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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-25
(45)【発行日】2023-05-08
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   E05F 15/689 20150101AFI20230426BHJP
   E05F 15/73 20150101ALI20230426BHJP
   E05F 11/53 20060101ALI20230426BHJP
   B60J 1/17 20060101ALI20230426BHJP
【FI】
E05F15/689
E05F15/73
E05F11/53 A
B60J1/17 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019209308
(22)【出願日】2019-11-20
(65)【公開番号】P2021080749
(43)【公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-05-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】弁理士法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 義弘
(72)【発明者】
【氏名】臼井 祐介
【審査官】家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-87362(JP,A)
【文献】特開2015-109212(JP,A)
【文献】特開2017-126505(JP,A)
【文献】特開2006-257757(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05F 15/00-15/79
B60J 1/17
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの検出領域が設定された少なくとも1つの操作ノブと、
前記少なくとも1つの検出領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、
前記少なくとも1つの操作ノブに対する操作を検出する操作検出部と、
接触が検出された検出領域と当該検出領域を有する操作ノブになされた操作との組み合わせで制御対象を制御し、接触が未検出のまま操作ノブに対して予め定められた操作が検出された場合、前記組み合わせのうち、当該操作ノブに関する制御を選択して前記制御対象を制御する制御部と、
を備えた操作装置。
【請求項2】
前記予め定められた操作は、予め定められた時間以上継続する操作である、
請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記予め定められた操作は、予め定められた手順の操作である、
請求項1又は2に記載の操作装置。
【請求項4】
開駆動及び閉駆動が可能な車両の複数のウインドウに対応した複数の検出領域が1つの操作ノブに設定され、
前記制御部は、接触が検出された検出領域と前記操作ノブになされた押し下げ操作又は引き上げ操作との組み合わせにより、当該検出領域に対応するウインドウの開駆動又は閉駆動を行うように前記制御対象を制御する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項5】
前記制御部は、接触が未検出のまま前記操作ノブに対する前記予め定められた操作が検出された場合、前記操作ノブが配置された側のウインドウの開駆動又は閉駆動を行うように前記制御対象を制御する、
請求項4に記載の操作装置。
【請求項6】
前記操作検出部は、前記押し下げ操作又は前記引き上げ操作が継続している間、開駆動又は閉駆動を続けるマニュアル操作と、予め定められた操作量以上の前記押し下げ操作又は前記引き上げ操作に基づいて全開駆動又は全閉駆動を行うオート操作と、を検出するように構成され、
前記制御部は、前記予め定められた操作として前記オート操作が検出された場合、開閉対象のウインドウを前記押し下げ操作又は前記引き上げ操作が継続している間、開駆動又は閉駆動するように、前記マニュアル操作として前記制御対象を制御する、
請求項4に記載の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、車両の複数の窓ガラスをそれぞれ動作する駆動手段と、駆動手段を駆動するための操作手段と、操作手段の操作に応じて窓ガラスが開動作又は閉動作されるよう駆動手段を制御する制御手段と、を備えたパワーウインドウ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このパワーウインドウ装置は、操作手段が複数の窓ガラスに対応する複数の窓スイッチを備えている。また制御手段は、複数の窓スイッチを個々に操作する通常操作とは異なる操作である特殊操作が行われた場合には、全ての窓ガラスが動作されると共に、当該窓ガラスが異なる動作タイミングで動作されるよう駆動手段を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-124329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、複数の窓スイッチに接触を検出するセンサが設けられ、接触の検出と窓スイッチの操作とを組み合わせて窓ガラスの多様な駆動を制御するように、従来のパワーウインドウ装置が構成された場合、センサが故障した状態や手袋を着用した状態で操作が行われると、接触が未検出となって窓ガラスが駆動されず、利便性が低下する可能性がある。
