(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-26
(45)【発行日】2023-05-09
(54)【発明の名称】加熱調理システム
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20230427BHJP
F24C 15/00 20060101ALI20230427BHJP
F24C 3/12 20060101ALI20230427BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20230427BHJP
【FI】
H04Q9/00 301D
F24C15/00 M
F24C3/12 E
H04M11/00 301
(21)【出願番号】P 2019007284
(22)【出願日】2019-01-18
【審査請求日】2021-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】稲熊 富世
(72)【発明者】
【氏名】小島 伸也
(72)【発明者】
【氏名】河内 孝博
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0317652(US,A1)
【文献】特開2014-226237(JP,A)
【文献】特開2014-216952(JP,A)
【文献】特開2014-165548(JP,A)
【文献】特開2017-152886(JP,A)
【文献】特開2015-042209(JP,A)
【文献】特開2003-308181(JP,A)
【文献】特開2004-056466(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
H05B 6/00
F24C 15/00
F24C 3/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
宅内に設置され、加熱対象物を加熱する加熱調理器と、外部端末と、前記加熱調理器及び前記外部端末と通信可能であり、前記加熱調理器とともに前記宅内に設置される中継装置と、前記外部端末及び前記中継装置と通信可能であり、宅外に設置されるサーバと、を備える加熱調理システムであって、
前記外部端末は、所定の動作の実行を前記加熱調理器に指示するための指示情報を送信する端末側通信部を有しており、
前記加熱調理器は、
前記指示情報を受信する調理器側通信部と、
前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する制御部と、
前記調理器側通信部に電力を供給する供給部と、を有しており、
前記中継装置は、前記端末側通信部から送信された前記指示情報を記憶する記憶部を有しており、
前記加熱調理システムは、前記加熱調理器の状態を判断する状態判断手段を備えており、
前記状態判断手段は、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されているか否かを判断し、
前記中継装置は、
前記状態判断手段による判断に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記指示情報を前記調理器側通信部に送信し、
前記状態判断手段により、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されていないと判断される間は、前記調理器側通信部へ前記指示情報を送信せず、
前記状態判断手段により、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されていると判断された場合に、前記調理器側通信部へ前記指示情報を送信し、
前記制御部は、前記調理器側通信部が前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する、
加熱調理システム。
【請求項2】
宅内に設置され、加熱対象物を加熱する加熱調理器と、外部端末と、前記加熱調理器及び前記外部端末と通信可能であり、前記加熱調理器とともに前記宅内に設置される中継装置と、前記外部端末及び前記中継装置と通信可能であり、宅外に設置されるサーバと、を備える加熱調理システムであって、
前記外部端末は、所定の動作の実行を前記加熱調理器に指示するための指示情報を送信する端末側通信部を有しており、
前記加熱調理器は、
前記指示情報を受信する調理器側通信部と、
前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する制御部と、を有しており、
前記中継装置は、前記端末側通信部から送信された前記指示情報を記憶する記憶部を有しており、
前記加熱調理システムは、前記加熱調理器の状態を判断する状態判断手段を備えており、
前記中継装置は、
前記指示情報を前記記憶部に記憶した場合に、前記加熱調理器の状態に関わらず、記憶した前記指示情報を前記調理器側通信部へ繰り返し送信し、
前記調理器側通信部は、前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報を受信したことを示す受信済情報を前記中継装置に送信し、
前記中継装置は、前記状態判断手段により、前記受信済情報が前記調理器側通信部から送信されたと判断された場合に、前記指示情報の送信を中止し、
