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特許7270064返品タスクの生成方法、装置、機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-26
(45)【発行日】2023-05-09
(54)【発明の名称】返品タスクの生成方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0837 20230101AFI20230427BHJP
【FI】
G06Q10/0837
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021562154
(86)(22)【出願日】2020-03-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-23
(86)【国際出願番号】 CN2020080453
(87)【国際公開番号】W WO2020224342
(87)【国際公開日】2020-11-12
【審査請求日】2021-10-18
(31)【優先権主張番号】201910380108.0
(32)【優先日】2019-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521456922
【氏名又は名称】北京京東振世信息技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Jingdong Zhenshi Information Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】6th Floor, No.76 Zhichun Road, Haidian District, Beijing 100086, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】斉 云 峰
【審査官】松野 広一
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-031569(JP,A)
【文献】国際公開第2006/059677(WO,A1)
【文献】特開2017-204200(JP,A)
【文献】特開2016-116942(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第102118410(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
返品タスクの生成装置により実行される返品タスクの生成方法であって、
物品の調達情報を取得することと、
前記調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定することと、
前記物品が前記目標返品条件を満たすと検出した場合に、前記物品に対応する返品タスクを生成することと、を含み、
前記返品データベースは調達情報構成マスタテーブル及び返品条件サブテーブルを含み、そのうち、
前記調達情報構成マスタテーブルは少なくとも1つの調達情報を記憶することに用いられ、
前記返品条件サブテーブルは各調達情報に対応する少なくとも1つの返品条件情報を記憶することに用いられ、
前記の前記調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定することは、
前記物品の調達情報を前記調達情報構成マスタテーブル中の複数の調達情報とマッチングし、マッチングが成功した調達情報識別子を決定することと、
前記返品条件サブテーブルから、前記調達情報識別子に対応する候補返品条件を照会することと、
少なくとも2つの候補返品条件がある場合に、各候補返品条件に対応する優先度情報により、前記物品に対応する目標返品条件を決定することと、を含む、返品タスクの生成方法。
【請求項2】
前記物品の調達情報を取得することは、
予め定められた物品グループに対応する調達情報を取得し、そのうち、前記予め定められた物品グループには少なくとも2種の物品が含まれ、前記少なくとも2種の物品の調達情報が同様であることを含み、
前記の前記調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定することは、
前記予め定められた物品グループに対応する調達情報を前記返品データベース中の構成情報とマッチングし、前記予め定められた物品グループに対応する目標返品条件を決定することを含み、
前記の前記物品が前記目標返品条件を満たすと検出した場合に、前記物品に対応する返品タスクを生成することは、
前記予め定められた物品グループ中の少なくとも1種の物品が前記目標返品条件を満たすと検出した場合に、前記少なくとも1種の物品に対して返品タスクを生成することを含む、請求項1に記載の返品タスクの生成方法。
【請求項3】
前記予め定められた物品グループに対応する調達情報を取得することは、
複数種の物品の調達情報により、複数の調達パラメータに基づいて前記複数種の物品を統合してグループ化し、複数の物品グループ及び前記複数の物品グループ中の前記予め定められた物品グループに対応する調達情報を決定することを含む、請求項2に記載の返品タスクの生成方法。
【請求項4】
前記の前記予め定められた物品グループ中の少なくとも1種の物品が前記目標返品条件を満たすと検出した場合に、前記少なくとも1種の物品に対して返品タスクを生成することは、
