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特許7258949新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-07
(45)【発行日】2023-04-17
(54)【発明の名称】新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/909 20190101AFI20230410BHJP
【FI】
G06F16/909
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021088326
(22)【出願日】2021-05-26
(65)【公開番号】P2021131898
(43)【公開日】2021-09-09
【審査請求日】2021-05-26
(31)【優先権主張番号】202010465385.4
(32)【優先日】2020-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(72)【発明者】
【氏名】ルオ, シュビン
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-186238(JP,A)
【文献】特開2011-252957(JP,A)
【文献】特開2008-165652(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器によって実行される新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法であって、
車両との通信接続を構築し、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集するステップと、
前記現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算するステップと、
前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きい場合に、連続的な複数回のエネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいサイクルが存在するか否かを決定し、存在する場合、前記車両位置を含むエネルギーステーション情報をサーバに送信するステップであって、前記エネルギーステーション情報が、前記サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられるステップと、
を含む、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法。
【請求項2】
前記サーバから送信されたエネルギーステーションの名称の取得要求を受信するステップと、
前記エネルギーステーションの名称の取得要求に基づいて、前記車両位置に対応する車両エネルギーステーションの名称を前記サーバにフィードバックするステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
サーバによって実行される車両エネルギーステーションの決定方法であって、
複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得するステップであって、前記エネルギーステーション情報が、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信されるステップと、
前記エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定するステップと、
マッチングしない場合に、前記車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて、前記車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かを決定し、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報がサーバに送信された回数を決定するステップと、
前記送信された回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップと、
を含む、車両エネルギーステーション決定方法。
【請求項4】
前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップが、
前記エネルギーステーション情報を送信するすべての端末機器にエネルギーステーションの名称の取得要求を送信するステップと、
前記すべての端末機器からフィードバックされた車両エネルギーステーションの名称に基づいて、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計するステップと、
前記持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除するステップと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて、前記車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かを決定し、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報がサーバに送信された回数を決定するステップの前に、
前記エネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得するステップと、
前記端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを判断するステップと、
前記偽の端末機器が存在する場合に、前記偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削除するステップと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項7】
車両との通信接続を構築し、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集するための収集モジュールと、
前記現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算するための計算モジュールと、
前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きい場合に、連続的な複数回のエネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいサイクルが存在するか否かを決定し、存在する場合、前記車両位置を含むエネルギーステーション情報をサーバに送信するための送信モジュールであって、エネルギーステーション情報は、前記サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられる送信モジュールと、
を備える端末機器。
【請求項8】
複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得するための第1の取得モジュールであって、前記エネルギーステーション情報が、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信される第1の取得モジュールと、
前記エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定するための第1の決定モジュールと、
