IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キリンホールディングス株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図1
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図2
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図3
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図4
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図5
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図6
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図7
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図8
  • 特許-飲料注出装置及び開閉機構 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-17
(45)【発行日】2023-04-25
(54)【発明の名称】飲料注出装置及び開閉機構
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/12 20060101AFI20230418BHJP
【FI】
B67D1/12
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2019020620
(22)【出願日】2019-02-07
(65)【公開番号】P2020128221
(43)【公開日】2020-08-27
【審査請求日】2022-02-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000253503
【氏名又は名称】キリンホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099645
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 晃司
(74)【代理人】
【識別番号】100104499
【弁理士】
【氏名又は名称】岸本 達人
(72)【発明者】
【氏名】岡田 博
【審査官】吉田 昌弘
(56)【参考文献】
【文献】特表2007-528325(JP,A)
【文献】特開2018-008708(JP,A)
【文献】特開2002-068393(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、
前記飲料が流れる注出管と、
注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体と、
前記レバー本体の移動に連動して、前記注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、
前記開閉部材の移動を案内する案内部とを備え、
前記案内部は、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに前記開閉部材に対して前記流路を開放する方向に作用する力を受けるように、前記注出管に沿って延びる延在部を有する、飲料注出装置。
【請求項2】
前記開閉部材を収容する収容部をさらに備え、
前記案内部は、前記開閉部材が有するガイドピンを受け入れるように、前記収容部に形成されたガイド溝である、請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項3】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、
前記飲料が流れる注出管と、
注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体と、
前記レバー本体の移動に連動して、前記注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、
前記開閉部材の移動を案内する案内部と、
前記開閉部材を収容する収容部とを備え、
前記案内部は、前記開閉部材が有するガイドピンを受け入れるように、前記収容部に形成されたガイド溝であり、
前記ガイド溝は、延在部と前記延在部から連続する湾曲部とを有し、
前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに、前記ガイドピンが前記延在部に位置する、飲料注出装置。
【請求項4】
前記レバー本体を付勢する付勢部材と、
前記付勢部材を前記レバー本体に向かって付勢する弾性部材とをさらに備え、
前記レバー本体の一部は、前記レバー本体が前記注出位置にあるときに、前記弾性部材によって付勢される前記付勢部材の突出部と当接し、前記レバー本体の移動が制限される、請求項3に記載の飲料注出装置。
【請求項5】
前記レバー本体が前記注出位置にあるときに、前記ガイドピンが前記ガイド溝の一部と当接する、請求項3又は4に記載の飲料注出装置。
