(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-12
(45)【発行日】2023-04-20
(54)【発明の名称】受信装置、システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/45 20110101AFI20230413BHJP
【FI】
H04N21/45
(21)【出願番号】P 2020143248
(22)【出願日】2020-08-27
【審査請求日】2022-01-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000214984
【氏名又は名称】TVS REGZA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】柴田 誠
【審査官】篠塚 隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-025410(JP,A)
【文献】特開2009-147679(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
H04N 5/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した放送番組の視聴時間情報または、録画した放送番組の視聴時間情報を、放送番組に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記視聴時間情報に基づき、スポンサーごとに
、前記放送番組の視聴時間に対応するスポンサーの寄与率を算出する算出手段と、
前記スポンサーごとに算出された寄与率に基づいて前記寄与率の高いスポンサーのお勧めコンテンツを表示手段に優先的に表示させる制御手段と、
を有する受信装置。
【請求項2】
前記制御手段は、視聴者により放送番組が視聴されている場合、該
視聴者が視聴中の放送番組のスポンサーに対応するお勧めコンテンツを前記表示手段に表示させる、
請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、お勧めとは異なる別のコンテンツを選択する選択ボタンを前記表示手段に表示させる、
請求項1または2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、過去に前記表示手段に表示させたお勧めコンテンツのうち、視聴者により別のコンテンツの選択操作が行われたお勧めコンテンツについて、該お勧めコンテンツが表示対象になった場合に他のコンテンツに変更して表示させる、
請求項3に記載の受信装置。
【請求項5】
放送番組を視聴する受信装置と、前記放送番組のスポンサーの情報を管理するサーバ装置とを含むシステムであって、
受信した前記放送番組の視聴時間情報または、録画した前記放送番組の視聴時間情報を、前記放送番組に対応づけて記憶する記憶手段と、
前記視聴時間情報に基づき、スポンサーごとに
、前記放送番組の視聴時間に対応するスポンサーの寄与率を算出する算出手段と、
前記スポンサーごとに算出された寄与率に基づいて前記寄与率の高いスポンサーのお勧めコンテンツを視聴者の表示手段に優先的に表示させる制御手段と、
を有するシステム。
【請求項6】
受信した放送番組の視聴時間情報または、録画した放送番組の視聴時間情報を、放送番組に対応づけて記憶部に記憶するコンピュータに対し、
前記視聴時間情報に基づき、スポンサーごとに
、前記放送番組の視聴時間に対応するスポンサーの寄与率を算出する算出手段と、
前記スポンサーごとに算出された寄与率に基づいて前記寄与率の高いスポンサーのお勧めコンテンツを表示手段に優先的に表示させる制御手段と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、受信装置、システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、視聴した番組の視聴履歴が解析され、その解析結果が視聴者に合った番組の提供に役立てられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-011758号公報
【文献】特開2009-147679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、視聴者が視聴した番組のスポンサーに優遇してお勧めコンテンツを表示させることができる受信装置、システムおよびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の受信装置は、受信した放送番組の視聴時間情報または、録画した放送番組の視聴時間情報を、放送番組に対応づけて記憶する記憶手段と、前記視聴時間情報に基づき、スポンサーごとに、前記放送番組の視聴時間に対応するスポンサーの寄与率を算出する算出手段と、前記スポンサーごとに算出された寄与率に基づいて前記寄与率の高いスポンサーのお勧めコンテンツを表示手段に優先的に表示させる制御手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、実施形態1にかかるシステムにおける放送全体の運用について概略的に説明する図である。