マッチングしない場合に、前記車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて、前記車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かを決定し、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報がサーバに送信された回数を決定するための第2の決定モジュールと、
送信された回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するための記録モジュールと、
を備えるサーバ。
【請求項9】
各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計するための統計モジュールと、
前記持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除するための第1の削除モジュールと、
を備える請求項8に記載のサーバ。
【請求項10】
前記エネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得するための第2の取得モジュールと、
前記端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを判断するための判断モジュールと、
前記偽の端末機器が存在しない場合に、前記偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削減するための第2の削除モジュールと、
を備える請求項8に記載のサーバ。
【請求項11】
端末機器と、車両と、サーバと、を備え、
前記端末機器が、請求項7に記載の端末機器を備え、
前記サーバが、請求項8から10のいずれか一項に記載のサーバを備える、新規追加された車両エネルギーステーションの決定システム。
【請求項12】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、
を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1から6のいずれか一項に記載の車両エネルギーステーション決定方法を実行することができるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される電子機器。
【請求項13】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令が、コンピュータに請求項1から6のいずれか一項に記載の車両エネルギーステーション決定方法を実行させる非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータに請求項1から6のいずれか一項に記載の車両エネルギーステーション決定方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、コンピュータ技術分野での車両のインターネットの技術分野に関し、特に新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、自動車の所有数の増加に伴い、車両にエネルギー供給サービス、例えば、車両に給油サービスなどを容易に提供するために、エネルギーステーションの新設が非常に一般的であり、エネルギーステーションを統合的に管理及び調達を行うために、エネルギーステーションの具体的な位置などを全面的に把握する必要がある。
【0003】
関連技術では、エネルギーステーションによる自主的な報告により、新規追加されたエネルギーステーションを決定するか、または、関連技術者が自主的に収集することにより、記録されていないエネルギーステーションを発見し、エネルギーステーションの更新サイクルが長くなり、収集コストが高くなる。
【発明の概要】
【0004】
本出願は、エネルギーステーションのデータ収集コストを効果的に削減し、エネルギーステーションの更新サイクルを縮むように、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、端末機器によって実行される新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を提供し、当該決定方法は、車両との通信接続を構築し、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集するステップと、前記現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算するステップと、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きい場合に、連続的な複数回のエネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいサイクルが存在するか否かを決定し、存在する場合、前記車両位置を含むエネルギーステーション情報をサーバに送信するステップであって、前記エネルギーステーション情報が、前記サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられるステップと、を含む。
【0006】
上記決定方法は、選択可能に、前記サーバから送信されたエネルギーステーションの名称の取得要求を受信するステップと、前記エネルギーステーションの名称の取得要求に基づいて、前記車両位置に対応する車両エネルギーステーションの名称を前記サーバにフィードバックするステップと、をさらに含む。
【0007】
第2の態様によれば、サーバによって実行される車両エネルギーステーション決定方法を提供し、当該決定方法は、複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得するステップであって、前記エネルギーステーション情報が、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信されるステップと、前記エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定するステップと、マッチングしない場合に、前記車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて、前記車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かを決定し、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報がサーバに送信された回数を決定するステップと、前記送信された回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップと、を含む。
【0008】
選択可能に、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップは、前記エネルギーステーション情報を送信するすべての端末機器にエネルギーステーションの名称の取得要求を送信するステップと、前記すべての端末機器からフィードバックされた車両エネルギーステーションの名称に基づいて、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するステップと、を含む。
【0009】
上記決定方法は、選択可能に、各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計するステップと、前記持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除するステップと、をさらに含む。
【0010】