前記制御部は、前記調理器側通信部が前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する、
加熱調理システム。
【請求項3】
前記加熱調理器は、前記加熱調理器に対するユーザ操作を入力するための操作部をさらに有しており、
前記指示情報は、前記操作部へのユーザ操作の入力を禁止する情報である、請求項1
又は2に記載の加熱調理システム。
【請求項4】
前記加熱調理器の電源は、乾電池である、請求項1~
3のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
【請求項5】
前記中継装置と前記加熱調理器との間の通信は、近距離無線通信規格に従った無線通信である、請求項1~
4のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、加熱調理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、加熱調理器と、外部端末と、を備える加熱調理システムが開示されている。この加熱調理システムでは、外部端末が、加熱調理器により実行可能な特定機能の実行を制限するための制限情報を加熱調理器に送信する。そして、制限情報を受信した加熱調理器は、当該制限情報に基づいて、当該特定機能の実行を制限する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、加熱調理器が外部端末から送信される情報を常時受信可能な状態であることが想定されている。このため、例えば、加熱調理器の電源がOFF状態である場合や、加熱調理器が或る機能を実行中である場合等、何らかの事情により加熱調理器が外部端末から送信された情報を受信できない状態である場合等には、当該情報に基づく動作を実行することができない。本明細書では、外部端末から送信された情報に基づく動作を確実に加熱調理器に実行させることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する第1の加熱調理システムは、宅内に設置され、加熱対象物を加熱する加熱調理器と、外部端末と、前記加熱調理器及び前記外部端末と通信可能であり、前記加熱調理器とともに前記宅内に設置される中継装置と、前記外部端末及び前記中継装置と通信可能であり、宅外に設置されるサーバと、を備える。前記外部端末は、所定の動作の実行を前記加熱調理器に指示するための指示情報を送信する端末側通信部を有している。前記加熱調理器は、前記指示情報を受信する調理器側通信部と、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する制御部と、前記調理器側通信部に電力を供給する供給部と、を有している。前記中継装置は、前記端末側通信部から送信された前記指示情報を記憶する記憶部を有している。前記加熱調理システムは、前記加熱調理器の状態を判断する状態判断手段を備えている。前記状態判断手段は、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されているか否かを判断する。前記中継装置は、前記状態判断手段による判断に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記指示情報を前記調理器側通信部に送信し、前記状態判断手段により、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されていないと判断される間は、前記調理器側通信部へ前記指示情報を送信せず、前記状態判断手段により、前記供給部から前記調理器側通信部に電力が供給されていると判断された場合に、前記調理器側通信部へ前記指示情報を送信する。前記制御部は、前記調理器側通信部が前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する。
【0006】
上記第1の加熱調理システムでは、中継装置は、状態判断手段の判断に基づいて外部端末から送信された指示情報を加熱調理器に送信する。例えば、中継装置は、上記判断が、指示情報を加熱調理器が受信できないという判断である場合や、指示情報に基づく所定の動作を加熱調理器が実行できないという判断である場合には指示情報を加熱調理器に送信しない。そして、中継装置は、受信した指示情報を記憶部に記憶しておき、上記判断が、指示情報を加熱調理器が受信できるという判断や、当該所定の動作を実行できるという判断となったときに指示情報を加熱調理器に送信する。このため、加熱調理器にとって不都合なタイミングで外部端末から指示情報が送信されても、当該指示情報が示す動作を確実に加熱調理器に実行させることができる。また、中継装置は、調理器側通信部に電力が供給されていない場合には、指示情報を受信しても当該指示情報を加熱調理器に送信しない。このため、中継装置から加熱調理器への通信回数を低減することができ、中継装置の消費電力を低減することができる。
【0007】
