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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-19
(45)【発行日】2023-04-27
(54)【発明の名称】エンジン部品の取付構造
(51)【国際特許分類】
   F02M 25/08 20060101AFI20230420BHJP
   F02B 77/00 20060101ALI20230420BHJP
【FI】
F02M25/08 L
F02B77/00 N
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019147789
(22)【出願日】2019-08-09
(65)【公開番号】P2021028488
(43)【公開日】2021-02-25
【審査請求日】2022-07-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000005348
【氏名又は名称】株式会社SUBARU
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】弁理士法人イトーシン国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】粕谷 侑司
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 洋介
【審査官】小関 峰夫
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-100692(JP,A)
【文献】特開2001-173528(JP,A)
【文献】特開2010-281254(JP,A)
【文献】特開2014-180888(JP,A)
【文献】特開2015-132231(JP,A)
【文献】特開2018-028280(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B 77/00
F02M 25/08
B60K 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側がエンジンに固定されたステーと、
前記ステーの他端側に保持されたエンジン部品と、
前記エンジン部品の第1面に設けられた被接続部に対する挿入または被挿入によって接続される接続部品と、
前記エンジン部品の前記第1面とは反対側の第2面に対向するように、前記エンジンに固定された他の部品から突出され、前記被接続部と前記接続部品との接続時に前記第2面に当接して前記エンジン部品の移動を規制する押し座と、を備えたことを特徴とするエンジン部品の取付構造。
【請求項2】
前記押し座は、前記第2面から離間する方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のエンジン部品の取付構造。
【請求項3】
前記押し座は、当該押し座に所定以上の衝撃力が加わった際に前記押し座の基部側の部分を破壊させるための易破壊部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン部品の取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタやホース等の接続部品が挿入または被挿入によって接続されるエンジン部品の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されているように、車両等に搭載されるエンジンの燃料系には、燃料タンクからの蒸発燃料を、一時的に貯留するためのキャニスタが設けられている。このキャニスタの下流側は、ホース等からなるパージ通路によってエンジンの吸気通路に接続されている。さらに、パージ通路の中途にはパージコントロールバルブ(PCV)が介装され、パージコントロールバルブが開放されているとき、キャニスタに蓄えられた蒸発燃料はパージ通路を介して吸気通路に放出(パージ)される。
【0003】
上述のような蒸発燃料のパージは、エンジンが高負荷運転状態にある場合等の所定の運転状態において行われる。従って、エンジンの運転状態に応じた適切なタイミングで蒸発燃料のパージを行うためには、吸気通路に近い位置にパージコントロールバルブを配置することが望ましい。このような観点から、パージコントロールバルブは、エンジン部品としてエンジンに予めサブアッセンブリされる場合がある。この場合、一般に、パージコントロールバルブをエンジン制御ユニット(ECU)に接続するためのコネクタや、パージコントロールバルブの下流側においてパージ通路を構成するためのホース等の接続部品は、エンジンが車体等に艤装された後に、パージコントロールバルブに対して挿入または被挿入によって接続される。
【0004】
