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特許7254359プログラム、装置、および、脚本の製造方法
<図1>
  • 特許-プログラム、装置、および、脚本の製造方法 図1
  • 特許-プログラム、装置、および、脚本の製造方法 図2
  • 特許-プログラム、装置、および、脚本の製造方法 図3
  • 特許-プログラム、装置、および、脚本の製造方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-31
(45)【発行日】2023-04-10
(54)【発明の名称】プログラム、装置、および、脚本の製造方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/166 20200101AFI20230403BHJP
   G06F 40/30 20200101ALI20230403BHJP
【FI】
G06F40/166
G06F40/30
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020099655
(22)【出願日】2020-06-08
(65)【公開番号】P2021193522
(43)【公開日】2021-12-23
【審査請求日】2021-07-29
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 掲載年月日:令和2年2月17日、掲載アドレス:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000054277.html
(73)【特許権者】
【識別番号】520053865
【氏名又は名称】株式会社Ales
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤井 竜太郎
(72)【発明者】
【氏名】松原 仁
(72)【発明者】
【氏名】多和田 紘希
(72)【発明者】
【氏名】五木 宏
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 亮
【審査官】長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0372203(US,A1)
【文献】特開2016-212499(JP,A)
【文献】特表2018-525675(JP,A)
【文献】特開平02-297124(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/166
G06F 40/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
作成しようとする脚本に対して予め設定された区間の数にあらすじを分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得部と、
前記区間のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを、その区間に対応するあらすじ分節のセンチメントスコアとして取得する第2取得部と、
前記複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択部と、
各あらすじ分節に対して選択された各テキストを、当該あらすじ分節に対応する前記区間の順に並べて前記脚本を生成する生成部
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記選択部は、
各テキストを分析して得られるセンチメントスコアと、一のあらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとに基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第1適合度を算出する第1算出部と、
各テキストと、前記一のあらすじ分節との内容の類似度に基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第2適合度を算出する第2算出部と、
テキストごとに前記第1適合度および前記第2適合度に基づいて、前記一のあらすじ分節に対する適合評価値を算出する評価部と、
を有し、
前記適合評価値に基づいて前記一のあらすじ分節に対応するテキストを選択する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記評価部は、前記第1適合度および前記第2適合度を重み付け加算して前記適合評価値を算出する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記コンピュータを、
あらすじを取得して前記複数のあらすじ分節に分節し前記第1取得部に供給する分節部
としてさらに機能させ
前記分節部は、
前記区間の数に、取得したあらすじを文字数で分割するか、形態素解析により検出される意味の区切りで分節して、前記あらすじから前記あらすじ分節を生成し、
前記第2取得部は、各あらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとして、当該あらすじ分節に対応する区間に設定されたセンチメントスコアを取得する、請求項1から3の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータを、
