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特許7269440オンラインドキュメント表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-25
(45)【発行日】2023-05-08
(54)【発明の名称】オンラインドキュメント表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/02 20220101AFI20230426BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20230426BHJP
   H04L 51/18 20220101ALI20230426BHJP
【FI】
H04L51/02
G06F3/0481
H04L51/18
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022520313
(86)(22)【出願日】2020-08-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-25
(86)【国際出願番号】 CN2020110415
(87)【国際公開番号】W WO2021077883
(87)【国際公開日】2021-04-29
【審査請求日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】201911019503.2
(32)【優先日】2019-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲ゆう▼
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 仕敏
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-022336(JP,A)
【文献】特開2015-207088(JP,A)
【文献】特表2014-519673(JP,A)
【文献】特開2010-256989(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/02
G06F 3/0481
H04L 51/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスタント通信クライアントに適用されるオンラインドキュメント表示方法であって、
第2ユーザがウェブページに表示されるオンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを受信すると、前記インスタント通信クライアントにおける前記第1ユーザのインスタント通信会話リストの中にオンラインドキュメント通知メッセージを生成することと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得することと、
前記インスタント通信クライアントに集積されて、ドキュメントのロード、レンダリングおよび表示を実現するためのドキュメントコンテナにより、前記インスタント通信クライアントのインスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信クライアントの前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることとを含む、
方法。
【請求項2】
前記インスタント通信クライアントに集積されたドキュメントコンテナにより、前記インスタント通信クライアントのインスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信クライアントの前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を表示させることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置を表示させることは、
前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに前記位置を表示させ、前記第1ユーザのメンションマーカの所在領域をハイライト表示することとを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションすることは、前記第2ユーザが、前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集することを含み、
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集したことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を表示させることは、
前記第2ユーザが編集時に対象となる内容領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域をハイライト表示させることとを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションすることは、前記第2ユーザが、前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントすることを含み、
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を表示させることは、
前記第2ユーザがコメントする時に対象となる内容領域、および前記第2ユーザがコメントする時に生成するコメント領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域および前記コメント領域をハイライト表示させることとを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記インスタント通信クライアントに集積されたドキュメントコンテナにより、前記インスタント通信クライアントのインスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信クライアントの前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウの第1表示領域において、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウの第2表示領域において、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションしたことに対応する通知メッセージ、或いは、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことに対応する通知メッセージを表示させることを更に含み、
第1ユーザの前記第2表示領域での前記通知メッセージへの返信が許容される、
請求項2から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
切替コマンドを受信すると、プリセットブラウザが前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記オンラインドキュメントが前記プリセットブラウザに表示されることを更に含み、
プリセットブラウザに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数は、インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数よりも多い、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
トップ表示コマンドを受信すると、前記オンラインドキュメントのアイコンをインスタント通信会話リストのトップに表示させることを更に含み、
前記オンラインドキュメントの開きコマンドは、前記オンラインドキュメントのアイコンによってトリガ可能である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに対して編集操作を行う時、ユーザの編集内容をサーバにアップロードして記憶することを更に含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
第2ユーザがウェブページに表示されるオンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを受信すると、インスタント通信クライアントにおける前記第1ユーザのインスタント通信会話リストの中にオンラインドキュメント通知メッセージを生成するように構成される生成モジュールと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得するように構成される取得モジュールと、