前記予め定められた物品グループ中の各物品の在庫情報により、前記予め定められた物品グループ中の各物品が前記目標返品条件を満たすか否かを検出することと、
前記目標返品条件を満たす各目標物品に対応する在庫情報により、前記目標物品に対応する少なくとも1つの返品タスクを生成することと、を含む、請求項2に記載の返品タスクの生成方法。
【請求項5】
前記の前記物品に対応する返品タスクを生成した後に、
前記返品タスクに基づいて、選別機器を制御してピッキングを行うことと、
ピッキングが完了した場合、返品機器を制御してピッキングが完了した物品に対して返品操作を行うことと、をさらに含む、請求項1に記載の返品タスクの生成方法。
【請求項6】
物品の調達情報を取得するように構成される調達情報取得モジュールと、
前記調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定するように構成される目標返品条件決定モジュールと、
前記物品が前記目標返品条件を満たすと検出した場合に、前記物品に対応する返品タスクを生成するように構成される返品タスク生成モジュールと、を含み、
前記返品データベースは調達情報構成マスタテーブル及び返品条件サブテーブルを含み、そのうち、
前記調達情報構成マスタテーブルは少なくとも1つの調達情報を記憶することに用いられ、
前記返品条件サブテーブルは各調達情報に対応する少なくとも1つの返品条件情報を記憶することに用いられ、
前記目標返品条件決定モジュールは、
前記物品の調達情報を前記調達情報構成マスタテーブル中の複数の調達情報とマッチングし、マッチングが成功した調達情報識別子を決定するように構成され、
前記返品条件サブテーブルから、前記調達情報識別子に対応する候補返品条件を照会するように構成され、
少なくとも2つの候補返品条件がある場合に、各候補返品条件に対応する優先度情報により、前記物品に対応する目標返品条件を決定するように構成される、返品タスクの生成装置。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~5のいずれか一項に記載の返品タスクの生成方法を実現させる、機器。
【請求項8】
コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムがプロセッサにより実行される時に、請求項1~5のいずれか一項に記載の返品タスクの生成方法を実現する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、出願日2019年05月08日で、出願番号が201910380108.0である中国特許出願の優先権を主張するものであり、該出願のすべての内容が引用により本出願に援用される。
【0002】
本出願は物流技術に関し、例えば、返品タスクの生成方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
電子商取引企業の急速な発展に伴って、倉庫の逆方向フローは継続的に改善されている。例えば、倉庫中のいくつかの物品は、30日間の返品条件を該当すると、商家が注文してから30日間以内に倉庫中の残った物品を供給先に返品する必要があるというような逆シーンがある。
【0004】
関連技術において、物品の返品方式は、通常的に倉庫スタッフが定期的に供給先の返品条件に基づいて、現在に供給先に返品する必要がある物品を人工的に判断し、判断された物品により手動で返品タスクを作成し、返品書を生成する。
【0005】
関連技術において、少なくとも以下のような問題がある。倉庫スタッフの作業の流れが多いため、倉庫スタッフは現在に供給先に返品する必要がある物品を忘れるか、又は落とす恐れがあり、タイムリーに返品しなかったため、会社に深刻な経済損失をもたらす。さらに、供給先の返品条件も不定期的に変化し、人工的な宣伝だけで情報がタイムリーに同期できないことをもたらし、在庫スタッフが最新の返品条件に基づいて返品検査を行うことができず、返品ミスが発生した場合があり、返品の正確性を低下させる。そして、手動で返品タスクを作成することにより、返品効率も大きく低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願は、返品の効率及び返品の正確性を向上させるように、返品タスクの生成方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施例は、
物品の調達情報を取得することと、
前記調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定することと、
前記物品が前記目標返品条件を満たすと検出した時に、前記物品に対応する返品タスクを生成することと、を含む、返品タスクの生成方法を提供する。
【0008】
本出願の実施例は、
物品の調達情報を取得するように構成される調達情報取得モジュールと、
前記調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、前記物品に対応する目標返品条件を決定するように構成される目標返品条件決定モジュールと、
前記物品が前記目標返品条件を満たすと検出した時に、前記物品に対応する返品タスクを生成するように構成される返品タスク生成モジュールと、を含む、返品タスクの生成装置をさらに提供する。
【0009】
本出願の実施例は、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を含む機器であって、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに本出願の任意の実施例が提供するような返品タスクの生成方法を実現させる、機器をさらに提供する。
