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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-14
(45)【発行日】2023-04-24
(54)【発明の名称】決済操作端末及び決済操作方法
(51)【国際特許分類】
   B67D 7/14 20100101AFI20230417BHJP
   G06Q 20/08 20120101ALI20230417BHJP
【FI】
B67D7/14
G06Q20/08
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019169408
(22)【出願日】2019-09-18
(65)【公開番号】P2021046217
(43)【公開日】2021-03-25
【審査請求日】2022-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】篠田 達弥
【審査官】藤原 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-234598(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0147250(US,A1)
【文献】特開2003-152908(JP,A)
【文献】特開2006-335438(JP,A)
【文献】特開2001-213286(JP,A)
【文献】特開2006-341867(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第00114447(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 7/00-99/00
G06Q 20/00-20/42
G06Q 40/00-40/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の操作を受け付ける受付処理部と、
前記利用者の利用料金の決済処理に用いるクレジットカードのカード情報を取得する取得処理部と、
前記取得処理部により取得される前記カード情報を、前記クレジットカードの認証処理を実行する決済装置に送信する送信処理部と、
前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報と、前記利用者の操作に関する操作情報とを表示部に表示させる表示処理部と、
を備え
前記受付処理部は、前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記利用者から、給油操作に含まれる、特典情報を入力する操作、油種を選択する操作、及び給油量を選択する操作のうち少なくともいずれか一つの操作を受け付ける、決済操作端末。
【請求項2】
前記表示処理部は、前記クレジットカードが前記決済操作端末に挿入されてから排出されるまでの間に、前記認証状況情報と前記操作情報とを前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の決済操作端末。
【請求項3】
前記認証処理において前記クレジットカードの認証に成功した場合に、前記クレジットカードを前記決済操作端末から排出する、
請求項2に記載の決済操作端末。
【請求項4】
前記表示処理部は、前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記認証状況情報と前記利用者の給油操作に関する案内情報とを前記表示部に表示させる、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の決済操作端末。
【請求項5】
前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記油種に対応する単価を算出する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の決済操作端末。
【請求項6】
前記認証処理において前記クレジットカードの認証エラーが発生した場合に、前記クレジットカードを前記決済操作端末から排出するとともに、前記表示処理部は前記認証エラーを示す情報を前記表示部に表示させる、
請求項2に記載の決済操作端末。
【請求項7】
前記表示処理部は、前記認証処理の進捗状況に応じて前記認証状況情報の表示態様を変化させる、
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の決済操作端末。
【請求項8】
利用者の操作を受け付ける受付ステップと、
前記利用者の利用料金の決済処理に用いるクレジットカードのカード情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得される前記カード情報を、前記クレジットカードの認証処理を実行する決済装置に送信する送信ステップと、
前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報と、前記利用者の操作に関する操作情報とを表示部に表示させる表示ステップと、
を一又は複数のプロセッサー実行する決済操作方法であって、
