孔を有する。
【0012】
一実施例において、前記ポンプ本体は、装着孔を有するシールリングと、第2逃げ孔を有する圧蓋と、をさらに備え、
前記内ケースは、前記頂壁の外壁に突出して設けられ前記第1逃げ孔を取り囲む環壁をさらに有し、前記環壁は、前記第1逃げ孔に連通する収容チェンバーを限定し、
前記シールリングは、前記収容チェンバー内に設けられ、前記装着孔は、前記棒本体と軸孔係合され、前記棒本体は、前記第2逃げ孔に摺動可能に内挿され、
前記圧蓋は、前記外ケースに接続されて前記シールリングを前記頂壁に押付けることにより、前記シールリングが前記第1逃げ孔と前記棒本体との間の隙間をシールする。
【0013】
一実施例において、前記ポンプ本体は、ピストンをさらに備え、前記外ケースは、第1ケース部及び第2ケース部を有し、前記第1ケース部は、前記内ケースを囲み、前記内ケースの外壁は、前記第1ケース部の内壁面に面接触して係合され、前記第1ケース部の内壁は、前記導気通路を形成するように凹んでおり、前記第2ケース部の内壁は、第2チェンバーを限定し、
前記ピストンは、前記第2チェンバーに設けられるとともに、前記第2ケース部の内壁に摺動して係合され、前記棒本体の他端は、前記第2チェンバーに伸び、前記棒本体は、前記ピストンを前記第2チェンバー内で摺動駆動するためのものである。
【0014】
一実施例において、前記ポンプ本体は、弁体をさらに備え、前記第2ケース部は、前記第2チェンバーに連通する開口を有し、前記弁体は、前記第2チェンバーが前記開口を介して前記容器本体内の内容物を一方向に吸入することを許容するように前記開口を覆って設けられる。
【0015】
一実施例において、前記ピストンは、貫通孔を有し、前記棒本体は、前記棒本体を貫通する排出通路を有し、
前記排出通路は、前記貫通孔に連通され、前記ピストンは、前記第2チェンバー内の内容物を前記貫通孔に圧入し、前記排出通路を介して前記第2チェンバーから排出するためのものである。
【0016】
一実施例において、前記ポンプ本体は、前記棒本体に接続される導流部と、前記第2チェンバーに設けられるベース部とを有するベースをさらに備え、
前記導流部は、一端が前記排出通路に連通し他端が前記貫通孔に連通する導流通路を有し、
前記ピストンは、前記棒本体に摺動可能に設けられ、前記ピストンは、前記棒本体上を前記ベース部から離れる方向に摺動して前記ベース部から離間することにより、前記貫通孔を開放でき、前記ピストンは、前記棒本体上を前記ベース部に近づく方向に摺動して前記ベース部へ当接することにより、前記貫通孔を閉塞できる。
【0017】
上記目的を達成するための内容物排出機能付き容器は、容器本体を備える容器であって、前記容器は、前記ポンプ組立体をさらに備え、前記ポンプ組立体は、前記容器本体に取付けられ、前記容器本体内の内容物を排出するためのものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明の有益効果は、以下の通りであり、即ち、本発明によるポンプ組立体において、ピストン部は、第1ガスチェンバー内の気圧と第2ガスチェンバー内の気圧との合力によって跳ね返すことにより棒本体を跳ね返させることができるので、棒本体を跳ね返させるためのバネをポンプ本体に設ける必要がないため、ポンプ組立体の全体をプラスチック製とすることができ、金属材料の混入がなく、ポンプ組立体の回収利用が容易になる。本発明による内容物排出機能付き容器は、上記ポンプ組立体を備える。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の上記および他の特徴、性質、および利点は、添付図面および実施例に関連する以下の説明によってさらに明らかになる。
図1】ポンプ組立体の正面図である。
図2】ポンプ組立体のA-A方向の断面図である。
図3】ポンプ組立体の分解図である。
図4】内ケースの模式図である。
図5】内ケースの正面図である。
図6】内ケースのB-B方向の断面図である。
図7】外ケースの模式図である。
図8】外ケースの正面図である。
図9】外ケースのC-C方向の断面図である。
図10】シールリングの模式図である。
図11】圧蓋の模式図である。