【0006】
従って本発明の目的は、利便性の低下を抑制することができる操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、少なくとも1つの検出領域が設定された少なくとも1つの操作ノブと、少なくとも1つの検出領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、少なくとも1つの操作ノブに対する操作を検出する操作検出部と、接触が検出された検出領域と当該検出領域を有する操作ノブになされた操作との組み合わせで制御対象を制御し、接触が未検出のまま操作ノブに対して予め定められた操作が検出された場合、組み合わせのうち、当該操作ノブに関する制御を選択して制御対象を制御する制御部と、を備えた操作装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、利便性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1(a)は、第1の実施の形態に係る操作装置の一例を示す上面図であり、図1(b)は、図1(a)のI(b)-I(b)線で切断した断面を矢印方向から見た操作装置の断面図の一例である。
図2図2は、第1の実施の形態に係る操作装置のブロック図の一例である。
図3図3(a)は、第1の実施の形態に係る操作装置が搭載された車両の一例を示す上面図であり、図3(b)は、操作装置の配置の一例を説明するためのドアの概略図である。
図4図4は、第1の実施の形態に係る操作装置の予め定められた操作の一例について説明するための概略図である。
図5図5は、第1の実施の形態に係る操作装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、第2の実施の形態に係る操作装置の予め定められた操作の一例について説明するための概略図である。
図7図7は、第2の実施の形態に係る操作装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図8図8(a)は、第3の実施の形態に係る操作装置の予め定められた操作が予め定められた時間以上継続する操作の一例を示す概略図であり、図8(b)は、予め定められた手順の操作の一例を示す概略図である。
図9図9は、第4の実施の形態に係る複数の操作ノブを備えた操作装置の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、少なくとも1つの検出領域が設定された少なくとも1つの操作ノブと、少なくとも1つの検出領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部と、少なくとも1つの操作ノブに対する操作を検出する操作検出部と、接触が検出された検出領域と当該検出領域を有する操作ノブになされた操作との組み合わせで制御対象を制御し、接触が未検出のまま操作ノブに対して予め定められた操作が検出された場合、組み合わせのうち、当該操作ノブに関する制御を選択して制御対象を制御する制御部と、を備えて概略構成されている。
【0011】
この操作装置は、接触が未検出であっても操作ノブに対する操作が予め定められた操作であった場合、操作ノブに関する制御を選択して制御対象を制御することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性の低下を抑制することができる。
【0012】
[第1の実施の形態]
(操作装置1の概要)
図1(a)は、操作装置の一例を示す上面図であり、図1(b)は、操作装置を長手方向に切断した断面図の一例である。図2は、操作装置のブロック図の一例である。図3(a)は、操作装置が搭載された車両の一例を示す上面図であり、図3(b)は、操作装置の配置の一例を説明するためのドアの概略図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
【0013】
本実施の形態の操作装置1は、操作ノブに対する接触が検出されなくても予め定められた操作が行われた場合、ユーザの席に近いドアのウインドウを駆動するように概略構成されている。
【0014】
