(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-10
(45)【発行日】2023-04-18
(54)【発明の名称】コンセント装置
(51)【国際特許分類】
H01R 13/688 20110101AFI20230411BHJP
H01R 25/00 20060101ALI20230411BHJP
【FI】
H01R13/688
H01R25/00 G
(21)【出願番号】P 2022199253
(22)【出願日】2022-12-14
【審査請求日】2022-12-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522486313
【氏名又は名称】▲吉▼澤 一志
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】弁理士法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼澤 一志
【審査官】濱田 莉菜子
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3065299(JP,U)
【文献】実開昭60-19162(JP,U)
【文献】特開2015-219967(JP,A)
【文献】中国実用新案第2779668(CN,Y)
【文献】欧州特許出願公開第2317611(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/56-13/72
H01R 25/00
H01R 31/02
H01R 31/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源からの配電線部分に介在し、プラグの刃が挿入される刃受部を有するコンセント本体と、
前記コンセント本体に対して着脱自在に取り付けられ、該コンセント本体の前面の前記刃受部以外の部分を覆うコンセントカバーと、
前記コンセントカバーの裏面に固定され、雷サージを遮断する消弧剤入りヒューズを着脱可能に保持し、該消弧剤入りヒューズの両端部を前記配電線部分に接続するための後方に突出する1対の突出電極を有するヒューズボックスと、
前記コンセント本体に設けられ、該コンセント本体に対する前記コンセントカバーの取付けにより前記ヒューズボックスが挿入されるボックス挿入部と、
前記ボックス挿入部に設けられ、該ボックス挿入部に対する前記ヒューズボックスの挿入により前記1対の突出電極が嵌入し、該1対の突出電極を前記配電線部分に接続する1対の受金具とを備えることを特徴とするコンセント装置。
【請求項2】
前記ヒューズボックスは、該ヒューズボックスに対する消弧剤入りヒューズの着脱を行うための開口部を、前記コンセントカバーの裏面における該ヒューズボックスの該裏面に沿った方向に向いた側面に有することを特徴とする請求項1に記載のコンセント装置。
【請求項3】
前記コンセント本体は、前記消弧剤入りヒューズが通電状態にあるときに点灯する通電ランプを有し、前記コンセントカバーには、該通電ランプの点灯の有無を確認するための窓部を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンセント装置。
【請求項4】
前記コンセント本体は、直線状に配列された前記刃受部を複数備え、該配列の方向と、前記ヒューズボックスの長さ方向とが一致するように、該刃受部の配列の横に沿ってヒューズボックスが配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のコンセント装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンセントカバーにヒューズボックスを設けたコンセント装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヒューズを設けたコンセント装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のコンセント装置は、座体と、蓋体と、保護装置とを備える。そして、座体に多数対のソケット導電片が設置され、1つのソケット電導片と1つの保護装置の電導片とを連結させ、かつ保護装置の電導片同士が連結される。
【0003】
さらに、保護装置の電導片と対応する位置に平角孔を有する蓋体が、座体に設置され、保護装置の回路基板に表示ランプが設置され、かつ2個の導電性スプリングが設置される。そして、両導電性スプリングをヒューズの両端の電導部分と接触させることにより、コンセント装置の電気回路が形成される。
【0004】
そして、正常な使用状態では、電気機器の電源プラグを、ソケットの電導片の対に挿入することにより、電気機器の電源が確保される。一方、過負荷電流が流れた場合、ヒューズが焼損し、電気回路が遮断され、表示ランプが点灯する。
【0005】
