(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-19
(45)【発行日】2023-04-27
(54)【発明の名称】注入システム
(51)【国際特許分類】
A61J 1/20 20060101AFI20230420BHJP
【FI】
A61J1/20 314B
(21)【出願番号】P 2021541014
(86)(22)【出願日】2018-09-24
(86)【国際出願番号】 US2018052425
(87)【国際公開番号】W WO2020068031
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2021-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】521121662
【氏名又は名称】オー ファーマシューティカル カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【氏名又は名称】廣田 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100107733
【氏名又は名称】流 良広
(74)【代理人】
【識別番号】100115347
【氏名又は名称】松田 奈緒子
(72)【発明者】
【氏名】キボム・オ
【審査官】今関 雅子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2008/0269712(US,A1)
【文献】特開平07-124226(JP,A)
【文献】実開平6-5633(JP,U)
【文献】特開平2-1277(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61J 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体型注射可能注入システムであって、
バイアルホルダアセンブリ(1900)と、
第2の容器と、
接続ポートと、
放出部材と、
中空ニードルと、
遮断突起と、
固定突起と、を含み、
前記
バイアルホルダアセンブリ(1900)は、
薬剤容器(1930)を保持するように構成され、
バイアルホルダ(1910)と
ホルダキャップ(1920)とを含み、前記
バイアルホルダ(1910)と前記
ホルダキャップ(1920)とが、互いに融合さ
れ、
前記第2の容器
(1030)は、液体を保持するように構成され、第1の端部
(2371)と第2の端部
(2373)とを含み、
前記接続ポート
(2550)は、
上端及び下端を有し、前記上端は薬剤容器(1930)に融合され、融合した前記接続ポート(2550)は、キャビティ
と、前記上端から前記下端まで延びる内面を有し
、
前記下端が第一の幅を有する開口部を含み、
前記内面が内部に突出したフランジ(1510-4)を含み、
前記内部に突出したフランジ(1510-4)が、前記キャビティの前記内面の一体化部分であり、
前記キャビティは、前記開口部の前記第一の幅よりも小さい第二の幅を有し、
前記放出部材
(1010-1又は1010-2)は、前記第2の容器の前記第2の端部に配され、前記第2の容器から前記液体を放出するように構成され、
前記中空ニードル
(1520)は、
端部(1770)と尖鋭部
(1760)とを含み、前記中空ニードルの前記尖鋭部が、前記接続ポートのキャビティに入り、前記中空ニードルの前記
端部に印加された圧力に応答して前記
薬剤容器(1930)を穿孔するように構成され、
前記遮断突起は、前記中空ニードル
の外周上に少なくとも3つ存在し、挿入を容易にし、前記中空ニードルの前記
端部に印加された圧力が前記
薬剤容器(1930)を穿孔した後に、前記中空ニードルが後退するのを防ぐように構成され、
前記固定突起は、
前記中空ニードルの外周上で、少なくとも3つの前記遮断突起と平行に少なくとも1つ存在し、融合された前記接続ポートのキャビティの
内部に突出したフランジ(1510-4)と接触及び相互作用し、
前記少なくとも1つの固定突起と、融合した前記接続ポートの前記内部に突出したフランジとの間の接触が、外力がないときに前記中空ニードルが初期位置から移動するのを防ぐように構成されて
おり、
前記放出部材(1010-1又は1010-2)が、注入ポート(1125)を含み、
前記ホルダキャップ(1920)は、間隔を空けて配された複数の楊枝様の棒又は釘(1921)を有する端部基部を含み、前記バイアルホルダアセンブリ(1900)の滅菌プロセス中に空気、蒸気、又はガス流の流動性をもたらすことで、バイアルホルダ(1910)、ホルダキャップ(1920)の内部、及びバイアルホルダアセンブリ(1900)の外面を滅菌することができることを特徴とする一体型注射可能注入システム。
【請求項2】
前記システムの完全性を更に封止及び保護するように構成された、前記バイアルホルダと