【0010】
本出願の実施例は、プロセッサにより実行される時に、本出願の任意の実施例が提供するような返品タスクの生成方法を実現するコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本出願の実施例1に係る返品タスクの生成方法のフロー図である。
図2】本出願の実施例2に係る返品タスクの生成方法のフロー図である。
図3】本出願の実施例3に係る返品タスクの生成装置の構造模式図である。
図4】本出願の実施例4に係る機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面及び実施例と結び付けて本出願を説明する。ここで説明した具体的な実施例は、本出願に対する限定ではなく、本出願を解釈することのみに用いられる。説明を容易にするために、図面には、全ての構成ではなく、本出願に関連する部分のみが示されている。
【0013】
実施例1
図1は本出願の実施例1に係る返品タスクの生成方法のフロー図であり、本実施例は、現在に返品する必要がある物品をタイムリーに供給先に返品するように、倉庫中の物品に対して返品検出を行う場合に適用されることができる。該方法は、返品タスクの生成装置により実行されることができ、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態により実現されることができ、例えば、デスクトップ、ノートパソコンなどの情報処理機能を有する機器に集積される。該方法は、以下のステップを含む。
【0014】
ステップS110、物品の調達情報を取得する。
物品とは、供給先から調達された任意の1種の商品であってもよい。調達情報は、供給先情報、調達・販売者情報及び調達ロット情報のうちの少なくとも1種を含んでもよいが、それに限定されない。
【0015】
本実施例は、該物品に対して返品検出を行うように、倉庫に記憶される任意の1種の物品の調達情報を取得することができる。
【0016】
ステップS120、調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、物品に対応する目標返品条件を決定する。
【0017】
返品データベースは、複数の物品に対応する構成情報を記憶することに用いられることができる。構成情報は各物品の調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含んでもよい。各調達情報に対応する返品条件情報は少なくとも1種の返品条件を含んでもよいが、それに限定されない。1つの調達情報が複数種の返品条件に対応する時に、返品条件情報は各返品条件に対応する優先度情報をさらに含んでもよい。本実施例における返品条件とは、例えば、調達してから25日間内に返品するか、又は在庫量が500件を超えた時に、超えた物品を返品するなど、物品が返品する時に満たすべきである条件であってもよい。返品条件は、供給先及び/又は調達先が業務シーン及び実際のニーズに基づいて制定されるものであってもよい。本実施例における返品条件は不定期的に変化してもよい。返品条件が変化するか、又は新しい返品条件を追加する時に、返品データベース中の構成情報をリアルタイムに更新するか、又は追加することができ、それにより返品条件情報の動的柔軟な構成を実現し、人工記憶及び通知に依存する必要がない。
【0018】
一実施例において、物品の調達情報を返品データベースに記憶された複数の調達情報と情報マッチングし、且つ返品データベースに記憶された各調達情報と返品条件情報との間の対応関係に基づいて、返品データベース中のマッチングが成功した調達情報に対応する返品条件情報を決定し、且つ該返品条件情報により、物品に対応する目標返品条件を決定する。現在の返品データベースに記憶された返品条件情報はいずれも現在では最新な情報であるので、返品データベースに基づいて決定された目標返品条件は、該物品に対応する最新且つ最適合な返品条件であり、物品の返品の正確性を向上させる。
【0019】
ステップS130、物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、物品に対応する返品タスクを生成する。
【0020】
本実施例は、物品の在庫情報に基づいて該物品が目標返品条件を満たすか否かを検出することができる。例示的に、目標返品条件は調達してから25日間内に返品することであると、該物品の調達時間及び現在時間により、該物品の調達時間が25日を超えないか否かを決定することができ、該物品の調達時間が25日を超えないと、該物品が目標返品条件を満たすと表明し、この時に、該物品の返品を行うように、物品の在庫量及び物品の格納位置などの情報により返品タスクを生成することができる。目標返品条件は在庫量が500件を超えた時に、超えた物品を返品することであると、該物品の在庫量により、該物品の数が500件を超えるか否かを決定し、該物品の数が500件を超えたと、該物品を返品する必要があると表明し、この時に、該物品の返品を行うように、該物品の返品数及び格納位置などの情報により、返品タスクを生成することができる。本実施例は、該物品に対応する最新且つ最適合な目標返品条件に基づいて該物品が返品する必要があるか否かを自動に検出でき、且つ返品する必要がある時に、返品タスクを自動に生成できることにより、返品の正確さ及び効率を向上させる。
【0021】
