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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-27
(45)【発行日】2023-05-10
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
   E06B 7/14 20060101AFI20230428BHJP
   E06B 3/46 20060101ALI20230428BHJP
   E06B 3/12 20060101ALI20230428BHJP
   E06B 1/12 20060101ALI20230428BHJP
【FI】
E06B7/14
E06B3/46
E06B3/12
E06B1/12
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019152992
(22)【出願日】2019-08-23
(65)【公開番号】P2021031951
(43)【公開日】2021-03-01
【審査請求日】2022-06-22
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】▲節▼ 世名
(72)【発明者】
【氏名】山田 良
【審査官】秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-120689(JP,A)
【文献】実開平2-77292(JP,U)
【文献】特開2005-350986(JP,A)
【文献】実開昭56-31192(JP,U)
【文献】実開昭58-32893(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 7/14
E06B 3/46
E06B 3/12
E06B 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一レール上を移動する第1の障子と第2の障子を有し、前記第1の障子と前記第2の障子との突合せ框同士が突き合わされて突合せ部が構成されて閉じられ、前記突合せ部における突合せ部空間が屋外空間と等圧な空間とされて前記突合せ部空間から屋内空間への水密性能が確保される建具であって、
前記第2の障子の前記突合せ框は、第2突合せ框本体と、前記第2突合せ框本体から見込み方向の屋外側に張り出すと共に、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記第1の障子の前記突合せ框の屋外側の見付面を覆うように配置される第2框被覆部と、を有し、
前記第2框被覆部はホロー構造に形成され、前記第2框被覆部の下端部には、前記第2框被覆部の内部空間と屋外空間とを連通する連通路が形成されている建具。
【請求項2】
前記第2框被覆部の下端部は、貫通孔が形成されたキャップにより覆われている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記第2框被覆部の下端部と前記第2突合せ框本体とにより切欠き形状が形成されている請求項1又は請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記第1の障子及び前記第2の障子は、階段式下枠を構成する枠体に開閉可能に支持される請求項1~請求項3のいずれかに記載の建具。
【請求項5】
前記第1の障子の前記突合せ框は、第1突合せ框本体と、被覆部対向部と、を有し、
前記被覆部対向部は、ホロー構造に形成され、前記被覆部対向部の下端部には、前記第1突合せ框本体の内部空間と屋外空間とを連通する連通路が形成されている請求項1~請求項4のいずれかに記載の建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビル用の建具としての等圧構造のサッシにおいては、ガラス溝内の圧力と外部の圧力差を無くすことで、水の浸入を防止し、水密性能を確保している。具体的には、ビル用のサッシの4枚建てや引分け窓用の障子においては、枠体に設けられた同一レール上を移動する第1の障子と第2の障子を有しており、第1の障子と第2の障子との突合せ框同士が突き合わされて閉じられ、突合せ部が構成される。突合せ部の内部の空間は、通気路を通して屋外空間と等圧な空間とされて、突合せ部の内部の空間から屋内空間への水密性能が確保される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許4660369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、枠体を構成する下枠においては、雨天時に水が溜まることがあり、溜まった水が連通路の開口を塞いでしまうことがある。特に、枠体が階段式下枠により構成されている場合には、雨水による水たまりが発生しやすく、通気路が塞がれやすい。
【0005】
