(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-10
(45)【発行日】2023-04-18
(54)【発明の名称】小説リプレイ方法、プログラム、および端末
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20230411BHJP
【FI】
H04L51/04
(21)【出願番号】P 2021521534
(86)(22)【出願日】2018-11-02
(86)【国際出願番号】 KR2018013239
(87)【国際公開番号】W WO2020091121
(87)【国際公開日】2020-05-07
【審査請求日】2021-10-18
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ハン,スンウク
(72)【発明者】
【氏名】イ,スアン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨンソプ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ジェユン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヒジョン
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-139009(JP,A)
【文献】特開2010-079574(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2009-0043108(KR,A)
【文献】特開2012-059162(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実現される端末が実行する小説リプレイ方法であって、
前記端末は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記小説リプレイ方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末のユーザからのコンテンツ要請にしたがい、小説に含まれる複数のコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバから受信する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがリプレイ設定を入力するためのユーザインタフェースを提供する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記小説と関連するリプレイ設定を受信する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末にインストールされたメッセンジャー上で前記小説に関連するボットアカウントが参加するチャットルームにおいて、前記リプレイ設定に基づいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを該当の出力時間間隔によってリプレイする段階
を含
み、
前記ユーザインタフェースを提供する段階は、
前記ユーザがリプレイ速度を設定するためのユーザインタフェースを提供する段階
を含み、
前記リプレイ設定を受信する段階は、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記リプレイ速度の設定を受信する段階
を含み、
前記リプレイする段階は、
前記ユーザインタフェースに受信された前記設定にしたがって前記リプレイ速度を各コンテンツに関連する出力時間間隔にオーバーレイさせ、前記チャットルームにおいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを前記オーバーレイされた出力時間間隔によってリプレイする段階
を含む、小説リプレイ方法。
【請求項2】
コンピュータによって実現される端末が実行する小説リプレイ方法であって、
前記端末は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記小説リプレイ方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末のユーザからのコンテンツ要請にしたがい、小説に含まれる複数のコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバから受信する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがリプレイ設定を入力するためのユーザインタフェースを提供する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記小説と関連するリプレイ設定を受信する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末にインストールされたメッセンジャー上で前記小説に関連するボットアカウントが参加するチャットルームにおいて、前記リプレイ設定に基づいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを該当の出力時間間隔によってリプレイする段階
を含
み、
前記ユーザインタフェースを提供する段階は、
前記ユーザが前記小説の登場人物のうちの少なくとも1つの登場人物を選択するためのユーザインタフェースを提供する段階
を含み
前記リプレイ設定を受信する段階は、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記少なくとも1つの登場人物の選択を受信する段階
を含み、
前記リプレイする段階は、
前記チャットルームにおいて、前記選択された少なくとも1つの人物と関連するコンテンツを前記ユーザが発話したかのように前記ユーザからの送信メッセージとして表示する段階
を含む、小説リプレイ方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の小説リプレイ方法を前記端末の前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項4】
コンピュータによって実現される端末であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記端末のユーザからのコンテンツ要請にしたがい、小説に含まれる複数のコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバから受信する処理、