本明細書が開示する第2の加熱調理システムは、宅内に設置され、加熱対象物を加熱する加熱調理器と、外部端末と、前記加熱調理器及び前記外部端末と通信可能であり、前記加熱調理器とともに前記宅内に設置される中継装置と、前記外部端末及び前記中継装置と通信可能であり、宅外に設置されるサーバと、を備える。前記外部端末は、所定の動作の実行を前記加熱調理器に指示するための指示情報を送信する端末側通信部を有している。前記加熱調理器は、前記指示情報を受信する調理器側通信部と、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する制御部と、を有している。前記中継装置は、前記端末側通信部から送信された前記指示情報を記憶する記憶部を有している。前記加熱調理システムは、前記加熱調理器の状態を判断する状態判断手段を備えている。前記中継装置は、前記指示情報を前記記憶部に記憶した場合に、前記加熱調理器の状態に関わらず、記憶した前記指示情報を前記調理器側通信部へ繰り返し送信する。前記調理器側通信部は、前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報を受信したことを示す受信済情報を前記中継装置に送信する。前記中継装置は、前記状態判断手段により、前記受信済情報が前記調理器側通信部から送信されたと判断された場合に、前記指示情報の送信を中止する。前記制御部は、前記調理器側通信部が前記指示情報を受信した場合に、前記指示情報が示す前記所定の動作を実行する。
【0008】
上記第2の加熱調理システムでは、中継装置は、加熱調理器が指示情報を受信可能な状態であるか否かに関わらず、指示情報を加熱調理器に送信し続ける。そして、中継装置は、加熱調理器から受信済情報が送信されたという判断(例えば、受信済情報の受信)に応じて指示情報の送信を中止する。このため、加熱調理器にとって不都合なタイミングで外部端末から指示情報が送信されても、当該指示情報が示す動作を確実に加熱調理器に実行させることができる。また、このような構成では、加熱調理システムを簡易に構築することができ、加熱調理システムの複雑化を回避することができる。
【0009】
本明細書が開示する加熱調理システムでは、前記加熱調理器は、前記加熱調理器に対するユーザ操作を入力するための操作部をさらに有してもよい。前記指示情報は、前記操作部へのユーザ操作の入力を禁止する情報であってもよい。このような構成によれば、状態判断手段の判断に応じて、速やかに操作部へのユーザ操作の入力が禁止される。このため、加熱調理器の予期しない動作を防止することができ、安全性を向上させることができる。
【0010】
本明細書が開示する加熱調理システムでは、前記加熱調理器の電源は、乾電池であってもよい。本明細書に開示の加熱調理システムでは、外部端末から送信された指示情報が中継装置に記憶される。したがって、加熱調理器は、指示情報を受信するために常時ON状態であることを要さない。このため、加熱調理器の電源に乾電池を利用した場合であっても、乾電池の長寿命化を実現することができる。
【0011】
本明細書が開示する加熱調理システムでは、前記中継装置と前記加熱調理器との間の通信は、近距離無線通信規格に従った無線通信であってもよい。このような構成では、中継装置と加熱調理器の間の通信における消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施例1に係る加熱調理システムのブロック図。
【
図3】実施例1の加熱調理システムを利用して実行される処理を示すシーケンス図(ケースA)。
【
図4】外部端末に表示される電源OFF画像の一例を示す図。
【
図5】外部端末に表示されるロック設定画面の一例を示す図。
【
図6】外部端末に表示される予約中画像の一例を示す図。
【
図7】外部端末に表示される設定完了画像の一例を示す図。
【
図8】実施例1の加熱調理システムを利用して実行される処理を示すシーケンス図(ケースB)。
【
図9】外部端末に表示される実行中画像の一例を示す図。
【
図10】外部端末に表示される終了画像の一例を示す図。
【
図11】実施例2の加熱調理システムを利用して実行される処理を示すシーケンス図(ケースC)。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施例1)
図面を参照して、実施例1の加熱調理システム1について説明する。加熱調理システム1は、加熱調理器10、台所リモコン100、外部端末200及びサーバ300を備える。
【0014】
台所リモコン100は、湯を生成して住宅に供給する給湯器(図示省略)を遠隔操作するためのコントローラである。台所リモコン100は、加熱調理器10とともに台所に設置されるリモコンである。台所リモコン100は、例えば、加熱調理器10のベンダによって製造される。外部端末200は、加熱調理器10のユーザが利用可能な外部端末である。外部端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC等の端末装置である。
【0015】
加熱調理器10と台所リモコン100は、Bluetooth(登録商標)方式に従った無線通信(以下、「BT通信」という。)を利用した通信を実行可能である。また、台所リモコン100と外部端末200も、BT通信を利用した通信を実行可能である。
【0016】
台所リモコン100、外部端末200及びサーバ300は、それぞれ、Wi-Fi(登録商標)方式に従った無線通信を実行して、インターネット6に接続可能である。即ち、台所リモコン100と、外部端末200と、サーバ300とは、インターネット6を介して互いに通信可能である。
【0017】
(加熱調理器10の構成)
図1、
図2を参照して、加熱調理器10について説明する。