本発明は、枠体に溜まった水により連通路が塞がれることを防ぐことが可能な建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、同一レール上を移動する第1の障子と第2の障子を有し、前記第1の障子と前記第2の障子との突合せ框同士が突き合わされて突合せ部が構成されて閉じられ、前記突合せ部における突合せ部空間が屋外空間と等圧な空間とされて前記突合せ部空間から屋内空間への水密性能が確保される建具であって、前記第2の障子の前記突合せ框は、第2突合せ框本体と、前記第2突合せ框本体から見込み方向の屋外側に張り出すと共に、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記第1の障子の前記突合せ框の屋外側の見付面を覆うように配置される第2框被覆部と、を有し、前記第2框被覆部はホロー構造に形成され、前記第2框被覆部の下端部には、前記第2框被覆部の内部空間と屋外空間とを連通する連通路が形成されている建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る建具の一実施形態における屋内側を示す正面図である。
図2】本発明に係る建具の一実施形態を示す縦断面図である。
図3】本発明に係る建具の一実施形態を示す横断面図である。
図4】本発明に係る建具の一実施形態を示す拡大横断面図である。
図5】本発明に係る建具の一実施形態において框被覆部本体にキャップが取り付けられた様子を示す拡大横断面図である。
図6】本発明に係る建具の一実施形態における框被覆部本体が現れている縦断面図である。
図7】本発明に係る建具の一実施形態の第1の変形例において下横枠が住宅用のフラットな下枠により構成されている様子を示す縦断面図である。
図8】本発明に係る建具の一実施形態の第2の変形例による突合せ部を示す拡大横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、建具1の一実施形態を示す正面図である。図2は、建具1の一実施形態を示す縦断面図である。
この建具1は、上横枠21と下横枠22と左右一対の縦枠23、24とで矩形に形成された枠体2の内側に、4枚の障子3~障子6を備えている。図1は、これら4枚の障子3~障子6が全て閉じられた状態を示している。建具1は、このように4枚の障子3~障子6が閉じられることにより、屋内側と屋外側とを隔てるように構成される。
【0009】
4枚の障子3~6のうち、中央に配置される2枚の障子4、5は、上横枠21及び下横枠22に形成された同一のレール2212(図2参照)上を左右にスライド移動するように枠体2に取り付けられている。また、両端に配置される2枚の障子3、6は、上横枠21及び下横枠22に、中央の障子4、5がスライド移動するレール2212の屋外側に平行に配置された同一のレール2232(図2参照)上を左右にスライド移動するように枠体2に取り付けられている。
【0010】
建具1は、枠体2の障子3、6の屋内側に配置される障子4、5が、建具1の中央部で突き合わされることにより閉じられる。閉じられた状態において、建具1の中央部に、障子4と障子5との突合せ部10が構成される。建具1において、中央に配置される2枚の障子4、5のうちの一方(図1における右側)の障子5が、本発明の第1の障子に対応し、他方(図1における左側)の障子4が、本発明の第2の障子に対応する。
【0011】
障子4は、それぞれ横方向に延びる上框41と下框42と、障子4の戸先側(図1における右側)に縦方向に延びる縦框である突合せ框43と、障子4の戸尻側(図1における左側)に縦方向に延びる召内框44とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。また、障子5は、それぞれ横方向に延びる上框51と下框52と、障子5の戸先側(図1における左側)に縦方向に延びる縦框である突合せ框53と、障子5の戸尻側(図1における右側)に縦方向に延びる召内框54とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。なお、図1における障子4の突合せ框43は、詳細には後述するが、障子5の突合せ框53に隠れて見えていない。また、網戸用障子としての網戸70、80についても、詳細には後述するが、障子4の上框41、下框42、突合せ框43、召内框44や、障子5の上框51、下框52、突合せ框53、召内框54に隠れて見えていない。中央の障子4と障子5とは、それぞれの突合せ框43、53同士が突き合わされることにより閉じられ、中央部で突き合わされた突合せ框43、53により、突合せ部10が構成される。
【0012】
障子3、6は、それぞれ横方向に延びる上框31、61と下框32、62と、それぞれ縦方向に延びる召外框33、縦框34、召外框63、縦框64とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。図1において、障子3の戸尻側(図1における右側)に配置される召外框33は、障子4の召内框44に隠れて見えていない。また、障子6の戸尻側(図1における左側)に配置される召外框63は、障子5の召内框54に隠れて見えていない。
【0013】