【請求項6】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、
前記飲料が流れる注出管と、
注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体を備え、
前記レバー本体は、前記注出停止位置から泡注出位置へ移動可能であり、
前記レバー本体が前記泡注出位置にあるときに、前記注出停止位置へと移動する方向に前記レバー本体を付勢する付勢部材をさらに備える、飲料注出装置。
【請求項7】
前記レバー本体が前記泡注出位置にあるときに、前記レバー本体の移動を規制するストッパー部をさらに備える、請求項6に記載の飲料注出装置。
【請求項8】
前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに、前記付勢部材は前記レバー本体が前記注出位置に向かって回動する方向に付勢力を加え、前記レバー本体は、前記レバー本体の回動が制限されるように前記付勢部材を付勢する、請求項4,6及び7のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
【請求項9】
前記飲料注出装置は、前記案内部と、前記レバー本体を支持する軸穴とが形成されているベース部材をさらに備える、請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項10】
飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置において、前記飲料が流れる注出管を開閉する開閉機構であって、
注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体と、
前記レバー本体の移動に連動して、前記注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、
前記開閉部材の移動を案内する案内部とを備え、
前記案内部は、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに前記開閉部材に対して前記流路を開放する方向に作用する力を受けるように、前記注出管に沿って延びる延在部を有する、開閉機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビール等を含む飲料を注出する飲料注出装置とその開閉機構に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、駆動部材を操作する操作レバーと、駆動部材によって駆動されてチューブの内部を開閉する開閉部材とを有する飲料泡注出装置が記載されている。この駆動部材は、操作レバーを前後方向に操作すると、チューブの長手方向に沿って前後に移動する。さらに、飲料泡注出装置は、開閉部材をチューブに押し付ける方向の力を発生する圧縮コイルばねを有している。そして、操作レバーが注出停止位置にあるとき、駆動部材の突起部と開閉部材の溝部とが圧縮コイルばねの力で嵌まり合い、チューブを閉塞するように弾性変形させる。これにより、飲料の流れが阻止され、飲料の注出が停止する。
【0003】
操作レバーが注出停止位置から注出位置へと操作された場合、駆動部材は後方に移動する。その場合、駆動部材の突起部の傾斜部が開閉部材の溝部の壁面を後方に押し込む。これにより、開閉部材は、圧縮コイルばねに抗してチューブから離れるように上方に後退する。それにより、チューブの内部が開かれ、飲料の流れが許容される。一方、操作レバーが注出停止位置から泡注出位置へと操作された場合、駆動部材は前方に移動する。その場合、駆動部材の突起部の傾斜部が開閉部材の溝部の壁面を前方に押し込む。これにより、開閉部材は圧縮コイルばねに抗してチューブから離れるように上方に後退する。この場合もチューブの内部が開かれ、泡の流れが許容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】国際公開第2017/208808号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、操作レバーが注出停止位置にあるとき、開閉部材が圧縮コイルばねによってチューブに押し付けられている。すなわち、圧縮コイルばねの付勢力によって、チューブを閉塞させている。そのため、圧縮コイルばねによって付勢された状態で、開閉部材の溝部が駆動部材の突起部の傾斜部に対して摺動する。その結果、圧縮コイルばねによって開閉部材の溝部が駆動部材の突起部の傾斜部に強く押し付けられる。これにより、流路の閉鎖時に開閉部材に加わる力が大きくなるため、開閉部材の移動時に両者の間に働く摩擦力が大きくなり、操作レバーの操作に大きな力が必要となってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る飲料注出装置は、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置であって、前記飲料が流れる注出管と、注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体と、前記レバー本体の移動に連動して、前記注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、前記開閉部材の移動を案内する案内部とを備え、前記案内部は、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに前記開閉部材に対して前記流路を開放する方向に作用する力を受けるように設けられている。
