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特許7256563情報処理端末装置の連結機構及び連結方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-04
(45)【発行日】2023-04-12
(54)【発明の名称】情報処理端末装置の連結機構及び連結方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20230405BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20230405BHJP
【FI】
G06F1/16 312J
G06F1/16 312G
H05K5/02 E
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021550976
(86)(22)【出願日】2019-10-08
(86)【国際出願番号】 JP2019039669
(87)【国際公開番号】W WO2021070250
(87)【国際公開日】2021-04-15
【審査請求日】2022-04-07
(73)【特許権者】
【識別番号】514224699
【氏名又は名称】リオモ インク
【氏名又は名称原語表記】LEOMO,Inc.
【住所又は居所原語表記】2000 Central Avenue, Boulder, Colorado 80301 United States of America
【日本における営業所】東京都品川区西五反田7-22-17
(74)【代理人】
【識別番号】100117514
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 敦朗
(72)【発明者】
【氏名】加地 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】谷山 示
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-318382(JP,A)
【文献】登録実用新案第3220957(JP,U)
【文献】特開2016-124516(JP,A)
【文献】特開2017-007567(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16- 1/18
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理端末装置を対象物に連結させる連結機構であって、
前記情報処理端末装置本体に成形された本体側連結部と、
前記対象物側に配置されて前記本体側連結部に連結される対象物側連結部と
前記本体側連結部に係合される係合部と、
前記係合部を有し、当該係合部を介して前記情報処理端末装置に対し、交換可能に機能を追加する複数種の機能追加手段と、
機能追加手段と前記対象物との間に介在されるとともに、複数種の機能追加手段に対して共通して連結可能なアジャスター手段と
を備え
前記アジャスター手段は、
径の太いネジが固定可能に螺合される太径ネジ穴21と、
前記機能追加手段の挿通孔側から挿通されて前記太径ネジ穴に螺合される太径ネジ32と、
前記太径ネジ穴に螺合されることなく挿通され、他の機能追加手段側の細径ネジ穴に固定可能に螺合される細径ネジと
を有することを特徴とする情報処理端末装置の連結機構。
【請求項2】
前記機能追加手段は、前記情報処理端末装置に対して電力を供給する蓄電手段を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理端末装置の連結機構。
【請求項3】
前記機能追加手段は、前記情報処理端末装置本体を保護する保護手段を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理端末装置の連結機構。
【請求項4】
前記アジャスター手段は、前記対象物に対する取り付け角度を相対的に変化させて固定する機能をさらに有することを特徴とする請求項に記載の情報処理端末装置の連結機構。
【請求項5】
前記情報処理端末装置は、
自機の現在位置を計測する位置計測手段を備え、
前記対象物は、自転車又は自転車に取り付けられたマウント手段である
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理端末装置の連結機構。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載された連結機構を用いて、情報処理端末装置を対象物に連結させることを特徴とする情報処理端末装置の連結方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GPS機能や通信機能などを備えた情報端末装置を、自転車や身体その他の対象物に連結させて固定或いは支持させるための情報処理端末装置の連結機構及び連結方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報端末装置の小型・軽量化、多機能化が進み、ユーザーの身体や自転車のハンドル等の対象物に対して脱着可能ないわゆる情報処理端末が各種提案されている(例えば、特許文献1)。このような情報処理端末では、軽量であるうえ、時計機能やGPS機能の他、心拍センサー等の各種センサー類との通信機能などを備えていることから、ランニングやウォーキング、自転車等のスポーツトレーニングやエクササイズ時に、装着者の体動を記録したりモニタリングしたりするシステムが開発されている(例えば、特許文献2)。
