特許7263640IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

[0001]本出願は、「極性リンカーを有する官能化樹脂」と題された米国仮特許出願62/483,835及び62/483,820(両方とも2017年4月10日に出願された)(これらは両方ともそれらの全部を参照として本明細書中に包含する)に対する優先権及びその利益を主張する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

[0011]而して、加工助剤として用いられるか、或いは自動車タイヤにおいて非結合樹脂によって与えられる減衰効果又はエネルギー散逸効果を阻止するために用いられる官能化樹脂が開示される。具体的には、ゴム混合物の減衰特性を部位特異的に変化させることができる。本明細書に開示する官能化樹脂は、反応性基、好ましくは極性リンカーに結合している反応性シラン基によって、フィラー材料、好ましくはシリカの表面に結合する。驚くべきことに、官能化樹脂は、ポリマー-フィラーの界面を効率的に変性することができるので、ゴム混合物の粘弾性を向上させる。向上したウェットグリップとより低い転がり抵抗のようなタイヤ組成物の相容れない技術的要件を、より高いレベルで有効に解決することができる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

[0012]本発明においては、シランで官能化した樹脂組成物が提供される。本明細書に開示するようにシランで樹脂を官能化すると、優れた予期しなかった特性が与えられて、ゴム製品、接着剤、タイヤ、ベルト、ガスケット、ホースなどのような製品が、本発明の官能化樹脂を用いない同様の製品と比べて優れた特性を有するようになることが見出された。また、かかる樹脂を得る方法、製造する方法、合成する方法、又は生成させ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1A】 [0024]図1A~図1Mは、シラン官能化樹脂に関する合成ルート及び構造の複数の形態を示す。図1Aは、アセトキシスチレン官能化による懸垂シラン含有樹脂の合成を示す。
【図1B】 図1Bは、フェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1C】 図1Cは、無水物シラン(anhydride silane)を用いるフェノール官能化による懸垂シラン含有樹脂の合成を示す。
【図1D】 図1Dは、樹脂上に無水コハク酸をグラフトすることによる懸垂シラン含有樹脂の合成を示す。
【図1E】 図1Eは、フリーラジカル共重合による懸垂シラン含有樹脂の合成を示す。
【図1F】 図1Fは、変動し得る基Zの周囲の種々の構造の態様を示す。
【図1G】 図1Gは、無水コハク酸を用いるフェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1H】 図1Hは、クロロシランを用いるフェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1I】 図1Iは、イソボルニルメタクリレートと3-(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートの共重合による懸垂シラン含有樹脂の合成を示す。
【図1J】 図1Jは、グリシドキシシランを用いるフェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1K】 図1Kは、グリシドキシシランを用いる酸官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1L】 図1Lは、グリシドキシシランを用いるフェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図1M】 図1Mは、無水フタル酸及びグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によるエンドキャップシラン含有樹脂の合成を示す。
【図2A】 [0025]図2Aは、ポリマーマトリクス中に単純にインターカレーションする従来技術の樹脂を概略的に示す。
【図2B】 図2Bは、シリカ粒子:SiO2の表面への官能化樹脂の結合を概略的に示す。
【図3】 [0026]図3は、実施例1.1に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂フェノール官能化樹脂の合成である工程1Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なフーリエ変換赤外(FT-IR)スペクトルを示す。
【図4】 [0027]図4は、実施例1.1に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂フェノール官能化樹脂の合成である工程1Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な熱重量分析(TGA)トレースを示す。
【図5】 [0028]図5は、実施例1.1に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂フェノール官能化樹脂の合成である工程1Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な示差走査熱量測定(DSC)トレースを示す。
【図6】 [0029]図6は、実施例1.1に記載のフェノール基官能化による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程1Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図7】 [0030]図7は、実施例1.1に記載のフェノール基官能化による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程1Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図8】 [0031]図8は、実施例1.1に記載のフェノール基官能化による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程1Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図9】 [0032]図9は、実施例1.1に記載のカルボン酸基官能化による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程1Cの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図10】 [0033]図10は、実施例1.1に記載のカルボン酸基官能化による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程1Cの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図11】 [0034]図11は、実施例1.1に記載のカルボン酸基官能化による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程1Cの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図12】 [0035]図12は、実施例1.1に記載のカルボン酸基官能化による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程1Cの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なゲル透過クロマトグラフィー(GPC)トレースを示す。
【図13】 [0036]図13は、実施例1.2に記載のフェノール基官能化によるエンドキャップカルボン酸官能化樹脂の合成である工程2Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図14】 [0037]図14は、実施例1.2に記載のフェノール基官能化によるエンドキャップカルボン酸官能化樹脂の合成である工程2Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図15】 [0038]図15は、実施例1.2に記載のフェノール基官能化によるエンドキャップカルボン酸官能化樹脂の合成である工程2Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図16】 [0039]図16は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図17】 [0040]図17は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図18】 [0041]図18は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図19】 [0042]図19は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なGPCトレースを示す。
【図20】 [0043]図20は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な13C-核磁気共鳴(NMR)トレースを示す。
【図21】 [0044]図21は、実施例1.2に記載のカルボン酸基官能化によるエンドキャップシラン官能化樹脂の合成である工程2Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な29Si-NMRトレースを示す。
