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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-13
(45)【発行日】2023-04-21
(54)【発明の名称】焦点位置の決定方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20230414BHJP
【FI】
G06F3/0482
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2021122528
(22)【出願日】2021-07-27
(65)【公開番号】P2022113627
(43)【公開日】2022-08-04
【審査請求日】2021-07-27
(31)【優先権主張番号】202110093219.0
(32)【優先日】2021-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】崔 宝秋
(72)【発明者】
【氏名】王 瑞端
(72)【発明者】
【氏名】呉 華
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-067127(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0092243(US,A1)
【文献】特開2006-079281(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108235091(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
焦点位置の決定方法であって、
電子機器における焦点の現在位置を取得するステップと、
前記焦点の現在位置に基づいて、前記焦点が所属する現在ページ要素を決定するステップと、
前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するステップと、
前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するステップと、
前記焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、を含む、
ことを特徴する焦点位置の決定方法。
【請求項2】
前記対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得するステップと、
前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項3】
前記対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定するステップと、
前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項4】
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジではない場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップを含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項5】
前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得するステップと、
前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する請求項4に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項6】
前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第4のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定するステップと、
前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する請求項4に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項7】
前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、
前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、を含む、
ことを特徴する請求項に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項8】
前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項9】
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、
前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すステップと、を含む、
ことを特徴する請求項に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項10】
前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するステップと、
前記焦点が前記現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めするステップと、を含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定方法。
【請求項11】
焦点位置の決定装置であって、
電子機器における焦点の現在位置を取得するための第1の取得モジュールと、
前記焦点の現在位置に基づいて、前記焦点が所属する現在ページ要素を決定するための第1の決定モジュールと、
前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するための第2の取得モジュールと、
前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するための第3の取得モジュールと、
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するための第2の決定モジュールと、
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第4の決定モジュールと、を含む、
ことを特徴する焦点位置の決定装置。
【請求項12】
前記第2の決定モジュールは、具体的に
前記上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得し、
前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項13】
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定し、
前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項14】
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジではない場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第3の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項15】
前記第3の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得し、
前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項16】
前記第3の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第4のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定し、
前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項17】
前記第4の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、
前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定することに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項18】
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定することに用いられる、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項19】
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定し、
前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すことに用いられる、
ことを特徴する請求項18に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項20】
前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するための記録モジュールと、
前記焦点が前記現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めするための位置決めモジュールと、をさらに含む、
ことを特徴する請求項1に記載の焦点位置の決定装置。
【請求項21】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備え、
前記プロセッサは、請求項1~1のいずれか1項に記載の焦点位置の決定方法を実行するために命令を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項22】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、電子機器が請求項1~1のいずれか1項に記載の焦点位置の決定方法を実行できるようにする、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器の技術分野に関し、特に焦点位置の決定方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、社会の発展につれて、電子機器(例えば、スマートテレビ)はますます多くのユーザに受け入れられている。ここで、スマートテレビはユーザの多様化及びカスタマイズされたニーズを満たすためのテレビ製品である。スマートテレビはインターネット(Internet)の応用技術に基づいて、オープン操作システム及びチップを備える。オープンアプリケーションプラットフォームを有し、双方向マンマシンインタラクティブ機能を実現でき、ビデオ、娯楽、データなどの様々な機能を一体に統合し、より便利な体験をユーザに与えることを旨として、今はテレビの発展傾向になっている。
