(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-31
(45)【発行日】2023-04-10
(54)【発明の名称】データ伝送方法及びデータ伝送装置
(51)【国際特許分類】
H04B 1/401 20150101AFI20230403BHJP
【FI】
H04B1/401
(21)【出願番号】P 2021574912
(86)(22)【出願日】2020-12-25
(86)【国際出願番号】 CN2020139260
(87)【国際公開番号】W WO2021089060
(87)【国際公開日】2021-05-14
【審査請求日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】202010479265.X
(32)【優先日】2020-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】518298061
【氏名又は名称】▲広▼州▲視▼▲叡▼▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIRUI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.192,Kezhu Road,Science Park Guangzhou,Guang Dong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲ぱん▼ ▲遠▼▲楊▼
【審査官】佐藤 敬介
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第209118258(CN,U)
【文献】特開2016-063257(JP,A)
【文献】特開2013-069027(JP,A)
【文献】特開平04-307612(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/401
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、
前記データ伝送装置は、電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて検出データを生成するためのものであり、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサから送信される割り込み信号に基づいて前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであり、
前記データ伝送方法は、
前記振動センサが、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成することと、
前記振動センサが、前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えたと判定された場合、割り込み信号を前記マイクロコントローラに送信することと、
前記マイクロコントローラが、前記割り込み信号を受信した後、第1のON信号を前記制御スイッチに送信することと、
前記制御スイッチが、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、
前記データ伝送モジュールが、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定を含む通信設定を実行することと、
を含むデータ伝送方法。
【請求項2】
電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記データ伝送モジュールは、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化することと、
前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することと、
をさらに含む請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記データ伝送装置は、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出するための外部電源検出ブロックをさらに含み、
前記方法は、
前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出する場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信することと、
前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、
をさらに含み、
前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することは、
前記制御スイッチは、前記第1のON信号および第2のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することを含む
請求項1または2に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、
前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入があるのを検出した場合、第2のOFF信号を前記制御スイッチに送信するステップと、
前記制御スイッチは、前記第2のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、
をさらに含む請求項3に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、
前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチに第1のON信号を送信してからの第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信するステップと、
前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、
をさらに含む請求項3に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が遮断された後に、
前記外部電源検出ブロックは、外部電源が前記通信インタフェースから切断し、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出した場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、
それとともに、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記マイクロコントローラは、第1のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、
をさらに含む請求項4または5に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
前記マイクロコントローラは、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信すること
をさらに含む請求項6に記載のデータ伝送方法。
【請求項8】
データ伝送装置であって、
電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、
前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、
前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、
前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するためのものであって、前記振動センサの自体の加速度値および所定の加速度閾値に基づいて、前記マイクロコントローラに割り込み信号を送信し、
前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、
前記マイクロコントローラは、前記振動センサから送信された割り込み信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものである
データ伝送装置。
【請求項9】
前記通信インタフェースと前記制御スイッチに接続される外部電源検出モジュールをさらに含み、
前記外部電源検出モジュールは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出することに用いられる
請求項8に記載のデータ伝送装置。
【請求項10】
前記外部電源検出モジュールは、ベースが前記通信インタフェースに接続され、エミッタが接地され、コレクタが前記電源に接続される第1のトライオードを含み、
前記第1のトライオードの前記ベースが外部電源に接続された場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオフするように第2のOFF信号を送信し、前記第1のトライオードの前記ベースに外部電源が接続されない場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオンするように第2のON信号を送信する
請求項9に記載のデータ伝送装置。
【請求項11】
前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチのオン・オフを協同的に制御し、前記制御スイッチは、前記外部電源検出モジュールからのON信号と前記マイクロコントローラからのON信号を受信した場合オンされ、前記外部電源検出モジュールからのOFF信号および前記マイクロコントローラからのOFF信号のいずれかを受信した場合オフされる
請求項9または10に記載のデータ伝送装置。
【請求項12】
論理ゲート回路をさらに含み、
前記論理ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラからの指示信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御する
請求項9~11のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
【請求項13】
前記制御スイッチは、ゲートが前記論理ゲート回路の出力端に接続される電界効果トランジスタを含み、
前記電界効果トランジスタは、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記データ伝送モジュールに接続されるものであり、または、ドレインが前記電源に接続され、ソースが前記データ伝送モジュールに接続されるものである
請求項12に記載のデータ伝送装置。
【請求項14】
前記論理ゲート回路は、論理積ゲート回路を含み、
前記マイクロコントローラは、具体的に、前記論理積ゲート回路の第1の入力端に第1のON信号を送信することに用いられ、
前記外部電源検出モジュールは、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されない場合、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のON信号を送信することに用いられ、
前記論理積ゲート回路は、前記第1のON信号と前記第2のON信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオンするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる
請求項13に記載のデータ伝送装置。
【請求項15】
前記外部電源検出モジュールは、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されると、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のOFF信号を送信することに用いられ、
前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオフするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる
請求項14に記載のデータ伝送装置。
【請求項16】
前記外部電源検出モジュールは、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる
請求項9~15のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
【請求項17】
前記マイクロコントローラは、具体的に、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通した後、前記外部電源検出モジュールによって第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、第1のOFF信号を前記制御スイッチに送信することに用いられ、
前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされる
請求項16に記載のデータ伝送装置。
【請求項18】
前記マイクロコントローラは、具体的に、前記外部電源検出モジュールによって外部電源が前記通信インタフェースに投入された後前記通信インタフェースから切断されたと検出されると、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記制御スイッチに第1のON信号を送信することに用いられる
請求項16に記載のデータ伝送装置。
【請求項19】
前記マイクロコントローラは、具体的に、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することに用いられる
請求項18に記載のデータ伝送装置。
【請求項20】
データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、
前記データ伝送装置の移動状況に応じて検出データを生成し、または、前記データ伝送装置の移動状況に応じて生成された前記検出データに基づいて割り込み信号を生成するための振動センサにより生成された、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データ、または、割り込み信号を受信することと、
前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定され、または、前記割り込み信号が受信されると、前記データ伝送装置の電源が、表示手段とのデータ通信を行うためのデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることと、
を含むデータ伝送方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、中国国家知識産権局へ、2020年05月29日に提出された出願番号が202010479265.Xで、2019年11月08日に提出された出願番号が201921922694.9で、2019年11月08日に提出された出願番号が201921922693.4である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用することによって本出願に組み込まれる。
本出願は、電子技術に関し、例えば、データ伝送方法及びデータ伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、会議で人々のコミュニケーションを支援するために、多くの技術的手段が提供されている。例えば、スクリーンへのプレゼンテーションの投写による共有、遠距離即時通信、及び大画面タブレットにより提供されるライティングキャンバスなどがある。また、データ伝送装置を用いる方式もある。データ伝送装置は、通信インタフェースとデータ伝送モジュールとを有し、通信インタフェースが接続線を介して使用者の電子デバイスの相応なインタフェースに接続されると、使用者の電子デバイスの表示画面をデータ伝送モジュールによって会議室の大画面タブレットに伝送することができる。
【0003】
従来技術では、複数のデータ伝送装置が電子デバイスに接続された後、電子デバイスからデータ伝送装置へ給電することができるが、データ伝送装置と電子デバイスとの接続によって給電された後、データ伝送装置のデータ伝送モジュールは初期化などの設定フローを開始し、一定の時間経過して設定が完成した後、作動を開始することで、データ伝送装置の設定時間がかかるため、データ伝送装置の応答速度および作動効率が低下されている。しかし、他の従来技術では、データ伝送装置には、データ伝送モジュールをパワーオン状態に保持するようにデータ伝送モジュールへ給電するための電源が設けられ、データ伝送装置が電子デバイスに接続された直後に電子デバイスの表示画面を投写することで、効率が向上できるが、電源の容量および体積に対する要求が高くなり、データ伝送装置に占める電源のスペースが大きくなる。
【0004】
そのため、データ伝送装置には、その電源の容量や体積が過大になることなくデータ伝送装置の投写時の応答速度および作動効率を向上できるようにスペースと効率とをどのように両立させるかは、本分野の技術的課題となる。
【発明の概要】
【0005】
本出願では、関連技術におけるデータ伝送装置の作動効率が低い技術的課題を解決するために、データ伝送方法及びデータ伝送装置が提供される。
本出願の第1の側面によれば、データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送装置は、電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて検出データを生成するためのものであり、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサにより生成された検出データに基づいて前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであり、
前記データ伝送方法は、前記マイクロコントローラが、前記振動センサから送信される、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを受信することと、前記マイクロコントローラが、前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定された場合、第1のON信号を前記制御スイッチに送信することと、前記制御スイッチが、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、前記データ伝送モジュールが、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定を含む通信設定を実行することと、を含むデータ伝送方法は提供される。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記方法は、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記データ伝送モジュールは、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化することと、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することと、をさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記データ伝送装置は、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出するための外部電源検出ブロックをさらに含み、前記方法は、前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出する場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信することと、前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、をさらに含み、前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することは、前記制御スイッチは、前記第1のON信号および第2のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することを含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入があるのを検出した場合、第2のOFF信号を前記制御スイッチに送信するステップと、前記制御スイッチは、前記第2のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、をさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチに第1のON信号を送信してからの第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信するステップと、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、をさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が遮断された後に、前記外部電源検出ブロックは、外部電源が前記通信インタフェースから切断し、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出した場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、それとともに、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記マイクロコントローラは、第1のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、をさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記方法は、前記マイクロコントローラは、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することをさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することは、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を、前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することは、使用者により入力された開始指令を受信した後、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記データ伝送モジュールは、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第1の側面の一実施例では、外部電源検出ブロックが前記通信インタフェースから外部電源の切断を検出した場合、前記データ伝送モジュールは、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第2の側面によれば、データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送装置は、電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて検出データを生成するためのものであり、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサから送信される割り込み信号に基づいて前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであり、
前記データ伝送方法は、前記振動センサが、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成することと、前記振動センサが、前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えたと判定された場合、割り込み信号を前記マイクロコントローラに送信することと、前記マイクロコントローラが、前記割り込み信号を受信した後、第1のON信号を前記制御スイッチに送信することと、前記制御スイッチが、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、前記データ伝送モジュールが、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定を含む通信設定を実行することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記方法は、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記データ伝送モジュールは、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化することと、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することと、をさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記データ伝送装置は、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出するための外部電源検出ブロックをさらに含み、前記方法は、前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出する場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信することと、前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することと、をさらに含み、前記制御スイッチは、前記第1のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することは、前記制御スイッチは、前記第1のON信号および第2のON信号によってオンされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通することを含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、前記外部電源検出ブロックは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入があるのを検出した場合、第2のOFF信号を前記制御スイッチに送信するステップと、前記制御スイッチは、前記第2のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、をさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後に、前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチに第1のON信号を送信してからの第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信するステップと、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされ、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を遮断するステップと、をさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が遮断された後に、前記外部電源検出ブロックは、外部電源が前記通信インタフェースから切断し、前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないのを検出した場合、第2のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、それとともに、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記マイクロコントローラは、第1のON信号を前記制御スイッチに送信するステップと、をさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記方法は、前記マイクロコントローラは、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することをさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することは、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を、前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することは、使用者により入力された開始指令を受信した後、前記データ伝送モジュールは、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記データ伝送モジュールは、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第2の側面の一実施例では、外部電源検出ブロックが前記通信インタフェースから外部電源の切断を検出した場合、前記データ伝送モジュールは、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第3の側面によれば、データ伝送装置であって、電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するためのものであり、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサにより生成された検出データおよび所定の加速度閾値に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであるデータ伝送装置が提供される。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記制御スイッチがオンされて前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通すると、前記データ伝送モジュールは、さらに、通信設定を実行することに用いられ、前記通信設定には、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定が含まれる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、さらに、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化し、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記通信インタフェースと前記制御スイッチに接続される外部電源検出モジュールをさらに含み、前記外部電源検出モジュールは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、ベースが前記通信インタフェースに接続され、エミッタが接地され、コレクタが前記電源に接続される第1のトライオードを含み、前記第1のトライオードの前記ベースが外部電源に接続された場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオフするように第2のOFF信号を送信し、前記第1のトライオードの前記ベースに外部電源が接続されない場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオンするように第2のON信号を送信する。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチのオン・オフを協同的に制御し、前記制御スイッチは、前記外部電源検出モジュールからのON信号と前記マイクロコントローラからのON信号を受信した場合オンされ、前記外部電源検出モジュールからのOFF信号および前記マイクロコントローラからのOFF信号のいずれかを受信した場合オフされる。