【0003】
上記特許文献に開示されたシステムによれば、ユーザーの靴底に運動パラメータを測定する装置を取り付け、運動活動中の運動者のモニタリングにより得られる運動パラメータを、基本的なベースラインデータと比較して、その比較結果が許容範囲内にあるか否かに応じて、再生される音楽を変化させるなどして、運動活動時におけるリアルタイムのフィードバックをユーザーに与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2001-103536号公報
【文献】特開2013-215590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、自転車のハンドルに取付ける際に用いられるマウント器具や、ユーザーの身体などに装着するためのベルトなど、連結する対象となる物に応じて各種製品が各社から提供されており、ユーザーが使用する製品に応じて端末装置を連結するためのアダプターが必要になり、製品相互の対応関係に基づく取り付け手順などが複雑化し、利便性が損なわれるとともに、その取り付け作業などが繁雑となる傾向にある。
【0006】
特に、情報処理端末や取り付け対象となる製品によっては、小型化や薄型化のためにネジ止めに十分な厚みを確保できなかったり、バッテリーなどの配置条件など部品の取合いからネジ止め用の部位を確保できないなど、様々な設計的制限があり利便性や操作性が低下する惧れがある。
【0007】
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、GPS機能や通信機能などを備えた情報端末装置を、自転車や身体その他の対象物に連結させて固定或いは支持させる際、連結機構の自由度を高めて設計的制限を低減し、利便性及び操作性を向上できる情報処理端末装置の連結機構及び連結方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、情報処理端末装置を対象物に連結させる連結機構であって、情報処理端末装置本体に成形された本体側連結部と、対象物側に配置されて本体側連結部に連結される対象物側連結部とを備える。
【0009】
上記発明において、対象物側連結部は、本体側連結部に係合される係合部と、当該係合部を介して情報処理端末装置に対して交換可能に機能を追加する複数種の機能追加手段とを備えることが好ましい。
【0010】
上記発明において、機能追加手段は、情報処理端末装置に対して電力を供給する蓄電手段を含むか、或いは情報処理端末装置本体を保護する保護手段を含むことが好ましい。上記発明において、これら機能追加手段と対象物との間に介在されるとともに、複数種の機能追加手段に対して共通して連結可能なアジャスター手段をさらに備えることが好ましい。さらに、上記発明において、情報処理端末装置は、自機の現在位置を計測する位置計測手段を備え、対象物は、自転車又は自転車に取り付けられたマウント手段であることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたように、これらの発明によれば、GPS機能や通信機能などを備えた情報端末装置を、パワーマウント(バッテリーパック)や、自転車、身体その他の対象物に連結させるためのアダプターやマウント手段に固定或いは支持させる際、情報処理端末装置本体に直接成形された本体側連結部と、対象物側に配置されて本体側連結部に連結される対象物側連結部とを係合させるため、情報端末装置の携帯性や、操作性を向上させることができる。
【0012】
また、この情報端末装置は、パワーマウントや、身体に装着機能を有するアダプターなど、付加的な機能を追加する装置や器具を介して、さらに自転車のマウント手段などに連結できるため、情報端末装置を固定したり携帯したりする際の自由度を高めたり、設計的制限を低減したりできる。
さらには、機能追加手段と対象物との間に、複数種の機能追加手段に対して共通して連結可能なアジャスター手段を用いることによって、より利便性及び操作性を向上できる。なお、このアジャスター手段は、前記対象物に対する取り付け角度を相対的に変化させて固定する機能をさらに有することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施形態に係る連結機構をパワーマウント(蓄電手段)に適用した例を示す斜視図であり、(a)は情報処理端末とパワーマウントとを分離した状態を示し、(b)は情報処理端末とパワーマウントとを連結した状態を示す。
図2】実施形態に係る連結機構をパワーマウントに適用した例を示す斜視図であり、(a)は連結機構を取付ける前の状態を示し、(b)は連結機構を取付けた状態を示す。
