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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-11
(45)【発行日】2023-04-19
(54)【発明の名称】二重殻タンク
(51)【国際特許分類】
   B65D 90/06 20060101AFI20230412BHJP
   F17C 3/04 20060101ALI20230412BHJP
【FI】
B65D90/06 Z
F17C3/04 C
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018245496
(22)【出願日】2018-12-27
(65)【公開番号】P2020104884
(43)【公開日】2020-07-09
【審査請求日】2021-12-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山口 貴裕
(72)【発明者】
【氏名】堀野 聡
(72)【発明者】
【氏名】山口 哲
(72)【発明者】
【氏名】熊野 友巳
【審査官】矢澤 周一郎
(56)【参考文献】
【文献】実開昭50-111018(JP,U)
【文献】特開平07-243590(JP,A)
【文献】特開平11-006600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 90/06
F17C 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部が内部に形成された球殻形状の内槽と、
前記内槽を覆う外槽と、
前記内槽の外壁及び前記外槽の内壁によって囲まれた空間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材とを、備え、
前記内槽と前記外槽との頂部隙間の大きさが、前記内槽と前記外槽との底部隙間の大きさに、前記内槽が空の状態と前記内槽が前記液体を収容した状態との前記粒状断熱材のレベル差を加えた値以上であり、
前記外槽が下半球殻部と、上半球殻部と、前記下半球殻部と前記上半球殻部とを繋ぐ筒形状の胴部とからなり、前記内槽の中心と前記下半球殻部の中心とが一致する、
二重殻タンク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外槽と内槽とを備える二重殻タンクの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、低温液体を貯蔵するタンクとして、二重殻タンクが知られている。二重殻タンクは、一般的に、低温液体を実質的に収容する内槽と、この内槽を所定の間隔を隔てて外側から覆う外槽と、内槽と外槽との間に形成された断熱層とを備える。断熱層は、例えば、内槽と外槽との間に充填された粒状断熱材で形成され、粒状断熱材としてはパーライトが使用される。
【0003】
二重殻タンクの建造時に、内槽と外槽とが完成してから、内槽が空の状態で内槽と外槽との間を埋めるように粒状断熱材が充填される。そのため、内槽に低温液体が供給されて内槽が熱収縮すると、内槽と外槽との間隔が広がって、内槽と外槽との間に充填されている粒状断熱材が沈降する可能性がある。粒状断熱材が沈降した場合、二重殻タンクのタンク頂部に粒状断熱材の存在しない空間が生じ、タンク頂部の断熱層の厚さが低減する。二重殻タンクにおいて断熱層の厚さが不十分な箇所が生じると、その箇所の断熱性が低下する。断熱性の低下により、内槽の冷熱が外槽に伝わり、外槽に霜が付き、外槽の腐食を招くおそれがある。また、断熱性の低下により内槽への入熱量が増加すると、低温液体のボイルオフガス量が増加し、内槽の圧力が過剰となるおそれがある。
【0004】
そこで、特許文献1の二重殻タンクでは、内槽の半径方向に伸縮可能な伸縮材(グラスウール)で形成された内側の断熱層と、充填材(パーライト)で形成された外側の断熱層との内外二層からなる断熱層を備える。この二重殻タンクでは、内槽の熱収縮によって断熱層に生じる隙間が膨張した伸縮材によって充たされ、充填材の沈降が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2013-238285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
とりわけ屋外に設置された二重殻タンクでは日射によるタンク頂部への入熱量を抑えることが肝要である。それにも関わらず、内槽と外槽との間の断熱層が粒状断熱材によって形成されると、前述のように粒状断熱材の沈降によってタンク頂部の断熱性が低下する。
【0007】
