(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-21
(45)【発行日】2023-05-01
(54)【発明の名称】情報を指示および決定するための方法および装置ならびにコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04B 7/06 20060101AFI20230424BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20230424BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20230424BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20230424BHJP
【FI】
H04B7/06 984
H04L27/26 114
H04W24/10
H04W16/28
(21)【出願番号】P 2020538588
(86)(22)【出願日】2018-12-17
(86)【国際出願番号】 CN2018121591
(87)【国際公開番号】W WO2019137162
(87)【国際公開日】2019-07-18
【審査請求日】2020-07-10
(31)【優先権主張番号】201810032656.X
(32)【優先日】2018-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ ▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
(72)【発明者】
【氏名】タムラカール・ラケシュ
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲潤▼▲華▼
【審査官】川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-532050(JP,A)
【文献】特表2020-527003(JP,A)
【文献】Huawei, HiSilicon,Details of QCL assumptions and related RS design considerations[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #88bis R1-1704239,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704239.zip>,2017年03月25日
【文献】Panasonic,On remaining details of NR DMRS[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting 91 R1-1719703,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1719703.zip>,2017年11月17日
【文献】Huawei, HiSilicon,Details of QCL assumptions and related RS design considerations[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #90bis R1-1717309,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717309.zip>,2017年10月02日
【文献】Huawei, HiSilicon,Remaining details of QCL assumptions[online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #91 R1-1719443,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1719443.zip>,2017年11月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/06
H04L 27/26
H04W 24/10
H04W 16/28
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-2
3GPP TSG CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報を決定するステップと、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するか、又は、端末のためにQCLグルーピング情報を構成するステップとを備え、
前記DMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、
使用可能なDMRSポート範囲を決定し、使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定するか、または、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定し、使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することを含み、
前記使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループは、前記DMRSのCDMグループであ
り、
使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、前記使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、以下の情報a、情報b、情報cおよび情報dのうちの1つを含み、
情報a、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報b、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報c、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報d、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、情報eまたは情報fを含み、
情報e
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報f、
使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,2}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す
ことを特徴とする情報を指示するための方法。
【請求項2】
前記使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、以下のスキームのうちの1つを含み、
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}であり、
前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報を指示するための方法。
【請求項3】
前記使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、以下のスキームのうちの1つを含み、
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}であり、
前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報を指示するための方法。
【請求項4】
ネットワーク側から送信された復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報の通知またはDMRSポートのQCLグルーピング情報の構成情報を受信するステップと、
前記復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報の通知またはDMRSポートのQCLグルーピング情報の構成情報を使用して復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報を決定するステップとを備え
、
使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、前記使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、以下の情報a、情報b、情報cおよび情報dのうちの1つを含み、
情報a、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報b、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報c、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報d、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、情報eまたは情報fを含み、
情報e
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報f、
使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,2}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す
ことを特徴とする情報を決定するための方法。
【請求項5】
復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するか、又は、端末のためにQCLグルーピング情報を構成するように構成された決定ユニットと、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するように構成された指示ユニットとを備え、
前記決定ユニットは、
使用可能なDMRSポート範囲を決定し、使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定するか、または、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定し、使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定し、
前記使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループは、前記DMRSのCDMグループであ
り、
使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、前記使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、以下の情報a、情報b、情報cおよび情報dのうちの1つを含み、
情報a、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報b、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報c、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報d、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、情報eまたは情報fを含み、
