特許 7254955 ドラム式洗濯機の内槽及びドラム式洗濯機

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-03-31

(45)【発行日】2023-04-10

(54)【発明の名称】ドラム式洗濯機の内槽及びドラム式洗濯機

(51)【国際特許分類】

   D06F 39/08 20060101AFI20230403BHJP

   D06F 37/06 20060101ALI20230403BHJP

   D06F 33/42 20200101ALI20230403BHJP

【ＦＩ】

D06F39/08 311C

D06F37/06

D06F33/42

【請求項の数】 9

(21)【出願番号】P 2021554706

(86)(22)【出願日】2020-03-13

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-04-28

(86)【国際出願番号】 CN2020079242

(87)【国際公開番号】W WO2020182211

(87)【国際公開日】2020-09-17

【審査請求日】2021-10-25

(31)【優先権主張番号】201910189918.8

(32)【優先日】2019-03-13

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】517417854

【氏名又は名称】青島海爾▲滾▼筒洗衣机有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＱＩＮＧＤＡＯ ＨＡＩＥＲ ＤＲＵＭ ＷＡＳＨＩＮＧ ＭＡＣＨＩＮＥ ＣＯ．，ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｈａｉｅｒ Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｐａｒｋ，Ｎｏ．１ Ｈａｉｅｒ Ｒｏａｄ，Ｌａｏｓｈａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ，Ｑｉｎｇｄａｏ，Ｓｈａｎｄｏｎｇ ２６６１０１，Ｃｈｉｎａ

(73)【特許権者】

【識別番号】520405433

【氏名又は名称】海▲爾▼智家股▲ふん▼有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＨＡＩＥＲ ＳＭＡＲＴ ＨＯＭＥ ＣＯ．， ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｈａｉｅｒ Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｐａｒｋ， Ｎｏ．１ Ｈａｉｅｒ Ｒｏａｄ， Ｌａｏｓｈａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ Ｑｉｎｇｄａｏ， Ｓｈａｎｄｏｎｇ ２６６１０１， Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100107766

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠重

(74)【代理人】

【識別番号】100070150

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠彦

(74)【代理人】

【識別番号】100135079

【弁理士】

【氏名又は名称】宮崎 修

(72)【発明者】

【氏名】▲呂▼ 佩▲師▼

(72)【発明者】

【氏名】▲許▼ 升

(72)【発明者】

【氏名】▲趙▼ 志▲強▼

【審査官】高橋 祐介

(56)【参考文献】

【文献】中国特許出願公開第１０７５２３９６９（ＣＮ，Ａ）

【文献】中国特許出願公開第１０９４２３８１７（ＣＮ，Ａ）

【文献】中国実用新案第２０６１０９７４４（ＣＮ，Ｕ）

【文献】中国特許出願公開第１０８６２５１１９（ＣＮ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｄ０６Ｆ ３９／０８

Ｄ０６Ｆ ３７／０６

Ｄ０６Ｆ ３３／４２

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

１つの実体壁に囲まれるように形成され、独立して洗濯水を収容するように構成される収納空間と、
前記実体壁に設置され、内槽から水を排出するように構成される少なくとも１つの排水口とを含み、
前記排水口の外周領域の前記実体壁に密封凸部が設置される、
ドラム式洗濯機の内槽。

【請求項2】

前記密封凸部が前記排水口を封止する封止部品と嵌合する、請求項１に記載のドラム式洗濯機の内槽。

【請求項3】

前記密封凸部は、前記内槽の前記実体壁における排水口周囲の平坦部から内槽中心へ突起する密封凸部であり、
前記封止部品は、前記排水口における前記密封凸部に対向する、平面又は滑らかな曲面である密封面を有する、
請求項２に記載のドラム式洗濯機の内槽。

【請求項4】

前記排水口における前記密封凸部が前記排水口の外周に沿って断続的又は連続的に少なくとも一回り延在する、請求項３に記載のドラム式洗濯機の内槽。

【請求項5】

前記排水口における前記密封凸部の端面に１つの円弧つなぎ曲面が設けられている、請求項３又は４に記載のドラム式洗濯機の内槽。

【請求項6】

洗濯機が洗濯プログラムを実行する時に水を収容する容器として構成される請求項１に記載の内槽と、
前記内槽の前記排水口に設置され、前記排水口を封止又は開放するように、前記内槽における前記密封凸部と嵌合するように構成される封止部品と、
を含むドラム式洗濯機。

【請求項7】

前記封止部品が１つの、前記内槽の前記実体壁と密封接触して前記排水口を封止する密封部材を含む、請求項６に記載のドラム式洗濯機。

【請求項8】

前記密封部材が前記内槽の前記実体壁に設けられた前記密封凸部と互いに圧迫して弾性変形を起こし、前記弾性変形により前記密封部材と前記密封凸部の接合箇所を密封する、請求項７に記載のドラム式洗濯機。

【請求項9】

前記内槽の前記実体壁に前記排水口にあるバッフルが設けられ、
前記バッフルの内部が中空で前記バッフルにある孔により前記内槽の内部とつながり、
前記内槽の前記実体壁に設置された前記排水口が前記バッフルの中空部とつながり、
前記排水口に設置された前記封止部品が前記バッフルの内部にある、
請求項６～８のいずれか１項に記載のドラム式洗濯機。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本願は、２０１９年３月１３日に中国専利局に出願され、出願番号が２０１９１０１８９９１８．８の中国特許出願の優先権を主張し、引用によってその内容全体を本願に援用する。

【0002】

本願は、洗濯機器の技術分野に関し、例えばドラム式洗濯機の内槽及びドラム式洗濯機に関する。

【背景技術】

【0003】

洗濯機は、人々の日常生活の中で最も広く使われている家庭用電気製品として、人々を洗濯の悩みから解放し、大きな便利さを人々にもたらした。しかし、洗濯機には、例えば時間がかかったり、水の消費量が多かったりなどの欠点もある。社会の発展に伴い、水資源は重要な自然資源としてますます重要になってきており、人々の節水意識もそれとともに高まってきて、特に洗濯機の節水機能をいかに実現するのかが重要になっている。

【0004】

洗濯機の節水課題を解決するために、例えば、出願番号は２０１４１０２１５３４６．３の、発明の名称が「ドラム式洗濯機」の中国特許出願があり、この出願に係るドラム式洗濯機は、筐体を含み、筐体の中に内槽と外槽とが設けられ、外槽と筐体との間にドアシールが設けられ、内槽と駆動装置が接続されており、前記内槽は無孔内槽であり、かつ前記内槽は底部の直径が小さく、開口部の直径が大きい円錐筒であり、内槽の開口部が内側に向けて円弧状で湾曲しており、前記ドアシールに注水導管が設けられ、注水導管の一端は洗濯水急速加熱装置に接続されており、注水導管の他端はドアシールを貫通して内槽まで挿入されており、前記外槽に排水口及び水圧検知装置が設けられる。前記技術態様により、この発明に係る内槽は無孔内槽であり、ドアシールに設けられる注水導管によって内槽への注水を実現し、かつ、内槽自身の形状によって脱水プロセスにおいて排水を実現し、これにより内槽と外槽との間に水が溜まるのを回避し、洗濯用水量を節約できることがわかる。

