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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-19
(45)【発行日】2023-04-27
(54)【発明の名称】表示機
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20230420BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20230420BHJP
   H05B 33/02 20060101ALI20230420BHJP
   H10K 50/00 20230101ALI20230420BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20230420BHJP
   H10K 59/00 20230101ALI20230420BHJP
【FI】
G09F9/00 304B
G02F1/1333
G09F9/00 350Z
H05B33/02
H05B33/14 A
H05K7/20 H
H10K59/00
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020017577
(22)【出願日】2020-02-05
(65)【公開番号】P2021124593
(43)【公開日】2021-08-30
【審査請求日】2022-07-04
(73)【特許権者】
【識別番号】390040752
【氏名又は名称】株式会社TBグループ
(74)【代理人】
【識別番号】230100022
【弁護士】
【氏名又は名称】山田 勝重
(74)【代理人】
【識別番号】100084319
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 智重
(74)【代理人】
【識別番号】100120204
【弁理士】
【氏名又は名称】平山 巌
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 慎一
(72)【発明者】
【氏名】中里 真
(72)【発明者】
【氏名】川津 由成
【審査官】石本 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-015803(JP,A)
【文献】特開2005-309277(JP,A)
【文献】特開2001-265238(JP,A)
【文献】特開2010-102227(JP,A)
【文献】国際公開第2018/200260(WO,A1)
【文献】特開2000-047600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/133-1/1334
1/1339-1/1341
1/1347
G09F9/00-9/46
13/00-13/46
G09G3/00-3/08
3/12
3/16
3/19-3/26
3/30
3/34
3/38
H01L33/00
33/48-33/64
H04N5/64-5/655
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H05K5/00-5/06
7/20
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の前面を覆う矩形状の表面板と、
前記表面板と対向し、前記筐体の背面を覆う矩形状の背面板と、
映像又は画像を前記表面板及び前記背面板にそれぞれ表示可能とする表示部と、
前記筐体内に配置された排気ファンとを備える表示機であって、
前記筐体は、前記背面板の4辺から前記表面板の4辺へそれぞれ延びる4つの側面板を備え、
前記4つの側面板は、互いに対向する第1側面板及び第3側面板と、前記第1側面板及び前記第3側面板に略直交する方向に延びるとともに、互いに対向する第2側面板及び第4側面板とを備え、
前記第1側面板及び前記第3側面板をそれぞれ水平方向に沿って延びるように配置した横置き状態と、前記第1側面板及び前記第3側面板をそれぞれ鉛直方向に沿って延びるように配置した縦置き状態とを有し、
前記横置き状態にあっては、鉛直方向において、前記第1側面板が下側に、前記第3側面板が上側に配置され、
前記縦置き状態にあっては、鉛直方向において、前記第2側面板が下側に、前記第4側面板が上側に配置され、
前記第1側面板に、第1吸気口と、前記排気ファンから延びる排気ダクトに接続された開口とが設けられ、前記第2側面板に第2吸気口が設けられており、
前記第1側面板は、前記第1吸気口に連設される吸気口、及び、前記開口に連設される排気口を備えたカバーで覆われ、
前記筐体において、前記第3側面板、及び、前記第4側面板には、吸気口及び排気口が形成されておらず、
前記縦置き状態とされたとき、前記第1側面板において、前記第1吸気口は前記第1側面板の下部に設けられ、前記開口は前記第1側面板の上部に設けられ、