上記特許文献1の二重殻タンクによれば、粒状断熱材(充填材)の沈降を抑制できるものの、パーライトと比較して高価なグラスウールを多用することからコストが嵩む。
【0008】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、粒状断熱材によって内槽と外槽との間に断熱層を形成することと、内槽の収縮変形に起因して粒状断熱材が沈降した後もタンク頂部に適切な厚さの断熱層を保持することとを両立し得る二重殻タンクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る二重殻タンクは、
液体を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部が内部に形成された球殻形状の内槽と、
前記内槽を覆う外槽と、
前記内槽の外壁及び前記外槽の内壁によって囲まれた空間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材とを、備え、
前記内槽と前記外槽との頂部隙間の大きさが、前記内槽と前記外槽との底部隙間の大きさに、前記内槽が空の状態と前記内槽が前記液体を収容した状態との前記粒状断熱材のレベル差を加えた値以上であり、
前記外槽が下半球殻部と、上半球殻部と、前記下半球殻部と前記上半球殻部とを繋ぐ筒形状の胴部とからなり、前記内槽の中心と前記下半球殻部の中心とが一致することを特徴としている。
【0010】
上記二重殻タンクによれば、頂部隙間の大きさが底部隙間の大きさよりも大きいことから、内槽が空の状態において、タンク頂部にタンク底部よりも厚い断熱層が形成されている。そして、内槽に低温液体が供給されて内槽が収縮すると、内槽と外槽との間隙が広がって、内槽と外槽との間に充填されている粒状断熱材が沈降するが、粒状断熱材が沈降した状態においても、タンク頂部に十分な厚さの断熱層が保持される。よって、上記二重殻タンクによれば、粒状断熱材によって内槽と外槽との間に断熱層を形成することと、内槽の収縮変形に起因して粒状断熱材が沈降した後もタンク頂部に適切な厚さの断熱層を保持することとを両立することができる。槽の赤道より下方では、その周囲に一定厚さの断熱層が形成される。内槽の赤道より上方では、その周囲に内槽の赤道より下方の断熱層よりも厚い断熱層が形成される。そして、外槽は球殻に近い形状となり、外槽に十分な強度を備えることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、粒状断熱材によって内槽と外槽との間に断熱層を形成することと、内槽の収縮変形に起因して粒状断熱材が沈降した後もタンク頂部に適切な厚さの断熱層を保持することとを両立し得る二重殻タンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本開示の参考例1に係る空の二重殻タンクの全体的な構成を示す断面図である。
図2図2は、図1に示す内槽へ低温液体が供給された状態を示す二重殻タンクの断面図である。
図3図3は、本開示の実施形態に係る空の二重殻タンクの全体的な構成を示す断面図である。
図4図4は、図3に示す内槽へ低温液体が供給された状態を示す二重殻タンクの断面図である。
図5図5は、本開示の参考例2に係る空の二重殻タンクの全体的な構成を示す断面図である。
図6図6は、図5に示す内槽へ低温液体が供給された状態を示す二重殻タンクの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
参考例1
次に、図面を参照して本開示参考例1を説明する。図1は、本開示参考例1に係る空の二重殻タンク1Aの全体的な構成を示す断面図であり、図2は、図1に示す内槽2へ低温液体7が供給された状態を示す二重殻タンク1Aの断面図である。
【0014】
図1及び図2に示す二重殻タンク1Aは、液体水素、液体窒素、液化天然ガス等の低温液体7を貯蔵するタンクである。二重殻タンク1Aは、図示されないスカート又は支柱によって支持された状態で船体又は地上等に設置される。
【0015】
二重殻タンク1Aは、内槽2と、内槽2を覆う外槽3と、内槽2と外槽3との間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材4と、内槽2と外槽3との間の空間を真空引きする真空ポンプ6とを備える。
【0016】
内槽2は、中空球殻形状を呈し、例えば、多数のSUS製パネルが溶接されて成る。内槽2の内部には、低温液体7を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部21が形成されている。内槽2は、タンク建造時の常温と低温液体7収容時の低温との温度差による収縮変形及び変形回復を許容し得る。
【0017】
