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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-10
(45)【発行日】2023-04-18
(54)【発明の名称】点火プラグ装置
(51)【国際特許分類】
   H01T 13/20 20060101AFI20230411BHJP
   H01T 13/32 20060101ALI20230411BHJP
   H01T 13/54 20060101ALI20230411BHJP
【FI】
H01T13/20 B
H01T13/32
H01T13/54
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019056480
(22)【出願日】2019-03-25
(65)【公開番号】P2020161227
(43)【公開日】2020-10-01
【審査請求日】2022-02-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000003687
【氏名又は名称】東京電力ホールディングス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】503116899
【氏名又は名称】株式会社IHI原動機
(73)【特許権者】
【識別番号】899000057
【氏名又は名称】学校法人日本大学
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(72)【発明者】
【氏名】梅沢 修一
(72)【発明者】
【氏名】杉田 勝彦
(72)【発明者】
【氏名】市川 祐樹
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 純一
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 俊之
(72)【発明者】
【氏名】氏家 康成
(72)【発明者】
【氏名】野村 浩司
(72)【発明者】
【氏名】菅沼 祐介
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2004/0100179(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0022565(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01T 13/00 - 13/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状の中心電極と、前記中心電極を囲むプラグカバーと、前記中心電極の外周に設けられると共にディスク型の接地電極と、前記接地電極を挟んで前記プラグカバーと対向する位置に設けられると共に前記中心電極の周囲を囲う絶縁碍子とを備える点火プラグ装置であって、
前記プラグカバーには、
前記接地電極と前記プラグカバーとの間の上部空間と外部空間とを連通する第1点火開口と、
前記接地電極よりも前記絶縁碍子側に設けられ、前記接地電極と前記絶縁碍子との間の下部空間と外部空間とを連通する第2点火開口と
が形成され
第1点火開口と第2点火開口とが3つ以上の同数設けられ、各々の第2点火開口が各々の第1点火開口と周方向において等しい位置に設けられている
ことを特徴とする点火プラグ装置。
【請求項2】
前記接地電極は、前記中心電極を囲む中心孔が、前記プラグカバー側よりも前記絶縁碍子側において径が大きく形状設定され
前記中心電極が前記中心孔に挿入されている
ことを特徴とする請求項記載の点火プラグ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、点火プラグ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ハウジングと、ハウジングに接触して固定されたプラグカバーとにより副燃焼室(点火室)が形成されたスパークプラグ(点火プラグ装置)が開示されている。このようなスパークプラグは、内燃機関の燃焼室に取り付けられ、ハウジングの内部に設けられた中心電極に高電圧を印加することにより、中心電極と、プラグカバーに設けられた接地電極との間に火炎核を発生させる。スパークプラグは、この火炎核により燃焼室に充満された燃料と空気との混合気に点火を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-130302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ディスク型接地電極を有する点火プラグ装置においては、プラグカバーと接地電極との間の上部空間(点火室)と、接地電極と絶縁碍子との間の下部空間とが形成されている。上述のように、点火プラグ装置において、中心電極と接地電極との間において生じた火花により形成される火炎核がプラグカバーに形成された点火開口より燃焼室(外部空間)へと放出されることで、燃焼室中の混合気へと点火する。