【0003】
スマートテレビは、豊富なマンマシンインタラクティブ機能を提供することができ、例えば、スマートテレビによって提供されるページ(例えば、操作インターフェースまたはメニュー)において、ユーザがリモコンの上下左右のボタンを操作することにより、焦点をウィンドウ、ボタン、エントリなどの要素に移動させることができる。
【0004】
関連技術では、焦点の移動方式は、焦点移動の位置を決定するために、スマートテレビによって提供されるページ内のすべての要素を収集し、かつ関連する計算を行って、焦点の移動位置を決定する必要がある。しかしながら、上記の移動方式は、ページ内のすべての要素を算出する必要があり、ページ要素が増加するにつれて、焦点の移動動作がますます遅くなり、ユーザの使用体験に深刻な影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、焦点移動が遅い問題を解決するために、焦点位置の決定方法、装置、および電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1様態の実施例は、焦点位置の決定方法を提供し、電子機器における焦点の現在位置を取得するステップと、前記焦点の現在位置に基づいて前記焦点が所属する現在ページ要素を決定するステップと、前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するステップと、前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するステップと、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップを含む。
【0007】
本開示の一実施例では、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、それぞれ上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素を取得するステップと、前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得するステップと、前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めるステップと、を含む。
【0008】
本開示の一実施例では、対応する前記上位ページの中から前記焦点の位置を決定するステップは、それぞれ前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素を取得するステップと、前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に基づいて、前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定するステップと、前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めるステップと、を含む。
【0009】
本開示の一実施例では、上記焦点位置の決定方法は、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致する場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップをさらに含む。
【0010】
本開示の一実施例では、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、それぞれ現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素を取得するステップと、前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得するステップと、前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第21のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めるステップと、をさらに含む。
【0011】
本開示の一実施例では、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、それぞれ現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素を取得するステップと、前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に基づいて、前記複数の第4のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定するステップと、前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいてターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めるステップと、を含む。
【0012】
本開示の一実施例では、前記焦点位置の決定方法は、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、かつ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップをさらに含む。
【0013】
本開示の一実施例では、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは、前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、をさらに含む。
【0014】
本開示の一実施例では、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、を含む。
【0015】
本開示の一実施例では、上記焦点位置の決定方法は、前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すステップと、をさらに含む。
【0016】
本開示の一実施例では、上記焦点位置の決定方法は、前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するステップと、前記焦点が現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めする。
【0017】
本開示の第2様態の実施例は、焦点位置の決定装置を提供し、電子機器における焦点の現在位置を取得するための第1の取得モジュールと、前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するための第2の取得モジュールと、前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するための第3の取得モジュールと、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するための第2の決定モジュールを含む。
【0018】
本開示の一実施例では、前記第2の決定モジュールは、具体的に、それぞれ上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素を取得し、前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得し、前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0019】
本開示の一実施例では、前記第2の決定モジュールは、具体的に、それぞれ前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素を取得し、前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に基づいて、前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定し、前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0020】
本開示の一実施例では、上記焦点位置の決定装置は、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジではない場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第3の決定モジュールをさらに含む。
【0021】
本開示の一実施例では、前記第3の決定モジュールは、具体的に、それぞれ前記現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素を取得し、前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得し、前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0022】
本開示の一実施例では、前記第3の決定モジュールは、具体的には、それぞれ前記現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素を取得し、前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に基づいて、前記複数の第4のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定し、前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0023】
本開示の一実施例では、上記焦点位置決定装置は、前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第4の決定モジュールをさらに含む。
【0024】
本開示の一実施例では、前記第4の決定モジュールは、具体的には、前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定することに用いられる。
【0025】