前記筐体内には、前記縦置き状態及び前記横置き状態のいずれにおいても、鉛直方向の上側又は中央近傍となる位置に、前記背面板から内部に空気を吸い込む吸込ファンが設けられ、
前記縦置き状態と前記横置き状態の少なくとも一方において、前記吸込ファンは、鉛直方向において、前記排気ファンと同じ位置又は前記排気ファンよりも上側に位置するように設けられ、
前記排気ファンは、前記排気口へ向かって排気し、
前記吸込ファンから排気された空気が進む領域に前記排気ファンが位置することを特徴とする表示機。
【請求項2】
前記吸込ファンは、前記筐体が前記縦置き状態であるときに、前記排気ファンよりも上側に位置する請求項1に記載の表示機。
【請求項3】
前記吸込ファンは、前記筐体が前記横置き状態であるときに、前記排気ファンよりも側方端側に位置する請求項1又は請求項2に記載の表示機。
【請求項4】
前記排気口からの排気方向である第1方向は、前記第1側面板に直交する方向であり、
前記排気ファンからの排気方向である第2方向は、前記排気口からの排気方向と平行又は異なっており、
前記排気ダクトは、前記排気ファンから排気された空気の少なくとも一部の進行方向を、前記第1側面板に近づくにつれて前記排気口に次第に近づいて行くように誘導する傾斜面としての誘導面を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示機。
【請求項5】
前記排気口からの排気方向である第1方向は、前記第1側面板に直交する方向であり、
前記排気ファンからの排気は、その排気方向である第2方向、又は、排気経路が、前記排気口からの排気とは異なっており、
前記排気ダクトは、前記排気口に至るまでの管路幅を略一定とし、又は、広げるように傾斜する誘導面を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示機。
【請求項6】
前記排気口は、前記排気ファンからの排気方向からずれた位置に設けられ、
前記排気ダクト中を流れる空気は、前記誘導面に沿って流れる向きが変更されて前記排気口に誘導される請求項4又は請求項5に記載の表示機。
【請求項7】
前記排気口は、前記排気ファンからの排気方向上に位置し、
前記排気ダクト中を流れる空気は、前記誘導面に沿って流れる向きが変更されて前記排気口に誘導される請求項4又は請求項5に記載の表示機。
【請求項8】
前記筐体は、前記表面板と前記背面板との間において、前記表面板と前記背面板のそれぞれと対向する筐体内面板を備え、
前記筐体内面板は、前記表面板側に、少なくとも、前記排気ファン、前記排気ダクト、及び、前記吸込ファンが設けられ、
前記筐体内面板は、その厚み方向に貫通する複数の通気孔を有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示機。
【請求項9】
前記表面板と前記筐体内面板との間隔は、前記背面板と前記筐体内面板との間隔よりも大きい請求項8に記載の表示機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面板に映像又は画像を表示可能な表示部を備え、特に直射日光が当たる屋外や屋内の窓際等に設置するのに好適な表示機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の装置は、基台上に立設されたポールに表示装置を取り付けた構成を有し、例えば店先や道路に対して設置される。この表示装置は、その前面側において、上方に液晶表示部を、下方にLED表示部を併設する状態で配設されている。表示装置の本体部の底部には、外部と本体部内とを連通する吸気口が形成され、側面には外部と本体内とを連通する排気口が形成されている。本体部の上方には、冷却ファンが配設され、この冷却ファンには排気口に連なる排気ダクトが接続されている。冷却ファンを回転駆動させることによって、吸気口から外方の空気が吸気され、吸気された空気は、冷却ファンと排気ダクトを介して排気口から外部へ排気可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-282109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の表示装置を縦置き設置した場合には、底部又は側部の吸気口から外気が導入され、吸気口よりも上方に位置する側部の排気口から排気される構造により、本体部の高温の空気を放出しやすくなっている。しかし、この表示装置を横置き設置した場合には、排気口が底部又は側部に位置し、吸気口が排気口と同じ底部に位置するため、本体部内に熱が滞留しやすくなってしまうという問題がある。特に、表示装置を屋外に設置したときには本体内の温度は内部部品の発熱と太陽光の影響により相当な高温になってしまうため、部品劣化や故障してしまうおそれがある。
【0005】