前記選択部によって各区間に対応するあらすじ分節に対して選択されたテキストを、当該区間についての前記あらすじとして前記分節部に供給して前記分節部、前記第1取得部、前記第2取得部および前記選択部により、当該あらすじを分節した各あらすじ分節に対してテキストを選択させることと、前記選択部により選択された各テキストを前記生成部に供給して前記脚本を生成させることとの少なくとも一方を行わせる供給部
としてさらに機能させる、請求項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記コンピュータを、
前記脚本の分量が基準量を超えるまで前記第1取得部、前記分節部、前記第2取得部、前記選択部および前記供給部に処理を繰り返し行わせる繰り返し制御部
としてさらに機能させる、請求項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記コンピュータを、
複数の脚本データから自然言語でのランダムな複数のテキストを生成するテキスト生成部と、
前記テキスト生成部により生成された複数のテキストを前記テキスト群として記憶する記憶部
としてさらに機能させる、請求項1からの何れか一項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記テキスト群の各テキストは、柱書き、台詞およびト書きを含む、請求項1からの何れか一項に記載のプログラム。
【請求項9】
作成しようとする脚本に対して予め設定された区間の数にあらすじを分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得部と、
前記区間のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを、その区間に対応するあらすじ分節のセンチメントスコアとして取得する第2取得部と、
前記複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択部と、
各あらすじ分節に対して選択された各テキストを、当該あらすじ分節に対応する前記区間の順に並べて前記脚本を生成する生成部と、
を備える装置。
【請求項10】
コンピュータが、作成しようとする脚本に対して予め設定された区間の数にあらすじを分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得段階と、
コンピュータが、前記区間のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを、その区間に対応するあらすじ分節のセンチメントスコアとして取得する第2取得段階と、
コンピュータが、前記複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択段階と、
コンピュータが、各あらすじ分節に対して選択された各テキストを、当該あらすじ分節に対応する前記区間の順に並べて前記脚本を生成する生成段階と、
を備える、脚本の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、装置、および、脚本の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「精度よくテキストの誤りを補正できるテキスト生成装置、テキスト生成プログラムおよびテキスト生成方法を提供する」と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2020-34704号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、プログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、あらすじ分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、複数のあらすじ分節のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを取得する第2取得部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、選択された各テキストを、対応するあらすじ分節の順に並べて脚本を生成する生成部として機能させてよい。
【0004】
選択部は、各テキストを分析して得られるセンチメントスコアと、一のあらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとに基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第1適合度を算出する第1算出部を有してよい。選択部は、各テキストと、前記一のあらすじ分節との内容の類似度に基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第2適合度を算出する第2算出部を有してよい。選択部は、テキストごとに第1適合度および第2適合度に基づいて、前記一のあらすじ分節に対する適合評価値を算出する評価部を有してよい。選択部は、適合評価値に基づいて前記一のあらすじ分節に対応するテキストを選択してよい。
【0005】
評価部は、第1適合度および第2適合度を重み付け加算して適合評価値を算出してよい。
【0006】
プログラムは、コンピュータを、あらすじを取得して複数のあらすじ分節に分節し第1取得部に供給する分節部として機能させてよい。
【0007】
分節部は、脚本が実現されて作られる作品を分割した区間ごとにあらすじ分節を生成してよい。第2取得部は、各区間に設定されたセンチメントスコアを取得してよい。