図3】実施形態に係る連結機構をパワーマウントに適用して、自転車用のマウント器具に連結する使用状態を示す斜視図である。
図4】実施形態に係る連結機構をパワーマウントに適用して、自転車用のマウント器具に連結した状態を示す斜視図である。
図5】実施形態に係る連結機構をアダプターに適用した例を示す斜視図であり、(a)は情報処理端末とアダプターとを分離した状態を示し、(b)は情報処理端末とアダプターとを連結した状態を示す。
図6】実施形態に係る連結機構をアダプターに適用して、自転車用のマウント器具に連結する使用状態を示す斜視図である。
図7】実施形態に係る連結機構をパワーマウントに適用した例を示す断面図である。
図8】実施形態に係る連結機構をアダプターに適用した例を示す断面図である。
図9】変更例に係る連結機構を示す斜視図である。
図10】実施形態に係るモーションキャプチャシステムの使用態様を示す説明図である。
図11】実施形態で取得される体動再現データの一例である。
図12】実施形態に係る各装置の内部構成を示すブロック図である。
図13】実施形態に係るモーションキャプチャ方法を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置などを例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0015】
(連結機構の構成)
図1~6に本実施形態に係る連結機構及び連結方法をパワーマウント(バッテリーパック)又はアダプターに適用した例を示す。ここでは、情報端末装置100を、対象物であるパワーマウント101に合体させ、合体後のパワーマウント101を介して自転車ハンドル105に連結させる場合を例に説明する。
【0016】
本実施形態にかかる連結機構は、対象物であるパワーマウント101又はアダプター102に情報端末装置100を連結させる機構を含み、情報端末装置100本体の背面側に成形された本体側連結部11と、パワーマウント101側に配置されて本体側連結部11に連結される対象物側連結部12とを有している。
【0017】
情報端末装置100は、スマートフォンやウェアラブル端末などGPS機能や通信機能などを備えた電子機器である。この情報端末装置100は、本実施形態では、アスリートが身体に装着したり自転車にマウントしたりして、アスリートが身体に装着した各種センサーからの検出信号を収集して体動を記録したり、自機の現在位置を計測する位置計測手段であるGPSによって検出された移動軌跡を記録したりする機能の他、撮影するカメラ100b等を有するとともに、本体表面側に種々の情報を表示するための液晶ディスプレイ100aを備えている。本体側連結部11は、情報端末装置100の背面側に形成された凸部100cの上下部に形成されたツメ部11a及び11bを有している。また、パワーマウント101側に配置された対象物側連結部12は、本体側連結部11のツメ部11a,11bに係合される係合部12a及び12bを有している。
【0018】
一方、パワーマウント101は、図1~4に示すように、情報端末装置100に対して交換可能に機能を追加する機能追加手段の一つであり、接続端子101aを通じて情報端末装置100を充電するための電力を情報端末装置100に供給する蓄電手段(バッテリーパック)である。また、パワーマウント101は対象物側連結部12として、本体側連結部11のツメ部11a,11bに係合される係合部12a及び12bを有している。パワーマウント101はこれら係合部12a及び12bを介して情報端末装置100に対する充電機能として追加される。
【0019】
他方、アダプター102は、情報端末装置100に対して交換可能に機能を追加する機能追加手段の一つであり、情報端末装置100本体を保護する保護手段としての機能を提供する。具体的にアダプター102は、図5及び図6に示すように、情報端末装置100の背面に連結されて情報端末装置100の周囲を覆って保護するとともに、リストバンドやベルトなどを挿通するためのバックル部102aを有している。また、アダプター102は対象物側連結部12として、本体側連結部11のツメ部11a,11bに係合される係合部12a及び12bを有している。アダプター102はこれら係合部12a及び12bを介して情報端末装置100の保護機能として追加される。
【0020】
そして、これらパワーマウント101及びアダプター102は、自転車マウント手段等の対象物との間に介在され、これらの対象物に対して連結可能なアジャスター手段2を備えている。
【0021】
このアジャスター手段2は、パワーマウント101やアダプター102などの機能追加手段とマウント手段104との間に介在される部品であり、複数種の機能追加手段に対して共通して連結可能に設計されている。具体的にアジャスター手段2は、円盤状の基部22と、機能追加手段側に固定するためのネジ穴21と、マウント手段104側に固定するためのフランジ部23とを備えている。本実施形態では、これらの各部はプラスチック等の合成樹脂等の素材により一体成形されている。円盤状の基部22は薄板状の部材であり、機能追加手段側に当接される裏面側中央に断面正方形状の位置決部2bが突設されており、表面側にマウント手段104の接合面104aに形成されたリング部材24に係合されるフランジ部23を有している。
