(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-14
(45)【発行日】2023-04-24
(54)【発明の名称】デバイス、流体テストキットおよびそれらの使用
(51)【国際特許分類】
G01N 11/12 20060101AFI20230417BHJP
G01N 11/00 20060101ALI20230417BHJP
【FI】
G01N11/12 Z
G01N11/00 A
(21)【出願番号】P 2020524689
(86)(22)【出願日】2018-07-20
(86)【国際出願番号】 GB2018052063
(87)【国際公開番号】W WO2019016570
(87)【国際公開日】2019-01-24
【審査請求日】2021-07-19
(32)【優先日】2017-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】520023363
【氏名又は名称】ヴィスクゴー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】ブックバインダー スティーヴン ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ボーデン エリザベス
【審査官】野田 華代
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/077293(WO,A1)
【文献】特開平08-201265(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0068430(KR,A)
【文献】特開平04-053452(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 11/00-13/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体の粘度を決定するためのデバイスであって、前記デバイスは、細長い部材と、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極とを備え、前記デバイスは、前記電極が前記流体の中に配置されることに応答して、出力を生成するようにアレンジさ
れ、
前記デバイスが、実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から前記流体を介して倒れる際の前記細長い部材の速度を示す出力を生成するようにアレンジされる、デバイス。
【請求項2】
前記デバイスが、前記電極
に対する前記流体
レベルの高さに依存して出力を生成するようにアレンジされる、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記細長い部材が、上側部分と、下端領域で終端する下側部分を備え、前記下側部分が前記流体の中に置かれるように適合され、前記上側部分が個人の手(複数可)によって保持および/または操作されるように適合され、前記電極は前記下端領域から離間している、請求項1
又は請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記電極の第一の端子および第二の端子は分析回路に接続され、前記分析回路は、前記細長い部材が前記流体の中の実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から解放された結果として、前記第一の端子と前記第二の端子との間の電気特性の変化を決定するようにアレンジされる、請求項1~
3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる第一の電極および第二の電極を備え、前記第一および第二の電極は、
互いに平行に走り互いに離間する、請求項1~
4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第一および第二の電極は、前記細長い部材の長さに沿って互いにオフセットされる、請求項
5に記載のデバイス。
【請求項7】
前記2つの電極は、互いに実質的に平行に配置される、請求項
5または請求項
6に記載のデバイス。
【請求項8】
前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる第三の電極をさらに備え、前記第三の電極は
、前記第一および第二の電極と
互いに平行に走り互いに離間する、請求項
5~
7のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記第三の電極は、外面の長さに沿って前記第一および第二の電極からオフセットされる、請求項
8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極の第一の対および電極の第二の対を含み、各対において、前記電極は
互いに平行に走り互いに離間し、前記対は、
互いに平行に走り互いに離間する、請求項1~
4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記電極のそれぞれが実質的に同じ長さを有する、請求項
10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記対が前記細長い部材の両側に配置される、請求項
10または請求項
11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極の第三および第四の対をさらに備え、各対において、
互いに平行に走り互いに離間し、前記第三および第四の対は、
互いに平行に走り互いに離間し
、前記第一および第二の対と
互いに平行に走り互いに離間する、請求項
10~
12のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項14】
タイミングユニットをさらに備え、前記タイミングユニットは、前記流体の中の実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から前記細長い部材が解放されることに応答してトリガされる、請求項1~
13のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項15】
前記デバイスは、前記タイミングユニットからのタイミング情報を使用して、前記流体を介して実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から倒れる際の前記細長い部材の速度を決定するようにアレンジされる、請求項
14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記タイミングユニットがタッチ感知スイッチを備え、前記タイミングユニットは、ユーザが前記タッチ感知スイッチを解放することに応答してトリガされる、請求項
14または
15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記電極が前記細長い部材の外面の長さの少なくとも一部に沿って延びる、請求項1~
16のいずれか一項に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体の正しい粘度を決定するためのデバイス、流体テストキットおよび方法に関し、これらは、嚥下障害または同様の医学的問題に苦しむ個人を支援するためにも、医療専門家がとろみ剤によるとろみ付け後またはとろみ付け中に、正しい粘度を確立するためにも特に有用であるが、それらに限定されることはない。
【背景技術】
【0002】
流体にとろみを付けるのは一般的な慣行であり、例えば、いくつかの例を挙げると、食品生産および塗料業界で使用されている。レオメーター、粘度計、重力流量測定、およびその他の方法の使用を含む様々な測定技術が存在し、特定のターゲット仕様に対するとろみまたは粘度の正確な混合および/または決定が可能になっている。
【0003】
「流体」という用語は、半固体、ゲル、エマルジョン、懸濁液およびクリームを含むがこれらに限定されない流動性材料を意味することを意図している。この用語は、気体物質も含むことを意図している。
【0004】
特に重要な分野の1つは、ターゲットとなる摂取者が嚥下障害に苦しんでいる病院の飲み物の流体へのとろみ付けである。嚥下障害は、嚥下において困難、障害、または不快感として現れる病状である。残念なことに、この病状の治療法はほとんどなく、患者は頻繁に摂取すべき流体に様々なとろみ剤を追加することに依存している。というのも、これらのとろみ付けされた流体は、吸引することなしに、より安全に飲み込めるからである。
【0005】
とろみ剤を使用して一定範囲の流体をとろみ付けする際の主な問題の一つは、とろみ剤を添加した後の液体の粘度および/またはレオロジーおよび/またはチキソトロピーの特性を正しく評価して、(嚥下障害を防ぐための)適切なパラメータ内にあることを確認することである。多くの場合、液体の正しい粘度を確立するために、とろみ剤の量を正確に測定し、既知の量の液体を加える必要がある。液体の剪断力とレオロジー特性を評価するのは困難な場合が多く、このため、患者が十分に粘性のない液体および/または粘性が高すぎる液体を摂取しようとする可能性があり、その後、嚥下の問題が発生する。
【0006】
とろみ剤の添加を標準化し、液体の正しい粘度を評価しようとする試みにおいて、最近、進歩が見られた。国際嚥下食基準化構想(IDDSI)は、シリンジが医療業界全体で一般的に入手可能であるため、シリンジを使用した標準化されたテストを提案している。IDDSIフローテストは、液体が流出しないように手袋をはめた指をノズルに当てながら、個人が、シリンジ本体からプランジャーを取り外し、シリンジを頂部から10mlマーカーまで満たすことに依存している。その後、その個人はノズルから指を離し、10秒以内にシリンジ本体からどれだけの液体が分配されたかを評価する。このフローテストは、患者および医療従事者が所与の液体の粘度を確立するのに役立つ正しい方向への一歩であるが、それに関連する多くの問題がある。第一に、シリンジは異なる材料で作られており、製造上の違いにより、シリンジ本体からの液体の流量に明らかに影響を及ぼし得るノズルのサイズと寸法が異なり、そのようなノズルが詰まる可能性がある。主観性は、気泡または液体のメニスカスの表面張力によっても引き起こされ、これは、一般に、液体の粘度が高くなると増加する。このテストでは、医療従事者または患者が片方の手でシリンジを持ち、シリンジ本体内の液体のサンプルを注入、またはピペッティング/注射しながら、その一つの指でノズルを覆う器用さも必要である。粘度を上げるために液体にとろみ剤を追加する必要がある場合、液体の初期体積が減少したことでサンプルが捨てられたならば、問題が発生する可能性があるので、要求される追加のとろみ剤の量を評価することは困難である。あるいは、液体サンプルが元の液体に戻されると、汚染物質が液体に取り込まれて摂取される可能性がある。
【0007】
他の問題には、以前のテストからの液体がさらなるテストで導入されるのを防ぐために毎回新しいシリンジを使用しなければならないという事実と、シリンジテストも補償しないか、簡単な再テストができないという事実が含まれる。再テストは、(通常の飲料とろみ剤を使用して、事前にとろみ付けした液体のとろみ特性を変更する要因に影響することが知られている)流体成分の沈降または分離をもたらす)温度または時間の変動に対して必要である。
【0008】
とろみ剤で提供される説明書には、特定の容量、例えば100mlの液体に関するガイダンスが記載されていることが多いが、IDDSIシリンジテストによる液体の除去については補償されない。あるいは、液体を薄めるために導入され得る追加の液体は、不正確さおよび誤差において同様の問題を示すだろう。また、このフローテストには、少なくとも2つのシリンジ、テスト済みの液体を収集するための容れ物、好ましくはゴム手袋、および何らかの形式のタイミングデバイスを必要とするので、定期的なテストに時間を要し、すべての機器を手元に用意する必要があるという問題もある。
【0009】
本発明の目的は、液体の粘度のテストに関連する上記の特定された問題の1つ以上を軽減することである。好ましくは片手で容易に操作でき、さらに液体が正しい粘度であるかどうかを医療従事者または患者に迅速に通知できるデバイスを提供できれば望ましい。さらに、このようなデバイスは、異なる粘度の液体間または特定の範囲間の粘度を区別できることが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明によれば、流体の正しい粘度を決定するために、細長い部材を備えるデバイスであって、この細長い部材は、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたときに、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取り、流体が所望の粘度未満の場合、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まることも、その位置を取ることもできない、デバイスが提供される。
【0011】
流体の粘度またはとろみを決定するために、このデバイスは、1つ以上の物理的属性、例えば、デバイスが作られる材料の物理的特性を使用し得る。形状、重心、密度、表面積、テクスチャなどの他の物理的属性も、流体の正しい粘度を決定するために使用し得る。
【0012】
