(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-21
(45)【発行日】2023-05-01
(54)【発明の名称】絵文字応答表示方法、装置、端末機器及びサーバ
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04842 20220101AFI20230424BHJP
【FI】
G06F3/04842
(21)【出願番号】P 2021542256
(86)(22)【出願日】2020-01-21
(86)【国際出願番号】 CN2020073541
(87)【国際公開番号】W WO2020156379
(87)【国際公開日】2020-08-06
【審査請求日】2021-03-30
(31)【優先権主張番号】201910102967.3
(32)【優先日】2019-02-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】521134411
【氏名又は名称】天津字▲節▼跳▲動▼科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Tianjin Bytedance Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】9-3-401, No. 39 Hi-tech Six Road, Binhai Keji Park, Binhai High-tech Zone, Tianjin, 300000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲ざい▼ ▲たお▼
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106375178(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0082313(US,A1)
【文献】特表2019-514083(JP,A)
【文献】Facebook Messengerに絵文字の「リアクション」と@で返信する機能を追加,日本,株式会社マイナビ,2017年03月24日,インターネット,<URL:https://news.mynavi.jp/article/20170324-a292/>
【文献】Slack研究会,はじめてみようSlack,第1版,日本,パーソナルメディア株式会社,2016年08月22日,p.77-78
【文献】エディトル,完全理解!macOS Sierra ,株式会社マイナビ出版,2016年10月18日,p.85
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絵文字応答の表示方法であって、
第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップするステップと、
前記第1参加ユーザーが前記絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、且つサーバへ絵文字応答要求を送信するステップと、
前記サーバから前記絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信するステップと、
前記第1指示情報に従って、前記目標チャットメッセージ
に第1絵文字応答情報を表示するステップ
であって、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーがいないとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値以下であるとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの各々のユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値より大きいとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、前記所定閾値内のユーザーの各々のユーザータグ、及び前記所定閾値を越えるユーザーの各々を表す隠れたユーザータグの数を示すプロンプト情報を含み、参加ユーザーが前記プロンプト情報に対して第2の予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに少なくとも1つの隠れたユーザータグが表示される、
表示するステップとを含み、
前記表示方法は、
前記サーバからの、前記目標チャットメッセージに第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグを含む第2絵文字応答情報を表示することを指示するための第3指示情報を受信するステップと、
前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示するステップと、をさらに含み、
前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示する前に、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致するかどうかを判断するステップと、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致しないと、前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示するステップを実行するステップと、をさらに含み、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致すると、前記第1絵文字応答情報と前記第2絵文字応答情報を合併処理し、且つ前記目標チャットメッセージに前記第1絵文字、前記第1ユーザータグ及び前記第2ユーザータグを含む合併情報を表示するステップをさらに含むことを特徴とする絵文字応答の表示方法。
【請求項2】
前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行することを検出した場合、前記サーバに絵文字応答キャンセル要求を送信するステップと、
前記サーバが前記キャンセル要求に対して返された第2指示情報を受信するステップと、
前記第2指示情報に従って、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
前記第2指示情報に従って、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除するステップは、
前記第1参加ユーザーのみが前記第1絵文字を返信した場合、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除するステップ、及び
前記第1参加ユーザー以外の他の参加ユーザーも前記第1絵文字を返信した場合、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグを削除するステップ、を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示方法。
【請求項4】
前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して前記第1予め設定された操作を再度実行することを検出した場合、前記絵文字ボックスを再度ポップアップするステップ、
前記第1参加ユーザーが前記絵文字セットから選択された第2絵文字を受信するステップ、及び
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致する場合、前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行したのを決定するステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の表示方法。
【請求項5】
前記第1参加ユーザーが前記第1ユーザータグまたは前記第1ユーザータグが位置する領域をクリックすることを検出した場合、前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行したのを決定するステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の表示方法。
【請求項6】
前記第1絵文字を返信したユーザー数に基づいて、前記第1絵文字応答情報が前記目標チャットメッセージに表示される形式を決定するステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の表示方法。
【請求項7】
前記目標チャットメッセージのバブルに前記第1絵文字応答情報を表示するステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の表示方法。
【請求項8】
前記目標チャットメッセージは前記第1参加ユーザーによって配信されたチャットメッセージである場合、前記表示方法は、
前記サーバから送信された新しいメッセージ通知を受信するステップと、
前記新しいメッセージ通知に従って、前記第1参加ユーザーに前記第2絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーするステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
【請求項9】
絵文字応答の表示方法であって、
端末機器からの、前記端末機器は第1参加ユーザーが絵文字ボックスにおける絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信した場合にトリガーして送信された絵文字応答要求を受信するステップであって、前記絵文字ボックスは前記第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものであるステップと、
前記絵文字応答要求に従って、前記目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立するステップと、
各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器が前記目標チャットメッセージ
に第1絵文字応答情報を表示することを指示するための第1指示情報を送信するステップ
であって、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーがいないとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値以下であるとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの各々のユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値より大きいとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、前記所定閾値内のユーザーの各々のユーザータグ、及び前記所定閾値を越えるユーザーの各々を表す隠れたユーザータグの数を示すプロンプト情報を含み、参加ユーザーが前記プロンプト情報に対して第2の予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに少なくとも1つの隠れたユーザータグが表示される、
送信するステップとを含み、
前記表示方法は、
前記端末機器からの、前記端末機器は前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを受信する場合にトリガーして送信された絵文字応答キャンセル要求を受信するステップと、
前記キャンセル要求に従って、前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を解放するステップと、
各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器は前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除することを指示するための第2指示情報を送信するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする絵文字応答の表示方法。