前記受付ステップにおいて、前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記利用者から、給油操作に含まれる、特典情報を入力する操作、油種を選択する操作、及び給油量を選択する操作のうち少なくともいずれか一つの操作を受け付ける、決済操作方法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者の操作を受け付けて決済処理を行う決済操作端末及び決済操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、利用者自身が操作端末において油種、給油量(数量)、決済方法などの給油操作を行って車両等に給油するセルフ給油所が利用されている。前記操作端末は、決済処理、伝票処理などのPOS機能を備える。例えば、利用者は前記操作端末において現金、クレジットカード、プリペイドカード等から所望の決済方法を指定し、油種、数量等を選択して給油を行い、給油料金の決済を行う。
【0003】
また従来、クレジットカードによる給油料金の決済方法に関するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。前記システムでは、クレジットカードの認証処理が完了して前記クレジットカードが利用者に返却された後に、利用者は操作端末において油種、数量等を選択して給油を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2006-341867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記従来の技術では、特にICチップを搭載したクレジットカード(以下、ICクレジットカードという。)の場合、利用者がICクレジットカードを操作端末に挿入してから返却されるまでの間、ICクレジットカードの認証処理に所定の時間を要する。利用者は、前記認証処理が完了してICクレジットカードが返却されるまで油種、数量を選択する操作を行うことができない。このため、給油操作全体の所要時間が長くなる問題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、決済操作の所要時間を短縮することが可能な決済操作端末及び決済操作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の態様に係る決済操作端末は、利用者の操作を受け付ける受付処理部と、前記利用者の利用料金の決済処理に用いるクレジットカードのカード情報を取得する取得処理部と、前記取得処理部により取得される前記カード情報を、前記クレジットカードの認証処理を実行する決済装置に送信する送信処理部と、前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報と、前記利用者の操作に関する操作情報とを表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
【0008】
本発明の他の態様に係る決済操作方法は、利用者の操作を受け付ける受付ステップと、前記利用者の利用料金の決済処理に用いるクレジットカードのカード情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得される前記カード情報を、前記クレジットカードの認証処理を実行する決済装置に送信する送信ステップと、前記決済装置において前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報と、前記利用者の操作に関する操作情報とを表示部に表示させる表示ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する決済操作方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、決済操作の所要時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施形態に係る給油システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の外観を示す図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の記憶部に記憶される価格情報の一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る給油制御装置において実行される給油制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図10図10は、本発明の実施形態に係る給油制御装置において実行される給油制御処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図11図11は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図12図12は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図13図13は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
図14図14は、本発明の実施形態に係る給油制御装置の表示画面の画面遷移の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係る給油システム100の概略構成を示す図である。
【0013】
