(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-27
(45)【発行日】2023-05-10
(54)【発明の名称】照明装置およびそれに用いられる連結装置
(51)【国際特許分類】
F21V 19/00 20060101AFI20230428BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20230428BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20230428BHJP
【FI】
F21V19/00 510
F21S2/00 230
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
(21)【出願番号】P 2019107186
(22)【出願日】2019-06-07
【審査請求日】2022-03-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康弘
【審査官】坂口 達紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-212994(JP,A)
【文献】特開2017-091895(JP,A)
【文献】特開2017-091959(JP,A)
【文献】特開2019-050215(JP,A)
【文献】実開昭63-196507(JP,U)
【文献】特開2017-016982(JP,A)
【文献】特開2015-022881(JP,A)
【文献】特開2016-122514(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 9/00-9/90
F21S 2/00-2/00,390
2/00,500-45/70
F21V 19/00-19/06
23/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、
前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、
前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、
前記連結装置は、
前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、
前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有
し、
前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、
前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、
前記灯具側連結部は、
前記光源取付部の長手方向に対して前記灯具取付器具側に向かって切り起こされて形成された連結主部に、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されている、照明装置。
【請求項2】
被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、
前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、
前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、
前記連結装置は、
前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、
前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、
前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、
前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、
前記灯具側連結部は、
前記光源取付部の短手方向に対して前記灯具取付器具側に向かってブリッジ形状に立ち上げて形成された連結主部を有し、
前記連結主部と前記光源取付部との間には、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されている
、照明装置。
【請求項3】
被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、
前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、
前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、
前記連結装置は、
前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、
前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、
前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、
前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、
前記灯具側連結部は、
前記光源取付部の短手方向に対して前記灯具取付器具側に向かって切り起こされて形成された複数の連結主部を有し、
前記複数の連結主部と前記光源取付部との間には、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されている
、照明装置。
【請求項4】
被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、
前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、
前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、
前記連結装置は、
前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、
前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、
前記灯具は、
光源が取り付けられる光源取付部と、
前記光源取付部に設けられる電源装置と、を有し、
前記灯具側連結部は、前記電源装置と一体成型されており、
前記灯具側連結部は、
前記電源装置の短手方向に対して、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されている
、照明装置。
【請求項5】
被取付部に取り付けられる
前記灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する
前記灯具と、を備える照明装置に用いられ、
請求項1~
4のいずれか一項に記載の前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置およびそれに用いられる連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
天井などの被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、この灯具取付器具に着脱自在に取り付けられる灯具(光源ユニットとも称される)と、を備えている。そして、この種の照明装置において、これら灯具取付器具と灯具とは、連結装置によって連結されている。
【0003】
ここで、連結装置は、例えば特許文献1に記載されているように、灯具取付器具に設けられるバネ部材と、灯具としてのラインLEDモジュールに設けられるバネ受け金具と、を備えており、バネ部材がバネ受け金具に係合することで灯具取付器具と灯具とを連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された照明装置において、バネ受け金具は灯具と別体で形成された副資材である部品であり、且つ、灯具に対して副資材である固定用のねじなどを用いて固定されていた。そのため、これら副資材が資材費削減の妨げとなり、バネ受け金具を個別に固定する工程が照明装置の組み立て時間の短縮および加工費削減の妨げとなっていた。
【0006】