これに応じて、使用者は、故障原因を取り除き、ヒューズを交換することができる。ヒューズの交換は、蓋体の平角孔の両側の切り口から2本の指で保護装置の突起部を掴んで保護装置を抜き出し、保護装置の各導電性スプリングに両端が接触しているヒューズを取り出し、新たなものに取り替えてその両端を各導電性スプリングに接触させることにより行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1のコンセント装置によれば、ヒューズは、ソケットの電導片の対の間隔と同程度の長さしがない。このため、強力な雷サージが生じた場合には、ヒューズエレメントの溶解とともにアーク放電が生じて過電圧や過電流を遮断できずに電気機器に損傷を与えたり、さらにはヒューズ管が破損してアーク放電が外部に吹き出たりするなど、雷サージから電気機器等を保護するには不十分である。
【0008】
また、ヒューズとして消弧剤(珪砂)入りヒューズを用いた場合でも、強力な雷サージに対する十分な遮断容量を確保することができない。
【0009】
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、強力な雷サージに対しても確実に対応し得る大きさの消弧剤入りヒューズが使えるコンセント装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のコンセント装置は、
電源からの配電線部分に介在し、プラグの刃が挿入される刃受部を有するコンセント本体と、
前記コンセント本体に対して着脱自在に取り付けられ、該コンセント本体の前面の前記刃受部以外の部分を覆うコンセントカバーと、
前記コンセントカバーの裏面に固定され、雷サージを遮断する消弧剤入りヒューズを着脱可能に保持し、該消弧剤入りヒューズの両端部を前記配電線部分にそれぞれ接続するための後方に突出する1対の突出電極を有するヒューズボックスと、
前記コンセント本体に設けられ、該コンセント本体に対する前記コンセントカバーの取付けにより前記ヒューズボックスが挿入されるボックス挿入部と、
前記ボックス挿入部に設けられ、該ボックス挿入部に対する前記ヒューズボックスの挿入により前記1対の突出電極が嵌入し、該1対の突出電極を前記配電線部分に接続する1対の受金具とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明において、ヒューズボックスは、雷サージを遮断する消弧剤入りヒューズを着脱可能に保持し、コンセントカバーの裏面に固定されるものであるため、通常の電流ヒューズや小さなヒューズでは対応できないような強力な雷サージに対しても、確実に対応し得る大きさの消弧剤入りヒューズを収容できる十分な大きさを有するものとして構成することができる。これにより、従来は不十分であった、雷サージ対策を完璧なものにすることができる。
【0012】
また、ヒューズボックスは、コンセントカバーの裏面に固定されるので、消弧剤入りヒューズの交換に際してコンセントカバーをコンセント本体から取り外したとき、コンセント本体のボックス挿入部からも同時に取り外され、かつヒューズボックスの各突出電極も同時にボックス挿入部の各受金具から離されて、配電線部分との接続が解除される。したがって、ヒューズボックスに対する消弧剤入りヒューズの着脱を、安全に行うことができる。
【0013】
本発明において、前記ヒューズボックスは、該ヒューズボックスに対する消弧剤入りヒューズの着脱を行うための開口部を、前記コンセントカバーの裏面における該ヒューズボックスの該裏面に沿った方向に向いた側面に有してもよい。これによれば、ヒューズボックスに対する消弧剤入りヒューズの着脱を、コンセントカバーの裏面において容易に行ことができる。
【0014】
本発明において、前記コンセント本体は、前記消弧剤入りヒューズが通電状態にあるときに点灯する通電ランプを有し、前記コンセントカバーには、該通電ランプの点灯の有無を確認するための窓部を備えてもよい。これによれば、消弧剤入りヒューズが遮断状態になった場合、通電ランプが消灯することにより、遮断状態になっていることを容易に把握することができる。
【0015】
本発明において、前記コンセント本体は、直線状に配列された前記刃受部を複数備え、該配列の方向と、前記ヒューズボックスの長さ方向とが一致するように、該刃受部の配列の横に沿ってヒューズボックスが配置されてもよい。これによれば、完璧な雷サージ対策を実現するための十分な大きさの消弧剤入りヒューズに対応したヒューズボックスを有するコンセント装置をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係るコンセント装置の構成を示す分解斜視図である。
【
図2】
図1のコンセント装置のコンセントカバーの裏面側を示す斜視図である。
【
図3】
図1のコンセント装置のコンセント本体の前側を示す斜視図である。
【
図4】
図3のコンセント本体の裏側を示す斜視図である。
【
図5】
図1のコンセント装置のヒューズボックスの分解図である。
【
図6】
図1のコンセント装置のボックス挿入部の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンセント装置の構成を示す。
