(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-14
(45)【発行日】2023-04-24
(54)【発明の名称】同心状に層化された材料のレーザ誘発シール
(51)【国際特許分類】
F16L 13/02 20060101AFI20230417BHJP
【FI】
F16L13/02
(21)【出願番号】P 2018549417
(86)(22)【出願日】2016-12-13
(86)【国際出願番号】 US2016066356
(87)【国際公開番号】W WO2017106174
(87)【国際公開日】2017-06-22
【審査請求日】2019-12-11
【審判番号】
【審判請求日】2022-02-28
(32)【優先日】2016-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2015-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518208037
【氏名又は名称】ウィルマーク ホールディングス, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】コールソン, ウィリアム エー.
(72)【発明者】
【氏名】コールソン, マーシャ
(72)【発明者】
【氏名】チッコーネ, ポール
【合議体】
【審判長】松下 聡
【審判官】間中 耕治
【審判官】槙原 進
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-56722(JP,A)
【文献】特許第4113752(JP,B2)
【文献】特表平6-510715(JP,A)
【文献】特開2014-147962(JP,A)
【文献】特表2010-501811(JP,A)
【文献】特開2004-90628(JP,A)
【文献】特開2009-83406(JP,A)
【文献】特開昭60-225737(JP,A)
【文献】国際公開第2005/063469(WO,A1)
【文献】独国実用新案第202014100268(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 13/02 - 13/06
F16L 47/02 - 47/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続部であって、前記接続部は、
対向する第1の導管外部表面および第1の導管内部表面を有する第1の導管であって、前記第1の導管内部表面は、第1の導管通路を画定する、第1の導管と、
前記第1の導管を中心として同心状に配置されている第2の導管であって、前記第2の導管は、対向する第2の導管外部表面および第2の導管内部表面を有し、前記第2の導管内部表面は、第2の導管通路を画定する、第2の導管と、
前記第1の導管と前記第2の導管との間のシールと
を備え、
前記第1の導管および前記第2の導管は、対応する第1の材料および第2の材料から形成され、前記第1の材料および前記第2の材料は、熱可塑性エラストマ、ポリプロピレン、ポリプロピレン誘導体、ポリエチレン、ポリエチレン誘導体、ポリオレフィンエラストマ、フッ化ポリビニリデン、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレンから成る群から選択され、
前記シールは、融合された前記第1の材料および前記第2の材料から形成され、
前記シールは、前記第1の導管と前記第2の導管との間に液密係合を提供し、
前記シールは、前記第2の導管外部表面から内向きに延在する陥凹を形成する、接続部。
【請求項2】
前記シールは、前記同心状に配置されている前記第1の導管および第2の導管の円周全体に及ぶシール長を有する、請求項1に記載の接続部。
【請求項3】
前記シールは、前記第2の導管外部表面と区別可能である、請求項1に記載の接続部。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この国際特許協力条約の特許出願は、2016年12月12日に出願された米国仮特許出願第15/376,390号の継続出願であり、これは、2015年12月14日に出願された米国仮特許出願第62/267,205号の利益を主張するものであり、各々は、参照により本明細書中に援用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明の特定の実施形態の広義の目的は、接続部ならびにそのような接続部の作製および使用方法を提供することであり得、接続部は、第1層と、第1層を中心として同心状に配置される、第2層と、第1層および第2層の部分間にレーザ誘発シールとを備え、レーザ誘発シールは、液密係合を第1層および第2層の間に提供する。
【0003】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、前述のような接続部を提供することであり得、第1層は、第1導管の中に組み込まれ、第2層は、第2導管の中に組み込まれる。
【0004】
当然ながら、本発明のさらなる目的は、明細書の他の部分、図面、および請求項全体を通して開示される。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
接続部であって、
第1の層と、
前記第1層を中心として同心状に配置される第2層と、
前記第1層および第2層の部分間のレーザ誘発シールと、
を備え、
前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供し、
前記レーザ誘発シールの生成は、前記第2層の第2層外部表面から内向きに延在する陥凹を生成する、接続部。
(項目2)
前記第1層および第2層は、対応する第1材料および第2材料から形成され、
前記第1材料および第2材料は、熱可塑性エラストマ、ポリプロピレン、ポリプロピレン誘導体、ポリエチレン、ポリエチレン誘導体、ポリオレフィンエラストマ、フッ化ポリビニリデン、ポリカーボネート、およびアクリロニトリルブタジエンスチレンから成る群から選択される、項目1に記載の接続部。
(項目3)
前記第1材料および第2材料は、類似する、項目2に記載の接続部。
(項目4)
前記第1材料および第2材料は、類似しない、項目2に記載の接続部。
(項目5)
前記第1層を中心とした前記第2層の同心配置は、前記第1層の第1層外部表面の一部を前記第2層の第2層内部表面の一部に隣接して位置付ける、項目1に記載の接続部。
(項目6)
前記第1層外部表面は、前記第2層内部表面に接触する、項目5に記載の接続部。
(項目7)
前記レーザ誘発シールは、少なくとも前記第1層外部表面と前記第2層内部表面との間に生成される、項目6に記載の接続部。
(項目8)
前記第1層は、第1導管の中に組み込まれ、前記第2層は、第2導管の中に組み込まれる、項目1に記載の接続部。
(項目9)
前記第1導管および第2導管のそれぞれは、導管外部表面と導管内部表面との間に配置される導管壁を備える、項目8に記載の接続部。
(項目10)
前記導管壁は、約0.05ミリメートル~約13ミリメートルの範囲内の導管壁厚を有する、項目9に記載の接続部。
(項目11)
前記導管内部表面は、約0.2ミリメートル~約100ミリメートルの範囲内の導管通路直径を有する導管通路を画定する、項目9に記載の接続部。
(項目12)
前記レーザ誘発シールは、約0.025ミリメートル~約6.5ミリメートルの範囲内のレーザ誘発シール幅を有する、項目1に記載の接続部。
(項目13)
前記レーザ誘発シールは、前記同心状に配置される前記第1導管および第2導管の円周全体に及ぶレーザ誘発シール長を有する、項目8に記載の接続部。
(項目14)
前記レーザ誘発シールは、前記同心状に配置される前記第1導管および第2導管の円周全体未満に及ぶレーザ誘発シール長を有する、項目8に記載の接続部。
(項目15)
前記第1材料および第2材料は、組み合わせられ、前記レーザ誘発シールを生成する、項目2に記載の接続部。
(項目16)
前記第1材料および第2材料は、融合され、前記レーザ誘発シールを生成する、項目15に記載の接続部。
(項目17)
前記第1材料および第2材料は、完全に融合され、前記レーザ誘発シールを生成する、項目16に記載の接続部。
(項目18)
前記レーザ誘発シールは、前記第2層の第2層外部表面と区別可能である、項目1に記載の接続部。
(項目19)
(削除)
(項目20)
(削除)
(項目21)
(削除)
(項目22)
(削除)
(項目23)
接続部を作製する方法であって、
第1層を提供するステップと、
第2層を前記第1層を中心として同心状に配置するステップと、