また、バネ受け金具を灯具に固定する際のねじ締めが緩かったり、経年劣化によってねじが破断したりした場合、バネ受け金具が灯具から外れ、灯具が落下する虞もあった。
【0007】
つまり、特許文献1の照明装置では、連結装置として、このような副資材を用いているため、照明装置以外の材料費および加工費が必要であるばかりか、長期間に亘る照明装置の使用に伴う副資材の劣化または誤まった施工などの不完全な固定の影響を受けることにより、落下する懸念もあった。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決することを目的としており、材料費および加工費の削減を図ると共に、灯具の落下を防止できる照明装置およびそれに用いられる連結装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る照明装置は、被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、前記連結装置は、前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、前記灯具側連結部は、前記光源取付部の長手方向に対して前記灯具取付器具側に向かって切り起こされて形成された連結主部に、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されているものである。
また、被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、前記連結装置は、前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、前記灯具側連結部は、前記光源取付部の短手方向に対して前記灯具取付器具側に向かってブリッジ形状に立ち上げて形成された連結主部を有し、前記連結主部と前記光源取付部との間には、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されているものである。
また、被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、前記連結装置は、前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部を有し、前記灯具側連結部は、前記光源取付部と一体成型されており、前記灯具側連結部は、前記光源取付部の短手方向に対して前記灯具取付器具側に向かって切り起こされて形成された複数の連結主部を有し、前記複数の連結主部と前記光源取付部との間には、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されているものである。
また、被取付部に取り付けられる灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する灯具と、前記灯具取付器具および前記灯具を連結する連結装置と、を備え、前記連結装置は、前記灯具取付器具に設けられ、弾性体で形成された器具側連結部と、前記灯具と一体成型され、前記器具側連結部と係合する係合部が形成された灯具側連結部と、を有し、前記灯具は、光源が取り付けられる光源取付部と、前記光源取付部に設けられる電源装置と、を有し、前記灯具側連結部は、前記電源装置と一体成型されており、前記灯具側連結部は、前記電源装置の短手方向に対して、前記器具側連結部を挿通させる係合孔が形成されているものである。
【0010】
また、本発明に係る連結装置は、被取付部に取り付けられる前記灯具取付器具と、前記灯具取付器具に着脱自在に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する前記灯具と、を備える照明装置に用いられ、前述した照明装置における前記灯具取付器具と、前記灯具と、を連結するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、灯具取付器具および灯具を連結する連結装置のうち、灯具に設けられる灯具側連結部が灯具と一体成型されているため、バネ受け金具および固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくし、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、灯具側連結部が副資材を用いることなく、灯具と一体成型されているので、従来のような長期間に亘る照明装置の使用に伴う副資材の劣化または誤った施工などの不完全な固定の影響を受けることなく、灯具の落下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施の形態1に係る照明装置を示す斜視図である。
【
図3】
図1の照明装置における灯具を示す斜視図である。
【
図5】
図3の灯具における連結装置を拡大して示す概略斜視図である。
【
図6】
図5の灯具を短手方向および上下方向における平面から見て示す概略断面図である。
【
図7】実施の形態1の変形例1に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図8】実施の形態1の変形例2に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図9】実施の形態1の変形例3に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図10】実施の形態1の変形例4に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図11】実施の形態1の変形例5に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図12】実施の形態1の変形例6に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図13】実施の形態1の変形例7に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【
図14】実施の形態2に係る照明装置の灯具における連結装置を拡大して示す概略斜視図である。
【
図15】
図14の灯具を短手方向および上下方向における平面から見て示す概略断面図である。
【
図16】実施の形態2の変形例に係る照明装置における連結装置の説明に供する概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、照明装置およびそれに用いられる連結装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、照明装置およびそれに用いられる連結装置は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。また、
図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は照明装置およびそれに用いられる連結装置を限定するものではない。方向を表す用語としては、例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」または「後」などが挙げられる。
【0014】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明装置1を示す斜視図である。
図2は、
図1の照明装置1を示す分解斜視図である。まず、
図1および
図2を参照して、本実施の形態1に係る灯具取付器具2および照明具としての灯具3を備える照明装置1の全体構成を説明する。なお、以下の説明において、長手方向を長手方向X、長手方向Xに対する短手方向を短手方向Yとし、長手方向Xおよび短手方向Yのそれぞれに直交する方向を上下方向Zとする。また、照明装置1が取り付けられる被取付部としての天井9の側を上方向Z1とし、上方向Z1と反対側であり照明装置1が光を照射する側を下方向Z2とする。
【0015】
照明装置1は、長尺状の灯具取付器具2と、灯具取付器具2に着脱自在に取り付けられる長尺状の灯具3と、これら灯具取付器具2および灯具3を連結する連結装置4と、を備えている。
【0016】
図3は、
図1の照明装置1における灯具3を示す斜視図である。
図4は、
図3の灯具3を示す分解斜視図である。
図1~
図4を参照して照明装置1の各部の構成を説明する。
【0017】
<灯具取付器具2>