本発明の特定の実施形態では、このデバイスは、所与の流体に置かれたときに、デバイスに作用する重力によって引き起こされる実質的な直立位置または所定位置からの変位速度を正確に測定および/または監視することができる。
【0013】
他の実施形態では、本発明は、また、特定のターゲット流体のとろみまたは粘度を識別することができる細長い部材を提供し得る。
【0014】
したがって、本発明のデバイスは、特定の流体の粘度またはとろみが正しいか、あるいは指定/所望の範囲内にあるかを確立するための比較的単純で簡単な方法を有利に提供する。本発明者らは、このようなデバイスが容易に操作され、流体の粘度を確立する現在の従来技術の方法を超える大きな改善を見出した。さらに、本発明を使用するときの誤差のマージンは、従来技術の方法よりも大幅に低減される。医学的にとろみ付けされた流体の場合、本発明のデバイスは、より速く、再利用可能な、より低コストのテスト方法を提供し、その結果、ガイドラインおよび規制をより強固に遵守するようになり、次いで、嚥下障害および関連する状態のリスク(肺炎など)を減少させることになろう。
【0015】
細長い部材は、上側部分と下側部分とを備えてもよく、下側部分は流体の中に置かれるように適合され、上側部分は個人の手で保持および/または操作されるように適合される。あるいは、デバイスの構成および構造に応じて、上側部分を、挿入後に流体に浸してもよい。これにより、単一のユニットとして形成された単一のデバイスによって2つのターゲット測定を行うことができ、ここで、上側部分と下側部分が一体に形成され得るか、あるいは互いに動作可能に接続され得る。
【0016】
デバイスは、異なる所望の粘度またはとろみを選択するために調整可能であり得る。デバイスは、実質的な直立位置または所定位置に留まることができる粘度を調整するために、追加または除去が可能な、あるいは上側部分の周りで恒久的な移動が可能な加重要素をさらに備え得る。加重要素は、細長い部材の縦軸に沿って動かされ得る。あるいは、加重要素は、細長い部材の重心を変更するために上側部分から外向きに延びる1つ以上の加重要素を含み得る。
【0017】
関連する実施形態では、デバイスは、実質的な直立位置または所定位置に留まることができる粘度を調整するために、デバイスに単独または複数のいずれかで取り付けることができる1つ以上の加重コンポーネントをさらに備え得る。1つの加重コンポーネントまたは複数のコンポーネントは、細長い部材の取り外し可能な機構、コンポーネント、部分、または一部として形成されてもよく、これを取り外しまたは取り付けすることで、同じデバイスを使用して、可変で異なるターゲット粘度およびとろみを識別できるようになる。
【0018】
細長い部材を異なる向きに向けたり調整したりして、デバイスを異なる角度または異なる位置に向けたときに生じる物理的な差動効果を使用して、異なるターゲットとろみまたは粘度の測定値を識別できるようにすることもできる。部材の変化挙動は、形状または重心の変化に起因し得る。様々な位置に対して、これは様々な角度のバリエーションを使用して決定できる。
【0019】
代替実施形態では、デバイスは、流体を通るデバイスの移動を評価するために、加速度計または電位差計の形の1つ以上の電子または電気機械センサを備える。移動は、デバイスを実質的な直立位置および/または所定位置に置いて、デバイスに作用する(または場合によってはそうではない)重力のためにデバイスが流体を通って移動できるようにすることによって引き起こすことができる。あるいは、デバイスは、レオメーターまたは粘度計の形式の流体流量センサを備えてもよく、例えば、撹拌動作または掻き混ぜ動作を使用することにより、流体を通してデバイスを手動で動かすことにより、動きを引き起こすこともできる。センサからの情報は、デバイスまたはリモートデバイス上にあるインジケータに中継される。インジケータは、粘度およびとろみの特定の測定値を提供することも、あるいは読みやすい「yes no」(または色付き)インジケータを提供することもできる。情報がリモートデバイスに中継される場合、無線通信を使用して情報を転送し得る。情報をリモートデバイスに中継できるようにすると、コンサルタントに情報を伝達することと、情報をレガシーデータとして記録して、保存することなど、多くの利点が得られる。
【0020】
さらに、デバイスは、液体の1つまたは複数の関連する特性、例えば、液体のレオロジー、密度、温度、および/またはタイプなどを評価することができる赤外線センサを備え得る。そのような赤外線センサは、実際の信号を識別し、既知の液体の事前識別された署名信号と比較するために使用され得る。一般に、赤外線センサは、赤外線光がセンサによって検出される前に液体を通過できるように、赤外線光源を赤外線センサに向ける必要がある。あるいは、赤外線センサは、屈折赤外線光放射の受信に依存し得る。赤外線センサは、フーリエ変換赤外線(FT-IR)分光法または近赤外反射分光法(NIRS)などの赤外線分光法に依存し得る。
【0021】
細長い部材は、その長さの少なくとも一部を通る1つ以上の内部チャネルを備えてもよく、前記チャネルは、第二の細長い部材の長さの少なくとも一部を受け入れることができ、第二の細長い部材は、実質的な直立位置または所定位置に留まることができる粘度を調整するために、デバイスの長さを伸縮して、チャネル内で調整可能である。第二の細長い部材は、好ましくは、細長い部材の上側部分の端部に設けられた開口部を通して内部チャネル内に配置可能である。あるいは、第二または第一の細長い部材は、代替の粘度およびとろみの仕様またはターゲットを測定するために完全に取り外し可能であってもよい。最も単純な形態では、内部チャネルは飲用ストローを形成でき、それを通して液体が摂取され得る。
【0022】
第二の細長い部材は、摩擦嵌めもしくは摩擦カラー、スナップ嵌め、または部材を一時的に一緒に固定する他の方法などのいくつかの手段によって、内部チャネルおよび/または開口部内の所定の位置に保持され得る。例えば、代替的に、内部チャネルおよび/または開口部の少なくとも一部は、第二の細長い部材のねじ付きシャンク部分の周りに動作可能に配置されたねじ付き表面を備え、個人がデバイスの一端をねじって、その長さを変更できるようにし得る。これらの固定機構は、デバイスの外部に配置することもできる。
【0023】
さらに、第二の細長い部材は、加重要素または代替として多数の細長部材を備えることもあり、これらは、多数のターゲットまたは特定の粘度もしくはとろみを1つのデバイスで評価し、識別することを可能にするために設けられる。これらは個別に、または他の1つ以上の部材と組み合わせて機能し、ターゲットまたは特定のとろみまたは粘度を決定するのに役立つ。
【0024】
必要に応じて、第二の細長い部材は、一つの加重要素またはさらなる要素を備え得る。
【0025】
デバイスは、所望の粘度をテストできるために個人がデバイスを調整できるように、異なる所望の粘度を表すことのできる調整を示すマーキングをさらに備え得る。マーキングを導入して、デバイスの機能にも影響を与える液体の高さレベルを決定することもできる。
【0026】
有利なことに、細長い部材は、撹拌機、温度測定デバイスなどのとろみ付けプロセスを支援する1つ以上の他の機構を示すことができ、これは、(凝固する可能性のある新しい粉末、または容易に混合に対する抵抗性を示す、もしくは分離を示す新しい液体の形体であり得る、または温度によって流体のとろみまたは粘度が変わる場所で、これは病院および医療環境で薬剤が使用される場合が該当する)とろみ剤を使用して液体がとろみ付けされた場合に特に重要となり得る。撹拌機の例では、これは混合動作を促進または支援するためであり、下側部分は液体を混合できる混合要素を備え得る。そのような混合要素は、当業者には明らかであるが、フォーク、スプーン、泡立て器、ディッパー(ハニーディッパーの形態)またはビーター装置を備え得る。
【0027】
一実施形態において、細長い部材は、その中心を通って延びる導管を備える。この実施形態では、液体を運ぶために導管を使用でき、したがって、デバイスは飲用ストローとしても使用できる。
【0028】
本発明の一実施形態では、細長い部材は、所望の粘度を有する液体中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まることができず、デバイスは、所望の粘度を有する液体中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まることのできるさらなる細長い部材を備える。所望の粘度は、2つ以上の粘度レベルの範囲内の粘度を含み得る。細長い部材は、所望の粘度の最小(または代替として最大)を規定し、さらなる細長い部材は、液体の粘度の最大(または代替として最小)を規定し得る。したがって、細長い部材とさらなる細長い部材の両方を液体に入れることにより、ユーザは、さらなる細長い部材が実質的に直立または所定であり、さらなる細長い部材が容器の側面に倒れている場合、液体の粘度が正しいかどうかを容易に識別できる。当然、細長い部材およびさらなる細長い部材は、各部材が個人によって容易に識別できるようにマーキングまたは色付けすることができ、それにより、正しい粘度または粘度範囲にあることを示す両部材の正しい構成を確認できることは、当業者には明らかであろう。繰り返しになるが、これは、さらに多くの細長い部材が導入されることも導入されないこともあり得るのは、明らかであり得る。このようなマーキングまたは色付けは、以下で説明するように、IDDSIのカラーレベルと合致し得る。
【0029】
最大および最小のとろみは、指定された位置への加重要素の移動によっても識別できる。
【0030】
潜在的に任意の粘度またはとろみを評価して、識別するために、デバイスの実施形態を較正し得る。任意の選択された粘度またはとろみのレベル、測定値または範囲を適切な設計のバリエーションでターゲットにできることは、当業者には明らかであろう。本発明の特定の実施形態では、以下の表1に記載されるように、液体の粘度が国際嚥下食基準化構想(IDDSI)のレベルの1つと一致することをテストするためにデバイスが較正されることが想定される。当業者は、粘度値が将来変更されることもあるのを理解するであろう。
【0031】
【0032】
デバイス(またはその構成部品)は、そのデバイスでテストするレベルにIDDSIが指定した色に従って色付けされ得る。つまり、液体をテストするデバイスが白色であれば、レベル0以内の粘度を有し、液体をテストするデバイスが灰色であれば、レベル1以内の粘度を有し、液体をテストするデバイスの紫色は、レベル2以内の粘度を有し、液体をテストするデバイスが黄色であれば、レベル3以内の粘度を有し、液体をテストするデバイスが緑色であれば、レベル4以内の粘度を有する。
【0033】
表1を参照して、全米栄養士会(現在は、栄養食事アカデミーと呼ばれる)は、「全国嚥下障害食:最適なケアのための標準化」の基準を設定し、以下の流動食の定義を提供した。
・ネクター、とろみ液体(thick liquid):液体は、わずかに固まったゼラチンのようにスプーンを覆い、垂れる。この粘稠性(consistency)は、薄い液体(thin liquid)よりも飲むための努力をほとんど必要としない。薄い液体よりも嚥下を介して制御する方が簡単で、ストローまたはニップルを介して流れることができる。(国際的に「極薄いとろみ(Slightly thick)」または「1」として知られる)。
・ハチミツ、とろみ液体:「ネクター、とろみ」よりも、とろみのある液体で、実際のハチミツのようにリボン状にスプーンから流れ出る。この粘稠性により、嚥下をより制御できる。この粘稠性は、標準的なストローでは飲むのが困難である。(国際的に「薄いとろみ(Mildly thick)」または「2」として知られる)。
・プディング、とろみ液体:液体はスプーンの上に柔らかい塊でとどまるが、その形状を保持しない。スプーンからゆっくりと注ぎ、すすることができる。この粘稠性では、広口のストローで吸い込むのは困難である。(国際的には「中間のとろみ・液状(Moderately thick and Liquidized)」または「3」として知られる)。
【0034】
本発明の様々な実施形態を参照すると、定義された粘度は、約1cP~約50cP、約51cP~約350cP、約351cP~約1750cP、および約1751cP超の範囲であり得る。上記の粘度値および範囲に厳密に固執することは必要ではなく、液体の特定の粘度を評価するために、デバイスを調整するとき、またはデバイスの要素を提供するときに、剪断力などの他の要因を考慮する必要があり得ることは、当業者によって理解されるであろう。また、デバイスは、特定の個人が飲み込みやすいと識別された液体の特注または所望の粘度を決定するように調整または適合され得る。
【0035】
さらなる細長い部材は、細長い部材内に位置する内部チャネル内に受容可能であり得る。
【0036】
細長い部材およびさらなる細長い部材は、使用、輸送、または保管を容易にするために、互いに接続可能であるように適合され得る。
【0037】
本発明のさらなる実施形態では、細長い部材は、実質的に中空のこともあり得、その部材の一端または両端に開口部を備え得る。
【0038】
本発明のさらなる態様によれば、流体の正しい粘度を決定するためのデバイスが提供され、このデバイスは、複数の細長い部材を備え、各細長い部材は、所定の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立状態または所定位置に留まることができ、流体が所定の粘度未満であるとき、実質的な直立位置または所定位置に留まることができず、複数の細長い部材は、異なる所定の粘度に対応する。さらに、細長い部材は、特定の流体およびとろみの最適化を可能にする形状および材料の1つまたは組み合わせから作成することができる。
