(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-30
(45)【発行日】2023-04-07
(54)【発明の名称】入れ子式数値制御ロータリーテーブル
(51)【国際特許分類】
B23Q 1/01 20060101AFI20230331BHJP
B23Q 1/48 20060101ALI20230331BHJP
B23Q 1/64 20060101ALI20230331BHJP
【FI】
B23Q1/01 T
B23Q1/48 D
B23Q1/64 Z
(21)【出願番号】P 2021565054
(86)(22)【出願日】2020-07-07
(86)【国際出願番号】 CN2020100614
(87)【国際公開番号】W WO2021004449
(87)【国際公開日】2021-01-14
【審査請求日】2021-11-02
(31)【優先権主張番号】201910615490.9
(32)【優先日】2019-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517012970
【氏名又は名称】科徳数控股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】KEDE NUMERICAL CONTROL CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No.8 Huanghai Street, Economic and Technological Development Zone, Dalian, Liaoning 116600 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 虎
(72)【発明者】
【氏名】侯 延星
(72)【発明者】
【氏名】范 春宏
(72)【発明者】
【氏名】李 秀敏
(72)【発明者】
【氏名】張 ▲伝▼思
(72)【発明者】
【氏名】▲韋▼ 志鴻
(72)【発明者】
【氏名】郭 翠娟
(72)【発明者】
【氏名】王 闊
【審査官】山本 忠博
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-043420(JP,A)
【文献】実開昭52-111486(JP,U)
【文献】実開昭47-024690(JP,U)
【文献】米国特許第05429345(US,A)
【文献】特開2009-241198(JP,A)
【文献】実開昭58-089236(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23Q 1/00-1/76,3/00,7/00,11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
数値制御大ロータリーテーブル(3)と大ロータリーテーブル面(1)を含む入れ子式数値制御ロータリーテーブルであって、
さらに、小ロータリーテーブル(5)、小ロータリーテーブル面(6)、リフトシリンダ(2)、ブラケット(4)、位置決めピンベース(11)、位置決めピン(9)、弾性部材(10)、シフトピン(8)、クランプ装置(7)及びガイドレール(12)を含み、
前記小ロータリーテーブル面(6)は前記大ロータリーテーブル面(1)に嵌着され、前記位置決めピンベース(11)は前記大ロータリーテーブル面(1)と小ロータリーテーブル面(6)との接続箇所に設置され、前記小ロータリーテーブル面(6)の側面にピン孔が設けられ、前記位置決めピン(9)は前記位置決めピンベース(11)内に設置された位置決めピン本体(91)、前記位置決めピン本体の外端に設置された駆動曲面(92)及び前記駆動曲面の側面に設置された位置決めピンヘッド(93)を含み、前記弾性部材(10)は前記位置決めピンベース(11)内に設置され、前記位置決めピンヘッド(93)は前記弾性部材(10)に推進されることで前記小ロータリーテーブル面(6)の側面の前記ピン孔に挿入することができ、前記小ロータリーテーブル面(6)と大ロータリーテーブル面(1)を一体に接続し、
前記シフトピン(8)の上面は斜面であり、前記シフトピン(8)は前記小ロータリーテーブル(5)の側面に固定され且つ前記駆動曲面(92)の下方に位置し、前記シフトピン(8)の先端は前記小ロータリーテーブル(5)より高く、前記ブラケット(4)は前記リフトシリンダ(2)のピストンロッドの先端を前記小ロータリーテーブル(5)に固定接続し、前記クランプ装置(7)は前記ブラケット(4)に固定され、前記ガイドレール(12)は前記数値制御大ロータリーテーブル(3)の側面に固定され、前記ガイドレール(12)は前記クランプ装置(7)に摺動可能に接続され、
前記小ロータリーテーブル(5)に位置決めテーパ(13)が設けられ、前記小ロータリーテーブル面(6)の下に前記位置決めテーパ(13)の位置に対応するプルスタッド(14)が設けられ、
