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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-29
(45)【発行日】2023-04-06
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20230330BHJP
【FI】
H01R12/71
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018155276
(22)【出願日】2018-08-22
(65)【公開番号】P2020030934
(43)【公開日】2020-02-27
【審査請求日】2021-04-21
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】権藤 大志
【審査官】高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-115487(JP,A)
【文献】特開平11-040283(JP,A)
【文献】実開昭63-082383(JP,U)
【文献】登録実用新案第3206448(JP,U)
【文献】特開2017-016897(JP,A)
【文献】米国特許第07845982(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R12/00-12/91
H01R24/00-24/86
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)各々が、コネクタ本体と、該コネクタ本体に取付けられた複数の端子とを含む左右一対の半体部と、
(b)各半体部のコネクタ本体同士が突合されて該コネクタ本体の両端に形成される本体端部に取付けられ、前記半体部同士を結合する補強金具とを備え、
(c)前記コネクタ本体の各々は、その長手方向に延在し、前記端子を保持する凸部と、該凸部の長手方向両端に接続された延長端部と、該延長端部から相手方の半体部に向けて延出する端壁部とを含み、
(d)前記本体端部の各々は、互いに突合された左右の端壁部と該端壁部が延出する左右の延長端部とを含み、
(e)前記補強金具は、前記コネクタ本体の幅方向に延在する上板と、該上板の両側縁に接続され、前記端壁部を挟持する一対の端壁挟持板と、前記上板の両端に接続され、前記延長端部を挟持する一対の延長端挟持板とを含むことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記上板は、前記端壁部の上面に対向する端壁上面覆部と、該端壁上面覆部の両端に接続され、前記延長端部の上面に対向する延長端上面覆部とを含み、前記端壁挟持板は、前記端壁部の外側面及び内側面に対向する端壁外面覆部及び端壁内面覆部を含み、前記延長端挟持板は、前記延長端上面覆部の外側端に接続され、前記延長端部の外側面に対向する脚部を含む請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記端壁部は、厚肉部と該厚肉部の下側に接続された薄肉部とを含み、前記延長端部は、厚肉部と該厚肉部の下側に接続された薄肉部とを含み、
前記本体端部に取付けられる前の補強金具において、前記端壁挟持板同士の最接近部の間隔は、前記端壁部の厚肉部に対応する箇所の外側面と内側面との間隔より狭く、前記延長端挟持板同士の最接近部の間隔は、前記延長端部の厚肉部に対応する箇所の外側面同士の間隔より狭い請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記端壁部の外側面は、厚肉部に対応する外側凸面と薄肉部に対応する外側凹面との間の段差を含み、前記端壁部の内側面は、厚肉部に対応する内側凸面と薄肉部に対応する内側凹面との間の段差を含み、前記延長端部の外側面は、厚肉部に対応する外側凸面と薄肉部に対応する外側凹面との間の段差を含む請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記補強金具は、前記端壁外面覆部、端壁内面覆部及び脚部に形成されたロック用突起であって、前記段差に係合するロック用突起を含む請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記端壁部の上面及び延長端部の上面は前記凸部の上面より凹入し、前記端壁部の外側面は前記延長端部の端面より凹入し、前記端壁部の内側面は端壁基部内側面より凹入し、前記延長端部の外側面は前記凸部の外側面より凹入し、前記上板は前記凸部の上面から突出せず、前記端壁挟持板は前記本体端部の露出側面から突出せず、前記延長端挟持板は前記凸部の外側面から突出しない請求項1~5のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のコネクタと、該コネクタと嵌合する相手方コネクタとを有するコネクタ対。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタ等のコネクタが使用されている。このようなコネクタは、一対の回路基板における相互に対向する面の各々に取付けられ、互いに嵌合して導通するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図16は従来のコネクタを示す斜視図である。
【0004】
図において、811は、図示されない回路基板に実装されるコネクタのハウジングであり、長手方向に延在する一対の細長い凸部812を有する。該凸部812には、複数の端子861がコネクタの長手方向に並んで取付けられている。
【0005】
そして、前記コネクタが図示されない相手方コネクタと嵌合すると、前記凸部812は、相手方コネクタの相手方ハウジングに形成された一対の凹溝の各々に挿入される。これにより、前記端子861は、前記凹溝内に並んで取付けられた図示されない相手方端子の各々と接触して導通する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2001-126789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、端子861がハウジング811と一体化するように形成されているので、小型化した場合、凸部812同士の間隔が狭くなり、かつ、端子861のピッチが狭くなり、製造が困難になる。通常、前記端子861は、オーバーモールド乃至インサート成形と称される成形方法によってハウジング811の一対の凸部812と一体化されるので、凸部812同士の間隔が狭くなり、かつ、端子861のピッチが狭くなると、ハウジング811の成形用金型内の一対の凸部812に対応する位置に、多数の端子861を正確に並べて配置させることが困難になる。
【0008】
ここでは、前記従来のコネクタの問題点を解決して、複数の端子が取付けられた凸部同士の間隔を狭くすることができ、製造が容易で、小型化が可能で、信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そのために、コネクタにおいては、各々が、コネクタ本体と、該コネクタ本体に取付けられた複数の端子とを含む左右一対の半体部と、各半体部のコネクタ本体同士が突合されて該コネクタ本体の両端に形成される本体端部に取付けられ、前記半体部同士を結合する補強金具とを備え、前記コネクタ本体の各々は、その長手方向に延在し、前記端子を保持する凸部と、該凸部の長手方向両端に接続された延長端部と、該延長端部から相手方の半体部に向けて延出する端壁部とを含み、前記本体端部の各々は、互いに突合された左右の端壁部と該端壁部が延出する左右の延長端部とを含み、前記補強金具は、前記コネクタ本体の幅方向に延在する上板と、該上板の両側縁に接続され、前記端壁部を挟持する一対の端壁挟持板と、前記上板の両端に接続され、前記延長端部を挟持する一対の延長端挟持板とを含む。