【0039】
好ましくは、複数の細長い部材のそれぞれは、それが関係する所定の粘度を示すインジケータを有する。
【0040】
本発明のさらに別の態様によれば、流体の正しい粘度を決定するためのデバイスが提供され、このデバイスは細長い部材と1つ以上の加重アタッチメントとを備え、細長い部材は、所定の粘度を有する流体内に置かれたとき、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まること、またはその位置を取ることができ、所定の粘度より低い流体内に置かれたとき、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まること、またはその位置を取ることができず、1つ以上の加重アタッチメントを、デバイスが異なる所定の粘度を識別できるように、細長い部材に取り付けることができる。加重アタッチメントは、静的とすることも、あるいは所望のターゲット粘度に応じて、細長い部材の異なる位置に移動することもできる。
【0041】
好ましくは、1つ以上の加重アタッチメントは、異なる重さのものである。
【0042】
本発明のさらに別の態様によれば、流体の粘度を決定するためのデバイスが提供され、このデバイスは、細長い部材と、細長い部材の上または内部に配置された運動および/または速度センサおよび/または近接センサと、運動および/または速度の信号であって、実質的な直立位置または所定位置から流体を介して倒れる際の流体の粘度を示す信号をセンサからユーザに通信するための通信装置を備える。これによって、最大および最小ターゲット範囲内で、より有限なとろみ範囲を決定する能力がさらに向上する。
【0043】
好ましくは、通信装置は、粘度がいくらであるか、および/または流体に追加のとろみ剤または流体を加える必要があるかどうかを個人に示す視覚ディスプレイまたはデバイスにリンクされ得る。また、通信装置は、リモートデバイスもしくはデータベース、または携帯電話もしくはセルフォンのディスプレイに、またはそれらと通信することができ得る。また、デバイスは流体を通る変位の変化率を測定することによって、一つの部材が単一の細長い部材内で、実現されるべき完全な粘度またはとろみの範囲を提供できるように適合され得る。
【0044】
電子デジタルフィードバックの利点により、とろみ剤の特定の重量(または質量/体積)を受信し、ユーザに伝達したデータから決定できる。
【0045】
本発明のさらに別の態様によれば、粉末食品または医薬品を収容するための容器またはパッケージングが提供され、この容器またはパッケージングは、本明細書で上述したデバイスを組み込むか、さらに収容するか、またはそのデバイスと関連する。パッケージングは、使い捨てまたは複数回利用可能なパッケージングの形にすることができる。そのようなパッケージングの例は、パッケージングがとろみ剤または減粘剤を含む場合であり、蓋は測定部材を組み込むように設計され得る。別の実施形態では、測定部材は、パッケージングの本体の一部として提供されても、あるいはパッケージングの側面に取り付けられてもよく、パッケージングの一部のセクション、部分、機構、コンポーネントが分離されて、ターゲット粘度測定を可能にし得る。
【0046】
好ましくは、とろみ剤は、粉末食品、ゲル、デンプン、または医薬品でさえあり得る。デバイスは、容器またはパッケージングの内部または外部の機構に取り付けることにより組み込まれてもよく、あるいは単にその中に配置されてもよい。また、このデバイスは、パッケージング自体の一部またはセクションであってもよく、その場合、測定部材はパッケージングから着脱可能である。
【0047】
本明細書で上述したようなデバイスは、流体の粘度をテストまたは決定することが望まれる多くの用途に使用できることは当業者には明らかであろう。これらのデバイスは、嚥下障害に苦しむ患者への摂取または投与のために、液体の正しい粘度を決定するために使用するのが最も好ましい。あるいは、これらのデバイスは、いずれも粉末製品に(水または牛乳などの)液体を加えることで形成されるケーキミックスまたはベビーミルクなどの液体の正しい粘度を決定する際にも使用され得る。
【0048】
本発明のさらなる態様によれば、流体の正しい最小粘度または最小とろみを決定する方法が提供され、この方法は、
(a)流体が少なくとも正しい最小粘度または最小とろみを有するかどうかを決定することができる本明細書で上述したようなデバイスを提供するステップと、
(b)粘度またはとろみが決定されるべき流体の中で、実質的な直立位置または所定位置にデバイスを挿入するステップと、
(c)細長い部材が実質的な直立位置または所定位置に留まるかどうかを確認することにより、流体が少なくとも正しい最小粘度または最小とろみを有するかどうかを決定するステップを含む。
【0049】
流体の正しい粘度を決定するための方法に関連して使用されるデバイスは、本明細書で上述したようなデバイスであり得る。
【0050】
本発明のさらに別の態様によれば、現在のIDDSIフローテストをこのデバイスの中に組み込むことを可能にする較正ツールを組み込むための方法が提供される。したがって、この態様は、少なくとも所望の粘度を有する流体内に置かれたとき、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取るが、流体が所望の粘度未満の場合、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まることも、またはその位置を取ることもできない細長い部材を提供し、この細長い部材は、制限された底部開口部と、より大きい上部開口部を備えた円筒形である。この円筒形である細長い部材は、提案されたIDDSIシリンジテストで現在使用されているシリンジと同様または実質的に同じ特性を有するシリンジの形態であり得る。
【0051】
さらに別の態様によれば、その長さの少なくとも一部を通る内部チャネルを有する撹拌機と、流体の正しい粘度を決定するデバイスとを備える流体テストキットが提供される。このデバイスは、撹拌機の内部チャネル内に少なくとも部分的に配置されるサイズの細長い部材を備える。流体テストキットは、細長い部材が撹拌機の内部チャネル内に少なくとも部分的に配置される保管構成と、細長い部材が撹拌機から分離されて流体の中に置かれるテスト構成を形成するようにアレンジされる。テスト構成において、細長い部材は、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取り、所望の粘度より低い流体の中に置かれた場合、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まることも、その位置を取ることもできない。
【0052】
ここで、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたときに実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取る細長い部材は、その細長い部材が実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置であって、その細長い部材が所定の期間内に置かれる位置から所定の距離を超えて移動しないことを意味し得る。所定の距離は、角変位のこともあり得る。
【0053】
保管構成では、細長い部材は、撹拌機の内部チャネル内に少なくとも部分的に配置され、テストには使用されないことがある。保管構成は、流体を撹拌するために撹拌機が使用される撹拌構成であり得る。これは、流体とろみ剤/減粘剤を流体の中に入れて、撹拌/混合するために使用される撹拌機を伴い得る。撹拌機は、流体の正しい粘度を決定するために使用され得ない。代わりに、撹拌機は、流体の撹拌/混合を実行するためだけに使用され得る。撹拌機は、テスト構成のときに流体から取り外されることもある。
【0054】
テスト構成では、細長い部材は撹拌機から分離される。これは、細長い部材が撹拌機の内部チャネルから取り外され、流体の中に置かれることを意味し得る。
【0055】
細長い部材を備えるデバイスは、構造と機能との両方で、上記の本発明の前述の態様で説明した細長い部材を備えるデバイスと類似または同一でのこともあり得る。
【0056】
細長い部材は、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、所定の時間にわたって、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まり得るか、またはその位置を取り得る。細長い部材は、所望の粘度を超える流体の中に置かれたとき、所定の時間を超えて実質的な直立位置もしくは所定の位置に留まり得るか、またはその位置を取り得る。細長い部材は、所望の粘度より低い粘度を有する流体の中に置かれたとき、所定の時間未満にわたって、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まり得るか、またはその位置を取り得る。
【0057】
細長い部材は、形状がほぼ円筒形であり得る。細長い部材は、均一なチューブまたは円筒のこともあり得る。細長い部材は、上側部分と下側部分とを備えてもよく、下側部分は流体の中に配置されるように適合され、上側部分は個人の手(複数可)で保持および/または操作されるように適合される。下側部分は、湾曲した端部分で終端し得る。湾曲した端部分は、流体を保持する容器と接触して置かれるようにアレンジされ得る。湾曲した端部分の曲率半径は、予め決められ得る。湾曲した端部分は、尖った端部分を効果的に形成するように湾曲し得る。一般に、細長い部材に安定した直立構成を採用させ得る平坦な端部よりも、湾曲した/尖った端部分が好ましい。
【0058】
細長い部材は、保管構成にあるとき、撹拌機の内部チャネルから延びる部分を有し得る。これにより、ユーザは、細長い部材を把持して、撹拌機の内部チャネルから細長い部材を取り外し、撹拌機から細長い部材を分離することができる。
【0059】
細長い部材は、少なくとも1つの平面で対称的であり得る。細長い部材は、垂直軸を通って延びる垂直面に関して対称であり得る。垂直面に関して対称であることは、細長い部材が回転対称であることを意味し得る。すなわち、細長い部材は、垂直軸の周りに180°回転した後、上から見たときに同じ形状を有する。これは、二重回転対称性と呼ばれることがある。細長い部材は、n重回転対称性を有することもあり、ここでnは2以上の整数である。細長い部材は、垂直軸を通って延びる垂直面に関して完全な対称性を有し得る。これは、上から見たときの細長い部材の形状が、垂直軸を中心に回転しても変化しないことを意味する。完全な対称性を有する細長い部材は、流体の中に置かれたときに倒れる方向に関係なく、正しい粘度を決定でき得る。ある特定の方向に設計されたオフセットまたは非対称性を備えた細長い部材も、特定の方向に倒れるのを誘発するために有益であり得る。
【0060】
細長い部材は、撹拌機の上側部分の端部に設けられた開口部を通して内部チャネル内に配置可能であってもよい。細長い部材は、摩擦によって内部チャネル内の所定位置に保持され得る。細長い部材は、摩擦嵌めもしくは摩擦カラー、スナップ嵌め、または細長い部材と撹拌機を一緒に一時的に固定する他の方法によって所定位置に保持され得る。撹拌機の内部チャネルおよび/または開口部の少なくとも一部は、細長い部材のねじ付きシャンク部分の周りに動作可能に配置されたねじ付き表面を備え得る。
【0061】
デバイスは、複数の細長い部材を備え得る。保管構成では、複数の細長い部材は、撹拌機の内部チャネル内に少なくとも部分的に配置されるようにアレンジされ得る。
【0062】
デバイスは、2つの細長い部材を備え得る。この2つの細長い部材は、保管構成にあるとき、撹拌機の内部チャネル内に少なくとも部分的に配置され得る。細長い部材の第一は、所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置内に留まることができないことがある。細長い部材の第二は、所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置内に留まることができることがある。第一および第二の細長い部材は、流体の最大所望粘度および最小所望粘度を規定し得る。
【0063】
細長い部材のそれぞれは、同じ外径を有し得る。細長い部材の高さ、内径、および材料のうちの1つ以上は、異なる所望の粘度を有する流体内に置かれたときに、各細長い部材が実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取るように変更され得る。各細長い部材は、異なる密度を有し得る。
【0064】
細長い部材は、異なる所望の粘度を選択するために調整され得る。
【0065】
撹拌機は、流体を混合すること、および/または粉末を流体の中に混合することができる混合要素を備え得る。混合要素は、スプーン、フォーク、泡立て器、ディッパーまたはビーター装置を備え得る。撹拌機は、保管構成にあるときに細長い部材を覆うためのエンドキャップをさらに備え得る。
【0066】
本発明の態様では、正しい粘度を決定するようにアレンジされ得るデバイスは、粘度が粘度値の範囲内にあるかどうかを決定するためにデバイスがアレンジされることを意味し得る。
【0067】
一例では、デバイスは、流体の粘度が50センチポアズ(cP)から350cPの間であるかどうかを決定するためにアレンジされ得る。別の例では、デバイスは、流体の粘度が350cPと1750cPの間であるかどうかを決定するためにアレンジされ得る。
【0068】
