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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-27
(45)【発行日】2023-05-10
(54)【発明の名称】光源ユニット及び光照射装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20230428BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20230428BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20230428BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230428BHJP
【FI】
F21S2/00 110
F21V15/01 310
F21V19/00 450
F21Y115:10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019207224
(22)【出願日】2019-11-15
(65)【公開番号】P2021082423
(43)【公開日】2021-05-27
【審査請求日】2021-12-09
(73)【特許権者】
【識別番号】596099446
【氏名又は名称】シーシーエス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121441
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 竜平
(74)【代理人】
【識別番号】100154704
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 真大
(74)【代理人】
【識別番号】100129702
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 喜永
(74)【代理人】
【識別番号】100206151
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 惇志
(74)【代理人】
【識別番号】100218187
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 治子
(72)【発明者】
【氏名】大島 提地
【審査官】下原 浩嗣
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0123569(US,A1)
【文献】特許第5500892(JP,B2)
【文献】特開2019-008868(JP,A)
【文献】特開2019-114414(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 15/01
F21V 19/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光照射用の複数のLEDが搭載されたLED搭載部分及び前記LED以外の他部品が搭載された他部品搭載部分を有する基板と、
該基板の両側にそれぞれ配置された一対の側板を有する筐体とを備え、
前記一対の側板間に設けられた光射出面から、前記LEDから出る光が射出されるように構成された光源ユニットであって、
前記側板に、前記基板における前記LED搭載部分の側端面を露出させる切り欠きが、前記光射出面側から形成されており、
前記側板が前記LED搭載部分の側方以外の部分を覆うものであることを特徴とする光源ユニット。
【請求項2】
他の光源ユニットを側方に連結して、これら各光源ユニットの基板の前記LED搭載部分同士が隣り合って並ぶように構成されたものであって、
他の光源ユニットの基板と当該光源ユニットの基板とを跨ぐLEDの配設ピッチが、前記基板における連結方向のLEDの配設ピッチと等しくなるように構成されている請求項1記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記LED搭載部分が、前記他部品搭載部分よりも、側方に突出している形状のものであることを特徴とする請求項1又は2記載の光源ユニット。
【請求項4】
前記LED搭載部分と他部品搭載部分との間に配置されて、前記LEDからの光が該他部品搭載部分に照射されることを遮る区切部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光源ユニット。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光源ユニットを複数備え、これら複数の光源ユニットが前記側板同士が対向するように連結されていることを特徴とする光照射装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源ユニット及びこの光源ユニットを備える光照射装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、光源ユニットを連結して構成される光照射装置としては、特許文献1に記載されているように、LEDが複数搭載された基板と、この基板を収容する筐体とを備え、前記LEDからの光が前記筐体の上面から外部に射出されるように構成された光源ユニットを、前記筐体の側面同士を連結して構成されたものが知られている。
【0003】