融合した前記接続ポートとの間の接続部を取り囲む管状リング
(2560)を更に含む請求項
1に記載の一体型注入システム。
【請求項3】
前記
薬剤容器(1930)が、抗生物質、抗癌剤、広域スペクトルペニシリン、セファロスポリン、マクロライド、中域及び狭域スペクトルペニシリン、アミノグリコシド、カルベニシリン、全身性抗真菌剤、抗結核剤、抗ウイルス剤、抗HIV剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ビンカアルカロイド、抗悪性腫瘍性抗生物質、白金抗悪性腫瘍剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される薬剤を含む請求項1に記載の一体型注射可能注入システム。
【請求項4】
前記
薬剤容器(1930)が薬剤を含み、前記薬剤が抗生物質又は抗癌剤である請求項1に記載の一体型注射可能注入システム
。
【請求項5】
前記薬剤が、アシクロビル、硫酸アミカシン、アモキシシリン、アモキシシリン、アンピシリン、アルベカシン、アストロミシン、アジスロマイシン、アズトレオナム、ベロテカン、ベンダムスチン、カルバペネム、カプレオマイシン、カルボプラチン、カルモナム、セファマンドールナフェート、セファゾリン、セフブペラゾン、セフェピム、セフメノキシム、セフメタゾール、セフミノックス、セフォジジム、セフォニシド、セフォペラゾン、セフォペラゾン、セフォラニド、セフォタキシム、セフォテタン、セフォチアム、セフォキシチン、セフピラミド、セフピロム、セフラジン、セフタジジム、セフテゾール、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、シラスタチン、シスプラチン、クラリスロマイシン、クラブラン酸、リン酸クリンダマイシン、コリスチンナトリウムメタンスルホネート、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダルフォプリスチン、ドリペネム一水和物、デシタビン、ドセタキセル、ドキソルビシン、エノシタビン、エルタペネム、エタペネム、ラクトビオン酸エリスロマイシン、エトポシド、フロモキセフナトリウム、フルダラビン、フルオロウラシル、ホスホマイシンナトリウム、ガンシクロビル、ゲムシタビン、硫酸ゲンタマイシン、ヘプタプラチン、イダルビシン、イフォスファミド、イミペネム、イリノテカン、硫酸イセパマイシン、ラタモキセフ、リンコマイシン、メシリナム、メルファラン、メロペネム、メトトレキサート、ミカファンギン、硫酸ミクロノマイシン、ネチルマイシン、オキサリプラチン、パクリタキセル、パニペネム、ベタミプロン、ペメトレキセド、ピペラシリン、ピペラシリン、ピペラシリン、キヌプリスチン、シソマイシン、スルバクタム、スルベニシリン、タゾバクタム、テイコプラニン、チオテパ、チカルシリン、トブラマイシン、トポテカン、ウルバクタム、バンコマイシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ボリコナゾール、これらの医薬塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項
1に記載の一体型注射可能注入システム。
【請求項6】
前記薬剤が、セフトリアキソン、セフメタゾールナトリウム、バコマイシンhcl、セフォチアムHCl、イミペネム一水和物、シラスタチンナトリウム、セフォペラゾンナトリウム、スルバクタムナトリウム、テイコプラニン、セフォテタン二ナトリウム、セフチゾキシムナトリウム、セフテゾールナトリウム、セフピラミドナトリウム、及びホスホマイシンからなる群から選択される請求項
1に記載の一体型注入システム。
【請求項7】
前記薬剤が、セフトリアキソン 500mg、セフトリアキソン 1g、セフトリアキソン 2g、セフメタゾールナトリウム 1g、セフメタゾールナトリウム 0.5g、バコマイシンHCl 1g、バコマイシンHCl 500mg、セフォチアムHCl 1g、セフォチアムHCl 500mg、イミペネム一水和物 0.5g、シラスタチンナトリウム 0.5g、イミペネム一水和物 250mg、シラスタチンナトリウム 250mg、セフォペラゾンナトリウム 500mg、スルバクタムナトリウム 500mg、テイコプラニン 0.2g、セフォテタン二ナトリウム 1g、セフチゾキシムナトリウム 1g、セフテゾールナトリウム 1g、セフピラミドナトリウム 1g、及びホスホマイシン 1gからなる群から選択される請求項
1に記載の一体型注入システム。
【請求項8】
前記ホルダキャップ(1920)が、前記一体型注入システムを懸下す
るための懸下手段を含む請求項1に記載の一体型注入システム。
【請求項9】
前記中空ニードルが、液剤が流れる少なくとも1つの流路を有するキャビティニードルである請求項1に記載の一体型注入システム。
【請求項10】
前記薬剤容器が、ガラス材料及びプラスチック材料のうちの1つから形成されている請求項1に記載の一体型注入システム。