流体の粘度が50cP~350cPの間であるかどうかを決定するためにアレンジされたデバイスの細長い部材は、1.0~1.2g/cm3の密度を有する材料から構築され得る。この材料はポリマーのこともあり得る。細長い部材は、0.05~0.2mmの間の壁厚を有する中空円筒であり得る。細長い部材は、150mmの長さを有し得る。細長い部材の長さは、使用中の流体の高さに基づいて決定され得る。すなわち、高い流体レベルが望まれる場合、より長い細長い部材が使用され得る。細長い部材の外径は4mmであり得る。この外径は、ユーザの手で握りやすいことが分かっている。細長い部材の下端部分は、尖った領域または湾曲領域であり得る。湾曲領域は、直径4mmの曲率半径を有し得る。
【0069】
撹拌機は、保管構成にあるときに細長い部材を覆うためのエンドキャップをさらに備えてもよい。エンドキャップは、撹拌機から取り外し可能なことも、撹拌機に旋回可能に接続されることもあり得る。
【0070】
さらなる態様によれば、流体の正しい最小粘度を決定する方法が提供され、この方法は、流体の正しい最小粘度または最小とろみを決定することのできる前述の態様による流体テストキットを提供するステップと、前記細長い部材を撹拌機から分離するステップと、粘度またはとろみを決定すべき流体の中に、前記細長い部材を挿入するステップと、前記細長い部材が実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取る場合、液体の正しい最小粘度または最小とろみを決定するステップを含む。
【0071】
さらに別の態様によれば、流体の粘度を決定するためのデバイスが提供され、前記デバイスは、細長い部材と、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極とを備え、前記デバイスは、前記電極が前記流体の中に配置されることに応答して、出力を生成するようにアレンジされる。
【0072】
電極は、1つ以上の電極、2つ以上の電極、2~10個の電極、5~15個の電極、および8~20個の電極を備え得る。
【0073】
電極は、細長い部材の外面の長さの少なくとも一部に沿って延び得る。別の構成では、電極は、細長い部材の内面の長さの少なくとも一部に沿って延び得る。例えば、細長い部材は中空円筒であってもよく、電極は中空円筒の内面の長さの少なくとも一部に沿って延び得る。
【0074】
デバイスは、電極が流体の中に配置されている程度に応じて出力を生成するようにアレンジされ得る。
【0075】
前記デバイスは、実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から前記流体を介して倒れる際の前記細長い部材の速度を示す出力を生成するようにアレンジされ得る。
【0076】
前記細長い部材は、上側部分と、下端領域で終端する下側部分を備え得て、前記下側部分が前記流体の中に置かれるように適合され、前記上側部分が個人の手(複数可)によって保持および/または操作されるように適合され、前記電極は前記下端領域から離間している。
【0077】
前記電極の第一の端子および第二の端子は分析回路に接続され得て、前記分析回路は、前記細長い部材が前記流体の実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から解放される結果として、前記第一の端子と前記第二の端子との間の電気特性の変化を決定するようにアレンジされる。前記分析回路は、前記第一の端子と第二の端子との間の電圧を検知するための電圧センサを備え得る。
【0078】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる第一の電極および第二の電極を備え得る。前記第一および第二の電極は、前記細長い部材の幅の周りで互いに離間し得る。
【0079】
前記第一および第二の電極は、前記細長い部材の長さに沿って互いにオフセットされ得る。前記2つの電極は、互いに実質的に平行に配置され得る。前記電極は、千鳥配置され得る。
【0080】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる第三の電極をさらに備え得る。前記第三の電極は、前記細長い部材の幅の周りで前記第一および第二の電極と離間し得る。
【0081】
前記第三の電極は、前記細長い部材の長さに沿って前記第一および第二の電極からオフセットされ得る。
【0082】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極の第一の対および電極の第二の対を含み得る。各対において、前記電極は前記細長い部材の幅の周りで互いに離間し得る。前記対は、前記細長い部材の幅の周りで互いに離間し得る。
【0083】
前記電極のそれぞれは、実質的に同じ長さを有し得る。
【0084】
前記対は、前記細長い部材の両側に配置され得る。
【0085】
前記デバイスは、前記細長い部材の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極の第三および第四の対をさらに備え得る。各対において、前記細長い部材の外面の幅の周りで互いに離間し得る。前記第三および第四の対は、互いに離間し、前記細長い部材の幅の周りで、第一および第二の対と離間し得る。
【0086】
前記デバイスは、タイミングユニットをさらに備え得て、前記タイミングユニットは、前記流体の中の実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から前記細長い部材が解放されることに応答してトリガされ得る。
【0087】
前記デバイスは、前記タイミングユニットからのタイミング情報を使用して、前記流体を介して実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から倒れる際の前記細長い部材の速度を決定するようにアレンジされ得る。
【0088】
前記タイミングユニットは、タッチ感知スイッチを備え得る。前記タイミングユニットは、前記タッチ感知スイッチがユーザによって解放されることに応答してトリガされ得る。
【0089】
前記デバイスは、運動および/または近接および/または速度を決定することを可能にする任意の他のデータをセンサからユーザに通信するための通信装置をさらに含み得て、前記データは、実質的な直立位置、もしくは所定位置または他の設定位置から前記流体を介して倒れる際の流体の粘度を示す。
【0090】
細長い部材を備えるデバイスは、構造と機能との両方で、上記の本発明の前述の態様で説明した細長い部材を備えるデバイスと類似または同一でのこともあり得る。
【0091】
本発明は、食品の粘度またはとろみの評価に限定されず、様々な流体および液体の粘度およびとろみの評価にも適用できることは当業者には明らかであろう。
【0092】
ここで、本発明の実施形態を、以下の実施例および添付の図面を参照して、単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【
図1】
図1は、本発明のデバイスの第一の実施形態の側面図を示し、Aは直立位置にある単一の細長い部材を示し、Bは傾斜位置にある単一の細長い部材を示す。
【
図2】
図2は、本発明の第二の実施形態の側面図を示し、Aは細長い部材の頂部に大きな重りを有する細長い部材を示し、Bは細長い部材の頂部に中程度の重りを示し、Cは。は、細長い部材の頂部に取り付けられた小さな重りを示す。
【
図3】
図3は、細長い部材の長さに沿って移動可能な重りを含む本発明の第三の実施形態の側面図を示し、A1は、細長い部材の軸の周りに配置された重りを示し、この重りは同部材の頂部に向かい、A2は、
図3のA1に示されているのと同じ重りを示すが、重りは細長い部材の中央部分に向かって配置されており、Bは、細長い部材の上側部分に向かって配置された異なる形状の重りと、摩擦カラーを有する細長い部材を示す。
【
図4】
図4は、シャフトが円筒形カラー内に配置された本発明の第四の実施形態の側面図であり、Aは、細長い部材を短くするように、シャフトがカラーの大部分によって受けられるのを示し、Bは、細長い部材を長くするために、シャフトがカラーによって部分的にのみ受けられた構成を示し、Cは、本発明の細長い部材を形成するように、シャフトがカラーの内側に受けられた断面図である。
【
図5】
図5は、本発明によるデバイスの第五の実施形態の断面図を示し、カラーは、カラーおよびシャフト上の相補的なねじ部分によってシャフトの少なくとも一部を受け入れる。
【
図6】
図6は、本発明の第六の実施形態を示し、Aは成形撹拌端で終わる細長い部材の底部分を示し、Bは下側部分が「ベル」形状の撹拌部分で終わる細長い部材を示し、Cは、下側部分が多孔性の球形/卵形の中空の撹拌部分で終わる細長い部材を示す。
【
図7】
図7は、本発明によるデバイスの第七の実施形態を示す。ここで、Aは、撹拌機の基部に向かって、開口部も備えた「ハニーディッパー」撹拌要素で終わる中空の細長い部材を有するデバイスの断面図である。Bは、
図7Aに示すような同様の細長い部材を示すが、その内部に挿入された上側部分に向かって配置されたシャフトも有する。Cは、Bに示されたデバイスの上側部分の拡大図を示す。Dは、その上側部分に向かって位置する重りを有するシャフトを受ける細長い部材を示し、この細長い部材は、「ハニーディッパー」の構成で、その基部に向かって撹拌機で終端する。Eは、Dに示すのと同様の実施形態を示しているが、シャフトの上側部分に配置された重りがない。
【
図8】
図8は、本発明によるデバイスの第八および第九の実施形態を示し、Aは、撹拌要素で終端し、重りとして作用するねじ頂部を有する上側部分に向かってハンドルを有する細長い部材を示し、これは、食品、医薬品、とろみ剤の保存に使用できる。
【
図9】
図9は、
図7Bに示すデバイスで、液体のコップの中でその場における断面図である。
【
図10】
図10は、
図7Bに示すデバイスで、液体のコップの中でその場における断面図である。
【
図11】
図11は、セルフォンと無線通信することができる本発明によるデバイスの第十の実施形態の概略図を示す。
【
図12】
図12は、速度および/または運動を検出するために使用される電子センサを含む本発明によるデバイスの第十一および第十二の実施形態の断面図を示す。
【
図13】
図13は、容れ物内の最小所望粘度よりも低い液体(A)、所望粘度の液体(B)、および所望粘度よりも高い液体(C)の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十三の実施形態を示す。
【
図14】
図14は、本発明によるデバイスの第十四の実施形態を示し、Aは、いくつかの異なるサイズの加重要素であるBを有するいくつかの細長い部材を示し、Cは、細長い部材の頂部に配置された4つの異なるサイズの加重要素を有する細長い部材を示す。
【
図15】
図15は、容れ物内の液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十五の実施形態を示し、Aは異なる重さの端部を有する2つの細長い部材を示し、Bは、所望の粘度を有する液体の中に置かれた2つの細長い部材を示し、Cは、所望の粘度よりも高い粘度を有する液体の中に置かれた2つの細長い部材を示す。
【
図16】
図16は、液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十六の実施形態を示す。
図16A~
図16Cは、異なる構成のデバイスを示す
【
図17】
図17は、液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十七の実施形態を示す。
【
図18】
図18は、液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十八の実施形態を示す。
【
図19A】
図19Aは、液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第十九の実施形態を示す。
【
図19B】
図19Bは、液体の粘度をテストするために使用される本発明によるデバイスの第二十の実施形態を示す。
【
図20】
図20は、本発明によるデバイスの第二十一の実施形態を示す。
【
図21】
図21は、本発明によるデバイスの第二十二の実施形態を示す。
【
図22】
図22は、本発明によるデバイスの第二十三の実施形態を示す。
【
図23】
図23は、パッケージングユニットと組み合わせて使用される本発明によるデバイスの第二十四の実施形態を示す。
【
図24】
図24は、異なる粘度またはとろみの液体に置かれたときのデバイスの経時的な傾倒角度をプロットしたグラフを示す。
【
図25】
図25は、異なる粘度またはとろみの液体に置かれたときのデバイスの経時的な傾倒距離をプロットしたグラフを示す。
【
図26】
図26は、本開示の別の態様による流体テストキットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0094】
図1は、所与の粘度を有する液体中に置くことのできる細長いシャフト10を備える本発明を最も単純な形態で示す。細長い部材10は、液体を収容するレセプタクル(図示せず)の底部に置かれる丸みを帯びた基部または尖った基部12を有する。細長い部材10がレセプタクルの中央の直立位置または所定位置に置かれ、液体の粘度が十分に高いとき、細長い部材は、
図1Aに示すように直立または所定の構成で留まる。しかしながら、重力のために細長い部材が粘度の不十分な液体の中に置かれると、
図1Aに示すように、実質的な直立位置または所定位置から移動し、
図1Bに示すように、傾斜角14でレセプタクルの側面にある傾斜位置を取る。