【0007】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置は、前記開閉部材を収容する収容部をさらに備え、前記案内部は、前記開閉部材が有するガイドピンを受け入れるように、前記収容部に形成されたガイド溝である。
【0008】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置において、前記ガイド溝は、延在部と前記延在部から連続する湾曲部とを有し、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに、前記ガイドピンが前記延在部に位置する。
【0009】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置は、前記レバー本体を付勢する付勢部材と、前記付勢部材を前記レバー本体に向かって付勢する弾性部材とをさらに備え、前記レバー本体の一部は、前記レバー本体が前記注出位置にあるときに、前記弾性部材によって付勢される前記付勢部材の突出部と当接し、前記レバー本体の移動が制限される。
【0010】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置において、前記レバー本体が前記注出位置にあるときに、前記ガイドピンが前記ガイド溝の一部と当接する。
【0011】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置において、前記レバー本体は、前記注出停止位置から泡注出位置へ移動可能であり、前記レバー本体が前記泡注出位置にあるときに、前記注出停止位置へと移動する方向に前記レバー本体を付勢する付勢部材をさらに備える。
【0012】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置は、前記レバー本体が前記泡注出位置にあるときに、前記レバー本体の移動を規制するストッパー部をさらに備える。
【0013】
本発明の他の態様に係る飲料注出装置において、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに、前記付勢部材は前記レバー本体が前記注出位置に向かって回動する方向に付勢力を加え、前記レバー本体は、前記レバー本体の回動が制限されるように前記付勢部材を付勢する。
【0014】
また、本発明の一態様に係る開閉機構は、飲料容器から飲料を注出する飲料注出装置において、前記飲料が流れる注出管を開閉する開閉機構であって、注出停止位置と注出位置との間で移動可能なレバー本体と、前記レバー本体の移動に連動して、前記注出管内の流路を開閉するように移動する開閉部材と、前記開閉部材の移動を案内する案内部とを備え、前記案内部は、前記レバー本体が前記注出停止位置にあるときに前記開閉部材に対して前記流路を開放する方向に作用する力を受けるように設けられている。
【0015】
これにより、流路の閉鎖時に開閉部材に加わる力を小さくして、開閉部材の移動に伴う摩擦力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】飲料注出装置の概略斜視図。
図2】レバー本体の概略斜視図。
図3】スライダーの概略斜視図。
図4】ベースの概略斜視図。
図5】付勢部材の概略斜視図。
図6】摺動方向を説明する概略斜視図。
図7】注出停止時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
図8】注出時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
図9】泡注出時のケースの幅方向における中央部を通る断面を示す概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態において説明する寸法、材料、形状及び構成要素の相対的な位置は任意に設定でき、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されない。なお、本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。例えば、飲料が飲料注出装置から外部に排出される方向が下方向に対応する。
【0018】
図1から図5を参照して、飲料注出装置である飲料サーバ100について説明する。図1は上方から見た飲料サーバ100の注出機構20を示している。なお、図1においては、飲料サーバ100が備える飲料容器11、及び供給装置12については概略的に示している。
【0019】