本開示の一実施例では、前記第2の決定モジュールは、具体的には、前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定することに用いられる。
【0026】
本開示の一実施例では、前記第2の決定モジュールは、さらに、前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定し、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すことに用いられる。
【0027】
本開示の一実施例では、上記焦点位置の決定装置は、前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するための記録モジュールと、前記焦点が前記現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めするための位置決めモジュールと、をさらに含む。
【0028】
本開示の第3の態様の実施例は電子機器を提供し、前記電子機器は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、ここで、前記プロセッサは、本開示の第1の様態の実施例によって提供される焦点位置の決定方法を実現するために、前記命令を実行するように構成される。
【0029】
本開示の第4の様態の実施例は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体における命令が電子機器のプロセッサによって実行される場合、電子機器が本開示の第1の様態の実施例によって提出された焦点位置の決定方法を実行できるようにする。
【0030】
本開示の第5の態様の実施例は、コンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラムは通信装置におけるプロセッサによって実行される場合、本開示の第1の様態の実施例によって提案される焦点位置の決定方法を実現する。
【発明の効果】
【0031】
本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法、装置及び電子機器は、電子機器を介して、電子機器における焦点の現在位置を取得し、焦点の現在位置に基づいて焦点が所属する現在ページ要素を決定し、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得し、また、現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定する。これにより、現在ページ要素のレイアウト方向と焦点の移動方向を通して、焦点移動の位置を素早く且つ正確に決定でき、焦点移動の速度と正確度を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0032】
本出願の付加的な特徴及び利点は、以下の説明において部分的に示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本出願の実践により理解されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
本出願の上記及び/又は付加的な特徴及び利点は、図面を参照した、実施例に対する以下の説明によって明らかになり且つ理解しやすくなる。
【0034】
図1】本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例によって提供されるページ要素の概略図である。
図3】本開示の実施例によって提供される別の焦点位置の決定方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例によって提供される別のページ要素の概略図である。
図5】本開示の実施例によって提供される別の焦点位置の決定方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例によって提供される別のページ要素の概略図である。
図7】本開示の実施例によって提供される別の焦点位置の決定方法のフローチャートである。
図8】本開示の実施例によって提供される別のページ要素の概略図である。
図9】本開示の実施例によって提供される別の焦点位置の決定方法のフローチャートである。
図10】本開示の実施例によって提供される別のページ要素の概略図である。
図11】本開示の実施例によって提供される別のページ要素の概略図である。
図12】本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定装置の構造概略図である。
図13】本開示の一実施例に係る電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
ここで、例示的な実施形態を詳細に説明し、その例は図面に示される。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。
【0036】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を限定することを意図していない。本開示の実施例で使用される単数形の「一種」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図している。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又は全ての組み合わせを指しかつ含むことを理解されたい。
【0037】
本開示で第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報同士を区別するために使用される。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第1情報は第2情報と呼ぶことができ、同様に、第2情報は第1情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、本明細書で使用される単語の「場合」及び「もしも」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0038】
以下、本開示の実施例について詳細に説明するが、前記実施例の例は添付図面に示され、ここで、最初から最後まで同じまたは同様の符号が同じまたは同様の要素を示す。以下、添付図面を参照して説明する実施例は、本開示を説明するためのものであり、本開示に対する制限としては理解すべきでない。
【0039】
以下、本開示の実施例の焦点位置の決定方法、装置及び電子機器について図面を参照しながら説明する。
【0040】
本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法は、電子機器によって実行されてもよく、当該電子機器はスマートテレビ、リモコン付きタブレットなどであってもよく、ここでは限定されない。
【0041】
本開示の実施例では、電子機器には、処理コンポーネント、記憶コンポーネント、および駆動コンポーネントが設置されても良い。選択可能に、当該駆動コンポーネントおよび処理コンポーネントは統合して設置することができ、当該記憶コンポーネントはオペレーティングシステム、アプリケーション、または他のプログラムモジュールを記憶することができ、当該処理コンポーネントは記憶コンポーネントに記憶されたアプリケーションを実行することによって本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法を実現する。
【0042】
図1は本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法のフローチャートである。
【0043】
本開示の実施例に係る焦点位置決定方法は、本開示の実施例によって提供される焦点位置決定装置によって実行されても良い。当該装置は電子機器に配置されてもよく、それにより、電子機器における焦点の現在位置を取得することを実現し、焦点の現在位置に基づいて、焦点が所属する現在ページ要素を決定してから、焦点に対応する制御命令を取得し、制御命令に基づいて焦点の移動方向を取得し、現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素を戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定し、ひいては焦点移動の速度と正確性を向上させる。
【0044】
図1に示すように、当該焦点位置の決定方法は、以下のステップ101~ステップ105を含むことができる。
【0045】
ステップ101、電子機器における焦点の現在位置を取得する。ここで、電子機器はスマートテレビであっても良い。
【0046】
なお、この実施例で説明した焦点は、スマートテレビであっても良い、つまり、スマートテレビの操作インターフェースまたはメニューにおいて、ユーザのリモコンの上下左右の操作に従って、対応する操作ウィンドウ、ボタン、画像、エントリなどの要素に移動して、当該要素を焦点状態に変化させ、焦点状態に変化した要素はさらにクリックなどの操作が可能になる。視覚的には、焦点状態の要素は、焦点フレーム体(焦点フレーム)や色変化などのより多様な視覚効果が追加されることができ、当該視覚効果は、直感的にリモコンの上下左右の操作に従って、スマートテレビインターフェース内で移動し、これによって、マンマシンインタラクションによって対応する要素を選択する目的を達成する。ここで、焦点フレーム体(焦点フレーム)は汎用性が高く、一般的な方法である。
【0047】
本開示の実施例では、予め設定された取得アルゴリズムに従って、電子機器における焦点の現在位置を取得することができ、ここで、予め設定された取得アルゴリズムは、実際の状況に応じて校正することができる。
【0048】
ステップ102、焦点の現在位置に基づいて、焦点が所属する現在ページ要素を決定する。
【0049】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は、予め設定された取得アルゴリズムに基づいて、電子機器における焦点の現在位置を取得し、焦点の現在位置に基づいて、焦点が所属する現在ページ要素、すなわち焦点の状態に変化した要素を決定することができる。
【0050】
ステップ103、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得する。ここで、移動方向は、上、下、左、右のいずれかであってもよい。
【0051】
本開示の実施例では、ユーザはリモコンを使ってユーザ制御命令を送信することができ、例えば、ユーザがリモコンの上、下、左または右ボタンを操作することにより、対応する制御命令を生成し、当該制御命令を電子機器に送信し、ここで、当該リモコンは、ブルートゥース(登録商標)リモコンまたは赤外線リモコンであってもよい。