前記ユーザがリプレイ設定を入力するためのユーザインタフェースを提供する処理、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記小説と関連するリプレイ設定を受信する処理、および
前記端末にインストールされたメッセンジャー上で前記小説に関連するボットアカウントが参加するチャットルームにおいて、前記リプレイ設定に基づいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを該当の出力時間間隔によってリプレイする処理
を実行し、
前記ユーザインタフェースを提供する処理は、
前記ユーザがリプレイ速度を設定するためのユーザインタフェースを提供する処理
を含み、
前記リプレイ設定を受信する処理は、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記リプレイ速度の設定を受信する処理
を含み、
前記リプレイする処理は、
前記ユーザインタフェースに受信された前記設定にしたがって前記リプレイ速度を各コンテンツに関連する出力時間間隔にオーバーレイさせ、前記チャットルームにおいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを前記オーバーレイされた出力時間間隔によってリプレイする、端末。
【請求項5】
コンピュータによって実現される端末であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記端末のユーザからのコンテンツ要請にしたがい、小説に含まれる複数のコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバから受信する処理、
前記ユーザがリプレイ設定を入力するためのユーザインタフェースを提供する処理、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記小説と関連するリプレイ設定を受信する処理、および
前記端末にインストールされたメッセンジャー上で前記小説に関連するボットアカウントが参加するチャットルームにおいて、前記リプレイ設定に基づいて前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを該当の出力時間間隔によってリプレイする処理
を実行し、
前記ユーザインタフェースを提供する処理は、
前記ユーザが前記小説の登場人物のうちの少なくとも1つの登場人物を選択するためのユーザインタフェースを提供する処理
を含み
前記リプレイ設定を受信する処理は、
前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記少なくとも1つの登場人物の選択を受信する処理
を含み、
前記リプレイする処理は、
前記チャットルームにおいて、前記選択された少なくとも1つの人物と関連するコンテンツを前記ユーザが発話したかのように前記ユーザからの送信メッセージとして表示する、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、メッセンジャーを利用して小説(fiction)を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの発達により、従来にはオフラインで出版されていた書籍がインターネットを介して提供されるようになった。
【0003】
例えば、韓国登録特許第10-0948428号公報(登録日2010年3月11日)には、ネットワークを介して小説サービスを提供する技術が開示されている。
【0004】
一般的な小説の場合は、静的に作成された文章を読者が読み進めていくインタフェースを提供している。
【0005】
一方、近年、高い人気を集めているウェブ小説は、従来の小説とは異なる戯曲形式であって、登場人物の名前や台詞が一行あるいは一段落で構成される方式で内容が展開される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
メッセンジャーの対話インタフェースを利用して小説の台詞をメッセージ単位で順に出力するリプレイ(replay)機能を提供することを目的とする。
【0008】
小説の内容の展開や状況などに応じて台詞ごとに出力時間間隔を異なるように設定することにより、躍動感と没入感のあるインタフェース環境を提供することを目的とする。
【0009】
リプレイされる小説の台詞ごとにユーザがコメントを直接入力することができる機能と、他のユーザの選好度を確認することができる機能を提供することを目的とする。
【0010】
ユーザが選択した登場人物の台詞をメッセンジャーの対話インタフェースでユーザ側のメッセージとして出力することにより、ユーザの参加が可能な環境を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
コンピュータシステムが実行する小説提供方法であって、前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記小説提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、コンテンツ提供者端末からコンテンツおよび前記コンテンツに関連する出力時間間隔を受信して前記コンテンツおよび前記出力時間間隔を記録することにより、前記コンテンツを含む小説を登録する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャー上で第1ユーザアカウントと前記小説に関連するボットアカウントとが参加するチャットルームにおいて、前記第1ユーザアカウントに関連する第1ユーザ設定に基づいて前記小説に含まれる前記コンテンツが前記出力時間間隔によってリプレイされるように、前記コンテンツを前記第1ユーザ端末に提供する段階を含む、小説提供方法を提供する。
【0012】
一側面によると、前記登録する段階は、前記コンテンツ提供者端末から、前記コンテンツおよび前記コンテンツに関連する前記出力時間間隔を入力する機能が含まれた小説作成ツールによって前記コンテンツおよび前記出力時間間隔を受信する段階を含んでよい。
【0013】