前記インスタント通信クライアントに集積されて、ドキュメントのロード、レンダリングおよび表示を実現するためのドキュメントコンテナにより、前記インスタント通信クライアントのインスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信クライアントの前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるように構成される表示モジュールとを備える、
オンラインドキュメント表示装置。
【請求項11】
前記表示モジュールは、更に、
前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を測位し、且つ、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第2ユーザが前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を表示させるように構成される、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記表示モジュールは、
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションしたことである場合、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置を測位するように構成され、または、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集したことである場合、前記第2ユーザの編集時に対象となる内容領域を測位するように構成され、または、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントしたことである場合、前記第2ユーザがコメントする時に対象となる内容領域、および前記第2ユーザがコメントする時に生成するコメント領域を測位するように構成される測位ユニットと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記位置を表示させ、前記第1ユーザのメンションマーカの所在領域をハイライト表示させるように構成され、または、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域をハイライト表示させるように構成され、または、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域および前記コメント領域をハイライト表示させるように構成される表示ユニットとを更に備える、
請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記インスタント通信ウィンドウは、第1表示領域および第2表示領域を含み、
前記表示モジュールは、更に、
前記インスタント通信ウィンドウの前記第1表示領域において、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置或いは前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションした位置を、測位して表示させ、且つ、前記インスタント通信ウィンドウの前記第2表示領域において、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションしたことに対応する通知メッセージ、或いは、前記第2ユーザが前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザの前記オンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことに対応する通知メッセージを表示させるように構成され、
第1ユーザの前記第2表示領域での前記通知メッセージへの返信が許容される、
請求項11または12に記載の装置。
【請求項14】
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサに実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法を実現する、
電子機器。
【請求項15】
コンピュータ実行可能命令が含まれている記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサに実行されると、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられる、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年10月24日に中国国家知的財産権局に提出された出願番号が201911019503.2である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、上記出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、オンラインドキュメント表示方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
オンラインドキュメントは、一般的に、いずれもウェブページ製品であり、即ち、ブラウザは、ウェブページの形式でオンラインドキュメントを表示し、ドキュメントの表示に基づいてドキュメントをオンラインにおいて編集する。
【0004】
オンラインドキュメントとインスタント通信(Instant Messaging、IM)とを組み合わせるためによく使用される方法は、ユーザ間のコミュニケーションを容易にするように、ウェブページ内にコメントまたはチャットモジュールを設けるという方法である。しかし、このような方法には、以下のような問題が存在する。ユーザが、オンラインドキュメントを見たいまたはオンラインドキュメントを編集したい場合、ブラウザにジャンプする必要があり、ユーザの待ち時間が長く、且つ、ユーザがオンラインドキュメントを見っているまたはオンラインドキュメントを編集している時、IM内の他の最新の通知メッセージをタイムリーに知ることができず、ユーザーエクスペリエンスが悪くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、オンラインドキュメントをインスタント通信ウィンドウに表示するという目的を実現するためのオンラインドキュメント表示方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
インスタント通信クライアントに適用されるオンラインドキュメント表示方法であって、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成することと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得することと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることとを含む、
オンラインドキュメント表示方法を提供する。
【0007】
本開示は、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成するように構成される生成モジュールと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得するように構成される取得モジュールと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるように構成される表示モジュールとを備える、
オンラインドキュメント表示装置を更に提供する。
【0008】
本開示は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサに実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本開示のいずれかの実施例に記載のオンラインドキュメント表示方法を実現する、
機器を更に提供する。
【0009】
本開示は、
コンピュータ実行可能命令が含まれている記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサに実行されると、本開示のいずれかの実施例に記載のオンラインドキュメント表示方法を実行することに用いられる、
記憶媒体を更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の実施例1に係るオンラインドキュメント表示方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例1に係る第2ユーザがオンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションしたインタフェースの模式図である。