【0008】
プログラムは、コンピュータを、選択部によって各区間に対応するあらすじ分節に対して選択されたテキストを、当該区間についてのあらすじとして分節部に供給する供給部として機能させてよい。
【0009】
プログラムは、コンピュータを、脚本の分量が基準量を超えるまで第1取得部、分節部、第2取得部、選択部および供給部に処理を繰り返し行わせる繰り返し制御部として機能させてよい。
【0010】
プログラムは、コンピュータを、複数の脚本データから自然言語でのランダムな複数のテキストを生成するテキスト生成部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、テキスト生成部により生成された複数のテキストをテキスト群として記憶する記憶部として機能させてよい。
【0011】
テキスト群の各テキストは、柱書き、台詞およびト書きを含んでよい。
【0012】
本発明の第2の態様においては、装置が提供される。装置は、あらすじを分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得部を備えてよい。装置は、複数のあらすじ分節のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを取得する第2取得部を備えてよい。装置は、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択部を備えてよい。装置は、選択された各テキストを、対応するあらすじ分節の順に並べて脚本を生成する生成部を備えてよい。
【0013】
本発明の第3の態様においては、脚本の製造方法が提供される。脚本の製造方法は、あらすじを分節した複数のあらすじ分節を取得する第1取得段階を備えてよい。脚本の製造方法は、複数のあらすじ分節のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを取得する第2取得段階を備えてよい。脚本の製造方法は、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストをテキスト群から選択する選択段階を備えてよい。脚本の製造方法は、選択された各テキストを、対応するあらすじ分節の順に並べて脚本を生成する生成段階を備えてよい。
【0014】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態に係る装置1を示す。
図2】装置1の動作を示す。
図3】動作結果の一例を示す。
図4】本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0017】
[1.装置]
図1は、本実施形態に係る装置1を示す。装置1は、脚本を生成するものであり、テキスト生成部101、記憶部102、あらすじ取得部103、分節部104、あらすじ分節取得部105、センチメントスコア取得部106、選択部110、供給部121、生成部122、および、繰り返し制御部124を備える。
【0018】
[1.1.テキスト生成部101]
テキスト生成部101は、複数の脚本データから自然言語でのランダムな複数のテキストを生成する。テキスト生成部101は、装置1の外部から複数の脚本データを取得してよい。テキスト生成部101は、取得した脚本データを用いて従来より公知の短文生成処理を行うことで、意味の通った自然言語の複数のテキストを生成してよい。一例として、テキスト生成部101は、脚本データを形態素解析によって分割した後、ランダムに組み合わせることで複数のテキストを生成してよい。各テキストは、脚本の箱書き(シーン(場面、箱とも称する)ごとの要点や情報をまとめたもの)として使用可能であってよく、脚本の柱書き、台詞およびト書きを含んでよい。柱書きはシーンの場所や時間帯などを示してよい。
【0019】
なお、本実施形態においては一例として、テキスト生成部101は、生成した各テキストのセンチメントスコアを取得してよい。センチメントスコアとは、感情(センチメントとも称する)の評価値であり、例えばネガティブ/ポジティブの度合いを示してよい。テキスト生成部101は、従来より公知の感情分析(一例として、Google(登録商標)によるCloud Natural Language APIの感情分析)をテキストに行うことで、当該テキストのセンチメントスコアを取得してよい。テキスト生成部101は、感情分析を行う外部装置にテキストを供給して、当該テキストのセンチメントスコアを取得してもよい。
【0020】
テキスト生成部101は、生成した各テキストを記憶部102に供給してよい。テキスト生成部101は、各テキストのセンチメントスコアを取得している場合には、当該センチメントスコアをテキストに対応付けて記憶部102に供給してよい。
【0021】
[1.2.記憶部102]
記憶部102は、テキスト生成部101により生成された複数のテキストをテキスト群として記憶する。例えば、記憶部102は、1000個よりも多い文章を記憶してよい。テキスト生成部101からテキストとセンチメントスコアとが供給される場合には、記憶部102は両者を対応付けて記憶してよい。
【0022】
[1.3.あらすじ取得部103]
あらすじ取得部103は、作品のあらすじ(ログライン、プロット、ストーリーとも称する)を取得する。作品とは、装置1により生成される脚本が実現されて作られる作品であってよく、一例としてドラマや映画、舞台などであってよい。あらすじ取得部103は、あらすじをオペレータから取得してよい。あらすじ取得部103は、取得したあらすじを分節部104に供給してよい。
