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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-30
(45)【発行日】2023-04-07
(54)【発明の名称】二輪車搭載用リフト
(51)【国際特許分類】
   B61B 11/00 20060101AFI20230331BHJP
   B61B 12/00 20060101ALI20230331BHJP
   B61B 12/02 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
B61B11/00 A
B61B12/00 B
B61B12/02 D
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2020002087
(22)【出願日】2020-01-09
(65)【公開番号】P2021109512
(43)【公開日】2021-08-02
【審査請求日】2022-08-26
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507106995
【氏名又は名称】株式会社エス・エイ・アイ
(74)【代理人】
【識別番号】100080654
【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 博司
(72)【発明者】
【氏名】伊豫 宗之
【審査官】塚本 英隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-222038(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第01849655(EP,A1)
【文献】欧州特許出願公開第03415395(EP,A1)
【文献】特開2004-156314(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B61B 11/00
B61B 12/00
B61B 12/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤロ-プを保持するワイヤホルダと、
該ワイヤホルダに前後方向へ揺動自在に吊下げたサスペンダーと、
該サスペンダーに吊下げられ、二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームとを備え、
該二輪車搭載フレームは、上端を前記サスペンダーに取り付けられ、下端に前記ラックレールを取り付けた連結アームにより前記サスペンダーに連結されており、
さらに前記ラックレールの両側に沿って後端が開放された二輪車の導入ガイドを取り付けるとともに、前記ラックレールの前端には二輪車用ストッパが配設されている二輪車搭載用リフトにおいて、
前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、前記連結アームを屈曲させて前記二輪車搭載フレームのラックレールと平行に延長した延長部分は、前記左右に一対のラックレール間に配設されており、
かつ、前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、かつ前記左右に一対のラックレールは前後にずれた位置に配設されていることにより、二輪車のハンドルが重なり合う幅に前記一対のラックレールが保持されていても、何ら支障なく使用できるようになっていることを特徴とする二輪車搭載用リフト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキー場等のリフトにおいて、複数の二輪車を搭載して輸送することのできる二輪車搭載用リフトに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、シーズンオフ時のスキー場のゲレンデや林間コースを利用して、マウンテンバイク等の二輪車を用いてスポーツやレジャーを行うようにしたスキー場が増えてきている。
これらのスキー場には、スキーシーズン中にスキーヤーやスノーボーダーを輸送するリフトを備えており、一部のスキー場においてはこのリフトにより二輪車を輸送するようにしているところもある。
【0003】
従来から、ゴンドラリフトのように大型の設備は、規模の大きなスキー場にしか設備されていないが、チェアリフトであればほぼ全てのスキー場が備えていて利用されている。したがって、チェアリフトを二輪車の輸送に利用できれば、より多くのスキー場で二輪車の輸送が可能になる。このようなことから、従来、チェアリフトに二輪車を搭載する技術が提案されている。
【0004】
実開平3-47271号公報(特許文献1参照)に記載のマウンテンバイク運搬装置は、キャリヤ(搬器)の後部にT字形状の運搬用部材を取り付け、この運搬用部材から後方に突出して設けたフックにマウンテンバイクの水平フレームを掛止するようにしている。
特開2006-281910号公報(特許文献2参照)に記載の二輪車搬送機能付きリフト搬器は、搬器のフレーム後部において、側方の高い位置に設けられた第1車輪保持部と、他方の側方の低い位置に設けられた第2車輪保持部とに、二輪車の車輪を掛止するようにしている。
また、特開2016-187972号公報(特許文献3参照)には、索条を握索する握索機と、該握索機に前後方向へ揺動自在に吊下したサスペンダーと、該サスペンダーに吊下され、二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームとを備え、該二輪車搭載フレームは、上部において索道搬器進行方向に対して前後方向へ延びる上部水平部材と、下部において索道搬器進行方向に対して前後方向へ延びる下部水平部材と、前記上部水平部材の前端部と前記下部水平部材の前端部とを連結する垂直部材を有する二輪車搭載用索道搬器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】実開平3-47271号公報