図3】本開示の実施例1に係るインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成するインタフェースの模式図である。
図4】本開示の実施例1に係るインスタント通信ウィンドウにオンラインドキュメントを表示させるインタフェースの模式図である。
図5】本開示の実施例2に係るオンラインドキュメント表示方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例2に係るオンラインドキュメントのアイコンをトップに表示させる操作方法の模式図である。
図7】本開示の実施例3に係るオンラインドキュメント表示装置の構造模式図である。
図8】本開示の実施例4に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳細に説明する。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載されるステップは、異なる順序で実行されてもよいし、および/または並行に実行されてもよい。また、方法の実施形態は、追加のステップおよび/または実行が省略されて示されたステップを含んでもよい。
【0013】
本発明で使用される「含む」という用語およびその変形は、開放的な包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」。「基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「1つの実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の記述で与える。
【0014】
なお、本開示にメンションされる「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュールまたはユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュールまたはユニットが実行する機能の順序または相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0015】
なお、本開示にメンションされる「1つ」、「複数」という修飾は、模式的なものであるが、限定的なものではなく、当業者は、文脈で特に明記されていない限り、「1つまたは複数」として理解されるべきである。
【実施例1】
【0016】
図1は、本開示の実施例1に係るオンラインドキュメント表示方法のフローチャートであり、該オンラインドキュメント表示方法はインスタント通信(Instant Messenger、IM)クライアントに適用され、インスタント通信ウィンドウにオンラインドキュメントを表示させるシーンに適用される。具体的には、オンラインドキュメントの固有機能を保留することに加え、オンラインドキュメントにインスタント通信に適したパーソナライズ機能を追加し、例えば、第2ユーザは、オンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションし、または第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて発表した情報に対してコメントする、注釈を加えるまたは修正する等の操作を行うことができる。それに対応し、第1ユーザのインスタント通信会話リストに、関連するオンラインドキュメントの通知メッセージを表示し、第2ユーザがメンションしたこと、または第2ユーザが自分の発表した情報に対してコメントし、注釈を加え、または修正したことを第1ユーザに通知することに用いられる。これにより、インスタント通信ユーザは、オンラインドキュメントで、ある話題について深くコミュニケーションすることができ、特に、いくつかの文字に関連する話題については、ドキュメントでコミュニケーションするのがより便利である。前記方法は、オンラインドキュメント表示装置により実行でき、該装置は、ソフトウェアおよびハードウェアの少なくとも1つの形式で実現できる。
【0017】
図1に記載されるように、本実施例に係るオンラインドキュメント表示方法は、以下のようなステップを含む。
【0018】
ステップ110において、第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成する。
【0019】
ここで、第2ユーザが前記第1ユーザをメンションしたことは、第2ユーザがオンラインドキュメントにおいて「@」の方式により前記第1ユーザをメンションし、もちろん、他の記号で前記第1ユーザをメンションしてもよく、具体的にどの記号でユーザをメンションするかは、オンラインドキュメントを開発する際に行われた具体的な設計に依存する。例示的には、図2に示す第2ユーザがオンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションしたインタフェースの模式図を参照することができ、ここで、前記第1ユーザは「YuXu」であり、第2ユーザは、オンラインドキュメントに「@YuXu」を入力する方式により、第1ユーザ「YuXu」に対するメンションを実現する。
【0020】
前記第2ユーザが、前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことは、第2ユーザが、第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集したで内容に対してコメントし、注釈を加え、または修正することを含む。
【0021】
前記オンラインドキュメント通知メッセージは、第1ユーザが他の人によってメンションされたこと、または第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集したで内容が他の人によってメンションされたことを含むことを第1ユーザに通知することに用いられる。例示的には、図3に示すインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成するインタフェースの模式図を参照し、ここで、図3における領域310は、インスタント通信会話リストを表し、その中のブロック320はオンラインドキュメント通知メッセージを表す。図3から見られるように、オンラインドキュメント通知メッセージは、オンラインドキュメントのアイコン、および通知メッセージの具体的な内容を含み、例えば、「張三があなたをメンションした」または「張三があなたの編集した内容をコメントした」等を含む。
【0022】
前記オンラインドキュメントは、wordテキスト、txtテキストまたはexcelテーブルを含む。本実施例における技術案は、前記オンラインドキュメントがexcelテーブルであることを例として説明する。
【0023】
ステップ120において、前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得する。
【0024】
ステップ130において、インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させる。
【0025】
第1ユーザが前記オンラインドキュメント通知メッセージのコマンドをトリガすると、第1ユーザは、第1ユーザのインスタント通信ウィンドウにおいて前記オンラインドキュメントの具体的な内容を見ることができ、前記オンラインドキュメントの具体的な内容は、例えば、第2ユーザが第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集したで内容に対して行ったコメント、注釈または修正の内容である。
【0026】
前記ターゲットリンクアドレスは、オンラインドキュメント製品コードを記憶するアドレスであり、インスタント通信クライアントに表示されるオンラインドキュメントのアイコンは、一意なターゲットリンクアドレスに対応し、該ターゲットリンクアドレスは、インスタント通信クライアントの全てのユーザが前記オンラインドキュメントを共有することができるように、通常、インスタント通信クライアントにサービスを提供するサーバに記憶されている。前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、インスタント通信クライアントは、サーバから前記ターゲットリンクアドレスを取得する。
【0027】