本実施例の技術方案は、返品データベースを利用して複数種の物品の調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を記憶して構成することにより、返品条件が変化する時に、返品条件情報の動的柔軟な構成を実現でき、人工記憶及び通知に依存する必要がない。そして、物品の調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングすることにより、物品に対応する目標返品条件を自動に決定でき、それにより、現在では最新且つ最適合な目標返品条件に基づいて物品に対して返品検出を行い、且つ目標返品条件を満たす時に、該物品に対応する返品タスクを自動に生成でき、返品タスク全体の生成過程は、人の参与が必要ではなく、返品タスクの生成の自動化を実現して、返品の効率及び正確性を向上させる。
【0022】
上記技術方案の上で、返品データベースは、調達情報構成マスタテーブル及び返品条件サブテーブルを含んでもよく、そのうち、調達情報構成マスタテーブルは少なくとも1つの調達情報を記憶することに用いられ、返品条件サブテーブルは各調達情報に対応する少なくとも1つの返品条件情報を記憶することに用いられる。
【0023】
本実施例は、マスタ・サブテーブル関係を採用して返品データベースを設計することができ、構成をより簡潔にし、データ記憶スペースを節約し、返品データベースのデータ照会効率を向上させる。調達情報構成マスタテーブルと返品条件サブテーブルは調達情報識別子により関連付けることができる。表1は1つの調達情報構成マスタテーブルの例示を示した。表2は1つの返品条件サブテーブルの例示を示した。表1に示すように、調達情報構成マスタテーブル中の各調達情報は、供給先簡略符号、供給先名称、調達・販売者コード、調達・販売者名称及び調達ロット番号を含んでもよい。表2に示すように、調達情報識別子1001という1つの調達情報が3つの返品条件情報に対応し、各返品条件情報は、返品条件識別子(Identifier、ID)、返品条件コード、返品条件内容及び優先度重みを含んでもよい。そのうち、優先度重みが高いほど、該返品条件の優先度が高くなる。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
例示的に、返品データベースは調達情報構成マスタテーブル及び返品条件サブテーブルを含む時に、S120は、物品の調達情報を調達情報構成マスタテーブル中の複数の調達情報とマッチングし、マッチングが成功した調達情報識別子を決定することと、返品条件サブテーブルから、調達情報識別子に対応する候補返品条件を照会することと、少なくとも2つの候補返品条件があると、各候補返品条件に対応する優先度情報により、物品に対応する目標返品条件を決定することと、を含んでもよい。
【0027】
一実施例において、物品の調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングする時に、まず物品の調達情報を調達情報構成マスタテーブル中の複数の調達情報とマッチングすることができ、供給先簡略符号、供給先名称、調達・販売者コード、調達・販売者名称及び調達ロット番号などの情報はいずれもマッチングが成功した時に、該マッチングが成功した調達情報に対応する調達情報識別子を決定することができる。そして、該調達情報識別子を利用して返品条件サブテーブル中に照会を行うことにより、返品条件サブテーブル中の該調達情報識別子に対応する複数の返品条件を得ることができ、且つ照会して得られた複数の返品条件を候補返品条件とする。1つの候補返品条件のみがあると、直接に該候補返品条件を物品に対応する目標返品条件として決定することができる。少なくとも2つの候補返品条件があると、返品条件サブテーブルから各候補返品条件に対応する優先度情報、例えば優先度重みを得ることができ、且つ該優先度情報に基づいて複数の候補返品条件をソートし、この時に、優先度重み値が最高の候補返品条件を目標返品条件とすることができる。優先度重みが同様の少なくとも2つの候補返品条件があると、各候補返品条件に対応する使用頻度である熱度値により、熱度値が最も高い候補返品条件を物品に対応する目標返品条件として決定することができる。
【0028】
上記技術方案の上で、物品に対応する返品タスクを生成した後に、返品タスクに基づいて、選別機器を制御してピッキングを行うことと、ピッキングが完了した場合、返品機器を制御してピッキングが完了した物品に対して返品操作を行うことと、をさらに含む。
【0029】
選別機器は、選別ロボット又は選別ロボットアームを含んでもよいが、それに限定されない。返品機器は、パッキングロボット、搬送ロボット、収載機器及び配送車両などを含んでもよいが、それに限定されない。
【0030】
一実施例において、物品の返品タスクを生成した後に、選別機器を制御して該返品タスク中のすべての物品を選別して、且つピッキングが完了した後に、パッキングロボットを制御して選別された物品をパッキングして、搬送ロボットを制御してパッキングされた物品を収載位置に搬送して、収載機器を制御して該物品を配送車両に自動に収載して、これにより、物品の自動に選別して出庫する操作を実現し、物品の返品効率を向上させる。
【0031】
実施例2
図2は本出願の実施例2に係る返品タスクの生成方法のフロー図であり、本実施例は上記実施例の上で、倉庫中の複数種の物品に対して返品検出を行う形態について説明した。そのうち、上記実施例と同様又は相応的な用語の解釈については、ここで説明を省略する。
【0032】
図2を参照し、本実施例が提供する返品タスクの生成方法は、以下のステップを含む。