【0011】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記上板は、前記端壁部の上面に対向する端壁上面覆部と、該端壁上面覆部の両端に接続され、前記延長端部の上面に対向する延長端上面覆部とを含み、前記端壁挟持板は、前記端壁部の外側面及び内側面に対向する端壁外面覆部及び端壁内面覆部を含み、前記延長端挟持板は、前記延長端上面覆部の外側端に接続され、前記延長端部の外側面に対向する脚部を含む。
【0012】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記端壁部は、厚肉部と該厚肉部の下側に接続された薄肉部とを含み、前記延長端部は、厚肉部と該厚肉部の下側に接続された薄肉部とを含み、前記本体端部に取付けられる前の補強金具において、前記端壁挟持板同士の最接近部の間隔は、前記端壁部の厚肉部に対応する箇所の外側面と内側面との間隔より狭く、前記延長端挟持板同士の最接近部の間隔は、前記延長端部の厚肉部に対応する箇所の外側面同士の間隔より狭い。
【0013】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記端壁部の外側面は、厚肉部に対応する外側凸面と薄肉部に対応する外側凹面との間の段差を含み、前記端壁部の内側面は、厚肉部に対応する内側凸面と薄肉部に対応する内側凹面との間の段差を含み、前記延長端部の外側面は、厚肉部に対応する外側凸面と薄肉部に対応する外側凹面との間の段差を含む。
【0014】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記補強金具は、前記端壁外面覆部、端壁内面覆部及び脚部に形成されたロック用突起であって、前記段差に係合するロック用突起を含む。
【0015】
更に他のコネクタにおいては、さらに、前記端壁部の上面及び延長端部の上面は前記凸部の上面より凹入し、前記端壁部の外側面は前記延長端部の端面より凹入し、前記端壁部の内側面は端壁基部内側面より凹入し、前記延長端部の外側面は前記凸部の外側面より凹入し、前記上板は前記凸部の上面から突出せず、前記端壁挟持板は前記本体端部の露出側面から突出せず、前記延長端挟持板は前記凸部の外側面から突出しない。
【0016】
本発明のコネクタ対においては、前記コネクタと、該コネクタと嵌合する相手方コネクタとを有する。
【発明の効果】
【0017】
本開示によれば、コネクタは、複数の端子が取付けられた凸部同士の間隔を狭くすることができ、製造が容易で、小型化が可能であり、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1の実施の形態における第1コネクタの斜視図である。
図2】第1の実施の形態における第1コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
図3】第1の実施の形態における第1コネクタの第1の分解図である。
図4】第1の実施の形態における第1コネクタの第2の分解図である。
図5】第1の実施の形態における第1補強金具の第1の三面図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
図6】第1の実施の形態における第1補強金具の第2の三面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)におけるA-A矢視断面図、(c)は(a)におけるB-B矢視断面図である。
図7】第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部の二面図であって、(a)は斜視図、(b)は上面図である。
図8】第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部の要部断面図であって、(a)は図7(b)におけるC-C矢視断面図、(b)は図7(b)におけるD-D矢視断面図である。
図9】第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部を第1補強金具で結合する直前の状態を示す斜視図である。
図10】第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部を第1補強金具で結合する直前の状態を示す要部断面図であって、(a)は図9におけるE-E矢視断面図、(b)は図9におけるF-F矢視断面図である。
図11】第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図である。
図12】第1の実施の形態における第2コネクタの分解図である。
図13】第2の実施の形態における第1補強金具の斜視図である。
図14】第2の実施の形態における第1補強金具の第1の三面図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
図15】第2の実施の形態における第1補強金具の第2の三面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)におけるG-G矢視断面図、(c)は(a)におけるH-H矢視断面図である。
図16】従来のコネクタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
図1は第1の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図2は第1の実施の形態における第1コネクタの三面図、図3は第1の実施の形態における第1コネクタの第1の分解図、図4は第1の実施の形態における第1コネクタの第2の分解図、図5は第1の実施の形態における第1補強金具の第1の三面図、図6は第1の実施の形態における第1補強金具の第2の三面図である。なお、図2において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図であり、図5において、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図であり、図6において、(a)は上面図、(b)は(a)におけるA-A矢視断面図、(c)は(a)におけるB-B矢視断面図である。
【0021】
図において、1は、本実施の形態におけるコネクタである一対の基板対基板コネクタの一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ1は、実装部材としての図示されない基板である第1基板の表面に実装される表面実装型のコネクタであって、後述される相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。また、該第2コネクタ101は一対の基板対基板コネクタの他方であり、実装部材としての図示されない基板である第2基板の表面に実装される表面実装型のコネクタである。
【0022】
なお、本実施の形態における第1コネクタ1及び第2コネクタ101は、好適には、基板としての第1基板及び第2基板を電気的に接続するために使用するものであるが、他の部材を電気的に接続するためにも使用することができる。前記第1基板及び第2基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、フレキシブル回路基板(FPC)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
【0023】
また、本実施の形態において、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
【0024】