前記リフトシリンダ(2)は前記ブラケット(4)を介して前記小ロータリーテーブル(5)を前記ガイドレール(12)に沿って持ち上げ、前記シフトピン(8)の上面は前記駆動曲面(92)と接触し、前記小ロータリーテーブル(5)が上昇するにつれて、前記シフトピン(8)が前記位置決めピンヘッド(93)を前記ピン孔から押し出すことで、前記小ロータリーテーブル面(6)と前記大ロータリーテーブル面(1)を分離して、前記プルスタッド(14)は前記位置決めテーパ(13)に固定接続され、前記小ロータリーテーブル面(6)は前記小ロータリーテーブル(5)に固定接続され、小ロータリーテーブルによって小ロータリーテーブル面を駆動して作動させ、前記クランプ装置(7)は前記ガイドレール(12)を挟み込んで、前記小ロータリーテーブル(5)の位置を固定することを特徴とする、入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【請求項2】
前記
小ロータリーテーブルはさらにメインボード(51)、中空軸(52)、ベース(53)、ロータリーテーブル軸受(54)、固定子(55)、回転子フランジ(56)、回転子(57)及び固定子フランジ(58)を含み、前記中空軸(52)は前記
メインボード(51)にねじで固定接続され、前記回転子フランジ(56)はそれぞれ前記回転子(57)及び前記中空軸(52)に固定接続され、前記固定子フランジ(58)はそれぞれ前記固定子(55)及び前記ベース(53)にねじで固定接続され、前記ロータリーテーブル軸受(54)は前記ベース(53)と前記中空軸(52)との間に設置されことを特徴とする、請求項1に記載の入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【請求項3】
前記位置決めテーパは合計4つあり、前記小ロータリーテーブル(5)の外縁部に近い上面に均等に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【請求項4】
前記位置決めピンヘッド(93)は2つあり、前記駆動曲面(92)の両側に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【請求項5】
前記ガイドレール(12)は合計2本あり、各前記ガイドレール(12)は3つの前記クランプ装置(7)に摺動可能に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【請求項6】
前記リフトシリンダ(2)は合計2つあり、前記小ロータリーテーブルの両側に位置することを特徴とする、請求項1に記載の入れ子式数値制御ロータリーテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は数値制御工作機械分野に関し、特に入れ子式数値制御ロータリーテーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
数値制御工作機械の発展に伴い、四軸、五軸連動の数値制御工作機械が増えるにつれて、数値制御ロータリーテーブルがますます重要になっている。加工対象の部品の寸法に大きな差異が存在するため、加工精度には様々な要件があり、数値制御ロータリーテーブルは加工要件を満たすために、異なる外形寸法及び回転精度を必要とする。
【0003】
異なる外形寸法の数値制御ロータリーテーブルは加工プロセスにおいてそれぞれ利点を有し、単一の数値制御ロータリーテーブルは異なる外形寸法の数値制御ロータリーテーブルの動作タスクを完了することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は入れ子式数値制御ロータリーテーブルを提供し、大ロータリーテーブルと小ロータリーテーブルを一体に統合し、大、小の2種類の外形寸法の数値制御ロータリーテーブルによる作業タスクを完了することができ、且つ、大ロータリーテーブルと小ロータリーテーブルとの間の切り替えが容易で、時間を節約する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
入れ子式数値制御ロータリーテーブルであって、数値制御大ロータリーテーブルと大ロータリーテーブル面を含み、さらに小ロータリーテーブル、小ロータリーテーブル面、リフトシリンダ、ブラケット、位置決めピンベース、位置決めピン、弾性部材、シフトピン、クランプ装置及びガイドレールを含む。
【0006】
前記小ロータリーテーブル面は前記大ロータリーテーブル面に嵌着され、前記位置決めピンベースは前記大ロータリーテーブル面と小ロータリーテーブル面との接続箇所に設置され、前記小ロータリーテーブル面の側面にピン孔が設けられ、前記位置決めピンは前記位置決めピンベース内に設置される位置決めピン本体、前記位置決めピン本体の外端に設置される駆動曲面及び前記駆動曲面の側面に設置される位置決めピンヘッドを含み、前記弾性部材は前記位置決めピンベース内に設置され、前記位置決めピンヘッドは前記弾性部材に推進されることで前記小ロータリーテーブル面の側面の前記ピン孔に挿入することができ、前記小ロータリーテーブル面と大ロータリーテーブル面を一体に接続する。
【0007】
前記シフトピンの上面は斜面であり、前記小ロータリーテーブルの側面に固定され且つ前記駆動曲面の下方に位置し、前記シフトピンの先端は前記小ロータリーテーブルより高く、前記ブラケットは前記リフトシリンダのピストンロッドの先端を前記小ロータリーテーブルに固定接続し、前記クランプ装置は前記ブラケットに固定され、前記ガイドレールは前記数値制御大ロータリーテーブルの側面に固定され、前記ガイドレールは前記クランプ装置に摺動可能に接続される。