本出願の第3の側面の一実施例では、論理ゲート回路をさらに含み、前記論理ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラからの指示信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御する。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記制御スイッチは、ゲートが前記論理ゲート回路の出力端に接続される電界効果トランジスタを含み、前記電界効果トランジスタは、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記データ伝送モジュールに接続されるものであり、または、ドレインが前記電源に接続され、ソースが前記データ伝送モジュールに接続されるものである。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記論理ゲート回路は、論理積ゲート回路を含み、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記論理積ゲート回路の第1の入力端に第1のON信号を送信することに用いられ、前記外部電源検出モジュールは、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されない場合、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のON信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第1のON信号と前記第2のON信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオンするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、ベースが前記マイクロコントローラに接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記論理積ゲート回路の第1の入力端にも接続され、エミッタが接地される第2のトライオードをさらに含む。
本出願の第3の側面の一実施例では、ベースが論理積ゲート回路の出力端に接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記電界効果トランジスタのゲートにも接続され、エミッタが接地される第3のトライオードをさらに含む。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されると、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のOFF信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオフするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第4の抵抗とを含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第2の抵抗の第1の端に接続され、前記第2の抵抗の第2の端が前記マイクロコントローラに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通した後、前記外部電源検出モジュールによって第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、第1のOFF信号を前記制御スイッチに送信することに用いられ、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記外部電源検出モジュールによって外部電源が前記通信インタフェースに投入された後前記通信インタフェースから切断されたと検出されると、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記制御スイッチに第1のON信号を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールに接続される押しボタンをさらに含み、前記押しボタンは、使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに前記開始指令を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記押しボタンは、前記開始指令が送信された後使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに停止指令を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールは、さらに、前記データ伝送モジュールに接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗とをさらに含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第3の抵抗の第1の端に接続され、前記第3の抵抗の第2の端が前記データ伝送モジュールに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、前記通信インタフェースから外部電源の切断が検出されると、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記マイクロコントローラと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記データ伝送モジュールに送信する。
本出願の第3の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記データ伝送モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記マイクロコントローラに送信する。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記電源は、電源管理モジュールと電池とを含み、前記電池が前記電源管理モジュールに接続され、前記電源管理モジュールが、さらに、前記通信インタフェース、前記マイクロコントローラおよび前記制御スイッチにそれぞれ接続され、前記電源管理モジュールは、前記電池の充放電を管理することに用いられる。
本出願の第3の側面の一実施例では、前記電源管理モジュールは、充電管理モジュールと電源チップモジュールとを含み、前記充電管理モジュールが、前記通信インタフェース、前記電源チップモジュール、前記電池および前記制御スイッチにそれぞれ接続され、前記電源チップモジュールが、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記充電管理モジュールは、前記電池の充放電を管理することに用いられ、前記電源チップモジュールは、さらに、前記マイクロコントローラへの給電を実行することに用いられる。
本出願の第4の側面によれば、データ伝送装置であって、電源と、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記制御スイッチは、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するためのものであって、前記振動センサの自体の加速度値および所定の加速度閾値に基づいて、前記マイクロコントローラに割り込み信号を送信し、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサから送信された割り込み信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであるデータ伝送装置が提供される。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記制御スイッチがオンされて前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通すると、前記データ伝送モジュールは、さらに、通信設定を実行することに用いられ、前記通信設定には、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定が含まれる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、さらに、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化し、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記通信インタフェースと前記制御スイッチに接続される外部電源検出モジュールをさらに含み、前記外部電源検出モジュールは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、ベースが前記通信インタフェースに接続され、エミッタが接地され、コレクタが前記電源に接続される第1のトライオードを含み、前記第1のトライオードの前記ベースが外部電源に接続された場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオフするように第2のOFF信号を送信し、前記第1のトライオードの前記ベースに外部電源が接続されない場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオンするように第2のON信号を送信する。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチのオン・オフを協同的に制御し、前記制御スイッチは、前記外部電源検出モジュールからのON信号と前記マイクロコントローラからのON信号を受信した場合オンされ、前記外部電源検出モジュールからのOFF信号および前記マイクロコントローラからのOFF信号のいずれかを受信した場合オフされる。
本出願の第4の側面の一実施例では、論理ゲート回路をさらに含み、前記論理ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラからの指示信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御する。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記制御スイッチは、ゲートが前記論理ゲート回路の出力端に接続される電界効果トランジスタを含み、前記電界効果トランジスタは、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記データ伝送モジュールに接続されるものであり、または、ドレインが前記電源に接続され、ソースが前記データ伝送モジュールに接続されるものである。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記論理ゲート回路は、論理積ゲート回路を含み、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記論理積ゲート回路の第1の入力端に第1のON信号を送信することに用いられ、前記外部電源検出モジュールは、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されない場合、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のON信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第1のON信号と前記第2のON信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオンするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、ベースが前記マイクロコントローラに接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記論理積ゲート回路の第1の入力端にも接続され、エミッタが接地される第2のトライオードをさらに含む。
本出願の第4の側面の一実施例では、ベースが論理積ゲート回路の出力端に接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記電界効果トランジスタのゲートにも接続され、エミッタが接地される第3のトライオードをさらに含む。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、具体的に、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されると、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のOFF信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオフするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第4の抵抗とを含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第2の抵抗の第1の端に接続され、前記第2の抵抗の第2の端が前記マイクロコントローラに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通した後、前記外部電源検出モジュールによって第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、第1のOFF信号を前記制御スイッチに送信することに用いられ、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記外部電源検出モジュールによって外部電源が前記通信インタフェースに投入された後前記通信インタフェースから切断されたと検出されると、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記制御スイッチに第1のON信号を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールに接続される押しボタンをさらに含み、前記押しボタンは、使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに前記開始指令を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記押しボタンは、前記開始指令が送信された後使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに停止指令を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールは、さらに、前記データ伝送モジュールに接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗とをさらに含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第3の抵抗の第1の端に接続され、前記第3の抵抗の第2の端が前記データ伝送モジュールに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、前記通信インタフェースから外部電源の切断が検出されると、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記マイクロコントローラと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記データ伝送モジュールに送信する。
本出願の第4の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記データ伝送モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記マイクロコントローラに送信する。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記電源は、電源管理モジュールと電池とを含み、前記電池が前記電源管理モジュールに接続され、前記電源管理モジュールが、さらに、前記通信インタフェース、前記マイクロコントローラおよび前記制御スイッチにそれぞれ接続され、前記電源管理モジュールは、前記電池の充放電を管理することに用いられる。
本出願の第4の側面の一実施例では、前記電源管理モジュールは、充電管理モジュールと電源チップモジュールとを含み、前記充電管理モジュールが、前記通信インタフェース、前記電源チップモジュール、前記電池および前記制御スイッチにそれぞれ接続され、前記電源チップモジュールが、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記充電管理モジュールは、前記電池の充放電を管理することに用いられ、前記電源チップモジュールは、さらに、前記マイクロコントローラへの給電を実行することに用いられる。
本出願の第5の側面によれば、データ伝送装置であって、電源インタフェースと、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記電源インタフェースは、電源に接続するためのものであり、前記制御スイッチは、前記電源インタフェースおよび前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するためのものであり、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサにより生成された検出データおよび所定の加速度閾値に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであるデータ伝送装置が提供される。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記制御スイッチがオンされて前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通すると、前記データ伝送モジュールは、さらに、通信設定を実行することに用いられ、前記通信設定には、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定が含まれる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、さらに、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化し、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記通信インタフェースと前記制御スイッチに接続される外部電源検出モジュールをさらに含み、前記外部電源検出モジュールは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、ベースが前記通信インタフェースに接続され、エミッタが接地され、コレクタが前記電源に接続される第1のトライオードを含み、前記第1のトライオードの前記ベースが外部電源に接続された場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオフするように第2のOFF信号を送信し、前記第1のトライオードの前記ベースに外部電源が接続されない場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオンするように第2のON信号を送信する。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチのオン・オフを協同的に制御し、前記制御スイッチは、前記外部電源検出モジュールからのON信号と前記マイクロコントローラからのON信号を受信した場合オンされ、前記外部電源検出モジュールからのOFF信号および前記マイクロコントローラからのOFF信号のいずれかを受信した場合オフされる。
本出願の第5の側面の一実施例では、論理ゲート回路をさらに含み、前記論理ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラからの指示信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御する。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記制御スイッチは、ゲートが前記論理ゲート回路の出力端に接続される電界効果トランジスタを含み、前記電界効果トランジスタは、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記データ伝送モジュールに接続されるものであり、または、ドレインが前記電源に接続され、ソースが前記データ伝送モジュールに接続されるものである。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記論理ゲート回路は、論理積ゲート回路を含み、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記論理積ゲート回路の第1の入力端に第1のON信号を送信することに用いられ、前記外部電源検出モジュールは、具体的に、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されない場合、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のON信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第1のON信号と前記第2のON信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオンするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、ベースが前記マイクロコントローラに接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記論理積ゲート回路の第1の入力端にも接続され、エミッタが接地される第2のトライオードをさらに含む。
本出願の第5の側面の一実施例では、ベースが論理積ゲート回路の出力端に接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記電界効果トランジスタのゲートにも接続され、エミッタが接地される第3のトライオードをさらに含む。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、具体的に、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されると、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のOFF信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオフするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第4の抵抗とを含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第2の抵抗の第1の端に接続され、前記第2の抵抗の第2の端が前記マイクロコントローラに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通した後、前記外部電源検出モジュールによって第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、第1のOFF信号を前記制御スイッチに送信することに用いられ、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記外部電源検出モジュールによって外部電源が前記通信インタフェースに投入された後前記通信インタフェースから切断されたと検出されると、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記制御スイッチに第1のON信号を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールに接続される押しボタンをさらに含み、前記押しボタンは、使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに前記開始指令を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記押しボタンは、前記開始指令が送信された後使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに停止指令を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールは、さらに、前記データ伝送モジュールに接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗とをさらに含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第3の抵抗の第1の端に接続され、前記第3の抵抗の第2の端が前記データ伝送モジュールに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第5の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、前記通信インタフェースから外部電源の切断が検出されると、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第5の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記マイクロコントローラと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記データ伝送モジュールに送信する。
本出願の第5の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記データ伝送モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記マイクロコントローラに送信する。
本出願の第6の側面によれば、データ伝送装置であって、電源インタフェースと、マイクロコントローラと、通信インタフェースと、振動センサと、制御スイッチと、データ伝送モジュールとを含み、前記電源インタフェースは、電源に接続するためのものであり、前記制御スイッチは、前記電源インタフェースおよび前記データ伝送モジュールとの間に接続され、前記通信インタフェースは、データを受信し、受信されたデータを前記データ伝送モジュールに伝送するためのものであり、前記振動センサは、前記データ伝送装置の移動状況に応じて、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するためのものであって、前記振動センサの自体の加速度値および所定の加速度閾値に基づいて、前記マイクロコントローラに割り込み信号を送信し、前記データ伝送モジュールは、表示手段とのデータ通信を行うためのものであり、前記マイクロコントローラは、前記振動センサから送信された割り込み信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御するためのものであるデータ伝送装置が提供される。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記制御スイッチがオンされて前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通すると、前記データ伝送モジュールは、さらに、通信設定を実行することに用いられ、前記通信設定には、前記通信インタフェースの通信設定及び/又は前記データ伝送モジュールと前記表示手段とのデータ通信のための通信設定が含まれる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、さらに、電子デバイスが前記通信インタフェースに接続された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化し、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記通信インタフェースと前記制御スイッチに接続される外部電源検出モジュールをさらに含み、前記外部電源検出モジュールは、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を検出することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、ベースが前記通信インタフェースに接続され、エミッタが接地され、コレクタが前記電源に接続される第1のトライオードを含み、前記第1のトライオードの前記ベースが外部電源に接続された場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオフするように第2のOFF信号を送信し、前記第1のトライオードの前記ベースに外部電源が接続されない場合、前記コレクタは、前記制御スイッチをオンするように第2のON信号を送信する。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチのオン・オフを協同的に制御し、前記制御スイッチは、前記外部電源検出モジュールからのON信号と前記マイクロコントローラからのON信号を受信した場合オンされ、前記外部電源検出モジュールからのOFF信号および前記マイクロコントローラからのOFF信号のいずれかを受信した場合オフされる。