そして、前記第1コネクタ1は、左右一対の半体部、すなわち、左半体部10Aと右半体部10Bとを補強金具としての第1補強金具51によって結合することにより、構成されている。なお、前記左半体部10A及び右半体部10Bは、左右に向合うように配置された同一部材であるから、統合的に説明する場合には、半体部10として説明する。前記左半体部10A及び右半体部10Bは、それぞれ、平面視における形状(X-Y面に投影された形状)が門型であり、結合された左半体部10Aと右半体部10Bとの間の空間は、第1コネクタ1の長手方向(X軸方向)に延在する細長い凹溝部13となっている。該凹溝部13は、第1コネクタ1の上面及び下面において開放された貫通孔である。
【0025】
前記半体部10は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、平面視における形状が門型であるコネクタ本体としての第1ハウジング11を有する。各第1ハウジング11は、該第1ハウジング11の長手方向(X軸方向)に延在する細長い帯状の底板部17と、該底板部17の上面に一体的に形成された第1ハウジング11の長手方向に延在する細長い凸部としての第1凸部12とを含んでいる。該第1凸部12は、横断面の形状がU字を逆さまにしたような形状の部材であって、上側(Z軸正方向側)に位置する湾曲した嵌合面12aと、該嵌合面12aの左右両側に接続された外側面12b及び内側面12cとを有する。外側面12bと内側面12cとは互いに平行で対向する一対の平面であって、第1ハウジング11の長手方向に延在する。なお、第1凸部12の幅方向(Y軸方向)の寸法が底板部17の幅方向の寸法よりも短いので、第1凸部12の下端(Z軸負方向側端)において、底板部17が外側面12b及び内側面12cから幅方向外側に突出している。また、前記底板部17の下面は、第1基板の表面に対向する第1ハウジング11の実装面17aである。
【0026】
そして、各第1凸部12には、端子としての第1端子61が配設されている。該第1端子61は、所定のピッチで、かつ、複数個(図に示される例において、26個)ずつ配設されている。前記第1端子61は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第1凸部12の幅方向に延在する本体部63と、該本体部63の一端に接続されたテール部62と、前記本体部63の他端にほぼ90度曲って接続された上下方向に延在する接触部65と、該接触部65の上端にほぼ90度曲って接続された上端部64とを有する。
【0027】
前記本体部63は、底板部17に埋込まれて保持される部分である。また、前記テール部62は、底板部17から幅方向外側に延出し、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。さらに、前記接触部65は、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、該第2コネクタ101が備える後述される第2端子161と接触する部分であり、望ましくは、表面から陥没する接触凹部65aを含んでいる。
【0028】
前記第1端子61は、オーバーモールド乃至インサート成形と称される成形方法によって第1ハウジング11と一体化される。すなわち、第1ハウジング11は、第1端子61をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に絶縁性材料を充填することによって成形される。これにより、第1端子61は、本体部63及びテール部62の下面が底板部17の実装面17aに露出し、接触部65及び上端部64の表面が第1凸部12の外側面12b又は内側面12c及び嵌合面12aに露出した状態で、第1ハウジング11に一体的に取付けられる。
【0029】
また、各第1凸部12に取付けられる第1端子61は、隣接するもの同士の姿勢が、第1凸部12の幅方向に関して反対向きとなるように、方向付けられている。図4に示される例において、左半体部10Aの第1凸部12に取付けられる第1端子61のうち前端(X軸正方向端)に位置する第1端子61の姿勢は、テール部62が外側(Y軸正方向側)に向けて突出するように方向付けられているのに対して、前端から2番目に位置する第1端子61の姿勢は、テール部62が内側(Y軸負方向側)に向けて突出するように方向付けられている。このように、第1端子61は、交互に反対向きとなるように並べて第1凸部12に取付けられているので、該第1凸部12の両側の各々において突出するテール部62のピッチは、第1端子61のピッチの2倍となる。したがって、第1基板の接続パッドへのはんだ付等による接続作業を容易に行うことができる。また、第1凸部12の外側面12bに露出する接触部65のピッチ、及び、内側面12cに露出する接触部65のピッチも、第1端子61のピッチの2倍となる。
【0030】
なお、前記第1端子61は、オーバーモールド乃至インサート成形と称される成形方法によって第1ハウジング11と一体化される部材であるから、第1ハウジング11から離間して存在するものではないが、説明の都合上、図4においては、第1ハウジング11から離間しているように描画されていることに留意されたい。
【0031】
そして、前記第1凸部12の長手方向両端には嵌合ガイド部として機能する本体端部である第1突出端部18が各々配設されている。該第1突出端部18は、各第1凸部12の長手方向両端に接続された部材であり、左半体部10Aと右半体部10Bとが突合された状態、すなわち、左右の第1ハウジング11同士が突合された状態において形成される。そして、前記第1突出端部18は、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、前記第1コネクタ101が備える後述される第2突出端部121の嵌合凹部122に挿入される挿入凸部として機能する。また、前記第1突出端部18には、第1補強金具51が取付けられる。
【0032】
また、前記第1突出端部18は、左右の半体部10の延長端部14及び端壁部15によって構成される。各半体部10の第1凸部12の長手方向両端には長手方向に延出する延長端部14がそれぞれ一体的に接続され、各延長端部14には、第1凸部12の幅方向に延出する端壁部15がそれぞれ一体的に接続されている。なお、左半体部10Aにおける端壁部15は、右方向(Y軸負方向)に向けて延出し、右半体部10Bにおける端壁部15は、左方向(Y軸正方向)に向けて延出している。左右に向合うように配置された各半体部10において、前記端壁部15は相手方の半体部10に向けて延出している。そして、前記端壁部15における相手方の半体部10に対向する端面は、結合面15dとして機能する。
【0033】
各延長端部14は、幅の広い、すなわち、肉が厚い(Y軸方向の寸法が大きい)厚肉部14eと、該厚肉部14eの下側(Z軸負方向側)に接続された、より肉が薄い(Y軸方向の寸法が小さい)薄肉部14fとを含んでいる。そして、延長端部14の外側面14bは、厚肉部14eに対応する外側凸面14b1と、薄肉部14fに対応する外側凹面14b2とを含んでいる。該外側凹面14b2は、外側凸面14b1よりも第1ハウジング11の幅方向(Y軸方向)内側に位置するように凹入している。延長端部14の外側面14b全体が、第1凸部12の外側面12bよりも第1ハウジング11の幅方向内側に位置するように凹入しているので、外側凸面14b1も、第1凸部12の外側面12bより第1ハウジング11の幅方向内側に位置するように凹入している。
【0034】
また、各端壁部15は、幅の広い、すなわち、肉が厚い(X軸方向の寸法が大きい)厚肉部15eと、該厚肉部15eの下側に接続された、より肉が薄い(X軸方向の寸法が小さい)薄肉部15fとを含んでいる。そして、端壁部15の外側面15bは、厚肉部15eに対応する外側凸面15b1と、薄肉部15fに対応する外側凹面15b2とを含んでいる。該外側凹面15b2は、外側凸面15b1よりも第1ハウジング11の長手方向(X軸方向)内側に位置するように凹入している。端壁部15の外側面15b全体が、延長端部14の端面14dよりも第1ハウジング11の長手方向内側に位置するように凹入しているので、外側凸面15b1も、延長端部14の端面14dより第1ハウジング11の長手方向内側に位置するように凹入している。