【
図2】
図2は、実施形態1にかかるシステムを含む放送システム全体の構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態1にかかる放送信号を伝達するための放送波伝送路及びハイブリッドキャスト伝送路における主なストリーム及び情報を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態1にかかる受信機のハードウェアの構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態1にかかる受信機の機能部の構成例を示す図である。
【
図6】
図6は、テーブルTに含まれる各種設定テーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、テーブルTに含まれる計算用のテーブルの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、視聴者が受信機で視聴番組や録画番組を視聴したときの実視聴時間情報を記録する処理の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、受信機が、受信機の視聴者にお勧めするお勧め商品の更新処理の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、視聴者が受信機でお勧め商品が表示されているときの視聴者のこだわり情報を記録する処理の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、お勧め商品画像を合成する合成画像の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態2にかかる受信機のコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[実施形態1]
以下、図面を参照して、実施形態にかかる受信装置、システムおよびプログラムについて詳細に説明する。
【0008】
(システムの運用例)
図1は、実施形態1にかかるシステムにおける放送全体の運用について概略的に説明する図である。
【0009】
図1に示すように、実施形態1のシステムは、ハイブリッドキャストの放送通信連携サービスに対応する受信機5000と、管理サーバ3000とを含む。受信機5000は「受信装置」の一例であり、管理サーバ3000は「サーバ装置」の一例である。
【0010】
受信機5000は、視聴者が有するテレビ受像機などであり、電波やインターネット回線を通じて提供される放送番組を受信する。本実施形態では一例として主にテレビ受像機について説明するが、放送番組を受信する機能を有するスマートフォン等の通信端末機器なども適用内である。
【0011】
管理サーバ3000は、スポンサーを管理する。例えば、放送番組のスポンサー管理や、スポンサーがお勧めするコンテンツの管理などを行う。お勧めのコンテンツは、一例としてスポンサーの商品である。また、管理サーバ3000は、受信機5000から商品へのアクセス要求があると指定されたスポンサーのサイト(広告主サーバ2000)に受信機5000を接続する。
【0012】
広告会社ADは、広告主MCに放送番組のCM(Commercial Message)枠を購入することを提案し、広告主MCがこれに同意すれば両者の間で契約が取り交わされる。
【0013】
広告会社ADは、契約に基づき商品のCMを放送局1000へ入稿し、放送局1000は、CM枠にそのCMを挿入する。なお、広告主は、商品そのもの、例えば自動車や、飲料水や、衣装等を提供して番組の本編で協力を行う場合もある。本実施形態では、番組の提供会社だけでなく商品協力会社等も「スポンサー」と呼んでいる。
【0014】
本実施形態では、各視聴者の受信機5000において、視聴者が実際に視聴した視聴時間情報を個別に管理し、視聴に大きく寄与したスポンサーの商品を優先的に受信機5000に表示させる仕組みを構築する。これにより、視聴者ごとに視聴に貢献したスポンサーをより正確に評価する仕組みを構築する。
【0015】
(システム構成)
図2は、実施形態1にかかるシステムを含む放送システム全体の構成の一例を示す図である。
【0016】
図2に示すように、放送局1000は、放送局サーバ1100及びセキュリティ装置1200を備える。放送局1000は、放送信号を送出する。放送信号には、デジタル放送信号、アプリケーション制御情報(AIT:Application Information Table)、放送と通信の連携による提示に関する制御情報等も含まれる。
放送信号には、電波による地上デジタル放送の他、BS放送やCS放送などの放送信号や、インターネット経由で配信される番組の放送信号なども含まれる。
【0017】
アプリケーション制御情報は、放送番組と連動するアプリケーション等を起動および終了するコマンドや、制御情報などを含み、受信機5000に対して送信される。
【0018】