他の側面によると、前記小説提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1ユーザアカウントに前記小説に対する権限が付与されれば、前記第1ユーザアカウントと前記ボットアカウントとが参加するチャットルームを生成する段階をさらに含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記小説提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンテンツ提供者端末からの要請に対応して前記小説に対応するコミュニティチャンネルを生成する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1ユーザアカウントに前記小説に対する権限が付与されれば、前記コミュニティチャンネルに前記第1ユーザアカウントを追加する段階をさらに含み、前記提供する段階は、前記第1ユーザアカウントと前記ボットアカウントとが参加する前記チャットルームを前記コミュニティチャンネルに関連させて生成する段階を含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記登録する段階は、前記コンテンツ提供者端末から受信する複数のコンテンツを前記小説の部分集合(subset)に関連させる段階を含み、前記提供する段階は、前記第1ユーザアカウントに前記部分集合に対する権限が付与されれば、前記第1ユーザアカウントと前記ボットアカウントとが参加する第1チャットルームを前記コミュニティチャンネルに関連させて生成する段階、および前記部分集合に対する前記第1ユーザ端末の要請にしたがい、前記メッセンジャー上の前記第1チャットルームにおいて前記部分集合に含まれる複数のコンテンツがそれぞれの出力時間間隔によってリプレイされるように、前記複数のコンテンツを前記第1ユーザ端末に提供する段階を含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記コミュニティチャンネルを生成する段階は、コミュニティチャットルームを前記コミュニティチャンネルに関連させて生成する段階を含み、前記追加する段階は、前記第1ユーザアカウントに前記小説に対する権限が付与されれば、前記第1ユーザアカウントを前記コミュニティチャットルームに参加させる段階を含んでよい。
【0017】
さらに他の側面によると、前記小説提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、複数のユーザ端末から受信した前記小説の各コンテンツに対するコメントまたは選好度に基づいて各コンテンツの統計情報を計算する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンテンツ提供者端末または前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのユーザ端末に前記各コンテンツの統計情報を提供する段階をさらに含んでよい。
【0018】
前記小説提供方法を前記コンピュータシステムに実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0019】
コンピュータシステムであって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、コンテンツ提供者端末からコンテンツおよび前記コンテンツに関連する出力時間間隔を受信して前記コンテンツおよび前記出力時間間隔を記録することにより、前記コンテンツを含む小説を登録する小説登録部、および第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャー上で第1ユーザアカウントと前記小説に関連するボットアカウントとが参加するチャットルームにおいて、前記第1ユーザアカウントに関連する第1ユーザ設定に基づいて前記小説に含まれる前記コンテンツが前記出力時間間隔によってリプレイされるように、前記コンテンツを前記第1ユーザ端末に提供する小説リプレイ部を含む、コンピュータシステムを提供する。
【0020】
コンピュータによって実現される端末が実行する小説リプレイ方法であって、前記端末は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記小説リプレイ方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末のユーザからのコンテンツ要請にしたがい、小説に含まれる複数のコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバから受信する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザがリプレイ設定を入力するためのユーザインタフェースを提供する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザから前記ユーザインタフェースによって前記小説と関連するリプレイ設定を受信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記端末にインストールされたメッセンジャー上で前記小説に関連するボットアカウントが参加するチャットルームにおいて、前記リプレイ設定に基づき、前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを該当の出力時間間隔によってリプレイする段階を含んでよい。
【0021】
一側面によると、前記複数のコンテンツの一部は、前記小説の登場人物のうちの少なくとも1つと関連があり、前記リプレイする段階は、前記チャットルームにおいて、前記小説の登場人物のうちの少なくとも1つと関連のあるコンテンツを前記少なくとも1つの登場人物のメッセージとして表示する段階を含んでよい。
【0022】
他の側面によると、前記リプレイする段階は、前記複数のコンテンツのうちの前記小説の登場人物と関連のない第1類型のコンテンツを、前記複数のコンテンツのうちの前記小説の登場人物のうちの少なくとも1つと関連のある第2類型のコンテンツとは異なるように表示する段階を含んでよい。
【0023】
また他の側面によると、前記ユーザインタフェースを提供する段階は、前記ユーザが前記小説の登場人物のうちから少なくとも1つを選択するためのユーザインタフェースを提供する段階を含み、前記リプレイ設定を受信する段階は、前記ユーザが前記ユーザインタフェースで前記少なくとも1つの登場人物を選択することを受信する段階を含み、前記リプレイする段階は、前記チャットルームにおいて、前記選択された少なくとも1つの人物と関連のあるコンテンツを、前記ユーザインタフェースで選択されなかった登場人物と関連のあるコンテンツとは異なるように表示する段階を含んでよい。
【0024】
また他の側面によると、前記ユーザインタフェースを提供する段階は、前記ユーザがリプレイ速度を設定するためのユーザインタフェースを提供する段階を含み、前記リプレイ設定を受信する段階は、前記ユーザが前記ユーザインタフェースで前記リプレイ速度を設定することを受信する段階を含み、前記リプレイする段階は、前記ユーザインタフェースで設定されたリプレイ速度を各コンテンツに関連する出力時間間隔にオーバーレイさせ、前記複数のコンテンツのうちの少なくとも1つを前記オーバーレイされた出力時間間隔にしたがって前記チャットルームでリプレイする段階を含んでよい。