具体的には、操作装置1は、図1(a)~図2に示すように、少なくとも1つの検出領域が設定された少なくとも1つの操作ノブと、少なくとも1つの検出領域に対するユーザの接触を検出する接触検出部3と、少なくとも1つの操作ノブに対する操作を検出する操作検出部4と、接触が検出された検出領域と当該検出領域を有する操作ノブになされた操作との組み合わせで制御対象を制御し、接触が未検出のまま操作ノブに対して予め定められた操作が検出された場合、組み合わせのうち、当該操作ノブに関する制御を選択して制御対象を制御する制御部6と、を備えて概略構成されている。
【0015】
本実施の形態の少なくとも1つの操作ノブは、1つの操作ノブ2である。この操作ノブ2は、図1(a)に示すように、少なくとも1つの検出領域として第1の検出領域310、第2の検出領域320、第3の検出領域330及び第4の検出領域340を有している。本実施の形態の制御対象は、図2に示すように、パワーウインドウ装置7である。
また本実施の形態の予め定められた操作は、予め定められた時間以上継続する操作である。
【0016】
操作装置1は、一例として、図3(a)及び図3(b)に示すように、右ハンドル仕様の4ドアの車両8に配置されている。より具体的には、操作装置1は、図3(b)に示すように、車両8の運転席側のドア81のドアトリム81bに取り付けられたアームレスト81cに配置されている。
【0017】
操作装置1は、ドア81~ドア84のウインドウ81a~ウインドウ84aを開閉駆動するパワーウインドウ装置7に対する指示を可能に構成されている。つまり上述の複数のウインドウとは、ウインドウ81a~ウインドウ84aである。なお操作装置1は、運転席側以外のドアに配置されても良いし、2ドアの車両に配置されても良い。
【0018】
操作ノブ2は、操作ノブ2の表面20に溝24が形成されているので、この溝24を境に、前席のウインドウ81a及びウインドウ82aに対応した先端操作領域21と、後席のウインドウ83a及びウインドウ84aに対応した後端操作領域23と、に分かれている。
【0019】
そして先端操作領域21は、運転席側のウインドウ81aに対応する第1の検出領域310と、助手席側のウインドウ82aに対応する第2の検出領域320と、を有している。また後端操作領域23は、運転席の後側のウインドウ83aに対応する第3の検出領域330と、助手席の後側のウインドウ84aに対応する第4の検出領域340と、を有している。つまり上述の操作領域とは、第1の検出領域310~第4の検出領域340である。
【0020】
(操作ノブ2の構成)
操作ノブ2は、樹脂材料によって形成されている。また操作ノブ2は、図1(b)に示すように、本体10の凹部12に配置されている。この凹部12は、本体10の上面10aから下方に向かってユーザの操作指を案内するように、表面が曲面となっている。操作ノブ2は、軸26を回転中心として矢印A方向及び矢印B方向に凹部12内を回転するように、本体10に取り付けられている。この矢印A方向とは、操作ノブ2を引き上げる方向である。また矢印B方向とは、操作ノブ2を押し下げる方向である。
【0021】
操作ノブ2の溝24は、図1(a)に示すように、上面から見ると直線状ではなく、曲線状に形成されている。また溝24は、図1(b)に示すように、I(b)-I(b)線で切断した断面視では、先端操作領域21の後端部から後端操作領域23の頂点20bまで曲線的に形成されている。この溝24の頂点20bから下面20cは、ユーザの操作指が掛かって引き上げ操作し易い形状となっている。
【0022】
また操作ノブ2は、先端側の頂点20aから操作ノブ2の下面25に向かって曲線形状を有する前面22を有している。この前面22は、操作ノブ2の内部に向かって凹む形状を有すると共に、頂点20aから後端側に向かう形状を有している。この前面22は、溝24と同様に、ユーザの操作指が掛かって引き上げ操作し易い形状となっている。
【0023】
このように操作ノブ2は、第1の検出領域310~第4の検出領域340を有しているので、1つのノブで4つのウインドウ81a~ウインドウ84aを操作でき、小型に構成されている。
【0024】
(接触検出部3の構成)
本実施の形態の接触検出部3は、図1(a)に示すように、操作ノブ2の第1の検出領域310~第4の検出領域340に対する検出対象の接触を検出する静電容量方式のタッチセンサである。
【0025】
接触検出部3は、図2に示すように、右前検出電極31~左後検出電極34と、右前検出電極31~左後検出電極34から取得する第1の出力信号S~第4の出力信号Sに基づいて検出対象の接触を判定するセンサ制御部35と、を備えて概略構成されている。このセンサ制御部35は、サブ基板30に配置されている。そしてサブ基板30は、操作ノブ2に配置されている。検出対象は、ユーザの操作指である。
【0026】
右前検出電極31~左後検出電極34は、導電性を有する金属材料によって形成されている。右前検出電極31及び左前検出電極32は、表面20の先端操作領域21と前面22の境界に配置されている。この右前検出電極31及び左前検出電極32は、操作ノブ2に対する押し下げ操作又は引き上げ操作の際にユーザの操作指が接触するように、先端操作領域21及び前面22に露出している。右後検出電極33及び左後検出電極34は、表面20の後端操作領域23と溝24の境界に配置されている。この右後検出電極33及び左後検出電極34は、操作ノブ2に対する押し下げ操作又は引き上げ操作の際にユーザの操作指が接触するように、後端操作領域23及び溝24に露出している。