図1に示す飲料サーバ100は、飲料の一例としてのビール等の発泡性飲料が充填された飲料容器11を備え、飲料容器11から飲料を注出する。また、飲料サーバ100は、飲料容器11を収容して保持する保持容器(不図示)を備えていてもよい。さらに、飲料サーバ100は、飲料容器11内に飲料注出用のガス(例えば炭酸ガス)を供給するガスボンベ等の供給装置12を備えている。飲料容器11と飲料を注出する注出機構20とは、飲料が流れる注出管の一例である可撓性のチューブ21によって接続されている。そして、ガス圧によって飲料容器11から送り出される飲料は、チューブ21内を通って注出機構20のノズル31へと導かれる。また、保持容器の内部には、飲料容器11の中の飲料を冷却する冷却ユニットを設置できる。代替的に、飲料サーバ100は、外部の飲料容器及び供給装置に接続されていてもよい。例えば、飲料サーバ100が注出機構20と冷却ユニットとを備える場合、飲料サーバ100は可撓性のチューブ(不図示)によって外部の飲料容器に接続される。
【0020】
飲料容器11は、例えば、金属ボトル、ガラスボトル、又は樹脂ボトルである。また、飲料容器11の容量は、一例として500mLから20000mLである。そして、飲料容器11には、飲料の取出管(不図示)が設けられており、チューブ21の一端部が当該取出管に接続される。注出機構20は、ナットジョイント23(図7)と、当該ナットジョイント23と接続ジョイント(不図示)とを連結するナット24とを有している。そして、注出機構20は、接続ジョイントを介して飲料容器11に連結される。飲料の取出管と接続されたチューブ21は、注出機構20内を経由して下方に曲げられてノズル31内に延びている。なお、接続ジョイントと連結される連結部材がさらに設けられていてもよい。
【0021】
注出機構20は、ユーザが回動して操作する操作レバー41を備えている。注出位置P1(図8)は、注出停止位置P0(図7)に対してナット24から離れる方向に操作レバー41が回動した位置である。また、泡注出位置P2(図9)は、注出停止位置P0に対してナット24に近づく方向に操作レバー41が回動した位置である。また、注出機構20は、ケース51を備えており、ケース51には操作レバー41の下方において飲料が流れ出るノズル31が設けられている。そして、ノズル31内には、チューブ21が挿入される略円柱状の空間が形成されている。このノズル31は、ケース51内に収容されるベース61(図4)の下部と係合している。
【0022】
以下、図2から図6を参照して開閉機構26(図7)について説明する。なお、図4においては、ベース61の内部形状を示すために、ベース61の一方の壁部65を図示していない。
【0023】
開閉機構26においては、操作レバー41のレバー本体42(図2)の移動に連動して、チューブ21内の流路を開閉するようにスライダー71(図3)が移動する。これにより、ベース61内に配置されたチューブ21内の流路が開閉される。具体的に、レバー本体42が注出停止位置P0にあるときには、スライダー71がチューブ21を押し潰して流路を閉鎖する。また、レバー本体42が注出位置P1にあるときには、スライダー71がチューブ21から離れる方向に移動して流路を開放する。さらに、レバー本体42が泡注出位置P2にあるときには、スライダー71がチューブ21から離れる方向に移動して、流路の一部を開放する。
【0024】
図4に示すように、ベース61には、チューブ21を保持する断面略U字状の湾曲溝62が形成されている。そして、ベース61とナットジョイント23とが接続されることによって、ナットジョイント23、ベース61及びノズル31を通るようにチューブ21が注出機構20に保持される。収容部として機能するベース61は、レバー本体42の下部と、レバー本体42の摺動溝43に嵌め込まれて開閉部材として機能するスライダー71と、泡注出位置P2にあるレバー本体42を付勢する付勢部材81とを収容する。
【0025】
ベース61の湾曲溝62は、チューブ21の外形と相補的な形状を有しており、ノズル31に向かって下方に傾斜している。また、ベース61には、スライダー71の移動を案内する案内部として機能するガイド溝63が形成されている。このガイド溝63は、スライダー71が有する略円柱状の部材であるガイドピン72を受け入れるように、ベース61において対向する一対の壁部65にそれぞれ形成されている。各ガイド溝63は、チューブ21に沿って延びる延在部63Aと、延在部63Aから連続する湾曲部63Bとを有している。そして、湾曲部63Bは、延在部63Aから湾曲して上方に延びている。
【0026】
また、ベース61には、弾性部材として機能する圧縮コイルばね91の一端を受け入れる第1受け部64が形成されている。この第1受け部64は、付勢部材81をレバー本体42に向かって付勢する圧縮コイルばね91の一端を受け入れるように、略円状の形状を有している。また、圧縮コイルばね91の他端は、付勢部材81に形成された略円状の第2受け部82(図6)に受け入れられる。なお、弾性部材は、圧縮コイルばね91に限られず、弾性ゴム等の他の部材であってもよい。
【0027】
図5に示すように、レバー本体42を付勢する付勢部材81は、略L字状の外形を有しており、圧縮コイルばね91によってレバー本体42に向かって付勢され付勢回動軸83を中心に回動する。この付勢回動軸83は、付勢部材81が有する略円柱状の部材である。また、付勢部材81は、第2受け部82とは反対側に突出して、チューブ21に下方から当接する下側当接部84を有している。下側当接部84は、チューブ21を横断する方向に延びており、下側当接部84の内側には貫通孔85が形成されている。チューブ21は、当該貫通孔85を通ってノズル31へと挿入される。また、下側当接部84の先端は、チューブ21を傷付けることがないように丸みを帯びている。