このとき、上部空間においては瞬時に圧力が上昇するが、下部空間においては、気体の流れが小さいため、圧力上昇に時間がかかる。また、接地電極と中心電極との間の放電経路によっては、下部空間において火炎核が形成される場合がある。しかしながら、このような場合には、上部空間と下部空間との圧力差や、接地電極やその他の構造部材に阻まれることにより、下部空間から火炎核が放出されず、燃焼室において着火に至らない。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、点火プラグ装置における着火確率を上昇させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、第1の手段として、棒状の中心電極と、前記中心電極を囲むプラグカバーと、前記中心電極の外周に設けられると共にディスク型の接地電極と、前記接地電極を挟んで前記プラグカバーと対向する位置に設けられると共に前記中心電極の周囲を囲う絶縁碍子とを備える点火プラグ装置であって、前記プラグカバーには、前記接地電極と前記プラグカバーとの間の上部空間と外部空間とを連通する第1点火開口と、前記接地電極よりも前記絶縁碍子側に設けられ、前記接地電極と前記絶縁碍子との間の下部空間と外部空間とを連通する第2点火開口とが形成される、という構成を採用する。
【0007】
第2の手段として、上記第1の手段において、前記第2点火開口は、周方向において前記第1点火開口と重なり合う位置に設けられる、という構成を採用する。
【0008】
第3の手段として、上記第1または第2の手段において、前記接地電極は、前記中心電極を囲む中心孔が、前記プラグカバー側よりも前記絶縁碍子側において径が大きく形状設定される、という構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る点火プラグ装置は、第2点火開口が下部空間の近傍に形成されていることにより、下部空間において成長した火炎核を第2点火開口より速やかに放出することが可能である。したがって、下部空間において火炎核が発生した場合でも、確実に着火させることが可能であり、点火プラグ装置の着火確率を上昇させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1実施形態に係る点火プラグ装置の部分断面図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る点火プラグ装置のプラグカバーを含む拡大断面図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る点火プラグ装置1の備える接地電極を示す図である。
図4】本発明の第2実施形態に係る点火プラグ装置のプラグカバーを含む模式断面図である。
図5】本発明の第3実施形態に係る点火プラグ装置のプラグカバーを含む模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明に係る点火プラグ装置の一実施形態について説明する。
【0012】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る点火プラグ装置1の部分断面図である。また、図2は、本実施形態に係る点火プラグ装置1のプラグカバー4を含む拡大断面図である。
本実施形態に係る点火プラグ装置1は、例えば内燃機関等の燃焼室に設けられ、図1及び図2に示すように、ハウジング部2と、絶縁碍子3と、プラグカバー4と、中心電極5と、接地電極6と、ターミナル7とを備えている。この点火プラグ装置1は、プラグカバー4の内部に点火室A(上部空間)が形成されている。この点火室Aは、焦点A1を中心としたプラグカバー4と接地電極6とに囲まれる空間であり、内燃機関の燃焼室の内部に配置されている。
【0013】
ハウジング部2は、中心電極5の外周に設けられており、中心電極5を保持する部材である。このハウジング部2は、ハウジング2aと、ハウジング2aの外周に固定されたガスケット2bとを有している。ハウジング2aは、外周の直径が日本工業規格に規定されるM14またはM18のボルトと略等しく、中心軸線Lを中心とした円筒状であり、一方の端部にプラグカバー4が取り付けられている。
また、ハウジング2aの他方の端部側は外径が拡径されており、図2に示すように、中心軸線L方向から見て略六角形形状とされている。ガスケット2bは、内燃機関に対して点火プラグ装置1を取り付ける際に、内燃機関に対して隙間を封止する部材である。
【0014】
絶縁碍子3は、図1に示すように、径方向においてハウジング2aと、中心電極5との間に配設され、中心軸線Lを中心とした略円筒状であり、セラミック等により形成される部材である。また、絶縁碍子3は、中心軸線Lに沿う方向において、接地電極6を挟んでプラグカバー4と対向する位置に設けられている。このような絶縁碍子3は、ハウジング2aと中心電極5との間、及び、ハウジング2aとターミナル7との間を絶縁している。端面3bは、中心が焦点A1となるように配置されている。