【請求項10】
前記表示方法は、
前記目標チャットメッセージを配信する第3参加ユーザーを決定するステップと、
前記第3参加ユーザーに対応する端末機器へ、前記端末機器が前記第3参加ユーザーに前記第1絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーすることを指示するための新しいメッセージ通知を送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項
9に記載の表示方法。
【請求項11】
前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージの配信ユーザーであると決定するステップと、
前記第1参加ユーザーの端末機器のみへ新しいメッセージ通知を送信し、配信ユーザーが前記第1絵文字応答情報を閲覧するようにプロンプトするステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項
9又は
10に記載の
表示方法。
【請求項12】
絵文字応答の表示装置であって、
第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップするための絵文字提供モジュールと、
前記第1参加ユーザーが前記絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、且つサーバへ絵文字応答要求を送信するための絵文字応答処理モジュールと、
前記サーバから前記絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1指示情報に従って、前記目標チャットメッセージ
に第1絵文字応答情報を表示するための絵文字応答表示モジュール
であって、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーがいないとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値以下であるとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの各々のユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値より大きいとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、前記所定閾値内のユーザーの各々のユーザータグ、及び前記所定閾値を越えるユーザーの各々を表す隠れたユーザータグの数を示すプロンプト情報を含み、参加ユーザーが前記プロンプト情報に対して第2の予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに少なくとも1つの隠れたユーザータグが表示される、
絵文字応答表示モジュールとを備え、
前記表示装置は、
前記サーバからの、前記目標チャットメッセージに第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグを含む第2絵文字応答情報を表示することを指示するための第3指示情報を受信し、
前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示し、
前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示する前に、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致するかどうかを判断し、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致しないと、前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示し、
前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致すると、前記第1絵文字応答情報と前記第2絵文字応答情報を合併処理し、且つ前記目標チャットメッセージに前記第1絵文字、前記第1ユーザータグ及び前記第2ユーザータグを含む合併情報を表示する
ことを特徴とする絵文字応答の表示装置。
【請求項13】
絵文字応答の表示装置であって、
端末機器からの、前記端末機器は第1参加ユーザーが絵文字ボックスにおける絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信した場合にトリガーして送信された絵文字応答要求を受信するための第2受信モジュールであって、前記絵文字ボックスは前記第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものである第2受信モジュールと、
前記絵文字応答要求に従って、前記目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立するための処理モジュールと、
各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器が前記目標チャットメッセージ
に第1絵文字応答情報を表示することを指示するための第1指示情報を送信する送信モジュール
であって、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーがいないとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値以下であるとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、及び前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの各々のユーザータグを含み、
前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字で応えたユーザーの数が所定閾値より大きいとき、前記第1絵文字応答情報は前記第1絵文字、前記所定閾値内のユーザーの各々のユーザータグ、及び前記所定閾値を越えるユーザーの各々を表す隠れたユーザータグの数を示すプロンプト情報を含み、参加ユーザーが前記プロンプト情報に対して第2の予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに少なくとも1つの隠れたユーザータグが表示される、
送信モジュールとを備え、
前記表示装置は、
前記端末機器からの、前記端末機器は前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを受信する場合にトリガーして送信された絵文字応答キャンセル要求を受信し、
前記キャンセル要求に従って、前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を解放し、
各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器は前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除することを指示するための第2指示情報を送信する
ことを特徴とする絵文字応答の表示装置。
【請求項14】
端末機器であって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリを備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることが可能である命令が記憶され、前記命令は、請求項1~
8のいずれかに記載の絵文字応答の表示方法を実行するために設定されることを特徴とする端末機器。
【請求項15】
サーバであって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリを備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることが可能である命令が記憶され、前記命令は、請求項
9~11のいずれかに記載の絵文字応答の表示方法を実行するために設定されることを特徴とするサーバ。
【請求項16】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータに請求項1~
8のいずれかに記載の絵文字応答の表示方法、または請求項
9~11のいずれかに記載の絵文字応答の表示方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2019年02月01日に天津ByteDanceTechnology Co.、Ltdからから提出された、発明名称が「絵文字応答の表示方法、装置、端末機器及びサーバ」、中国特許出願番号が「201910102967.3」の優先権を主張する。
本開示は端末機器の技術分野に関し、特に絵文字応答の表示方法、装置、端末機器及びサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、端末機器におけるインスタントメッセージングツールを使用して通信する過程で、ユーザーは必要に応じてチャットインターフェイスにおけるチャットメッセージを返信する。
【0003】
ユーザーが絵文字でチャットメッセージに返信する過程において、ユーザーは絵文字ボタンをクリックすることによって絵文字ボックスを呼び出し、絵文字ボックスから対応する絵文字を選択し、対応する絵文字が入力ボックスに入力され、この時、ユーザーはクリックによって絵文字を送信することができる。これに対応して、チャットインターフェイスには1つのユーザーが入力した絵文字返信情報が表示され、返信情報には、ユーザーのユーザータグとユーザーが入力した絵文字が含まれる。
【0004】
しがしながら、上記のような絵文字返信チャットメッセージの方法では、ユーザーが絵文字で返信する場合、より多くのユーザー操作が必要であり、且つチャットインターフェイスに複数のチャットメッセージがあり、チャットインターフェイスにはユーザーが入力した1つの絵文字返信情報が直接表示されると、ユーザーがどのチャットメッセージに対して返信するかを分からないことを引き起こしやすく、セッション中の信号対雑音が低く、特に、チャットインターフェイスはグループに対応するチャットインターフェイスである場合、このような状況はより顕著である。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、絵文字応答の表示方法、装置、端末機器及びサーバを提供し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字を返信するために必要な操作を減少し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字で応答することに便利であり、且つ、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字を直接表示し、チャットインターフェイスにはユーザーが目標チャットメッセージに対して返信する絵文字を明確に表示し、メッセージ表示はよりターゲットを絞って、セッション中の信号対雑音比を向上させる。
【0006】
本開示の第1態様の実施例は、絵文字応答の表示方法を提供し、前記方法は、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップするステップと、前記第1参加ユーザーが前記絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、且つサーバへ絵文字応答要求を送信するステップと、前記サーバから前記絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信するステップと、前記第1指示情報に従って、前記目標チャットメッセージには前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示するステップと、を含む。
【0007】