レーザ誘発シールを前記第1層および第2層の部分間に生成するステップであって、前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供する、ステップと、
前記レーザ誘発シールを前記第2層の第2層外部表面から内向きに延在する陥凹として構成するステップと、
を含む、方法。
(項目24)
対応する第1材料および第2材料から形成される前記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
前記第1材料および第2材料は、熱可塑性エラストマ、ポリプロピレン、ポリプロピレン誘導体、ポリエチレン、ポリエチレン誘導体、ポリオレフィンエラストマ、フッ化ポリビニリデン、ポリカーボネート、およびアクリロニトリルブタジエンスチレンから成る群から選択される、項目23に記載の方法。
(項目25)
対応する第1材料および第2材料から形成される前記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
前記第1材料および第2材料は、類似する、項目24に記載の方法。
(項目26)
対応する第1材料および第2材料から形成される前記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
前記第1材料および第2材料は、類似しない、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記第2層を前記第1層を中心として同心状に配置し、前記第1層の第1層外部表面の一部を前記第2層の第2層内部表面の一部に隣接して位置付けるステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記第1層外部表面が前記第2層内部表面に接触するように、前記第2層を前記第1層を中心として同心状に配置するステップをさらに含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記レーザ誘発シールを少なくとも前記第1層外部表面と前記第2層内部表面との間に生成するステップをさらに含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
前記第1層は、第1導管の中に組み込まれ、前記第2層は、第2導管の中に組み込まれる、項目23に記載の方法。
(項目31)
前記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
前記第1導管および第2導管のそれぞれは、導管外部表面と導管内部表面との間に配置される導管壁を備える、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
前記導管壁は、約0.05ミリメートル~約13ミリメートルの範囲内の導管壁厚を有する、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
前記導管内部表面は、約0.2ミリメートル~約100ミリメートルの範囲内の導管通路直径を有する導管通路を画定する、項目31に記載の方法。
(項目34)
約0.025ミリメートル~約6.5ミリメートルの範囲内のレーザ誘発シール幅を有する前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目35)
前記同心状に配置される前記第1導管および第2導管の円周全体に及ぶレーザ誘発シール長を有する前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目36)
前記同心状に配置される前記第1導管および第2導管の円周全体未満に及ぶレーザ誘発シール長を有する前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目37)
前記第1材料および第2材料を組み合わせ、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目38)
前記第1材料および第2材料を融合し、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記第1材料および第2材料を完全に融合し、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記レーザ誘発シールを前記第2層の第2層外部表面と区別可能であるように構成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目41)
(削除)
(項目42)
(削除)
(項目43)
(削除)
(項目44)
(削除)
(項目45)
レーザビームを発生させるレーザを用いて、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目46)
前記レーザビームを前記第2層の第2層外部表面と前記第1層の第1層内部表面との間に集束させるステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
約10ワット~約120ワットの範囲内の電力を有するレーザビームを発生させるレーザを用いて、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目48)
約0.13ミリメートル/秒~約51ミリメートル/秒の範囲内の移動速度を有するレーザビームを発生させるレーザを用いて、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目49)
固定レーザビームが前記レーザ誘発シールによってシールされることになる前記第1層および第2層の部分に入射する間、同心状に配置される第1層および第2層を回転軸を中心として回転させることによって、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目50)
前記同心状に配置される第1層および第2層を約360度回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記同心状に配置される第1層および第2層を約360度未満回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目52)
回転に応じて、前記回転可能レーザビームが前記レーザ誘発シールによってシールされることになる前記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層を中心として回転可能レーザビームを回転させることによって、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目53)
前記回転可能レーザビームを約360度回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記回転可能レーザビームを約360度未満回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目52に記載の方法。
(項目55)
集束に応じて、前記回転可能レーザビームが前記レーザ誘発シールによってシールされることになる前記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層上への前記回転可能レーザビームの集束を促進する、鏡面から反射させるための所望の角度に設定された回転可能レーザビームを回転させることによって、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目56)
前記回転可能レーザビームを約360度回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記回転可能レーザビームを約360度未満回転させ、前記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目55に記載の方法。
(項目58)
集束に応じて、円形レーザビームが前記レーザ誘発シールによってシールされることになる前記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層上への円形レーザビームの集束を促進する、鏡面から反射させるための所望の角度に設定された円形レーザビームを用いて、前記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目59)
接続部であって、
第1層と、
前記第1層を中心として同心状に配置される第2層と、
前記第1層および第2層の部分間のレーザ誘発シールと、