上記決定方法は、選択可能に、前記車両位置に基づいて、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報の送信回数を決定するステップの前に、前記エネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得するステップと、前記端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを判断するステップと、前記偽の端末機器が存在する場合に、前記偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削除するステップと、を含む。
【0011】
第3の態様によれば、端末機器を提供し、当該端末機器は、車両との通信接続を構築し、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集するための収集モジュールと、前記現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算するための計算モジュールと、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きい場合に、連続的な複数回のエネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいサイクルが存在するか否かを決定し、存在する場合、前記車両位置を含むエネルギーステーション情報をサーバに送信するための送信モジュールであって、前記エネルギーステーション情報は、前記サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられる送信モジュールと、を備える。
【0012】
第4の態様によれば、サーバを提供し、当該サーバは、複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得するための第1の取得モジュールであって、前記エネルギーステーション情報が、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、前記車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信される第1の取得モジュールと、前記エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定するための第1の決定モジュールと、マッチングしない場合に、前記車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて、前記車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かを決定し、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報がサーバに送信された回数を決定するための第2の決定モジュールと、送信された回数が予め設定された数量閾値よりも大きいと、前記車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録するための記録モジュールと、を備える。
【0013】
上記サーバは、選択可能に、各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計するための統計モジュールと、前記持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除するための第1の削除モジュールと、をさらに備える。
【0014】
上記サーバは、選択可能に、前記エネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得するための第2の取得モジュールと、前記端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを判断するための判断モジュールと、前記偽の端末機器が存在しない場合に、前記偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削除するための第2の削除モジュールと、をさらに備える。
【0015】
第5の態様によれば、新規追加された車両エネルギーステーションの決定システムを提供し、当該決定システムは、端末機器と、車両と、サーバと、を備え、前記端末機器が、上記第3の態様に記載の端末機器を備え、前記サーバが、上記第4の態様に記載のサーバを備える。
【0016】
第6の態様によれば、電子機器を提供し、当該電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、該少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が、前記少なくとも1つのプロセッサが上記第1の態様または上記第2の態様に記載の車両エネルギーステーションに基づく決定方法を実行できるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0017】
第7の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令が、前記コンピュータに第1の態様または上記第2の態様に記載の車両エネルギーステーションに基づく決定方法を実行させる。
第8の態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムが、コンピュータに第1の態様または上記第2の態様に記載の車両エネルギーステーションに基づく決定方法を実行させる。
【発明の効果】
【0018】
上記により提供される技術案は、少なくとも以下の有益な技術的効果を有する。
端末機器と車両・機械の相互接続技術に基づいて、端末機器を活用してガソリン量(電気量)などのエネルギー量情報を取得し、端末機器が随時にネットワーキングしてデータを報告でき、ユーザの入力が容易であるという特徴から、端末機器を情報報告本体として、エネルギーステーションを自動的に収録して更新することを実現し、エネルギーステーション情報の収集コストを効果的に低減し、エネルギーステーション情報の更新サイクルを短縮し、ユーザ体験を大幅に向上させる。
【0019】
なお、この部分に記述された内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を識別することを意図したものではなく、本開示の範囲を限定することを意図したものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図面は、本技術案がよりよく理解されるためのものであり、本出願を制限するものではない。
図1】本出願の第1の実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の概略フローチャートである。
図2】本出願の第2の実施例によるポップアップウインドウの概略図である。
図3】本出願の第3の実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の概略フローチャートである。
図4】本出願の第4の実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の概略フローチャートである。
図5】本出願の第5の実施例による端末機器の概略構成図である。
図6】本出願の第6の実施例によるサーバの概略構成図である。
図7】本出願の第7の実施例によるサーバの概略構成図である。
図8】本出願の第8の実施例によるサーバの概略構成図である。
図9】本出願の第10の実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定システムの概略構成図である。
