特許7270935IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

オイル等の流動性有機物質を増粘安定化する新規な化合物、及びそれを含有する電子デバイス製造用溶剤組成物に関する。本願は、2018年3月30日に日本に出願した、特願2018-069615号の優先権を主張し、その内容をここに援用する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従って、本発明の目的は、流動性有機物質を所望の粘度に増粘し、組成を均一に安定化することができる化合物を提供することにある。 本発明の他の目的は、流動性有機物質を所望の粘度に増粘し、組成を均一に安定化することができる前記化合物の前駆体を提供することにある。 本発明の他の目的は、前記化合物と流動性有機物質との相溶物を含み、電子デバイス製造用に好適に使用される溶剤組成物を提供することにある。 本発明の更に他の目的は、前記溶剤組成物の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者等は課題を解決するため鋭意検討した結果、下記式(1)で表される化合物は、流動性有機物質と相溶させることにより、流動性有機物質を増粘することができ、組成が均一に安定化(組成物の沈降、局所的な凝集、又は濃縮を防ぎ、均一状態を安定的に維持すること)された相溶物が得られること、下記式(1)で表される化合物の炭素数を調整することにより、得られる相溶物の粘度をコントロールすることができること・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の式(1)で表される化合物は、流動性有機物質と相溶させることにより、容易に流動性有機物質を増粘し、流動性有機物質を含有する組成物の組成を均一に安定化することができる。そのため、塗料、接着剤、インク、潤滑油、医薬品、医薬部外品、化粧品等の増粘安定剤として好適に使用することができる。

また、本発明の式(2)で表される化合物を酸化すれば、容易にの通り有用な式(1)で表される化合物を製造することができる。すなわち、式(2)で表される化合物は式(1)で表される化合物の前駆体として極めて有用である。

そして、式(1)で表される化合物を含む、本発明の電子デバイス製造用溶剤組成物は、適度な粘度とシェアシニング性とを有する。そのため、液ダレしにくく、良好な塗布性(若しくは、吐出性)を有する。
更に、エチルセルロースにより流動性有機物質を増粘して得られる溶剤組成物に比べて、本発明の電子デバイス製造用溶剤組成物は低温で焼成することができ、溶剤組成物が塗布された被塗布体が長時間高温に曝されることにより軟化、変形することを防止できる。その上、焼成後の灰分の残留量を著しく低減することができ、残留灰分により引き起こされていた種々の問題(例えば、導電性インクに使用した場合の電気特性の低下等)の発生を抑制することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施例で得られた化合物(2-3)の1H-NMR測定結果を示す図である。
【図2】 実施例で得られた化合物(1-3)の1H-NMR測定結果を示す図である。
【図3】 実施例で得られた化合物(2-4)の1H-NMR測定結果を示す図である。
【図4】 実施例で得られた化合物(1-4)の1H-NMR測定結果を示す図である。
【図5】 実施例で得られた化合物(2-1)の1H-NMR測定結果を示す図である。
【図6】 実施例で得られた化合物(1-1)の1H-NMR測定結果を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

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