を備え、
前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供し、
前記レーザ誘発シールの生成は、前記第2層の第2層外部表面から外向きに延在する突出部を生成する、接続部。
(項目60)
接続部であって、
第1層と、
前記第1層を中心として同心状に配置される第2層と、
前記第1層および第2層の部分間のレーザ誘発シールと、
を備え、
前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供し、
前記レーザ誘発シールの生成は、前記第2層の第2層外部表面を視認するときに可視である着色印を生成する、接続部。
(項目61)
前記レーザ誘発シールは、前記第2層外部表面の色と異なる色を有する、項目60に記載の接続部。
(項目62)
接続部を作製する方法であって、
第1層を提供するステップと、
第2層を前記第1層を中心として同心状に配置するステップと、
レーザ誘発シールを前記第1層および第2層の部分間に生成するステップであって、前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供する、ステップと、
前記レーザ誘発シールを前記第2層の第2層外部表面から外向きに延在する突出部として構成するステップと、
を含む、方法。
(項目63)
接続部を作製する方法であって、
第1層を提供するステップと、
第2層を前記第1層を中心として同心状に配置するステップと、
レーザ誘発シールを前記第1層および第2層の部分間に生成するステップであって、前記レーザ誘発シールは、液密係合を前記第1層および第2層の間に提供する、ステップと、
前記レーザ誘発シールを前記第2層の第2層外部表面を視認するときに可視である着色印として構成するステップと、
を含む、方法。
(項目64)
前記レーザ誘発シールを前記第2層外部表面の色と異なる色を有するように構成するステップをさらに含む、項目63に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】
図1は、レーザ誘発シールを有する、接続部の特定の実施形態の斜視図である。
【
図8】
図8は、
図7に示される接続部の断面
図8-8であって、それによって、接続部のレーザ誘発シールは、第2導管外部表面から内向きに延在する、陥凹を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得る。
【
図10】
図10は、レーザ誘発シールを有する接続部の特定の実施形態の正面図であって、それによって、接続部のレーザ誘発シールは、第2導管外部表面から外向きに延在する突出部を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得る。
【
図12】
図12は、レーザ誘発シールを有する接続部の特定の実施形態の正面図であって、それによって、接続部のレーザ誘発シールは、第2導管外部表面上に着色印を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得る。
【
図14】
図14は、固定レーザビームがレーザ誘発シールによってシールされることになる第1導管および第2導管の部分に入射する間、同心状に配置された第1導管および第2導管を回転軸を中心として回転させることによって、レーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図15】
図15は、
図14に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図16】
図16は、
図14に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図17】
図17は、
図14に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図18】
図18は、
図14に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図19】
図19は、
図14に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図20】
図20は、回転レーザビームがレーザ誘発シールによってシールされることになる第1導管および第2導管の部分に入射するように、回転可能レーザを回転軸を中心として、かつ回転軸を中心として固定して位置付けられる同心状に配置された第1導管および第2導管を中心として、回転させることによって、レーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図21】
図21は、
図20に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図22】
図22は、
図20に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図23】
図23は、
図20に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図24】
図24は、
図20に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図25】
図25は、集束レーザビームがレーザ誘発シールによってシールされることになる第1導管および第2導管の部分に入射するように、回転可能レーザを回転軸を中心として回転させ、それによって、レーザビームが鏡面に反射するための適切な角度に設定され、回転軸を中心として固定して位置付けられる同心状に配置された第1導管および第2導管上へのレーザビームの集束を促進することによって、レーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図26】
図26は、
図25に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図27】
図27は、
図25に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【
図28】
図28は、
図25に示されるレーザ誘発シールを第1層および第2層の間に作製する方法の例証である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
ここで、第1層(2)と、第1層(2)を中心として同心状に配置される第2層(3)と、第1層および第2層(2)(3)の部分間のレーザ誘発シール(4)であって、それによって、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供する、レーザ誘発シール(4)とを含む、接続部(1)の特定の実施形態を図示する、
図1から
図7を参照する。
【0007】
本発明の目的のために、用語「シール」は、固着する何らかのものを意味する。
【0008】
第1層および第2層(2)(3)はそれぞれ、対応する第1材料および第2材料(5)(6)から形成されることができ、それによって、第1材料および第2材料(5)(6)は、レーザ(7)への暴露に応じて、レーザ誘発シール(4)を第1層および第2層(2)(3)の部分間に生成し得る、多数かつ多種多様な材料のいずれかであることができる。非限定的実施例として、第1材料または第2材料(5)(6)は、熱可塑性エラストマ(TPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレン(PP)誘導体、ポリエチレン(PE)、ポリエチレン(PE)誘導体、ポリオレフィンエラストマ(POE)、フッ化ポリビニリデン(PVDF)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、または同等物、もしくはそれらの組み合わせであることができる。
【0009】
特定の実施形態に関して、第1材料および第2材料(5)(6)は、類似材料または同一材料であることができる。例証的実施例として、第1材料および第2材料(5)(6)は両方とも、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、またはフッ化ポリビニリデン(PVDF)であることができる。
【0010】
他の特定の実施形態に関して、第1材料および第2材料(5)(6)は、非類似材料または異なる材料であることができる。例証的実施例として、第1材料および第2材料(5)(6)は、それぞれ、ポリオレフィンエラストマ(POE)およびポリプロピレン(PP)、それぞれ、ポリオレフィンエラストマ(POE)およびポリエチレン(PE)、それぞれ、熱可塑性エラストマ(TPE)およびポリプロピレン(PP)、またはそれぞれ、熱可塑性エラストマ(TPE)およびポリエチレン(PE)であることができる。