図2に示すように、上横枠21は、屋外側に配置され且つ下方へ向かって開口する上枠屋外側本体211と、屋内側に配置され且つ下方へ向かって開口する上枠屋内側本体212と、屋外側に配置された網戸用本体213と、を備える。上枠屋外側本体211と上枠屋内側本体212とは、例えばアルミの押出し成形で一体成形されて形成されている。網戸用本体213は、上枠屋外側本体211に固定されている。
【0014】
上枠屋外側本体211の下部には、一方が開口する障子支持凹部217が形成されている。また、上枠屋内側本体212の下部には、一方が開口する障子支持凹部218が形成されている。また、網戸用本体213の下部には、一方が開口する網戸支持凹部219が形成されている。屋外側の障子支持凹部217の部分、屋内側の障子支持凹部218の部分には、それぞれ障子3及び障子6、障子4及び障子5の上部が配置されている。網戸支持凹部219の部分には、網戸70、80の上部が配置され、網戸70、80は網戸用本体213にガイドされて図1の左右方向へ移動可能である。
【0015】
下横枠22は、図2に示すように、屋内側に配置され且つ中空部を有する断面矩形のホロー構造である下枠屋内側本体222と、下枠屋内側本体222から屋外側の下方向へ延出する下枠屋外側本体221と、屋外側に配置された網戸用本体223と、を備える。下枠屋外側本体221と下枠屋内側本体222とは、アルミの押出し成型で一体成形されることによって接続されて階段状に形成されており、これにより下横枠22は、例えばビル用の、階段式下枠を構成する。網戸用本体223は、下枠屋外側本体221から屋外側に延びて上側へ開口するコの字形状の下枠屋外側本体端部224の屋外側の部分に固定されている。網戸用本体223には、網戸の下部が配置され、網戸は網戸用本体223にガイドされて図1の左右方向へ移動可能である。
【0016】
下枠屋外側本体221及び下枠屋内側本体222の上部には、断面コの字状に一方が開口する形状の屋内側凹部2211が形成されている。屋内側凹部2211における下枠屋外側本体221と下枠屋内側本体222との接続部分には、上方向に突出して障子4及び障子5の戸車46を案内するレール2212が形成されている。下枠屋外側本体端部224に、アルミの押出し成形による一体成形により接続されている下枠屋外側本体221の端部は、障子3及び障子6の戸車36を案内するレール2232を構成する。網戸用本体223の上部には、断面コの字状に一方が開口する形状の網戸支持凹部229が形成されている。網戸支持凹部229の部分には、網戸70、80の下部が配置され、網戸70、80は網戸用本体223にガイドされて図1の左右方向へ移動可能である。
【0017】
網戸用本体213及び網戸用本体223の端部には、図3に示すように、それぞれ網戸用縦枠本体26、27が固定されて設けられており、網戸用本体213、網戸用本体223、網戸用縦枠本体26、及び、網戸用縦枠本体27は、矩形に枠組みされて網戸保持枠を構成する。
図3は、建具1の一実施形態を示す横断面図である。
【0018】
図3に示すように、縦枠23は、屋外側に配置され且つ縦枠24の方向に向かって開口する縦枠屋外側本体231と、屋内側に配置され且つ縦枠24の方向に向かって開口する縦枠屋内側本体232と、を備える。縦枠屋外側本体231と縦枠屋内側本体232とは、例えばアルミの押出し成形で一体成形されて形成されている。
【0019】
縦枠屋外側本体231の縦枠24側(図3における右側)には、一方が開口する障子支持凹部237が形成されている。また、縦枠屋内側本体232の縦枠24側(図3における右側)には、一方が開口する屋外側障子支持凹部238が形成されている。障子支持凹部237の部分、屋外側障子支持凹部238の部分には、障子3、障子4の縦框34、召内框44がそれぞれ配置される。
【0020】
図3に示すように、縦枠24は、屋外側に配置され且つ縦枠23の方向に向かって開口する縦枠屋外側本体241と、屋内側に配置され且つ縦枠23の方向に向かって開口する縦枠屋内側本体242と、を備える。縦枠屋外側本体241と縦枠屋内側本体242とは、例えばアルミの押出し成形で一体成形されて形成されている。
【0021】
縦枠屋外側本体241の縦枠23側(図3における左側)には、一方が開口する屋外側障子支持凹部247が形成されている。また、縦枠屋内側本体242の縦枠23側(図3における左側)には、一方が開口する屋内側障子支持凹部248が形成されている。屋外側障子支持凹部247の部分、屋内側障子支持凹部248の部分には、障子6、障子5の縦框64、召内框54がそれぞれ配置される。
【0022】
図2に示すように、上框41は、中空部を有する断面矩形のホロー構造である上框壁部411を備える。上框壁部411には、下側へ延びる上框下側延出部4111が設けられている。上框下側延出部4111の下側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部417が形成されている。ガラスパネル挿入凹部417には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材4113によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材4113の下方には、シール材4114が塗工される。
【0023】