図2に示すように、加熱調理器10は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器10は、各操作部16、26の操作に応じた加熱量の調整による調理だけでなく、自動調理を実行可能である。加熱調理器10は、本体10aと、本体10aの上部に配置されている天板10bと、天板10bから露出している3個のコンロバーナ12a~12cを備えている。各コンロバーナ12a~12cは、加熱対象(例えば、調理容器)を加熱するためバーナである。コンロバーナ12aには、ガス供給路(図示省略)が接続されている。ガス供給路には、コンロバーナ12aへのガスの供給量を調整するための流量調整弁(図示省略)が設けられている。コンロバーナ12aは、コンロバーナ12aにガスが供給されている状態でイグナイタ(図示省略)を動作させることで、点火する。コンロバーナ12aへのガスの供給量を調整することで、コンロバーナ12aの加熱量を調整することができる。そして、コンロバーナ12aへのガスの供給が停止されることで、コンロバーナ12aは消火される。コンロバーナ12b、12cは、コンロバーナ12aと同様の構造を有する。なお、以下では、コンロバーナ12a~12cを「コンロバーナ12」と総称する場合がある。
【0018】
本体10aは、グリル庫11、グリル扉11a、コンロ表示部14、コンロ操作部16、グリル表示部24、グリル操作部26、及び、電源スイッチ30を備える。グリル庫11は、本体10aの内部に設けられており、調理物を収容する。グリル扉11aは、本体10aの前面10cに配置されており、グリル庫11を開閉する。なお、グリル庫11の内部には、グリル庫11に収容された調理物を加熱するグリルバーナ22(
図1参照)が設けられている。また、本体10aには、加熱調理器10に電力を供給する乾電池(図示省略)が格納されている。
【0019】
コンロ表示部14、コンロ操作部16、及び、電源スイッチ30は、本体10aの前面10cにおいてグリル扉11aの右側に設けられている。グリル表示部24とグリル操作部26は、本体10aの前面10cにおいてグリル扉11aの左側に設けられている。
【0020】
コンロ表示部14は、3個のコンロバーナ12a~12cのそれぞれの動作状態や実行中の機能に関する情報(例えば、自動調理のレシピ、調理モード等)を表示する。グリル表示部24は、グリルバーナ22の動作状態、実行中の機能に関する情報を表示する。
【0021】
コンロ操作部16は、3個の加熱量操作部61a~61cと3個のパネル操作部62a~62cを備える。加熱量操作部61aは、コンロバーナ12aの点火及び消火とコンロバーナ12aの加熱量の調整を行うための操作部である。加熱量操作部61aは、オルタネイト型のスイッチである。ユーザによって加熱量操作部61aを消火位置から点火位置に移動させるための操作(以下では、「点火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ12aが点火され、ユーザによって加熱量操作部61aを点火位置から消火位置に移動させるための操作(以下では、「消火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ12aが消火される。点火位置とは、加熱量操作部61aの前面が本体10aの前面10cよりも前方に突出している位置であり、消火位置とは、加熱量操作部61aが本体10a内に収容されている位置である。また、ユーザは、加熱量操作部61aが点火位置に位置している状態において、加熱量操作部61aを時計方向又は反時計方向に操作することで、コンロバーナ12aの加熱量を調整することができる。加熱量操作部61b、61cは、加熱量操作部61aと同じ構造を有する。
【0022】
パネル操作部62aは、コンロバーナ12aを利用した自動調理の設定等を受け付け可能な操作部である。パネル操作部62b、62cは、パネル操作部62aと同じ構造を有する。
【0023】
グリル操作部26は、加熱量操作部63とパネル操作部64を備える。加熱量操作部63は、グリルバーナ22の点火及び消火とグリルバーナ22の加熱量の調整を行うための操作部である。加熱量操作部63の構造は、コンロ操作部16の加熱量操作部61aと同様である。パネル操作部64は、グリルバーナ22を利用した自動調理の設定等を受け付け可能な操作部である。パネル操作部64の構造は、コンロ操作部16のパネル操作部62aと同様である。
【0024】
また、
図1に示すように、加熱調理器10は、BTインタフェース40と制御部50を備える。BTインタフェース40は、外部装置(例えば、台所リモコン100)とのBT通信を実行するための無線インタフェースである。なお、以下では、インタフェースのことを「I/F」と記載する場合がある。
【0025】
制御部50は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ52を備える。制御部50は、メモリ52に格納されているプログラム54に従って、加熱調理器10の各部12~40の動作を制御する。また、本実施例では、制御部50は、後述するように、外部端末200から台所リモコン100を介してロック機能設定情報を受信することに応じて、加熱調理器10の各操作部16、26に対する操作入力を禁止するロック機能を有効化する。すなわち、ロック機能設定情報は、加熱調理器10にロック機能の有効化を指示するための情報である。
【0026】