しかしながら、このような光照射装置では、LEDが搭載されている基板の側方、すなわち、連結される2つの基板の間に、前記筐体の側面を構成する側板が存在する。そのため、前記LEDから射出される光が前記側板によって遮られてしまったり、屈折してしまったりする恐れがある。
その結果、特許文献1に記載されているように、光源ユニットの連結部分を跨いでLEDが等ピッチに並ぶように配置したとしても、連結部分から射出される光が弱くなり、光照射装置から射出される光の均一性が低下してしまう場合がある。
【0004】
この問題を解決するために、例えば、特許文献2に記載されているように、側板を排除してしまうと、筐体の側面全体が開口してしまうので、この光源ユニットを連結させずに単体で使用する場合には、筐体内に異物が侵入しやすくなり、侵入した異物による電気回路のショート等を引き起こす恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第6198122号公報
【文献】特許第5500892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の光源ユニットを連結した場合に、連結部分に起因する射出光のムラを従来よりも抑え、かつ筐体内への異物の侵入をできるだけ抑えることができる光源ユニットを提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明に係る光源ユニットは、光照射用の複数のLEDが搭載されたLED搭載部分及び前記LED以外の他部品が搭載された他部品搭載部分を有する基板と、該基板の両側にそれぞれ配置された一対の側板を有する筐体とを備え、前記一対の側板間に設けられた光射出面から、前記LEDから出る光が射出されるように構成された光源ユニットであって、前記側板に、前記基板における前記LED搭載部分の側端面を露出させる切り欠きが、前記光射出面側から形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
このように構成した光源ユニットによれば、前記側板に前記LED搭載部分の側端面を露出させる切り欠きが、前記光射出面側から形成されているので、前記側板を備えたまま前記光源ユニットを複数連結しても、前記LEDからの光が、前記側板によって遮られたり、屈折したりすることがない。そのため、連結時に側板をはずす手間を省き、かつ光源ユニットの連結部分に起因する射出光のムラを従来よりも抑えることができる。また、光源ユニットの製造後に、ユーザーが側板を外して連結することによるLEDの配設ピッチの不測の変化を回避することができるという効果もある。
さらに、前記筐体が一対の側板を具備しているので、光源ユニットを単体で使用する場合にも、前記筐体の内部に異物が侵入することをできるだけ抑えることができる。
【0009】
他の光源ユニットを側方に連結して、これら各光源ユニットの基板が並ぶように構成されたものであって、他の光源ユニットの基板と当該光源ユニットの基板とを跨ぐLEDの配設ピッチが、前記基板における連結方向のLEDの配設ピッチと等しくしたものであれば、光源ユニットの連結部分における射出光の均一性をさらに向上させることができる。
【0010】
前記LED搭載部分が前記他部品搭載部分よりも、側方に突出している形状にすれば、前記光源ユニットを連結する場合に、前記基板における前記LED搭載部分同士を当接させることができる。その結果、前記連結部分を跨ぐLEDの配設ピッチを短くすることができるので、LEDを密に配置することができる。また、前記LED搭載部分の面積をできるだけ大きくして、基板上の配線スペースをできるだけ広く確保することができる。
【0011】
前記LED搭載部分と前記他部品搭載部分との間に配置されて、前記LEDからの光が該他部品搭載部分に照射されることを遮る区切部材をさらに備えているものであれば、前記LEDが紫外光等を射出するものである場合であっても、前記LEDから射出される光によるコネクタ等の劣化を抑えることができる。
【発明の効果】
【0012】
複数の光源ユニットを連結した場合に、連結部分に起因する射出光のムラを従来よりも抑え、かつ筐体内への異物の侵入をできるだけ抑えることができる光源ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る光照射装置及び光源ユニットを表す模式図。
図2図1に示した光源ユニットのAの部分の拡大図。
図3】本実施形態に係る光源ユニットの断面模式図。
図4】本実施形態に係る光源ユニットの基板を表す模式図。
図5】本実施形態に係る光源ユニットを連結した場合の基板と側板との関係を表す模式図。
図6】本実施形態に係る光源ユニットを背板側から見た断面模式図。
図7】本実施形態に係る光源ユニットを光射出面側から見た断面模式図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る光源ユニット1及び光照射装置100の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する光源ユニット1及び光照射装置100は本発明を具体化するためのものであって、特に記載がない限り本発明を限定するものではない。
【0015】
前記光源ユニット1は、図1図2及び図3に示すように、例えば、紫外線を射出する表面実装型のLED11を複数搭載した基板12と、前記基板12を内部に収容する筐体13とを備えるものである。
【0016】
前記基板12は、平板状をなし、例えば、図4に示すように、前記LED11を搭載するLED搭載部分121と、前記LED以外の他部品を搭載する他部品搭載部分122との二部分から構成されている。以下では、前記LED搭載部分121をLED搭載板121といい、前記他部品搭載部分122を他部品搭載板122という。