【0095】
図2を参照すると、細長い部材20、22、24が示されている。
図2Aは、上側部分に向かって位置する大きな重り26を有する細長い部材20を示し、中央の細長い部材22は、上側部分に向かって位置する中程度のサイズの重り28を有する。一方、右端の細長い部材24は、その上側部分に向かって位置する小さな重り30を有する。細長い部材20、22、24のそれぞれは、丸みを帯びた部分または尖った部分32、34、36で終わる下端を有する。集合的に、細長い部材20、22、24は、細長い部材のセットを表し、そのそれぞれは、異なる粘度を有する液体を示すために使用され得る。例えば、
図2Aの細長い部材は、IDDSIレベル3が「中間のとろみ」であるとみなされる液体、または1750cP(この値はIDDSI値を振り返って修正または変更される)を超える粘度を有する液体に置かれたとき、実質的に直立した状態または所定の状態にとどまり得る。
図2Bに示されている細長い部材22は、IDDSIレベル2の粘度で「薄いとろみ」を示し得るため、351~1750cP(これらの値はIDDSI値を振り返って修正または変更される)の粘度を有する液体の中に置かれときに直立した状態または所定の状態に留まる。最後に、
図2Cの細長い部材30は、IDDSIレベル1で「極薄いとろみ」の液体を示し、したがって、粘度が51~350cP(これらの値はIDDSI値を振り返って修正または変更される)の範囲の液体を示し得るので、この範囲内に収まる粘度を有する液体中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まる。
【0096】
図3A~
図3Bを参照すると、
図1に示したものと同様の細長い部材40が示されているが、細長い部材のシャンクの周りに配置された加重カラーが追加されている。
図3A1では、加重カラーは細長い部材の頂部に向かって配置されているが、
図3A2では、加重カラーは細長い部材40の中央に向かって配置されている。
図3A1および
図3A2の加重要素の構成は、
図3A1に示すように加重要素がシャンクの頂部にあると、より高い粘度の液体が検出され、(
図3A2に示すように)細長い部材40の中央に移動(または調整)されると、より低い粘度の液体を検出することができる。液体の粘度は、細長い部材40が液体の中に置かれたときに、実質的な直立位置または所定位置に留まることができることによって検出および/または決定される。
図3Bは、
図3A1および
図3A2に示される実施形態のさらなる適応を示し、それにより、加重要素44は、細長い部材40のシャフトの周りに配置されるが、摩擦カラー46は、加重要素44の下側に配置され、必要な場合を除き、加重要素44がシャンクをさらに下に移動させるのを防ぐ。必要に応じて、液体の特定の粘度を決定するために加重要素42、44を配置する必要がある場所を示す、細長い部材40のシャンクの長さに沿ったマーキング(図示せず)を提供することができる。また、
図3Bに示すように、異なる粘度をターゲットにできるように、複数の加重要素を追加することもできる。
【0097】
図4を参照すると、シャフト52を受け入れることのできる中空の円筒状内部を有する細長い部材50がある。シャフト52が細長い部材50の内側に受け入れられる距離を調整することにより、デバイスは(矢印で示されているような)所望の距離54に応じて伸縮することができる。シャンク52を伸ばすことにより、デバイス全体の長さが長くなり、したがって、
図4Bに示されるデバイスは、
図4Aに示され、全長がより短く、それゆえ重心がより短いデバイスよりも粘度が高い液体を検出することができる。こうして、摩擦嵌め、またはスナップ/バンプ嵌めを設定して正しい位置を確保できる。
【0098】
図5を参照すると、
図4に示されるようなデバイスの適合が示されており、細長い部材60は、伸長可能なシャンク62を受け入れることができる。その受け入れは、デバイスを伸縮させてデバイスの重心を調整し、異なる液体の異なる粘度を決定できるようにするために、(時計回りまたは反時計回りにねじることで)両パーツをねじ部分64の周りに互いに対して回転させることにより行う。
【0099】
図6Aを参照すると、基部72が「ハニーディッパーまたは他の形態」と同様の配置で構成された撹拌要素74で終わる細長い部材70が示されている。細長い部材70は、液体の粘度を評価するためのデバイスとしてだけでなく、基部72に向かって配置された撹拌要素74を有することにより撹拌動作を支援するためにも使用される。
【0100】
図6Bを参照すると、
図6Aに示されているのと同様の細長い部材80があるが、基部82に向かって、単純な形状の混合要素84が配置されている。
【0101】
図6Cを参照すると、
図6Aおよび
図6Bに示されるような細長い部材へのさらなる適応が示され、それにより、基部92に向かって配置された撹拌要素94を有する細長い部材90が提供される。撹拌要素94は、外部の周りに配置され、その内部が中空である複数の穴を有する実質的に球形または卵形の形状である。
【0102】
代替として(図示せず)、下側部分を別の形体/形状で構成することもでき、こうして、製造変更の最適化、撹拌能力の向上といった他の機能的利点を提供することも、あるいは食品注入システム、フィルターまたはポンプといった二次的機能の追加を提供することさえできる。
【0103】
図7Aは、
図6Aと同様の細長い部材の断面図を示すが、この細長い部材は、部材100の中心を通り、撹拌要素106の底部に向かって開口部104で終わる導管102をさらに含む。
図7Bでは、
図7Aに示す実施形態と共通して上側部分に位置する加重要素116を有するシャンク114を内部に収容する内側チャネル112を有する細長い要素110が示されている。
図7Bはまた、その基部に混合要素118を示し、その内部導管112は開口部120で終端する。
図7Cを参照すると、
図7Bに示すデバイスの上側部分の拡大図が示されているが、混合要素はない。
図7Bでは、加重要素134で終わるシャンク132は、重心を調整して、デバイスが異なる粘度を検出できるように、細長い部材の内部で移動できるように示されている。
図7Dは、
図7Bに描かれているような細長い部材140を示しており、撹拌要素の基部に開口部が設けられているのではなく、細長い部材140の端部は開いておらず、撹拌要素142は単に細長い部材の下側部分に取り付けられており、重り146を有するシャンク144は、デバイスの全体高さを調整し、したがって異なる粘度を有する液体をテストできるように全体の重心を調整するために、細長い部材140の頂部の中で受け入れられる。
図7Eは、
図7Dに示されるような細長い部材を示すが、シャンク152は加重要素を有さないが、デバイスによって異なる粘度を有する液体をテストできるように重心を調整するために、同様の方法で調整することができる。インサートは、重量を変えるために高さを調整し得る。細長い部材は、インサートを設定できるマーキング(図示せず)を設けることができ、したがって、インサート調整の最大および最小の範囲内でターゲット粘度を選択することができる。細長い部材の頂部の機構(7Bで110と番号の付された部材の頂部に示す)は、摩擦または固定を制御するために使用される。
【0104】
図8Aを参照すると、外表面の周りに配置された複数の開口部を有するほぼ球形または卵形の混合要素164の中の下側部分162で終わる細長い部材160を含むデバイスが示され、その構造は全体が中空である。細長い部材160の上側部分166に向かって、取り外し可能なねじ蓋170を有する空洞を形成する円錐台部分168がある。円錐台部分168と取り外し可能なねじ蓋170は一緒になって、食料品、医薬品、とろみ剤、粉末またはテストされる液体/流体に追加される可能性がある他の成分、物質またはコンポーネント(図示せず)を保管するために使用できる容器を形成する。
【0105】
図8Bを参照すると、上側部分182および下側部分184を有する細長いデバイス180が提供されている。上側部分182および下側部分184は、どちらの端部に最初に液体が置かれるかに応じて、異なる重さになるように適合されるか、または異なる重心を生じるように適合される。このようにして、このデバイス180を使用して、最初に液体の中に置かれるのが上側部分であるか、または下側部分であるかに応じて、2つの異なる粘度を評価することができる。
【0106】
図9および
図10を参照すると、
図7Bに示されている第八の実施形態が示されており、デバイスは、既知の体積および/または深さの液体202を含むコップ200の中に置かれている。
図9では、細長い部材110は、特定の粘度を有する液体202の中で、直立位置または所定位置に置かれている。液体202の粘度が所望のレベル(またはそれ以上)であるため、細長い部材は実質的な直立位置または所定位置に留まる。しかしながら、
図10に示されるように、液体204の粘度が所望の量よりも低いと、それゆえ、細長い部材110は、もはや実質的な直立位置または所定位置に留まることができなくなる。
【0107】
図11を参照すると、携帯電話と通信することのできる液体の粘度をテストするためのデバイスの概略図がある。容器300は、所望の値より低い粘度を有する液体を含む。細長い部材302は、
図3Bに示すものと構造が類似しており、必要な高さに調整された加重要素304を有する。運動および/または速度センサ(図示せず)は、携帯電話308と通信すること306ができ、細長い部材302が実質的な直立位置または所定位置にあるとき、携帯電話308に正のサイン310が表示される。細長い部材302が実質的な直立位置または所定位置に留まることができない場合、運動および/または速度センサは、携帯電話308に信号306を送信し、液体が要求されている粘度にないことを示す負の信号をユーザに表示する。追加的または代替的に、
図11に示されるデバイスは、細長い部材302が実質的な直立位置または所定位置に留まることができないように構成され、それにより、流体を通る運動および/または速度のレート(rate of motion and/or velocity)を1つ以上のセンサ(図示せず)で測定するのが可能になり、続いて、粘度が携帯電話308と通信され306、所望の粘度が達成されると、携帯電話308に正のサイン310が表示されるようになっている。
図11は、携帯電話のカメラで監視されている細長い部材を示しているが、有線から無線への他のデータ移行方法を組み込んで、同様のデータ転送機能を提供することもできる。
【0108】
図12Aは、本発明の第十一の実施形態を示し、それにより、運動および/または速度センサおよび通信デバイスは、
図6Bに示されたものと類似のデバイスのベル形状の混合部分の中に配置される。
【0109】
図12Bは、電子センサの様々なコンポーネント、特に、電子機器に電力を供給するためのバッテリ400、運動センサ406および速度センサ408用のマイクロプロセッサ402、404を示す。
図12は、
図12Bに示すセンサ、回路および電源が(
図3Bに示されるような)加重要素に、代替的に収容され得ることを示す。あるいは、電子部品アセンブリは、コネクタまたは無線コンポーネントに組み込まれ得る。
【0110】
図13A~
図13Cは、容器内の液体の粘度をテストするために使用される本発明の実施形態を示す。既知の体積/深さの液体502の入った容器500が示されている。容器500に挿入されているのは、撹拌要素506で終わる第一の細長い部材504である。また、容器500には、第二の細長い部材508も挿入されている。第一の細長い部材504と第二の細長い部材508は分離され、両方ともテストされる液体の中で直立位置または所定位置に置かれている。第一の細長い部材と第二の細長い部材の両方が倒れる場合(
図13Aに示すように)、液体の粘度は、そのしかるべき粘度よりも低い。第一の細長い部材が倒れるが、第二の細長い部材が実質的な直立位置または所定位置に留まる場合(
図13Bに示すように)、液体は正しい粘度にある。第一の細長い部材と第二の細長い部材の両方が実質的な直立位置または所定位置に留まる場合(
図13Cに示すように)、液体の粘度は、そのしかるべき粘度よりも高い。必要に応じて、第一の細長い部材504および第二の細長い部材508を、同時に液体中に置く必要はないが、互いに独立してまたは連続的に液体の中に置くこともできる。
【0111】
図14Aを参照すると、
図14Bに示されるいくつかの異なるサイズの頂部を収容することのできる4つの同一寸法の細長い部材600が示されている。
図14Bに示される頂部は、非常に大きな重い頂部601(例えば、緑色に着色)、大きな重い頂部602(例えば、黄色に着色)、中程度の頂部604(例えば、紫色に着色)および小さな軽い頂部606(例えば、灰色に着色)を備える。頂部601、602、604、606は、細長い部材600の端部と交換可能であり、その上で受容可能なため、これらの頂部によって、評価される流体の粘度に関する指示を提供する細長い部材の重心を変更することが可能になる。
図14Cは、端部に頂部601、602、604、606が置かれた細長い部材600を示している。使用中、細長い部材600は、例えば、白色に着色され、1cPを超える粘度を有する流体中で直立位置に置かれるとき、液体が嚥下障害スケールで「液体(thin)」であることを示す直立で留まる。細長い部材600が(
図14Cに示すように)端部に小さな軽い頂部606を有するとき、51cPを超える粘度を有する流体中で直立位置に置かれると、液体が嚥下障害スケールで「極薄いとろみ」または「ネクター」であることを示す直立で留まる。細長い部材600が(