本開示の一実施例において、前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字応答のキャンセル操作を実行することを検出した場合、前記サーバに絵文字応答キャンセル要求を送信し、前記サーバが前記キャンセル要求に対して返された第2指示情報を受信し、前記第2指示情報に従って、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除する。
【0008】
本開示の一実施例において、前記方法は、前記サーバからの、前記目標チャットメッセージに第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグを含む第2絵文字応答情報を表示することを指示するための第3指示情報を受信するステップと、前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示するステップと、をさらに含む。
【0009】
本開示の一実施例において、前記目標チャットメッセージは前記第1参加ユーザーによって配信されたチャットメッセージである場合、前記方法は、前記サーバから送信された新しいメッセージ通知を受信するステップと、前記新しいメッセージ通知に従って、前記第1参加ユーザーに前記第2絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーするステップと、をさらに含む。
【0010】
本開示の一実施例において、前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示する前に、前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致するかどうかを判断するステップと、前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致すると、前記第3指示情報に従って、前記目標チャットメッセージに前記第2絵文字応答情報を表示するステップを実行するステップと、をさらに含む。
【0011】
本開示の一実施例において、前記第1絵文字が前記第2絵文字と一致しないと、前記第1絵文字応答情報と前記第2絵文字応答情報を合併処理し、且つ前記目標チャットメッセージには前記第1絵文字、前記第1ユーザータグ及び前記第2ユーザータグを含む合併情報を表示するステップをさらに含む。
【0012】
本開示の一実施例において、前記第1絵文字を返信するユーザー数が予め設定された閾値を超えることを検出した場合、前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグを非表示処理し、且つ前記目標チャットメッセージにプロンプト情報を表示するステップをさらに含む。
【0013】
本開示の一実施例において、前記第1参加ユーザーがプロンプト情報に対して第2予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに非表示の前記第1ユーザータグを表示するステップをさらに含む。
【0014】
本開示の実施例による絵文字応答の表示方法は、ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して絵文字ボックスのポップアップ操作を実行することによって絵文字ボックスを迅速にポップアップし、ユーザーが絵文字ボックスから選択された絵文字を絵文字応答としてサーバに直接送信し、また、サーバから返された指示情報に従って、目標チャットメッセージにユーザーが入力した絵文字とユーザータグを表示し、これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字を返信するために必要な操作を減少し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字で応答することに便利であり、且つ、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字を直接表示し、チャットインターフェイスにユーザーが目標チャットメッセージに対して返信する絵文字を明確に表示し、メッセージ表示はよりターゲットを絞って、セッション中の信号対雑音比を向上させる。
【0015】
上記の目的を達成するために、本開示の第2態様の実施例は、絵文字応答の表示方法を提供し、該方法は、端末機器からの、前記端末機器は第1参加ユーザーが絵文字ボックスにおける絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信した場合にトリガーして送信された絵文字応答要求を受信するステップであって、前記第1絵文字ボックスは前記第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものであるステップと、前記絵文字応答要求に従って、前記目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立するステップと、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器が前記目標チャットメッセージには前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示することを指示するための第1指示情報を送信するステップと、を含む。
【0016】
本開示の一実施例において、前記方法は、前記目標チャットメッセージを配信する第3参加ユーザーを決定するステップと、前記第3参加ユーザーに対応する端末機器へ前記端末機器が前記第3参加ユーザーに前記第1絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーすることを指示するための新しいメッセージ通知を送信するステップと、をさらに含む。
【0017】
本開示の一実施例において、前記方法は、前記端末機器からの、前記端末機器は前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して前記第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを受信する場合にトリガーして送信された絵文字応答キャンセル要求を受信するステップと、前記キャンセル要求に従って、前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を解放するステップと、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器は前記目標チャットメッセージでの前記第1ユーザータグ、または前記第1ユーザータグと前記第1絵文字を削除することを指示するための第2指示情報を送信するステップと、をさらに含む。
【0018】
本開示の実施例による絵文字応答の表示方法では、サーバは第1参加ユーザーの端末から送信してきた絵文字応答要求を受信した後、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立し、及び各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信し、セッションに参加する参加ユーザーのチャットインターフェイスでは全て目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示させるようにする。これにより、セッションに参加する参加ユーザーの端末機器へ指示情報のみを送信することにより、参加ユーザーへメッセージ通知を直接送信することで参加ユーザーに干渉を引き起こすことを回避し、また、各参加ユーザーのチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに絵文字応答情報を表示することで、絵文字応答情報を閲覧する必要がある時、参加ユーザーは、チャットインターフェイスを介して目標チャットメッセージの絵文字応答状況を閲覧することができることに便利である。
【0019】
上記の目的を達成するために、本開示の第3態様の実施例は、絵文字応答の表示装置を提供し、前記表示装置は、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、前記チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップするための絵文字提供モジュールと、前記第1参加ユーザーが前記絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、且つサーバへ絵文字応答要求を送信するための絵文字応答処理モジュールと、前記サーバから前記絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信するための第1受信モジュールと、前記第1指示情報に従って、前記目標チャットメッセージには前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示するための絵文字応答表示モジュールと、を備える。
【0020】
本開示の実施例による絵文字応答の表示装置では、ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して絵文字ボックスのポップアップ操作を実行することによって絵文字ボックスを迅速にポップアップし、ユーザーが絵文字ボックスから選択された絵文字を絵文字応答としてサーバに直接送信し、サーバから返された指示情報に従って、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字とユーザータグを表示し、これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字を返信するために必要な操作を減少し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字で応答することに便利であり、且つ、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字を直接表示し、チャットインターフェイスにユーザーが目標チャットメッセージに対して返信する絵文字を明確に表示し、メッセージ表示はよりターゲットを絞って、セッション中の信号対雑音比を向上させる。
【0021】
上記の目的を達成するために、本開示の第4態様の実施例は、絵文字応答の表示装置を提供し、前記絵文字応答の表示装置は、端末機器からの、前記端末機器は第1参加ユーザーが絵文字ボックスにおける絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信した場合にトリガーして送信された絵文字応答要求を受信するための第2受信モジュールであって、前記第1絵文字ボックスは前記第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものである第2受信モジュールと、前記絵文字応答要求に従って、前記目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立するための処理モジュールと、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ、対応する端末機器が前記目標チャットメッセージに前記第1絵文字、及び前記第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示することを指示するための第1指示情報を送信する送信モジュールと、を備える。
【0022】
本開示の実施例による絵文字応答の表示装置は、第1参加ユーザーの端末から送信してきた絵文字応答要求を受信した後、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立し、また、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信し、セッションに参加する参加ユーザーのチャットインターフェイスでは全て目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示させるようにする。これにより、セッションに参加する参加ユーザーの端末機器へ指示情報のみを送信することにより、参加ユーザーへメッセージ通知を直接送信することで参加ユーザーに干渉を引き起こすことを回避し、また、各参加ユーザーのチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに絵文字応答情報を表示することで、絵文字応答情報を閲覧する必要がある時、参加ユーザーは、チャットインターフェイスを介して目標チャットメッセージの絵文字応答状況を閲覧することができることに便利である。
