(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-20
(45)【発行日】2023-04-28
(54)【発明の名称】宅配ボックス
(51)【国際特許分類】
A47G 29/122 20060101AFI20230421BHJP
【FI】
A47G29/122 Z
(21)【出願番号】P 2019013931
(22)【出願日】2019-01-30
【審査請求日】2021-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 富夫
【審査官】新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-100494(JP,A)
【文献】実開昭54-116949(JP,U)
【文献】特開2015-021220(JP,A)
【文献】実開平4-91899(JP,U)
【文献】特開2001-250714(JP,A)
【文献】特開2003-133126(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/10-29/12
E05C 19/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物室を有するボックス本体と、前記荷物室を塞ぐように前記ボックス本体に回動可能に取り付けられた扉とを備え、荷物の収納前の待機時においてマグネットの磁力により扉閉状態を保持する宅配ボックスであって、
前記ボックス本体は、樹脂により形成され、
前記マグネットは、
樹脂製のマグネット取付ケースに形成された収納溝に収納され、
前記収納溝に前記マグネットが収納された状態で、前記ボックス本体の前記扉設置側端部に形成された取付孔に前記マグネット取付ケースが取り付けられた際に、前記マグネットが前記ボックス本体
の樹脂製の板部に接触し、前記マグネットは、
前記板部に、前記扉または前記扉に取り付けた金属部分を磁力で吸着させる、
宅配ボックス。
【請求項2】
請求項1に記載の宅配ボックスにおいて、
前記マグネット取付ケースは、前記扉に取り付けられたラッチと係止するラッチ受けを含む、
宅配ボックス。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の宅配ボックスにおいて、
前記マグネット取付ケースは、前記収納溝を有するブロック状のケース本体と、前記ケース本体の一端に連続して前記ケース本体より広がるように形成されたケース板部とを含み、
前記ボックス本体の前記取付孔を有する側面に前記ケース板部の外周部を接触させた状態で、前記ケース板部を前記側面にネジ結合している、
宅配ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、宅配ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一般家庭等で使用され、宅配荷物を無人で受け取り可能な宅配ボックスが知られている。この宅配ボックスでは、宅配業者が荷物室に荷物を入れた後に、扉の開放を禁止する。荷物の受取人が、鍵を鍵穴部に入れて施錠装置を解錠した場合に、扉が開放可能となる。荷物の出し入れについての待機時において、扉は、荷物室を有するボックス本体に、マグネット(磁石)の磁力で吸着させて扉閉状態を保持する場合がある。
【0003】
特許文献1には、収納キャビネットの内側にマグネットを有する開閉保持部材(マグネットキャッチ)を固設し、そのマグネットと磁力で吸着される金属片を、扉に固設したプッシュ式の扉構造が記載されている。扉の閉止状態において扉を手で前方側から押圧し、扉から手を離すことにより、開閉保持部材がバネ力で前側に突出し、その突出力により扉が前側に押し出されて扉を開放できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
宅配ボックスにおいて、特許文献1に記載された扉構造と同様に、マグネットを有する構造で扉閉状態を保持する場合がある。しかしながら、扉または扉に取り付けた金属部分をマグネットで吸着させるために扉側にマグネットが露出していると、宅配ボックスを屋外に設置して使用する場合に扉開状態でマグネットが外気に露出して、マグネットが錆びる可能性がある。
【0006】