情報e
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報f、
使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,2}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す
ことを特徴とする情報を指示するための装置。
【請求項6】
前記決定ユニットが使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、以下のスキームのうちの1つを含み、
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}であり、
前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である
ことを特徴とする
請求項5に記載の情報を指示するための装置。
【請求項7】
前記決定ユニットが前記使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}であり、
前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である
ことを特徴とする
請求項5に記載の情報を指示するための装置。
【請求項8】
ネットワーク側から送信された復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報の通知またはDMRSポートのQCLグルーピング情報の構成情報を受信するように構成された受信ユニットと、
前記復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報の通知またはDMRSポートのQCLグルーピング情報の構成情報を使用して復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するように構成された決定ユニットとを備え
、
使用可能なDMRSポート範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、前記使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、以下の情報a、情報b、情報cおよび情報dのうちの1つを含み、
情報a、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報b、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報c、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報d、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲に基づき、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報は、情報eまたは情報fを含み、
情報e
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示し、
情報f、
使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,2}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す
ことを特徴とする情報を決定するための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2018年1月12日に中国特許局に提出し、出願番号が201810032656.Xであり、発明名称が「情報を指示および決定するための方法および装置ならびにコンピュータ可読記憶媒体」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。
【0002】
[技術分野]
本発明は、通信技術分野に関し、特に情報を指示および決定するための方法および装置ならびにコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
新しい無線(New Radio,NR)システムでは、データ復調プロセスは、復調参考信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)に基づくチャネル推定を必要とする。従来技術では、NRシステムのDMRSは、対応するデータ層と同じプリコーディング方法で送信される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、DMRSポートに関する情報を示し、決定する解決策はない。
本発明の実施形態は、端末がQCLグルーピング情報を決定するように、DMRSポートのQCLグルーピング情報を示すために、情報を指示および決定するための方法および装置ならびにコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ネットワーク側では、本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための方法は、
復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するステップと、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するステップとを備える。
【0006】
DMRSポートのQCLグルーピング情報を決定し、前記QCLグルーピング情報を端末に通知することにより、DMRSポートのQCLグルーピング情報の指示が実施され、その結果、端末は、DMRSポートのQRSグループ情報を決定する。
【0007】
任意の選択で、DMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは具体的に、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、または使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定し、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定し、前記DMRS CDMグループはDMRSポートのCDMグループであり、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知することは具体的に、DMRSポートのQCLグルーピング情報で端末を構成するか、またはDMRSポートのQCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0008】
任意の選択で、使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-4:上記いずれかのスキームで決定された使用可能なDMRSポート範囲から、使用可能なDMRSポート範囲として1つ以上のDMRSポートを選択する。
【0009】
任意の選択で、前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0010】
任意の選択で、前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0011】
任意の選択で、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定する。
【0012】
任意の選択で、前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}である。
【0013】
任意の選択で、前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である。
【0014】
任意の選択で、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
次の原則に従って、DMRS QCLの可能なすべてのグルーピングスキームを決定し、
決定された使用可能なDMRS CDMグループを基本単位としてQCLグルーピングを実行し、
いずれか1つの使用可能なDMRSポート、またはいずれか1つの使用可能なDMRS CDMグループを到DMRSポートのQCLグルーピングに分割する。
【0015】
任意の選択で、使用可能なDMRSポートに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0016】
任意の選択で、使用可能なDMRSポートに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0017】
任意の選択で、使用可能なDMRSポートに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0018】
任意の選択で、使用可能なDMRSポートに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0019】
任意の選択で、使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0020】
任意の選択で、使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,3}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0021】
任意の選択で、DMRSポートのQCLグルーピング情報で端末を構成するか、またはDMRSポートのQCLグルーピング情報を端末に通知することは具体的に、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポートを構成または通知し、および/または、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを構成または通知する。
これに応じて、端末側では、本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための方法は、
ネットワーク側から送信された通知を受信するステップと、
前記通知を使用して復調参考信号(DMRS)ポートのQCL(Quasi-Co-Location)グルーピング情報を決定するステップとを備える。
【0022】
任意の選択で、前記DMRSポートのQCLグルーピング情報は、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポート、および/または、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを含む。
【0023】
ネットワーク側では、本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための装置,メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリはプログラム命令を格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリに格納されたプログラム命令を呼び出して、復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定し、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0024】