【請求項11】
前記第2の容器が、プラスチック材料から形成されている請求項1に記載の一体型注入システム。
【請求項12】
前記バイアルホルダエレメントと前記
ホルダキャップ(1920)とが、ヒートシール、超音波溶接、又は接着剤によって融合されている請求項1に記載の一体型注入システム。
【請求項13】
一体型注射可能注入システムであって、
バイアルホルダアセンブリ(1900)と、
無菌性の検証のための前記
バイアルホルダアセンブリ(1900)の内部の過酸化水素化学指示薬と、
第2の容器と、
前記第2の容器と前記
バイアルホルダアセンブリ(1900)とを接続する、融合された接続ポートと、
放出部材と、
中空ニードルと、
遮断突起と、
固定突起と、を含み、
前記
バイアルホルダアセンブリ(1900)は、
薬剤容器(1930)を保持するように構成され、
バイアルホルダ(1910)と
ホルダキャップ(1920)とを含み、前記
バイアルホルダ(1910)と前記
ホルダキャップ(1920)とが、互いに融
合し、
前記第2の容器
(1030)は、液体を保持するように構成され、第1の端部
(2371)と第2の端部
(2373)とを含み、
前記融合された接続ポート
(2550)は、
上端及び下端を有し、前記上端は薬剤容器(1930)に融合され、融合した前記接続ポート(2550)は、キャビティ
と、前記上端から前記下端まで延びる内面を有し
、
前記下端が第一の幅を有する開口部を含み、
前記内面が内部に突出したフランジ(1510-4)を含み、
前記内部に突出したフランジ(1510-4)が、前記キャビティの前記内面の一体化部分であり、
前記キャビティは、前記開口部の前記第一の幅よりも小さい第二の幅を有し、
前記放出部材
(1010-1又は1010-2)は、前記第2の容器の前記第2の端部に配され、前記第2の容器から前記液体を放出するように構成され、
前記中空ニードル
(1520)は、
端部(1770)と尖鋭部
(1760)とを含み、前記中空ニードルの前記尖鋭部が、前記融合された接続ポートのキャビティに入り、前記中空ニードルの前記
端部に印加された圧力に応答して前記
薬剤容器(1930)を穿孔するように構成され、
前記遮断突起は、前記中空ニードル
の外周上に少なくとも3つ存在し、挿入を容易にし、前記中空ニードルの前記
端部に印加された圧力が前記
薬剤容器(1930)を穿孔した後に、前記中空ニードルが後退するのを防ぐように構成され、
前記固定突起は、
前記中空ニードルの外周上で、少なくとも3つの前記遮断突起と平行に少なくとも1つ存在し、前記融合された接続ポートのキャビティの
内部に突出したフランジ(1510-4)と接触及び相互作用し、
前記少なくとも1つの固定突起と、融合した前記接続ポートの前記内部に突出したフランジとの間の接触が、外力がないときに前記中空ニードルが初期位置から移動するのを防ぐように構成され
ており、
前記
薬剤容器(1930)が薬剤を含み、前記薬剤が抗生物質又は抗癌剤であ
り、
前記放出部材(1010-1又は1010-2)が、注入ポート(1125)を含み、
前記ホルダキャップ(1920)は、間隔を空けて配された複数の楊枝様の棒又は釘(1921)を有する端部基部を含み、前記バイアルホルダアセンブリ(1900)の滅菌プロセス中に空気、蒸気、又はガス流の流動性をもたらすことで、バイアルホルダ(1910)、ホルダキャップ(1920)の内部、及びバイアルホルダアセンブリ(1900)の外面を滅菌することができることを特徴とする一体型注射可能注入システム。
【請求項14】
前記
ホルダキャップ(1920)が、間隔を空けて配された複数の楊枝様の棒又は釘を有する端部基部を含み、前記
バイアルホルダアセンブリ(1900)の滅菌プロセス中に空気、蒸気、又はガス流の流動性をもたらす請求項
11に記載の一体型注入システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉剤、凍結乾燥剤、又は液剤の容器が、完全に滅菌された状態の溶液を含む容器と容易に接続され、薬剤容器中の粉剤、凍結乾燥剤、又は液剤が、前記容器中の溶液とワンタッチで混合され、短時間で容易に利用可能となる一体構造を有する一体型注入システムに関する。
【背景技術】
【0002】
クリニック又は病院において、患者に、粉末形態又は凍結乾燥(粉末)形態の抗癌剤又は凍結乾燥剤を投与する場合、バイアルなどの容器に入った粉剤を、生理食塩水などの溶液の一定量と混合した後、滴下注入される。
【0003】
滴下注入の場合、生理食塩水などの溶液を、ディスポーザブルのシリンジでバイアルに注入して、粉剤を溶解し、その後、溶解溶液を別のディスポーザブルのシリンジで溶液容器に移す。この方法は、追加の機器を必要としないので、一般に使用されている。しかし、プロセス中に不純物が混入することがあり、このことは、治療を受ける患者に大きな不利益と危険をもたらす。