また、このようなタテ型設置/ヨコ型設置兼用の表示装置において、近年、表示部の高画質化や視認性向上の要望があり表示部における発光素子の高密度化や高輝度化が必要不可欠となっている。これにより従来品と比べて、発熱量や消費電力が高くなる傾向となっている。このような製品仕様においては、本体部内がより高温になりやすくなることから、増加した熱を排出し易くする方法として、吸気口及び排気口の面積や配置数を増やして冷却効率を上げることが考えられる。しかし、吸気口・排気口の面積等の増加は、例えば、気象条件により暴風を伴う降雨時、表示装置内部に水が入る可能性を上げてしまうことになり、防水性(防雨性:以下防雨性という)の低下に繋がるおそれがある。
【0006】
さらに、設置ロケーションに応じて、街の景観が損なわれないような配慮として、表示装置の薄型化も求められている。しかし、このような薄型の表示装置では太陽光の影響により、表面の温度が内部全体に熱伝導により伝達され易く装置内の温度が容易に上昇してしまうと言う問題がある。
【0007】
さらに、昨今の温暖化による気象環境の影響により屋外設置の装置は太陽光の日射熱による内部部品の温度上昇により冷却を困難にして部品温度上昇による故障の原因ともなっている。
【0008】
そこで、本発明は、以上の問題点を鑑みて、タテ型設置/ヨコ型設置兼用の薄型デザインの表示機において、高品位で高輝度化を実現しつつ、屋外設置における太陽光日射熱の影響に対し温度上昇を抑制しながら、雨天時や暴風雨に対する十分な防雨性を確保することができ、かつ、装置内の冷却を効率的に行えることができる表示機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の表示機は、筐体と、筐体の前面を覆う矩形状の表面板と、表面板と対向し、筐体の背面を覆う矩形状の背面板と、映像又は画像を表面板及び背面板にそれぞれ表示可能とする表示部と、筐体内に配置された排気ファンとを備える表示機であって、筐体は、背面板の4辺から表面板の4辺へそれぞれ延びる4つの側面板を備え、4つの側面板は、互いに対向する第1側面板及び第3側面板と、第1側面板及び第3側面板に略直交する方向に延びるとともに、互いに対向する第2側面板及び第4側面板とを備え、第1側面板及び第3側面板をそれぞれ水平方向に沿って延びるように配置した横置き状態と、第1側面板及び第3側面板をそれぞれ鉛直方向に沿って延びるように配置した縦置き状態とを有し、横置き状態にあっては、鉛直方向において、第1側面板が下側に、第3側面板が上側に配置され、縦置き状態にあっては、鉛直方向において、第2側面板が下側に、第4側面板が上側に配置され、第1側面板に、第1吸気口と、排気ファンから延びる排気ダクトに接続された開口とが設けられ、第2側面板に第2吸気口が設けられており、第1側面板は、第1吸気口に連設される吸気口、及び、前記開口に連設される排気口を備えたカバーで覆われ、筐体において、第3側面板、及び、第4側面板には、吸気口及び排気口が形成されておらず、縦置き状態されたとき、第1側面板において、第1吸気口は第1側面板の下部に設けられ、開口は第1側面板の上部に設けられ、筐体内には、縦置き状態及び横置き状態のいずれにおいても、鉛直方向の上側又は中央近傍となる位置に、背面板から内部に空気を吸い込む吸込ファンが設けられ、縦置き状態と横置き状態の少なくとも一方において、吸込ファンは、鉛直方向において、排気ファンと同じ位置又は排気ファンよりも上側に位置するように設けられ、排気ファンは排気口へ向かって排気し、吸込ファンから排気された空気が進む領域に排気ファンが位置することを特徴としている。
【0011】
本発明の表示機において、吸込ファンは、筐体が縦置き状態であるときに、排気ファンよりも上側に位置することが好ましい。
【0012】
本発明の表示機において、吸込ファンは、筐体が横置き状態であるときに、排気ファンよりも側方端側に位置することが好ましい。
【0013】
本発明の表示機において、排気口からの排気方向である第1方向は、第1側面板に直交する方向であり、排気ファンからの排気方向である第2方向は、排気口からの排気方向と平行又は異なっており、排気ダクトは、排気ファンから排気された空気の少なくとも一部の進行方向を、第1側面板に近づくにつれて排気口に次第に近づいて行くように誘導する傾斜面としての誘導面を備えることが好ましい。
【0014】
本発明の表示機において、排気口からの排気方向である第1方向は、第1側面板に直交する方向であり、排気ファンからの排気は、その排気方向である第2方向、又は、排気経路が、排気口からの排気とは異なっており、排気ダクトは、排気口に至るまでの管路幅を略一定とし、又は、広げるように傾斜する誘導面を備えることが好ましい。
【0015】
本発明の表示機において、排気口は、排気ファンからの排気方向からずれた位置に設けられ、排気ダクト中を流れる空気は、誘導面に沿って流れる向きが変更されて排気口に誘導されることが好ましい。
【0016】
本発明の表示機において、排気口は、排気ファンからの排気方向上に位置し、排気ダクト中を流れる空気は、誘導面に沿って流れる向きが変更されて排気口に誘導されることが好ましい。
【0017】
本発明の表示機において、筐体は、表面板と背面板との間において、表面板と背面板のそれぞれと対向する筐体内面板を備え、筐体内面板は、表面板側に、少なくとも、排気ファン、排気ダクト、及び、吸込ファンが設けられ、筐体内面板は、その厚み方向に貫通する複数の通気孔を有することが好ましい。