【0005】

前記発明は、無孔内槽を有するドラム式洗濯機を提供しており、衣類を洗濯するには一定の洗濯水で浸す必要があるため、浸す効果を実現するためには、無孔内槽に一定の水量を保有することが必要であり、そうすると、モータの負荷が大きくなり、電力消費などの問題も伴っている。また、この発明が公開したドラム式洗濯機の注水方式はドアシールを通過することであり、ドアシールの役割は洗濯機外槽の槽口の密封を実現することであるため、ドアシールに注水管を設置することはドアシールの密封効果に影響しやすく、実現が困難であり、かつこの発明は、内槽内部の注水レベルの測定を実現することができない。

【0006】

また、無孔内槽を有するドラム式洗濯機に対して、内槽にある排水口の密封を維持することが内槽と外槽との間に無水を実現するキーポイントであり、関連技術には、排水口に密封部を設置して可動部と密封部との密封接触により排水口を封止する案が存在するが、内槽の槽壁が主に円弧形であるため、密封部を円弧形の内槽壁に取り付けるのが複雑で、かつ安定した状態を維持しにくく、密封部が脱落しやすく、排水口が封止できず、水滴りや水漏れの現象が発生する。

【発明の概要】

【0007】

本願は、１つの実体壁に囲まれるように形成され、独立して洗濯水を収容するように構成される収納空間と、前記実体壁に設置され、内槽から水を排出するように構成される少なくとも１つの排水口とを含み、前記排水口の外周領域の実体壁に密封部が設置されるドラム式洗濯機の内槽を提供している。

【0008】

本願は、上記内槽と、前記内槽の排水口に設置され、前記排水口を封止又は開放するように、前記内槽における前記密封部と嵌合するように構成される封止部品とを含むドラム式洗濯機をさらに提供している。

【図面の簡単な説明】

【0009】

【図1】本願の実施例におけるドラム式洗濯機の原理の模式図である。

【図2】本願の実施例１及び実施例２における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図3】図２における密封排水装置の部分拡大図である。

【図4】図２における密封排水装置の他の実施形態の部分拡大図である。

【図5】本願の実施例１及び実施例２の密封排水装置の爆発図である。

【図6】本願の実施例３における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図7】図６における密封排水装置の部分拡大図である。

【図8】図６における密封排水装置の他の実施形態の部分拡大図である。

【図9】本願の実施例４における密封排水装置とバッフルとの組立図である。

【図10】本願の実施例４におけるドラム式洗濯機の、密封排水装置、バッフルと組み立てる内槽の構造模式図である。

【図11】本願の実施例４における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図12】本願の実施例４における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる他の実施形態の動作原理の模式図である。

【図13】図１１の密封排水装置の部分拡大図である。

【図14】本願の実施例５における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図15】図１４の密封排水装置の部分拡大図である。

【図16】本願の実施例６の密封排水装置の構造模式図である。

【図17】本出願の実施例６における密封排水装置を取り付ける内槽の部分構造模式図である。

【図18】本願の実施例６における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図19】図１８の密封排水装置の部分拡大図である。

【図20】図１８の密封排水装置の他の実施形態の部分拡大図である。

【図21】本願の実施例７における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図22】図２１の密封排水装置の部分拡大図である。

【図23】図２１の密封排水装置の他の実施形態の部分拡大図である。

【図24】本願の実施例９における密封排水装置がドラム式洗濯機に取り付けられる動作原理の模式図である。

【図25】図２４の密封排水装置の部分拡大図である。

【発明を実施するための形態】

【0010】

以下、図面を参照しながら、本願のドラム式洗濯機の内槽及びドラム式洗濯機について詳しく説明する。

【0011】

図１～図２５に示すように、本実施例は、無孔内槽の前開き構造のドラム式洗濯機を提供しており、構造が簡単で、内槽と外槽との間に洗濯水又はすすぎ水を注水する必要がなく、したがって、洗濯機の洗濯用水量を減らし、水資源を節約することができる。内槽と外層との間に汚れが付着する可能性を回避し、ユーザーが使用する洗濯機の清潔衛生を確保し、ユーザーエクスペリエンスを高める。

【0012】

本実施例に係るドラム式洗濯機は、上面カバー２、前面カバー、背面カバー及び底板を含む筐体１９を含む。底脚９は、底板に取り付けて固定されており、洗濯機全体を支えるように構成される。筐体１９の内部に外槽１８が設けられ、外槽１８の中に内槽１７が同軸に設置される。外槽１８は内槽１７の排水及び内槽１７の高速遠心脱水の排水を収集するように構成されている。内槽１７にバッフル３２が設置されており、内槽１７が回転時、バッフル３２により連続的に持ち上げて落下させながら衣類をたたくことにより、衣類を洗濯する。内槽１７は無孔構造である。外槽１８は、センター取付孔を有しており、センター取付孔にベアリング１２が取り付けられて固定される。内槽１７と緊密に接続された内槽軸１３は、ベアリング１２を通し、駆動モータ１６に接続される。内槽１７の前部に槽開口部が設けられており、槽開口部に開閉可能な内槽ドア６が取り付けられ、これにより内槽１７が密封室構造となることを実現する。

【0013】

本実施例に係る筐体１９に開閉可能な外部ドア５が取り付けられている。

【0014】

実施例１
図１～図５に示すように、本実施例に係るドラム式洗濯機は衣類を洗濯する時に独立して洗濯水を収容する内槽１７を含み、内槽１７は無孔内槽の構造を採用しており、洗濯時に内部は通気孔を備える密閉室となり、洗濯機が洗濯及びすすぎ時に独立して洗濯水を収容できるように構成されており、内槽１７と外槽１８との間に水がなく、これにより節水の目的を実現するとともに、内槽１７と外槽１８との間に汚れが形成されることを回避して槽壁を清潔に保ち、ユーザーエクスペリエンスを高める。

【0015】

このドラム式洗濯機の内槽１７に排水口３９が設けられ、排水又は脱水プロセスに排水口３９から排水する。

【0016】

本実施例は、上記ドラム式洗濯機に適した密封排水装置を開示し、
内槽１７の回転による遠心力によって動くように構成されている遠心部品と、
前記排水口３９を封止するように設置されている封止部品と、を含み、
前記遠心部品は、封止部品に接続され、遠心部品の遠心運動は封止部品を駆動して排水口３９を開ける。

【0017】

本実施例が提供した密封排水装置は、内槽１７の回転による遠心力で遠心部品を駆動し、遠心部品は封止部品を駆動して排水口３９を開けて排水を実現する。原理的には、ドラム式洗濯機の作動特性を利用し、内槽の回転速度を設定することで、排水が実現でき、実現しやすく、構造的には、遠心部品の遠心運動により、封止部品を開けて排水を実現し、構造が簡単である。したがって、本願に係る密封排水装置は、無孔内槽を有するドラム式洗濯機に対して、洗濯、すすぎ時に、排水口の封止を維持して無孔内槽が独立して水を収容することを実現し、排水又は脱水時に、内槽の回転速度を制御することにより、遠心排水を実現する。これにより、無孔内槽を有するドラム式洗濯機の密封及び排水機能を実現する。

【0018】

本実施例の一実施形態として、遠心部品と封止部品は、内槽１７の径方向に沿って往復運動することができ、前記封止部品は、遠心部品の遠心運動と同方向又は逆方向に遠心部品によって駆動される。

