(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-14
(45)【発行日】2023-04-24
(54)【発明の名称】無線タグ読取装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06K 7/10 20060101AFI20230417BHJP
H04B 1/59 20060101ALI20230417BHJP
H04B 5/02 20060101ALI20230417BHJP
G07G 1/00 20060101ALI20230417BHJP
【FI】
G06K7/10 104
H04B1/59
H04B5/02
G06K7/10 264
G07G1/00 311D
(21)【出願番号】P 2019002690
(22)【出願日】2019-01-10
【審査請求日】2021-08-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 茂晃
【審査官】田名網 忠雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-038574(JP,A)
【文献】特開2012-123731(JP,A)
【文献】特開2009-251630(JP,A)
【文献】特開2011-003149(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 7/10-7/14
H04B 1/59
H04B 5/02
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビット位置を指定せずに送信した電波に応じて無線タグから受信した、無線タグが記憶する複数ビットで構成される第1タグ情報を記憶する第1記憶部と、
特定
のビットを指定して送信した電波に応じて無線タグから受信した、前記第1タグ情報のうちの特定のビットより後ろの全てのビットで構成される第2タグ情報を記憶する第2記憶部と、
前記第1タグ情報に含まれる前記特定のビットより後ろの所定領域の第1データと前記第2タグ情報に含まれる先頭からの前記所定領域の第2データが一致した場合に前記第1タグ情報を有効なタグ情報とするタグ情報判別部と、
を備えた無線タグ読取装置。
【請求項2】
前記所定領域は前記第1タグ情報および前記第2タグ情報の一部であるヘッダ情報と企業名情報と商品を特定する商品特定情報と前記無線タグが付された個品を一意に特定する個品特定情報とを含む、
請求項1に記載の無線タグ読取装置。
【請求項3】
前記特定のビットは、前記第1タグ情報に含まれるヘッダの特定の位置のビットを示すビットデータである、
請求項2に記載の無線タグ読取装置。
【請求項4】
前記タグ情報判別部が有効とした前記第1タグ情報を販売データ処理装置に送信する送信部、をさらに備えた、
請求項1乃至3のいずれか一に記載の無線タグ読取装置。
【請求項5】
前記特定の位置のビットを指定する指定部、をさらに備えた、
請求項3に記載の無線タグ読取装置。
【請求項6】
無線タグ読取装置としてのコンピュータを、
ビット位置を指定せずに送信した電波に応じて無線タグから受信した、無線タグが記憶する複数ビットで構成される第1タグ情報を記憶する第1記憶部と、
特定
のビットを指定して送信した電波に応じて無線タグから受信した、前記第1タグ情報のうちの特定のビットより後ろの全てのビットで構成される第2タグ情報を記憶する第2記憶部と、
前記第1タグ情報に含まれる前記特定のビットより後ろの所定領域の第1データと前記第2タグ情報に含まれる先頭からの前記所定領域の第2データが一致した場合に前記第1タグ情報を有効なタグ情報とするタグ情報判別部と、
して機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、無線タグ読取装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近は、量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店舗において、商品に当該商品に係るタグ情報を記憶したRFID(Radio Frequency Identifier)タグ等の無線タグを付し、当該無線タグから送信されたタグ情報を読み取って商品を特定する無線タグ読取装置が用いられている。このような無線タグ読取装置は、無線タグに対してコマンドを含む電波を送信し、この電波を受信した無線タグは、自身に記憶されている商品に係るタグ情報を送信する。無線タグ読取装置は、無線タグから送信されたタグ情報を受信する。
【0003】
この無線タグ読取装置は店舗で販売する商品の売上登録処理を行うPOS(Point of Sales)端末とともにレーンに設けられることがある。そのため、店舗内に複数台のレーンが配置されている無線タグ読取システムでは、無線タグ読取装置も各レーンに設置されている。そして、隣り合うレーンが接近して設置された場合には、それぞれの無線タグ読取装置も接近して設けられる。
【0004】