灯具取付器具2は、
図1に示すように、不図示の吊ボルトなどの固定具を用いて天井9などの被取付部に取り付けられる。灯具取付器具2は、
図2に示すように、天井9に取り付けられる長尺状の本体部20と、本体部20の長手方向Xに沿って設けられ、灯具3を着脱自在に保持する取付部23と、取付部23の長手端部を覆う端板21とを備える。また、灯具取付器具2は、灯具取付器具2の外部から引き込まれた図示しない電源線が挿し込まれる端子台24と、灯具3を保持するための器具側連結部であるバネ26と、を備えている。なお、バネ26については、後述する連結装置4と共に説明する。
【0018】
(取付部23)
本体部20は、
図2に示すように、長手方向Xに沿って長尺且つ矩形平板状に形成された底面部200と、底面部200の短手方向Yの両端部からそれぞれ下方向Z2の中央に向けて傾斜して延在する一対の側面部201と、を有する。これら底面部200と側面部201とは、取付部23を構成する。取付部23は、鋼板などからなり、プレス加工またはロール加工などによって屈曲されたり、押出成形などによって形成されることで剛性を確保している。取付部23は、底面部200と側面部201とを有し、短手方向Yの断面の下方向Z2の側が開口した凹状をなしており、灯具3の一部を収納する。つまり、取付部23において、側面部201の一端の側に底面部200が位置し、側面部201の他端の側に灯具3が挿入される長穴状の開口部206が形成されている。ここで、側面部201の他端とは、開口部206の周縁部である。
【0019】
取付部23は、下方向Z2に形成された開口部206を経由して、灯具3を取付部23に取り付けたり、取付部23から取り外したりできるようになっている。
【0020】
また、本体部20は、各側面部201の開口部206側となる下端部からそれぞれ取付部23の外側の斜め上方(上向きである上方向Z1且つ取付部23から離れる向き)に、天井9に向けて傾斜して延在する外観部207を有している。この外観部207は、反射板として機能する。なお、外観部207は、プレス加工またはロール加工などによって側面部201の下端部から屈曲されたり、押出成形により形成されたり、などによって、取付部23と一体に形成されている。さらに、ここでは図示を省略するが、外観部207の内面の側には、端板21を固定するねじを螺合させるためのねじ固定孔(不図示)が形成された側板取付部が設けられている。
【0021】
また、ここでは図示を省略するが、底面部200には、商用電源と接続する電源線を引き込むための電源引込孔、および、吊ボルトなどの固定具により灯具取付器具2を天井9へ固定するための固定孔などが形成されている。
【0022】
(端板21)
端板21は、
図2に示すように、長手方向Xにおける取付部23の両端に設けられており、底面部200、側面部201および外観部207の長手両端部と当接している。また、端板21は、取付部23の長手方向Xの両端部を覆う端板本体部210を有している。端板本体部210には、矩形と円形とを組み合わせた略馬蹄形状をなす端板蓋部211が取り外しできるように設けられている。なお、端板蓋部211は、取付部23の長手方向Xの両端部を覆う端板本体部210のうち、少なくとも一方に設けられていればよい。
【0023】
端板蓋部211は、端板本体部210を構成する壁部にノックアウト加工が施された部分であり、例えば、たたくことにより、あるいは、切り取ることにより、U字状の縁部によって形成される開口(端部穴)を現場などで簡単に設けることができるようにした部分である。端板蓋部211は、取り外されることで端板本体部210に不図示の開口(端部穴)を形成する。また、端板本体部210には端板蓋部211の縁部を形作る不図示の溝部が形成されている。
【0024】
端板本体部210は、端板蓋部211が取り外されることで、U字状の縁部によって形成される不図示の端部穴が形成される。端部穴は、灯具3が灯具取付器具2に取り付けられた場合に灯具3と対向するように形成されている。端板本体部210から取り外される端板蓋部211は、取り外される前には端板本体部210の一部を構成している。
【0025】
端板本体部210において、端板本体部210から取り外された際に端板蓋部211の縁部を形成する部分に形成された溝部は、端板本体部210の壁が凹状に形成された部分であり、端板本体部210の壁の厚さが薄い部分となる。なお、溝部は、凹状に形成されるものに限定されるものではなく、例えば、ミシン目のように複数の貫通孔が連続して形成されてもよい。また、端板蓋部はノックアウト加工により端板本体部210から取り外し可能に設けられているが、端板蓋部211は、ノックアウト加工以外にも爪による係合、あるいは、接着などで端板本体部210から取り外しができるように設けられてもよい。さらに、端部穴は、例えば、複数の照明装置1を長手方向Xに沿って連結して設置する場合に、隣接する照明装置1に電線を引き込む送り配線などに利用することができる。
【0026】
(端子台24)
端子台24は、
図2に示すように、取付部23の底面部200に固定されており、不図示の電源引込孔から引き込まれた図示しない電源線と接続し、商用電源から供給される電力を灯具3に供給する。端子台24は、不図示の端子台本体部と、灯具3に電気的に接続するための端子台接続部25とを備えている。なお、端子台本体部は、例えば、矩形箱状、円柱状または多角柱状などの形状で形成されている。端子台接続部25は、端子台電線251と、端子台電線の先端に設けられた端子台コネクタ252とを備えている。
【0027】
<灯具3>
図5は、
図3の灯具3における連結装置4を拡大して示す概略斜視図である。
図6は、
図5の灯具3を短手方向Yおよび上下方向Zにおける平面から見て示す概略断面図である。次に、
図1~
図6を参照して、灯具3の全体構成を説明する。
図1~
図6に示すように、灯具3は、光源31が取り付けられる光源取付部30と、光源31を覆うカバー部材32と、光源31に所定の点灯電力を供給する電源装置33と、バネ26と係合する灯具側連結部であるバネ取付部36と、を備えている。なお、バネ取付部36については、後述する連結装置4と共に説明する。また、灯具3は、光源ユニットとも称される。
【0028】
(光源取付部30)
光源取付部30は、いずれも後述する、光源31、電源装置33および発光素子310を覆うカバー部材32が取り付けられる台座である。光源取付部30は、金属材料、あるいは樹脂材料を含む材料で形成される。本実施の形態1において、光源取付部30は、例えば鋼板を用いてロール加工などにより曲げられて形成されたり、あるいは、押出成形により形成されたりすることで、灯具3が必要とする剛性を有している。光源取付部30は、
図1~
図4に示すように、長尺且つ矩形平板状に形成された台座主部300を有している。また、台座主部300の短手方向Yの両端部には、それぞれ上方向Z1に向かって延在する一対の台座側部304が形成されている。光源取付部30は、光源31、あるいは電源装置33の動作熱を外部に放熱する機能を有する。
【0029】
(台座主部300)
台座主部300は、下方向Z2に位置する側の一面が、中央部に後述する光源31が配置された光源取付面301として構成され、それとは反対側の上方向Z1に位置する他面が、後述する電源装置33が配置された電源取付面302として構成されている。また、長手方向Xにおける台座主部300の両端部寄りには、後述するバネ取付部36が一体に形成されている。
【0030】
(台座側部304)
各台座側部304は、
図6に示すように、台座主部300の光源31が配置される光源取付面301とは反対側の電源取付面302における短手方向Yの両端部から、それぞれ上方向Z1に向かって延在して形成されている。すなわち、光源取付部30は、一対の台座側部304が台座主部300の短手方向Yの両端縁部に位置する各基端部305から上方向Z1に立ち上がって延在している。このように構成された各台座側部304は、台座主部300の長手方向Xに沿って設けられている。
【0031】
各台座側部304は、それぞれ基端部305から先端部306にかけて上方向Z1に立ち上がっており、光源取付部30の短手方向Yの断面が、それぞれL字状に形成されている。また、各台座側部304は、基端部305から先端部306に亘って光源31を覆うカバー部材32と当接している。これにより、光源取付部30は、カバー部材32を保持する。なお、各台座側部304は、それぞれ台座主部300の長手方向Xの全長に連なって設けられてもよく、台座主部300の長手方向Xの一部に設けられてもよい。また、各台座側部304は、それぞれその一部に切り欠きが形成されてもよい。