図10】本出願の実施例の新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本出願の例示的な実施例は、理解を容易にするために、本出願の実施例の様々な詳細を含む添付の図面と関連して以下に説明され、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。従って、当業者は、本出願の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、明確及び簡潔するために、以下の説明では、周知の機能及び構成についての説明を省略する。
【0022】
関連技術でエネルギーステーションの収集サイクルが長いという課題に対して、本出願は、新規追加されたエネルギーステーションの決定方法を提供し、当該方法は、車両のインターネットの情報交換に基づいて、新規追加されたエネルギーステーションなどを能動的に発見し、エネルギーステーションの更新サイクルを短縮する新規追加された。
【0023】
ここで、本出願の実施例のエネルギーステーションは、ガソリンスタンド、充電スタンドなどを含んでもよいが、ここでは限定しない。
【0024】
本出願の実施例の新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法についてより詳細に説明するために、以下、それぞれ端末機器側及びサーバ側に重点をおいて説明する。
【0025】
まず、端末機器側に重点をおいて説明する。
【0026】
具体的には、図1は本出願の1つの実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法のフローチャートであり、図1に示すように、端末機器側に適用される該方法は、以下のステップを含む。
【0027】
ステップ101:車両との通信接続を構築し、車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集する。
【0028】
なお、端末機器が車両と通信接続され、例えば、車両のOBD機器と接続され、車両が端末機器にエネルギー量(例えば、電気量、また例えば、ガソリン量)及び車両位置を周期的にフィードバックし、ここで、車両位置とは、車両が自体のレコーダなどの機器に基づいて位置決めした位置である。
【0029】
走行中に、車両にエネルギーを補充することが不可能であり、従って、本出願の1つの実施例では、エネルギー供給部材が開けられたか否か、例えば、給油蓋が開けられたか否かなどを対応するセンサにより検出でき、開けられた場合、エネルギー量及び車両位置を周期的に収集して送信し始めることを理解することは難しくない。
【0030】
ステップ102:現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算する。
【0031】
具体的には、エネルギー補充イベントが発生したか否かを分析するように、現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算することができる。
【0032】
ステップ103:エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きい場合に、車両位置を含む新規追加されたエネルギーステーション情報をサーバに送信し、エネルギーステーション情報は、サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられる。
【0033】
ここで、本出願の実施例の予め設定された閾値は、車両のエネルギー容器の容量に基づいて設定でき、原則的に、容量が小さければ、対応する予め設定された閾値が小さくなる。
【0034】
1つの具体的な実施例では、エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいと、エネルギーを補充したことを表し、該位置がエネルギーステーションの位置である可能性が高く、それにより、車両位置を含むエネルギーステーション情報をサーバに送信することで、サーバがエネルギーステーション情報に基づいて新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定し、サーバがエネルギーステーション情報に基づいて新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するステップについては、後続の実施例で詳細に説明する。
【0035】
本出願の1つの実施例では、誤判定を回避するために、連続的な複数回のエネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいサイクルが存在するか否かを決定することもでき、存在する場合のみ、サーバにエネルギーステーション情報を送信する。
【0036】
実際の実行過程において、エネルギーステーション情報がこの前に記録されていないことをサーバが発見すると、端末機器は、さらに、エネルギーステーション情報を収集し、すなわち、サーバから送信されたエネルギーステーションの名称の取得要求を受信することもでき、図2に示すように、該要求は、ポップアップウインドウの形であってもよく、該ポップアップウインドウに「この位置のガソリンスタンドの名前はなんでしょうか」が表示され、該取得要求がリアルタイムに送信されるものではなくてもよいため、該要求が対応する車両位置を運べば、ユーザがエネルギーステーションの名称を容易に思い出すことができ、ユーザが端末機器にエネルギーステーションの名称を入力した後、車両位置に対応する車両エネルギーステーションの名称をサーバにフィードバックする。
【0037】
本実施例では、ユーザが情報を収集する熱意をさらに動員するために、ユーザから送信されたエネルギーステーションの名称が最終的に採用されるとき、対応する端末機器に奨励情報をフィードバックし、例えば、給油クーポンなどを送信することができる。
【0038】
以下、サーバ側に重点をおいて、本出願の実施例の車両エネルギーステーションに基づく決定方法について説明する。
【0039】
具体的には、図3は本出願の他の実施例による車両エネルギーステーションに基づく決定方法のフローチャートであり、図3に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0040】
ステップ201:複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得し、エネルギーステーション情報は、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信される。
【0041】
具体的には、サーバは、複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得し、ここで、エネルギーステーション情報は、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信され、端末機器がエネルギーステーション情報を送信する具体的な方式は、上記実施例を参照し、ここでは説明を省略する。
【0042】
本実施例では、端末機器の通信特性のため、対応するエネルギーステーション情報をサーバに送信することは、容易かつ迅速である。車両ネットワークの不安定さに比べて、端末機器が情報を送信するネットワークリソースがより安定している。
【0043】
ステップ202:エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを判断する。
【0044】
