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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-30
(45)【発行日】2023-04-07
(54)【発明の名称】容器回転装置および容器の回転方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 35/02 20060101AFI20230331BHJP
【FI】
G01N35/02 G
G01N35/02 D
G01N35/02 C
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2020571792
(86)(22)【出願日】2019-06-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-21
(86)【国際出願番号】 US2019038636
(87)【国際公開番号】W WO2020005789
(87)【国際公開日】2020-01-02
【審査請求日】2022-06-22
(31)【優先権主張番号】62/691,298
(32)【優先日】2018-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504121623
【氏名又は名称】バイオ-ラッド・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(74)【代理人】
【識別番号】100201938
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 静可
(72)【発明者】
【氏名】パナトーニ,ナターシャ
(72)【発明者】
【氏名】プライス,グレン
【審査官】岩永 寛道
(56)【参考文献】
【文献】実開平06-058362(JP,U)
【文献】特開2005-310050(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0060240(US,A1)
【文献】国際公開第2015/079467(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第107132364(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 35/00- 37/00
B65G 47/00- 47/20
B66F 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続されるモータを有し、垂直リニアガイド対して摺動可能に取り付けられ、前記モータが前記リードスクリューを回転するように構成される、リニアアクチュエータと、
前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続される容器係合部材と、
前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合するナットであって、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して移動可能なように取り付けられる前記ナットと、
前記垂直リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部と、
前記モータの動作を制御する制御部であって、前記モータの動作に応じて前記容器係合部材が第1の位置と第2の位置との間を移動可能とされる、制御部と
を具備する
容器回転装置。
【請求項2】
請求項1に記載の容器回転装置であって、
(i)前記モータは、ステッピングモータである;又は
(ii)前記モータは、前記垂直リニアガイド上の2本の垂直レール間において第1のスライドに取り付けられる第1のキャリッジと連結する;又は
(iii)前記ナットは、前記垂直リニアガイド上の2本の垂直レール間において第2のスライドに取り付けられる第2のキャリッジと連結する
容器回転装置。
【請求項3】
請求項1に記載の容器回転装置であって、
(i)前記容器係合部材の内面は、テーパ状である;又は
(ii)前記容器係合部材の内面は、円錐台形状を有する;又は
(iii)前記容器係合部材の少なくとも一部は、弾性変形可能な材料から形成され、好ましくは、前記弾性変形可能な材料は、エラストマー材料、高分子材料、ポリウレタン材料、ラテックス材料、およびシリコーン材料で構成される群からから選択される;又は
(iv)センサをさらに具備し、好ましくは、前記センサは光センサである
容器回転装置。
【請求項4】
容器の回転方法であって、
リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続され、垂直リニアガイド対して移動可能なように取り付けられるモータと、
前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続される容器係合部材と、
前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合し、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して移動可能なように取り付けられるナットであって、前記垂直リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部に載っている前記ナットと