【0052】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、ユーザがリモコンの上、下、左または右ボタンを操作することにより、対応する制御命令を生成し、当該制御命令を電子機器に送信する。電子機器は、焦点が所属する現在ページ要素を決定した後、当該制御命令を取得(受信)し、当該制御命令を解析して、焦点の移動方向を取得することができる。
【0053】
なお、本実施例で説明した焦点の移動方向は、リモコンの上、下、左、または右ボタンに対応することができ、例えば、ユーザがリモコンの上ボタンを操作して制御命令を送信する場合、電子機器は当該制御命令を解析して焦点の移動方向が上であることを得る。ユーザがリモコンの左ボタンを操作して制御命令を送信する場合、電子機器は当該制御命令を解析して焦点の移動方向が左であることを得る。
【0054】
ステップ104、現在ページ要素のレイアウト方向を取得する。
【0055】
ここで、レイアウト方向は、縦方向または横方向であっても良い。
【0056】
例えば、図3を参照して、現のページ要素が要素Bであると仮定すると、要素Bのレイアウト方向は横方向、すなわち要素b1、b2、b3、及びb4の横方向に並べる。現在ページ要素が要素Xであると仮定すると、要素Xのレイアウト方向は縦方向であり、すなわち要素A、B、及びCは横方向に並べる。つまり、現在ページ要素のレイアウト方向は、現在ページ要素における下位サブ要素のレイアウト方向であっても良い。
【0057】
なお、本実施例で説明された現在ページ要素のレイアウト方向は、現在ページの固有属性であってもよく、直接取得することができる。ここで、当該固有属性は、当業者がページデザインをする時にコードにおいて限定された属性であっても良い。つまり、ページにおける要素のレイアウト方向は、ページデザインが完了した時にはすでに固定されていた。
【0058】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器が焦点の移動方向を取得した後、現在ページ要素の固有属性を取得することができ、当該固有属性を解析して、現在ページ要素のレイアウト方向を取得する。
【0059】
なお、ページは、電子機器によってロードされる(すなわち、電子機器がページの生成コードを実行する)プロセスにおいて、関連する固有属性を生成することができ、当該固有の属性を電子機器に提供して、電子機器が必要に応じて直接取得(呼び出す)できるようにする。
【0060】
ステップ105、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定する。
【0061】
本開示の実施例では、移動方向が上または下の場合、レイアウト方向が縦方向の場合の方向と一致する。移動方向が左または右の場合、レイアウト方向が横方向の場合の方向と一致する。
【0062】
さらに、本開示の一実施例では、当該焦点位置の決定方法は、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジでない場合、現在ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップをさらに含むことができる。
【0063】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は、焦点の移動方向を取得した後、現在ページ要素のレイアウト方向を直接取得することができ、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致するかどうかを判断し、そうである場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、かつ対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定することができ、電子機器は、焦点を当該位置のページ要素に移動することができ、つまり、当該位置のページ要素が焦点状態になる。そうでなはない場合、焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジであるかどうかをさらに判断することができ、そうでない場合、現在ページ要素の中から焦点の位置を決定することができ、そして、電子機器は焦点を当該位置のページ要素に移動することができ、つまり、当該位置のページ要素を焦点状態に変化させる。
【0064】
さらに、図2を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であると仮定すると、焦点の移動方向が上である場合、焦点の移動方向が要素B内のレイアウト方向が一致しないと判定することができ、要素Bの上位ページ要素Xに戻り、要素Xの中から焦点の位置を決定し、焦点を当該位置のページ要素に移動させることができる。
【0065】
焦点の移動方向が左である場合、焦点の移動方向が要素B内のレイアウト方向と一致し、移動方向側が要素Bのエンジではないと判定することができ、要素Bの中から焦点の位置を決定して、焦点を当該位置のページ要素に移動させることができる。
【0066】
本開示の実施例では、まず、電子機器における焦点の現在位置を取得し、焦点の現在位置に基づいて焦点が所属する現在ページ要素を決定し、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得し、及び現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定する。これにより、現在ページ要素のレイアウト方向と焦点の移動方向を通して、焦点移動の位置を素早く且つ正確に決定でき、焦点移動の速度と正確度を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0067】
前の実施例を明確に説明するために、本開示の一実施例では、図3に示すように、現在ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは以下のステップ301~ステップ303を含むことができる。
【0068】
ステップ301、現在ページ要素の中から複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得する。
【0069】
図4を参照して、現在ページ要素がBであると仮定すると、複数の第2のページサブ要素はb1、b2、b3、b4であっても良い。ここで、要素b1、b2、b3、b4は、ページにおける最小要素であっても良い。例えば、ページがドラマ選択ページである場合、要素b1、b2、b3、b4、および要素a1、a2、a3、a4はドラマであり、要素Bと要素Aは仮想要素であっても良い、なお、当該実施形態で説明された仮想要素は、当業者がページデザインをする時にコードにおいて定義されてもよく、かつ、当該仮想要素における最小要素は1行または1列と設定される。
【0070】
ステップ302、複数の第2のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得する。
【0071】
本開示の実施例では、予め設定された距離アルゴリズムに基づいて、複数の第2のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2距離を算出することができ、ここで、予め設定された距離アルゴリズムは、実際の状況に応じて校正することができる。
【0072】
ステップ303、複数の第2の距離の中の最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第2のページサブ要素に止める。
【0073】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジでないと判断した場合、現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得し、そして、予め設定された距離アルゴリズムに基づいて、複数の第2のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2距離を算出してから、当該複数の第2距離に基づいて複数の第2距離における最短距離を決定し、当該最短距離に基づいてターゲットの第2のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第2のページサブ要素に止め、即ち、ターゲットの第2のページサブ要素を焦点状態に変化させる。
【0074】
さらに、図4を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が右の場合、電子機器は、その焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向が一致し、かつ焦点の移動方向側が要素Bのエッジではないと判定することができ、且つ最短距離を取得するように要素b1と要素b2、要素b1と要素b3、要素b1と要素b4との間の距離(すなわち、第2距離1、2、及び3)をそれぞれ算出することができ、当該最短距離に基づいてターゲットの第2のページサブ要素が要素b2であると決定し、且つ焦点を要素b2に止める。(すなわち、要素b2が焦点状態に変化する)。これにより、要素B内のすべてのサブ要素を算出するだけでよく、計算量が大幅に減少し、焦点移動の位置を迅速に決定することができる。
【0075】
本開示の一実施例では、図5に示すように、現在ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは以下のステップ501~ステップ503を含むことができる。
【0076】
ステップ501、現在ページ要素の中から複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得する。
【0077】
図2を参照して、現在ページ要素がBであると仮定すると、複数の第2のページサブ要素はb1、b2、b3、b4であっても良い。
【0078】
ステップ502、複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に従って複数の第4のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定する。
【0079】
なお、本実施例で説明したローディング順序は、ページデザインのローディング策略に従って校正することができ、ここで、当該ローディング策略は、関連するページ開発者によって要求に応じて校正することができる。また、ページが電子機器によってローディングされる(すなわち、電子機器実行ページの生成コード)プロセスにおいて、ページにおいて各要素のローディング順序を電子機器に提供して、必要に応じて電子機器が直接取得(呼び出し)できるようにする。