【0027】
第1の検出領域310は、右前検出電極31の操作ノブ2に露出した部分である。また第2の検出領域320~第4の検出領域340は、左前検出電極32~左後検出電極34の操作ノブ2に露出した部分である。
【0028】
第1の検出領域310は、車両8の右前のウインドウ81aに対応している。そして第2の検出領域320~第4の検出領域340は、左前のウインドウ82、右後のウインドウ83及び左後のウインドウ84に対応している。ユーザは、押し下げ操作又は引き上げ操作を右前検出電極31に接触しながら行うと、第1の検出領域310に対応したウインドウ81aを開閉駆動することができる。同様に、ユーザは、押し下げ操作又は引き上げ操作の際、左前検出電極32~左後検出電極34のいずれかに接触しながら操作を行うと、接触を検出した検出領域に対応したウインドウを開閉駆動することができる。
【0029】
右前検出電極31~左後検出電極34は、図1(a)に示すように、細長い形状を有しているがこれに限定されない。この右前検出電極31~左後検出電極34は、操作ノブ2を加飾する加飾部品でもある。
【0030】
センサ制御部35は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、センサ制御部35が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。またセンサ制御部35は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。このクロック信号は、制御部6と同期されている。
【0031】
センサ制御部35は、例えば、静電センサIC(=Integrated Circuit)である。接触検出部3は、自己容量方式のタッチセンサとして構成され、ユーザの操作指が右前検出電極31~左後検出電極34に接触すると、静電容量が増加する。センサ制御部35は、静電しきい値350をRAM又はROMに有し、静電しきい値350以上の静電容量を検出した場合、ユーザの操作指の接触があったと判定する。なお接触検出部3は、自己容量方式のタッチセンサに限定されず、相互容量方式のタッチセンサや他の方式のタッチセンサであっても良い。
【0032】
センサ制御部35が右前検出電極31~左後検出電極34から取得する第1の出力信号S~第4の出力信号Sは、アナログ信号である。センサ制御部35は、右前検出電極31~左後検出電極34ごとに接触の有無を判定し、その結果を検出情報Sとして電気的に接続された制御部6に出力する。この検出情報Sは、デジタル信号である。またセンサ制御部35と制御部6とは、フレキシブルケーブルによって接続されている。
【0033】
センサ制御部35は、図1(b)に示す操作ノブ2に配置されたサブ基板30に配置されている。このサブ基板30は、プリント配線基板であり、配線や電極パッドなどが設けられている。右前検出電極31~左後検出電極34は、サブ基板30に形成された電極パッドや配線を介してセンサ制御部35と電気的に接続されている。
【0034】
接触検出部3は、操作ノブ2に配置され、アナログ信号ではなくデジタル信号で検出結果を本体10側に送信するので、アナログ信号を送信する場合と比べて、外来ノイズの影響を受け難い。その結果、操作装置1は、ユーザの操作指の検出精度が高い。
【0035】
変形例として接触検出部3は、タッチセンサに限定されず、操作ノブ2に対する接触を検出する圧力センサなどであっても良い。
【0036】
(操作検出部4の構成)
操作検出部4は、図1(b)に示すように、ロッド41及びロッド42と、スイッチ43及びスイッチ44と、を備えて概略構成されている。ロッド41及びロッド42は、操作ノブ2の内部に設けられた突起と接触すると共にスイッチ43及びスイッチ44と接触している。スイッチ43及びスイッチ44は、操作ノブ2の押し下げ操作又は引き上げ操作によって、ロッド41及びロッド42を介して第1のオン状態及び第2のオン状態となるように構成されている。
【0037】
スイッチ43及びスイッチ44は、一例として、それぞれ2つのスイッチから構成される。またスイッチ43及びスイッチ44は、図1(b)に示すように、本体10の凹部12の底面120に設けられた配置凹部121に配置されている。
【0038】
操作検出部4は、押し下げ操作又は引き上げ操作が継続している間、開駆動又は閉駆動を続けるマニュアル操作と、予め定められた操作量以上の押し下げ操作又は引き上げ操作に基づいて全開駆動又は全閉駆動を行うオート操作と、を検出するように構成されている。
【0039】
具体的には、スイッチ43は、操作ノブ2が引き上げられると、まず第1のスイッチがオン状態(第1のオン状態)となる。スイッチ43は、さらに操作ノブ2が引き上げられると、第1のスイッチと第2のスイッチがオン状態(第2のオン状態)となる。同様に、スイッチ44は、操作ノブ2が押し下げられると、まず第1のスイッチがオン状態(第1のオン状態)となる。スイッチ44は、さらに操作ノブ2が押し下げられると、第1のスイッチと第2のスイッチがオン状態(第2のオン状態)となる。