を用意し、
前記モータを作動させ、前記ナットを介して前記リードスクリューを第1の方向に回転させることによって、前記容器係合部材を、当該容器係合部材が前記第1の方向において前記容器と係合するまで前記容器に向かって移動させ、
前記容器を前記容器係合部材と共に前記第1の方向に回転させることによって、前記ナットを前記垂直リニアガイドに沿って前記モータに向かって上方に移動する
容器の回転方法。
【請求項5】
請求項4に記載の容器の回転方法であって、
(i)前記容器を前記容器係合部材と共に前記第1の方向に前記回転させることは、実質的に前記容器の軸に沿って前記容器および前記容器係合部材を回転させることを含む;又は
(ii)前記リードスクリューを前記第1の方向に前記回転させることは、ステッピングモータを予めプログラムされた段数作動させ、前記容器を前記容器係合部材に係合することを含む
容器の回転方法。
【請求項6】
請求項4に記載の容器の回転方法であって、
前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられ、前記ナットが連結される第2のキャリッジが、第1のセンサを有する前記垂直リニアガイド上の所定の位置に移動したときを検出することによって、前記容器係合部材が前記容器を前記第1の方向に回転させたときを検出する
ことをさらに含み、好ましくは
(i)内部の試料が混合されるまで閾値時間および/または閾値毎分回転数前記容器を前記第1の方向に回転させることをさらに含む;又は
(ii)バーコード読み取り部で前記容器のバーコードの読み取りを実施しながら前記容器を前記第1の方向に回転させることをさらに含む;又は
(iii)バーコード読み取り部で前記容器のバーコードの読み取りを実施する前に約60~120度前記容器を前記第1の方向に回転させることをさらに含む;又は
(iv)バーコード読み取り部で前記容器のバーコードの読み取りを実施する前に約90度前記容器を前記第1の方向に回転させることをさらに含む
容器の回転方法。
【請求項7】
請求項6の(iii)に記載の容器の回転方法であって、
前記容器を前記回転させることおよび前記バーコードの読み取りを前記実施することは、前記バーコードの読み取りが成功するまで繰り返され、好ましくは、
(i)前記バーコードの読み取りが成功した後、前記バーコード読み取り部の作動を停止することをさらに含む;又は
(ii)前記モータを作動させ、前記リードスクリューを前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転させることによって、前記容器係合部材を前記第2の方向に回転させ、前記容器係合部材を前記容器から離脱させることをさらに含む、
容器の回転方法。
【請求項8】
請求項7の(ii)に記載の容器の回転方法であって、
(i)前記容器係合部材を前記第2の方向に前記回転させることは、前記容器を前記第2の方向に回転させ、好ましくは、前記容器を前記第2の方向に回転させながら、前記容器のバーコードを付加的に少なくとも一回読み取ることをさらに含む;又は
(ii)第2のセンサを有する前記垂直リニアガイド上の所定の位置に第1のキャリッジが到達したときを検出することによって、前記モータが定位置にあるときを検出することをさらに含む;又は
(iii)ステッピングモータが所定の段数作動したときを判定することによって前記モータが定位置にあるときを判定することをさらに含む
容器の回転方法。
【請求項9】
コンピュータによって実行される容器の回転方法であって、
第1の信号をモータに送信し、リードスクリューを容器に向かって第1の方向に回転させ、前記モータは、前記リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続され、第1のキャリッジに取り付けられ、次に前記第1のキャリッジが垂直リニアガイド対して摺動可能に取り付けられ、容器係合部材は、前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続され、ナットが、前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合し、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して移動可能なように取り付けられ、前記垂直リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部に載っており、
前記容器係合部材が前記容器と前記第1の方向において係合することによって前記容器が前記第1の方向に回転されていることを判定する
ことを含む、コンピュータによって実行される容器の回転方法。
【請求項10】
請求項9に記載の容器の回転方法であって、
(i)前記判定することは、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられ、前記ナットが連結される第2のキャリッジが、前記垂直リニアガイド上の所定の位置へ上に移動したことを示す第1のセンサからの信号を受信することによって、前記容器係合部材が前記容器を前記第1の方向に回転させたことを検出することを含む;又は
(ii)前記判定することは、ステッピングモータが所定の段数作動したことを判定することを含む
容器の回転方法。
【請求項11】
請求項9に記載の容器の回転方法であって、
内部の試料が混合されるまで、閾値時間および/または閾値毎分回転数前記容器を前記第1の方向に回転させることをさらに含む、容器の回転方法。