【0023】
[1.4.分節部104]
分節部104は、あらすじ取得部103からあらすじを取得し、あらすじを複数のあらすじ分節に分節する。分節部104は、作品を分割した区間ごとにあらすじ分節を生成してよい。分節部104は、各区間に単一のあらすじ分節を生成してよい。分節部104は、分節して得られた各あらすじ分節をあらすじ分節取得部105に供給する。
【0024】
[1.5.あらすじ分節取得部105]
あらすじ分節取得部105は、第1取得部の一例であり、分節部104から複数のあらすじ分節を取得する。あらすじ分節取得部105は、取得したあらすじ分節を選択部110に供給してよい。本実施形態では一例として、あらすじ分節取得部105は、区間ごとに該当のあらすじ分節を選択部110に供給してよい。
【0025】
[1.6.センチメントスコア取得部106]
センチメントスコア取得部106は、第2取得部の一例であり、複数のあらすじ分節のそれぞれに設定されたセンチメントスコアを取得する。あらすじ分節に設定されたセンチメントスコアは、当該あらすじ分節を実現した作品部分によって引き起こされるべき感情の評価値を示してよく、オペレータにより任意に設定されてよい。本実施形態では一例として、あらすじ分節は区間ごとに生成されるため、センチメントスコア取得部106は、各区間に設定されたセンチメントスコアを、当該区間に対応するあらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとして取得してよい。
【0026】
センチメントスコア取得部106は、作品内の各区間と、当該区間に設定されたセンチメントスコアとの関係を示すグラフ(プロットラインとも称する)やテーブルの形態でセンチメントスコアを取得してよい。
【0027】
センチメントスコア取得部106は、取得したあらすじ分節ごと(本実施形態では一例として区間ごと)のセンチメントスコアを選択部110に供給してよい。
【0028】
[1.7.選択部110]
選択部110は、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコア(本実施形態では一例としてあらすじ分節に対応する区間のセンチメントスコア)に対応するテキストを記憶部102内のテキスト群から選択する。選択されたテキストは生成部122により脚本の箱書きとして用いられるため、箱書きテキストとも称される。選択部110は、センチメントスコア適合度算出部111と、内容適合度算出部112と、評価部113とを有する。
【0029】
[1.7.1.センチメントスコア適合度算出部111]
センチメントスコア適合度算出部111は、第1算出部の一例であり、記憶部102内の各テキストを分析して得られるセンチメントスコアと、あらすじ分節取得部105から供給される一のあらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとに基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの適合度(第1適合度と称する)を算出する。
【0030】
本実施形態では一例として、センチメントスコア適合度算出部111は、記憶部102内で各テキストに対応付けられたセンチメントスコアと、一のあらすじ分節に対応する区間に設定されてセンチメントスコア取得部106から供給されたセンチメントスコアとに基づいて各テキストの第1適合度を算出する。センチメントスコア適合度算出部111は、センチメントスコアが近いほど、第1適合度を高く算出してよい。
【0031】
センチメントスコア適合度算出部111は、あらすじ分節ごと(本実施形態では一例として区間ごと)に、各テキストについて算出した第1適合度を評価部113に供給する。
【0032】
[1.7.2.内容適合度算出部112]
内容適合度算出部112は、第2算出部の一例であり、各テキストと、一のあらすじ分節との内容の類似度に基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの適合度(第2適合度と称する)を算出する。
【0033】
例えば、内容適合度算出部112は、テキストに含まれる単語から類似度を判定してよい。本実施形態では一例として、内容適合度算出部112は、TF/IDFの手法によりテキスト内の単語の重要度を評価し、重要度が近いほど類似度を高く算出する。内容適合度算出部112は、テキストとあらすじ分節とについて算出した類似度を当該テキストの第2適合度としてよい。
【0034】
内容適合度算出部112は、あらすじ分節ごと(本実施形態では一例として区間ごと)に、各テキストについて算出した第2適合度を評価部113に供給する。
【0035】
[1.7.3.評価部113]
評価部113は、テキストごとに第1適合度および第2適合度に基づいて、一のあらすじ分節に対する適合評価値を算出する。例えば、評価部113は、第1適合度および第2適合度を重み付け加算して適合評価値を算出してよい。第1適合度および第2適合度のそれぞれに対する重み係数は任意に設定されてよい。評価部113は、適合評価値に基づいて一のあらすじ分節に対応する何れかのテキストを箱書きテキストとして選択してよい。一例として、評価部113は、適合評価値が最も高いテキストを箱書きテキストとして選択してよい。評価部113は、選択した箱書きテキストを供給部121に供給してよい。
【0036】
[1.8.供給部121]