【図22】 [0045]図22は、実施例1.3に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程3Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図23】 [0046]図23は、実施例1.3に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程3Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図24】 [0047]図24は、実施例1.3に記載のアセトキシスチレン脱保護による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程3Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図25】 [0048]図25は、実施例1.4に記載の無水物シランを用いるフェノール変性による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程4Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図26】 [0049]図26は、実施例1.4に記載の無水物シランを用いるフェノール変性による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程4Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図27】 [0050]図27は、実施例1.4に記載の無水物シランを用いるフェノール変性による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程4Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図28】 [0051]図28は、実施例1.4に記載の無水物シランを用いるフェノール変性による懸垂カルボン酸官能化樹脂の合成である工程4Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なGPCトレースを示す。
【図29】 [0052]図29は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図30】 [0053]図30は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図31】 [0054]図31は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図32】 [0055]図32は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なGPCトレースを示す。
【図33】 [0056]図33は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図34】 [0057]図34は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085(Eastman Chemical, Ltd., Kingsport, TN,米国)上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な13C-NMRトレースを示す。
【図35】 [0058]図35は、実施例1.4に記載のKristalex(登録商標)3085上へ無水コハク酸をグラフトすることによって誘導される懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程4Bの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な29Si-NMRトレースを示す。
【図36】 [0059]図36は、実施例1.5に記載のメタクリレートシランを用いるフリーラジカル共重合による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程5Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的なGPCトレースを示す。
【図37】 [0060]図37は、実施例1.5に記載のメタクリレートシランを用いるフリーラジカル共重合による懸垂シラン官能化樹脂の合成である工程5Aの官能化樹脂合成生成物に関する代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図38】 [0061]図38は、実施例1.6に記載の無水コハク酸によるフェノール官能化によって達成された官能化樹脂合成生成物に関する代表的なFT-IRスペクトルを示す。
【図39】 [0062]図39は、実施例1.6に記載の無水コハク酸によるフェノール官能化によって達成された官能化樹脂合成生成物に関する代表的なTGAトレースを示す。
【図40】 [0063]図40は、実施例1.6に記載の無水コハク酸によるフェノール官能化によって達成された官能化樹脂合成生成物に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図41】 [0064]図41は、実施例1.6に記載の無水コハク酸によるフェノール官能化によって達成された官能化樹脂合成生成物に関する代表的なGPCトレースを示す。
【図42】 [0065]図42は、実施例1.7に記載のクロロシランを用いるフェノール官能化によって製造されたエンドキャップシラン含有樹脂に関する代表的な29Si-NMRトレースを示す。
【図43】 [0066]図43は、実施例1.8に記載のイソボルニルメタクリレートと3-(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートの共重合によって合成された懸垂シラン含有樹脂に関する代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図44】 [0067]図44は、実施例1.8に記載のイソボルニルメタクリレートと3-(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートの共重合によって合成された懸垂シラン含有樹脂に関する代表的なDSCトレースを示す。
【図45】 [0068]図45は、実施例1.8に記載のイソボルニルメタクリレートと3-(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートの共重合によって合成された懸垂シラン含有樹脂に関する代表的な29Si-NMRトレースを示す。
【図46】 [0069]図46は、実施例1.8に記載のイソボルニルメタクリレートと3-(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートの共重合によって合成された懸垂シラン含有樹脂に関する代表的なIRトレースを示す。
【図47】 [0070]図47は、実施例1.9に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂最終生成物の得られた代表的なTGAトレースを示す。
【図48】 [0071]図48は、実施例1.9に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂最終生成物の得られた代表的なDSCトレースを示す。
【図49】 [0072]図49は、実施例1.9に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂最終生成物の得られた代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図50】 [0073]図50は、実施例1.9に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂最終生成物の得られた代表的なGPCトレースを示す。
【図51】 [0074]図51は、実施例1.10に記載のグリシドキシシランを用いる酸官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の得られた代表的なGPCトレースを示す。
【図52】 [0075]図52は、実施例1.10に記載のグリシドキシシランを用いる酸官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の得られた代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図53】 [0076]図53は、実施例1.10に記載のグリシドキシシランを用いる酸官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の得られた代表的なTGAトレースを示す。
【図54】 [0077]図54は、実施例1.11に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的なDSCトレースを示す。
【図55】 [0078]図55は、実施例1.11に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的なGPCトレースを示す。
【図56】 [0079]図56は、実施例1.11に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図57】 [0080]図57は、実施例1.11に記載のグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的なTGAトレースを示す。
【図58】 [0081]図58は、実施例1.12に記載の無水フタル酸及びグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的な1H-NMRトレースを示す。
【図59】 図59は、実施例1.12に記載の無水フタル酸及びグリシドキシシランを用いるフェノール官能化によって得られたエンドキャップシラン含有樹脂の代表的なGPCトレースを示す。
【図60】 [0082]図60は、実施例3において試験した試料のそれぞれに関するレジリエンスvsショアA硬度のグラフを示す。

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