ステップS210、予め定められた現在の物品グループに対応する調達情報を取得し、そのうち、現在の物品グループには少なくとも2種の物品が含まれ、前記少なくとも2種の物品の調達情報が同様である。
【0033】
一実施例において、倉庫中の複数の物品に対して返品検出を行う時に、物品の調達情報に基づいて複数の物品をグループ化して複数の物品グループを得ることができ、そのうち、各物品グループ中の複数種の物品の調達情報が同様である。現在の物品グループとは、任意の1つの物品グループであってもよい。現在の物品グループに対応する調達情報は、現在の物品グループ中の複数種の物品に対応する調達情報である。
【0034】
例示的に、S210は、複数種の物品の調達情報により、複数の調達パラメータに基づいて複数種の物品を統合してグループ化し、複数の物品グループ及び複数の物品グループ中の現在の物品グループに対応する調達情報を決定することを含むことができる。
【0035】
そのうち、調達パラメータとは、供給先、調達・販売者及び調達ロット番号であってもよいが、それに限定されない。
【0036】
一実施例において、1つの調達ロット番号に対する時に、1つの調達・販売者が1つの供給先から複数種の物品を調達して、これらの物品の調達情報を同様にして、複数の調達パラメータに基づいてすべての物品を統合してグループ化することができることにより、同種類の調達情報に対応する複数種の物品を決定するようにする。本実施例は、各調達パラメータに基づいてすべての物品を一つずつ統合してグループ化することができる。例示的に、複数の調達パラメータは供給先、調達・販売者及び調達ロット番号であると、まず供給先という調達パラメータによりすべての物品をグループ化して統合して、各供給先に対応する第1物品グループを決定し、そのうち、第1物品グループ中の複数種の物品の供給先が同様である。そして、調達者という調達パラメータに基づいて各第1物品グループ中の複数の物品をグループ化して統合して、各第1物品グループ中の各調達者に対応する第2物品グループを決定し、そのうち、第2物品グループ中の複数種の物品の供給先及び調達者がいずれも同様である。最後に、調達ロット番号という調達パラメータに基づいて各第2物品グループ中の複数の物品をグループ化して統合して、各第2物品グループ中の各調達ロット番号に対応する第3物品グループを決定し、そのうち、第3物品グループ中の複数種の物品の供給先、調達者及び調達ロット番号がいずれも同様である。この時に、決定された各第3物品グループを一つずつ現在の物品グループとすることができる。
【0037】
ステップS220、現在の物品グループに対応する調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングし、現在の物品グループに対応する目標返品条件を決定する。
【0038】
本実施例は、物品グループを単位として、現在の物品グループに対応する調達情報を返品データベース中の複数の調達情報と情報マッチングし、各調達情報と返品条件情報との間の対応関係に基づいて、現在の物品グループに対応する目標返品条件を決定してもよい。本実施例における現在の物品グループに対応する目標返品条件は、現在の物品グループ中の各物品が返品検出を行う時に根拠となる返品条件であってもよい。例示的に、返品データベースにより決定された現在の物品グループが複数の候補返品条件に対応し、且つ各候補返品条件の優先度重みが同様であると、候補返品条件の数が所定数よりも小さい時に、これらの候補返品条件をいずれも現在の物品グループに対応する目標返品条件として決定することができ、且つこれらの目標返品条件をローテーションして現在の物品グループ中の各物品に対応する目標返品条件を決定することができ、これにより、目標返品条件の決定の自由度を向上させる。物品グループに対応する目標返品条件を決定することで、該物品グループ中の各物品に対応する目標返品条件を得ることができ、各物品に対して返品データベースのデータマッチングを一つずつ行う必要がなく、返品効率を向上させることができる。
【0039】
ステップS230、現在の物品グループ中の少なくとも1種の物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、少なくとも1種の物品に対して返品タスクを生成する。
【0040】
一実施例において、現在の物品グループに対応する目標返品条件に基づいて、現在の物品グループ中の各物品が目標返品条件を満たすか否かを検出し、且つ該目標返品条件を満たすすべての物品に基づいて返品タスクを生成して、1種又は複数種の物品に対して同時に返品を行うようにし、返品効率を向上させる。
【0041】
例示的に、S230は、現在の物品グループ中の各物品の在庫情報により、現在の物品グループ中の各物品が目標返品条件を満たすか否かを検出し、目標返品条件を満たす各目標物品に対応する在庫情報により、該目標物品に対応する少なくとも1つの返品タスクを生成することを含むことができる。
【0042】
物品の在庫情報は、物品の在庫量、調達時間、入庫時間、伝票時間及び物品価格のうちの少なくとも1種を含んでもよいが、それに限定されない。一実施例において、現在の物品グループに対応する目標返品条件及び現在の物品グループ中の各物品に対応する在庫情報に基づいて、目標返品条件を満たす各目標物品、即ち、現在の物品グループ中の返品する必要がある目標物品を決定する。各目標物品の在庫情報により、例えば返品する必要がある数などの相応的な返品情報を決定し、各目標物品に対応する返品情報により、1つ又は複数の返品タスクを生成する。例えば、返品する必要がある数が1つの配送車両の容量を超えた時に、複数の配送車両を利用して返品するように、複数の返品タスクを生成することができる。