図12】圧蓋の断面図である。
図13】ピストンの正面図である。
図14】ピストンの断面図である。
図15】弁体の模式図である。
図16】弁体の断面図である。
図17】押し棒の模式図である。
図18】押し棒の正面図である。
図19】押し棒のD-D方向の断面図である。
図20】ベースの模式図である。
図21】ベースの正面図である。
図22】ベースのE-E方向の断面図である。
図23A】ヘッドキャップの正面図である。
図23B】ヘッドキャップの断面図である。
図24A】1本の導気通路を示す外ケースの模式図である。
図24B】2本の導気通路を示す外ケースの上面図である。
図24C】外ケース及び内ケースが装着された後の断面図である。
図24D図24CにおけるRでの拡大図である。
図24E図24CにおけるSでの拡大図である。
図25】押し棒が押下初期位置にあるポンプ組立体の断面図である。
図26図25におけるFでの拡大図である。
図27】押し棒が押下中間位置にあるポンプ組立体の断面図である。
図28図27におけるGでの拡大図である。
図29】押し棒が押下終了位置にあるポンプ組立体の断面図である。
図30図29におけるHでの拡大図である。
図31】押し棒が跳ね返し中間位置にあるポンプ組立体の断面図である。
図32図31におけるJでの拡大図である。
図33図31におけるKでの拡大図である。
図34】内容物排出機能付き容器の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、具体的な実施例および図面に関連して本発明に対してさらに説明し、以下の説明において、本発明を十分に理解するようにより詳細に記載したが、本発明がこの説明と異なる他の様々な方法で実施できることは明らかであり、当業者は本発明の趣旨に違反することなく実際の適用状況に応じて類推・演繹することができるので、本発明の保護範囲をこの具体的な実施例の内容によって制限すべきではない。
【0021】
以下には、様々な相違実施の主題技術案の実施形態又は実施例が開示されている。開示を簡略化させるために、以下に各要素および配列の具体的な例を説明したが、これらは、あくまで例であり、本発明の保護範囲を制限するものではない。例えば、明細書において後に記載された第1特徴が第2特徴の上方または上側に形成されることは、第1及び第2特徴が直接連結して形成された実施形態を含んでもよいし、第1及び第2特徴が直接連結しなく第1及び第2特徴の間に追加特徴を形成する実施形態を含んでもよい。なお、これらの開示内容において、参照符号及び/又はアルファベットは、異なる例で繰り返されることがある。このような繰り返しは、簡潔や明確にさせるためのものであり、それ自体が、検討される各実施形態及び/又は構造間の関係を示すものではない。さらに、第1要素が第2要素と接続または結合されると説明される場合、該説明は、第1および第2要素が直接接続または相互結合される実施形態を含むだけでなく、第1および第2要素が間接接続または結合されるように1つまたは複数の他の介在要素を追加する実施形態も含む。
【0022】
なお、図1図34は、いずれも例示であり、比例的に描かれたものではなく、本発明が実際に請求する保護範囲を制限すべきではない。
【0023】
まず、図34を参照すると、内容物排出機能付き容器900は、容器本体91と、ポンプ組立体90と、ヘッドキャップ93と、延伸管92とを備える。
【0024】
容器本体91は、内容物800を追加するための液体追加口を有し、ポンプ組立体90は、この液体追加口に着脱可能に内挿されるポンプ本体1と、ポンプ本体1に押圧可能に取付けられ、上端がこのポンプ本体1から突出する押し棒2と、を備え、押し棒2の上端には、ヘッドキャップ93が取付けられている。延伸管92は、一端がポンプ本体1上に接続され、他端が内容物800の液面の下方に延伸されている。
【0025】
ヘッドキャップ93は、利用者によって押圧されて押し棒2をポンプ本体1に対して押し下げるように作動させることにより、ポンプ本体1に残された内容物を押し棒2及びヘッドキャップ93内部の通路を介してこのポンプ本体1から排出することができるようにするためのものである。押し棒2を所定の位置まで押し下げた後には、押し棒2が再度押圧されるのに適するように押し棒2を跳ね返させる必要があり、また、押し棒2は、その跳ね返し過程で、ポンプ本体1を駆動することで、延伸管92により容器本体91内の内容物800を吸入することができる。