【0080】
ステップ503、複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第4のページサブ要素に止める。
【0081】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジではないと判断した場合、現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得し、そして、複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に基づいて複数の第4のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2の優先度を決定してから、当該複数の第2の優先度における最高優先度に基づいてターゲットの第4のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第4のページサブ要素に止め、即ち、ターゲットの第4のページサブ要素を焦点状態に変化させる。
【0082】
さらに、図2を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が右である場合、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が要素Bのエッジではないと判断することができ、要素b2、要素b3、および要素b4のローディング順序をそれぞれ取得することができ、最初にローディングされたその要素をターゲット要素として(すなわち、ターゲットの第4のページサブ要素)、焦点をターゲット要素に止める(すなわち、ターゲット要素が焦点状態に変化する)。
【0083】
本開示の一実施例では、前記焦点位置の決定方法は、前記焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジである場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップをさらに含むことができる。
【0084】
ここで、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定することは、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定するステップを含む。
【0085】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジであると判断した場合、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定することができる。
【0086】
さらに、図6を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が左である場合、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が要素Bのエッジであると判定することができ、要素Bの一つ前のページ要素Xに戻り、要素Xには素A、要素B、及び要素Cが含まれることができ、この場合、予め設定されたアルゴリズムに基づいて、要素X内のターゲット要素を決定することができ、例えば、ターゲット要素が要素Aであると判定する。その後、電子機器は、要素b1と要素a1、要素b1と要素a2、要素b1と要素a3、および要素b1と要素a4との間の距離をそれぞれ計算することができ、最短距離を取得した後、これに基づいて要素a1を焦点お移動位置として決定する。または、電子機器は、要素a1、要素a2、要素a3、および要素a4のローディング順序を取得し、当該ローディング順序に基づいて焦点の移動位置を決定し、例えば要素a1に移動する。
【0087】
なお、本実施例で説明された予め設定されたアルゴリズムは実際の状況に基づいて校正することができ、例えば、当該予め設定されたアルゴリズムはウェブページを設計する関係者によって作成されてもよく、ここで、当該予め設定されたアルゴリズムは、焦点の移動方向の変更、例えば、左に向かって上に変更、右に向かって下に変更するなどを含んでもよく、ここでは一切限定されない。また、当該予め設定されたアルゴリズムは、焦点の移動方向に要素が存在するかどうかを判断することを含んでもよく、存在する場合、焦点に最も近い要素をターゲット要素とすることができる。
【0088】
さらに、図11を参照して、焦点の現在位置が要素b4の位置(すなわち、要素b4は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が右である場合、電子機器は、その焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が要素Bのエッジであると判定することができ、要素Bの一つ前のページ要素Xに戻り、要素X内は要素A、要素B、要素C、要素Dを含むことができ、この時、上記の予め設定されたアルゴリズムに基づいて、要素X内のターゲット要素が要素Dであることを決定することができ、その後、電子機器は要素b4と要素d1、要素b4と要素d2、および要素b4と要素d3との間の距離をそれぞれ計算し、最短距離を取得することができ、その後、当該最短距離に基づいて要素d2が焦点移動の位置であると決定することができる。または、電子機器は、要素d1、要素d2、要素d3、および要素d4のローディング順序を取得し、当該ローディング順序に基づいて焦点の移動位置を決定することができ、例えば要素d1に移動する。
【0089】
本開示の一実施例では,現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定することは、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、を含むことができる。
【0090】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しないと判断した場合、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、一つ前のページ要素のレイアウト方向を取得し、当該一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致するかどうかを判断する。そうである場合、一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定する。
【0091】
前の実施例を分かりやすく説明するために、本開示の一実施例では、図7に示すように、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは以下のステップ701~ステップ703を含むことができる。
【0092】
ステップ701、上位ページ要素の中から複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得する。
【0093】
図8を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、焦点の移動方向が上であると仮定すると、上位ページ要素Xにおける複数の第1のページサブ要素はa1、a2、a3およびa4であっても良い。ここで、要素Xは、3つの下位サブ要素、すなわち、要素A、要素B、および要素Cを含むことができる。
【0094】
ステップ702、複数の第1のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得する。
【0095】
本開示の実施例では、予め設定された距離アルゴリズムに基づいて、複数の第1のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1距離を算出することがでる。
【0096】
ステップ703、複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第1のページサブ要素に止める。
【0097】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致すると判断した場合、まず、焦点の移動方向に基づいて当該一つ前のページ要素の中からターゲットページ要素(例えば、図8における要素A)を決定し、次にターゲットページ要素の中から複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得し、予め設定された距離アルゴリズムに基づいて、複数の第1のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1距離を算出し、その後、当該複数の第1距離に基づいて、複数の第1距離における最短距離を決定し、当該最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、焦点をターゲットの第1のページサブ要素に止め、即ち、ターゲットの第1のページサブ要素を焦点状態に変化させる。
【0098】
さらに、図8を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であり、要素Bの上位ページ要素X内のレイアウト方向が縦方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が上である場合、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致しないと判定し、且つ要素Bの一つ前のページ要素Xに戻ることができ、その後、当該焦点の移動方向が要素Xのレイアウト方向と一致すると判定することができ、その後、電子機器は、まず、焦点の移動方向に基づいてターゲット要素を決定することができる。要素Xは要素A、要素B、および要素Cを含むことができ、このとき、電子機器は、ターゲット要素が要素Aであると決定し、その後、電子機器は、最短距離を取得するように、要素b1と要素a1、要素b1と要素a2、要素b1と要素a3、および要素b1と要素a4との間の距離(すなわち、第1距離1、2、3、および4)をそれぞれ計算することができる。その後、当該最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素が要素a1であると決定し、焦点を要素a1に止める(すなわち、要素a1が焦点状態に変化する)。これにより、要素A内のすべてのサブ要素を算出するだけでよく、計算量が大幅に減少して、焦点移動の位置を迅速に決定することができる。
【0099】
本開示の別の実施例では、図9に示すように、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは901~ステップ903を含むことができる。
【0100】