【0043】
例示的に、各物品グループ中の相応的な目標返品条件を満たす目標物品を決定した後に、目標物品の情報をメッセージキューの形態で返品タスクを生成するモジュールに配信することにより、プログラムの間が、直接にインタフェースを転用して通信することではなく、メッセージにおいてデータを送信して通信するようにして、配信効率を向上させ、返品タスクの生成効率を向上させることができる。
【0044】
本実施例の技術方案は、物品グループを単位として、予め定められた物品グループに対応する調達情報により該物品グループに対応する目標返品条件を決定して、該物品グループ中の各物品に対応する目標返品条件を得ることができ、各物品に対して返品データベースのデータマッチングを一つずつ行う必要がなく、返品効率を向上させることができる。
【0045】
以下は、本出願の実施例に係る返品タスクの生成装置の実施例であり、該装置が上記実施例の返品タスクの生成方法と同一の出願思想に属し、返品タスクの生成装置の実施例に説明されない内容について、上記返品タスクの生成方法の実施例を参照することができる。
【0046】
実施例3
図3は本出願の実施例3に係る返品タスクの生成装置の構造模式図であり、本実施例は、現在に返品する必要がある物品をタイムリーに供給先に返品するように、倉庫中の物品に対して返品検出を行う場合に適用されることができ、該装置は、調達情報取得モジュール310、目標返品条件決定モジュール320及び返品タスク生成モジュール330を含む。
【0047】
そのうち、調達情報取得モジュール310は物品の調達情報を取得するように構成され、目標返品条件決定モジュール320は調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、物品に対応する目標返品条件を決定するように構成され、返品タスク生成モジュール330は物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、物品に対応する返品タスクを生成するように構成される。
【0048】
好ましくは、返品データベースは調達情報構成マスタテーブル及び返品条件サブテーブルを含み、そのうち、調達情報構成マスタテーブルは少なくとも1つの調達情報を記憶することに用いられ、返品条件サブテーブルは各調達情報に対応する少なくとも1つの返品条件情報を記憶することに用いられる。
【0049】
好ましくは、目標返品条件決定モジュール320は、物品の調達情報を調達情報構成マスタテーブル中の複数の調達情報とマッチングし、マッチングが成功した調達情報識別子を決定し、返品条件サブテーブルから、調達情報識別子に対応する候補返品条件を照会して、少なくとも2つの候補返品条件があると、各候補返品条件に対応する優先度情報により、物品に対応する目標返品条件を決定するように構成されるものである。
【0050】
好ましくは、調達情報取得モジュール310は、予め定められた現在の物品グループに対応する調達情報を取得し、そのうち、現在の物品グループには少なくとも2種の物品が含まれ、前記少なくとも2種の物品の調達情報が同様であるように構成されるものである。
【0051】
目標返品条件決定モジュール320は、現在の物品グループに対応する調達情報を返品データベース中の構成情報とマッチングし、現在の物品グループに対応する目標返品条件を決定するように構成されるものである。
【0052】
返品タスク生成モジュール330は、現在の物品グループ中の少なくとも1種の物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、少なくとも1種の物品に対して返品タスクを生成するように構成されるものである。
【0053】
好ましくは、調達情報取得モジュール310は、複数種の物品の調達情報により、複数の調達パラメータに基づいて複数種の物品を統合してグループ化し、複数の物品グループ及び複数の物品グループ中の現在の物品グループに対応する調達情報を決定するように構成されるものである。
【0054】
好ましくは、返品タスク生成モジュール330は、現在の物品グループ中の各物品の在庫情報により、現在の物品グループ中の各物品が目標返品条件を満たすか否かを検出し、目標返品条件を満たす各目標物品に対応する在庫情報により、前記目標物品に対応する少なくとも1つの返品タスクを生成するように構成されるものである。
【0055】
好ましくは、該装置は、
物品に対応する返品タスクを生成した後に、返品タスクに基づいて、選別機器を制御してピッキングを行うように構成される選別機器制御モジュールと、ピッキングが完了する時に、返品機器を制御してピッキングが完了した物品に対して返品操作を行うように構成される返品機器制御モジュールと、をさらに含む。
【0056】
本出願の実施例が提供する返品タスクの生成装置は本出願の任意の実施例が提供する返品タスクの生成方法を実行することができ、返品タスクの生成方法を実行する相応的な機能モジュール及び効果を備える。
【0057】
実施例4
図4は本出願の実施例4に係る機器の構造模式図である。図4は、本出願の実施形態を実現するために適用される例示的な機器12のブロック図を示した。図4に示す機器12は、1つの例示に過ぎず、本出願の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限すべきではない。