図1に示すように、このコンセント装置1は、電源2からの配電線3の配電線部分4に介在し、プラグの刃が挿入される刃受部5を2箇有するコンセント本体6と、コンセント本体6に対して着脱自在に取り付けられ、コンセント本体6の前面の刃受部5以外の部分を覆うコンセントカバー7とを備える。
【0018】
コンセントカバー7は、各刃受部5に対応する部分に開口窓8を有する。各刃受部5は、プラグを挿入するための2つの受金具9を備える。コンセント装置1は、壁などの取付部10に対して取り付けられ、配電線部分4を介して電源2からの電力の供給を受けて使用される。
【0019】
図2は、コンセントカバー7の裏面側を示す。
図2に示すように、コンセントカバー7の裏面には、雷サージを遮断する消弧剤入りヒューズ11を着脱可能に保持するヒューズボックス12が固定される。ヒューズボックス12は、消弧剤入りヒューズ11の両端部を配電線部分4に接続するための後方に突出する1対の突出電極13を有する。
【0020】
消弧剤入りヒューズ11としては、雷サージによるアーク放電を極力短時間で消滅できるものが使用される。
【0021】
ヒューズボックス12は、上下に間隔を置いて配置された2つの開口窓8の横に配置され、上下方向に延在する。これにより、ヒューズボックス12は、雷サージを完璧に遮断する消弧剤入りヒューズ11を収容するに足る十分な大きさを有する。
【0022】
また、ヒューズボックス12は、ヒューズボックス12に対する消弧剤入りヒューズの着脱を行うための開口部14を、コンセントカバー7の裏面におけるヒューズボックス12の該裏面に沿った方向に向いた側面に有する。
【0023】
図3は、コンセント本体6の前面側を示す。
図3に示すように、コンセント本体6には、コンセント本体6に対するコンセントカバー7の取付けによりヒューズボックス12が挿入されるボックス挿入部15が設けられる。ボックス挿入部15には、ボックス挿入部15に対するヒューズボックス12の挿入により、ヒューズボックス12の1対の突出電極13が嵌入し、各突出電極13に接続される配電線部分4が接続される1対の受金具16が設けられる。
【0024】
また、コンセント本体6は、消弧剤入りヒューズ11が通電状態にあるときに点灯する通電ランプ17を有する。コンセントカバー7は、この通電ランプ17の点灯の有無を確認するための窓部18を備える(
図1参照)。
【0025】
図4は、コンセント本体6の裏面側を示す。
図4に示すように、電源2からの一方の配電線3による配電線部分4(図中に破線で図示)は、ボックス挿入部15の下側の電線挿入部19に挿入され、下側の受金具16に接続される。
【0026】
上側の受金具16に接続され、上側の電線挿入部19から引き出される配電線部分4は、下方の刃受部5の一方の受金具9に接続され、さらに上方の刃受部5の一方の受金具9に接続され、通電ランプ17に接続される。
【0027】
一方、電源2からの他方の配電線3による配電線部分4(図中に一点鎖線で図示)は、下方の刃受部5の他方の受金具9に接続され、さらに、上方の刃受部5の他方の受金具9に接続され、通電ランプ17に接続される。
【0028】
図5は、ヒューズボックス12の分解図である。
図5に示すように、ヒューズボックス12は、ボックス20に上下の差込金具21及び上下のヒューズ固定金具22を固定するとともに、消弧剤入りヒューズ11を上下のヒューズ固定金具22にはめ込み、絶縁ゴム製のカバー23を取り付けることにより構成される。
【0029】
差込金具21は、上述の突出電極13を有する。ヒューズ固定金具22と差込金具21との接続は、ボルトとナットでの接続や、かしめピンによって行ってもよい。
【0030】
図6は、ボックス挿入部15の分解図である。
図6に示すように、ボックス挿入部15は、ヒューズボックス12が挿入される挿入部24、上下の電線挿入部19が設けられた配線部25、及びヒューズボックス12の上下の差込金具21が差し込まれる上述の受金具16を備える。
【0031】
上下の受金具16は、挿入部24と配線部25とを仕切る隔壁の上下の金具取付部26に取り付けられる。上下の電線挿入部19に挿入される配電線部分4は、それぞれ上下の受金具16に接続される。
【0032】
この構成において、コンセントカバー7のヒューズボックス12に消弧剤入りヒューズ11を保持させ、コンセントカバー7をコンセント本体6に取り付けることにより、コンセント装置1の使用が可能となる。この状態において、ヒューズボックス12内の消弧剤入りヒューズ11は、通電状態にあるので、通電ランプ17が点灯している。これにより、使用者は、コンセント装置1が使用可能な状態であることがわかる。
【0033】
この状態において、使用者は、電気機器に接続されたプラグの刃をコンセント本体6の刃受部5に挿入することにより、電気機器に電源2からの電力を供給し、電気機器を使用することができる。
【0034】
電気機器の使用中に、落雷の発生に起因して、電源2に瞬間的な高電圧(雷サージ)が印加されると、ヒューズボックス12内のヒューズが通常の電流ヒューズであるとすれば、ヒューズエレメントは溶断するが、アーク発生により配電線部分4が遮断できずに電気機器が損傷したり、ヒューズ管が破損してアークが外部に噴き出したりする恐れがある。