下框42は、中空部を有する断面矩形のホロー構造である下框壁部421を備える。下框壁部421には、上側へ延びる下框上側延出部4211が設けられている。下框上側延出部4211の上側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部427が形成されている。ガラスパネル挿入凹部427には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、下框壁部421の上部に配置されたセッティングブロック4216に載置され、バックアップ材4213によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材4213の下方には、シール材4214が塗工される。下框壁部421の下部には、複数の戸車46が回転可能に支持されている。
【0024】
図3に示すように、屋内側に位置する障子4の召内框44は、断面矩形のホロー構造である召内框本体部441と、召内框本体部441の屋内側の見込面、及び、ガラスGの端部の屋内側を覆う框被覆部本体442と、を備える。召内框本体部441と框被覆部本体442とは、一体成形されて接続されている。
【0025】
召内框本体部441には、突合せ框側へ延びる召内框延出部4411が設けられている。召内框延出部4411の突合せ框側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部447が形成されている。ガラスパネル挿入凹部447には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材4413によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材4413の下方には、シール材4414が塗工される。
【0026】
屋内側に位置する障子4の突合せ框43は、中空の突合せ框本体431と、突合せ框本体431から屋外側へ延び更に障子5の方へ延びてL字形状のホロー構造に形成され、突合せ框本体431、及び、障子5の後述する突合せ框53の框本体531、の屋外側を覆う框被覆部本体432と、を備える。突合せ框本体431と框被覆部本体432とは、一体成形されて接続されており、突合せ框本体431の内部の空間4319(図4参照)と、框被覆部本体432の内部の空間4329(図4参照)とは、連通している。突合せ框本体431の部分には、図4に示すように、戸尻側へ延びる突合せ框延出部4311が設けられている。図4は、建具1の一実施形態を示す拡大横断面図である。突合せ框延出部4311の戸尻側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部437が形成されている。ガラスパネル挿入凹部437には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材4313によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材4313の戸尻側には、シール材4314が塗工される。
【0027】
図6に示すように、框被覆部本体432の下端部には、下方向に向かって開口する開口4321が形成されている。開口4321には、図5図6に示すように、キャップ434が固定されている。図5は、框被覆部本体432にキャップ434が取り付けられた様子を示す拡大横断面図である。図6は、框被覆部本体432が現れている縦断面図である。
【0028】
図6に示すように、キャップ434は、キャップ水平部4341と、キャップ水平部4341の屋内側の端部から下方向へ延びるキャップ垂直部4342と、を有しており、キャップ水平部4341は、開口4321を塞いでいる。キャップ水平部4341には、複数の貫通孔4343が形成されており、貫通孔4343は、突合せ部10における空間、即ち、框被覆部本体432の内部空間4329(図4参照)が連通する突合せ框本体431の内部空間4319と、屋外空間とを連通する連通路を構成する。これにより、突合せ部10における突合せ部空間としての突合せ框本体431の内部空間4319が、屋外空間と等圧な空間とされて、突合せ框本体431の内部空間4319及び框被覆部本体432の内部空間4329から屋内空間への水密性能が確保される等圧構造とされる。
【0029】
図6に示すように、キャップ垂直部4342の最下端は、下框42の最下端に一致する位置関係を有しており、キャップ垂直部4342の最上端は、キャップ水平部4341の屋内側の端部が一体成形されることにより接続されている。このため、縦断面ではキャップ434は、図6に示すように、L字形状に形成されており、このL字形状に沿って突合せ框43の下端部は、框被覆部本体432の下端部と、突合せ框本体431の屋外側の見付面とにより、屋外側の下側の部分が矩形に切り欠かれたような切欠き形状に形成されている。このため、下横枠22から框被覆部本体432の下端部までの距離は、下横枠22上に雨水が溜まった場合であっても雨水がキャップ水平部4341の貫通孔4343に接触しないように、十分に確保されている。
【0030】