ところで、隣り合うレーンが近接している場合、無線タグ読取装置から送信される電波は、自身のレーンに載置された商品に付された無線タグには届くが、隣のレーンに載置された商品に付された無線タグまでは届かないように出力を調整して送信する。しかしながら、無線タグから送信されるタグ情報は、無線タグ読取装置から送信される電波より広範囲に届く性質があるため、隣のレーンに載置された商品に付された無線タグから送信されたタグ情報を自身のレーンの無線タグ読取装置でも受信する可能性がある。無線タグ読取装置が隣のレーンの商品のタグ情報を受信すると、誤読に繋がる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、隣り合うレーンが接近していても誤読が発生しない無線タグ読取装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の無線タグ読取装置は、ビット位置を指定せずに送信した電波に応じて無線タグから受信した、無線タグが記憶する複数ビットで構成される第1タグ情報を記憶する第1記憶部と、特定のビットを指定して送信した電波に応じて無線タグから受信した、前記第1タグ情報のうちの特定のビットより後ろの全てのビットで構成される第2タグ情報を記憶する第2記憶部と、前記第1タグ情報に含まれる前記特定のビットより後ろの所定領域の第1データと前記第2タグ情報に含まれる先頭からの前記所定領域の第2データが一致した場合に前記第1タグ情報を有効なタグ情報とするタグ情報判別部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態にかかる複数のレーンに設置された無線タグ読取装置を示す説明図である。
【
図2】
図2は、無線タグが送信したトランケートしていないタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
【
図3】
図3は、無線タグ読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、POS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、無線タグ読取装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図6】
図6は、無線タグ読取装置1aが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートしたタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
【
図7】
図7は、無線タグ読取装置1bが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートしたタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
【
図8】
図8は、無線タグ読取装置1cが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートしたタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
【
図9】
図9は、無線タグ読取装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、実施形態に係る無線タグ読取装置およびプログラムについて説明する。実施形態では、RFIDタグを無線タグの一例として説明する。またPOS端末を販売データ処理装置の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態により、この発明が限定されるものではない。
【0009】
図1は、実施形態にかかる複数のレーンに設置された無線タグ読取装置を示す説明図である。店舗の精算部には、複数本のレーン4が近接して(例えば1メートル程度の間隔)に設けられている(
図1の例では、レーン4a、レーン4b、レーン4cの3本のレーンが近接して設けられている)。レーン4は、平面状の上面を有する略直方形状の台である。レーン4は、無線タグ読取装置1とアンテナ23とPOS端末5を備えている。無線タグ読取装置1とアンテナ23は電気的に接続されている。また、無線タグ読取装置1とPOS端末5は電気的に接続されている。
【0010】
無線タグ読取装置1は、上面の下方に設置される。アンテナ23は、上面の位置に位置するか上面に近接させて埋め込まれる。
【0011】
顧客は、レーン4の上面のアンテナ23で囲まれる領域内に、購入する商品、または購入する商品が入ったカゴ等を載置する。無線タグ読取装置1は、アンテナ23からコマンドを含む電波を送信する。電波は、自身のレーン4上に載置された商品に付された無線タグのみに届く。
【0012】
無線タグとは、アンテナと記憶部を有し、無線タグ読取装置1から送信された電波をアンテナが受信すると電力が発生し、発生した電力によって記憶部に記憶されているタグ情報を送信するタグである。無線タグは、粘着面を有し、粘着力で商品に貼付される。なお、無線タグは商品にバンド等で取り付けられていてもよい。
【0013】
ここで無線タグに記憶されているタグ情報について説明する。
