(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-20
(45)【発行日】2023-04-28
(54)【発明の名称】角型電池
(51)【国際特許分類】
H01M 50/103 20210101AFI20230421BHJP
H01G 11/78 20130101ALI20230421BHJP
H01M 50/15 20210101ALI20230421BHJP
H01M 50/169 20210101ALI20230421BHJP
【FI】
H01M50/103
H01G11/78
H01M50/15
H01M50/169
(21)【出願番号】P 2020186415
(22)【出願日】2020-11-09
【審査請求日】2021-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】520184767
【氏名又は名称】プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117606
【氏名又は名称】安部 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100136423
【氏名又は名称】大井 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100189887
【氏名又は名称】古市 昭博
(72)【発明者】
【氏名】船戸 峰洋
(72)【発明者】
【氏名】志村 陽祐
(72)【発明者】
【氏名】朝立 英樹
【審査官】上野 文城
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-157299(JP,A)
【文献】特開2017-200707(JP,A)
【文献】特開2017-107773(JP,A)
【文献】特開2017-004902(JP,A)
【文献】特開2016-143613(JP,A)
【文献】特開2011-210464(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/103
H01M 50/15
H01M 50/169
H01G 11/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極体と、
前記電極体が収容された電池ケースと、を備え、
前記電池ケースは、
一側面が開口した略直方体の角型形状を有するケース本体と、
前記ケース本体の開口を塞ぐように前記ケース本体に接合された蓋と、を有し、
前記ケース本体は、
矩形状の底面部と、
前記底面部の長辺を一辺として有しかつ相互に対向する一対の幅広面部と、
前記底面部の短辺を一辺として有しかつ相互に対向する一対の幅狭面部と、を有し、
隣接する前記幅広面部と前記幅狭面部とは互いに接合されており、
前記ケース本体の前記開口において、隣接する前記幅広面部と前記幅狭面部との角部の内側はR形状を有し、
前記幅狭面部または前記幅広面部は、突出部を有し、
前記R形状は、前記突出部に設けられたR部によって構成されており、
前記R部を含む前記角部の内側に前記蓋の外縁が溶接されている、
角型電池。
【請求項2】
前記幅狭面部には、前記R形状を有する第1のR部が形成されている、
請求項1に記載の角型電池。
【請求項3】
前記第1のR部は、
前記幅狭面部と一体的に形成されている、
請求項2に記載の角型電池。
【請求項4】
前記幅広面部には、前記R形状を有する第2のR部が形成されている、
請求項1に記載の角型電池。
【請求項5】
前記第2のR部は、
前記幅広面部と一体的に形成されている、
請求項4に記載の角型電池。
【請求項6】
前記底面部と前記幅広面部とは、一枚の平板
で構成され、前記幅狭面部に平行な断面がU字状である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の角型電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、角型電池に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、リチウムイオン二次電池等の電池は、電極体と、電極体を収容する電池ケースと、電池ケースの開口を塞ぐ蓋と、を備える。このような電池の一形態として、角型(箱形)の電池ケースを使用した角型電池が知られている。角型電池に関する従来技術文献として、特許文献1~3が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、一枚の平板を折り曲げて断面U字形状を有する本体部を準備し、本体部の両端部に平板状の部材をそれぞれ溶接して一側面が開口したケース本体を作製し、次いで、ケース本体の開口からケース本体の内部に電極体を収容した後、開口を塞ぐように蓋をケース本体に溶接することによって、角型電池を製造することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-107773号公報
【文献】特開2016-143613号公報