【0025】
また他の側面によると、前記小説リプレイ方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数のコンテンツのうちの1つに対する選択を前記ユーザから受信する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記選択に対応して前記1つのコンテンツに関連するコメントまたは選好度のうちの少なくとも1つをサーバから受信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記受信したコメントまたは選好度を含むか、前記1つのコンテンツに関連するコメントまたは選好度を前記ユーザが入力するためのユーザインタフェースを提供する段階をさらに含んでよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態における、小説登録手順と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、小説リプレイ手順と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、小説リプレイ手順と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、小説リプレイ手順と関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、小説のコミュニティ空間および統計情報に関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、小説のコミュニティ空間および統計情報に関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【
図11】本発明の一実施形態における、小説のコミュニティ空間および統計情報に関連するユーザインタフェース画面の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0028】
本発明の実施形態は、メッセンジャーの対話インタフェースを利用して小説を提供する技術に関する。
【0029】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、メッセンジャーの対話インタフェースを利用して小説の内容をメッセージ単位で順に出力するリプレイ機能を提供することができ、これにより、使用性、効率性、利便性、費用節減などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。
【0031】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(Internet of Things)デバイス、VR(Virtual Reality)デバイス、AR(Augmented Reality)デバイスなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0032】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器同士の間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0033】
サーバ150、160のそれぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160もネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0034】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0035】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布(配信)するファイル配布(配信)システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0036】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0037】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0038】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力および出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0039】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0040】
以下では、メッセンジャーを利用して小説を提供する方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0041】
図3は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、
図4は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0042】
本実施形態に係るサーバ150は、クライアント(client)である複数の電子機器110、120、130、140を対象に、メッセンジャーを利用して小説サービスを提供するプラットフォームの役割を担うものである。サーバ150は、電子機器110、120、130、140上にインストールされたアプリケーション(すなわち、メッセンジャー)と連動して小説サービスを提供してよい。特に、サーバ150は、メッセンジャーの対話インタフェースを利用して小説の内容をメッセージ単位で順に出力するリプレイ機能を提供してよい。
【0043】
サーバ150は、
図4に係る小説提供方法を実行してよい。このために、サーバ150のプロセッサ222は、構成要素として、
図3に示すように、小説登録部310、チャットルーム提供部320、および小説リプレイ部330を含んでよい。実施形態によって、プロセッサ222の構成要素は、選択的にプロセッサ222に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ222の構成要素は、プロセッサ222の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0044】
このようなプロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、
図4の小説提供方法が含む段階410~440を実行するようにサーバ150を制御してよい。例えば、プロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、メモリ221が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0045】