図2は、無線タグ読取装置が受信したタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
図2に示すように、タグ情報TNは、サイズTN1、ヘッダTN2、企業名TN3、商品コードTN4、シリアルNoTN5、CRC(Cyclic Redundancy Check)TN6の各データで構成されている。サイズTN1は、タグ情報のサイズを表すデータであり、例えば32ビット(0ビット目~31ビット目)で構成される。ヘッダTN2はタグ情報のヘッダであり、例えば14ビット(32ビット目~45ビット目)で構成される。企業名TN3は、無線タグが付されている商品を生産または製造した企業の企業名であり、例えば40ビット(46ビット目~65ビット目)で構成される。商品コードTN4は、無線タグが付されている商品を特定する(例えば○○牛乳)商品特定情報であり、例えば24ビット(66ビット目~89ビット目)で構成される。シリアルNoTN5は、商品を個品として一意に特定するための個品特定情報であり、例えば38ビット(90ビット目~123ビット目)で構成される。CRCTN6は、タグ情報が正しく受信したかをチェックするためのチェックデジットとして機能し、例えば4ビット(124ビット目~127ビット目)で構成される。なお、例えば商品コードTN4またはシリアルNoTN5は、当該商品の商品名や価格を含んでいてもよい。
【0014】
なお、ヘッダTN2、企業名TN3、商品コードTN4、シリアルNoTN5、CRCTN6で構成されるデータを以降IDと呼ぶ。
【0015】
電波を受信した無線タグは、コマンドに応答して、無線タグに記憶されたタグ情報をアンテナ23に送信する。無線タグ読取装置1は、アンテナ23を介して、無線タグから送信されたタグ情報を受信する。また、無線タグ読取装置1は、受信したタグ情報を記憶する。無線タグ読取装置1は、記憶したタグ情報をPOS端末5に送信する。
【0016】
無線タグ読取装置1は、無線タグに記憶されているすべてのデータを第1タグ情報として受信する。また、無線タグ読取装置1は、電波を送信する際にタグ情報の特定位置のビットを指定した情報を付加すると、無線タグは、指定されたビット目以前のデータを削除し(トランケートし)、指定されたビット目より後ろのすべてのビットで構成されるデータを第2タグ情報として送信する。トランケートとは、情報を削除するという意味である。
【0017】
近接する複数台のレーン4に設置された無線タグ読取装置1において、少なくとも隣り合う無線タグ読取装置1は、互いに異なる位置を特定ビットとして指定する。なお、すべての無線タグ読取装置1において、それぞれ異なる位置を特定ビットとして指定してもよい。また、隣り合う無線タグ読取装置1でなければ同一の位置を特定ビットとして指定してもよい。例えば
図1において、無線タグ読取装置1aと無線タグ読取装置1cは同一の位置を特定ビットとして指定し、無線タグ読取装置1bは、異なる位置を特定ビットとして指定してもよい。実施形態では、無線タグ読取装置1a、無線タグ読取装置1b、無線タグ読取装置1cは、それぞれ異なるビット位置を指定する。
【0018】
POS端末5は、販売される商品の売上登録処理および決済処理を実行する。売上登録処理とは、POS端末5が無線タグ読取装置1から受信したタグ情報に含まれる商品コードに基づいて、商品マスタ542(
図4を参照)から当該商品の商品情報(商品名、価格等)読み出し、読み出した当該商品の商品情報を表示するとともに、商品情報を商品情報部531(
図4を参照)に記憶する処理をいう。決済処理とは、売上登録処理に伴い商品情報部531に記憶された商品情報に基づいて、取引に係る合計金額や税額の表示、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭を計算して表示する処理、商品情報や決済情報(合計金額、預り金額、釣銭額等)を印字したレシートを発行する処理等をいう。なお、商品情報と決済情報を合わせた情報を売上情報という。
【0019】
次に、無線タグ読取装置1のハードウェア構成について説明する。
図3は、無線タグ読取装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線タグ読取装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、メモリ部14等を備えている。CPU11は制御主体となる。ROM12は各種プログラムを記憶する。RAM13はプログラムや各種データを展開する。メモリ部14は各種プログラムを記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する無線タグ読取装置1の制御処理を実行する。
【0020】
RAM13は、第1タグ情報記憶部131、第2タグ情報記憶部132およびタグ情報記憶部133を備える。第1タグ情報記憶部131は、第1タグ情報を記憶する。第2タグ情報記憶部132は、第2タグ情報を記憶する。タグ情報記憶部133は、後述する有効とされた第1タグ情報を記憶する。
【0021】
メモリ部14は、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部14は、制御プログラム部141を備える。制御プログラム部141は無線タグ読取装置1を制御するための制御プログラムを記憶する。