本出願の第6の側面の一実施例では、論理ゲート回路をさらに含み、前記論理ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラからの指示信号に基づいて、前記制御スイッチのオン・オフを制御する。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記制御スイッチは、ゲートが前記論理ゲート回路の出力端に接続される電界効果トランジスタを含み、前記電界効果トランジスタは、ソースが前記電源に接続され、ドレインが前記データ伝送モジュールに接続されるものであり、または、ドレインが前記電源に接続され、ソースが前記データ伝送モジュールに接続されるものである。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記論理ゲート回路は、論理積ゲート回路を含み、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記論理積ゲート回路の第1の入力端に第1のON信号を送信することに用いられ、前記外部電源検出モジュールは、具体的に、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されない場合、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のON信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第1のON信号と前記第2のON信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオンするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、ベースが前記マイクロコントローラに接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記論理積ゲート回路の第1の入力端にも接続され、エミッタが接地される第2のトライオードをさらに含む。
本出願の第6の側面の一実施例では、ベースが論理積ゲート回路の出力端に接続され、コレクタが前記電源に接続され、かつ前記電界効果トランジスタのゲートにも接続され、エミッタが接地される第3のトライオードをさらに含む。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、具体的に、第1のトライオードのベースが外部電源に接続されると、前記第1のトライオードのコレクタが前記論理積ゲート回路の第2の入力端に第2のOFF信号を送信することに用いられ、前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号に基づいて、前記電界効果トランジスタのゲートに制御信号を出力し、前記電界効果トランジスタのソースとドレインをオフするように前記電界効果トランジスタのゲートによって制御することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、さらに、前記マイクロコントローラに接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第4の抵抗とを含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第2の抵抗の第1の端に接続され、前記第2の抵抗の第2の端が前記マイクロコントローラに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記電源と前記データ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通した後、前記外部電源検出モジュールによって第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、第1のOFF信号を前記制御スイッチに送信することに用いられ、前記制御スイッチは、前記第1のOFF信号によってオフされる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記外部電源検出モジュールによって外部電源が前記通信インタフェースに投入された後前記通信インタフェースから切断されたと検出されると、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記制御スイッチに第1のON信号を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、具体的に、前記第2の所定時間が経過した後、前記制御スイッチに第1のOFF信号を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールに接続される押しボタンをさらに含み、前記押しボタンは、使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに前記開始指令を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記押しボタンは、前記開始指令が送信された後使用者による押下動作が検出されると、前記データ伝送モジュールに停止指令を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールは、さらに、前記データ伝送モジュールに接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールによって前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、第1の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗とをさらに含み、前記第1の抵抗は、第1の端が前記通信インタフェースに接続され、第2の端が前記第3の抵抗の第1の端に接続され、前記第3の抵抗の第2の端が前記データ伝送モジュールに接続され、前記第1の抵抗の第2の端がさらに前記第4の抵抗を介して接地される。
本出願の第6の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールは、具体的に、前記通信インタフェースから外部電源の切断が検出されると、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に停止伝送指令を送信することに用いられる。
本出願の第6の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記マイクロコントローラと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記マイクロコントローラは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記データ伝送モジュールに送信する。
本出願の第6の側面の一実施例では、外部電源検出モジュールと前記データ伝送モジュールとが接続され、前記データ伝送モジュールと前記マイクロコントローラとが接続され、前記データ伝送モジュールは、前記外部電源検出モジュールが前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無を判定する際に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入の有無に関する判定結果を前記マイクロコントローラに送信する。
本出願の第7の側面によれば、データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送装置の移動状況に応じて検出データを生成するための振動センサにより生成された、前記振動センサの自体の加速度値を含む検出データを取得することと、前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定されると、前記データ伝送装置の電源が、表示手段とのデータ通信を行うためのデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることと、を含むデータ伝送方法が提供される。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、電子デバイスが前記データ伝送装置の通信インタフェースに接続されると判定された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化した後、符号化されたストリームメディアデータを表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定されると、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることは、前記振動センサの自体の加速度値が加速度閾値を超えると判定され、かつ前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることを含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入があると判定された場合、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されてからの第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、外部電源が前記通信インタフェースに投入された後、前記データ伝送装置の前記通信インタフェースから切断されたと判定された場合、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記データ伝送装置の電源からデータ伝送モジュールへの給電を保持することをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記第2の所定時間が経過した後、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することは、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することは、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第7の側面の一実施例では、前記通信インタフェースから外部電源の切断を検出した場合、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第8の側面によれば、データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送装置の移動状況に応じて生成された前記検出データに基づいて割り込み信号を生成するための振動センサにより生成された、割り込み信号を取得することと、前記割り込み信号を受信したと判定された場合、前記データ伝送装置の電源が、表示手段とのデータ通信を行うためのデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることと、を含むデータ伝送方法が提供される。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、電子デバイスが前記データ伝送装置の通信インタフェースに接続されると判定された後、前記通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、前記ストリームメディアデータを符号化した後、符号化されたストリームメディアデータを表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記割り込み信号を受信したと判定された場合、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることは、前記割り込み信号を受信したと判定され、かつ前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されることを含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、前記通信インタフェースへの外部電源の投入があると判定された場合、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御されてからの第1の所定時間で前記通信インタフェースへの外部電源の投入がないと判定された場合、前記第1の所定時間が経過した後、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールへ給電するように制御された後に、外部電源が前記通信インタフェースに投入された後、前記データ伝送装置の前記通信インタフェースから切断されたと判定された場合、外部電源が前記通信インタフェースから切断されてからの第2の所定時間で、前記データ伝送装置の電源からデータ伝送モジュールへの給電を保持することをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記第2の所定時間が経過した後、前記電源が前記データ伝送モジュールへの給電を停止するように制御されることをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、符号化されたストリームメディアデータを前記表示手段に送信することは、符号化されたストリームメディアデータ、および、前記ストリームメディアデータを処理して表示するように前記表示手段に指示するためのデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することは、使用者により入力された開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータおよびデータ伝送指令を前記表示手段に送信することを含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、使用者により入力された停止指令を受信した後、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第8の側面の一実施例では、前記通信インタフェースから外部電源の切断を検出した場合、前記表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、前記ストリームメディアデータを表示しないように前記表示手段に指示するための停止伝送指令を前記表示手段に送信することをさらに含む。
本出願の第9の側面によれば、1つ又は複数のプロセッサと、メモリと、プログラムと、を含み、前記プログラムは、前記メモリに記憶され、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されるように構成されるとともに、本出願の第7側面のいずれか1つに記載のデータ伝送方法を実現するように構成される集積回路が提供される。
本出願の第10の側面によれば、データ伝送装置に適用されるデータ伝送方法であって、マイクロコントローラは、検出データまたは割り込み信号を受信することと、外部電源検出モジュールは、制御スイッチをオンするための第2のON信号を論理積ゲート回路に送信することと、前記マイクロコントローラは、制御スイッチをオンするための第1のON信号を前記論理積ゲート回路に送信することと、前記論理積ゲート回路は、入力される前記第1のON信号と第2のON信号に基づいて、前記データ伝送装置の電源とデータ伝送モジュールとの間の給電接続経路を導通させるように、前記制御スイッチに制御信号を送信して前記制御スイッチをオンすることと、を含むデータ伝送方法が提供される。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、外部電源の投入を検出した場合、制御スイッチをオフするための第2のOFF信号を前記論理積ゲート回路に送信することと、前記外部電源検出モジュールは、外部電源の投入を示す信号を、前記マイクロコントローラに送信することと、前記マイクロコントローラは、制御スイッチをオンするための第1のON信号を前記論理積ゲート回路に送信することと、前記論理積ゲート回路は、入力される前記第1のON信号と第2のOFF信号に基づいて、前記制御スイッチに制御信号を送信して前記制御スイッチをオフすることと、をさらに含む。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記外部電源検出モジュールは、外部電源の切断を検出した場合、前記論理積ゲート回路に制御スイッチをオンするための第2のON信号を送信することと、前記外部電源検出モジュールは、外部電源の非投入を示す信号を前記マイクロコントローラに送信することと、前記マイクロコントローラのタイマは、所定時間に基づいて計時を開始することと、前記論理積ゲート回路は、前記外部電源検出モジュールから送信される前記第2のON信号および前記マイクロコントローラから送信される前記第1のON信号に基づいて、前記制御スイッチに制御信号を送信して前記制御スイッチをオンすることと、をさらに含む。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記所定時間で、前記外部電源検出モジュールは、外部電源の投入を検出した場合、制御スイッチをオフするための第2のOFF信号を前記論理積ゲート回路に送信し、前記論理積ゲート回路は、前記第2のOFF信号および前記マイクロコントローラから送信される第1のON信号に基づいて、前記制御スイッチに制御信号を送信して前記制御スイッチをオフすることを含む。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記所定時間で、前記外部電源検出モジュールが、外部電源の投入を検出していない場合、前記マイクロコントローラのタイマが所定時間に基づく計時を終了した後、前記マイクロコントローラは、前記制御スイッチをオフするための第1のOFF信号を前記論理積ゲート回路に送信することと、前記論理積ゲート回路は、前記マイクロコントローラから送信される前記制御スイッチをオフするための第1のOFF信号および前記外部電源検出モジュールから送信される制御スイッチをオンするための第2のON信号に基づいて、前記制御スイッチに制御信号を送信して前記制御スイッチオフすることと、を含む。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラが検出データまたは割り込み信号を受信する前に、前記マイクロコントローラは、前記データ伝送装置の電源の給電によって、第1の消費電力作動状態であることをさらに含む。
本出願の第10の側面の一実施例では、前記マイクロコントローラは、検出データまたは割り込み信号を受信した後、第2の消費電力作動状態であることをさらに含む。
本出願の第11の側面によれば、センサから送信される情報に基づいて、データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を始動することと、表示手段との通信リンクを確立することと、電子デバイスとの接続が検出された場合、前記データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止することと、前記電子デバイスからのデータを受信し、前記データを、確立された前記通信リンクによって前記表示手段に送信することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
本出願の第11の側面の一実施例では、前記電子デバイスとの切断が検出された場合、前記データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を始動し、確立された前記通信リンクを保持することをさらに含む。
本出願の第11の側面の一実施例では、前記電子デバイスとの切断が検出された場合、前記データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を始動し、確立された前記通信リンクを保持することは、具体的に、前記電子デバイスとの切断が検出された場合、前記データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を始動し、確立された前記通信リンクを保持して、所定時間が経過した後、いずれかの電子デバイスとの接続が検出されない場合、前記データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止することである。
本出願の第11の側面の一実施例では、前記データ伝送モジュールはWiFiモジュールである。
【0006】
以上より、本出願は、実施例に係るデータ伝送方法、及びマイクロコントローラと、電源と、振動センサとが設けられるデータ伝送装置を提供する。マイクロコントローラは、振動センサが使用者によるデータ伝送装置の移動を検出すると、電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御して、データ伝送装置と電子デバイスとの接続の前にデータ伝送モジュールを起動することによって、データ伝送装置の応答速度および作動効率を向上させつつ、電源がデータ伝送モジュールへ常時給電する必要がないため、電源の容量および体積が低減される。さらに、データ伝送装置は、スペースと効率を両立できることによって、データ伝送装置の電源の容量や体積が過大になることなく、データ伝送装置の投写時の応答速度および作動効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、本出願が適用されるシーンの模式図である。
【
図2】
図2は、1つの技術によるデータ伝送装置の構成模式図である。
【
図3】
図3は、他の技術によるデータ伝送装置の構成模式図である。
【
図4】
図4は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図5】
図5は、本出願の一実施例に係るマイクロコントローラと振動センサの接続関係の模式図である。
【
図6】
図6は、本出願のいくつかの実施例に係る振動センサの構成模式図である。
【
図7】
図7は、本出願のいくつかの実施例に係るマイクロコントローラの構成模式図である。
【
図8】
図8は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。
【
図9】
図9は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。
【
図10】
図10は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図11】
図11は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図12】
図12は、本出願のいくつかの実施例に係る充電管理ICチップと周辺回路の模式図である。
【
図13】
図13は、本出願のいくつかの実施例に係る電源チップと周辺回路の模式図である。
【
図14】
図14は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図15】
図15は、本出願のいくつかの実施例に係る制御スイッチと論理積ゲート回路の関連回路の構成模式図である。
【
図16】
図16は、本出願のいくつかの実施例に係る外部電源検出モジュールの一部回路の構成模式図である。
【
図17】
図17は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の制御方法のフロー模式図である。
【
図18】
図18は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図19】
図19は、本出願のいくつかの実施例に係るデータ伝送モジュールがデータ伝送装置の制御方法を実行する際の状態模式図である。
【
図20】
図20は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図21】
図21は、本出願の一実施例に係る外部電源検出モジュールの一部回路の構成模式図である。
【
図22】
図22は、本出願のいくつかの実施例に係るマイクロコントローラがデータ伝送装置の制御方法を実行する際の状態模式図である。
【
図23】
図23は、本出願提供のデータ伝送装置の一実施例の適用シーンのブロック模式図である。
【
図24】
図24は、本出願提供のデータ伝送装置の一実施例の適用シーンのブロック模式図である。
【
図25】
図25は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。
【
図26】
図26は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
【
図27】
図27は、本出願に係るデータ伝送方法の一実施例のフロー模式図である。
【
図28】
図28は、本出願に係るデータ伝送方法の一実施例のフロー模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本出願の実施例の技術的手段について、図面を参照しながら明確かつ完全に説明されるが、説明される実施例が本出願の実施例のすべてではなくその一部に過ぎないことは明らかである。本出願の実施例に基づいて、創造的努力を伴うことなしに、当業者によって得られた他のすべての実施例は、本出願に係る保護範囲に包含されている。
【0009】
本出願の明細書、特許請求の範囲及び上記の添付図面における「第1」、「第2」、「第3」、「第4」などの用語(存在する場合)は、特定の順序や前後順位を説明することなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用されるデータは、ここで説明される本出願の実施例が例えばここでの図示または説明されたもの以外の順序で実施されるように、適切で互いに置き換えられると理解すべきである。なお、「含む」、「有する」の用語及びそれらの任意の変形は、非排他的包含を網羅することが意図される。例えば、一連のステップや手段が含まれているプロセス、方法、システム、製品又は装置は、それら明確に挙げられたステップや手段のみに必ずしも限定されず、明確に挙げられない、又はこのようなプロセス、方法、製品又は装置に固有のその他のステップや手段を包含することができる。
【0010】
本出願の実施例の詳細な説明をする前に、従来技術の課題及び本出願が適用されるシーンについて、添付図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は、本出願が適用されるシーンの模式図である。使用者が会議で電子デバイス1のプレゼンテーションを共有する必要があるシーンを例にすると、電子デバイス1のスクリーンのサイズの制限によって、使用者は、電子デバイス1を接続ケーブル2でデータ伝送装置3に接続した後、電子デバイス1の表示画面に表示されているプレゼンテーションを、データ伝送装置3により壁に取り付けられた表示手段4に投写して表示することができる。
【0012】
電子デバイス1は、ラップトップパソコン、タブレットPC、デスクトップパソコンまたはワークステーションなど表示画面を有するデバイスであってもよい。電子デバイス1は、データ伝送装置3とのデータ通信が可能であり、例えば、電子デバイス1とデータ伝送装置3との間に有線通信を介して相互接続のための接続ケーブル2が設けられてもよい。接続ケーブル2は、ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus,単にUSBと呼ばれる)接続ケーブル、高精細度マルチメディアインタフェース(High Definition Multimedia Interface,単にHDMI(登録商標)と呼ばれる)接続ケーブル、またはネットワーク接続ケーブルなどであってもよい。一実施例では、USB接続ケーブルは、USB Type-C接続ケーブルであってもよい。
【0013】
いくつかの実施例では、接続ケーブル2がデータ伝送装置3と一体化され、即ち、接続ケーブル2がデータ伝送装置3とともに一体的なデバイスを形成してもよい。このとき、接続ケーブル2は、データ伝送装置3の一部と見なすことができるので、使用者がデータ伝送装置3を電子デバイス1に接続する時、データ伝送装置3と接続ケーブル2の一端との接続をすることなく、電子デバイス1と接続ケーブルの他端との接続をすることができ、効率が向上され、接続ケーブル2が見つからずにデータ伝送装置3が電子デバイス1に接続できないことも避けることができる。
【0014】