アプリケーション制御情報を含むアプリケーション制御信号の伝送方法に関しては、例えば、専用のES(Elementary Stream)による伝送方式、同じデータを繰り返し送信するデータカルーセル方式、通信ネットワークのサーバ上に置かれている制御信号ファイルを取得する方式がある。ハイブリッドキャスト対応の受信機5000は、アプリケーション制御信号の指示にしたがって、指定されたURLからアプリケーションを取得し、アプリケーションバウンダリなどの制御を実行する。
【0019】
放送局サーバ1100は、番組タイトル、番組ID、番組概要、出演者、放送日時、その他のデータのメタデータを受信機5000に提供する。また、放送局サーバ1100は、番組のスポンサーの情報を管理サーバ3000に提供する。
【0020】
視聴者は、受信機5000により放送信号を受信し、番組をリアルタイムに視聴したり、録画装置に録画して視聴したりすることができる。
【0021】
具体的に、受信機5000は、放送信号を受信して各種の放送番組および各種サービス情報を受信する。受信機5000は、基本機能である放送の受信機能に加えて、放送通信連携機能を備える。受信機5000は、ブロードバンドネットワーク接続機能を用いて、ネットワークを介したコンテンツを受信してもよい。
【0022】
受信機5000は、ブロードバンドネットワーク接続機能に加えて次のような機能を備える。放送により送られてくるアプリケーション制御情報に応じてアプリケーションを実行する機能、放送と通信との連携による提示を行う機能等である。受信機5000は、例えば放送と通信との連携による提示を行う機能において、ブロードバンドネットワークに接続し、管理サーバ3000からスポンサー情報を取得して視聴者にスポンサーの関連商品の提示を行う。
【0023】
受信機5000は、データ記録再生用のHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記録媒体5001を備え、受信した放送番組の記録や再生を行うことができる。また、受信機5000は、表示手段である表示器5002を備え、放送信号により受信した放送番組や、記録媒体5001から再生した放送番組を表示器で表示する。この他、受信機5000は、スピーカシステム5003などを備える。なお、記録媒体5001や、表示器5002や、スピーカシステム5003などは、外部接続端子を設けて脱着可能に設けてもよい。
【0024】
以上のように、受信機5000は、放送局1000からの放送番組およびネットワークからのコンテンツを受信するテレビジョン及びセットトップボックス等の受信装置として機能する。また、受信機5000は、放送局1000からの放送番組を録画するレコーダ等の録画装置として機能する。また、受信機5000は、録画番組およびブルーレイディスク等の映像コンテンツを再生する再生装置として機能する。また、受信機5000は、放送局1000からの放送番組を録画し、種々の映像コンテンツを再生する録画再生装置として機能する。
【0025】
管理サーバ3000は、コンピュータ構成の1つの情報処理装置、または機能を分散して設けた複数の情報処理装置である。管理サーバ3000は、スポンサーの情報を管理するサーバであり、設置個所は特に限定されない。例えば、放送局が各受信機5000から番組視聴情報を収集する場合には、そのサーバなどに管理サーバ3000の管理機能を設けて運用してもよい。
【0026】
図3は、実施形態1にかかる放送信号を伝達するための放送波伝送路2100及びハイブリッドキャスト伝送路2200における主なストリーム及び情報を示す図である。各伝送路では、映像ストリーム、音声ストリーム、アプリケーション制御情報、サービス情報が伝送される。
【0027】
(受信機のハードウェア構成例)
図4は、実施形態1にかかる受信機5000のハードウェアの構成例を示す図である。
図4に示すように、受信機5000は、ハイブリッドキャスト仕様の通信コンテンツ処理部5100と、放送コンテンツ処理部5300とを有する。通信コンテンツ処理部5100は、ネットワークを介して放送番組や、管理サーバ3000からのデータなどを受信する。放送コンテンツ処理部5300は放送波を受信する。
【0028】
通信コンテンツ処理部5100は、IP通信インターフェース5101を備える。IP通信インターフェース5101を介して取り込まれたストリームは、ストリーミング受信処理部5102で受信され、復調されたストリームがデマルチプレクサ5303で元の配列状態に復元される。デマルチプレクサ5303には、DRAM処理部5104が接続されており、このDRAM処理部5104で、プログラムを動作させ、例えば、自動ダウンロードを実行させることができる。
【0029】
デマルチプレクサ5303で分離された映像ストリームは映像デコーダ5311でデコードされ、音声ストリームは音声デコーダ5312でデコードされ、字幕ストリームは字幕デコーダ5313でデコードされる。
【0030】
デコードされた映像データ及び字幕データは、合成器5501で合成されて表示器5002に入力される。デコードされた音声データは、合成器5502を介して、スピーカシステム5003に入力される。
【0031】