【0040】
操作ノブ2が引き上げられた場合、スイッチ43が第1のオン状態となるモードがウインドウを閉駆動するマニュアルモードとなる。さらに操作ノブ2が引き上げられた場合、スイッチ43が第2のオン状態となるモードがウインドウを全閉駆動するオートモードとなる。
【0041】
操作ノブ2が押し下げられた場合、スイッチ44が第1のオン状態となるモードがウインドウを開駆動するマニュアルモードとなる。さらに操作ノブ2が押し下げられた場合、スイッチ44が第2のオン状態となるモードがウインドウを全開駆動するオートモードとなる。
【0042】
マニュアル操作とは、マニュアルモードでウインドウを駆動する操作である。またオート操作とは、オートモードでウインドウを駆動する操作である。
【0043】
操作検出部4は、操作ノブ2の引き上げを検出した場合、スイッチ43からオン状態に応じたスイッチ信号Sを電気的に接続された制御部6に出力する。また操作検出部4は、操作ノブ2の押し下げを検出した場合、スイッチ44からオン状態に応じたスイッチ信号Sを電気的に接続された制御部6に出力する。
【0044】
(記憶部5の構成)
記憶部5は、制御部6と電気的に接続されている。記憶部5は、制御部6の外に接続された外部記憶装置でも良いし、制御部6のRAMやメイン基板13に設けられた半導体メモリであっても良い。この記憶部5には、後述する関連情報50及び条件情報51が記憶されている。
【0045】
(制御部6の構成)
図4は、予め定められた操作の一例について説明するための概略図である。図4は、横軸が時間tである。図4では、接触検出部3が操作指を検出した場合を「ON」、不検出である場合を「OFF」としている。また図4では、操作検出部4が押し下げ操作(スイッチ43)又は引き上げ操作(スイッチ44)を検出した場合を「ON」、検出していない場合を「OFF」としている。さらに図4では、操作情報Sが出力された場合を「ON」、出力されていない場合を「OFF」としている。
【0046】
制御部6は、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、制御部6が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部6は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
【0047】
上述したように、操作装置1は、開駆動及び閉駆動が可能な車両8の複数のウインドウ(ウインドウ81a~ウインドウ84a)に対応した複数の検出領域(第1の検出領域310~第4の検出領域340)が1つの操作ノブ2に設定されている。制御部6は、接触が検出された検出領域と操作ノブ2になされた押し下げ操作又は引き上げ操作との組み合わせにより、当該検出領域に対応するウインドウの開駆動又は閉駆動を行うようにパワーウインドウ装置7を制御するように構成されている。
【0048】
また制御部6は、予め定められた期間内に複数の検出領域に対してタッチ操作が検出されると共に押し下げ操作又は引き上げ操作が行われた場合、当該複数の検出領域に対応するウインドウを開閉駆動するようにパワーウインドウ装置7を制御する。ユーザは、予め定められた期間内に、開閉駆動したいウインドウに対応する複数の検出領域に対してタッチ操作を行うと共に操作ノブ2の押し下げ操作又は引き上げ操作を行うと、所望の複数のウインドウを駆動することができる。
【0049】
なお全てのウインドウを開駆動又は閉駆動する場合は、少なくとも1つの検出領域に対してダブルタップ操作を行って押し下げ操作又は引き上げ操作を行っても良く、全ての検出領域をなぞるように触ってから押し下げ操作又は引き上げ操作を行っても良く、またこれに限定されない。
【0050】
予め定められた期間は、最初にタッチ操作が検出されてから押し下げ操作又は引き上げ操作が検出されるまでの期間である。この予め定められた期間は、一例として、1s以上3s以下の範囲で設定されることが好ましく、1s以上2s以下の範囲で設定されることがより好ましい。
【0051】
ここで制御部6は、接触が未検出のまま操作ノブ2に対する予め定められた操作が検出された場合、次に示す動作を行う。
【0052】
制御部6は、接触が未検出のまま操作ノブ2に対する予め定められた操作が検出された場合、操作ノブ2が配置された側のウインドウの開駆動又は閉駆動を行うようにパワーウインドウ装置7を制御する。
【0053】
この予め定められた操作は、時間T以上継続する押し下げ操作又は引き上げ操作である。この時間Tは、例えば、ウインドウが全開状態から全閉するまでの時間以上とされる。そこで時間Tは、一例として、7s以上が好ましく、5s以上がより好ましい。
【0054】