データ伝送装置3は、無線通信によって表示手段4に接続できる。前記無線通信は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity,Wi-Fi)、ブルートゥース(登録商標)または他の近距離無線通信などが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、データ伝送装置3は、投写デバイス、投写機器、無線投写機器、画面共有装置または無線画面共有装置などと呼ばれてもよい。表示手段4は、大画面タブレットなどと呼ばれてもよい。表示手段4は、データ伝送装置3に合わせて電子デバイス1のプレゼンテーションの共有を協同的に実現することができる。いくつかの実施例では、表示手段4は、単独で遠距離即時通信、及びコントロールパネルによるライティングキャンバスなどの機能をさらに実現することができる。
【0015】
データ伝送装置3が有線を介して電子デバイス1に接続されるため、データ伝送装置3は、外部電源の投入がなくでも、電子デバイス1に接続された後、電子デバイス1から接続ケーブル2を経由してデータ伝送装置3へ給電することができるようにする。例えば、
図2は、1つの技術によるデータ伝送装置の構成模式図である。データ伝送装置3は、通信インタフェース31と、通信インタフェース31と接続ケーブル2との接続を介して電子デバイス1から伝送されるデータを受信するデータ伝送モジュール32と、を含む。接続ケーブル2がUSB接続ケーブルである場合、前記通信インタフェース31がUSBインタフェース(例えばUSB Type-Cインタフェース)であってもよく、それに応じて、電子デバイス1がUSBインタフェースを備えてもよい。これにより、USB接続ケーブル2は、電子デバイス1とデータ伝送装置3における2つのUSBインタフェースとの接続を確立して電子デバイス1とデータ伝送装置3との接続の確立を実現することができるようにする。USB接続ケーブルは、データの伝送も電力の伝送もできるため、電子デバイス1は、データ伝送モジュール32と通信インタフェース31との接続に少なくともデータ接続と電力接続の2つの接続理論が存在するように、順次に接続ケーブル2及び通信インタフェース31を経由してデータ伝送モジュール32へデータと給電できる。例えば、データ伝送モジュール32は、図示の経路
(外1)
を介して電子デバイス1から伝送された受電してもよく、図示の経路
(外2)
を介して電子デバイス1から伝送された表示画面のデータを受信した後、表示画面を無線通信によって表示手段4に投写して表示してもよい。
【0016】
しかし、
図2に示すようなデータ伝送装置3において、データ伝送モジュール32の起動が終了するとともに、表示画面の投写などの操作に必要な電力がすべて電子デバイス1から供給されるため、電子デバイス1は、電能接続ケーブル2を介して伝送データ及び電力をデータ伝送モジュールへ同時に伝送する必要があるが、データ伝送モジュール32は、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されない時に入力電力がないため、オフ状態となる。使用者が電子デバイス1とデータ伝送装置3を接続ケーブル2で接続した後、データ伝送モジュール32は、直ちにデータを受信して表示画面の投写などの操作を行うことができなく、まずは経路
(外3)
を介して受電してデータ伝送モジュール32の起動、初期化を行い、通信設定などの操作を行ってデータ伝送モジュール32をオフ状態から作動状態に切り替えた後、経路
(外4)
を介してデータを受信することができる。電子デバイス1とデータ伝送装置3とを接続ケーブル2で接続する時刻は第1の時刻と記し、データ伝送モジュール32をオフ状態から作動状態に切り替える時刻は第2の時刻と記すると、第1の時刻と第2の時刻との間には、電子デバイス1が経路
(外5)
を介して表示画面のデータをデータ伝送モジュール32に伝送しても、データ伝送モジュール32が表示画面を表示手段4に投写して表示することができないことを理解すべきである。データ伝送モジュール32が作動状態に切り替えると、つまり、データ伝送モジュール32が画面投写の準備ができると、第2の時刻の後に、電子デバイス1からデータ伝送モジュールへ経路
(外6)
を介して伝送される表示画面のデータを、データ伝送モジュール32が経路
(外7)
を介して受信して表示手段4に投写して表示することができる。使用者がデータ伝送装置3の使用を開始してデータ伝送装置3と電子デバイス1とを接続する際には、電子デバイス1とデータ伝送装置3が接続ケーブル2で接続されておいた(第1の時刻)後、表示手段4に電子デバイス1の投写した表示画面を表示するために、また10~20秒(第2の時刻になった後)待つ必要があるという直感を使用者に与え、この10~20秒の間には、データ伝送装置3による表示手段4への電子デバイス1の表示画面の投写が全然できず、データ伝送装置3の投写時の応答速度および作動効率が降下して使用者の体験に影響を与える。
【0017】
データ伝送装置は、個別給電の方式でデータ伝送装置のデータ伝送モジュールを作動状態に常時保持することもでき、入力の表示画面の投写に対するデータ伝送装置の応答速度を向上する。例えば、
図3は、他の技術によるデータ伝送装置の構成模式図である。データ伝送装置3は、通信インタフェース31とデータ伝送モジュール32の他、データ伝送モジュール32へ給電する電源33が専門的に設けられる。データ伝送装置3の通信インタフェース31が電子デバイス1に接続されない場合、データ伝送装置3と電子デバイス1が接続ケーブル2で接続されなくてもデータ伝送モジュール32を作動状態に保持するように、データ伝送装置3に設けられた電源33から経路
(外8)
を介してデータ伝送モジュール32に給電する。使用者が電子デバイス1とデータ伝送装置3の通信インタフェース31を接続ケーブル2で接続した(第1の時刻と記する)後、データ伝送モジュール32は、常時、作動状態であるため、第1の時刻になった後、経路
(外9)
を介して電子デバイス1の表示画面のデータの受信を開始し、表示画面を表示手段4に投写して表示することができる。使用者が電子デバイス1とデータ伝送装置3を接続ケーブル2で接続しておいた後、投写される電子デバイス1の表示画面を表示手段4に素早く表示することができ、応答速度と作動効率が向上し、使用者に「プラグアンドプレイ」という直感を与えている。
【0018】
しかしながら、
図3に示すようなデータ伝送装置3は、応答速度と作動効率が向上されるが、データ伝送装置3のデータ伝送モジュール32が常時作動状態であるように保持されるために、「プラグアンドプレイ」の機能のためのデータ伝送装置3の継続給電時間をできるだけ延長し、データ伝送装置3の電源33の容量と体積の両方が大きいため、データ伝送装置3に占めるスペースが大きくなり、データ伝送装置3の内部のレイアウト及び外観のデザインに深刻な影響を与えている。
【0019】
以上より、
図2に示すようなデータ伝送装置には応答速度が遅く作動効率が低い課題が存在し、
図3に示すようなデータ伝送装置には機器スペースと容量の不足が存在するが、データ伝送装置における電源の容量や体積が過大になることなくデータ伝送装置の投写時の応答速度および作動効率を向上できるようにスペースと効率とをどのように両立させるかは、本分野での喫緊の技術的課題となる。
【0020】
そこで、本出願は、データ伝送方法、及びマイクロコントローラと振動センサとが設けられたデータ伝送装置を提供する。データ伝送装置が電子デバイスに接続されない場合において、振動センサが使用者によるデータ伝送装置の移動を検出していない際、マイクロコントローラは、電源から制御スイッチを経由してデータ伝送モジュールに給電しないように制御し、データ伝送モジュールが給電されなくオフ状態に保持され、振動センサが使用者によるデータ伝送装置の移動を検出したとき(例えば、使用者がデータ伝送装置をピックアップしたとき)にのみ、マイクロコントローラは、電源から制御スイッチを経由してデータ伝送モジュールに給電するように制御することで、データ伝送装置と電子デバイスとが接続される前にデータ伝送モジュールを始動してオフ状態から作動状態に切り替えるようにすることによって、データ伝送装置の応答速度と作動効率を向上しつつ、電源がデータ伝送モジュールに常時給電することなく、電源の容量と体積を低減する。選択的に、データ伝送装置のマイクロコントローラは、振動センサが使用者によるデータ伝送装置の移動を検出していない際に待機状態となるようにすることができる。マイクロコントローラが待機状態であるときの消費電力を、マイクロコントローラ自体による電力の消耗を節約するように正常作動状態である際の消費電力より小さくする。マイクロコントローラは、データ伝送装置の電源により給電することができる。マイクロコントローラが待機状態である際には、振動センサが使用者によるデータ伝送装置の移動を検出したとき(例えば使用者がデータ伝送装置をピックアップしたとき)にのみ、マイクロコントローラは、ウェクアップされて待機状態から作動状態に切り替えられた後、電源から制御スイッチを経由してデータ伝送モジュールに給電するように制御し、データ伝送装置と電子デバイスとが接続される前にデータ伝送モジュールを始動する。
【0021】
以下、本出願の技術的手段を具体的な実施例によって詳細に説明する。以下のいくつかの実施例は、相互に組み合わせることができ、同一または類似する概念またはプロセスについて、ある複数の実施例では詳細な説明を省略する。
【0022】
図4は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
図4に示すような電子デバイス1、接続ケーブル2、データ伝送装置3及び表示手段4は、
図1に示すようなシーンに適用できる。具体的に、本実施例に係るデータ伝送装置3は、通信インタフェース31と、データ伝送モジュール32と、電源33とを含む。データ伝送装置3が接続ケーブル2で電子デバイス1に接続された後、データ伝送モジュール32は、図示の経路
(外10)
を介して電子デバイス1から伝送された電力を受電してもよく、図示の経路
(外11)
を介して電子デバイス1から伝送された表示画面のデータを受信して、無線通信によって表示手段4とのデータ通信を行ってもよい。前記データ通信には、表示画面を表示手段4に投写して表示することが含まれる。データ伝送装置3の通信インタフェース31が電子デバイス1に接続されない際、電源33は、データ伝送モジュール32が作動状態であるように経路
(外12)
を介してデータ伝送モジュール32に給電することができるが、本実施例の電源33は、経路
(外13)
を介してデータモジュール32に常時給電することではなく、電源33とデータ伝送モジュール32との間に接続される制御スイッチ36のオン状態またはオフ状態に応じて、データモジュール32に給電する。電源33は、制御スイッチ36がオンすると、制御スイッチ36を経由してデータ伝送モジュール32に給電することができ、制御スイッチ36がオフすると、制御スイッチ36を経由してデータ伝送モジュール32に給電することができなくなる。
【0023】
本実施例では、マイクロコントローラ34と振動センサ35によって制御スイッチ36のオン・オフの制御を実現する。具体的に、データ伝送装置3内の振動センサ35は、データ伝送装置3が移動したとき、データ伝送装置3の移動状況に応じて検出データを生成し、検出データをマイクロコントローラ34に送信することができる。例えば、振動センサ35は、本実施例では、加速度センサであれば、データ伝送装置の移動状況に応じて、少なくとも振動センサ35の自体の加速度値を含む検出データを生成する。マイクロコントローラ34は、振動センサ35により生成された検出データに基づいて、電源33とデータ伝送モジュール32との間における制御スイッチ36のオンまたはオフを制御することで、電源33が経路
(外14)
を介してデータ伝送モジュール32に給電するか否かを制御することができる。つまり、本実施例のデータ伝送装置3において、データ伝送モジュール32と接続する電源33が設けられるが、電源33からデータ伝送モジュール32に給電するか否かは、マイクロコントローラ34によって振動センサ35の検出データに基づいて制御される。
【0024】
なお、データ伝送装置3は、通常、会議室のテーブルに置かれて、このテーブルには様々な外力によるある程度の振動を与えることがある。可能な1つのシーンにおいて、振動センサの感度が高いため、データ伝送装置3がわずかに移動されて誤起動され、振動センサが無駄な信号を発生している。無駄な信号をフィルタリングするためには、マイクロコントローラ34は、加速度閾値を予め記憶しておくように所定の加速度閾値を記憶し、振動センサ35から送信された検出データに含まれる振動センサ35の自体の加速度値を受信し、振動センサ35の自体の加速度値が予め記憶した加速度閾値を超えると判定された場合、電源33とデータ伝送モジュール32との間の制御スイッチ36をオンに制御して、電源33から経路
(外15)
を介してデータ伝送モジュール32に給電するようにしてもよい。または、他の可能な一実施形態では、振動センサ35は、加速度閾値を予め記憶しておき、検出データに含まれる加速度値が予め記憶した加速度閾値を超えると判定された場合、マイクロコントローラ34に割り込み信号を送信し、マイクロコントローラ34は、割り込み信号を受信した後、電源33とデータ伝送モジュール32との間の制御スイッチ36をオンに制御して、電源33から経路
(外16)
を介してデータ伝送モジュール32に給電するようにしてもよい。
【0025】
選択的に、いくつかの実施例では、振動センサ35は、具体的に、データ伝送装置3に設けられた加速度センサであってもよい。加速度センサは、データ伝送装置3の動きに応じて、現在のデータ伝送装置3の3つの参照軸の正負の方向合計6方向におけるリアルタイムな加速度値が得られ、この6方向におけるリアルタイムな加速度値が振動センサ35により生成される検出データとしてもよい。より具体的に、
図5は、本出願の一実施例に係るマイクロコントローラと振動センサの接続関係の模式図である。マイクロコントローラ34と振動センサ35との間の接続関係には、少なくともI2C(Inter-Integrated Circuit)接続及び/又は割り込み(Interrupt,単にINTと呼ばれる)接続が含まれる。この接続関係は、複数本の実体の接続ケーブル、又は1本の集積された接続ケーブルであってもよいが、本出願では、接続関係の具体的な実現が限定されない。例示的には、特定のプリント基板(printed circuit boards,単にPCBと呼ばれる)では、この接続関係が回路基板に印刷された導電線であってもよい。マイクロコントローラ34は、I2C接続によって振動センサ35に対する初期化などの設定を行ってもよく、I2C接続によって振動センサ35の検出データを読み出してもよい。このとき、マイクロコントローラ34は、振動センサ35の検出データを積極的に取得する必要がある。振動センサ35は、INT接続によってマイクロコントローラへ割り込み(interrupt,単にINTと呼ばれる)信号を送信することができる。
図5に示すマイクロコントローラ34と振動センサ35との間でI2C接続とINT接続が同時に設定されてもよいし、マイクロコントローラ34と振動センサ35との間でI2C信号のみを伝送するときI2C接続が設定され、又はマイクロコントローラ34と振動センサ35との間でINT信号を伝送するときINT接続が設定されてもよい。
【0026】
選択的に、本実施例に係るデータ伝送装置3において、電源33は、マイクロコントローラ34に給電することにも用いられる。一実施例では、マイクロコントローラ34は、第1の消費電力作動状態と第2の消費電力作動状態との2つの消費電力状態を有してもよい。マイクロコントローラ34が検出データ或割り込み信号を受信する前に、マイクロコントローラ34は、データ伝送装置3の電源による給電で第1の消費電力作動状態となり、マイクロコントローラ34が検出データ或割り込み信号を受信した後、第2の消費電力作動状態となる。いくつかの適用シーンでは、マイクロコントローラ34は、第2の消費電力作動状態よりも、第1の消費電力作動状態での消費電力が低い。具体的に、第1の消費電力作動状態は、低消費電力作動状態であってもよく、第2の消費電力作動状態が高消費電力作動状態であってもよい。マイクロコントローラ34は、低消費電力作動状態であるマイクロコントロールユニット(Micro Control Unit,単にMCUと呼ばれる)を選択することができる。マイクロコントローラ34は、待機状態であるとき、低消費電力状態に維持され、その作動電流がuAレベルに制限され、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されないときマイクロコントローラ34自体による電源33の電力消耗をできるだけ低減する。
【0027】
例示的に、
図6は、本出願のいくつかの実施例に係る振動センサの構成模式図である。振動センサは、種別が「LIS3DHTR」の加速度センサチップを選択できる。
図7は、本出願のいくつかの実施例に係るマイクロコントローラの構成模式図である。マイクロコントローラは、種別が「STM32L011D3P6」のMCUチップを選択できる。
図6と
図7に示す例を組み合わせると、振動センサのINT1ピンがマイクロコントローラのPC15/OSC32_OUTピンに接続されて、
図5に示すような「INT接続」を実現することで、振動センサは、INT1ピンによってマイクロコントローラのPC15/OSC32_OUTピンに割り込み信号を送信できる。振動センサのSCL/SPCピンがマイクロコントローラのPA9/I2C1_SCL/USART2_TXピンに接続され、振動センサのSDA/SDI/SDOピンがマイクロコントローラのPA10/I2C1_SDA/USART2_RXピンに接続されて、
図5に示すような「I2C接続」を協同的に実現することで、振動センサは、SDA/SDI/SDOピンによってマイクロコントローラのPA10/I2C1_SDA/USART2_RXピンにI2Cデータ(I2C serial data)を送信し、SCL/SPCピンによってマイクロコントローラのPA9/I2C1_SCL/USART2_TXにI2Cクロック信号(I2C serial clock)を送信するなどようにすることができる。なお、
図6と
図7に示すように、本出願の実施例のマイクロコントローラと振動センサの選択可能な種類が一種のみを示しているが、本出願では、マイクロコントローラと振動センサの具体的な実現が限定されない。
【0028】
選択的に、本実施例に係る制御スイッチ36がトライオード、電界効果トランジスタなどのスイッチ管であれば、マイクロコントローラ34から制御スイッチ36の制御端に送信される制御信号がHレベルまたはLレベルであってもよい。例示的には、制御スイッチ36が電界効果トランジスタであれば、電界効果トランジスタの制御端がゲートとなり、ソースとドレインがデータ伝送モジュール32と電源33にそれぞれ接続される。このとき、電界効果トランジスタのゲートがHレベル(Nチャンネル型に対応)又はLレベル(Pチャンネル型に対応)の信号を受信すると、第1のON信号と記する。第1のON信号が電界効果トランジスタをオンに制御することによって、電界効果トランジスタのソースとドレインとの間が導通し、電源33が制御スイッチ36を経由してデータ伝送モジュール32に給電できる。電界効果トランジスタがLレベル(Nチャンネル型に対応)又はHレベル(Pチャンネル型に対応)の信号を受信すると、第1のOFF信号と記する。第1のOFF信号が電界効果トランジスタをオフに制御することによって、電界効果トランジスタのソースとドレインとの間が遮断し、電源33はデータ伝送モジュール32へ給電しなくなる。
【0029】
本出願の実施例では、データ伝送装置3には、電源33に接続するための電源インタフェースが設けられている。電源33は、電源インタフェースを経由してデータ伝送モジュール32に給電することができる。いくつかの実施例では、データ伝送装置3の電源33は、着脱不可能な電池を含み得る。電池は、データ伝送装置3の電源インタフェースを経由してデータ伝送モジュール32に接続され、データ伝送モジュール32に給電することができる。いくつかの実施例では、データ伝送装置3の電源33は、着脱可能な電池を含み得る。データ伝送装置3に電池が取り付けられたとき、電池は、データ伝送装置3の電源インタフェースを経由してデータ伝送モジュール32に接続され、データ伝送モジュール32に給電することができる。
【0030】
上記データ伝送装置3が表示手段4にデータを伝送するとき、例えば、表示手段4に投写するとき、マイクロコントローラ34は、振動センサ35からの検出データに基づいて、電源33からデータ伝送モジュール32へ電力供給するか否かを制御できる。例えば、
図8は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。データ伝送方法は、
図4に示すようなデータ伝送装置3に実行され、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されていないとき、以下のステップを含む。
【0031】
S101は、マイクロコントローラ34が、振動センサ35から送信される、振動センサ35の自体の加速度値を含む検出データを受信することである。
【0032】
具体的に、マイクロコントローラ34は、データ伝送装置3を制御するとき、まずは、振動センサ35によりデータ伝送装置3の動きを検出して得られた検出データを取得する必要がある。前記検出データには、少なくとも振動センサの自体の加速度値が含まれる。本実施例では、振動センサ35が加速度センサである。加速度センサは、データ伝送装置3の動き状態をリアルタイムに検出し、6方向の加速度データ(例えば、ある実施例で検出された加速度データが0mg、200mg、100mg、150mg、0mg、400mg)を生成する。マイクロコントローラ34は、一定時間ごとに、振動センサ35との接続によって振動センサ35によりリアルタイムに検出された検出データを取得してもよく、または、振動センサ35は、一定時間ごとに、マイクロコントローラ34へリアルタイムに検出された検出データを送信してもよい。
【0033】
S102は、マイクロコントローラ34が、振動センサ35の自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定された場合、第1のON信号を制御スイッチ36に送信することである。
【0034】
マイクロコントローラ34は、予め加速度閾値を記憶することで、所定の加速度閾値を記憶できる。次に、マイクロコントローラ34は、振動センサ35から受信される振動センサ35の自体の加速度値が加速度閾値を超えるか否かを判断し、「YES」の場合、データ伝送装置3が移動したことを示し、使用者が電子デバイス1とデータ伝送装置3を接続ケーブル2で接続しようとするとき、データ伝送装置3を移動した可能性があり、「NO」の場合、データ伝送装置3の移動が発生しなく静止状態となることを示す。例えば、マイクロコントローラ34により予め記憶された加速度閾値が350mg(mgが加速度センサの単位、G-Sensorの分解能)とすると、マイクロコントローラ34により取得された振動センサ35の自体の6方向の加速度値が(0mg、200mg、100mg、150mg、0mg、400mg)であって、その1方向の400mgである加速度値が350mgである加速度閾値を超える場合、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36に第1のON信号を送信する。振動センサ35の自体のいずれかの方向における加速度値が加速度閾値を超えた場合は、データ伝送装置3がこの方向において動きを生じたことを示すため、マイクロコントローラ34は、少なくとも1方向の加速度値が加速度閾値を超えたと判断すれば、制御スイッチ36に第1のON信号を送信する。
【0035】
S103は、制御スイッチ36が、第1のON信号に応じてオンされ、電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通することである。
【0036】
制御スイッチ36は、第1のON信号に応じてオンされ、電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通し、電源33から制御スイッチ36を経由してデータ伝送モジュール32に給電する。
【0037】
S104は、データ伝送モジュール32が通信設定を実行することである。
【0038】
具体的に、電源とデータ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後、電源33からデータ伝送モジュール32へ給電することによって、データ伝送モジュール32がパワーオンされた後、通信インタフェース31の通信設定及び/又はデータ伝送モジュール32と表示手段4とのデータ通信ための通信設定を含む通信設定を実行することができる。
【0039】
マイクロコントローラ34と振動センサ35との間で検出データを頻繁に送受信することによるマイクロコントローラ34と振動センサ35の消費電力が高くなる問題を避けるために、他の一実施形態では、振動センサ35は検出データにおける自体の加速度値が所定の加速度閾値に達したか否かを判断し、振動センサ35は自体の加速度値が所定の加速度閾値に達したと判断される場合、マイクロコントローラ34と振動センサ35との間に設けられたINT接続によってマイクロコントローラ34に割り込み信号を送信して、マイクロコントローラ34に割り込み信号を受信したか否かに応じて制御スイッチ36のオン・オフを制御させることができる。
具体的に、
図9は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。データ伝送方法は、
図4に示すようなデータ伝送装置3に実行されてもよい。
図4に示すようなデータ伝送装置3は、
図8または
図9に示すような実施例のいずれか1つのデータ伝送方法を実行するように構成されるし、
図8及び
図9に示すような実施例のデータ伝送方法を実行し、データ伝送装置3の使用者の指示または設定に応じてそのいずれか1つのデータ伝送方法を実行するように構成されることを理解すべきである。これによって、データ伝送装置3の機能を充実させ、使用者による選択や設定の自由度を高め、さらには使用者の体験を向上させる。
【0040】
具体的に、
図9に示すようなデータ伝送方法は、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されないとき、以下のステップを含む。
【0041】
S201は、振動センサ35が、データ伝送装置3の移動状況に応じて、少なくとも振動センサ35の自体の加速度値を含む検出データを生成することである。
【0042】
S202は、振動センサ35が、それ自体の加速度値が加速度閾値を超えたと判定された場合、割り込み信号をマイクロコントローラ34に送信することである。
【0043】
具体的に、本実施例では、振動センサ35は、所定の時間間隔で自体の加速度値を含む検出データを連続的に生成していくとともに、検出データを生成したたびに、直接マイクロコントローラ34に検出データを送信することではなく、検出データの加速度値と所定の加速度閾値とを比較することである。いくつかの実施例では、所定の加速度閾値が、マイクロコントローラ34による指令の送信によって予め振動センサ35に記憶されてもよい。また、別のいくつかの実施例では、振動センサ35は、周辺のハードウェア回路のハードウェアパラメータで振動センサ35のトリガー閾値を予め設定して前記所定の加速度閾値としてもよい。振動センサ35により生成された検出データの加速度値が所定の加速度閾値を超えない場合、振動センサ35は、一定の時間ごとに検出データを継続的に生成し、それ以外の操作を実行しない。振動センサ35により生成されたある検出データの加速度値が所定の加速度閾値を超えた場合は、このときにデータ伝送装置3が移動したことを示し、振動センサ35がマイクロコントローラ34とのINT接続によってマイクロコントローラ34に割り込み信号を送信することができる。
【0044】
S203は、マイクロコントローラ34が、割り込み信号を受信した後、第1のON信号を制御スイッチ36に送信することである。
【0045】
マイクロコントローラ34は、S202で振動センサ35がINT接続によって送信された割り込み信号を受信した後、第1のON信号を制御スイッチに送信する。
【0046】
S204は、制御スイッチ36が、第1のON信号に応じてオンされ、電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通することである。
【0047】
最終的に、制御スイッチ36は、第1のON信号に応じてオンされ、電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通し、電源33から制御スイッチ36を経由してデータ伝送モジュール32に給電する。
【0048】
S205は、データ伝送モジュール32が通信設定を行うことである。
【0049】
具体的に、電源とデータ伝送モジュールとの間の給電接続経路が導通された後、電源33からデータ伝送モジュール32へ給電することによって、データ伝送モジュール32がパワーオンされた後、通信インタフェース31の通信設定及び/又はデータ伝送モジュール32と表示手段4とのデータ通信ための通信設定を含む通信設定を実行することができる。
【0050】
以上より、本出願の実施例に係るデータ伝送装置において、データ伝送装置が移動したか否かを検出するための振動センサと、振動センサによる検出データに基づいて、電源とデータ伝送モジュールとの間の制御スイッチがオンして電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御するマイクロコントローラとが設けられ、マイクロコントローラは、データ伝送装置が移動したことを振動センサにより検出した後、電源とデータ伝送モジュールとの間の制御スイッチがオンして電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御する。そのため、本実施例のデータ伝送装置が使用されない場合、電源がデータ伝送モジュールに給電しなくてもよい。使用者が本実施例のデータ伝送装置を使用する場合、使用者によるデータ伝送装置の移動が検出されると(時刻T0と記する)、使用者が電子デバイスとデータ伝送装置とを接続ケーブルで接続しようとする可能性があることを意味している。時刻T0に、マイクロコントローラは、電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御して、データ伝送モジュールが、データ伝送装置と電子デバイスとの接続の前に起動され、通信設定を実行する。データ伝送モジュールが時刻T1に通信設定などの設定操作を完成させたと仮定する場合、データ伝送装置を使用する使用者にとっては、時刻T1より後の時刻T2に、使用者が電子デバイスとデータ伝送装置とを接続ケーブルで接続すると、データ伝送装置のデータ伝送モジュールが通信設定などの設定操作を既に完成させた、即ち、時刻T2の後に通信インタフェースから電子デバイスの送信される表示画面のデータの受信を開始し表示手段に投写することができる。時刻T0-T1の間の時刻T3に使用者が電子デバイスとデータ伝送装置とを接続ケーブルで接続すると、このとき、使用者がデータ伝送装置をピックアップしてから電子デバイスに挿入するまでの時間が短いが、時刻T3-時刻T1の間の時間だけ待つ必要があるため、データ伝送モジュールが、時刻T1に通信設定などの設定操作を完成させると、電子デバイスの送信された表示画面のデータを通信インタフェースから受信して表示手段に投写することができる。