前記ドキュメントコンテナはインスタント通信フレームワークに集積されている。前記ドキュメントコンテナは、1つのサービスに相当し、該ドキュメントコンテナを呼び出すことにより、ドキュメントのロード、レンダリングおよび表示を実現することができる。前記ターゲットリンクアドレスにオンラインドキュメント製品コードが記憶されているか、または表示内容のロードが待っていると理解されてもよく、前記ドキュメントコンテナにより、ドキュメント製品コードのロード、レンダリングおよび表示を実現し、最終的にオンラインドキュメントを表示させるという目的を実現することができる。前記ドキュメントコンテナがインスタント通信フレームワークに集積されているため、前記ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、インスタント通信ウィンドウに前記ドキュメントを表示させるという目的を実現する。現在のユーザがインスタント通信ウィンドウにおいて1つのオンラインドキュメントを開きたい場合、ブラウザにジャンプしてドキュメントを開く必要がなく、インスタント通信ウィンドウにおいてオンラインドキュメントの開きを実現することができ、この場合、インスタント通信が、他のユーザから送信されたチャットメッセージを受信すると、現在のユーザは前記チャットメッセージをタイムリーに知ることができ、オンラインドキュメントの表示により現在のユーザがインスタント通信の他の通知メッセージをタイムリーに知ることに影響を及ぼすことがなく、ユーザは、オンラインドキュメント表示ウィンドウからある友達とのチャットウィンドウに容易に切り替えることができる。
【0028】
例示的には、ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることを含む。
【0029】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザをメンションしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに前記位置を表示させ、前記第1ユーザのメンションマーカの所在領域をハイライト表示することとを含む。
【0030】
前記ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウの第1表示領域において、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させ、且つ、前記インスタント通信ウィンドウの第2表示領域において、前記情報に対応する通知メッセージを表示させることを更に含み、
ここで、第1ユーザの前記第2表示領域での前記通知メッセージへの返信が許容される。
【0031】
例示的には、図4に示すインスタント通信ウィンドウにオンラインドキュメントを表示させるインタフェースの模式図を参照することができ、ここで、図4は、第1ユーザ「張三」のインスタント通信クライアントの表示インタフェースを示し、ここで、ウィンドウ410は、インスタント通信ウィンドウの第1表示領域を表し、第1表示領域は、開けられているオンラインドキュメントのページを表示し、第2ユーザ「李四」がオンラインドキュメントにおいて第1ユーザ「張三」をメンションしたことが見える。第1ユーザ「張三」は、会話リストに表示されたドキュメント通知メッセージ420をトリガすることにより、前記オンラインドキュメントの開きおよび表示を実現することができ、即ち、ウィンドウ410の表示ページを取得することができる。それと同時に、図4から更に見られるように、オンラインドキュメントを表示させる時、前記オンラインドキュメントにおいて、前記オンラインドキュメントに最も新しく生成された、第1ユーザ「張三」が未読情報(@張三)を測位して表示させ、即ち、第2ユーザがオンラインドキュメントにおいて第1ユーザをメンションした位置を測位する。それと同時に、インスタント通信ウィンドウの第2表示領域430に、更に前記未読情報に対応する通知メッセージを表示し、図4に記載された通知メッセージは、具体的に、「李四があなたをメンションした」である。第1ユーザ「張三」は、第2表示領域430で、前記通知メッセージ「李四があなたをメンションした」に対して返信することができ、例えば、第1ユーザ「張三」が「分かりました」を返信した場合、第2ユーザ「李四」のインスタント通信会話リストに、対応するオンラインドキュメント通知メッセージを生成する。
【0032】
例示的には、ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることを含む。
【0033】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集したことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザが編集時に対象となる内容領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域をハイライト表示させることとを含む。
【0034】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザがコメントする時に対象となる内容領域、および前記第2ユーザがコメントする時に生成するコメント領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域および前記コメント領域をハイライト表示させることとを含む。
【0035】
本実施例の技術案において、第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成し、前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得し、インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるという技術手段により、オンラインドキュメントをインスタント通信ウィンドウの形式で表示するという目的を実現し、ブラウザにジャンプして表示する必要がない。
【実施例2】
【0036】
図5は、本開示の実施例2に係るオンラインドキュメント表示方法のフローチャートである。上記実施例の基に、本実施例は、形態を更に最適化する。
【0037】
図5に示すように、前記方法は、以下のステップを含む。
【0038】
ステップ510において、第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成する。
【0039】
ステップ520において、前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得する。
【0040】
ステップ530において、インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させる。
【0041】
ステップ540aにおいて、切替コマンドを受信すると、プリセットブラウザが前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記オンラインドキュメントが前記プリセットブラウザに表示される。
【0042】
ここで、プリセットブラウザに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数は、インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数よりも多い。
【0043】
ステップ540bにおいて、トップ表示コマンドを受信すると、前記オンラインドキュメントのアイコンをインスタント通信会話リストのトップに表示させる。
【0044】
ここで、前記オンラインドキュメントの開きコマンドは、前記オンラインドキュメントのアイコンによってトリガ可能である。
【0045】
ステップ540cにおいて、ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに対して編集操作を行う時、ユーザの編集内容をサーバにアップロードして記憶する。
【0046】
なお、インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントは、ドキュメントの固有機能を保留し、例えば、wordドキュメントの場合、前記オンラインドキュメントは、フォント、サイズおよび色を設定する等のような文字を編集する固有機能を持ち、excelドキュメントの場合、前記オンラインドキュメントは、ソート、加算等の固有機能を持つ。
【0047】
前記オンラインドキュメントがexcelテーブルである場合、前記方法は、
ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたテーブルに基づいてトリガした新規ワークシートを作成するコマンドを受信すると、新規作成されたワークシートをサーバにアップロードして記憶することを更に含む。
【0048】
前記オンラインドキュメントがより重要であり、またはユーザの前記オンラインドキュメントに対する編集操作が完了していない場合、ユーザが前記オンラインドキュメントを見つけて開いて見続けてまたは編集操作を行い続けやすいために、インスタント通信のトップ表示機能により、オンラインドキュメントのアイコンをトップに表示し、即ち、オンラインドキュメントのアイコンを会話リストの1行目に表示することができる。例示的には、図6に示すオンラインドキュメントのアイコンをトップに表示する操作方法の模式図を参照する。
【0049】