【0017】
前記LED搭載板121は、長方形状をなすものである。
このLED搭載板121には、図4に示すように、前記LED搭載板121の長辺に沿って等ピッチで一列に並べられた前記LED11からなるLED列11Aが設けられている。この実施形態では、前記LED列11Aが、前記ピッチと同じ又は異なるピッチで平行に複数並べられている。
【0018】
前記他部品搭載板122は、例えば、前記LED搭載板121の長辺よりも短い長辺を有する長方形状のものであり、その一方の長辺が前記LED搭載板121の一方の長辺に一体に接続されている。この実施形態では、前記他部品搭載板122には、前記他部品であるコネクタ14が搭載されている。このコネクタ14は、図示しない外部電源から延伸する電源ケーブルを接続するためのものである。
【0019】
より具体的には、前記LED搭載板121の短辺側の端面である側端面121aは、前記他部品搭載板122の側端面122aよりも側方に突出するようにしてある。本実施形態では、LED搭載板121の各側端面121aが、前記他部品搭載板122の各側端面122aよりも側方に同じ長さだけ突出するようにしてあり、前記基板12がT字状となるようにしてある。
【0020】
前記筐体13は、図示しない底板と、一対の側板131と、背板132と、前板133とを備えた直方体状をなす金属製のものであり、前記底板に対向する面は開口している。前記基板12は、該開口から光を射出できるように該筐体13の内部に収容されている。この開口には、前記LED搭載板121以外の部分を覆う遮光カバー134が取り付けられているとともに、前記LED搭載板121に対応する部分、すなわち光射出面135には、光を透過する透明板136が設けられている。
【0021】
また、前記基板12の前記LED搭載板121と前記他部品搭載板122とを区切る区切部材137がさらに設けられている。
前記区切部材137は、図6及び図7に示すように、前記基板12の前記LED搭載板121と前記他部品搭載板122との間に配置された細長い帯状の部材である。該区切部材137は、前記LED搭載板121の両側端にわたる部分から起立して前記遮光カバー134の裏面に密着するようにしてある。この区切部材137は、例えば、紫外線を遮蔽するものであり、金属板などで形成されている。
【0022】
しかして、この実施形態では、前記LED搭載板121の側端面を外部に露出させる切り欠き15が形成されている。該切り欠き15は、前記側板131に前記光射出面135側から形成されたものである。
【0023】
前記切り欠き15は、例えば、図1及び図2に示すように、側板131を形成する長方形状の板の前記LED搭載板121に近い角の部分を長方形状に切り取るように形成したものである。なお、この実施形態では、前記側板131は、前述した切り欠き15の部分を除いて、前記光源ユニット1の側面全体を覆うようにしてある。
【0024】
さらに、前記LED搭載板121の側端部は、前記光射出面135側から見たときに、前記切り欠き15の底面15a上に位置するように設定されている。
【0025】
次に、前述したような光源ユニット1を複数並べて構成した光照射装置100について説明する。
【0026】
前記光源ユニット1は、前記背板132の側面132aを連結の基準面として該背板132の側面132a同士が当接するように前記光源ユニット1を並べた状態で、前記連結板2を各光源ユニット1の背板132に固定することによって連結される。
【0027】
このように光源ユニット1を連結することによって、前記基板12がこれら光源ユニット1の連結方向に沿ってその側端面同士が対向して並ぶように構成されており、これら基板12上の前記LED列11Aが複数の基板12を跨いで一列につながるようにしてある。
【0028】
本実施形態では、さらに、図5に示すように、隣り合う基板12を跨ぐLED11の配設ピッチ11aが、前記LED列11Aにおける連結方向のLED11の配設ピッチ11bと等しくなるように構成されている。
【0029】
また、前記LED搭載板121の側端面は、連結時にLED搭載板121の側端面同士が隙間なく当接するように、前記基板12に垂直な方向から見て、前記背板132の側面132aと揃う位置に配置されている。なお、前記LED搭載板121の側端面は、前記基板12に垂直な方向から見て、前記背板132の側面132aよりも内側に配置されるようにしても良い。
【0030】
前記透明板136についても、連結方向に隙間なく当接して並ぶように、前記基板12に垂直な方向から見て、前記透明板136の連結方向の端面が、前記背板132の側面132aと揃う位置に配置されている。
【0031】
なお、本実施形態では、光源ユニット1を連結させた状態において、対向する前記側板131の外面同士の間に隙間が形成されるように、前記基板12に垂直な方向から見て、前記側板131の外面が前記背板132の側面132aよりも内側に位置するようにしてある。このようなものに限らず、前記基板12に垂直な方向から見て、前記側板131の外面が前記背板132の側面132aと揃うようにして、前記側板131の外面同士を当接させるようにしても良い。
【0032】
このように構成した光源ユニット1及び光照射装置100によれば、以下のような効果を奏することができる。
前記側板131に、LED搭載板121の側端面を外部に露出させる切り欠き15が形成されているので、前記光源ユニット1を他の光源ユニット1と連結して使用する場合に、隣り合うLED搭載板121の間には側板131が存在しない。
【0033】