【0028】
さらに、付勢部材81は、レバー本体42が注出位置P1にあるときに、レバー本体42の一部である略円柱状のレバーピン47と当接する突出部86を有している。また、突出部86は、レバー本体42に向かって突出している。そして、突出部86の両側には、略円柱状の付勢ピン87が突出している。この付勢ピン87は、レバー本体42が泡注出位置P2へと回動する際に、レバー本体42の付勢部44(図2)と当接する。
【0029】
図2に戻り、レバー本体42の下部の両側には、スライダー71を受け入れる摺動溝43が形成されている。この摺動溝43の内側の幅は、スライダー71の一対の摺動部分74の外側の幅よりもわずかに大きい。そのため、スライダー71は、摺動溝43に沿って図6に矢印でしめす摺動方向に沿って摺動できる。この摺動溝43の内側には、略円柱状のレバー回動軸45が突出している。そして、レバー回動軸45は、スライダー71の係合溝73と係合する。さらに、レバー本体42には、付勢部材81の突出部86と面する位置に略矩形状の開口部46が形成されている。そして、突出部86は、当該開口部46に挿入される。レバーピン47は、レバー本体42が注出位置P1にあるときに、圧縮コイルばね91によって付勢される突出部86と当接するように、この開口部46を横断している。
【0030】
また、レバー本体42は、チューブ21を押し潰してオリフィスを形成するオリフィス形成部48を有している。このオリフィス形成部48は、レバー本体42の下部から下方に向かって突出している。また、オリフィス形成部48の両側には、ベース61のストッパー部66と当接する平面部49が形成されている。さらに、オリフィス形成部48の先端は、チューブ21を傷付けることがないように丸みを帯びている。そして、チューブ21を横断する方向において、オリフィス形成部48の幅はチューブ21の幅よりも短く設定されている。さらに、レバー本体42におけるオリフィス形成部48と反対側には、付勢部材81の付勢ピン87と当接する付勢部44が形成されている。この付勢部44は、略円柱状の付勢ピン87の外形に沿ってその一部が湾曲している。
【0031】
図3に示すように、スライダー71は、レバー回動軸45に向かって上方に突出するとともに、摺動溝43に受け入れられる一対の摺動部分74を有している。各摺動部分74には略U字状の係合溝73が形成されており、レバー回動軸45が当該係合溝73に挿入される。また、スライダー71は略円柱状のガイドピン72を有しており、当該ガイドピン72がスライダー71の両側から突出している。そして、ガイドピン72は、ベース61の両側に形成されたガイド溝63に挿入される。
【0032】
レバー本体42が回動すると、ガイドピン72がガイド溝63に案内され、スライダー71はレバー本体42の係合溝73内で図6に矢印で示す上下方向に摺動する。さらに、スライダー71は、チューブ21を横断する方向に延びる上側当接部75を有している。この上側当接部75は、摺動部分74の間を横切って延びるとともに下方に向かって突出し、チューブ21に上方から当接する。チューブ21の横断方向において、上側当接部75の幅はチューブ21の幅よりも長く設定されている。また、上側当接部75の先端は、チューブ21を傷付けることがないように丸みを帯びている。
【0033】
図4に示すように、ベース61は、互いに対向しかつガイド溝63が形成された一対の壁部65を有している(図4においては一方の壁部65が省略されている)。そして、当該壁部65には、付勢回動軸83が挿入される第1軸穴67Aと、レバー回動軸45が挿入される第2軸穴67Bとが形成されている。また、ベース61には、湾曲溝62を挟むようにストッパー部66が形成されている。このストッパー部66は、レバー本体42が泡注出位置P2にあるときに、レバー本体42の移動を規制する。具体的に、レバー本体42が泡注出位置P2まで移動すると、レバー本体42の平面部49とストッパー部66が当接する。これにより、チューブ21内に適切な大きさのオリフィスを形成する位置で、レバー本体42の回動が規制される。さらに、ベース61の湾曲溝62とは反対側には、圧縮コイルばね91の一端を受け入れる第1受け部64が形成されている。
【0034】
図7から図9を参照して、レバー本体42の回動について説明する。なお、図7から図9においては、説明の便宜上、押し潰される前のチューブ21を点線で示している。また、ベース61のガイド溝63の一部を点線で示している。
【0035】
図7は、レバー本体42が注出停止位置P0にあり、飲料の注出が停止している状態を示している。レバー本体42が注出停止位置P0にある場合、スライダー71の上側当接部75はチューブ21側に突出している。そして、チューブ21は、この上側当接部75と付勢部材81の下側当接部84との間に挟まれた状態でその内部空間が閉塞するように弾性変形される。これにより、チューブ21内における飲料の流れが阻止され、飲料の注出が停止する。