【0019】

封止部品と遠心部品の同方向運動により多くの設置部材が必要であることを考慮して、前記遠心部品は内槽１７の回転による遠心力の作用下で内槽の径方向に沿って内槽１７の中心軸線から離れて運動し、前記封止部品は遠心部品の駆動の下で内槽１７の径方向に沿って内槽１７の中心軸線に近づいて運動し、封止部品と遠心部品とが内槽１７の径方向に沿って互いに向かって運動させることで、両者の内槽１７の径方向におけるトータル移動距離を減少させ、設置空間も減少させる。

【0020】

本実施例における前記封止部品は、封止部材と弾性部材４３を含み、前記弾性部材４３は封止部材が排水口３９を密封して封止することを保持するように封止部材に作用し、前記遠心部品は封止部材に接続し、遠心部品による遠心運動の駆動で、封止部材が運動して排水口３９を開ける。

【0021】

本実施例に係る弾性部材４３は、封止部材が排水口３９を封止して内槽１７の密閉を保持して洗濯水を収容するように、封止部材に弾性予張力が発生する。

【0022】

封止部品と排水口との間の密封を実現するために、本実施例は以下の形態を採用して実現できる。

【0023】

形態１、前記封止部品は前記排水口３９を封止するように排水口３９と直接密封接触し、封止部品と排水口３９との間の直接な密封接触は、例えば、電磁密封、剛性密封などである。

【0024】

形態２、前記排水口３９を封止するように、前記封止部品と排水口３９との間は、密封部材４０によって密封接触を行い、密封部材４０によって密封接触を行うことで、コストが低く、簡単かつ効果的である。

【0025】

一実施形態において、前記封止部品は、周方向を接触密封するための密封凸部を有し、封止部品にある密封凸部は、排水口の外周の内槽壁又は内壁と密封接触を保持して排水口を封止する。密封凸部を封止部品に直接設置することにより、封止部品が排水口３９を直接密封することを実現する。

【0026】

一実施形態において、前記排水口３９の内壁と排水口３９の外周の内槽壁の少なくとも１つは、周方向を接触密封するための密封凸部を有し、排水口の内壁又は排水口外周の内槽壁の密封凸部は封止部品との密封接触を保持して排水口３９を封止する。

【0027】

一実施形態において、前記密封部材４０は、周方向を接触密封するための密封凸部４１を有し、密封部材４０にある密封凸部４１は、封止部品と排水口３９の少なくとも１つの部品と密封接触して排水口３９を封止する。

【0028】

本実施例に係る密封凸部は、封止部品、排水口３９内壁、排水口３９外周の内槽壁、密封部材４０のうち少なくとも１つの部品が部分的に突出して形成された密封リブであってもよい。本実施例に係る密封凸部は、封止部品、排水口３９内壁、排水口３９外周の内槽壁、密封部材４０のうち少なくとも１つの部品が部分に凹んで形成された突起部分であってもよい。

【0029】

本実施例に係る密封排水装置は、内部にガイド通路を有するケース４４を含み、前記封止部材はガイド通路内に設置されて往復運動できるガイド部３５と、ガイド部３５の一端に設置されて排水口を封止するための封止部３６と、ガイド部３５の他端に設置されて遠心部品を接続するための接続部３４とを含み、前記弾性部材４３は、一端はケース４４に当接し、他端は封止部材に当接するようにケース４４の中に設置されている。

【0030】

本実施例に係る弾性部材４３は、圧縮バネであり、圧縮バネはガイド部３５にはめられ、ケース４４の内部に圧縮バネを収容する収容溝を有してもよく、収容溝はガイド通路の外周に嵌設され、圧縮バネの一端は収容溝内に当接し、他端は封止部３６に当接している。

【0031】

本実施例に係るガイド部３５は、ガイド柱体であり、封止部３６は、ガイド柱体の一端に設置され、かつ周方向に延在して封止栓を形成し、接続部３４は、ガイド柱体の他端に設置された接続回転軸である。

【0032】

本実施例における前記遠心部品は、カウンターウェイト部品３８と接続部品３７とを含み、接続部品３７の一端はカウンターウェイト部品３８に接続され、接続部品３７の他端は封止部品に接続されており、接続部品３７の中部に回転可能に回転軸に取り付けられる回転軸孔４２を有する。

【0033】

前記カウンターウェイト部品３８は、接続部品３７と一体成型されてもよい。

【0034】

本実施例に係る接続部品３７の他端は、封止部材の接続回転軸を取り付けるための接続回転軸孔４６を有し、前記接続回転軸は回転可能に接続回転軸穴４６に取り付けられている。

【0035】

本実施例は、前記密封排水装置を備えるドラム式洗濯機を同時に提供し、
衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容するように構成されている内槽１７と、
内槽１７に設けられ、洗濯水を排出するように構成されている排水口３９と、
内槽１７の内壁に設置され、遠心部品が内槽１７の回転による遠心力によって遠心運動し、封止部品を駆動して前記排水口３９を開ける密封排水装置と、を含む。

【0036】

本実施例における前記ドラム式洗濯機は、遠心排水を満たすために、構造設計を行う時に、前記遠心部品の全体重量Ｍ、内槽１７の回転速度Ｖ、弾性部材４３の弾性予張力Ｆ０及び封止部材の全体重量ｍとの間は、以下を満たす。内槽１７の回転速度Ｖが設定値Ｖ０に達した時、前記遠心部品が内槽１７の遠心力によって遠心運動し始め、遠心部品による遠心力が弾性予張力Ｆ０及び封止部材の遠心力を克服して、封止部材が内槽径方向に沿って、かつ内槽中心軸線に近づいて運動するように駆動させ、排水口３９を開ける。

【0037】

前記内槽１７の内壁に衣類持ち上げ装置が取り付けられ、前記衣類持ち上げ装置は、内部室と、内部室と内槽内部とを連通する連通孔とを有し、前記排水口３９は内部室内にある内槽１７の槽壁に設けられ、前記密封排水装置は内部室に設置されている。

【0038】

本実施例において、密封排水装置が内部室内に設置され、密封排水装置の隠し設置を実現し、密封排水装置が内槽にある衣類に干渉することを回避するとともに、単独の保護カバーを省き、製造コストを低減し、組立プロセスを簡略化する。

【0039】

本実施例に係る衣類持ち上げ装置はバッフル３２であり、前記バッフル３２は締付けボルト４５によって内槽１７の内壁に取り付けられ、前記バッフル３２に締付けボルト４５を組み立てるためのねじ柱５５が備えられ、内槽１７の槽壁に締付けボルト４５が通過するための通し穴５６が設けられている。

【0040】

前記のように設置することにより、排水口を内槽のバッフルの内部に隠して設置することを実現し、これにより内槽において水の流れが隠された排水口から外へ排出する目的を達成するとともに、内槽の高速回転時に発生した遠心力を利用して封止部品を対応して制御することを実現するように排水口に密封排水装置を設置し、排水口を対応して開閉させ、これにより洗濯機が脱水プログラムを実行する時に、内槽の高速回転による遠心力が封止部品に作用した後、排水口が自動的に開き内槽が対応して排水を行う目的を達成する。