【0023】
上記の目的を達成するために、本開示の第5態様の実施例は、端末機器を提供し、前記端末機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることが可能である命令が記憶され、前記命令は、本開示の第1態様の実施例による絵文字応答の表示方法を実行するためにように設定される。
【0024】
上記の目的を達成するために、本開示の第6態様の実施例は、サーバを提供し、前記サーバは少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることが可能である命令が記憶され、前記命令は、本開示の第1態様の実施例による絵文字応答の表示方法を実行するように設定される。
【0025】
上記の目的を達成するために、本開示の第7態様の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムが記憶され、該プログラムはプロセッサによって実行されることにより、本開示の第1態様及び第2態様の実施例による絵文字応答の表示方法を実行する。
【0026】
本開示の追加の態様と利点は、以下の説明で部分的に与えられ、一部は、以下の説明から明らかになるか、または本開示の実践を通じて理解する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本開示の上記および/または追加の態様と利点は、添付の図面と併せた実施例の以下の説明から明らかになり、理解しやすくなる。
【
図1】本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図4】本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図5】チャットインターフェイスの例示
図1である。
【
図6】チャットインターフェイスの例示
図2である。
【
図7】チャットインターフェイスの例示
図3である。
【
図8】本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図9】本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図10】本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【
図11】本開示の実施例による絵文字応答の表示装置を示す構造模式図である。
【
図12】本開示の実施例による絵文字応答の表示装置を示す構造模式図である。
【
図13】本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を実行する端末機器のハードウェア構造模式図である。
【
図14】本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を実行するサーバのハードウェア構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本開示の実施例を詳細に説明し、実施例の例は図面に示され、最初から最後まで、同じまたは類似の符号は、同じまたは類似の素子または同じまたは類似の機能を有する素子を示す。以下、図面を参照して説明する実施例は例示的なものであり、本開示を説明することを意図しているが、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0029】
以下、図面を参照して本開示の実施例による絵文字応答の表示方法、装置、端末機器及びサーバを説明する。
【0030】
図1は本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【0031】
説明する必要があるものとして、該絵文字応答の表示方法は端末機器側に適用する。
【0032】
図1に示すように、該絵文字応答の表示方法は、以下のステップを含む。
ステップ101において、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに絵文字ボックスをポップアップする。
【0033】
絵文字ボックスは絵文字セットを含む。
【0034】
絵文字セットには1つまたは複数の絵文字が含まれ、該実施はこれに限定されない。
【0035】
説明する必要があるものとして、絵文字ボックス内の絵文字はソフトウェアサービスプロバイダーが提供するデフォルトの絵文字であってもよいし、必要に応じてユーザーが自分でアップロードして追加する絵文字であってもよく、ユーザーが絵文字ボックス内の絵文字を設定するパーソナライズされたニーズを満たす。
【0036】
第1予め設定された操作は絵文字ボックスのポップアップをトリガーするための予め設定された操作であり、例えば、第1予め設定された操作はこの目標チャットメッセージを長押しするか、マウスを目標チャットメッセージに移動することであってもよい。
【0037】
説明する必要があるものとして、上記で第1予め設定された操作のみを示し、第1予め設定された操作は、絵文字ボックスのポップアップをトリガーするその他の操作であってもよく、該実施は第1予め設定された操作に対して限定しない。
【0038】
一例示的な実施形態として、ユーザーが目標チャットメッセージに対してその他の機能操作(例えばコピー、転送など)を実行することを満たすために、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに機能ボタンバーを表示してもよい。
【0039】
機能ボタンバーはコピー、転送、お気に入り、複数選択などの機能ボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0040】
機能ボタンバーは、チャットインターフェイスのボトムまたは他の位置に表示でき、該実施例はこれに限定されない。説明する必要があるものとして、第1参加ユーザーは、必要に応じて、機能ボタンバー内の機能ボタンペアを介して他の操作を実行でき、該実施例はこれに限定されない。
【0041】
ステップ102において、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、サーバへ絵文字応答要求を送信する。
【0042】
具体的に、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、且つ目標チャットメッセージのメッセージ識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び第1参加ユーザーのユーザー識別子を絵文字応答要求によってサーバに送信する。
【0043】
これに対応して、サーバは絵文字応答要求を受信した後、前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立し、また、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、各参加ユーザーに対応する端末機器へ第1指示情報を送信する。
【0044】
第1指示情報は、目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示することを指示するためのものである。
【0045】
説明する必要があるものとして、絵文字ボックスによって引き起こされるユーザーのチャットへの干渉を低減するために、一例示的な実施形態として、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信した場合、チャットインターフェイスにおける絵文字ボックスを撤回する。これにより、チャットインターフェイスに常に絵文字ボックスが表示されることでユーザーに干渉を引き起こすことを回避する。
【0046】
ステップ103において、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信する。
【0047】
ステップ104において、第1指示情報に従って、目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示し、第1絵文字応答情報は第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む。
【0048】
ユーザータグは第1参加ユーザーのユーザー名またはグループにおける第1参加ユーザーのユーザー名であってもよい。
【0049】
一例示的な実施形態として、目標チャットメッセージのバブルに第1絵文字応答情報を表示できる。
【0050】
本開示の実施例の絵文字応答の表示方法は、ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して絵文字ボックスのポップアップ操作を実行することによって絵文字ボックスを迅速にポップアップし、ユーザーが絵文字ボックスから選択された絵文字を絵文字応答としてサーバに直接送信し、サーバから返された指示情報に従って、目標チャットメッセージにユーザーが入力した絵文字とユーザータグを表示し、これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字を返信するために必要な操作を減少し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字で応答することに便利であり、且つ、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字を直接表示し、チャットインターフェイスにユーザーが目標チャットメッセージに対して返信する絵文字を明確に表示し、メッセージ表示はよりターゲットを絞って、セッション中の信号対雑音比を向上させる。
【0051】
上記の実施例に基づいて、ユーザーが同じ目標チャットメッセージに対して複数の絵文字を返信するというパーソナライズされたニーズを満たすために、第1参加ユーザーはチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を再度実行して、且つポップアップされた絵文字ボックスの絵文字セットから第1絵文字と異なる第2絵文字を選択してもよい。これに対応して、チャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに第1参加ユーザーが再度返信した絵文字応答情報を表示し、絵文字応答情報は第2絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第2ユーザータグを含む。これにより、ユーザーが同じチャットメッセージに対して複数の絵文字を返信するというパーソナライズされたニーズを満たす。
【0052】
上記の実施例に基づいて、ユーザーが返信された絵文字を撤回するパーソナライズされたニーズを満たすために、ユーザーのキャンセル操作に応じて対応する絵文字を撤回し、且つユーザーの撤回操作に応じて対話インタフェースの表示効果を調整してもよい。
【0053】
図2は本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【0054】
図1に示すような実施例に基づいて、
図2に示すように、ステップ104の後に、該方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップ201において、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行することを検出した場合、サーバへ絵文字応答キャンセル要求を送信する。
【0055】
理解する必要があるのは、さまざまなアプリケーションシナリオでユーザーは様々な方法によって目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行でき、以下のように例を挙げて説明する。