【0018】
本発明の表示機において、表面板と筐体内面板との間隔は、背面板と筐体内面板との間隔よりも大きいことが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によると、縦置き状態と横置き状態の何れにおいても、高温の空気を外部へ排出し易くなることから、高温の空気が内部に滞留することで発生する表示部や制御部或いは電源等がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、縦置き状態と横置き状態の何れにおいても、十分な防雨性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1実施形態に係る表示機の外観を前面から見た斜視図である。
図2図1に示す表示機の外観を背面から見た斜視図である。
図3図1図2に示す表示機の分解斜視図であって、前面から見た斜視図である。
図4図1図2に示す表示機の背面から見た分解斜視図であって、排気経路を示す図である。
図5図3のA部分を拡大して示す斜視図である。
図6図5のB部分の内部を拡大し、第1背面板に直交する方向から見た説明図である。
図7図6に対応する図であって、排気ファンから排気ダクトを経て排気口に至る経路を示す説明図である。
図8】第1実施形態に係る表示機の機能ブロック図である。
図9図4のC部分を拡大して示す斜視図である。
図10図9のD-D’線の向きに沿って見た断面を簡略的に示した説明図である。
図11】本発明の第2実施形態に係る表示機の排気ファンと吸込ファンの構成を拡大して示す図である。
図12図11のE部分の内部を拡大し、第1背面板に直交する方向から見た説明図である。
図13】本発明の第3実施形態に係る表示機の排気ファンと吸込ファンの構成を拡大して示す図である。
図14図13のF部分の内部を拡大し、第1背面板に直交する方向から見た説明図である。
図15】比較例に係る表示機の排気ファンとの構成を拡大して示す図である。
図16図15のG部分の内部を拡大し、第1背面板に直交する方向から見た説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る表示機100について図面を参照しつつ詳しく説明する。以下の説明では、表示機100に対して、図1に示すZ1-Z2方向を長手方向又は上下方向、Y1-Y2方向を幅方向又は左右方向、X1-X2方向を厚み方向と呼ぶ。図1に示すように表示機100を縦置き状態としたとき、その上下方向(Z1-Z2方向)は鉛直方向に沿っており、横置き状態にしたときは、右側(Y2側)が上側とされ、幅方向(Y1-Y2方向)が鉛直方向に沿うこととなる。また、筐体101から離れる方向を外側として説明する。図4図6図7図9、及び、図10においては、排気の流れを太い矢印で示している。以下の説明において、「空気」は、筐体101内にある空気のほか、冷却などの目的で導入された気体も含むものとする。
【0022】
表示機100は、例えば直射日光が当たる店舗の屋外や店頭はもちろん、屋内の窓際等において設置して使用することが可能とされ、店先や道路に対して設置される。表示機100は、図1図2に示すように、正面(X1側)及び背面(X2側)から観て縦長の長方形状とされ、全体扁平の面状からなる金属製の筐体101(図3図4参照)を内部に備える。図3に示すように、筐体101の前面開口102(前面)を覆うように第1表面板61が取り付けられ、また、図4に示すように、筐体101の背面開口103(背面)を覆うように第1背面板63が取り付けられて構成される。第1表面板61と第1背面板63は、ともに合成樹脂又は金属材からなり、縦長の矩形状の平板状をなしている。
【0023】
図3図4に示すように、筐体101は、第1表面板61と対向する、前方から見た正面視で矩形状の筐体内面板101aと筐体内面板101aの4辺のそれぞれにおいて長方形状の第1表面板61及び第1背面板63の4辺の対応する辺へ向けて、厚み方向に沿ってそれぞれ延びる4つの側面板、すなわち左側面板10(第1側面板)、底板20(第2側面板)、右側面板30(第3側面板)、及び、天板40(第4側面板)とを備える。
【0024】
図3に示すように筐体内面板101a上であって第1表面板61側の面には、排気ファン71、排気ダクト72、吸込ファン73、及び、電源90が配置されている。
【0025】
排気ファン71は、筐体101の上部に配置され、左右方向(Y1-Y2方向)に沿って延びる排気ダクト72の右端(Y2側の端部)が接続されている。排気ダクト72の左端(Y1側の端部)は、左側面板10の上部において左側面板10を厚み方向に貫通するように設けられた開口11(図6参照)に接続されている。筐体101の上部には、表示機100を縦置き状態にしたときに筐体101内で暖められ高温となった空気が集まりやすく、排気ファン71は高温の空気を吸い込んで、排気ダクト72を通じて筐体101の外部へ排出させる。
【0026】