【0008】
前記小ロータリーテーブルに位置決めテーパが設けられ、前記小ロータリーテーブル面の下に前記位置決めテーパの位置に対応するプルスタッドが設けられる。
【0009】
前記リフトシリンダは前記ブラケットを介して前記小ロータリーテーブルを前記ガイドレールに沿って持ち上げ、前記シフトピンの上面は前記駆動曲面と接触し、前記小ロータリーテーブルが上昇するにつれて、前記シフトピンが前記位置決めピンヘッドを前記ピン孔から押し出すことで、前記小ロータリーテーブル面と前記大ロータリーテーブル面を分離して、前記プルスタッドは前記位置決めテーパに固定接続され、前記小ロータリーテーブル面を前記小ロータリーテーブルに固定接続し、小ロータリーテーブルによって小ロータリーテーブル面を駆動して作動させ、前記クランプは前記ガイドレールを挟み込んで、前記小ロータリーテーブルの位置を固定する。
【0010】
さらに、前記小ロータリーテーブルはメインボード、中空軸、ベース、ロータリーテーブル軸受、固定子、回転子フランジ、回転子及び固定子フランジを含み、前記中空軸は前記メインボードにねじで固定接続され、前記回転子フランジはそれぞれ前記回転子及び前記中空軸に固定接続され、前記固定子フランジはそれぞれ前記固定子及び前記ベースにねじで固定接続され、前記ロータリーテーブル軸受は前記ベースと前記中空軸との間に設置される。
【0011】
さらに、前記位置決めテーパは合計4つあり、前記小ロータリーテーブルの外縁部に近い上面に均等に配置される。
【0012】
さらに、前記位置決めピンヘッドは2つあり、前記駆動曲面の両側に設置される。
【0013】
さらに、前記ガイドレールは合計2本あり、各前記ガイドレールは3つの前記クランプ装置に摺動可能に接続される。
【0014】
さらに、前記リフトシリンダは合計2つあり、前記小ロータリーテーブルの両側に位置する。
【0015】
本発明は入れ子式数値制御ロータリーテーブルを提供し、大、小の2種類の外形寸法の数値制御ロータリーテーブルによる作業タスクを完了することができ、製造コストを節約し、作業効率を向上させ、且つ、大ロータリーテーブルと小ロータリーテーブルとの間の切り替えが容易で、時間を節約する。
【0016】
本発明の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介するが、明らかな点として、以下の説明における図面は本発明の幾つかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明が開示する入れ子式数値制御ロータリーテーブルの断面構造概略図である。
【
図2】本発明が開示する入れ子式数値制御ロータリーテーブルの全体構造概略図である。
【
図3】入れ子式数値制御ロータリーテーブルの側面図である。
【
図5】小ロータリーテーブルと大ロータリーテーブルとの接続概略図である。
【
図6】ガイドレールとクランプ装置の接続概略図である。
【
図8】小ロータリーテーブル面と大ロータリーテーブル面との接続概略図である。
【
図10】大ロータリーテーブル面と小ロータリーテーブル面との接続概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下に本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確、且つ完全に説明するが、明らかな点として、説明される実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく取得した全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0019】
図1、
図2、
図3、
図5に示すように、入れ子式数値制御ロータリーテーブルであって、数値制御大ロータリーテーブル3と大ロータリーテーブル面1を含み、さらに小ロータリーテーブル5、小ロータリーテーブル面6、リフトシリンダ2、ブラケット4、位置決めピンベース11、位置決めピン9、弾性部材10、シフトピン8、クランプ装置7及びガイドレール12を含む。
【0020】
図8、
図9、
図10に示すように、小ロータリーテーブル面6は大ロータリーテーブル面1に嵌着され、位置決めピンベース11は大ロータリーテーブル面1と小ロータリーテーブル面6との接続箇所に設置され且つ大ロータリーテーブル面に固定され、小ロータリーテーブル面6の側面にピン孔が設けられ、位置決めピン9は位置決めピンベース11内に設置される位置決めピン本体91、位置決めピン本体の外端に設置される駆動曲面92及び駆動曲面の側面に設置される位置決めピンヘッド93を含み、弾性部材10は位置決めピンベース11内に設置され、位置決めピンヘッド93は弾性部材10に推進されることで小ロータリーテーブル面6の側面のピン孔に挿入することができ、小ロータリーテーブル面6と大ロータリーテーブル面1を一体に接続し、弾性部材10は一般的にばねを選択し、駆動曲面は柱面である。
【0021】