【0035】
さらに、各端壁部15は、延長端部14との接続部近傍に第1ハウジング11の長手方向内側に向けて突出する内側端部15gを含んでいる。該内側端部15gの内側面である端壁基部内側面15hは、凹溝部13に露出する面であり、上下方向(Z軸方向)に延在する平坦面である。そして、端壁部15の内側面15cは、厚肉部15eに対応する内側凸面15c1と、薄肉部15fに対応する内側凹面15c2とを含んでいる。該内側凹面15c2は、内側凸面15c1よりも第1ハウジング11の長手方向外側に位置するように凹入している。端壁部15の内側面15c全体が、端壁基部内側面15hよりも第1ハウジング11の長手方向外側に位置するように凹入しているので、内側凸面15c1も、端壁基部内側面15hより第1ハウジング11の長手方向外側に位置するように凹入している。
【0036】
なお、延長端部14の端面14d及び内側端部15gの内側面である端壁基部内側面15hは、第1突出端部18の側面において第1補強金具51に覆われずに露出する露出側面に含まれる。また、延長端部14の上面14a及び端壁部15の上面15aは、面一の平坦面であるが、第1凸部12の上面である嵌合面12aより下側(Z軸負方向側)に位置するように凹入している。
【0037】
そして、左半体部10Aと右半体部10Bとが突合された後、すなわち、結合面15d同士が互いに当接するように、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とが突合された後、両側の延長端部14及び端壁部15の少なくとも一部を覆い、それらを固定するように第1補強金具51が取付られ、左半体部10Aと右半体部10Bとが結合される。
【0038】
前記第1補強金具51は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第1ハウジング11の幅方向に延在する上板と、該上板の両側縁に接続され、端壁部15を挟持する一対の端壁挟持板と、前記上板の両端に接続され、延長端部14を挟持する一対の延長端挟持板とを含んでいる。具体的には、前記上板は、端壁部15の上面15aを覆う端壁上面覆部57と、該端壁上面覆部57の左右両端に接続され、延長端部14の上面14aを覆う延長端上面覆部54とを含んでいる。また、前記端壁挟持板は、前記端壁上面覆部57の外側縁及び内側縁に接続された端壁外面覆部52及び端壁内面覆部53を含んでいる。さらに、前記延長端挟持板は、延長端上面覆部54の外側端に接続された脚部55を含んでいる。なお、各脚部55の下端には、テール部56が接続されている。
【0039】
前記端壁上面覆部57は、全体的に第1コネクタ1の幅方向に延在する帯状の部材であって、結合面15dが互いに当接した左右の端壁部15の上面15aの大部分を覆うようになっている。
【0040】
そして、前記端壁外面覆部52は、全体的に第1コネクタ1の幅方向及び上下方向に延在する板部材であり、上端に形成された上側曲部52aによって端壁上面覆部57の外側縁に接続されている。また、下端近傍には下側曲部52bが形成されている。図5(c)及び6(c)に示されるように、第1コネクタ1の幅方向(Y軸方向)から観て、端壁外面覆部52は概略S字形状を有し、上側曲部52aと下側曲部52bとは互いに反対方向に湾曲している。また、端壁外面覆部52は、全体的に下に行くほど、第1コネクタ1の長手方向内側に進むように形成され、上側曲部52aよりも下側曲部52bが第1コネクタ1の長手方向内側に位置する。なお、端壁外面覆部52の下端は、第1コネクタ1の長手方向外側を向くように、すなわち、端壁部15の外側面15bから離間するように傾斜している。また、端壁外面覆部52の下端は、テール部56の下面より上側(Z軸正方向側)に位置し、第1基板の表面に当接しないようになっている。なお、必要に応じて、端壁外面覆部52の下端が第1基板の表面に接近又は当接するようにすることもできる。この場合、端壁外面覆部52の下端を第1基板の接続パッドへはんだ付等による接続することにより、第1補強金具51の第1基板への接続強度が向上する。
【0041】
また、前記端壁内面覆部53は、全体的に第1コネクタ1の幅方向及び上下方向に延在する板部材であり、上端に形成された上側曲部53aによって端壁上面覆部57の内側縁に接続されている。また、下端近傍には下側曲部53bが形成されている。図6(c)に示されるように、第1コネクタ1の幅方向(Y軸方向)から観て、端壁内面覆部53は概略S字形状を有し、上側曲部53aと下側曲部53bとは互いに反対方向に湾曲している。また、端壁内面覆部53は、全体的に下に行くほど、第1コネクタ1の長手方向外側に進むように形成され、上側曲部52aよりも下側曲部53bが第1コネクタ1の長手方向外側に位置する。なお、端壁内面覆部53の下端は、第1コネクタ1の長手方向内側を向くように、すなわち、端壁部15の内側面15cから離間するように傾斜している。また、端壁内面覆部53の下端は、テール部56の下面より上側に位置し、第1基板の表面に当接しないようになっている。なお、必要に応じて、端壁内面覆部53の下端が第1基板の表面に接近又は当接するようにすることもできる。この場合、端壁内面覆部53の下端を第1基板の接続パッドへはんだ付等による接続することにより、第1補強金具51の第1基板への接続強度が向上する。
【0042】
図6(c)に示されるように、第1突出端部18に取付けられる前の第1補強金具51において、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53との間隔は、端壁外面覆部52の下側曲部52b及び端壁内面覆部53の下側曲部53bにおいて最も狭くなっている。具体的には、端壁外面覆部52の上側曲部52aにおける内面と端壁内面覆部53の上側曲部53aにおける内面との間隔をL3とし、端壁外面覆部52の下側曲部52bにおける内面と端壁内面覆部53の下側曲部53bにおける内面との間隔をL4とすると、L3≧L4(好ましくはL3>L4)となっている。また、端壁部15の厚肉部15e及び薄肉部15fの肉厚(X軸方向の寸法)をそれぞれl3及びl4とすると、L3≧l3(好ましくはL3>l3)となっている。そして、第1突出端部18への第1補強金具51の取付け前にはL4<l3であり、取付け後にはL4>l4である。
【0043】
この関係により、第1突出端部18へ第1補強金具51の取付けたとき、端壁外面覆部52の内面52cと端壁内面覆部53の内面53cとが突合された端壁部15の厚肉部15eを確実に挟込む。特に、L3>l3であるときには、端壁外面覆部52の内面52cと端壁内面覆部53の内面53cが厚肉部15eの下縁である外側凸面下縁15b3と内側凸面下縁15c3とを挟んで押圧する。これにより、第1補強金具51が第1突出端部18から外れることが防止される。
【0044】
さらに、前記延長端上面覆部54は、左右の延長端部14の上面14aの大部分を覆うようになっている。
【0045】
そして、前記脚部55は、第1コネクタ1の上下方向に延在する帯状の部材であり、上端に形成された上側曲部55aによって延長端上面覆部54の外側端に接続されている。また、下端には下側曲部55bが形成されている。図5(a)及び(b)等に示されるように、第1コネクタ1の長手方向(X軸方向)から観て、脚部55は概略S字形状を有し、上側曲部55aと下側曲部55bとは互いに反対方向に湾曲している。また、脚部55は、全体的に下に行くほど、第1コネクタ1の幅方向内側に進むように傾斜し、下側曲部55bが最も第1コネクタ1の幅方向内側に位置する。
【0046】