【0051】
本実施例に係るデータ伝送装置は、
図2に示すようなデータ伝送装置と比べると、データ伝送装置と電子デバイスとの接続の前にデータ伝送モジュールの起動を開始するため、使用者がデータ伝送装置を使用するときの待ち時間を低減し、理想的な場合、待ち時間まで要しないため、データ伝送装置の応答速度および作動効率を向上している。
図3に示すデータ伝送装置と比べると、電源からデータ伝送モジュールに常時給電する必要がないため、使用者によるデータ伝送装置の移動の可能性があることを移動検出モジュールにより実際に検出した場合にのみ、電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御することによって、電源からデータ伝送モジュールへの給電に必要な電力の需要を低減し、データ伝送装置に設けられる電源の容量や体積を小さくすることができる。以上より、本出願に係るデータ伝送装置は、スペースと効率とを両立でき、データ伝送装置の電源が過大な容量や体積の必要ない場合、データ伝送装置のデータ伝送時の応答速度および作動効率も向上できる。なお、本実施例に係るデータ伝送装置では、電源とデータ伝送モジュールとの間に制御スイッチが設けられ、スイッチのオン・オフによって電源からデータ伝送モジュールに給電するか否かを制御することができ、簡単な回路構成によってマイクロコントローラによる電源の制御を実現することができる。
【0052】
選択的に、上記の
図4に示すようなデータ伝送装置3では、電源33がデータ伝送モジュール32とマイクロコントローラ34に直接給電することを例にして、同様に、データ伝送装置3が通信インタフェース31によって電子デバイス1に接続された後、電子デバイス1から供給される電力は、同様に通信インタフェース31を経由してデータ伝送モジュール32とマイクロコントローラ34に直接給電する。前記電源33は、データ伝送装置3に設けられる充放電可能な電池であってもよい。このような場合、電池の充電と放電のタイミングを制御する必要がる。そのため、電源33の可能な一実施形態では、
図10は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
図10に示すようなデータ伝送装置は、
図4に示すような実施例において、電源33は、具体的に、電源管理モジュール331と、電力を記憶するための電池332とを含んでもよい。本実施例のデータ伝送装置に設けられる電池332は、リチウム電池であってもよい。例えば、消費電力が1mA以下、容量が50-100mAHとなるものを選択することができる。電源管理モジュール331は、通信インタフェース31と電池332に接続され、通信インタフェース31により取得された電子デバイス1からの電力に応じて、電池332による電力の充放電管理を行う。電池332は、電源管理モジュール331によってマイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32に給電する。
【0053】
具体的に、電源管理モジュール331は、電池332の充放電管理を行うためのIC(Integrated Circuit,集積回路)チップを含んでもよい。データ伝送装置3が接続ケーブル2で電子デバイス1に接続されると、電子デバイス1から接続ケーブル2を経由して通信インタフェース31へ電力を伝送し、電源管理モジュール331が通信インタフェース31により受信された電力を電池332に伝送して充電することができる。データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されないと、電源管理モジュール331は、電池332から電力を出力するように制御して、電池332からの電力をマイクロコントローラ34に伝送して給電し、
図10の経路
(外17)
を介してデータ伝送モジュール32に伝送して給電することができる。
【0054】
選択的に、
図11は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
図11に示すようなデータ伝送装置は、
図10に示すような実施例において、電源33に設けられる電源管理モジュール331が、具体的に、充電管理ICチップ3311と電源チップ3312とを含んでもよい。前記電源チップ3312は、電池332から供給される電圧(一般的に、3.5V-4.2V)を適当な電圧(例えば3.3V)に変換してマイクロコントローラ34に給電するためのものであり、DC-DCコンバータ(直流ー直流コンバータ)やLDO(low dropout regulator,低ドロップアウトリニア・レギュレータ)であってもよい。充電管理モジュールは、具体的に、電池332に充電するとき、通信インタフェース31を介して受電された電子デバイス1からの電力を電池332に充電し、ここで、電池332がリチウム電池である場合、直流電力を定電流出力に変換して電池332に充電でき、放電のとき、経路
(外18)
を介してデータ伝送モジュール32に給電し、電源チップ3312を経由してマイクロコントローラ34に給電するように管理するためのものである。
【0055】
例示的に、
図12は、本出願のいくつかの実施例に係る充電管理ICチップと周辺回路の模式図である。充電管理ICチップは、「SY6952B」である種別の電源管理チップを選択可能である。ここで、充電管理ICチップの「IN」ピンが通信インタフェース31に接続され、通信インタフェース31を経由して電子デバイス1から伝送される電力VBUSを受電することができ、充電管理ICチップは、「LX」ピンが電池B1に接続されて「IN」ピンから受電される電力VBUSを電池1に充電するように制御することができる。
図13は、本出願のいくつかの実施例に係る電源チップと周辺回路の模式図である。電源チップは、「LC1458CB5TR33」である種別の電源チップを選択可能である。ここで、電源チップは、VINピンが電池から供給される電力VBATに接続され、VOUTピンがマイクロコントローラ34の給電ピンに接続されることによって、VBATを適当なマイクロコントローラの作動電圧、例えば(3.3V)に変換してマイクロコントローラ34に供給するように用いられる。なお、
図12と
図13には、本出願の実施例の充電管理ICチップと電源チップの選択可能な種類が一種のみを示しているが、本出願では、充電管理ICチップと電源チップの具体的な実現が限定されない。
【0056】
以上より、本実施例に係るデータ伝送装置は、上記実施例のデータ伝送装置のもとに、電源の構成をさらに細分化している。電源に設けられる管理モジュールにより電池の充電と放電を制御し、データ伝送装置が電子デバイスに接続された後、電子デバイスがデータ伝送装置に給電するとともに電池に充電することができ、その次には、データ伝送装置と電子デバイスとの接続が遮断された後、電池からデータ伝送装置のマイクロコントローラ及びデータ伝送モジュールなどに給電することができる。これは、データ伝送装置の電源の継続給電能力を増加しており、電池への充電が可能となるため、電池容量の要求を低下している。
【0057】
いくつかの実施例では、
図11を参照して、外部電子デバイス1がデータ伝送装置3に挿入されるとき、電子デバイス1のインタフェース電源ピンからデータ伝送装置3へ給電し、電子デバイス1の電源が、通常、データ伝送装置3の電池332よりも高い電圧を有するため、電子デバイス1の電源が、「通信インタフェース31-制御スイッチ36-電池332」の経路を介して電池332に直接充電できる。この充電の充電電流及び/又は充電電圧が電源管理モジュール331により処理(この処理が上記を参照、例えば、電子デバイスの出力電圧及び/又は出力電流から適当な出力電圧及び/又は出力電流への変換を含む)されないため、充電電流及び/又は充電電圧が高すぎたり低すぎたりして、電池332が損害されるおそれがある。そこで、電子デバイス1の電源からデータ伝送装置3の電池332への直接充電を避けるために、外部電源検出モジュールが設けられてもよい。この外部電源検出モジュールは、電子デバイス1からデータ伝送装置3へ作動電力が供給されるか否かを検出でき、「YES」の場合、制御スイッチ36をオフするレベル信号を制御スイッチ36に送信する。制御スイッチ36がオフするため、電子デバイス1の電源は、電池332への「通信インタフェース31-制御スイッチ36-電池332」の経路を経由する直接充電ができなくなる。
【0058】
そこで、いくつかの実施例では、上記の
図4-
図13に示すような実施例のもとに、データ伝送装置3は、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入の有無を検出するための外部電源検出モジュールをさらに含む。ここで、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入があることは、
図4に示すようなシーンにおいて電子デバイス1から接続ケーブル2を経由してデータ伝送装置3へ作動電力が供給されることであってもよく、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入がないことは、
図4に示すようなシーンにおいてデータ伝送装置3が接続ケーブル2で電子デバイス1に接続されていないことであってもよい。
【0059】
具体的に、
図14は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
図10に示すようなデータ伝送装置3は、
図4に示す実施例において、通信インタフェース31と制御スイッチ36とにそれぞれ接続され、通信インタフェース31への外部電源の投入の有無を検出するための外部電源検出モジュール37をさらに含む。前記外部電源検出モジュール37は、通信インタフェース31への外部電源の投入がないのを検出する場合、制御スイッチ36をオンするための第2のON信号を制御スイッチ36に送信する。データ伝送装置3が接続ケーブル2で電子デバイス1に接続された後、電子デバイス1が、接続ケーブル2を経由してデータ伝送装置3の通信インタフェース31に電力を伝送でき、このとき、データ伝送装置3が電子デバイス1から受電した。そのため、電子デバイス1が外部電源と呼ばれ、それに応じて、データ伝送装置3に設けられる電源33が内部電源と呼ばれる。
【0060】
マイクロコントローラ34は、データ伝送装置3の移動を検出した場合、制御スイッチ36をオンするための第1のON信号を制御スイッチ36に送信するため、外部電源検出モジュール37は、通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを検出する場合、制御スイッチ36をオンするための第2のON信号を制御スイッチ36にも送信する。そのため、マイクロコントローラ34から供給される第1のON信号と外部電源検出モジュール37から供給される第2のON信号が制御スイッチ36を協同的に制御するように、データ伝送装置3の制御スイッチ36に、関連する制御回路が設けられてもよい。
【0061】
具体的に、マイクロコントローラ34が、振動センサ35により生成される検出データに基づいて、現在データ伝送装置3が使用者により移動されたと判定する場合、以降では使用者が電子デバイスを接続しようとすると、マイクロコントローラ34から制御スイッチ36に第1のON信号を発信する。しかし、通信インタフェース31がすでに接続ケーブル2で電子デバイス1に接続された場合、第1のON信号によって制御スイッチ36をオンすることは無意味となる。そのため、外部電源検出モジュール37は、現在の通信インタフェース31への外部電源の投入がないと判定された場合、第2のON信号を制御スイッチ36に送信して、制御スイッチ36が第1のON信号と第2のON信号を同時に受信するとオンされるようにする。そして、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間に給電接続経路が確立された後、外部電源検出モジュール37は、外部電源と通信インタフェース31との接続(即ち、データ伝送装置3と電子デバイス1との接続)が検出された場合、第2のON信号を制御スイッチに送信することはない(一実施形態では、第2のON信号がHレベルの場合、Lレベルが第2のON信号を送信しないと見なされ、または、第2のON信号がLレベルの場合、Hレベルが第2のON信号を送信しないと見なされるか、第2のOFF信号と記される)。このとき、制御スイッチ36は、マイクロコントローラ34からの第1のON信号を受信したか否かにも関わらず、第2のON信号を受信しない場合オフされ、内部電源とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路が遮断される。
【0062】
より具体的に、上記データ伝送装置の制御方法を実現するために、制御スイッチ36が第1のON信号と第2のON信号によってオフするか否かの判定を協同的に行うことができるようにする。本出願は、
図4に示すようなデータ伝送装置3における制御スイッチ36及び関連する制御回路の具体的な構成の設計をさらに提供する。
図15は、本出願のいくつかの実施例に係る制御スイッチと論理積ゲート回路の関連回路の構成模式図である。
図15に示すように、制御スイッチ36のオン・オフは、図中の電界効果トランジスタQ4のオン・オフによって実現されてもよい。電界効果トランジスタQ4は、ソースSが内部電源のピンVBATに接続され、ドレインDがデータ伝送モジュール32の給電端VIN_805_7911に接続される。
図15に示す例では、電界効果トランジスタQ4の種類について、pチャンネル補強型電界効果トランジスタとして選択される場合、ゲートGがQ4の制御端となるとき、Lレベル信号を受信すると、電界効果トランジスタQ4がオンされ、ソースSとドレインDとの間が導通され、Hレベル信号を受信すると、電界効果トランジスタQ4がオフされ、ソースSとドレインDとの間が遮断される。
【0063】
図15に示すような回路では、電界効果トランジスタQ4の前段に論理ゲート回路がさらに設けられ、マイクロコントローラ34からの第1のON信号及び外部電源検出モジュール37からの第2のON信号を組み合わせて、この2つのON信号によって電界効果トランジスタQ4に送信されるHレベル信号又はLレベル信号を協同的に特定する。具体的な一実施形態では、論理ゲート回路が論理積ゲート回路であることを例に挙げる。
【0064】
第1の方面では、論理積ゲート回路D36の第1の入力端が「MCU_CL」信号を受信するためのものであってもよい。ここで、マイクロコントローラがSTM32_1108_IOピンから出力されるLレベル信号を第1のON信号と記し、このLレベル信号が電界効果トランジスタQ4をオンするためのものであってもよい。
図15に示すような回路では、STM32_1108_IOピンから出力されるLレベル信号は、トライオードQM2(第2のトライオードと記する)をオフしてHレベルの「MCU_CL」信号(即ち、マイクロコントローラ34から出力されるLレベル信号を反転処理する)が得られ、Hレベルの「MCU_CL」信号が論理積ゲート回路D36に入力される。マイクロコントローラがSTM32_1108_IOピンから出力されるHレベル信号を第1のOFF信号と記し、このHレベル信号が電界効果トランジスタQ4をオフするように用いられることを理解すべきである。
図15に示すような回路では、STM32_1108_IOから出力されるHレベル信号がトライオードQM2により反転処理された後、論理積ゲート回路D36に入力されるのは、Lレベルの「MCU_CL」信号である。このとき、Lレベルの「MCU_CL」信号が論理積ゲート回路D36に入力される。
【0065】
第2の方面では、論理積ゲート回路D36の第2の入力端が「VBS_CL」信号を受信するためのものであってもよい。
図16は、本出願のいくつかの実施例に係る外部電源検出モジュールの一部回路の構成模式図である。ここで、外部電源検出モジュール37は、トライオードQM1(第1のトライオードと記する)を含んでも良い。トライオードQM1は、ベースがデータ伝送装置3の通信インタフェースに接続され、通信インタフェースへの外部電源VBUSの投入があるか否かを検出し、エミッタが接地され、コレクタが内部電源(VBAT)に接続され、「VBS_CL」信号を出力する。通信インタフェースへの外部電源の投入がない場合、VBUSがLレベルとなるとき、トライオードQM1がオフされ、出力される「VBS_CL」信号が、電界効果トランジスタQ4をオンするためのHレベル信号(VBAT)となり、第2のON信号と記される。通信インタフェースへの外部電源の投入がある場合、VBUSがHレベルとなるとき、トライオードQM1がオンされ、出力される「VBS_CL」信号が、電界効果トランジスタQ4をオフするためのLレベル信号(接地)となり、第2のOFF信号と記される。
【0066】
最終的に、論理積ゲート回路D36は、上記第1の方面によるマイクロコントローラから送信される「MCU_CL」信号と上記第2の方面による外部電源検出モジュール37から送信される「VBS_CL」信号に基づいて、論理積ゲート回路D36の出力端から電界効果トランジスタQ4へ発信する信号が具体的にLレベル信号であるかHレベル信号であるかを協同的に特定することによって、電界効果トランジスタQ4のオン・オフを制御することができる。「MCU_CL」信号と「VBS_CL」信号の論理対応関係は、以下の表1に示す通りである。
【0067】
【0068】
具体的に、表1に示す状況1では、データ伝送装置3への電子デバイス1の接続がなく、通信インタフェース31への外部電源の投入がない場合、外部電源検出モジュール37が第2のON信号を論理積ゲート回路D36に出力し、即ち、
図15に示すような回路における外部電源検出モジュール37が論理積ゲート回路D36の第2の入力端に出力される「VBS_CL」信号がHレベル信号となる。このとき、マイクロコントローラ34は、データ伝送装置3の移動を検出しない場合、Hレベルの第1のOFF信号を出力し、Hレベルの第1のOFF信号が
図15に示すような回路におけるトライオードQM2により反転処理を実行された後、最終的に論理積ゲート回路D36の第1の入力端に出力される「MCU_CL」信号がLレベル信号となり、
図15の論理積ゲート回路D36の下方のダイオードがオンされ、論理積ゲート回路D36がLレベル信号を出力して、トライオードQM3(第3のトライオードと記する)がオフされ、最終的に電界効果トランジスタQ4のゲートGに入力される信号がHレベル信号(内部電源VBATが抵抗RM7とRM9を介して出力されるHレベル信号)となり、電界効果トランジスタQ4がオフされ、ソースSとドレインDとの間が遮断され、内部電源から電界効果トランジスタQ4を経由してデータ伝送モジュール32に給電することはない。
【0069】
表1に示す状況2では、同様に外部電源の投入がないため、外部電源検出モジュール37から論理積ゲート回路D36の第2の入力端への「VBS_CL」信号がHレベル信号となる。このとき、マイクロコントローラ34は、振動センサ35によりデータ伝送装置3が移動されたことを検出した場合、Lレベルの第1のON信号を論理積ゲート回路D36に出力する。Lレベルの第1のON信号が
図15に示すような回路におけるトライオードQM2により反転処理を実行された後、最終的に論理積ゲート回路D36の第1の入力端に出力される「MCU_CL」信号がHレベル信号となり、
図15の論理積ゲート回路D36の2つのダイオードがともにオフされ、内部電源VBATがトライオードQM3をオンさせ、最終的に電界効果トランジスタQ4のゲートGに入力される信号がLレベル信号(接地)となり、電界効果トランジスタQ4がオンされ、ソースSとドレインDとの間が導通され、内部電源から電界効果トランジスタQ4を経由してデータ伝送モジュール32に給電する。
【0070】
表1の状況3と状況4では、データ伝送装置3と電子デバイス1が接続された後、電子デバイス1が接続ケーブル2でデータ伝送装置3に給電でき、外部電源検出モジュール37が論理積ゲート回路D36に第2のOFF信号を出力し、即ち、
図15に示すような回路における外部電源モジュール37から論理積ゲート回路D36の第2の入力端に出力される「VBS_CL」信号がLレベル信号となり、
図15の論理積ゲートD36における上方のダイオードがオンされ、その次には、マイクロコントローラ34から論理積ゲート回路D36の第1の入力端に発する「MCU_CL」信号がHレベル信号であるかLレベル信号であるかにも関わらず、論理積ゲートD36からトライオードQM3のベースにLレベル信号を出力して、トライオードQM3をオフさせ、最終的に電界効果トランジスタQ4のゲートGに出力される信号がHレベル信号(内部電源VBATが抵抗RM7とRM9を介して出力されるHレベル信号)となり、電界効果トランジスタQ4がオフされ、ソースSとドレインDとの間が遮断される。そのため、データ伝送装置へ外部電源が投入された後、マイクロコントローラからどのような指示をするかにも関わらず、内部電源から電界効果トランジスタQ4を経由してデータ伝送モジュールに給電することはない。
【0071】
なお、
図15と
図16に示すような回路構成に設けられる容量、抵抗などのデバイスは、分圧、保護のためであり、本出願の上記電界効果トランジスタ、トライオード及び論理積ゲート回路などの機能要素のもとに適合的に設けられたものである。本出願では、回路における各位置に抵抗、容量が設けられるか否か、及び設けられる抵抗、容量の大きさや規格について限定されないが、実際な適用では,具体的な回路需要及び機能要素の作動パラメータに応じて適合的な設置や調整を行うことができる。
【0072】
本出願の上記各実施例では、データ伝送装置に設けられるマイクロコントローラから見ると、マイクロコントローラが電源からデータ伝送モジュールへの急速給電をどのように制御して、データ伝送モジュールが迅速に受電して起動されるのを説明した。しかし、データ伝送モジュールの自体は、データ伝送装置に電子デバイスが接続されない場合でも、受電した後、初期化及び関連する通信設定フローを開始させ、マイクロコントローラと合わせて協同的に急速な起動を実現することによって、データ伝送装置と電子デバイスが接続された後、データ伝送装置が、電子デバイスから伝送されるデータを表示手段に伝送し、例えば電子デバイスの表示画面を表示手段に投写することができる。
【0073】
具体的に、
図17は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の制御方法のフロー模式図である。
図17に示すような方法の実行主体は、データ伝送装置のデータ伝送モジュールであってもよく、または、データ伝送モジュールのプロセッサ、例えば中央プロセッサ(central processing unit,単にCPUと呼ばれる)、システムレベルチップ(System on Chip,単にSoCと呼ばれる)などであってもよい。
図17に示すような方法は、
図8に示すようなS103または
図9に示すようなS204の後、マイクロコントローラにより電源からデータ伝送モジュールへの給電を制御した後、データ伝送モジュールにより実行されてもよい。具体的に、この方法は、以下のステップを含む。
S301は、データ伝送モジュールが、パワーオンされた後、通信設定を実行することである。
具体的に、
図4に示すような実施例のデータ伝送装置3を例に挙げると、データ伝送装置3のうちマイクロコントローラ34が電源33からデータ伝送モジュール32への給電を制御した後、データ伝送モジュール32がパワーオンされ、自体の初期化設定及び関連する通信設定を行う。ここで、前記通信設定には、データ伝送モジュール32による通信インタフェース31の通信設定及び/又はデータ伝送モジュール32による表示手段4とのデータ通信ための通信設定が含まれる。例えば、通信インタフェース31がUSBインタフェースである場合、データ伝送モジュール32は、USB通信プロトコルに従ってUSBインタフェースに対する通信設定を実行する必要がある。データ伝送モジュール32は、Wi-Fiを介して表示手段4に表示画面を投写する場合、Wi-Fiプロトコルに従うデータ伝送モジュール32の通信設定を実行する必要がある。
【0074】
S302は、データ伝送モジュールが、通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、ストリームメディアデータを符号化することである。ストリームメディアデータにはビデオストリーミングデータおよびオーディオストリーミングデータが含まれるが、これらに限定されない。
【0075】
次に、データ伝送モジュール32は、通信に関する設定を完成させた後、電子デバイス1の送信される当該電子デバイス1の表示画面に対応するストリームメディアデータを通信インタフェース31から受信し、ストリームメディアデータを符号化することができる。符号化の作用は、ストリームメディアデータをデータ伝送モジュール32と表示手段4との間の通信プロトコルに適合させることである。例えば、データ伝送モジュール32と表示手段4との間でWi-Fiによって通信する場合、S302でデータ伝送モジュール32がストリームメディアデータをWi-Fiプロトコルに従って符号化し、その次には、符号化されたストリームメディアデータをWi-Fiによって表示手段4に送信することができる。
【0076】
データ伝送モジュール32がS301で通信設定を完成させる前に、使用者がすでに電子デバイス1とデータ伝送装置3との間を接続ケーブル2で接続しておいた場合、データ伝送モジュールが、S301で通信設定を完成させた後、S302で電子デバイス1からのストリームメディアデータを通信インタフェースから受信し符号化する。データ伝送モジュール32がS301で通信設定を完成させた後、使用者がまだデータ伝送装置3と電子デバイス1を接続していない場合、データ伝送モジュール32が通信インタフェース31からストリームメディアデータを一時的に受信できない。使用者が電子デバイス1とデータ伝送装置3を接続ケーブル2で接続した後、データ伝送モジュール32がS302の実行を開始し、電子デバイス1からのストリームメディアデータを通信インタフェースから受信し符号化することができる。次に、符号化されたストリームメディアデータを表示手段4に送信する。
【0077】
そこで、本実施例では、データ伝送装置3のデータ伝送モジュール32が電源33からの電力を取得した後、データ伝送装置3が現在電子デバイス1に接続されていなくても、関連する通信の設定フローを先に行うことができ、使用者が接続ケーブル2でデータ伝送装置3を電子デバイス1に接続した後、データ伝送装置3が電子デバイス1により伝送される表示画面に対応するストリームメディアデータを受信でき、符号化などの後続処理を実行でき、データ伝送モジュール32の応答速度及び伝送効率を向上している。データ伝送装置3は、電子デバイス1に挿入された後、短時間で直ちに電子デバイス1の表示画面のストリームメディアデータを処理して表示手段4に投写するという直感を使用者に与え、「プラグアンドプレイ」という使用者体験が得られ、作動効率が向上される。
【0078】
S303は、データ伝送モジュールが、S302で符号化されたストリームメディアデータを表示手段に送信して表示することである。または、データ伝送モジュールは、使用者による入力される開始指令を受信した後、ストリームメディアデータを表示手段に送信する。
【0079】
次に、S303では、データ伝送モジュール32が、S302で符号化されるストリームメディアデータを設定されておいた通信方式で表示手段4に送信して表示することができる。または、データ伝送モジュール32は、使用者による入力される指令を受信すると、S303を実行して符号化されたストリームメディアデータを設定されておいた通信方式で表示手段4に送信して表示する。ストリームメディアデータは、電子デバイス1の画面と表示手段4の画面が基本的に同期するようにリアルタイムに受信されるビデオストリーミングデータであってもよい。
【0080】
選択的に、データ伝送モジュールは、S303でストリームメディアデータを表示手段4に送信するとき、データ伝送指令(本明細書において画面共有指令を例とする)を表示手段4に同期送信して、表示手段4がデータ伝送指令(本明細書において画面共有指令を例とする)を受信した後、受信されたデータ伝送モジュールからのストリームメディアデータを処理して表示するようにする。画面共有指令とは、表示手段が復号化などの処理及び表示を行うことを意味する。例えば、データ伝送中では、使用者がデータ伝送装置3に停止指令(例えば、使用者がデータ伝送装置の停止ボタンを押した)を入力し、データ伝送装置3が表示手段4への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段4が受信されたストリームメディアデータを表示しないように指示するための停止伝送指令(本明細書において画面共有停止指令を例とする)を表示手段4に送信し、表示手段4がデータ伝送装置3から伝送してくるストリームメディアデータによって生成される表示画面の表示を停止することになる。
【0081】
選択的に、
図18は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。
図18に示すようなデータ伝送装置3は、
図4に示すような実施例において、データ伝送装置3の表面に設けられ、データ伝送装置3内にデータ伝送モジュール32と接続される押しボタン38をさらに含む。使用者は、押しボタン38の押下によって、データ伝送モジュール32に開始指令を発することができる。データ伝送モジュール32は、この開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータを表示手段4に送信する。
【0082】
より具体的に、