図3に示すように、屋内側に位置する障子5の召内框54は、断面矩形のホロー構造である召内框本体部541と、召内框本体部541の屋内側の見込面、及び、ガラスGの端部の屋内側を覆う框被覆部本体542と、を備える。召内框本体部541と框被覆部本体542とは、一体成形されて接続されている。
【0031】
召内框本体部541には、突合せ框53側へ延びる召内框延出部5411が設けられている。召内框延出部5411の突合せ框53側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部547が形成されている。ガラスパネル挿入凹部547には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材5413によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材5413の下方には、シール材5414が塗工される。
【0032】
屋内側に位置する障子5の突合せ框53は、図4に示すように、中空の突合せ框本体531と、突合せ框本体531から屋内側へ延び更に障子4の方へ延びてL字形状に形成され、突合せ框本体531、及び、障子4の突合せ框43の框本体431の屋内側を覆う框被覆部本体532と、を備える。突合せ框本体531と框被覆部本体532とは、一体成形されて接続されている。突合せ框本体531の部分には、戸尻側へ延びる突合せ框延出部5311が設けられている。突合せ框延出部5311の戸尻側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部537が形成されている。ガラスパネル挿入凹部537には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材5313によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材5313の召内框54側には、シール材5314が塗工される。なお、上框51、下框52は、それぞれ上框41、下框42と同様に構成されているため、説明を省略する。
【0033】
図2に示すように、上框31は、中空部を有する断面矩形のホロー構造である上框壁部311を備える。上框壁部311には、下側へ延びる上框下側延出部3111が設けられている。上框下側延出部3111の下側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部317が形成されている。ガラスパネル挿入凹部317には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材3113によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材3113の下方には、シール材3114が塗工される。
【0034】
下框32は、中空部を有する断面矩形のホロー構造である下框壁部321を備える。下框壁部321には、上側へ延びる下框上側延出部3211が設けられている。下框上側延出部3211の上側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部327が形成されている。ガラスパネル挿入凹部327には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、下框壁部321の上部に配置されたセッティングブロック3216に載置され、バックアップ材3213によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材3213の下方には、シール材3214が塗工される。下框壁部321の下部には、複数の戸車36が回転可能に支持されている。
【0035】
図3に示すように、屋外側に位置する障子3の召外框33は、断面矩形のホロー構造である召外框本体部331を備える。召外框本体部331には、縦框34側へ延びる召外框延出部3311が設けられている。召外框延出部3311の縦框34側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部337が形成されている。ガラスパネル挿入凹部337には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材3313によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材3313の下方には、シール材3314が塗工される。
【0036】
図3に示すように、屋外側に位置する障子3の縦框34は、断面矩形のホロー構造である縦框本体部341を備える。縦框本体部341には、召外框33側へ延びる縦框延出部3411が設けられている。縦框延出部3411の召外框33側には、一方が開口するガラスパネル挿入凹部347が形成されている。ガラスパネル挿入凹部347には、ガラスGの端部が挿入されている。ガラスGは、バックアップ材3413によって挟まれて支持されている。更にバックアップ材3413の召外框33側には、シール材3414が塗工される。
なお、障子6は、図1において障子3と左右対称に構成されている。このため説明を省略する。
【0037】