ところで、エンジンには様々な部品類が取り付けられているため、エンジンのレイアウト上の問題等によっては、パージコントロールバルブ全体を固定するためのスペースを十分に確保することが困難な場合がある。このような場合、エンジンに対して単一のボルト等により固定される片持ち構造(一点止め構造)のステー等を用いて、パージコントロールバルブが固定される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2014-180888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のように片持ち構造のステー等を用いてエンジンにパージコントロールバルブ等のエンジン部品をサブアッセンブリした構成では、パージコントロールバルブに対してコネクタやホース等の接続部品を挿入或いは被挿入する際の押圧力によってステーに撓みが生じ、組み付け作業性の低下や、ステーの破損等を招く虞がある。特に、エンジンを車体に艤装した後においては、狭隘なエンジンルーム内における作業となるため、組み付け作業性の低下がより顕著となる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、片持ち構造のステーを用いてエンジン部品を固定した場合にも作業性を低下することなく、エンジン部品に対して接続部品を組み付けることができるエンジン部品の取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によるエンジン部品の取付構造は、一端側がエンジンに固定されたステーと、前記ステーの他端側に保持されたエンジン部品と、前記エンジン部品の第1面に設けられた被接続部に対する挿入または被挿入によって接続される接続部品と、前記エンジン部品の前記第1面とは反対側の第2面に対向するように、前記エンジンに固定された他の部品から突出され、前記被接続部と前記接続部品との接続時に前記第2面に当接して前記エンジン部品の移動を規制する押し座と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明のエンジン部品の取付構造によれば、片持ち構造のステーを用いてエンジン部品を固定した場合にも作業性を低下することなく、エンジン部品に対して接続部品を組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】エンジンの概略構成を示す正面図
図2】エンジンの吸気系に設けられたエバポシステムの概略構成図
図3】エンジンにサブアッセンブリされたパージコントロールバルブの正面図
図4】ホース及びコネクタが接続された後のパージコントロールバルブの正面図
図5図3のV矢視図
図6図4のVI矢視図
図7】パージコントロールバルブの入力ポートにホースを接続する際の説明図
図8】前突時のパージコントロールバルブの挙動を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、図1はエンジンの概略構成を示す正面図である。
【0012】
図1に示すエンジン1は、例えば、水平対向4気筒エンジンである。このエンジン1は、車体の前部に設定されたエンジンルーム(図示せず)内に艤装されている。
【0013】
エンジン1は、左右(LH,RL)バンク2a,2bに分割されたシリンダブロック2を有する。このシリンダブロック2の下部にはオイルパン2cが取り付けられている。さらに、これら両バンク2a,2bの合わせ面には、クランク軸1aが配設されている。一方、これら各バンク2a,2bの頂部には、LHシリンダヘッド3a、RHシリンダヘッド3bが設けられ、各シリンダヘッド3a,3b内に動弁室(図示せず)が形成されている。
【0014】
また、エンジン1には#1~#4気筒が正面から後方へ順に配列されている。これらの気筒のうち、例えば、#1,#3気筒がRHバンク2bに配列され、#2,#4気筒がLHバンク2aに配列されている。さらに、各気筒のピストンはコネクティングロッドを介してクランク軸に連設されている。
【0015】
各バンク2a,2bの動弁室には、各気筒の吸気ポート4L,4Rと排気ポート5L,5Rとを開閉する吸気弁と排気弁とが各気筒に対応して設けられているとともに、各吸気弁と各排気弁とを所定のクランク角で開閉動作させる吸気カム6L,6Rと排気カム7L,7Rとが配設されている。
【0016】
また、シリンダヘッド3a,3bの各吸気ポート4L,4Rには、エンジン1の吸気系を構成する吸気マニホルド10が連通されている。
【0017】
具体的には、本実施形態の吸気マニホルド10は、各吸気ポート4L,4Rにそれぞれ連通する吸気通路15と、各吸気通路15の上流側の集合部に設けられたエアチャンバ16と、を有する樹脂成形品によって構成されている。ここで、各吸気通路15は、互いの管路長が等長となるように形成されている。
【0018】
エアチャンバ16には、スロットルチャンバ17が連設されている。また、スロットルチャンバ17にはスロットルアクチュエータ(図示せず)によって駆動されるスロットルバルブ17aが介装されている(図2参照)。
【0019】
また、シリンダヘッド3a,3bには、燃料を各気筒の燃料室に噴射するためのインジェクタ18が設けられている。各インジェクタ18は、高圧化された燃料を蓄えるためのコモンレール、及び、コモンレールに燃料を高圧化して圧送するためのサプライポンプ(何れも図示せず)を介して、燃料タンク21(図2参照)に接続されている。
【0020】
さらに、図2に示すように、燃料タンク21には、当該燃料タンク21内で発生する燃料蒸発ガスを貯留するためのキャニスタ23が、ブリーザ通路24を介して接続されている。
【0021】
ブリーザ通路24には、正圧バルブ25が介装されている。正圧バルブ25は、燃料タンク21の内圧が所定の正圧以上になると開弁して燃料タンク21からキャニスタ23に対する流れを許容するチェックバルブであり、この正圧バルブ25の開弁により燃料タンク21とキャニスタ23とが連通し、燃料タンク21内や燃料配管系で発生した燃料蒸発ガスがブリーザ通路24を通してキャニスタ23内に導かれる。