【0011】
ここで、主に、第1層外部表面(8)の一部が、第2層内部表面(9)の一部に隣接する、直接隣接する、またはそれと接触するように、第2層(3)が第1層(2)を中心として同心状に配置される、
図1から
図13を参照する。故に、レーザ(7)への暴露に応じて、レーザ誘発シール(4)が、少なくとも第1層外部表面(8)と第2層内部表面(9)との間に生成されることができる。
【0012】
特定の実施形態に関して、第1層および第2層(2)(3)はそれぞれ、対応する第1導管および第2導管(10)(11)の中に組み込まれることができる。導管(10)(11)はそれぞれ、対向する導管外部表面および内部表面(12)(13)(14)(15)を含み、それによって、各導管内部表面(14)(15)は、導管通路(16)(17)を画定し、それを通して、流体が流動することができる。
【0013】
本発明の目的のために、用語「導管」は、それを通して何らかのものが通過することができる、管状部材を意味する。
【0014】
本発明の目的のために、用語「流体」は、気体、液体、または同等物、もしくはそれらの組み合わせを含むことができる、流動可能物質を意味する。
【0015】
導管外部表面および内部表面(12)(13)(14)(15)は、用途に応じて、多数かつ多種多様な断面のいずれかを含む、多数かつ多種多様な構成のいずれかを有することができる。非限定的実施例として、導管外部表面および内部表面(12)(13)(14)(15)の断面は、略円形、楕円形、四角形、長方形、多角形、自由形態形状、または同等物、もしくはそれらの組み合わせであることができる。
【0016】
導管壁(18)が、導管外部表面および内部表面(12)(13)(14)(15)間に配置され、それによって、導管壁(18)は、多数かつ多種多様な導管壁厚(19)のいずれかを有することができる。非限定的実施例として、導管壁厚(19)は、約0.05ミリメートル(約0.002インチ)~約13ミリメートル(約0.5インチ)の範囲内であることができるが、導管壁厚(19)は、用途に応じて、より薄くまたは厚くあることができる。
【0017】
導管内部表面(14)(15)は、多数かつ多種多様な導管通路直径(20)のいずれかを有する、導管通路(16)(17)を画定することができる。非限定的実施例として、導管通路直径(20)は、約0.2ミリメートル(約0.0073インチ)~約100ミリメートル(約4インチ)の範囲内であることができるが、導管通路直径(20)は、用途に応じて、より短くまたは長くあることができる。
【0018】
再び、主に、
図1から
図13を参照すると、接続部(1)はさらに、レーザ誘発シール(4)を第1層および第2層(2)(3)の部分間に含み、それによって、レーザ誘発シール(4)は、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供する。その結果、第1層および第2層(2)(3)の部分が、レーザ誘発シール(4)を介して接続され、したがって、相互に液密係合すると、流体は、レーザ誘発シール(4)に近接する第1層および第2層(2)(3)の部分を横断して進行しないように阻止される。
【0019】
特定の実施形態に関して、第1層および第2層(2)(3)が対応する第1導管および第2導管(10)(11)の中に組み込まれ、第1導管および第2導管(10)(11)が、レーザ誘発シール(4)を介して接続され、したがって、相互に液密係合すると、第1導管通路および第2導管通路(16)(17)はともに、流体流路(21)を形成し、それを通して、流体は、通路(16)(17)から流出せずに、特に、レーザ誘発シール(4)に近接する通路(16)(17)の部分から流出せずに、流動することができる。
【0020】
レーザ誘発シール(4)は、多数かつ多種多様なレーザ(7)のいずれかによって生成されることができ、それによって、レーザ(7)は、レーザ誘発シール(4)等のレーザ溶接を生成し得る、レーザビーム(22)を発生させるデバイスである。
【0021】
レーザ誘発シール(4)を生成するために、レーザビーム(22)は、典型的には、必ずしもではないが、第2層外部表面(23)と第1層内部表面(24)との間の多数かつ多種多様な場所のいずれかに集束されることができる。故に、レーザ誘発シール(4)は、第2層外部表面(23)と第1層内部表面(24)との間の多数かつ多種多様な場所のいずれかに生成されることができる。
【0022】
特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、概して、第2層外部表面(23)と第1層内部表面(24)との間の距離の全体に及ぶことができる。
【0023】
他の特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、第2層外部表面(23)と第1層内部表面(24)との間の距離の一部、例えば、第1層外部表面(8)および第2層内部表面(9)に近接する部分に及ぶことができる。
【0024】
レーザビーム(22)は、レーザ誘発シール(4)を生成可能な任意の電力を有することができる。そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、レーザビーム(22)は、約10ワット~約120ワットの範囲内の電力を有することができるが、電力は、用途に応じて、より小さくまたはより大きくあることができる。
【0025】
加えて、レーザビーム(22)は、レーザ誘発シール(4)を生成可能な任意の移動速度を有することができる。そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、レーザビーム(22)は、約0.13ミリメートル(約0.005インチ)/秒~約51ミリメートル(約2インチ)/秒範囲内の移動速度を有することができるが、移動速度は、用途に応じて、より小さくまたはより大きくあることができる。
【0026】
レーザビーム(22)によって生成されるレーザ誘発シール(4)は、多数かつ多種多様なレーザ誘発シール幅(25)のいずれかを有することができ、それによって、レーザ誘発シール幅(25)は、レーザ誘発シール(4)が、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供することを可能にするために十分である。そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、レーザ誘発シール幅(25)は、約0.025ミリメートル(約0.001インチ)~約6.5ミリメートル(約0.25インチ)の範囲内であることができるが、レーザ誘発シール幅(25)は、用途に応じて、より小さくまたはより大きくあることができる。
【0027】
さらに、レーザビーム(22)によって生成されるレーザ誘発シール(4)は、多数かつ多種多様なレーザ誘発シール長(24)のいずれかを有することができ、それによって、レーザ誘発シール長(24)は、レーザ誘発シール(4)が、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供することを可能にするために十分である。
【0028】
特定の実施形態に関して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)が略円形断面を有し、レーザ誘発シール長(24)は、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体(約360度)に及ぶことができる。換言すると、レーザ誘発シール長(24)は、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を完全に囲繞することができる。
【0029】
他の特定の実施形態に関して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)が略円形断面を有し、レーザ誘発シール長(24)は、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体未満に及ぶことができる。換言すると、レーザ誘発シール長(24)は、部分的にのみ、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を囲繞することができる。
【0030】
