(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-30
(45)【発行日】2023-04-07
(54)【発明の名称】制御装置および制御方法
(51)【国際特許分類】
B60R 16/02 20060101AFI20230331BHJP
H04L 12/28 20060101ALI20230331BHJP
B60R 16/023 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
B60R16/02 660N
H04L12/28 200Z
B60R16/023 P
(21)【出願番号】P 2018248548
(22)【出願日】2018-12-28
【審査請求日】2021-09-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 慎
【審査官】森本 康正
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-154189(JP,A)
【文献】特開2015-174552(JP,A)
【文献】特開2010-285111(JP,A)
【文献】特開2014-058290(JP,A)
【文献】特開平08-237772(JP,A)
【文献】特開2017-047773(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/02-16/04
H04L 12/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
イグニッションスイッチ
がオンの状態で起動した場合は、車両に搭載された情報ネットワーク
を介して接続された他の制御装置と通信を行うための端子の動作モード
を通信可能な状態に設定し、
前記イグニッションスイッチがオフの状態で起動した場合には、前記端子の動作モードを通信禁止状態に設定する、
制御装置。
【請求項2】
前記イグニッションスイッチがオフの状態で起動した場合は、前記端子の動作モードを前記情報ネットワークの通信規格と異なるモードへ設定する
、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記イグニッションスイッチがオフの状態で起動した場合は、前記端子の端子電圧を0Vに固定する
、
を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
イグニッションスイッチ
がオンの状態で起動した場合は、車両に搭載された情報ネットワーク
を介して接続された他の制御装置と通信を行うための端子の動作モード
を通信可能な状態に設定し、
前記イグニッションスイッチがオフの状態で起動した場合には、前記端子の動作モードを通信禁止状態に設定する、
制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置および制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車載用のバッテリマネージメントシステム(以下、BMSと記載する)において、例えば、イグニッションスイッチがオフである期間に、所定の周期で起動し、各電池セルのセル電圧を均等化する処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、起動時に他の制御装置に接続する通信バスから不要な電圧が供給され、他の制御装置が起動する場合があった。すなわち、従来技術では、他の制御装置を不必要に起動させることで、バッテリ上がりを促進するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、不要な通信を抑制することができる制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る制御装置は、判定部と、設定部とを備える。前記判定部は、起動時に車両のイグニッションスイッチの状態に基づいて起動モードを判定する。前記設定部は、前記車両に搭載された情報ネットワークが通信バスを介して接続されるとともに、前記情報ネットワークに接続された他の制御装置と通信を行うための端子の動作モードについて、前記判定部によって判定された前記起動モードに応じて設定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、不要な通信を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図3】
図3は、制御モードの具体例を示す図である。
【
図4】
図4は、起動モードと動作モードとの関係を示す模式図である。
【
図5】
図5は、制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る制御装置および制御方法について詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
まず、
図1を用いて実施形態に係る制御装置および制御方法の概要について説明する。
図1は、制御方法の概要を示す図である。なお、本実施形態では、
図1に示す制御装置1が、車両に搭載されたメインバッテリMbの各電池セル(不図示)を制御するECUである場合について説明する。