具体的には、制御部6は、図4に示すように、操作検出部4から取得するスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて時間tにおいてスイッチ43が「ON」となってマニュアルモードにおける引き上げ操作が検出され、接触検出部3から取得する検出情報Sに基づいて接触が未検出であった場合、時間tからの時間を計測する。そして制御部6は、測定した時間が時間T以上となった場合、操作ノブ2によって制御可能な検出領域となされた操作の組み合わせのうち、操作ノブ2が配置された側のウインドウの開駆動を選択し、これに応じた操作情報Sを出力する。この開駆動は、操作が継続している間(時間t~時間t)、つまりマニュアルモードで行われる。
【0055】
本実施の形態の操作装置1は、右前のドア81に配置されているので、操作ノブ2が配置された側のウインドウとは、右前のウインドウ81aである。ユーザが運転者なので、自席に近いウインドウとしてウインドウ81aが駆動される。
【0056】
例えば、操作装置1が左前のドア82に配置された場合は、左前のウインドウ82aが、操作ノブ2が配置された側のウインドウとして選択される。なお操作装置1が車両8のフロアコンソールなどのドア以外の場所に配置された場合、予め定められた操作装置1の使用が想定される席に近いウインドウが、操作ノブ2が配置された側のウインドウとなる。つまり操作が想定されるユーザが着座する席(自席)に近いウインドウが駆動される。
【0057】
また制御部6は、予め定められた操作としてオート操作が検出された場合、開閉対象のウインドウを押し下げ操作又は引き上げ操作が継続している間、開駆動又は閉駆動するように、マニュアル操作としてパワーウインドウ装置7を制御する。この場合、制御部6は、時間T以上継続してオート操作が検出された場合、ウインドウをオートモードで駆動するのではなく、マニュアルモードで駆動する。
【0058】
記憶部5に記憶される関連情報50は、検出領域となされた操作、及びこの組み合わせで出力する操作情報Sを関連付けた情報である。制御部6は、関連情報50から接触が検出された検出領域、及び操作ノブ2になされた操作に応じた操作情報Sを選択して出力する。
【0059】
また記憶部5に記憶される条件情報51は、予め定められた操作と時間Tに関する情報である。制御部6は、接触が未検出の状態で操作ノブ2が操作された場合、条件情報51に基づいて操作の継続が時間T以上となるか監視する。
【0060】
以下では、本実施の形態の操作装置1の動作の一例について図5のフローチャートに従って説明する。
【0061】
(動作)
操作装置1の制御部6は、接触検出部3から出力される検出情報S、操作検出部4から出力されるスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて操作を監視する。制御部6は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまりスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて引き上げ操作又は押し下げ操作が検出された場合(Step1:Yes)、接触の有無を確認する。
【0062】
制御部6は、検出情報Sに基づいて接触が未検出である場合(Step2:Yes)、時間の計測を開始する(Step3)。
【0063】
制御部6は、条件情報51の基づく時間T以上操作が継続した場合(Step4:Yes)、予め定められたウインドウを開閉駆動する操作情報Sをパワーウインドウ装置7に出力する(Step5)。制御部6は、なされた操作がマニュアル操作であってもオート操作であっても、マニュアルモードでウインドウを駆動する。なお予め定められたウインドウとは上述の操作ノブ2が配置された側のウインドウ、つまり操作するユーザが着座する席(自席)に近いウインドウである。
【0064】
ここでステップ2において制御部6は、接触が検出された場合(Step2:No)、接触が検出された検出領域に応じたウインドウを駆動する(Step6)。
【0065】
またステップ4において制御部6は、時間T以上操作が継続しなかった、つまり時間T前に操作が終了した場合(Step4:No)、ウインドウを駆動せず、動作を終了する。
【0066】
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作装置1は、利便性の低下を抑制することができる。具体的には、ユーザが厚い手袋などをはめて操作ノブ2を操作した場合、接触検出部3の故障以外でも、検出電極との間に生じる静電容量が小さくて接触が検出されないことがありうる。操作装置1は、接触が未検出であっても操作ノブ2に対する操作が時間T以上継続した場合、自席のウインドウを開閉駆動するので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性の低下を抑制することができる。
【0067】
操作装置1は、接触が未検出のまま操作ノブ2が操作された場合、操作ノブ2に対する操作がマニュアル操作であってもオート操作であっても時間T以上継続して操作がなされれば、ウインドウをマニュアルモードで駆動するので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザの意図しないウインドウの開閉駆動を抑制することができる。
【0068】
操作装置1は、1つの操作ノブ2によってウインドウ81a~ウインドウ84aの開閉駆動の指示を行うことができるので、4つの操作ノブを備える場合と比べて、小型化が容易であると共に、操作性に優れている。