このアジャスター手段2と適合するように機能追加手段(パワーマウント101やアダプター102)の当接面にはネジ穴13(13a,13b)が、アジャスター手段2側のネジ穴21と合致する位置に形成されているとともに、アジャスター手段2側の位置決部2bが嵌合される断面正方形状の凹部15が形成されている。
アジャスター手段2の当接面のネジ穴13は、本実施形態では4カ所配置されており、アジャスター手段2側のネジ穴21,21は、4つのネジ穴13a,13a,13b,13bのうち、対角線上に位置する一対のネジ穴(13a,13a又は13b,13b)に対して螺合可能なように、フランジ部23,23を繋いだ直線に対して、45°傾斜された線上に配置されている。また、これと合わせて凹部15は、対角に位置する一対のネジ穴13a,13a(又は13b,13b)を繋ぐそれぞれの対角線が交差する位置に形成され、その正方形状の各辺が4つのネジ穴13a,13a,13b,13bに対応するように設定されている。
これにより、アジャスター手段2側の位置決部2bを凹部15に嵌合させる際、その断面形状が正方形であることから、取り付け角度を90°ずつ変化させ、ネジ穴21,21を合致させる一対のネジ穴13a,13a(又は13b,13b)を選択することができる。この結果、アジャスター手段2の対象物に対する取り付け角度を90°ずつ相対的に変化させることで、情報端末装置100を縦にするか横にするか選択してマウント手段104に固定することができる。
【0022】
マウント手段104は自転車のハンドルに取付けられ、このマウント手段104を介して情報端末装置100を固定する固定具である。マウント手段104は、ハンドルの外周を把持するようにして連結固定されるリング状の把持部104bと、把持部104bと接合面104aとを連結して接合面104aを90°ねじれた位置で支持するアーム部104cとから構成される。接合面104aは機能追加手段側のフランジ部23が引っ掛けられてアジャスター手段2が接続されるリング部材24が取付けられている。
リング部材24にはフランジ部23が差し込まれる拡幅部22aが形成されている。この拡幅部22aは、略矩形状をなすフランジ部23と同形状に形成された凹部であり、この拡幅部22aからフランジ部23を挿通してアジャスター手段2を回転させることにより、フランジ部23がリング部材24を挟み込むんで係合され、アジャスター手段2が接合面104aに固定される。このとき、アジャスター手段2の対象物に対する取り付け角度を90°ずつ相対的に変化させることで、情報端末装置100を縦にするか横にするか選択してマウント手段104に固定することができる。
【0023】
また、アジャスター手段2のネジ穴21は、アジャスター手段2の表裏に貫通された孔でありアジャスター手段2の表裏両方からネジが挿通可能となっている。図7及び図8に、アジャスター手段2と機能追加手段であるパワーマウント101又はアダプター102との関係を断面図で示す。
【0024】
図8に示すように、アジャスター手段2のネジ穴21は径の太い4mmネジ32と螺合するように太径の雌ネジが螺刻されており、太径の4mmネジ32が固定可能となっているものの、細径の3mmネジ31がネジ穴21に挿通可能となっているのみでネジ穴21には螺合はされないようになっている。一方、図7に示すように、パワーマウント101側には細径の3mmネジ31が螺合されるネジ穴13が形成されている。
このため、ネジ穴13に対しては、細径の3mmネジ31が固定可能となっているものの、太径の4mmネジ32はネジ穴21に挿通できずネジ穴13には螺合はされないようになっている。他方、図に示すように、アダプター102側には径の太い4mmネジ32が挿通されるのみで螺合されない挿通孔14が形成されている。このため、アジャスター手段2の情報端末装置100と接する側の面から4mmネジ32を挿通すると、挿通孔14側には挿通のみで螺合されることなく、アジャスター手段2側のネジ穴21に対して4mmネジ32が螺合されて固定されるようになっている。
【0025】
なお、このアジャスター手段としては、例えば図9中の20に示すように、他の対象物に連結させるための継合手段20aを、アジャスター手段20に直接形成するようにしてもよい。この場合においても、4mmネジ穴21は径の太い4mmネジ32と螺合するように太径の雌ネジが螺刻されており、太径の4mmネジ32が固定可能となっているものの、細径の3mmネジ31がネジ穴21に挿通可能となっているのみでネジ穴21には螺合はされないようにする。
【0026】
(モーションキャプチャシステムの構成)
図10は、本実施形態に係る情報端末装置100を用いたモーションキャプチャシステムの使用態様を示す説明図であり、図11は、本実施形態に係るモーションキャプチャシステムにより取得された体動再現データの一例である。また、図12は、各装置の内部構成を示すブロック図である。
【0027】