図19は、本出願のいくつかの実施例に係るデータ伝送モジュールがデータ伝送装置の制御方法を実行するときの状態模式図である。データ伝送モジュールのSoCを実行主体として、データ伝送モジュールがパワーオンされてからデータ伝送ときまで行われる詳細的な操作を説明する。
【0083】
図19に示すように、通信インタフェースがUSB
Type-Cインタフェースで、データ伝送モジュールと表示手段とがWi-Fiによるデータ通信を行うことを例として、データ伝送モジュール32が電源33により給電された後、まずSoCの初期化操作を行う。初期化操作は、SOC UBootロード、SoC Linux(登録商標)カーネルロード及びType-Cドライブロードなどを含むが、これらに限定されない。SoCの自体の初期化が完成した後、通信インタフェース(USBインタフェース)の設定及びデータ通信(Wi-Fi)の設定を行い、
図19の左側の矢印に示すUSBインタフェースの設定と右側の矢印に示すWi-Fiの設定は、SoCにより同時に実行されてもよいし、順次実行されてもよいが、実行順序は特に限定されない。Wi-Fiの設定過程は、Wi-Fiドライブをロードし、Wi-Fiが所定のアカウントとパスワードによって表示手段に対応するWi-Fiホットポイントに接続され、ホットポイントに接続された後、対応するネットワークポートを確立し、SoCが表示手段4との間でWi-Fiを介してデータ通信することができるステップを含む。USBインタフェースの設定過程は、イメージファイル(image file)をロードし、USB gadget storageの準備ができたステップを含む。
【0084】
次に、SoCが上記初期化フローの実行が終了するとともにデータ伝送装置32と電子デバイス1が接続された後、USB機器(データ伝送装置32)が電子デバイス1により識別されると、SoCが、USBインタフェースを介して電子デバイス1から送信されるストリームメディアデータを受信でき、設定しておいたWi-Fiプロトコルパラメータに従ってストリームメディアデータを符号化した後、使用者が押しボタンを押すことを待つ。SoCが使用者による押しボタンの押下によって発する開始指令を受信し、予めネットワークポートを確立し、符号化されたストリームメディアデータを表示手段4に送信するとともに、画面共有指令を表示手段4にも送信する。そして、表示手段4は、受信されたストリームメディアデータを処理(例えば、復号化)してから表示する。
【0085】
なお、選択的に、データ伝送モジュール32がストリームメディアデータ表示手段4に送信した後には、データ伝送モジュール32が、使用者により入力される停止指令を受信した後、表示手段4への画面共有指令の送信を停止するとともに、データ伝送モジュール32自体も表示手段へのストリームメディアデータの継続送信を停止し、ここでは、使用者による停止指令の入力は、押しボタン38の再度押下であってもよい。
【0086】
他の一実施形態では、
図20は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36に接続され、制御スイッチ36に第2のON信号送信するのほかに、外部電源検出モジュール37が、マイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32に接続され、通信インタフェース31への外部電源の投入があるか否かを検出し、検出結果に応じて、コントローラ34及び/又はデータ伝送モジュール32に、対応する指示信号(例えば、Hレベル信号が通信インタフェース31への外部電源の投入があることを示し、Lレベル信号が通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを示し、または、Lレベル信号が通信インタフェース31への外部電源の投入があることを示し、Hレベル信号が通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを示すなど)を送信してもよい。可以理解,外部電源検出モジュール37がデータ伝送モジュール32に接続されなくマイクロコントローラ34に接続され、外部電源検出モジュール37がマイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32のともに接続される場合、データ伝送モジュール32が、通信インタフェース31への外部電源の投入があるか否かを検出し、表示手段にストリームメディアデータを送信するか否かを判断すると理解すべきである。
【0087】
具体的に、外部電源検出モジュール37の実際の適用では、1つのシーンにおいて、データ伝送モジュール32が、ストリームメディアデータを表示手段4に送信した後、データ伝送装置3に設けられるデータ伝送モジュール32と接続した外部電源検出モジュール37から送信される指示信号によって、通信インタフェース31からの外部電源の切断があるか否かを検出し、データ伝送モジュール32が、外部電源検出モジュール37の送信される、外部電源が切断したことを示す指示信号を受信する場合、データ伝送モジュール32が、表示手段4への画面共有指令の送信を停止するとともに、データ伝送モジュール32自体も表示手段4へのストリームメディアデータの継続送信を停止するようにしてもよい。他の1つのシーンにおいて、マイクロコントローラ34は、外部電源検出モジュール37の送信される、外部電源が切断したことを示す指示信号を受信する場合、タイマを起動し、その次に、タイマが計時される所定時間(例えば60秒)内に外部電源検出モジュール37の送信される、通信インタフェース31への外部電源の投入を示す指示信号を受信しない場合、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36に制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第1のOFF信号)を送信し、このとき、外部電源検出モジュール37が制御スイッチ36にも制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第2のOFF信号)を送信するため、制御スイッチ36をオフに制御し、マイクロコントローラ34が待機状態となり、タイマが計時される所定時間(例えば60秒)内に外部電源検出モジュール37の送信される、通信インタフェース31への外部電源の投入を示す指示信号を受信する場合、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36に制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第1のON信号)を継続送信し、このとき、外部電源検出モジュール37が制御スイッチ36に制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第2のOFF信号)を送信するため、制御スイッチ36をオフに制御するようにしてもよい。
【0088】
図21は、本出願の一実施例に係る外部電源検出モジュールの一部回路の構成模式図である。
図21に示すような外部電源検出モジュール37は、
図16に示すような一部回路において、抵抗R28(第1の抵抗と記する)と、抵抗R84(第4の抵抗と記する)と、抵抗R101(第2の抵抗と記する)と、抵抗R100(第3の抵抗と記する)と、をさらに含む。外部電源検出モジュール37は、
図16に示すような構成において、制御スイッチ36の回路と合わせるために、接続される外部電源VBUSの後段に反転処理用のトライオードが設けられたが、外部電源検出モジュール37にはマイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32との接続のためのトライオードが設けられる必要がないと理解すべきである。
【0089】
具体的に、
図21に示すような外部電源検出モジュール37の一部回路では、通信インタフェース31へ投入される電源をVBUSと記すると、VBUSが抵抗R28と抵抗R84を介して接地され、VBUSがさらに抵抗R28とR100を介してデータ伝送モジュール32のUSB0_DETピンに接続され、データ伝送モジュールが、USB0_DETピンのレベル値に基づいて、データ伝送装置3の通信インタフェースに外部電源VBUSが投入されたか否かを特定することができる。VBUSがさらに抵抗R28と抵抗R101を介してマイクロコントローラ34のMCU_DETピンに接続され、マイクロコントローラ34が、MCU_DETピンのレベル値に基づいて、データ伝送装置3の通信インタフェースに外部電源VBUSが投入されたか否かを特定することができる。
【0090】
例えば、通信インタフェース31に外部電源が投入された場合、VBUSがHレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がUSB0_DETピンによってデータ伝送モジュール32へ伝送されるものもHレベルとなり、このHレベル信号が、通信インタフェース31に外部電源が投入されたことを示す指示信号と見なされ、データ伝送モジュール32が、Hレベルの指示信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が接続されたことを特定することができ、通信インタフェース31に外部電源が接続されていない場合、VBUSがLレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がUSB0_DETピンによってデータ伝送モジュール32へ伝送されるものもLレベルとなり、このLレベル信号が、通信インタフェースに外部電源が投入されていないことを示す指示信号と見なされ、データ伝送モジュール32が、Lレベルの指示信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が投入されていないことを特定することができる。また、例えば、通信インタフェースに外部電源が投入された場合、VBUSがHレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がMCU_DETピンによってマイクロコントローラ34へ伝送されるものもHレベルとなり、このHレベル信号が、通信インタフェース31に外部電源が投入されたことを示す指示信号と見なされ、マイクロコントローラ34が、Hレベルの指示信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が接続されたことを特定することができ、通信インタフェース31に外部電源が接続されていない場合、VBUSがLレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がMCU_DETピンによってマイクロコントローラ34へ伝送されるものもLレベルとなり、このLレベル信号が、通信インタフェース31に外部電源が投入されていないことを示す指示信号と見なされ、マイクロコントローラ34が、外部電源OFF信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が投入されていないことを特定することができる。
【0091】
選択的に、回路安全の観点から見て、
図21に示すような抵抗R28、R84、R100、及びR101がいずれも回路の信頼性を確保するためのものである。最も簡単的な実施形態では、
図21に示すような投入検出回路は、抵抗が設けられなくてもよいし、設けられた抵抗の抵抗値が0であってもよい。これによって、マイクロコントローラ34のMCU_DETピンとデータ伝送モジュール32のUSB0_DETピンは、外部電源VBUSに直接接続されて、より直接的な検出を実現している。
【0092】
以上より、本実施例に係るデータ伝送装置の制御方法では、ストリームメディアデータが、実行主体としてのデータ伝送モジュールから表示手段に送信されて表示された後、使用者の停止指令に応じて、または外部電源検出モジュールが通信インタフェースから外部電源の切断を検出したことに応じて、データ伝送モジュールが、直ちに表示手段への画面共有指令の送信を停止して、表示手段が電子デバイスの表示画面を継続に表示することはないようにする。実際に使用される場合、使用者が電子デバイスとデータ伝送装置を接続した後、現在の電子デバイスの表示される画面が表示手段に不適切に投写して表示されることが見つかったとき、停止指令を送信する、またはデータ伝送装置を電子デバイスから直接抜け出すことで、表示手段に該データ伝送装置の送信されるストリームメディアデータを表示しなくなる。これによって、使用者による接続切断指令、動作に対するデータ伝送装置の応答速度を向上し、データ伝送装置の応答速度とデータ伝送効率を向上し、使用者のプライバシーをある程度保護することもでき、使用者が誤ってプライバシー情報を画面に表示するとき、その表示を早速阻止することができ、さらにはデータ伝送装置の使用者体験を向上する。
【0093】
選択的に、本出願の実施例に係るデータ伝送装置3では、データ伝送装置3の移動を検出した場合、マイクロコントローラ34が、電源33からデータ伝送モジュール32に給電するように制御する。しかしながら、いくつかの適用シーンでは、データ伝送装置3の移動は、使用者がデータ伝送装置3を使用してデータ伝送を行いたいのではなく、使用者が不用意にデータ伝送装置3に触れたか、またはデータ伝送装置3を移動したいだけで、その後データ伝送装置3と電子デバイス1とを接続することもない。このとき、内部電源33がデータ伝送モジュール32に常時給電し続ければ、電源33の電力を無駄にしてしまう。そこで、本出願の実施例は、この技術的問題に対して二重節電保護メカニズムをさらに提供する。本出願の実施例では、まず、振動センサ35またはマイクロコントローラ34に設けられる加速度閾値(詳細は閾値の実施例の設定方式を参照)を設定しており、比較結果によって、マイクロコントローラ34が、ON信号を制御スイッチ36に送信するか否かを判定し、加速度閾値の設定によって、部分的な微小振動や無効振動信号をフィルタリングすることができ、マイクロコントローラ34から制御スイッチ36にON信号を送信して電源33からデータ伝送モジュール32に給電することで電力を無駄にすることを避ける。しかし、振動センサ35による検出データの加速度値の一部が所定の加速度閾値を超える場合であっても、必ずしも使用者がデータ伝送装置3を使用したいとは限らない。そのため、電源33の電力の無駄をさらに減らすために、マイクロコントローラ34は、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路が導通された後、さらに、以下のステップを含む。
【0094】
マイクロコントローラ34が振動センサ35の検出データまたは割り込み信号を受信してからの第1の所定時間(例えば、60秒、この時間が使用者によるデータ伝送装置3と電子デバイス1との接続に十分な時間である)で、外部電源検出モジュール37から送信される、通信インタフェース31への外部電源の投入があることを示す指示信号を受信した場合、マイクロコントローラ34が、制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第1のON信号)を制御スイッチ36に継続送信し、このとき、外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第2のOFF信号)を制御スイッチ36に送信するため、制御スイッチ36をオフに制御し、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を遮断に制御するステップと、マイクロコントローラ34が振動センサ35の検出データ或割り込み信号を受信してからの第1の所定時間で、外部電源検出モジュール37から送信される、通信インタフェース31への外部電源接入の投入があることを示す指示信号を受信していない場合、該第1の所定時間を経過した後に、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第1のOFF信号)を制御スイッチ36に送信し、このとき、外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第2のON信号)を制御スイッチ36に送信するため、制御スイッチ36をオフに制御し、制御内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を遮断に制御する。
【0095】
具体的に、このステップの実行主体は、マイクロコントローラ34であってもよく、データ伝送装置3が移動されたと判定した後、
図15に示すようなマイクロコントローラ34のSTM32_1108_IOピンをLレベル信号にすることで第1のON信号を送信して、制御スイッチ36をオンに制御し、内部電源33から制御スイッチ36を介してデータ伝送モジュール32に給電するとともにマイクロコントローラ34が1つの第1の所定時間(例えば60秒)のタイマを起動することができる。制御スイッチ36をオンに制御した後、マイクロコントローラ34が通信インタフェース31への外部電源の投入があるかいなかを検出する。選択的に、マイクロコントローラ34は、例えば
図21の外部電源検出モジュール37の出力される指示信号、即ちMCU_DETピンのレベルによって通信インタフェース31への外部電源の投入があるかいなかを判定することができる。タイマによる60秒の計時が終了する前に、指示信号によって外部電源の投入があると判定された場合、計時が終了し、マイクロコントローラ34がSTM32_1108_IOピンをLレベル信号(制御スイッチ36をオンする)にするように保持する。タイマによる60秒の計時が終了した後、指示信号によってこの60秒で外部電源の投入がなかったと判定された場合、60秒の計時が終了した後、マイクロコントローラ34は、STM32_1108_IOピンをHレベル信号にすることで第1のOFF信号(制御スイッチ36をオフする)を送信するように調整して、制御スイッチ36をオフに制御して、電源が60秒以降、データ伝送モジュール32に給電し続ける必要がないため、データ伝送装置の使用者以外のデータ伝送装置3への誤接触による移動に起因する電源33からデータ伝送モジュール32への持続給電を起こさないことが確保され、電源の消耗が低減され、マイクロコントローラ34がデータ伝送装置の制御時の完備性が向上される。
【0096】
なお、本出願の他の一実施例では、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続された後、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第1のON信号)を制御スイッチ36に継続送信でき、このとき、外部電源検出モジュール37が制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第2のOFF信号)を制御スイッチ36に送信するため、制御スイッチ36をオフに制御し、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を遮断するように制御する。その後、またデータ伝送装置3が使用者により抜け出された場合、マイクロコントローラ34が、制御スイッチ36をオフするための信号(即ち、上記第1のOFF信号)を制御スイッチ36に送信することではなく、タイマによる1つの第2の所定時間(例えば、60秒)の計時を起動し、計時の終了前に、制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第1のON信号)を継続送信し、外部電源検出モジュール37が制御スイッチ36をオンするための信号(即ち、上記第2のON信号)を制御スイッチ36に送信するため、制御スイッチ36をオンに制御し、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通に復帰させる。このように、データ伝送装置3が抜け出されても、タイマによる該第2の所定時間の計時が終了する前に、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されたら、制御スイッチ36がオンするため、電源33からデータ伝送モジュール32に給電して、データ伝送モジュール32が作動状態となり、データ伝送装置3が抜け出された直後に外部電源が切り離されてパワーオフすることがないため、データ伝送装置3に対して、使用者が1つの電子デバイス1が抜け出されて次の電子デバイス1が挿入されると、データ伝送を迅速に行うことができ、作動効率が向上する。
【0097】
選択的に、上記実施例では、マイクロコントローラ34が制御スイッチ36をオンに制御した後、振動センサ35がデータ伝送装置3の移動を検出していない場合、マイクロコントローラ24が待機モードとなることができ、その後、振動センサ35がデータ伝送装置の移動を検出した場合、マイクロコントローラ34に割り込み信号を送信することでマイクロコントローラ34をウェクアップさせ、マイクロコントローラ34を作動状態に戻すと、すぐにSTM32_1108_IOピンをLレベル信号にして、所定時間のタイマを起動し、外部電源の投入があるか否かを検出することができる。
【0098】
例えば、
図22は、本出願のいくつかの実施例に係るマイクロコントローラがデータ伝送装置の制御方法を実行する時の状態模式図である。マイクロコントローラ34がデータ伝送装置3に設けられるMCUを例として、MCUがパワーオン(例えば、データ伝送装置3の出荷時のパワーオン)して作動された後、加速度閾値の設定を含むMCUの初期化設定を実行する。MCUは、上記起動作動の完成後、STM32_1108_IOピンをLレベル信号にして、データ伝送装置3の通信インタフェースへの外部電源の投入がないことを検出した場合、60秒の計時が開始するようにタイマを始動される。タイマによる60秒で、MCUが通信インタフェースへの外部電源の投入があるか否かを継続検出し、60秒で外部電源の投入があることを検出した場合、MCUがSTM32_1108_IOピンをLレベル信号にするように保持し、60秒で外部電源の投入があることを検出していない場合、MCUが、STM32_1108_IOピンをHレベル信号にして待機状態となる。振動センサ35が次にデータ伝送装置の動きを検出する(即ち、リアルタイム加速度値が所定の加速度閾値を超える)まで、MCUに割り込み信号を送信して、MCUが待機終了して作動状態に切り替えられ、割り込み信号に基づいてSTM32_1108_IOピンをLレベル信号にして、次には上記の60秒のタイマの始動過程を繰り返して循環させていく。
【0099】
所定時間でデータ伝送装置3が電子デバイス1に接続された後、MCUが、STM32_1108_IOピンをLレベル信号にして制御スイッチ36をオンし、このとき、外部電源検出モジュール37が制御スイッチ36へ送信されるVBS_CL信号がLレベル信号になって制御スイッチ36をオフするため、制御スイッチ36をオフに制御し、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を遮断するように制御する。その後、使用者がまたデータ伝送装置3を抜け出した場合、マイクロコントローラ34が、制御スイッチ36に対しLレベル信号に保持して制御スイッチ36をオンし、外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36へ送信されるVBS_CL信号がHレベル信号となって制御スイッチ36をオンするため、制御スイッチ36をオンに制御し、内部電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通に戻す。このように、データ伝送装置3が抜け出されてもデータ伝送モジュール32が継続作動状態となり、データ伝送装置3が抜け出された後外部電源喪失によって電力低減しないことによって、データ伝送装置3に対して次の電子デバイス1が挿入されると、データ伝送を迅速に行うことができ、作動効率が向上する。
【0100】
選択的に、本出願の実施例は、同一のデータ伝送装置と異なる電子デバイスとの接続関係の切り替えに適用されるデータ伝送装置の制御方法が提供される。実行主体はマイクロコントローラであってもよい。マイクロコントローラは、
図21に示すような外部電源検出モジュールのMCU_DETピンによって、通信インタフェースへの外部電源の接続があるか否かを検出し、通信インタフェースからの外部電源の切断を検出した後、内部電源からデータ伝送モジュールへの給電を制御して、データ伝送モジュールが表示手段との無線接続を保持するようにする。その後、使用者が他の電子デバイスをデータ伝送装置に接続された場合、データ伝送モジュールが、初期化及び関連する通信設定のステップを再び実行することなく、現在の電子デバイスから伝送されるストリームメディアデータを表示手段に送信でき、データ伝送装置の異なる電子デバイスとの接続の切り替えの過程で、切り替え後の電子デバイスがデータ伝送装置の使用にかかる準備時間が低減され、使用者が切り替え後の電子デバイスをデータ伝送装置に接続した後表示手段において投写された表示画面を見るまでの待ち時間が短縮され、データ伝送装置のデータ伝送効率がさらに向上され、使用者体験が向上される。
【0101】
一実施形態では、外部電源検出モジュール37がマイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32のいずれかにのみ接続されるとともに、マイクロコントローラ34とデータ伝送モジュール32との間に通信接続(例えば、I2C、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter,汎用非同期送受信機)やGPIO(General-purpose input/output,汎用入出力)などによる接続方式)が存在する。例えば、
図23は、本出願に係るデータ伝送装置一実施例の適用シーンのブロック模式図である。それに設けられる外部電源検出モジュール37が、通信インタフェース31とデータ伝送モジュール32に接続され、データ伝送モジュール32が外部電源検出モジュール37の指示信号によって通信インタフェース31への外部電源の接続があるか否かを判定でき、例えば、
図21に示すUSB_DETピンによって通信インタフェースに電源VBUSが外接されるか否かを判定し、判定結果をマイクロコントローラ34に送信する。
図24は、本出願に係るデータ伝送装置一実施例の適用シーンのブロック模式図である。それに設けられる外部電源検出モジュール37が通信インタフェース31とマイクロコントローラ34に接続され、マイクロコントローラ34が外部電源検出モジュール37の指示信号によって通信インタフェース31への外部電源の接続があるか否かを判定し、例えば、
図21に示すMCU_DETピンによって、通信インタフェースに電源VBUSが外接されるか否かを判定し、判定結果をデータ伝送モジュール32に送信する。
【0102】
本出願は、他の一実施例を提供する。
図25は、本出願の一実施例に係るデータ伝送方法のフロー模式図である。具体的に、
図4、
図7、
図15、
図16、
図21の実施例では、データ伝送方法が提供される。
図25に示すようなデータ伝送方法は、以下のステップを含む。
【0103】
ステップS401は、MCUが、センサから送信される情報を受信することである。
【0104】
センサから送信される情報が、検出データ或割り込み信号であってもよい。該MCUは、マイクロコントローラ、マイクロ制御手段などとも呼ばれる。
【0105】
本実施例は、振動センサ35がMCUへ検出データを送信することを例として、該検出データに振動センサ35自体の加速度値が含まれ、MCUが加速度閾値を予め記憶し、MCUが、該検出データに含まれる加速度値と予め記憶される加速度閾値の比較結果に基づいて、データ伝送装置3が移動されるか否かを判断する。
【0106】
本実施例では、振動センサ35が、加速度センサであってもよい。加速度センサが、データ伝送装置3の動き状態をリアルタイムに検出し、6方向の加速度データ(例えばある実施例において検出された加速度データが0mg、200mg、100mg、150mg、0mg、400mgである)を生成する。MCUは、一定の時間ごとに、振動センサ35との間の通信によって振動センサ35でリアルタイムに検出された検出データを取得してもよいし、振動センサ35は、一定の時間ごとに、MCUへリアルタイムに検出された検出データを送信してもよい。
【0107】
選択的に、本実施例に係るデータ伝送装置3に内蔵される電源33は、MCUに給電することに用いられてもよい。一実施例では、MCUは、第1の消費電力作動状態と第2の消費電力作動状態という2つの消費電力作動状態が設定されている。ここで、MCUが、検出データまたは割り込み信号を受信する前に、データ伝送装置3に内蔵される電源33の給電によって第1の消費電力作動状態となり、MCUが、検出データ(その加速度値が所定の加速度閾値を超える)または割り込み信号を受信した後、第2の消費電力作動状態となる。第2の消費電力作動状態よりも、第1の消費電力作動状態でMCUの消費電力が低くなるように設定され、具体的に、第1の消費電力作動状態が低消費電力作動状態で、第2の消費電力作動状態が高消費電力作動状態であってもよい。MCUは、低消費電力作動状態を持つデバイスを選択することができる。MCUは、待機状態であるとき、低消費電力状態に維持され、その作動電流がuAレベルに制限され、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されないときMCUによる電源33の電力消耗をできるだけ低減する。
【0108】
ステップS402は、MCUが、データ伝送装置3が移動されたことを検出した場合、制御スイッチ36をオンするための第1のON信号を、論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに送信することである。
【0109】
具体的に、MCUが、振動センサ35から受信された振動センサ35自体の加速度値が加速度閾値を超えるか否かを判断する。「YES」の場合、データ伝送装置3の移動が発生したことを示し、「NO」の場合、データ伝送装置3の移動が発生していないことを示し、静止状態である可能性がある。例えば、MCUは、加速度閾値350mgが予め設定されており、MCUにより取得される6方向の加速度値が(0mg、200mg、100mg、150mg、0mg、400mg)である場合は、データ伝送装置3の移動が発生したことを示し、MCUのSTM32_1108_IOピンから論理積ゲート回路D36の1つの入力ピン(