給油システム100は、給油制御装置1と、給油装置10と、決済サーバ2とを含んでいる。給油システム100は、給油所に適用される。給油制御装置1及び給油装置10は、給油所に設置される。給油制御装置1及び給油装置10は、ネットワークN1を介して互いに接続されている。給油制御装置1及び給油装置10のそれぞれは、給油所に1台設置されてもよいし、複数台設置されてもよい。図1には、一例として、1つの給油所に、2台の給油装置10A,10Bと、給油装置10Aに接続される給油制御装置1Aと、給油装置10Bに接続される給油制御装置1Bとを示している。また、各給油制御装置1及び決済サーバ2は、ネットワークN2を介して互いに接続されている。ネットワークN1,N2は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。
【0014】
決済サーバ2は、決済事業者(クレジットカード会社)が管理する装置であり、クレジットカードによる決済処理を実行するための決済システムが導入されている。具体的には、利用者が給油料金の決済方法としてクレジットカードを選択した場合、給油制御装置1は決済サーバ2に決済を依頼する。決済サーバ2は、クレジットカードの認証処理を行って、認証に成功した場合に決済を完了させる。なお、前記認証処理には、クレジットカードの与信照会に関する処理が含まれる。決済サーバ2は、周知の技術を適用することができる。決済サーバ2は、本発明の決済装置の一例である。
【0015】
[給油制御装置1]
図1に示すように、給油制御装置1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、決済用カード読取部14、特典情報読取部15、及び通信I/F16などを備える。給油制御装置1は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置であってもよい。図2に、給油制御装置1の外観の一部を示す正面図である。給油制御装置1は、本発明の決済操作端末の一例である。
【0016】
通信I/F16は、給油制御装置1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して給油装置10との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行し、また給油制御装置1を無線でネットワークN2に接続し、ネットワークN2を介して決済サーバ2との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0017】
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるタッチパネル、マウス、又はキーボードなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0018】
決済用カード読取部14は、クレジットカードを読み取るための読取装置である。具体的には、決済用カード読取部14は、ICチップを搭載していない磁気クレジットカード、ICチップを搭載したICクレジットカード、予め現金がチャージされたプリペイドカードなどの決済用カードが挿入され、当該決済用カードのカード情報を読み取る。例えば、利用者がICクレジットカードを決済用カード読取部14に挿入すると、決済用カード読取部14は、ICクレジットカードのカード情報を読み取る処理(読取処理)を行う。読み取られた前記カード情報に基づいて、決済サーバ2においてICクレジットカードが認証された場合、決済用カード読取部14は、制御部11の指示に基づいてICクレジットカードを排出(返却)する。
【0019】
特典情報読取部15は、利用料金(給油金額)に対する特典情報を含む媒体を読み取るための読取装置である。具体的には、特典情報読取部15は、クーポンコード(二次元コード)、クーポン番号、ポイントカードなどから割引に関する特典情報を読み取る。特典情報読取部15A(図2参照)は、例えば二次元コードから前記特典情報を読み取り、特典情報読取部15B(図2参照)は、例えば磁気カードから前記特典情報を読み取る。
【0020】
記憶部12は、各種の情報を記憶するROM、RAM、HDD、SDDなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部12には、制御部11に後述の給油制御処理(図9図10参照)を実行させるための給油制御プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記給油制御プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、給油制御装置1に電気的に接続されるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。
【0021】
また記憶部12には、油種及び決済方法(決済種別)に応じた価格情報が記憶される。図3は、価格情報D1の一例を示す図である。価格情報D1には、決済種別ごとに、レギュラー、ハイオク、軽油の各油種の価格(1リットル当たりの単価)が記憶されている。ここでは、前記決済種別として、「現金」、「クレジットカード」、「プリペイドカード」が登録されている。なお、前記クレジットカードには、磁気クレジットカード、ICクレジットカードが含まれる。
【0022】
制御部11は、CPUなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。そして、制御部11は、記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより給油制御装置1を制御する。