【0058】
図4に示すように、機器12は汎用の演算機器の形態で表される。機器12のアセンブリは、1つ又は複数のプロセッサ又は処理ユニット16、システムメモリ28、異なるシステムアセンブリ(システムメモリ28及び処理ユニット16を含む)に接続されるバス18を含んでもよいが、それに限定されない。
【0059】
バス18は、いくつかの種類のバス構造のうちの1種又は複数種を表し、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、グラフィク加速スポート、プロセッサ又は複数種のバス構造のうちの任意のバス構造を使用するローカルバスを含む。例を挙げると、これらのアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、マイクロチャンネルアーキテクチャ(MicroChannel Architecture、MAC)バス、補強型ISAバス、ビデオ電子標準協会(Video Electronics Standards Association、VESA)ローカルバス及びペリフェラルコンポーネントインターコネクト(Peripheral Component Interconnect、PCI)バスを含むが、それに限定されない。
【0060】
機器12は、典型的に、複数種のコンピュータシステム読み取り可能な媒体を含む。これらの媒体は、機器12によりアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってもよく、揮発性及び非揮発性媒体、リムーバブル及び非リムーバブルの媒体を含む。
【0061】
システムメモリ28は、揮発性メモリ形態のコンピュータシステム読み取り可能な媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)30及び/又はキャッシュメモリ32を含んでもよい。機器12は、他のリムーバブル・非リムーバブルの、揮発性・非揮発性コンピュータシステム記憶媒体を含んでもよい。単なる例として挙げれば、ストレージシステム34は、非リムーバブル、非揮発性磁媒体(図4に示されず、通常には「ハードディスクドライブ」と呼ばれる)を読み書きするように構成されてもよい。図4に示されないが、リムーバブル非揮発性磁気ディスク(例えば、「フレキシブルディスク」)を読み書きするように構成される磁気ディスクドライブ、及びリムーバブル非揮発性光ディスク(例えば、光ディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc-Read Only Memory、CD-ROM)、デジタル多機能光ディスクリードオンリーメモリ(Digital Versatile Disc- Read Only Memory、DVD-ROM)又は他の光媒体)を読み書きする光ディスクドライブを提供することができる。これらの場合、各ドライブは、1つ又は複数のデータ媒体インタフェースを介してバス18に接続されることができる。システムメモリ28は、少なくとも1つのプログラム製品を含んでもよく、該プログラム製品は、1組の(例えば、少なくとも1つの)プログラムモジュールを有し、これらのプログラムモジュールには、本出願の実施例を実行する機能が配置される。
【0062】
1組の(少なくとも1つの)プログラムモジュール42を有するプログラム・ユーティリティ40は、例えば、システムメモリ28に記憶されることができ、このようなプログラムモジュール42は、オペレーティングシステム、1つ又は複数のアプリーケーション、他のプログラムモジュール及びプログラムデータを含むが、それに限定されず、これらの例示中のそれぞれの1つ又は1種の組み合わせには、ネットワーク環境の実現が含まれるかもしれない。プログラムモジュール42は、通常には本出願に説明される実施例における機能及び/又は方法を実行する。
【0063】
機器12は、1つ又は複数の外部機器14(例えば、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ24など)と通信してもよく、ユーザが該機器12と対話できるようにする1つ又は複数の機器と通信してもよく、及び/又は該機器12が1つ又は複数の他の演算機器と通信できるようにするいずれかの機器(例えば、ネットワークカード、モデムなど)と通信してもよい。このような通信は、入出力(Input/Output、I/O)インタフェース22により行うことができる。そして、機器12は、ネットワークアダプタ20を介して1つ又は複数のネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)及び/又はパブリックネットワーク、例えば、インターネット)と通信してもよい。図に示すように、ネットワークアダプタ20は、バス18を介して機器12の他のモジュールと通信する。図に示されないが、機器12と組み合わせて他のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールを使用することができ、それは、マイクロコード、デバイスドライブ、冗長処理ユニット、外部ディスクドライブアレイ、RAIDシステム、テープドライブ及びデータバックアップストレージシステムなどを含むが、それに限定されないことを理解すべきである。
【0064】
処理ユニット16は、システムメモリ28に記憶されるプログラムを実行することにより、複数種の機能応用及びデータ処理を実行し、例えば、本発明の実施例が提供する返品タスクの生成方法のステップを実現し、該方法は、