【0069】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、予め定められた操作が予め定められた手順である点で他の実施の形態と異なっている。
【0070】
図6は、予め定められた操作の一例について説明するための概略図である。図6は、横軸が時間tである。図6では、接触検出部3が操作指を検出した場合を「ON」、不検出である場合を「OFF」としている。また図6では、操作検出部4が押し下げ操作(スイッチ43)又は引き上げ操作(スイッチ44)を検出した場合を「ON」、検出していない場合を「OFF」としている。さらに図6では、操作情報Sが出力された場合を「ON」、出力されていない場合を「OFF」としている。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0071】
本実施の形態の予め定められた操作は、予め定められた手順の操作である。この予め定められた手順の操作は、ウインドウが駆動されないことに起因するユーザのリトライ操作を想定して定められている。
【0072】
本実施の形態の予め定められた手順は、接触が未検出のまま操作ノブ2に対して引き上げ操作又は押し下げ操作を時間T以上継続し、操作が終了した後、再度同じ操作を時間T以内に開始する手順である。時間Tは、一例として、5s以上が好ましく、3s以上がより好ましい。また時間Tは、一例として、3s以内が好ましく、1s以内がより好ましい。条件情報51は、この手順と時間T及び時間Tに関する情報である。
【0073】
具体的には、制御部6は、図6に示すように、操作検出部4から取得するスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて時間t10においてスイッチ44が「ON」となってマニュアルモードにおける押し下げ操作が検出され、接触検出部3から取得する検出情報Sに基づいて接触が未検出であった場合、時間t10からの時間を計測する。そして制御部6は、測定した時間が時間T以上となり、操作が時間t11に終了した場合、再度時間の計測を行う。制御部6は、時間T以内である時間t12において再度押し下げ操作が検出された場合、操作ノブ2が配置された側のウインドウを閉駆動するための操作情報Sを出力する。この開駆動は、操作が継続している間(時間t12~時間t13)、つまりマニュアルモードで行われる。
【0074】
なお変形例として予め定められた手順は、例えば、複数の操作の組み合わせであれば良く、一定期間内に連続して2回以上押し下げ操作又は引き上げ操作を行う手順、短時間に数回押し下げ操作又は引き上げ操作を行った後、一定期間内に押し下げ操作又は引き上げ操作を行う手順などであっても良く、これに限定されない。
【0075】
以下では、本実施の形態の操作装置1の動作の一例について図7のフローチャートに従って説明する。
【0076】
(動作)
操作装置1の制御部6は、接触検出部3から出力される検出情報S、操作検出部4から出力されるスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて操作を監視する。制御部6は、ステップ10の「Yes」が成立する、つまりスイッチ信号S及びスイッチ信号Sに基づいて引き上げ操作又は押し下げ操作が検出された場合(Step10:Yes)、接触の有無を確認する。
【0077】
制御部6は、検出情報Sに基づいて接触が未検出である場合(Step11:Yes)、時間の計測を開始する(Step12)。
【0078】
制御部6は、条件情報51の基づく時間T以上操作が継続した後、操作が終了した場合(Step13:Yes)、操作終了後からの時間を計測する(Step14)。
【0079】
制御部6は、条件情報51に基づく時間T以内に同じ操作が行われた場合(Step15:Yes)、予め定められたウインドウを開閉駆動する操作情報Sをパワーウインドウ装置7に出力する(Step16)。制御部6は、なされた操作がマニュアル操作であってもオート操作であっても、マニュアルモードでウインドウを駆動する。なお予め定められたウインドウとは上述の操作ノブ2が配置された側のウインドウ、つまり操作するユーザが着座する席(自席)に近いウインドウである。
【0080】
ここでステップ11において制御部6は、接触が検出された場合(Step11:No)、接触が検出された検出領域に応じたウインドウを駆動する(Step17)。
【0081】
またステップ13において制御部6は、時間T以上操作が継続しなかった場合(Step13:No)、動作を終了する。
【0082】
さらにステップ15において制御部6は、時間T以内に同じ操作が行われなかった場合(Step15:No)、動作を終了する。
【0083】
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態の操作装置1は、接触が未検出のままであってもユーザのリトライが想定される手順で操作ノブ2が操作された場合、自席のウインドウを開閉駆動することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性の低下を抑制することができる。