【0023】
具体的に、制御部11は、受付処理部111、取得処理部112、送信処理部113、受信処理部114、表示処理部115などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記給油制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記給油制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0024】
受付処理部111は、利用者の給油に関する操作を受け付ける。受付処理部111は、本発明の受付処理部の一例である。具体的には、受付処理部111は、操作表示部13において利用者が入力する操作、例えば油種を選択する操作、数量(給油量)を選択する操作、クーポン番号を入力する操作、使用するポイントを入力する操作などを受け付ける。また、受付処理部111は、操作表示部13に表示される各種操作画面において、利用者の確認操作、キャンセル操作などを受け付ける。
【0025】
取得処理部112は、利用者の利用料金(給油金額)の決済処理に用いるクレジットカードのカード情報を取得する。取得処理部112は、本発明の取得処理部の一例である。具体的には、取得処理部112は、決済用カード読取部14により読み取られた前記カード情報を取得する。例えば、利用者が給油料金の決済方法としてクレジットカードを選択して磁気クレジットカードを決済用カード読取部14に挿入した場合、取得処理部112は、決済用カード読取部14により読み取られた磁気情報(クレジットカード種別、クレジットカード番号、個人情報など)を取得する。また例えば、利用者が給油料金の決済方法としてクレジットカードを選択してICクレジットカードを決済用カード読取部14に挿入した場合、取得処理部112は、決済用カード読取部14により読み取られたIC情報(クレジットカード種別、クレジットカード番号、個人情報など)を取得する。
【0026】
取得処理部112は、前記クレジットカードの前記カード情報を取得した場合、読取処理を正常に完了する。一方、取得処理部112は、前記クレジットカードの前記カード情報を取得できなかった場合、読取エラーが生じたと判定し、読取処理を中止する。
【0027】
送信処理部113は、取得処理部112により取得される前記カード情報を、前記クレジットカードの認証処理を実行する決済サーバ2に送信する。すなわち、送信処理部113は、前記利用料金について、決済サーバ2に前記クレジットカードによる決済を依頼する。送信処理部113は、本発明の送信処理部の一例である。ここで、送信処理部113は、油種、数量などが選択される前に仮の決済処理(認証)を決済サーバ2に依頼する。
【0028】
決済サーバ2は、送信処理部113から決済依頼を受信すると、前記認証処理を実行する。決済サーバ2は、前記認証処理において前記クレジットカードの認証に成功した場合、仮の決済を完了させて、認証結果(認証成功)を給油制御装置1に送信する。また決済サーバ2は、前記認証処理において前記クレジットカードの認証に失敗した場合、認証結果(認証エラー)を給油制御装置1に送信する。
【0029】
受信処理部114は、決済サーバ2から前記クレジットカードの認証結果(認証成功又は認証エラー)を受信する。受信処理部114は、本発明の受信処理部の一例である。受信処理部114が前記認証結果を受信すると、制御部11は前記クレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。例えば前記認証処理において前記クレジットカードの認証に成功した場合に、制御部11は前記クレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0030】
ここで、前記クレジットカードがICクレジットカードの場合、前記認証処理が行われた後にICクレジットカードにおいて所定のIC処理(判定処理など)が実行される。このため、受信処理部114が決済サーバ2から前記認証結果を受信し、前記ICクレジットカードにおいて前記IC処理が完了した後に、制御部11が前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0031】
表示処理部115は、給油処理に関する各種情報(案内画面、操作画面など)を操作表示部13に表示させる。また表示処理部115は、決済サーバ2において前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報と、利用者の給油操作に関する操作情報とを操作表示部13に表示させる。また表示処理部115は、前記認証処理の進捗状況に応じて前記認証状況情報の表示態様を変化させる。表示処理部115は、本発明の表示処理部の一例である。
【0032】
ここで、操作表示部13の表示画面の画面遷移の具体例について、図4を参照しつつ説明する。先ず、利用者が受付画面(不図示)において給油料金の決済方法としてクレジットカードを選択した場合、表示処理部115は、クレジットカードを挿入するように促す案内画面(図4(a)参照)を表示させる。利用者が例えばICクレジットカードを決済用カード読取部14(図2参照)に挿入すると、取得処理部112は、決済用カード読取部14により読み取られたカード情報(クレジットカード種別、クレジットカード番号、個人情報など)を取得し、送信処理部113は、前記カード情報を決済サーバ2に送信する。決済サーバ2は、前記カード情報を受信すると前記認証処理を実行する。表示処理部115は、前記認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報P1と、利用者の給油操作に関する案内情報P2(操作情報の一例)とを含む案内画面(図4(b)参照)を表示させる。