【0041】

本実施例は、前記ドラム式洗濯機の制御方法を提供し、
洗濯機は排水又は脱水プロセス中に、内槽１７の回転速度ＶがＶ≧Ｖ０を満たすように制御し、遠心部品は内槽１７の回転による遠心力によって運動し、封止部を駆動して前記排水口３９を開けることを含み、
そのうち、前記Ｖ０は設定値である。

【0042】

したがって、本実施例に係るドラム式洗濯機は、内槽の回転速度を制御することにより排水及び脱水を実現し、排水段階において内槽を少なくともＶ０の回転速度で回転するように制御して排水を実現し、脱水段階において内槽の回転速度をＶ０以上に上げるように制御して脱水の排水を行う。

【0043】

実施例２
図１～図５に示すように、本実施例に係るドラム式洗濯機の密封排水装置であり、ドラム式洗濯機は衣類の洗濯時に独立して洗濯水を収容する内槽１７を含み、内槽１７に排水口３９が設けられており、密封排水装置は、
排水口３９と密封接触し、前記排水口３９を封止するように設置されている封止部品３０を含む。

【0044】

本願に係る密封排水装置は、封止部品３０により排水口３９を封止し、無孔内槽を有するドラム式洗濯機が洗濯及びすすぎ時に、排水口３９の封止を維持することを実現し、無孔内槽が独立して水を収容することも実現する。

【0045】

前記封止部品３０は前記排水口３９を封止するように排水口３９と直接密封接触し、又は、前記封止部品３０は封止部３６と封止部３６に設置された密封部材４０を含み、封止部品３０の密封部材４０は前記排水口３９を封止するように排水口３９と密封接触している。

【0046】

前記密封排水装置は、前記封止部品は周方向を接触密封するための密封凸部４１を有し、封止部品３０にある密封凸部４１が排水口３９の外周の内槽壁又は排水口３９の内壁と密封接触を保持して排水口を封止することと、前記密封部材４０は周方向を接触密封するための密封凸部４１を有し、密封部材４０にある密封凸部４１が排水口３９の外周の内槽壁又は排水口３９の内壁と密封接触して排水口を封止することとのうちの少なくとも１つを含んでもよい。

【0047】

封止部品３０又は密封部材４０にある密封凸部４１と排水口３９の外周の内槽壁との良好な周方向密封を実現するために、本実施例における前記内槽１７は内壁表面が平らな平坦部５７を有し、前記排水口３９が平坦部５７に設けられ、前記封止部品３０又は密封部材４０にある密封凸部４１と排水口３９の外周の平坦部５７との周方向密封接触を保持して排水口３９を封止する。

【0048】

本実施例の他の実施形態として、前記排水口３９は内槽の円弧形の壁に設けられ、前記封止部品３０又は密封部材４０にある密封凸部４１と排水口３９の外周の円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持して排水口３９を封止する。

【0049】

本実施例における前記封止部品３０又は密封部材４０にある密封凸部４１は、封止部品３０又は密封部材４０の少なくとも一回りの密封リブを含み、各密封リブはいずれも円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持する。

【0050】

好ましくは、前記封止部品３０又は密封部材４０にある密封凸部４１は、封止部品又は密封部材４０の少なくとも二回りの密封リブを含む。

【0051】

各密封リブの高さはいずれも等しく、かついずれも最も内側の密封リブと最も内側の密封リブに対応する円弧形の壁内表面との距離より小さくなく、又は、密封リブの高さは外側から内側への配置方向上に徐々に高くなり、各密封リブと各密封リブに対応する円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持する。

【0052】

本実施例の一実施形態として、前記密封リブは、密封リブ本体部、排水口外周の壁との密封接触を保持するための密封リブ端部、及び密封リブ本体部と密封リブ端部とを移行接続する密封リブ移行部を有する。

【0053】

前記密封リブ移行部は、密封リブ端部と密封リブ本体部との間のＲ面取り構造Ｒである。

【0054】

本実施例における前記密封部材４０は弾性材料で作られた密封プラグであり、密封プラグは１つの開口した設置室を有し、設置室は封止部品を取り付けるように使用されており、密封プラグは１つの、排水口３９の外周の内槽１７の平坦部５７と合わせて密封を行う密封端面を有する。

【0055】

前記密封端面に少なくとも一回りの密封リブを設置する。

【0056】

封止部品自身と封止部品に取り付けられた密封部材との少なくとも１つに対応して圧着する密封リブを内槽壁に設置することにより、密封接触面に突出リブ構造を具備させ、局部密封が線密封に形成され、密封の信頼性をさらに高めるとともに、密封部材と封止部品の少なくとも１つが弾性構造として設置され、密封部材と封止部品の少なくとも１つと内槽壁との間の圧迫作用を利用して弾性変形を形成し、弾性変形を利用して接触箇所を密封接合させ、密封効果を著しく高める。

【0057】

本実施例における前記密封排水装置は、内槽の回転による遠心力の作用下で運動する遠心部品を含む。前記遠心部品は、封止部品３０に接続され、遠心部品の遠心運動が封止部品３０を駆動して排水口３９を開ける。

【0058】

前記封止部品３０は、ガイド通路内に設置されて往復運動可能なガイド部３５と、ガイド部３５の一端に設置されて排水口３９を封止するための封止部３６と、ガイド部の他端に設置されて遠心部品を接続するための接続部３４とを含み、前記密封部材４０は封止部品３０に設置される。

【0059】

本実施例は、前記密封排水装置を備えるドラム式洗濯機を同時に提供し、
衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容するように構成されている内槽１７と、
内槽１７に設けられ、洗濯水を排出するように構成されている排水口３９と、
内槽１７の内壁に設置され、内槽１７の回転速度が設定値Ｖ０に達したときに、封止部品が前記排水口３９を開ける密封排水装置と、を含む。

【0060】

一実施形態において、前記排水口３９は、内槽１７の内壁との間に延在壁を有し、内槽１７の槽壁より排水口３９を内側へ突出させ又は外側へ突出させ、前記封止部品３０が、延在壁内に入り込んで延在壁の内壁との周方向の密封接触を保持して排水口３９を封止し、さらに封止部品３０と排水口３９との間の密封効果を高める。

【0061】

他の実施形態において、前記排水口３９は、内槽１７の内壁と同一平面上に設置され、前記封止部品３０が排水口３９外周の内槽壁と周方向に密封接触し、又は、排水口３９の内周壁に密封接触して排水口を封止する。

【0062】

実施例３
図１、図６～図８に示すように、本実施例に係るドラム式洗濯機の密封排水装置であり、ドラム式洗濯機は衣類の洗濯時に独立して洗濯水を収容する内槽１７を含み、内槽１７に排水口３９が設けられ、密封排水装置は、
排水口３９と密封接触し、上記排水口を封止するように設置されている封止部品を含む。

【0063】

前記封止部品は、中心軸線に沿って断面積が等しくない複数の断面を有する第１封止部品４７を設け、少なくとも１つの断面の外周壁が排水口３９の周方向に密封接触するように構成されて排水口３９を封止する。

【0064】

本実施例に係る密封排水装置の封止部品は、変化断面の第１密封部品４７を有し、これにより、第１密封部品４７が排水口３９をより良く周方向に密封させることができ、排水口の密封効果を保証する。

【0065】

本実施例の一実施形態として、前記第１密封部品４７は、排水口に近接して設置された近端部と排水口から離れて設置された遠端部を含み、前記第１密封部品４７は、第１密封部品４７の中心軸線に沿った断面の断面積が近端部から遠端部へ徐々に増加する。