任意の選択で、DMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する場合、前記プロセッサは具体的に、
使用可能なDMRSポート範囲を決定し、または使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定する。使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する。前記DMRS CDMグループはDMRSポートのCDMグループであり、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知する場合、前記プロセッサは具体的に、
DMRSポートのQCLグルーピング情報で端末を構成するか、またはDMRSポートのQCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0025】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定し、
スキーム1-a-4:上記いずれかのスキームで決定された使用可能なDMRSポート範囲から、使用可能なDMRSポート範囲として1つ以上のDMRSポートを選択する。
【0026】
任意の選択で、前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0027】
任意の選択で、前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0028】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定する。
【0029】
任意の選択で、前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}である。
【0030】
任意の選択で、前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である。
【0031】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
次の原則に従って、DMRS QCLの可能なすべてのグルーピングスキームを決定し、
決定された使用可能なDMRS CDMグループを基本単位としてQCLグルーピングを実行し、
いずれか1つの使用可能なDMRSポート、またはいずれか1つの使用可能なDMRS CDMグループを到DMRSポートのQCLグルーピングに分割する。
【0032】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0033】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0034】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0035】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0036】
任意の選択で、使用可能なDMRS CDMグループに対してQCLグルーピングを実行する場合、使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定することは、具体的に、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0037】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,3}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0038】
任意の選択で、前記プロセッサは具体的に、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポートを構成または通知し、および/または、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを構成または通知する。
【0039】
これに応じて、端末側では、本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための装置,メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリはプログラム命令を格納するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに格納されたプログラム命令を呼び出すように構成され、
ネットワーク側から送信された通知を受信し、
前記通知を使用して復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定する。
【0040】
任意の選択で、前記DMRSポートのQCLグルーピング情報は、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポート、および/または、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを含む。
【0041】
本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための別の装置は、
復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するように構成された決定ユニットと、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するように構成された指示ユニットとを備える。
【0042】
本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための別の装置は、
ネットワーク側から送信された通知を受信するように構成された受信ユニットと、
前記通知を使用して復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するように構成された決定ユニットとを備える。
【0043】
本発明の別の実施形態は、コンピュータに上述の方法のいずれか1つを実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0044】
本発明に係る実施形態や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施形態を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施形態の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【
図1】本発明の実施形態によって提供される第1のDMRSのパターン概略図である。
【
図2】本発明の実施形態によって提供される第2のDMRSのパターン概略図である。
【
図3】本発明の実施形態によって提供される第3のDMRSのパターン概略図である。
【
図4】本発明の実施形態によって提供される第4のDMRSのパターン概略図である。
【
図5】本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための方法のフロー概略図である。
【
図6】本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための方法のフロー概略図である。
【
図7】本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための装置の構造概略図である。
【
図8】本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための装置の構造概略図である。
【
図9】本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための別の装置の構造概略図である。
【
図10】本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための別の装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
本発明の実施形態は、端末がQCLグルーピング情報を決定するように、DMRSポートのQCLグルーピング情報を示すために、情報を指示および決定するための方法および装置ならびにコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0047】
DMRS基本パターン(front-load DMRS)構成は、以下の場合を含む。
構成(Configuration)1:
DMRSシンボルの数は1であり、組み合わせ(Combination,comb)2+巡回シフト(cyclic shifts,CS)2を使用し、これは4つまでのポートをサポートする。
【0048】
図1を参照すると、comb2は、周波数領域多重化であり、例えば、comb2の多重化関係は、ポート0と2の間に存在する。CS2は、例えば、巡回シフト(cyclic shifts,CS)によるポート間のシーケンスの多重化であるCS2の多重化関係はポート0と1の間に存在する。
【0049】
DMRSシンボルの数は2であり、com2 + CS2 + TD-OCC({1,1}および{1、-1})を使用し、これは最大8つのポートをサポートする。ここで、TD-OCC({1,1}および{1、-1})は、時間領域直交カバーコード(TD-OCC)多重化が2つのポート間で使用され、{1、1}および{1、-1}それぞれが2つのポートの多重化係数であることを意味する。
【0050】
図2を参照すると、TD-OCCは、時間領域直交カバーコード(Orthogonal Cover Code,OCC)多重化であり、例えば、時間領域OCC多重化は、ポート0/1と4/5の間で使用される。ここで、CS2多重化は、ポート0とポート1との間に存在する。CS2多重化はポート4とポート5の間に存在し、時間領域OCC多重化はポート0/1とポート4/5の間に存在する。
【0051】
構成(Configuration)2:
DMRSシンボルの数は1であり、最大6つのポートをサポートする2-FD-OCC(隣接周波数領域リソース要素(Resource Element,RE))を使用する。
【0052】
図3を参照すると、2-FD-OCCは、周波数領域OCC多重化であり、例えば、周波数領域OCC多重化は、ポート0と1の間に存在する。さらに、周波数分割多重化(Frequency-division multiplexing,FDM)モードは、他のポート、たとえば、FDMモードはポート0/1と2/3の間で使用される。
【0053】
DMRSシンボルの数は2であり、12個までのポートをサポートする2-FD-OCC(隣接多重化RE)+ TD-OCC({1,1}および{1、-1})を使用する。
図4を参照すると、TD-OCCは、時間領域OCC多重化であり、例えば、時間領域OCC多重化は、ポート0/1と6/7との間で使用される。
【0054】
上記の様々なDMRSパイロットパターン(pattern)から分かるように、構成(configuration)1の場合、サポートされるポートの最大数が4を超えない場合、