【0033】
前記ICクレジットカードの認証に成功し、前記ICクレジットカードにおける前記IC処理が正常に完了すると、制御部11は、前記クレジットカードを決済用カード読取部14から排出し、表示処理部115は、前記ICクレジットカードを受け取るように促す案内画面(図4(c)参照)を表示させる。利用者が前記ICクレジットカードを受け取ると、表示処理部115は、特典情報(クーポンコード)を入力するための操作画面(図4(d)、(e)参照)を表示させる。例えば利用者がクーポンコードを入力した場合、受付処理部111は、前記クーポンコードを受け付ける。次に、制御部11が、前記カード情報及び前記特典情報に基づいて、各油種(レギュラー、ハイオク、軽油)の単価を算出し、表示処理部115が、油種を選択するための操作画面(図4(f)参照)を表示させる。続いて、表示処理部115は、数量を選択するための操作画面(図4(g)参照)を表示させる。続いて、表示処理部115は、特典情報(ポイント)を入力するための操作画面(図4(h)、(i)参照)を表示させる。例えば利用者がポイントを入力した場合、受付処理部111は、前記ポイントを受け付ける。そして、表示処理部115は、給油を開始する案内画面(図4(j)参照)を表示させる。その後、利用者が給油ノズルを車両の給油口に挿入して給油操作を行うと、給油装置10は給油処理を実行する。給油処理が完了して給油料金が確定すると、制御部11は決済サーバ2に決済処理を依頼し、決済サーバ2は確定した給油料金の決済処理を実行する。
【0034】
このように、制御部11は、前記ICクレジットカードに対する決済サーバ2の認証処理及び前記ICクレジットカードのIC処理が実行されている間に、認証状況情報P1及び案内情報P2を操作表示部13に表示させる。また、制御部11は、前記ICクレジットカードが挿入されてから排出されるまでの間に、認証状況情報P1及び案内情報P2を操作表示部13に表示させる。前記認証状況情報P1が表示されることにより、利用者は、ICクレジットカードの前記認証処理が行われていること及び前記認証処理の進捗状況を認識することができる。また、案内情報P2が表示されることにより、利用者は、次に行うべき操作内容を認識して準備することができる。
【0035】
図5には、前記画面遷移の他の例を示している。図5に示す例では、利用者が前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14(図2参照)に挿入して、決済サーバ2が前記カード情報に基づいて前記認証処理を実行している間に、表示処理部115が、認証状況情報P1と、利用者の給油操作に関する操作情報P3(操作情報の一例)とを含む操作画面(図5(b)、(c)参照)を表示させる。ここでは、前記給油操作として、クーポンコードの入力操作を示している。これにより、利用者は、前記認証処理が実行されている間にクーポンコードを入力する。前記給油操作は、数量を選択する操作などであってもよい。
【0036】
また、制御部11が、前記カード情報及び前記特典情報(クーポン情報)に基づいて、各油種(レギュラー、ハイオク、軽油)の単価を算出すると、表示処理部115は、認証状況情報P1と操作情報P3とを含む操作画面(図5(e)参照)を表示させる。なお、制御部11は、決済サーバ2において前記認証処理が実行されている間に、油種に対応する単価を算出する。また、表示処理部115は、前記カード情報から、前記単価を算出するための情報(クレジットカード種別など)を取得した時点、すなわち前記ICクレジットカードの読取処理が完了した時点で、認証状況情報P1と案内情報P2とを含む案内画面(図5(d)参照)を表示させてもよい。続いて、表示処理部115は、数量を選択するための操作画面(図5(f)参照)を表示させる。続いて、表示処理部115は、特典情報(ポイント)を入力するための操作画面(図5(g)、(h)参照)を表示させる。
【0037】
その後、前記ICクレジットカードの認証に成功し、前記ICクレジットカードにおける前記IC処理が正常に完了すると、制御部11は、前記クレジットカードを決済用カード読取部14から排出し、表示処理部115は、前記ICクレジットカードを受け取るように促す案内画面(図5(i)参照)を表示させる。そして、表示処理部115は、給油を開始する案内画面(図5(j)参照)を表示させる。その後、利用者が給油ノズルを車両の給油口に挿入して給油操作を行うと、給油装置10は給油処理を実行する。給油処理が完了して給油料金が確定すると、制御部11は決済サーバ2に決済処理を依頼し、決済サーバ2は確定した給油料金の決済処理を実行する。
【0038】
このように、制御部11は、前記ICクレジットカードに対する決済サーバ2の認証処理及び前記ICクレジットカードのIC処理が実行されている間に、認証状況情報P1及び操作情報P3(操作画面)を操作表示部13に表示させる。また、制御部11は、前記ICクレジットカードが挿入されてから排出されるまでの間に、認証状況情報P1及び操作情報P3を操作表示部13に表示させる。また、制御部11は、前記認証処理の進捗状況に応じて認証状況情報P1の表示態様を変化させる。認証状況情報P1が表示されることにより、利用者は、前記ICクレジットカードの前記認証処理が行われていること及び前記認証処理の進捗状況を認識することができる。また、操作情報P3(操作画面)が表示されることにより、利用者は、前記ICクレジットカードが返却される前に給油操作を進めることができる。このため、利用者の給油操作の所要時間を短縮することが可能となる。