【請求項12】
請求項9に記載の容器の回転方法であって、
第2の信号をバーコード読み取り部に送信し、前記容器のバーコードに符号化されたデータを読み取り、
前記バーコードからデータを受信したこと、または閾値時間または回転数前記容器が回転したことのいずれかに応じて、第3の信号を前記モータに送信し、前記容器係合部材を前記容器から離脱させるように前記リードスクリューを第2の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【請求項13】
請求項12に記載の容器の回転方法であって、
前記バーコードからデータを受信したことに応じて前記バーコード読み取り部の作動を停止する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【請求項14】
請求項12に記載の容器の回転方法であって、
制御部が、前記モータが前記垂直リニアガイド上の定位置に到達したことを判定するまで、前記モータによって前記リードスクリューを前記第2の方向に回転させ続ける
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【請求項15】
請求項14に記載の容器の回転方法であって、
(i)前記制御部は、第2のセンサから信号を受信することによって、前記モータが前記垂直リニアガイド上の前記定位置に到達したときを判定する;又は
(ii)前記制御部は、ステッピングモータが所定の段数作動したときを判定することによって、前記モータが前記定位置に到達したときを判定する
容器の回転方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
患者の試料(例えば、血液、血漿、または血清試料)を試験して患者が病気に罹患しているかどうかを判定するために自動分析機器または分析装置が用いられる。試料をそれぞれ含む容器(例えば、管)は、ラック内に直立して保持され、試験ステーションに自動的に運搬される。試料数は多いため、各試料容器に関する情報は、容器に貼付されるラベルに印刷されるバーコードにコード化される。これらのバーコードは、試験前の試料を識別するためにバーコード読み取り部によって読み取られる。場合によっては、バーコード読み取り部がバーコードを読み取れるように容器を回転させる必要があり得る。また、例えば、試料を混合して容器内に沈降した微粒子を再懸濁するために容器を回転させる必要があり得る。この問題に対する従来の解決策として、容器を回転させるために2つのモータを利用していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【文献】米国特許出願公開第2005/0247790号明細書
【文献】米国特許出願公開第2015/0060240号明細書
【文献】国際公開第2015/079467号
【文献】米国特許出願公開第2007/0008230号明細書
【文献】米国特許出願公開第4705311号明細書
【文献】米国特許第6718229号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
容器(例えば、試料を収容する蓋付き管)を回転させるための装置および方法をここに記載する。本開示は、1つのモータを使用して容器を回転させる装置および方法を提供する。これによって、より複雑でない装置が提供される。上記装置は、容器回転部材を移動および回転させ、次に容器回転部材が容器を回転させるために用いられる。上記装置は、試料容器を自動的に運搬し、その識別情報を自動的に検出する自動分析機器(例えば、自動血液分析装置)において用いることができる。上記装置は、試料容器を自動的に高速回転させて試料を混合または均質化する機器にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】一実施形態に係る容器回転装置の簡略化された概略側面図である。
図2】ホルダ内の容器を省略して示す図1の容器回転装置の斜視図である。
図3】取り付けスタンドを省略して示す一実施形態に係る容器係合部材の側面断面図である。
図4】一実施形態に係る容器係合部材の一部の側面断面図である。
図5A】動作の各段階における図1図3の容器回転装置の側面図である。
図5B】動作の各段階における図1図3の容器回転装置の側面図である。
図5C】動作の各段階における図1図3の容器回転装置の側面図である。
図5D】動作の各段階における図1図3の容器回転装置の側面図である。
図5E】動作の各段階における図1図3の容器回転装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
一実施形態では、容器回転装置は、リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続されるモータを有し、垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられるリニアアクチュエータを備える。モータは、リードスクリューを回転させるように構成される。容器係合部材が、リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続され、ホルダによって支持された容器の上方に配置される。ナットが、リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合する。ナットは、モータと容器係合部材との間において垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられている。容器回転装置は、容器係合部材に向かうナットの移動を停止させる係止部をさらに備える。制御部がモータの動作を制御する。モータの動作に応じて、容器係合部材は、容器係合部材が容器に回転可能に係合している第1の位置と、容器係合部材が容器から離脱している第2の位置との間を移動可能である。