図1のパターンを構成に使用でき4を超えるが8を超えない場合、
図2のパターンを構成に使用できる。構成2の場合、サポートされるポートの最大数が6を超えない場合、
図3のパターンを使用して構成でき、6を超え12を超えない場合、
図4のパターンが構成に使用される。ここでいうポート数とは、各リソース位置で多重化されている全端末のポート数の合計を指す。
【0055】
補足説明として、
図1ないし
図4において、最初の2列は制御シンボルフィールド、つまりダウンリンク制御チャネルが占有する必要があるシンボル位置を表し、最後の2列はアップリンク制御チャネルが占有する必要があるシンボル位置を表し、つまりPDSCHデータチャネルに使用できないシンボルリソースである。
【0056】
NRシステムでは、複数の送信/受信ポイント(TRP)/アンテナパネル(panel)またはサブアレイの協調送信の場合を考慮する必要があるかもしれない。この場合、異なるTRP/パネルによって送信された信号は、平均遅延、遅延拡散、平均ドップラーシフト、ドップラー拡散、空間領域受信パラメーターなど、比較的独立した大規模な機能を備えている場合がある。したがって、NRでは、2つ以上の参考信号チャネルが同じ大規模パラメーターを持っている場合は、準コロケーション(Quasi-colocation,QCL)と呼ばれる。そうでなければ、それは非QCLと呼ばれ。前記大規模なパラメーターは、例えば、平均遅延、遅延拡散、ドップラーシフト、ドップラー拡散、空間受信パラメータ、平均受信電力などである。さらに、QCLは、端末は、受信した参考信号ポートが同じまたは異なる物理的位置にあるサイトまたはアンテナサブアレイからのものであると判断できない。2つの参考信号ポートが同じ平均遅延、遅延拡散、ドップラーシフト、ドップラー拡散、空間受信パラメーター、平均受信電力およびその他のパラメーター(またはそのサブ集合)を持っている場合、これら2つの参考信号は、上記の大規模パラメーターの意味で、準コロケーションであると見なすことができる。
【0057】
DMRSポートについて、NRシステムは、QCLグループ(group)の概念、すなわち、DMRSポートのQCLグループ(以下、略してQCLグループまたはQCLグルーピングと呼ぶことがある)を定義する:QCLグループ内の各DMRSポートはQCLであり、異なるQCLグループに属するDMRSポートは非QCLである。同じコード分割多重化(Code Division Multiplexing,CDM)グループ内のDMRSポートがQCL関係を持つことは、NRシステムで指定されている。つまり、CDMグループでは、すべての参考信号ポートが同じ時間周波数リソースを占有し、直交コードワードによって区別される。
図4を例にとると、DMRS設計の特性により、DMRSシンボルがある場合、ポート0/1はCDM関係にあり、ポート2/3はCDM関係にあり、ポート0/1とポート2/3の間にFDM関係がある。
図1~4は、同じ塗りつぶしパターンを持つ隣接ブロックがCDMグループを形成する。各データチャネルは2つのQCLグループをサポートできる。前記データチャネルは、例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)である。
【0058】
本発明の実施形態で説明される前記DMRSポートのQCLグループは、略してQCLグループと呼ばれることもあり、DMRSグループと呼ばれることもある。
本発明の実施形態で説明されるDMRSポートは、略してポートと呼ばれることもあるし、アンテナポートと呼ばれることもある。
【0059】
本発明の実施形態によって提供される特定の解決策は、以下を含む。
ステップ1:使用可能なDMRSポート範囲(DMRSポートの番号により示される)を決定するか、または使用可能なDMRS CDMグループの範囲(DMRS CDMグループの番号により示される)を決定する。
【0060】
前記DMRS CDMグループは、DMRSポートのCDMグループであり、以下、略してCDMグループとも呼ばれ、同じCDMグループ内のDMRSポートはQCL関係を有する。
【0061】
使用可能なDMRSポート範囲を決定することに関して、例えば、以下のスキームのうちの1つが採用され得る。
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
本発明の実施形態では、前記DMRS構成タイプ、DMRSシンボルの最大数は、DMRSの構成パラメーターである。
【0062】
発明の実施形態で説明されるDMRS構成タイプは、例えば、ダウンリンクDMRS構成タイプ(DL-DMRS-config-type)であってもよい。たとえば、DMRS構成タイプが第1のタイプである場合、DL-DMRS-config-type=1。DMRS構成タイプが第2ののタイプである場合、たとえば、DL-DMRS-config-type=2。
【0063】
本発明の実施形態で説明されるDMRSシンボルの最大数は、例えば、ダウンリンクDMRSシンボルの最大数(DL-DMRS-max-len)であってもよい。たとえば、DMRSシンボルの最大数が1の場合、DL-DMRS-max-len=1。DMRSシンボルの最大数が2の場合、たとえば、DL-DMRS-max-len=2。
【0064】
例えば、DL-DMRS-config-typeおよびDL-DMRS-max-lenによれば、使用可能なDMRSポート範囲は、DL-DMRS-config-typeおよびDL-DMRS-max-lenの構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートであると想定される。例えば:
DL-DMRS-config-type=1およびDL-DMRS-max-len=1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DL-DMRS-config-type=1およびDL-DMRS-max-len=2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DL-DMRS-config-type=2およびDL-DMRS-max-len=1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DL-DMRS-config-type=2およびDL-DMRS-max-len=2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0065】
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
例えば、DL-DMRS-config-typeによれば、使用可能なDMRSポート範囲は、DL-DMRS-config-typeの構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートであると想定される。例えば:
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0066】
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
【0067】
例えば、DL-DMRS-config-typeおよびDL-DMRS-max-len、ならびに基地局および端末によってサポートされ得るレイヤー数に従って、使用可能なDMRSポート範囲は、DL-DMRS-config-typeとDL-DMRS-max-len、および基地局および端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートである。
ここで、レイヤー数は、データストリームの数である。
【0068】
スキーム1-a-4:上記いずれかのスキームで決定された使用可能なDMRSポート範囲から、使用可能なDMRSポート範囲として1つ以上のDMRSポートを選択する。
【0069】
すなわち、上記のいずれかのスキームで決定されたDMRSポート範囲内のサブ集合は、使用可能なDMRSポート範囲として指定され、サブ集合は、1つまたは複数のDMRSポートを含む。
使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することに関して、以下のスキームのうちの1つを採用することができる。
【0070】
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定する。
【0071】
例えば、DL-DMRS-config-typeによれば、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は、DL-DMRS-config-typeの構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループであると想定される。具体的には、たとえば:
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRS CDMグループは{0,1}である。
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRS CDMグループは{0,1,2}である。
【0072】
スキーム1-b-2:使用可能なDMRS CDMグループの範囲を、DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上のDMRS CDMグループとして決定する。
【0073】
例えば、ネットワーク側は、DL-DMRS-config-typeに従って、使用可能なDMRS CDMグループの範囲として、DL-DMRS-config-typeの構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループから、1つのサブ集合を指定することができる。例えば:
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRS CDMグループは{0、1}または{0}または{1}であり、具体的には、使用可能なDMRS CDMグループはネットワーク側によって指定される。
【0074】
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である。具体的には、使用可能なDMRS CDMグループがネットワーク側によって指定される。
【0075】
ステップ2:上記ステップ1の実行結果に従って使用可能なDMRS QCLグルーピング方法を決定する。例えば、DMRS QCLのすべての可能なグルーピング方法は、以下の原則に従って決定される。
【0076】
原則a:QCLグルーピングは、DMRS CDMグループを基本単位として実行される。つまり、各DMRS CDMグループに含まれるDMRSポートは、同じQCLグループにのみ分割できる。
原則b:いずれか1つの使用可能なDMRSポート、またはいずれか1つの使用可能なDMRS CDMグループは、QCLグループに分割する必要がある。
【0077】
例えば、QCLグルーピングが使用可能なDMRSポート(ポート番号によって示される)に対して実行されるとき:
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRSポート範囲(特にポート番号で示される)が{1000-1003}の場合、オプションのDMRS QCLグルーピング方法には以下が含まれる。