【0039】
ここで、決済用カード読取部14における前記読取処理、決済サーバ2における前記認証処理、前記ICクレジットカードにおける前記IC処理など、給油操作に関する処理中にエラーが発生した場合、制御部11は、エラー画面を表示させて前記ICクレジットカードを排出(返却)する。例えば、図6に示すように、決済用カード読取部14が前記ICクレジットカードの読取処理を実行中、かつ利用者がクーポンコードの入力操作を行っているときに、前記ICクレジットカードの読取エラーが発生した場合、表示処理部115は読取エラーを示す案内画面(図6(d)参照)を表示させ、制御部11は前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0040】
また、例えば、図7に示すように、決済サーバ2において前記認証処理を実行中、かつ利用者が油種及び数量の選択操作を行っているときに、前記ICクレジットカードの認証エラー(照会エラー)が発生した場合、表示処理部115は認証エラーを示す案内画面(図7(h)参照)を表示させ、制御部11は前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0041】
なお、利用者が操作中(例えばポイントカードを入力中)に前記認証エラー(照会エラー)が発生した場合、図8(g)に示すように、表示処理部115は、操作画面に前記認証エラーを示す認証状況情報P1を表示させてもよい。
【0042】
[給油制御処理]
以下、図9及び図10を参照しつつ、給油制御装置1の制御部11によって実行される給油制御処理の手順の一例について説明する。なお、以下の前記給油制御処理において、利用者が処理を中止する操作(「キャンセル」ボタンを押下)を行った場合には、制御部11は、その時点で処理を終了する。
【0043】
なお、本発明は、前記給油制御処理に含まれる一又は複数のステップを実行する給油制御方法の発明として捉えることができ、ここで説明する当該給油制御処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記給油制御処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11によって前記給油制御処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって前記給油制御処理における各ステップが分散して実行される給油制御方法も他の実施形態として考えられる。
【0044】
初めに、図9に示す給油制御処理について説明する。図9に示す給油制御処理は、図4に示す例に対応する。
【0045】
先ずステップS11において、利用者が例えばICクレジットカードを決済用カード読取部14(図2参照)に挿入すると、決済用カード読取部14がICクレジットカードの読取処理を実行する。
【0046】
次にステップS12において、制御部11は、前記認証処理(読取処理)の進捗状況を示す認証状況情報P1と、利用者の給油操作に関する案内情報P2とを含む案内画面(図4(b)参照)を表示させる。ステップS12は、本発明の表示ステップの一例である。
【0047】
次にステップS13において、制御部11は、前記ICクレジットカードの読取エラーが発生したか否かを判定する。前記読取エラーが発生しない場合(S13:No)、すなわち制御部11が決済用カード読取部14により読み取られたカード情報(クレジットカード種別、クレジットカード番号、個人情報など)を取得した場合、処理はステップS14に移行する。一方、前記読取エラーが発生した場合(S13:Yes)、処理はステップS21に移行する。ステップS13は、本発明の取得ステップの一例である。
【0048】
ステップS14において、制御部11は、前記ICクレジットカードの照会処理を実行する。具体的には、制御部11は、前記カード情報を決済サーバ2に送信して、仮の決済処理(認証)を依頼する。決済サーバ2は、前記カード情報を受信すると前記認証処理を実行する。ステップS14は、本発明の送信ステップの一例である。
【0049】
次にステップS15において、制御部11は、前記ICクレジットカードの認証エラー(照会エラー)が発生したか否かを判定する。前記認証エラーが発生しない場合(S15:No)、すなわち制御部11が決済サーバ2から認証成功の認証結果を受信した場合、処理はステップS16に移行する。一方、前記認証エラーが発生した場合(S15:Yes)、すなわち制御部11が決済サーバ2から認証失敗の認証結果を受信した場合、処理はステップS21に移行する。
【0050】
ステップS16において、制御部11は、前記ICクレジットカードにおける前記IC処理を実行させる。前記ICクレジットカードは、前記認証結果に応じたIC処理を実行する。
【0051】
次にステップS17において、制御部11は、前記ICクレジットカードにおいてIC処理エラーが発生したか否かを判定する。前記IC処理エラーが発生しない場合(S17:No)、処理はステップS18に移行する。一方、前記IC処理エラーが発生した場合(S17:Yes)、処理はステップS21に移行する。
【0052】