【0026】
押し棒2を跳ね返させるために、図1図2図3に示すように、一実施例において、押し棒2は、棒本体20及びピストン部21を有し、ポンプ本体1は、第1チェンバー1aを有し、棒本体20は、第1チェンバー1aに摺動可能に内挿されるとともに、一端が第1チェンバー1aから延出され、ピストン部21は、棒本体20に接続されて第1チェンバー1aに位置することにより、第1チェンバー1a内に第1ガスチェンバー12aと第2ガスチェンバー12bとを仕切り、第1ガスチェンバー12a及び/又は第2ガスチェンバー12bは、密閉チェンバーであり、棒本体20は、押圧されることによりピストン部21を駆動して第1ガスチェンバー12aを引伸し第2ガスチェンバー12bを圧縮するためのものであり、ピストン部21は、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力によって跳ね返すことにより、棒本体20を跳ね返させて棒本体20を再度押圧されるのに適した状態にするためのものである。押し棒2の押し下げ及び跳ね返し過程については、以下詳細に説明する。
【0027】
第1ガスチェンバー12a及び第2ガスチェンバー12bの何れにも、ガス、例えば、空気がある。棒本体20は、押し下げ過程において、ピストン部21を第1チェンバー1a内で運動駆動させることにより、第1ガスチェンバー12aの容積を増加させる(即ち、第1ガスチェンバー12aを引伸す。)とともに、第2ガスチェンバー12bの容積を減少させる(即ち、第2ガスチェンバー12bを圧縮する。)。
【0028】
第1ガスチェンバー12a及び/又は第2ガスチェンバー12bが密閉チェンバーであることは、第1ガスチェンバー12a及び第2ガスチェンバー12bがいずれも密閉チェンバーであること、第1ガスチェンバー12aが非密閉チェンバー(例えば、大気に連通する。)であるが第2ガスチェンバーが密閉チェンバーであること、及び第1ガスチェンバー12aが密閉チェンバーであるが第2ガスチェンバー12bが非密閉チェンバー(例えば、大気に連通する。)であること、という3つの具体的な実施例を含む。
【0029】
上述の一種目の実施例では、棒本体20の押し下げに伴って、第1ガスチェンバー12a内の気圧が減少し、第2ガスチェンバー12b内の気圧が増加することにより、第1ガスチェンバー12a内の気圧が第2ガスチェンバー12b内の気圧よりも小さくなり、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力によりピストン部21が跳ね返して、棒本体20を跳ね返させることができる。本実施例では、第1ガスチェンバー12a及び第2ガスチェンバー12bは、いずれも外部とガス交流を行わない。
上述の二種目の実施例では、棒本体20の押し下げに伴って、第1ガスチェンバー12a内の気圧が常に大気の圧力に等しくなるように一定に保たされ、第2ガスチェンバー12b内の気圧が増加することにより、第1ガスチェンバー12a内の気圧が第2ガスチェンバー12b内の気圧よりも小さくなり、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力によりピストン部21が跳ね返して、棒本体20を跳ね返させることができる。本実施例では、第1ガスチェンバー12aは、外部とガス交流を行うが、第2ガスチェンバー12bは、外部とガス交流を行わない。
【0030】