【0004】
粉末形態の剤又は凍結乾燥された剤の別の投与プロセスは、両端針又は連結チューブなどの連結ツールを使用して、溶解した薬剤を溶液含有容器と連結するシステムを使用する。溶解した薬剤を含む容器は、容器中の溶解薬剤が、溶液含有容器に移行するように傾斜している。
【0005】
しかし、このような操作は、煩雑で時間がかかる。特に、薬剤を含む容器に穴を開けるプロセスが、空気中で行われるので、薬剤を汚染する可能性が高まる。更に、抗生物質注射の乱用による院内感染の可能性も高まる。
【0006】
したがって、薬剤容器中の粉剤、凍結乾燥剤、又は液剤を、視覚的に確認される無菌環境において、溶液容器中の溶液とワンステップで混合することができ、短時間で容易に利用可能となるシステムが依然として必要である。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、一体型注入システムを提供し、前記一体型注入システムは、薬剤バイアル容器と、無菌性の検証のための前記薬剤バイアル容器の内部の水素化学指示薬と、第2の容器と、前記第2の容器と前記薬剤バイアル容器とを接続する、融合又は封止された接続ポートと、放出部材と、中空ニードル(flue needle)と、遮断突起と、固定突起と、を含み、前記薬剤バイアル容器は、薬剤バイアルを保持するように構成され、薬剤バイアルホルダエレメントとホルダキャップエレメントとを含み、前記薬剤バイアルホルダエレメントと前記ホルダキャップエレメントとは、互いに融合されて封止部を形成し;前記第2の容器は、液体を保持するように構成され、第1の端部と第2の端部とを含み;前記融合又は封止された接続ポートは、キャビティを有し、前記キャビティがストッパとして機能する突出部分を有し;前記放出部材は、前記第2の容器の前記第2の端部に配され、前記第2の容器から液体を放出するように構成され;前記中空ニードルは、座部と尖鋭部とを含み、前記中空ニードルの前記尖鋭部は、前記融合された接続ポートのキャビティに入り、前記中空ニードルの前記座部に印加された圧力に応答して前記薬剤バイアルを穿孔するように構成され;前記遮断突起は、前記中空ニードル上に少なくとも3つ存在し、挿入を容易にし、前記薬剤バイアルを穿孔する前記中空ニードルの前記座部に圧力が印加された後に、前記中空ニードルが後退するのを防ぐように構成され;前記固定突起は、前記中空ニードル上に少なくとも1つ存在し、前記融合された接続ポートのキャビティの内部の突出部分と接触及び相互作用し、外力がないときに中空ニードルが初期位置から移動するのを防ぐように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】
図1Aは、本発明に係るそのコンポーネントのいくつかを有する一体型注入システムを示す。
【
図1B】
図1Bは、本発明に係るそのコンポーネントのいくつかを有する一体型注入システムを示す。
【
図1C】
図1Cは、本発明に係るそのコンポーネントのいくつかを有する一体型注入システムを示す。
【
図1D】
図1Dは、本発明に係るそのコンポーネントのいくつかを有する一体型注入システムを示す。
【
図2A】
図2Aは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2B】
図2Bは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2C】
図2Cは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2D】
図2Dは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2E】
図2Eは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2F】
図2Fは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2G】
図2Gは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図2H】
図2Hは、本発明に係る放出部材のコンポーネントを示す。
【
図5A】
図5Aは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図5B】
図5Bは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図5C】
図5Cは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図5D】
図5Dは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図5E】
図5Eは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図5F】