【0032】
さらに、各台座側部304は、先端部306がそれぞれ台座主部300の電源取付面302の側に向かって半円状またはヘアピン状などに折り返される内巻き形状で形成されたカール部307を有している。光源取付部30は、カール部307を設けることで台座主部300に対して、長手方向Xの撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部30の剛性を確保することができる。
【0033】
なお、各台座側部304のカール部307は、先端部306がそれぞれ台座主部300の光源31が配置されている電源取付面302の側に折り返される外巻き形状に形成されることが望ましい。これにより、カール部307が内巻き形状で形成される場合に比べて、光源取付部30の台座側部304とカバー部材32の壁面との接触面積を小さくできる。よって、膨張係数が異なる台座側部304とカバー部材32の壁面とが互いにずれ始める際の膨張収縮音(きしみ音)あるいは摺動音を生じ難くすることができる。
【0034】
また、カール部307は、光源取付部30の長手方向Xに沿って各台座側部304の先端部306に連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部30は、各台座側部304の先端部306にカール部307が形成されていることが望ましいが、カール部307が形成されていなくてもよい。また、カール部307は各台座側部304のいずれか一方に形成されていてもよい。
【0035】
(電源装置33)
台座主部300のカバー部材32が取り付けられる光源取付面301とは反対になる上方向Z1側の電源取付面302には、電源装置33が設けられている。電源装置33は、制御回路部品338と、この制御回路部品338が実装された制御基板339と、が収納される長尺箱型形状の筐体330を備えている。また、電源装置33には商用電源との間を電気的に接続するためのワイヤーハーネス34が接続されている。ワイヤーハーネス34は、灯具電源電線340と、給電線341と、を有している。灯具電源電線340は、端子台接続部25と接続されることで端子台24と接続され、この端子台24を介して商用電源と電源装置33とが電気的に接続される。すなわち、商用電源から灯具電源電線340を介して電源装置33へと電力が供給され、この電力が電源装置33から後述する給電線341を介して光源31へと供給されることで、光源31の発光素子310が発光する。給電線341および灯具電源電線340と接続される端子台接続部25は、配線クランプ35によって台座主部300の電源取付面302上に固定される。
【0036】
(光源31)
光源31は、長尺且つ矩形平板状に形成された光源基板311と、光源基板311の長手方向Xに沿って直線状に実装される複数の発光体である発光素子310とを備えている。光源31において、発光素子310は、光源基板311の短手方向Yに1つ設けられている。光源31の長手方向Xの一端部には、電源装置33との間を電気的に接続するための給電線341が接続されている。この給電線341が電源装置33と接続されることで、発光素子310と電源装置33とが電気的に接続される。
【0037】
灯具3は、灯具取付器具2の取付部23に取り付けられ、照射対象空間に光を照射する。灯具3は、灯具取付器具2の取付部23に収容され、保持される。灯具3は、電源装置33から光源31の発光素子310が実装された光源基板311に電源が供給されることで、発光素子310を発光させる。なお、発光素子310は、例えば表面実装タイプのLED素子で構成されるが、COB型のLEDモジュールでもよい。また、発光素子310は、固体レーザ素子、半導体レーザ素子または有機EL素子でもよい。なお、発光素子310は、短手方向Yにおいて1つ設けられている例を示したが、これに限らず、発光素子310は、短手方向Yにおいて複数設けられてもよい。また、発光素子310を備えた光源基板311が、台座主部300の短手方向Yにおいて複数設けられてもよい。また、発光素子310を備えた光源基板311が、台座主部300の長手方向Xにおいて複数設けられてもよい。
【0038】
(カバー部材32)
カバー部材32は、例えば乳白色のアクリル樹脂など透光性および拡散性を有する材料により光源31を覆うように長尺に形成され、光源31の発光素子310から照射される光を拡散しながら透過させるものである。カバー部材32は、光源31を覆う主カバー320と、当該主カバー320の長手方向Xの両端部をそれぞれ覆う端部カバー329と、を備えている。
【0039】
(主カバー320)
主カバー320は、
図6に示すように、短手方向Yにおいて、カバー正面部321と、カバー側面部322と、カバー係合部324と、カバー支持部325と、を有している。主カバー320は、カバー正面部321と、カバー側面部322と、カバー係合部324と、カバー支持部325と、が長手方向X(
図4参照)へ連続するように形成されている。カバー部材32は、詳細は後述するが、台座主部300の短手方向Yにおける両端部からそれぞれ上方向Z1へ延在する台座側部304に取り付けられる。
【0040】
カバー正面部321は下方向Z2側に向けて湾曲した円弧形状であり、光源31を覆っている。カバー正面部321は、短手方向Yの断面が円弧形状であるが、他の形状であってもよい。例えば、カバー正面部321は、短手方向Yの断面が、平板形状、三角形状、四角形状またはその他の多角形状であってもよい。あるいは、カバー正面部321は、単数または複数の平面から形成される平面形状または多面体形状であっても良く、単数または複数の曲面から形成される形状であってもよい。
【0041】
カバー側面部322は、カバー正面部321の長手方向Xを構成する側端の各端部より台座主部300の光源取付面301側、すなわち上方向Z1に立ち上がるように設けられている。カバー側面部322は、カバー正面部321の短手方向Yの両端部から、それぞれ台座主部300側、すなわち上方向Z1側に立ち上がるように延在し、且つ、互いに光源31の側に湾曲した円弧状に設けられている。
【0042】
また、それぞれのカバー側面部322の上端部には、それぞれ台座主部300の台座側部304と対向して重なり、当該台座側部304と係合する一対のカバー係合部324が、各カバー側面部322の上端部から上方向Z1へ延在して設けられている。カバー係合部324は、立設部324aと、曲折部324bとを有する。立設部324aは、各カバー側面部322の上端部から上方向Z1に延びるように各々対向して形成されている。立設部324aの上端部には、端部が光源取付部30の側に向かって対向するように円弧状に曲がった曲折部324bが形成されている。カバー係合部324は、光源取付部30の台座側部304と当接し、各曲折部324bと台座側部304における先端部306およびカール部307とが係合する。主カバー320は、各カバー係合部324が各台座側部304と係合することにより光源取付部30に固定される。カバー部材32は、カバー係合部324が、カバー部材32の長手方向Xに沿ってカバー側面部322およびカバー支持部325に連続して形成されてもよく、分断されて形成されてもよく、一部に形成されてもよい。
【0043】
カバー支持部325は、それぞれのカバー側面部322の上端部から互いに近づくように形成されており、台座主部300の光源取付面301の側における光源基板311の短手方向Yにおける両端部と当接する。
【0044】
なお、主カバー320は、当該主カバー320の材料の弾性を利用して台座主部300にはめ込むことにより光源取付部30に固定されるスナップフィット構造を用いてもよい。
【0045】
このように、カバー部材32は、各カバー係合部324が台座主部300の各台座側部304と係合することで、光源取付部30に固定される。カバー部材32が光源取付部30に固定されると、台座主部300が灯具3の底壁部を構成する。また、カバー正面部321およびカバー側面部322は、発光素子310から発光される光を出射する部分となる。
【0046】
(端部カバー329)
端部カバー329は、主カバー320の長手方向Xの両端部において、それぞれ主カバー320の短手方向Yの断面と同様に下方向Z2に向けて湾曲した円弧形状をなし、カバー張出部323を除いた部分を覆っている。