インスタント通信ウィンドウのサイズが限られているため、オンラインドキュメントの編集ツールを全て表示することができず、編集ツールが隠され、折り畳まれ、または削除される場合がある可能性がある。これに対し、ユーザがより完璧なツールバーまたはより強い編集ウィンドウを必要とする場合、本実施例に係るオンラインドキュメント表示方法は、ブラウザで前記オンラインドキュメントを開くことをサポートする。
【0050】
前記インスタント通信クライアントは、端末にインストールするように構成される。デフォルトで該端末にインストールされたブラウザの呼び出しインタフェースを、インスタント通信の実現プログラムに書き込み、切替コマンドを受信すると、ブラウザを呼び出して前記ターゲットリンクアドレスを開き、前記ドキュメントを前記プリセットブラウザに表示させる。ここで、前記デフォルトで該端末にインストールされたブラウザは、前記端末のシステムに付属したブラウザを意味し、即ち、ユーザの選択を経ずに直接端末のブラウザにインストールされたものを意味する。
【0051】
本実施例の技術案において、オンラインドキュメントにトップ表示機能を設定することにより、ユーザがオンラインドキュメントアイコンを素早く見つけることができるという目的、更に、ユーザがオンラインドキュメントを素早く開いて使用することができるという目的を実現し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【実施例3】
【0052】
図7は、本開示の実施例3に係るオンラインドキュメント表示装置であり、該装置は、生成モジュール710と、取得モジュール720と、表示モジュール730とを備える。
【0053】
生成モジュール710は、第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成するように構成される。取得モジュール720は、前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得するように構成される。表示モジュール730は、インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるように構成される。
【0054】
上記技術案の基に、表示モジュール730は、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させるように構成される。
【0055】
上記技術案の基に、表示モジュール730は、
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザをメンションしたことである場合、前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置を測位し、または前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集したことである場合、前記第2ユーザが編集時に対象となる内容領域を測位し、または前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントしたことである場合、前記第2ユーザがコメントする時に対象となる内容領域、および前記第2ユーザがコメントする時に生成するコメント領域を測位するように構成される測位ユニットと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに前記位置を表示させ、前記第1ユーザのメンションマーカの所在領域をハイライト表示し、または前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに前記内容領域をハイライト表示し、または前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域および前記コメント領域をハイライト表示させるように構成される表示ユニットとを備える。
【0056】
上記技術案の基に、表示モジュール730は、更に、前記インスタント通信ウィンドウの第1表示領域において、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させ、且つ、前記インスタント通信ウィンドウの第2表示領域において、前記情報に対応する通知メッセージを表示させるように構成される。
【0057】
第1ユーザの前記第2表示領域での前記通知メッセージへの返信が許容される。
【0058】
上記技術案の基に、前記装置は、
切替コマンドを受信すると、プリセットブラウザが前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記オンラインドキュメントが前記プリセットブラウザに表示されるように構成される切替モジュールを更に備える。
【0059】
プリセットブラウザに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数は、インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数よりも多い。
【0060】
上記技術案の基に、前記装置は、
トップ表示コマンドを受信すると、前記オンラインドキュメントのアイコンをインスタント通信会話リストのトップに表示させるように構成されるトップ表示モジュールを更に備える。
【0061】
前記オンラインドキュメントの開きコマンドは、前記オンラインドキュメントのアイコンによってトリガ可能である。
【0062】
上記技術案の基に、前記ドキュメントは、excelテーブル、wordテキストまたはtxtテキストを含む。
【0063】
上記技術案の基に、前記装置は、
ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに対して編集操作を行う時、ユーザの編集内容をサーバにアップロードして記憶し、または、前記オンラインドキュメントがexcelテーブルである場合、ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたテーブルに基づいてトリガした新規ワークシートを作成するコマンドを受信すると、新規作成されたワークシートをサーバにアップロードして記憶するように構成されるアップロードモジュールを更に備える。
【0064】
本実施例の技術案において、第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成し、前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得し、インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるという技術手段により、オンラインドキュメントをインスタント通信ウィンドウの形式で表示するという目的を実現し、ブラウザにジャンプして表示する必要がない。
【0065】
本実施例に係るオンラインドキュメント表示装置は、本開示のいずれかの実施例に係るオンラインドキュメント表示方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュールおよび効果を備える。
【0066】
なお、上記装置が備える各ユニットおよびモジュールは、機能ロジックに従って分割されたものに過ぎず、上記分割に限定されるものではなく、対応する機能を実現できれば良い。また、各ユニットおよびモジュールの具体的な名称も、互いに区別しやすいためのものに過ぎず、本開示の実施例の保護範囲を制限するものではない。
【実施例4】
【0067】
以下、図8を参照し、本開示の実施例に係るオンラインドキュメント表示方法を実現するための電子機器400の構造模式図を示し、前記電子機器400は、例えば、図8に示す端末機器またはサーバであってもよい。本実施例における端末機器は、携帯電話機、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレットコンピュータ(PAD)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等のようなモバイル端末、およびデジタルTV、デスクトップ型コンピュータ等のような固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図8に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲に何かの制限を与えるものではない。
【0068】
図8に示すように、電子機器400は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ等)401を備えてもよく、前記処理装置401は、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)402に記憶されたプログラム、または記憶装置408からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)403にロードされたプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 403には、電子機器400の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが更に記憶されている。処理装置401、ROM 402およびRAM 403は、バス404を介して互いに接続されている。入力/出力(Input/Output、I/O)インターフェース405もバス404に接続されている。