図15に示すような論理積ゲート回路D36の下方のダイオードのカソード)に第1のON信号を送信する。
【0110】
本実施例では、第1のON信号が、制御スイッチ36をオンするためのものである。この第1のON信号がLレベル信号であってもよい。具体的に、制御スイッチ36をオンするための該第1のON信号が、MCUのSTM32_1108_IOピンから出力されるLレベル信号である。なお、MCUから出力される信号がLレベル信号となり、トライオードQM2により反転処理された後、論理積ゲート回路D36の1つのピンに至るレベル信号がHレベルのMCU_CL信号となる。第1のON信号がHレベル信号であるかLレベル信号であるかは、回路の実際状況に応じて設定されてもよい。例えば、他の実施例では、MCUから出力される制御スイッチ36をオンするための信号が論理積ゲート回路D36の1つのピンを直接制御してもよい。
【0111】
他の実施例では、MCUは、振動センサ35から送信される割り込み信号を受信した場合、データ伝送装置3が移動されたと判定する。
【0112】
MCUによりデータ伝送装置3が移動されたと判定した後、MCUのタイマは、所定時間(例えば60秒)の計時を開始する。
【0113】
ステップS403は、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを検出した場合、外部電源検出モジュール37は、第2のON信号を論理積ゲート回路D36のもう1つの入力ピンに送信することである。
【0114】
図面を参照して、この第2のON信号が制御スイッチ36をオンするための信号である。該第2のON信号がHレベル信号であってもよい。具体的に、外部電源検出モジュール37が、論理積ゲート回路D36のもう1つのピン(
図15に示すような論理積ゲート回路D36における上方のダイオードのカソード)に接続され、通信インタフェース31への外部電源の投入があるか否かを検出し、外部電源の投入がないことを検出された場合、外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36をオンするためのHレベル信号を論理積ゲート回路D36のこの入力ピンに送信し、具体的に、制御スイッチ36をオンするためのHレベルのVBS_CL信号を論理積ゲート回路D36の上方のダイオードのカソードに送信する。
【0115】
ステップS404は、論理積ゲート回路D36が、第1のON信号と第2のON信号に基づいて、制御スイッチ36をオンするように制御信号を制御スイッチ36に送信して、データ伝送装置3の電源33とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路を導通することである。
【0116】
具体的に、
図15に示すように、論理積ゲート回路D36の2つの入力ピンの第2のON信号と第1のON信号が、それぞれVBS_CL信号とMCU_CL信号であり、「VBS_CL」信号がHレベル信号であり、「MCU_CL」信号がHレベル信号であり、論理積ゲート回路D36の2つのダイオードがともにオフし、内部電源VBATのHレベル信号が抵抗RM8と抵抗RM11を介してトライオードQM3をオンさせ、最終的に制御スイッチ36である電界効果トランジスタQ4のゲートGに入力される信号がLレベル信号(ゲートGが抵抗RM9とトライオードQM3を介して接地される)であり、電界効果トランジスタQ4がオンし、ソースSとドレインDとの間が導通し、内部電源(電源33)が電界効果トランジスタQ4を介してデータ伝送モジュール32に給電する。
【0117】
データ伝送装置3に内蔵される電源33からデータ伝送モジュール32に給電し、データ伝送モジュール32が起動され、関連する通信設定、例えばデータ伝送モジュール32と通信インタフェースとの通信ための通信設定及び/又はデータ伝送モジュール32と表示手段4とのデータ通信ための通信設定を実行する。例えば、Wi-Fi通信環境で、データ伝送モジュール32がWi-Fiモジュールであってもよく、データ伝送モジュール32が、表示手段4のWi-Fiモジュールとの通信リンクの確立を完成することができる。表示手段4のWi-Fiモジュールも外部機器である。Wi-Fiモジュールが表示手段4に内蔵される場合、表示手段との通信リンクを確立することは、表示手段4との間で直接通信リンクを確立してもよいし、表示手段4が外部のWi-Fiモジュールを介して通信する場合、先に該外部のWi-Fiモジュールと通信リンクを確立し、該外部のWi-Fiモジュールが、表示手段4が作動状態であるとき通信リンクを確立してもよい。
【0118】
データ伝送装置3が電子デバイス1に接続される前に、データ伝送モジュール32が表示手段4との通信リンクの確立をすでに完成しており、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続された場合、電子デバイス1により伝送しようとするデータが、データ伝送装置3により直接処理され、表示手段4側に送信して表示されることによって、データ伝送装置3が電子デバイス1に接続されてはじめて通信リンクの配置を実行することを回避し、使用者がデータ伝送装置3を使用するときの待ち時間が短縮され、プラグアンドプレイを実現できるため、データ伝送装置の応答速度と作動効率が向上する。
【0119】
上記実施例のステップS401-S404に基づいて、使用者がデータ伝送装置3をピックアップ或移動して、電子デバイス1の通信インタフェースへデータ伝送装置3の通信インタフェース31を挿入する準備を行う可能な適用シーンがさらに提供される。電子デバイス1の通信インタフェースが、例えば電子デバイス1のUSBインタフェースまたはTYPE-Cインタフェースであるが、本出願の実施例ではこれが限定されない。なお、電子デバイス1のUSBインタフェースまたはTYPE-Cインタフェースは、一般的に電源ピンが設定されており、これに挿入される電子デバイスに電源を提供する。
【0120】
ステップS405は、外部電源検出モジュール37は、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入を検出した後、制御スイッチ36をオフするための第2のOFF信号を論理積ゲート回路D36の他の1つの入力ピンに送信することである。
【0121】
具体的に、第2のOFF信号がLレベル信号であってもよい。図面を参照すると、外部電源検出モジュール37が、制御スイッチ36をオフするためのLレベルのVBS_CL信号を論理積ゲート回路D36の上方のダイオードのカソードに送信する。
【0122】
ステップS406は、上記所定時間で、外部電源検出モジュール37が、データ伝送装置3の通信インタフェース31への外部電源の投入を検出した後、外部電源が投入されたことを示す信号をMCUに送信し、MCUが、制御スイッチ36をオンするための第1のON信号を論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに送信するままである。このとき、MCUは、依然として、制御スイッチ36をオンするための第1のON信号を論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに継続送信すると理解すべきである。
【0123】
なお、上記所定時間は、MCUによりデータ伝送装置3の移動を判定した後MCUのタイマが所定時間の計時を開始する。具体的に、
図21に示すように、通信インタフェース31に外部電源が投入された場合、VBUSがHレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がMCUのMCU_DETピンに伝送されるものもHレベルとなり、このHレベル信号が、通信インタフェース31に外部電源が投入されたことを示す指示信号と見なされ、MCUが、このHレベルの指示信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が接続されたことを特定することができ、通信インタフェース31に外部電源が接続されていない場合、VBUSがLレベルとなり、このとき、外部電源検出モジュール37がMCUのMCU_DETピンに伝送されるものもLレベル(MCU_DETピンが抵抗R101と抵抗R84を介して接地される)となり、このLレベル信号が、通信インタフェース31に外部電源が投入されないことを示す指示信号と見なされ、MCUが、このLレベルの指示信号に基づいて通信インタフェース31に外部電源が接続されていないことを特定することができる。
【0124】
上記所定時間で、MCUが、外部電源検出モジュール37から送信されるHレベル信号に基づいて、通信インタフェース31に外部電源が投入されたと判定した場合、MCUが、前記所定時間の計時を中止するとともに、制御スイッチ36をオンするための信号を論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに送信するままであり、このとき、「MCU_CL」信号がHレベル信号のままである。
【0125】
ステップS407は、論理積ゲート回路D36が、第1のON信号と第2のOFF信号に基づいて、制御スイッチ36をオフするように制御信号を制御スイッチ36に送信することである。
【0126】
具体的に、
図15に示すように、論理積ゲート回路D36の2つの入力ピンの第2のOFF信号と第1のON信号が、それぞれVBS_CL信号とMCU_CL信号であり、「VBS_CL」信号がLレベル信号であり、「MCU_CL」信号がHレベル信号のままであり、論理積ゲート回路D36の上方のダイオードがオンするが下方のダイオードがオフし、論理積ゲート回路D36がLレベル信号を出力し、このLレベル信号が抵抗RM11を介してトライオードQM3をオフに制御し、内部電源VBATが抵抗RM7とRM9を介して電界効果トランジスタQ4のゲートGの信号をHレベル信号にして、電界効果トランジスタQ4がオフし、ソースSとドレインDとの間が遮断する。
【0127】
制御スイッチ36である電界効果トランジスタQ4がオフし、電子デバイス1の電源が「通信インタフェース31-制御スイッチ36-電池332」の経路を経由することなく、直接に電池332に充電することで、電池332の損害を避けることができる。
【0128】
上記実施例のステップS405-S407に基づいて、MCUによりデータ伝送装置3の移動と判定されてからの所定時間(例えば、60秒)で、使用者がデータ伝送装置3と電子デバイス1を接続する可能な適用シーンがさらに提供される。
【0129】
ステップS408は、外部電源検出モジュール37が、データ伝送装置3の通信インタフェース31と外部電源との切断を検出した場合、制御スイッチ36をオンするための第2のON信号を論理積ゲート回路D36の他の1つの入力ピンに送信し、外部電源検出モジュール37が通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを示す信号をMCUに送信し、該信号がLレベル信号であってもよい。
【0130】
上記のステップS408では、使用者が、データ伝送装置3と電子デバイス1を接続した後、さらにデータ伝送装置3を電子デバイス1から抜け出した可能な適用シーンである。
【0131】
ステップS409は、MCUが、外部電源検出モジュール37から送信される通信インタフェース31への外部電源の投入がないことを示す信号を受信した後、MCUのタイマが所定時間(例えば、60秒)に基づいて計時を起動することである。
【0132】
本実施例では、使用者間で同一のデータ伝送装置3を順次使用してデータ伝送を行う需要に満たして、次の使用者にとってもデータ伝送装置3のプラグアンドプレイを実現できるように確保するために、MCUに対する対応の設定を行う必要があり、具体的に、MCUに1つの所定時間(例えば、60秒)を記憶することができる。この所定の時間が、本実施例では60秒であってもよく、他の実施例では他の時間、例えば50秒であってもよく、この時間が具体的な適用シーンに応じて設定されてもよい。
【0133】
ステップS410は、この所定時間で、MCUが、制御スイッチ36をオンするための第1のON信号を論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに送信するままである。
【0134】
具体的に、
図15に示すように、MCUのSTM32_1108_IOピンから論理積ゲート回路D36の1つの入力ピン(論理積ゲート回路D36の下方のダイオードのカソード)に、トライオードQM2をオフするLレベル信号を送信して、Hレベルの「MCU_CL」信号(論理積ゲート回路D36の下方のダイオードのカソードが抵抗RM6を介して内部電源に接続して供給される+3V3_SBHレベル)が得られる。
【0135】
ステップS411は、論理積ゲート回路D36が、第1のON信号と第2のON信号に基づいて、制御スイッチ36をオンするための制御信号を制御スイッチ36に送信することである。
【0136】
具体的に、制御スイッチ36がオンした後、データ伝送装置3の内部電源が、データ伝送モジュール32に給電して、データ伝送モジュール32と表示手段4との間の通信リンクを連通状態に継続保持することで、データ伝送装置3が電子デバイス1から抜け出されても、この所定時間で、使用者が次の電子デバイスをさらに挿入したとき、電子デバイスのデータの急速伝送を行うことができるように確保して、データ伝送装置3による複数の電子デバイス間の交互切り替えのデータ伝送過程でのプラグアンドプレイを実現する。
【0137】
上記のステップS410-S411では、使用者がデータ伝送装置3を電子デバイス1から抜け出した後,この所定時間で次の電子デバイス1(抜け出された電子デバイス1であってもよいし、他の電子デバイスであってもよい)をさらに挿入し、この切り替えの時間帯で、データ伝送モジュール32と表示手段4との間の通信リンクを連通状態に継続保持する可能な適用シーンである。
【0138】
選択的に、いくつかの実施例では、このステップS411の後、ステップS404以降のループに戻して、所定時間で外部電源の投入があるか否かを検出してもよい。
【0139】
具体的に、タイマの所定時間の範囲で、外部電源検出モジュール37がデータ伝送装置3の通信インタフェース31と外部電源との接続を検出した場合、外部電源検出モジュール37が、1つのLレベル信号を論理積ゲート回路D36に送信し、論理積ゲート回路D36が、このLレベル信号及びMCUからのHレベル信号に基づいて、制御スイッチ36をオフする信号を制御スイッチ36に送信する。
【0140】
ステップS412は、使用者が、データ伝送装置3を電子デバイス1から抜け出した後、所定時間の計時を起動し、この所定時間で、外部電源検出モジュール37がデータ伝送装置3の通信インタフェース31と外部電源との接続を検出しない場合、MCUのタイマの所定の時間に基づく計時が終了した後、MCUが、制御スイッチ36をオフするための第1のOFF信号を論理積ゲート回路D36の1つの入力ピンに送信する。
【0141】
本実施例では、論理積ゲート回路D36により受信された第1のOFF信号がLレベル信号であってもよく、具体的に、
図15に示すように、MCUのSTM32_1108_IOピンから論理積ゲート回路D36の1つの入力ピン(論理積ゲート回路D36の下方のダイオードのカソード)に、トライオードQM2をオンするHレベル信号を送信して、Lレベルの「MCU_CL」信号(論理積ゲート回路D36の下方のダイオードのカソードがトライオードQM2を介して接地される)が得られる。
【0142】
ステップS413は、論理積ゲート回路D36が、第2のON信号と第1のOFF信号に基づいて、制御スイッチ36をオフするように制御信号を制御スイッチ36に送信することである。
【0143】
具体的に、
図15に示すように、論理積ゲート回路D36の2つの入力ピンの第2のON信号と第1のOFF信号が、それぞれVBS_CL信号とMCU_CL信号であり、「VBS_CL」信号がHレベル信号であり、「MCU_CL」信号がLレベル信号であり、論理積ゲート回路D36の下方のダイオードがオンするが、上方のダイオードがオフし、論理積ゲート回路D36がLレベル信号を出力し、このLレベル信号が抵抗RM11を介してトライオードQM3をオフに制御し、内部電源VBATが、抵抗RM7とRM9を介して電界効果トランジスタQ4のゲートGの信号をHレベル信号して、電界効果トランジスタQ4がオフし、ソースSとドレインDとの間が遮断し、データ伝送装置3の内部電源とデータ伝送モジュール32との間の給電接続経路が遮断される。
【0144】
上記のステップS412-S413では、使用者が、データ伝送装置3を電子デバイス1から抜け出した後、この所定時間で次の電子デバイス1が挿入されない(使用者が、データ伝送をすでに完成してデータ伝送装置3を使用しなくなる)可能な適用シーンである。このようなシーンでは、この所定時間で、データ伝送装置3に外部電源が接続されない場合、使用者が今回のデータ伝送需要をすでに完成して、内部の給電を遮断していたと考えられ、データ伝送装置3の内部電源の電力を節約することができる。
【0145】
選択的に、上記のステップS401-S413の手順では、MCUが、データ伝送装置3の電源による給電で第2の消費電力作動状態になることができる。そこで、S401の前に、MCUが、検出データ又は割り込み信号を受信しなければ第1の消費電力作動状態を維持し、S401で検出データ又は割り込み信号を受信した後、第2の消費電力作動状態に切り替えられると理解すべきである。選択的に、第1の消費電力作動状態が低消費電力作動状態であってもよく、第2の消費電力作動状態が高消費電力作動状態であってもよい。
【0146】
なお、本出願の
図4-
図25に示すような各実施例では、データ伝送装置3の電源33がデータ伝送装置3の内部に設けられることを例とする。他の可能な実施形態では、本出願の各実施例に記載されたデータ伝送装置3は、外部の電源が接続されることによって、電子デバイス1の投入がないとき、外部の電源から給電されてもよい。
【0147】
例えば、
図26は、本出願の一実施例に係るデータ伝送装置の適用シーンのブロック模式図である。データ伝送装置3に電源インタフェース39が設けられ、使用者が該データ伝送装置3を使用するとき、電源インタフェース39と外部の電源5を接続した後、外部の電源5からデータ伝送装置3に給電でき、このとき、電源5が電源インタフェース39によって実現する給電機能が、本出願の
図4-
図25に示すような各実施例における電源33による給電機能と同様なものであるが、詳細な説明を省略する。
【0148】
上記の各実施例のデータ伝送方法は、MCU或SoCなどの集積回路によって実行されてもよい。該MCU或SoCなどの集積回路は、1つ又は複数のプロセッサ、メモリおよびプログラムを含み、該プログラムが該メモリに記憶され、該1つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、該プログラムが上記実施例のデータ伝送方法を実行するように構成される。
【0149】
当業者は、上記の各方法の実施例の全部又は一部のステップが、ソフトウェア、例えばコード化されたプログラムによって実現されると理解すべきである。前記プログラムは、データ伝送装置により読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。データ伝送装置が該プログラムを実行すると、データ伝送装置が、本出願の前記各実施例のデータ伝送方法のステップを実行する。前記記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどプログラムコードを記憶可能な各種媒体を含む。
【0150】
例えば、
図27は、本出願に係るデータ伝送方法の一実施例のフロー模式図である。
図27に示すような実施例では、データ伝送装置がソフトウェアによって本出願に係るデータ伝送方法を実現する模式図を示しており、
図1に示すようなシーンに適用されてもよい。実行主体は、データ伝送装置、又は、より具体的なデータ伝送装置のプロセッサであってもよく、例えばデータ伝送装置のCPU、GPU、SoCやMCUなどである。以下、実行主体がデータ伝送装置であることを例示的な説明として、具体的に、
図27に示すようなデータ伝送方法は、以下のステップを含む。
【0151】
S501は、振動センサの検出データまたは割り込み信号を受信することである。
【0152】
S502は、振動センサの自体の加速度値が加速度閾値を超える、または、割り込み信号を受信したと判定された場合、データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールに給電するように制御されることである。
【0153】
具体的に、本実施例に係る方法は、データ伝送装置に適用されてもよい。データ伝送装置に、振動センサと、データ伝送モジュールに給電するための電源と、表示手段とのデータ通信を実行するためのデータ伝送モジュールが設けられる。
【0154】
具体的な一実施形態では、データ伝送装置に設けられる振動センサが、データ伝送装置の移動状況に応じて、振動センサの自体の加速度値を含む検出データを生成するように用いられ、データ伝送装置が、S501で振動センサによる検出データを受信した後、S502で検出データの振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えると判定された場合、データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールに給電するように制御される。
【0155】
具体的な他の実施形態では、振動センサが、生成された検出データのそれ自体の加速度値が所定の加速度閾値を超えるときに応じて、割り込み信号を発生し、データ伝送装置がS501で振動センサから発した割り込み信号を受信した後、S502で該割り込み信号に基づいてデータ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールに給電するように制御される。
【0156】
そこで、本実施例に係るデータ伝送方法は、データ伝送装置が、振動センサによりデータ伝送装置の移動が検出された後、データ伝送装置の電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御し、データ伝送装置が使用されない場合、電源がデータ伝送モジュールへの給電を行うことなく、使用者によりデータ伝送装置が移動された後、電源がデータ伝送モジュールに給電するように制御するようにすることができる。本実施例の方法を実行するデータ伝送装置は、スペースと効率とを両立でき、データ伝送装置の電源が過大な容量や体積の必要ない場合、データ伝送装置のデータ伝送時の応答速度および作動効率も向上できる。
【0157】
選択的に、S502の後に、電子デバイスがデータ伝送装置の通信インタフェースに接続されると判定された後、通信インタフェースからストリームメディアデータを受信し、ストリームメディアデータを符号化した後、符号化されたストリームメディアデータを表示手段に送信するS503をさらに含む。
【0158】
ここで、データ伝送モジュールが、電源により給電され、起動の関連設定を完成した後、電子デバイスからのその表示画面に対応するストリームメディアデータを通信インタフェースから受信し始め、ストリームメディアデータを符号化して表示手段に送信することができる。使用者により通信インタフェースを経由して接続される電子デバイスから送信されるストリームメディアデータに対するデータ伝送装置の応答速度を向上し、「プラグアンドプレイ」の使用者体験を与えて、データ伝送モジュールの作動効率を向上する。
【0159】
より具体的に、S502では、データ伝送装置が、振動センサの自体の加速度値が所定の加速度閾値を超える、または前記割り込み信号を受信したと判定されるとともに、通信インタフェースに外部電源が投入されないことに満たした場合、データ伝送装置の電源がデータ伝送モジュールに給電するように制御される。S502の後、データ伝送装置が、通信インタフェースへの外部電源の投入があると判定された場合、電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止することができる。つまり、データ伝送装置が、電源が外部電源の投入のないときにのみ、データ伝送モジュールに給電するように制御され、通信インタフェースに他の電子デバイスの外部電源が接続された場合、電源がデータ伝送モジュール給電に継続給電しなくてもよいため、電源の消耗が低減される。
【0160】
選択的に、データ伝送装置がS502を実行してからの第1の所定時間で、通信インタフェースへの外部電源の投入がずっとない場合、データ伝送装置が、第1の所定時間が経過した後、電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止するように制御することができる。具体的に、データ伝送装置が、データ伝送装置の非使用者のデータ伝送装置への誤接触による移動に起因する電源からデータ伝送モジュールへの持続給電を起こさないことが確保されて、電源の消耗が低減されるために、第1の所定時間が設定される。
【0161】
選択的に、データ伝送装置が、S502を実行した後、通信インタフェースに外部電源が投入されかつ通信インタフェースから切断されたと判定した場合、切断してからの第2の所定時間で通信インタフェースへの外部電源の投入がない場合、該第2の所定時間で、データ伝送装置が、電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御するままである。それに応じて、第2の所定時間で通信インタフェースへの外部電源の投入がない場合、該第2の所定時間が経過した後、データ伝送装置が電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止するように制御する。通信インタフェースへの外部電源の投入がない場合、該第2の所定時間で、データ伝送装置が電源からデータ伝送モジュールに給電するように制御するままで、使用者がデータ伝送装置を1つの電子デバイスからもう1つの電子デバイスへ切り替えるとき、データ伝送モジュールが、切り替え過程では作動状態を保持でき、データ伝送装置が抜け出された後外部電源が切り離されてすぐにパワーオフすることがないため、データ伝送装置に対して、使用者が1つの電子デバイスが抜け出されて次の電子デバイスが挿入されると、データ伝送を迅速に行うことができ、作動効率が向上する。
【0162】
選択的に、上記実施例では、データ伝送装置が、符号化されたストリームメディアデータを表示手段に送信するとともに、データ伝送指令を表示手段にも送信する。該データ伝送指令は、表示手段が受信された符号化されたストリームメディアデータを処理して表示するように指示するためのものである。それに応じて、データ伝送装置が、表示手段が受信された符号化されたストリームメディアデータを継続表示しなくなるように指示するための伝送停止指令を表示手段に送信してもよい。
【0163】
1つのシーンでは、データ伝送装置が、使用者により入力される開始指令を受信した後、符号化されたストリームメディアデータとデータ伝送指令を表示手段に送信してもよいし、使用者により入力される停止指令を受信した後、表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に伝送停止指令を送信してもよい。他のシーンでは、データ伝送装置が、通信インタフェースからの外部電源の切断を検出した場合、表示手段への符号化されたストリームメディアデータの送信を停止し、表示手段に伝送停止指令を送信する。
【0164】
具体的に、本実施例のデータ伝送方法によって、データ伝送装置が、使用者の停止指令に応じて、または、外部電源検出モジュールによって通信インタフェースからの外部電源の切断を検出した後、すぐにデータ伝送モジュールから表示手段への画面共有指令の送信を停止することで、表示手段が電子デバイスの表示画面を継続表示しなくなるため、使用者による接続切断指令、動作に対するデータ伝送装置の応答速度を向上し、データ伝送装置の応答速度と投写効率を向上し、使用者のプライバシーをある程度保護することもでき、使用者が誤ってプライバシー情報を画面に表示するとき、その表示を早速阻止することができ、さらにはデータ伝送装置の使用者体験を向上する。
【0165】
また、例えば、
図28は、本出願に係るデータ伝送方法の一実施例のフロー模式図である。
図28に示すような実施例では、他のデータ伝送装置がソフトウェアによって本出願に係るデータ伝送方法の模式図を示しており、
図1に示すようなシーンに適用されてもよい。実行主体は、データ伝送装置、またはデータ伝送装置のプロセッサなどであってもよい。具体的に、
図28に示すデータ伝送方法は、以下のステップを含む。
【0166】
S601は、センサから送信される情報に基づいて、データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を始動することである。
【0167】
具体的に、本実施例に係る方法は、データ伝送装置に適用されてもよい。データ伝送装置に、データ伝送装置が移動されたか否かを検出するためのセンサが設けられる。該センサは、振動検出器であってもよい。センサがデータ伝送装置の移動を検出した(例えば、振動検出器がデータ伝送装置の加速度が所定加速度閾値を超えることを検出する)場合、使用者が、データ伝送装置を使用してデータ伝送しようとする可能性があるため、センサから情報を発して、データ伝送装置がセンサから送信される情報を受信した後、データ伝送装置の内部に設けられる内蔵電源を起動してデータ伝送モジュールに給電する。
【0168】
S602は、表示手段との通信リンクを確立することである。
【0169】
具体的に、S601で、内蔵電源からデータ伝送モジュールに給電した後、データ伝送モジュールが、少なくともデータ伝送モジュールと表示手段との間の通信ための通信設定を含む起動の関連設定を実行でき、データ伝送モジュールと表示手段との間の通信リンクを確立してもよい。選択的に、データ伝送装置に電子デバイスが投入されかつ該通信リンクを確立しておいた後、データ伝送装置が、電子デバイスからのデータを受信し、データの符号化を行い、符号化されたデータを確立された通信リンクによって表示手段に送信する。選択的に、該データ伝送モジュールがWi-Fiモジュールであってよく、該通信リンクがWi-Fi通信リンクであってもよい。
【0170】
S603は、電子デバイスとの接続が検出され、データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止することである。
【0171】