【0006】
一実施形態では、容器の回転方法は、モータを作動させ、容器に向かってリードスクリューを第1の方向に回転させることを含む。本方法の次のステップは、リードスクリューを第1の方向に回転させることによって、容器係合部材が第1の方向において容器と係合するまで容器係合部材を容器に向かって回転移動させるステップとを含む。本方法の次のステップは、容器係合部材と共に容器を第1の方向に回転させるステップを含む。
【0007】
容器の回転により、十分に混合されるまで内容物を混合する効果、および容器のバーコードを読み取り位置に持ってくる(すなわち、バーコード読み取り部に面する)の効果の一方または両方が得られる。
【0008】
図1図3は試料(例えば、患者の血液、血漿、または血清)を含む容器102(例えば、蓋付きのバキュテイナ(登録商標)管)を回転させるための装置100を示す。装置100は、患者の試料を分析するように構成されるシステムに使用することができる。装置100は、リニアアクチュエータと、容器係合部材104と、ナット106と、制御部108とを備える。リニアアクチュエータ(例えば、電動リードスクリュー)は、リードスクリュー112の第1の端部に動作可能に接続されるモータ110を備え、垂直リニアガイド114に対して摺動可能に取り付けられる。モータはリードスクリュー112を回転させるように構成される。図1図3に示すように、モータ110はリニアガイド114の2本の垂直レール118間の第1のスライド117に取り付けられた第1のキャリッジ116(例えば、L形ブラケット)に連結される。第1のキャリッジ116は、モータ110がリードスクリュー112と回転するのを抑制する。いくつかの実施形態では、モータ110はステッピングモータである。また、モータ110は、直流ブラシモータまたは直流ブラシレスモータであってもよい。いくつかの実施形態では、ネジを用いて、モータ110を第1のキャリッジ116に取り付け、第1のキャリッジ116を第1のスライド117に取り付ける。
【0009】
容器係合部材104は、リードスクリュー112の第2の端部に動作可能に接続され、ホルダ118によって支持された容器102の上方に配置される。リードスクリュー112の長さは、容器102の高さに合うように調節することができる。モータの動作に応じて、容器係合部材104は、容器102の係合部材104が容器102と回転可能に係合している第1の位置と、容器係合部材104が容器102から離脱している第2の位置との間において移動可能である。
【0010】
容器係合部材104は略円筒形状である。図4を参照すると、容器係合部材104の内面120は、異なる容器形状およびサイズに対応するようにテーパ状とされる。いくつかの実施形態では、内面120は円錐台形状である。いくつかの実施形態では、容器係合部材104の少なくとも一部が弾性変形可能な材料から形成される。図1及び図2に示すように、容器係合部材104は、リードスクリュー112に取り付けられた第1の部分122と、容器102に接触する第2の部分124との2つの部分を含む。第1の部分122は非変形性材料(例えば、アルミニウム、鋼)から形成することができ、第2の部分124は、弾性変形可能な材料から形成することができる。いくつかの実施形態では、実質的に容器係合部材104全体が弾性変形可能な材料から形成される。弾性変形可能な材料としてはエラストマー材料、高分子材料、ポリウレタン材料、ラテックス材料、およびシリコーン材料が挙げられるが、これらに限定されない。容器係合部材104の材料に応じて、容器係合部材104は、その雌ねじをリードスクリューの雄ねじと螺合させることによって、または両者を共に半田付けすることによって、リードスクリュー112に取り付けることができる。
【0011】
再び図1図3を参照すると、ナット106はリードスクリュー112の螺旋状のねじ山に螺合し(すなわち、ナット106は、リードスクリューの雄ねじに対応する雌ねじを有する)、リニアガイド114内の2本の垂直レール118の間の第2のスライド129に取り付けられた第2のキャリッジ128を介して、モータ110と容器係合部材104との間において垂直リニアガイド114に対して摺動可能に取り付けられる。第2のキャリッジ128は、Lブラケットとすることができる。第2のキャリッジ128は、ナット106がリードスクリュー112上で回転するのを抑制する。いくつかの実施形態では、ネジを用いて、ナット106を第2のキャリッジ128に取り付け、第2のキャリッジ122を第2のスライドに取り付ける。ナット106は、特定の形状である必要はない。
【0012】
リニアガイド114にモータ110とナット106の両方を摺動可能に取り付けることにより、モータ110とナット106の両方が互いに独立して動き、異なる容器高さに対応することができる。
【0013】
装置100は、ナット106が容器係合部材104に衝突しないように、また、容器係合部材104が容器102の上方に位置するように、リニアガイド114上でナット106が移動可能な距離の一端を画定する係止部130をさらに備える。
【0014】