吸込ファン73は、吸気と排気を行うファンであって、上下方向(縦置き状態としたときの鉛直方向)において、排気ファン71よりも上側の位置で、しかも筐体101の内部において上方端側に設けられている。吸込ファン73は、筐体内面板101aと第1表面板61との間の空間の吸気を行うとともに、吸気孔73aを介して、筐体内面板101aと第1背面板63との間の空間の吸気を行う。吸込ファン73からの排気は、筐体内面板101aと第1表面板61との間の空間に対して行われ、吸込ファン73から排気された空気が進む領域に排気ファン71が位置するように配置されている。これにより、筐体101内の上部において、高温の空気が滞留することなく、該高温の空気を吸い込んで排気ファン71へ向けて排気することができるため、排気ファン71のみの場合よりも効率的に筐体101の外部へ排出させることが可能となる。
【0027】
上記吸気孔73aは、図4図9、又は図10に示すように、筐体内面板101aにおいて吸込ファン73が設けられた位置に、筐体内面板101aを厚み方向に貫通するように設けられている。図10に示すように、筐体内面板101aと第1表面板61の間隔が、筐体内面板101aと第1背面板63の間隔よりも大きく構成されている場合、筐体内面板101aと第1表面板61との空間よりも、筐体内面板101aと第1背面板63との空間においては、第1背面板63上の第2LED表示部64などから発生される熱がこもって、より高温となりやすい。これに対して、吸気孔73aを鉛直方向の上部に設けることによって、高温となった空気を吸込ファン73によって吸い上げることができ、さらに、排気ファン71へ誘導して外部へ排出することができる。よって、薄型化の要請によって第1背面板63を筐体内面板101aに近接させた構成においても、効率よく温度上昇を抑制することが可能となる。
【0028】
また、図3図4に示すように、筐体内面板101aには、その厚み方向に貫通させた通気孔51が多数設けられている。通気孔51を設けることによって、高温になりやすい、筐体内面板101aと第1背面板63の間の空気を第1表面板61側へ循環させ、排気ファン71によって外部へ排気させやすくしている。通気孔51は、第1背面板63に設けた第2LED表示部64の配置に合わせて均等に広く配置するとよい。
【0029】
図3に示すように、第1表面板61と隣接する部分には表示部としての第1LED表示部62が配置されている。第1LED表示部62は、例えばマトリックス状に配置された複数の発光ダイオード(LED)によって構成され、制御部50による制御にしたがって、それぞれの発光ダイオードを独立駆動することによって所定の画像を表示する。また、図4に示すように、第1背面板63と隣接する部分には表示部としての第2LED表示部64が配置されている。第2LED表示部64は、例えばマトリックス状に配置された複数の発光ダイオード(LED)によって構成され、制御部50による制御にしたがって、それぞれの発光ダイオードを独立駆動することによって所定の画像を表示する。
なお、表示部としては、発光ダイオードに限定されず、液晶、有機EL素子などを用いることもできる。
【0030】
図3及び図5図7に示すように、左側面板10の外側には、金属製の、第1ダクトパネル111及び第2ダクトパネル112が設置されている。さらに、第1ダクトパネル111及び第2ダクトパネル112の外側には、これらを覆うように長板状で金属製の側面カバー120が設けられている。
【0031】
図6に示すように、第1ダクトパネル111は、筐体101の長手方向に沿って延びる板材であり、左側面板10の上部において、開口11を覆う位置に設けられている。第1ダクトパネル111には、厚み方向(Y1-Y2方向)に貫通する開口111aが設けられている。
【0032】
図3に示すように、第2ダクトパネル112は、筐体101の長手方向に沿って延びる板材であって、左側面板10の下部に、左側面板10を厚み方向に貫通するように設けられた吸気口12に対応する位置に設けられている。第2ダクトパネル112は、左右方向においては隙間を介して吸気口12(第1吸気口)を覆っており、この隙間は、第2ダクトパネル112の上端と下端の少なくとも一方に設けられた開口(不図示)に通じている。これにより、上記開口、隙間、そして、吸気口12を通じて、筐体101内へ外気が導入可能とされている。
【0033】
図3に示すように、側面カバー120には、その厚み方向に貫通する、第1スリット121と第2スリット122とが形成されている。
【0034】
図6に示すように、第1スリット121は、筐体101の長手方向(Z1-Z2方向)において、第1ダクトパネル111の開口111aの下部に対応する位置に設けられている。側面カバー120のうち第1スリット121の上側部分の内壁は、第1ダクトパネル111の開口111aの左右方向(Y1-Y2方向)の延長線上に位置し、排気ダクト72から排気され、開口111aを通過した空気を遮蔽する遮蔽部120aとされている。
【0035】
図3に示すように、第2スリット122は、第2ダクトパネル112の中央部分に対応する位置に設けられている。