物品の調達情報を取得することと、調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、物品に対応する目標返品条件を決定することと、物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、物品に対応する返品タスクを生成することと、を含む。
【0065】
プロセッサは、本出願の任意の実施例に係る保留在庫量の決定方法の技術態様を実現することもできる。
【0066】
実施例5
本実施例5はコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサにより実行される時に、本出願の任意の実施例が提供するような返品タスクの生成方法のステップを実現し、該方法は、
物品の調達情報を取得することと、調達情報を返品データベース中の、少なくとも1つの調達情報にそれぞれ対応する返品条件情報を含む構成情報とマッチングし、物品に対応する目標返品条件を決定することと、物品が目標返品条件を満たすと検出した時に、物品に対応する返品タスクを生成することと、を含む。
【0067】
本出願の実施例のコンピュータ記憶媒体は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は任意の以上の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の例(非網羅的なリスト)は、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。本書類において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、いずれかのプログラムを含むか又は記憶する実体的媒体であってもよく、該プログラムがコマンド実行システム、装置又はデバイスにより使用されてもよいか、又はそれらと組み合わせて使用されてもよい。
【0068】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドにおいて、又はキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、そのうち、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードをベアラする。このような伝搬されるデータ信号は、複数種の形態を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外のいずれかのコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、該コンピュータ読み取り可能な媒体は、コマンド実行システム、装置又はデバイスによって使用されるか、又はそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝搬又は伝送することができる。
【0069】
コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、いずれかの適切な媒体により伝送することができ、無線、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。
【0070】
1種又は複数種のプログラミング言語又はその組み合わせで本出願の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、前記プログラミング言語は、オブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava(登録商標)、Smalltalk、C++を含み、一般的なプロセス式プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似するプログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されてもよく、部分的にユーザコンピュータで実行されてもよく、1つの独立なソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、一部がユーザコンピュータで一部がリモートコンピュータで実行されてもよく、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータが関与する場合において、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介して、ユーザコンピュータに接続されてもよく、又は、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続される)。
【0071】
上記の本出願のモジュール又はステップは、汎用の演算装置により実現されることができ、それらは、1つの演算装置に集中され、又は複数の演算装置により組み合わせられるネットワークに分布されることができ、好ましくは、それらは、コンピュータ装置が実行可能なプログラムコードにより実現されることができ、これにより、それらを記憶装置に記憶して演算装置により実行されるか、又はそれらをそれぞれ複数の集積回路モジュールに作成するか、又はそれらのうちの複数のモジュール又はステップを1つの集積回路モジュールに作成することにより実現されることができる。このように、本出願は、いずれかの特定されるハードウェアとソフトウェアの結合に限定されない。
図1
図2
図3
図4