一例として、前記第1参加ユーザーが前記目標チャットメッセージに対して前記第1予め設定された操作を再度実行することを検出した場合、前記絵文字ボックスを再度ポップアップし、且つ前記第1参加ユーザーが前記候補絵文字セットから選択された第2目標絵文字を受信し、前記第1目標絵文字が前記第2目標絵文字と一致すると決定する場合、ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを決定する。
【0056】
他の例として、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに表示された第1絵文字に対応する第1ユーザータグまたは第1ユーザータグが位置する領域をクリックすることを検出した場合、ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを決定する。
具体的に、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行することを検出した場合、目標チャットメッセージのメッセージ識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び第1参加ユーザーのユーザー識別子を絵文字応答キャンセル要求によってサーバに送信する。これに対応して、サーバは絵文字応答キャンセル要求に従って、前記第1参加ユーザーのユーザー識別子、前記第1絵文字の絵文字識別子及び前記目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を解放し、且つ現在、第1参加ユーザーのみが第1絵文字を返信したことを決定する場合、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーの端末機器へ目標チャットメッセージでの第1絵文字と第1ユーザータグを削除する第2指示情報を送信する。
【0057】
また、サーバは他の参加ユーザーが第1絵文字を返信したことを決定する場合、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーの端末機器へ目標チャットメッセージでの第1絵文字内の第1ユーザータグを削除する第2指示情報を送信する。
【0058】
ステップ202において、サーバがキャンセル要求に対して返された第2指示情報を受信する。
第2指示情報は、第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字を削除することを指示するために使用される。
【0059】
ステップ203において、第2指示情報に従って、目標チャットメッセージでの第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字を削除する。
【0060】
この例では、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行する場合、第1参加ユーザーが第1絵文字に対する応答をキャンセルし、且つチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージでの第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字を削除する。これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対する絵文字応答を撤回することに便利であり、ユーザーが絵文字応答を撤回するというパーソナライズされたニーズを満たす。
【0061】
上記の実施例に基づいて、セッションに参加するユーザーが複数である場合、つまり、チャットインターフェイスはグループに対応するチャットインターフェイスである場合、ユーザーにより配信した目標チャットメッセージを配信した後、セッションに参加する各ユーザーはすべて目標チャットメッセージに対して絵文字を返信することができる。
【0062】
関連技術において、他のセッションに参加するユーザーは目標チャットメッセージに対して絵文字を返信した後、サーバはセッションに参加する各参加ユーザーへすべてメッセージ通知を送信し、第1参加ユーザーは目標チャットメッセージを配信したユーザーではない場合、第1参加ユーザーも新しいメッセージ通知を受信し、第1参加ユーザーのチャットインターフェイスに他の参加ユーザーの1つの絵文字返信情報を表示し、且つユーザーに新しいメッセージ通知を受信したことを通知する。このように、グループチャットインターフェイスでは複数のメッセージ通知が生成し、各ユーザーが複数のメッセージ通知を受信したが、メッセージ通知は、実際には、目標チャットメッセージを配信するユーザーにのみ価値があり、ほとんどの返信したメンバーには意味がないため、一例示的な実施形態として、サーバは各参加ユーザーへメッセージ通知を送信せず、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示することを指示する指示情報のみを送信する。
【0063】
グループに対応するチャットインターフェイスは少なくとも3つの参加ユーザーがセッションするチャットインターフェイスである。
【0064】
上記
図1に示すような実施例に基づいて、
図3に示すように、該方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップ301において、サーバからの第3指示情報を受信する。
【0065】
第3指示情報は、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示することを指示するために使用され、第2絵文字応答情報には第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグが含まれる。
【0066】
ステップ302において、第3指示情報に従って、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示する。
【0067】
この例では、サーバから送信してきた第3指示情報を受信した場合、第3指示情報に従って目標チャットメッセージに第2参加ユーザーが返信した絵文字応答情報を表示することにより、参加ユーザーがチャットインターフェイスに表示された情報に応じて他の参加ユーザーが返信する絵文字応答情報を分かることに便利である。
【0068】
本開示の一実施例において、目標チャットメッセージは第1参加ユーザーにより配信されたチャットメッセージである場合、該方法は、サーバが送信した新しいメッセージ通知を受信するステップと、新しいメッセージ通知に従って、第1参加ユーザーが第2絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーするステップと、を含む。
【0069】
この例では、サーバは更に第1参加ユーザーが目標チャットメッセージを配信したユーザーであると決定し、第1参加ユーザーの端末機器へ第2指示情報を送信すると同時に、サーバがまた第1参加ユーザーの端末機器へ新しいメッセージ通知を送信する。これに対応して、第1参加ユーザーの端末機器は新しいメッセージ通知を受信し、且つ新しいメッセージ通知に従って、第1参加ユーザーが第2絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーする。これにより、目標チャットメッセージを配信するユーザーへ新しいメッセージ通知を送信し、配信ユーザーが絵文字応答情報を閲覧するようにプロンプトする。
【0070】
端末機器は新しいメッセージ通知に対応するリマインダー方法で第1参加ユーザーをリマインダーできる。例えば、端末機器の通知欄に新しいメッセージ通知が表示される。
【0071】
端末機器が新しいメッセージ通知をリマインダーする方法は従来の技術によって実現でき、ここで詳細に説明しない。
【0072】
本開示の実施例は他の絵文字応答の表示方法を提供し、該方法は
図3に示すような方法をさらに拡張及び最適化するものである。
【0073】
図4は本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【0074】
ステップ401において、サーバからの第3指示情報を受信する。
【0075】
第3指示情報は、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示することを指示するために使用され、第2絵文字応答情報には第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグが含まれる。
【0076】
ステップ402において、第1絵文字が第2絵文字と一致するかどうかを判断し、一致しないと、ステップ403を実行し、一致すると、ステップ404を実行する。
【0077】
ステップ403において、第3指示情報に従って、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示する。
【0078】
一例示的な実施形態として、目標チャットメッセージのバブルに第1絵文字応答情報と第2絵文字応答情報を表示でき、第1絵文字応答情報と第2絵文字応答情報を含むチャットインターフェイスの例示図を
図5に示すように、説明する必要があるものとして、
図5には、第1絵文字が賛絵文字であり、第2絵文字がニヤリ絵文字であり、ユーザータグがユーザー名である場合について示す。
【0079】
ステップ404において、第1絵文字応答情報と第2絵文字応答情報を合併処理して、且つ目標チャットメッセージに合併情報を表示し、合併情報は第1絵文字、第1ユーザータグ及び第2ユーザータグを含む。
【0080】
一例示的な実施形態として、目標チャットメッセージのバブルに第1絵文字、第1ユーザータグ及び第2ユーザータグを表示でき、チャットインターフェイスの例示図を
図6に示すように、
図6には、第1絵文字がok絵文字であり、ユーザータグがユーザー名である場合について示す。
【0081】
この例では、第1参加ユーザーの端末機器は第2絵文字を含む第3指示情報を受信した後、端末機器が、第1絵文字が第2絵文字と一致するかどうかを判断することができ、一致しないと、絵文字に応じて分類し、第2絵文字、及び第2参加ユーザーの第2ユーザータグを表示し、且つ2つの絵文字が一致すると、同じ絵文字を返信する絵文字応答情報を合併処理し、目標チャットメッセージに合併情報を表示する。これにより、目標チャットメッセージに表示される絵文字応答情報への管理を実現し、ユーザーが目標チャットメッセージの絵文字応答状況を把握することに便利であり、また、ユーザーが参加ユーザーの絵文字応答状況を統計及び閲覧することに役に立つ。
【0082】
上記の実施例のいずれかに基づいて、セッションに参加するユーザーは複数である場合、配信者により目標チャットメッセージを配信した後、セッションに参加する各ユーザーはすべて目標チャットメッセージに対して絵文字の返信を行うことができ、同じ第1絵文字を返信するユーザー数は予め設定された閾値を超える場合、第1ユーザータグを非表示処理できる。
【0083】
具体的に、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信した後、第1絵文字的を返信するユーザー数は予め設定された閾値を超えると検出した場合、目標チャットメッセージでの第1ユーザータグを非表示処理し、且つ目標チャットメッセージにプロンプト情報を表示する。
【0084】
プロンプト情報は、ユーザーに非表示されるユーザータグの数を指示するためのものである。
【0085】
予め設定された閾値は、同じ絵文字に対して目標チャットメッセージに表示される予め設定されたユーザータグの最大数である。
【0086】
例えば、予め設定された閾値が3つであり、仮に目標チャットメッセージのバブルに同じ絵文字1を表示するユーザータグは既に3つであり、それぞれユーザー名1、ユーザー名2及びユーザー名3であり、第1参加ユーザーは目標チャットメッセージに対して絵文字1を返信する場合、チャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージのバブルに絵文字1、ユーザー名1、ユーザー名2、ユーザー名3及びまた一人のプロンプト情報を表示でき、端末機器におけるチャットインターフェイスの例示図を
図7に示すように、
図7には絵文字1がok絵文字である場合を示す。