図5Fは、本発明に係る組み立て後の構成の注入ポート及びキャップを示す。
【
図6A】
図6Aは、本発明に係る接続ポートアセンブリのコンポーネントを示す。
【
図6B】
図6Bは、本発明に係る接続ポートアセンブリのコンポーネントを示す。
【
図9A】
図9Aは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図9B】
図9Bは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図9C】
図9Cは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図9D】
図9Dは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図9E】
図9Eは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図9F】
図9Fは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート及び中空ニードルを含む接続ポートアセンブリを示す。
【
図10】
図10は、本発明に係るバイアルホルダアセンブリのコンポーネントを示す。
【
図13A】
図13Aは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図13B】
図13Bは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図13C】
図13Cは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図13D】
図13Dは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図13E】
図13Eは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図13F】
図13Fは、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置を示す。
【
図15A】
図15Aは、本発明に係る組み立て後の構成の一体型注入システムを示す。
【
図15B】
図15Bは、本発明に係る組み立て後の構成の一体型注入システムを示す。
【
図15C】
図15Cは、本発明に係る組み立て後の構成の一体型注入システムを示す。
【
図16A】
図16Aは、本発明に係る薬剤バイアルホルダと液体保持ポーチを接続する融合接続ポートを示す。
【
図16B】
図16Bは、本発明に係る薬剤バイアルホルダと液体保持ポーチを接続する融合接続ポートを示す。
【
図16C】
図16Cは、本発明に係る薬剤バイアルホルダと液体保持ポーチを接続する融合接続ポートを示す。
【
図17A】
図17Aは、バイアルホルダと注入ポートとの間の接続を取り囲む管状リングを示す。
【
図17B】
図17Bは、バイアルホルダと注入ポートとの間の接続を取り囲む管状リングを示す。
【
図18】
図18は、実施形態に係るバイアルホルダに融合されたホルダキャップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、薬剤バイアルを含む薬剤バイアル容器と、液体を保持する第2の容器と、薬剤バイアルを穿孔するために第2の容器の一端を通って薬剤バイアル容器に移動する中空ニードルとを含む一体型注入システムを提供する。
【0010】
融合接続ポートは、第2の容器を薬剤バイアル容器に接続する。融合接続ポートは、外部環境との接触を防ぎ、それにより、薬剤バイアル容器の内部及び液体を保持する第2の容器の内部の無菌環境を維持する。
【0011】
溶融接続ポートは、キャビティを有し、このキャビティ形状に不可欠なのは、中空ニードルのストッパとして機能する内部に突出した部分
(1510-4)である。この突出部分
(1510-4)は、融合接続ポートのキャビティ
(1510-3)の形状又は構造の一部である。
図16Bを参照する。突出部分はまた、中空ニードルの前方移動を制御することができる。
【0012】
中空ニードルのストッパとしての接続ポートのキャビティの機能及び/又は中空ニードルの前方移動の制御は、中空ニードルの設計に関連して機能する。中空ニードルは、座部と尖鋭部とを含み、中空ニードルの尖鋭部は、中空ニードルの座部に印加された圧力に応答して、融合接続ポートのキャビティに入り、薬剤バイアルを穿孔するように構成されている。
【0013】
中空ニードルの外周には、少なくとも1つの固定突起(1522)があり、前記融合された接続ポートのキャビティの内部の突出部分と接触及び相互作用し、外力がないときに中空ニードルが初期位置から移動するのを防ぐように構成されている。
【0014】