ケース1:2つのQCLグループがある場合:
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、
または、dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}。
【0078】
本発明の実施形態では、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
ケース2:1つのQCLグループがある場合:
1つの表現は次のとおりである。
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、または、
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)、
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、{1000,1001},{1002,1003},{1000,1001,1002,1003},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group2の可能な値は、{1000,1001},{1002,1003},{1000,1001,1002,1003},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{1000,1001,1002,1003}である。
【0079】
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、オプションのDMRS QCLグルーピング方法には次が含まれる。
ケース1:2つのQCLグループがある場合:
1つの表現は次のとおりである。
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、
または、
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}。
【0080】
ケース2:1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、
またはdmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)。
【0081】
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、
{1000,1001,1004,1005},{1002,1003,1006,1007},{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},{}(集合が空または存在しない)。
【0082】
dmrs-group2の可能な値は、
{1000,1001,1004,1005},{1002,1003,1006,1007},{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},{}(集合が空または存在しない)。
【0083】
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007}である。
【0084】
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、オプションのDMRS QCLグルーピング方法には以下が含まれる。
1つの表現は次のとおりである。
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、
またはdmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、
またはdmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、
またはdmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、
またはdmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、
またはdmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}。
【0085】
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、
またはdmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)。
【0086】
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、{1000,1001},{1002,1003},{1004,1005},{1000,1001,1002,1003},{1000,1001,1004,1005},{1002,1003,1004,1005},{1000,1001,1002,1003,1004,1005},{}(集合が空または存在しない)である。
【0087】
dmrs-group2の可能な値は、{1000,1001},{1002,1003},{1004,1005},{1000,1001,1002,1003},{1000,1001,1004,1005},{1002,1003,1004,1005},{1000,1001,1002,1003,1004,1005},{}(集合が空または存在しない)である。
【0088】
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{1000,1001,1002,1003,1004,1005}である。
【0089】
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、オプションのDMRS QCLグルーピング方法には以下が含まれる。
1つの表現は次のとおりである。
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、
または、
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、
または、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},
dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、
または、
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},
dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、
または、
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
または、
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}。
【0090】
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},
dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、
または、
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},
dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)。
【0091】
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、
{1000,1001,1006,1007},
{1002,1003,1008,1009},{1004,1005,1010,1011},
{1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},
{1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011},
{1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011},
{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},
{}(集合が空または存在しない)。
【0092】
dmrs-group2の可能な値は、
{1000,1001,1006,1007},
{1002,1003,1008,1009},{1004,1005,1010,1011},
{1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},
{1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011},
{1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011},
{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},
{}(集合が空または存在しない)。
【0093】
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011}である。
【0094】
使用可能なDMRS CDMグループ(CDMグループ番号によって示される)に対してQCLグルーピングが実行される例の説明が以下に与えられる。
DL-DMRS-config-type=1の場合、使用可能なDMRS CDMグループは{0,1}であれば:
1つの表現は次のとおりである。
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0(以下、略してCDMグループ0と呼ぶ)},dmrs-group2={CDMグループ1}、
またはdmrs-group2={CDMグループ0},dmrs-group1={CDMグループ1}。
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={CDMグループ0,CDMグループ1},dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、
またはdmrs-group2={CDMグループ0,CDMグループ1},dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)。
【0095】
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、{CDMグループ0},{CDMグループ1},{CDMグループ0,CDMグループ1},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group2の可能な値は、{CDMグループ0},{CDMグループ1},{CDMグループ0,CDMグループ1},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{CDMグループ0,CDMグループ1}である。
【0096】
DL-DMRS-config-type=2の場合、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,3}であれば:
1つの表現は次のとおりである。