【0047】
<連結装置4>
図2、
図5および
図6に示すように、灯具取付器具2と灯具3とを連結する連結装置4は、灯具取付器具2の側に設けられる器具側連結部としてのバネ26と、灯具3に設けられる灯具側連結部としてのバネ取付部36と、を有する。
【0048】
(バネ26)
バネ26は、
図2に示すように、長手方向Xに沿って対になるように、取付部23の底面部200に2つ配設されている。バネ26は、灯具3を灯具取付器具2に取り付けるための連結装置4の1つであり、
図2~
図6に示す灯具3に設けられた灯具側連結部としてのバネ取付部36と係合するものである。バネ26は、例えば、バネ鋼材、または、ステンレス材料などから構成される弾性部材で形成される弾性体である。
【0049】
本実施の形態1の場合、バネ26は板状の弾性材料からなり、一端寄りに設けられたバネ固定部261と、他端寄りに設けられたバネ先端部263と、バネ固定部261とバネ先端部263との間に設けられたバネ円弧部262と、を有する。バネ固定部261には、不図示の貫通孔が形成されている。バネ固定部261は、例えば貫通孔にねじが挿入され、灯具取付器具2の底面部200に、ねじ止めされて固定される。バネ円弧部262は、底面部200から離れるように円弧形状に形成されている。バネ先端部263は、円弧形状に形成されたバネ円弧部262の内壁の側に曲折して形成されており、
図3~
図6に示すバネ取付部36が引っ掛けられる。また、対になるバネ26は、それぞれのバネ先端部263が互いに反対方向、すなわち灯具取付器具2の長手方向Xにおける外方側を向くように底面部200に配置されている。
【0050】
(バネ取付部36)
本実施の形態1の場合、連結装置4の1つであるバネ取付部36は、
図5および
図6に示すように、平板状の連結主部360を有し、当該連結主部360に灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361が形成されている。バネ取付部36は、台座主部300の電源取付面302における長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300と一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36は、予め、台座主部300の一部に直接型取りされた部分を電源取付面302の側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300と一体に形成される。バネ取付部36を電源取付面302の側に切り起こすことによって台座主部300に形成された貫通孔308は、光源31によって、光源取付面301の側から塞がれている。このように、バネ取付部36は、台座主部300を直接切り起こして形成されることで、光源取付部30と別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0051】
<実施の形態1の効果>
以上、説明したように、本実施の形態1の照明装置1では、灯具取付器具2および灯具3を連結する連結装置4のうち、灯具3に設けられるバネ取付部36が、灯具3の台座主部300と一体成型されている。このため、本実施の形態1の照明装置1によれば、従来のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36が灯具3の台座主部300と一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0052】
<実施の形態1の変形例1>
図7は、実施の形態1の変形例1に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した実施の形態1の照明装置1では、平板状の連結主部360を有し、当該連結主部360に灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361が形成されたバネ取付部36を、台座主部300を電源取付面302の側に直接切り起こして形成する場合について述べた。しかし、連結装置4の構成としては、実施の形態1のものに限ることはない。
【0053】
すなわち、
図5との対応部分に同一符号を付した
図7に示すように、バネ取付部36aは、台座主部300aの短手方向Yに延在する長尺矩形のブリッジ形状に形成された連結主部360aを有する。このとき、連結主部360aと台座主部300aとの間には、灯具取付器具2のバネ26を係合させるための係合孔である挿通孔361aが形成されている。換言すると、本変形例1において、バネ取付部36aは、光源取付部30aの短手方向Yに対して灯具取付器具2の側に向かってブリッジ形状に立ち上げて形成された連結主部360aを有している。そして、連結主部360aと光源取付部30aとの間には、バネ26を挿通させる貫通孔308aが形成されている。
【0054】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36aは前述した実施の形態1と同様に、台座主部300aの電源取付面302aにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300aと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36aは、予め、台座主部300aの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302aの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300aと一体に形成される。バネ取付部36aを電源取付面302aの側に切り起こすことによって台座主部300aに形成された矩形状の貫通孔308aは、光源31(
図6参照)によって、光源取付面301(
図6参照)の側から塞がれている。このように、バネ取付部36aは、台座主部300aを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30aと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0055】
<実施の形態1の変形例1の効果>
以上、説明したように、本変形例1の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36aが灯具3の台座主部300aと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0056】
<実施の形態1の変形例2>
図8は、実施の形態1の変形例2に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した変形例1の照明装置1では、バネ取付部36aが台座主部300aの短手方向Yに延在する長尺矩形のブリッジ状に形成された場合について述べた。しかし、連結装置4の構成としては、実施の形態1および変形例1のものに限ることはない。
【0057】
すなわち、
図5および
図7との対応部分に同一符号を付した
図8に示すように、バネ取付部36bは、台座主部300bの短手方向Yに延在する分離型のブリッジ状に形成された一対の連結主部360bを有している。これら一対の連結主部360bは、台座主部300bの短手方向Yにおいて中央部から互いに向き合うように、当該台座主部300bを切り起こして形成されている。これら一対の連結主部360bと台座主部300bとの間には、灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361bが形成されている。
【0058】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36bは前述した実施の形態1および変形例1と同様に、台座主部300bの電源取付面302bにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300bと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36bは、予め、台座主部300bの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302bの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300bと一体に形成される。バネ取付部36bを電源取付面302bの側に切り起こすことによって台座主部300bに形成された矩形状の貫通孔308bは、光源31(