ホルダ118(例えば、試験管ラック)は、複数の容器を複数の孔に直立した姿勢で保持する。ホルダ118は、自動機器内の容器処理経路に沿って移動するように構成される。ホルダ118の各孔は、容器の外周面に貼付されたバーコード126がバーコード読み取り部127によって読み取り可能な開口部を含む。バーコード126は、容器102内の試料に関する識別情報を有する。ホルダ118は複数の試料容器(例えば、10個以上の容器)を収容する試料ラック内の複数のホルダのうちの1つとすることができる。ホルダ118は容器のバーコードの各々を読み取ることができる自動分析装置内の位置に容器と共に運搬することができる。
【0015】
制御部108は、モータ110の動作を制御する。実施形態では、制御部108は、モータ110の動作を制御し、ハードウェアまたはソフトウェアで具現化される。いくつかの実施形態では、制御部108は、モータ110に信号を送信し、リードスクリュー112を順方向または逆方向に回転させる。制御部108は、自動分析装置の他の構成要素(例えば、バーコード読み取り部127)と共にモータ110の動作を制御するように構成される制御回路を含む自動分析装置に動作可能に接続することができる。制御部108は、複数の自動分析装置の動作を制御するネットワークに動作可能に接続することもできる。
【0016】
図5Aを参照すると、容器回転装置100の動作時、リニアアクチュエータが作動され、モータ110に回転力をリードスクリュー112へ伝達させ、リードスクリュー112は、容器係合部材104を第1の(または順)方向に回転させる。リードスクリュー112は、回転しながら、係止部130に載っているナット106を通る。リードスクリュー112がナット106を通ることによって、リニアアクチュエータが容器102に向かって下方に移動する。これと同時に容器係合部材104は、容器係合部材104が第1の方向において容器102と係合するまで容器102に向かって回転移動する(図5B)。容器係合部材104が容器102に係合すると、容器係合部材104と容器102との間の摩擦力によって、容器102は第1の方向(すなわち、容器係合部材104と同じ方向)に回転する。いくつかの実施形態では、容器係合部材104と共に容器102を第1の方向に回転させるステップが実質的に容器102の軸に沿って容器102および容器係合部材104を回転させるステップを含む。容器回転装置100によって容器102に加えられる軸方向の力は、リニアガイド114に対して摺動可能に取り付けられた装置の構成要素の重量に相当する。したがって、装置の構成要素が重いほど、容器102に加えられる軸方向の力は大きくなる。
【0017】
容器係合部材104が容器102に係合して容器102を回転させると、ナット106を保持する第2のキャリッジ128は、リードスクリュー112に沿ってモータ110に向かって上昇する。このように、回転しているリードスクリュー112およびモータ110は容器102側に移動しなくなる。いくつかの実施形態では、第2のキャリッジ128は、リニアガイド114上の所定の位置にある第1のセンサ(例えば、光スイッチ)によって検出される。第1のセンサを利用する実施形態では、バーコード読み取り部127は任意選択的に、第1のセンサが第2のキャリッジ128を検出すると、初めて作動してバーコード126の読み取りを実施する。第2のキャリッジ128が第1のセンサによって検出されると、容器102を閾値時間および/または閾値毎分回転数回転させることによって、バーコード読み取り部127がバーコード126を読み取り、かつ/または、容器102内の試料が混合される。
【0018】
モータがステッピングモータである実施形態では、容器係合部材104が容器102に係合するのに必要な段数を制御部にプログラムすることができ、段数に達すると、容器102を閾値時間および/または閾値毎分回転数回転することによって、バーコード読み取り部127がバーコード126を読み取り、かつ/または、容器102内の試料が混合される。このような実施形態では、第1のセンサは、バーコード読み取り部127に信号を送信する目的には必要とされない。
【0019】
いくつかの実施形態では、バーコード読み取り部127は、容器102が回転している間にバーコード126の読み取りを実施する。特定の実施形態では、バーコード読み取り部127は、容器102が回転し終わってからバーコード126の読み取りを実施する。例えば、容器102を約90度回転させ、次いで、バーコード読み取り部127がバーコード126の読み取りを実施する。バーコード126の読み取りが成功しなかった場合、容器102を回転させてバーコード126の読み取りを実施する処理は、バーコード126の読み取りが成功するまで繰り返される。いくつかの実施形態では、容器102がバーコード読み取り処理中に1回以上約60~120度回転される。いくつかの実施形態では、バーコード読み取り部127は、バーコード126の読み取りが成功した後に停止される。
【0020】
バーコード126が正常に読み取られ、かつ/または容器102内の試料が混合されると、制御部108は、信号をモータ110に送信し、リードスクリュー112が第2の(または逆)方向に回転するようにリードスクリュー112の回転方向を変更させる。リードスクリュー112を第2の方向に回転させることによって、容器係合部材104を第2の方向に回転させ、これによって容器102も第2の方向に回転させる。ここで、リードスクリュー112はナット106を逆方向に通る。これによって、第2のキャリッジ128がモータの逆方向に移動する。特定の実施形態では、容器102が第2の方向に回転されると、バーコード126が付加的に少なくとも一回読み取られる。