図10図12に示すように、本実施形態に係るモーションキャプチャシステムは、装着者1に装着される情報端末装置100と、装着者の身体各部位に装着され情報端末装置100に対して無線接続される体動センサー40(40a,40b)とから構成されている。なお、本実施形態では、基本的に情報端末装置100と体動センサー40との間における近距離無線通信で構築される範囲でシステムが構築可能となっており、通信ネットワーク上のサーバー等とは実際の測定時には接続されず、いわゆるオフラインでのスタンドアローンとして、システムの運用が可能となっている。
【0028】
(各装置の構成)
(1)体動センサー
体動センサー40a,40bは、装着者1の周期的な運動が行われる部位に装着され各部位の三次元的な変位又は加速度を検出する一対のセンサーである。本実施形態において体動センサー40a,40bは、装着者1の両足首よりも下の部位に装着されるようになっており、装着者の右足の甲に取り付けられる右足体動センサー40aと、装着者の左足の甲に取り付けられる左足体動センサー40bとから構成されている。これら体動センサー40a及び41bは、物体の加速度を計測する3軸加速度計と、物体の角速度を検出する3軸ジャイロスコープ、磁場の大きさ・方向を計測する3軸磁気センサーが搭載され、9軸の動きを検知可能となっている。
【0029】
各体動センサー40は、クリップ等の部材などによって装着者の靴などに着脱可能であり、靴を履いたり脱いだりする日常的な感覚で装着者が各センサーを着脱して測定を行うことができ、装着者に負担を与えずに継続的な測定を行うことが容易である。
【0030】
そして、これらの体動センサー40(各体動センサー40a,40b)は、図12に示すように、それぞれ無線通信部を有している。この無線通信部は、内部にアンテナを有し、BTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy,Bluetooth(登録商標) 4.0)等による近距離無線通信のデータ通信用プロトコルを実行する機能によって、情報端末装置100と通信処理が可能となっている。なお、本実施形態において、各体動センサー40の無線通信部は、低消費電力通信用のプロトコルとしてBTLEを採用したが、例えば、ANT、ANT+等を採用することもできる。また、通常のBluetooth(登録商標)を採用することもできる。
【0031】
(2)情報端末装置
詳述すると情報端末装置100は、アダプター102又はパワーマウント101に共通の連結機構によって選択的に合体できるように構成されている。これにより、情報端末装置100は、本実施形態では、装着用端末としてアダプター102を用いてユーザーの腕などにリストバンドとして装着したり、アダプター102を介して自転車のハンドル部分などにパワーマウント101を連結して取付けたりできる。これにより、一つの(1種類の)情報端末装置をバイクとランの両方の競技にわたって引き続き用いることができるとともに、身体に装着したセンサー類もバイクとランの両方で継続して装着したままシームレスに使用できる。
【0032】
情報端末装置100には、GPSアンテナ,無線アンテナが外装ケース内に配置されており、GPSアンテナは、図示しないSAWフィルタが抽出した1.5GHz帯の衛星信号から航法メッセージに含まれる衛星軌道情報、GPS時刻情報、或いは位置情報等の衛星情報を取得する無線通信用のアンテナであり、ステンレスなどの導電性部材で形成されている。また、情報端末装置100に内蔵された無線アンテナは、極低電力の近距離無線規格であるBTLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)用のアンテナであり、各種のセンサーや体に身につける小型の他の装置との通信を行うためのものである。この無線アンテナも、ステンレスなどの導電性部材で形成されている。
【0033】
また、本実施形態において、情報端末装置100には、その側面において使用者が手動操作するための操作ボタンが装備されているとともに、情報端末装置100の表面はタッチパネルや状態表示用のLEDなどが配置されている。さらに、本実施形態において情報端末装置100は、防水機能を有しているとともに、GPS衛星からの電波(無線信号)を処理して速度情報や位置情報を取得して表示する機能も有している。また、情報端末装置100には、加速度センサーなどを内蔵させて、体動による加速度の測定に基づいた行動計としての機能を設けることもできる。
【0034】
次いで、このような本実施形態に係る情報端末装置100の内部構成について説明する。具体的に情報端末装置100は、図12に示すように、無線インターフェース113と、制御部170と、メモリ114と、出力インターフェース111と、入力インターフェース112とを備えている。
【0035】
詳述すると、本実施形態に係る情報端末装置100は、各体動センサー40によって検出された検出結果を収集する機能を有し、無線インターフェース113によって各体動センサー40と相互に通信処理を行って、検出結果を取得できるようになっている。情報端末装置100のメモリ114は、体動センサー40による検出結果を体動データとして記録する体動記録部としての機能を果たしている。ここで、体動データとは、各種センサーが検出した生データであり、この体動データを記録し解析し、必要な情報を抽出したり、補正したりしたデータが体動再現データである。