図6参照)によって、光源取付面301(
図6参照)の側から塞がれている。このように、バネ取付部36bは、台座主部300bを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30bと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0059】
<実施の形態1の変形例2の効果>
以上、説明したように、本変形例2の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36bが灯具3の台座主部300bと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0060】
<実施の形態1の変形例3>
図9は、実施の形態1の変形例3に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した変形例2の照明装置1では、バネ取付部36bが台座主部300bの短手方向Yに延在する分離型のブリッジ状に形成された場合について述べた。しかし、連結装置4の構成としては、実施の形態1、変形例1および2のものに限ることはない。
【0061】
すなわち、
図8との対応部分に同一符号を付した
図9に示すように、バネ取付部36cは、台座主部300cの短手方向Yに延在する分離型のブリッジ状に形成された一対の連結主部360cを有している。これら一対の連結主部360cは、台座主部300cの短手方向Yにおいて両端側から互いに向き合うように、当該台座主部300cを切り起こして形成されている。これら一対の連結主部360cと台座主部300cとの間には、灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361cが形成されている。
【0062】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36cは前述した実施の形態1、変形例1および2と同様に、台座主部300cの電源取付面302cにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300cと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36cは、予め、台座主部300cの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302cの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300cと一体に形成される。また、図示を省略するが、バネ取付部36cを切り起こすことによって、短手方向Yにおける台座主部300cの両端寄りに形成された二つの矩形状の貫通孔308cは、カバー支持部325によって、光源取付面301の側から塞がれている。このように、バネ取付部36cは、台座主部300cを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30cと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0063】
<実施の形態1の変形例3の効果>
以上、説明したように、本変形例3の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36cが灯具3の台座主部300cと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0064】
<実施の形態1の変形例4>
図10は、実施の形態1の変形例4に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した実施の形態1およびその変形例1~3の照明装置1では、連結装置4の器具側連結部として、板材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26を用いる場合について述べたが、器具側連結部としてはこれに限ることはない。
【0065】
すなわち、例えば、
図5との対応部分に同一符号を付した
図10に示すように、器具側連結部としては、線材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26dを用いてもよい。この場合、バネ取付部36dは、バネ26dに対応した滑動溝362dと、係止爪363dとを備えた点を除き、実施の形態1の照明装置1における連結装置4のバネ取付部36dと同様に構成されている。
【0066】
このように、バネ26dが線材の弾性材料を曲げて形成された場合、バネ取付部36dは、連結主部360dに形成された挿通部361dの短手方向Yの両端部に、それぞれ滑動溝362dが形成されている。また、挿通部361dの上方向Z1に位置する上端部には、灯具3を仮保持する際に、バネ26dのバネ円弧部262dにおける先端に形成されたバネ先端部263dを引っ掛けるための係止爪363dが、当該挿通部361dの内方(下方向Z2)に向けて突設されている。
【0067】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36dは前述した実施の形態1と同様に、台座主部300dの電源取付面302dにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300dと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36dは、予め、台座主部300dの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302dの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300dと一体に形成される。バネ取付部36dを切り起こすことによって台座主部300dに形成された貫通孔308dは、光源31(
図6参照)によって、光源取付面301(
図6参照)の側から塞がれている。このように、バネ取付部36dは、台座主部300dを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30dと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0068】
<実施の形態1の変形例4の効果>
以上、説明したように、本変形例4の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36dが灯具3の台座主部300dと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0069】
<実施の形態1の変形例5>
図11は、実施の形態1の変形例5に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した実施の形態1の変形例における照明装置1では、連結装置4の器具側連結部として、板材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26を用いる場合について述べたが、器具側連結部としてはこれに限ることはない。
【0070】
例えば、
図7との対応部分に同一符号を付した
図11に示すように、器具側連結部としては、線材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26dを用いてもよい。この場合、バネ取付部36eは、バネ26dに対応した滑動溝362eと、係止爪363eとを備えた点を除き、前述した変形例1の照明装置1における連結装置4のバネ取付部36aと同様に構成されている。
【0071】
このように、バネ26dが線材の弾性材料を曲げて形成された場合、バネ取付部36eは、連結主部360eと台座主部300eとの間に形成された挿通部361eの短手方向Yの両端部に、それぞれ滑動溝362eが形成されている。また、挿通部361eの上方向Z1に位置する上端部には、灯具3を仮保持する際に、バネ26dのバネ円弧部262dにおける先端に形成されたバネ先端部263dを引っ掛けるための係止爪363eが、当該挿通部361eの内方(下方向Z2)に向けて突設されている。