なお、サーバには履歴エネルギーステーション情報が記憶されており、決定された一部のエネルギーステーション及び対応する位置が記録されており、現在報告されているエネルギーステーション情報が新規追加されたエネルギーステーション情報であるか否かを判別するために、エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定し、ここでのマッチングは、エネルギーステーション情報に対応する車両位置が履歴エネルギーステーション情報に対応するエネルギーステーション位置と一致するか否か、すなわち、車両位置がエネルギーステーション位置の範囲にあるか否かを含む。
【0045】
ステップ203:マッチングしない場合に、車両位置に基づいて、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報の送信回数を決定する。
【0046】
具体的には、マッチングしない場合に、現在のエネルギーステーション情報が新規追加されたエネルギーステーション情報である可能性が高いと決定し、当然ながら、誤判定を回避するために、さらに、車両位置に基づいて、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報の送信回数、すなわち、該エネルギーステーション情報が複数回報告されたか否かを決定し、ここで、車両位置が同じエネルギーステーションに属するか否かは、車両位置の間の距離差が予め設定された範囲内にあるか否かに基づいて決定でき、複数の車両位置が完全に同じではないが、距離差が小さい場合、複数の車両から報告されるのが同じエネルギーステーションであると考える。すべての車両位置に対してクラスタリング分析を行い、同じ車両位置をクラスタリングして、同じエネルギーステーションに対するか否かを判別することも理解できる。
【0047】
ステップ204:送信回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録する。
【0048】
ここで、該予め設定された数量閾値は、対応する車両位置の集中地の地理的位置、人口分布状況に基づいて設定でき、原則的に、地理的位置が辺鄙であり、人口が足りないエネルギーステーションに対して設定された予め設定された数量閾値が低い。
【0049】
具体的には、送信回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録し、該新規追加された車両エネルギーステーション情報に対応するエネルギーステーション位置は、対応する車両位置をクラスタリング分析して得られるものであってもよい。
【0050】
当然ながら、容易に管理するために、該新規追加された車両エネルギーステーション情報に対応する名称も取得すべきであり、本出願の1つの実施例では、エネルギーステーション情報を送信するすべての端末機器にエネルギーステーションの名称の取得要求を送信し、すべての端末機器からフィードバックされた車両エネルギーステーションの名称に基づいて、車両位置に対応する新規追加された車両エネルギーステーション情報を記録し、例えば、フィードバックされたすべてのエネルギーステーションの名称の重複率が最も高いワードに基づいて、対応するエネルギーステーションの名称を生成する。
【0051】
あるシーンで、端末機器が悪意を持ってエネルギーステーション情報を複数回報告するため引き起こされる誤判定を回避するために、異なる応用シーンで、異なる方式を用いて、正当性の検証を行うことができる。
【0052】
本出願の1つの実施例では、各端末機器からアップロードされたエネルギーステーションが機器識別子を含む場合、送信回数が予め設定された数量閾値よりも大きいと決定した後、エネルギーステーション情報をアップロードする機器識別子の種類が一定値よりも大きいか否かを判断し、一定値よりも大きいと、該情報がロバストであると考え、さもないと、該エネルギーステーション情報を記録しない。
【0053】
本出願の1つの実施例では、端末機器が対応するエネルギーステーションに行かずに、偽の情報を作成して報告することを回避するために、車両位置に基づいて、同じ車両エネルギーステーションに対するエネルギーステーション情報の送信回数を決定する前に、さらにエネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得し、該端末位置は、端末機器におけるGPS測位に基づいて決定されてもよく、さらに、端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを決定し、ここでの「一致しない」とは、端末位置と車両位置との距離差が一定の距離閾値よりも大きいことを意味し、偽の端末機器が存在すると、偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削除し、該エネルギーステーション情報を送信回数の統計に記録しない。
【0054】
さらに、上記方式は、新規追加されたエネルギーステーション情報を収集できるだけでなく、解体されたエネルギーステーション情報を発見することもでき、すなわち、図4に示すように、上記方法は、以下のステップをさらに含む。
【0055】
ステップ301:各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計する。
【0056】
具体的には、各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計し、すなわち、対応する履歴エネルギーステーションには、長い間、エネルギー補充に行く車両がない。
【0057】
ステップ302:持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除する。
【0058】
具体的には、ある履歴エネルギーステーションには、長い間、エネルギー補充に行く車両がないと、それが破棄されたかまたは修理されていないことが表され、従って、持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除することで、現在の記録されたエネルギーステーション情報が有効的なエネルギーステーション情報であることを確保する。
【0059】
よって、本出願の実施例の車両エネルギーステーションに基づく決定方法は、端末機器と車両・機械の相互接続技術に基づいて、端末機器を活用してガソリン量(電気量)などのエネルギー量情報を取得し、端末機器が随時にネットワーキングしてデータを報告でき、ユーザの入力が容易であるという特徴から、端末機器を情報報告本体として、エネルギーステーションを自動的に収録して更新することを実現し、エネルギーステーション情報の収集コストを効果的に低減し、エネルギーステーション情報の更新サイクルを短縮し、ユーザ体験を大幅に向上させる。
【0060】
上記実施例を実現するために、本出願は、端末機器をさらに提供する。
【0061】
図5は本出願の1つの実施例による端末機器の概略構成図であり、図5に示すように、該端末機器は、収集モジュール110と、計算モジュール120と、送信モジュール130と、を備え、収集モジュール110は、車両との通信接続を構築し、車両の現在のサイクルでのエネルギー量及び車両位置を収集するために用いられ、計算モジュール120は、現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算するために用いられ、送信モジュール130は、エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいと、車両位置を含む新規追加されたエネルギーステーション情報をサーバに送信するために用いられ、エネルギーステーション情報は、サーバが新規追加された車両エネルギーステーション情報を決定するために用いられる。
【0062】
上記実施例を実現するために、本出願は、サーバをさらに提供する。
【0063】