【0036】
なお、各体動センサー40から送信される検出結果には、各体動センサー40を識別するセンサー識別情報が付加されており、情報端末装置100のメモリ114には、当該識別情報が蓄積され、制御部170では無線インターフェース113から取得した際、いずれの体動センサー40から取得した検出結果であるかを判別可能となっている。なお、この識別情報には、各センサーの装着部位を特定する装着部位情報が含まれており、この装着部位情報に基づいて、体動再現データの算出が可能となっている。さらに体動データ内には、各体動センサー40から検出結果を取得した際の時刻情報も含まれている。
【0037】
なお、情報端末装置100は、通信機能として無線インターフェース113を備えている。無線インターフェース113は、通信ネットワークを介した各種情報の送受信や、wifiやBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を制御するモジュールであり、種々のプロトコルにより、各体動センサー40と通信をしたり、3G通信により上記サーバー装置等との間でデータの送受信を行う。
【0038】
さらに、情報端末装置100は、体動再現データに対する解析結果を表示又は出力する出力インターフェース111を有しており、表示情報生成部170eによって生成された表示情報が出力インターフェース111を通じて液晶ディスプレイ100aに表示される。
【0039】
また、情報端末装置100は、本実施形態において、各センサーから取得した体動データに基づいて、装着者の体動を解析し、体動再現データを生成する機能を有している。具体的に情報端末装置100は、図12に示すように、制御部170を備えており、この制御部170は、各部を制御する際に必要な種々の演算を行うCPU等の演算処理装置である。なお、液晶ディスプレイ100aの各機能は、この制御部170において、本発明のモーションキャプチャープログラムを実行することにより、制御部170上に仮想的に構築される。詳述すると、制御部170は、モーションキャプチャアプリが実行されることによって、体動データ取得部170aと、体動算出部170bと、周期抽出部170cと、解析部170dと、表示情報生成部170eとが仮想的に構築される。
【0040】
体動データ取得部170aは、無線インターフェース113を介して、各体動センサー40から体動データを取得するモジュールであり、本実施形態では、各体動センサー40aから41eと無線通信を行って、これらの検出結果である体動データを取得する。この体動データは、一時的にメモリ114内に蓄積され、その後、体動センサー40による各検出結果は、体動算出部170bに送信される。
【0041】
体動算出部170bは、メモリ114(体動記録部)に蓄積された体動センサー40a及びbによる各検出結果と、各体動センサー40の変位や回転、それらの加速度に基づいて、装着者の体動を体動再現データとして算出するモジュールである。ここで、体動センサー40による各検出結果とは、いわゆる9軸センサーで測定される値であり、本実施形態では、物体に作用する加速度(重力加速度を含む。)の方向と大きさ、物体の角速度(大きさ、方向、中心位置)、磁場の大きさ・方向(方角)である。
【0042】
ここで、算出される体動としては、ペダリングのスムーズさの指標、自転車のペダル軸の角速度ω、この角速度ωの時間的変化、及びその変化の滑らかさが含まれる。なお、本実施形態では、体動センサー40は左右のシューズに取付けられ、センサーによって検出される回転運動はシューズの回転となるが、自転車を漕ぐ場合、シューズはペダル軸を中心として回転するので、このペダル軸の角速度をωとする。
【0043】
さらに、本実施形態では、この体動算出部170bには、周期抽出部170cが備えられている。この周期抽出部170cは、メモリ114に蓄積された体動再現データに基づいて、体動に含まれる周期的な変化を抽出する。この周期的な変化としては、単純な円運動だけではなく、図11に示すように、立体的で且つ8の字や波状運動が複合された複雑な自由周回軌跡C1,C2などが含まれる。
【0044】
本実施形態では、装着者1の右足の甲に取り付けられる右足体動センサー40aによる周回運動がC1a、装着者の左足の甲に取り付けられる左足体動センサー40bによる周回運動がC1aとして抽出される。これら周回運動は、C1a,C1bは、ランニング時及び自転車競技時に装着者1の進行方向xと鉛直方向yを含む平面xyに沿った方向を主成分とした周回運動を行う。なお、解析部170dは、この周回運動のパターンを解析する機能も備えており、周回運動の特徴を抽出することにより、現在行われている競技の種目を自動的に判別し、種目に適した処理設定を切り替えることができる。
【0045】
なお、本実施形態において、体動算出部170bは、体動センサー40による各検出結果と、これら体動センサー40の周回運動の変化特性に基づいて、装着者の体動を体動再現データとして算出する。このとき、体動算出部170bは、例えば、図11に示すように、各体動センサー40の三次元的な自由周回軌跡C1を算出する。そして、体動算出部170bは、算出した自由周回軌跡C1(C1a及びC1b)の特性変化に基づいて、装着者の左右のそれぞれにおける周回運動の崩れ等を評価する。そして、このようにして算出された自由周回軌跡C1に基づいて体動再現データを算出する。