【0036】
レバー本体42が注出停止位置P0にあるとき、スライダー71のガイドピン72はガイド溝63の延在部63Aに位置する。そして、矢印Aで示すチューブ21からの上方反力がスライダー71の上側当接部75に加わり、ガイドピン72は延在部63Aにおいてその上側内壁に押し付けられる。そのため、両者の間に働く摩擦力によって、スライダー71はベース61に対して固定される。すなわち、レバー本体42が注出停止位置P0にあるとき、スライダー71に対してチューブ21内の流路を開放する方向に作用する力を受けるように、ガイド溝63が設けられている。これにより、スライダー71の移動は、ガイド溝63の延在部63Aによって規制される。換言すると、スライダー71のガイドピン72は、延在部63Aから湾曲部63Bへと移動しない。
【0037】
矢印Bで示すチューブ21からの下方反力は、付勢部材81の下側当接部84に加わる。これにより、付勢部材81には付勢回動軸83を中心に圧縮コイルばね91に向かって回動する方向に力が加わる。一方、付勢部材81は圧縮コイルばね91によって付勢され、レバー本体42に向かって回動する方向に力が加わる。そのため、矢印Cで示す方向に付勢ピン87がレバー本体42の付勢部44を付勢する方向に力が加わる。これにより、レバー本体42には、レバー回動軸45を中心に注出位置P1に向かって回動する方向に力が加わる。そのため、レバー回動軸45の下部が付勢部材81に近づく方向、つまり矢印Cで示す方向とは反対方向に、付勢部44が付勢ピン87を押すことになる。
【0038】
付勢部44が付勢ピン87を押すことによって、圧縮コイルばね91が縮まると圧縮コイルばね91が付勢する力が強くなる。その結果、付勢ピン87が付勢部44を付勢する力と、付勢部44が付勢ピン87を押す力とが釣り合う。これにより、レバー本体42は、回動せずに注出停止位置P0に留まる。さらに、レバー本体42が注出停止位置P0にあるときに、圧縮コイルばね91は最も長い状態である。そのため、圧縮コイルばね91によって付勢部材81及びレバー本体42に加わる付勢力もわずかである。
【0039】
また、レバー回動軸45を中心に注出位置P1に向かって回動する方向に力が加わると、矢印Dで示す方向においてレバー本体42からスライダー71にも力が加わる。しかし、この力は、スライダー71の摺動部分74とレバー本体42の摺動溝43との間に働く摩擦力等によって打ち消される。そのため、スライダー71は、チューブ21を押し潰す位置に留まる。このように、スライダー71は、圧縮コイルばね91の付勢力によらずにチューブ21を押し潰している。そのため、付勢力が大きい弾性部材を用いてチューブ21を押し潰す必要がない。これにより、圧縮コイルばね91の付勢力を小さく設定できる。
【0040】
レバー本体42が注出停止位置P0にあるときに、チューブ21がない場合も、圧縮コイルばね91によって付勢部材81が付勢される。そして、付勢部材81は、レバー本体42が注出位置P1に向かって回動する方向に付勢力を加える。同時に、レバー本体42は、レバー本体42の回動が制限されるように付勢部材81を付勢する。すなわち、付勢部材81には付勢回動軸83を中心にレバー本体42に向かって回動する方向に力が加わる。そのため、矢印Cで示す方向に付勢ピン87が付勢部44を付勢する。これにより、レバー本体42には、レバー回動軸45を中心に注出位置P1に向かって回動する方向に力が加わる。そのため、付勢ピン87による付勢力が加わる方向とは反対方向に、付勢部44が付勢ピン87を押すことになる。その結果、付勢ピン87が付勢部44を付勢する力と、付勢部44が付勢ピン87を押す力とが釣り合う。これにより、チューブ21がない場合も、レバー本体42が回動せずに注出停止位置P0に留まる。
【0041】
図8は、レバー本体42が注出位置P1にあり、飲料が注出されている状態を示している。飲料を注出する場合、ユーザは、レバー本体42を操作して注出停止位置P0から注出位置P1に向かって回動する。レバー本体42が注出停止位置P0から矢印Eに示す方向に回動すると、レバー本体42の摺動溝43内のスライダー71が摺動溝43の内壁によって上方に押される。そのため、ガイドピン72がガイド溝63の延在部63Aから湾曲部63Bへと案内されて、スライダー71が摺動溝43内でチューブ21から離れる方向に摺動する。そして、レバー本体42が注出位置P1に到達すると、ガイドピン72はガイド溝63の湾曲部63Bの上端部に位置する。
【0042】
レバー本体42の回動時に、レバー本体42の付勢部44は、圧縮コイルばね91の付勢力に抗して付勢部材81の付勢ピン87を付勢する。レバー本体42が注出位置P1に向かってさらに回動すると、レバー本体42のレバーピン47が図8中右方向に移動して、付勢部材81の突出部86の先端に乗り上がる。その後、レバーピン47は、圧縮コイルばね91の付勢力に抗して突出部86を付勢する。これにより、圧縮コイルばね91が縮むとともに、付勢部44が付勢回動軸83を中心に圧縮コイルばね91に向かって回動する。その結果、付勢部材81の下側当接部84は、チューブ21から離れる方向に移動する。つまり、下側当接部84とスライダー71の上側当接部75とがチューブ21から離れる方向に移動する。そのため、チューブ21は、自らの弾性力によって元の形状に復帰する。これにより、チューブ21内の流路の閉塞が解除されるため、チューブ21内を通る飲料の流れが許容され、チューブ21を通ってノズル31から飲料が注出される。
