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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-30
(45)【発行日】2023-04-07
(54)【発明の名称】支柱固定器具
(51)【国際特許分類】
   H02G 7/00 20060101AFI20230331BHJP
   F21S 8/08 20060101ALI20230331BHJP
   F21V 21/00 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
H02G7/00
F21S8/08 420
F21S8/08 121
F21V21/00 100
F21V21/00 300
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019077322
(22)【出願日】2019-04-15
(65)【公開番号】P2020178392
(43)【公開日】2020-10-29
【審査請求日】2022-03-24
(73)【特許権者】
【識別番号】500418244
【氏名又は名称】株式会社交通建設
(73)【特許権者】
【識別番号】596095769
【氏名又は名称】株式会社山田精密製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】増田 隆行
(72)【発明者】
【氏名】佐瀬 宏和
(72)【発明者】
【氏名】高橋 秀寿
(72)【発明者】
【氏名】手島 昂一郎
(72)【発明者】
【氏名】山田 耕一
【審査官】辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-251062(JP,A)
【文献】特開2019-007593(JP,A)
【文献】実開昭60-024908(JP,U)
【文献】実開昭61-187861(JP,U)
【文献】特開2005-275320(JP,A)
【文献】特開2013-141847(JP,A)
【文献】特開2011-114937(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 7/00
F21S 8/08
F21V 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の支柱を電柱の長手方向に沿わせて固定するための支柱固定器具であって、
略直交した2つの面を有し、その2つの面に前記支柱の側面を内接させる支柱当接部と、前記2つの面に向けてそれぞれ前記支柱を略垂直に押し付けて、前記支柱当接部との間に前記支柱を挟み込む一対の押圧部材と、を有している支柱支持体と、
前記支柱支持体に左右一対設けられており、前記電柱の側面に当接される電柱当接体と、
前記左右一対の電柱当接体を前記電柱の側面に押し付けるようにして、前記一対の電柱当接体および前記支柱支持体を前記電柱に固定する固定手段と、
を備えたことを特徴とする支柱固定器具。
【請求項2】
前記左右一対の電柱当接体にはそれぞれ、前記電柱の側面に線接触する当接板部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の支柱固定器具。
【請求項3】
前記固定手段は、一端部が一方の前記電柱当接体に繋がれ、他端部が他方の前記電柱当接体に繋がれているバンド部材であり、
前記左右一対の電柱当接体との間に前記電柱を挟むように、前記バンド部材が前記電柱に緊締されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の支柱固定器具。
【請求項4】
前記電柱当接体には、前記バンド部材のそれぞれの端部に設けられている環状部を繋ぎ留めるために、その環状部に挿し入れられる突片部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の支柱固定器具。
【請求項5】
前記突片部は、前記電柱当接体から上又は下向きに延出している突片本体と、前記突片本体の先端側に設けられ、その突片本体の延出方向逆向きに折り返されてなる返し片と、を有していることを特徴とする請求項4に記載の支柱固定器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具などを仮設するのに用いる支柱を電柱に固定するための支柱固定器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所定の管体を電柱に縦添えして固定するのに使用する支持金具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-228549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の支持金具の場合、所定の径よりも大きな管体や小さな管体は確実に固定できないという問題があった。