【0087】
図8は本開示の実施例による他の絵文字応答の表示方法を示すフローチャートであり、該方法は
図1に示すような方法をさらに拡張と最適化するものである。
【0088】
図8に示すように、該方法は、以下のステップを含んでも良い。
ステップ801において、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに絵文字ボックスをポップアップする。
【0089】
絵文字ボックスは絵文字セットを含む。
【0090】
ステップ802において、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、サーバへ絵文字応答要求を送信する。
【0091】
ステップ803において、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信する。
第1指示情報は、目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示することを指示するためのものである。
【0092】
第1絵文字応答情報は第1絵文字と第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む。
【0093】
ステップ804において、目標チャットメッセージに対して他の参加ユーザーが第1絵文字を返信したことがあるかどうかことを判断し、ないと、ステップ805を実行し、あると、ステップ806を実行する。
【0094】
ステップ805において、第1指示情報に従って、目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示する。
【0095】
ステップ806において、第1絵文字を返信するユーザー数を取得し、且つ第1絵文字を返信するユーザー数が予め設定された閾値を超えるかどうかを判断し、超えないと、ステップ807を実行し、超えると、ステップ808を実行する。
【0096】
ステップ807において、目標チャットメッセージに第1絵文字を表示した後方に第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを加え、目標チャットメッセージに第1ユーザータグを表示させる。
【0097】
例えば、仮に予め設定された閾値が3であり、チャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージのバブルに絵文字okに対応するユーザー名1を表示したと仮定する場合、第1参加ユーザーが該目標チャットメッセージに対して絵文字okを再度返信した後、判断により絵文字okを返信するユーザー数が予め設定された閾値より小さいと決定でき、この場合、目標チャットメッセージに第1絵文字を表示した後方に第1参加ユーザーに対応するユーザー名2を加えることができ、端末機器におけるチャットインターフェイスの形式の例を
図6に示す。
【0098】
ステップ808において、目標チャットメッセージでの第1ユーザータグを非表示処理し、且つ目標チャットメッセージにプロンプト情報を表示する。
【0099】
本開示の実施例による絵文字応答の表示方法は、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1絵文字を返信すると検出した後、第1絵文字を返信したユーザー数を組み合わせ、第1参加ユーザーに対応する絵文字応答情報が目標チャットメッセージに表示される形式を決定する。これにより、同じ絵文字のユーザー数を組み合わせて目標チャットメッセージに表示される絵文字応答情報への管理を実現し、絵文字に応じて分類表示することで、ユーザーが目標チャットメッセージの絵文字応答状況を把握することに便利であり、また、ユーザーが参加ユーザーの絵文字応答状況を統計及び閲覧することに役に立つ。
【0100】
上記の実施例に基づいて、ユーザーが非表示されたユーザータグを容易に閲覧するために、第1参加ユーザーがプロンプト情報に対して第2予め設定された操作を実行すると検出した場合、チャットインターフェイスに非表示された第1ユーザータグを表示する。
【0101】
第2予め設定された操作は非表示されたユーザータグを表示する予め設定された操作であり、例えば、第2予め設定された操作は、プロンプト情報をシングルクリックしたり、プロンプト情報をダブルクリックしたり、プロンプト情報を長押したりすることなどであってもよく、該実施は第2予め設定された操作に対して限定しない。
【0102】
図9は本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を示すフローチャートである。
【0103】
説明する必要があるものとして、該絵文字応答の表示方法はサーバ側に適用する。
図9に示すように、該絵文字応答の表示方法は以下のステップを含む。
ステップ901において、端末機器からの絵文字応答要求を受信する。
【0104】
絵文字応答要求は、端末機器が第1参加ユーザーにより絵文字ボックス内の絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信した場合にトリガーして送信されたものであり、第1絵文字ボックスは、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものである。
ステップ902において、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立する。
【0105】
ステップ903において、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信する。
【0106】
第1指示情報は、対応する端末機器が目標チャットメッセージで第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示するように指示するためのものである。
【0107】
本開示の実施例による絵文字応答の表示方法では、サーバは第1参加ユーザーの端末から送信してきた絵文字応答要求を受信した後、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立し、及び各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信し、セッションに参加する参加ユーザーのチャットインターフェイスでは全て目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示させるようにする。これにより、セッションに参加する参加ユーザーの端末機器へ指示情報のみを送信することにより、参加ユーザーへメッセージ通知を直接送信することで参加ユーザーに干渉を引き起こすことを回避し、また、各参加ユーザーのチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに絵文字応答情報を表示することで、絵文字応答情報を閲覧する必要がある時、参加ユーザーは、チャットインターフェイスを介して目標チャットメッセージの絵文字応答状況を閲覧することができることに便利である。
【0108】
上記の実施例に基づいて、目標チャットメッセージを配信した参加ユーザーに絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーするために、一例示的な実施形態として、該方法は、目標チャットメッセージを配信した第3参加ユーザーを決定するステップと、第3参加ユーザーに対応する端末機器へ端末機器が第3参加ユーザーに第1絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーすることを指示するための新しいメッセージ通知を送信するステップと、をさらに含んでもよい。
【0109】
本開示の他の実施例において、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立した後、目標メッセージを配信した配信ユーザーを決定でき、且つ配信ユーザー以外の参加ユーザーの端末機器へ第1指示情報を送信し、配信ユーザーに対応する端末機器へ新しいメッセージ通知を送信する。
【0110】
第1指示情報は、対応する端末機器が目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示することを指示するためのものである。
【0111】
新しいメッセージ通知は、対応する端末機器がユーザーに新しいメッセージを受信したようにリマインダーすることを指示するためのものであり、且つ目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示する。
【0112】
上記の実施例のいずれかに基づいて、
図10に示すように、該方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップ1001において、端末機器からの絵文字応答キャンセル要求を受信する。
【0113】
キャンセル要求は、端末機器が第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行するのを受信する場合にトリガーして送信されたものである。
【0114】
ステップ1002において、キャンセル要求に従って、第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を解放する。
ステップ1003において、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第2指示情報を送信する。
【0115】
第2指示情報は、対応する端末機器が目標チャットメッセージでの第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字を削除することを指示するためのものである。
【0116】
本開示の実施例による絵文字応答の表示方法は、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行する場合、第1参加ユーザーが第1絵文字に対する応答をキャンセルし、且つチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージでの第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字をキャンセルする。これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対する絵文字応答を撤回することに便利であり、ユーザーが絵文字応答を撤回するというパーソナライズされたニーズを満たす。
【0117】
本開示の実施例は、絵文字応答の表示装置を更に提供する。
【0118】
図11は本開示の実施例による絵文字応答の表示装置を示す構造模式図である。
【0119】
説明する必要があるものとして、該絵文字応答の表示装置は端末機器に位置する。
【0120】
図11に示すように、該絵文字応答の表示装置は、絵文字提供モジュール110、絵文字応答処理モジュール120、第1受信モジュール130及び絵文字応答表示モジュール140を備えてもよい。
絵文字提供モジュール110は、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップするために使用される。
【0121】
絵文字応答処理モジュール120は、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、サーバへ絵文字応答要求を送信するために使用される。
【0122】
第1受信モジュール130は、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信するために使用される。
【0123】
絵文字応答表示モジュール140は、第1指示情報に従って、目標チャットメッセージに第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示するために使用される。
【0124】
説明する必要があるものとして、以上の絵文字応答の表示方法の実施例に対する解釈説明は該実施の絵文字応答の表示装置にも適用し、該実施例がこれを詳細に説明しない。
【0125】