図14Cに示すように)端部に中程度の頂部604を有するとき、351cPを超える粘度を有する流体中で直立位置に置かれると、液体が嚥下障害スケールで「薄いとろみ」または「ハチミツ」であることを示す直立で留まる。細長い部材600が(
図14Cに示すように)端部に大きな重い頂部602を有するとき、1751cPを超える粘度を有する流体中で直立位置に置かれると、液体が嚥下障害スケールで「中間のとろみ」または「プディング」であることを示す直立で留まる。細長い部材600が(
図14Cに示すように)端部に非常に大きな重い頂部601を有するとき、例えば、2000cPを超える粘度を有する流体中で直立位置に置かれると、液体が嚥下障害スケールで「濃いとろみ」を示す直立で留まる。細長い部材および/または頂部の色は一般的に使用される嚥下障害スケールに関連しているため、ユーザは頂部を簡単に取り付けて(または場合によっては)、デバイスを簡単に調整して、液体の正しい粘度を評価し、示すことができる。さらに、異なる頂部は、流体が範囲内にあるかどうかを評価するために使用できる。例えば、小さな軽い頂部606は、流体が51~350cPの範囲内の粘度を有するかどうかを見るために、中程度の頂部604の前に使用することができる。上記の粘度レベルには、許容差がある。
【0112】
図15Aを参照すると、上端に小さな重り706を有する第一の細長い部材702と、上端に大きな重り708を有する第二の細長い部材704が示されている。
図15B~
図15Cは、容器710内の2つの異なる液体712の粘度をテストするために使用される第一および第二の細長い部材702、704を示す。容器710には、既知の体積/深さの液体712が入っている。容器710には、第一の細長い部材702と第二の細長い部材704が挿入されている。第一の細長い部材702と第二の細長い部材704は分離され、両方ともテストされる液体の中で、直立位置または所定位置に置かれる。(
図15Bに示すように)第二の細長い部材704が倒れるが、第一の細長い部材702が実質的に直立位置または所定位置に留まる場合、液体は正しい粘度にある。しかしながら、(
図15Cに示すように)第一の細長い部材702と第二の細長い部材704の両方が実質的な直立位置または所定位置にある場合、液体の粘度は、しかるべき粘度よりも高い。必要に応じて、第一の細長い部材702および第二の細長い部材704を、同時に液体中に置く必要はないが、互いに独立してまたは連続的に液体の中に置くこともできる。
【0113】
ここで
図16A~
図16Cを参照すると、球状の4つのパドル型撹拌要素802で終わる下端を有する円筒部材の形態の細長い部材800が示されている。上端は、部材800の実質的に長手方向の長さを下方に延びる細長い空洞への開口部803で終わる。細長い部材800の外側には、上端に向かって、外側に向かって等間隔で配置された3つの「C」字形のグリップ810、812、814がある。グリップ810、812、814は、クリップおよび/または摩擦によって3つの個々の細長いおもり804、806、808を保持することができる。
【0114】
図16Aに示されるように、3つの細長いおもり804、806、808は、すべて、開口部803を通して置かれ、細長い空洞内に受け入れられて保持され得る。
図16Bでは、3つの細長いおもり804、806、808のすべてがグリップ810、812、814内に位置するように示されている。最後に、
図16Cは、2つの細長いおもり806および808のみがグリップ812および814に保持され、その一方で、1つの細長い重り806がグリップ810から取り外されているのを示す。使用中、細長いおもりの位置は、液体中に置かれたときに部材800の重心を変えるために変えることができる。重心を変えることにより、ユーザは部材800を適合させて、特定の粘度の液体を評価することができる。例えば、
図16Aに示す構成では重心が高くなるため、より粘性の低い液体のテストに使用できるが、
図16Bに示す構成では重心が低くなるため、より粘性の高い液体のテストに使用できる。
図16Cに示す構成は、中間の重心を有する部材を提供し、したがって、
図16Aおよび
図16Bに示す構成によって識別されるより高い粘性とより低い粘性との間の液体の粘度をテストするために使用できる。撹拌要素802は、部材800を使用して、液体の粘度をテストするだけでなく、液体(液体に加えられ得るゲル化剤またはとろみ剤を含む)を撹拌するのを支援できる。各部材は、(
図1に示すように)個別に使用することも、異なるとろみのターゲットに対して異なる重り付けをすることもできる。
【0115】
図17を参照すると、球状多孔性撹拌要素908で終わる下端を有する中空円筒形部材902の形態の細長い部材900が示されている。上端は、部材902の長手方向の長さに延びる細長い空洞につながる開口部904で終わっている。空洞内には、プランジ要素910が配置されており、これは、液体を、多孔性撹拌要素908を通して、空洞内に吸い上げるように持ち上げることができる。プランジ要素910は、ユーザが空洞内でプランジ要素を上下に引っ張ったり押したりするために使用するストロー要素906と係合する中央に開口部を有する。ユーザは、撹拌要素による液体の撹拌を支援するように、液体内の部材902を撹拌することにより、粘度がテストされている液体を撹拌することができる。テストの準備ができたら、ユーザはストロー要素906の開いた上端912に指を置き、次いで、プランジ要素910が空洞を通って上方に移動できるようにストロー要素906を上方に持ち上げる。プランジ要素が上方に移動すると、液体は多孔性撹拌要素を通って空洞に吸い上げられる。プランジ要素が一定量の液体に対応する所定の高さ(図示せず)に達すると、ユーザはストロー要素906の開いた上端912から指を離し、そうすると液体を空洞の内部に保持する圧力が解放され、ユーザは、現在の「シリンジテスト」と同様の方法で、液体が細長い部材から流出するのにかかる時間を測定できる。同じことは、(内部部材が取り外されている場合)904の上に指を置くことでも、あるいはさらに902の底部に別の穴(出口穴)(図示せず)を設けても同じことが実現できる。
【0116】
図18を参照すると、球状多孔性撹拌要素928で終わる下端を有する中空円筒形シリンジ本体922の形態の細長い部材920が示されている。上端は、シリンジ本体922の長手方向の長さに延びる細長い空洞につながる開口部923で終わっている。空洞内には、プランジ要素910(または実際にストロー924と組み合わされている)が配置されており、これは、液体を、多孔性撹拌要素928を通して、シリンジ本体922の空洞内に吸い上げるように持ち上げることができる。プランジ要素は、シリンジ本体内でプランジ要素を上下に引っ張ったり押したりするために使用するストロー要素906と係合する中央に開口部を有する。ユーザは、撹拌要素による液体の撹拌を支援するように、液体内のシリンジ922を撹拌することにより、粘度がテストされている液体を撹拌することができる。テストの準備ができたら、ユーザはストロー要素924の開いた上端925に指を置き、プランジ要素が空洞を通って上方に移動できるようにストロー要素924を上方に持ち上げる。プランジ要素が上方に移動すると、液体は多孔性撹拌要素を通って、シリンジ本体の中に吸い上げられる。プランジ要素がシリンジ本体922の外側にある目盛り930に示され、一定量の液体に対応する所定の高さに達すると、ユーザはストロー要素924の開いた上端925から指を離し、そうすると液体を空洞の内部に保持する圧力が解放され、ユーザは、現在の「シリンジテスト」と同様の方法で、液体が細長い部材から流出するのにかかる時間を測定できるが、ストロー要素924によって、液体の流量(ひいては粘度)を評価するための複数のシリンジの必要性が減る。この実施形態は、実務者によって現在推奨されている現在の粘度テストに適合するという追加の利点もあるが、その理由は、特定のレベルまで満たすことのできるシリンジを含み、シリンジ本体からの液体の流れのタイミングをとることができるからである。
【0117】
図19Aおよび
図19Bを参照すると、中空部材942および962を含むデバイス940および960が提供され、その両方は、球状多孔性撹拌要素946および966で終わる。
図19Aに示される中空部材942は、部材の下側部分に向かってわずかに膨らんでいる一方で、中空部材962は、部材の上側部分に向かってわずかに膨らんでいる。これらのデバイスは、膨らみが上側部分(
図19Bに示す)または下側部分(
図19Aに示す)のどちらに位置するかによって異なる重心を有する。したがって、
図19Aに示すデバイスは重心が低いので、粘度が低い液体の評価に適するが、
図19Bに示すデバイスは重心が高いので、粘度が高い液体の評価に、より適している。中空部材942、962が多孔性撹拌機946、966で終わるので、両方のデバイスは、他の物質のためのストローまたは容器として、さらに利用することができる。
【0118】
図20は、液体の2つの所定の粘度をテストするために使用できるデバイス1000を示す。デバイス1000は、形状が細長く、第一の端部1002および第二の端部1004を有する。第一の端部1002は、第二の端部1004よりも幅広で、重たい。使用にあたって、このデバイス1000は、デバイスの向きに応じて2つの異なる最小レベルの粘度またはとろみを評価するために使用できる。
図20Aでは、第一の端部1002が頂部にあり、第二の端部1004が底部にある。この構成では重心が高いため、このデバイスは、より高い粘度またはとろみを有する液体を評価するのに使用できる。
図20Bでは、第二の端部1004が頂部にあり、第一の端部1002が底部にある。この構成では重心が低いため、このデバイスは、より低い粘度またはとろみを有する液体を評価するのに使用できる。
【0119】
図21Aは、以前の実施形態の適応するデバイス1020を示すが、このデバイスは、気体流体の正しい粘度を決定するために使用される。デバイス1020は、尖った下端1024へと徐々に下向きに先細になる球状の上端1026を有する。デバイス1020の外部は、ホイルなどの薄くて軽い材料であり、内部は、上端1026から下端1024に向かって延びているいくつかの密閉空洞1028、1030、1032、1034で形成される。密閉空洞1028、1030、1033、1034の1つ以上は、特定の分子量を有するガスの量で満たされ得る。デバイス1020が気体流体中に置かれると、密閉空洞1028、1030、1032、1034のうちの1つ以上の空洞にある気体の量および分子量に応じて、デバイスは、少なくとも所望の粘度を有する気体流体に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まるか、またはその位置を取る。
【0120】
図21Bに示されるデバイス1022は、
図21Aに示されるデバイス1020に構造が類似しているが、反転構成であり、2つの密閉空洞1034および1036のみを有する。この構成では、デバイス1022が気体流体中に置かれると、密閉空洞1034と1036のうちの一方または両方の空洞にある気体の量および分子量に応じて、デバイスは、少なくとも所望の粘度を有する気体流体に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まるか、またはその位置を取る。このデバイス1020は、重心の位置がデバイス1022よりも高いため、より高い粘度の気体流体を評価するのに使用できる。
【0121】
図22は、
図1に示される細長い部材10の変形であるデバイス1040を示す。デバイス1040は、細長い部材1042から形成される。中央に位置する部分から延びるのは、2つの対向する半円形部分1044である。
【0122】
図23は、容器1062と複数の細長い部材1068との組み合わせ1060を示す。容器1062は、一般に、円形の蓋1064を有する円筒状構造である。容器1062の外側の一部分の周りには、多数の細長い部材1068を保持するために使用される多数の細長いクリップ1066がある。使用中、容器1062は、液体のとろみ付け製品を収容するために使用でき、1つ以上の細長い部材は、取り外して、とろみ付けした液体の中に入れて、液体が所望のもの(例えば、
図1に示されている細長い部材と関連する粘度)を有しているかどうかを評価できる。
図23に示される組み合わせ1060の適合において、細長い部材1068は、容器1062またはその蓋1064と一体に形成されてもよく、各細長い部材は、必要に応じて着脱可能または取り外し可能である。代替として、容器1062は実際に飲用容れ物を形成してもよく、容れ物はそれに関連付けられた1つ以上の着脱可能な細長い部材1068を有する。
【0123】
図24は、デバイスが異なる粘度またはとろみを有する液体の中に置かれたときの経時的な傾倒角度をプロットしたグラフを示し、
図25は、デバイスが異なる粘度またはとろみを有する液体に置かれたときの経時的な傾倒距離をプロットしたグラフを示す。これらの差を利用して、流体の正しい粘度を決定するためのデバイスを評価または設計することができる。
【0124】
図26は、本開示の別の態様による、参照番号2000で一般的に示される流体テストキットを示す。流体テストキット2000は、その長さの少なくとも一部を通る内部チャネル2003を有する撹拌機2001と、参照番号2005で一般的に示され、流体の正しい粘度を決定するためのデバイスを備える。
【0125】