【0022】
制御部100は、バス15とコントローラ16を介して、操作部21、表示部22、アンテナ23、商品載置センサ24を接続する。操作部21は、タグ情報記憶部133に記憶されたタグ情報をPOS端末5に送信するための送信キー211を含むキーボードである。表示部22は、情報を表示する。商品載置センサ24は、商品がアンテナ23内に載置された場合に、商品が載置されたことを検知して出力するセンサである。
【0023】
また、制御部100は、バス15を介して、通信インタフェース(I/F)25と接続している。通信インタフェース25は、同一のレーン4に設置されているPOS端末5に対して情報を送信可能に接続している。
【0024】
次に、POS端末5のハードウェアについて説明する。
図4は、POS端末5のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、POS端末5は、CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54等を備えている。CPU51は制御主体となる。ROM52は各種プログラムを記憶する。RAM53はプログラムや各種データを展開する。メモリ部54は各種プログラムを記憶する。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにバス55を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53が、制御部500を構成する。すなわち、制御部500は、CPU51がROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するPOS端末5の制御処理を実行する。
【0025】
RAM53は、商品情報部531を備える。商品情報部531は、POS端末5が売上登録処理を行った商品の商品情報(商品名、商品の価格、等)を記憶する。
【0026】
メモリ部54は、HDDやフラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部54は、制御プログラム部541と商品マスタ542を備える。制御プログラム部541はPOS端末5を制御するための制御プログラムを記憶する。商品マスタ542は、店舗で販売される商品について、商品を特定する商品コードに対応付けて当該商品の商品名、単価等を記憶する。
【0027】
制御部500は、バス55とコントローラ56を介して、操作部61、店員用表示部62、客用表示部63、プリンタ64、カードリーダ65を接続する。操作部61は、キーボードである。店員用表示部62は、店員に向けて商品情報や決済情報等の情報を表示する。客用表示部63は、顧客に向けて商品情報や決済情報等の情報を表示する。プリンタ64は、商品情報や決済情報等を印字したレシートを発行する。カードリーダ65は、クレジットカード等のカード情報を読み取る。
【0028】
また、制御部500は、バス55を介して、通信インタフェース(I/F)65と接続している。通信インタフェース66は、同一のレーン4に設置されている無線タグ読取装置1および他のレーンのPOS端末5に対して情報の送受信可能に接続している。
【0029】
ここからは、無線タグ読取装置1の機能構成について説明する。
図5は、無線タグ読取装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、無線タグ読取装置1の制御部100は、制御プログラム部141に記憶され、RAM13に展開された制御プログラムに従うことで、第1送信部101、第1記憶部102、第2送信部103、第2記憶部104、タグ情報判断部105、第3送信部106、指定部107として機能する。
【0030】
第1送信部101は、ビット位置を指定せずに電波を送信する。第1送信部101が、ビット位置を指定せずに電波を送信すると、この電波を受信した無線タグは、記憶しているすべてのタグ情報である第1タグ情報(すなわち、サイズTN1、ヘッダTN2、企業名TN3、商品コードTN4、シリアルNoTN5、CRCTN6に係るすべての情報)を送信する。すなわち、無線タグは、記憶しているタグ情報をトランケートすることなく送信する。なお、無線タグ読取装置1aから送信された電波に応答した無線タグから送信された第1タグ情報のID(所定領域の第1データ)は、33ビット目~123ビット目に予め決められている。また、無線タグ読取装置1bから送信された電波に応答した無線タグから送信された第1タグ情報のID(所定領域の第1データ)は、34ビット目~123ビット目に予め決められている。また、無線タグ読取装置1cから送信された電波に応答した無線タグから送信された第1タグ情報のID(所定領域の第1データ)は、35ビット目~123ビット目に予め決められている。
【0031】