【文献】特開2006-281910号公報
【文献】特開2016-187972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の従来例においては、チェアリフト搬器の後部に二輪車を搭載するようにしており、一台の搬器に付き一台の二輪車しか輸送できないという難点があった。一方、二輪車搭載用リフトにおいても複数の二輪車を輸送したいという要望があり、この場合には容易に二輪車を積み込むことができるとともに、二輪車の姿勢を安定した状態に保持できることが要求される。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の二輪車を容易に積み込むことができるとともに、二輪車の姿勢をバランスよく保持できる二輪車搭載用リフトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明の二輪車搭載用リフトは、ワイヤロ-プを保持するワイヤホルダと、該ワイヤホルダに前後方向へ揺動自在に吊下げたサスペンダーと、該サスペンダーに吊下げられ、二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームとを備え、
該二輪車搭載フレームは、上端を前記サスペンダーに取り付けられ、下端に前記ラックレールを取り付けた連結アームにより前記サスペンダーに連結されており、
さらに前記ラックレールの両側に沿って後端が開放された二輪車の導入ガイドを取り付けるとともに、前記ラックレールの前端には二輪車用ストッパが配設されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の二輪車搭載用リフトにおいて、前記サスペンダーは、下端にワイヤロープに対して直角の保持枠を配設してあり、その保持枠に上端を取り付けた連結アームを屈曲させて、前記二輪車搭載フレームのラックレールと平行に延長し、該延長部分でラックレールを支持するようにしたことをも特徴とするものである。
【0010】
また本発明の二輪車搭載用リフトにおいて、前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、前記連結アームを屈曲させて前記二輪車搭載フレームのラックレールと平行に延長した延長部分は、前記左右に一対のラックレール間に配設されていることをも特徴とするものである。
【0011】
本発明の二輪車搭載用リフトにおいて、前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、かつ前記左右に一対のラックレールは前後にずれた位置に配設されていることにより、二輪車のハンドルが重なり合う幅に前記一対のラックレールが保持されていても、何ら支障なく使用できるようになっていることをも特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、前記二輪車搭載フレームは、上端を前記サスペンダーに取り付けられ、下端に前記ラックレールを取り付けた連結アームにより前記サスペンダーに連結するようになっており、非常に構造が単純で大幅な軽量化を図ることができるようになった。
【0013】
請求項2の発明によれば、前記サスペンダーは、下端にワイヤロープに対して直角の保持枠を配設してあり、その保持枠に上端を取り付けた連結アームを屈曲させて、前記二輪車搭載フレームのラックレールと平行に延長し、該延長部分でラックレールを支持するようになっており、ワンタッチで前記二輪車搭載フレームの交換や修理が可能なため、維持管理を非常に効率よく行えるようになった。
【0014】
請求項3の発明によれば、前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、前記連結アームを屈曲させて前記二輪車搭載フレームのラックレールと平行に延長した延長部分は、前記左右に一対のラックレール間に配設されてようになっており、二輪車を2台搭載可能な前記二輪車搭載フレームをバランスよく前記サスペンダーに連結することができるようになった。
【0015】
請求項4の発明によれば、前記二輪車を搭載するラックレールを有する二輪車搭載フレームは、左右に一対のラックレールを配設され、かつ前記左右に一対のラックレールは前後にずれた位置に配設されていることにより、二輪車のハンドルが重なり合う幅に前記一対のラックレールが保持されていても、二輪車のハンドルがぶつかり合うこともなく、何ら支障なく使用できるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の二輪車搭載用リフトの第1実施例を示すものであり、その分解状態の概略平面図である。
図2】連結部材に一方のラックレールを取り付けた状態の概略平面図である。
図3】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略平面図である。
図4】本発明の二輪車搭載用リフトの第1実施例を示すものであり、その分解状態の概略側面図である。
図5】連結部材に一方のラックレールを取り付けた状態の概略側面図である。
図6】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略側面図である。
図7】本発明の二輪車搭載用リフトの第1実施例を示すものであり、その分解状態の概略後面図である。
図8】連結部材に一方のラックレールを取り付けた状態の概略後面図である。
図9】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略後面図である。
図10】本発明の二輪車搭載用リフトの第1実施例を示すものであり、その分解状態の概略斜視図である。
図11】連結部材を連結アームの延長部分に取り付けた状態の概略斜視図である。