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={CDMグループ0},dmrs-group2={CDMグループ1,CDMグループ2}、またはdmrs-group2={CDMグループ0},dmrs-group1={CDMグループ1,CDMグループ2}、またはdmrs-group1={CDMグループ1},dmrs-group2={CDMグループ0,CDMグループ2}、またはdmrs-group2={CDMグループ1},dmrs-group1={CDMグループ0,CDMグループ2}、またはdmrs-group1={CDMグループ2},dmrs-group2={CDMグループ0,CDMグループ1}、またはdmrs-group2={CDMグループ2},dmrs-group1={CDMグループ0,CDMグループ1}。
【0097】
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={CDMグループ0,CDMグループ1,CDMグループ2},dmrs-group2={}(集合が空または存在しない)、
またはdmrs-group2={CDMグループ0,CDMグループ1,CDMグループ2},dmrs-group1={}(集合が空または存在しない)。
【0098】
別の表現は次のとおりである。
dmrs-group1の可能な値は、{CDMグループ0},{CDMグループ1},{CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ1},{CDMグループ1,CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ1,CDMグループ2},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group2の可能な値は、{CDMグループ0},{CDMグループ1},{CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ1},{CDMグループ1,CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ2},{CDMグループ0,CDMグループ1,CDMグループ2},{}(集合が空または存在しない)、
dmrs-group1とdmrs-group2の値の間に交差集合を設定することはできず、また、dmrs-group1とdmrs-group2のコレクションは{CDMグループ0,CDMグループ1,CDMグループ2}である。
【0099】
ステップ3:DMRSのQCLグルーピング方法を端末に構成または通知する。
例えば、ステップ2で決定されたdmrsgroup1およびdmrs-group2の可能な値に従って、端末は、dmrs-group1およびdmrs-group2の値の組み合わせで構成され、または通知される。たとえば、次の2つのスキームで構成または通知を実行できる。
【0100】
スキーム3-a:各QCLグループ(dmrs-group1または2)に含まれるDMRSポートを以下の形式で通知する:
dmrs-group1={dmrs-group1内のDMRSポート集合},
dmrs-group2={dmrs-group2内のDMRSポート集合}、
QCLグループが1つしかない場合、端末は空でないDMRS QCLグループの値についてのみ通知を受けることができ、具体的な形式は次のとおりである。
dmrs-group1={dmrs-group1内のDMRSポート集合}(dmrs-group1が空でない場合)、
またはdmrs-group2={dmrs-group2内のDMRSポート集合}(dmrs-group2が空でない場合)。
【0101】
スキーム3-b:以下の形式で各QCLグループ(dmrs-group1または2)に含まれるDMRS CDMグループを通知する。
dmrs-group1={dmrs-group1内のDMRS CDMグループ集合},
dmrs-group2={dmrs-group2内のDMRS CDMグループ集合}。
QCLグループが1つしかない場合、端末は空でないDMRS QCLグループの値についてのみ通知を受けることができ、具体的な形式は次のとおりである。
dmrs-group1={dmrs-group1内のDMRS CDM集合}(dmrs-group1が空でない場合)、
またはdmrs-group2={dmrs-group2内のDMRS CDM集合}(dmrs-group2が空でない場合)。
【0102】
要約すると、ネットワーク側で、
図5を参照すると、本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための方法は、以下を含む。
S101:復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定する。
S102:S101で記述された前記QCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0103】
前記QCLグルーピング情報は、例えば、DMRSポートの上記のQCLグルーピング方法(スキーム)、または各QCLグループに含まれるDMRSポートの数(番号)情報、またはそれぞれに含まれるDMRS CDMグループの数(番号)情報、またはQCL各グループに含まれるDMRS CDMグループの数(番号)情報である。
【0104】
これに応じて、端末側では、
図6を参照すると、本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための方法は、以下を含む。
S201:ネットワーク側から送信された通知を受信する。
前記通知は、DCIの形の通知または他のシグナリングの形の通知であってよい。
S202:S201に記載された前記通知を使用することにより、復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定する。
【0105】
前記QCLグルーピング情報は、例えば、DMRSポートのQCLグルーピング方法,または各QCLグルーピングに含まれるDMRSポートの番号情報、または各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループの番号情報である。
【0106】
ネットワーク側では、
図7を参照すると、本発明の実施形態によって提供される情報を指示するための装置は、メモリ520およびプロセッサ500を含み、前記メモリはプログラム命令を格納するように構成され、前記プロセッサは前記メモリに格納されたプログラム命令を呼び出すように構成される。
前記プロセッサは、復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定し、
送受信機510を介して前記QCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0107】
ここで、
図7のバスインターフェースおよび送受信機510などのすべてが、本出願の実施形態によって提供される情報表示装置内のオプションのデバイスとして存在し得、必ずしも必要ではないことに留意されたい。
前記送受信機510は、プロセッサ500の制御の下でデータを送受信するように構成される。
【0108】
任意の選択で、DMRSポートのQCLグルーピング情報を決定するとき、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
使用可能なDMRSポート範囲を決定し、または使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定する。使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する。前記DMRS CDMグループはDMRSポートのCDMグループである。
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するとき、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRSポートのQCLグルーピング情報で端末を構成するか、またはDMRSポートのQCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0109】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
【0110】
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-4:上記いずれかのスキームで決定された使用可能なDMRSポート範囲から、使用可能なDMRSポート範囲として1つ以上のDMRSポートを選択する。
【0111】
任意の選択で、前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0112】
任意の選択で、前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{10
00-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0113】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定する。
【0114】
任意の選択で、前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}である。
【0115】
任意の選択で、前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である。
【0116】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
次の原則に従って、DMRS QCLの可能なすべてのグルーピングスキームを決定し、
決定された使用可能なDMRS CDMグループを基本単位としてQCLグルーピングを実行し、
いずれか1つの使用可能なDMRSポート、またはいずれか1つの使用可能なDMRS CDMグループを到DMRSポートのQCLグルーピングに分割する。
【0117】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0118】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0119】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0120】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0121】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、
またはdmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、
またはdmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0122】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,3}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0123】
任意の選択で、前記プロセッサ500は、以下のように構成される。