また、加熱調理器10は、電源スイッチ30が操作されると、コンロ表示部14、グリル表示部24、及び、BTI/F40への電力供給を開始する。また、加熱調理器10は、電源スイッチ30が操作された後に、所定の時間に亘ってコンロ操作部16及びグリル操作部26が操作されない場合に、上記の各部14、24、40への電力供給を停止する。これにより、加熱調理器10の消費電力が低減される。
【0027】
(台所リモコン100の構成)
台所リモコン100は、BTI/F110、無線LANI/F112及び制御部150を備える。台所リモコン100は、BTI/F110を介して、加熱調理器10とのBT通信を実行可能である。また、無線LANI/F112は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するための無線I/Fである。台所リモコン100は、無線LANI/F112及びインターネット6を介して、外部端末200及びサーバ300と通信可能である。
【0028】
制御部150は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ152を備える。制御部150は、メモリ152に格納されているプログラム154に従って、様々な処理を実行する。また、制御部150は、外部端末200からロック機能設定情報を受信することに応じて、メモリ152に当該ロック機能設定情報を記憶する。
【0029】
(外部端末200の構成)
外部端末200は、BTI/F210、無線LANI/F212、表示部214及び制御部250を備える。外部端末200は、BTI/F210を介して、台所リモコン100とのBT通信を実行可能である。外部端末200は、無線LANI/F212及びインターネット6を介して、台所リモコン100及びサーバ300と通信可能である。
【0030】
表示部214は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部214は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。すなわち、表示部214は、操作部としても機能する。制御部250は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ252を備える。制御部250は、メモリ252に格納されているプログラム254、256に従って、様々な処理を実行する。メモリ252は、基本的な処理を実現するためのOS(Operating Systemの略)プログラム254と、調理器アプリケーションプログラム(以下、「調理器アプリ」という。)256を記憶する。
【0031】
調理器アプリ256は、加熱調理器10のベンダによって提供されるプログラムであり、加熱調理器10の各種機能の設定を行ったり、加熱調理器10に自動調理を実行させるためのプログラムである。調理器アプリ256は、例えば、ベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から外部端末200にインストールされる。
【0032】
(サーバ300の構成)
サーバ300は、加熱調理器10の製造元によって提供されるサーバであり、当該製造元が販売した機器の情報を収集するためのサーバである。サーバ300は、制御部350を備える。制御部350は、メモリ352に格納されているプログラム(不図示)に従って、サーバ300の動作を制御する。
【0033】
(具体的なケース:
図3、
図8)
図3、
図8を参照して、本実施例の加熱調理システム1によって実現される具体的なケースA、Bを説明する。各ケースA、Bでは、外部端末200のユーザは、外部端末200を所持して外出している状況を想定している。したがって、各ケースA、Bでは、台所リモコン100と外部端末200との距離がBT通信を実行可能な距離よりも長い。このため、台所リモコン100と外部端末200はBT通信を実行することができない。後述するケースC(
図11)でも同様である。なお、以下では、理解の容易化のために、各デバイスの制御部(例えば、制御部50)が実行する動作を、制御部を主体として記載せずに、各デバイス(例えば、加熱調理器10)を主体として記載する。また、
図3、
図8では、一点鎖線の矢印がBT通信を示し、実線の矢印がインターネット6を利用した通信を示す。後述するケースC(
図11)でも同様である。
【0034】
(ケースA;
図3)
ケースAの初期状態では、加熱調理器10の電源がOFF状態となっている。したがって、加熱調理器10のBTI/F40には電力が供給されておらず、加熱調理器10は、外部装置との通信を実行することができない。
【0035】
T10では、ユーザは、外部端末200を操作して、調理器アプリ256を起動する。すると、外部端末200は、T12において、調理器アプリ256を起動したことを示すアプリ起動情報を、無線LANI/F212を介して台所リモコン100へ送信する。
【0036】
台所リモコン100は、T12においてアプリ起動情報を受信すると、T14において、BTI/F110を介して、加熱調理器10の状態に関する状態情報を要求する状態情報要求を加熱調理器10に送信する。状態情報は、例えば、加熱調理器10が特定の機能を実行中である状態であることを示す情報や、加熱調理器10が待機状態であることを示す情報である。
【0037】
ここで、加熱調理器10のBTI/F40には電力が供給されていないため、加熱調理器10は台所リモコン100との通信を実行できない。このため、加熱調理器10は、T14において台所リモコン100から送信された状態情報要求を受信することができない。したがって、この時点では、加熱調理器10は、台所リモコン100に状態情報を送信しない。