【0066】

前記第１密封部品４７は、断面の断面積が近端部から遠端部へ徐々に増加するテーパ状又は円台状の密封プラグである。

【0067】

本実施例の一実施形態として、前記内槽１７は、内壁表面が平らな平坦部５７を有し、前記排水口３９が平坦部５７に設けられ、前記第１密封部品４７の少なくとも１つの断面の外周壁が排水口３９の周方向に密封接触して排水口３９を封止する。
又は、前記排水口３９は内槽１７の円弧形の壁に設けられ、前記第１密封部品４７の少なくとも１つの断面の外周壁が排水口３９の周方向に密封接触して排水口３９を封止する。

【0068】

本実施例における前記封止部品は、さらに第１密封部品４７の外周にある第２密封部品を設置し、前記第２密封部品が排水口３９の外周の内槽壁の周方向に密封接触する。本実施例は、第１密封部品と第２密封部品により、封止部品と排水口３９との間の多重密封を実現し、排水口３９の密封効果を確保し、水漏れを防止する。

【0069】

本実施例に係る第２密封部品は、排水口外周の第１重密封を実現し、第１密封部品と排水口との密封接触は排水口の第２重密封を保証する。

【0070】

本実施例の一実施形態として、前記第２密封部品は、第１密封部品４７の外周に設置され、接触密封のための密封凸部４１を含み、第２密封部品にある密封凸部４１は、排水口３９の外周の内槽壁との密封接触を保持して、排水口３９を封止する。

【0071】

前記第１密封部品４７と第２密封部品はそれぞれ弾性材料で製作されてそれぞれ封止部品に組み立てられ、又は、前記第１密封部品４７と第２密封部品はそれぞれ弾性材料で製作されて第１密封部品は第２密封部品とが一体になって接続された後に封止部品に組み立てられ、又は、前記第１密封部品４７と第２密封部品は弾性材料で一体になって製作された密封プラグであり、密封プラグは封止部品に組み立てられる。

【0072】

本実施例係る密封排水装置は、内槽の回転による遠心力の作用下で運動する遠心部品をさらに含み、前記遠心部品は、封止部品に接続し、遠心部品の遠心運動は封止部品を駆動して排水口３９を開ける。

【0073】

前記封止部品は、ガイド通路内に設置されて往復運動可能なガイド部３５と、ガイド部３５の一端に設置されて排水口３９を封止するための封止部３６と、ガイド部の他端に設置されて遠心部品を接続するための接続部３４とを含み、前記第１密封部品、又は第２密封部品は封止部３６に設置される。

【0074】

本実施例は、前記密封排水装置を備えるドラム式洗濯機を同時に開示し、
衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容するように構成されている内槽１７と、
内槽１７に設けられ、洗濯水を排出するように構成されている排水口３９と、
内槽１７の内壁に設置され、内槽１７の回転速度が設定値Ｖ０に達したときに、封止部品が前記排水口３９を開ける密封排水装置と、を含む。

【0075】

前記排水口３９は、内槽１７の内壁との間に延在している延在壁４８を有し、内槽１７の槽壁より排水口３９を内側へ突出させ又は外側へ突出させ、前記第１密封部品４７が、延在壁４８内に入り込み、少なくとも１つの断面の外周壁が延在壁４８の内周壁と周方向に密封接触して排水口を封止する。

【0076】

第１の封止部品４７の密封効果をさらに高めるために、前記第１密封部品４７が排水口の延在壁４８の内周壁との間に面接触又は線接触して排水口３９を密封する。

【0077】

前記延在壁４８の内周壁が第１密封部品４７の外周壁の形状と嵌合することができる。

【0078】

前記第１密封部品４７は、断面の断面積が排水口に対する近端部から遠端部へ徐々に増加するテーパ状又は円台状の密封プラグであリ、前記排水口の延在壁４８は、内部断面積が内槽壁から内槽の中心軸線から離れる方向に沿って徐々に減少する円台状の周壁である。

【0079】

実施例４
図１、図９～図１３に示すように、本実施例に係るドラム式洗濯機であり、
衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容するように構成されている内槽１７と、
内槽１７に設けられ、洗濯水を排出するように構成されている排水口３９と、
内槽１７の内壁にある排水口３９に取り付けられている取付部材５０と、
取付部材５０に設けられ、排水口３９とつながっている取付部材排水口５１と、
前記取付部材排水口５１を封止するための封止部品を含む密封排水装置と、を含む。

【0080】

本実施例における前記取付部材５０は内槽壁との間に密封接続する。

【0081】

前記排水口３９は、内槽１７の内壁に設けられ、前記取付部材５０は取付部材接続部を含み、前記取付部材接続部と排水口３９の外周の内槽壁との間は密封接続される。

【0082】

本実施例における前記取付部材５０は端カバー部をさらに含み、前記平坦部の二つの相対する側壁は内槽１７の内壁との密封接続を保持し、前記平坦部の他の二つの相対する側壁はそれぞれ端カバー部に接続し、端カバー部は内槽１７の内壁との密封接続を保持する。

【0083】

前記平坦部は端カバー部と一体成型であってもよい。

【0084】

本実施例は、内槽の内壁に取付部材５０を取り付けることにより、取付部材５０は排水口３９とつながる取付部材排水口５１を有し、密封排水装置が取付部材排水口５１を封止することによって内槽の排水口３９の密封を実現でき、内槽の円弧形の壁構造を変えないとともに、取付部材５０によって密封排水装置の密封組立を実現し、取付構造が簡単であり、さらに、取付部材５０は封止部品と密封して嵌合する平坦部を有するため、密封効果がよりよい。

【0085】

前記排水口３９は内槽１７の円弧形の壁に設けられ、前記取付部材５０は取付部材接続部を含み、前記取付部材接続部と排水口３９の外周の内槽壁との間は密封接続される。

【0086】

前記平坦部はフラットプレートであり、前記端カバー部は端カバー板を含み、前記フラットプレートの二つの相対する側壁は内槽の円弧形の内壁との密封接続を保持し、前記フラットプレートの他の二つの相対する側壁はそれぞれ端カバー板に接続し、端カバー板は内槽の円弧形の内壁との密封接続を保持する。

【0087】

前記フラットプレートは端カバー板と一体成型であってもよい。

【0088】

図１１及び図１２に示すように、本実施例の一実施形態として、前記取付部材５０は、内槽１７の内壁との間に密封リング５２を設置して密封接続を実現し、又は、前記取付部材５０は内槽１７の内壁と溶接する。

【0089】

本実施例における前記排水口３９の開口断面積は取付部材排水口５１の断面積以上であり、これにより、排水時に取付部材排水口５１より排出する水が排水口３９より直ちに排出され、排水がスムーズであることを確保する。

【0090】

前記排水口３９及び取付部材排水口５１はいずれも円形穴であり、排水口３９の口径は取付排水口５１の口径以上である。

【0091】

前記排水口３９の中心軸線は取付部材排水口５１の中心軸線と共線するように設置され、これにより取付部材排水口５１より排出される水が排水口３９へ流れて排出され、取付部材排水口５１から排水口３９までの流出経路が曲がって排水効果に影響を与えることを回避することができる。