供給部121は、選択部110で選択された箱書きテキストを繰り返し制御部124と、あらすじ取得部103および/または生成部122と、に供給する。供給部121からあらすじ取得部103に箱書きテキストが供給される場合には、各区間に対応するあらすじ分節に対して選択された箱書きテキストが、当該区間についてのあらすじとして供給されて、あらすじ取得部103から分節部104に供給されてよい。
【0037】
[1.9.生成部122]
生成部122は、供給部121から供給される各箱書きテキストを、当該箱書きテキストに対応するあらすじ分節の順(本実施形態では一例としてあらすじ分節に対応する区間の順)に並べて脚本を生成する。生成部122は、生成した脚本を装置1の外部に出力してよい。
【0038】
[1.11.繰り返し制御部124]
繰り返し制御部124は、あらすじ分節取得部105、分節部104、センチメントスコア取得部106、選択部110および供給部121に処理を繰り返し行わせる。繰り返し制御部124は、処理を実行させるか否か制御する信号CTRLをあらすじ分節取得部105、分節部104、センチメントスコア取得部106、選択部110および供給部121に供給してよい。
【0039】
例えば、繰り返し制御部124は、繰り返しによる新たな処理を分節部104に行わせる場合には、作品を再帰的に分割した区間ごとにあらすじ分節を生成させてよい。作品を再帰的に分割するとは、1回目の分割によって作品を複数の区間に分割し、得られた各区間を2回目の分割によって更に細かい複数の区間に分割し、以降、同様にして分割を行うことであってよい。
【0040】
また、繰り返し制御部124は、繰り返しによる新たな処理を供給部121に行わせる場合には、選択部110で選択された箱書きテキストをあらすじ取得部103に供給させ、新たな処理を供給部121に行わせない場合には、選択された箱書きテキストを生成部122に供給させて良い。これにより、繰り返しが行われて再帰的に分割された区間に対して箱書きテキストが選択される場合に、最も細かい区間のそれぞれに対応する箱書きテキストが区間順に並べられて脚本が生成される。
【0041】
繰り返し制御部124は、生成部122により生成される脚本の分量が基準量を超えるまで処理を繰り返し行わせてよい。繰り返し制御部124は、供給部121から供給された箱書きテキストの分量(一例として文字数や単語数、文の数、文章の数)の総和に基づいて、脚本の分量が基準量を超えるか否かを判定してよい。基準量は任意に設定されてよい。
【0042】
以上の装置1によれば、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応するテキストが箱書きテキストとしてテキスト群から選択されて順に並べられ、脚本が生成される。従って、各あらすじ分節にセンチメントスコアを設定することで、あらすじ分節の内容に沿い、かつ、センチメントスコアに応じた感情を引き起こす脚本を取得することができる。
【0043】
また、各テキストのセンチメントスコアと一のあらすじ分節のセンチメントスコアとに基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第1適合度が算出され、各テキストと一のあらすじ分節との内容の類似度に基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各テキストの第2適合度が算出され、これらの適合度に基づいて一のあらすじ分節に対する適合評価値が算出されて箱書きテキストが選択される。従って、あらすじ分節の内容とセンチメントスコアとのそれぞれに確実に適合した脚本を取得することができる。
【0044】
また、第1適合度および第2適合度が重み付け加算されて適合評価値が算出されるので、あらすじ分節の内容とセンチメントスコアとの重みを調整することができる。
【0045】
また、作品のあらすじが複数のあらすじ分節に分節されるので、あらすじを入力することであらすじ分節を生成させ、脚本を取得することができる。
【0046】
また、作品を分割した区間ごとにあらすじ分節が生成されるので、作品のあらすじを入力することで、各区間に対してあらすじ分節が生成され、当該区間のあらすじ分節の内容に沿うテキストが箱書きテキストとして選択される。また、各区間に設定されたセンチメントスコアが取得されるので、作品の各区間に対してセンチメントスコアを設定することで、各区間で、当該区間のセンチメントスコアに応じた感情を引き起こすテキストが箱書きテキストとして選択される。従って、作品のあらすじを入力し、区間ごとのセンチメントスコアを設定することで、各区間で該当のあらすじ分節の内容に沿い、かつ、該当のセンチメントスコアに応じた感情を引き起こす脚本を取得することができる。
【0047】
また、各区間に対応するあらすじ分節に対して選択された箱書きテキストが当該区間についてのあらすじとしてさらに分節部104に供給されるので、各区間のあらすじがさらに細かい区間のあらすじ分節に分節されて、分節後の各あらすじ分節に対して箱書きテキストが選択される。従って、作品のあらすじを供給することで、作品を細分化した各区間の箱書きテキストを含む脚本を取得することができる。よって、長大な作品の脚本を容易に取得することができる。
【0048】
また、脚本の分量が基準量を超えるまで処理が繰り返し行われるので、任意の分量の脚本を取得することができる。
【0049】
また、複数の脚本データから箱書き用のランダムな複数のテキストが生成されてテキスト群として記憶部102に記憶されるので、箱書き用の多様なテキストをテキスト群に含めることができる。また、脚本データから自然言語でのテキストが生成されるので、脚本データとして品質の高いものを用意する手間を省くことができる。
【0050】