第1記憶部102は、無線タグから受信したトランケートされていない第1タグ情報を第1タグ情報記憶部131に記憶する。この場合、無線タグ読取装置1aの第1記憶部102は、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報の他に、レーン4bまたはレーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報を受信することがある。また、無線タグ読取装置1bの第1記憶部102は、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報の他に、レーン4aまたはレーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報を受信することがある。また、無線タグ読取装置1cの第1記憶部102は、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報の他に、レーン4aまたはレーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第1タグ情報を受信することがある。
【0032】
第2送信部103は、ビット位置を指定した電波を送信する。第2送信部103が、ビット位置を指定した電波を送信すると、この電波を受信した無線タグは、記憶しているすべてのタグ情報のうち、指定されたビットを含む0ビット目~指定されたビット目の情報を削除し、指定されたビットの次のビット目~最後のビット目の情報を、第2タグ情報として送信する。
【0033】
図6、
図7、
図8を用いて詳細に説明する。
図6は、無線タグ読取装置1aが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートした第2タグ情報のデータ構成を示す説明図である。
図6に示すように、無線タグ読取装置1aの第2送信部103は、32ビット目を指定した電波を無線タグに送信する。32ビット目はヘッダの1番目のビットである。この電波を受信した無線タグは、0ビット目~32ビット目を削除し(トランケートし)、33ビット目~127ビット目の第2タグ情報を送信する。すなわち、無線タグは、ヘッダTN2の1ビット目を除く13ビット(33ビット目~45ビット目)、企業名TN3の40ビット(46ビット目~65ビット目)、商品コードTN4の24ビット(66ビット目~89ビット目)、シリアルNoTN5の38ビット(90ビット目~123ビット目)、CRCTN6の4ビット(124ビット目~127ビット目)で構成される第2タグ情報を送信する。また、ID(所定領域の第2データ)は33ビット目~123ビット目である。
【0034】
図7は、無線タグ読取装置1bが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートしたタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
図7に示すように、実施形態では、無線タグ読取装置1bの第2送信部103は、33ビット目を指定した電波を無線タグに送信する。33ビット目はヘッダの2番目のビットである。この電波を受信した無線タグは、0ビット目~33ビット目を削除し(トランケートし)、34ビット目~127ビット目の第2タグ情報を送信する。すなわち、無線タグは、ヘッダTN2の1ビットと2ビット目を除く12ビット(34ビット目~45ビット目)、企業名TN3の40ビット(46ビット目~65ビット目)、商品コードTN4の24ビット(66ビット目~89ビット目)、シリアルNoTN5の38ビット(90ビット目~123ビット目)、CRCTN6の4ビット(124ビット目~127ビット目)で構成される第2タグ情報を送信する。また、ID(所定領域の第2データ)は34ビット目~123ビット目である。
【0035】
図8は、無線タグ読取装置1cが送信した電波を受信した無線タグが送信したトランケートしたタグ情報のデータ構成を示す説明図である。
図8に示すように、実施形態では、無線タグ読取装置1cの第2送信部103は、34ビット目を指定した電波を無線タグに送信する。34ビット目はヘッダの3番目のビットである。この電波を受信した無線タグは、0ビット目~34ビット目を削除し(トランケートし)、35ビット目~127ビット目の第2タグ情報を送信する。すなわち、無線タグは、ヘッダTN2の1ビット~3ビット目を除く11ビット(35ビット目~45ビット目)、企業名TN3の40ビット(46ビット目~65ビット目)、商品コードTN4の24ビット(66ビット目~89ビット目)、シリアルNoTN5の38ビット(90ビット目~123ビット目)、CRCTN6の4ビット(124ビット目~127ビット目)で構成される第2タグ情報を送信する。また、ID(所定領域の第2データ)は35ビット目~123ビット目である。
【0036】