典型的には、必ずしもではないが、より薄い導管壁厚(19)および/またはより小さい導管通路直径(20)を有する、比較的により小さい導管(10)(11)は、より多い電力およびより大きい移動速度を有するレーザビーム(22)への暴露を要求するより厚い導管壁厚(19)および/またはより大きい導管通路直径(20)を有する比較的により大きい導管(10)(11)と比較して、導管(10)(11)の液密係合を提供するレーザ誘発シール(4)を生成するために、より少ない電力およびより小さい移動速度を有するレーザビーム(22)への暴露を要求する。
【0031】
さらに、典型的には、必ずしもではないが、より薄い導管壁厚(19)および/またはより小さい導管通路直径(20)を有する、比較的により小さい導管(10)(11)は、より大きいレーザ誘発シール幅(25)を要求するより厚い導管壁厚(19)および/またはより大きい導管通路直径(20)を有する比較的により大きい導管(10)(11)と比較して、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供するために、より小さいレーザ誘発シール幅(25)を要求する。
【0032】
第1の例証的実施例として、それぞれが約0.002インチの導管壁厚(19)および約0.0073インチの導管通路直径(20)を有する導管(10)(11)の液密係合を提供するレーザ誘発シール(4)を生成するために、約10ワットの電力および約0.005インチ/秒~約1インチ/秒の移動速度を有するレーザビーム(22)が、使用されることができ、それによって、生成されたレーザ誘発シール(4)は、約0.001インチ~約0.003インチのレーザ誘発シール幅(25)を有することができる。
【0033】
第2の例証的実施例として、それぞれが約0.0625インチの導管壁厚(19)および約0.50インチの導管通路直径(20)を有する導管(10)(11)の液密係合を提供するレーザ誘発シール(4)を生成するために、約60ワットの電力および約0.05インチ/秒~約2インチ/秒の移動速度を有するレーザビーム(22)が、使用されることができ、それによって、生成されたレーザ誘発シール(4)は、約0.005インチ~約0.1875インチのレーザ誘発シール幅(25)を有することができる。
【0034】
第3の例証的実施例として、それぞれが約0.25インチの導管壁厚(19)および約4インチの導管通路直径(20)を有する導管(10)(11)の液密係合を提供するレーザ誘発シール(4)を生成するために、約120ワットの電力および約0.05インチ/秒~約2インチ/秒の移動速度を有するレーザビーム(22)が、使用されることができ、それによって、生成されたレーザ誘発シール(4)は、約0.005インチ~約0.25インチのレーザ誘発シール幅(25)を有することができる。
【0035】
特定の実施形態に関して、レーザビーム(22)は、部分的であるかまたは完全であるかにかかわらず、第1材料および第2材料(5)(6)を組み合わせ、レーザ誘発シール(4)を生成するように機能することができる。
【0036】
特定の実施形態に関して、レーザビーム(22)は、部分的であるかまたは完全であるかにかかわらず、第1材料および第2材料(5)(6)を融合し、レーザ誘発シール(4)を生成するように機能することができる。
【0037】
本発明の目的のため、用語「融合」は、ともに溶融することによって、またはそのようであるかのうように、混成もしくは継合することを意味する。
【0038】
ここで、主に、
図8から
図11を参照すると、特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、明白(または顕著)であって、レーザ誘発シール(4)が、1つまたはそれを上回る際立った性質を介して、その周囲から、すなわち、第2層外部表面(23)または第2導管外部表面(13)から区別されることができることを意味し得る。このように、レーザ誘発シール(4)は、例えば、視覚的識別、触覚的識別を介して、または他の識別手段を介して、識別され、それによって、レーザ誘発シール(4)が、液密係合を第1導管および第2導管(10)(11)等の第1層および第2層(2)(3)間に提供するために生成されたことを確認することができる。
【0039】
ここで、主に、
図8および
図9を参照すると、1つの特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、第2層外部表面(23)または第2導管外部表面(13)から内向きに延在する陥凹(26)を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得、それによって、陥凹(26)は、レーザ誘発シール(4)の生成に応じて提供される。故に、陥凹(26)は、個人がレーザ誘発シール(4)に近接する第2導管外部表面(13)を視認する、または触れることによって、見える、もしくは感じられることができる。
【0040】
ここで、主に、
図10および
図11を参照すると、別の特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、第2層外部表面(23)または第2導管外部表面(13)から外向きに延在する、突出部(27)を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得、それによって、突出部(27)は、レーザ誘発シール(4)の生成に応じて提供される。故に、突出部(27)は、個人がレーザ誘発シール(4)に近接する第2導管外部表面(13)を視認する、または触れることによって、見える、もしくは感じられることができる。
【0041】
ここで、主に、
図12および
図13を参照すると、さらに別の特定の実施形態に関して、レーザ誘発シール(4)は、第2導管(11)の色と異なる色を有する着色印(28)を備えることができる、またはそのようなものとして明白(もしくは顕著)であり得、それによって、着色印(28)は、レーザ誘発シール(4)の生成に応じて提供される。故に、着色印(28)は、個人がレーザ誘発シール(4)に近接する第2導管外部表面(13)を視認することによって、見ることができる。
【0042】
上記に説明されるような接続部(1)を作製する方法は、第1層(2)を提供するステップと、第2層(3)を第1層(2)を中心として同心状に配置するステップと、レーザ誘発シール(4)を第1層および第2層の部分(2)(3)間に生成するステップとを含むことができ、それによって、レーザ誘発シール(4)は、液密係合を第1層および第2層(2)(3)間に提供する。
【0043】
ここで、主に、
図14から
図19を参照すると、特定の実施形態に関して、第1導管および第2導管(10)(11)等の第1層および第2層(2)(3)間のレーザ誘発シール(4)は、固定レーザビーム(22)(固定位置におけるレーザビーム(22)を意味する)がレーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射する間、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を回転軸(29)を中心として回転させることによって、生成されることができる。
【0044】
そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)は、ロボットアームと係合されることができる。固定レーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射する間、ロボットアームは、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を回転軸(29)を中心として回転させ、それによって、レーザ誘発シール(4)を第1導管および第2導管(10)(11)の部分間に生成することができる。
【0045】
単なる第2の例証的実施例として、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)は、回転可能コレット(30)と係合されることができる。固定レーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射する間、回転可能コレット(30)は、回転され、対応して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を回転軸(29)を中心として回転させ、それによって、レーザ誘発シール(4)を第1導管および第2導管(10)(11)の部分間に生成することができる。
【0046】