【0015】
プラグカバー4は、図1、2に示すように、半球ドーム状の底部を有する有底円筒状の金属部材であり、絶縁碍子3と全周に渡り接触した状態で開放端がハウジング2aの端部に固定されている。絶縁碍子3とプラグカバー4とがそれぞれ半球状とされ、かつ互いに対向して配置されていることにより、点火室Aは、焦点A1を中心とする略球状の空間とされる。また、プラグカバー4には、第1点火開口4aが形成されている。第1点火開口4aは、中心軸線Lの頂点を中心として120°間隔で3カ所に形成されている。この第1点火開口4aは、内燃機関の燃焼室に充満された混合気を、点火室Aに流入させるための開口であり、点火室Aと点火プラグ装置1の外部空間とを連通している。プラグカバー4は、半球ドーム状の底部と反対側の端部において、120度間隔で3箇所に、中心軸線Lに沿う方向に接地電極6が係合されるスリットが形成されている。接地電極6が係合された状態でプラグカバー4がハウジング2aに取り付けられると、これらの構成部材は、一体で点火室Aおよび下部空間Bを形成する。
【0016】
プラグカバー4の内壁面4bは、中心軸線L上に形成される焦点A1を中心とした球面形状とされている。このようなプラグカバー4の球面形状の内壁面4bと、絶縁碍子3の端面3bとにより、焦点A1を中心とした略半球状の点火室Aが形成されている。また、内壁面4bは、焦点A1を超えてハウジング2aと接触する位置まで球面形状とされている。すなわち、内壁面4bは、焦点A1を中心とする球面の少なくとも半分を超えた範囲により形成されている。
【0017】
また、プラグカバー4には、第1点火開口よりも中心軸線Lに沿う方向において絶縁碍子3側であって、接地電極6よりも絶縁碍子3側の領域を含む部位に第2点火開口4cが形成されている。第2点火開口4cは、図1及び図2に示すように、第1点火開口4aと周方向において等しい位置において3か所(すなわち、120°間隔)に設けられる。これにより、第2点火開口4cは、下部空間Bと外部空間とを連通しており、下部空間Bで形成された火炎核が短距離で移動可能である。
【0018】
中心電極5は、絶縁碍子3の内側に中心軸線L上に設けられた略円柱形(棒状)の金属部材であり、絶縁碍子3の端部から先端部5aが突出している。すなわち、中心電極5は、点火室Aに向けて先端部5aが突出している。なお、先端部5aは、イリジウムやルテニウム等の高融点金属により構成され、焦点A1よりも絶縁碍子3側に配置されている。また、この中心電極5は、先端部5aと反対側の端部がターミナル7と接触している。この中心電極5にターミナル7を介して電圧が印加されることで、接地電極6との間で放電現象が生じる。
【0019】
図3は、本実施形態に係る点火プラグ装置1の備える接地電極6を示す図である。接地電極6は、図3に示すように中心に中心開口が形成された平板状(ディスク型)の部材であり、中心軸線Lを中心として120度間隔で3箇所より径方向外側に向けて係合片が突出している。なお、接地電極6は、ニッケル系耐熱合金により全体が構成され、中心孔6aの外側の部位にイリジウムやルテニウム等により構成された略環状高融点金属部材が埋め込まれている。接地電極6の係合片は、プラグカバー4のスリットに係合する。また、図2に示すように、接地電極6のプラグカバー4側の面と、中心電極5の先端部5aの端面とは、同一面上に配置される。接地電極6は、中心電極5に対して負極側の電極となっている。接地電極6に流れた電流は、プラグカバー4及びハウジング2aを介して、内燃機関のシリンダヘッドに放電される。また、接地電極6の中心孔6aには、中心軸線L方向(軸芯方向)から見て間隙S1を空けて中心電極5の先端部5aが配置されている。
【0020】
ターミナル7は、中心電極5の先端部5aと反対側の端部に接触すると共に、中心軸線L上において絶縁碍子3の内側に配設された端子である。このターミナル7は、不図示のイグニッションコイル等に接続され、イグニッションコイル等により生成された電流を中心電極5へと流している。
【0021】
このような本実施形態に係る点火プラグ装置1の着火動作を説明する。
イグニッションコイル等によって発生した電流は、ターミナル7を介して中心電極5に流れる。これにより、中心電極5と接地電極6との間で放電現象が発生し、焦点A1近傍で火炎核が形成される。このとき、点火室Aにおいて、中心電極5と接地電極6との間隙S1を中心として放射状に衝撃波が発生する。この衝撃波は、プラグカバー4の内壁面4bと、絶縁碍子3の端面3bとにより反射され、焦点A1方向へと集められる。これにより、点火室Aにおいて、焦点A1の周囲に衝撃波のエネルギが集中し、混合気が断熱圧縮され、温度が急激に上昇する。なお、この温度の上昇までの期間は、放電期間と比較して極めて短い。このため、点火室A内の混合気は、温度が上昇することで、より点火しやすい状態となる。
【0022】
