技術分野
この発明は、溶融塩電解装置で蓋体の貫通孔を通って配置される陽極の、蓋体に対する配置構造、ならびに、その陽極配置構造を有する溶融塩電解装置及び、金属の製造方法に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、陽極において蓋体の貫通孔内に位置する部分は、電解槽内部の溶融塩浴の影響を受けやすく比較的高温になる。また、陽極の貫通孔内に位置する当該部分には、電解槽の外部の大気に近いことから、大気中の酸素が到達し得る。これらのことが原因となり、黒鉛製の陽極は使用するに伴って、その貫通孔内に位置する部分が酸化消耗し、最終的にはそこで折損することがある。当該酸化消耗は電気抵抗の増大、ひいては電力コストの増加を招き、折損すれば新しいものと交換することを余儀なくされる。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
発明者は鋭意検討の結果、主として黒鉛製の陽極の表面にリン酸塩被覆又はアルミナチタニア溶射等の耐酸化処理を施すことにより、当該被覆層が内側の黒鉛部分と大気中の酸素との接触を抑制し、その結果として陽極の酸化消耗が抑えられることに着目した。その上で、当該陽極と蓋体との間にリン酸塩被覆等の耐酸化処理をしていない黒鉛ブロックを表面処理済の陽極の表面に接触させて配置すれば、被覆層を含む陽極よりも黒鉛ブロ・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
この発明によれば、陽極の酸化消耗を良好に抑制することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
この発明の一の実施形態の陽極配置構造を適用することができる溶融塩電解装置の一例を示す溶融塩電解装置の縦断面図である。
【図2】
図1のII-II線に沿う陽極の縦断面図である。
【図3】
図1の陽極配置構造を拡大して示す、陽極の厚み方向に沿う図2と同様の縦断面図である。
1 溶融塩電解装置
2 電解槽
2a 電解室
2b 回収室
3 電極
3a 陽極
3b 陰極
3c 複極
4 蓋体
5 隔壁
5a 溶融塩循環路
5b 溶融金属流路
6 黒鉛ブロック
7 断熱材
8 遮蔽材
13a 陽極本体
13b 被覆層
Sb 浴面
Wb 黒鉛ブロックの幅
Ds 陽極表面と貫通孔内面との最大離隔距離
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