外槽3は、内槽2よりも一回り大きい中空球殻形状を呈し、例えば、多数の鋼板が溶接されて成る。外槽3の直径は、内槽2の直径よりも大きい。内槽2は、内槽2の外壁と外槽3の内壁との間を接続する図示されないロッド等によって、外槽3に支持される。
【0018】
粒状断熱材4は、内槽2の外壁及び外槽3の内によって囲まれた空間に圧密状態で充填されている。粒状断熱材4は、例えば、粒状のパーライトである。但し、粒状断熱材4は、パーライト以外の公知の粒状断熱材が採用されてよい。
【0019】
内槽2と外槽3との間において粒状断熱材4が充填された空間は、真空ポンプ6によって強制排気され、ほぼ真空状態とされている。このように粒状断熱材4が充填された空間がほぼ真空状態とされることで、断熱効果が更に高められる。
【0020】
外槽3の中心3cを通る鉛直線と、内槽2の中心2cを通る鉛直線とは、二重殻タンク1Aのタンク中心線Cと一致する。タンク底部において、タンク中心線C上における外槽3の内壁と内槽2の外壁との隙間を「底部隙間G1」と称する。また、タンク頂部において、タンク中心線C上における外槽3の内壁と内槽2の外壁との隙間を「頂部隙間G2」称する。
【0021】
参考例に係る二重殻タンク1Aでは、底部隙間G1よりも頂部隙間G2が大きくなるように、内槽2と外槽3とが配置されている。つまり、外槽3の中心3cが内槽2の中心2cよりも上方に位置するように、内槽2と外槽3とが配置されている。なお、外槽3の中心3cとは、外槽3の球殻形状の中心であり、内槽2の中心2cとは、内槽2の球殻形状の中心である。
【0022】
そして、頂部隙間G2の大きさL2は、底部隙間G1の大きさL1に、内槽2が空の状態(図1)と内槽2が低温液体7を収容した状態(図2)との粒状断熱材4のレベル差ΔLを加えた値以上である。つまり、次式1が成立する。
L2>L1+ΔL・・・(式1)
レベル差ΔL(即ち、粒状断熱材4の沈降量)は、計算やシミュレーションにより求めることができる。
【0023】
以上に説明した通り、本参考例に係る二重殻タンク1Aは、低温液体7を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部21が内部に形成された球殻形状の内槽2と、内槽2を覆う外槽3と、内槽2の外壁及び外槽3の内壁によって囲まれた空間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材4とを、備える。そして、内槽2と外槽3との頂部隙間G2の大きさL2が、内槽2と外槽3との底部隙間G1の大きさL1に、内槽2が空の状態と内槽2が低温液体7を収容した状態との粒状断熱材4のレベル差ΔLを加えた値以上である。
【0024】
上記二重殻タンク1Aでは、頂部隙間G2の大きさL2が底部隙間G1の大きさL1よりも大きいことから、内槽2が空の状態において、タンク頂部にタンク底部よりも厚い断熱層が形成されている(図1、参照)。そして、内槽2に低温液体7が供給されて内槽2が収縮すると、内槽2と外槽3との間隙が広がって、内槽2と外槽3との間に充填されている粒状断熱材4が沈降するが、粒状断熱材4が沈降した状態においても、タンク頂部に十分な厚さL2’の断熱層が保持される(図2、参照)。
【0025】
このように、本参考例に係る二重殻タンク1Aによれば、粒状断熱材4によって内槽2と外槽3との間に断熱層を形成することと、内槽2の収縮変形に起因して粒状断熱材4が沈降した後もタンク頂部に適切な厚さL2’の断熱層を保持することとを両立することができる。
【0026】
また、本参考例に係る二重殻タンク1Aでは、外槽3が球殻形状を呈し、当該外槽3の中心3cが内槽2の中心2cよりも上方に位置する。
【0027】
このように、外槽3の中心3cに対し内槽2の中心2cを下方へ偏心させることによって、外槽3と内槽2を共に強度に優れた球殻形状としながらも、内槽2と外槽3との頂部隙間G2の大きさL2を内槽2と外槽3との底部隙間G1の大きさL1よりも大きくすることができる。
【0028】
〔第実施形態〕
次に、本開示の1実施形態を説明する。図3は、本開示の第1実施形態に係る空の二重殻タンク1Bの全体的な構成を示す断面図である。図4は、図3に示す内槽2へ低温液体7が供給された状態を示す二重殻タンク1Bの断面図である。なお、本実施形態の説明においては、前述の参考例1と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、参考例1の説明を参照により引用することによって重複する詳細な説明を省略する。
【0029】
図3及び図4に示すように、本実施形態に係る二重殻タンク1Bは、低温液体7を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部21が内部に形成された球殻形状の内槽2と、内槽2を覆う外槽3と、内槽2の外壁及び外槽3の内壁によって囲まれた空間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材4とを備える。