上述の三種目の実施例では、棒本体20の押し下げに伴って、第1ガスチェンバー12a内の気圧が減少し、第2ガスチェンバー12b内の気圧が常に大気の圧力に等しくなるように一定に保たされることにより、第1ガスチェンバー12a内の気圧が第2ガスチェンバー12b内の気圧よりも小さくなり、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力によりピストン部21が跳ね返して、棒本体20を跳ね返させることができる。この実施例では、棒本体20を所定位置まで押し下げ易くなり、利用者の使用体験を向上させることができる。本実施例では、第2ガスチェンバー12bは、外部とガス交流を行うが、第1ガスチェンバー12aは、外部とガス交流を行わない。本実施例では、図24A、24B、24C、24D、24Eに示すように、ポンプ本体1は、第2ガスチェンバー12bに連通する導気通路111aをさらに有し、第2ガスチェンバー12bは、導気通路111aを介してガスを排出や吸入する。第2気チェンバー12Bが導気通路111aを介してガスを吸入する経路は、図24D、24Eに破線矢印で示されている。第2ガスチェンバー12bが導気通路111aを介してガスを排出する経路は、この破線矢印と逆である。この実施例では、押し棒2を押し下げるときに、第2ガスチェンバー12bから速やか且つスムーズに空気を排出することができるので、押し下げ抵抗を低減することができる。押し棒2が跳ね返すときに、12bチェンバーへ空気を速やか且つスムーズに流入させることができるので、跳ね返りがよりスムーズになる。
【0031】
上記の複数の実施例において、ピストン部21は、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力によって跳ね返すことにより棒本体20を跳ね返させることができるので、棒本体20を跳ね返させるためのバネをポンプ本体1に設ける必要がないため、ポンプ組立体90の全体をプラスチック製とすることができ、金属材料の混入がなく、ポンプ組立体90の回収利用が容易になる。
【0032】
図2を引き続き参照すると、より具体的な実施例では、ポンプ本体1は、外ケース11および内ケース12を備え、外ケース11は、内ケース12を囲み、内ケース12の内壁は、第1チェンバー1aを限定し、ピストン部21は、内ケース12の内壁に摺動して係合され、内ケース12には、第1チェンバー1aに連通する第1逃げ孔121aが開口され、棒本体20は、第1逃げ孔121aに摺動可能に内挿され、内ケース12の外壁は、外ケース11の内壁面に面接触して係合され、外ケース11の内壁は、導気通路111aを形成するように凹んでいる。このような方案によれば、上記ポンプ本体1の構造が強固になる。
【0033】
図4図5図6に示すように、内ケース12は、第1チェンバー1aを限定する頂壁121および側壁122を有し、ピストン部21は、側壁122の内壁に摺動して係合され、側壁122の外壁は、外ケース11の内壁面に面接触して係合され、頂壁121は、第1逃げ孔121aを有する。このような方案によれば、内ケース12が外ケース11にガタツキなく取付けやすくなる。
【0034】
図2、10、11、12に示すように、ポンプ本体1は、装着孔13aを有するシールリング13と、第2逃げ孔14aを有する圧蓋14とをさらに備え、内ケース12は、頂壁121の外壁に突出して設けられ第1逃げ孔121aを取り囲む環壁123をさらに有し、環壁123は、第1逃げ孔121aに連通する収容チェンバー123aを限定し、シールリング13は、収容チェンバー123a内に設けられ、装着孔13aは、棒本体20と軸孔係合され、棒本体20は、第2逃げ孔14aに摺動可能に内挿され、圧蓋14は、外ケース11に接続されてシールリング13を頂壁121に押付けることにより、シールリング13が第1逃げ孔121aと棒本体20との間の隙間をシールする。このような方案によれば、ポンプ本体1の密閉性及び強固程度を向上させることができる。
【0035】
図2、7、8、9、13、14に示すように、ポンプ本体1は、ピストン15をさらに備え、外ケース11は、第1ケース部111及び第2ケース部112を有し、第1ケース部111は、内ケース12を囲み、内ケース12の外壁は、第1ケース部111の内壁面に面接触して係合され、第1ケース部111の内壁は、導気通路111aを形成するように凹んでおり、第2ケース部112の内壁は、第2チェンバー1bを限定し、ピストン15は、第2チェンバー1bに設けられ、第2ケース部112の内壁に摺動して係合され、棒本体20の他端は、第2チェンバー1bに伸び、棒本体20は、ピストン15を第2チェンバー1b内で摺動駆動するためのものである。このような方案によれば、ポンプ本体1の構造がコンパクトになる。