放送コンテンツ処理部5300は、放送チューナ5301を備える。放送チューナ5301で受信され復調されたストリームは、デスクランブラ5302に入力される。デスクランブラ5302では、入力ストリームが、CAS(Conditional Access System)モジュール5304からの鍵でデスクランブルされる。デスクランブラ5302でデスクランブルされたストリームは、デマルチプレクサ5303に入力される。
【0032】
デマルチプレクサ5303は、データ放送用のデータをデータ放送受信処理部5330に出力する。また、デマルチプレクサ5303で分離された映像ストリームは映像デコーダ5311でデコードされ、音声ストリームは音声デコーダ5312でデコードされ、字幕ストリームは字幕デコーダ5313でデコードされる。
【0033】
デコードされた映像データ及び字幕データは、合成器5501で合成されて表示器5002に入力される。デコードされた音声データは、合成器5502を介して、スピーカシステム5003に入力される。
【0034】
また、デマルチプレクサ5303で分離されたデータ放送信号は、データ放送受信処理部5330で受信され、データ放送エンジン5315に入力される。データ放送により送られてきた表示用信号は、合成器5501に入力されて表示器5002にて表示される。
【0035】
受信機5000の全体的な動作を制御する手段として、統合制御器5200が設けられている。統合制御器5200は、アプリケーション制御部5201、セキュリティ管理部5202を有する。アプリケーション制御部5201は、アプリケーション制御情報に含まれる各種情報や制御情報に基づいて、受信機5000の各ブロックを制御する。
【0036】
また、統合制御器5200は、所定のタイミング、例えばユーザがGUI5220の電源起動ボタンやチャンネル切り替えボタンを操作したタイミングなどにおいて、表示器5002に対するお勧め商品の表示を更新する。なお、本実施形態ではユーザによる操作手段の一例としてGUI(Graphical User Interface)を示すが、これに限らず、その他のUI(User Interface)を適用してよい。UIにはリモコン等も含まれる。また、GUIとリモコンの両方を使用してもよい。
【0037】
具体的に、統合制御器5200は、番組の視聴や再生ごとに随時記録した実視聴時間情報をメモリ(記憶手段)から読み出し、実視聴時間からスポンサーの寄与率を計算する。そして、統合制御器5200は、管理サーバ3000から取得したスポンサーのお勧め商品のうち、寄与率の高い計算結果が得られたスポンサーのお勧め商品の画像を優先的に合成画像として出力する。出力されたお勧め商品の画像は、合成器5501で映像デコーダ5311の出力に合成され、これまで表示器5002に表示されていたお勧め商品の画像が再計算後の商品に更新される。
【0038】
また、表示器5002に表示されているお勧め商品を、ユーザがGUI5220の操作により選択すると、統合制御器5200が、ユーザが選択した商品の広告主サーバ2000へのアクセスをIP通信I/F5101に要求し、管理サーバ3000などを通じて対象の広告主サーバ2000にアクセスする。統合制御器5200は、ユーザが選択した商品等をメモリに書き出して記憶する。
【0039】
また、統合制御器5200は、ユーザからGUI5220等を介して録画対象の放送番組等が指定されると、映像データ、字幕データ、及び音声データ等を所定のコンテンツ保護方式を用いて暗号化し、所定の記録フォーマットに変換した後、記録媒体5001に記録させることで放送番組の録画を行う。
【0040】
また、統合制御器5200は、ユーザからGUI5220等を介して再生対象の録画番組等が指定されると、記録媒体5001に記録されたデジタルの映像データ、字幕データ、及び音声データ等を読み出させ、映像デコーダ5311、音声デコーダ5312、及び字幕デコーダ5313に供給することによって録画番組の再生を行う。
【0041】
セキュリティ管理部5202は、アプリケーションを管理し、セキュリティ機能を実現する。例えば、セキュリティ管理部5202は、アプリケーション認証機能を持ち、認証されたアプリケーションをマネージメントアプリケーションとして扱う。また、セキュリティ管理部5202は、アクセス制御機能、提示機能、エンフォースメント機能、放送外のマネージメントアプリケーションを対象とするリボケーション機能等を備える。なお、ここではセキュリティ管理部5202の制御とアプリケーション制御部5201の制御とを分けて記載しているが、分けずに1つの管理部として制御してもよい。
【0042】
アクセス制御機能は、利用が許可されたアプリケーションに対して、映像、音声、メタデータSI情報等の放送リソースや、受信機5000の映像音声出力、ネットワークインターフェース等の受信機リソースを参照可能とする。また、アプリケーションのセキュリティクラスに応じてアクセス可能な受信機API(Application Programming Interface)を制限する。
【0043】
提示制御機能は、放送事業部の意図に基づき、放送動画へのオーバーレイの可否、表示領域及びサイズ、表示/非表示等のアプリケーションの表示方法を決定する。また、アプリケーションにCMやCMに関連するメッセージ等の補助情報の表示/非表示等を決定することもできる。さらに、災害報道などの緊急時において、例えばアプリケーションまたはその関連表示を一時的に非表示として、放送番組の全画面表示の制御を可能とする。