デバイス2005は、撹拌機2001の内部チャネル2003内に少なくとも部分的に配置されるサイズの3つの細長い部材2007、2009、2011を備える。細長い部材2007、2009、2011は、均一な円筒である。細長い部材2007、2009、2011は、内部チャネル2003から突出する上側部分と、内部チャネル2003内に受け入れられる下側部分とを有する。下側部分は流体内に置かれるように適合され、上側部分は個人の手(複数可)で保持および/または操作されるように適合される。下側部分は湾曲した端部分で終わる。湾曲した部分は、流体を保持する容器と接触して置かれるようにアレンジされる。細長い部材2007、2009、2011のそれぞれは、同じ外径および高さを有するが、細長い部材2007、2009、2011の内径および材料の一方または両方は、各細長い部材が異なる粘度を決定するために使用されるように変化する。
【0126】
撹拌機2001は、球状の4つのパドル型撹拌要素2002で終わる下端を有する円筒部材の形態の細長い部材として示されている。上端は、内部チャネル2003への開口部で終わっている。
【0127】
図26の流体テストキット2000は、細長い部材2007、2009、2011が撹拌機2001の内部チャネル2003内に配置されている保管構成で示されている。細長い部材2007、2009、2011は、摩擦によって内部チャネル内部の位置に保持される。また、流体テストキット2000は、細長い部材2007、2009、2011が撹拌機2001から分離されて、流体内に置かれるテスト構成も有する。テスト構成の例は、
図1に示されている。
【0128】
保管構成では、撹拌機2001は、流体を撹拌するために使用され得る。
【0129】
テスト構成において、細長い部材2007、2009、2011は、少なくとも所望の粘度を有する流体内に置かれると、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取る。細長い部材2007、2009、2011は、所望の粘度未満の流体内に置かれると、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まることも、またはその位置を取ることもできない。
【0130】
図26の例では、3つの細長い部材2007、2009、2011が提供されているが、本発明はこの特定の構成に限定されない。1つの細長い部材が提供され得る。別の例では、2つの細長い部材が提供され得る。3つを超える細長い部材も提供され得る。
【0131】
例えば、
図16に示す構成とは異なり、この例の撹拌機2001は、流体の正しい粘度を決定するためのデバイスではない。代わりに、この撹拌機2001は、細長い部材2007、2009、2011を保管し、ユーザが流体を撹拌できるようにする機能を実行するために、提供される。この構成において、細長い部材2007、2009、2011は、テスト構成で、撹拌機2001から分離され、撹拌機2001にクリップ留めされることも、さもなければ取り付けられることもない。
【0132】
図26による流体テストキット2000の動作の一例では、細長い部材2007、2009、2011は、撹拌機2001から分離され、粘度またはとろみが決定される流体の中に挿入される。次いで、細長い部材2007、2009、2011が実質的な直立位置または所定位置に留まるか、またはその位置を取る場合、液体の正しい最小粘度または最小とろみが決定される。
【0133】
本開示による流体テストキットの他の例では、細長い部材および/または撹拌機は、以前の態様で議論され、他の図に示されるデバイスの態様に対応する異なる構造的および機能的特徴を有し得る。
【0134】
細長い部材は、
図1の細長い部材10、
図2の細長い部材20、22、24、
図3の細長い部材40、
図4の細長い部材50、
図5の細長い部材60、
図8Bの細長い部材180、
図11の細長い部材302、
図13の細長い部材508、
図14の細長い部材600、
図15の細長い部材702、704、
図20の細長い部材1000、
図21の細長い部材1020、1022、
図22の細長い部材1040、および
図23の細長い部材1068と同一または類似であり得る。
【0135】
撹拌機は、
図6の撹拌要素74、84、94、
図7の撹拌要素106、118、142、
図8の撹拌要素164、
図9および
図10の撹拌要素118、
図13の撹拌要素506、
図16の撹拌要素802、
図17の撹拌要素908、
図18の撹拌要素928、および
図19の撹拌要素946、966と同一または類似の撹拌要素を有し得る。
【0136】
撹拌機は、
図17、
図18、および
図19に示され、上記で説明された構成と同一または類似のプランジ機能を実行するために、プランジ要素を有し得る。
【0137】
図27A~
図27Bは、本発明の別の態様によるデバイスを示す。デバイス3005は、細長い部材3002と、細長い部材3001の外面の長さの少なくとも一部に沿って延びる電極3001とを含む。この例では、円筒形の細長い部材3002の周囲を取り囲む8つの電極3001が設けられる。
図27A~
図27Bでは、3つの電極3001のみが見える。細長い部材3002の周囲に設けられた8個(またはそれ以上、もしくはそれ未満)の電極のこの構成は、デバイスがより正確に測定できるようにするために、または自己較正さえ可能にするために有益であり得る。この構成は、電極3001によって決定された高さの差が電極/流体接触を描くことを可能にすることにより、デバイスの角変位を決定するためにも使用され得る。
【0138】
電極3001は、互いに平行に走り、細長い部材3001の外面の幅の周りで互いに離間している。さらに、電極3001は、すべて、細長い部材3002の下端部分3003に対して互いに異なる高さで離間している。
【0139】
デバイスは、電極3001が流体内に配置されたとき、出力を生成するようにアレンジされる。この出力は、実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から解放されたときに、細長い部材3002が流体を通って移動した速度を示し得る。
【0140】
各電極3001は、電極3001にわたる電気特性の変化を測定するための分析回路(図示せず)に接続された第一の端子および第二の端子を有する。第一の端子と第二端子は、電極3001の対抗する端部にある。電気的特性の違いは、電極3001にわたる電圧、電流、または抵抗の測定値であり得る。電気的特性の変化は、流体内に配置されている電極3001によって引き起こされ得る。特に、流体の抵抗性および容量性により、電極3001にわたる測定電気特性が変化し、これを検出して電極3001が流体内に配置されているかどうかを決定できる。加えて、電極3001に対する流体レベルの高さが変化するにつれて、電極3001が流体によって覆われる程度が変化し、これにより、分析ユニットによって決定される電気特性の変動が生じる。
【0141】
図27Aは、流体内の初期の直立位置にある細長い部材3002を示す。流体は、3つの例示的な流体レベルによって表され、それらのレベルは、参照番号3006によって示されている。最下部の流体レベル3006では、電極3001は、いずれも流体内に配置されていない。中間の流体レベル3006では、右端の電極3001が流体内に配置されている。最上部の流体レベル3006では、中央の電極3001と右端の電極3001が流体内に配置されている。
【0142】
図27Bは、ユーザが細長い部材3002を解放した結果として、斜めに配置された細長い部材3002を示す。細長い部材3002は、角変位Θ3000を通して移動されている。ユーザが細長い部材3002を解放すると、流体の粘度に依存する速度で流体を通って細長い部材は倒れる。その速度は、流体の粘度と剪断応力に依存し得る。流体を介して倒れる細長い部材3002は、その下端部分3003の周りを旋回する細長い部材3002とみなすことができる。細長い部材3002が流体を介して倒れると、電極3001は流体に向かって効果的に移動する。
【0143】
図27Bの最下部の流体レベル3006を参照すると、右端の電極3001がここで流体内に配置されていることが分かる。特に、右端の電極上の流体レベル3006は、距離「X」だけ増加したとみなすことができる。右端の電極3001が移動して流体と接触すると、電極3001の電気的特性が変化し、分析回路によって検出される。デバイスは、結果として出力を生成するようにアレンジされる。
【0144】
一例において、これにより、電極3001は、流体または十分な量の流体と接触すると遷移し、電極3001の電気特性に測定可能な変化を生じさせるスイッチとして機能することができる。電極3001が流体内に配置されることに応じて、デバイスは出力を生成するようにアレンジされる。流体の高さ、または電極が移動する距離を、電極3001が流体内に配置されるのに要する時間と比較することにより、細長い部材3002が流体を介して倒れる速度を決定し得る。この速度は、流体の粘度を示す。速度は、流体の粘度と剪断応力を示し得る。
【0145】
別の例において、電極3001は、経時的な電気特性の変化を監視する。細長い部材3002が流体を介して倒れると、電極3001が流体中に沈む程度が変化し、この変化は分析回路を使用するデバイスによって検出される。その結果、デバイスは、電極3001からの細長い部材3002の速度を決定することができる。この速度は、流体の粘度を示す。この速度は、流体の粘度と剪断応力を示し得る。
【0146】
図27Bの中間の流体レベル3006を参照すると、中央の電極3001および右端の電極3001は、ここで両方とも流体内に配置されている。これらの電極3001がスイッチとして機能する場合、中央の電極3001のみを使用して、上述の右端の電極3001の例と同じ方法で細長い部材の速度を決定する。電極3001をスイッチ手段として使用すると、この電極を使用して電気出力を測定することも、また温度、粘度、および剪断応力を含む特性を測定することもできる。経時的な電気特性の変化が監視される場合、両方の電極3001を使用して、細長い部材3002が流体を介して倒れる際の速度を決定し得る。両方の電極3001を使用することで、改善された出力またはより信頼性の高い出力を生成し得る。
【0147】
最上部の流体レベル3006の例では、
図27Bにおいて、すべての電極3001が流体内に配置されている。これらの電極3001がスイッチとしてのみ機能する場合、左端の電極3001のみを使用して、上述の右端の電極3001の例と同じ方法で細長い部材の速度を決定する。経時的な電気特性の変化が監視される場合、すべての電極3001を使用して、細長い部材3002が流体を介して倒れる際の速度を決定できる。すべての電極3001を使用することで、改善された出力またはより信頼性の高い出力を生成し得る。
【0148】
言い換えれば、細長い部材3002が流体を介して倒れると、電極3001が流体と接触する可能性があり、これが検出される。電極3001が流体と接触するのに要する時間は、流体レベルおよび細長い部材3002が移動した距離などの他のパラメータと組み合わせて使用して、細長い部材3002の速度を決定し得る。細長い部材3002が流体を介して倒れると、電極3001が流体と接触する程度が変化し、これが検出され得る。経時的なこの程度の変化は、細長い部材3002の速度を決定することも、決定するために使用されることもあり得る。
【0149】
デバイスは、プロセッサに搭載されたクロックなどのタイミングユニット(図示せず)をさらに備え得る。タイミングユニットは、細長い部材が実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から解放されることに応じてトリガされ得る。デバイスは、タイミングユニットからのタイミング情報を使用して、実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から流体を介して倒れる際の細長い部材3002の速度を決定するようにアレンジされ得る。タイミングユニットは、ユーザが長い部材3002を解放すると、タイミングユニットをトリガしてタイミングを開始するタッチ感知スイッチ(図示せず)を備え得る。
【0150】
図28は、単一の電極3001が設けられるデバイスの別の構成を示す。単一の電極3001は、
図27A~
図27Bに関連して上述した電極3001と同じように機能する。単一の電極3001は、細長い部材3002の外面の長さの中央領域に沿って延び、細長い部材3002の上端領域3009および下端領域3003の両方から離間されている。細長い部材3002は、流体3005内に配置されて示されている。使用中、流体の抵抗性および容量性により、流体レベルの異なる高さで生じる読み取り値の変動を発生させることができる。
【0151】
図29A~
図29Bは、デバイスの別の構成を示す。この構成において、細長い部材3002は、球状撹拌要素3012を有する。3つ以上の電極3001が、
図27A~
図27Bの構成と同様に、細長い部材3002の外面に設けられる。細長い部材3002は、流体を含む容器3007内に配置されて示されている。
図29Bは、流体3006の異なる電位レベルと、細長い部材3002が流体を介して倒れる際に電極3001に対するレベルがどのように変化するかを示している。
【0152】
図30Aは、デバイスの別の構成を示す。この構成では、細長い部材3002は、下端部分3003から異なる距離でアレンジされた電極3001を有する。この構成では、電極の異なる高さは、異なる流体レベルに応答してトリガされるスイッチとして使用できる。
図30Bは、
図30Aのデバイスの拡大部分を示している。
【0153】