【0036】
図2、15、16に示すように、ポンプ本体1は、弁体16をさらに備え、第2ケース部112は、第2チェンバー1bに連通する開口112aを有し、弁体16は、第2チェンバー1bが開口112aを介して容器本体91内の内容物800を一方向に吸入することを許容するように開口112aを覆って設けられる。弁体16は、テーパ本体160及び係止フック161を備える。テーパ本体160は、開口112aの一方側に覆って設けられ、係止フック161は、この開口112aを貫通してこの開口112aの他方側に係止されることにより、開口112aからの弁体16の脱離を防止する。開口112aは、開口112aの一方向開放機能を達成するようにテーパ本体160に係合するテーパ面を有する。
【0037】
図2、13、14、17、18、19に示すように、ピストン15は、貫通孔15aを有し、棒本体20は、棒本体20を貫通する排出通路20aを有し、排出通路20aは、貫通孔15aに連通され、ピストン15は、第2チェンバー1b内の内容物800を貫通孔15aに圧入し、排出通路20aを介して第2チェンバー1bから排出するためのものである。このような方案によれば、第2チェンバー1b内の内容物800の排出方式が提供される。
【0038】
図2、20、21、22に示すように、ポンプ本体1は、棒本体20に接続される導流部171と、第2チェンバー1bに設けられるベース部172とを有するベース17をさらに備え、導流部171は、一端が排出通路20aに連通し他端が貫通孔15aに連通する導流通路171aを有し、ピストン15は、棒本体20に摺動可能に設けられ、ピストン15は、棒本体20上をベース部172から離れる方向に摺動してベース部172から離間することにより、貫通孔15aを開放でき、ピストン15は、棒本体20上をベース部172に近づく方向に摺動してベース部172へ当接することにより、貫通孔15aを閉塞できる。
【0039】
図17、19に示すように、棒本体20は、ピストン15に接触する一端が凸柱201及びストッパ面202を有する。ストッパ面202は、凸柱201を取り囲んで設けられる。凸柱201の内壁は、排出通路20aの入口を限定し、凸柱201の外壁は、ピストン15の貫通孔15aに摺動可能に軸孔係合される。ストッパ面202は、ピストン15が凸柱201上でベース部172から離れる方向に摺動するのを制限するようにピストン15に当接するためのものである。ベース部172は、ピストン15が凸柱201上でベース部172に近づく方向に摺動するのを制限するようにピストン15に当接するためのものである。
ヘッドキャップ93の具体的な構造は、図23A、23Bに示されている。ヘッドキャップ93は、キャップ本体930及び接続部931を備える。ヘッドキャップ93の内部には、キャップ本体930と接続部931とを貫通する分配通路93aが形成されている。図34に示すように、接続部931は、押し棒2に接続される。分配通路93aは、排出通路20aに連通される。
【0040】
図25、26、27、28、29、30、31、32、34には、押し棒2の押し下げ及び跳ね返し過程が示されている。以下、第1ガスチェンバー12aが密閉チェンバーであり第2ガスチェンバー12bが導気通路111aを介して大気に連通する例を挙げて、押し棒2の押し下げ及び跳ね返し過程について説明する。
【0041】
まず、図25、26を参照すると、押し棒2は、押下初期位置にある。第1ガスチェンバー12a及び第2ガスチェンバー12b内の気圧は、同じであってもよく、いずれも大気圧であってもよい。第2チェンバー1b内には、内容物800や空気が収容され、ピストン15は、ストッパ面202から離れるとともにベース部172に当接し、貫通孔15aは、閉塞状態となる。弁体16のテーパ本体160は、開口112aのテーパ面に係合することにより、開口112aを閉塞状態とする。押し棒2は、外力を受けて押下初期位置から押し下げ始まる。
【0042】