図12】連結部材に一方のラックレールを取り付けた状態の概略斜視図である。
図13】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略斜視図である。
図14】サスペンダーと連結アームの分解状態の概略後面図である。
図15】サスペンダーに連結アームを取り付けた状態の概略後面図である。
図16】その概略側面図である。
図17】一方のラックレールに二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図18】他方のラックレールにも二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図19】一方のラックレールに別の二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図20】他方のラックレールにも別の二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図21】一方のラックレールにさらに別の二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図22】他方のラックレールにもさらに別の二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
図23】本発明の二輪車搭載用リフトの第2実施例を示すものであり、その分解状態の概略平面図である。
図24】連結部材を連結アームに取り付けた状態の概略平面図である。
図25】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略平面図である。
図26】本発明の二輪車搭載用リフトの第2実施例を示すものであり、その分解状態の概略側面図である。
図27】連結部材を連結アームに取り付けた状態の概略平面図である。
図28】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略側面図である。
図29】本発明の二輪車搭載用リフトの第2実施例を示すものであり、その分解状態の概略後面図である。
図30】連結部材を連結アームに取り付けた状態の概略平面図である。
図31】二輪車搭載用リフトの空車状態の概略後面図である。
図32】サスペンダーと連結アームの分解状態の概略後面図である。
図33】サスペンダーに連結アームを取り付けた状態の概略後面図である。
図34】その概略側面図である。
図35】ラックレールに二輪車を搭載した状態の概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の二輪車搭載用リフトの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1ないし図22に示す第1実施例の二輪車搭載用リフト10は、ワイヤロ-プ11を保持するワイヤホルダ12と、該ワイヤホルダ12に前後方向へ揺動自在に吊下げたサスペンダー13と、該サスペンダー13に吊下げられ、二輪車を搭載するラックレール15を有する二輪車搭載フレーム14とを備えている。
そして、該二輪車搭載フレーム14は、上端を前記サスペンダー13に取り付けられ、下端に前記ラックレール15を取り付けた連結アーム16により前記サスペンダー13に連結されている。
その上で、前記ラックレール15の両側に沿って後端が開放された二輪車の導入ガイド17を取り付けるとともに、前記ラックレール15の前端には二輪車用ストッパ18が配設されている。
【0018】
第1実施例の二輪車搭載用リフト10において、前記サスペンダー13は、下端に前記ワイヤロープ11に対して直角となる保持枠21を配設してあり、その保持枠21に上端に設けたブラケット22を取り付けて連結アーム16を連結してある。23は前記保持枠21とブラケット22とを固着するボルトナット等の金具である。
その上で、前記連結アーム16を屈曲させ、前記二輪車搭載フレーム14のラックレール15と平行に延長し、該延長部分16aでラックレール15を支持するようにしたものである。したがって、ワンタッチで前記二輪車搭載フレーム14の交換や修理が可能なため、維持管理を非常に効率よく行えるようになった。
まお、前記ラックレール15は両側に一対の保持ガイド15a,15bを備え、該一対の保持ガイド15a,15b間を差し渡して取り付けられたU字状断面の受板15cとで構成されている。
そして前記受板15cの上端に沿って後端17aが開放された二輪車の導入ガイド17を取り付けるとともに、前記ラックレール15の前端には二輪車用ストッパ18が配設されている。
【0019】
また第1実施例の二輪車搭載用リフト10において、前記二輪車を搭載するラックレール15を有する二輪車搭載フレーム14は、左右に一対のラックレール15を配設され、前記連結アーム16を屈曲させて前記二輪車搭載フレーム14のラックレール15と平行に延長した延長部分16aは、前記左右に一対のラックレール15間に配設されている。なお、本実施例において前記左右に一対のラックレール15は、連結部材15dを介して前記連結アーム16の延長部分16aに連結されている。
したがって、二輪車31を2台搭載可能な前記二輪車搭載フレーム14をバランスよく前記サスペンダー13に連結することができる。
【0020】
第1実施例の二輪車搭載用リフト10において、前記二輪車を搭載するラックレール15を有する二輪車搭載フレーム14は、左右に一対のラックレール15,15を配設されており、かつ前記左右に一対のラックレール15,15は前後にずれた位置に配設されていることにより、二輪車31のハンドル32が重なり合う幅に前記一対のラックレール15,15が保持されていても、二輪車31のハンドル32がぶつかり合うこともなく、何ら支障なく使用できるようになっている。
【0021】