【0046】
解析部170dは、体動再現データに基づいて、装着者1の体動を解析するモジュールである。本実施形態では、解析部170dは、周期抽出部170cが抽出した周期運動における角速度変化の特性を解析する特性解析部としての機能を果たし、ここで解析された特性は、周期抽出部170cが抽出した周期運動の回転角度に対応させて出力デバイスで表示又は出力される。
【0047】
なお、この解析部170dによる解析方法としては、体動再現データに基づいて、装着者1を3次元的に表示させた立体画像データを生成するものであってもよく、また、例えば、模範となる体動データが蓄積されたメモリ114から、模範となる体動データを抽出し、装着者の体動再現データと比較することで、正常な体動とのズレなどを示した改善データを生成してもよい。さらには、予め、性別、身長、体重、年齢などユーザー情報を登録しておくことで、各ユーザー情報に基づいた解析を行ってもよい。そして、解析部170dは、この立体画像データや改善データなどの解析結果を情報端末装置100に送信する。
【0048】
表示情報生成部170eは、出力インターフェース111で表示される表示情報を生成するモジュールであり、解析部170dが解析した特性を、周期抽出部170cが抽出した周期運動の回転角度に対応させて表示又は出力する表示情報を生成する。この表示情報は、本実施形態では周期抽出部170cが抽出した周期運動を平面的な円形で表し、解析部170dが解析した周期運動の各特性が出現する回転角度をその円形の中心角度によって表示するとともに、周期運動の特性の強度が円形の原点からの距離により表現され、周期運動の特性の変化が、記号、図形又はこれらの色彩若しくはサイズによって表現される。なお、この表示情報には表示データとともに、音響信号やその他の出力制御信号が含まれる。
【0049】
メモリ114は、各種のデータを記録する記憶装置であり、各情報端末装置100を識別する識別情報や、各体動センサー40の装着部位情報、各部位に装着された体動センサー40の相対位置関係、及び上述したユーザー情報や模範となる体動データなどが蓄積されている。
【0050】
(モーションキャプチャ方法)
以上の構成を有すモーションキャプチャシステムを動作させることによって、本実施形態に係るモーションキャプチャ方法を実施することができる。図13は、本実施形態に係るモーションキャプチャ方法を示すシーケンス図である。なお、ここでは、自転車競技においてコーチングを行う場合を例に説明する。
【0051】
先ず、装着者1は、両足に各体動センサー40a及び40bを装着する。また、装着者1は、パワーマウント101及びアジャスター手段2を介して情報端末装置100を自転車のマウント手段104に固定し、パワーマウント101によって情報端末装置100を充電しつつ、モーションキャプチャを実行する。
【0052】
情報端末装置100の固定が完了したら、次いで、各体動センサー40から検出結果を取得するように操作する(S201)。このとき、ユーザー操作により競技種目を選択するようにしてもよいし、上述した周回運動の特徴を抽出して、抽出されたパターンから予めプリセットされた競技種目を自動的に判別し、種目に適した処理設定を切り替えることができる。この機能により、途中で競技種目が切り替わっても、特別な走査を要することなく、シームレスに計測を継続することができる。
【0053】
そして、検出開始操作を受けて、情報端末装置100の制御部170は、操作信号を取得すると各体動センサー40と接続処理を行う(S101)。接続処理された後、各体動センサー40では、装着者1の動作を検出する。具体的に、装着者の身体各部位に取り付けられた体動センサー40により、各部位の三次元的な変位、又は加速度を検出する(S102)。次いで、取得された各検出結果は、各体動センサー40の無線通信部を介して、微弱電波により情報端末装置100の無線インターフェース113へと送信される(S103)。情報端末装置100の無線インターフェース113が各検出結果を取得すると(S202)、体動記録部であるメモリ114は、体動センサー40a,41bによる検出結果を体動データとして記録する(S203)。
【0054】
その後、体動データ取得部170aにより体動データが取得されると、周期抽出部170cは、体動センサー40による各検出結果を体動算出部170bに送信する。体動算出部170bでは、体動記録部に蓄積された体動センサー40による各検出結果と、各体動センサー40の相対位置関係に基づいて、装着者の体動を体動再現データとして算出し(S204)、その体動再現データを解析部170dに送信する。一方、解析部170dは、周期抽出部170cによる検出結果に基づいて、所定の周期が到来した際に、体動算出部170bが算出した体動再現データを補正する(S206)。
【0055】