【0043】
レバー本体42が注出位置P1に到達すると、圧縮コイルばね91の付勢力によって矢印Gで示す方向に突出部86がレバーピン47を付勢する。これにより、レバー本体42には、レバー回動軸45を中心に矢印Fに示す方向に回動する方向に力が加わる。そのため、レバー本体42の摺動溝43の内壁によってスライダー71が上方に向かって押される。しかし、スライダー71のガイドピン72はガイド溝63の一部に当接しているため、スライダー71の摺動は規制される。その結果、レバー本体42は注出位置P1において保持され、レバー本体42の移動が制限される。これにより、ユーザが操作レバー41から手を離してレバー本体42に力が加わらない状態でも、レバー本体42は注出位置P1に保持され、そのまま飲料を注出できる。代替的に、レバー本体42が注出位置P1に到達したときに、ガイドピン72が湾曲部63Bの上端部以外の部分に当接してもよい。一例として、ガイドピン72は、湾曲部63Bと交差する方向に延びる溝部分に当接してもよい。
【0044】
飲料の注出を停止する場合、ユーザは、レバー本体42を操作して注出位置P1から注出停止位置P0に向かって回動する。レバー本体42が注出位置P1から矢印Fに示す方向に回動すると、レバー本体42の摺動溝43内のスライダー71が摺動溝43の内壁によって下方に押される。そのため、ガイドピン72がガイド溝63の湾曲部63Bから延在部63Aへと案内されて、スライダー71が摺動溝43内でチューブ21に近づく方向に摺動する。そして、レバー本体42が注出停止位置P0に到達すると、図7に示すようにガイドピン72はガイド溝63の延在部63Aまで案内される。
【0045】
レバー本体42の回動時に、付勢部材81の突出部86は、圧縮コイルばね91の付勢力によってレバー本体42のレバーピン47を付勢する。レバー本体42が注出停止位置P0に向かってさらに回動すると、レバーピン47が突出部86の上方に移動して、図8中左方向に移動する。これにより、レバーピン47は、突出部86の先端から離れる。その後、付勢部材81の付勢ピン87は、圧縮コイルばね91の付勢力によってレバー本体42の付勢部44を付勢する。これにより、圧縮コイルばね91が伸びるとともに、付勢部材81が付勢回動軸83を中心にレバー本体42に向かって回動する。そして、レバー本体42が注出停止位置P0に到達すると、図7に示すように下側当接部84とスライダー71の上側当接部75とがチューブ21を押し潰す。これにより、チューブ21内における飲料の流れが阻止され、飲料の注出が停止される。
【0046】
図9は、レバー本体42が泡注出位置P2にあり、泡が注出されている状態を示している。泡を注出する場合、ユーザは、レバー本体42を操作して注出停止位置P0から泡注出位置P2に向かって回動する。レバー本体42が注出停止位置P0から矢印Hに示す方向に回動すると、レバー本体42の摺動溝43内のスライダー71が摺動溝43の内壁によって図9中左方向に押される。そのため、ガイドピン72がガイド溝63の延在部63A内において案内されて、スライダー71が付勢部材81に近づく方向に摺動する。
【0047】
レバー本体42の回動時に、レバー本体42の付勢部44は、圧縮コイルばね91の付勢力に抗して付勢部材81の付勢ピン87を付勢する。これにより、圧縮コイルばね91が縮むとともに、付勢部44が付勢回動軸83を中心に圧縮コイルばね91に向かって回動する。その結果、付勢部材81の下側当接部84は、チューブ21から離れる方向に移動する。そのため、チューブ21は、自らの弾性力によって元の形状に復帰しようとして、チューブ21内の流路の閉塞が解除され、チューブ21内を通る飲料及び泡の流れが許容される。
【0048】
レバー本体42が泡注出位置P2に到達すると、レバー本体42のオリフィス形成部48の両側に形成された平面部49がベース61のストッパー部66と当接する。これにより、チューブ21内にオリフィスを形成する位置で、レバー本体42の回動が規制される。具体的に、オリフィス形成部48がチューブ21に押し込まれると、チューブ21の外方への弾性変形はベース61の湾曲溝62によって制限される。そのため、チューブ21は、オリフィス形成部48の両側において上方に向かって丸みを帯びるようにして左右対称的に弾性変形する。これにより、オリフィス形成部48の周辺には、断面積が小さいオリフィスが生じる。
【0049】
その結果、飲料の流れる方向におけるオリフィスの下流と上流との間で飲料の圧力差が拡大する。これにより、飲料泡が生成され、チューブ21を通ってノズル31から泡が注出される。なお、オリフィスの断面積は、チューブ21の寸法、並びにオリフィス形成部48の形状及び寸法に応じて設定できる。また、オリフィスの寸法及び形状は、飲料の種類に応じて泡の生成に適するように設定してもよい。
【0050】