【0011】
図1に示すように、制御装置1は、複数の端子T1~T3を有する。各端子T1~T3は、それぞれ車内ネットワークであるCAN(Controller Area Network)通信用の通信バスBに接続される。なお、CANは、車両に搭載された情報ネットワークの一例である。
【0012】
制御装置1は、通信バスBを介して、CANに接続された他のECUとデータ通信を行うことが可能である。なお、他のECUは、他の制御装置の一例である。
【0013】
また、制御装置1は、例えば、車両のイグニッションスイッチがオフである期間において、所定周期で起動し、メインバッテリMbの各電池セルのセル電圧を均等化する均等化制御を行う。
【0014】
この均等化制御においては、制御装置1と、CANに接続された他のECUとの通信は不要である。しかしながら、従来では、制御装置の各端子から通信バスへ信号が入力される場合があった。
【0015】
この場合、他のECUは、CANを介して上記の信号を受けて起動することで、不要に電力を消費し、バッテリ上がりを招く恐れがあった。一方で、例えば、CAN通信の制御ソフト(例えば、NM;Network Management)を搭載すると、実装コストや動作確認等の評価作業などに費やす作業コストが増大するため好ましくない。
【0016】
そこで、実施形態に係る制御方法では、制御装置1の起動モードに応じて、端子T1~T3の動作モードを設定することとした。つまり、実施形態に係る制御方法では、CANに接続された他のECUと通信が不要な起動モードにおいては、制御装置1側で、端子T1~T3から信号の出力を禁止することとした。
【0017】
具体的には、
図1に示すように、制御装置1は、起動すると、起動モードを判定する(ステップS1)。例えば、制御装置1は、IG信号の入力の有無によって起動モードを判定することができる。
【0018】
ここで、IG信号は、イグニッションスイッチに連動して入力される信号である。例えば、イグニッションスイッチがオンである場合にのみ、IG信号が制御装置1へ入力される。言い換えれば、イグニッションスイッチがオフである場合には、IG信号は制御装置1へ入力されない。
【0019】
制御装置1は、例えば、起動時にIG信号が入力されている場合、起動モードをIGモードと判定し、起動時にIG信号が入力されていない場合、起動モードをBattモードと判定することができる。
【0020】
IGモードは、イグニッションスイッチをオンにするユーザ操作によって起動するモードである。IGモードにおいては、制御装置1は、CANに接続された他のECUと通信バスBを介してCAN通信を行い、車両の走行に応じてメインバッテリMbを制御する。
【0021】
また、Battモードは、イグニッションスイッチがオフである期間に起動するモードであり、他のECUとのCAN通信が不要な動作モードである。Battモードにおいて、制御装置1は、上記の均等化制御を行うこととなる。なお、Battモードは、非通信モードの一例に対応する起動モードである。
【0022】
続いて、制御装置1は、ステップS1にて判定した起動モードに応じて各端子T1~T3の動作モードを設定する(ステップS2)。
図1に示す例では、起動モードがIGモードである場合、各端子T1~T3を機能ポートに設定し、起動モードがBattモードである場合、各端子T1~T3を一般ポートに設定する場合を示す。
【0023】
機能ポートは、端子T1~T3がCAN通信を可能な状態であることを示し、すなわち、CANメッセージに応じて、端子T1~T2からドミナントおよびレセシブの双方の端子電圧が通信バスBを介してCANへ供給される。
【0024】
また、一般ポートは、CANとは通信規格が異なる動作モードである。一般ポートでは、端子T1~T3の端子電圧を0Vに固定し、CAN通信を禁止する。すなわち、Battモードである場合に、端子電圧を0Vに固定することで、端子T1~T3からCANへの信号の出力が禁止される。つまり、イグニッションスイッチがオフである場合に、CANへの信号の出力を禁止することで、CANに接続された他のECUの起動を抑制することができる。
【0025】
このように、実施形態に係る制御装置1によれば、不要な通信を抑制することができる。特に、イグニッションスイッチがオフである場合に、不要なCAN通信を禁止することで、CANに接続された他のECUの起動を抑制することができる。これにより、バッテリ上がりを抑制することができる。
【0026】
次に、
図2を用いて実施形態に係る制御装置1の構成例について説明する。
図2は、制御装置1のブロック図である。なお、
図2では、CANトランシーバ50を併せて示す。
【0027】
例えば、CANトランシーバ50は、CANから入力される他のECUからのアナログの入力信号をデジタル信号へ変換し、制御装置1へ渡したり、制御装置1から受け取った入力信号を他のECUへ向けて送信したりすることができる。
【0028】
制御装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。また、
図2に示すように、制御部2は、判定部21と、設定部22と、電池制御部23とを備える。
【0029】
制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
【0030】