【0092】

密封排水装置と取付部材排水口５１との間の密封効果を高めるために、前記平坦部に、取付部材排水口５１の外周に封止部品と密封嵌合する密封嵌合部５４が設置される。

【0093】

前記密封嵌合部５４は、取付部材排水口５１の外周に設置される少なくとも一回りの密封リブであり、前記密封リブは封止部品の密封面と密封接触する。

【0094】

前記取付部材排水口５１と平坦部との間に取付部材延在壁５３を有し、取付部材排水口５１が平坦部より内側へ突出され又は外側へ突出され、前記封止部品に第１密封部品４７が設置され、第１密封部品４７が取付部材の延在壁５３内に入り込み、かつ少なくとも１つの断面の外周壁が取付部材延在壁５３の内周壁と密封接触を保持する。

【0095】

前記第１密封部品４７と取付部材延在壁５３の内周壁との間は面接触又は線接触して取付部材排水口５１を封止する。

【0096】

前記取付部材延在壁５３の内周壁と第１密封部品４７の外周壁の形状は嵌合することができる。

【0097】

前記第１密封部品４７は、断面の断面積が取付部材排水口に対する近端部から遠端部へ徐々に増加するテーパ状又は円台状の密封プラグであリ、前記取付部材延在壁５３は、内部断面積が平坦部から内槽の中心軸線から離れる方向に沿って徐々に減少する円台状の周壁である。

【0098】

前記内槽１７の内壁に衣類持ち上げ装置が設置され、前記衣類持ち上げ装置は、内部室と、内部室と内槽内部とを連通する連通孔３３とを有し、前記排水口は内部室にある内槽の槽壁に設けられ、前記取付部材５０、密封排水装置はいずれも内部室に設置されている。

【0099】

本実施例に係る衣類持ち上げ装置はバッフル３２であり、バッフル３２は内槽の内壁に取り付けられるバッフル基部５８と内槽１７の内部へ突出するバッフル凸部４９を有し、前記連通孔３３はバッフル凸部４９に設置され、前記取付部材５０はバッフル基部５８と周方向に密封接続する。

【0100】

本実施例に係る密封排水装置は、内槽１７の回転による遠心力の作用下で運動する遠心部品をさらに含み、前記遠心部品は、封止部品に接続し、遠心部品の遠心運動は封止部品を駆動して前記取付部材排水口５１を開ける。

【0101】

実施例５
図１、図１４及び図１５に示すように、本実施例に係るドラム式洗濯機は、
衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容するように構成されている内槽１７と、
内槽１７に設けられる組立貫通孔と、
組立貫通孔内に密封して取りつけられる取付部材５０と、
取付部材５０に設けられる取付部材排水口５１と、
前記取付部材排水口５１を封止するための封止部品を含む密封排水装置と、を含む。

【0102】

本実施例は、内槽の組立貫通孔に取付部材５０を取り付けることにより、取付部材５０は取付部材排水口５１を有し、密封排水装置が取付部材排水口５１を封止することによって内槽１７の排水の密封を実現でき、内槽の円弧形の壁構造を変えることなく、取付部材５０によって密封排水装置の密封組立を実現し、取付構造が簡単であり、さらに、取付部材は封止部品と密封して嵌合する平坦部を有するため、密封効果がよりよい。

【0103】

前記組立貫通孔は内槽１７の槽壁に設けられ、前記取付部材５０は取付部材接続部を含み、前記取付部材接続部と組立貫通孔の内周壁との間は密封接続する。

【0104】

本実施例における前記取付部材５０は平坦部を含み、前記取付部材排水口５１は平坦部に設けられる。

【0105】

封止部品が取付部材排水口５１を密封することを実現するために、本実施例の一実施形態として、前記平坦部に取付部材排水口５１の外周の外壁に封止部品と密封嵌合する密封嵌合部５４が設置されている。

【0106】

前記密封嵌合部５４は、取付部材排水口５１の外周に設置される少なくとも一回りの密封リブであり、前記密封リブは封止部品と密封接触する。

【0107】

本実施例の他の実施形態として、前記封止部品は少なくとも一回りの密封リブを有し、少なくとも一回りの密封リブは取付部材排水口５１の外周の平坦部との密封接触を保持することと、前記封止部品に密封部材４０を設置し、密封部材４０は少なくとも一回りの密封リブを有し、少なくとも一回りの密封リブは取付部材排水口５１の外周の平坦部の外壁面との密封接触を保持することとのうちの少なくとも１つの構造を含む。

【0108】

本実施例の他の実施形態として、前記平坦部に取付部材排水口５１の外周の外壁に少なくとも一回りの第１密封リブを設置し、前記封止部品に密封部材４０を設置し、密封部材４０は少なくとも一回りの第２密封リブを有し、前記第１密封リブと第２密封リブとを千鳥設置し、第１密封リブは密封部材４０のフラットな端面との密封接触を保持し、第２密封リブは取付部材排水口５１の外周のフラットな平坦部との密封接触を保持する。

【0109】

封止部品が取付部材排水口に対する密封効果をさらに高めるために、前記取付部材排水口５１と平坦部との間に取付部材延在壁５３を有し、取付部材排水口５１が平坦部より内側へ突出させ又は外側へ突出させ、前記封止部品に第１封止部品４７が設置され、第１密封部品４７が取付部材延在壁５３内に入り込み、かつ第１封止部品４７の少なくとも１つの断面の外周壁が取付部材延在壁５３の内周壁と周方向に密封接触を保持する。

【0110】

一実施形態において、前記第１密封部品４７と取付部材延在壁５３の内周壁と面接触又は線接触して取付部材排水口を封止する。

【0111】

一実施形態において、前記取付部材延在壁５３の内周壁が第１密封部品４７の外周壁の形状と嵌合する。

【0112】

一実施形態において、前記第１密封部品４７は、断面の断面積が取付部材排水口に対する近端部から遠端部へ徐々に増加するテーパ状の密封プラグであリ、前記取付部材延在壁５３は、内部断面積が平坦部から内槽の中心軸線から離れる方向に徐々に減少する円台の周壁である。

【0113】

本実施例における前記内槽１７の内壁に衣類持ち上げ装置が設置され、前記衣類持ち上げ装置は、内部室と、内部室と内槽１７の内部とを連通する連通孔を有し、前記組立貫通孔は内部室にある内槽の槽壁に設けられ、前記密封排水装置は内部室に設置されている。

【0114】

本実施例に係る密封排水装置は、内槽の回転による遠心力の作用下で運動する遠心部品をさらに含み、前記遠心部品は、封止部品に接続され、遠心部品の遠心運動は封止部品を駆動して前記取付部材排水口５１を開ける。

【0115】

前記遠心部品は、カウンターウェイト部品３８と接続部品３７とを含み、接続部品３７の一端はカウンターウェイト部品３８に接続され、接続部品３７の他端は封止部品に接続されており、接続部品３７の中部に回転可能に回転軸に取り付けられる回転軸孔４２を有する。

【0116】

前記カウンターウェイト部品３８は、接続部品３７と一体成型されてもよい。

【0117】

実施例６
本実施例と図１～図５に示される前記実施例２との区別は、図１６～図２０に示すように、密封排水装置の封止部品３０と排水口３９の外周における内槽壁との密封接触を実現するために、排水口３９の外周における内槽１７の実体壁１７１に少なくとも一回りの密封凸部４１が設けられ、排水口にある密封凸部４１は封止部品３０又は封止部品３０に取り付けられた密封部材４０と密封接触して排水口３９を封止する。