図6(b)に示されるように、第1突出端部18に取付けられる前の第1補強金具51において、左右の脚部55の間隔は下側曲部55bにおいて最も狭くなっている。具体的には、左右の上側曲部55aにおける内面同士の間隔をL1とし、左右の下側曲部55bにおける内面同士の間隔をL2とすると、L1≧L2(好ましくはL1>L2)となっている。また、第1突出端部18における左右の延長端部14の外側凸面14b1同士及び外側凹面14b2同士の間隔をそれぞれl1及びl2とすると、L1≧l1(好ましくはL1>l1)となっている。そして、第1突出端部18への第1補強金具51の取付け前にはL2<l1であり、取付け後にはL2>l2である。
【0047】
この関係により、第1突出端部18へ第1補強金具51の取付けたとき、左右の脚部55の内面55c同士が延長端部14の圧肉部14eを確実に挟込む。特に、L1>l1であるときには、脚部55の内面55cが厚肉部14eの下縁である外側凸面下縁14b3を挟んで押圧する。これにより、第1補強金具51が第1突出端部18から外れることが防止される。
【0048】
前記テール部56は、前記脚部55の下側曲部55bの先端に接続され、第1コネクタ1の幅方向外側に延出する。具体的には、前記テール部56は、延長端部14の外側面14bから幅方向外側に延出し、第1基板の表面に露出する図示されない接続パッドにはんだ付等によって接続固定される。なお、該接続パッドは、例えば、電力ラインである導電トレースに連結可能である。
【0049】
次に、左半体部10Aと右半体部10Bとを第1補強金具51によって結合することにより第1コネクタ1を構成する方法について説明する。
【0050】
図7は第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部の二面図、図8は第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部の要部断面図、図9は第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部を第1補強金具で結合する直前の状態を示す斜視図、図10は第1の実施の形態における互いに突合された一対の半体部を第1補強金具で結合する直前の状態を示す要部断面図である。なお、図7において、(a)は斜視図、(b)は上面図であり、図8において、(a)は図7(b)におけるC-C矢視断面図、(b)は図7(b)におけるD-D矢視断面図であり、図10において、(a)は図9におけるE-E矢視断面図、(b)は図9におけるF-F矢視断面図である。
【0051】
第1コネクタ1を構成するときには、まず、オペレータは、図7に示されるように、左半体部10Aと右半体部10Bとを突合せる。すなわち、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とを突合せて、左半体部10Aの端壁部15の先端における結合面15dと、右半体部10Aの端壁部15の先端における結合面15dとを当接させる。これにより、第1突出端部18が構成される。
【0052】
続いて、オペレータは、図9に示されるように、構成された第1突出端部18の上方に第1補強金具51を位置させ、該第1補強金具51を相対的に第1突出端部18に対して下降させ、両側の延長端部14及び端壁部15の少なくとも一部を覆うように第1補強金具51を取付ける。この場合、端壁上面覆部57が、結合面15dが互いに当接した左右の端壁部15の上面15aに対向し、延長端上面覆部54が左右の延長端部14の上面14aに対向し、端壁外面覆部52が前記端壁部15の外側面15bに対向し、端壁内面覆部53が前記端壁部15の内側面15cに対向し、脚部55が前記延長端部14の外側面14bに対向するように、第1補強金具51の姿勢を制御する。
【0053】
前述のように、第1突出端部18に取付けられる前の第1補強金具51において、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53との間隔は、端壁外面覆部52の下側曲部52b及び端壁内面覆部53の下側曲部53bにおいて最も狭くなっている。具体的には、端壁外面覆部52の上側曲部52aにおける内面と端壁内面覆部53の上側曲部53aにおける内面との間隔をL3とし、端壁外面覆部52の下側曲部52bにおける内面と端壁内面覆部53の下側曲部53bにおける内面との間隔をL4とすると、L3≧L4(好ましくはL3>L4)となっている。また、端壁部15の厚肉部15e及び薄肉部15fの肉厚(X軸方向の寸法)をそれぞれl3及びl4とすると、L3≧l3(好ましくはL3>l3)となっている。そして、第1突出端部18への第1補強金具51の取付け前にはL4<l3であり、取付け後にはL4>l4である。
【0054】
さらに、左右の脚部55の間隔は下側曲部55bにおいて最も狭くなっている。具体的には、左右の上側曲部55aにおける内面同士の間隔をL1とし、左右の下側曲部55bにおける内面同士の間隔をL2とすると、L1≧L2(好ましくはL1>L2)となっている。また、第1突出端部18における左右の延長端部14の外側凸面14b1同士及び外側凹面14b2同士の間隔をそれぞれl1及びl2とすると、L1≧l1(好ましくはL1>l1)となっている。そして、第1突出端部18への第1補強金具51の取付け前にはL2<l1であり、取付け後にはL2>l2である。
【0055】
したがって、第1補強金具51を相対的に第1突出端部18に対して下降させて取付けるとき、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53との間隔は端壁部15によって押広げられ、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53とは弾性的に変形する。また、左右の脚部55の間隔は、延長端部14によって押広げられ、左右の脚部55は弾性的に変形する。
【0056】
そして、図1及び2に示されるように、第1突出端部18への第1補強金具51の取付けが完了し、左半体部10Aと右半体部10Bとが第1補強金具51によって結合されると、端壁外面覆部52及び端壁内面覆部53が発揮するばね性によって、端壁部15は前後から締付けられ、また、左右の脚部55が発揮するばね性によって、延長端部14は左右から締付けられる。したがって、前記端壁部15は、第1補強金具51によって前後左右から締付けられた状態となり、互いに当接した結合面15d同士が密着して、一体的になる。これにより、左半体部10Aと右半体部10Bとが第1補強金具51によって結合され、第1コネクタ1が構成される。
【0057】
また、外側凸面15b1と内側凸面15c1との間隔よりも互いの間隔が狭い端壁外面覆部52の下側曲部52bと端壁内面覆部53の下側曲部53bが、外側凸面15b1及び内側凸面15c1の下方に位置するので、第1補強金具51を相対的に端壁部15に対して上昇させて取外す際に、外側凸面15b1と外側凹面15b2との間の段差及び内側凸面15c1と内側凹面15c2との間の段差に端壁外面覆部52の下側曲部52b及び端壁内面覆部53の下側曲部53bが引掛り、取外しが困難になる。すなわち、第1補強金具51の抜けを防止する機能が発揮される。
【0058】
同様に、左右の外側凸面14b1同士の間隔よりも互いの間隔が狭い左右の脚部55の下側曲部55bが前記外側凸面14b1の下方に位置するので、第1補強金具51を相対的に端壁部15に対して上昇させて取外す際に、外側凸面14b1と外側凹面14b2との間の段差に脚部55の下側曲部55bが引掛り、取外しが困難になる。すなわち、第1補強金具51の抜けを防止する機能が発揮される。
【0059】
また、端壁外面覆部52における上側曲部52aの近傍部分と端壁内面覆部53における上側曲部53aの近傍部分との間隔が、外側凸面15b1と内側凸面15c1との間隔よりも狭くなっていると、端壁部15の厚肉部15eが端壁外面覆部52及び端壁内面覆部53によって両側から挟持されるので、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とは、強固に結合される。