ここで、プロセッサ222の構成要素は、サーバ150に記録されるプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ222によって実行される、プロセッサ222の互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、サーバ150がコンテンツ提供者(例えば、作家やプラットフォーム管理者など)から提供される小説を登録するように上述した命令にしたがってサーバ150を制御するプロセッサ222の機能的表現として、小説登録部310が利用されてよい。
【0046】
段階410で、プロセッサ222は、サーバ150の制御と関連する命令がロードされたメモリ221から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ222が以下で説明する段階420~440を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0047】
段階420で、小説登録部310は、コンテンツ提供者端末からコンテンツおよびコンテンツに関連する出力時間間隔を受信してコンテンツおよび出力時間間隔を記録することにより、該当のコンテンツを含む小説を登録してよい。一例として、小説登録部310は、コンテンツ提供者の設定に基づき、各登場人物と関連するコンテンツを含む小説を登場人物ごとに登録してよい。登場人物と関連するコンテンツとは、登場人物の台詞はもちろん、ナレーション(narration)や状況説明、効果音などを含んでよい。小説登録部310は、メッセンジャーアカウントを所有するすべてのユーザを対象に、小説内容を作成するための個別のツールを提供してよく、このとき、小説作成ツールは、小説内容を入力するための各種フォームとメニューを含んでよい。小説登録部310は、コンテンツ提供者端末から小説作成ツールによって各コンテンツと各コンテンツの出力時間間隔を受信し、受信したコンテンツを含む小説を登録してよい。例えば、小説作成ツールは、登場人物を登録する機能、各登場人物の環境設定(例えば、プロフィール、背景イメージ、挿絵など)のための機能、小説の展開内容として登場人物の台詞あるいは解説や諮問などのようなその他の内容を入力する機能、台詞やその他の内容などのコンテンツがリプレイされる出力時間間隔を入力する機能などを含んでよい。小説登録部310は、コンテンツ提供者から小説作成ツールによって小説の展開によるコンテンツ(台詞やその他の内容)の入力を順に受け、入力された順に入力内容を記録してよい。このとき、コンテンツ提供者によって入力された出力時間間隔は、該当のコンテンツと関連させてコンテンツごとに記録してよい。小説が複数の部分集合(subsets:例えば、複数のエピソード)に分かれる場合、小説登録部310は、小説を部分集合ごとに登録し、コンテンツ提供者端末から各コンテンツと各コンテンツの出力時間間隔を受信してから該当の部分集合に関連させて登録してよい。
【0048】
コンテンツ(台詞やその他の内容)を入力する機能には、内容の途中に絵文字、アニメーションスタンプ、サウンドスタンプ、ポップアップスタンプ、音声効果などのようにメッセンジャー上で提供可能なコンテンツを挿入するための機能を含んでよい。これにより、小説を作成するときにメッセンジャー上のコンテンツを積極的に活用できるようになり、従来のウェブ小説が抱えていたインタフェースの限界を克服することができる。
【0049】
本実施形態では、コンテンツ提供者によって登録された小説をサーバ150に含まれるか連係可能なデータベース(図示せず)に保存(記録)しておき、ユーザ(以下、「読者」とする)の要請にしたがって該当の小説をメッセンジャーの対話インタフェース(すなわち、チャットルーム)に提供するようになるが、まるで登場人物がリアルタイムで対話をやり取りしているかように、小説の台詞やその他の内容(解説や諮問など)などのコンテンツをメッセージ単位で順に出力するリプレイ形態でサービスが提供される。ここで、出力時間間隔とは、コンテンツ(台詞やその他の内容)がどれほど後にメッセンジャーのチャットルームに出現するようになるかを示すものであり、次のコンテンツ(台詞やその他の内容)が現れるまでの時間間隔、すなわち、コンテンツが出力されてから次のコンテンツが出力されるまでの時間間隔を意味してよい。小説登録部310は、コンテンツ提供者の設定に基づき、コンテンツ(台詞やその他の内容)ごとに出力時間間隔を個別に設定してよい。コンテンツ提供者が出力時間間隔を設定しない場合は、事前に定められたデフォルト値が時間間隔として設定されてよい。
【0050】
コンテンツ提供者が小説作成ツールを利用しながら小説の展開内容にしたがってコンテンツ(台詞やその他の内容)を順に入力すれば、該当の順にしたがって内容が登録されるため、時間の流れによって展開する戯曲形式の小説を作成することができるようになり、特に、コンテンツ提供者の意図によってコンテンツごとにリプレイされる時間間隔を異なるように設定することにより、出力時間間隔によって劇の状況(例えば、2人の人物が激しく葛藤し合う状況など)を伝達することができ、作品への没頭効果を期待することができる。
【0051】
段階430で、チャットルーム提供部320は、小説に対する権限を取得したユーザ(以下、「読者」とする)のアカウントを該当の小説に関連するボットアカウント(以下、「小説ボット」とする)とのチャットルームに追加することにより、小説ボットとのチャットルームを読者に提供してよい。一例として、決済を経て小説を購入した読者あるいはイベントなどで小説を獲得した読者などが該当の小説に対する権限を持つようになるが、このとき、チャットルーム提供部320は、権限を持つ読者のアカウントと小説ボットのアカウントとをマッチングして1対1のチャットルームを生成して提供してよい。
【0052】
一実施形態として、チャットルーム提供部320は、メッセンジャー上のコミュニティサービスと連係してチャットルームを提供してよい。サーバ150は、小説サービスによって提供される各小説に対して個別のコミュニティチャンネルを提供してよく、チャットルーム提供部320は、メッセンジャーのユーザが選択した小説に対応するコミュニティチャンネルにユーザアカウントを追加するか関連させてよい。言い換えれば、サーバ150は、コンテンツ提供者の要請にしたがい、該当のコンテンツ提供者によって登録された小説に対応するコミュニティチャンネルを生成してよく、読者のアカウントに小説に対する権限が付与されれば、コミュニティチャンネルに該当の読者のアカウントを追加した後、読者のアカウントと小説ボットのアカウントとが参加するチャットルームをコミュニティチャンネルに関連させて生成してよい。