また、各テキストには柱書き、台詞およびト書きが含まれるので、テキストを並べることで確実に脚本を生成することができる。
【0051】
[2.動作]
図2は、装置1の動作を示す。装置1は、ステップS11~S27の処理を実行することにより脚本を生成する。なお、本実施形態では一例として、動作開始時には記憶部102にテキストと、そのセンチメントスコアとが対応付けられて複数記憶されていることとして説明する。
【0052】
ステップS11においてあらすじ取得部103、および、センチメントスコア取得部106は、それぞれ作品のあらすじ、および、プロットラインをオペレータ等から取得する。
【0053】
ステップS13において分節部104は、作品を分割した区間ごとにあらすじ分節を取得する。繰り返し制御部124により後述のステップS23を介してステップS13の処理が繰り返し行われる場合には、分節部104は作品を再帰的に分割した区間ごとにあらすじ分節を取得してよい。本実施形態では一例として、ステップS13の処理ごとに作品が起承転結の4区間に再帰的に等分されてよく、分節部104は、1回目のステップS13の処理では、作品を4等分した区間ごとにあらすじ分節を取得し、2回目以降のステップS13の処理では、前回のステップS13の処理であらすじ分節を取得した各区間をさらに4等分した区間ごとにあらすじ分節を取得してよい。なお、分節部104は、分割後の区間数を取得できる限りにおいて、必ずしも作品を分割する演算を行わなくてよく、作品を分割した場合に得られる複数の区間のそれぞれについてあらすじ分節を生成すればよい。
【0054】
分節部104は、あらすじを分節することであらすじ分節を生成してよい。一例として、分節部104は、あらすじを文字数で分節してもよいし、形態素解析により検出される意味的な区切りで分節してもよい。あらすじを文字数で分節する場合には、分節部104は、あらすじを互いに等しい文字数に等分してもよいし、予め設定された割合の文字数で分節してもよい。
【0055】
ステップS15において選択部110は、4つの区間の何れか1つを選択区間として選択する。選択部110は、未選択の区間のうち最も早い(先頭側の)区間を選択してよい。
【0056】
ステップS17においてセンチメントスコア取得部106は、選択区間のセンチメントスコアを取得する。本実施形態では一例として、センチメントスコア取得部106は、各区間にセンチメントスコアが設定されたプロットラインをステップS1で取得しているため、選択区間のセンチメントスコアを当該プロットラインから取得してよい。
【0057】
ステップS19において選択部110は、選択区間のあらすじ分節の内容に対応し、かつ、選択区間のセンチメントスコアに対応するテキストを箱書きテキストとして記憶部102のテキスト群から選択する。例えば、選択部110のセンチメントスコア適合度算出部110が各テキストの第1適合度を算出し、選択部110の内容適合度算出部112が各テキストの第2適合度を算出する。そして、選択部110の評価部113がテキストごとに、当該テキストの第1適合度および第2適合度に基づいて適合評価値を算出して、最も適合評価値の高い何れか1つのテキストを箱書きテキストとして選択する。
【0058】
ステップS21において繰り返し制御部124は、ステップS13であらすじ分節を対応付けた全ての区間を選択したか否か、つまり全ての区間に対して箱書きテキストを選択したか否かを判定する。繰り返し制御部124は、ステップS13であらすじ分節を対応付けた全ての区間の数を、ステップS19の処理ごとにカウントダウンし、カウント値が0に達したことに応じて、全ての区間が選択されたと判定してよい。
【0059】
ステップS21において全ての区間を選択していないと判定した場合(ステップS21;No)には、繰り返し制御部124は、ステップS15に処理を移行する。これによりステップS15~S19の処理が繰り返されて全ての区間が選択されて箱書きテキストが選択された状態となる。ステップS21において全ての区間を選択したと判定した場合(ステップS21;Yes)には、繰り返し制御部124はステップS23に処理を移行する。
【0060】
ステップS23において繰り返し制御部124は、生成部122により生成される脚本の分量が基準量を超えるか否かを判定する。本実施形態においては一例として、繰り返し制御部124は、供給部121から供給された箱書きテキストの分量の総和が基準量を超えるか否かを判定する。ステップS23において脚本の分量が基準量を超えると判定した場合(ステップS23;Yes)には、繰り返し制御部124は処理をステップS27に移行する。ステップS23において脚本の分量が基準量を超えないと判定した場合(ステップS23;No)には、繰り返し制御部124は処理をステップS25に移行する。これにより、後述のようにステップS25の処理の後にステップS13の処理が改めて行われ、作品を再帰的にさらに分割した区間ごとにあらすじ分節が生成される。
【0061】
ここで、ステップS23の処理が行われる場合には、これまでにステップS13の処理が行われた回数だけ作品を再帰的に分割した各区間に対し、箱書きテキストが既に選択されている。従って、繰り返し制御部124は、これまでにステップS13の処理が行われた回数に基づいて、箱書きテキストの分量の総和が基準量を超えるか否かの判定を行ってよい。
【0062】
なお、これまでにステップS13の処理が行われた回数は、これまでにステップS23の処理が行われた回数に1を加えた数と等しい。従って、繰り返し制御部124は、これまでにステップS13の処理が行われた回数に代えて、自身がステップS23の処理を行った回数に1を加えた数を用いても良い。