【0084】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、予め定められた操作が予め定められた時間以上継続する操作、又は予め定められた手順の操作である点で他の実施の形態と異なっている。
【0085】
図8(a)は、予め定められた操作が予め定められた時間以上継続する操作の一例を示す概略図であり、図8(b)は、予め定められた手順の操作の一例を示す概略図である。図8(a)及び図8(b)は、横軸が時間tである。図8(a)及び図8(b)では、接触検出部3が操作指を検出した場合を「ON」、不検出である場合を「OFF」としている。また図8(a)及び図8(b)では、操作検出部4が押し下げ操作(スイッチ43)又は引き上げ操作(スイッチ44)を検出した場合を「ON」、検出していない場合を「OFF」としている。さらに図8(a)及び図8(b)では、操作情報Sが出力された場合を「ON」、出力されていない場合を「OFF」としている。
【0086】
本実施の形態の制御部6は、図8(a)に示すように、接触が未検出であっても操作ノブ2に対する操作が時間T以上継続した場合、操作ノブ2を操作するユーザの席のウインドウを開閉駆動する。
【0087】
図8(a)では、引き上げ操作が時間t20に検出された後、時間T以上継続しているので、時間Tが経過した時間t21において自席のウインドウの開閉駆動が開始される。
【0088】
また制御部6は、図8(b)に示すように、接触が未検出であっても操作ノブ2に対する引き上げ操作が時間T以上時間T未満であり、かつ時間T以内に再度同じ操作が検出された場合、操作ノブ2を操作するユーザの席のウインドウを開閉駆動する。
【0089】
図8(b)では、操作が時間t30に検出された後、時間T以上時間T未満である時間t31に操作が終了し、その後、時間T以内に再度同じ操作が時間t32から開始された場合、時間t32において自席のウインドウの開閉駆動が開始される。
【0090】
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態の操作装置1は、予め定められた時間以上継続する操作、又は予め定められた手順の操作のいずれかによって自席のウインドウを開閉駆動するので、この構成を採用しない場合と比べて、より利便性の低下を抑制することができる。
【0091】
操作装置1は、ユーザによる予め定められた手順の操作により、時間Tより短い時間でウインドウを駆動することができる。
【0092】
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、操作装置が複数の操作ノブを備えている点で他の実施の形態と異なっている。
【0093】
図9は、複数の操作ノブを備えた操作装置の一例を示す概略図である。この操作装置1は、少なくとも1つの検出領域が設定された少なくとも1つの操作ノブを有している。
【0094】
具体的には、操作装置1は、図9に示すように、少なくとも1つの操作ノブとして第1の操作ノブ2a~第4の操作ノブ2dを備えている。この第1の操作ノブ2a~第4の操作ノブ2dは、それぞれ1つの検出領域が設定されている。この検出領域は、第1の検出領域310~第4の検出領域340である。
【0095】
また操作検出部4は、第1の操作ノブ2a~第4の操作ノブ2dごとにスイッチ43及びスイッチ44を備えている。
【0096】
制御部6は、例えば、第1の操作ノブ2aに対して接触が未検出のまま予め定められた操作が検出された場合、第1の操作ノブ2aに対応するウインドウを開閉駆動する。
【0097】
(第4の実施の形態の効果)
本実施の形態の操作装置1は、接触が未検出であっても第1の操作ノブ2a~第4の操作ノブ2dのいずれかに対する操作が予め定められた操作であった場合、操作がなされた操作ノブに対応するウインドウを開閉駆動するので、この構成を採用しない場合と比べて、利便性の低下を抑制することができる。
【0098】
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0099】
1…操作装置、2…操作ノブ、2a~2d…第1の操作ノブ~第4の操作ノブ、3…接触検出部、4…操作検出部、5…記憶部、6…制御部、7…パワーウインドウ装置、8…車両、10…本体、10a…上面、12…凹部、13…メイン基板、20…表面、20a…頂点、20b…頂点、20c…下面、21…先端操作領域、22…前面、23…後端操作領域、24…溝、25…下面、26…軸、30…サブ基板、31~34…右前検出電極~左後検出電極、35…センサ制御部、41,42…ロッド、43,44…スイッチ、50…関連情報、51…条件情報、81~84…ドア、81a~84a…ウインドウ、81b…ドアトリム、81c…アームレスト、120…底面、121…配置凹部、310~340…第1の検出領域~第4の検出領域、350…静電しきい値
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9