【0044】
リボケーション機能は、放送事業者や利用者の利益を損なう、問題のあるアプリケーションを無効化できる機能である。
【0045】
アプリケーションエンジン5130は、アプリケーションを実行するための環境を形成している。アプリケーションエンジン5130としては、ハイブリッドキャストに対応するための拡張APIを搭載した、例えばHTML5ブラウザが用いられる。
【0046】
端末連携制御部5500は、外部の連携端末との連携を実行するインターフェースである。
【0047】
(受信機の機能部の構成例)
図5は、実施形態1にかかる受信機5000の機能部の構成例を示す図である。
図5に示すように、受信機5000は、番組スポンサー情報取得部5610、スポンサーへの重みづけ部5620、視聴者のこだわり度5630、お勧め商品合成処理部5640、放送受信部5710、動画コンテンツ受信部5720、ライブ視聴処理部5730、録画処理部5740、再生処理部5750、操作受け付け部5760、および視聴履歴蓄積部5810を備える。
【0048】
放送受信部5710は、放送局1000からの放送信号を受信する。
【0049】
動画コンテンツ受信部5720は、例えばインターネット等のネットワークを介して、動画コンテンツ配信サーバ等からの動画コンテンツを受信する。動画コンテンツ配信サーバは、例えばビデオオンデマンドのようにビデオコンテンツ等の動画コンテンツを配信するサーバである。
【0050】
ライブ視聴処理部5730は、放送番組および動画コンテンツ等のライブ視聴における各種処理を行う。ライブ視聴とは、ユーザがGUI5220で選択したチャンネルの放送中の番組を表示することである。ライブ視聴処理部5730は、ライブ視聴されている番組名、その番組の視聴開始時刻、視聴終了時刻、他の番組への切り替え時刻などを、GUI5220の操作に基づきメモリの視聴履歴蓄積部5810に逐次記録する。
【0051】
録画処理部5740は、ユーザがGUI5220で操作した録画操作および録画予約に従い、CM等を含む放送番組の録画を行う。
【0052】
再生処理部5750は、ユーザがGUI5220で操作した再生操作に従い、録画処理部5740が録画した録画番組を再生する。また、録画処理部5740は、再生された番組名、その番組の視聴時刻等を、GUI5220の操作に基づきメモリの視聴履歴蓄積部5810に逐次記録する。例えば、番組冒頭から停止操作するまでの時間、再生中にスキップした時間(スキップ開始の時刻とスキップ終了の時刻)などを記録する。
【0053】
操作受け付け部5760は、ユーザがGUI5220に行った起動操作、ライブ視聴操作(チャンネル切り替え操作)、録画操作、録画予約操作、再生操作、およびeコマース(電子商取引)等の各種操作を受け付ける。eコマースの操作は、表示器5002に表示されているお勧め商品の選択操作などが一例に該当する。表示器5002に表示されているお勧め商品に関して選択操作が行われると、例えばお勧め商品のサイト(広告主サーバ2000など)に移動し、商品確認や商品取引などが可能になる。
【0054】
番組スポンサー情報取得部5610は、管理サーバ3000で管理されている番組スポンサーの情報を取得する。番組スポンサー情報取得部5610は、例えば番組スポンサーの情報として番組毎のスポンサー名や、スポンサーがお勧めしている商品の情報などを取得する。
【0055】
スポンサーへの重みづけ部5620は、視聴履歴蓄積部5810に記録されている視聴情報に基づいて、その受信機5000において視聴者の番組視聴に寄与したスポンサーの寄与率を計算してテーブルTに設定する。例えば、スポンサーへの重みづけ部5620は、記録されている視聴情報から、番組毎に番組内で視聴者が視聴した実視聴時間を計算し、実視聴時間に該当するそれぞれのスポンサーに対し、番組全体の放送時間に対する実視聴時間の比率などを寄与率として計算してテーブルTに設定する。そして、スポンサーへの重みづけ部5620は、一定期間内に放送された複数の放送番組を対象に、スポンサー毎に寄与率をポイントとして加算し、ポイントが最も大きいスポンサーが最大となる重みを各スポンサーに付与する。重みは、スポンサーのお勧め商品を表示する優先順を決めるために設けており、寄与率による重みの他に、現在視聴している番組があれば、そのスポンサーのお勧め商品を優先的に表示するための重みも設定する。
【0056】
視聴者のこだわり度5630は、お勧めした商品が受信機5000で視聴するユーザに選択されずに、お勧めとは異なる別の商品(その他の商品とも言う)が選択された場合などに、それぞれの選択回数をテーブルTに記録し、商品に対するユーザのこだわり度を求める。
【0057】
お勧め商品合成処理部5640は、設定された重みで得られた上位スポンサー(例えば上から2つ)が指定するお勧め商品をそれぞれ抽出し、表示器5002の画面レイアウトの所定位置に表示されるようにバナー広告などのお勧め商品の画像を所定の位置に配置して合成器5501に出力する。
【0058】