本開示の目的は、マグネットの磁力で扉閉状態を保持する構成でマグネットが錆びにくい宅配ボックスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の宅配ボックスは、荷物室を有するボックス本体と、荷物室を塞ぐようにボックス本体に回動可能に取り付けられた扉とを備え、荷物の収納前の待機時においてマグネットの磁力により扉閉状態を保持する宅配ボックスであって、マグネットは、マグネット取付ケースに形成された収納溝に収納され、収納溝にマグネットが収納された状態でボックス本体の扉設置側端部に形成された取付孔にマグネット取付ケースが取り付けられた際に、マグネットがボックス本体に接触し、マグネットは、ボックス本体に、扉または扉に取り付けた金属部分を磁力で吸着させる、宅配ボックスである。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る宅配ボックスによれば、マグネットの磁力で扉閉を保持するためにマグネットを扉側に露出させる必要がなくなる。これにより、マグネットの磁力で扉閉状態を保持する構成でマグネットが錆びにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】
図1に示す宅配ボックスから扉を取り除いて示す斜視図である。
【
図3】実施形態において、扉を荷物室側から見た斜視図である。
【
図5】宅配ボックスにおいて、荷物を収容した状態から伝票への押印及び施錠を行い、その後、扉を開放して、荷物を取り出す方法を示す概念図である。
【
図7】
図6からマグネット取付ケースと、マグネットとを取り出して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、宅配ボックスの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。また、以下の説明において、左右方向は、宅配ボックスを扉閉状態で扉に向かって見た場合の左右方向をいう。
【0011】
図1は、実施形態の宅配ボックス12の斜視図である。
図2は、宅配ボックス12から扉16を取り除いて示す斜視図である。
図3は、扉16を荷物室14(
図2)側から見た斜視図である。
図4は、
図3のA部拡大図である。宅配ボックス12は、一般家庭等で使用され、宅配荷物を無人で受け取り可能である。宅配ボックス12は、ユーザとしての宅配業者が荷物を入れた状態で扉16の開放を禁止するために用いられる。
【0012】
宅配ボックス12は、荷物室14を有する略直方体状のボックス本体13と、荷物室14を塞ぐようにボックス本体13に回動可能に取り付けられた扉16とを備える。荷物室14は、荷物100(
図5)を出し入れ可能に収容可能な略直方体の箱状である。ボックス本体13は、樹脂により形成される。ボックス本体13の外側面に樹脂製のカバーを取り付けることもできる。
【0013】
扉16は、荷物室14の前側F(
図1、
図2)の開口15(
図2)を塞いでいる。扉16はボックス本体13に取り付けられる片開き型であり、開口15を塞ぐようにボックス本体13に回動可能に取り付けられる。このために、扉16の左右方向一端部(
図3の左端部)の上下両端のそれぞれにはヒンジピン17が上下方向に突出しており、それぞれのヒンジピン17が、ボックス本体13の開口15(
図2)の左右方向一端部(
図2の右端部)の上下両端に形成されたヒンジ穴(図示せず)に挿入されて係止される。
図3では、扉16の下端部におけるヒンジピンの図示を省略している。ヒンジ穴は、ボックス本体13に取り付けたヒンジ本体に形成することもできる。これによって、扉16は、ボックス本体13に、左右方向一端部を中心に回動可能に取り付けられる。
【0014】
また、宅配ボックス12は、荷物100の収納前の待機時において後述のマグネット25(
図6~
図8)の磁力により扉閉状態を保持する。
【0015】
扉16は、施錠装置40により施錠される。施錠装置40は、扉16に取り付けられたベースプレート41、内側部分が回転可能な鍵穴部43、鍵穴部43の内側部分に固定されたアームピン(図示せず)と係止可能なレバーロック45(
図3)とを含む。さらに施錠装置40は、上下移動可能なレバー47(
図1)と、レバー47の押し下げによりレバー47が当たって揺動するドアロック49(
図3、
図4)とを含む。レバー47は、バネ(図示せず)により上側に付勢される。レバーロック45は、レバー47と連動して上下移動する。鍵穴部43、レバーロック45、レバー47、及びドアロック49は、ベースプレート41に支持される。レバー47の上端部、鍵穴部43及びベースプレート41の一部は、それぞれ扉16の前側Fに露出する。
図3、
図4ではレバー47の図示を省略している。ベースプレート41の扉前側Fに露出した部分には、伝票102を差し込み可能なスリット51が形成される。ドアロック49は、ベースプレート41の荷物室側に取り付けられたドアロック支持金具53に支持される。ドアロック支持金具53は、鉄、鋼等の磁性金属製である。レバー47の押し下げによりレバー47の下端がドアロック49の上端に当たると、ドアロック49は、ドアロック支持金具53の扉開放端側(
図4の右側)の第1板部54aから先端の係止部50が突出するように揺動する。
図4は、係止部50が第1板部54aから突出した状態を示している。
【0016】
レバー47が押し下げられたとき、レバー47にリンク機構(図示せず)を介して連結されたスタンプケース55が、スリット51側(