【0036】
よって、上下方向において、第1スリット121は、排気ダクト72が延びた延長線上の位置から下側へずれた位置に設けられ、第2スリット122は、第2ダクトパネル112の上下の開口からずれた位置に設けられている。
【0037】
このような構成においては、排気ファン71の動作によって、排気ダクト72、及び、左側面板10の開口11を経て排出された空気は、第1ダクトパネル111の開口111aを介して、排気口としての第1スリット121から外部へ排出される。排気ダクト72に対して、第1スリット121の位置を下へずらすことによって、排気性能を維持しながら、左側面板10の開口11から筐体101内へ水が浸入することを防止できる。したがって、図3に示すように左側面板10を鉛直方向に沿って配置した縦置き状態としても所望の防雨性を確保することができる。なお、側面カバー120を鉛直方向下側に配置した横置き状態においても、第1スリット121は下向きとなるため十分な防雨性を発揮できる。ここで、横置き状態にしたとき、左側面板10と右側面板30は水平方向に沿って延び、底板20と天板40は鉛直方向に沿って延びるように配置されている。
【0038】
図6図7に示すように、排気ダクト72は、左側面板10に設けた開口11に対する接続する部分に、傾斜面としての誘導面72aを備える。誘導面72aは、排気ファン71から排気されて排気ダクト72内を右(Y2側)から左(Y1側)へ向かって進む空気の進行方向(第2方向(Y1-Y2方向))を、第1側面板としての左側面板10に近づくにつれて、第1スリット121に次第に近づいて行くように誘導するように傾斜している。ここで、第1スリット121からの排気方向(第1方向)は、左側面板10に直交する方向(Y1-Y2方向)であり、排気ダクト72の延びる方向も左右方向(Y1-Y2方向)であるが、第1スリット121は、排気ダクト72の延伸方向の延長線よりも下側に位置しており、両方向は互いに平行となっている。排気ダクト72に、左側面板10に近づくほど下側へ向かう誘導面72aを設けたことにより、排気ダクト72から第1スリット121に至るまでの管路幅を略一定とし、又は、広げることができ、排気ファン71から排気された空気のうち、特に下側を流れる空気の進行方向を誘導面72aに沿った方向に誘導できるため、第1スリット121に至る過程で、空気が集中して流れが滞ることが少なくなり、効率的に高温の空気を外部へ排出しやすくなる。これにより、高温の空気が表示機100の内部に滞留しづらくなるため、LED表示部62、64などが熱によってダメージを受けることを防ぐことができる。
【0039】
図3に示すように、底板20には、その厚み方向に貫通する吸気口21(第2吸気口)が設けられている。底板20の下側には、底板20を覆うように、長板状で金属製の底面カバー130が設けられている。底面カバー130には、その厚み方向に貫通するスリット(不図示)が形成されている。このスリットは、吸気口21に対応する位置に設けられている。
【0040】
このような構成により、側面カバー120のスリット122を介して吸気口12から吸い込まれた外気と、底面カバー130を介して底板20の吸気口21から吸い込まれた外気は、排気ファン71及び吸込ファン73による吸引によって、背面側においては、図4において矢印で示すように、筐体内面板101aの背面に沿って下から上へ流れ、前面側においても同様に、筐体内面板101aの前面に沿って下から上へ流れる。
【0041】
また、図3図4に示すように、右側面板30の外側には右側面板30を覆うように長板状の金属製の側面カバー140が設置されており、天板40の外側には天板40を覆うように長板状の金属製の上面カバー150が設置されている。さらに、第1表面板61の前方には、第1表面板61及び第1LED表示部62を覆うように透明な樹脂製の前面カバー160が設けられ、第1背面板63の後方には、第1背面板63及び第2LED表示部64を覆うように透明な樹脂製の背面カバー170が設けられている。これらの4つのカバー140、150、160、170には、吸気口及び排気口は形成されていない。
【0042】
このようなカバー140、150、160、170を設けた構成により、右側面板30、天板40、第1表面板61、及び、第1背面板63における防雨性が確保されるため、縦置き状態と横置き状態のいずれにおいても、右側面板30、天板40、第1表面板61、及び、第1背面板63から筐体101の内部へ水が侵入することを防ぐことができる。
【0043】
表示機100はさらに、図8に示すように、制御部50と、入力装置92と、LED記憶装置93とを備える。制御部50は、内蔵記憶装置91aとファンコントローラ91bを備える。これらは、その一部又は全てを筐体101内に設けても良いし、外部に設けて無線又は有線によって筐体101内に設けた回路等と信号の授受を行っても良い。
また、表示機100は、温度センサ94と、2つの照度センサ95、96(光センサ)とを備える。
【0044】