【0069】
通常、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープ等を含む入力装置406、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置407、例えば、磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置408、および通信装置409は、I/Oインターフェース405に接続することができる。通信装置409は、電子機器400が他の機器と無線または有線通信してデータを交換することを可能にする。図8は、様々な装置を備える電子機器400を示したが、全ての示された装置を実施または具備することが必要ではないことが理解されるべきである。代わりに、より多いまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0070】
本実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムにより実現され得る。例えば、本実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置409によりネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置408からインストールされてもよいし、ROM 402からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置401により実行されると、本開示の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0071】
本実施例で詳しく説明されていない内容は、上記実施例を参照することができ、本実施例は上記実施例と同じ効果を有する。
【実施例5】
【0072】
本実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサに実行されると、上記実施例に係るオンラインドキュメント表示方法を実現するコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0073】
本開示に記載されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体は、例えば、電気の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、あるいは以上の任意の組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)またはフラッシュメモリ、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用され得る、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用され得るプログラムを含有または記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。該コンピュータ可読信号媒体はコンピュータ可読媒体に属し、コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体を含んでもよく、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドでまたは搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが担持されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読信号媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適当な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)等、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0074】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HyperText Transfer Protocol、HTTP)のような、任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、ネットワークオフネットワーク(例えば、インターネット)およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、および任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークを含む。
【0075】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、単独で存在して該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0076】
上記コンピュータ可読媒体に1つのまたは複数のプログラムが担持され、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成し、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得し、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるように構成される。
【0077】
1種または複数種のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを記述することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語のような通常の手続型プログラミング言語または類似するプログラミング言語を更に含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータまたはサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、LANまたはWANを含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)に接続することができる。
【0078】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能および操作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラム、またはコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。なお、代替としてのいくつかの実現において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、接続されているように示された2つのブロックは、関する機能によって、実際にほぼ並行して実行してもよいし、逆の順序で実行してもよい。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよいし、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0079】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、ユニットの名称は、ある場合、ユニット自体を限定するものではなく、例えば、編集可能内容表示ユニットは、「編集ユニット」と記述されてもよい。
【0080】
本発明に係る機能は、少なくとも部分的に1つまたは複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準パーツ(Application Specific Standard Product、ASSP)、システムオンチップのシステム(System on a Chip、SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)等を含む。
【0081】