ステップ901、上位ページ要素の中から複数の第3のページサブ要素をそれぞれ取得する。
【0101】
図2を参照して、焦点の現在位置は要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素は要素Bであり、焦点の移動方向は上であると仮定すると、上位ページ要素Xにおける複数の第3のページサブ要素はa1、a2、a3およびa4であっても良い。ここで、要素Xは、3つの下位サブ要素、すなわち、要素A、要素B、および要素Cを含むことができる。
【0102】
ステップ902、複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に従って複数の第3のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定する。
【0103】
ステップ903、複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に従って複数の第3のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定する。
【0104】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致すると判断した場合、まず、焦点の移動方向に基づいて当該一つ前のページ要素の中からターゲットページ要素(例えば、図2における要素A)を決定し、ターゲットページ要素の中から複数の第3のページサブ要素を取得し、複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に基づいて複数の第3ページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定し、その後、当該複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3ページを決定し、焦点をターゲットの第3のページサブ要素に止め、即ち、ターゲットの第3のページサブ要素を焦点状態に変化させる。
【0105】
さらに、図2を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であり、要素Bの上位ページ要素X内のレイアウト方向が縦方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が上である場合、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致しないと判定することができ、要素Bの一つ前のページ要素Xに戻り、その後、当該焦点の移動方向が要素Xのレイアウト方向と一致すると判定することができ、その後、電子機器は、まず、焦点の移動方向に基づいてターゲット要素を決定することができる。要素X内は、要素A、要素B、および要素Cを含むことができ、このとき、電子機器は、ターゲット要素が要素Aであると決定し、その後、要素a1、要素a2、要素a3、および要素a4のローディング順序をそれぞれ取得することができ、最初にローディングされた要素をターゲット要素(すなわち、ターゲットの第3のページサブ要素)とすることができ、その後、焦点をターゲット要素に止める(すなわち、ターゲット要素が焦点状態に変化する)。
【0106】
さらに、本開示の一実施例では、当該焦点位置の決定方法は、一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、焦点の移動方向と一致する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すステップと、をさらに含む(例えば、音声注意、文字注意など、ここでは限定されない)。
【0107】
具体的には、図10を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在のページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であり、要素Bの上位ページ要素X内のレイアウト方向が横方向であり、要素Xの上位ページ要素Y内のレイアウト方向が縦方向であると仮定すると、電子機器が取得した焦点の移動方向が下である場合、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Bのレイアウト方向と一致しないと判定し、要素Bの一つ前のページ要素Xに戻り、その後、当該焦点の移動方向が要素Xのレイアウト方向とも一致しいと判定し、要素Xの一つ前のページ要素Yに戻り、その後、電子機器は、当該焦点の移動方向が要素Yのレイアウト方向と一致すると判定し、焦点の移動方向と一致する上位ページ要素Yの中から焦点の位置を決定することができる。
【0108】
本開示の別の実施例では、当該焦点位置の決定方法は、現在ページ要素における焦点の現在位置を記録し、焦点が現在ページ要素に戻る時に、焦点を現在位置に位置決めするステップをさらに含む。
【0109】
具体的には、ユーザがリモコンを使って電子機器を操作するプロセスにおいて、電子機器は現在ページ要素における焦点の現在位置を記録し、焦点が現在ページ要素に戻る時に、焦点を現在位置に位置決めすることができる。
【0110】
さらに、図2を参照して、焦点の現在位置が要素b1の位置(すなわち、要素b1は焦点状態)であり、現在ページ要素が要素Bであり、要素B内のレイアウト方向が横方向であり、要素Bの上位ページ要素X内のレイアウト方向は縦方向であると仮定すると、ユーザがリモコンを使用して電子機器を操作するプロセスにおいて、焦点が要素a4の位置にある場合、このときユーザがリモコンを介して制御命令を送信して焦点が右に移動するように制御すると、焦点が要素Bにジャンプすることができ、この時、電子機器は前の記録に基づいて、焦点を要素b1の位置に位置決めすることができる。
【0111】
なお、図2図4図6図8図10、および図11を参照して、その中に含まれる最小要素の要素A、要素B、要素C、および要素Dなどの要素はすべて仮想要素であってもよく、当該仮想要素は、当業者がページデザインを行う際にコードにおいて限定するものであってもよく、要素A、要素B、要素C、及び要素Dなどの要素における最小要素はすべて1行または1列として設定される。
【0112】
本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定方法に基づいて、まず、電子機器における焦点の現在位置を取得し、焦点の現在位置に基づいて焦点が所属する現在ページ要素を決定し、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得し、及び現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定する。これにより、現在ページ要素のレイアウト方向と焦点の移動方向を通して、焦点移動の位置を素早く且つ正確に決定でき、焦点移動の速度と正確度を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0113】
図12は本開示の実施例によって提供される焦点位置の決定装置の構造概略図である。
【0114】
本発明の実施例によって提供される焦点位置の決定装置は、電子機器内の焦点の現在位置を取得することを実現するように、電子機器内に配置されてもよく、焦点の現在位置に基づいて、焦点が所属する現在ページ要素を決定し、その後、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得し、及び現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定し、それによって焦点移動の速度と正確度を向上させる。
【0115】
図12に示すように、当該焦点位置決定装置1200は、第1の取得モジュール1210と、第1の決定モジュール1220と、第2の取得モジュール1230と、第3の取得モジュール1240と、第2の決定モジュール1250とを含むことができる。
【0116】
ここで、第1の取得モジュール1210は、電子機器における焦点の現在位置を取得することに用いられる。
【0117】
第1の決定モジュール1220は、焦点の現在位置に基づいて、焦点が所属する現在ページ要素を決定することに用いられる。
【0118】
第2の取得モジュール1230は、焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得することに用いられる。
【0119】
第3の取得モジュール1240は、現在ページ要素のレイアウト方向を取得することに用いられる。
【0120】
第2の決定モジュール1250は、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定することに用いられる。
【0121】
本開示の一実施例では、第2の決定モジュール1230は、具体的には、それぞれ上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素を取得し、複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得し、複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0122】
本開示の一実施例では、第2の決定モジュール1230は、具体的には、それぞれ上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素を取得し、複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に基づいて、複数の第3のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定し、複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0123】
本開示の一実施例では、上記焦点位置決定装置1200は、焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジではない場合、現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第3の決定モジュールをさらに含む。
【0124】
本開示の一実施例では、第3の決定モジュールは、具体的には、それぞれ現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素を取得し、複数の第2のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得し、複数の第2の距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0125】