なお、受信機5000の上記に挙げた各機能部は単なる一例である。受信機5000の所定の機能部が更に細分化された複数の機能部に分割されていてもよい。また、受信機5000の上記に挙げた幾つかの機能部が統合されて1つの機能部となっていてもよい。また、受信機5000が、上記に挙げた機能部を全て有していなくともよく、また、上記に挙げた機能部以外の機能部を有していてもよい。
【0059】
(テーブル構成1)
図6は、テーブルT(
図5参照)に含まれる各種設定テーブルの一例を示す図である。
図6には、番組のスポンサー管理を行うテーブルとして、番組スポンサーテーブルT1と、スポンサーカテゴリテーブルT2と、スポンサーお勧め商品テーブルT3とを示している。いずれのテーブルも管理サーバ3000からデータを取得して設定する設定テーブルである。管理サーバ3000が同じテーブル構成を備えていてもよい。管理サーバ3000のテーブルには、放送局サーバからデータが設定される。なお、スポンサーが管理サーバ3000にアクセスしてお勧めコンテンツであるお勧め商品等の設定内容を更新してもよい。
【0060】
番組スポンサーテーブルT1は、放送する番組t11と番組スポンサーのスポンサーt12とを対応付けするテーブルである。例えば番組「AAA」にスポンサーA社とAA社の2社が対応付けられている。「AAA」は番組を識別する番組名や番組コードなどであり、「A社」は企業等の社名である。この例では、番組「AAA」に対し2社がスポンサーになっている。2社は番組の同じ時間枠で共にスポンサーとなってもよいし、前半と後半の時間に分けてスポンサーになってもよい。前半と後半に分かれる場合は、番組スポンサーテーブルT1において「AAA前半」と「AAA後半」とに番組を分け、それぞれに対し、対応するスポンサーを1社設定する。
【0061】
スポンサーカテゴリテーブルT2は、スポンサーt21と、スポンサーが扱う商品の商品カテゴリt22とを対応付けするテーブルである。例えばA社が自動車メーカであれば商品カテゴリt22に「自動車」と設定する。また、AA社が清涼飲料水メーカであれば商品カテゴリt22に「清涼飲料水」と設定する。商品カテゴリt22は、予め競合するメーカ同士で同じ商品カテゴリに属するように、決められた商品カテゴリ名を設定する。
【0062】
スポンサーお勧め商品テーブルT3は、スポンサーt31と、スポンサーのお勧め商品(お勧め度の高いものから順に、お勧め商品1t32、お勧め商品2t33、・・・)とを対応付けするテーブルである。例えばA社の1番目のお勧め商品として新車A1が、A社の2番目のお勧め商品として新車A2が設定されている。また、AA社の1番目のお勧め商品として500ml飲料水AA1が、AA社の2番目のお勧め商品として500ml飲料水AA2が設定されている。
【0063】
(テーブル構成2)
図7は、テーブルT(
図5参照)に含まれる計算用のテーブルの一例を示す図である。
図7には、スポンサーによる寄与率を求める寄与率設定テーブルT4と、お勧め商品の選択実績をカウントする選択実績設定テーブルT5とを示している。
【0064】
寄与率設定テーブルT4は、受信機5000で受信した番組t41と、番組全体のうちの実際に視聴した時間を示す実視聴時間t42と、スポンサーt43と、寄与率t44とを有し、スポンサー毎の寄与率を計算する計算用のテーブルである。番組t41とスポンサーt43は、番組スポンサーテーブルT1の番組t11とスポンサーt12の設定を設定したものである。実視聴時間t42には、受信機5000が番組の放送を受信した時間や録画再生された時間が実際の視聴時間(実時間)として記録され、設定される。例えば、番組「CCC」には実視聴時間が「30分」に設定されている。この30分は、番組全体の時間ではなく、そのうちの実際に視聴された時間である。例えば、録画機能でCMをスキップしたり、番組をスキップしたりすれば、その時間は実視聴時間から除外される。寄与率t44は、実視聴時間t42の時間から算出される。例えば、実視聴時間t42に0時間以上が設定され、そのようなスポンサーの数が複数ある場合には、それら各スポンサーを実視聴時間により寄与率を決定する。
【0065】
選択実績設定テーブルT5は、お勧め商品t51と、推薦回数t52と、選択回数t53と、その他選択回数t54とを有し、視聴者のこだわり度を計算する計算用のテーブルである。お勧め商品t51は、スポンサーお勧め商品テーブルT3のスポンサーのお勧め商品(お勧め度の高いものから順に、お勧め商品1t32、お勧め商品2t33、・・・)を設定したものである。推薦回数t52は、お勧め商品t51に設定のお勧め商品の過去の推薦回数を設定する。選択回数t53は、過去に推薦されたお勧め商品で視聴者がスポンサーサイトへアクセス(例えば商品閲覧や、購入など)した回数を設定する。その他選択回数t54は、推薦されたお勧め商品とは別の商品を視聴者が選択した場合に、その選択回数を設定する。
【0066】
(処理フロー)
図8~
図10には、受信機5000においてスポンサーのお勧め商品を表示させるための処理の一例を示している。
【0067】
図8は、視聴者が受信機5000で視聴番組や録画番組を視聴したときの実視聴時間情報を記録する処理の一例を示す図である。