また、上記支持金具はケーブル防護用の引き上げ管を電柱に固定するための金具であるので、重量のあるもの(例えば照明器具など)が取り付けられている支柱(管体)を支持するのに十分な強度を有していなかった。
【0005】
本発明の目的は、様々な支柱を電柱に固定することができる支柱固定器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、この発明は、
所定の支柱を電柱の長手方向に沿わせて固定するための支柱固定器具であって、
略直交した2つの面を有し、その2つの面に前記支柱の側面を内接させる支柱当接部と、前記2つの面に向けてそれぞれ前記支柱を略垂直に押し付けて、前記支柱当接部との間に前記支柱を挟み込む一対の押圧部材と、を有している支柱支持体と、
前記支柱支持体に左右一対設けられており、前記電柱の側面に当接される電柱当接体と、
前記左右一対の電柱当接体を前記電柱の側面に押し付けるようにして、前記一対の電柱当接体および前記支柱支持体を前記電柱に固定する固定手段と、
を備えるようにした。
【0007】
かかる構成の支柱固定器具は、固定手段によって左右一対の電柱当接体を電柱の側面に押し付けるようにして、一対の電柱当接体および支柱支持体を電柱に固定することができる。
そして、この支柱固定器具の支柱支持体は、支柱当接部に内接させている支柱を一対の押圧部材によって支柱当接部の2つの面に向けてそれぞれ略垂直に押し付けて、支柱当接部と押圧部材との間にその支柱を挟み込んで固定することができるので、支柱の径に応じて押圧部材の押し付け量(例えば、蝶ネジボルトの締め込み量)を調節するようにして、様々な径の支柱を支柱支持体に固定することができる。
具体的には、支柱の径が細い場合でも太い場合でも、支柱当接部に内接させている支柱に押圧部材を押し当てるように、押圧部材の押し付け量を調節して、支柱当接部と押圧部材との間に支柱を挟み込んで固定することができる。
つまり、この支柱固定器具であれば、様々な径の支柱を支柱支持体に固定することができるので、様々な支柱を電柱に固定することができる。
【0008】
また、望ましくは、
前記左右一対の電柱当接体にはそれぞれ、前記電柱の側面に線接触する当接板部が設けられているようにする。
【0009】
この支柱固定器具は、左右一対の電柱当接体の当接板部を電柱の側面に線接触させる構造を有しているので、電柱の径が異なる場合でも当接板部のいずれかの箇所を電柱の側面に線接触させて、左右一対の当接板部と固定手段(バンド部材)とによる三方からの3点支持構造をとるようにして好適に電柱に固定することができる。
【0010】
また、望ましくは、
前記固定手段は、一端部が一方の前記電柱当接体に繋がれ、他端部が他方の前記電柱当接体に繋がれているバンド部材であり、
前記左右一対の電柱当接体との間に前記電柱を挟むように、前記バンド部材が前記電柱に緊締されているようにする。
【0011】
固定手段が電柱に緊締されるバンド部材であれば、支柱固定器具を電柱に取り付け易く、その支柱固定器具を電柱に安定した姿勢で取り付けることができる。
【0012】
また、望ましくは、
前記電柱当接体には、前記バンド部材のそれぞれの端部に設けられている環状部を繋ぎ留めるために、その環状部に挿し入れられる突片部が設けられているようにする。
【0013】
一対の電柱当接体に、バンド部材のそれぞれの端部に設けられている環状部を繋ぎ留めるための突片部が設けられていれば、電柱当接体とバンド部材とを繋ぎ易いので、支柱固定器具を電柱に取り付ける作業を行い易くなる。
【0014】
また、望ましくは、
前記突片部は、前記電柱当接体から上又は下向きに延出している突片本体と、前記突片本体の先端側に設けられ、その突片本体の延出方向逆向きに折り返されてなる返し片と、を有しているようにする。
【0015】
バンド部材の環状部を繋ぎ留めるための突片部に、突片本体の延出方向逆向きに折り返されてなる返し片が設けられていれば、支柱固定器具を電柱に取り付ける作業の過程で、突片部から環状部が抜け落ちてバンド部材が外れてしまうことがないので、その取り付け作業をスムーズに行うことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、様々な支柱を電柱に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態の支柱固定器具を電柱に固定した状態を示す斜視図である。
図2】支柱固定器具を電柱に固定した状態を示す上面図である。
図3】支柱固定器具を示す正面図である。
図4】支柱固定器具の要部(金物部分)を示す側面図である。
図5】支柱固定器具にて所定の支柱(丸棒)を電柱に沿わせて固定した状態を示す上面図である。
図6】支柱固定器具にて所定の支柱(角棒)を電柱に沿わせて固定した状態を示す上面図である。
図7】支柱固定器具を電柱に固定した状態を示す上面図である。
図8】支柱固定器具の変形例(金物部分)を示す側面図である。
図9】支柱固定器具の変形例(金物部分)を示す側面図である。