本開示の実施例による絵文字応答の表示装置は、ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して絵文字ボックスのポップアップ操作を実行することによって絵文字ボックスを迅速にポップアップし、ユーザーが絵文字ボックスから選択された絵文字を絵文字応答としてサーバに直接送信し、サーバから返された指示情報に従って、目標チャットメッセージにユーザーが入力した絵文字とユーザータグを表示し、これにより、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字を返信するために必要な操作を減少し、ユーザーが目標チャットメッセージに対して絵文字で応答することに便利であり、且つ、目標チャットメッセージにはユーザーが入力した絵文字を直接表示し、チャットインターフェイスにユーザーが目標チャットメッセージに対して返信する絵文字を明確に表示し、メッセージ表示はよりターゲットを絞って、セッション中の信号対雑音比を向上させる。
【0126】
上記の実施例に基づいて、ユーザーがその前に返信した第1絵文字を撤回する需要を満たすために、上記の装置実施例に基づいて、該装置は、絵文字キャンセルモジュール(図示せず)と削除モジュール(図示せず)をさらに備えてもよい。
絵文字キャンセルモジュールは、第1参加ユーザーが目標チャットメッセージに対して第1絵文字応答のキャンセル操作を実行することを検出した場合、サーバへ絵文字応答キャンセル要求を送信する。
【0127】
第1受信モジュール130はさらに、サーバがキャンセル要求に対して返された第2指示情報を受信するために使用される。
【0128】
削除モジュールは、第2指示情報に従って、目標チャットメッセージでの第1ユーザータグ、または第1ユーザータグと第1絵文字を削除するために使用される。
【0129】
本開示の一実施例において、上記第1受信モジュール130はさらに、サーバからの第3指示情報を受信するために使用され、第3指示情報は、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示することを指示するために使用され、第2絵文字応答情報には第2絵文字と第2参加ユーザーに対応する第2ユーザータグが含まれる。
【0130】
絵文字応答表示モジュール140はさらに、第3指示情報に従って、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示するために使用される。
【0131】
本開示の一実施例において、目標チャットメッセージが第1参加ユーザーにより配信されたチャットメッセージである場合、該装置は、リマインダーモジュール(図示せず)をさらに備え、
第1受信モジュールはさらに、サーバが送信した新しいメッセージ通知を受信するために使用される。
リマインダーモジュールは、新しいメッセージ通知に従って、第1参加ユーザーが第2絵文字応答情報を閲覧するようにリマインダーするために使用される。
【0132】
本開示の一実施例において、第3指示情報に従って、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示する前に、該装置は判断モジュール(図示せず)をさらに備え、
判断モジュールは、第1絵文字が第2絵文字と一致するかどうかを判断するために使用される。
【0133】
絵文字応答表示モジュールは、第1絵文字が第2絵文字と一致すると、第3指示情報に従って、目標チャットメッセージに第2絵文字応答情報を表示するために使用される。
【0134】
本開示の一実施例において、該装置は合併処理モジュール(図示せず)をさらに備え、
合併処理モジュールは、第1絵文字が第2絵文字と一致しないと、第1絵文字応答情報と第2絵文字応答情報を合併処理して、且つ目標チャットメッセージに合併情報を表示するために使用され、合併情報は第1絵文字、第1ユーザータグ及び第2ユーザータグを含む。これにより、同じ絵文字を返信する絵文字応答情報を合併して表示処理し、ユーザーが同じ絵文字を返信するユーザーの状況を把握することに便利であり、ユーザーの閲覧エクスペリエンスを向上させる。
【0135】
本開示の一実施例において、該装置は、非表示処理モジュール(図示せず)をさらに備えてもよい。
非表示処理モジュールは、第1絵文字を返信するユーザー数が予め設定された閾値を超えると検出した場合に、目標チャットメッセージでの第1ユーザータグを非表示処理し、且つ目標チャットメッセージにプロンプト情報を表示するために使用される。これにより、同じ絵文字を返信するユーザー数が多すぎる場合に、ユーザータグの一部を非表示し、ユーザーが絵文字応答の状況を閲覧するエクスペリエンスを向上させる。
【0136】
本開示の一実施例において、ユーザーが非表示されたユーザータグを閲覧するパーソナライズされたニーズを満たすために、該装置は、
第1参加ユーザーがプロンプト情報に対して第2予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに非表示された第1ユーザータグを表示するために使用される表示処理モジュールを更に含んでも良い。
【0137】
図12は本開示の実施例による絵文字応答の表示装置を示す構造模式図である。
【0138】
説明する必要があるものとして、該絵文字応答の表示装置はサーバに位置する。
図12に示すように、該絵文字応答の表示装置は第2受信モジュール210、処理モジュール220及び送信モジュール230を備えてもよい。
第2受信モジュール210は、端末機器からの絵文字応答要求を受信するために使用され、絵文字応答要求は、端末機器は第1参加ユーザーが絵文字ボックス内の絵文字セットから第1絵文字を選択するのを受信する場合にトリガーして送信されたものであり、第1絵文字ボックスは、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行する場合にポップアップされたものである。
【0139】
処理モジュール220は、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立するために使用される。
【0140】
送信モジュール230は、各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信するために使用され、第1指示情報は、対応する端末機器が目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示することを指示するためのものであり、第1絵文字応答情報は第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む。
【0141】
説明する必要があるものとして、以上の絵文字応答の表示方法の実施例に対する解釈説明は該実施の絵文字応答の表示装置にも適用し、該実施例がこれを詳細に説明しない。
【0142】
本開示の実施例による絵文字応答の表示装置は、第1参加ユーザーの端末から送信してきた絵文字応答要求を受信した後、絵文字応答要求に従って、目標チャットメッセージが位置するセッションの各参加ユーザーを決定し、且つ第1参加ユーザーのユーザー識別子、第1絵文字の絵文字識別子及び目標チャットメッセージのメッセージ識別子の間のバインディング関係を確立し、及び各参加ユーザーのそれぞれに対応する端末機器へ第1指示情報を送信し、セッションに参加する参加ユーザーのチャットインターフェイスでは全て目標チャットメッセージに第1絵文字応答情報を表示させるようにする。これにより、セッションに参加する参加ユーザーの端末機器へ指示情報のみを送信することにより、参加ユーザーへメッセージ通知を直接送信することで参加ユーザーに干渉を引き起こすことを回避し、また、各参加ユーザーのチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに絵文字応答情報を表示することで、絵文字応答情報を閲覧する必要がある時、参加ユーザーは、チャットインターフェイスを介して目標チャットメッセージの絵文字応答状況を閲覧することができることに便利である。
【0143】
上記の実施例を実現するために、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムが記憶され、該プログラムはプロセッサによって実行され、上記実施例の絵文字応答の表示方法を実行するために使用される。
【0144】
以下、
図13を参照し、
図13は本開示の実施例を実現するために適する端末機器600を示す構造模式図である。本開示の実施例による端末機器は、例えば携帯電話、ラップトップ、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えばカーナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むが、これらに限定されない。
図13に示すような端末機器は例だけであり、本開示の実施例の機能と使用範囲にいかなる制限ももたらしてはならない。
【0145】
図13に示すように、端末機器600は、処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなど)601を含むことができ、読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラムまたは記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムに従って様々な適切な動作と処理を実行することができる。また、RAM 603には、端末機器600の操作に必要な様々なプログラムとデータが記憶された。処理装置601、ROM602及びRAM603はバス604を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続される。
【0146】
一般的に、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置606、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、バイブレーターなどを含む出力装置607、例えばテープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608、及び通信装置609はI/Oインターフェース605に接続されることができる。通信装置609は、端末機器600が他の機器と無線または有線通信を行ってデータを交換することを許可できる。
図13には様々な装置を有する端末機器600を示したが、示された全ての装置を実施または備える必要がないことを理解すべきである。代わりに、より多くのまたはより少ない装置を実施または備えてもよい。
【0147】
特に、本開示の実施例によばれ、以上でフローチャートを参照して説明した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を備え、コンピュータ可読媒体で運ばれるコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはフローチャートに示すような方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは通信装置609を介してインターネットからダウンロード及びインストールされ、または記憶装置608からインストールされ、またはROM 602からインストールされることができる。該コンピュータプログラムは処理装置601によって実行される場合、本開示の実施例による方法に限定される上記機能を実行する。
【0148】