図8に示すように、受信機5000は、視聴者が視聴番組や録画番組を視聴したときに実視聴時間情報を視聴履歴蓄積部5810に記録する(S1)。
【0068】
図9は、受信機5000が、受信機5000の視聴者にお勧めするお勧め商品の更新処理の一例を示す図である。
図9に示す処理は、受信機5000の起動時や、起動後の所定のタイミングなど、実行のタイミングは適宜決めてよい。
【0069】
図9に示すように、受信機5000は、管理サーバ3000から番組のスポンサー情報と、商品のお勧めコンテンツ情報を取得する(S21)。受信機5000は、管理サーバ3000から取得したこれらの情報を番組スポンサーテーブルT1と、スポンサーカテゴリテーブルT2と、スポンサーお勧め商品テーブルT3に振り分け、データを最新の情報に更新する。
【0070】
続いて、受信機5000は、実視聴時間を集計する(S22)。受信機5000は、視聴履歴蓄積部5810に記録されている視聴情報に基づいて、番組毎に番組内で視聴者が視聴した実視聴時間を計算し、寄与率設定テーブルT4に設定する。
【0071】
続いて、受信機5000は、寄与率に基づきスポンサー毎の重みづけを行う(S23)。受信機5000は、寄与率設定テーブルT4が設定されると、視聴者の番組視聴に寄与したスポンサーの寄与率を実視聴時間に基づいてスポンサー毎に算出(再計算)し寄与率設定テーブルT4の寄与率t44に設定(又は更新)する。受信機5000は、算出(再計算)された寄与率に基づきスポンサーへの重みづけを行う。
【0072】
続いて、受信機5000は、お勧め商品を選択する(S24)。受信機5000は、重みづけの更新の結果に基づき上位のスポンサーを選択する。例えば、受信機5000は、所定の閾値を超えるスポンサーのうちで上位1社または数社を選択する。以下では一例として2社を選択した場合について説明する。
【0073】
続いて、受信機5000は、選択したスポンサーのお勧め商品について、過去に視聴者により「その他」が選択された回数を比較判定する(S25)。受信機5000は、選択実績設定テーブルT5の選択実績を基に、過去にお勧めしたときの当該お勧め商品の選択回数と「その他」の選択回数とを比較し、例えば当該お勧め商品の選択回数が少ない場合には(S25:No)、選択した商品をその他の商品に変更して差し替える(S31)。この判定は、例えば当該お勧め商品の選択回数が数回などの少ない回数や、0回などを基準にして判定を行うなど、適宜決めてよい。また、差し替え商品は、上位2社の商品単位としたり、商品すべてを対象にしたりするなど、適宜きめてよい。
【0074】
続いて、受信機5000は、視聴者が番組を視聴中でないかを判定する(S26)。視聴者が番組を視聴中でない場合(S26:Yes)、S24で選択したお勧め商品、またはS31で差し替えがある場合は差し替え後の商品を設定して(S27)、お勧め商品を表示器5002に表示させる(S28)。商品の設定には商品の表示位置や大きさなどの設定も含まれる。例えば寄与率の高い上位2社の商品表示を行う場合、1位の商品を大きく表示し、2位の商品を小さく表示するなどの設定も可能である。差し替え後の商品については、小さく設定することも可能である。
【0075】
視聴者が番組を視聴中である場合(S26:No)、視聴番組のスポンサーのお勧め商品を選択し(S32)、商品を設定して(S27)、お勧め商品を表示器5002に表示させる(S28)。例えば視聴中のスポンサーのお勧め商品を2位のお勧め商品と差し替える。この場合、視聴中のスポンサーのお勧め商品は上位1位の商品と同じ大きさに設定することも可能である。
【0076】
図10は、視聴者が受信機5000でお勧め商品が表示されているときの視聴者のこだわり情報を記録する処理の一例を示す図である。
図10に示すように、受信機5000は、そのときまでの番組寄与率により選ばれたスポンサーのお勧め商品を表示器5002に表示する(S281)。受信機5000は、視聴者によるGUI5220の操作により、お勧め商品や、その他の選択を受け付けると、視聴者に選択された選択対象をテーブルT5(
図7参照)に記録する(S282)。例えば、視聴者によりお勧め商品が選択されると、記録されているお勧め商品の選択回数を一つ加算する。また、お勧め商品以外のその他が選択されると、そのお勧め商品について、視聴者がお勧めしてほしくないこだわりのある商品として、その他が選択される度に一つ加算してこだわり商品の回数を記録する。
【0077】
(お勧め商品合成画面)
図11は、お勧め商品画像を合成する合成画像の一例を示す図である。
図11(a)は、番組を視聴中でないときに表示させる合成画像の一例である。この例において、お勧め商品合成処理部5640は、例えば上位1位のスポンサーとしてAA社を選択し、所定レイアウトの合成画像m1の「超おすすめ」の商品位置に対し、AA社の1つ目のお勧め商品つまりテーブルT3のお勧め商品1(バナー)t32に設定されている「500ml飲料水AA1」のバナー広告m11を配置する。また、お勧め商品合成処理部5640は、2位のスポンサーとしてBB社を選択し、所定レイアウトの合成画像m1の「こんなものもあるよ」の表示位置に対し、BB社の1つ目のお勧め商品つまりテーブルT3のお勧め商品1(バナー)t32に設定されている「500ml飲料水BB1」のバナー広告m12を縮小して配置する。また、所定レイアウトの合成画像m1には、お勧め商品以外の商品をユーザが探し出せるように、その他のボタンm13を設けている。その他のボタンm13は、「選択ボタン」の一例である。