制御部50は、入力装置92から与えられた信号、及び、温度センサ94と2つの照度センサ95、96からの検知信号に基づいて、第1LED表示部62と第2LED表示部64に対する駆動信号を生成し、ファンコントローラ91bに与える制御信号を生成する。
【0045】
制御部50に内蔵されたファンコントローラ91bは、排気ファン71と吸込ファン73の駆動のオン・オフを制御する。すなわち、表示機100には温度センサ94と第1照度センサ95が設けられており、これらのセンサによる検知結果を、ファンコントローラ91b内に予め記憶した閾値と照らし合わせて、自動で駆動もしくは停止する動作を行う。排気ファン71と吸込ファン73の駆動は、互いに同期して行うと制御を簡便にすることができる。一方、排気ファン71と吸込ファン73は、互いに同期させずに駆動させてもよい。例えば、温度や照度が低いときには排気ファン71のみを駆動させてもよい。また、排気ファン71は連続駆動する一方で、吸込ファン73は間欠的に駆動させるように駆動すると、駆動電流を小さくすることができる。さらにまた、温度センサ94と2つの照度センサ95、96の検知結果の時間変化に基づいて、排気ファン71と吸込ファン73の駆動条件を変えると、駆動電流を抑えつつ最適な条件で所望の冷却性を確保することができる。
【0046】
図3に示すように、温度センサ94は、排気ファン71の下方で制御部50の近傍であって筐体内面板101a上に設けられている。温度センサは、表示機100内の任意の位置に、任意の数を設けることができるが、例えば、2つのLED表示部62、64、及び、制御部50のように熱を発する部材に近傍に設けると良い。また、表示機100の外側にも温度センサを設けると、表示機100の内外の温度を検知できる。
【0047】
図1に示すように、第1照度センサ95は、第1表面板61の下側に位置する第2表面板61bの表面下部に設けられ、図2に示すように、第2照度センサ96は、第1背面板63の下側に位置する第2背面板63bの表面下部に設けられている。照度センサは、表示機100の表面の任意の位置に設けることができる。また、表示機100のように透明なカバーで表面が覆われている場合は、カバーの内面や、カバーの内側の第1表面板61や第1背面板63上に設けることもできる。
また、2つの照度センサ95、96の設置を省略して温度センサ94の検知結果に基づいて、排気ファン71と吸込ファン73の駆動を制御するようにしてもよい。
【0048】
排気ファン71と吸込ファン73の駆動動作の変更は、入力装置92を用いてファンコントローラ91bからLED記憶装置93へ制御信号を与え、これによってLED記憶装置93に記憶されている該当のデータを上書きすることにより行うことができる。また、予め駆動時間帯や駆動する時間の間隔などを考慮して閾値を決定し、季節・天気・設置環境・LED表示部62、64の動作温度・太陽光等に対する表示機100の向きなどに応じて駆動条件を変更することもできる。
【0049】
図15図16に示す比較例においては、排気ダクト72が誘導面72aを備えておらず、排気ダクト72は、排気ファン71から左右方向から延びて、その延伸方向のまま左側面板10の開口11に接続されている。また、この比較例においては、吸込ファン73を設けていない。
なお、図16においては排気の流れを太い矢印で示している。
【0050】
この比較例においては、図16に示すように、排気ファン71によって排気されて排気ダクト72を流れる空気は、開口11及び第1ダクトパネル111の開口111aを通過して側面カバー120の壁部120bに衝突し、排気ダクト72よりも細い開口11内を下方へ進行して、側面カバー120の第1スリット121に至る。このため、排気ダクト72よりも管路が細い第1ダクトパネル111内で空気のスムーズな進行が妨げられ、上記第1実施形態と比較して、第1スリット121からの排気効率が大幅に低くなっている。また、排気ダクト72の延びる左右方向と、側面カバー120の壁部120bが延びる上下方向が互いに直交しているため、壁部120bへ衝突した空気は、第1スリット121へ向かわずに、壁部120bの近傍で停滞し、これにより、さらに排気の流れが停滞し、表示機100内の高温状態が継続してしまうおそれがある。さらに、吸込ファン73を設けていないため、表示機100の上部の高温の空気が排気ファン71へ向かわずに停滞してしまうことも懸念される。
【0051】
これに対して、第1実施形態の表示機100においては、排気ダクト72に誘導面72aを設けているため、排気ファン71から排気された空気が第1ダクトパネル111内で停滞することなく第1スリット121へ導くことができるため、筐体101内で高温となった空気を外部へ確実に排出することができる。さらに、吸込ファン73を設けたことにより、筐体101の上部の空気を第1背面板63から内部に空気を吸い込んで排気ファン71によって排気させることができるため、筐体101内に高温の空気が停滞することをさらに抑えることができる。
【0052】
(第2実施形態)