次にステップS18において、制御部11は、前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。また制御部11は、前記ICクレジットカードを受け取るように促す案内画面(図4(c)参照)を表示させる。
【0053】
次にステップS19において、制御部11は、利用者から各種給油操作を受け付ける。また制御部11は、前記給油操作を受け付けるための操作画面を表示させる。例えば、制御部11は、クーポンコードを入力するための操作画面(図4(d)、(e)参照)を表示させて、利用者が入力するクーポン情報を取得する。また制御部11は、油種(レギュラー、ハイオク、軽油)を選択するための操作画面(図4(f)参照)を表示させて、利用者が選択する油種の情報を取得する。また制御部11は、数量を選択するための操作画面(図4(g)参照)を表示させて、利用者が選択する数量の情報を取得する。また制御部11は、ポイントを入力するための操作画面(図4(h)、(i)参照)を表示させて、利用者が入力するポイントの情報を取得する。
【0054】
次にステップS20において、制御部11は、給油処理を実行する。具体的には、制御部11は、給油を開始する案内画面(図4(j)参照)を表示させ、利用者が給油ノズルを車両の給油口に挿入して給油操作を行うと、給油装置10に給油処理を実行させる。給油処理が完了して給油料金が確定すると、制御部11は決済サーバ2に決済処理を依頼し、決済サーバ2は確定した給油料金の決済処理を実行する。
【0055】
ステップS21では、制御部11は、エラー画面を表示させる。例えば、前記ICクレジットカードの読取エラーが発生した場合、制御部11は、読取エラーを示す案内画面(図6(d)参照)を表示させる。また例えば、前記ICクレジットカードの認証エラー(照会エラー)が発生した場合、制御部11は、認証エラーを示す案内画面(図7(h)参照)を表示させる。そして、ステップS22において、制御部11は、前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0056】
次に、図10に示す給油制御処理について説明する。図10に示す給油制御処理は、図5に示す例に対応する。
【0057】
先ずステップS31において、利用者が例えばICクレジットカードを決済用カード読取部14(図2参照)に挿入すると、決済用カード読取部14がICクレジットカードの読取処理を実行する。
【0058】
次にステップS32において、制御部11は、利用者の給油操作に関する操作情報P3(操作情報の一例)を含む操作画面を表示させる。例えば、制御部11は、クーポンコードを入力する操作画面(図5(b)、(c)参照)を表示させて、利用者からクーポンコードの入力操作を受け付ける。また、制御部11は、前記操作画面において、前記認証処理(読取処理)の進捗状況を示す認証状況情報P1を表示させる。例えば、制御部11は、前記ICクレジットカードの前記読取処理の進捗状況を示す認証状況情報P1(図5(b)、(c)参照)を前記操作画面に表示させる。
【0059】
次にステップS33において、制御部11は、前記ICクレジットカードの読取エラーが発生したか否かを判定する。前記読取エラーが発生しない場合(S33:No)、すなわち制御部11が決済用カード読取部14により読み取られたカード情報(クレジットカード種別、クレジットカード番号、個人情報など)を取得した場合、処理はステップS34に移行する。一方、前記読取エラーが発生した場合(S33:Yes)、処理はステップS42に移行する。ステップS33は、本発明の取得ステップの一例である。
【0060】
ステップS34において、制御部11は、前記ICクレジットカードの照会処理を実行する。具体的には、制御部11は、前記カード情報を決済サーバ2に送信して、仮の決済処理(認証)を依頼する。決済サーバ2は、前記カード情報を受信すると前記認証処理を実行する。制御部11は、前記認証処理(照会処理)の進捗状況を示す認証状況情報P1と案内情報P2とを含む案内画面(図5(d)参照)を表示させてもよい。ステップS34は、本発明の送信ステップの一例である。
【0061】
次にステップS35、S36において、制御部11は、利用者から各種給油操作を受け付ける。また制御部11は、前記給油操作を受け付けるための操作画面を表示させる。例えば、制御部11は、油種(レギュラー、ハイオク、軽油)を選択するための操作画面(図5(e)参照)を表示させて、利用者が選択する油種の情報を取得する。また制御部11は、数量を選択するための操作画面(図5(f)参照)を表示させて、利用者が選択する数量の情報を取得する。また制御部11は、ポイントを入力するための操作画面(図5(g)、(h)参照)を表示させて、利用者が入力するポイントの情報を取得する。制御部11は、前記給油操作を受け付ける間、前記認証処理(照会処理)の進捗状況を示す認証状況情報P1を前記操作画面に表示させる。ステップS32、S35、S36は、本発明の受付ステップ及び表示ステップの一例である。
【0062】
次にステップS37において、制御部11は、前記ICクレジットカードの認証エラー(照会エラー)が発生したか否かを判定する。前記認証エラーが発生しない場合(S37:No)、すなわち制御部11が決済サーバ2から認証成功の認証結果を受信した場合、処理はステップS38に移行する。一方、前記認証エラーが発生した場合(S37:Yes)、すなわち制御部11が決済サーバ2から認証失敗の認証結果を受信した場合、処理はステップS42に移行する。
【0063】