【0021】
第2のキャリッジ128は、係止部130(図5C)に到達するまでモータから離れる方向に移動する。第2のキャリッジ128が係止部130に到達した後、ナット106は静止状態にあるため、リードスクリュー112がナット106を通ることでモータ110は容器102から離れるように移動する(図5D)。容器係合部材104は容器102から離脱し、モータ110は、リニアガイド114上の「定」位置に到達するまで容器102から離れるように移動する(図5E)。モータがステッピングモータである実施形態では、定位置に到達するために必要な段数を制御部のソフトウェアにプログラムすることができ、段数に達すると、制御部108はモータ110の作動を停止する。付加的に又は代替的に、モータ110の定位置に位置する第2のセンサ(例えば、光スイッチ)が第1のキャリッジ116を検出し、第1のキャリッジ116が定位置に到達したことを示す信号を制御部108に送信する。受信した信号に応じて、制御部108はモータ110を停止させる。
【0022】
また、コンピュータによって実行される容器102の回転方法も提供される。コンピュータによって実行される容器102の回転方法は、第1の信号をモータ110に送信し、リードスクリュー112を容器102に向かって第1の方向に回転させ、容器係合部材104が第1の方向において容器102と係合することによって容器102が第1の方向に回転されていることを判定する。いくつかの実施形態では、判定ステップは、垂直リニアガイド114に対してモータ110と容器係合部材104との間に摺動可能に取り付けられ、ナット106が連結される第2のキャリッジ128がリニアガイド114上の所定の位置まで移動したことを示す第1のセンサ信号を第1のセンサから受信することによって、容器係合部材104が容器102を第1の方向に回転させたことを検出する。特定の実施形態では、判定ステップは、ステッピングモータが所定の段数作動されたことを判定するステップを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、容器102を、その内部の試料が閾値時間および/または閾値毎分回転数混合されるまで、第1の方向に回転させることをさらに含む。いくつかの実施形態では、本方法は、第2の信号をバーコード読み取り部127に送信し、容器102のバーコード126に符号化されたデータを読み取らせるステップをさらに含む。バーコード126からデータを受信すること又は容器102が閾値時間又は回転数回転されることの何れかに応答して、第3の信号がモータ110に送信され、リードスクリュー112を第2の方向に回転させることで、容器係合部材104が容器102から離脱する。特定の場合には、制御部108でのバーコード126からのデータの受信に応答して、制御部108はバーコード読み取り部127の作動を停止させる。
【0023】
モータ110は、モータ110がリニアガイド114上の定位置に到達したと制御部108によって判定されるまで、第2の方向に回転し続ける。モータ110が定位置に到達したと判定する例には、モータ110がリニアガイド114上の定位置に到達したときに制御部108が第2のセンサから第2のセンサ信号を受信する例と、制御部108が所定の段数ステッピングモータが起動されたと判定する例とが含まれる。
【0024】
本明細書に引用される全ての特許、特許出願、および他の公開された参考資料は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[追加開示およびクレームされ得る主題]
【0025】
(1)リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続されるモータを有し、垂直リニアガイド対して摺動可能に取り付けられ、前記モータが前記リードスクリューを回転するように構成される、リニアアクチュエータと、
前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続される容器係合部材と、
前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合するナットであって、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられる前記ナットと、
前記リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部と、
前記モータの動作を制御する制御部であって、前記モータの動作に応じて前記容器係合部材が第1の位置と第2の位置との間を移動可能とされる、制御部と
を具備する
容器回転装置。
【0026】
(2)上記(1)に記載の容器回転装置であって、
前記モータは、ステッピングモータである
容器回転装置。
【0027】
(3)上記(1)または(2)に記載の容器回転装置であって、
前記モータは、前記垂直リニアガイド上の2本の垂直レール間において第1のスライドに取り付けられる第1のキャリッジと連結する
容器回転装置。
【0028】
(4)上記(1)に記載の容器回転装置であって、
前記ナットは、前記垂直リニアガイド上の2本の垂直レール間において第2のスライドに取り付けられる第2のキャリッジと連結する
容器回転装置。
【0029】
(5)上記(1)~(4)のいずれか一項に記載の容器回転装置であって、
前記容器係合部材の内面は、テーパ状である