特定の実施形態に関して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)が略円形断面を有し、ロボットアームまたは回転可能コレット(30)は、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を約360度回転させることができ、その後、レーザ誘発シール(4)は、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体(約360度)に及ぶことができる。しかしながら、レーザ誘発シール(4)は、用途に応じて、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体に及ぶ必要はない。
【0047】
ここで、主に、
図20から
図24を参照すると、他の特定の実施形態に関して、第1導管および第2導管(10)(11)等の第1層および第2層(2)(3)間のレーザ誘発シール(4)は、回転に応じて、回転可能レーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射するように、回転可能レーザビーム(22)を回転軸(29)を中心としてかつ回転軸(29)を中心として固定して位置付けられる、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を中心として、回転させることによって、生成されることができる。
【0048】
そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、回転可能レーザビーム(22)は、回転可能レーザ(7)によって発生されることができる。故に、回転軸(29)を中心とした回転可能レーザ(7)の回転に応じて、レーザビーム(22)は、回転するレーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射するように、対応して、回転軸(29)を中心として固定して位置付けられる、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)を中心として回転されることができる。
【0049】
特定の実施形態に関して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)が略円形断面を有し、回転可能レーザビーム(22)は、約360度回転されることができ、その後、レーザ誘発シール(4)は、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体(約360度)に及ぶことができる。しかしながら、レーザ誘発シール(4)は、用途に応じて、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体に及ぶ必要はない。
【0050】
ここで、主に、
図25から
図28を参照すると、さらに他の特定の実施形態に関して、第1導管および第2導管(10)(11)等の第1層および第2層(2)(3)間のレーザ誘発シール(4)は、回転可能レーザビーム(22)を回転軸(29)を中心として回転させることによって、生成されることができ、それによって、レーザビーム(22)は、集束されたレーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射するように回転軸(29)を中心として固定して位置付けられる、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)上へのレーザビーム(22)の集束を促進する、鏡面(32)から反射させるための適切なまたは所望の角度(31)に設定される。
【0051】
そのうちの1つにすぎないが、例証的実施例として、鏡面(32)は、回転可能レーザビーム(22)が、凹面トロイダル鏡面(32)から反射させるための適切なまたは所望の角度(31)に設定されると、集束されたレーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射するように回転軸(29)を中心として固定して位置付けられる、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)上へのレーザビーム(22)の集束を促進する、凹面トロイダル鏡面(32)であることができる。
【0052】
特定の実施形態に関して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)が略円形断面を有し、回転可能レーザビーム(22)は、約360度回転されることができ、その後、レーザ誘発シール(4)は、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体(約360度)に及ぶことができる。しかしながら、レーザ誘発シール(4)は、用途に応じて、概して、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)の円周の全体またはほぼ全体に及ぶ必要はない。
【0053】
さらに他の特定の実施形態に関して、第1導管および第2導管(10)(11)等の第1層および第2層(2)(3)間のレーザ誘発シール(4)は、集束されるレーザビーム(22)が、レーザ誘発シール(4)(図示せず)によってシールされることになる第1導管および第2導管(10)(11)の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1導管および第2導管(10)(11)上への円形レーザビーム(22)の集束を促進する、鏡面(32)から反射させるための適切なまたは所望の角度(31)に設定される、円形レーザビーム(22)によって生成されることができる。
【0054】
先述から容易に理解されることができるように、本発明の基本的概念は、種々の方法で具現化されてもよい。本発明は、最良の様態を含む、同心状に層化された材料のレーザ誘発シールならびにそのような同心状に層化された層状材料のレーザ誘発シールを作製および使用するための方法の多数の様々な実施形態を伴う。
【0055】
したがって、説明によって開示されるか、または本願に付随する図もしくは表に示される、本発明の特定の実施形態または要素は、限定的であることを意図しておらず、むしろ、本発明によって一般的に包含される多数の多様な実施形態、またはそれらの任意の特定の要素に関して包含される均等物を例示する。加えて、本発明の単一の実施形態または要素の具体的説明は、可能性として考えられる全ての実施形態または要素を明示的に説明しない場合があり、多くの代替案が、説明および図によって暗示的に開示される。
【0056】
装置の各要素または方法の各ステップは、装置の用語または方法の用語によって説明され得ることを理解されたい。そのような用語は、本発明が権利を有する、暗示的に広い範囲を明示的にすることが所望される場合に置換されることができる。一実施例のみとして、方法の全てのステップは、措置、その措置を講じるための手段、またはその措置を引き起こす要素として開示され得ることを理解されたい。同様に、装置の各要素は、物理的要素または物理的要素が促進する措置として開示されてもよい。一実施例のみとして、「シール」の開示は、明示的に議論されるかどうかにかかわらず、「シールする」行為の開示を包含すると理解されるべきであり、逆に、「シールする」行為の開示が、事実上存在する場合、そのような開示は、「シール」およびさらに「シールするための手段」の開示を包含すると解釈されるべきである。各要素またはステップのためのそのような代替用語は、説明に明示的に含まれると理解されるものである。
【0057】
加えて、使用される各用語に関して、本願でのその利用が、そのような解釈と矛盾しない限り、Random House Webster’s Unabridged Dictionary第2版に含有されるように、一般的な辞書の定義が、各用語について説明に含まれると解釈されるべきであり、各定義は、参照することにより本明細書に組み込まれることを理解されたい。
【0058】