【0060】
同様に、左右の脚部55における上側曲部55aの近傍部分同士の間隔が、左右の延長端部14の外側凸面14b1同士の間隔よりも狭くなっていると、延長端部14の厚肉部14eが脚部55によって両側から挟持されるので、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とは、強固に結合される。
【0061】
さらに、端壁外面覆部52の下側曲部52bと端壁内面覆部53の下側曲部53bとの間隔が、外側凹面15b2と内側凹面15c2との間隔よりも狭くなっていると、端壁部15の薄肉部15fが端壁外面覆部52の下側曲部52b及び端壁内面覆部53の下側曲部53bによって両側から挟持されるので、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とは、より強固に結合される。
【0062】
同様に、左右の脚部55の下側曲部55b同士の間隔が、左右の延長端部14の外側凹面14b2同士の間隔よりも狭くなっていると、延長端部14の薄肉部14fが脚部55の下側曲部55bによって両側から挟持されるので、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とは、より強固に結合される。
【0063】
また、第1突出端部18への第1補強金具51の取付けが完了した状態においては、延長端部14の上面14a及び端壁部15の上面15aが、第1凸部12の上面である嵌合面12aより下側に位置するように凹入しているので、端壁上面覆部57及び延長端上面覆部54の上面は、前記嵌合面12aと面一又は該嵌合面12aより下側に凹入している。すなわち、端壁上面覆部57及び延長端上面覆部54の上面は、前記嵌合面12aから突出していない。
【0064】
さらに、延長端部14の外側面14b全体が、第1凸部12の外側面12bよりも第1コネクタ1の幅方向内側に位置するように凹入しているので、脚部55の外面は、前記外側面12bと面一又は該外側面12bより第1コネクタ1の幅方向内側に凹入している。すなわち、脚部55の外面は、前記外側面12bから突出していない。
【0065】
さらに、端壁部15の外側面15b全体が、延長端部14の端面14dよりも第1コネクタ1の長手方向内側に位置するように凹入しているので、端壁外面覆部52の外面は、前記端面14dと面一又は該端面14dより第1コネクタ1の長手方向内側に凹入している。すなわち、端壁外面覆部52の外面は、前記端面14dから突出していない。
【0066】
さらに、端壁部15の内側面15c全体が、端壁基部内側面15hよりも第1コネクタ1の長手方向外側に位置するように凹入しているので、端壁内面覆部53の外面は、前記端壁基部内側面15hと面一又は該端壁基部内側面15hより第1コネクタ1の長手方向外側に凹入している。すなわち、端壁内面覆部53の外面は、前記端壁基部内側面15hから突出していない。
【0067】
なお、脚部55の下側曲部55bの先端に接続されたテール部56は、その先端が、第1凸部12の外側面12bよりも第1コネクタ1の幅方向外側に突出している。また、前記テール部56の下面は、第1凸部12に取付られた第1端子61のテール部62の下面及び第1ハウジング11の実装面17aとほぼ面一となっている。
【0068】
また、端壁外面覆部52の下端及び端壁内面覆部53の下端は、テール部56の下面よりも上方に位置するので、第1ハウジング11の実装面17aより上方に位置する。したがって、端壁外面覆部52の下端及び端壁内面覆部53の下端は、第1基板の表面に接触することがない。
【0069】
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
【0070】
図11は第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図12は第1の実施の形態における第2コネクタの分解図である。
【0071】
本実施の形態における相手方コネクタとしての第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された相手方コネクタ本体としての第2ハウジング111を有する。該第2ハウジング111は、図に示されるように、概略直方体である概略長方形の厚板状の形状を備える。そして、第2ハウジング111の第1コネクタ1が嵌入される側、すなわち、嵌合面111a側(Z軸正方向側)には、周囲が囲まれた概略長方形の凹部112であって、第1ハウジング11と嵌合する凹部112が形成されている。そして、該凹部112内には凹溝部13と嵌合する島部としての第2凸部113が第2ハウジング111と一体的に形成され、また、前記第2凸部113の両側には該第2凸部113と平行に延在する側壁部114が第2ハウジング111と一体的に形成されている。
【0072】
前記第2凸部113及び側壁部114は、凹部112の底面から上方(Z軸正方向)に向けて突出し、第2コネクタ101の長手方向に延在する。これにより、前記第2凸部113の両側には、凹部112の一部として、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)に延在する細長い凹部である凹溝部112aが形成される。
【0073】
前記第2凸部113の両側の側面、及び、側壁部114の内側の側面には凹溝状の第2端子収容溝キャビティ115aが形成されている。また、前記第2凸部113及び側壁部114には孔状の第2端子収容孔キャビティ115bが形成されている。そして、前記第2端子収容溝キャビティ115aと第2端子収容孔キャビティ115bとは、凹溝部112aの底面において連結され互いに一体化しているので、第2端子収容溝キャビティ115aと第2端子収容孔キャビティ115bとを統合的に説明する場合には、第2端子収容キャビティ115として説明する。該第2端子収容キャビティ115は、第1端子61に対応するピッチで、かつ、対応する数だけ配設されている。
【0074】
前記第2端子161は、導電性の金属板に打抜き等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、本体部163と、該本体部163の下端に接続されたテール部162と、前記本体部163の下端近傍から第2コネクタ101の幅方向(Y軸方向)に延在する接続部164と、該接続部164から上方(Z軸正方向)に向けて延出する接触部165とを備える。なお、該接触部165の先端近傍には、本体部163に向けて突出する接触凸部165aが形成されていることが望ましい。
【0075】
前記本体部163は、第2端子収容孔キャビティ115bに圧入されて保持される部分である。また、前記テール部162は、本体部163の下端に曲げて接続され、第2ハウジング111の幅方向に延在し、第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、典型的には、信号ラインである。さらに、前記接触部165は、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、前記第1コネクタ1が備える第1端子61と接触する部分であり、望ましくは、接触凸部165aが第1端子61の接触部65に形成された接触凹部65aと係合する。
【0076】
前記第2端子161は、第2ハウジング111の下方から、第2端子収容キャビティ115に挿入されて第2ハウジング111に取付られる。これにより、第2端子161は、本体部163が第2端子収容孔キャビティ115bに圧入されて保持され、接触部165は第2端子収容溝キャビティ115a内に収容されて凹溝部112aに露出し、テール部162の下面は、第2ハウジング111の下面としての実装面111bに露出する。
【0077】