容器回転装置。
【0030】
(6)上記(1)~(4)のいずれか一項に記載の容器回転装置であって、
前記容器係合部材の内面は、円錐台形状を有する
容器回転装置。
【0031】
(7)上記(1)~(6)のいずれか一項に記載の容器回転装置であって、
前記容器係合部材の少なくとも一部は、弾性変形可能な材料から形成される
容器回転装置。
【0032】
(8)上記(7)に記載の容器回転装置であって、
前記弾性変形可能な材料は、エラストマー材料、高分子材料、ポリウレタン材料、ラテックス材料、およびシリコーン材料で構成される群からから選択される
容器回転装置。
【0033】
(9)上記(1)~(8)のいずれか一項に記載の容器回転装置であって、
センサをさらに具備する
容器回転装置。
【0034】
(10)上記(9)に記載の容器回転装置であって、
前記センサは、光センサである
容器回転装置。
【0035】
(11)容器の回転方法であって、
リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続され、垂直リニアガイド対して摺動可能に取り付けられるモータと、
前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続される容器係合部材と、
前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合し、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられるナットであって、前記リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部に載っている前記ナットと
を用意し、
前記モータを作動させ、前記ナットを介して前記リードスクリューを第1の方向に回転させることによって、前記容器係合部材を、当該容器係合部材が前記第1の方向において前記容器と係合するまで前記容器に向かって移動させ、
前記容器を前記容器係合部材と共に前記第1の方向に回転させることによって、前記ナットを前記リニアガイドに沿って前記モータに向かって上方に移動する
容器の回転方法。
【0036】
(12)上記(11)に記載の容器の回転方法であって、
前記容器を前記容器係合部材と共に前記第1の方向に回転させる前記ステップは、実質的に前記容器の軸に沿って前記容器および前記容器係合部材を回転させることを含む
容器の回転方法。
【0037】
(13)上記(11)または(12)に記載の容器の回転方法であって、
前記モータを前記第1の方向に回転させる前記ステップは、ステッピングモータを予めプログラムされた段数作動させ、前記容器を前記容器係合部材に係合することを含む
容器の回転方法。
【0038】
(14)上記(11)または(12)に記載の容器の回転方法であって、
前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられ、前記ナットが連結される第2のキャリッジが、第1のセンサを有する前記リニアガイド上の所定の位置に移動したときを検出することによって、前記容器係合部材が前記容器を前記第1の方向に回転させたときを検出する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0039】
(15)上記(12)~(14)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
内部の試料が混合されるまで閾値時間および/または閾値毎分回転数前記容器を前記第1の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0040】
(16)上記(12)~(14)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
前記容器のバーコードの読み取りを実施しながら前記容器を前記第1の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0041】
(17)上記(12)~(14)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
前記容器のバーコードの読み取りを実施する前に約60~120度前記容器を前記第1の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0042】
(18)上記(12)~(14)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
前記容器のバーコードの読み取りを実施する前に約90度前記容器を前記第1の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0043】
(19)上記(17)または(18)に記載の容器の回転方法であって、
前記容器を回転させる前記ステップおよび前記バーコードの読み取りを実施する前記ステップは、前記バーコードの読み取りが成功するまで繰り返される
容器の回転方法。
【0044】
(20)上記(19)に記載の容器の回転方法であって、
前記バーコードの読み取りが成功した後、前記バーコード読み取り部の作動を停止する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0045】
(21)上記(11)~(20)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