本明細書の全ての数値は、明示的に示されるかどうかにかかわらず、「約」という用語によって修飾されると仮定される。本発明の目的で、範囲は、「約」1つの特定の値から「約」別の特定の値まで表されてもよい。そのような範囲が表されるとき、別の実施形態は、一方の特定の値から他方の特定の値まで含む。終点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数値を含む。1~5の数値範囲は、例えば、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5等の数値を含む。範囲のそれぞれの終点は、他の終点に関連してと、他の終点から独立してとの両方で有意であることがさらに理解されるであろう。値が「約」という先行詞の使用によって近似値として表されるとき、特定の値が別の実施形態を形成することが理解されるであろう。「約」という用語は、概して、当業者が記載された数値と同等であるか、または同一の機能もしくは結果を有すると見なすであろう、数値の範囲を指す。同様に、「実質的に」という先行詞は、完全ではなく大部分が同一の形態、様式、または程度を意味し、特定の要素は、当業者が同一の機能または結果を有すると見なすような、一連の構成を有するであろう。特定の要素が「実質的に」という先行詞の使用によって近似値として表されるとき、特定の要素が別の実施形態を形成することが理解されるであろう。
【0059】
また、本発明の目的で、「1つの」(「a」または「an」)実体という用語は、別様に限定されない限り、1つまたはそれを上回るその実体を指す。したがって、「1つの」(「a」または「an」)、「1つまたはそれを上回る」、および「少なくとも1つの」という用語は、本明細書で同義的に使用されることができる。
【0060】
したがって、本出願者は、少なくとも、i)本明細書に開示および説明される同心状に層化された材料のレーザ誘発シールのそれぞれ、ii)開示および説明される関連方法、iii)これらのデバイスおよび方法のそれぞれの類似、同等、およびさらに暗示的変形例、iv)示され、開示され、または説明される機能のそれぞれを達成する、これらの代替実施形態、v)開示および説明されるものを達成することが暗示的であるように示される、機能のそれぞれを達成する、これらの代替設計および方法、vi)別個の独立した発明として示される、各特徴、構成要素、およびステップ、vii)開示される種々のシステムまたは構成要素によって増進される用途、viii)そのようなシステムまたは構成要素によって生産される、結果として生じる製品、ix)前述に、および添付実施例のうちのいずれかを参照して、実質的に説明されるような方法および装置、x)開示される以前の要素のそれぞれの種々の組み合わせおよび順列を請求すると理解されるべきである。
【0061】
本願の背景技術の節は、該当する場合、本発明が関連する活動分野の記述を提供する。本節はまた、本発明が取り入れられる技術の状態についての情報、問題、または懸念を関係付けることに有用である、ある米国特許、特許出願、出版物、または請求された発明の主題の言い換えを組み込むか、または含有し得る。本明細書で引用されるか、または組み込まれる、任意の米国特許、特許出願、出版物、記述、または他の情報は、本発明に関する従来技術として承認されるものと解釈され、理解され、または見なされるものと意図されるものではない。
【0062】
本明細書に記載される請求項は、該当する場合、本発明の本説明の一部として参照することによって本明細書に組み込まれ、本出願者は、請求項またはそれらの任意の要素もしくは構成要素のうちのいずれかまたは全てを支持するために、付加的説明等の請求項のそのような組み込まれた内容の全体または一部を使用する権利を明示的に留保し、本出願者はさらに、本願によって、またはその任意の後続の出願もしくは継続出願、分割出願、または一部継続出願によって、保護が求められる事柄を定義するため、または任意の国もしくは条約の特許法、規則、または規制に従って、もしくは準拠して、料金の削減の任意の利益を得るために、そのような請求項またはそれらの任意の要素もしくは構成要素のいずれかの部分または全てを、説明から請求項の中へ、または逆も同様に、必要に応じて移動させる権利を明示的に留保し、参照することによって組み込まれるそのような内容は、その任意の後続の継続出願、分割出願、または一部継続出願、もしくはそれの任意の再発行または拡張を含む、本願の係属全体の間に存続するものとする。
【0063】
加えて、本明細書に記載される請求項は、該当する場合、本発明の限定数の好ましい実施形態の境界を説明することをさらに意図しており、本発明の最も広義の実施形態または請求され得る本発明の実施形態の完全な一覧として解釈されるものではない。本出願者は、任意の継続出願、分割出願、一部継続、または類似出願として上記に記載される説明に基づいて、さらなる請求項を作成するいかなる権利も放棄しない。
(項目1)
接続部であって、
第1層と、
上記第1層を中心として同心状に配置される第2層と、
上記第1層および第2層の部分間のレーザ誘発シールと、
を備え、
上記レーザ誘発シールは、液密係合を上記第1層および第2層の間に提供する、接続部。
(項目2)
上記第1層および第2層は、対応する第1材料および第2材料から形成され、
上記第1材料および第2材料は、熱可塑性エラストマ、ポリプロピレン、ポリプロピレン誘導体、ポリエチレン、ポリエチレン誘導体、ポリオレフィンエラストマ、フッ化ポリビニリデン、ポリカーボネート、およびアクリロニトリルブタジエンスチレンから成る群から選択される、項目1に記載の接続部。
(項目3)
上記第1材料および第2材料は、類似する、項目2に記載の接続部。
(項目4)
上記第1材料および第2材料は、類似しない、項目2に記載の接続部。
(項目5)
上記第1層を中心とした上記第2層の同心配置は、上記第1層の第1層外部表面の一部を上記第2層の第2層内部表面の一部に隣接して位置付ける、項目1に記載の接続部。
(項目6)
上記第1層外部表面は、上記第2層内部表面に接触する、項目5に記載の接続部。
(項目7)
上記レーザ誘発シールは、少なくとも上記第1層外部表面と上記第2層内部表面との間に生成される、項目6に記載の接続部。
(項目8)
上記第1層は、第1導管の中に組み込まれ、上記第2層は、第2導管の中に組み込まれる、項目1に記載の接続部。
(項目9)
上記第1導管および第2導管のそれぞれは、導管外部表面と導管内部表面との間に配置される導管壁を備える、項目8に記載の接続部。
(項目10)
上記導管壁は、約0.05ミリメートル~約13ミリメートルの範囲内の導管壁厚を有する、項目9に記載の接続部。
(項目11)
上記導管内部表面は、約0.2ミリメートル~約100ミリメートルの範囲内の導管通路直径を有する導管通路を画定する、項目9に記載の接続部。
(項目12)
上記レーザ誘発シールは、約0.025ミリメートル~約6.5ミリメートルの範囲内のレーザ誘発シール幅を有する、項目1に記載の接続部。
(項目13)
上記レーザ誘発シールは、上記同心状に配置される上記第1導管および第2導管の円周全体に及ぶレーザ誘発シール長を有する、項目8に記載の接続部。
(項目14)
上記レーザ誘発シールは、上記同心状に配置される上記第1導管および第2導管の円周全体未満に及ぶレーザ誘発シール長を有する、項目8に記載の接続部。
(項目15)
上記第1材料および第2材料は、組み合わせられ、上記レーザ誘発シールを生成する、項目2に記載の接続部。
(項目16)
上記第1材料および第2材料は、融合され、上記レーザ誘発シールを生成する、項目15に記載の接続部。
(項目17)
上記第1材料および第2材料は、完全に融合され、上記レーザ誘発シールを生成する、項目16に記載の接続部。
(項目18)
上記レーザ誘発シールは、上記第2層の第2層外部表面と区別可能である、項目1に記載の接続部。
(項目19)
上記レーザ誘発シールは、上記第2層外部表面から内向きに延在する陥凹を備える、項目18に記載の接続部。
(項目20)
上記レーザ誘発シールは、上記第2層外部表面から外向きに延在する突出部を備える、項目18に記載の接続部。
(項目21)
上記レーザ誘発シールは、着色される、項目18に記載の接続部。
(項目22)
上記レーザ誘発シールは、上記第2層外部表面の色と異なる色を有する、項目21に記載の接続部。
(項目23)
接続部を作製する方法であって、
第1層を提供するステップと、
第2層を上記第1層を中心として同心状に配置するステップと、
レーザ誘発シールを上記第1層および第2層の部分間に生成するステップと、
を含み、
上記レーザ誘発シールは、液密係合を上記第1層および第2層の間に提供する、方法。
(項目24)
対応する第1材料および第2材料から形成される、上記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
上記第1材料および第2材料は、熱可塑性エラストマ、ポリプロピレン、ポリプロピレン誘導体、ポリエチレン、ポリエチレン誘導体、ポリオレフィンエラストマ、フッ化ポリビニリデン、ポリカーボネート、およびアクリロニトリルブタジエンスチレンから成る群から選択される、項目23に記載の方法。
(項目25)
対応する第1材料および第2材料から形成される、上記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