更に、中空ニードルの外周には、少なくとも2つ又は3つの遮断突起(1521)があり、挿入を容易にし、前記中空ニードルの前記座部に印加された圧力が薬剤バイアルを穿孔した後に、前記中空ニードルが後退するのを防ぐように構成されている。更に、中空ニードルは、少なくとも1つの遮断突起がその外周上の位置に形成され、移動後、更なる変位をしないように連結部材の所定位置で止まることを特徴とする。
【0015】
中空ニードルは、液剤が流れる少なくとも1つの流路を有するキャビティニードルである。
【0016】
中空ニードルはまた、外力なしには初期状態から容易に変位しないように、その外周上の位置に少なくとも1つの固定突起が形成されていることを特徴とする。
【0017】
一実施形態では、中空ニードルはまた、ニードルが融合接続ポートのキャビティに入り、中空ニードルの座部に印加された圧力に応答して薬剤バイアルを穿孔するときの視覚的確認として、ニードルの座部近傍にマーカーを含むことができる。マーカーは、ニードルが正しく挿入され、ニードルがその所定長さにあることを、操作者が視覚的に確認することを容易にする。ニードルのマーカーは、ニードルそれ自体の上に所定長さのマーキングの形態であることができる。ニードル上のマーキングは、色で表示することもできる。例えば、黒色線又は着色線を、座部からの所定長さでニードル外周上に設けることができる。
【0018】
別の実施形態では、中空ニードルそれ自体が、着色されたものであることができ、その結果、シリンジの操作者は、本発明に係るデバイスを通るニードルの色を視認したときに、ニードルが正しく挿入されたことを視覚的に容易に確認することができる。
【0019】
薬剤バイアル容器の内部に、過酸化水素化学指示薬がある。薬剤バイアル容器の内部の過酸化水素化学指示薬は、例えば、挿入することができ、滅菌のためにVHP(蒸気過酸化水素)を行うことができる。内部の無菌性は、薬剤バイアル容器の内部の指示薬の色の変化を通して確認することができる。例えば、内部が無菌環境ではなくなった場合には、指示薬はピンク色から紫色に変化する。
【0020】
更に、薬剤バイアル容器は、薬剤バイアルホルダエレメントとホルダキャップエレメントとを含み、薬剤バイアルホルダエレメントとホルダキャップエレメントとは、互いに融合されて封止部を形成する。薬剤バイアルホルダエレメントとホルダキャップエレメントは、超音波若しくは熱融合又は他の任意の従来の手段を介して互いに融合させることができる。そのような設計は、本発明の一体型注入システムのための無菌環境の維持に更に役立つ。
【0021】
ホルダキャップは、任意に、薬剤容器を所定位置に保持するための固定パッキングエレメントを有することができる。更に、ホルダキャップエレメントはまた、薬剤ボトルを懸下するすための懸下手段を有することができる。
【0022】
しかし、薬剤バイアルの流入点の完全性を保護するため、薬剤バイアルを所定位置に固定するために、ゴムなどのパッキングエレメントは、薬剤バイアルホルダの先端に必要ではない。その理由は、無菌を維持する融合接続ポートと薬剤バイアルを所定位置に保持する、より細いネック設計部分があるからである。
【0023】
更に、薬剤バイアル容器は、ガラス又はプラスチック材料のものであることができる。
【0024】
本発明に係る一体型注入システムは、システム全体がコンパクトであり、システム全体に影響を与える外部環境からの汚染リスクなしに部品の数が大幅に減るので、容易且つ低コストで製造することができる。
【0025】
更に、第2の容器がプラスチック容器である場合、第2の容器内の溶液は、キャビティニードルである中空ニードルを使用することによって容易に移動することができる。薬剤バイアル容器内の薬剤と溶液ポーチを混合して、短時間で容易に利用可能とすることができる。
【0026】
図1は、本発明に係る一体型注入システムのコンポーネントを示す。
図1A、
図1B、及び
図1Cは、放出部材1010、接続ポート/バイアルホルダ装置1020、及びポーチ1030を含むシリンジキット1000を示す。
図1Dは、1010-1及び1010-2として示される、放出部材の代替形状を示す。
【0027】
図2は、本発明に係る放出部材1010のコンポーネントを示す。放出部材1010は、
図2Gに示されるように、注入ポート1125(
図2F)及びキャップ1140(
図2A及び
図2B)を含む。
図2Hにおいて、注入ポート1125の代替設計を、水平側面図において1125-1として示す。キャップの代替設計の各種図を、
図2C、
図2D、及び
図2Eに、1140-1として示す。
【0028】
図3は、本発明に係る注入ポート1125を示す。
図3Aは、注入ポート1125の断面図を示す。
図3B及び
図3Cは、注入ポート1125の斜視図を示す。
図3Dは、注入ポート1125の第1の端面図を示す。
図3Eは、注入ポート1125の第2の端面図を示す。
図3Fは、注入ポート1125の側面図を示す。
図3Gは、注入ポート1125-1を有する放出部材1010-1の代替設計のいくつかの図を示す。
【0029】