前記モータを作動させ、前記リードスクリューを前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転させることによって、前記容器係合部材を前記第2の方向に回転させ、
前記容器係合部材を前記容器から離脱させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0046】
(22)上記(21)に記載の容器の回転方法であって、
前記容器係合部材を前記第2の方向に回転させる前記ステップは、前記容器を前記第2の方向に回転させる
容器の回転方法。
【0047】
(23)上記(21)または(22)に記載の容器の回転方法であって、
第2のセンサを有する前記リニアガイド上の所定の位置に第1のキャリッジが到達したときを検出することによって、前記モータが定位置にあるときを検出する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0048】
(24)上記(21)または(22)に記載の容器の回転方法であって、
ステッピングモータが所定の段数作動したときを判定することによって前記モータが定位置にあるときを判定する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0049】
(25)上記(22)に記載の容器の回転方法であって、
前記容器を前記第2の方向に回転させながら、前記容器のバーコードを付加的に少なくとも一回読み取る
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0050】
(26)コンピュータによって実行される容器の回転方法であって、
第1の信号をモータに送信し、リードスクリューを容器に向かって第1の方向に回転させ、前記モータは、前記リードスクリューの第1の端部に動作可能に接続され、第1のキャリッジに取り付けられ、次に前記第1のキャリッジが垂直リニアガイド対して摺動可能に取り付けられ、前記容器係合部材は、前記リードスクリューの第2の端部に動作可能に接続され、ナットが、前記リードスクリューの螺旋状のねじ山と螺合し、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられ、前記リニアガイド上で前記ナットが移動可能な距離の一端を画定する係止部に載っており、
容器係合部材が、前記容器と前記第1の方向において係合することによって前記容器が前記第1の方向に回転されていることを判定する
ことを含む、コンピュータによって実行される容器の回転方法。
【0051】
(27)上記(26)に記載の容器の回転方法であって、
前記判定ステップは、前記モータと前記容器係合部材との間において前記垂直リニアガイドに対して摺動可能に取り付けられ、前記ナットが連結される第2のキャリッジが、前記リニアガイド上の所定の位置へ上に移動したことを示す第1のセンサからの信号を受信することによって、前記容器係合部材が前記容器を前記第1の方向に回転させたときを検出することを含む
容器の回転方法。
【0052】
(28)上記(26)に記載の容器の回転方法であって、
前記判定ステップは、ステッピングモータが所定の段数作動したことを判定することを含む
容器の回転方法。
【0053】
(29)上記(26)~(28)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
内部の試料が混合されるまで、閾値時間および/または閾値毎分回転数前記容器を前記第1の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0054】
(30)上記(26)~(29)のいずれか一項に記載の容器の回転方法であって、
第2の信号をバーコード読み取り部に送信し、前記容器のバーコードに符号化されたデータを読み取り、
前記バーコードからデータを受信したこと、または閾値時間または回転数前記容器が回転したことのいずれかに応じて、第3の信号を前記モータに送信し、前記容器係合部材を前記容器から離脱させるように前記リードスクリューを第2の方向に回転させる
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0055】
(31)上記(30)に記載の容器の回転方法であって、
前記バーコードからデータを受信したことに応じて前記バーコード読み取り部の作動を停止する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0056】
(32)上記(30)または(31)に記載の容器の回転方法であって、
制御部が、前記モータが前記リニアガイド上の定位置に到達したことを判定するまで、前記モータによって前記リードスクリューを前記第2の方向に回転させ続ける
ことをさらに含む、容器の回転方法。
【0057】
(33)上記(32)に記載の容器の回転方法であって、
前記制御部は、第2のセンサから信号を受信することによって、前記モータが前記リニアガイド上の前記定位置に到達したときを判定する
容器の回転方法。
【0058】
(34)上記(32)に記載の容器の回転方法であって、
前記制御部は、ステッピングモータが所定の段数作動したときを判定することによって、前記モータが前記定位置に到達したときを判定する
ことをさらに含む、容器の回転方法。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E