【0038】
上記のように、台所リモコン100は、加熱調理器10から状態情報を受信しない。したがって、台所リモコン100は、所定のタイムアウト期間が経過すると、加熱調理器10の電源がOFF状態であると判断する。そして、台所リモコン100は、T16において、無線LANI/F112を介して、加熱調理器10の電源がOFF状態であることを示す電源OFF情報を外部端末200に送信する。
【0039】
外部端末200は、T16において電源OFF情報を受信すると、T18において、
図4に示すように、加熱調理器10の電源がOFF状態であることを示す電源OFF画像G1をホーム画面S1上に表示する。これにより、ユーザは、現在加熱調理器10がOFF状態であるために、加熱調理器10の各種機能の設定等を実行することを、外部端末200を介して指示することができない状態であることを知ることができる。ホーム画面S1は、ロック設定ボタンB1及び自動調理設定ボタンB2を含む。
【0040】
T20において、ユーザは、外部端末200を操作して、加熱調理器10のロック機能を有効化するためのロック設定操作を入力する。具体的には、例えば、ユーザが、
図4に示すロック設定ボタンB1を操作することにより、
図5に示す加熱調理器10のロック機能を設定するロック設定画面S2に遷移させる。そして、ユーザが、コンロ操作部16及びグリル操作部26のロック機能を有効化するための操作(本実施例では、スライドボタンB3、B4をスライドさせる操作)を入力して完了ボタンB5を操作する。すると、外部端末200は、T22において、ロック機能の有効化を指示するロック機能設定情報を、無線LANI/F212を介して台所リモコン100に送信する。その後、外部端末200は、T24において、
図6に示すように、加熱調理器10のロック機能の有効化の予約を受け付けたことを示す予約中画像G2を表示する。なお、
図5に示す態様は一例であり、例えば、単一のスライドボタンを操作することにより、コンロ操作部16及びグリル操作部26の双方に対するロック機能を設定可能としてもよい。また例えば、コンロバーナ12a、12b、12cそれぞれに対応したスライドボタンを用意して、コンロバーナ12毎にロック機能を設定可能としてもよい。
【0041】
一方、台所リモコン100は、T22においてロック機能設定情報を受信すると、T26において、ロック機能設定情報をメモリ152に記憶する。
【0042】
その後、加熱調理器10は、T28において、ユーザによる電源ON操作の入力(すなわち、電源スイッチ30の操作入力)を受け付けると、T30において、加熱調理器10の電源をOFF状態からON状態に切り換える。これにより、BTI/F40に電力が供給される。すると、加熱調理器10は、T32において、状態情報として、加熱調理器10の電源がON状態であることを示す電源ON情報を、BTI/F40を介して台所リモコン100に送信する。
【0043】
台所リモコン100は、T32において電源ON情報を受信すると、T33において、電源ON情報を無線LANI/F112を介して外部端末200に送信する。
【0044】
外部端末200は、T33において電源ON情報を受信すると、T34において、加熱調理器10の電源がON状態であることを示す電源ON画像G3(
図7参照)をホーム画面S1に表示する。
【0045】
一方、台所リモコン100は、T32において電源ON情報を受信すると、T35において、T26で記憶したロック機能設定情報を、BTI/F110を介して加熱調理器10に送信する。
【0046】
加熱調理器10は、T35においてロック機能設定情報を受信すると、T36において、ロック機能を有効化する。これにより、各操作部16、26への操作入力が禁止される。その後、加熱調理器10は、T38において、ロック機能を有効化したことを示すロック機能有効化情報を、BTI/F40を介して台所リモコン100に送信する。
【0047】
台所リモコン100は、T40において、ロック機能有効化情報を無線LANI/F112を介して外部端末200に送信する。ロック機能有効化情報を受信した外部端末200は、T42において、
図7に示すように、加熱調理器10のロック機能の設定の有効化が完了したことを示す設定完了画像G4を表示部214に表示する。これにより、ユーザは、加熱調理器10のロック機能の設定が有効化されたことを知ることができる。
【0048】
本ケースでは、加熱調理器10がOFF状態であるときに、外部端末200からロック機能設定情報が送信される(T22)。すなわち、加熱調理器10が外部装置との通信を実行できないタイミングに外部端末200からロック機能設定情報が送信される。このため、当該タイミングにはロック機能設定情報を加熱調理器10に伝達することができない。しかしながら、本ケースでは、台所リモコン100が、加熱調理器10がOFF状態であると判断した場合には、外部端末200から受信したロック機能設定情報を加熱調理器10に送信せずにメモリ152に記憶する(T26)。その後、台所リモコン100は、加熱調理器10の電源がON状態になったと判断すると(T32)、記憶しておいたロック機能設定情報を加熱調理器10に送信する(T35)。
【0049】