図4は、本発明に係るキャップ1140を示す。
図4Aは、キャップ1140の断面図を示す。
図4B及び
図4Cは、キャップ1140の斜視図を示す。
図4Dは、キャップ1140の第1の端面図を示す。
図4Eは、キャップ1140の第2の端面図を示す。
図4Fは、キャップ1140の側面図を示す。
図4Gは、キャップ1140-1の代替設計の各種図を示す。
【0030】
【0031】
接続ポート/バイアルホルダ装置1020は、接続ポートアセンブリとバイアルホルダアセンブリを含む。
図6は、本発明に係る接続ポートアセンブリのコンポーネントを示す。接続ポートアセンブリ1500は、接続ポート1510と中空ニードル1520を含む。
図6Aは、接続ポート1510と中空ニードル1520を別々に示し、
図6Bは、組み立て後の構成における接続ポート1510と中空ニードル1520を示す。
【0032】
図7は、本発明に係る接続ポート1510を示す。接続ポート1510は、
キャビティ1510-3と、中空ニードル(例えば、中空ニードル1520)を受容するように構成された受容端1602と、コネクタ端1605とを有する。接続ポートは、任意に、リブ1510-2を有することができる。リブ1510-2は、熱融着中に膜同士が接触してピンホールを作るのを防ぐ。
図7Aは、接続ポート1510
及びキャビティ1510-3の断面図を示す。
図7B及び
図7Cは、接続ポート1510の第1及び第2の端面図を示す。
図7D及び
図7Eは、接続ポート1510の斜視図を示す。
図7F、
図7G、
図7H、
図7I、
図7J、及び
図7Kは、接続ポート1510-1の代替設計の各種図を示す。
【0033】
図8は、
遮断突起(1521)及び固定突起(1522)を有する、本発明に係る中空ニードルを示す。
図8Aは、中空ニードル1520の断面図を示す。中空ニードル1520は、尖鋭部1760と端部1770を含む。
図8B及び
図8Cは、中空ニードル1520の斜視図を示す。
図8Dは、中空ニードル1520の側面図を示す。
図8Eは、中空ニードル1520(尖鋭部1760が視認できる)の端面図を示す。
図8Fは、中空ニードル1520(端部1770が視認できる)の端面図を示す。
【0034】
図9は、本発明に係る組み立て後の構成における、接続ポート1510-1と中空ニードル1520を含む接続ポートアセンブリ1500を示す。
図9Aは、接続ポートアセンブリ1500の断面図を示す。
図9B及び
図9Cは、接続ポートアセンブリ1500の端面図を示す。
図9D及び
図9Eは、接続ポートアセンブリ1500の斜視図を示す。
図9Fは、接続ポートアセンブリ1500の側面図を示す。
【0035】
図10は、本発明に係るバイアルホルダアセンブリ1900のコンポーネントを示す。バイアルホルダアセンブリ1900のコンポーネントは、バイアルホルダ1910、ホルダキャップ1920、及び薬剤容器1930を含む。バイアルホルダアセンブリ1900は、また、組み立て後の形態で
図10に示されている。
【0036】
薬剤バイアル容器1930は、選択された薬剤を保持するように構成されている。薬剤バイアル容器1930は、より細いネック領域1911で設計された薬剤バイアルホルダ1910に嵌合し、それによってしっかりと保持される。
【0037】
図11は、本発明に係る薬剤バイアルホルダ1910を示す。
図11Aは、バイアルホルダ1910の斜視図を示す。バイアルホルダ1910は、薬剤容器(例えば、薬剤容器1930)を受容するように構成された容器端部2002と、接続端部2005とを有する。
図11Bは、バイアルホルダ1910の端面図を示す。
図11Cは、バイアルホルダ1910の断面の斜視図を示す。
図11Dは、バイアルホルダ1910の側面図を示す。
図11Eは、バイアルホルダ1910の斜視図を示す。
図11Fは、バイアルホルダ1910の端面図を示す。
図11Gは、バイアルホルダ1910の側面図を示す。
【0038】
ホルダキャップ1920は、バイアルホルダ1910に嵌合するように構成されている。
図12は、本発明に係るホルダキャップ1920を示す。
図12Aは、ホルダキャップ1920の一部切り欠き斜視図を示す。
図12Bは、ホルダキャップ1920の断面図を示す。
図12Cは、ホルダキャップ1920の端面図を示す。
図12Dは、ホルダキャップ1920の端面図を示す。
図12Eは、ホルダキャップ1920の斜視図を示す。
図12Fは、ホルダキャップ1920の斜視図を示す。
図12Gは、ホルダキャップ1920の側面図を示す。ホルダキャップエレメントは、間隔を空けて配された複数の楊枝様の棒又は釘1921を有する端部基部を有し、それにより、薬剤バイアル容器の滅菌プロセス中に空気、蒸気、又はガス流の流動性をもたらす。或いは、端部基部は、互いに垂直に交差する少なくとも2つの平らなパンを有することができ、平らなパンのそれぞれがオリフィスを有することにより、薬剤バイアル容器の滅菌プロセス中に空気、蒸気、又はガス流の流動性をもたらす。