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の判定部21、設定部22および電池制御部23として機能する。
【0031】
また、制御部2の判定部21、設定部22および電池制御部23の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
【0032】
また、記憶部3は、例えば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、端子情報31や各種プログラムの情報を記憶することができる。なお、制御装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
【0033】
例えば、端子情報31は、上述の起動モード毎に各端子T1~T3の動作モードが対応付けられた情報である。
【0034】
制御部2の判定部21は、制御装置1の起動時において、車両のイグニッションスイッチの状態に基づいて起動モードを判定し、判定結果を設定部22や電池制御部23へ通知する。
【0035】
例えば、判定部21は、上述のように、IG信号の有無によってイグニッションスイッチのオン/オフを判定することが可能である。しかしながら、これに限定されるものではない。すなわち、判定部21は、イグニッションスイッチのオン/オフに応じて変動する他の信号等を用いて、イグニッションスイッチの状態判定を行うことにしてもよい。
【0036】
ここで、
図3を用いて、制御モードの具体例について説明する。
図3は、制御モードの具体例を示す図である。
【0037】
図3に示すように、制御装置1は、スリープモードst1、IGモードst2およびBattモードst3を有する。スリープモードst1は、制御装置1の制御部2が休止状態にあることを意味する。
【0038】
制御部2は、イグニッションスイッチがオンになったことを受けてスリープモードst1から起動した場合、IGモードst2へ移行する。また、制御部2は、イグニッションスイッチがオフである期間に図示しない内部タイマにより起動した場合、Battモードst3へ移行することとなる。
【0039】
また、制御部2は、IGモードst2において、イグニッションスイッチがオンからオフへ変更された場合、スリープモードst1へ移行する。また、制御部2は、Battモードst3において、上記の均等化制御を終えると、内部タイマをセットし、スリープモードst1へ移行する。
【0040】
その後、制御部2は、スリープモードst1において、内部タイマが所定カウントに達すると、再度Battモードへ移行することとなる。また、制御部2は、Battモードst3中に、イグニッションスイッチがオンとなった場合、Battモードst3からIGモードst2へ移行することができる。
【0041】
図2の説明に戻り、設定部22について説明する。設定部22は、判定部21によって判定された起動モードに応じて、通信バスBに接続された各端子T1~T3の動作モードを設定する。
【0042】
設定部22は、判定部21から通知された起動モードに基づき、記憶部3の端子情報31を参照することで、各端子T1~T3の動作モードを設定することができる。
【0043】
具体的には、設定部22は、起動モードがIGモードst2であれば、各端子T1~T3の動作モードを機能ポートへ設定し、起動モードがBattモードst3である場合、各端子T1~T3の動作モードを一般ポートへ設定する。
【0044】
図4は、起動モードと動作モードとの関係を示す模式図である。
図4に示すように、制御部2が、時刻t1において、起動した場合、同図のAに示すように、IG信号がオンであるため、起動モードはIGモードst2となる。
【0045】
この場合、設定部22は、端子T1~T3の動作モードは、機能ポートとなる。機能ポートにおいては、各端子T1~T3は、それぞれCANへの信号を出力することが可能である。
【0046】
これにより、制御部2は、CAN通信を用いて他のECUと協調動作を行うことが可能となる。
【0047】
その後、イグニッションスイッチがオフになると、制御部2は、スリープモードst1へ移行する。その後、時刻t3に示すように、制御部2が、起動した場合に、IG信号がオフである場合、起動モードは、Battモードst3となる。
【0048】
設定部22は、Battモードst3においては、各端子T1~T3を一般ポートに設定し、各端子T1~T3の端子電圧を0Vに固定する。これにより、Battモードst3においては、CANへの信号の出力を禁止することができる。
【0049】
したがって、イグニッションがオフである期間においては、各端子T1~T3から不要な信号が通信バスBへ出力されずにすむ。これにより、CANに接続された他のECUが上記の不要な信号によってウェイクアップせずに済む。
【0050】
つまり、他のECUがウェイクアップする際の消費電力を抑制することができるので、バッテリ上がりを抑制することができる。
【0051】
なお、例えば、設定部22は、Battモードst3からIGモードst2へ起動モードが変更された場合、各端子T1~T3を一般ポートから機能ポートへ再設定することも可能である。
【0052】
図2の説明に戻り、電池制御部23について説明する。電池制御部23は、