【0072】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36eは前述した変形例1と同様に、台座主部300eの電源取付面302eにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300eと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36eは、予め、台座主部300eの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302eの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300eと一体に形成される。バネ取付部36eを電源取付面302eの側に切り起こすことによって台座主部300eに形成された矩形状の貫通孔308eは、光源31(
図6参照)によって、光源取付面301(
図6参照)の側から塞がれている。このように、バネ取付部36eは、台座主部300eを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30eと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0073】
<実施の形態1の変形例5の効果>
以上、説明したように、本変形例5の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36eが灯具3の台座主部300eと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0074】
<実施の形態1の変形例6>
図12は、実施の形態1の変形例6に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した実施の形態1の変形例2の照明装置1では、連結装置4の器具側連結部として、板材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26を用いる場合について述べたが、器具側連結部としてはこれに限ることはない。
【0075】
例えば、
図8との対応部分に同一符号を付した
図12に示すように、器具側連結部としては、線材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26dを用いてもよい。この場合、バネ取付部36fは、バネ26dに対応した滑動溝362fと、係止爪363fとを備えた点を除き、前述した変形例2の照明装置1における連結装置4のバネ取付部36bと同様に構成されている。
【0076】
このように、バネ26dが線材の弾性材料を曲げて形成された場合、バネ取付部36fは、連結主部360fの台座主部300fとの間に形成された挿通部361fの短手方向Yの両端部に、それぞれ滑動溝362fが形成されている。また、挿通部361fの上方向Z1に位置する上端部には、灯具3を仮保持する際に、バネ26dのバネ円弧部262dにおける先端に形成されたバネ先端部263dを引っ掛けるための係止爪363fが、当該挿通部361fの内方(下方向Z2)に向けて突設されている。
【0077】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36fは前述した実施の形態1の変形例2と同様に、台座主部300fの電源取付面302fにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300fと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36fは、予め、台座主部300fの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302fの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300fと一体に形成される。また、バネ取付部36fを電源取付面302fの側に切り起こすことによって、台座主部300fに形成された矩形状の貫通孔308fは、光源31(
図6参照)によって、光源取付面301(
図6参照)の側から塞がれている。このように、バネ取付部36fは、台座主部300fを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30fと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0078】
<実施の形態1の変形例6の効果>
以上、説明したように、本変形例6の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36fが灯具3の台座主部300fと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0079】
<実施の形態1の変形例7>
図13は、実施の形態1の変形例7に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。前述した実施の形態1の変形例3の照明装置1では、連結装置4の器具側連結部として、板材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26を用いる場合について述べたが、器具側連結部としてはこれに限ることはない。
【0080】
例えば、
図9の対応部分に同一符号を付した
図13に示すように、器具側連結部としては、線材の弾性材料を曲げて形成されたバネ26dを用いてもよい。この場合、バネ取付部36gは、バネ26dに対応した滑動溝362gと、係止爪363gとを備えた点を除き、前述した変形例3の照明装置1における連結装置4のバネ取付部36cと同様に構成されている。
【0081】
このように、バネ26dが線材の弾性材料を曲げて形成された場合、バネ取付部36gは、連結主部360gの台座主部300gとの間に形成された挿通部361gの短手方向Yの両端部に、それぞれ滑動溝362gが形成されている。また、挿通部361gの上方向Z1に位置する上端部には、灯具3を仮保持する際に、バネ26dのバネ円弧部262dにおける先端に形成されたバネ先端部263dを引っ掛けるための係止爪363gが、当該挿通部361gの内方(下方向Z2)に向けて突設されている。
【0082】
ここでは、図示を省略するが、バネ取付部36gは前述した実施の形態1の変形例3と同様に、台座主部300gの電源取付面302gにおける長手方向Xの両端部寄りに、当該台座主部300gと一体に形成されている。詳しくは、バネ取付部36gは、予め、台座主部300gの一部に直接型取りされた部分を電源取付面302gの側に切り起こして形成されることで、当該台座主部300gと一体に形成される。また、図示を省略するが、バネ取付部36gを電源取付面302gの側に切り起こすことによって、短手方向Yにおける台座主部300gの両端寄りに形成された二つの矩形状の貫通孔308gは、カバー支持部325によって、光源取付面301の側から塞がれている。このように、バネ取付部36gは、台座主部300gを直接切り起こして形成されることで、光源取付部30gと別体のバネ取付金具を設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0083】
<実施の形態1の変形例7の効果>
以上、説明したように、本変形例7の照明装置1では、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36gが灯具3の台座主部300gと一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0084】
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る照明装置1の灯具3における連結装置4について説明する。
図14は、実施の形態2に係る照明装置1の灯具3における連結装置4を拡大して示す概略斜視図である。
図15は、
図14の灯具3を短手方向Yおよび上下方向Zにおける平面から見て示す概略断面図である。
【0085】
図5および