説明する必要があるものとして、本開示によるコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体または上記の両者の任意の組合わせであり得る。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は任意の以上の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤーを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光ストレージ コンポーネント、磁気ストレージデバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含んでも良いが、これに限定されない。本開示において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は任意のプログラムを含有又は記憶する有形媒体であってもよく、該プログラムは命令実行システム、装置又はデバイスで使用されるか、又はそれと組み合わせて使用されても良い。本開示において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体はベースバンドに含まれても良いか、又はキャリアウェーブの一部として伝送するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが載せられた。このような伝送するデータ信号には、多種の形式を利用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適当な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体はさらにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、該コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスで使用されるか、又はそれと組み合わせて使用するためのプログラムを送信、伝送又は輸送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは任意の適当な媒体で輸送されることができ、無線、ワイヤー、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適合な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0149】
上記のコンピュータ可読媒体は、上記の端末機に含まれてもよいし、該端末機器に組み込まれずに、単独で存在してもよい。
【0150】
上記のコンピュータ可読媒体に1つまたは複数のプログラムが運ばれ、上記の1つまたは複数のプログラムは該端末機器によって実行される場合、該端末機器に、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップさせ、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、サーバへ絵文字応答要求を送信させ、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信させ、第1指示情報に従って、目標チャットメッセージに第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示させる。
【0151】
或いは、上記のコンピュータ可読媒体に1つまたは複数のプログラムが運ばれ、上記の1つまたは複数のプログラムは該端末機器によって実行される場合、該端末機器に、第1参加ユーザーがチャットインターフェイスにおける目標チャットメッセージに対して第1予め設定された操作を実行することを検出した場合、チャットインターフェイスに絵文字セットを含む絵文字ボックスをポップアップさせ、第1参加ユーザーが絵文字セットから選択された第1絵文字を受信し、サーバへ絵文字応答要求を送信させ、サーバが絵文字応答要求に対して返された第1指示情報を受信させ、第1指示情報に従って、目標チャットメッセージに第1絵文字、及び第1参加ユーザーに対応する第1ユーザータグを含む第1絵文字応答情報を表示させる。
【0152】
1種又は多種のプログラムデザイン言語又はその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを書き込み、上記プログラムデザイン言語は、対象向けのプログラムデザイン言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、従来の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似のプログラムデザイン言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行され、部分的にユーザコンピュータで実行され、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行され、部分的にユーザのコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行され、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する状況において、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークによってユーザコンピュータに接続されることができ、又は、外部コンピュータ(例えばインターネットサービスプロバイダを用いてインターネットによって接続される)に接続されることができる。
【0153】
図14は本開示の実施例による絵文字応答の表示方法を実行するサーバのハードウェア構造模式図であり、
図14に示すように、該サーバは、
1つまたは複数のプロセッサ1010及びメモリ1020を備え、
図14には1つのプロセッサ1010を例とする。
【0154】
該サーバは、入力装置1030と出力装置1040をさらに備えてもよい。
【0155】
プロセッサ1010、メモリ1020、入力装置1030及び出力装置1040はバスまたは他の方法を介して接続することができ、
図14にはバスによる接続を例とする。
【0156】
メモリ1020にプロセッサ1010によって実行されることが可能である命令が記憶され、命令は、本開示の実施例による第3態様の実施例の絵文字応答の表示方法に使用するように設定される。
【0157】
上記の実施例を実現するために、本発明は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムが記憶され、プログラムがプロセッサによって実行される場合に上記の実施例による絵文字応答の表示方法を実現させる。
【0158】
本明細書の説明では、参考用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体的な例」、または「いくつかの例」などの説明は、該実施例または例を組み合わせて説明する具体的な特徴、構造、材料または特点が本願の少なくとも1つの実施例または例に含まれることを意味する。本明細書では、上記の用語の模式的な表現は、必ずしも同じ実施例または例を指していない。また、説明する具体的な特徴、構造、材料または特点は任意の1つまたは複数の実施例または例に適切な方法で組合わせられることができる。なお、矛盾がない場合で、当業者は、本明細書に記載の異なる実施例または例及び異なる実施例または例の特徴を結合して組み合わせることができる。
【0159】
なお、「第1」、「第2」という用語は、説明目的でのみ使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解することができない。これにより、「第1」、「第2」で限定された特徴には明示的または暗黙的に少なくとも1つの該特徴が含まれることができる。本開示の説明では、「複数」とは、特に明記しない限り、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。
【0160】
フローチャート内の、またはここで他の方法で説明される任意の過程または方法の説明は、特定の論理機能または過程のステップを実現するための1つまたはより多くの実行可能命令を含むコードのモジュール、セグメントまたは一部を示すこととして理解することができ、本願の好ましい実施形態の範囲は他の実現を含み、関連する機能に従って基本的に同時の方法または逆の順序を含む、示されたまたは討論された順序で、機能を実行しなくてもよく、これは、本開示の実施例の当業者によって理解されるべきである。
【0161】
フローチャートに示される、またはここで他の方法で説明される論理及び/またはステップ、例えば、論理機能を実現するための実行可能命令のシーケンスリストと見なすことができ、任意のコンピュータ可読媒体で具体化することができ、命令実行システム、装置または機器(例えばコンピュータに基づくシステム、プロセッサを備えるシステムまたは命令実行システム、装置または機器から命令を取得して命令を実行する他のシステム)のために使用され、またはこれらの命令実行システム、装置または機器と合わせて使用される。本明細書について、「コンピュータ可読媒体」は、プログラムを包含、記憶、通信、伝播、または送信することにより命令実行システム、装置または機器に使用するか、またはこれらの命令実行システム、装置または機器と組み合わせて使用するための任意の装置であり得る。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(網羅的ではないリスト)は、1つまたは複数の配線を備えた電気接続部(電子装置)、ポータブルコンピュータディスクケース(磁気装置)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能および編集可能な読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー装置、及びびポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CDROM)を含む。また、コンピュータ可読媒体は、ひいてはプログラムを印刷できる紙または他の適切な媒体であり得、例えば紙やその他の媒体を光学的にスキャンし、次に、編集し、解釈し、または必要に応じて他の適切な方法で処理し、電子方法でプログラムを取得し、次に、コンピュータメモリに記憶するためである。
【0162】
理解すべきものとして、本願の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの組合わせによって実現されることができる。上記の実施形態において、複数のステップまたは方法は、メモリに記憶されて適切な命令実行システムにより実行されるソフトウェアまたはファームウェアによって実現されることができる。例えば、ハードウェアによって実現される場合、他の実施形態のように、データ信号に対して論理機能を実現するための論理ゲート回路を備える離散論理回路、適切な組合わせ論理ゲート回路を備える特定用途向け集積回路、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの本分野で知られている技術のいずれかまたはそれらの組合わせによって実現されることができる。
【0163】
当業者は、上記の実施例の方法で携えられたステップの全部または一部は、プログラムによって関連するハードウェアを命令することによって完成することができ、プログラムは1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができ、該プログラムが実行される場合、方法実施例のステップの1つまたはその組合わせを含むことを理解することができる。
【0164】
なお、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理モジュールに集積されてもよいし、各ユニットが物理的に単独で存在してもよいし、2つまたは2つ以上のユニットを1つのモジュールに集積してもよい。上記集積されたモジュールはハードウェアの形で実現されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形で実現されてもよい。集積されたモジュールは、ソフトウェア機能モジュールの形で実現され、また独立した製品として販売または使用される場合、1つのコンピュータ可読取記憶媒体に記憶されてもよい。
【0165】
上記で言及された記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなどであり得る。本願の実施例を以上に示し、説明したが、上記の実施例は例示であり、本願を限定するものとして解釈されるべきではなく、当業者は、本願の範囲内で上記の実施例に対して変化、修正、置換及び変形を行うことができることを理解できる。