【0022】
尚、正圧バルブ25は、既存の燃料蒸発ガスパージ系におけるブリーザ通路に介装される2ウェイバルブ、すなわち負圧バルブと正圧バルブとを一体化したバルブを用いることも可能である。
【0023】
また、キャニスタ23には、当該キャニスタ23内に大気を導入或いはキャニスタ23から空気を排出する大気通路28と、正圧バルブ25と燃料タンク21との間のブリーザ通路24に接続されて燃料タンク21に連通されるリターン通路29とが接続されている。リターン通路29は、キャニスタ23内で拡散した燃料蒸発ガスが大気通路28から大気に微小リークすることを防止するための通路であり、負圧バルブ30が介装されている。
【0024】
負圧バルブ30は、燃料タンク21の内圧が所定の負圧以下になると開弁し、キャニスタ23から燃料タンク21に対する一方の流れを許容するチェックバルブである。この負圧バルブ30の開弁により、キャニスタ23内で大気側に拡散する微少の燃料蒸発ガスがリターン通路29からブリーザ通路24を通って燃料タンク21内にリターンされる。
【0025】
尚、リターン通路29は、ブリーザ通路24を経由することなく、直接、キャニスタ23と燃料タンク21とを連通する経路として設けても良い。また、本実施形態においては、正圧バルブ25と負圧バルブ30とを別体のチェックバルブとして構成した例を示しているが、正圧バルブ25と負圧バルブ30とを一体化し、3ポートのバルブとして構成しても良い。
【0026】
さらに、キャニスタ23は、パージ通路26を介してエンジン1の吸気通路15に接続されており、パージ通路26に介装されたパージコントロールバルブ27を介して燃料蒸発ガスがエンジン1の吸気通路15にパージされる。図2においては、キャニスタ23から延出されるパージ通路26は、スロットルチャンバ17に介装されるスロットルバルブ17aの下流側に開口されている。
【0027】
パージコントロールバルブ27は、エンジン制御ユニット(ECU)100によりバルブ開度が制御され、このパージコントロールバルブ27の開弁によりキャニスタ23とエンジン1の各吸気通路15とが連通し、燃料蒸発ガスがスロットルバルブ17aからの吸気と共にエンジン1の燃焼室に吸入されて燃焼される。
【0028】
図1に示すように、このようなパージコントロールバルブ27は、例えば、シリンダブロック2のRHバンク2bの上方において、吸気通路15に対しエンジン部品として取り付けられている。
【0029】
具体的に説明すると、図3,5に示すように、本実施形態のパージコントロールバルブ27は、例えば、縦長な略直方体形状をなし、正面(第1面)の上部に設けられた被接続部としてのコネクタ受容部35と、正面の下部に設けられた被接続部としての略円筒形状をなす2つの入力ポート36と、背面(第2面)の上部に設けられたボルト37と、背面の下部に設けられた略円筒形状をなす1つの出力ポート38と、を有する。
【0030】
このパージコントロールバルブ27の背面の上部には、金属製のステー40の下部が当接されている。そして、ステー40を貫通するボルト37にナット41が締結されることにより、パージコントロールバルブ27がステー40に連結されている。
【0031】
また、ステー40の上部は、吸気通路15に一体形成された台座15aに当接され、当該ステー40を貫通するボルト42が台座15aに締結されることによって固定されている。
【0032】
これにより、パージコントロールバルブ27は、吸気通路15に対し、ボルト42を用いた一点止めにより、エンジン1に固定されている。すなわち、本実施形態のパージコントロールバルブ27は、一端側がエンジン1に固定されたステー40の他端側に保持された片持ち構造により、エンジン1に固定されている。
【0033】
さらに、パージコントロールバルブ27の出力ポート38には、パージ通路26の下流側を構成するためのホース26aが、被挿入により接続されている(図5参照)。このホース26aの下流側は、吸気マニホルド10の下方を経由して、スロットルバルブ17aの下流側に接続されている。
【0034】
また、パージコントロールバルブ27の下方には、ECU100に接続する各種信号用のハーネス46を配索するための、樹脂製のハーネスケース45が、他の部品として設けられている。ここで、ハーネスケース45によって配索されたハーネス46のうちの一つは、パージコントロールバルブ27に対する制御信号を伝送するためのものであり、当該ハーネス46の先端には、コネクタ受容部35に挿入される接続部品としてのコネクタ部50(図6参照)が設けられている。
【0035】
ハーネスケース45は、パージコントロールバルブ27の底面に対して所定間隔を有し、且つ、当該パージコントロールバルブ27の奥行き方向(エンジン1の前後方向)に沿って延在するように配置されている。そして、ハーネスケース45は、シリンダブロック2から突出する台座2dに対してボルト締結等によって固定されている。
【0036】
さらに、ハーネスケース45の基端部には、エンジン1の上方に所定の仰角にて突出する突起状の押し座45aが一体形成されている。
【0037】
この押し座45aは、パージコントロールバルブ27の背面に対して所定間隔を隔てた状態にて対向されている。この押し座45aには、パージコントロールバルブ27の前面に力が加えられてステー40に撓みが生じた際に、後方に移動したパージコントロールバルブ27の背面が当接される。これにより、押し座45aは、ステー40の撓みによるパージコントロールバルブ27の後方への移動を規制するためのストッパとして機能することが可能となっている。