【0053】
チャットルーム提供部320は、小説が複数の部分集合(例えば、複数のエピソード)に分かれる場合、部分集合のそれぞれに対してユーザの権限の有無を判断してよい。ユーザが小説の少なくとも1つの部分集合に対して権限があると判断される場合、チャットルーム提供部320は、該当の小説のコミュニティチャンネルにユーザアカウントを読者アカウントとして追加するか関連させ、該当の小説の複数の部分集合に関連する小説ボットのうちで読者が権限を持つ少なくとも1つの部分集合に該当する小説ボットと読者とのチャットルームを生成してよい。言い換えれば、各コミュニティチャンネルには複数のチャットルームが設定されてよく、このとき、部分集合ごとに権限を付与してチャットルームを生成してよい。小説ごとに複数のチャットルームをコミュニティチャンネルとして束ね、それぞれ異なる環境設定を適用してよい。このとき、読者の権限管理を細部的に管理するために、部分集合ごとに小説ボットとのチャットルームを個別に提供してよい。例えば、ユーザXが、小説サービスが無料で提供している小説Aの第1話に対して「閲覧する」を入力した場合、ユーザXの入力を受信したチャットルーム提供部320は、小説AのコミュニティチャンネルにユーザXのユーザアカウントを読者アカウントとして追加し、小説Aのコミュニティチャンネルで小説Aの第1話に該当する小説ボットとユーザXとのチャットルームを提供してよい。この後、ユーザXが、小説サービスが有料で提供している小説Aの第2話に対する「閲覧する」を入力した場合、ユーザXの入力を受信したチャットルーム提供部320は、ユーザXに小説Aの第2話に対する権限があるかを判断し、小説Aの第2話に対する権限があると判断された場合には、小説Aのコミュニティチャンネルで小説Aの第2話に該当する小説ボットとユーザXとのチャットルームを提供してよい。また、サーバ150は、小説に対するコミュニティチャンネル内に個別のコミュニティチャットルームを該当のコミュニティチャンネルに関連させて生成した後、該当の小説または該当の小説の少なくとも1つの部分集合に対する権限を持つ読者のアカウントを該当のコミュニティチャットルームに参加させてよい。このように、コミュニティチャンネルで小説サービスを提供するだけでなく、読者が他の読者と疏通できるようにすることにより、コミュニティサービスをより効率的に提供することができる。
【0054】
段階440で、小説リプレイ部330は、読者の要請にしたがい、読者の端末にインストールされたメッセンジャー上で読者のアカウントと小説ボットトアカウントとが参加するチャットルームにおいて、該当の読者と関連する読者設定に基づいて小説に含まれたコンテンツが該当の出力時間間隔によってリプレイされるように、各コンテンツを読者の端末に提供してよい。言い換えれば、小説リプレイ部330は、読者のアカウントと小説ボットのアカウントとがマッチングされたチャットルームで小説がリプレイされるように、コンテンツ提供者が設定した出力時間間隔に基づき、小説のコンテンツ(台詞やその他の内容)を小説ボットが出力するメッセージ単位で提供してよい。小説リプレイ部330は、メッセンジャーのチャットルームでユーザがメッセージをリアルタイムでやり取りする構造と同じように小説の内容をリプレイすることにより、静的に書かれた小説を読者が読み進めていくのではなく、まるで実際の登場人物がメッセージをやり取りしているかのように小説の内容をメッセージ単位で順に出力することにより、より躍動感と集中力を高める小説サービスを提供することができる。このとき、小説リプレイ部330は、コンテンツ提供者が設定した出力時間間隔にしたがって各コンテンツ(台詞やその他の内容)を提供することにより、小説の内容が、2人の人物が激しく葛藤し合う状況では迅速にリプレイさせ、そうでない状況では通常の速度でリプレイさせることで、読者がより深く小説に没頭することのできるサービスすることができる。特に、小説リプレイ部330は、小説ボットと読者とのチャットルームにおいて該当の読者の設定に基づいて小説のコンテンツ(台詞やその他の内容)に該当するメッセージを提供するようになるが、このとき、読者は、リプレイする小説に対し、コンテンツの配置、リプレイの速度、各登場人物に関するプロフィール、背景イメージ、挿絵などを設定してよい。
【0055】
図5は、小説登録部310の小説登録手順に関するユーザインタフェースとして、コンテンツ提供者が利用するユーザ端末(一例として、電子機器120)に表示されるサービスページの一例を示している。
【0056】
図5は、小説作成画面500を示している。
図5に示すように、小説作成画面500には、コンテンツ提供者が小説を作成するためのフォームとメニューを含む小説作成ツールとして、登場人物や解説(または、諮問)を選択するためのメニュー501、登場人物の台詞あるいは解説や諮問などのコンテンツを入力するためのメニュー502、コンテンツがリプレイされる出力時間間隔を入力するためのメニュー503などが含まれてよい。このとき、コンテンツを入力するためのメニュー502は、テキストはもちろん、イメージ(スタンプや絵文字など)、写真、動画、音声ファイル、リンクなどのようにメッセンジャー内に添付可能なすべてのコンテンツを入力することができる環境を含んでよい。
【0057】
この他にも、小説作成画面500には、事前設定のためのメニューとして、小説のタイトルや部分集合情報(エピソード情報)などの基本情報を入力するためのメニュー、登場人物リストを登録するためのメニュー、登場人物ごとに環境を設定するためのメニューなどがさらに含まれてよい。
【0058】
コンテンツ提供者は、小説作成画面500に戯曲形式の小説内容を順に入力してよく、このとき、出力時間間隔を入力するためのメニュー503を利用することにより、コンテンツが出力されてから次のコンテンツがリプレイされるまでの出力時間間隔を調節しながら小説を作成してよい。また、単にテキストが主になるように作成するのではなく、コンテンツや解説状況の途中にスタンプや絵文字などのような多様なコンテンツを適切に添付して読者に表示されるように作成してよい。言い換えれば、特定のコンテンツや内容の後にスタンプのようなコンテンツを入力し、該当のコンテンツが小説ボットから伝達される小説を作成することができる。
【0059】
図6~11は、小説リプレイ部330の小説リプレイ手順に関するユーザインタフェースとして、読者が利用するユーザ端末(一例として、電子機器110)に表示されるサービスページの一例を示している。
【0060】
電子機器110は、以下で説明する小説リプレイ方法を実行してよく、電子機器110のプロセッサ212は、該当の小説リプレイ方法が含む段階を実行するように電子機器110を制御してよい。
【0061】