上記第1材料および第2材料は、類似する、項目24に記載の方法。
(項目26)
対応する第1材料および第2材料から形成される、上記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
上記第1材料および第2材料は、類似しない、項目24に記載の方法。
(項目27)
上記第2層を上記第1層を中心として同心状に配置し、上記第1層の第1層外部表面の一部を上記第2層の第2層内部表面の一部に隣接して位置付けるステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目28)
上記第1層外部表面が上記第2層内部表面に接触するように、上記第2層を上記第1層を中心として同心状に配置するステップをさらに含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
上記レーザ誘発シールを少なくとも上記第1層外部表面と上記第2層内部表面との間に生成するステップをさらに含む、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記第1層および第2層を提供するステップをさらに含み、
上記第1層は、第1導管の中に組み込まれ、上記第2層は、第2導管の中に組み込まれる、項目23に記載の方法。
(項目31)
上記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
上記第1導管および第2導管のそれぞれは、導管外部表面と導管内部表面との間に配置される導管壁を備える、項目30に記載の方法。
(項目32)
上記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
上記導管壁は、約0.05ミリメートル~約13ミリメートルの範囲内の導管壁厚を有する、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記第1導管および第2導管を提供するステップをさらに含み、
上記導管内部表面は、約0.2ミリメートル~約100ミリメートルの範囲内の導管通路直径を有する導管通路を画定する、項目31に記載の方法。
(項目34)
約0.025ミリメートル~約6.5ミリメートルの範囲内のレーザ誘発シール幅を有する上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目35)
上記同心状に配置される上記第1導管および第2導管の円周全体に及ぶレーザ誘発シール長を有する上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目36)
上記同心状に配置される上記第1導管および第2導管の円周全体未満に及ぶレーザ誘発シール長を有する上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目30に記載の方法。
(項目37)
上記第1材料および第2材料を組み合わせ、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目38)
上記第1材料および第2材料を融合し、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
上記第1材料および第2材料を完全に融合し、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
上記レーザ誘発シールを上記第2層の第2層外部表面と区別可能であるように構成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目41)
上記レーザ誘発シールを上記第2層外部表面から内向きに延在する陥凹として構成するステップをさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
上記レーザ誘発シールを上記第2層外部表面から外向きに延在する突出部を備えるように構成するステップをさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目43)
上記レーザ誘発シールを着色されるように構成するステップをさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目44)
上記レーザ誘発シールを上記第2層外部表面の色と異なる色を有するように構成するステップをさらに含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
レーザビームを発生させるレーザを用いて、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目23に記載の方法。
(項目46)
上記レーザビームを上記第2層の第2層外部表面と上記第1層の第1層内部表面との間に集束させるステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
約10ワット~約120ワットの範囲内の電力を有するレーザビームを発生させるレーザを用いて、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目48)
約0.13ミリメートル/秒~約51ミリメートル/秒の範囲内の移動速度を有するレーザビームを発生させるレーザを用いて、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目49)
固定レーザビームが上記レーザ誘発シールによってシールされることになる上記第1層および第2層の部分に入射する間、同心状に配置される第1層および第2層を回転軸を中心として回転させることによって、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目50)
上記同心状に配置される第1層および第2層を約360度回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
上記同心状に配置される第1層および第2層を約360度未満回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目52)
回転に応じて、上記回転可能レーザビームが上記レーザ誘発シールによってシールされることになる上記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層を中心として回転可能レーザビームを回転させることによって、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目53)
上記回転可能レーザビームを約360度回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目52に記載の方法。
(項目54)
上記回転可能レーザビームを約360度未満回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目52に記載の方法。
(項目55)
集束に応じて、上記回転可能レーザビームが上記レーザ誘発シールによってシールされることになる上記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層上への上記回転可能レーザビームの集束を促進する、鏡面から反射させるための所望の角度に設定された回転可能レーザビームを回転させることによって、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目56)
上記回転可能レーザビームを約360度回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目55に記載の方法。
(項目57)
上記回転可能レーザビームを約360度未満回転させ、上記同心状に配置される第1層および第2層の円周全体未満に及ぶ上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目55に記載の方法。
(項目58)
集束に応じて、上記円形レーザビームが上記レーザ誘発シールによってシールされることになる上記第1層および第2層の部分に入射するように固定して位置付けられる、同心状に配置される第1層および第2層上への円形レーザビームの集束を促進する、鏡面から反射させるための所望の角度に設定された円形レーザビームを用いて、上記レーザ誘発シールを生成するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。