さらに、解析部170dでは、体動再現データに基づいて、装着者の体動を解析する(S207)。解析された解析結果のデータは、解析結果を液晶ディスプレイ100aやスピーカーによる音響等によって表示又は出力する(S208)。なお、抽出された周回運動や体動再現データのパターンに変化が検出された場合(S209における「Y」)、そのパターンを照合して現在行われている競技種目を自動的に判定し、競技種目に適した計測設定に切り替えることができる(S210)。以上の処理を競技中、継続して実行し(S211における「N」)、検出処理が終了次第(S211における「Y」)、各センサーとの通信を切断する(S212及びS104)。
【0056】
(モーションキャプチャプログラム)
なお、上述した本発明に係るモーションキャプチャシステム及びモーションキャプチャ方法は、上述したモーションキャプチャアプリのように、所定の言語で記述された本発明のモーションキャプチャプログラムをコンピューター上で実行することにより実現することができる。すなわち、本発明のプログラムを、携帯端末装置やスマートフォン、ウェアラブル端末、モバイルPCその他の情報処理端末、パーソナルコンピュータやサーバーコンピューター等の汎用コンピューターのICチップ、メモリ装置にインストールし、CPU上で実行することにより、上述した各機能を有するシステムを構築してモーションキャプチャ方法を実施することができる。
【0057】
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、本実施形態では、情報端末装置100本体に直接成形された本体側連結部11と対象物側連結部12とを係合させるため、情報端末装置100の携帯性や操作性を向上させることができる。
【0058】
また、この情報端末装置100は、パワーマウント101や、身体に装着機能を有するアダプター102など、付加的な機能を追加する装置や器具を介して、さらに自転車のマウント手段104などに連結できるため、情報端末装置100を固定したり携帯したりする際の自由度を高めるとともに設計的制限を低減できる。さらには、機能追加手段と対象物との間に複数種の機能追加手段に対して共通して連結可能なアジャスター手段20を用いることによって、より利便性及び操作性を向上できる。
【0059】
また、本実施形態では、上述したような情報端末装置100を用いて、自転車を漕ぐような周期的な運動について体動を検出し、その周期的な運動の特性を回転角度に対応させて表示又は出力することによって、自転車のペダルを踏み込むときのフォームの乱れやリズムの崩れ等の発生を瞬時に理解できる。本実施形態では前記体動センサーが、例えばスポーツシューズなど、足首よりも下に装着する履物に体動センサー40を配置することができ、履物とともに体動センサーを装着できることから、体動センサーの装着が容易となる。また、装着位置や装着方向を自由に体動センサーを装着できるため、ユーザビリティの向上を図ることができる。
【0060】
また、本実施形態に係るモーションキャプチャプログラムでは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、また、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録することにより、スタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。この記録媒体として、具体的には、フレキシブルディスクやカセットテープ等の磁気記録媒体、若しくはCD-ROMやDVD-ROM等の光ディスクの他、RAMカードなど、種々の記録媒体に記録することができる。そして、このプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピューターや専用コンピューターを用いて、上述したシステム及び方法を簡便に実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
【0061】
なお、本発明は、上記した各実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0062】
C1,C2…自由周回軌跡
1…装着者
2…アジャスター手段
2b…位置決部
11…本体側連結部
11a,11b…ツメ部
12…対象物側連結部
12a,12b…係合部
13,13…ネジ穴(3mm)
14…挿通孔
20…アジャスター手段
20a…継合手段
21…ネジ穴(4mm)
22…リング部材
22a…拡幅部
23…フランジ部
31…3mmネジ
32…4mmネジ
40…体動センサー
40a,b…体動センサー
100…情報端末装置
100a…液晶ディスプレイ
100b…カメラ
101…パワーマウント
101a…接続端子
102…アダプター
102a…バックル部
104…マウント手段
104a…接合面
104b…把持部
104c…アーム部
111…出力インターフェース
112…入力インターフェース
113…無線インターフェース
114…メモリ
170…制御部
170a…体動データ取得部
170b…体動算出部
170c…周期抽出部
170d…解析部
170e…表示情報生成部
図1
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図13