第2記憶部104は、無線タグから受信した一部情報がトランケートされた(すなわち、特定のビットより後ろの全てのビットで構成される)第2タグ情報を第2タグ情報記憶部132に記憶する。この場合、無線タグ読取装置1aの第2記憶部104は、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報の他に、レーン4bまたはレーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報を受信することがある。また、無線タグ読取装置1bの第2記憶部104は、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報の他に、レーン4aまたはレーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報を受信することがある。また、無線タグ読取装置1cの第2記憶部104は、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報の他に、レーン4aまたはレーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報を受信することがある。
【0037】
タグ情報判断部105は、第1記憶部102に記憶された第1タグ情報のIDと第2記憶部104に記憶された第2タグ情報のIDとを比較して、第2タグ情報のIDと一致する第1タグ情報のIDの有無を判断する。タグ情報判断部105は、第2タグ情報のIDと一致する第1タグ情報のIDが第1記憶部102に存在すると判断した場合は、当該第1タグ情報を有効なタグ情報としてタグ情報記憶部133に記憶する。タグ情報判断部105は、第2タグ情報のIDと一致する第1タグ情報のIDが第1記憶部102に存在しないと判断した場合は、第1タグ情報をタグ情報記憶部133に記憶しない。すなわち、タグ情報判断部105は、有効なタグ情報としない。
【0038】
無線タグ読取装置1aのタグ情報判断部105は、第1記憶部102に記憶された第1タグ情報のID(すなわち、33ビット目~123ビット目)と第2記憶部104に記憶された第2タグ情報のIDとを比較する。
【0039】
無線タグ読取装置1aから送信された電波は、レーン4aに載置した商品の無線タグには届くが、レーン4bに載置した商品およびレーン4cに載置した商品の無線タグには届かない。しかしながら、レーン4aに載置した商品の無線タグから送信されたタグ情報(第1タグ情報、第2タグ情報)は、無線タグ読取装置1bまたは無線タグ読取装置1cで受信される可能性がある。また、無線タグ読取装置1bから送信された電波は、レーン4bに載置した商品の無線タグには届くが、レーン4aに載置した商品およびレーン4cに載置した商品の無線タグには届かない。しかしながら、レーン4bに載置した商品の無線タグから送信されたタグ情報(第1タグ情報、第2タグ情報)は、無線タグ読取装置1aまたは無線タグ読取装置1cで受信される可能性がある。また、無線タグ読取装置1cから送信された電波は、レーン4cに載置した商品の無線タグには届くが、レーン4aに載置した商品およびレーン4bに載置した商品の無線タグには届かない。しかしながら、レーン4cに載置した商品の無線タグから送信されたタグ情報(第1タグ情報、第2タグ情報)は、無線タグ読取装置1aまたは無線タグ読取装置1bで受信される可能性がある。
【0040】
そして、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のIDは、33ビット目~123ビット目である。これに対して、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のIDは、34ビット目~123ビット目であり、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のIDは、35ビット目~123ビット目である。そのため、無線タグ読取装置1aのタグ情報判断部105が第1記憶部102に記憶された第1タグ情報のIDと第2記憶部104に記憶された第2タグ情報のIDとを比較すると、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)と桁数が一致するため、第1タグ情報のIDと一致する。しかしながら、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。同様に、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。
【0041】
そのため、無線タグ読取装置1aのタグ情報判断部105は、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報のみを有効なタグ情報として、タグ情報記憶部133に記憶する。また、無線タグ読取装置1aのタグ情報判断部105は、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報と、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報は、有効なタグ情報とせず、タグ情報記憶部133に記憶しない。
【0042】
また、無線タグ読取装置1bのタグ情報判断部105が第1タグ情報のIDと第2タグ情報のIDとを比較すると、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)と桁数が一致するため、第1タグ情報のIDと一致する。しかしながら、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。同様に、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。