本開示の一実施例では、第3の決定モジュールは、具体的には、それぞれ現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素を取得し、複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、ローディング順序に基づいて、複数の第4のページサブ要素と焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定し、複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めることに用いられる。
【0126】
本開示の一実施例では、上記焦点位置決定装置1200は、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が現在ページ要素のエッジである場合、現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するための第4の決定モジュールをさらに含むことができる。
【0127】
本開示の一実施例では、第4の決定モジュールは、具体的には、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定することに用いられる。
【0128】
本開示の一実施例では、第2の決定モジュール1230は、具体的には、現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定することに用いられる。
【0129】
本開示の一実施例では、第2の決定モジュール1230は、さらに、一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致しない場合、焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定し、焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すことに用いられる。
【0130】
本開示の一実施例では、上記焦点位置決定装置1200は、記録モジュールおよび測位モジュールをさらに含む。
【0131】
ここで、記録モジュールは、現在ページ要素における焦点の現在位置を記録することに用いられる。
【0132】
位置決めモジュールは、焦点が現在ページ要素に戻る時、焦点を現在位置に位置決めすることに用いられる。
【0133】
なお、上記焦点位置の決定方法の実施例の説明は、当該実施例の焦点位置決定装置にも適用され、ここでは説明を省略する。
【0134】
本開示の実施例によって提供される焦点位置決定装置は、まず、第1取得モジュールを介して電子機器における焦点の現在位置を取得し、第1の決定モジュールを介して、焦点の現在位置に基づいて焦点が所属する現在ページ要素を決定し、第2の取得モジュールを介して焦点に対する制御命令を取得し、制御命令に従って焦点の移動方向を取得し、及び第3の取得モジュールを介して現在ページ要素のレイアウト方向を取得し、焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、第2の決定モジュール介して現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定する。これにより、現在ページ要素のレイアウト方向と焦点の移動方向を通して、焦点移動の位置を素早く且つ正確に決定でき、焦点移動の速度と正確度を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0135】
本開示の実施例の第3の態様によれば、電子機器をさらに提供し、前記電子機器は、プロセッサと、プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、ここで、プロセッサは、命令を実行して上記焦点位置の決定方法を実現するように構成される。
【0136】
上記実施形態を実現するために、本開示は記憶媒体をさらに提供する。
【0137】
ここで、記憶媒体における命令が電子機器のプロセッサによって実行される場合、電子機器が上記焦点位置の決定方法を実行できるようにする。
【0138】
上記実施例を実現するために、本開示はコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0139】
ここで、当該コンピュータプログラム製品が電子機器のプロセッサによって実行される時、電子機器が上記焦点位置の決定方法を実行できるようにする。
【0140】
図13は一実施例に示す電子機器のブロック図である。図13に示す電子機器は一例にすぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲を一切限定すべきではない。
【0141】
図13に示すように、電子機器1000は、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)112におけるプログラムまたはメモリ116からランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)113にロードされたプログラムに従って様々な適切な動作および処理を実行するプロセッサ111を含む。RAM 113には、電子機器1000の動作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されておる。プロセッサ111、ROM 112、およびRAM 113は、バス114を介して互いに接続されておる。入力/出力(I/O,Input/Output)インターフェース115もバス114に接続されておる。
【0142】
以下の部品は、I/Oインターフェース115に接続されており、ハードディスクなどのメモリ116を含み、及びLAN(LAN、Local Area Network)カード、モデムなどのネットワークインターフェースカードなどの通信部117を含み、通信部117はインターネットなどのネットワークを介して通信処理を行う。ドライバー118も必要に応じてI/Oインターフェース115に接続される。
【0143】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照するプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータ読み取り可能な媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信部117を介してネットワークからダウンロードおよびインストールされてもよい。当該コンピュータプログラムがプロセッサ111によって実行される場合、本開示の方法において限定される上記の機能が実行される。
【0144】
例示的な実施例では、命令を含むメモリなどの命令を含む記憶媒体も提供され、上記命令は、電子機器1000のプロセッサ111によって実行されて、上記の方法を実行することができる。選択可能に、記憶媒体は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であっても良い。
【0145】
本開示では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラムを含むまたは記憶する任意の有形媒体であってもよい。当該プログラムは命令実行システム、装置、或いは部品によって実行されるか、又はそれらと組み合わせて使用され得る。本開示では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドにおいて伝送されるか、または搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含むことができ、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搬送される。このような伝播されたデータ信号は、様々な形態を採用することができ、電磁信号、光信号、または上記のいずれかの適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。当該コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体の伝送に適用でき、無線、電線、光ケーブル、RFなど、または上記のいずれかの適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0146】
本開示の実施例が提供する技術案は、少なくとも以下の有益な効果をもたらす。
【0147】
本開示の実施例では、現在ページ要素のレイアウト方向と焦点の移動方向を通して、焦点移動の位置を素早く且つ正確に決定でき、焦点移動の速度と正確度を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0148】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施形態は、単なる例示と見なされる。
【0149】
なお、本開示は、上で説明し、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更を行うことができることを理解されたい。
【0150】
(付記)
(付記1)
焦点位置の決定方法であって、
電子機器における焦点の現在位置を取得するステップと、
前記焦点の現在位置に基づいて、前記焦点が所属する現在ページ要素を決定するステップと、
前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するステップと、
前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するステップと、
前記焦点の移動方向がレイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、を含む、
ことを特徴する焦点位置の決定方法。
【0151】
(付記2)
前記対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得するステップと、
前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0152】
(付記3)
前記対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定するステップと、
前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0153】
(付記4)