【文献】特開2011-210464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、蓋をケース本体の内側に溶接するときには、歩留まり向上の観点から、例えば、1パスでレーザー溶接することが望まれている。ここで、角型の電池ケースは、通常、開口が矩形状に形成されるため、蓋をケース本体の内側に溶接するときの4つの角部が直角になる。レーザー光が直角に形成された角部を通過するとき(即ち移動方向が変わるとき)にはレーザー光の移動速度がゼロになるため、角部にレーザー光が集中し、角部に加えられる熱量が他の部分に加えられる熱量に比べて多くなり、溶接不良が発生する虞がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ケース本体と蓋との接合がより確実に行われた角型電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明により、電極体と、上記電極体が収容された電池ケースと、を備えた角型電池が提供される。上記電池ケースは、一側面が開口した略直方体の角型形状を有するケース本体と、上記ケース本体の開口を塞ぐように上記ケース本体に接合された蓋と、を有している。上記ケース本体は、矩形状の底面部と、上記底面部の長辺を一辺として有しかつ相互に対向する一対の幅広面部と、上記底面部の短辺を一辺として有しかつ相互に対向する一対の幅狭面部と、を有している。隣接する上記幅広面部と上記幅狭面部とは互いに接合されている。上記ケース本体の上記開口において、隣接する上記幅広面部と上記幅狭面部との角部の内側はR形状を有している。上記角部の内側に上記蓋の外縁が溶接されている。
【0008】
上記構成では、隣接する幅広面部と幅狭面部とは互いに接合されており、ケース本体の開口において、隣接する幅広面部と幅狭面部との角部の内側はR形状を有する。このため、蓋をケース本体の内側に溶接するときにおいて、例えばレーザー光が角部を通過するときにはレーザー光の移動速度はゼロになることなく、ケース本体の長辺および短辺と同等の移動速度で移動することができる。このため、角部にレーザー光が過度に集中せず、角部に加えられる熱量が他の部分に加えられる熱量と同等になる。このようにして、蓋の外縁はR形状を有する角部の内側に溶接されているため、溶接不良の発生が抑制され、蓋とケース本体との接合をより確実に行うことができる。
【0009】
ここに開示される角型電池の好ましい一態様では、上記幅狭面部には、上記R形状を有する第1のR部が形成されている。このように、幅狭面部に第1のR部を形成することによって、隣接する幅広面部と幅狭面部との角部の内側に容易にR形状を設けることができる。
【0010】
ここに開示される角型電池の好ましい一態様では、上記第1のR部は、圧縮成形または切削加工によって形成されている。このように、圧縮成形または切削加工によって幅狭面部に一体的に第1のR部を形成することができるため、ケース本体の構造を簡素化することができる。
【0011】
ここに開示される角型電池の好ましい一態様では、上記幅広面部には、上記R形状を有する第2のR部が形成されている。このように、幅広面部に第2のR部を形成することによって、隣接する幅広面部と幅狭面部との角部の内側に容易にR形状を設けることができる。
【0012】
ここに開示される角型電池の好ましい一態様では、上記第2のR部は、ビード加工によって形成されている。このように、ビード工によって幅広面部に一体的に第2のR部を形成することができるため、ケース本体の構造を簡素化することができる。
【0013】
ここに開示される角型電池の好ましい一態様では、上記底面部と上記幅広面部とは、一枚の平板を折り曲げてなる折り曲げ加工品である。これにより、材料の歩留まりを向上させることができるとともに、生産性や効率性を高めることができる。従って、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】一実施形態に係る角型電池の模式的な斜視図である。
【
図2】一実施形態に係るケース本体の模式的な分解斜視図である。
【
図3】一実施形態に係る角型電池の一部の模式的な平面図である。
【
図4】他の一実施形態に係る角型電池の模式的な斜視図である。
【
図5】他の一実施形態に係るケース本体の模式的な分解斜視図である。
【
図6】他の一実施形態に係る角型電池の一部の模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、ここで開示される技術の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
【0016】
なお、本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、一次電池と二次電池とを包含する概念である。また、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電が可能な蓄電デバイス全般を指す用語であって、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等のいわゆる蓄電池(化学電池)と、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(物理電池)と、を包含する概念である。
【0017】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る角型電池10の模式的な斜視図である。