上記のように、加熱調理器10がOFF状態である場合には、台所リモコン100は、加熱調理器10に伝達すべき情報を、加熱調理器10がOFF状態からON状態に変化したときに送信する。このため、外部端末200から送信される指示を確実に加熱調理器10に伝達することができる。また、台所リモコン100が、加熱調理器10の状態に応じて伝達すべき情報の送信を行うか否かを判断するため、加熱調理器10は、当該情報の受信を待機するために常時ON状態を維持する必要がない。このため、加熱調理器10の消費電力を低減でき、乾電池の長寿命化を実現することができる。
【0050】
(ケースB;
図8)
ケースBの初期状態では、加熱調理器10の電源がON状態となっている。したがって、加熱調理器10のBTI/F40には電力が供給されており、加熱調理器10は、外部装置との通信を実行することができる。また、本ケースの初期状態では、加熱調理器10は、自動調理を実行中である。このため、外部端末200から各種機能の設定等を実行する指示が送信されても、加熱調理器10は、当該指示に従った動作を実行することができない。
【0051】
T110及びT112は、
図3のT10及びT12と同様である。台所リモコン100は、T114において、状態情報要求をBTI/F110を介して加熱調理器10に送信する。
【0052】
加熱調理器10は、T114において、状態情報要求を受信すると、T115において、自動調理を実行中であることを示す調理実行中情報をBTI/F40を介して台所リモコン100に送信する。
【0053】
台所リモコン100は、T115において調理実行中情報を受信すると、加熱調理器10の状態が、ロック機能を有効化することができない状態であると判断する。このため、仮にロック機能設定情報を外部端末200から受信しても、加熱調理器10に送信せずにメモリ152に記憶する。台所リモコン100は、T116において、調理実行中情報を無線LANI/F112を介して外部端末200に送信する。
【0054】
外部端末200は、T116において調理実行中情報を受信すると、T118において、
図9に示すように、自動調理を実行中であることを示す実行中画像G5をホーム画面S1に表示する。これにより、ユーザは、現在加熱調理器10が自動調理を実行中であるために、ロック機能を有効化することができない状態であることを知ることができる。T120~T126は、
図3のT20~T26と同様である。
【0055】
その後、加熱調理器10は、T130において、自動調理を終了する。すると、加熱調理器10は、T131において、状態情報として、自動調理が終了したことを示す終了情報を、BTI/F40を介して台所リモコン100に送信する。
【0056】
台所リモコン100は、T131において終了情報を受信すると、T132において、終了情報を無線LANI/F112を介して外部端末200に送信する。
【0057】
外部端末200は、T132において終了情報を受信すると、T133において、加熱調理器10の自動調理が終了したことを示す終了画像G6(
図10参照)をホーム画面S1に表示する。
【0058】
一方、台所リモコン100は、T131において終了情報を受信すると、加熱調理器10の状態が、ロック機能を有効化することができる状態であると判断する。このため、台所リモコン100は、T134において、T126で記憶したロック機能設定情報を加熱調理器10に送信する。T134~T142は、
図3のT35~T42と同様である。
【0059】
本ケースでは、加熱調理器10がON状態であるときに、外部端末200からロック機能設定情報が送信される(T122)。すなわち、加熱調理器10は、外部装置との通信を実行可能なタイミングに外部端末200からロック機能設定情報が送信される。しかしながら、当該タイミングには、加熱調理器10は自動調理を実行中であるため、ロック機能を有効化することができない。そこで、本ケースでは、台所リモコン100が、加熱調理器10のロック機能を有効化することができる状態であるか否かを判断する。具体的には、台所リモコン100は、加熱調理器10から状態情報として調理実行中情報を受信する(T115)と、加熱調理器10のロック機能を有効化することができない状態であると判断する。この場合、台所リモコン100は、外部端末200から受信したロック機能設定情報を加熱調理器10に送信せずにメモリ152に記憶する(T126)。その後、台所リモコン100は、加熱調理器10の自動調理が終了したと判断すると(T131)、記憶しておいたロック機能設定情報を加熱調理器10に送信する(T134)。
【0060】
上記のように、台所リモコン100は、加熱調理器10が特定の機能を実行中であるために、外部端末200から送信される情報が示す動作を実行することができない状態であると判断した場合には、当該状態が解除されたときに当該情報を加熱調理器10に送信する。このため、外部端末200から送信される情報が示す動作を確実に加熱調理器10に実行させることができる。
【0061】
(実施例2)
(具体的なケースC;
図11)
実施例2では、外部端末200から台所リモコン100を介してロック機能設定情報を加熱調理器10に伝達する際に、台所リモコン100と加熱調理器10との間で行われる処理が実施例1と異なる。ケースCの初期状態は、ケースAの初期状態と同様である。
【0062】
T210~T226は、