一例として、プロセッサ212は、読者の要請にしたがい、小説に含まれるコンテンツおよび各コンテンツに関連する出力時間間隔をサーバ150から受信し、電子機器110にインストールされたメッセンジャー上で小説ボットのアカウントが参加するチャットルームにおいて、該当の出力時間間隔によって小説の各コンテンツをリプレイしてよい。
【0062】
図6は、小説リプレイ画面600の一例を示している。
図6を参照すると、小説リプレイ画面600とは、読者のアカウントと小説ボットのアカウントとがマッチングされたチャットルームを意味し、各登場人物のコンテンツは、各コンテンツに設定された出力時間間隔によって該当のコンテンツに関連する登場人物のメッセージ601に順に出力される。例えば、「Sally」のコンテンツ「わぁ!本当に面白いよね」に対して出力時間間隔が0.5秒に設定された場合、以前のコンテンツである「James」のコンテンツ「このビデオ見た?」が出力されてから0.5秒が経過した時点に「Sally」のコンテンツ「わぁ!本当に面白いよね」が出力される。言い換えれば、各登場人物のコンテンツは、チャットルーム内の対話メッセージ単位で出力され、小説ボットを利用しながら該当のコンテンツに関連する登場人物側からの送信メッセージ601の形態で出力されてよい。
【0063】
小説の解説や諮問などは、登場人物と関連する類型のコンテンツとは異なり、登場人物とは関連のない類型のコンテンツとして登場人物と関連するコンテンツとは異なる形態のメッセージとして出力され、チャットルームの中立的なインタフェースとしてシステムが伝達するメッセージ602の形態で出力されてよい。これは、メッセンジャー上のチャットルームに新たなユーザが参加するときに通知をするインタフェースや、日付を区分するインタフェースなどを活用するものであり、登場人物のコンテンツではなく解説や諮問の場合には、対話メッセージではなく中立的な位置のシステムが内容を伝達する効果を与えてよい。
【0064】
図7および
図8は、小説リプレイ画面700の他の例を示している。
【0065】
他の例として、プロセッサ212は、小説リプレイを実行する前に、読者のリプレイ設定のためのユーザインタフェースを提供し、該当のインタフェースによって読者のリプレイ設定を受信し、電子機器110にインストールされたメッセンジャー上で小説ボットのアカウントが参加するチャットルームにおいて、読者のリプレイ設定に基づき、小説の各コンテンツを該当の出力時間間隔によってリプレイしてよい。読者は、リプレイする小説に対し、コンテンツの配置、リプレイの速度、各登場人物に関するプロフィール、背景イメージ、挿絵などを設定してよく、これによって読者個人にカスタマイズされた小説リプレイ環境を提供することができる。
【0066】
図7および
図8を参照すると、小説リプレイ画面700とは、読者のアカウントと小説ボットのアカウントとがマッチングされたチャットルームを意味し、小説ボットとのチャットルームに読者が初めて招待されたときには、小説ボットが小説の登場人物のうちの少なくとも1つの登場人物を選択するためのユーザインタフェースとして登場人物リスト710を提供し、読者が自身の対話メッセージとしてどの登場人物でコンテンツを出力するかを選択できるようにする。このとき、読者が登場人物を選択せずに小説のリプレイを開始すれば、
図6で説明したように、すべての登場人物のコンテンツを該当のコンテンツに関連する登場人物側からの送信メッセージ601の形態で出力してよい。一方、読者が登場人物リスト710から少なくとも1人の特定の人物を選択する場合、読者が選択した人物のコンテンツは、読者が選択しなかった残りの人物のコンテンツとは異なるように表示されてよい。一例として、読者が選択した人物のコンテンツは読者側からの送信メッセージ803の形態で出力され、残りの登場人物のコンテンツは各コンテンツに関連する登場人物側からの送信メッセージ601の形態で出力される。例えば、読者が登場人物リスト710から「Brown」を選択した場合、
図8に示すように、「Brown」のコンテンツである「コニーにも見せてあげよう。」を、まるで読者が発言したかのように読者からの送信メッセージ803として出力してよい。したがって、小説リプレイが始まる前に登場人物のうちの1人以上が指定されれば、該当の人物のコンテンツはチャットルームで読者が伝達したメッセージのように表記されてよく、これにより、該当の人物に対する読者の選好度を計算することができ、計算された選好度を表示するユーザインタフェースを提供することができる。
【0067】
また、小説リプレイ画面600、700には、ユーザ参加機能のうちの1つとして、登場人物ごとに環境を設定するためのメニューがさらに含まれてよい。読者は、メッセンジャーのチャットルームでリプレイされる小説の各登場人物に関するプロフィール、背景イメージ、挿絵などのインタフェースを直接に設定したり変更したりしてよい。
【0068】
小説リプレイ画面600、700には、小説リプレイを一時停止するための停止メニュー620、820、小説リプレイを開始するための再生メニュー630、830、リプレイ速度を調節するための倍速再生メニュー640、840などが含まれてよい。小説リプレイ部330は、読者が小説リプレイの途中に停止メニュー620、820を入力するか、小説リプレイ画面600、700を下にスクロールするか、小説リプレイ画面600、700を閉じる場合、リプレイ停止イベントとして認識し、小説リプレイを停止させると同時に最後に出力されていたコンテンツを記憶する。この後、読者が小説リプレイ画面600、700を実行するか、小説リプレイ画面600、700で再生メニュー630、830を入力すれば、リプレイ停止イベントによって記憶されたコンテンツから小説が再びリプレイされる。また、小説リプレイ部330は、読者が小説のリプレイ速度を設定するためのユーザインタフェースを提供してよく、該当のインタフェースによって読者からのリプレイ速度の設定を受信してよい。例えば、小説リプレイの途中に、倍速再生メニュー640、840による読者の入力に対応してメッセージ出力速度、すなわち、リプレイ速度が調節されることがある。このとき、小説リプレイ部330は、読者が設定したリプレイ速度を各コンテンツに関連する出力時間間隔にオーバーレイさせ、オーバーレイされた出力時間間隔にしたがって該当のコンテンツをリプレイしてよい。例えば、小説リプレイ部330は、読者が倍速再生メニュー640、840を入力すれば、コンテンツ提供者の設定による出力時間間隔の全体出力速度を1.5倍速、2倍速などのように高めるか低めてよい。また、小説リプレイ部330は、読者の設定にしたがい、コンテンツ提供者の設定による出力時間間隔とは関係なく(すなわち、コンテンツ提供者の設定による出力時間間隔をオーバーライドさせて)一定の速度でコンテンツを出力してもよい。
【0069】