ステップS38において、制御部11は、前記ICクレジットカードにおける前記IC処理を実行させる。前記ICクレジットカードは、前記認証結果に応じたIC処理を実行する。
【0064】
次にステップS39において、制御部11は、前記ICクレジットカードにおいてIC処理エラーが発生したか否かを判定する。前記IC処理エラーが発生しない場合(S39:No)、処理はステップS40に移行する。一方、前記IC処理エラーが発生した場合(S39:Yes)、処理はステップS42に移行する。
【0065】
次にステップS40において、制御部11は、前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。また制御部11は、前記ICクレジットカードを受け取るように促す案内画面(図5(i)参照)を表示させる。なお、制御部11は、ステップS31~S40の処理の間、前記操作画面において、前記認証処理の進捗状況に応じて認証状況情報P1の表示態様を変化させる。
【0066】
次にステップS41において、制御部11は、給油処理を実行する。具体的には、制御部11は、給油を開始する案内画面(図5(j)参照)を表示させ、利用者が給油ノズルを車両の給油口に挿入して給油操作を行うと、給油装置10に給油処理を実行させる。給油処理が完了して給油料金が確定すると、制御部11は決済サーバ2に決済処理を依頼し、決済サーバ2は確定した給油料金の決済処理を実行する。
【0067】
ステップS42では、制御部11は、エラー画面を表示させる。例えば、前記ICクレジットカードの読取エラーが発生した場合、制御部11は、読取エラーを示す案内画面(図6(d)参照)を表示させる。また例えば、前記ICクレジットカードの認証エラー(照会エラー)が発生した場合、制御部11は、認証エラーを示す案内画面(図7(h)参照)を表示させる。そして、ステップS43において、制御部11は、前記ICクレジットカードを決済用カード読取部14から排出する。
【0068】
以上のように、本実施形態に係る給油システム100では、給油制御装置1は、決済サーバ2においてクレジットカードの認証処理が実行されている間に、前記認証処理の進捗状況を示す認証状況情報P1と、利用者の操作に関する操作情報(案内情報P2、操作情報P3)とを操作表示部13に表示させる。また給油制御装置1(受付処理部111)は、前記認証処理が実行されている間に、利用者から、給油操作に含まれる、特典情報(クーポン、ポイントなど)を入力する操作、油種を選択する操作、及び給油量を選択する操作のうち少なくともいずれか一つの操作を受け付ける。これにより、利用者は、クレジットカードの前記認証処理が行われていることを認識することができる。また、操作情報P3(操作画面)が表示されることにより、利用者は、給油操作を進めることができる。このため、利用者の給油操作の所要時間を短縮することが可能となる。
【0069】
なお、前記認証処理が実行されている間に利用者が行い得る操作(特典情報を入力する操作、油種を選択する操作、及び給油量を選択する操作)の順序は限定されない。また、本発明の認証処理には、給油制御装置1におけるICクレジットカードの読取処理、決済サーバ2における認証処理(照会処理)が含まれる。
【0070】
本発明は、上述の実施形態に限定されない。他の実施形態として、表示処理部115は、例えば図11の(a)~(e)に示すように、認証状況情報P1について、読取処理、認証処理(照会処理)の進捗状況に応じて表示内容及び背景画像を変化させてもよい。また表示処理部115は、例えば図12の(a)、(b)に示すように、認証状況情報P1について、前記進捗状況に応じてオブジェクト画像(矢印画像、プログレスバー)の表示態様を変化させてもよい。また表示処理部115は、例えば図13の(a)、(b)に示すように、認証状況情報P1について、前記進捗状況に応じた割合(0%~100%)を変化させてもよい。また表示処理部115は、例えば図14の(a)~(d)に示すように、認証状況情報P1について、前記進捗状況に応じて、「読取中」、「照会中」、「照会完了」、「照会エラー」を示すプログレスバーの表示態様(網掛け表示)を変化させてもよい。また、表示処理部115は、認証状況情報P1について、前記進捗状況に応じて所定の画像をアニメーション表示させたり、前記進捗状況に応じて音声の音量を変化させたり、表示灯(不図示)の明るさ、色を変化させたりしてもよい。
【0071】
また、他の実施形態として、給油制御装置1は、決済処理が完了した後に前記クレジットカードを排出してもよいし、給油処理が完了した後に前記クレジットカードを排出してもよい。
【0072】
本発明の決済操作端末は、給油制御装置1に限定されず、利用者が操作可能な決済端末に適用することができる。
【0073】
尚、本発明に係る給油制御装置1は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
【符号の説明】
【0074】
1 :給油制御装置
2 :決済サーバ
10 :給油装置
11 :制御部
12 :記憶部
13 :操作表示部
14 :決済用カード読取部
15 :特典情報読取部
15A :特典情報読取部
15B :特典情報読取部
16 :通信I/F
100 :給油システム
111 :受付処理部
112 :取得処理部
113 :送信処理部
114 :受信処理部
115 :表示処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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