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポートを構成または通知し、および/または、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを構成または通知する。
【0124】
ここで、
図7において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ500によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ520によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。送受信機510は、複数の要素であり得る、すなわち、送信機および受信機を含み得、伝送媒体を介して他の様々なデバイスと通信するためのユニットを提供する。プロセッサ500は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、モリ520は、プロセッサ500が動作する際に使用するデータを記憶することができる。
【0125】
プロセッサ500は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)または複合プログラマブルロジックデバイス(complex Programmable Logic Device,CPLD)とすることができる。
【0126】
図8を参照すると、端末側では、本発明の実施形態によって提供される情報を決定するための装置は、メモリ620およびプロセッサ600を含み、前記メモリはプログラム命令を格納するように構成され、前記プロセッサは前記メモリに格納されたプログラム命令を呼び出すように構成される。
前記プロセッサは送受信機610を介してネットワーク側から通知された復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を受信する。
前記DMRSポートのQCLグルーピング情報に従って、端末が占有するDMRSポートの順序付けモードを決定する。
【0127】
なお、
図8のメモリ620およびプロセッサ600以外のデバイスは、本発明の実施形態によって提供される情報決定装置内のオプションのデバイスとして存在し、必須のデバイスではないことに留意されたい。
送受信機610は、プロセッサ600の制御の下でデータを送受信するように構成される。
【0128】
任意の選択で、前記DMRSポートのQCLグルーピング情報は、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポート、および/または、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを含む。
【0129】
ここで、
図8において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ600によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ620によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。送受信機610は、複数の要素であり得る、すなわち、送信機および受信機を含み得、伝送媒体を介して様々な他のデバイスと通信するためのユニットを提供する。異なるユーザー機器の場合、ユーザーインターフェース630は、必要なデバイスと相互接続または外部接続できるインターフェースであってもよく、接続されたデバイスには、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイク、ジョイスティックなどが含まれるが、これらに限定されない。
プロセッサ600は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、モリ620は、プロセッサ600が動作する際に使用するデータを記憶することができる。
【0130】
任意選択で、プロセッサ600は、CPU(中央処理装置)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit,特定用途向け集積回路)、FPGA(Field-Programmable Gate Array,フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはCPLD(complex Programmable Logic Device,複合プログラマブルロジックデバイス)であってもよい。
【0131】
ネットワーク側では、
図9を参照すると、本発明の実施形態によって提供される別の情報を指示するための装置は、
復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を決定するように構成された決定ユニット11と、
前記QCLグルーピング情報を端末に通知するように構成された指示ユニット12とを備える。
【0132】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
使用可能なDMRSポート範囲を決定し、または使用可能なDMRSコード分割多重化(CDM)グループの範囲を決定する。使用可能なDMRSポートのQCLグルーピング情報を決定する。前記DMRS CDMグループはDMRSポートのCDMグループである。
前記指示ユニット12は、以下のように構成される。
DMRSポートのQCLグルーピング情報で端末を構成するか、またはDMRSポートのQCLグルーピング情報を端末に通知する。
【0133】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
使用可能なDMRSポート範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-a-1:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-3:DMRS構成タイプとDMRSシンボルの最大数を満たす構成条件、および基地局と端末でサポートできるレイヤー数を満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRSポートとして、使用可能なDMRSポート範囲を決定する。
スキーム1-a-4:上記いずれかのスキームで決定された使用可能なDMRSポート範囲から、使用可能なDMRSポート範囲として1つ以上のDMRSポートを選択する。
【0134】
任意の選択で、前記スキーム1-a-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1003}であり、
DMRS構成タイプが第1のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が1の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1005}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであり、DMRSシンボルの最大数が2の場合、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0135】
任意の選択で、前記スキーム1-a-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1007}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲は、{1000-1011}である。
【0136】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定することは、具体的には、以下のスキームのうちの1つを含む:
スキーム1-b-1:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループとして、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定し、
スキーム1-b-2:DMRS構成タイプを満たす構成条件下でサポートされるすべてのDMRS CDMグループの1つ以上として、使用可能なDMRS CDMグループの範囲を決定する。
【0137】
任意の選択で、前記スキーム1-b-1が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループの範囲は{0,1,2}である。
【0138】
任意の選択で、前記スキーム1-b-2が採用される場合、
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1}、または{0}または{1}であり、
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループは、{0,1,2}または{0,1}または{1,2}または{0,2}または{0}または{1}または{2}である。
【0139】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
次の原則に従って、DMRS QCLの可能なすべてのグルーピングスキームを決定し、
決定された使用可能なDMRS CDMグループを基本単位としてQCLグルーピングを実行し、
いずれか1つの使用可能なDMRSポート、またはいずれか1つの使用可能なDMRS CDMグループを到DMRSポートのQCLグルーピングに分割する。
【0140】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1003}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0141】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1007}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1004,1005},dmrs-group2={1002,1003,1006,1007}、または
dmrs-group2={1000,1001,1004,1005},dmrs-group1={1002,1003,1006,1007}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0142】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1005}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001},dmrs-group2={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001},dmrs-group1={1002,1003,1004,1005}、または
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003},dmrs-group2={1004,1005}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003},dmrs-group1={1004,1005}、または
dmrs-group1={1002,1003},dmrs-group2={1000,1001,1004,1005}、または