【0078】
表示器5002に合成画像m1が表示され、その表示画面からバナー広告m11がGUI5220により選択操作されると、バナー広告m11に対応づけられている当該商品のリンク先(スポンサーAA社の購入サイト)に受信機5000が接続される。また、表示画面からバナー広告m12がGUI5220により選択操作されると、バナー広告m12に対応づけられている当該商品のリンク先(スポンサーBB社の購入サイト)に受信機5000が接続される。一方、表示画面からその他ボタンm13がGUI5220により選択操作されると、その他の清涼飲料水を検索する検索サイトに受信機5000が接続される。
【0079】
図11(b)は、番組を視聴中のときに表示させる合成画像の一例である。この合成画像m2の例では、
図11(a)と全く同様に上位1位のAA社のバナー広告m11を配置している。2位のスポンサーのバナー広告m12の位置には、視聴中のスポンサーのお勧め商品のバナー広告m22を配置している。一例として、視聴中のスポンサーの商品であるため、縮小表示ではなく1位の商品と同じ大きさでバナー広告を配置する。それ以外については、合成画像m1と同様であるため説明は省略する。
【0080】
図11(c)は、その他のボタンm13が選択操作された場合の画面の一例である。この例は、清涼飲料水ではなく、その他のカテゴリの自動車のバナー広告が配置される。一例として合成画像m3に対し、寄与率が上位のA社がお勧めする自動車A1のバナー広告m31と、次に上位であるB社がお勧めする自動車B1のバナー広告m32が配置されている。ここでは一例として、その他ボタンm13が選択されると別のカテゴリの広告が表示される場合について説明したが、これに限らない。例えば、同じカテゴリの他の清涼飲料水の検索サイトなどに遷移させてもよい。
【0081】
以上のように、実施形態1にかかるシステムでは、視聴者が視聴した番組のスポンサーに優遇してお勧め商品を表示させることができる。また、受信機5000側で視聴者の視聴時間に基づいてスポンサーの寄与率を算出するため、クラウドなどのサーバ側の処理の負担を軽減させることもできる。
【0082】
[実施形態2]
また、上記実施形態に示した各構成要素の一部またはすべてをコンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体に記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで各構成要素を機能としてコンピュータが実現するようにしてもよい。
【0083】
図12は、実施形態2にかかる受信機のコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図12には、コンピュータ10のハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD14、通信IF15、記録メディア読取部16を示している。これらはバス18により相互接続されている。
【0084】
ROM12やHDD14にプログラムを格納し、CPU11がプログラムを読みだして実行することにより、上記構成要素(
図5参照)を機能部として実現する。HDD14は「記憶部」に対応し、視聴履歴蓄積部5810を有する。
【0085】
なお、プログラムを格納した電子媒体17を記録メディア読取部16により読み取らせ、CPU11により実行してもよい。電子媒体17としては、例えばCD-ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア等が含まれる。また、通信IF15を介してインターネットからプログラムをダウンロードして実行してもよい。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
【0086】
[実施形態3]
また、上記実施形態に示した構成要素の一部を受信機5000と管理サーバ3000とに分散して設けてもよい。例えば、管理サーバ3000において、
図5に示すスポンサーへの重みづけ部5620やテーブルT4などを設ける。受信機5000が視聴履歴蓄積部5810(
図5参照)に蓄積したデータを管理サーバ3000に送信し、管理サーバ3000側で当該受信機5000のスポンサー毎の寄与率の計算やお勧め商品の選択などを行う。受信機5000は、管理サーバ3000からお勧め商品を受信してお勧め商品の表示処理を行う。
【0087】
本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0088】
5000…受信機、5610…番組スポンサー情報取得部、5620…スポンサーへの重みづけ部、5630…視聴者のこだわり度、5640…お勧め商品合成処理部、5710…放送受信部、5720…動画コンテンツ受信部、5730…ライブ視聴処理部、5740…録画処理部、5750…再生処理部、5760…操作受け付け部、5810…視聴履歴蓄積部、T…テーブル。