【0118】

図１、１６～２０に示すように、本実施例において、実体壁１７１に囲まれるように形成され、独立して洗濯水収容するように構成される収納空間１７２と、上記内槽１７の実体壁１７１に設置され、外周領域にある実体壁１７１に密封凸部４１が設置され、内槽から水を排出することに用いられる少なくとも１つの排水口３９とを含むドラム式洗濯機の内槽１７を紹介している。

【0119】

本実施例において、前記密封凸部４１は排水口３９を封止する封止部品３０と嵌合し、密封凸部４１と封止部品３０はいずれも本実施例における密封排水装置の構成部品である。本実施例に係る密封凸部は、実体壁に内槽径方向に沿って高さが変化する密封凸部４１を有し、前記密封部は実体壁にある排水口３９の周囲の平坦部５７から内槽１７の中心へ突起する密封凸部４１である構造を含むが、これに限らない。封止部品３０は排水口における密封凸部４１に対する密封面４０１を有し、密封面は平面又は滑らかな曲面である。

【0120】

本実施例における排水口にある密封凸部４１は、実体壁における内槽の中心に向かう方向へ突起する密封リブの突出端から構成されてもよく、実体壁の内槽の外側に向かう方向へ凹む溝の先端の開口外周から構成されてもよい。

【0121】

本実施例において、前記排水口における密封凸部４１は、排水口の外周に沿って断続的又は連続的に少なくとも一回り延在する。排水口３９の径方向に沿った複数の方向には少なくとも１箇所の密封凸部４１を設置して排水口の複数の方向の密封性を保証する。

【0122】

本実施例において、排水口における各回りの排水口における密封凸部４１の中心を結ぶラインは排水口３９の中心と同心に設置され、排水口における各回りの密封凸部４１はいずれも排水口３９中心に対して対称に設置させて排水口周囲の圧力バランスを保証し、密封性能をさらに高める。

【0123】

本実施例において、排水口における密封凸部４１の端面に１つの円弧つなぎ曲面４１１が設けられている。排水口における密封凸部４１と密封部材４０又は封止部品３０との間の密封性能を保証するために、排水口における密封凸部４１の端面にある円弧つなぎ曲面４１１を下記のように設置し、排水口における密封凸部４１の両側の少なくとも１箇所に円弧面取り面を有し、又は排水口における密封凸部４１の端面が直接に１つの円弧曲面全体から構成する。

【0124】

排水口における密封凸部４１の端面と密封凸部４１の内外周側と接する箇所には、それぞれ１つの円弧つなぎ曲面が設けられ、封止部品３０又は密封部材４０と接触する排水口における密封凸部４１の端面の両端がそれぞれ円弧面取りＲを具備させ、排水口における密封凸部４１の端部中心は１つの平面部であり、封止部品３０又は密封部材４０と排水口における密封凸部４１との間の密着面の幅を保証し、圧着密封性能を高める。

【0125】

排水口における密封凸部４１と密封部材４０又は封止部品３０との良好な周方向密封を実現するために、本実施例における前記内槽１７は内壁表面が平らな平坦部５７を有し、前記排水口３９は平坦部５７に設けられ、排水口における密封凸部４１は平坦部５７にあり、平坦部５７は少なくとも密封部材４０の内槽径方向に沿って内槽壁上の投射領域をカバーし、密封部材４０と排水口３９の外周の平坦部５７との周方向密封接触を保持して排水口を封止する密封性を高める。

【0126】

他の実施形態において、前記排水口３９は、内槽１７の円弧形の壁に設けられ、封止部品３０又は密封部材４０における密封凸部４１と排水口３９の外周の円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持して排水口３９を封止する。

【0127】

本実施例において、前記封止部品３０又は密封部材４０における密封凸部４１は、封止部品３０又は密封部材４０の径方向に沿って分布する少なくとも二回りの密封リブを含み、前記少なくとも二回りの密封リブがいずれも内槽１７の円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持し、密封リブの高さが等しく、かついずれも最も内側の密封リブと最も内側の密封リブに対応する円弧形の壁内表面との距離より小さくなく、又は、密封リブの高さは外側から内側への配置方向上に徐々に高くなり、各密封リブと各密封リブに対応する円弧形の壁内表面と周方向密封接触を保持する。

【0128】

本実施例において、封止部品３０は、１つの、内槽１７の実体壁と密封接触して排水口を封止する密封部材４０を含む。

【0129】

本実施例において、密封部材４０は内槽１７の実体壁に設けられた密封部と互いに圧迫して弾性変形を起こし、弾性変形により両者の接合箇所を密封する。密封部材４０は弾性材質により構成され、密封部材４０と密封部が互いに圧迫して自身が弾性変形を起こして接合箇所を密封する。

【0130】

本実施例において、内槽１７の壁には、排水口３９に対応して嵌合されたバッフル３２が取り付けられており、バッフル３２は内部が中空でバッフル３２にある孔により内槽１７の内部とつながり、内槽１７の壁に設置された排水口３９はバッフル３２の中空部とつながり、排水口３９に設置された封止部品はバッフル３２の内部にある。

【0131】

実施例７
本実施例は、前記実施例６に基づいており、さらに以下の技術的特徴を有し、密封排水装置の封止部品と排水口３９における内槽壁との密封接触を実現するために、排水口３９における内槽壁に、
内槽１７の外側へ曲がる折れ縁４８と、排水口３９の内壁が内槽１７の外側へ延在するビードと、の少なくとも１つの構造が設けられ
前記折れ縁とビードとの少なくとも１つが円筒状又はテーパ状であり、封止部品自身及び封止部品に取り付けられる密封部材４０が折れ縁４８とビードとの少なくとも１つと密封接触させることで、排水口３９に対する封止処理を実現する。

【0132】

図２１～図２３における折れ縁４８は、図６～図８における延在壁４８の他の形態であってもよい。

【0133】

図２１～図２３に示すように、本実施例においてドラム式洗濯機の密封排水装置を紹介し、ドラム式洗濯機は衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容する内槽１７を含み、内槽１７に排水口３９が設けられ、密封排水装置は、排水口３９と密封接触し、前記排水口３９を封止するように構成されている封止部品を含み、封止部品は自身又は封止部品に取り付けられる密封部材４０を利用して排水口３９に対応して封止処理を行い、排水口３９における内槽壁に内槽１７の外側へ曲がる折れ縁４８が設けられ、封止部品又は密封部材４０は折れ縁４８と密封接触して排水口３９を封止する。

【0134】

本願に係る密封排水装置は、封止部品により排水口３９を封止し、無孔内槽を有するドラム式洗濯機が洗濯、すすぎ時に、排水口３９の封止を維持することを実現し、無孔内槽が独立して水を収容することも実現する。

【0135】

本実施例において、封止部品は、１つの、内槽壁と密封接触して排水口３９を封止する密封部材４０を含み、密封部材４０が内槽壁と折れ縁４８のうちの少なく１つと互いに圧迫して弾性変形を起こし、弾性変形により両者の接合箇所を密封する。