図1に示したメインバッテリMbを制御する制御部である。電池制御部23は、Battモードst3で起動した場合、上述の均等化制御を行う。
【0053】
電池制御部23は、均等化制御を終えると、内部タイマを設定し、制御部2をスリープモードst1へ移行させる。上述のように、制御部2は、内部タイマによって起動した場合、Battモードst3で起動することとなる。すなわち、この場合、IG信号はオフであり、判定部21は、起動モードをBattモードst3と判定することになる。
【0054】
一方、制御部2は、内部タイマが所定カウント数に達する前に、イグニッションスイッチがオンになった場合、IGモードst2で起動することとなる。
【0055】
電池制御部23は、IGモードst2においては、CAN通信によって他のECUと連携し、車両の走行状態に応じて、メインバッテリMbを制御することができる。
【0056】
次に、
図5を用いて実施形態に係る制御装置1が実行する処理手順について説明する。
図5は、制御装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、かかる処理手順は、制御部2によって繰り返し実行される。
【0057】
図5に示すように、制御装置1は、起動したか否かを判定し(ステップS101)、起動した場合(ステップS101,Yes)、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(ステップS102)。
【0058】
制御装置1は、イグニッションスイッチがオンである場合(ステップS101,Yes)、起動モードをIGモードst2と判定し(ステップS103)、端子T1~T3を機能ポートに設定する(ステップS104)。
【0059】
続いて、制御装置1は、IGモードst2におけるメインバッテリMbの通常処理を行い(ステップS105)、イグニッションスイッチがオフとなったか否かを判定する(ステップS106)。
【0060】
制御装置1は、ステップS106の判定処理において、イグニッションスイッチがオンである場合(ステップS106,No)、ステップS105の処理を継続して行う。
【0061】
また、制御装置1は、イグニッションスイッチがオフである場合(ステップS106,Yes)、スリープモードst1からBattモードst3へ移行するためのタイマを設定し(ステップS107)、処理を終了する。
【0062】
また、制御装置1は、ステップS101の判定処理において、起動していない場合(ステップS101,No)、スリープモードst1を継続し、処理を終了する。
【0063】
また、制御装置1は、ステップS102の判定において、イグニッションスイッチがオフである場合(ステップS102,No)、Battモードst3と判定する(ステップS108)。
【0064】
その後、制御装置1は、端子T1~T3を一般ポートに設定した後に(ステップS109)、メインバッテリMbの各セル電圧を均等化する均等化処理を行って(ステップS110)、ステップS107の処理へ移行する。
【0065】
上述したように、実施形態に係る制御装置1は、判定部21と、設定部22とを備える。判定部21は、起動時における車両Cのイグニッションスイッチの状態に基づいて起動モードを判定する。
【0066】
設定部22は、車両に搭載されたCAN(情報ネットワークの一例)が通信バスBを介して接続されるとともに、CANに接続された他のECU(他の制御装置の一例)と通信を行うための端子T1~T3の動作モードについて、判定部21によって判定された起動モードに応じて設定する。したがって、実施形態に係る制御装置1によれば、不要な通信を抑制することができる。
【0067】
ところで、上述した実施形態では、制御装置1が、メインバッテリMbを制御する制御装置である場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、車両Cに搭載された他のECUについても本発明を適用することが可能である。
【0068】
また、上述の実施形態では、起動モードに応じて、各端子T1~T3を統一した動作モードに設定する場合について説明したが、各端子T1~T3をそれぞれ異なる動作モードに設定することにしてもよい。
【0069】
また、上述した実施形態では、機能ポートおよび一般ポートの双方のいずれかの動作モードを設定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0070】
すなわち、Battモードなど他のECUと通信を必要としない非通信モードにおいては、例えば、全ての端子Tを受信ポートへ設定するなど、端子電圧の出力を禁止するように設定することも可能である。この場合であっても、不要な通信を抑制することができる。
【0071】
また、上述した実施形態では、通信バスBがCANに接続される場合について説明したが、通信バスBは、例えば、LIN(Local Interconnect Network)などの他の通信規格に準拠したバスであってもよい。
【0072】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 制御装置
21 判定部
22 設定部
23 電池制御部
50 CANトランシーバ
B 通信バス
T 端子
st1 スリープモード
st2 IGモード(起動モードの一例)
st3 Battモード(起動モードの一例)