dmrs-group2={1002,1003},dmrs-group1={1000,1001,1004,1005}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0143】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRSポート範囲が{1000-1011}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007},dmrs-group2={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007},dmrs-group1={1002,1003,1008,1009,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group1={1002,1003,1008,1009},dmrs-group2={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、または
dmrs-group2={1002,1003,1008,1009},dmrs-group1={1000,1001,1006,1007,1004,1005,1010,1011}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={1000,1001,1002,1003,1004,1005,1006,1007,1008,1009,1010,1011},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0144】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第1のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0145】
任意の選択で、前記決定ユニット11は、以下のように構成される。
DMRS構成タイプが第2のタイプであるとき、使用可能なDMRS CDMグループが{0,1,3}であれば、
2つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0},dmrs-group2={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0},dmrs-group1={DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ1},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ1},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ2}、または
dmrs-group1={DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={DMRS CDMグループ0, DMRS CDMグループ1}、
1つのQCLグループがある場合、
dmrs-group1={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group2={}、または
dmrs-group2={DMRS CDMグループ0,DMRS CDMグループ1,DMRS CDMグループ2},dmrs-group1={}、
ここで、dmrs-group1は第1のQCLグループを示し、dmrs-group2は第2のQCLグループを示し、{}は空または存在しない集合を示す。
【0146】
任意の選択で、指示ユニット12は、以下のように構成される。
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポートを構成または通知し、および/または、
DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを構成または通知する。
【0147】
端末側では、
図10を参照すると、本発明の実施形態によって提供される別の情報を決定するための装置は、
ネットワーク側から通知された復調参考信号(DMRS)ポートのQCLグルーピング情報を受信するように構成された受信ユニット21と、
前記DMRSポートのQCLグルーピング情報に従って、端末によって占有されるDMRSポートの順序付けモードを決定するように構成された決定ユニット22とを備える。
【0148】
任意の選択で、前記DMRSポートのQCLグルーピング情報は、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRSポート、および/または、DMRSポートの各QCLグルーピングに含まれるDMRS CDMグループを含む。
【0149】
本発明の実施形態は、上述のコンピューティングデバイスによって使用されるコンピュータプログラム命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータプログラム命令は、情報指示または決定するための方法を実行するためのプログラムを含む。
【0150】
前記コンピュータ記憶媒体は、磁気メモリ(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気光学ディスク(MO)など)、光学メモリ(CD、DVD、BD、HVDなど)、半導体メモリ(ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH(登録商標))、ソリッドステートディスク(SSD))などを含むがこれらに限定されない、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体またはデータ記憶装置であり得る。
【0151】
本発明の実施形態によって提供される方法は、端末装置に応用できるし、ネットワーク装置にも応用できる。
【0152】
また、本発明に係る実施形態において、UE(User Equipment)は、MS(Mobile Station)、移動端末(Mobile Terminal)、MT(Mobile Telephone)、携帯(handset)及び携帯機器(portable equipment)を含むが、それに限られない。当該ユーザー設備は、RAN(Radio Access Network,RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。例えば、ユーザー設備は、MT(Cellular phoneとも呼ばれる)、無線通信機能を有するコンピュータなどを含むこともできる。ユーザー設備は、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータに内蔵されるかまたは、車載の移動装置であることもできる。
【0153】
ネットワーク装置は、基地局(例えば、接続点)であることができ、AN(Access Network)で無線インターフェースにおいて、1つまたは複数のセクターを介して無線端末と通信する設備であることができる。基地局は、受信した無線フレームとIP組み分けを相互に転換して、無線端末とANの他の部分間のルーターとすることができる。ここで、ANの他の部分は、IPネットワークを含むことができる。基地局は、無線インターフェースに対する属性管理を協調することができる。例えば、基地局は、GSMまたはCDMAの基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよいし、WCDMA(登録商標)の基地局(NodeB)であってもよく、LTEの進化型基地局(NodeBまたはeNBまたはe-NodeB,evolutional Node B)、または5G NRにおける基地局(gNB)であってもよいが、本発明をそれに限定しない。
【0154】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システムまたはいはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである。さらに、本発明は、一つまたはいは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。また、当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0155】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム命令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、またはいは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータまたはいは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム命令を実行し、フロー図における一つまたはいは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたはいは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0156】
これらのコンピュータプログラム命令は、又、コンピュータまたはいは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定スキームで動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、命令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の命令を実行でき、フロー図における一つまたはいは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたはいは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0157】
これらコンピュータプログラム命令はさらに、コンピュータまたはいは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム命令が実装されたコンピュータまたはいは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータまたはいは他のプログラム可能な設備において実行される命令によって、フロー図における一つまたはいは複数のフローおよび/またはブロック図における一つまたはいは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0158】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはいはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0159】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはいはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0160】
11 決定ユニット
12 指示ユニット
21 受信ユニット
22 決定ユニット
500 プロセッサ
510 送受信機
520 メモリ
600 プロセッサ
610 送受信機
620 メモリ
630 ユーザーインターフェース