【0035】
この点、本実施形態では、ヒューズボックス12内には消弧剤入りヒューズ11が保持されているので、これに雷サージが印加されても、ジュール熱でヒューズエレメントは急速に溶断し、発生するアークの熱で珪砂(消弧剤)が気化蒸発してアークを冷却し、アーク抵抗が増加して電流が絞られる。そして、気化した珪砂(消弧剤)が固化して高い絶縁性を獲得し、一瞬にして確実な配電線部分4の遮断が完了する。
【0036】
このように消弧剤入りヒューズ11が遮断状態となって、新たな消弧剤入りヒューズ11に交換する場合には、コンセントカバー7が取り外される。これと同時に、コンセントカバー7の裏面に固定されているヒューズボックス12も同時にコンセント本体6のボックス挿入部15から取り出され、かつヒューズボックス12の各突出電極13も、ボックス挿入部15底部の各受金具16から分離される。
【0037】
そして、ヒューズボックス12の開口部14から開放状態となっている消弧剤入りヒューズ11が取り出され、新たな消弧剤入りヒューズ11が代わりにヒューズボックス12に設定される。この後、コンセントカバー7を、再度コンセント本体6に取り付けることにより、消弧剤入りヒューズ11の交換が完了し、コンセント装置1が再び使用可能となる。
【0038】
この消弧剤入りヒューズ11の交換時に、コンセントカバー7がコンセント本体6から取り外された状態においては、ヒューズボックス12は、配電線部分4から切り離されており、かつ配電線部分4に接続しているボックス挿入部15の各受金具16は、ボックス挿入部15の挿入部24の底部に位置しているので、使用者は、感電のおそれなく、安全に消弧剤入りヒューズ11の交換を行うことができる。
【0039】
以上のように、本実施形態によれば、ヒューズボックス12は、コンセントカバー7の裏面に固定されているので、通常の電流ヒューズや小さなヒューズでは対応できないような強力な雷サージに対しても確実に対応し得る大きさの消弧剤入りヒューズ11を収容できる十分な大きさを有するものとして構成することができる。これにより、従来は不十分であった、雷サージ対策を完璧なものにすることができる。
【0040】
また、ヒューズボックス12は、コンセントカバー7の裏面に固定されているので、消弧剤入りヒューズ11を交換するためにコンセントカバー7をコンセント本体6から取り外したときに、ヒューズボックス12の突出電極13も同時に、ボックス挿入部15の挿入部24の底部に位置する受金具16から分離される。これにより、使用者は、消弧剤入りヒューズ11の交換を安全に行うことができる。
【0041】
また、ヒューズボックス12は、ヒューズボックス12に対する消弧剤入りヒューズ11の着脱を行うための開口部14を、コンセントカバー7の裏面におけるヒューズボックス12の該裏面に沿った方向に向いた側面に有するので、ヒューズボックス12に対する消弧剤入りヒューズ11の着脱を、コンセントカバー7の裏面において容易に行ことができる。
【0042】
また、コンセント本体6は、消弧剤入りヒューズ11が通電状態にあるときに点灯する通電ランプ17を有し、コンセントカバー7には、通電ランプ17の点灯の有無を確認するための窓部18を備えるので、使用者は、コンセント装置1が正常に機能しているか否かを容易に把握することができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、刃受部5は、2個に限らず、1個又は3個以上設けられてもよい。
【0044】
また、直線状に配列された刃受部5を複数備え、該配列の方向と、ヒューズボックス12の長さ方向とが一致するように、該刃受部5の配列の横において、該配列に沿ってヒューズボックス12が配置されてもよい。これによれば、完璧な雷サージ対策を実現するための十分な大きさのヒューズボックス12を有するコンセント装置をコンパクトに構成することができる。
【符号の説明】
【0045】
1…コンセント装置、2…電源、3…配電線、4…配電線部分、5…刃受部、6…コンセント本体、7…コンセントカバー、8…開口窓、9…受金具、10…取付部、11…消弧剤入りヒューズ、12…ヒューズボックス、13…突出電極、14…開口部、15…ボックス挿入部、16…受金具、17…通電ランプ、18…窓部、19…電線挿入部、20…ボックス、21…差込金具、22…ヒューズ固定金具、23…カバー、24…挿入部、25…配線部、26…金具取付部。
【要約】
【課題】強力な雷サージに対しても確実に対応し得る大きさの消弧剤入りヒューズが使えるコンセント装置を提供することにある。
【解決手段】コンセント装置1は、刃受部5を有するコンセント本体6と、コンセント本体6に着脱自在に取り付けられるコンセントカバー7とを備える。コンセントカバー7は、その裏面に固定され、消弧剤入りヒューズ11を配電線部分4に接続するための突出電極13を有するヒューズボックス12を備える。コンセント本体6は、コンセントカバー7の取付け時にヒューズボックス12が挿入されるボックス挿入部15と、該挿入により突出電極13が嵌入されて、これを配電線部分4に接続する受金具16とを備える。
【選択図】
図1