図10】支柱固定器具の変形例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明に係る支柱固定器具の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施形態の支柱固定器具は、所定の支柱を電柱の長手方向に沿わせて固定するための器具であり、仮設する照明器具や標識などが取り付けられている支柱を電柱に固定するために用いる器具である。
【0019】
支柱固定器具100は、例えば、図1図4に示すように、所定の支柱Pを支持する支柱支持体10と、支柱支持体10に左右一対設けられており、電柱Dの側面に当接される電柱当接体20と、左右一対の電柱当接体20を電柱Dの側面に押し付けるようにして、一対の電柱当接体20および支柱支持体10を電柱Dに固定する固定手段であるバンド部材30等を備えている。
【0020】
支柱支持体10は、略直交した2つの面を有し、その2つの面に支柱Pの側面を内接させる支柱当接部11と、支柱当接部11の2つの面に向けてそれぞれ支柱Pを略垂直に押し付けて、支柱当接部11との間に支柱Pを挟み込む一対の押圧部材12等を有している。
【0021】
支柱当接部11は、例えば、鋼板を折曲加工し、上面視略L字形状を呈するように形成された構成部分であり、挟角が略90°を成している2つの面(略直交した2つの面)を有している。
この支柱当接部11の両側に電柱当接体20が設けられている。
本実施形態では、例えば、図3に示すように、上下に分割された態様で対を成している支柱当接部11の両側に、溶接などによって電柱当接体20が固設されている。
【0022】
押圧部材12は、例えば、蝶ネジボルトなどのボルト部材であり、ボルト螺着部12aに螺着されている。
ボルト螺着部12aは、例えば、鋼板を折曲加工し、上面視略L字形状を呈するように形成された構成部分であり、その両側が溶接などによって電柱当接体20に固設されている。
このボルト螺着部12aは、ボルト螺着部12aにおいて挟角が略90°を成している2つの面がそれぞれ、支柱当接部11の2つの面と略平行となる配置に設けられており、例えば、図2に示すように、支柱支持体10におけるボルト螺着部12aと支柱当接部11を上面視した際に矩形環が視認されるようになっている。支柱支持体10が支持する支柱Pは、その矩形環を貫くようにボルト螺着部12aと支柱当接部11の間を通されて配される。
そして、一方の押圧部材12(蝶ネジボルト)は、支柱当接部11の一方の面(上記2つの面の一方)に対して略垂直な向きで進退可能に螺着されており、他方の押圧部材12(蝶ネジボルト)は、支柱当接部11の他方の面(上記2つの面の他方)に対して略垂直な向きで進退可能に螺着されている。
なお、ボルト螺着部12aは、支柱固定器具100を正面視した際、上下に対を成している支柱当接部11の間に相当する配置に設けられている。
【0023】
電柱当接体20は、例えば、鋼板を折曲加工し、上面視略ワ字形状(上面視略7字形状)を呈するように形成された構成部分である。
この左右一対の電柱当接体20の端部側にはそれぞれ、電柱Dの側面に線接触する当接板部21が設けられている。
一対の当接板部21は、上面視した際に電柱D側が末広がりとなる略八字形状を呈するように設けられている。
【0024】
また、左右一対の電柱当接体20にはそれぞれ、バンド部材30を繋ぎ留めるための突片部22が設けられている。
突片部22は、バンド部材30のそれぞれの端部に設けられている環状部31を繋ぎ留めるために、その環状部31に挿し入れられる構成部分である。
ここでの突片部22は、電柱当接体20において下向きに延出している突片本体22aと、突片本体22aの先端側に設けられ、その突片本体22aの延出方向逆向きに折り返されてなる返し片22bと、を有している。
【0025】
バンド部材30は、それぞれの端部に環状部31が設けられているラチェット式のタイダウンベルトである。なお、ラチェットベルトは従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
このバンド部材30は、一端部の環状部31が一方の電柱当接体20の突片部22に繋がれ、他端部の環状部31が他方の電柱当接体20の突片部22に繋がれており、バンド部材30と左右一対の電柱当接体20との間に電柱Dを挟むように、そのバンド部材30が電柱Dに緊締されている。
具体的には、バンド部材30は、左右一対の電柱当接体20を電柱Dに引き寄せて、その一対の電柱当接体20の当接板部21を電柱Dの側面に押し付けることで、一対の電柱当接体20および支柱支持体10を電柱Dに固定する機能を有している。
固定手段としてラチェットベルトであるバンド部材30を用いることで、一対の電柱当接体20および支柱支持体10を電柱Dに速やかに且つ容易に取り付けて固定することができる。
【0026】
このように、本実施形態の支柱固定器具100は、固定手段であるバンド部材30によって、一対の電柱当接体20および支柱支持体10を電柱Dに固定することができる。