図3のT10~T26と同様である。台所リモコン100は、T226においてロック機能設定情報をメモリ152に記憶すると、T228において、ロック機能設定情報をBTI/F110を介して加熱調理器10に送信する。ここで、加熱調理器10の電源はOFF状態となっている。このため、加熱調理器10は、ロック機能設定情報を受信できない。しかしながら、本ケースでは、台所リモコン100は、ロック機能設定情報を所定の間隔で加熱調理器10に繰り返し送信する。
【0063】
T230及びT232は、
図3のT28及びT30と同様である。上述したように、台所リモコン100は、ロック機能設定情報を台所リモコン100に送信し続けている。このため、T232において電源がON状態となった加熱調理器10は、T234において、台所リモコン100から送信されたロック機能設定情報を受信する。すると、加熱調理器10は、T236において、ロック機能設定情報を受信したことを示す受信済情報を、BTI/F40を介して台所リモコン100に送信する。
【0064】
台所リモコン100は、T236において受信済情報を受信することに応じて、T238において、ロック機能設定情報の送信を中止する。その後のT240~T246は、
図3のT36~T42と同様である。
【0065】
本ケースでは、台所リモコン100は、加熱調理器10がロック機能設定情報を受信するか否かに関わらず、ロック機能設定情報を加熱調理器10に送信し続ける(T228、T234)。そして、台所リモコン100は、加熱調理器10からの受信済情報の受信に応じて(T236)、ロック機能設定情報の送信を中止する(T238)。このため、本ケースでは、ロック機能設定情報の送信を繰り返すという簡易な構成でシステムを構築することができる。
【0066】
(対応関係)
台所リモコン100が、「中継装置」の一例である。ロック機能の有効化が、「所定の動作」の一例である。ロック機能設定情報が、「指示情報」の一例である。無線LANI/F212が、「端末側通信部」の一例である。BTI/F40が、「調理器側通信部」の一例である。メモリ152が、「記憶部」の一例である。コンロ操作部16、グリル操作部26が、「操作部」の一例である。Bluetoothが、「近距離無線通信規格」の一例である。
【0067】
(変形例1)「加熱調理器」は、ガス燃焼式のビルトインコンロに限られず、例えば、IH調理器、電気オーブンであってもよい。
【0068】
(変形例2)「中継装置」は、台所リモコン100に限られず、例えば、無線通信を実行可能な加熱調理器10の周辺機器(例えば、レンジフード、食器洗浄機等)やサーバ300であってもよい。
【0069】
(変形例3)上述した各実施例では、外部端末200は、加熱調理器10にロック機能の有効化を指示するロック機能設定情報を送信した。しかしながら、外部端末200から加熱調理器10に送信される情報はこれに限られない。例えば、加熱調理器10のロック機能が有効化されている場合に、当該ロック機能の無効化を指示する情報であってもよいし、加熱調理器10の自動調理の設定の変更を指示する情報等であってもよい。
【0070】
(変形例4)上述した実施例1のケースBでは、加熱調理器10が自動調理を実行中である場合(
図8のT115)には、台所リモコン100は、ロック機能設定情報を加熱調理器10に送信しなかった。しかしながら、台所リモコン100は、加熱調理器10が自動調理を実行中であってもロック機能設定情報を加熱調理器10に送信してもよい。加熱調理器10は、自動調理の実行中にロック機能設定情報を受信した場合、自動調理に優先してロック機能を有効化してもよいし、受信したロック機能設定情報をメモリ52に記憶しておき、自動調理が終了したときに、ロック機能を有効化してもよい。
【0071】
(変形例5)上述した各実施例では、外部端末200は、ユーザによるロック設定操作の入力を受け付けた場合(
図3のT20、
図8のT120、
図11のT220)、ロック機能設定情報を台所リモコン100に送信した(T22、T122、T222)。しかしながら、外部端末200は、ロック設定操作の入力を受け付けた際に、加熱調理器10の電源がOFF状態である場合、または、加熱調理器10が自動調理を実行中である場合には、ロック機能の有効化の予約を行うか否かをユーザに選択させるための画面を表示してもよい。そして、外部端末200は、ユーザによりロック機能の有効化の予約を行う操作が入力された場合に、ロック機能設定情報を台所リモコン100に送信してもよい。
【0072】
(変形例6)
図4~
図7、
図9及び
図10に示した表示態様は一例であり、他の表示態様を用いてもよい。
【0073】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0074】
1:加熱調理システム、6:インターネット、10:加熱調理器、10a:本体、10b:天板、10c:前面、11:グリル庫、11a:グリル扉、12:コンロバーナ、14:コンロ表示部、16:コンロ操作部、22:グリルバーナ、24:グリル表示部、26:グリル操作部、30:電源スイッチ、40:BTI/F、50:制御部、52:メモリ、54:プログラム、61a~61c:加熱量操作部、62a~62c:パネル操作部、63:加熱量操作部、64:パネル操作部、100:台所リモコン、112:無線LANI/F、150:制御部、152:メモリ、154:プログラム、200:外部端末、212:無線LANI/F、214:表示部、250:制御部、252:メモリ、254:プログラム、256:調理器アプリ、300:サーバ