そのため光源ユニット1の連結部分においてLED11から連結部分に向かって射出される光の一部が前記側板131によって遮られてしまったり、屈折してしまったりすることを抑えることができる。
【0034】
前記区切部材137が、前記LED搭載板121から前記他部品搭載板122に向けて射出される紫外線などの光を遮蔽するものであるので、前記LED11から射出される紫外線によるコネクタ14等の劣化を抑えることができる。
また、前記区切部材137によって、前記切り欠き15の部分から異物が侵入したとしても、この異物が前記他部品搭載板122に侵入することを抑えることができる。
【0035】
さらに、光源ユニット1の側面は、前記LED搭載板121の側方以外の部分が前記側板131によって覆われているので、異物が前記筐体13の内部に侵入することをできるだけ抑えることができる。
【0036】
また、隣り合う前記透明板136同士が当接するようになっているので、前記切り欠き15の部分から前記筐体13の内部に外部からの異物が侵入することを抑えることができる。
【0037】
さらに、他の光源ユニット1と連結したときの前記基板12同士の連結部分を跨ぐLED11の配設ピッチ11aが、前記LED列11Aにおける連結方向のピッチ11bと等しくなるようにしてあるので、光源ユニット1の連結部分における射出光の均一性をより向上させることができる。
【0038】
光源ユニット1を連結した時に、前記LED搭載板121の側端面同士が当接するようにしてあるので、前記LED搭載板121の連結方向の一番端のLED11同士の距離を小さくすることができる。その結果、前述したように連結部分を跨ぐLED11の配設ピッチ11aと、前記LED列11Aにおける連結方向のピッチ11bとを等しくする場合に、LED11の配設密度をできるだけ高くすることができる。また、前記基板12の前記LED搭載板121の面積をできるだけ大きくして、基板12上の配線スペースをできるだけ広く確保することができる。
【0039】
本発明に係る光源ユニット及び光照射装置は、前述した実施形態に限られるものではない。
前記光照射装置は、同一形状の前記光源ユニットを複数個連結したものに限らず、例えば、異なる複数種類の光源ユニットを連結したものであってもよい。
【0040】
前記光源ユニット同士の連結方法は、前述したものに限らず、例えば、前記側板同士を連結するようにしても良い。
【0041】
前記LED搭載板の側端面が、前記背板の側面と揃っているものに限らず、前記背板の側面よりも内側にあるようにしても良い。
このように構成しておけば、もし前記基板を前記筐体に固定する時にずれが生じたとしても、前記基板が前記背板の側面よりも側方に飛び出してしまうことを抑えることができる。その結果、光源ユニットを連結する場合に、前記背板の側面同士をガタなく当接させることができる。
【0042】
前記切り欠きが形成された光源ユニットを連結させずに1つだけで使用する場合には、前記側板の外側から前記光源ユニットの側面全体を覆う外側板をさらに重ねて使用することが考えられる。
この場合にも、前記外側板を前記背板の側面に固定するので、前記LED搭載板が、前記背板の側面よりも側方に突出しないようにしておくことによって前記背板の側面に前記外側板をガタなく当接させることができる。
なお、前記外側板は、必ずしも前記光源ユニットの側面全体を覆うものである必要はなく、少なくとも前記切り欠きの部分を覆うものであればよい。
【0043】
前記LEDは、紫外線を射出するものに限らず、どのような波長の光を射出するものであっても良い。
前記LEDは表面実装型のものに限らず、チップオンボード型のもの等であっても良い。
【0044】
単体のLEDの代わりに、LED群を連結方向に沿って等ピッチに並べても良い。
また、LEDの配設ピッチは、必ずしも一定でなくても良い。
【0045】
前記LED搭載板及び前記他部品搭載板は、連結方向を長辺とする長方形状のものに限らず、連結方向を短辺とする長方形状のものであっても良いし、正方形状のものであっても良いし、その他の四角形状、多角形状、円形状又は異形状のもの等であっても良い。
【0046】
また、前記LED搭載板又は前記他部品搭載板は、必ずしも一体に接続されていなくてもよく、前記LED搭載板のみが前記基板を構成し、前記他部品搭載板は別に設けられていてもよい。
【0047】
前記筐体や前記区切部材は、不透明で紫外線や光を完全に遮断するものであっても良いが、このようなものに限られず、半透明又は透明なもの等であってもよい。例えば、透明な素材であり、可視光は透過させるが紫外線は遮断するというように波長を選択して透過させるものであってもよい。
【0048】
前記側板に形成されている切り欠きは、前記基板における前記LED搭載板の位置によって、適宜変化させても良い。例えば、前記切り欠きが前記側板の中ほどに形成されていても良いし、1つの前記側板に複数の切り欠きが形成されていても良い。
また、前記切り欠きは、光源ユニット同士を連結する時に隣接する光源ユニットの側板と対向する側板に形成されて入ればよく、例えば、一対の側板の両方に切り欠きが形成されていても良いし、一方の側板だけに切り欠きが形成されていても良い。
【0049】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0050】
100・・・光照射装置
1 ・・・光源ユニット
11 ・・・LED
12 ・・・基板
121・・・LED搭載板(LED搭載部分)
122・・・他部品搭載板(他部品搭載部分)
13 ・・・筐体
131・・・側板
135・・・光射出面
137・・・区切部材
15・・・切り欠き
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7