本発明の明細書において、コンピュータ可読媒体は、有形的な媒体であってもよく、コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶することができる。本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例1〕は、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成することと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得することと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることとを含む、
オンラインドキュメント表示方法を提供する。
【0082】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例2〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることを含む。
【0083】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例3〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザをメンションしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザが前記オンラインドキュメントにおいて前記第1ユーザをメンションした位置を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに前記位置を表示させ、前記第1ユーザのメンションマーカの所在領域をハイライト表示することとを含む。
【0084】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容を編集したことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザが編集時に対象となる内容領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域をハイライト表示させることとを含む。
【0085】
前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドが、第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容についてコメントしたことである場合、前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させることは、
前記第2ユーザがコメントする時に対象となる内容領域、および前記第2ユーザがコメントする時に生成するコメント領域を測位することと、
前記インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントにおいて、前記内容領域および前記コメント領域をハイライト表示させることとを含む。
【0086】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例4〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、前記ドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることは、
前記インスタント通信ウィンドウの第1表示領域において、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドに対応する情報を測位して表示させ、且つ、前記インスタント通信ウィンドウの第2表示領域において、前記情報に対応する通知メッセージを表示させることを更に含み、
ここで、第1ユーザの前記第2表示領域での前記通知メッセージへの返信が許容される。
【0087】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例5〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、
切替コマンドを受信すると、プリセットブラウザが前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記オンラインドキュメントが前記プリセットブラウザに表示されることを更に含み、
ここで、プリセットブラウザに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数は、インスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントが持つ編集機能の数よりも多い。
【0088】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例6〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、
トップ表示コマンドを受信すると、前記オンラインドキュメントのアイコンをインスタント通信会話リストのトップに表示させることを更に含み、
ここで、前記オンラインドキュメントの開きコマンドは、前記オンラインドキュメントのアイコンによってトリガ可能である。
【0089】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例7〕はオンラインドキュメント表示方法を提供し、好ましくは、
ユーザがインスタント通信ウィンドウに表示されたオンラインドキュメントに対して編集操作を行う時、ユーザの編集内容をサーバにアップロードして記憶することを更に含む。
【0090】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例8〕は、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成するように構成される生成モジュールと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得するように構成される取得モジュールと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させるように構成される表示モジュールとを備える、
オンラインドキュメント表示装置を提供する。
【0091】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例9〕は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサに実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成することと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得することと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることとを含むオンラインドキュメント表示方法を実現する電子機器を提供する。
【0092】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、〔例10〕は、コンピュータ実行可能命令が含まれている記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサに実行されると、
第2ユーザが第1ユーザをメンションしたこと、または前記第2ユーザが前記第1ユーザのオンラインドキュメントにおいて編集した内容をメンションしたことを含んだ、前記第1ユーザを対象とするインタラクティブコマンドを前記オンラインドキュメントによって受信すると、前記第1ユーザのインスタント通信会話リストにオンラインドキュメント通知メッセージを生成することと、
前記オンラインドキュメント通知メッセージをトリガするコマンドを受信すると、ターゲットリンクアドレスを取得することと、
インスタント通信フレームワークに集積されたドキュメントコンテナにより、インスタント通信ウィンドウにおいて前記ターゲットリンクアドレスにジャンプし、前記インスタント通信ウィンドウに前記オンラインドキュメントを表示させることとを含むオンラインドキュメント表示方法を実行するように構成される記憶媒体を提供する。
【0093】
特定の順番で各操作を記述したが、これらの操作を示された特定の順番または正方向順番で実行する必要があると理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスクおよび並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討に複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独な実施例の説明に記述された一部の特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の説明に記述された様々な特徴は、単独で、または任意の適当なサブ組み合わせの方式で複数の実施例で実現されてもよい。
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