【0043】
そのため、レーン4bの無線タグ読取装置1bにおけるタグ情報判断部105は、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報のみを有効なタグ情報として、タグ情報記憶部133に記憶する。また、無線タグ読取装置1bのタグ情報判断部105は、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報と、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報は、有効なタグ情報とせず、タグ情報記憶部133に記憶しない。
【0044】
また、無線タグ読取装置1cのタグ情報判断部105が第1タグ情報のIDと第2タグ情報のIDとを比較すると、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)と桁数が一致するため、第1タグ情報のIDと一致する。しかしながら、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(33ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。同様に、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから受信した第2タグ情報のID(34ビット目~123ビット目)は、第1タグ情報のID(35ビット目~123ビット目)と桁数が一致しないため、第1タグ情報のIDと一致しない。
【0045】
そのため、レーン4cの無線タグ読取装置1cにおけるタグ情報判断部105は、レーン4cに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報のみを有効なタグ情報として、タグ情報記憶部133に記憶する。また、無線タグ読取装置1cのタグ情報判断部105は、レーン4aに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報と、レーン4bに載置された商品に付された無線タグから送信された第1タグ情報は、有効なタグ情報とせず、タグ情報記憶部133に記憶しない。
【0046】
第3送信部106は、タグ情報記憶部133に記憶されている第1タグ情報をPOS端末5に送信する。POS端末5は、第3送信部106が送信した第1タグ情報に基づいて、商品の売上登録処理や決済処理を実行する。
【0047】
指定部107は、特定の位置のビットを指定する機能を有する。指定部107は、各無線タグ読取装置1において、個別に特定の位置のビットを指定する。指定部107は、隣り合う無線タグ読取装置1において、それぞれ異なる位置の特定のビットを指定する。
【0048】
次に、無線タグ読取装置1の制御について説明する。
図9は、無線タグ読取装置1の制御処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、無線タグ読取装置1の制御部100は、商品載置センサ24がレーン4に載置された商品を検知したかを判断する(S11)。商品載置センサ24が商品を検知するまで待機し(S11のNo)、商品載置センサ24が商品を検知したと判断した場合には(S11のYes)、第1送信部101は、アンテナ23から、ビット位置を指定せずに電波を送信する(S12)。
【0049】
次に制御部100は、S12で送信した電波に応答した第1タグ情報を受信したかを判断する(S13)。受信するまで待機し(S13のNo)、S12で送信した電波に応答した第1タグ情報を受信したと判断した場合には(S13のYes)、制御部100は、CRC部TN6に記憶されているチェックデータと、0ビット目~123ビット目に記憶されている情報に基づいて重み付けをして計算したチェックデータとが一致しているかを判断する(S14)。一致していない場合には(S14のNo)、当該第1タグ情報を読み捨てる(S17)。そして制御部100は、S11に戻る。CRC部TN6に記憶されているチェックデータと、0ビット目~123ビット目に記憶されている情報に基づいて重み付けをして計算したチェックデータとが一致していると判断した場合には(S14のYes)、第1記憶部102は、受信した第1タグ情報を第1タグ情報記憶部131に記憶する(S15)。
【0050】
次に制御部100は、所定時間が経過したかを判断する(S16)。S16における所定時間は、S12において電波を送信してから、すべての商品に付された無線タグから第1タグ情報を受信するのに充分な時間である。所定時間が経過していないと判断した場合には(S16のNo)、制御部100は、S13に戻り、S13~S15、S17の判断と処理を繰り返す。所定時間が経過したと判断した場合には(S16のYes)、指定部107は、0ビット~127ビットの中から特定の位置を指定する(S21)。無線タグ読取装置1aは、予め32ビット目を指定するように設定されているため、無線タグ読取装置1aの指定部107は、S21において32ビット目を指定する。無線タグ読取装置1bは、予め33ビット目を指定するように設定されているため、無線タグ読取装置1bの指定部107は、S21において33ビット目を指定する。無線タグ読取装置1cは、予め34ビット目を指定するように設定されているため、無線タグ読取装置1cの指定部107は、S21において34ビット目を指定する。そして、第2送信部103は、指定部107が指定した特定の位置のビット情報を含む電波をアンテナ23から送信する(S22)。