【0039】
図13は、本発明に係る組み立て後の構成の接続ポート/バイアルホルダ装置1020を示す。バイアルホルダ1910の接続端2005は、接続ポート1510のコネクタ端1605に接続される。
図13Aは、接続ポート/バイアルホルダ装置1020の断面図を示す。
図13Bは、接続ポート/バイアルホルダ装置1020の端面図を示す。
図13Cは、接続ポート/バイアルホルダ装置1020の端面図を示す。
図13Dと
図13Eは、接続ポート/バイアルホルダ装置1020の斜視図を示す。
図13Fは、接続ポート/バイアルホルダ装置1020の側面図を示す。代替の接続ポート/バイアルホルダ装置1020は、接続ポート1510-1を使用して組み立てることができる。
【0040】
図14A、
図14B、及び
図14Cは、本発明に係る異なるサイズのポーチ1030を示す。ポーチ1030は、容積2310、第1の開口部2371、及び第2の開口部2373を含む。開口部2371は、放出部材1010を受容するように構成される。開口部2373は、接続ポート/バイアルホルダ装置1020を受容するように構成される。開口部2371及び2373は、適切なエレメント(放出部材1010又は接続ポート/バイアルホルダ装置1020)を受容するように構成され、前記配置に限定されない。
【0041】
図15は、組み立て後の構成のシリンジキット1000を示す。
図15Aに示されるように、放出部材1010及び接続ポート/バイアルホルダ装置1020は、開口部2371、2373を介してポーチ1030にしっかりと接続されている。
図15Bは、組み立て後のシリンジキットの各種図を示す。
図15Cは、ポーチ1030にしっかりと接続された放出部材1010及び接続ポート/バイアルホルダ装置1020の代替配置を示す。
【0042】
図16Aに示される本発明によれば、バイアルホルダ1910と接続ポート1510-1は、互いに融合されている。具体的には、
図16Bは、バイアルホルダ1910の接続端2005が、接続ポート1510-1のコネクタ端1605に融合されて、融合接続部2550を形成していることを示す。
図16Cは、バイアルホルダ1910の接続端2005が、接続ポート1510のコネクタ端1605に接続され(claimed)、管状リング2560が、接続部を封止していることを示す。この設計は、有利なことに、部品の数を減らして製造コストを削減するだけでなく、薬剤バイアル容器と液状溶液を保持する第2の容器との間の内部連通部全体の無菌性を維持する。
【0043】
更に、バイアルホルダ装置1020は、内部薬剤バイアルキット全体の100%無菌性を提供する。無菌性は、薬剤バイアルキットの内部が無菌環境に入る汚染物質から保護されていることを確認する過酸化水素化学指示薬によって確認することができる。
【0044】
実施形態によれば、
図17Aは、バイアルホルダと接続ポートとの間の接続部を取り囲む管状リング2560の斜視図及び上面図を示す。
図16Cに示されるように、この管状リングは、バイアルホルダと接続ポートとの間の接続部を覆うように構成され、それにより、本発明に係るシステムの完全性と無菌性を更に保護する。リングは、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエン(ABS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、及びポリウレタン(PU)などの、医療機器業界に適しており、使用されている任意の材料で作製することができる。医療用途で最も広く使用されているプラスチック材料はPVCであり、PE、PP、PS、及びPETがそれに続く。PVCは、滅菌済みの単回使用医療用途で最も広く使用されている。
図17Bは、バイアルホルダと注入ポートとの間の接続部を取り囲む管状リングを示す。
【0045】
図18に示される実施形態によれば、ホルダキャップ1920は、バイアルホルダ1920に融合されて、融合ジョイント2615を形成する。この設計は、有利なことに、部品の数を減らして製造コストを削減する。
【0046】
図19Aは、薬剤バイアルホルダアセンブリ1900の内部の過酸化水素化学指示薬を示す。
図19Bは、過酸化水素化学指示薬の拡大図を示す。
【0047】
したがって、実施形態によれば、一体型注射可能注入が提供される。一体型注射可能注入は、含む。
【0048】
別の実施形態では、バイアルホルダエレメントとホルダキャップエレメントは、ヒートシーリング、超音波溶接、又は接着剤によって融合される。
【0049】
前述の実施形態は、単に例示的なものであり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明の記載は、例示であることを意図するものであり、特許請求の範囲を限定するものではない。多くの代替、修正、及び変形が、本発明の範囲内であることが当業者には明らかであろう。