図4の右側)に移動する。スタンプケース55には受領印を押印可能なスタンプ手段56が保持される。これにより、スリット51に挿入された伝票に、受領印を押印することが可能である。鍵穴部43の施錠状態でレバー47及びレバーロック45が押し下げられた場合には、バネの付勢力によりレバー47が上側に移動する傾向となるが、鍵穴部43に固定されたアームピンに係止されることで、レバー47の上側への移動が阻止される。この状態で、ドアロック49の係止部50がドアロック支持金具53の第1板部54aから外側に突出し、ボックス本体13に取り付けた後述の
図6~
図8に示すマグネット取付ケース20の係止穴20aに係止部50が係止され、その状態が保持される。これにより、扉16の開放が禁止される。ドアロック49は、扉16に取り付けられたラッチに相当する。ドアロック支持金具53は、扉16に取り付けた金属部分に相当する。例えば、ドアロック支持金具53は扉16に取り付けられたベースプレート41にネジにより取り付けられる。
【0017】
さらに、ドアロック支持金具53の第1板部54aと略直角で、第1板部54aの扉開放端側に連続する第2板部54b(
図4)は、ボックス本体13に取り付けられた後述のマグネット25(
図6~
図8)の磁力で、ボックス本体13の一部に吸着される。このマグネット25は、後述のマグネット取付ケース20に支持され、ボックス本体13の荷物室14、外面及び扉16側の何れにも露出しない。これにより、後述のように、マグネット25が錆びにくくなる。
【0018】
上記の施錠装置40を有する宅配ボックス12は、次のように荷物100(
図5)の受取を行う。
図5は、宅配ボックス12において、荷物100を収容した状態から伝票102への押印及び施錠を行い、その後、扉16を開放して、荷物100を取り出す方法を示す概念図である。
【0019】
例えば、宅配業者が宅配ボックス12に荷物を預ける場合には、予め鍵穴部43が施錠されており、宅配業者が荷物室14に荷物を入れて扉16を閉じ、スリット51に伝票102を差し込んだ状態で、レバー47(
図1)を押し下げると、扉16の開放が禁止される。これと同時に、伝票102に受領印が押される。荷物の受取人が帰宅して、鍵を鍵穴部43に入れて施錠装置40を解錠した場合には、レバー47がバネの付勢力で上側に戻って、扉16の開放が可能となる。このとき、荷物の受取人は、例えば、施錠装置40において扉16の前側に露出した部分に形成された扉穴16a(
図1)に指をかけて、マグネット25(
図6~
図8)の磁力に抗して扉16を開放することができる。扉16の開放後、荷物の受取人は、荷物室14から荷物100を取り出すことができる。
【0020】
次に、宅配ボックス12の待機時において磁力により扉閉状態を保持するマグネット25及びマグネット取付ケース20(
図6~
図8)と、ボックス本体13におけるマグネット取付ケース20の取付方法とを説明する。
【0021】
図6は、
図2のB部拡大図である。
図7は、
図6からマグネット取付ケース20と、マグネット25とを取り出して示す斜視図である。
図8は、
図6のC矢視図である。
【0022】
図6に示すように、マグネット取付ケース20は、マグネット25を収納し、ボックス本体13の扉16設置側端部にマグネット25を配置するために用いられる。
図7、
図8に示すように、マグネット取付ケース20は、略直方体のブロック状のケース本体21と、ケース本体21の左右方向に対応する第1方向の一端(
図7の右端、
図8の紙面の表側端)に連続して、ケース本体21より外側に広がるように形成された矩形状である板部23とを含む。マグネット取付ケース20には、板部23の第1方向一端面に開口し第1方向に延びる断面矩形の係止穴20aが形成される。係止穴20aには、ドアロック49(
図4)の係止部50(
図4)が挿入されて係止される。係止穴20aは、ラッチ受けに相当する。
【0023】
ケース本体21において、前側Fに面する側面21aの上側部分には、マグネット25を収納可能な収納溝21bが形成される。収納溝21bは、断面U字形であり、第1方向他端(
図7の左端)がケース本体21の第1方向側面に開口する。
【0024】
マグネット25は、円柱状であり、中心軸方向に沿って磁化される。マグネット25は、例えばネオジム磁石である。マグネット25は、フェライト磁性体製としてもよい。
【0025】
ケース本体21における収納溝21bの上下方向幅は、マグネット25の外径と同じかそれより少し大きい。収納溝21bの第1方向長さは、マグネット25の外径と同じかそれより少し大きい。マグネット25は、収納溝21bに、中心軸方向端面25aが前側Fに面するように嵌め込んで収納される。この状態で、ケース本体21の前側Fの側面21aとマグネット25の中心軸方向端面25aとが面一になることが好ましい。マグネット取付ケース20は、例えば樹脂により形成される。