図2図4に示すように、網戸70は、それぞれアルミの押出し成形で一体成形されて形成された、網戸上框71、網戸下框72及び左右の網戸縦框73,網戸突合せ框74により矩形に枠組みされた網戸框体75と、網戸上框71、網戸下框72及び左右の網戸縦框73,網戸突合せ框74にそれぞれ形成された溝に、ゴム製のチューブ77と共に嵌め込まれて固定された網材により構成される網材76と、を含んで構成される。なお、後述の網戸80の図示しない網戸上框、網戸下框の構成は、網戸70の網戸上框71、網戸下框72の構成と同様であるため、網戸上框71、網戸下框72について説明し、網戸上框81、網戸下框82については説明を省略する。
【0038】
図2に示すように、網戸上框71は、断面矩形のホロー構造である上框本体711を有している。上框本体711には、下方向へ延びる溝形成部712が上框本体711と一体成形されて形成されている。溝形成部712は、屋外側へ開口するコの字形状に形成されており、コの字形状の溝を形成している。溝には網材76の端部が嵌めこまれ、更にチューブ77がはめ込まれている。また、上框本体711の屋内側の側面には、上方向へ延び、上方向へ開口するコの字形状を形成する上方向延出部713が、上框本体711と一体成形されて形成されている。上方向延出部713が網戸用本体213にガイドされて、網戸70は、図3の左右方向へ移動する。
【0039】
網戸下框72は、断面矩形のホロー構造である下框本体721を有している。下框本体721には、上方向へ延びる溝形成部722が、下框本体721と一体成形されて形成されている。溝形成部722は、屋外側へ開口するコの字形状に形成されており、コの字形状の溝を形成している。溝には網材76の端部が嵌めこまれ、更にチューブ77がはめ込まれている。また、下框本体721には、下方向へ延び、下方向へ開口するコの字形状を形成する下方向延出部723が、下框本体721と一体成形されて形成されている。下方向延出部723が網戸用本体223をレールとしてガイドされて、網戸70は、図3の左右方向へ移動する。
【0040】
図3に示すように、網戸縦框73は、断面矩形のホロー構造である縦框本体731を有している。縦框本体731には、網戸80の方向へ延びる溝形成部732が縦框本体731と一体成形されて形成されている。溝形成部732は、屋外側へ開口するコの字形状に形成されており、コの字形状の溝を形成している。溝には網材76の端部が嵌めこまれ、更にチューブ77がはめ込まれている。また、縦框本体731の屋内側の縦枠23側の側面には、縦枠23の方向へ延び、屋内側へ開口するコの字形状を形成する延出部733が、縦框本体731と一体成形されて形成されている。
【0041】
図4に示すように、網戸突合せ框74は、ホロー構造である縦框本体741を有している。網戸縦框73側の網戸突合せ框74の端面は、中央部分が突出して凸形状に形成されている。網戸80側の網戸突合せ框74の端面は、中央部分が窪んで凹形状に形成されている。縦框本体741には、網戸縦框73の方向へ延びる溝形成部742が縦框本体741と一体成形されて形成されている。溝形成部742は、屋外側へ開口するコの字形状に形成されており、コの字形状の溝を形成している。溝には網材76の端部が嵌めこまれ、更にチューブ77がはめ込まれている。
【0042】
また、縦框本体741の網戸80側の端面の屋外側の端部には、網戸80の方向へ延び、屋内側へ折り返され更に縦框本体741の方向に折り返されたフック形状に形成された屋外側クランク部端部744が設けられている。屋外側クランク部端部744は、本発明の第2框被覆部に対応する。網戸70の移動方向における、屋外側クランク部端部744と縦框本体741との屋外側端面の幅の和は、同方向における後述の網戸框被覆部本体844の幅よりもほぼ同一であり、屋外側クランク部端部744は、屋外側から見て、網戸突合せ框74と網戸突合せ框84とを一体感のある意匠とする。また、屋外側クランク部端部744は、縦框本体741を構成する壁部よりも厚肉に構成されており、これにより、屋外側クランク部端部744の断面強度が高められている。
【0043】
図3に示すように、網戸80の網戸縦框83は、断面矩形のホロー構造である縦框本体831を有している。縦框本体831には、網戸70の方向へ延びる溝形成部832が縦框本体831と一体成形されて形成されている。溝形成部832は、屋外側へ開口するコの字形状に形成されており、コの字形状の溝を形成している。溝には網材86の端部が嵌めこまれ、更にチューブ87がはめ込まれている。また、縦框本体831の屋内側の縦枠24側の側面には、縦枠24の方向へ延び、屋内側へ開口するコの字形状を形成する延出部833が、縦框本体831と一体成形されて形成されている。
【0044】
図4に示すように、網戸突合せ框84は、屋内側へ開口する中空の縦框本体841を有している。網戸80側の網戸突合せ框84の端面は、中央部分が窪んで凹形状(コの字形状)に形成されている。縦框本体841の屋内側には、縦框本体841から屋内側へ延び更に網戸7の方向(図4の左方向)へ延びてL字形状に形成された中空の網戸框被覆部本体844が、縦框本体841と一体成形されることにより形成されている。
【0045】