【0063】
ステップS25においてあらすじ取得部103は、各区間に選択された箱書きテキストを、当該区間のあらすじとして供給部121から取得し、分節部104に供給する。これにより、上述のステップS13に処理が移行する。
【0064】
但し、ステップS25の処理後にステップS13の処理が行われる場合には、分節部104は、分節前の複数の区間それぞれのあらすじを4分節してあらすじ分節を生成し、当該区間を4等分した各区間に対応付けてよい。例えば、ステップS25の処理によって4つの区間(第1~第4の区間とも称する)それぞれのあらすじが分節部104に供給されている場合には、分節部104は、第1の区間のあらすじを4分節してあらすじ分節を生成して、第1の区間を4等分した各区間に対応付けてよく、第2の区間のあらすじを4分節してあらすじ分節を生成し、第2の区間を4等分した各区間に対応付けてよく、第3,第4の区間についても同様の処理を行ってよい。
【0065】
そして、ステップS27において生成部122は、各区間に対して選択された各箱書きテキストを区間の順に並べて脚本を生成する。
【0066】
[3.動作例]
図3は、動作結果の一例を示す。なお、図中の「あらすじ」は作品のあらすじを示す。「大箱」や「小箱」は作品内の区間に対応しており、それらの内容が箱書きテキストを示す。右端の数値は各区間に設定されたセンチメントスコアを示す。
【0067】
この図に示されるように、本実施形態に係る装置1によれば、図中に示されるあらすじや、区間ごとのセンチメントスコアを入力することで、各区間で該当のあらすじ分節の内容に沿い、かつ、該当のセンチメントスコアに応じた感情を引き起こす脚本を取得することができる。
【0068】
[4.変形例]
本変形例においては、柱書きの内容(一例としてシーンの場所や時間帯など)が箱書きテキストに含まれず、箱書きテキストの付加的な属性として用いられる。
【0069】
この場合にテキスト生成部101は、複数の脚本データから少なくともト書きを示すテキスト(箱書き本文のテキストとも称する)と、シーンの場所や時間帯などを示す属性データとを生成して、それぞれ記憶部102に記憶させてよい。また、テキスト生成部101は、生成した箱書き本文の各テキストのセンチメントスコアを取得して、該当の箱書き本文のテキストに対応付けて記憶部102に記憶させてよい。同様にして、テキスト生成部101は、生成した各属性データのセンチメントスコアを取得して、該当の属性データに対応付けて記憶部102に記憶させてよい。
【0070】
また、選択部110は、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応する箱書き本文のテキストを記憶部102内のテキスト群から選択してよい。同様にして、選択部110は、複数のあらすじ分節のそれぞれに対し、当該あらすじ分節の内容に対応し、かつ、当該あらすじ分節のセンチメントスコアに対応する属性データを記憶部102内の複数の属性データから選択してよい。
【0071】
一例として、選択部110は、一のあらすじ分節に対応する属性データを選択する場合に、センチメントスコア適合度算出部111により各属性データのセンチメントスコアと、一のあらすじ分節に設定されたセンチメントスコアとに基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各属性データの第3適合度を算出してよい。また、選択部110は、内容適合度算出部112により各属性データと、当該一のあらすじ分節との内容の類似度に基づいて、当該一のあらすじ分節に対する各属性データの第4適合度を算出してよい。そして、選択部110は、評価部113により属性データごとに第3適合度および第4適合度に基づいて一のあらすじ分節に対する適合評価値を算出して、一のあらすじ分節に対応する属性データを選択してよい。
【0072】
さらに、生成部122は、選択部110によって各あらすじ分節に対して選択された箱書き本文のテキストと、属性データとの組を、あらすじ分節の順に並べて脚本を生成してよい。
【0073】
[5.その他の変形例]
なお、上記の実施形態および変形例においては、装置1がテキスト生成部101、記憶部102、あらすじ取得部103、分節部104、供給部121、および、繰り返し制御部124を備えることとして説明したが、これらのいずれかを備えないこととしても良い。例えば、装置1はテキスト生成部101を備えない場合に、外部からテキスト群を取得して記憶部102に記憶させてよい。また、装置1は記憶部102を備えない場合に、テキスト群を記憶する記憶装置と外部接続されてもよい。また、装置1はあらすじ取得部103や分節部104を備えない場合に、あらすじ分節取得部105によって装置1の外部から取得したあらすじ分節を用いて脚本を生成してもよい。また、装置1は供給部121や繰り返し制御部124を備えない場合に、当初のあらすじ分節に対して選択された箱書きテキストをそのまま並べて脚本を生成してよい。
【0074】
また、繰り返し制御部124は供給部121から供給された箱書きテキストの分量の総和に基づいて、脚本の分量が基準量を超えるか否かを判定することとして説明したが、他の手法によって判定を行ってもよい。例えば、繰り返し制御部124は、分節部104やあらすじ分節取得部105、供給部121、選択部110などの何れかが処理を行った回数に基づいて判定を行ってもよいし、生成部122において生成されている脚本の分量に基づいて判定を行ってもよい。
【0075】