シフトピン8の上面は斜面であり、小ロータリーテーブル5の側面に固定され且つ駆動曲面92の下方に位置し、シフトピン8の先端は小ロータリーテーブル5より高く、
図6、
図7に示すように、ブラケット4はリフトシリンダ2のピストンロッドの先端を小ロータリーテーブル5に固定接続し、クランプ装置7はブラケット4に固定され、ガイドレール12は数値制御大ロータリーテーブル3の側面に固定され、ガイドレール12はクランプ装置7に摺動可能に接続され、ガイドレールとクランプは従来技術であり、クランプの緩めと締め付けを利用して、ガイドレール上でのスライドと固定を実現することは、当業者による慣用手段であり、工作機械等の多くの分野で幅広く応用されていることから、その動作原理についての説明は省略する。
【0022】
小ロータリーテーブル5に位置決めテーパ13が設けられ、小ロータリーテーブル面6の下に位置決めテーパ13の位置に対応するプルスタッド14が設けられる。位置決めテーパ及びプルスタッドは従来技術であり、プルスタッドと位置決めテーパとの間の位置決め及び固定接続の機能を利用して、ロータリーテーブルとロータリーテーブル面との固定接続及び分離を実現することは、当業者による慣用手段であり、工作機械の分野で幅広く応用されていることから、その動作原理についての説明は省略する。
【0023】
部品を数値制御大ロータリーテーブルで加工する必要がある場合、位置決めピン9は小ロータリーテーブル面6と大ロータリーテーブル面1を一体に固定接続し、数値制御大ロータリーテーブル3によって駆動する。部品を小ロータリーテーブルで加工する必要がある場合、リフトシリンダ2はブラケット4を介して小ロータリーテーブル5をガイドレール12に沿って持ち上げ、シフトピン8の上面が駆動曲面92と接触し、小ロータリーテーブル5が上昇するにつれて、シフトピン8が小ロータリーテーブル面6の外側に向かって位置決めピン9を押し、位置決めピンヘッド93をピン孔から押し出すことで、小ロータリーテーブル面6と大ロータリーテーブル面1を分離させ、分離後の小ロータリーテーブル面6を単独で回転させることができ、小ロータリーテーブル5は上昇し続け、プルスタッド14は位置決めテーパ13に固定接続され、小ロータリーテーブル面6を小ロータリーテーブル5に固定接続し、小ロータリーテーブルによって小ロータリーテーブル面を駆動して作動させ、小ロータリーテーブルが作動位置まで上昇すると、クランプ装置7はガイドレール12を挟み込んで、小ロータリーテーブル5の位置を固定する。
【0024】
さらに、
図4に示すように、小ロータリーテーブルはさらにメインボード51、中空軸52、ベース53、ロータリーテーブル軸受54、固定子55、回転子フランジ56、回転子57及び固定子フランジ58を含み、中空軸52はメインボード51にねじで固定接続され、回転子フランジ56はそれぞれ回転子57及び中空軸52に固定接続され、固定子フランジ58はそれぞれ固定子55及びベース53にねじで固定接続され、ロータリーテーブル軸受54はベース53と中空軸52との間に設置される。
【0025】
さらに、位置決めテーパは合計4つあり、小ロータリーテーブル5の外縁部に近い上面に均等に配置される。
【0026】
さらに、位置決めピンヘッド93は2つあり、駆動曲面92の両側に設置される。
【0027】
さらに、ガイドレール12は合計2本あり、各ガイドレール12は3つのクランプ装置7に摺動可能に接続される。2本のガイドレールは小ロータリーテーブルの上昇過程をより安定させ、3つのクランプ装置は十分な制止力を提供して、小ロータリーテーブルの位置を固定する。
【0028】
さらに、リフトシリンダ2は合計2つあり、小ロータリーテーブルの両側に位置し、小ロータリーテーブルのベースは大ロータリーテーブルに固定され、2つのリフトシリンダは小ロータリーテーブルをより安定して上昇させることができる。
【0029】
最後に説明すべき点は以下のとおりである。以上の各実施例は本発明の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それを制限するものではない。前記各実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者には理解されるとおり、当業者は依然として前記各実施例に記載の技術的解決手段を修正し、又はそのうちの一部又は全ての技術的特徴に対して等価置換を行うことができる。しかしながらそれらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本発明の各実施例の技術的解決手段の範囲から逸脱させるものであってはならない。
【符号の説明】
【0030】
1 大ロータリーテーブル
2 リフトシリンダ
3 数値制御大ロータリーテーブル
4 ブラケット
5 小ロータリーテーブル
6 小ロータリーテーブル面
7 クランプ
8 シフトピン
9 位置決めピン
10 弾性部材
11 位置決めピンベース
12 ガイドレール
13 位置決めテーパ
14 プルスタッド
51 メインボード
52 中空軸
53 ベース
54 ロータリーテーブル軸受
55 固定子
56 回転子フランジ
57 回転子
58 固定子フランジ
91 位置決めピン本体
92 駆動曲面
93 位置決めピンヘッド