【0030】
外槽3は、下半球殻部31と、上半球殻部32と、下半球殻部31と上半球殻部32とを上下方向に繋ぐ筒形状の胴部33とからなる。下半球殻部31、上半球殻部32、及び胴部33の直径は等しく、その値は内槽2の直径よりも大きい。
【0031】
内槽2と外槽3とは、内槽2の中心2cと下半球殻部31の中心31cとが一致するように配置される。内槽2は、内槽2の外壁と外槽3の内壁との間を接続する図示されないロッド等によって、外槽3に支持される。
【0032】
以上に説明した通り、本実施形態に係る二重殻タンク1Bでは、外槽3が下半球殻部31と、上半球殻部32と、下半球殻部31と上半球殻部32とを繋ぐ筒形状の胴部33とからなり、内槽2の中心2cと下半球殻部31の中心31cとが一致している。
【0033】
上記二重殻タンク1Bでは、内槽2の赤道より下方では、その周囲に一定厚さの断熱層が形成され、内槽2の赤道より上方では、その周囲に内槽2の赤道より下方の断熱層よりも厚い断熱層が形成される。このようにして、内槽2と外槽3との頂部隙間G2の大きさL2が、内槽2と外槽3との底部隙間G1の大きさL1に、内槽2が空の状態と内槽2が低温液体7を収容した状態との粒状断熱材4のレベル差ΔLを加えた値以上となる二重殻タンク1Bを単純な構造で実現している。しかも、内槽2は球殻形状であり、外槽3も球殻ではないものの、球殻に近い形状とすることができ、外槽3に十分な強度を備えることができる。
【0034】
参考例2
次に、本開示の参考例2を説明する。図5は、本開示参考例2に係る空の二重殻タンク1Cの全体的な構成を示す断面図である。図6は、図5に示す内槽2へ低温液体7が供給された状態を示す二重殻タンク1Cの断面図である。なお、本参考例の説明においては、前述の参考例1と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0035】
図5及び図6に示すように、本参考例に係る二重殻タンク1Cは、低温液体7を密閉した状態で貯蔵する貯蔵部21が内部に形成された球殻形状の内槽2と、内槽2を覆う外槽3と、内槽2の外壁及び外槽3の内壁によって囲まれた空間に充填されて断熱層を形成する粒状断熱材4とを備える。
【0036】
外槽3は、球殻形状を呈する本体部35と、本体部35の頂部に設けられたドーム部36とからなる。ドーム部36の形状は特に限定されないが、例えば、ポッドを上下逆にした形状であってよい。ドーム部36が存在しないと仮定した場合に、内槽2の収縮変形に伴って本体部35の粒状断熱材4が沈降することにより、本体部35の頂部に生じる空隙の体積をΔVとする。ドーム部36の容積は、ΔVよりも大きい。つまり、ドーム部36には、ΔVよりも大きな体積の粒状断熱材4が充填される。
【0037】
内槽2と外槽3とは、内槽2の中心2cと本体部35の中心35cとが一致するように配置される。内槽2は、内槽2の外壁と外槽3の内壁との間を接続する図示されないロッド等によって、外槽3に支持される。
【0038】
以上に説明した通り、本参考例に係る二重殻タンク1Cでは、外槽3が、球殻形状を呈する本体部35と、本体部35の頂部に設けられたドーム部36とからなり、内槽2の中心2cと本体部35の中心35cとが一致している。
【0039】
上記二重殻タンク1Cでは、外槽3の本外槽3体部の頂部に粒状断熱材4が充填されたドーム部36が設けられている。このようにして、内槽2と外槽3との頂部隙間G2の大きさL2が、内槽2と外槽3との底部隙間G1の大きさL1に、内槽2が空の状態と内槽2が低温液体7を収容した状態との粒状断熱材4のレベル差ΔLを加えた値以上となる二重殻タンク1Bを単純な構造で実現している。
【0040】
そして、上記二重殻タンク1Cでは、内槽2が収縮変形して内槽2と外槽3の本体部35との間に充填されている粒状断熱材4が沈降しても、その沈降分がドーム部36に充填されていた粒状断熱材4によって補われる。よって、粒状断熱材4が沈降した状態においても、タンク頂部に十分な厚さL2’の断熱層が保持される。
【0041】
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。
【符号の説明】
【0042】
1A,1B,1C :二重殻タンク
2 :内槽
2c :内槽の中心
3 :外槽
3c :外槽の中心
4 :粒状断熱材
6 :真空ポンプ
7 :低温液体
21 :貯蔵部
31 :下半球殻部
31c :下半球殻部の中心
32 :上半球殻部
33 :胴部
35 :本体部
35c :本体部の中心
36 :ドーム部
C :タンク中心線
G1 :底部隙間
G2 :頂部隙間
ΔL :レベル差
図1
図2
図3
図4
図5
図6