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジではない場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップを含む、
ことを特徴する付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0154】
(付記5)
前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得するステップと、
前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する付記4に記載の焦点位置の決定方法。
【0155】
(付記6)
前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得するステップと、
前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第4のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定するステップと、
前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めるステップと、を含む、
ことを特徴する付記4に記載の焦点位置の決定方法。
【0156】
(付記7)
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップを含む、
ことを特徴する付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0157】
(付記8)
前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、
前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、を含む、
ことを特徴する付記7に記載の焦点位置の決定方法。
【0158】
(付記9)
前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップは、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻るステップと、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0159】
(付記10)
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するステップと、
前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すステップと、を含む、
ことを特徴する付記9に記載の焦点位置の決定方法。
【0160】
(付記11)
前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するステップと、
前記焦点が前記現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めするステップと、を含む、
ことを特徴する付記1に記載の焦点位置の決定方法。
【0161】
(付記12)
焦点位置の決定装置であって、
電子機器における焦点の現在位置を取得するための第1の取得モジュールと、
前記焦点の現在位置に基づいて、前記焦点が所属する現在ページ要素を決定するための第1の決定モジュールと、
前記焦点に対する制御命令を取得し、前記制御命令に従って前記焦点の移動方向を取得するための第2の取得モジュールと、
前記現在ページ要素のレイアウト方向を取得するための第3の取得モジュールと、
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致しない場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する上位ページ要素の中から焦点の位置を決定するための第2の決定モジュールと、を含む、
ことを特徴する焦点位置の決定装置。
【0162】
(付記13)
前記第2の決定モジュールは、具体的に
前記上位ページ要素における複数の第1のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第1のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1距離を取得し、
前記複数の第1距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第1のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第1のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0163】
(付記14)
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記上位ページ要素における複数の第3のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第3のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第3のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第1優先度を決定し、
前記複数の第1優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第3のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第3のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0164】
(付記15)
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジではない場合、前記現在ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第3の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0165】
(付記16)
前記第3の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素における複数の第2のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第2のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2距離を取得し、
前記複数の第2距離における最短距離に基づいて、ターゲットの第2のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第2のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する付記15に記載の焦点位置の決定装置。
【0166】
(付記17)
前記第3の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素における複数の第4のページサブ要素をそれぞれ取得し、
前記複数の第4のページサブ要素のローディング順序を取得し、前記ローディング順序に従って前記複数の第4のページサブ要素と前記焦点の現在位置との間の複数の第2優先度を決定し、
前記複数の第2優先度における最高優先度に基づいて、ターゲットの第4のページサブ要素を決定し、前記焦点を前記ターゲットの第4のページサブ要素に止めることに用いられる、
ことを特徴する付記15に記載の焦点位置の決定装置。
【0167】
(付記18)
前記焦点の移動方向が前記レイアウト方向と一致し、且つ前記焦点の移動方向側が前記現在ページ要素のエッジである場合、前記現在ページ要素の上位ページ要素に戻り、対応する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定するための第4の決定モジュールをさらに含む、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0168】
(付記19)
前記第4の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、
前記一つ前のページ要素の中から前記焦点の位置を決定することに用いられる、
ことを特徴する付記18に記載の焦点位置の決定装置。
【0169】
(付記20)
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記現在ページ要素の一つ前のページ要素に戻り、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が焦点の移動方向と一致する場合、前記一つ前のページ要素の中から焦点の位置を決定することに用いられる、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0170】
(付記21)
前記第2の決定モジュールは、具体的に、
前記一つ前のページ要素のレイアウト方向が前記焦点の移動方向と一致しない場合、前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つかるまで、引き続き上位ページ要素の中から探し、前記焦点の移動方向と一致する前記上位ページ要素の中から前記焦点の位置を決定し、
前記焦点の移動方向と一致する上位ページ要素が見つからないままである場合、ユーザに対して注意を促すことに用いられる、
ことを特徴する付記20に記載の焦点位置の決定装置。
【0171】
(付記22)
前記現在ページ要素における前記焦点の前記現在位置を記録するための記録モジュールと、
前記焦点が前記現在ページ要素に戻る時、前記焦点を前記現在位置に位置決めするための位置決めモジュールと、をさらに含む、
ことを特徴する付記12に記載の焦点位置の決定装置。
【0172】
(付記23)
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備え、
前記プロセッサは、付記1~11のいずれか一つに記載の焦点位置の決定方法を実行するために前記命令を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【0173】
(付記24)
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体の命令が電子機器のプロセッサによって実行されると、電子機器が付記1~11のいずれか一つに記載の焦点位置の決定方法を実行できるようにする、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13