【0051】
次に制御部100は、S22で送信した電波に応答した第2タグ情報を受信したかを判断する(S23)。受信するまで待機し(S23のNo)、S22で送信した電波に応答した第2タグ情報を受信したと判断した場合には(S23のYes)、第2記憶部104は、受信した第2タグ情報を第2タグ情報記憶部132に記憶する(S24)。
【0052】
次にタグ情報判断部105は、第1タグ情報記憶部131に記憶した第1タグ情報に含まれるIDと、第2タグ情報記憶部132に記憶した第2タグ情報に含まれるIDとを比較する(S25)。そしてタグ情報判断部105は、第1タグ情報に含まれるIDと第2タグ情報に含まれるIDとが一致しているかを判断する(S26)。すなわち、タグ情報判断部105は、第1タグ情報記憶部131に記憶した第1タグ情報に含まれるIDに、第2タグ情報記憶部132に記憶した第2タグ情報に含まれるIDと一致したIDを有する第1タグ情報があるかを判断する(S26)。第2タグ情報記憶部132に記憶した第2タグ情報に含まれるIDと一致したIDを有する第1タグ情報が第1タグ情報記憶部131に記憶されていると判断した場合には(S26のYes)、制御部100は、当該第1タグ情報を有効なタグ情報としてタグ情報記憶部133に記憶する(S27)。
【0053】
次に制御部100は、所定時間が経過したかを判断する(S28)。S28における所定時間は、S22において電波を送信してから、すべての商品に付された無線タグから第2タグ情報を受信するのに充分な時間である。所定時間が経過していないと判断した場合には(S28のNo)、制御部100は、S23に戻り、S23~S27の判断と処理を繰り返す。所定時間が経過したと判断した場合には(S28のYes)、制御部100は、送信キー211が操作されたかを判断する(S29)。送信キー211が操作されるまで待機し(S29のNo)、送信キー211が操作されたと判断した場合には(S29のYes)、第3送信部106は、タグ情報記憶部133に記憶されている有効な第1タグ情報を、POS端末5に送信する(S30)。そして制御部100は、S11に戻る。
【0054】
なお、S26において、第2タグ情報記憶部132に記憶した第2タグ情報に含まれるIDと一致したIDを有する第1タグ情報が第1タグ情報記憶部131に記憶されていないと判断した場合には(S26のNo)、制御部100は、いずれの第1タグ情報もタグ情報記憶部133に記憶することなく(当該第2タグ情報に対応した有効な第1タグ情報はないとして)、S28以降の処理を実行する。
【0055】
このような実施形態によれば、無線タグ読取装置1(例えば無線タグ読取装置1a)が、自身のレーン(例えばレーン4a)以外のレーン(例えばレーン4bやレーン4c)に載置された商品に付された無線タグから第1タグ情報や第2タグ情報を受信した場合であっても、自身のレーンの商品のタグ情報のみを有効なタグ情報とする。そのため、隣り合うレーンが接近していても誤読が発生しない。
【0056】
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0057】
例えば、実施形態では、無線タグ読取装置1とPOS端末5を別々の装置として説明した。しかしながらこれに限らず、例えば、無線タグ読取装置1の機能とPOS端末5の機能を備えた装置を無線タグ読取装置としてもよい。
【0058】
また、実施形態では、ヘッダTN2、企業名TN3、商品コードTN4、シリアルNoTN5、CRCTN6で構成されるデータをIDとした。しかしながらこれに限らず、IDとするデータの項目は任意に設定すればよい。
【0059】
なお、実施形態の無線タグ読取装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0060】
また、実施形態の無線タグ読取装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の無線タグ読取装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0061】
また、実施形態の無線タグ読取装置1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 無線タグ読取装置
4 レーン
5 POS端末
23 アンテナ
100 制御部
101 第1送信部
102 第1記憶部
103 第第2送信部
104 第2記憶部
105 タグ情報判断部
106 第3送信部
107 指定部
131 第1タグ情報記憶部
132 第2タグ情報記憶部
133 タグ情報記憶部
TN タグ情報
【先行技術文献】
【特許文献】
【0063】