また、脚本の分量が基準量を超えるまで繰り返し制御部124が処理の繰り返しを行わせることとして説明したが、固定の回数だけ繰り返しを行わせてもよい。これに代えて、繰り返し制御部124は、区間の粒度が基準粒度未満となるまで繰り返しを行わせてもよい。この場合に、繰り返し制御部124は作品を再帰的に分割して得られる基準粒度未満の各区間に対応するあらすじ分節に対して箱書きテキストが選択されるまで、処理の繰り返しを行わせてよい。区間の粒度は区間の時間長を示してもよいし、区間の個数の逆数(つまり、作品の全体に対する一区間の割合)であってもよい。区間の粒度が区間の時間長を示す場合には、作品の時間長をオペレータ等から取得して繰り返し制御部124に供給する時間長取得部が装置1に具備されてよい。
【0076】
また、テキスト生成部101が脚本データからテキストを生成して当該テキストのセンチメントスコアを取得することとして説明したが、センチメントスコアの取得をテキスト生成部101が行わなくてもよい。この場合には、選択部110のセンチメントスコア適合度算出部111がテキストの第1適合度を算出する場合に、当該テキストのセンチメントスコアを取得してよい。
【0077】
また、作品を分割した区間に対してセンチメントスコアが設定されることとして説明したが、作品内の各時点に対して設定されてもよい。一例として、センチメントスコアは、区間内の複数の時点に対して設定されてよい。この場合、センチメントスコア取得部106は、区間内に設定された複数のセンチメントスコアの代表値を区間のセンチメントスコアとして取得してよい。代表値は、区間内の複数のセンチメントスコアの平均値や中央値でも良いし、区間の先頭や末尾、中央の時点に設定されたセンチメントスコアでもよい。また、代表値は任意の関数から導出される値でもよい。代表値の導出機能はモジュール化されていてもよい。
【0078】
また、内容適合度算出部112はテキストとあらすじ分節との内容の類似度から第2適合度を算出することとして説明したが、これに加えて/代えて、テキストとあらすじ全体との内容の類似度から第2適合度を算出してもよい。
【0079】
また、再帰的に分割された区間に対して箱書きテキストが選択される場合に、最も細かい区間のそれぞれに対応する箱書きテキストが区間順に並べられて脚本が生成されることとして説明したが、区間の長さに関わらず各区間に対応する箱書きテキストが区間順に並べられて脚本が生成されてもよい。
【0080】
また、本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0081】
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0082】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0083】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0084】
図4は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
【0085】
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インタフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
【0086】
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
【0087】
通信インタフェース2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0088】
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
【0089】
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
【0090】
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
【0091】
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
【0092】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0093】
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
【0094】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0095】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0096】
1 装置
101 テキスト生成部
102 記憶部
103 あらすじ取得部
104 分節部
105 あらすじ分節取得部
106 センチメントスコア取得部
110 選択部
111 センチメントスコア適合度算出部
112 内容適合度算出部
113 評価部
121 供給部
122 生成部
124 繰り返し制御部
2200 コンピュータ
2201 DVD-ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インタフェース
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD-ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード
図1
図2
図3
図4