図27、28を再び参照すると、押し棒2は、押下中間位置にある。押し棒2の押し下げに伴って、第1ガスチェンバー12a内の気圧が減少し始まり、第2ガスチェンバー12b内の気圧が大気圧に等しくなり、第1ガスチェンバー12aと第2ガスチェンバー12bとでは、気圧差が発生する。この過程において、ピストン15は、第2ケース部112の内壁の摩擦力の影響で、凸柱201上をベース部172から離れる方向に摺動してベース部172から離間することにより、貫通孔15aが開放される。弁体16のテーパ本体160は、開口112aのテーパ面に係合することにより、開口112aを閉塞状態とする。
【0043】
ピストン15は、ベース部172から離れる方向に摺動してストッパ面202に当接した後に、棒本体20によって下方へ運動駆動されることにより、第2チェンバー1b内の内容物800や空気を押圧する。貫通孔15aが開放状態にあり開口112aが閉塞状態にあるため、第2チェンバー1b内の内容物800や空気は、貫通孔15a、導流通路171a、排出通路20a及び分配通路93aの順に通過して第2チェンバー1bから排出される。第2チェンバー1b内の内容物800や空気の排出経路は、図28に破線矢印Lで示すようになっている。
【0044】
図29、30を再び参照すると、押し棒2は、押下終了位置にある。このとき、第2チェンバー1b内の内容物100や空気は、既に第2チェンバー1bから最大限に排出された。第1ガスチェンバー12a内の気圧が最小値に減少し、第1ガスチェンバー12aと第2ガスチェンバー12bとの気圧差が最大値になる。貫通孔15aは依然として開放状態にあり、且つ、開口112aは依然として閉塞状態にある。押し棒2の受けた外力が撤去された後、ピストン部21は、第1ガスチェンバー12a内の気圧と第2ガスチェンバー12b内の気圧との合力により跳ね返すことにより、押し棒2を駆動して押下終了位置から跳ね返し始めることができる。
【0045】
最後に、図31、32、33を参照すると、押し棒2は、跳返中位置にある。押し棒2の跳ね返しに伴って、第1ガスチェンバー12a内の気圧が増加し始まり、第2ガスチェンバー12b内の気圧が大気圧に等しくなり、第1ガスチェンバー12aと第2ガスチェンバー12bとでは、依然として気圧差がある。この過程において、ピストン15は、第2ケース部112の内壁の摩擦力の影響で、凸柱201上をベース部172に近づく方向に摺動してストッパ面202から離間してベース部172に当接することにより、貫通孔15aが閉塞される。弁体16のテーパ本体160は、開口112aから離間することにより、開口112aを開放状態とする。
【0046】
ピストン15は、ベース部172に近づく方向に摺動してベース部172に当接した後に、ベース部172によって上方へ運動駆動されることにより、第2チェンバー1bの容積を増大させる。貫通孔15aが閉塞状態にあり開口112aが開放状態にあるため、容器本体91内の内容物800や空気は、開口112aを介して第2チェンバー1bに吸入されることができる。容器本体91内の内容物800や空気が開口112aを介して第2チェンバー1bに入る経路は、図33に破線矢印Mで示すようになっている。
【0047】
押し棒2は、押し棒2を再度押し下げるのに適するように、図25、26に示す押下初期位置まで跳ね返すことができる。押し棒2の複数回の押圧及び跳ね返し過程において、容器本体91内の内容物800や空気が容器本体91から排出される。
【0048】
本発明は、好ましい実施例にて上記のように開示されたが、これは、本発明を限定するためのものではなく、当業者は、だれでも、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく可能な変更及び修正を行うことができ、本発明の技術案から逸脱しない内容であれば、本発明の技術的実体に基づいて上記実施例に対する如何なる修正、同等の変更及び修正も、本発明の請求の範囲に限定された保護範囲内に属する。
図1
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図24A
図24B
図24C
図24D
図24E
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