以上の構成により、二輪車搭載用リフト10が停留場内を回送されているとき、または停止しているときに、次ぎのようにして二輪車31を搭載する。まず、二輪車31の前輪を、前記二輪車の導入ガイド17の解放された後端17aから、ラックレール15のU字状断面の受板15cに持ち上げて載せ、その状態で二輪車31を前方へ押し進める。このとき、ラックレール15の形状がV字状ないしU字状であるので、前輪がこれに誘導されて直進することができる。
二輪車31の前輪がラックレール15の先端位置にくると、これに沿って二輪車31は自重により前方へ移動するので、後輪を持ち上げてラックレール15に載せる。前輪が前記ラックレール15の前端に設けた二輪車用ストッパ18に係合すると搭載が完了する。
【0022】
前記二輪車を搭載するラックレール15を有する二輪車搭載フレーム14は、左右に一対のラックレール15,15を配設されており、かつ前記左右に一対のラックレール15,15は前後にずれた位置に配設されている。
したがって、前位置にあるラックレール15に先に二輪車31を押し込み、次いで後位置にあるラックレール15に二輪車31を押し込むことにより、各二輪車31のハンドル32がぶつかり合うこともなく、したがって左右に一対のラックレール15,15を備えた二輪車搭載フレーム14を何ら支障なく使用できるようになっている。
【0023】
図22ないし図35は本発明の二輪車搭載用リフトの第2実施例を示すものである。
この第2実施例において、二輪車搭載用リフト40は、ワイヤロ-プ41を保持するワイヤホルダ42と、該ワイヤホルダ42に前後方向へ揺動自在に吊下げたサスペンダー43と、該サスペンダー43に吊下げられ、二輪車を搭載するラックレール45を有する二輪車搭載フレーム44とを備えている。
そして、該二輪車搭載フレーム44は、上端を前記サスペンダー43に取り付けられ、下端に前記ラックレール45を取り付けた連結アーム46により前記サスペンダー43に連結されている。
その上で、前記ラックレール45の両側に沿って後端が開放された二輪車の導入ガイド47を取り付けるとともに、前記ラックレール45の前端には二輪車用ストッパ48が配設されている。
【0024】
第2実施例の二輪車搭載用リフト40において、前記サスペンダー43は、下端に前記ワイヤロープ41に対して直角となる保持枠51を配設してあり、その保持枠51に上端に設けたブラケット52を取り付けて連結アーム46を連結してある。53は前記保持枠51とブラケット52とを固着するボルトナット等の金具である。
その上で、前記連結アーム46を屈曲させ、前記二輪車搭載フレーム44のラックレール45と平行に延長し、該延長部分46aでラックレール45を支持するようにしたものである。したがって、ワンタッチで前記二輪車搭載フレーム44の交換や修理が可能なため、維持管理を非常に効率よく行えるようになった。
まお、前記ラックレール45は両側に一対の保持ガイド45a,45bを備え、該一対の保持ガイド45a,45b間を差し渡して取り付けられたU字状断面の受板45cとで構成されている。
そして前記受板45cの上端に沿って後端47aが開放された二輪車の導入ガイド47を取り付けるとともに、前記ラックレール45の前端には二輪車用ストッパ48が配設されている。
【0025】
また第2実施例の二輪車搭載用リフト40において、前記二輪車を搭載するラックレール45を有する二輪車搭載フレーム44は、単一のラックレール45を配設され、前記連結アーム46を屈曲させて前記二輪車搭載フレーム44のラックレール45と平行に延長した延長部分46aは、前記単一のラックレール15に沿って配設されている。なお、本実施例において前記左右に一対のラックレール45は、連結部材45dを介して前記連結アーム46の延長部分46aに連結されている。
したがって、二輪車61を搭載可能な前記二輪車搭載フレーム44をバランスよく前記サスペンダー43に連結することができる。
【0026】
以上の構成により、二輪車搭載用リフト40が停留場内を回送されているとき、または停止しているときに、次ぎのようにして二輪車61を搭載する。まず、二輪車61の前輪を、前記二輪車の導入ガイド47の解放された後端47aから、ラックレール45のU字状断面の受板45cに持ち上げて載せ、その状態で二輪車61を前方へ押し進める。このとき、ラックレール45の形状がV字状ないしU字状であるので、前輪がこれに誘導されて直進することができる。
二輪車61の前輪がラックレール45の先端位置にくると、これに沿って二輪車61は自重により前方へ移動するので、後輪を持ち上げてラックレール45に載せる。前輪が前記ラックレール45の前端に設けた二輪車用ストッパ48に係合すると搭載が完了する。
【符号の説明】
【0027】
10 二輪車搭載用リフト
11 ワイヤロ-プ
12 ワイヤホルダ
13 サスペンダー
14 二輪車搭載フレーム
15 ラックレール
15a,15b 保持ガイド
15c 受板
15d 連結部材
16 連結アーム
16a 延長部分
17 二輪車の導入ガイド
17a 後端
18 二輪車用ストッパ
21 保持枠
22 ブラケット
23 ボルトナット等の金具
31 二輪車
32 ハンドル
40 二輪車搭載用リフト
41 ワイヤロ-プ
42 ワイヤホルダ
43 サスペンダー
44 二輪車搭載フレーム
45 ラックレール
45a,45b 保持ガイド
45c 受板
45d 連結部材
46 連結アーム
46a 延長部分
47 二輪車の導入ガイド
47a 後端
48 二輪車用ストッパ
51 保持枠
52 ブラケット
53 ボルトナット等の金具
61 二輪車
62 ハンドル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
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図25
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図29
図30
図31
図32
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図35