第1実施形態においては、表示機100を縦置き状態にしたときに、吸込ファン73が排気ファン71よりも上側に位置していた。これに対して、吸込ファンから排気された空気が進む領域に排気ファンが位置していれば、吸込ファンと排気ファンを、上下方向の中央近傍又は中央より上側で、同じ位置に配置しても、表示機100内の高温の空気を十分に排気させることができる。さらに、表示機100を横置き状態にしたときに、鉛直方向において、吸込ファンが排気ファンと同じ位置又は上側の位置に設けられていると、横置き状態においても十分な排気性能を発揮できるため好ましい。
【0053】
第2実施形態の表示機においては、図11図12に示す縦置き状態において、排気ファン171に対して鉛直方向(Z1-Z2方向)の同じ位置となるように、吸込ファン173を配置している。この吸込ファン173は、右側面板30を上側とし、かつ、左側面板10を下側に配置した横置き状態において、排気ファン171よりも上側に配置されている。吸込ファン173は、排気された空気が少なくとも排気ファン171側へ進行するように配置されている。これにより、筐体101内の高温の空気を効率的に排気ファン171へ送ることが可能となる。
なお、図12においては排気の流れを太い矢印で示している。
【0054】
排気ファン171には、第1ダクトパネル111へ接続される排気ダクト172が設けられている。この排気ダクト172は、縦置き状態において、左側面板10側へ向かうほど下側へ向かうように傾斜して設けられ、その下側の内面は傾斜面としての誘導面172aを形成している(図12)。このような誘導面172aを設けたことにより、排気ファン171から第1スリット121に至るまでの管路幅を略一定とすることができ、排気ファン171から排気された空気のうち、特に下側を流れる空気の進行方向を誘導面172aに沿った方向に誘導できる。このため、第1スリット121に至る過程で、空気が集中して流れが滞ることが少なくなり、効率的に高温の空気を外部へ排出しやすくなる。
【0055】
(第3実施形態)
第3実施形態の表示機においては、図13図14に示す縦置き状態において、排気ファン271に対して鉛直方向(Z1-Z2方向)の上側の位置となるように、吸込ファン273を配置している。この吸込ファン273は、右側面板30を上側とし、かつ、左側面板10を下側に配置した横置き状態において、排気ファン271よりも上側に配置されている。吸込ファン273は、排気された空気が少なくとも排気ファン271側へ進行するように配置されている。これにより、筐体101内の高温の空気を効率的に排気ファン271へ送ることが可能となる。
なお、図14においては排気の流れを太い矢印で示している。
【0056】
排気ダクト272は、左側面板10に設けた開口11に対する接続する部分に、傾斜面としての誘導面272aを備える。誘導面272aは、排気ファン271から排気されて排気ダクト272内を左から右へ向かって進む空気の進行方向(第2方向(Y1-Y2方向))を、左側面板10に近づくにつれて、第1スリット121に次第に近づいて行くように誘導するように傾斜している。誘導面272aを設けたことにより、排気ダクト272から第1スリット121に至るまでの管路幅を略一定とし、又は、広げることができ、排気ファン271から排気された空気のうち、特に下側を流れる空気の進行方向を誘導面272aに沿った方向に誘導できるため、第1スリット121に至る過程で、空気が集中して流れが滞ることが少なくなり、効率的に高温の空気を外部へ排出しやすくなる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
以上のように、本発明に係る表示機は、屋外設置時の太陽光により高温となりやすく、防雨性が要求される環境下であっても、安定した動作を継続することができる点で有用である。
【符号の説明】
【0058】
10 左側面板(第1側面板)
11 開口
12 吸気口(第1吸気口)
20 底板(第2側面板)
21 吸気口(第2吸気口)
30 右側面板(第3側面板)
40 天板(第4側面板)
50 制御部
51 通気孔
61 第1表面板
61b 第2表面板
62 第1LED表示部(表示部)
63 第1背面板
63b 第2背面板
64 第2LED表示部(表示部)
71 排気ファン
72 排気ダクト
72a 誘導面
73 吸込ファン
73a 吸気孔
90 電源
91a 内蔵記憶装置
91b ファンコントローラ
92 入力装置
93 LED記憶装置
94 温度センサ
95 第1照度センサ
96 第2照度センサ
100 表示機
101 筐体
101a 筐体内面板
102 前面開口
103 背面開口
111 第1ダクトパネル
111a 開口
112 第2ダクトパネル
120 側面カバー
120a 遮蔽部
120b 壁部
121 第1スリット
122 第2スリット
130 底面カバー
140 側面カバー
150 上面カバー
160 前面カバー
170 背面カバー
171 排気ファン
172 排気ダクト
172a 誘導面
173 吸込ファン
271 排気ファン
272 排気ダクト
272a 誘導面
273 吸込ファン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16