具体的に、データ伝送装置が、データ伝送装置と電子デバイスとの接続を検出したとき、電子デバイスの電源からデータ伝送装置に給電でき、データ伝送装置内部の電源からデータ伝送モジュールへの給電を停止するように制御でき、電子デバイスの電源からデータ伝送装置内部の電源に直接充電することを避ける。
【0172】
S604は、電子デバイスからのデータを受信し、データを確立しておいた通信リンクによって表示手段に送信することである。
【0173】
いくつかの実施例では、電子デバイスとの接続を検出した後、データ伝送装置が、電子デバイスからのその表示画面に対応するデータを受信し、データの符号化を行い、符号化されたデータを確立しておいた通信リンクによって表示手段に送信することができる。選択的に、電子デバイスとの接続を検出した後、データ伝送装置が、S603とS604を同時に実行できるか、または、その実行順序について限定されない。
【0174】
選択的に、いくつかの実施例では、
図28に示すS604の後、データ伝送装置が、接続された電子デバイスとの切断を検出した場合、データ伝送装置が内蔵電源を起動してデータ伝送モジュールへの給電を行うとともに、確立されたデータ伝送装置と表示手段との間の通信リンクも保持される。所定時間で、データ伝送装置にいずれかの電子デバイスが接続されることを検出していない場合、該所定時間が経過した後、データ伝送装置の内蔵電源からデータ伝送モジュールへの継続給電を停止し、データ伝送モジュールが給電されなくなった後、データ伝送装置と表示手段との間で確立された通信リンクを遮断する。そこで、本実施例では、使用者がデータ伝送装置を1つの電子デバイスから他の電子デバイスへ切り替えるとき、データ伝送装置が切り替え過程で内蔵電源による給電に早速切り替えて、データ伝送装置の外部電源による給電から内蔵電源による給電へのシームレスな切り替えを実現でき、データ伝送装置が作動状態を保持し、確立された通信リンクを保持し、データ伝送装置が抜け出された後外部電源の切り離によってすぐにパワーオフすることがないため、データ伝送装置に対して、使用者が1つの電子デバイスが抜け出されて次の電子デバイスが挿入されると、データ伝送を迅速に行うことができ、データ伝送装置による複数の電子デバイス間の交互切り替えのデータ伝送過程でのプラグアンドプレイを実現し、作動効率が向上する。
【0175】
他のいくつかの実施例では、
図28に示すようなS604の後、データ伝送装置が接続された電子デバイスとの切断を検出した場合、データ伝送装置が電子デバイスの電源による給電を行われなくなるため、データ伝送装置がパワーオフし、データ伝送装置と表示手段との間の通信リンクが切断され、そして、データ伝送装置が、その内蔵電源を起動してデータ伝送モジュールへの給電を行い、データ伝送モジュールがデータ伝送装置の内蔵電源による給電を受けた後、データ伝送装置と表示手段の通信設定を改めて実行し、データ伝送装置と表示手段との間の通信リンクを改めて確立する。データ伝送装置が、次の電子デバイスに挿入される前に表示手段との通信設定を開始して、データ伝送装置が次の電子デバイスに挿入されるとデータ伝送を急速に行い、使用者の待ち時間を低減ないし解消でき、データ伝送装置による複数の電子デバイス間の交互切り替えのデータ伝送過程でのプラグアンドプレイを実現し、データ伝送装置のデータ伝送時の応答速度と作動効率が向上する。
本出願の典型的な実施例は、無線画面共有装置をさらに提供する。
【0176】
該無線画面共有装置は、無線発信手段(本出願の前記実施例のデータ伝送モジュールにより実現される)と、振動センサと、マイクロコントローラと、スイッチ手段(本出願の前記実施例の制御スイッチにより実現される)と、電源手段(本出願の前記実施例の電源により実現される)を含む。ここで、振動センサは、上記無線画面共有装置が少なくとも1つの所定方向に移動したか否かを検出するためのものである。マイクロコントローラは、上記振動センサに電気的に接続される。スイッチ手段は、上記マイクロコントローラ、電源手段及び無線発信手段にそれぞれ電気的に接続される。上記マイクロコントローラは、上記スイッチ手段のオン・オフを制御する。
【0177】
本願では、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をマイクロコントローラに伝送し、マイクロコントローラがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段が受電後にデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータがディスプレイに伝送される時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。
【0178】
本出願の一実施例では、振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、マイクロコントローラが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によりデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力を節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0179】
本出願の一実施例では、上記無線発信手段は、システムチップと無線発信モジュールを含み、上記システムチップは、一端が上記スイッチ手段に電気的に接続され、他端が上記無線発信モジュールに電気的に接続される。スイッチ手段がオンの場合、電源手段がシステムチップに給電し、さらには、システムチップが、データ伝送準備開始及びデータ伝送を含む無線発信モジュールの作動を開始するように制御する。
【0180】
本出願の一実施例では、上記無線画面共有装置が、上記無線発信手段、振動センサ、マイクロコントローラ、スイッチ手段及び電源手段を収納するための収納チャンバを有する筐体を有し、無線画面共有装置の構成を簡素化し、占用スペースを小さくする。
【0181】
本出願の一実施例では、上記電源手段は、電源管理回路(本出願の前記実施例の電源管理モジュールにより実現される)と電池とを含み、上記電源管理回路が、上記マイクロコントローラ、電池及び上記スイッチ手段にそれぞれ電気的に接続され、上記電池が、上記電源管理回路を介して上記マイクロコントローラと上記スイッチ手段に給電する。本出願の具体的な一実施の形態では、電源管理回路が、電源管理チップであってもよく、電源管理チップPMU(power management unit,電源管理手段)チップが、集積度が高く携帯型の電源管理チップであってもよい。電源管理チップが、複数のタイプの従来のディスクリート電源管理デバイスを1つのパッケージに統合しています。このようにして、より高い電源変換効率とより低い消費電力を実現し、より少ない数のモジュールで縮小される基板スペースに適合させる。具体的に、電源管理チップは、RK805-2チップであってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切な電源管理チップを選択することができる。
【0182】
本出願の一実施例では、上記無線画面共有装置が、電源インタフェースをさらに有し、上記電源インタフェースが、上記電源管理回路に電気的に接続され、電源インタフェースを介して無線画面共有装置への給電を実現することができる。該電源インタフェースを介して電池に充電することもいうまでもない。
【0183】
本出願の一実施例では、上記電源インタフェースが、USBインタフェース、TypeCインタフェース、HDMI(登録商標)インタフェースやDPインタフェースなどであってもよい。一般的にコンピュータにUSBインタフェースが集積されているため、電源インタフェースがUSBインタフェースを選定したとき、コンピュータから無線画面共有装置に直接給電することができ、もちろん、コンピュータから無線画面共有装置への給電を行わない場合、例えばパワーバンクなどの外部電源から給電することができる。上記電源インタフェースが、上記インタフェースに限定されないが、該電源インタフェースを介する無線画面共有装置への給電を満足すればいい。
【0184】
本出願の一実施例では、上記電池が、充電可能な電池であり、具体的にリチウム電池であってもよく、電源インタフェースを介して無線画面共有装置への給電を行わない場合、無線画面共有装置の自体に有する電池から給電でき、無線画面共有装置の給電方式がより柔軟になり、無線画面共有装置の携帯性が向上します。そして、該装置がすべての回路モジュールに常時給電する必要がなく、即ち、該装置の収納チャンバに小さい容量のリチウム電池を収納すればよく、このようにして装置の外観設計に有利である。
【0185】
本出願の電池が上記のリチウム電池に限定されないことはもちろん、他の適切な電池であってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切な電池を選択することができる。
【0186】
本出願の一実施例では、上記振動センサが、加速度計、ジャイロ、変位センサ、速度センサ、振動センサなどのうち少なくともいずれかの無線画面共有装置の移動の発生を検出できるセンサであってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切なセンサを選択することができる。また、無線画面共有装置の収納チャンバにおける振動センサの位置が実際の状況に応じて設定される。選択的に、振動センサが、無線画面共有装置の移動信号に敏感な位置に設けられ、このようにして、振動センサが無線画面共有装置の移動の発生の信号を感知する時間が短縮され、さらには無線画面共有装置のデータ伝送の時間が短縮される。
【0187】
本出願の一実施例では、上記スイッチ手段が、SPDT(Single-Pole Double-Throw)、ダイオード、トランジスタ、水銀スイッチなどのスイッチングの役割を果たす電子部品であってもよい。当業者は、実際の状況に応じて適切なスイッチ手段を選択できる。もちろん、上記スイッチ手段が多重回路設計によっても実現できる。本出願の具体的な一実施の形態は、スイッチ手段をマイクロコントローラの1つのピンに接続し、ピンのレベルを制御してスイッチ手段のオン・オフを制御し、例えば、該ピンがHレベルとなると、スイッチ手段がオンし、ピンがLレベルとなると、スイッチ手段がオフする。選択的に、小さい体積の電子素子をスイッチ手段に選択することで、スペースを節約することができる。
【0188】
本出願の一実施例では、無線画面共有装置は、無線発信手段によりコンピュータから受信したデータを受信し、受信されたデータをデータ伝送インタフェースによって表示手段に伝送して表示するための無線受信手段をさらに含む。データ伝送インタフェースは、HDMI(登録商標)インタフェース、VGAインタフェースやDPインタフェースなどのデータを出力するためのビデオインタフェースであってもよい。
【0189】
本出願の他の典型的な一実施例では、電子システムが提供される。該電子システムは、上記のいずれかの無線画面共有装置を含む。該システムは、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をマイクロコントローラに伝送し、マイクロコントローラがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段がデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータをディスプレイに伝送するまでの時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、即ち、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、マイクロコントローラが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によるデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力を節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0190】
以上の説明から、本出願の上記の実施例によって以下の技術効果を実現すると見られる。
【0191】
1)、本出願の無線画面共有装置は、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をマイクロコントローラに伝送し、マイクロコントローラがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段がデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータがディスプレイに伝送される時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。
【0192】
2)、本出願の電子システムは、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をマイクロコントローラに伝送し、マイクロコントローラがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段がデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータをディスプレイに伝送するまでの時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、即ち、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、マイクロコントローラが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によりデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力を節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0193】
本出願の典型的な実施例は、無線画面共有装置をさらに提供する。
【0194】
該無線画面共有装置は、無線発信手段(本出願の前記実施例のデータ伝送モジュールにより実現される)と、振動センサと、システムチップ(本出願の前記実施例のデータ伝送装置のSoCによって実現されるとともに、いくつかの具体的な実施形態では、該システムチップは、前記実施例でのマイクロコントローラと同様な機能を実行するためにも用いられる)と、スイッチ手段(本出願の前記実施例の制御スイッチにより実現される)と、電源手段(本出願の前記実施例の電源により実現される)とを含み、上記振動センサは、上記無線画面共有装置が少なくとも1つの所定方向に移動していたか否かを検出するためのものであり、上記システムチップは、上記振動センサ及び上記無線発信手段にそれぞれ電気的に接続され、上記スイッチ手段は、上記システムチップ、上記電源手段及び上記無線発信手段にそれぞれ電気的に接続され、上記システムチップは、上記スイッチ手段のオン・オフを制御する。
【0195】
本願では、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をシステムチップに伝送し、システムチップがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段が通電後にデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータがディスプレイに伝送される時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。
【0196】
本出願の一実施例では、振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、システムチップが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によりデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0197】
本出願の一実施例では、上記システムチップは、コンピュータから上記無線発信手段へのデータ伝送に用いられる。
【0198】
本出願の一実施例では、上記無線画面共有装置は、上記無線発信手段、上記振動センサ、上記システムチップ、上記スイッチ手段及び上記電源手段を収納するための収納チャンバを有する筐体を有し、無線画面共有装置の構成を簡素化し、占用スペースを小さくする。
【0199】
本出願の一実施例では、上記電源手段は、電源管理回路(本出願の前記実施例の電源管理モジュールにより実現される)と電池とを含み、上記電源管理回路が、上記システムチップ、電池及び上記スイッチ手段にそれぞれ電気的に接続され、上記電池が、上記電源管理回路を介して上記システムチップと上記スイッチ手段に給電する。本出願の具体的な一実施の形態では、電源管理回路が、電源管理チップであってもよく、電源管理チップPMU(power management unit,電源管理手段)チップが、集積度が高く携帯型の電源管理チップであってもよい。電源管理チップが、複数のタイプの従来のディスクリート電源管理デバイスを1つのパッケージに統合しています。このようにして、より高い電源変換効率とより低い消費電力を実現し、より少ない数のモジュールで縮小される基板スペースに適合させる。具体的に、電源管理チップは、RK805-2チップであってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切な電源管理チップを選択することができる。
【0200】
本出願の一実施例では、上記無線画面共有装置が、電源インタフェースをさらに有し、上記電源インタフェースが、上記電源管理回路に電気的に接続される。電源インタフェースを介して無線画面共有装置への給電を実現することができる。該電源インタフェースを介して電池に充電することもいうまでもない。
【0201】
本出願の一実施例では、上記電源インタフェースは、USBインタフェース、TypeCインタフェース、HDMI(登録商標)インタフェース、DPインタフェースなどのいずれかである。一般的にコンピュータにUSBインタフェースが集積されているため、電源インタフェースがUSBインタフェースを選定したとき、コンピュータが無線画面共有装置に直接給電することができ、もちろん、コンピュータによる無線画面共有装置への給電を行わない場合、例えばパワーバンクなどの外部電源から給電することができる。上記電源インタフェースが、上記インタフェースに限定されないが、該電源インタフェースを介する無線画面共有装置への給電を満足すればいい。
本出願の一実施例では、上記電池が、充電可能な電池であり、具体的にリチウム電池であってもよく、電源インタフェースを介して無線画面共有装置への給電を行わない場合、無線画面共有装置の自体に有する電池から給電でき、無線画面共有装置の給電方式がより柔軟になり、無線画面共有装置の携帯性が向上します。そして、該装置がすべての回路モジュールに常時給電する必要がなく、即ち、該装置の収納チャンバに小さい容量のリチウム電池を収納すればよく、このようにして装置の外観設計に有利である。
【0202】
本出願の電池が上記のリチウム電池に限定されないことはもちろん、他の適切な電池であってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切な電池を選択することができる。
【0203】
本出願の一実施例では、上記振動センサが、加速度計、ジャイロ、変位センサ、速度センサ、振動センサなどのうち少なくともいずれかの無線画面共有装置の移動の発生を検出できるセンサであってもよく、当業者が実際の状況に応じて適切なセンサを選択することができる。また、無線画面共有装置の収納チャンバにおける振動センサの位置が実際の状況に応じて設定される。選択的に、振動センサが、無線画面共有装置の移動信号に敏感な位置に設けられ、このようにして、振動センサが無線画面共有装置の移動の発生の信号を感知する時間が短縮され、さらには無線画面共有装置のデータ伝送の時間が短縮される。
【0204】
本出願の一実施例では、上記スイッチ手段が、SPDT(Single-Pole Double-Throw)、ダイオード、トランジスタ、水銀スイッチなどのスイッチングの役割を果たす電子部品であってもよい。もちろん、上記スイッチ手段が多重回路設計によっても実現できる。当業者は、実際の状況に応じて適切なスイッチ手段を選択できる。本出願の具体的な一実施の形態は、スイッチ手段をシステムチップの1つのピンに接続し、ピンのレベルを制御してスイッチ手段のオン・オフを制御し、例えば、該ピンがHレベルとなると、スイッチ手段がオンし、ピンがLレベルとなると、スイッチ手段がオフする。選択的に、小さい体積の電子素子をスイッチ手段に選択することで、スペースを節約することができる。
【0205】
本出願の一実施例では、無線画面共有装置は、コンピュータから無線発信手段により受信したデータを受信し、データ伝送インタフェースを介して受信されたデータを表示手段に伝送して表示するための無線受信手段をさらに含む。データ伝送インタフェースは、HDMI(登録商標)インタフェース、VGAインタフェースやDPインタフェースなどのデータを出力するためのビデオインタフェースであってもよい。
【0206】
本出願の他の典型的な一実施例では、電子システムが提供される。該電子システムは、上記のいずれかの無線画面共有装置を含む。該システムは、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をシステムチップに伝送し、システムチップがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段がデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータをディスプレイに伝送するまでの時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、即ち、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、システムチップが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によるデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0207】
以上の説明から、本出願の上記の実施例によって以下の技術効果を実現すると見られる。
【0208】
1)、本出願の無線画面共有装置は、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をシステムチップに伝送し、システムチップがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段が通電後にデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータがディスプレイに伝送される時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。
【0209】
2)、本出願の電子システムは、振動センサが、無線画面共有装置の移動の発生を検出した場合、検出された信号をシステムチップに伝送し、システムチップがスイッチ手段をオンに制御し、電源手段が無線発信手段に給電し、無線発信手段がデータ伝送の準備を開始し、即ち、無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に、無線発信手段がデータ伝送の準備を行っておいたため、コンピュータから無線発信手段のデータ伝送までの準備時間を短縮し、さらにはコンピュータのデータをディスプレイに伝送するまでの時間を短縮する。無線画面共有装置がコンピュータに接続される前に3~5sの起動準備を行っておいて、即ち、従来の無線画面共有装置に比べて、使用者が無線画面共有装置をコンピュータに挿入してから画面共有を正常に行うまで3~5sの待ち時間が短縮されている。振動センサが無線画面共有装置の移動の発生を検出していない場合、システムチップが、スイッチ手段をオフ状態に制御し、無線発信手段に給電することはない。関連技術におけるすべての回路モジュールに常時給電の状況に対しては、該装置が、無線画面共有装置によりデータ伝送を行わない場合、電池が無線発信手段に給電する必要がないため、電力を節約し、無線画面共有装置の継続給電時間を増加し、さらには容量の小さい電池を選択すれば実際適用のニーズを満たすことができ、無線画面共有装置に必要な体積を小さくして、現在のデバイスの小型のニーズを満たして、適用や持ち運びに便利となる。
【0210】
なお、本出願に係る以上のデータ伝送装置では、各モジュールの分割は、単に理論機能の分割だけでもよく、実際に実現するとき、全部又は一部が1つの物理的な実体に集積されてもよく、物理的に分けられてもよいことを理解すべきである。さらに、これらモジュールの全ては、ソフトウェアを処理素子により呼び出すことで実現されてもよいし、モジュールの一部は、ソフトウェアを処理素子により呼び出すことで実現されるとともにモジュールの他の一部は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、データ伝送装置のマイクロコントローラは、個別に設けられる処理素子であってもよく、データ伝送装置のあるチップに集積して実現されてもよい。なお、プログラムコードのようにデータ伝送装置のメモリに記憶され、データ伝送装置のある処理素子により呼び出して以上のデータ伝送装置の機能を実行してもよい。他のモジュールの実現形態は、これと類似している。なお、これらモジュールの全部又は一部は、一緒に集積されてもよく、個別に実現されてもよい。ここに記載された処理素子は、集積回路であってもよい。実現過程では、上記方法の各ステップ又は以上の各モジュールは、プロセッサ素子のハードウェアの集積論理回路、又はソフトウェアによる指令によって実現されてもよい。例えば、以上のこれらモジュールは、以上の方法を実施する1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、や1つ又は複数のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array,FPGA)などであってもよい。また、以上のあるモジュールが、処理素子によりプログラムコードを呼び出すことで実現されるとき、該処理素子は、汎用プロセッサ、例えば中央プロセッサ(central processing unit,CPU)または他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであってもよい。また、これらモジュールは、一緒に集積されてもよく、システム・オン・チップ(system-on-a-chip,SOC)によって実現される。
【0211】
上記実施例では、全部または一部がソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれら任意の組み合わせによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現されるとき、全部または一部がコンピュータプログラム製品のように実現されてもよい。前記コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含んでも良い。前記コンピュータプログラム命令がコンピュータにおいてロード及び実行されると、全部または一部は、本出願の実施例に従うフローまたは機能を生じる。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよいし、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からもう1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へ伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータ命令は、有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(digital subscriber line,DSL))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波など)によってウェブサイト、コンピュータ、サーバやデータセンターからもう1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバやデータセンターに伝送されてもよい。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能なあらゆる媒体、または、1つ又は複数の使用可能な媒体により集積されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶機器であってもよい。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、磁気媒体(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば(digital video disc,DVD))、や半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(solid state disk,SSD))などであってもよい。
【0212】
本出願の実施例では、「少なくとも1つ」とは1つ又は複数であり、「複数」とは2つ又は2つ以上である。「及び/又は」は、関連対象との関連関係を記述するものであり、3つの関係が存在可能であることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在し、AとBの両方が存在し、Bのみが存在するという3つの場合を示してもよい。ここで、A、Bは、単数又は複数であってもよい。本出願の実施例に係る各種の数字記号は、本出願の実施例の範囲を限定することなく、単に説明上の便宜のため区別されるだけであると理解すべきである。本出願の実施例では、上記各プロセスの番号の大きさは、実行順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序がその機能や固有の論理によって決定されるものであり、本願の実施例で実装されるプロセスの何らの制限をするものではないことが理解すべきである。