【0038】
ここで、押し座45aは、所定の仰角を有してエンジン1の後方に傾斜されている。すなわち、押し座45aは、パージコントロールバルブ27の背面から離間する方向に傾斜されている。
【0039】
さらに、押し座45aには、当該押し座45aに所定以上の衝撃力が加わった際に基部側の部分を破壊させるための、易破壊部45bが形成されている。易破壊部45bは、例えば、ハーネスケース45及び押し座45aの一部の肉厚を薄肉化することにより、或いは、ハーネスケース45及び押し座45aの一部に切欠等を設けることにより実現される。この易破壊部45bの強度は、例えば、コネクタ部50の挿入時及び後述するホース26bの被挿入時の押圧力がパージコントロールバルブ27を介して伝達された際には破壊されることなく耐え得る強度、且つ、車両の衝突時等の衝撃力がパージコントロールバルブ27を通じて伝達された際には破壊され得る強度となるように調整されている。
【0040】
このようにエンジン1に対してサブアッセンブリされた本実施形態のパージコントロールバルブ27には、エンジン1が車体に艤装された後において、コネクタ受容部35にコネクタ部50が挿入によって接続され、2つの入力ポート36のうちの少なくとも何れか一方にパージ通路26の上流側を構成するホース26bが被挿入によって接続される(図4,6参照)。
【0041】
ここで、例えば、図7に示すように、入力ポート36にホース26bが被挿入によって接続される場合において、パージコントロールバルブ27の前面側にはホース26bを介して所定の押圧力が作用するが、この押圧力によってステー40が後方に撓んだ場合にも、パージコントロールバルブ27の後方への移動は、その背面側が押し座45aに当接されることにより規制される。これにより、ホース26bには、パージコントロールバルブ27側からの反力が的確に伝達され、入力ポート36が的確に挿入される。
【0042】
なお、図示しないが、コネクタ部50についても同様に、押し座45aによってパージコントロールバルブ27の後方への移動が規制されることにより、コネクタ受容部35に的確に挿入される。
【0043】
このような実施形態によれば、ステー40による片持ち構造によって固定されたパージコントロールバルブ27の背面側に対向する押し座45aを、エンジン1に固定されたハーネスケース45に形成し、コネクタ受容部35に対するコネクタ部50の挿入時、及び、入力ポート36に対するホース26bの被挿入時には、パージコントロールバルブ27の背面側を押し座に当接させて当該パージコントロールバルブ27の後方への移動を規制することにより、作業性を低下させることなくパージコントロールバルブ27に対してコネクタ部50及びホース26bを組み付けることができる。
【0044】
この場合において、パージコントロールバルブ27の背面側に対して押し座45aを傾斜させることにより、エンジン1にパージコントロールバルブ27をサブアッセンブリする際には、当該パージコントロールバルブ27と押し座45aとが干渉することを防止することができ、パージコントロールバルブ27自体の組み付け性をも向上することができる。
【0045】
また、押し座45aの基部に易破壊部45bを設け、前突時等の衝撃力がパージコントロールバルブ27を通じて伝達された際には、押し座45aが易破壊部45bにおいて破壊される構成とすることにより(図8参照)、良好な組み付け性を維持しつつ、前突時等の衝撃からパージコントロールバルブ27を保護することができる。
【0046】
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、本発明が適用されるエンジン部品としては、上述のパージコントロールバルブに限定されることなく、他の各種エンジン部品についても適用が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0047】
1 … エンジン
1a … クランク軸
2 … シリンダブロック
2a … LHバンク
2b … RHバンク
2c … オイルパン
2d … 台座
3a … LHシリンダヘッド
3b … RHシリンダヘッド
4L,4R … 吸気ポート
5L,5R … 排気ポート
6L,6R … 吸気カム
7L,7R … 排気カム
10 … 吸気マニホルド
15 … 吸気通路
15a … 台座
16 … エアチャンバ
17 … スロットルチャンバ
17a … スロットルバルブ
18 … インジェクタ
21 … 燃料タンク
23 … キャニスタ
24 … ブリーザ通路
25 … 正圧バルブ
26 … パージ通路
26a … ホース
26b … ホース
27 … パージコントロールバルブ
28 … 大気通路
29 … リターン通路
30 … 負圧バルブ
35 … コネクタ受容部
36 … 入力ポート
37 … ボルト
38 … 出力ポート
40 … ステー
41 … ナット
42 … ボルト
45 … ハーネスケース
45a … 押し座
45b … 易破壊部
46 … ハーネス
50 … コネクタ部
100 … エンジン制御ユニット(ECU)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8