図6は本出願の1つの実施例によるサーバの概略構成図であり、図6に示すように、該サーバは、第1の取得モジュール210と、第1の決定モジュール220と、第2の決定モジュール230と、記録モジュール240と、を備え、第1の取得モジュール210は、複数の端末機器から送信された、車両位置を含むエネルギーステーション情報を取得するために用いられ、エネルギーステーション情報は、対応する端末機器が対応する車両と通信接続された後、車両の現在のサイクルでのエネルギー量と前のサイクルでのエネルギー量とのエネルギー量の差を計算して、前記エネルギー量の差が予め設定された閾値よりも大きいことを知ってから送信され、第1の決定モジュール220は、エネルギーステーション情報が記録された履歴エネルギーステーション情報とマッチングするか否かを決定するために用いられ、第2の決定モジュール230は、マッチングしない場合に、車両位置に基づいて、同じ車両エネルギーステーションのエネルギーステーション情報の送信回数を決定するために用いられ、記録モジュール240は、送信回数が予め設定された数量閾値よりも大きい場合に、車両位置に対応する車両エネルギーステーション情報を記録するために用いられる。
【0064】
本出願の1つの実施例では、図7に示すように、該サーバは、統計モジュール250と、第1の削除モジュール260と、をさらに備え、統計モジュール250は、各記録された履歴エネルギーステーション情報が対応するエネルギーステーション情報を受信していない持続時間を統計するために用いられ、第1の削除モジュール260は、持続時間が予め設定された時間閾値よりも大きい履歴エネルギーステーション情報を削除するために用いられる。
【0065】
本出願の1つの実施例では、図8に示すように、図6に示すもののほか、該サーバは、第2の取得モジュール270と、判断モジュール280と、第2の削除モジュール290と、をさらに備え、第2の取得モジュール270は、エネルギーステーション情報を送信する端末機器の端末位置を取得するために用いられ、判断モジュール280は、端末位置が送信された車両位置と一致しない偽の端末機器が存在するか否かを判断するために用いられ、第2の削除モジュール290は、偽の端末機器が存在しない場合に、偽の端末機器から送信されたエネルギーステーション情報を削除するために用いられる。
【0066】
なお、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法についての前述した説明は、本出願の実施例の新規追加された車両エネルギーステーションの関連するデバイスにも適用され、その実現原理が類似しているため、その実現の技術詳細及び技術的効果について説明を省略する。
【0067】
上記実施例を実現するために、本出願は、新規追加された車両エネルギーステーションの決定システムをさらに提供し、図9は本出願の1つの実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定システムの概略構成図であり、図9に示すように、該システムは、端末機器100と、サーバ200と、車両300とを備え、ここで、端末機器は、上記実施例に説明される端末機器であり、サーバは、上記実施例で説明されるサーバを参照することができる。
【0068】
なお、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法についての前述した説明は、本出願の実施例の新規追加された車両エネルギーステーションの決定システムにも適用され、その実現原理が類似しているため、ここでは説明を省略する。
【0069】
よって、本出願の実施例の車両エネルギーステーションに基づく決定システムは、端末機器と車両・機械の相互接続技術に基づいて、端末機器を活用してガソリン量(電気量)などのエネルギー量情報を取得し、端末機器が随時にネットワーキングしてデータを報告でき、ユーザの入力が容易であるという特徴から、端末機器を情報報告本体として、エネルギーステーションを自動的に収録して更新することを実現し、エネルギーステーション情報の収集コストを効果的に低減し、エネルギーステーション情報の更新サイクルを短縮し、ユーザ体験を大幅に向上させる。
【0070】
本出願の実施例によれば、本出願は、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
本出願の実施例によれば、本出願は、コンピュータプログラムを提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータに本出願によって提供される新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実行させる。
【0071】
図10に示すように、本出願の実施例による新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の類似するコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/または要求される本出願の実現を制限することを意図したものではない。
【0072】
図10に示すように、該電子機器は、1つのまたは複数のプロセッサ1001と、メモリ1002と、高速インターフェースと低速インターフェースを備える各コンポーネントを接続するためのインターフェースと、を備える。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるか、または必要に応じて他の方式で取り付けることができる。プロセッサは、電子機器内で実行される命令を処理することができ、当該命令は、外部入力/出力装置(例えば、インターフェースに結合されたディスプレイデバイスなど)にGUIの図形情報をディスプレイするためにメモリ内又はメモリに記憶されている命令を含む。ディスプレイデバイス他の実施形態では、必要であれば、複数のプロセッサ及び/または複数のバスを、複数のメモリと一緒に使用することができる。同様に、複数の電子機器を接続することができ、各機器は、一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、1グループのブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステムとする)を提供することができる。図10では、1つのプロセッサ1001を例とする。
【0073】
メモリ1002は、本出願に係る非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行できる命令を記憶されることにより、少なくとも1つのプロセッサが本出願に係る新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実行することができる。本出願の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータに本出願に係る新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0074】
メモリ1002は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本出願の実施例に係る新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図6に示す第1の取得モジュール210、第1の決定モジュール220、第2の決定モジュール230及び記録モジュール240)のような、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶する。プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち、上記方法実施例の新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実現する。
【0075】