網戸框被覆部本体844は、本発明の第1框被覆部に対応する。縦框本体841の内部空間と網戸框被覆部本体844の内部空間とは連通しており、縦框本体841、網戸框被覆部本体844は、ホロー構造に形成されている。図4に示すように、第1の網戸用障子としての網戸80と第2の網戸用障子としての網戸70とが閉じられたときに、第1突合せ框本体としての縦框本体841及び第1框被覆部としての網戸框被覆部本体844と、第2突合せ框本体としての縦框本体741及び第2框被覆部としての屋外側クランク部端部744とは、図4において、一点鎖線Crで示すように、クランク形状に突合わせられる。
【0046】
障子4の開閉する方向である図4の左右方向における框被覆部本体432の幅は、同方向における網戸框被覆部本体844の幅と同一に構成されている。このため、網戸框被覆部本体844の見込面である図4における網戸框被覆部本体844の左右の端面8443、8445は、それぞれ、障子4の突合せ框43の見込み面である図4における框被覆部本体432の左右の端面4323、4325と面一の位置関係を有している。
【0047】
また、図4における網戸框被覆部本体844の左側の端面8443を構成している壁部の部分は、網戸框被覆部本体844の屋内側の見付け面を構成している壁部の部分や、図4における網戸框被覆部本体844の右側の端面8445を構成している壁部の部分よりも厚肉に構成されており、これにより、図4における網戸框被覆部本体844の左側の端面8443を構成している壁部の部分の断面強度が高められている。
【0048】
また、図4における框被覆部本体432の屋外側の見付け面を構成している壁部の部分は、框被覆部本体432の左側の端面4323を構成している壁部の部分や、框被覆部本体432の右側の端面4325を構成している壁部の部分よりも厚肉に構成されており、これにより、図4における框被覆部本体432の屋外側の見付け面を構成している壁部の部分の断面強度が高められている。
【0049】
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態においては、第2框被覆部としての框被覆部本体432はホロー構造に形成され、框被覆部本体432の下端部には、框被覆部本体432の内部空間4329と屋外空間とを連通する連通路(貫通孔4343)が形成されている。
【0050】
これにより、下横枠22から框被覆部本体432の下端部までの距離を、下横枠22上に雨水が溜まった場合であっても雨水がキャップ水平部4341の貫通孔4343に接触しないように、十分に確保することが可能となる。即ち、ホロー構造の框被覆部本体432が屋外側に十分突出していることにより、例えば、階段式下枠の水が溜まりやすい位置を避けた箇所において、空気導入経路を確保することが可能となる。これにより、水溜まりの影響を受けない安定した水密性能を確保できる。
【0051】
また、第2框被覆部としての框被覆部本体432の下端部は、貫通孔4343が形成されたキャップ434により覆われている。これにより、框被覆部本体432の下端部に直接人が触れることを防ぐことが可能となり、安全性を高めることが可能となる。
【0052】
また、第2框被覆部としての框被覆部本体432の下端部と、第2突合せ框本体としての突合せ框本体431と、により切欠き形状が形成されている。これにより、下横枠22から框被覆部本体432の下端部までの距離を、下横枠22上に雨水が溜まった場合であっても雨水がキャップ水平部4341の貫通孔4343に接触しないように、確実に十分に確保することが可能となる。
【0053】
また、第1の障子としての障子5、及び、第2の障子としての障子4は、階段式下枠を構成する枠体2に開閉可能に支持される。これにより、雨水が溜まりやすい階段式下枠である下横枠22に障子5及び障子4が支持されていても、通気路としての貫通孔4343を確保することが可能となり、水密性を確保することが可能である。
【0054】
また、本実施形態においては、第1の網戸用障子としての網戸80と第2の網戸用障子としての網戸70とが閉じられたときに、第1突合せ框本体としての縦框本体841及び第1框被覆部としての網戸框被覆部本体844と、第2突合せ框本体としての縦框本体741及び第2框被覆部としての屋外側クランク部端部744とは、クランク形状に突合わせられる。
【0055】
これにより、網戸70、網戸80の網戸突合せ框74と網戸突合せ框84との突合せ部10から、屋外側の光が屋内側に入ることを、確実に防止することが可能となり、また、虫が侵入することを、確実に防止することが可能となる。
また、網戸70、網戸80においては、張られた網材76、86の張力のために、網戸框体75が網材76、86によって引っ張られて鼓のような形になろうとする。網戸框体75の強度を高くしようとして、網戸框被覆部本体844のようにホロー構造とする場合に、クランク形状とされることで見込方向においてホロー構造を配置させるスペースを確保することが可能となる。このため見付け寸法を大きくしない構成とすることが可能となり、細い見付けを実現することが可能となり、意匠性の優れた突合せ框とすることが可能となる。また、網戸突合せ框84にかかるアルミ形材重量の削減が可能となる。
【0056】