泡の注出を停止する場合、ユーザは、操作レバー41から手を離してレバー本体42に加えていた力を解除する。レバー本体42が泡注出位置P2にあるときに、付勢部材81は、注出停止位置P0へと移動する方向にレバー本体42を付勢する。すなわち、圧縮コイルばね91の付勢力によって、付勢部材81の付勢ピン87がレバー本体42の付勢部44を付勢する。これにより、レバー本体42は、圧縮コイルばね91の付勢力によって、レバー回動軸45を中心に矢印Iで示す方向に回動する。そのため、ユーザが力を加えなくとも、レバー本体42は、注出停止位置P0に向かって回動する。
【0051】
レバー本体42が泡注出位置P2から矢印Iに示す方向に回動すると、レバー本体42の摺動溝43内のスライダー71が摺動溝43の内壁によって図9中右方向に押される。そのため、ガイドピン72がガイド溝63の延在部63A内において案内されて、スライダー71が摺動溝43内で付勢部材81から離れる方向に摺動する。そして、レバー本体42が注出停止位置P0に到達すると、図7に示すようにガイドピン72はガイド溝63の延在部63Aにおいて固定される。
【0052】
注出停止位置P0へと移動すると、圧縮コイルばね91が伸びるとともに、付勢部材81が付勢回動軸83を中心にレバー本体42に向かって回動する。その結果、付勢部材81の下側当接部84は、チューブ21に近づく方向に移動する。そして、レバー本体42が注出停止位置P0に到達すると、図7に示すように下側当接部84とスライダー71の上側当接部75とがチューブ21を押し潰す。これにより、チューブ21内における飲料の流れが阻止され、泡の注出が停止される。
【0053】
以上説明した飲料注出装置によれば、スライダー71がチューブ21内の流路を閉塞させる際に、圧縮コイルばね91による付勢力がスライダー71にほとんど加わらない。換言すると、圧縮コイルばね91の長さは、チューブ21の閉塞時に自由高さと略一致するように設定されている。そのため、流路の閉鎖時にスライダー71に加わる力を小さくして、スライダー71の移動に伴う摩擦力を低減できる。これにより、大きな力で付勢されたスライダー71が摺動することを防止して、ユーザは小さな力で操作レバー41を操作できるようになる。また、スライダー71及び摺動溝43の摩耗を抑制できる。さらに、泡の注出を停止する場合には、圧縮コイルばね91の付勢力によってレバー本体42が注出停止位置P0に向かって回動する。そのため、ユーザがレバー本体42に力を加えなくとも、泡の注出を停止できる。
【0054】
一例として、飲食店等において使用される業務用飲料サーバは、家庭用飲料サーバと比較して飲料の注出量が多い。そのため、大径チューブが使用されることがあり、その内部の流路を閉鎖しているときに働く反力が大きくなる。このような業務用飲料サーバであっても、流路の閉鎖時にスライダー71に加わる力が小さいため、ユーザは小さな力で操作レバー41を操作できる。
【0055】
以上、各実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、各実施形態及び各変形形態は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
【0056】
例えば、開閉部材は、レバー本体42の回動に従ってチューブ21から離れる方向とチューブ21に近づく方向とに移動できればよい。一例として、レバー本体42にカムを設けて、カムの回転を開閉部材の移動に変換してもよい。また、操作レバー41の移動は回動には限定されない。一例として、操作レバー41を水平移動させること、又は垂直軸を中心に操作レバー41を回転させることによって、変換機構を介してその力をレバー本体42の回動に変換させてもよい。
【0057】
さらに、泡の注出が不要である場合、レバー本体42の泡注出位置P2への回動は省略できる。この場合、オリフィス形成部48を省略してもよい。また、案内部として、ベース61に延在部と湾曲部とを有する突条を形成してもよい。この場合、スライダー71には当該突条を受け入れる溝部を形成する。代替的に、突条を挟んで対向するとともに、スライダー71が摺動する際に回転する一対の回転部を、スライダー71に設けてもよい。また、泡の注出を停止する場合に、圧縮コイルばね91の付勢力に加えて、ユーザがレバー本体42に力を加えることによってレバー本体42が回動するように、圧縮コイルばね91の付勢力を設定してもよい。
【0058】
また、ガイドピン72は、スライダー71に挿入された別部材であってもよく、外方に突出するようにスライダー71と一体的に形成されてもよい。また、付勢回動軸83及び付勢ピン87は、付勢部材81に挿入された別部材であってもよく、外方に突出するように付勢部材81と一体的に形成されてもよい。また、レバー回動軸45及びレバーピン47は、レバー本体42に挿入された別部材であってもよく、外方に突出するようにレバー本体42と一体的に形成されてもよい。
【符号の説明】
【0059】
11 :飲料容器
21 :チューブ(注出管)
26 :開閉機構
42 :レバー本体
61 :ベース(収容部)
63 :ガイド溝(案内部)
63A :延在部
63B :湾曲部
66 :ストッパー部
71 :スライダー(開閉部材)
72 :ガイドピン
81 :付勢部材
86 :突出部
91 :弾性部材
100 :飲料注出装置
P0 :注出停止位置
P1 :注出位置
P2 :泡注出位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9