図6との対応部分に同一符号を付した
図14および
図15に示すように、本実施の形態2の連結装置4の1つである灯具側連結部としてのバネ取付部36hは、光源取付部30hの電源取付面302hではなく、電源装置33hと一体に成形されている。
【0086】
具体的に、電源装置33hは、ボトムケース331hと、アッパーケース332hと、を有する筐体330hを備えて構成されている。ボトムケース331hは、上方向Z1が開口された矩形箱形状に形成されている。アッパーケース332hは、ボトムケース331hの上方に配置され、ボトムケース331hの開口を覆うように構成されている。また、アッパーケース332hには、短手方向Yの両端部から下方向Z2の外側(斜め下向き)に向かって張り出した張出部333hが形成されている。この張出部333hは、下端部に上方向Z1に向かって屈曲された先端部334hが形成されており、光源取付部30hの台座側部304におけるカール部307に引っ掛かるように当接して係合される。つまり、張出部333hは、上端部がアッパーケース332hと連通し、下端部の先端部334hが台座側部304におけるカール部307と係合し、ボトムケース331hから外れないように構成されている。このように、電源装置33hは、筐体330hの先端部334hが光源取付部30hの台座側部304におけるカール部307と係合することで、光源取付部30hの電源取付面302h上に一体的に取り付けられている。
【0087】
本実施の形態2の場合、電源装置33hのアッパーケース332hには、バネ取付部36hが設けられている。バネ取付部36hは、アッパーケース332hが連結主部360hとして機能する。この連結主部360hの長手方向Xの外方寄りには、灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361hが短手方向Yに沿って形成されている。また、アッパーケース332hにおける長手方向Xの外側端部は開口されており、当該外側端部には、バネ26のバネ円弧部262における先端に形成されたバネ先端部263を引っ掛けるための係止爪363hが、下方向Z2に向けて突出して設けられている。
【0088】
このように、本実施の形態2に係る照明装置1の灯具3における連結装置4は、バネ取付部36hが、光源取付部30hの電源取付面302h上に一体的に取り付けられる電源装置33hに形成される。これにより、バネ取付金具を別体で設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0089】
<実施の形態2の効果>
以上、説明したように、本実施の形態2の照明装置1によれば、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36hが灯具3の台座主部300hに取り付けられた電源装置33hに一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0090】
<実施の形態2の変形例>
図16は、実施の形態2の変形例に係る照明装置1における連結装置4の説明に供する概略斜視図である。
図14との対応部分に同一符号を付した
図16に示すように、本実施の形態2の変形例に係る照明装置1において、灯具側連結部としてのバネ取付部36kは、光源取付部30kの電源取付面302kに設けられた電源装置33kと一体に成形されている。
【0091】
電源装置33kは、電源取付面302kに固定されるボトムケース331kを有する筐体330kを備えている。このボトムケース331kは、上方向Z1が開口された矩形箱形に形成されており、内部に電源回路部品338kおよび電源基板339kを収容している。また、筐体330kは、ボトムケース331kの上方開口を覆う不図示のアッパーケースを備えている。ここで、ボトムケース331kは、長手方向Xの外側端部にバネ取付部36kが形成されている。このとき、バネ取付部36kが形成されたボトムケース331kは、光源取付部30kの電源取付面302kに固定されているため、外れることはない。
【0092】
本実施の形態2の変形例の場合、バネ取付部36kは、ボトムケース331kの長手方向Xの外方寄りに位置する端面をなし、灯具取付器具2のバネ26を係合させるための挿通孔361kが短手方向Yに沿って形成されている。このとき、挿通孔361kの上方向Z1の端部は、バネ26のバネ固定部261における先端に形成されたバネ円弧部262を引っ掛けるための係止爪として機能する。
【0093】
このように、本実施の形態2の変形例に係る照明装置1の灯具3における連結装置4は、バネ取付部36kが、光源取付部30kの電源取付面302k上に一体的に取り付けられる電源装置33kに形成される。これにより、バネ取付金具を別体で設ける必要もなく、また別体のバネ取付金具を固定するためのねじなどの固定具も必要ない。
【0094】
<実施の形態2の変形例の効果>
以上、説明したように、本実施の形態2の変形例における照明装置1によれば、従来の連結装置のようなバネ受け金具およびそれを固定するための固定用ねじといった副資材を用いる必要をなくすことができ、材料費および加工費の削減を図ることができる。しかも、バネ取付部36kが灯具3の台座主部300kに取り付けられた電源装置33kに一体成型されているので、長期間に亘る照明装置1の使用に伴う副資材の劣化または不完全な固定などの影響を受けることなく、灯具3の落下を防止できる。
【0095】
なお、前述した実施の形態2およびその変形例において、連結装置4としての器具側連結部としてのバネ26は、板状の弾性材料からなるものであってもよいし、線材の弾性材料を曲げて形成されたものであってもよい。
【0096】
また、前述した変形例を含む全ての実施の形態において、連結装置の灯具側連結部が弾性材料からなり、器具側連結部が弾性材料と係合するバネ取付部で構成されるようにしてもよい。この場合、器具側連結部であるバネ取付部を、灯具取付器具2の本体部20そのものを加工して連結の機能を兼ねるようにしてもよい。
【0097】
また、前述した変形例を含む全ての実施の形態において、ばね取付部の曲げ角度の安定、あるいは、屈曲部分の補強といった目的で、ばね取付部の屈曲部分にリブを設けてもよい。
【符号の説明】
【0098】
1 照明装置、2 灯具取付器具、3 灯具、4 連結装置、9 天井、20 本体部、21 端板、23 取付部、24 端子台、25 端子台接続部、26、26d バネ、30、30a、30b、30e、30h、30k 光源取付部、31 光源、32 カバー部材、33、33h、33k 電源装置、34 ワイヤーハーネス、35 配線クランプ、36、36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36h、36k バネ取付部、200 底面部、201 側面部、206 開口部、207 外観部、210 端板本体部、211 端板蓋部、251 端子台電線、252 端子台コネクタ、261 バネ固定部、262、262d バネ円弧部、263、263d バネ先端部、300、300a、300b、300c、300d、300e、300f、300g、300h、300k 台座主部、301 光源取付面、302、302a、302b、302c、302d、302e、302f、302g、302h、302k 電源取付面、304 台座側部、305 基端部、306 先端部、307 カール部、308、308a、308b、308c、308d、308e、308f、308g 貫通孔、310 発光素子、311 光源基板、320 主カバー、321 カバー正面部、322 カバー側面部、323 カバー張出部、324 カバー係合部、324a 立設部、324b 曲折部、325 カバー支持部、329 端部カバー、330、330h、330k 筐体、331h、331k ボトムケース、332h アッパーケース、333h 張出部、334h 先端部、338 制御回路部品、338k 電源回路部品、339 制御基板、339k 電源基板、340 灯具電源電線、341 給電線、360、360a、360b、360c、360d、360e、360f、360g、360h 連結主部、361、361a、361b、361c、361d、361e、361f、361g、361h、361k 挿通孔、362d、362e、362f、362g 滑動溝、363d、363e、363f、363h 係止爪、X 長手方向、Y 短手方向、Z 上下方向、Z1 上方向、Z2 下方向。