【0136】

本実施例において、密封部材４０は密封部材側に設置されて排水口側へ突出する突出部４７を含み、突出部４７の少なくとも一部が突出部の軸方向に沿って排水口３９より突出し、突出部４７が排水口３９における折れ縁４８に対して密封接合させる。突出部４７の直径は、封止部品側から離れる方向に向かって徐々に減少しかつ排水口３９と同軸に設置されたテーパ状を呈し、かつ、テーパ状突出部４７の最小端の直径は排水口３９の直径より小さく、かつ、テーパ状突出部４７の最大端の直径は排水口３９の直径より大きく、これにより突出部４７が排水口３９における折れ縁４８に対応して入り込むことができ、突出部４７が折れ縁と直接圧迫して変形し、接触箇所を密封処理する。同時に、両者の間の密封接触を保証するために、突出部４７の大口端直径をテーパ状の折れ端４８の大口端直径よりも大きく設定する必要がある。

【0137】

図２１～図２３における突出部４７は、図６～図８、図１３及び図１５における第１密封部品４７の他の形態であってもよい。

【0138】

本実施例において、ドラム式洗濯機の内槽構造を紹介し、内槽１７は、実体壁に囲まれるように形成され、独立して洗濯水収容するように構成される収納空間と、上記内槽１７の実体壁に設置され、内槽の中の水を排出することに用いられる少なくとも１つの排水口３９とを含み、排水口３９の外周領域にある実体壁に第１密封部が設置され、及び排水口３９の内壁に第２密封部が設けられる。

【0139】

本実施例における第１密封部は前記実施例３で説明した内槽１７の実体壁に設置された排水口における密封凸部４１であり、第２密封部は本実施例で説明した内槽１７の排水口３９に設置された槽の外側へ延在する円筒状又はテーパ状の折れ縁４８及び／又はビードである。

【0140】

なお、本実施例において、内槽の密封を保証する前提で、第１密封部と第２密封部との間で１つを選択して設置してもよい。

【0141】

実施例８
本実施例は、前記実施例に基づいており、さらに以下の技術的特徴を有し、図１～図２３に示すように、ドラム式洗濯機の密封排水装置であって、ドラム式洗濯機は、
排水口３９が設けられ、衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容する内槽１７と、
内槽１７の排水口３９を封止するように構成される封止部品とを含み、封止部品に密封部材４０が設けられ、密封部材４０が内槽１７の壁と密封接触して排水口３９を封止し、又は離れて排水口３９を開ける。

【0142】

封止部品に密封部材を設置することにより、封止部品と共に移動し、かつ独立設置される密封部材が内槽壁と接触することを利用し、また、接触過程にある圧迫力を利用して接触箇所を密封処理し、密封性能を高めるだけではなく、装置の取付を最適化して組立とメンテナンス速度を高め、同時に、相対的に伸縮移動可能な封止部品に密封部材を設置することにより、密封部材が受ける挟持の密封力が増えて密封効果を著しく高める。

【0143】

本実施例において、密封部材４０が内槽１７の壁と互いに圧迫して弾性変形を起こし、弾性変形により両者の接合箇所を密封する。弾性変形により密封部材と内槽との間を密封する効果を実現するために、密封部材は弾性材質から構成してもよく、もちろん密封部材４０と対応して接触する内槽１７の壁部分を弾性材質から構成するように設置してもよく、密封部材４０と内槽１７の壁との少なくとも１つの弾性変形を利用して密封接触を実現する。

【0144】

実施例９
本実施例は、前記実施例に基づいており、さらに以下の技術的特徴を有し、図２４～図２５に示すように、ドラム式洗濯機の密封排水装置であって、ドラム式洗濯機は衣類洗濯時に独立して洗濯水を収容する内槽１７を含み、内槽１７に排水口３９が設けられ、封止部品の密封面が直接内槽１７の壁と密封接触して排水口３９を封止し、又は離れて排水口３９を開ける。

【0145】

封止部品を直接内槽壁と密封接触させることにより、両者が接触する圧迫力を利用して接触箇所を密封処理し、密封性能を高めるだけではなく、装置の取付を最適化して組立とメンテナンス速度を高め、同時に相対的に伸縮移動可能な封止部品を直接密封部材として構成して使用することにより、部品の数が減少するだけではなく、装置のコンパクト性も最適化した。

【0146】

本実施例において、封止部品と封止部品に接触する箇所にある内槽１７の壁との少なくとも１つが弾性変形が起こりうる材質から構成し、封止部品と内槽１７の壁と相対的に接触する時に弾性変形を起こして対応する接触箇所を密封する。

【0147】

本実施例において、封止部品と内槽１７の壁とをいずれも非弾性材質としてもよく、例えば金属などの他の材質を採用し、直接両者の間の圧迫作用の力を利用し、
封止部品と排水口３９の外周の内槽１７の壁との密封接触と、封止部品と排水口３９の内壁面との密封接触と、の少なくとも１つの密封接触を実現して対応して排水口３９を封止する。

【0148】

本実施例において、密封性能を高めるために、密封排水装置は、
封止部品に少なくとも一回りの密封凸部が設けられ、封止部品にある密封凸部が排水口の外周の内壁面と密封接触して対応して排水口を封止する構造、
前記排水口３９の外周の内槽１７の壁が少なくとも一回りの密封凸部を有し、排水口の外周の密封凸部が封止部品と密封接触して対応して排水口を封止する構造、及び、
前記排水口３９の内壁が少なくとも一回りの密封凸部を有し、排水口の内壁の密封凸部が封止部品と密封接触して対応して排水口を封止する構造のうちの少なくとも１つを含む。

【0149】

本実施例において、封止部品と排水口３９の外周の内槽１７の壁面から１つを選択し、それに対向して突起するように設置された密封凸部を設け、他の部品の対応する面が平面、又は滑らかな曲面を呈し、封止部品が内槽壁と接触するときに、封止部品又は排水口の外周の密封凸部が対応する面と位置を制限し合って圧迫し、両者の線接触を実現して密封性能を高める。

【0150】

本実施例において、封止部品は排水口３９と密封する密封面を有し、密封面は槽の径方向に沿って内槽１７の壁上の投射が少なくとも排水口３９をカバーし、密封面を排水口３９の外周の内槽１７の壁と相対して同形状に設置し、対応して接合して密封接触する。本実施例における密封方式は、排水口３９の外周の内槽１７の壁が封止部品の密封面に平行する平坦部５７であり、平坦部５７は少なくとも密封面が内槽１７の壁上の投射領域をカバーすることと、封止部品の密封面は相対する内槽１７の壁と同形状の円弧面であることとの少なくとも１つを含む。

【0151】

本実施例において、封止部品は取付構造によって移動可能に内槽１７の壁に取り付けられ、封止部品はバネ部材の弾性によって押されて対応して排水口３９を封止し、封止部品が遠心部品に接続し、遠心部品の遠心運動は封止部品を駆動して前記排水口を開ける。

【0152】

本実施例において、封止部品の密封面に排水口３９側へ突出する突出部４７が設けられ、排水口３９に封止部品から離れる側へ突出するテーパ面又は円台面の折れ縁４８が設けられ、突出部４７が折れ縁４８と対向して設置されて突出部４７が排水口３９における折れ縁４８と対応して密封接合する。本実施例において、突出部４７の外壁が折れ縁４８の内壁と対向して同形状に設置されて突出部４７が折れ縁４８と対向して密封接合し、排水口３９を封止する。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【図20】

【図21】

【図22】

【図23】

【図24】

【図25】