また、各凹溝部112aに取付けられる第2端子161は、第1端子61と同様に、隣接するもの同士の姿勢が、凹溝部112aの幅方向に関して反対向きとなるように、方向付けられている。図12に示される例において、Y軸正方向側の凹溝部112aに取付けられる第2端子161のうち前端(X軸正方向端)に位置する第2端子161の姿勢は、テール部162がY軸負方向に向けて突出するように方向付けられているのに対して、前端から2番目に位置する第2端子161の姿勢は、テール部62がY軸正方向に向けて突出するように方向付けられている。このように、第2端子161は、交互に反対向きとなるように並べて凹溝部112aに取付けられているので、該凹溝部112aの両側において実装面111bに露出するテール部162のピッチは、第2端子161のピッチの2倍となる。したがって、第2基板の接続パッドへのはんだ付等による接続作業を容易に行うことができる。また、凹溝部112aに露出する接触部165のピッチも、第2端子161のピッチの2倍となる。
【0078】
また、前記第2ハウジング111の長手方向両端には嵌合ガイド部としての第2突出端部121が各々配設されている。各第2突出端部121には、前記凹部112の一部として嵌合凹部122が形成されている。該嵌合凹部122は、略長方形の凹部であり、各凹溝部112aの長手方向両端に接続されている。そして、前記嵌合凹部122内には、第1コネクタ1及び第2コネクタ101が嵌合された状態において、第1コネクタ1が備える第1突出端部18が挿入される。また、第2突出端部121は、補強金具収容凹部126を備える。そして、相手方補強金具としての第2補強金具151は、前記補強金具収容凹部126に収容されて第2突出端部121に取付けられる。
【0079】
前記第2補強金具151は、金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、第2ハウジング111の幅方向に延在する第2本体部152と、該第2本体部152の上端に接続された中央覆部157と、前記第2本体部152の左右両端に接続された側方覆部153と、該側方覆部153の一側縁に接続された接触側板部154と、前記第2本体部152の下端に接続されたテール部156とを備える。該テール部156は、第2コネクタ101の長手方向外側を向いて延出し、第2基板の表面に露出する図示されない接続パッドにはんだ付等によって接続固定される。なお、該接続パッドは、例えば、電力ラインである導電トレースに連結されていることが望ましい。
【0080】
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
【0081】
ここで、第1コネクタ1は、第1端子61のテール部62が図示されない第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、第1補強金具51のテール部56が第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第1基板に表面実装されているものとする。なお、前記第1端子61のテール部62が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記第1補強金具51のテール部56が接続される接続パッドに連結された導電トレースは電力ラインであるものとする。
【0082】
同様に、第2コネクタ101は、第2端子161のテール部162が図示されない第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、第2補強金具151のテール部156が第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続されることにより、第2基板に表面実装されているものとする。なお、前記第2端子161のテール部162が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであり、前記第2補強金具151のテール部156が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、電力ラインであるものとする。
【0083】
まず、オペレータは、第1コネクタ1の第1ハウジング11の嵌合面としての第1凸部12の嵌合面12aと第2コネクタ101の第2ハウジング111の嵌合面111aとを対向させた状態とし、第1コネクタ1の第1凸部12の位置が第2コネクタ101の対応する凹溝部112aの位置と合致し、第1コネクタ1の第1突出端部18の位置が第2コネクタ101の対応する嵌合凹部122の位置と合致すると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との位置合せが完了する。
【0084】
この状態で、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向に移動させると、第1コネクタ1の第1凸部12及び第1突出端部18が第2コネクタ101の凹溝部112a及び嵌合凹部122内に挿入される。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了する。そして、第1端子61と第2端子161とが導通した状態となる。
【0085】
このように、本実施の形態において、第1コネクタ1は、各々が、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に取付けられた複数の第1端子61とを含む左右一対の左半体部10A及び右半体部10Bと、左半体部10A及び右半体部10Bの第1ハウジング11同士が突合されて第1ハウジング11の両端に形成される第1突出端部18に取付けられ、左半体部10A及び右半体部10Bを結合する第1補強金具51とを備え、第1ハウジング11の各々は、その長手方向に延在し、第1端子61を保持する第1凸部12と、第1凸部12の長手方向両端に接続された延長端部14と、延長端部14から相手方の半体部に向けて延出する端壁部15とを含み、第1突出端部18の各々は、互いに突合された左右の端壁部15と端壁部15が延出する左右の延長端部14とを含んでいる。
【0086】
これにより、複数の第1端子61が取付けられた第1ハウジング11同士の間隔を狭くすることができ、第1コネクタ1の小型化が可能となる。また、第1コネクタ1の製造が容易となるとともに、第1コネクタ1の信頼性が向上する。
【0087】
また、第1補強金具51は、第1ハウジング11の幅方向に延在する上板としての端壁上面覆部57及び延長端上面覆部54と、上板の両側縁に接続され、端壁部15を挟持する一対の端壁挟持板としての端壁外面覆部52及び端壁内面覆部53と、上板の両端に接続され、延長端部14を挟持する一対の延長端挟持板としての脚部55とを含み、端壁上面覆部57は、端壁部15の上面15aに対向し、延長端上面覆部54は、端壁上面覆部57の両端に接続されて延長端部14の上面14aに対向し、端壁外面覆部52は端壁部15の外側面15bに対向し、端壁内面覆部53は端壁部15の内側面15cに対向し、脚部55は、延長端上面覆部54の外側端に接続され、延長端部14の外側面14bに対向する。これにより、左半体部10Aの端壁部15と右半体部10Bの端壁部15とが強固に結合されて第1突出端部18が確実に構成され、左半体部10Aと右半体部10Bとが確実に結合される。
【0088】
さらに、端壁部15の上面15a及び延長端部14の上面14aは第1凸部12の嵌合面12aより凹入し、端壁部15の外側面15bは延長端部14の端面14dより凹入し、端壁部15の内側面15cは端壁基部内側面15hより凹入し、延長端部14の外側面14bは第1凸部12の外側面12bより凹入し、端壁上面覆部57及び延長端上面覆部54は第1凸部12の嵌合面12aから突出せず、端壁外面覆部52及び端壁内面覆部53は第1突出端部18の露出側面としての端面14d及び端壁基部内側面15hから突出せず、脚部55は第1凸部12の外側面12bから突出しない。したがって、第1補強金具51の表面は、第1ハウジング11の表面より突出することがない。