図2は、ケース本体30の模式的な分解斜視図である。
図3は、角型電池10の一部の模式的な平面図である。
図1に示すように、角型電池10は、電池ケース20と、電池ケース20の内部に収容された電極体50と、を備えている。図示は省略するが、角型電池10は、ここでは電池ケース20の内部に収容された電解質をさらに備えている。以下、各構成要素について順に説明する。
【0018】
図1に示すように、電池ケース20は、電極体50を収容する容器である。電池ケース20は、ここでは気密に封止されている。電池ケース20は、典型的には、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属製である。電池ケース20の外形は、六面体形状(ここでは略直方体形状)である。電池ケース20は、ケース本体30と、蓋40とを備えている。
【0019】
図2に示すように、ケース本体30は、矩形状(長方形状)の底面部31と、相互に対向する一対の幅広面部32と、相互に対向し且つ幅広面部32よりも幅の狭い一対の幅狭面部33と、を有する。幅広面部32は、底面部31の長辺を一辺として有する側面である。幅狭面部33は、底面部31の短辺を一辺として有する側面である。一対の幅狭面部33は、一対の幅広面部32の間に介在している。ここでは、底面部31と幅広面部32とは、一体的に形成されている。底面部31および幅広面部32は、例えば方形状(典型的には矩形状)の一枚の平板を電池ケース20の寸法にあわせて略U字状に折り曲げることによって形成される。即ち、底面部31と幅広面部32とは、折り曲げ加工品である。隣接する幅広面部32と幅狭面部33とは互いに接合(例えば溶接接合)されている。接合は、例えばレーザー溶接等で行うことができる。ケース本体30の底面部31と対向する面は、開口(開放)している。
【0020】
図3に示すように、ケース本体30の開口30H(
図2も参照)において、隣接する幅広面部32と幅狭面部33との角部34の内側はR形状を有する。ここでは、幅狭面部33の後述する突出部33AのR部33RがR形状を有する。
【0021】
図2に示すように、幅狭面部33は、長手方向(即ち幅広面部32の短手方向)に延びる一対の突出部33Aを備えている。
図3に示すように、突出部33Aには、R形状を有するR部33Rが形成されている。R部33Rは、第1のR部の一例である。R部33Rは、圧縮成形または切削加工によって形成されている。突出部33Aは、一対の幅広面部32の内側に配置される。
【0022】
図1に示すように、蓋40には、ケース本体30の内部で電極体50の正極と電気的に接続された正極内部端子42と、正極内部端子42と電気的に接続されケース本体30の外部に突出した正極外部端子44と、ケース本体30の内部で電極体50の負極と電気的に接続された負極内部端子46と、負極内部端子46と電気的に接続されケース本体30の外部に突出した負極外部端子48と、が取り付けられている。
【0023】
図3に示すように、蓋40は、ケース本体30の開口30H(
図2も参照)を塞ぐようにケース本体30に接合されている。蓋40は、幅広面部32および幅狭面部33に接合されている。より詳細には、蓋40の外縁は、幅広面部32、幅狭面部33および角部34の内側に溶接(溶接接合)されている。即ち、蓋40はケース本体30の内側に配置されており、ケース本体30の上面に配置されていない。ここでは、蓋40の外縁は突出部33AのR部33Rに溶接(溶接接合)されている。隣接する幅広面部32と幅狭面部33との角部34の内側はR形状を有するため、例えばレーザー光が角部34を通過するときにおいて
図3の矢印L1に示すように曲線的に移動させることができる。即ち、レーザー光が角部34を通過するときにはレーザー光の移動速度はゼロになることなく、ケース本体30の幅広面部32の直線部分および幅狭面部33の直線部分と同等の移動速度で移動することができる。これにより、蓋40とケース本体30との接合を適切に行うことができる。
【0024】
電極体50は、電池ケース20の内部に収容されている。電極体50は従来と同様でよく、特に制限はない。図示は省略するが、電極体50は、正極と負極を、典型的にはそれぞれ複数有する。正極は、正極集電体と、正極集電体に固着され正極活物質を含む正極活物質層を備える。負極は、負極集電体と、負極集電体に固着され負極活物質を含む負極活物質層を備える。電極体50は、ここでは帯状の正極と帯状の負極とが絶縁された状態で捲回されてなる扁平な捲回電極体である。捲回電極体は、例えば帯状の正極と帯状の負極とを帯状のセパレータを介して重ね合わせ、捲回軸方向(ここでは、幅広面部32の長手方向と同じ)に捲回した後、側面方向から押しつぶして拉げさせることによって作製することができる。ただし、電極体50は、方形状(典型的には矩形状)の正極と方形状(典型的には矩形状)の負極とが絶縁された状態で積み重ねられてなる積層電極体であってもよい。
【0025】
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態に係る角型電池110の模式的な斜視図である。
図5は、ケース本体130の模式的な分解斜視図である。
図6は、角型電池110の一部の模式的な平面図である。