特に、バンド部材30端部の環状部31を繋ぎ留める突片部22には、突片本体22aの延出方向逆向きに折り返されてなる返し片22bが設けられているため、支柱固定器具100を電柱Dに取り付ける作業の過程で、突片部22から環状部31が抜け落ちてバンド部材30が外れてしまうことがないので、その取り付け作業をスムーズに行うことができる。
【0027】
また、所定の支柱Pを支持する支柱支持体10は、例えば、図5に示すように、ボルト螺着部12aと支柱当接部11の間に通されて、支柱当接部11に内接させている丸棒状の支柱Pを一対の押圧部材12によって支柱当接部11の2つの面に向けてそれぞれ略垂直に押し付けて、支柱当接部11と押圧部材12との間にその支柱Pを挟み込んで固定することができるので、支柱Pの径に応じて押圧部材12(蝶ネジボルト)の締め込み量を調節するようにして、様々な径の支柱Pを支柱支持体10に固定することができる。
また、この支柱支持体10であれば、例えば、図6に示すように、角棒状の支柱Pであっても、支柱当接部11と押圧部材12との間にその支柱Pを挟み込んで固定することができる。
つまり、本実施形態の支柱固定器具100であれば、様々な径(サイズ)や様々な断面形状の支柱Pを支柱支持体10に固定することができるので、様々な支柱Pを電柱Dに固定することができる。
【0028】
また、この支柱固定器具100は、バンド部材30が左右一対の電柱当接体20を電柱Dに引き寄せて、その一対の電柱当接体20の当接板部21を電柱Dの側面に押し付けるようにして、電柱Dに固定されるようになっているので、例えば、図2図7に示すように、様々な径の電柱Dに支柱固定器具100を取り付けて固定することができる。
つまり、この支柱固定器具100は、左右一対の電柱当接体20の当接板部21を電柱Dの側面に線接触させる構造を有しているので、電柱Dの径が異なる場合でも、当接板部21のいずれかの箇所を電柱Dの側面に線接触させて、左右一対の当接板部21とバンド部材30とによる三方からの3点支持構造をとるようにして、電柱Dに支柱固定器具100を固定することができる。
これに対し、当接板部21が電柱Dの側面に面接触する構造である場合、その当接板部21の曲率に対応する径の電柱Dであれば、支柱固定器具100を好適に固定することができるが、任意の径の電柱Dには支柱固定器具100を固定し難くなってしまう。
このように、左右一対の電柱当接体20の当接板部21を電柱Dの側面に線接触させる構造をとることで、任意の径の電柱Dに支柱固定器具100を固定することができる。
【0029】
そして、この支柱固定器具100は、バンド部材30によって一対の電柱当接体20および支柱支持体10を電柱Dに緊締することができるとともに、その支柱支持体10に支柱Pを強固に固定することができるので、例えば、重量のある白熱投光器(照明器具)が取り付けられている支柱Pや、風を受け易い標識が取り付けられている支柱Pであっても、電柱Dの長手方向に沿わせて良好に固定することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図8に示すように、電柱当接体20の突片部22は、電柱当接体20において上向きに延出している突片本体22aと、突片本体22aの先端側に設けられ、その突片本体22aの延出方向逆向きに折り返されてなる返し片22bと、を有しているものであってもよい。
また、例えば、図9に示すように、電柱当接体20の突片部22は電柱当接体20において横向きに延出したものであってもよい。
このような突片部22であっても、支柱固定器具100を電柱Dに取り付ける作業の過程で、突片部22から環状部31が抜け落ちてバンド部材30が外れてしまうことがないので、支柱固定器具100を電柱Dに取り付ける作業をスムーズに行うことができる。
【0031】
また、例えば、図10に示すように、当接板部21が電柱Dと接触する面側に、ゴムパッド23を貼付するなどして配設するようにしてもよい。
当接板部21にゴムパッド23が配設されていれば、そのゴムパッド23を電柱Dの側面に押し当てるようにして、より好適に電柱Dに支柱固定器具100を固定することができる。
このゴムパッド23は、硬質ゴムなどからなる平板部材である。
【0032】
なお、以上の実施の形態においては、固定手段としてのバンド部材30にラチェットベルトを用いた場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、固定手段はラチェット式ではない緊締ベルトや緊締バンドであってよく、また、その他の緊締器具などであってもよい。
【0033】
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0034】
10 支柱支持体
11 支柱当接部
12 押圧部材
12a ボルト螺着部
20 電柱当接体
21 当接板部
22 突片部
22a 突片本体
22b 返し片
23 ゴムパッド
30 バンド部材(固定手段)
31 環状部
100 支柱固定器具
P 支柱
D 電柱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10