メモリ1002は、ストレージプログラムエリアとストレージデータエリアとを含むことができ、ここで、ストレージプログラムエリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、ストレージデータエリアは、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを備えることができ、非一時的なメモリをさらに備えることができ、例えば、少なくとも1つのディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスである。いくつかの実施例では、メモリ1002は、プロセッサ1001に対して遠隔に設けられたメモリを選択的に備えることができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の電子機器に接続されることができる。上記ネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0076】
新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法を実行する電子機器は、入力装置1003及び出力装置1004をさらに備えてもよい。プロセッサ1001、メモリ1002、入力装置1003及び出力装置1004は、バスまたは他の方式を介して接続することができ、図10では、バスを介して接続することを例とする。
【0077】
入力装置1003は、入力された数字またはキャラクタ情報を受信し、新規追加された車両エネルギーステーションの決定方法の電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えばタッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、インジケータースティック、1つのまたは複数のマウスキー、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置1004は、ディスプレイデバイス、補助照明装置(例えば、LED)及び触覚フィードバック装置(例えば、バイブラモータ)などを備えてもよい。該ディスプレイデバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイを備えることができるが、これらに限られない。いくつかの実施形態では、ディスプレイデバイスは、タッチスクリーンであり得る。
【0078】
ここで説明されるシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはそれらの組合せで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラムで実施され、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを備えるプログラマブルシステムで実行及び/または解釈でき、該プログラマブルプロセッサは、専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を該ストレージシステム、該少なくとも1つの入力装置、及び該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0079】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも称される)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含むことができ機械、高レベルのプロセス及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語、および/またはアセンブリ/機械言語でこれらのコンピューティングプログラムを実施することができる。本明細書に使用されるような、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、機械命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/または装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指し、機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機器読み取り可能な媒体を含む。用語「機械読み取り可能な信号」とは、機械命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。
【0080】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上で、ここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有し、ユーザは、該キーボード及び該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、任意の形態(音響入力と、音声入力と、触覚入力と、を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0081】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、またはミドルウェアコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェースまたはウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、該グラフィカルユーザインタフェースまたは該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションする)、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、及びフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを備えるコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、を含む。
【0082】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを備えることができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアント側とサーバとの関係が生成される。
【0083】
上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、または削除することができることを理解すべきである。例えば、本出願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本出願で開示されている技術案の所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0084】
上記の具体的な実施形態は、本出願の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び置換を行うことができる。本出願の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換や改良などは、いずれも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
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図4
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図9
図10