また、点火プラグ装置1において、点火室Aにおいては第1点火開口4aから外部の気体が流入することで圧力が上昇する。これに対して下部空間Bにおいては、接地電極6によって阻害されることで気体の流入が遅れ、点火室Aよりも相対的に圧力が小さい状態となる場合がある。このため、下部空間Bにおいて火炎核が発生した場合、第1点火口4aから火炎が外部に放出されるまでに、接地電極6等の構造物に火炎が接触することによる消炎の可能性がある。一方で、本実施形態によれば、第2点火開口4cが下部空間Bの近傍に形成されていることにより、下部空間Bにおいて成長した火炎核を速やかに第2点火開口4cより放出することが可能である。したがって、下部空間Bにおいて火炎核が発生した場合でも、接地電極6等の構造物に阻害されることなく放出し、確実に着火させることが可能であり、点火プラグ装置1の着火確率を上昇させることが可能である。
【0023】
また、本実施形態によれば、第2点火開口4cが形成されていることにより、第2点火開口4cより下部空間Bへと気体を導入することも可能である。これにより、下部空間Bにおいて、点火室Aと圧力を均一とすることができ、下部空間Bにおいて成長した火炎核が直接第2点火開口を通過して外部へと放出されることが容易となる。これによっても、点火プラグ装置1の着火確率を上昇させることが可能である。
【0024】
[第2実施形態]
続いて、上記第1実施形態の変形例を、第2実施形態として説明する。なお、同一の構成については同一の符号とし、説明を省略する。図4は、本実施形態に係る点火プラグ装置1のプラグカバー4を含む模式断面図である。
【0025】
図4に示すように、本実施形態に係る点火プラグ装置1は、接地電極6に形成された中心孔6aが、下部空間B側の開口径が点火室A側の開口径よりも大きく形状設定されている。これにより、中心孔6aは、断面形状において点火室Aに向けて拡径されたテーパ形状とされている。
【0026】
このような形状とすることにより、接地電極6と中心電極5との間の放電経路は、点火室A側において近く、下部空間B側において遠くなる。したがって、点火室A側の位置において火花が発生しやすく、点火室Aに火炎核が形成されやすくなると共に、下部空間Bに火炎核が形成されることを防止できる。これによっても、点火プラグ装置1の着火確率を上昇させることが可能である。
【0027】
[第3実施形態]
続いて、上記第2実施形態の変形例を、第3実施形態として説明する。なお、同一の構成については同一の符号とし、説明を省略する。図5は、本実施形態に係る点火プラグ装置1のプラグカバー4を含む模式断面図である。

図5に示すように、本実施形態に係る点火プラグ装置1は、中心孔6aが、第2実施形態において、下部空間B側の開口径が点火室A側の開口径よりも大きく形状設定されている。さらに、中心孔6aは、点火室A側の開口の近傍において径の変化がなく断面形状において、台形形状となっている。これにより、中心電極5と最接近する部位が、円周面となっている。このような本実施形態における形状は、接地電極6において中心電極5と最も距離が近い部位の表面積が第2実施形態の形状よりも大きくなる。これにより、中心電極5と接地電極6との間において火花が形成された際に、接地電極6において第2実施形態よりも広い面積でダメージを受けることが可能となるため、接地電極6の摩耗を抑制することが可能である。
【0028】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態においては、接地電極6は平板状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、接地電極6は、曲面状としてもよい。また、点火プラグ装置1は、接地電極6の外周から絶縁碍子3に向けて形成されると共に、接地電極6を支持するアームを有するものとしてもよい。このような形状においても、第2点火開口4cを形成することにより、下部空間Bにおける火炎核を外部空間へと放出することが可能である。
【0029】
(2)また、上記実施形態においては、第2点火開口4cは、第1点火開口4aと周方向において等しい位置に形成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2点火開口4cは、第1点火開口4aと周方向において重ならない位置に、等間隔で形成されるものとしてもよい。
【0030】
(3)また、第2点火開口4cは、接地電極6よりもプラグカバー4側に形成されるものとしてもよい。この場合においても、第2点火開口4cは、下部空間Bから最も近い開口となり、下部空間Bにおける火炎核が放出可能である。
【0031】
(4)また、接地電極6の中心孔6aは、断面形状が階段状となるように、段階的に点火室A側に向けて拡径されるものとしてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1……点火プラグ装置
3……絶縁碍子
4……プラグカバー
4a……第1点火開口
4c……第2点火開口
5……中心電極
6……接地電極
6a……中心孔
A……点火室
B……下部空間
図1
図2
図3
図4
図5