【0089】
さらに、端壁部15は、厚肉部15eと厚肉部15eの下側に接続された薄肉部15fとを含み、延長端部14は、厚肉部14eと厚肉部14eの下側に接続された薄肉部14fとを含み、第1突出端部18に取付けられる前の第1補強金具51において、端壁挟持板同士の最接近部としての端壁外面覆部52の下側曲部52b及び端壁内面覆部53の下側曲部53bの間隔は、端壁部15の厚肉部15eに対応する箇所の外側面15bと内側面15cとの間隔より狭く、延長端挟持板同士の最接近部としての左右の脚部55の下側曲部55bの間隔は、延長端部14の厚肉部14eに対応する箇所の外側面14b同士の間隔より狭い。これにより、第1補強金具51が第1突出端部18に取付けられる際には、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53とが押広げられ、かつ、左右の脚部55が押広げられるので、第1突出端部18への第1補強金具51の取付けが完了すると、端壁外面覆部52と端壁内面覆部53とがばね性を発揮して端壁部15を前後から締付け、左右の脚部55がばね性を発揮して延長端部14を左右から締付ける。したがって、端壁部15は、第1補強金具51によって前後左右から締付けられた状態となり、互いに当接した結合面15d同士が密着して一体的になるので、第1突出端部18が確実に構成される。
【0090】
さらに、端壁部15の外側面15bは、厚肉部15eに対応する外側凸面15b1と薄肉部15fに対応する外側凹面15b2との間の段差を含み、端壁部15の内側面15cは、厚肉部15eに対応する内側凸面15c1と薄肉部15fに対応する内側凹面15c2との間の段差を含み、延長端部14の外側面14bは、厚肉部14eに対応する外側凸面14b1と薄肉部14fに対応する外側凹面14b2との間の段差を含んでいる。これにより、第1突出端部18に取付けられた第1補強金具51に上方向に向いた外力が付与されても、端壁外面覆部52の下側曲部52b、端壁内面覆部53の下側曲部53b及び脚部55の下側曲部55bが段差に引掛り、第1補強金具51の取外しが困難になる。したがって、第1補強金具51の抜けが確実に防止される。
【0091】
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0092】
図13は第2の実施の形態における第1補強金具の斜視図、図14は第2の実施の形態における第1補強金具の第1の三面図、図15は第2の実施の形態における第1補強金具の第2の三面図である。なお、図14において、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図であり、図15において、(a)は上面図、(b)は(a)におけるG-G矢視断面図、(c)は(a)におけるH-H矢視断面図である。
【0093】
本実施の形態における第1補強金具51は、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55に形成されたロック用突起としての半球状の突起58を含んでいる。該突起58は、第1突出端部18への第1補強金具51の取付けが完了した状態で、端壁部15の外側凸面15b1と外側凹面15b2との間の段差及び内側凸面15c1と内側凹面15c2との間の段差、並びに、延長端部14の外側凸面14b1と外側凹面14b2との間の段差に係合するように形成されている。したがって、第1補強金具51を相対的に端壁部15に対して上昇させて取外す際に、突起58が前記段差に係合しているので、取外しが困難になる。すなわち、第1補強金具51の抜けを防止する機能が発揮される。
【0094】
前記突起58は、プレス等の加工を施すことによって、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55を構成する金属板の一部を膨出させて形成された部分であり、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55の内側の面から半球状に突出するように形成されている。なお、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55の外側の面には、金属板を膨出させて突起58を形成して結果として、各突起58に対応する位置に凹部58aが形成されている。
【0095】
前記突起58は、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55の各々の少なくとも1箇所に形成されるようになっているが、必要に応じて2箇所以上に形成されていてもよい。また、上下方向(Z軸方向)に関する突起58の位置は、第1突出端部18への第1補強金具51の取付けが完了した状態で、突起58の上側の面58bが前記段差に当接するような位置であることが望ましい。
【0096】
このように、本実施の形態において、第1補強金具51は、端壁外面覆部52、端壁内面覆部53及び脚部55に形成された突起58であって、段差に係合する突起58を含んでいる。これにより、第1突出端部18に取付けられた第1補強金具51に上方向に向いた外力が付与されても、突起58が端壁部15の外側面15b及び内側面15c、並びに、延長端部14の外側面14bに含まれる段差に係合するので、第1補強金具51の取外しがより困難になる。したがって、第1補強金具51の抜けがより確実に防止される。
【0097】
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。例えば、端子の千鳥配置は規則的でなくてもよい。また、左右の半体部で端子の配置が同じ必要はない。さらに、左右の半体部が線対称でなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0098】
本開示は、コネクタに適用することができる。
【符号の説明】
【0099】
1 第1コネクタ
10A 左半体部
10B 右半体部
11 第1ハウジング
12 第1凸部
12a、111a 嵌合面
12b、14b、15b 外側面
12c、15c 内側面
13、112a 凹溝部
14 延長端部
14a、15a 上面
14b1、15b1 外側凸面
14b2、15b2 外側凹面
14d 端面
14e、15e 厚肉部
14f、15f 薄肉部
15 端壁部
15c1 内側凸面
15c2 内側凹面
15d 結合面
15g 内側端部
15h 端壁基部内側面
17 底板部
17a、111b 実装面
18 第1突出端部
51 第1補強金具
52 端壁外面覆部
52a、53a、55a 上側曲部
52b、53b、55b 下側曲部
53 端壁内面覆部
54 延長端上面覆部
55 脚部
56、62、156、162 テール部
57 端壁上面覆部
58 突起
58a、112 凹部
58b 面
61 第1端子
63、163 本体部
64 上端部
65、165 接触部
65a 接触凹部
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
113 第2凸部
114 側壁部
115 第2端子収容キャビティ
115a 第2端子収容溝キャビティ
115b 第2端子収容孔キャビティ
121 第2突出端部
122 嵌合凹部
126 補強金具収容凹部
151 第2補強金具
152 第2本体部
153 側方覆部
154 接触側板部
157 中央覆部
161 第2端子
164 接続部
165a 接触凸部
811 ハウジング
812 凸部
861 端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図10
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