さらに、プロセッサ212は、読者から小説のコンテンツのうちの1つのコンテンツに対する選択を受信する場合、選択されたコンテンツと関連して他の読者が入力したコメントおよび/または選好度をサーバ150から受信し、受信したコメントおよび/または選好度を表示するか、あるいは読者がコメントおよび/または選好度を直接入力するためのユーザインタフェースを提供してよい。
【0070】
図9を参照すると、小説リプレイ部330は、読者が小説リプレイ画面600、700で特定のメッセージを選択する場合、選択されたメッセージに対するコピー、伝達、共有、コメント入力などのためのインタフェースとしてメニューリスト950を出力してよい。メニューリスト950には、リプレイされている小説の特定のコンテンツに読者がコメントを直接入力するためのコメントメニュー951が含まれてよい。言い換えれば、小説リプレイ部330は、リプレイ中の小説の各コンテンツに、すなわち、読者がメッセージ単位でコメントを登録したり他の読者が登録したコメントを確認したりすることのできるインタフェースを提供してよい。
【0071】
小説の各コンテンツは1つのメッセージ形態で出力されるが、このとき、各メッセージには直接表示されないURLが含まれており、読者が特定のコンテンツに対して他の読者のコメントが見たいとかコメントを直接登録したいときに該当のコンテンツを選択すれば、URLを経てコメント空間に移動してよい。小説リプレイ部330は、読者が小説リプレイ画面600、700で特定のコンテンツを選択した後、メニューリスト950からコメントメニュー951を選択する場合、
図10に示すように、選択されたコンテンツに関連するコメント画面1000を提供してよい。このとき、コメント画面1000には、読者が選択したコンテンツ1060に対し、テキストや音声ファイル、スタンプ、絵文字などでコメントを作成するためのインタフェース1070が含まれてよく、該当のコンテンツ1060に対して他の読者が登録したコメントリスト1080が含まれてよい。また、コメント画面1000には、他の読者が登録したコメントに対してコメントを作成するための機能、「いいね」や「おすすめ」などのような選好度を入力するための機能などがさらに含まれてよい。また、コメント画面1000には、小説のコンテンツのうちから特定のコンテンツを選択して入力した各コンテンツのコメントとともに、コンテンツを選択せずに小説全体に対して入力したコメントを一度に見ることのできる画面に移動するための全体コメントメニュー1090がさらに含まれてよい。読者は、コンテンツごとに提供されるコメント画面1000によって他の読者が登録したコメントや選好度(「いいね」や「おすすめ」など)を確認することができ、これにより、他の読者と疏通することができる。
【0072】
プロセッサ222は、小説のコンテンツごとに読者が登録したコメントや選好度を集計して各コンテンツの統計情報を計算し、統計情報あるいは統計情報を利用した多様なフィードバックをユーザ(コンテンツ提供者や読者など)に提供してよい。例えば、「いいね」がついた数の順に10件のコンテンツを選定して表示してもよく、コメントがついた数の順に人気エピソードを選定して表示してもよい。
【0073】
さらに、小説リプレイ部330は、各コンテンツの統計情報をフィードバック情報としてコンテンツ提供者あるいは読者に提供してよい。一例として、小説リプレイ部330は、
図10に示すように、読者が選択したコンテンツ1060に対してコメント画面1000を提供するときに、他の読者が登録したコメントや選好度から得た統計情報1004をともに提供してよい。他の例として、小説リプレイ部330は、
図11に示すように、小説リプレイ過程で登場人物のコンテンツをメッセージ単位で出力するときに、該当の小説を既に購読した読者のコメントや選好度から得た統計情報1104を各メッセージに連係させて出力することも可能である。
【0074】
上述では、サーバ150が電子機器110または120にインストールされたアプリケーション(メッセンジャー)と連動してサーバ150側で小説提供方法を実行するとして説明しているが、これに限定されてはならず、実施形態によっては、電子機器110にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、上述した小説提供方法の少なくとも一部を電子機器110で実行してもよい。
【0075】
具体的に、電子機器110または120によって
図4に示した小説提供方法のうちの少なくとも一部を実行するために、該当の電子機器のプロセッサは、小説登録部、チャットルーム提供部、および小説リプレイ部を含んでよい。実施形態によって、小説登録部、チャットルーム提供部、および小説リプレイ部は、選択的に電子機器110または120のプロセッサに含まれても除外されてもよく、プロセッサの機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0076】
電子機器110または120のプロセッサに含まれる小説登録部、チャットルーム提供部、および小説リプレイ部は、
図3で説明した小説登録部310、チャットルーム提供部320、および小説リプレイ部330と同一あるいは対応するように
図4の段階420~440を実行するため、これに関する具体的な説明は省略する。
【0077】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャーの対話インタフェースを利用することで小説のコンテンツをメッセージ単位で順に出力するリプレイ機能を提供することができ、特に、小説の内容展開や状況などに応じてコンテンツごとに出力時間間隔を異なるように設定することにより、躍動感と没入感のあるインタフェース環境を提供することができる。また、本発明の実施形態によると、ユーザが選択した登場人物のコンテンツをメッセンジャーの対話インタフェースでユーザ側のメッセージとして出力することにより、ユーザの参加が可能な環境を提供することができるし、リプレイされる小説の各コンテンツにユーザがコメントを直接入力することができる機能と、他のユーザの選好度を確認することができる機能を提供することができる。
【0078】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0079】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0080】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0081】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0082】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。