図30Cは、デバイスの別の構成を示す。この構成において、細長い部材3002は、円筒形の細長い部材3002上にアレンジされた4対の電極3001を有する。すべての電極3001は、同一または類似の長さを有する。使用中、流体の抵抗性および容量性により、流体レベルの異なる高さで生じる読み取り値の変動を発生させることができる。4対の電極3001は、互いに離間しており、デバイスの周囲を取り囲んでいる。このことは、デバイスがより正確に測定できるようにするために、または自己較正さえ可能にするために有益であり得る。この構成は、電極3001によって決定された高さの差が電極/流体接触を描くことを可能にすることにより、デバイスの角変位を決定するためにも使用され得る。
図30Dは、
図30Cと同様の構成を示すが、2対の電極3001しか有していない。2対の電極3001は、円筒形の細長い部材3002の対向する側で互いに離間している。
【0154】
図30Eは、デバイスの別の構成を示す。この構成において、二つの電極3001が、細長い部材(図示せず)の周囲に、コルクスクリューのように螺旋状に設けられている。
【0155】
図31は、デバイスの別の構成を示す。この構成において、細長い部材3002は、球状撹拌要素3012を有する。3つの電極3001は、
図27A~
図27Bおよび
図29A~
図29Bの構成と同様に、細長い部材3002の外面に設けられる。2つの電極3001は、球状撹拌要素3012に近い領域まで延びている。
【0156】
細長い部材を備えるデバイスは、構造と機能との両方で、上記の本発明の前述の態様で説明した細長い部材を備えるデバイスと類似または同一でのこともあり得る。
【0157】
上記の構成において、電極3001は、食品安全コーティングまたは生体適合性コーティングなどのコーティングで覆われ得る。デバイスは、加速度計および電位差計のうちの1つ以上をさらに備え得る。
【0158】
上記の構成において、電極3001に対する流体レベルは、電極3001の端子間に接続された分析回路を使用して監視されるが、本発明はこの特定の構成に限定されない。他の構成について、デバイスは、流体レベルの変化による2つの電極3001間の導電率または静電容量の変化を監視し得る。2つの電極3001間の導電率または静電容量の変化は、流体に浸された電極3001の長さに比例し得る。電極3001は、デバイスがレベルスイッチまたは傾斜センサと同様の方法で動作することを可能にし得る。
【0159】
追加の構成において、デバイスは静的であり、流体を保持する容器/容れ物に固定され得る。この構成において、容器/容れ物に対して移動する細長い部材3002の代わりに、容れ物の運動/角変位は、電極と流体表面との間の角変位の変動を提供し得る。このデバイスの動作原理は、この構成でも同じである。
【0160】
以下は、上記のデバイスが正しい粘度を決定する方法の一般的な説明である。
【0161】
上記のような細長い部材/デバイスは、特定の粘度を有する流体の中に直立して配置されたとき、特定の時間にわたって所定の位置に留まるようにアレンジされ得る。より詳細には、細長い部材が流体内に置かれると、動的な力が細長い部材に作用し得る。流体内で作用する剪断応力、剪断ひずみ、および剪断速度による力が、細長い部材に作用する増加する重力/重量以上である場合、細長い部材はその湾曲した端部分の周りを旋回する。細長い部材が所定の時間の間に閾値角度未満で旋回する場合、細長い部材は、特定の粘度を有する流体の中に配置されていると見なされ得る。細長い部材が所定の時間の間に閾値角度を超えて旋回する場合、細長い部材は、特定の粘度未満の流体の中に配置されていると見なされ得る。細長い部材が所定の時間を超えて直立位置または所定位置に留まる場合、細長い部材は、特定の粘度を超える流体内に配置されている見なされ得る。粘度が増加すると、細長い部材に作用するこれらの動的な力が増加する。言い換えれば、粘度が増加すると、既知の時間と距離での細長い部材の変位の傾倒率が低下する。本発明による細長い部材/デバイスは、流体の正しい粘度および剪断応力を決定するようにアレンジされ得る。
【0162】
全乳、オレンジジュース、リンゴジュース、コーディアル、水などの流体は、室温で一般にニュートン挙動を示し得る。これは、粘度が一般に剪断速度に依存しないこと、または剪断速度として小さな範囲内で変化することを意味する。しかしながら、牛乳などの流体は、低温では非ニュートン挙動を示し得る。特に、牛乳中の脂肪の存在により、低温でのずり減粘挙動が特定され得る。低温では、この脂肪はコロイド粒子のような挙動をし、ずり減粘挙動を生成する。この効果は、粘度のわずかな変動をもたらすだけである。それにもかかわらず、正しい粘度を決定するために細長い部材/デバイスの特性(密度、材料、重量、重心、または表面仕上げなど)を決定するときに、細長い部材/デバイスと一緒に使用することが意図されている流体の温度を考慮し得る。
【0163】
一例において、細長い部材/デバイスの特性は、較正手順中に決定される。較正手順では、多数の細長い部材が、所望の環境で所望の粘度を有する流体でテストされる。これは、例えば、7.5gのとろみ剤が添加された7.5cmの液高を有する200mlの水であり得る。温度は摂氏23℃であり得る。これらの条件は、流体が特定のIDDSIレベルに対応することを意味し得る。当然、流体、液体の高さ、とろみ剤および温度の他の構成も、異なるIDDSIレベルを生成するなど、本発明の範囲内にある。
【0164】
特定の時間にわたって所定位置に留まる1つ以上の細長い部材が識別される。これらの細長い部材は、流体の粘度を正確に決定することができる。これらの細長い部材の(密度、材料、重量、重心、または表面仕上げなど)特性が識別され、流体の粘度を正確に決定し得る後続の細長い部材の特性を決定する基礎として使用される。言い換えれば、細長い部材は、特定の粘度または特定の粘度範囲を有する流体の中に置かれたときに、細長い部材が直立位置または他の所定位置に留まることを可能にする1つ以上の所定の特性を有し得る。
【実施例】
【0165】
例1。流体の正しい粘度を決定するための、細長い部材を備えるデバイスであって、前記細長い部材は、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたときに、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取り、流体が所望の粘度未満の場合、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まることも、その位置を取ることもできない、デバイス。
【0166】
例2。前記細長い部材が上側部分と下側部分とを備え、前記下側部分は前記流体中に置かれるように適合され、前記上側部分は個人の手(複数可)で保持および/または操作されるように適合される、例1に記載のデバイス。
【0167】
例3。前記デバイスが異なる所望の粘度を選択するために調整することのできる、例2に記載のデバイス。前記細長い部材は、また1つの細長い部材がセクションを追加または除去することにより、いくつかの粘度/剪断速度を測定し得るようにアレンジされ得る。
【0168】
例4。前記デバイスは、実質的な直立位置または所定位置に留まることができる粘度を調整するために、前記上側部分の周りで恒久的な移動が可能な加重要素をさらに備える、例3に記載のデバイス。
【0169】
例5。前記細長い部材は、その長さの少なくとも一部を通る内部チャネルを備え、前記チャネルは、第二の細長い部材の長さの少なくとも一部を受け入れることができ、前記第二の細長い部材の位置は、実質的な直立位置または所定位置に留まることができる粘度を調整するために、前記デバイスの長さを伸縮して、前記チャネル内で調整可能である、例3に記載のデバイス。
【0170】
例6。第二の細長い部材は、前記細長い部材の前記上側部分の端部に設けられた開口部を通して前記内部チャネル内に配置可能である、例5に記載のデバイス。
【0171】
例7。前記第二の細長い部材は、摩擦によって前記内部チャネル/前記開口部内の所定位置に保持される、例6に記載のデバイス。
【0172】
例8。前記内部チャネルおよび/または開口部の少なくとも一部は、前記第二の細長い部材のねじ付きシャンク部分の周りに回転動作可能に配置されたねじ付き表面を備える、例7に記載のデバイス。
【0173】
例9。前記第二の細長い部材は、一つ以上の加重要素またはさらなる加重要素(複数可)を備える、例5~例8のいずれか一つに記載のデバイス。
【0174】
例10。前記細長い部材は、少なくとも所望の粘度を有する流体の中に置かれたときに、その重心に依存して、実質的な直立位置もしくは所定位置に留まるか、またはその位置を取る、例1~例3のいずれか一つに記載のデバイス。
【0175】
例11。前記細長い部材が所定位置を取るときに、または前記所定位置に移動するときに、前記流体が少なくとも所望の粘度を有すると評価される、例10に記載のデバイス。
【0176】
例12。前記細長い部材が前記所定位置に移動するのに要する時間または速度は、前記流体が少なくとも所望の粘度を有することを示す、例11に記載のデバイス。
【0177】
例13。前記デバイスは、異なる所望の粘度を表すことのできる調整を示すマーキングをさらに備える、例3~例9のいずれか一つに記載のデバイス。
【0178】
例14。前記下側部分は、流体を混合できる混合要素、および/または流体の中に粉末を混合できる混合要素を備える、例2~例10のいずれか一つに記載のデバイス。
【0179】
例15。前記混合要素は、スプーン、フォーク、泡立て器、ディッパーまたはビーター装置を備える、例14に記載のデバイス。
【0180】
例16。前記細長い部材は、所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置内に留まり、前記デバイスは、所望の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置内に留まることができるさらなる細長い部材を備える、例1に記載のデバイス。
【0181】
例17。所望の粘度は、2つの粘度の範囲内の粘度を含む、例16に記載のデバイス。
【0182】
例18。前記細長い部材は、前記流体の最大所望粘度を規定し、前記さらなる細長い部材は、その最小所望粘度を規定する、例16または例17に記載のデバイス。
【0183】
例19。前記さらなる細長い部材は、前記細長い部材内に位置する内部チャネル内に受容可能である、例16~例18のいずれか一つに記載のデバイス。
【0184】
例20。前記細長い部材および一つまたは複数の前記さらなる細長い部材は、輸送のために、および/または使用しないときのために、互いに接続可能であるように適合されている、例16~例18のいずれか一つに記載のデバイス。
【0185】
例21。前記細長い部材は、実質的に中空で、前記部材の一端または両端に開口部を備える、例1に記載のデバイス。
【0186】
例22。流体の正しい粘度を決定するための、複数の細長い部材を備えるデバイスであって、各細長い部材は、所定の粘度を有する流体の中に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まることができ、前記流体が所定の粘度未満であるとき、実質的に直立した位置または所定の位置に留まることができず、前記複数の細長い部材は、異なる所定の粘度に対応する、デバイス。
【0187】
例23。前記複数の細長い部材のそれぞれは、各細長い部材の所定の粘度を示すインジケータを有する、例22に記載のデバイス。
【0188】
例24。流体の正しい粘度を決定するための、細長い部材と1つ以上の加重アタッチメントとを備えるデバイスであって、前記細長い部材は、所定の粘度を有する流体内に置かれたとき、実質的な直立位置または所定位置に留まることができ、前記流体が所定の粘度未満のとき、実質的な直立位置または所定位置で直立または所定の状態に留まることができず、前記1つ以上の加重アタッチメントは、前記デバイスが異なる所定の粘度を決定できるように、前記細長い部材に取り付けることができる、デバイス。
【0189】
例25。前記1つ以上の加重アタッチメントは、異なる重さのものである、例24に記載のデバイス。
【0190】
流体の粘度を決定するためのデバイスであって、このデバイスは、細長い部材と、前記細長い部材の上または内部に配置された運動および/または速度センサと、実質的な直立位置もしくは所定位置または他の設定位置から前記流体を介して倒れる際の前記流体の粘度を示す運動および/または近接および/または速度を決定することのできる任意の他のデータを前記センサからユーザに通信するための通信装置を備える、デバイス。このデバイスは、通信装置に加えて、データを保存するためのデータ保存装置を有し得る。
【0191】
例27。嚥下障害に苦しむ患者への摂取または投与のために、流体の現在の粘度を決定する際に使用する、例1~例26のいずれか一つに記載のデバイス。
【0192】
例28。粉末食品または医薬品を収容するための容器またはパッケージングであって、前記容器またはパッケージングが、例1~例26のいずれか一つに記載のデバイスを組み込むか、追加として収容するか、またはそれに関連する、容器またはパッケージング。
【0193】
例29。流体の正しい最小粘度を決定する方法であって、
(a)流体の正しい最小粘度または最小とろみを決定することのできる例1~例27のいずれか一つに記載のデバイスを提供するステップと、
(b)粘度またはとろみが決定されるべき流体の中に、デバイスを挿入するステップと、
(c)前記細長い部材が実質的な直立位置または所定位置に留まるか、またはその位置を取る場合、前記液体の正しい最小粘度または最小とろみを決定するステップ
を含む、方法。
【0194】
前述の実施形態は、権利を付与される特許請求の範囲による保護の範囲を制限することを意図するものではなく、本発明をどのように実施できるかの例を説明することを意図している。