図4に示すように、角型電池110は、電池ケース120と、電池ケース120の内部に収容された電極体50と、を備えている。図示は省略するが、角型電池110は、ここでは電池ケース120の内部に収容された電解質をさらに備えている。以下、各構成要素について順に説明する。
【0026】
図4に示すように、電池ケース120は、電極体50を収容する容器である。電池ケース120は、ここでは気密に封止されている。電池ケース120は、典型的には、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属製である。電池ケース120の外形は、六面体形状(ここでは略直方体形状)である。電池ケース120は、ケース本体130と、蓋140とを備えている。
【0027】
図5に示すように、ケース本体130は、矩形状(長方形状)の底面部131と、相互に対向する一対の幅広面部132と、相互に対向し且つ幅広面部132よりも幅の狭い一対の幅狭面部133と、を有する。幅広面部132は、底面部131の長辺を一辺として有する側面である。幅狭面部133は、底面部131の短辺を一辺として有する側面である。一対の幅狭面部133は、一対の幅広面部132の間に介在している。ここでは、底面部131と幅広面部132とは、一体的に形成されている。底面部131および幅広面部132は、例えば方形状(典型的には矩形状)の一枚の平板を電池ケース120の寸法にあわせて略U字状に折り曲げることによって形成される。即ち、底面部131と幅広面部132とは、折り曲げ加工品である。隣接する幅広面部132と幅狭面部133とは互いに接合(例えば溶接接合)されている。ケース本体130の底面部131と対向する面は、開口(開放)している。
【0028】
図6に示すように、ケース本体130の開口130H(
図3も参照)において、隣接する幅広面部132と幅狭面部133との角部134の内側はR形状を有する。ここでは、幅広面部132の後述する突出部132AのR部132RがR形状を有する。
【0029】
図5に示すように、幅広面部132は、短手方向(即ち幅狭面部133の長手方向)に延びる一対の突出部132Aを備えている。一対の突出部132Aは、互いに対向している。即ち、一方の幅広面部132の突出部132Aは、他方の幅広面部132の突出部132Aに向けて突出する。一対の突出部132Aは、幅広面部132の両端部にそれぞれ1組ずつ設けられている。
図6に示すように、突出部132Aには、R形状を有するR部132Rが形成されている。R部132Rは、第2のR部の一例である。R部132Rは、ビード加工によって形成されている。
【0030】
図6に示すように、蓋140は、ケース本体130の開口130H(
図2も参照)を塞ぐようにケース本体130に接合されている。蓋140は、幅広面部132および幅狭面部133に接合されている。より詳細には、蓋140の外縁は、幅広面部132、幅狭面部133および角部134の内側に溶接(溶接接合)されている。即ち、蓋140はケース本体130の内側に配置されており、ケース本体130の上面に配置されていない。ここでは、蓋140の外縁は突出部132AのR部132Rに溶接(溶接接合)されている。隣接する幅広面部132と幅狭面部133との角部134の内側はR形状を有するため、例えばレーザー光が角部134を通過するときにおいて
図6の矢印L2に示すように曲線的に移動させることができる。即ち、レーザー光が角部134を通過するときにはレーザー光の移動速度はゼロになることなく、ケース本体130の幅広面部132の直線部分および幅狭面部133の直線部分と同等の移動速度で移動することができる。これにより、蓋140とケース本体130との接合を適切に行うことができる。
【0031】
角型電池10および角型電池110は、各種用途に利用可能であるが、特にエネルギー密度の高い大型の(大容量の)電池として好ましく利用することができる。好適な用途としては、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載されるモーター用の動力源(車両駆動用の電源)が挙げられる。
【0032】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、上記実施形態は例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0033】
上述した各実施形態では、幅狭面部33、133は、底面部31、131および幅広面部32、132とは別体に形成されていたがこれらは一体的に形成されていてもよく、例えば、一枚の平板を折り曲げた折り曲げ加工品であり、かつ、幅狭面部33、133および幅広面部32、132を互いに接合(例えば溶接接合)させたものであってもよい。
【0034】
上述した各実施形態では、突出部33Aは幅狭面部33の長手方向の全体に亘って形成されていたが、蓋40の外縁と接触可能な開口30Hの周囲のみに形成されていてもよい。また、突出部132Aは幅広面部132の短手方向の全体に亘って形成されていたが、蓋140の外縁と接触可能な開口130Hの周囲のみに形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0035】
10 角型電池
20 電池ケース
30 ケース本体
30H 開口
31 底面部
32 幅広面部
33 幅狭面部
33A 突出部
33R R部
34 角部
40 蓋
50 電極体