また、第1框被覆部としての網戸框被覆部本体844は、ホロー構造に形成されている。これにより、網戸框体75の強度を、容易に高くすることが可能となる。
【0057】
また、ガラスGが設けられ同一レール2212上を移動する障子4と障子5を有し、障子4と第2の障子とは、突合せ框同士が突き合わされて閉じられ、第1框被覆部としての網戸框被覆部本体844の見込面8443、8445と、障子5の框被覆部本体432の見込み面4323、4325とは面一の位置関係を有する。これにより、見込面8443、8445と、見込み面4323、4325とが見込方向において一致させることが可能となり、障子4、障子5の突合せ框43、突合せ框53と、網戸70、80の網戸突合せ框74、84とが、障子4、障子5の移動方向である見込方向において一致させることが可能となる。このため、統一感があり意匠性の優れた網戸70、80の網戸突合せ框74、84とすることが可能となる。
【0058】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態の第1の変形例として、下横枠は、ビル用の階段状の下枠により構成される等圧構造ではなく、住宅用のフラットな下枠により構成されていてもよい。図7は、建具1の一実施形態の第1の変形例において下横枠22Aが住宅用のフラットな下枠により構成されている様子を示す縦断面図である。
【0059】
具体的には、下横枠22Aは、図7に示すように、屋内側に配置された下枠屋内側本体222Aと、下枠屋内側本体222Aから屋外側の下方向へ延出しホロー構造である下枠屋外側本体221Aと、を備える。下枠屋外側本体221Aと下枠屋内側本体222Aとは、アルミの押出し成型で一体成形されることによって接続されて、上壁が水平に延びて形成されており、これにより下横枠22Aは、例えば住宅用のサッシの下枠を構成する。ホロー構造である下枠屋外側本体221Aの水平な上壁には、屋内側のレール2212と、屋外側のレール2232Aとが、ほぼ同じ高さに形成されて設けられている。
【0060】
この場合には、特に、第2框被覆部としての框被覆部本体432の下端部と、第2突合せ框本体としての突合せ框本体431と、により切欠き形状が形成されているため、下横枠22から框被覆部本体432の下端部までの距離を、下横枠22A上に雨水が溜まった場合であっても雨水がキャップ水平部4341の貫通孔4343に接触しないように、確実に十分に確保することが可能であるのみならず、レール2232Aに框被覆部本体432が当接することを回避することが可能である。
【0061】
また、例えば、上記実施形態の第2の変形例として、図8に示すように、突合せ部10Bにおいて、突合せ框53Bの突合せ框本体531Bから屋外側へ延びる被覆部対向部535Bを設け、被覆部対向部535Bに通気路を形成してもよい。図8は、建具1の一実施形態の第2の変形例による突合せ部10Bを示す拡大横断面図である。
具体的には、被覆部対向部535Bの下端部には、下方向に向かって開口する開口5351Bが形成される。開口5351Bには、図示しないキャップが固定される。キャップは、開口5351Bを塞いでいる。キャップには、複数の貫通孔が形成され、貫通孔は、突合せ部10Bにおける空間、即ち、被覆部対向部535Bの内部空間5359Bが連通する突合せ框本体531Bの内部空間5319Bと、屋外空間とを連通する連通路を構成する。これにより、突合せ部10における突合せ部空間としての突合せ框本体531Bの内部空間5319Bが、屋外空間と等圧な空間とされて、突合せ框本体531Bの内部空間5319B及び被覆部対向部535Bの内部空間5359Bから屋内空間への水密性能が確保される等圧構造とされる。
【0062】
また、例えば、第1の網戸用障子、第2の網戸用障子、第1の障子、第2の障子等の各部の構成は、本実施形態における網戸80、網戸70、障子5、障子4等の各部の構成に限定されない。
例えば、本実施形態においては、突合せ部10において図1図3における左側の障子4の突合せ框43に、右側の障子5の突合せ框53の突合せ框本体531の屋外側の見付面を覆うように框被覆部本体432が配置されていたが、この構成に限定されない。例えば、この構成を左右逆の構成として、突合せ部において右側の障子の突合せ框に、左側の障子の突合せ框の突合せ框本体の屋外側の見付面を覆うように框被覆部本体が配置されていてもよい。
また、例えば、障子3、障子6は、同一のレール2232上を左右にスライド移動するように枠体2に取り付けられていたが、この構成に限定されない。例えば、障子3、障子6は、嵌め殺し窓を構成してもよい。
【符号の説明】
【0063】
1 建具
4 障子(第2の障子)
5 障子(第1の障子)
10、10B 突合せ部
43、53 突合せ框
431 突合せ框本体(第2突合せ框本体)
432 框被覆部本体(第2框被覆部)
434 キャップ
531B 突合せ框本体(第1突合せ框本体)
535B 被覆部対向部
2212 レール
4319、4329、5359B、5319B 内部空間
4321 開口
4343 貫通孔(連通路)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8