【0026】
マグネット25は、後述のようにボックス本体13へマグネット取付ケース20を取り付けたときに、収納溝21bから脱落しなければ、収納溝21bに固定しなくてもよい。なお、収納溝21bにマグネット25を接着等により固定してもよい。
【0027】
一方、ボックス本体13の荷物室14における左右方向他端(
図2、
図6の左端)の側面13aにおいて、開口15付近の扉16設置側端部には断面矩形の取付孔13b(
図6、
図8)が形成される。
図8では、分かり易くするために、ボックス本体13を砂地部で示している。取付孔13bの断面形状は、マグネット取付ケース20が、ほぼがたつきなく挿入可能となるように、ケース本体21の収納溝21bを除く外形における矩形形状とほぼ合致する。収納溝21bにマグネット25が収納された状態で、ケース本体21が取付孔13bに挿入され、板部23の外周部の内側面が、ボックス本体13の側面13aに接触する。この状態で、マグネット取付ケース20の板部23外周部の複数位置に形成した孔(図示せず)にネジ26(
図8)を貫通させて、そのネジ26により板部23を、ボックス本体13の側面13aに結合する。これにより、マグネット取付ケース20が取付孔13bに取り付けられる。この際に、マグネット25の中心軸方向端面25aは、ボックス本体13における取付孔13bの内側の板部13c(
図6、
図8)の内側面に接触する。この状態で、マグネット25は、ボックス本体13の荷物室14及び外面及び扉側の何れにも露出しない。また、マグネット25は、板部13cに、扉16に取り付けられたドアロック支持金具53(
図4)を磁力で吸着可能とする。
図2では、板部13cにおいて裏側にマグネット25(
図6~
図8)が対向する部分を、黒地で塗りつぶした部分Pにより示している。
図8に示すマグネット25の中心軸方向端面25aが接触する板部13cの厚みdは、例えば1mm程度である。これにより、扉16の閉鎖状態では、マグネット25は、
図8に二点鎖線で示すドアロック支持金具53の第2板部54bを、マグネット25と対向する板部13cに磁力で吸着させる。このため、宅配ボックス12において、荷物100(
図5)の収納前の待機時においてマグネット25の磁力により扉閉状態が保持される。また、このとき、マグネット25と扉16との設置距離を所定の大きさである厚みdに維持できる。
【0028】
上記の宅配ボックス12によれば、マグネット取付ケース20の収納溝21bにマグネット25が収納された状態でボックス本体13の扉16設置側端部に形成された取付孔13bにマグネット取付ケース20が取り付けられた際に、マグネット25がボックス本体13に接触する。また、マグネット25は、ボックス本体13に、扉16に取り付けたドアロック支持金具53を磁力で吸着させる。これにより、マグネット25の磁力で扉閉を保持するためにマグネット25を扉16側に露出させる必要がなくなる。このため、マグネット25の磁力で扉閉状態を保持する構成でマグネット25が錆びにくくなる。
【0029】
また、マグネット取付ケース20は、扉16に取り付けられたドアロック49と係止する係止穴20aを含んで構成される。これにより、メンテナンス時に、宅配ボックス12の内部から係止穴20aを有する部分とマグネット25とを一体で取り外すことができるので、メンテナンス性に優れるとともに、部品点数の削減により製造コストを低減でき、さらに組立性を向上できる。
【0030】
なお、上記の実施形態において、マグネット取付ケース20に形成した係止穴20aの内側に棒等の係止部を形成し、その係止部にドアロック49の係止部50を係止してもよい。また、ボックス本体13において取付孔13bを含む板部の裏側に、ケース本体21を受け入れ可能で、マグネット25に面する部分に底板部がある直方体状のカバーを取り付けてもよい。これにより、収納溝21bからのマグネット25の脱落を防止しやすくなる。また、実施形態ではラッチに相当するドアロック49が扉16の開放を禁止しているが、扉に取り付けたハンドルの操作によりラッチがラッチ受けから外れるように移動する構成としてもよい。
【0031】
また、扉自体を金属製として、マグネットは、ボックス本体13に、扉16自体を磁力で吸着させてもよい。
【符号の説明】
【0032】
12 宅配ボックス、13 ボックス本体、13a 側面、13b 取付孔、13c 板部、14 荷物室、15 開口、16 扉、16a 扉穴、17 ヒンジピン、20 マグネット取付ケース、20a 係止穴、21 ケース本体、21a 側面、21b 収納溝、23 板部、25 マグネット、25a 中心軸方向端面、26 ネジ、40 施錠装置、41 ベースプレート、43 鍵穴部、45 レバーロック、47 レバー、49 ドアロック、50 係止部、51 スリット、53 ドアロック支持金具、54a 第1板部、54b 第2板部、55 スタンプケース、56 スタンプ手段。